「アトモス」×「ステイプル」×「プーマ」のトリプルコラボスニーカー“スウェード ビンテージ”が誕生

 スニーカーショップの「アトモス(ATMOS)」は、ジェフ・ステイプル(Jeff Staple)の手掛けるストリートブランド「ステイプル(STAPLE)」と「プーマ(PUMA)」とトリプルコラボレーションしたスニーカーを1月19日に発売する。価格は税込1万5400円で、「アトモス」の公式オンラインストアと一部店舗で取り扱う。なお、発売に先駆け「アトモス」の公式オンラインストアでは17日8時59分まで抽選販売を受け付けている。

 トリプルコラボスニーカーは、「プーマ」のアイコンモデル“スウェード ビンテージ(SUEDE VTG)”をベースに採用した。コンセプトは“CROW & PIGEON”で、“CROW”は東京のカラスを、“PIGEON”はニューヨークのハトを意味し、左右のヒール横にはそれぞれのグラフィックを配している。全体はブラックとベージュとサーモンピンクが基調で、アッパーサイドのフォームストリップを左右非対称のカラーリングとしたほか、右足のシュータンラベルには「ステイプル」の25周年を記念したアニバーサリーロゴをあしらった。

 なお、“スウェード ビンテージ”の発売にあわせてフーディーとTシャツも制作。左胸に「アトモス」と「ステイプル」のロゴを重ね、背面には世界地図の上を羽ばたくカラスとハトと共にニューヨークと日本の緯度経度、そして“NYC TO TOKYO・TOKYO TO NYC”のグラフィックをプリントしている。価格はフーディーが同1万4300円、Tシャツが6600円だ。

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「グッチ」新章の幕開け ミケーレ退任後初のショーは大胆な路線変更

 「グッチ(GUCCI)」は、ミラノ・メンズ・ファッション・ウイークに参加し、2023-24年秋冬メンズ・コレクションを現地時間13日に披露した。昨年11月に、クリエイティブ・ディレクターを7年務めたアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)が退任して初めてのショーとなるため、クリエイションは前任の世界観を継承するのかどうか、後任発表はあるのかなど、さまざまな角度から注目が集まった。

 円形のランウエイに囲まれたステージ中央には、バンドセットを設置。アメリカ人ギタリストのマーク・リボー(Marc Ribot)率いるトリオ、セラミック・ドッグ(CERAMIC DOG)の演奏と共に「グッチ」の新章が幕を開けると、ファーストルックから変化は明らかだった。白いTシャツとタックを大きくとったワイドトラウザーに、ビーニーを身に着けたリアルクローズには、会場にいた多くの観客が驚いただろう。その後もたっぷりとしたシルエットのクラシックなチェスターコートや、パステルカラーのフレッシュなテーラリング、紺のブレザー、ジーンズ、MA-1といった普遍的な無地のメンズ服が、シンプルなスタイリングで連続する。ミケーレの幻想的な世界観をリセットするようなこのリアルなコレクションは、“即興性”がテーマだ。ステージでノイジーなロックを演奏を続けるトリオのように、技術とアイデアを衝突させて、男性服をさまざまな解釈で再定義する考えがベースだという。

 クラシックな男性服を高度な職人技術で仕立て、ジャケットの袖やパンツのパーツをデタッチャブルにしたり、1980年代のアーカイブに着想したスポーツウエアをきらびやかなダンスウエアと組み合わせたり、2000年代初期のライダースジャケットにクラシックなオーバーコートのシルエットを融合したり。アイテムやスタイリングで対極にあるものを融合し、あらゆる時代で打ち出してきた「グッチ」の男性像をなじませる。ミケーレ時代に確立したジェンダーを超越する官能性は、シアー素材のトップスやパンツに大きく入ったスリット、デコラティブな装飾のジャケットに感じさせた。

 フィナーレでモデルたちが去ると、暗転してショーはそのまま幕を閉じた。今回のショーで後任の発表はなかったが、これまでの世界観と大きく異なる方向転換は、賛否両論が起こるだろう。個々のアイテムに面白さはあるが、スマートフォンでコレクション画像を眺めるだけでは伝わりづらい服でもある。今後はこのスタイルをベースにしていくのか、もしくは新たなデザイナーを迎えるための準備なのか。いずれにせよ、新生「グッチ」の方向性をどう発信していくかが課題だろう。次のウィメンズ・コレクションはさらに注目を集めそうだ。

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「ブルガリ」のアイコンウオッチにBLACKPINKのLISA限定モデルが登場 お気に入りの花エーデルワイスをフィーチャー

 「ブルガリ(BVLGARI)」は、ミューズであるBLACKPINKのLISAとコラボレーションしたウオッチ“ブルガリ・ブルガリ” LISA限定モデルが登場する。“ブルガリ・ブルガリ”は1977年に誕生。限定モデルは、ダイヤモンドインデックスが施されたグリーン、ブルー、パープルなど多彩な美しいカラーを放つインレイダイヤルが特徴で、「ブルガリ」のロゴがあしらわれたローズゴールドのベゼル、スチールブレスレットから構成。ローズゴールドのリューズには、シグニチャーとも言えるカボションカットのルベライトがセットされている。

 LISAはお気に入りの花のエーデルワイスのスケッチをウオッチのデザインに取り入れ、ケースの裏に施された花の中央には、LISAのイニシャル”L“が描かれている。この限定ウオッチはLISAのサイン入りの特別ケースに収められている。

 限定ウオッチは2種類。700本限定の33mmモデルの税込価格は、92万4000円。300本限定の23mmモデルは、80万8500円。

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【スナップ】新生「グッチ」を目撃 ミケーレの世界観が残る23-24年秋冬メンズショーの来場者

 「グッチ(GUCCI)」は、2023-24年秋冬メンズ・コレクションをイタリアで開催中のミラノ・メンズ・ファッション・ウイークで現地時間1月13日に発表した。今季のミラノ・メンズのオープニングショーで、さらにアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)=クリエイティブ・ディレクター退任後初のショーとあって注目が集まった。

 来場したゲストはダブルブレストスーツやテーラードジャケットを、強い柄の組み合わせと華美な装飾を施したアイテムの装いが多く、サルトリアルの新たな可能性を示したミケーレの功績が、多くのゲストのスタイルに浸透していた。「アディダス(ADIDAS)」とのコラボレーションを身に着けた、ラグジュアリーなレトロスポーツルックも多数。バッグでは、“グッチ バンブー 1947(Gucci Bamboo 1947)”と“ジャッキー(Jackie)”が最も支持を集めていた。

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飲食や小売業を展開するイノベーションデザインが国内17社目となるB コープ認証を取得

 飲食や小売、コンサルティング業を通じて社会課題の解決を目指すイノベーションデザイン(Innovation Design)がこのほど、Bコープ(B Corp/「Benefit Corporation」の略)認証を取得した。

 同社は、環境、調達、社会に配慮した食材のみを使用した「ハイショップカフェ(HAISHOP CAFE)」「キギ(KIGI)」などの飲食業や、環境負荷低減に配慮した雑貨を販売する「ハイショップ(HAISHOP)」などを展開。公益性の高い事業経営がより良い社会の構築につながる、という考えのもと2020年1月からサステナブル経営に舵を切り、事業を運営してきた。22年12月に総合評価82.6点を獲得し、国内企業としては17社目となるB コープ認証を取得。今後は事業を拡大し、サービス業におけるサステナビリティ・コンサルティングサービスの展開を予定している。

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コスメの余剰品問題に向き合いながら経済的困難な女性支援 柏市でシングルマザーにメイクセミナー

 「アットコスメ」を共同創業した山田メユミと有志はこのほど、「コスメバンクプロジェクト」をスタートした。シングルマザーら経済的困難を抱える女性の世帯に、化粧品メーカーが抱える余剰在庫となったコスメを詰め合わせ、支援団体などを通じて無償提供。今後も「女性と地球にスマイルを」を合言葉に、行き先が決まっていない化粧品を、必要とする人の元に届けることで、余剰品問題に向き合いながらコスメが消費者に提供できる自分への自信や高揚感を届けたい考えだ。今回は、千葉県柏市でシングルマザーを対象に開催した「仕事に役立つメイクセミナー」の様子と、このプロジェクトの理事と柏市長の対談をリポートする。

 「コスメを手にできない人たちがいる。一方でどう工夫しても、行き場を失うコスメがある。それを必要としている人に届けられないか、絶対にそうした方がいいと思ったことがコスメバンクプロジェクトの始まりです」と、一般社団法人バンクフォースマイルズの林久美子理事は話した。

 今回の千葉県柏市との取り組みについては、「さまざまなNPOを通じて必要としている人に関わろうと試みてきたが、なかなかきめ細かくは対応できなかった。『誰が、どういうことに困っているのか?』を、一番具体的に分かっているのは自治体と考え、太田和美・柏市長に相談を持ちかけたところ、今回の化粧品詰め合わせの配布とセミナーにつながった」と続ける。

 最初は柏市に住む児童扶養手当の受給世帯に対して、「美容セット引換券」を配布した。コスメバンクプロジェクトは化粧品9点の詰め合わせ全2000セットを用意。「メイク品は後回しなので、ギフトでいただけてうれしかった」など、喜びの声は続々寄せられた。また2カ月前から参加者を募り、10月の日曜日の午前と午後に1回ずつ開催したメイクセミナーには、合計20人の定員を超える応募があったという。

 「仕事に役立つメイクセミナー」とした理由は、対象者には非正規雇用者が多いため。正規雇用を目指す採用面接に役立てばという思いがあった。実際、コスメバンクプロジェクトの林理事は、「自立的に安心して、人生設計できるスタートラインに立って欲しいという思いがあった」という。そして、こう力を込めた。「『コスメなんてドラッグストアでは安価に売っているし、買えないことはないのでは?』と思う人もいるかもしれない。でも子どもの成長は早く、洋服は毎シーズンの買い替えが必要。習い事をさせてやりたいという親心もあるだろう。自分の化粧品を買う余裕があるなら、子どもを優先したいというお母さんがほとんど。でも、メイクは自己肯定感を高める。気持ちが晴れやかになって、自然と前を向ける。子どもにもいい影響がある」。

 実際のセミナーでは、1人1人の前に鏡がセットされ、使用後はお土産となるいくつもの化粧品がそろった。2時間のセミナーは、メイクアップアーティストのレクチャーに続き、それにならったメイクを複数のアーティストがサポート。失敗しないアイライナーの描き方や、印象を変えるヘアアレンジといった毎日の役に立つものから、オンライン面接でのメイクのポイントなどコロナ禍ならではの内容も盛り込まれた。

 30代の参加者は開口一番「シングル家庭向けの無料セミナーやイベントは、大抵都内での開催。参加してみたい内容でも電車賃がかかるし、子どもを預けるとさらにお金がかかるので、『無理だな』と思っていた。でも今日は、託児もできて安心して参加できた」と話した。また「これまでは美容系の仕事をしていたが、子どもが体調不良でも休みはなかなか取れない。思い切って事務職に転職したものの、オフィスでのお化粧の基本は全然分からなかったので、とても助かった。新品の化粧品なんていつ以来だろう?とてもありがたい。大事に使いたい」という声もあった。

 コスメを提供しながらメイクアップ講座を開催したコーセーの持田卓也経営企画部副部長兼サステナビリティ戦略室室長は協賛の理由を「一人ひとりが望む『きれい』に向き合うことを使命としている私たちは、コスメバンクプロジェクトの取り組みに共感している。昨年は化粧品3万点を寄贈し、今年も同様に商品をお届けした。私たちは、お母さんが輝くことで家族も笑顔になるまでを見据えている。化粧品をお届けして反響を聞くだけでも嬉しいが、皆さんの顔が明るくなっていく様子を直接見ることができた。化粧品を扱い、化粧品の力を信じている私たちの励みになる」と話す。

支えるだけではない。
地方自治体だからこそのサポートを

太田和美・柏市長(以下、太田):コスメバンクプロジェクトとの取り組みは、児童扶養手当を受給している方を対象にしたが、この手当は子どもが18歳になるまで。永久的なものではない。だから最終目標は、「1人親家庭の方々が、自立して就労する」にしなければ。就職の面接はメイク一つで雰囲気が大きく変わるから、今回は「仕事に役立つメイクセミナー」がいいと思った。自分の化粧品は後回しという方が多いので、化粧品の詰め合わせプレゼントはとてもありがたい。ハンドクリームや入浴剤は家族みんなで楽しめて、お母さんだけでなく家族みんなを笑顔にできる。

林久美子コスメバンクプロジェクト理事(以下、林):メイクをすると前向きになり、逆にそれらがないと“やる気”は損なわれる。このプロジェクトでは、それをきちんと検証したい。さらに衣食住に対してプラスαのコスメではなく、自尊心に対して影響を及ぼす大切な存在であることも、この活動を通じて探っていければ。

太田:行政側としては、プレゼントをするだけではいけない。住民の方々に喜んでいただくことはもちろんうれしいが、行政は、支えるだけでなく社会に送り出していく役割を担っている。そこでコスメのプレゼントだけではなくメイクセミナー、特に仕事に役立つという目的でのセミナーになった。今日の参加者の共通点は1人親だが、事情はそれぞれ違う。けれど、1人1人を後押ししたい。最終目標は、いろいろな経緯とともにいろいろな人生があって、さまざまな悩みを抱えていても全ての女性が、自分の人生を生き生きと生きてほしいということ。

林:セミナーでの太田市長の「何かあったら、これを機に市役所に相談して」をいい呼びかけだなぁと思った。「相談していい」「声を上げていい」と感じてもらえたら。今日で帰結するのではなくて、今日を一つのきっかけにしてプラスの影響が波及していくことを願っている。

太田:皆さん少し緊張の面持ちだったが、徐々にリラックスして笑顔が見えた。まずは良かったと思う。

林:気が早いが、次回のことも考えている。求めてくださる方がたくさんいることが分かったので、来年度はもう少し規模を拡大したい。

TEXT:MAHO ISE
PHOTOS:TSUKASA NAKAGAWA

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「ロレアル プロフェッショナル』がバーチャルヘアを公開 「レディ・プレイヤー・ミー」と提携

 「ロレアル プロフェッショナル(L’OREAL PROFESSIONAL)」はメタバース向けのアバターゲームプラットフォーム「レディ・プレイヤー・ミー(Ready Player Me)」と提携し、バーチャルヘアスタイルシリーズを発表した。「レディ・プレイヤー・ミー」で創作したアバターは世界で4000以上のゲーム、プラットフォーム、アプリとの互換性を持つ。

 今回発表されたのは3Dアーティスト兼開発者であるエヴァン・ロシェット(Evan Rochette)の協力のもと展開された5つのヘアスタイルで、ゲーマーは自分のアバターにカスタマイズできる。

 この取り組みについて「『ロレアル プロフェッショナル』は110年以上にわたり、パイオニア精神をヘアスタイリストのサービスに活かし、プロフェッショナルな美容業界の発展と世界中の人々の髪をより美しくするヘアケアの向上に貢献してきた。『レディ・プレイヤー・ミー』とのパートナーシップは、バーチャルな世界で私たちの進化を続けるための有意義な方法であると考える。 技術の限界を破りクリエイティブな領域を拡大し、バーチャル・コミュニティーのヘアスタイルに無限の可能性を提供できることを楽しみにしている」と「ロレアル プロフェッショナル」のアン・マチェテ(Anne Machet)グローバル・ゼネラル・マネージャー。

 「レディ・プレイヤー・ミー」共同創設者のティムウ・トーケ(Timmu Toke)CEOは「『ロレアル プロフェッショナル』のヘアスタイルは、このプラットフォームに驚くべきプラスの効果をもたらす。ロレアルグループと提携し、アバタークリエイターと、『レディ・プレイヤー・ミー』は『スペーシャル(Spatial)』『ハイバーワールド(HiberWorld)』『VRチャット(VRChat)』など4000以上のアプリとゲームにアバターカスタマイズオプションを提供することは、非常にわくわくする」 と語る。

 「ロレアル プロフェッショナル」は、今回のバーチャルヘア提供を皮切りに、ヘアのプロフェッショナルたちとCGアーティストとの架け橋となり、仮想世界におけるヘアスタイルの美と自己表現をさらに進化させることを宣言した。

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