「ゼニア」変幻自在のカシミア革命 2023-24年秋冬は「ブランドの未来を示すコレクション」

 「ゼニア(ZEGNA)」は、2023-24年秋冬コレクションをミラノで現地時間1月16日に発表した。今季は前シーズンに発表した“オアジカシミヤコレクション(Oasi Cashmere Collection)”の第2章と位置付けた。同コレクションは、アトリエや紡績工場、羊毛牧場と本社を構えるイタリア北西部の自然保護区“オアジ・ゼニア”から命名した、「ブランドの未来を示すコレクション」だという。

 アレッサンドロ・サルトリ(Alessandro Sartori)=アーティスティック ディレクターは、プレビューで、「今季のコレクションは“カシミアのオアシス(The Oasi of Cashmere)と名付けた」と語る。「カシミア繊維を織り、生地へと変貌させ、職人の卓越した技術を駆使して革新的なカシミアニットを制作した。新たなカシミア生地を生み出した物語が一つのコレクションとなり、会場でゲストはファブリック製造の過程の一部を目撃することになる」と続けた。

 サルトリ=アーティスティック ディレクターの言葉通り、ショー会場となった巨大倉庫の中へ入ると、カシミア繊維が空気室で浮遊するインスタレーションを設置。これは、繊維と繊維の間のたくさんの小さな隙間に空気を含ませ、カシミアの保温性と柔軟性を最大限に引き出す、工場で行われる重要なプロセスを再現したものだ。インスタレーションのスペースを抜けると、会場内は漆黒に染まった空間。その中で、オーラルイエローやワインレッド、シェードの異なるグレーのカラーパレットで構成したコレクションが美しく映える。

シャツもベルトもカシミア

 「カシミアをアウターへ適用させるというアイデア」が今季の出発点だという。ダブルフェイスのジャケットやコート、ジャガード織りのチェスターコート、モヘアとカシミアでファーのような質感に仕上げたコートや、幾何学的なモチーフをあしらったダウンジャケットまで、幅広いバリエーションでカシミアの新たな可能性を示した。

 ボリュームのあるトラウザーとブーツに、ショート丈や直線的なラインのジャケットで描く、すっきりとしたシルエットに焦点を当てている。ベースとなるボトムスを一着備えたら、ミニマルなカーディガンやセーターのレイヤードで、自分なりのスタイリングを拡張させていく提案だ。その中には、シャツとボトムス、ベルトまでカシミアで作った、米カリフォルニア発ニットウエアブランド「ジ エルダー ステイツマン(The Elder Statesman)」とのコラボレーションアイテムもあった。コラボプロジェクトは、2月にパリで発表予定だという。

 素材に焦点を当てている分、これまでのようなスポーティーで快活なアイテムは少なくなったが、シューズとバッグのキャッチーさは際立った。このカシミアの実験的な取り組みを通して、コレクションのバリエーションはさらに広がっていく期待感がある。カシミア繊維から始まった服づくりのイノベーションは、まだ序章に過ぎないのだから。

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「ゼニア」変幻自在のカシミア革命 2023-24年秋冬は「ブランドの未来を示すコレクション」

 「ゼニア(ZEGNA)」は、2023-24年秋冬コレクションをミラノで現地時間1月16日に発表した。今季は前シーズンに発表した“オアジカシミヤコレクション(Oasi Cashmere Collection)”の第2章と位置付けた。同コレクションは、アトリエや紡績工場、羊毛牧場と本社を構えるイタリア北西部の自然保護区“オアジ・ゼニア”から命名した、「ブランドの未来を示すコレクション」だという。

 アレッサンドロ・サルトリ(Alessandro Sartori)=アーティスティック ディレクターは、プレビューで、「今季のコレクションは“カシミアのオアシス(The Oasi of Cashmere)と名付けた」と語る。「カシミア繊維を織り、生地へと変貌させ、職人の卓越した技術を駆使して革新的なカシミアニットを制作した。新たなカシミア生地を生み出した物語が一つのコレクションとなり、会場でゲストはファブリック製造の過程の一部を目撃することになる」と続けた。

 サルトリ=アーティスティック ディレクターの言葉通り、ショー会場となった巨大倉庫の中へ入ると、カシミア繊維が空気室で浮遊するインスタレーションを設置。これは、繊維と繊維の間のたくさんの小さな隙間に空気を含ませ、カシミアの保温性と柔軟性を最大限に引き出す、工場で行われる重要なプロセスを再現したものだ。インスタレーションのスペースを抜けると、会場内は漆黒に染まった空間。その中で、オーラルイエローやワインレッド、シェードの異なるグレーのカラーパレットで構成したコレクションが美しく映える。

シャツもベルトもカシミア

 「カシミアをアウターへ適用させるというアイデア」が今季の出発点だという。ダブルフェイスのジャケットやコート、ジャガード織りのチェスターコート、モヘアとカシミアでファーのような質感に仕上げたコートや、幾何学的なモチーフをあしらったダウンジャケットまで、幅広いバリエーションでカシミアの新たな可能性を示した。

 ボリュームのあるトラウザーとブーツに、ショート丈や直線的なラインのジャケットで描く、すっきりとしたシルエットに焦点を当てている。ベースとなるボトムスを一着備えたら、ミニマルなカーディガンやセーターのレイヤードで、自分なりのスタイリングを拡張させていく提案だ。その中には、シャツとボトムス、ベルトまでカシミアで作った、米カリフォルニア発ニットウエアブランド「ジ エルダー ステイツマン(The Elder Statesman)」とのコラボレーションアイテムもあった。コラボプロジェクトは、2月にパリで発表予定だという。

 素材に焦点を当てている分、これまでのようなスポーティーで快活なアイテムは少なくなったが、シューズとバッグのキャッチーさは際立った。このカシミアの実験的な取り組みを通して、コレクションのバリエーションはさらに広がっていく期待感がある。カシミア繊維から始まった服づくりのイノベーションは、まだ序章に過ぎないのだから。

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【2023年バレンタイン】100以上のブランドが集う高島屋の「アムール・デュ・ショコラ」

 今年もバレンタインデーがやってくる。各百貨店によるバレンタインイベントの詳細や商品ラインアップも公開されはじめ、注目は増すばかりだ。高島屋は、毎年恒例のバレンタインイベント「アムール・デュ・ショコラ」を開催する。同イベントでは、高島屋独自のセレクトとさまざまな企画によって、伝統のあるブランドから新進ブランドまでを豊富に取りそろえる。この記事では、注目ブランドや高島屋各店の開催情報を紹介する。

高島屋のバレンタインのポイント

  高島屋は今年、全国13店舗で「アムール・デュ・ショコラ」を開催する。オンラインストアでは店舗に先駆けて商品を販売中だ。今年は日本初上陸ブランドや世界的に知られるショコラティエが手掛けるブランド、サステナブルの視点を取り入れたブランドなど、高島屋バイヤーによって厳選された100ブランド以上が集う。また、「ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERME PARIS)」や「イヴァン・シュバリエ(YVAN CHEVALIER)」、「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ(PATISSERIE SADAHARU AOKI PARIS)」などショコラの名手6人によるショコラを1粒ずつ集めた“スペシャルコラボレーションBOX”(3397円税込、以下同)など、ここでしか手に入らない限定商品もラインアップする。1月25日〜2月3日までの期間は、新宿店限定で「ピエール マルコリーニ(PIERRE MARCOLINI)」が初めて手掛けるアフタヌーンティーを展開する。

「アムール・デュ・ショコラ」とは?

 「アムール・デュ・ショコラ」は、年に一度の“ショコラの祭典”として親しまれている高島屋の催事。第1回「バレンタインランド(現:アムール・デュ・ショコラ)」は2001年に開催されており、20年以上の歴史があるイベントだ。特に名古屋タカシマヤは、全国のバレンタイン催事で国内トップクラスの売り上げを誇る。毎年、世界中のショコラをラインアップしており、高級ブランドだけではなく手頃な価格の商品も並ぶため、さまざまな目的に応じた買い物を楽しむことができる。

「アムール・デュ・ショコラ」の各店舗の情報

 「アムール・デュ・ショコラ」は、全国13店の高島屋店舗で開催する。1月19日から名古屋タカシマヤで、1月25日からは新宿店、日本橋店、横浜店、大阪店、堺店、岡山店などで開催する。その他の店舗の開催期間は公式サイトに記載している。営業時間は店舗によって異なる。また各店で独自の企画やラインアップを用意しており、名古屋タカシマヤでは、来場者の投票数と売り上げの総合得点でランキングを決定する「2023 アムールアワード」を開催する。大阪店では、フードコートで楽しめる“ショコラスイーツ”や“ワイン×ショコラのペアリング”などの企画を用意する。目当ての店舗がどんな企画を実施しているか、調べてみては。

「アムール・デュ・ショコラ」の注目ブランド

 2023年の「アムール・デュ・ショコラ」では、世界中のショコラをラインアップする。日本初上陸ブランドでは、フランス・リヨンのビーガンショコラを展開する「ファビアン・デアル(FABIAN DEAL)」やレバノン・ベイルートで愛される「ラ・ロシェ(LA ROCHE)」などをラインアップする。また、「パトリック・ロジェ(PATRICK ROGER)」や「イヴァン・シュヴァリエ」「ファブリス・ジロット(FABRICE GILLOTE)」など、腕利きのショコラティエによるショコラも厳選した。「アムール・デュ・ショコラ」初登場ブランドは、チェコ・プラハの「シュタイナー&コヴァリク(STEINER&KOVARIK)」やイタリア・ピエモンテ州で1940年に創業した「ブラマルディ(BRAMARDI)」などをそろえる。

他にもまだある
「アムール・デュ・ショコラ」の限定商品、限定企画

 日本の茶産業や文化の再興のため、茶の魅力発信や茶の新しい可能性を模索するブランド「ティールーム(TEA ROOM)」とのコラボレーションによって制作したサステナブルなショコラを計6種類取りそろえる。同シリーズでは、本来廃棄されるはずだった素材を活かしたものや、環境に負担をかけない農法で作った茶葉を使用したショコラを展開する。中には「ブルガリ(BVLGARI)」が手掛ける「ブルガリ イル チョコラート(BVLGARI IL CIOCCOLATO)」や「トシ・ヨロイヅカ(TOSHI YOROIZUKA)」とのトリプルコラボによるショコラも取りそろえる。

 そのほか、売り上げの一部をガーナに還元し、カカオ農家の自立支援や環境保全、女性の雇用創出などに役立てているブランド「マーハ チョコレート(MAAHA CHOCOLAT)」の商品や、規格外で廃棄されるはずだった野菜を使用し、チョコレートを隠し味に使った限定のカレーペースト“ベジチョコカレーペースト”(1350円)などをラインアップする。

新宿店限定「ピエール マルコリーニ」のアフタヌーンティー

 また、1月25日〜2月3日までの期間は、新宿店限定で「ピエール マルコリーニ(PIERRE MARCOLINI)」が手掛けるアフタヌーンティーを展開する。価格は1人前6600円で、入店には予約が必要だ。アフタヌーンティーでは、「ピエール マルコリーニ」らしくカカオの魅力を楽しめるメニューをラインアップする。ウェルカムティーには、カカオピールを焙煎したカカオティを用意。さらに、希少なカカオの果肉、カカオパルプをピューレにしたドリンクも提供する。1段目はヘーゼルナッツやフランボワーズ、パッションフルーツなどを加えた個性豊かなガナッシュ、チョコレートが登場。2段目には、フランボワーズの果実を閉じ込めたホワイトチョコレートムースやベリーのソースを添えたビターチョコレートのムースなどをラインナップする。3段目は、牛肉のベルギービール煮やトースト、オレガノとトマトのペーストなどが並ぶ。

オンラインで楽しむ高島屋のバレンタイン

 公式オンラインサイトでは、店舗に先駆けて商品を販売している。期間は2月9日まで。オンラインストアでは、カテゴリ別や贈る相手別、ランキングなどでさまざまなショコラを提案する。また、併せて添えることができるギフトやメイクアップブランドのバレンタイン限定コスメも特集している。送料は550円。

まとめ

 高島屋の「アムール・デュ・ショコラ」では、今年も独自のセレクトで世界中のショコラティエによる商品をラインアップする。ここでしか手に入らないショコラも多くラインアップするため、オンラインストアでは現在品切れ中の商品も見受けられる。お目当ての商品が見つかったら、早めにアクションを起こすのがよいだろう。

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日本人モデルの快挙に震えた「フェンディ」や黒に徹した「ドルチェ&ガッバーナ」の真意 2023-24年秋冬メンズコレ取材24時Vol.2

 2023-24年秋冬コレクションサーキットは、メンズからスタート。「WWDJAPAN」は現地で連日ほぼ丸一日取材をし、コレクションの情報はもちろん、現場のリアルな空気感をお伝えします。担当は、前シーズンのメンズと同様に大塚千践「WWDJAPAN」副編集長とパリ在住のライター井上エリのコンビ。ミラノ・メンズ2日目は、あのブランドが会心のショーを見せてくれました。

9:30 「ブリオーニ」

 今季の「ブリオーニ(BRIONI)」は、イタリア建築が着想源です。プレゼンテーションの会場は、来年開館予定のブレラ絵画館 (Pinacoteca di Brera)の新館。アーチの装飾が特徴的なローマ建築の建物の中に入ると、ミニマルで無機質な空間が広がるコンテンポラリーな雰囲気に一変します。コレクションはこの建築物に呼応するように、古典的なサルトリアルを素材とスタイリングで現代的なアレンジを試みます。
 
 最高品質のウールや稀少性の高いカシミアを用いた、テーラードジャケットやダブルブレストコート、ベルベットのインターシャをあしらった手織りジャガードのスモーキングジャケットで、フォーマルからスポーティー、イブニングウエアを網羅します。肩周りにやや余裕を持たせる脱構築的なアプローチにより、気品漂うテーラリングはリラックスした気軽さを兼ね備え、マネキンでさえも大人の余裕ある懐の深い男性に見えて心掴まれました。トラウザーはゆったりとしたシルエットで、シューズは丸みを帯びたフォルム、さらにビーニーを被ってカジュアルダウンさせるスタイリングが今季の特徴です。あまり関係ないですが、「ブリオーニ」のプレゼンテーションはマネキンの設置の仕方も秀逸。背景にストーリーが見えてきそうな、動きのある“ドラマチック・ディスプレー”がユニークでした。

 そして、朗報です。3シーズン目となるウィメンズのコレクションが、同シーズンから日本でも本格的に販売すること。ブランドが得意とするソフトテーラリングを武器に、メンズのスタイルに柔らかさを加えて洗練された女性像を描きます。日本でも、「ブリオーニ」のソフトテーラリングをさらりと着こなす男女を見かけてみたいものです。

10:30 「MSGM」

 本日のランウエイショーは「MSGM」からスタート。いつも元気いっぱいな服とBGMでアゲアゲな気分にしてくれるショーは、朝一番にぴったりなのです。“DREAMERS UNIVERSITY”というテーマの通り、インビテーションには学生寮のでのルールが書かれたユニークな仕掛け。ショーでも、どこか初々しさのあるスクールボーイたちが登場します。カレッジロゴをあしらったフーディーやベースボールキャップに、ペナント付きのナップサックという超ベタなアイテムもあれば、レジメンタルストライプのネクタイは極端に短かったり、ラメ糸を使った生地のニットやセットアップもあり、遊び心たっぷり。

 ジャケットをストリートウエアのように着崩す提案が昨今のメンズで続いていますが、「MSGM」の魅力は、垢抜けすぎない雰囲気を意図的に盛り込んでいるところです。キメッキメなジャケットスタイルは市場にすでに溢れているため、自由に!楽しく!というムードを、トレンドのアイテムなどを組みわせながら上手くまとめてきます。そこに決め手があるかどうかはシーズンによって差はあるものの、マッシモ・ジョルジェッティ(Massimo Giorgetti)=デザイナーはスタイリングのセンスも素晴らしい。今シーズンもやっぱり元気をもらいました。

11:30 「エンポリオ アルマーニ」

 「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」が素晴らしかった。今シーズンは、1930年代の飛行士をアイデアの出発点に、彼らの「遥か上空の未知なる視点から世界を見てみたい」という野心をブランドの根幹であるスーツに融合してコレクションへと発展させています。序盤はグレートーンのルックが連続し、フライトキャップやボリューム感のある厚底ブーツをモデルたちがそろえて身に着けます。イージーフィットのコートや千鳥格子のクラシックなジャケット、ビンテージ風のボンバージャケットや幾何学柄のブルゾンなど、アウターのバリエーションが多彩だったのが特に印象的でした。

 中盤以降はイブニングの要素も徐々に強くなり、ピンクやパープルといった差し色や、スパンコールをびっしりと敷き詰めたスリーピース、クリスタルが付いたベルベットのタキシードが登場。空の男といえばユニホームにフライトキャップという姿を想像しがちなところを、彼らの思いや人生に想像力を膨らませた表現は、昔を知り、未来を見据える御大だからこそできるクリエイションです。

12:30 「ドルチェ&ガッバーナ」

 「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」は今季のテーマを“本質”と銘打って、イタリアの文化遺産である高品質な生地と職人の手仕事に焦点を当てました。基盤となるのは、コルセットやガードルを備えたウエストを強調するシルエット。構築的で厳格な印象を与えるジャケットと対照的な、クロップド丈のトップスや肌着のセットアップ、ミリタリーウエアを差し込み、古典的な正装をモダンにアップデートする試みです。コレクションの大半を占めた黒色は、異素材のテクスチャーを際立たせ、ユニークなイタリアのテキスタイルの魅力を再認識させてくれました。

 昨シーズンは、アーカイブを再現したピースをメインにし、2023年春夏シーズンのウィメンズでもキム・カーダシアン(Kim Kardashian)がキュレートしたアーカイブを現在の世界観に再解釈。「エンポリオ アルマーニ」と同じく、未来への可能性を示すために過去を探訪する――そんなクリエイションが、最近の「ドルチェ&ガッバーナ」の根幹となっているようです。

14:00 「フェンディ」

 「フェンディ(FENDI)」の会場には、頭上にピンボールマシーンのレールが設置されていました。しかも、メタルにFFロゴが入った特別仕様!イタリア人の作曲家兼プロデューサー、ジョルジオ・モロダー(Giorgio Moroder)がショーのために制作した楽曲と、彼の1977年のヒット曲“I Feel Love”のサウンドトラックにより、会場のムードは70年代のディスコ風です。そしてファーストルックに登場したのは、日本人モデルの源大さん。ショーを象徴するトップバッターとして選ばれるのはすごいことで、本人は「ラッキーでした」と振り返りますが、運だけでこの舞台には立てません。うれしいサプライズでした。

 今季は、伝統的なメンズウエアのシルエットをアシンメトリーとボリュームで崩し、気楽さと遊び心に溢れています。ダブルフェイスのカシミヤのジップアップブルゾンに、アシメントリーとなるよう肩からブランケットを重ねたり、ヘムにフリンジをあしらったポンチョやボリュームのあるロング丈のダブルブレストのコートなど、体を優しく包み込む繭のようなアウターが目を引きました。ドレープスカートをレイヤードしたリラックスシルエットのスラックスも、アウターと同じく滑らかな動きで優雅な雰囲気。さらに、ワンショルダーのニットベストや解体したシャツが素肌の上で直線的なラインを描き、柔軟さと厳格さの境界線を曖昧にしながら色気のあるエレガンスを醸し出します。シアリングにスプレー塗料を吹き付けたようなトロンプルイユのデザインは、さすが「フェンディ」と唸る職人技の賜物!

 さり気なく、けれどアイキャッチーなジュエリーの取り入れ方も絶妙です。過去数シーズンを通して、「フェンディ」メンズは男性がジュエリーを着用するお手本だと、個人的に思っています。カフスやチェーン、ペンダントといったジュエリーを、見逃すまいと目を凝らしているとあっという間にショーが閉幕してしまいました。もっと見ていたい、と思わせてくれるコレクションって最高だなと余韻に浸りながら、次の会場へと向かいます。

15:00 「ジョーダンルカ」

 「フェンディ」の壮大な世界観の後は、アングラ上等かかって来いな「ジョーダンルカ(JORDANLUCA)」です。ディープな空間に身を置く覚悟をしていたものの、カルチャーに軸足を置いたストリートウエアという根幹はそのままに、今シーズンはその表現がやや軽やかになって好印象でした。ボクシング用品などで知られる「ロンズデール(LONSDALE)」とのコラボレーションが、そう思わせた要因の一つかもしれません。ザ・スポーツ!なフーディーにブルゾンをハイブリッドしたり、ザ・スポーツ!なスエットのセットアップをオフショルダーやスキニーにしてみたり、王道に違和感を加えるという点で相性の良さを感じました。そういえば、インビテーションに真っ白なブリーフが付いてましたっけ。

 ジーンズの打ち出しが前シーズンよりも増えた分、カジュアルな印象が強くなりましたが、クラシックなウエアのアイデアもなかなか。課題は、シグネチャーといえるデザインやモチーフの開発でしょうか。ひと目見てここと分かる何かを見つければ、さらに成長が期待できるかもしれません。ブリーフを履きながら、ブレイクスルーを待っています。

17:00 「フェデリコ チーナ」

 「フェデリコ チーナ(FEDERICO CINA)」は、公式スケジュールに参加して3度目となるランウエイショーを開催しました。今季は、デザイナーが幼少期の頃に多くの時間を過ごした、祖父母の家が着想源です。そこは彼が自分自身に還れる避難所で、その空間を構成するオブジェクトをコレクションに落とし込みました。掛け布団で身を包んだり、カーペットを繋ぎ合わせたようなパッチワークニット、レースのカーテンを使ったシャツを温かみあるニュートラルカラーで提案し、実家に帰省した時の心温まる感じとノスタルジックな空気を漂わせます。“ほっこり感”はブランドを形容するのにぴったりな言葉。

 テーラリングの技術を磨くか、シルエットに変化を与えるなどして、素朴さの中に洗練さを表現できると、コンテンポラリーブランドとして次のステージへと進めるんじゃないでしょうか。次世代のスターデザイナーがなかなか現れないイタリアで、「フェデリコ チーナ」と明日ショーを行う「マリアーノ(MAGLIANO)」は、引き続き成長を見守りたいブランドです。

18:00 「ケーウェイ」

 この日の最後は仏レインウエアの「ケーウェイ(K-WAY)」です。ファッション・ウイークに参加するスポーツメーカーのショーは、正直ほっとひと息な時間になることも少なくありません。ですが、「ケーウェイ」は正々堂々とファッションしていて、いい意味の驚きでした。

 会場に入ると、そこにはパリの「カフェ ドゥ ラペ(Cafe de la Paix)」を再現した空間が広がります。テーブルには1人に1冊のノート。それ開くと、1ページ目にブランドを代表するウインドブレーカー“ル ブレ(Le Vrai)”が誕生したストーリーが手書き風の文字にて印字されています。手が凝ってますねとテーブル内で談笑していたら、よく見ると筆跡がそれぞれ異なっており……本当に手書きでした。何という手が凝った準備なのでしょう。かつてショーの招待客全員分の似顔絵を、各インビテーションに手描きした強者のデザイナーがいましたが、それに匹敵するほどのスペシャル感。

 ウエアはオレンジやネイビー、ホワイト、グリーンなどワントーンカラーのスタイルが順次登場します。ウインドブレーカーをはじめ、ボンバージャケットやパファージャケット、アノラックといったバリエーション豊かなアウターを中心に、レッグカバーやキルティングのショーツ、スカーフなど、アイテムの幅広さを主張するスタイリングが新鮮で、レインウエアだけではないというアピールも十分。「ケーウェイ」のこれまでのイメージが完全に変わりました。3月のウィメンズのパリ・ファッション・ウイーク期間中に実際の「カフェ ドゥ ラペ」でイベントを開催するそうで、期待が膨らみますね。

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“ファミマソックス”が1000万足を販売 記念の「3足1000円セール」を開催

 ファミリーマートは、落合宏理「ファセッタズム(FACETASM)」デザイナーと共同開発するオリジナルアパレルブランド「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」のソックスが1000万足を販売したことを記念して、1月17日に「ソックスどれでも3足で1000円(税込)セール」を開始した。期間は23日まで。全国のファミリーマート約1万6600店で実施する。

 人気の“ラインソックス”(429円税込、以下同)をはじめ、“アーガイルソックス”(429円)やカラーバリエーション豊富な“ショートソックス”(429円)などが対象で、287円得となる。なお、2足組の“こどもくつした”は対象外。

 ファミリーマートは2022年8月にも同様のセールを実施した。同社は、「ソックス購入客の約7割がセット買いするなど大変好評で、今年も実施に至った」と話す。

 「コンビニエンスウェア」は、21年3月にデビューした。

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5周年「セルフォード」 次なる成長のカギは富裕層

 マッシュスタイルラボの「セルフォード(CELFORD)」が2月で5周年を迎える。同ブランドの2022年8月期の売上高は前期比38%増の37億円。2018年のスタート以降、コロナ禍でも右肩上がりの成長を続け、グループの中で存在感を高めてきた。今後は新規開拓の照準を富裕層に定め、さらなる成長を描く。

 「セルフォード」は、オケージョン(食事会や結婚式など)を意識した華やかなワンピースが主力商品。同社の「スナイデル(SNIDEL)」や「フレイ アイディー(FRAY I.D)」といったブランドがデザインやコンセプトで棲み分ける一方、特定シーンのニーズを取り込み、根強い顧客を作ってきた。

 ブランドのインスタフォロワーは約15万程度。同社の「スナイデル(SNIDEL)」(約60万)「フレイ アイディー(FRAY I.D)」(約40万)と比較すると半分以下の規模。だがフォロワーのエンゲージメントでは負けていない。インスタライブの平均視聴者数は300〜400人で、これらのブランドとほぼ同程度だ。視聴者のリアクションも大きい。ライブで紹介した商品はECの売れ行きが跳ね上がり、「1時間で150万円売れるときもある」と一(はじめ)真由子プレス。

デジタルでも“リアル”を追求

 一プレスは、ブランドの強みを一言で表現するならば「『セルフォード』なら間違いないという安心感」だとする。オケージョンドレスはラックに掛かっている時に見栄えはよくとも、「似合わなければ台無し」。顧客のサイズ選びに対する目は、カジュアルウエアよりもシビアだ。

 店舗での試着ができなくなったコロナ禍以降、デジタル上でも“リアル”を追求している。ECの商品ページは海外モデルや芸能人ばかりではなく、ブランドのスタッフも起用。体形や骨格の異なる複数人着用で見せ、比較検討しやすくした。

 顧客からの意見は立体的に活用する。ライブ中の視聴者のコメントにはきめ細かく返信するが、それは「最低限やること」。視聴者が気になっている着こなしや商品選びについては、一プレスが公式サイトで連載する記事コンテンツとして広く発信する。デザイナーもライブに積極的に出演し、「パフスリーブのデザインはもう少し抑えめがいい」「腰の部分が窮屈」といった要望を商品企画に生かす。コロナ禍の自粛期間中は「デイリー使いできるものがほしい」という声を元に、トップスとパンツのセパレートで使えるアイテムの割合を大胆に増やしたことが、業績浮上のきっかけになった。

三越銀座店は売り上げ3倍 富裕層開拓に手応え

 23年12月末時点で国内店舗数は24。今後も好立地を見極めて出店を続けつつ、既存顧客とのエンゲージメントを深化させる。ターゲットは富裕層。目の肥えた客からの信頼を、ブランドステータスにつなげる。

 既存店の中でも特に優良客が多い三越銀座店は、22年8月期の売上高が出店初年度と比較して3倍に伸長した。同店で昨年3月に実施した「ハナエ モリ(HANAE MORI)」とのコラボアイテムのポップアップでは、三越伊勢丹の会員カード保有顧客のうち62%が「セルフォード」の新規客、26%が外商顧客と、新規開拓にも大きく貢献した。「百貨店の外商顧客であっても、『どこにお金をかけるか』はシビアに考えてらっしゃる方が多い」と一プレス。「たとえばバッグや靴はラグジュアリーブランドでも、洋服は素材が良ければブランドにはこだわらないという方も多い。純粋にブランドのデザインや世界観で『セルフォード』を選んでいただけている」と手応えを話す。

 ブランド5周年企画として、年間を通じてさまざまなブランドや著名人との協業を計画する。4月に「マリ・クレール(MARIE CLAIRE)」とブライダルドレスデザイナーの桂由美、5月には美容家の石井美保とのコラボ商品を発売するほか、年間を通じて滝川クリステルを起用したコラボ企画を実施する。

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TSIの「イレーヴ」から男女兼用の新ライン 金子恵治と作る“緻密”なデイリーウエア

 TSIの「イレーヴ(YLEVE)」は、元ベイクルーズでセレクトショップ「レショップ(L’ECHOPPE)」のコンセプター・バイヤーを務めた金子恵治氏との協業ライン“Y”を立ち上げ、2月24日に発売する。主に男性のテーラードをベースとしたウィメンズウエアを打ち出してきた同ブランドだが、新ラインではデニムやナイロンなどカジュアルな素材を用い、リラックス感のあるTシャツやシャツ、スエットなどのデイリーウエアを男女兼用で展開する。

 ファーストコレクションはデニムジャケット(3万6300円)やリサイクルナイロンのジャケット(5万7200円)などを春の羽織りとしてラインアップ。モックネックプルオーバー(1万4300円)やロングスリーブTシャツ(9900円)、チノパン(3万800円)などと組み合わせる。カラーは紺と白の2色展開。商品の面構えはシンプルだが、背景にはシルエットを美しく見せるための理にかなったパターンがあったり、ベースとなる古着があったりする。

理詰めで作る
誰もが“いい感じ”に見える服

 田口令子デザイナーがウィメンズとメンズ、現行品と古着をフラットに捉えてクリエイションに反映する「イレーヴ」の女性服は、ニュートラルだが独特の雰囲気がある。金子氏は田口デザイナーの「理詰めの服作り」に惹かれ、「レショップ」では別注ジャケットなどを販売してきた。

 金子氏は“Y”立ち上げのきっかけについて、「以前、サンフランシスコで車上荒らしにあって、身ぐるみを剥がされてしまった時があった。その時に『あったらいいな』と思った服が“Y‘になった」と笑う。「とりあえず手に取って、誰にとっても“いい感じ”に見える服だったら、皆が欲しがる。でもそんな服を作るのは、誰でもできることじゃない。田口さんのように緻密に計算するモノ作りがあってできること」。

 一方の田口デザイナーは22年春夏から「イレーヴ」でメンズラインをスタートするなど、表現の幅を広げている。「誰のため、何のためかに関係なく、もっとラフな捉え方で服を作ってみたい」。“Y”が自身にとっても新たな挑戦になると前を向く。

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阪神・淡路大震災を“生き抜いた”ビンテージ日本酒「現外」 28年熟成で1本24万2000円

 Clearが運営する日本酒ブランド「サケハンドレッド(SAKE HUNDRED)」は1月24日、28年熟成日本酒「現外」(500mL、税込24万2000円)を公式サイトにて数量限定で発売する。販売開始は同日18時。

 1995年1月17日に起こった阪神・淡路大震災では、日本三大銘醸地のひとつである兵庫県の酒蔵も大きな被害を受けた。「現外」の製造元である沢の鶴酒造では7棟あった木造の蔵全てを含む20数棟が全壊。その中で被害を免れた一部のタンクには、「酒母※」と呼ばれる醸造の途中段階の液体が残された。醸造設備の被災等により当時の商品化はかなわず、酒母の段階で搾られ清酒に。熟成庫で20数年の時を経て、円熟味を帯びたまろやかな味わいへと姿を変えた。酒母段階の液体は、一般的に酸味と甘味が強く、もったりとしがち。「現外」は、酒母絞りならではの酸味が旨みと甘味を立たせ、立体的で透明感のある味合いが特徴だ。外観は深みのあるアンバー。カラメルのような甘味と苦味、ドライフルーツやオリエンタルスパイスを思わせる複雑でいて芳醇な香りを味わうことができる。

 「現外」を寝かせているタンク内の残存量から、今後の販売可能数は3000〜4000本と想定している。熟成の度合いや味わいの変化、希少性から「現外」は日本酒の熟成の価値を示す酒として、2019年の発売開始(当時の価格は税込15万円)から毎年価格改定を加えている。1本1本にシリアルナンバーを付与し、購入者には熟成年数と品質保証を付与したギャランティカードと共に発送する。

 「サケハンドレッド」は、「心を満たし、人生を彩る」をブランドパーパスに掲げる。味覚を楽しませるだけでなく、心の充足や人と人との豊かな関係などによって生まれる体験価値を提供する日本酒ブランドとして、グローバルなラグジュアリーシーンの開拓を目指している。

※日本酒を醸造するために培養された酵母

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ミズノがスヌーピーやチャーリー・ブラウンを題材にしたトレーニンググッズを発売

 ミズノは漫画「ピーナッツ」とコラボし、スヌーピーやチャーリー・ブラウンを題材にしたトレーニンググッズを1月23日に発売する。「ミズノトウキョウ」や「ミズノオオサカ茶屋町」など一部の直営店や公式オンラインストア、西宮阪急の「ピーナッツ ライフ&タイムズ」で扱う。

 商品は、二の腕を鍛えたり肩まわりをほぐしたりできるダンベルボールの“ボルレッチ スヌーピー”(4950円税込、以下同)と、おなか部分に約2kgの重りが内蔵され、体幹のトレーニングができるぬいぐるみ型の“スヌーピー メディシンボール”(9900円)の2つ。

 ミズノは、「“ボルレッチ スヌーピー”は500gの程よいウエイトで、柔らかい素材のため、握るなど指を動かすエクササイズにも使える。“スヌーピー メディシンボール”は肌触りの良い素材で、本物のビーグル犬を抱いているような感覚を得られる」と話す。

 同社は4月に「ピーナッツ」シリーズからアパレルやバッグ、小物類も販売予定だ。

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今すぐ実践したい!2023年トレンドカラー“ビバ マゼンタ”の上手な取り入れ方【2023年春夏トレンド】

 時代を映す色をまとえば、今の気分を宿した装いに仕上がります。米国のパントン・カラー・インスティテュート(PANTONE COLOR INSTITUTE)が選んだ2023年の「カラー・オブ・ザ・イヤー(Color of the Year)」は、鮮やかな赤系“ビバ マゼンタ(Viva Magenta)”。前向きなおしゃれマインドが戻ってくることを予感させる、活気に満ちた色です。

 “ビバ マゼンタ”を含む赤系カラーは、フェミニンさと華やかさを兼ね備えた色です。「リック・オウエンス(RICK OWENS)」は、2023年春夏コレクションでミニ丈のワンピースを艶やかな“ビバ マゼンタ”に染め上げました。薄手の生地のワンピースにロングブーツを引き合わせて、質感の違いを際立たせています。押し出しの強いレッドを操るには、こうしたテクニックが有効。今回は、赤系カラーを上手にまとうコツを、有力ブランドの2023年春夏コレクションから選り抜きました。

柄を使って大人フェミニンに

 

 あでやかな赤そのものを押し出すのではなく、柄と組み合わせることで大人フェミニンなムードで着こなせます。花柄やグラフィカルなモチーフなら、一層なじみやすくなるでしょう。

 「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」のワンピースは、パープル寄りのマゼンタ。花柄をベースに、少し輪郭を崩したような抽象的なモチーフが、表情を深くしました。さらに、ほのかなシアー感も織り込んで、センシュアルな印象を演出。アシンメトリーなシルエットが動きも添えています。

グラデーションでめりはりアップ

 マゼンタを上手に着こなすには、色の濃淡を生かすのがコツです。単調にならず、めりはりも出ます。薄手の生地に淡いトーンを乗せて、軽やかさを印象付けるのが効果的なスタイリングです。

 濃淡のリズミカルなグラデーションを生かしたのは、「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)」。ビビッドな赤から淡いパープルまで、異なる色調を並べて立体感を高めました。マゼンタをキーカラーに据えながらも、リラックスした雰囲気を帯びているのは、つやめきのある薄手生地のおかげ。カジュアルなキャップで抜け感を添えているのもポイントです。

対象的な色でコントラストを強調

 目立つ位置に対照的な色を迎えると、コントラストが際立ちます。全体の引き締め効果を発揮するので、ぜひ取り入れたいスタイリングです。おすすめは、赤系と相性のよい黒や白などのカラーです。

 「アンリアレイジ(ANREALAGE)」は、“ビバ マゼンタ”のスタンドカラーのワンピースに、クリーム系のコルセット風ベルトを巻きました。コルセットや極太ベルトでウエストをシェイプするのは、今季のトレンドディテール。くびれを印象付けやすいのに加え、古風な装いがリバイバルする流れにもマッチしています。濃淡の異なる幾何学的モチーフをパッチワークして、立体感も引き出しています。ヘッドアクセサリーとトップスの黒でマゼンタを引き立てました。

きらめきプラスで艶やかな色香をまとう

 パーティーシーンの復活など、おしゃれのモチベーションが盛り上がる中、スパンコールやラメを使った艶やかな装いが勢いを取り戻し始めました。きらめきを帯びた素材は、マゼンタに艶やかさを上乗せしてくれます。

 マゼンタ系のワントーンで統一した「ミッソーニ(MISSONI)」のスリップドレスは、きらめきやつやめきを帯びた素材が、妖艶かつ華やかな雰囲気。シアー素材越しにうっすらと素肌が透けて見えるおかげで、適度な濃淡も醸し出されています。今シーズンのトレンド“センシュアル”をまとうスタイリングです。

トーン・オン・トーンでかなえるヘルシールック

 ピンクやパープルなどと組み合わせると、マゼンタコーデにまとまりが出ます。広義の赤系カラーで響き合わせることで、それぞれが持ち味を発揮。素肌見せとの相乗効果も狙えます。

 「ヴェルサーチェ(VERSACE)」は、デニムパンツにマゼンタを取り入れました。トップスや羽織り物にピンクやパープルを取り入れて、近い色が響き合う“トーン・オン・トーン”のコーデに。素肌見せやダメージ加工で“Y2K”の若々しさも演出。ヌーディーな着こなしをヘルシーに仕上げるのにも一役買っています。

 “ビバ マゼンタ”をはじめとする赤系カラーは、ポジティブさと女らしさをダブルで印象付けてくれます。ドレッシーにもフレッシュにも着こなせるので、装いのバリエーションを増やすのにも役立ちそう。春らしい気分もまとえるマゼンタルックで、気持ちも躍らせてみませんか。


その他のコーデもチェック!

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【2023年バレンタイン】「セルヴォーク」がバレンタインコレクションを発売 アイパレットなど3種類

 「セルヴォーク(CELVOKE)」は1月20日、2023年のバレンタインコレクションを全国の店舗および公式サイトで限定発売する。“溶けるような愛”をキーワードに、アイパレット、ロールオンオイル、ハンドクリームの3種類を用意している。

 毎回人気となるアイパレットのバレンタイン限定品“セルヴォーク ヴァティック アイパレット”(限定1種、税込6820円、以下同)は、優しく色づくクリームカラー3色と、パール感のあるバーガンディレッドのパウダーカラーで、質感の異なるレイヤードが魅惑的な目元を演出。クリームカラーは肌に乗せるとさらりとした質感に変化するフォーミュラを採用しているほか、パウダーカラーは植物由来オイルが配合されているため、なめらかにまぶたに密着し、ラメや粉落ちを防ぐ。

 天然由来のエッセンシャルオイルとオーガニックオイルのブレンドで作られている“セルヴォーク ロールオン オイル A<プラーナルウッドの香り>”(限定1種、3960円)は、13種類のエッセンシャルオイルによるウッドベースの奥深い香りが特徴。香水のように手首や耳の後ろに塗ったり、保湿オイルとして肌や指先のケアに使うことができる。

 ハンドクリーム“セルヴォーク ハンドクリーム A<プラーナルウッドの香り>”も植物由来成分100%の製品で、“禅”をイメージしサンダルウッド、シダーウッド、フランキンセンスなど寺院や瞑想時に使われてきたエッセンシャルオイルを中心にブレンドした。肌に乗せるとみずみずしく広がり、ふっくらと柔らかい手肌へと導く。

 マッシュビューティラボの「セルヴォーク」は天然由来成分と最新テクノロジーを掛け合わせたブランドとして16年秋にデビュー。翌年にはメイクラインも誕生し、オーガニック・ナチュラルブランドには少なかった洗練されたモード感のある発色や機能性の高さがファッショニスタから支持された。特に、トレンド感を取り入れたアイパレットは毎回注目を集めている。

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「ゲラン」が“オーキデ アンペリアル”アンバサダーに滝沢眞規子を起用

 「ゲラン(GUERLAIN)」は1月16日、最高級スキンケアライン“オーキデ アンペリアル”のアンバサダーにモデルの滝沢眞規子を起用したと発表した。「ゲラン」は滝沢のアンバサダー起用について「美しさに向かい合う情熱、女性としての強さと品位、そして自然への敬意という価値観を共有します」としている。

 滝沢は「VERY(ヴェリィ)」(光文社)編集部にスカウトされたことがきっかけで2009年に同誌でモデルデビュー。20年4月からは同誌のカバーモデルも包めた。1男2女児の母であり、16年にはベストマザー賞文化部門を受賞した。現在は「VERY NAVY(ヴェリィ ネイビー)」のミューズを務めている。

 今回のアンバサダー就任について、滝沢は「このたび、以前から愛用していて大好きなスキンケアラインである『ゲラン』の“オーキデ アンペリアル”のスキンケア アンバサダーを務めさせていただくことになり、とても嬉しく思っています。高い製品力の裏には、18年以上にわたり蘭の研究を重ねていることや、環境に配慮するために蘭の保護活動にも取り組んでいることを知り、さらに興味が深まりました。色々学びながら、私らしく、“オーキデ アンペリアル”の魅力を伝えていきたいです」とコメントを寄せている。

 “オーキデ アンペリアル”は3万種以上にのぼるという蘭に着目し、ブランドのスキンケア研究で培われた知見をもとに06年に誕生したブランド最高峰のスキンケアシリーズ。16年には初のアイクリームが加わり、現在は洗顔料、ローション、クリーム3種、アイクリーム、美容液などをラインアップするほか、ブライトニングケアの「ホワイト」、エイジングケア力を高めた「ブラック」などのシリーズも展開している。

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「ヴァンズ」が2023年の干支“卯”をモチーフにしたスニーカーやパーカを発売

 「ヴァンズ(VANS)」は、卯年を祝した商品を発売した。アイコンスニーカーの“スケートハイ”が1万1000円(税込、以下同)、“エラ”が8250円、“スリッポン”が8250円など。また、パーカ(1万450円)も販売する。

 中国の旧正月からインスピレーションを得たデザインが特徴で、アジア風に描いたウサギや、生命力や霊魂にルーツを持つといわれるペイズリー、縁起物とされる模様“雷文”をあしらう。

 「ヴァンズ」の国内総代理店を務めるエービーシー・マート(ABCマート)の店舗および公式オンランストア、「ヴァンズ」ストア、同社が運営するコンセプトショップのビリーズエンターで扱う。

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「フェンディ」が韓国のブランドアンバサダーにIVEのアン・ユジンを指名

 「フェンディ(FENDI)」は、韓国のブランドアンバサダーにK-POPガールズグループ、IVE(アイヴ)のアン・ユジン(An Yu-jin)を指名した。

 公開されたビジュアルでは、ユジンが2023年春夏ウィメンズコレクションからアイボリーカラーのカーディガンとカーゴパンツを着用。手にはアイコンバッグの“バゲット”や“ピーカブー アイシーユー スモール”を持つ。

 ユジンは、「世界的なラグジュアリーブランドである『フェンディ』の一員になることができ、とてもワクワクしている。創造性にあふれ、常に革新し続けるメゾンの素晴らしいプロジェクトに共鳴しつつ、これから『フェンディ』と歩んでいけることを楽しみにしている」とコメントした。

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「ドゥルーフ カプール」2023-24年秋冬メンズ・コレクション

 「ドゥルーフ カプール(DHRUV KAPOOR)」が2023-24年秋冬メンズ・コレクションを発表した。

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「ベアミネラル」から“ウォームスカラー”がテーマのメイクコレクション 骨格の美しさを主役に引き立てるカラーが登場

 「ベアミネラル(BAREMINERALS)」は3月1日、温かみのある陰影を作り出す“ウォームスカラー”に着目したメイクコレクション“ウォームスコレクション”を発売する。ブランドを代表するフェイスカラー“ウォームス”で骨格の美しさを引き出し、さらにメイクの主役に引き立てるアイシャドウやリップも登場する。

 ブランドのロングセラーを誇る“ウォームス”(税込3520円)は、どんな肌色にもなじみ、少量で立体的なフェイスラインに仕上がるフェイスカラー。アイテム名の通り温かみとやわらかな発色で、骨格を美しく引き出してくれる。今回登場する“ウォームスコレクション”のアイシャドウパレット“ミネラリスト アイシャドウ パレット ウォームス”(税込5500円)は、そんな美しい肌をさらに引き立てるカラーがそろう。アイシャドウには、“ウォームス”からインスパイアされたライトベージュ、アンティークローズ、オレンジコッパー、レッドコーラル、ディープテラコッタ、チョコレートブラウンの6色とマット、サテン、メタリックの3種の質感をラインアップ。フォーミュラは自然由来成分95%のビーガン処方でデリケートな目元に最適なほか、植物由来のセルロースマイクロスフェアを使用しているためえ球状の微粒子が肌への摩擦を減らし、やさしくエアリーなつけ心地をかなえる。また、パッケージはリサイクル可能なFSC認証紙やゴム、大豆インキを使用するなど環境に配慮した仕様だ。

 さらに、リップバームのようなトリートメント効果を備えたリップグロス“ビーガングロスバーム”から、ウォームスカラーの限定色“ミネラリスト リップ グロスバーム ウォーム”(税込3630円)が登場する。ミネラルと植物由来成分のトリートメント効果でデリケートな唇をしっかりと保護するほか、ジュレのようなみずみずしく軽やかなテクスチャーが表面をコーティング。ナチュラルな抜け感の演出や立体感のある唇に仕上がる。

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「ジョルジオ アルマーニ」2023-24年秋冬メンズ・コレクション

 「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」が2023-24年秋冬メンズ・コレクションを発表した。

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我慢を重ねるトレーニングから、時代は心身を整えるエクササイズへ【ウィズコロナで進化する幸せ産業】

2023年のフィットネストレンドは
心も体も整う総合的なボディーメイク

 毎年、新年を迎えると今年こそ体を引き締めるぞ、と決意する。目的は美容から健康維持に変わってきているが、しなやかで機能的な体のほうが人生楽しいに決まっている。「もうこんな自分とはおさらばしたい!」と意気込みつつも、腰は重いまま。そのためには過酷な試練が続くと想像できるからだ。

 ところが、“トレーニング=きつい、苦しい、我慢の連続”というイメージが変わりつつある。モデルやタレントのボディーメイクを指導し、自らもハードなトレーニングで彫刻のようなボディーをキープするAYAさんがプロデュースする「フィーリングッド(FeelinʼGood)」がその象徴だ。2022年12月にオープンしたばかりのこのスタジオでは体だけでなく精神も整えることを目的とし、マインドフルネスの理論や瞑想を取り入れている。一過性のダイエットやボディーメイクにとどまらず、トレーニングや食事、睡眠、瞑想など多角的なアプローチで“フィットライフ=自分にフィットしたライフスタイル”を構築する。

 「コロナ禍で体型の変化だけでなく、日常生活のさまざまな変化の影響により、知らず知らずのうちにストレスを受けています。『フィーリングッド』ではボディーだけでなく、メンタルケアも意識し、それぞれの目的や状況に合わせたセミプライベートなプログラムを提供します」とAYAさん。フィットネスモデルのAYAさんをはじめとするトレーナー陣も個性豊か。元プロレスラーやボディーコンテストの世界大会で優勝経験がある競技志向の高いトレーナー、第二子出産後のダイエットを機にフィットネスに目覚めたというウオーキング講師など、背景はそれぞれ。自らもLGBTQのトランスジェンダーであり、さまざまな立場の人が掲げる理想に導くトレーナーなど、得意分野を生かして、個々が目指すボディーメイクをサポートする。

それぞれのレベル、状況に寄り添う
セミプライベートのメリット

 では一人一人のレベルや目的に合わせたエクササイズとはいったいどんな内容だろう。4つのプログラムのうち、まったくのトレーニング初心者でも参加できる「フィーリングッドボディプログラム」を体験してみた。

 どのクラスも体を動かすフィットネスが約45分、メディテーションなど心身ともにクールダウンする時間が約15分という構成だ。まずは目を閉じ、全身を緩めてリラックス。ゆったりと全身を伸ばすストレッチが心地いい。機能的な体を目指すファンクショントレーニングでは、腹筋・スクワット・腕立て伏せを3本柱に、バイクやボートを漕ぐようなローイングなどマシンを使った有酸素運動などのメニューを交互こなす。例えば200m漕ぐ、45秒の縄跳び、12回ずつのスクワットなどのエクササイズを7分間できる限りの強度で繰り返す、という具合だ。一人一人の負荷は調整されるので、レベルや目的が違っても、同じスタジオ内でともに追い込める。1セット終了したらリラックスして、次のメニューへ。

 参加者はスタジオ内のディスプレーと連動した心拍モニターをつけ、心拍数などが表示される。それが個々に合わせたセミプライベートレッスンを可能にする。息が上がって心拍数が100%に近くなったら少し緩めるように、逆にまだ余裕がある場合は200mを250mに、など負荷を上げるよう指示される。この、サボったらバレる状況にはかなりの緊張感が。フィットネス後も運動時間などが記録され、仲間にシェアできるなど、モチベーション維持にも役立っている。

 汗だくになった後は心を整える時間。楽な姿勢になり、メディテーションを行う。7時から開始する早朝クラスもあり、整ってから出社する会員も多いのだとか。虎ノ門というオフィス街の中心にあるスタジオだが、リモートワークの増加を見据えて、自宅でのオンライン会員も受け入れている。通常のスタジオ会員も、オンラインクラスを受講できる。今後、自宅でのエクササイズでも心拍モニターを活用することで、遠隔でも的確な指示を受けることができるようになり、臨場感のあるトレーニングが可能に。スタジオでのセッションと自宅でのオンラインを自由に選べることで、より継続しやすくなる。心地よさやリラックスを追求するだけよりも、1コマの中に緩急があることで、達成感も緩める心地よさも得られることが、私にはフィットした。

自らの体験をもとに
不調ケアにシフトしたスタジオも

 またコロナ禍をきっかけに、不調を整えるケアを目的としたプログラムにシフトしたヨガスタジオもある。世田谷区の「スタジオ ザ ビーツ(studio the BEETS)」主宰の山本華子さんは感染後に、胸痛や息苦しさ、気管支の違和感に苦しんだという。そこでその経験を生かし、肺の経絡やツボにフォーカスしたコロナ不調ケアのセッションを2022年春からスタートした。コロナ不調症ケアのストレッチはタイ式マッサージのようにダイナミックなものではなく、座位や寝転がってできる緩やかなストレッチがメイン。手技によるもみほぐしや、背部のオイルマッサージなどで整えていく。肺に関連する腕もほぐす。体力に応じて積極的に動くエクササイズを取り入れることもあるが、基本は受け身だ。自律神経に働きかけるため、体のあらゆる不調を和らげることにも気付いたという。

 「スタジオ ザ ビーツ」ではコロナ後遺症に悩む人だけでなく、病後のケア、ストレスによる不調、高齢者などを対象にしたパーソナルプログラムもあり、また夫婦で取り組む健康維持のためのヨガストレッチといった需要も。産前産後、英語でのレッスン、臨床心理士の資格を有するなど、さまざまな得意分野を持つヨガインストラクターと提携している。それぞれの要望に応えるセミプライベートレッスンは、今後さらに増えるだろう。

 これまではフィットネスはある程度動ける元気な人のためもので、ダイエットや美容目的がほとんどだった。しかし今は不調を和らげたい、メンタルケアも必要という声が増えてきた。

 コロナ禍前は「激しく動くパワフルなレッスンで発散したい!」と語っていた人も、今は「ただただ伸ばしてほぐしたい……」と、リラックス志向にシフトしているという。地元の小学校で開催した「親子でできるセルフケア講座」も好評だったそう。生活の中で体を整える、自然の流れに沿った持続可能なフィットネスライフだ。「これからは不調改善や疲労回復、歪みやコリなど、ボディーケアのスペシャリストが必要とされると思います。目指すは駆け込み寺となる“かかりつけスタジオ&サロン”です」と、山本さんはこれからの抱負を語る。

 コロナ禍以前は大きなスタジアムで何百人単位で参加するヨガイベントなども話題となった。コロナ禍以降は一転して、小規模のパーソナルトレーニング専用スタジオが次々オープンした。日常に戻りつつある今、バーチャルとリアルをうまく組み合わせた、ハイブリッドなセミプライベートセッションが求められていくだろう。時代は整えるフィットネスへ。

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「チャールズ ジェフリー ラバーボーイ」2023-24年秋冬メンズ・コレクション

 「チャールズ ジェフリー ラバーボーイ(CHARLES JEFFREY LOVERBOY)」が2023-24年秋冬メンズ・コレクションを発表した。

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ユニクロ「UT」が庵野秀明によるヒーロー作品とコラボ 新作映画「シン・仮面ライダー」Tシャツも

 ユニクロ(UNIQLO)のグラフィックTシャツブランド「UT」は、クリエイターの庵野秀明が携わった4大ヒーロープロジェクトとコラボレーションした“シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース UT”を全国ユニクロ店舗とオンラインストアで3月6日に発売する。

 “シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース”は、庵野が参加した「シン」を冠した作品のつながりから、映画会社の垣根を越えて実現したもの。3月公開の新作映画「シン・仮面ライダー」をはじめ、「シン・ゴジラ」「シン・エヴァンゲリオン劇場版」「シン・ウルトラマン」をデザインモチーフにしたメンズTシャツ5柄を用意する。価格は各税込1500円。

 「シン・仮面ライダー」では仮面ライダーのデザインを手掛けた一人の前田真宏が映画のために描き下ろしたイラストや、ショッカーとの戦いに向かう様子を描いたTシャツが登場する。「シン・ゴジラ」では抜染と呼ばれるプリント技法を用いて劇中の“呉爾羅(ゴジラ)”を表現。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」では、劇中の“カシウスの槍”の描き下ろしを、「シン・ウルトラマン」では“スペシウム133”と関連する数式をデザインに落とし込んだ。

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【アメリカ特派員 島本の目】 「アメリカにチャンスあり」『高級食パン』はアメリカでもブームを巻き起こす

【記事のポイント】 ●米系はフードメニュー、アジア系はベーカリー、中でもケーキ、菓子パン類の充実が特徴 ●日系はベーカリーを中心に、各店が得意分野でしのぎを削っている ●日系は高品質でリーズナブルなファストカジュアルタイプのベーカリーに活路が
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開店する商業施設・閉店する商業施設:記者談話室vol.62

「WWDJAPAN」のポッドキャスト「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら掘り下げていきます。

 第62回は「開店する商業施設・閉店する商業施設」です。2023年もたくさんの商業施設が全国に誕生します。その中から「東京ミッドタウン八重洲」「麻布台ヒルズ」「ジアウトレット湘南平塚」など注目の施設をピックアップして、見どころを紹介します。一方、残念ながら閉店する商業施設についても語り合います。

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「ニューバランス」が「ブリックス&ウッド」とのコラボ“90/60”を発表

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、アメリカ・ロサンゼルスを拠点とするストリートブランド「ブリックス&ウッド(BRICKS & WOOD)」とコラボレーションしたスニーカー“90/60 ナッシング チェンジド バット ザ アドレス(90/60 NOTHING CHANGED BUT THE ADDRESS)”を1月30日に発売する。価格は税込2万6400円で、「ニューバランス」の公式オンラインストアと東京・日本橋浜町のティーハウス ニューバランス(T-HOUSE New Balance)などで取り扱う。

 「ニューバランス」と「ブリックス&ウッド」がコラボするのは、2021年以来2度目だ。今作は、ケイシー・ リンチ(Kacey Lynch)「ブリックス&ウッド」創設者の祖母の家に着想し、ミッドソールの一部に庭の芝生を想起させるグリーンを取り入れ、インソールには両者のロゴと共に芝生のグラフィックをプリントした。また、ヒールの一部をめくると両者のロゴが見える仕様になっているほか、シューレースは通常のものに加えてファジーレース(毛羽立ったシューレース)を付属し、シューボックスはコラボを記念した特製デザインとなっている。

 なお「ブリックス&ウッド」は、19日(現地時間)に1日限定のポップアップストアをフランス・パリのサンドイッチ屋「ペーパーボーイ(PAPERBOY)」にオープンする。

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