コム デ ギャルソンが東京・青山の本社で2023-24年秋冬メンズ・コレクションの合同展示会を開催しました。同展示会には、「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」や「ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)」をはじめ、「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME DES GARCONS SHIRT)」「ブラック・コム デ ギャルソン(BLACK COMME DES GARCONS)」「プレイ・コム デ ギャルソン(PLAY COMME DES GARCONS)」などのブランドが集結。そこで、各ブランドが発表した注目のコラボアイテムの一部をピックアップしてご紹介します。
「コグノーメン」2023-24年秋冬コレクションより PHOTO KO TSUCHIYA「コグノーメン」2023-24年秋冬コレクションより PHOTO KO TSUCHIYA「コグノーメン」2023-24年秋冬コレクションより PHOTO KO TSUCHIYA「コグノーメン」2023-24年秋冬コレクションより PHOTO KO TSUCHIYA「コグノーメン」2023-24年秋冬コレクションより PHOTO KO TSUCHIYA「コグノーメン」2023-24年秋冬コレクションより PHOTO KO TSUCHIYA「コグノーメン」2023-24年秋冬コレクションより PHOTO KO TSUCHIYA「コグノーメン」2023-24年秋冬コレクションより PHOTO KO TSUCHIYA「コグノーメン」2023-24年秋冬コレクションより PHOTO KO TSUCHIYA「コグノーメン」2023-24年秋冬コレクションより PHOTO KO TSUCHIYA
3年目となる23-24年秋冬シーズンは、“Fight for your glory(己の栄光のために戦え)”がスローガン。ブランド立ち上げ以降、多文化を吸収しながら前進し続けてきたが、今シーズンは改めて自身の現在地を確認するかのように、英国やサッカーの要素をふんだんに盛り込む。平和のために戦う、老若男女のサッカーサポーターがキービジュアルだ。大江デザイナーは「壮大なテーマに向き合ってものづくりを続けるうちに、実際にモデルが着て歩くショーをやる構想が浮かんだ」と語る。
日本のC to Cプラットフォームをパトロールしてみると、人気ブランドのロゴを利用したリメイク品などは数点しか発見できず、侵害品を流通させまいとするプラットフォームやブランドの努力が伝わってくる。他方、インスタグラムで検索すると依然として侵害品とみられるリメイク品を販売しているアカウントを相当数見つけることができる。
名店のグルメレトルトカレーは、日常をバージョンアップしてくれる。「ククレカレー」でおなじみのハウス食品のレトルトカレーにも、「選ばれし人気店」シリーズや「ジャパンメニューアワード(JAPAN MENU AWARD)」など、実在店舗のカレーを再現したシリーズがある。いずれも食べログの百名店やグルメコミュニティー「サラ(SARAH)」で評価された、日本各地の人気店のメニュー。これが身近なスーパーやコンビニで、しかも300円前後で購入できるのだから驚きだ。しかも、レトルトパックを箱ごとに温められるレンジ加熱対応パウチを採用。湯煎と比べ、レンジ調理で時間を短縮することで、CO2排出量を80%削減でき、地球環境にも優しいという。
「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」の2023年秋冬コレクションが、ニューヨーク時間の2月10日に発表された。会場となったのはアメリカンアートの発信地としても知られるホイットニー美術館。会場前には今回のコレクション用にカスタマイズした「ケイト・スペード」タクシーが駐車し、コレクションへのワクワク感を煽った。ちなみにこのラッピングされたタクシーは、ニューヨーク・コレクションの期間中の16日までマンハッタン中を走るという。
会場に横に設けた小さなスペースの部屋は壁からゆか、天井までグリーンに塗られ、壁にはグリーンのバッグがディスプレイされていた。そこで配られた米「WWD」の表紙にも同じ色のグリーンと幾何学模様がプリントされ、「Kate spade Green」「Color developed by PANTONE」という文字が。そう、ブランド設立30周年を記念し、パントーン社とコラボレーションした新しいシグネチャーカラーとなるグリーンのお披露目も兼ねているわけだ。創業当初から大切に用いてきたグリーンは、ブランドのヘリテージを大切にしながら、モダンになった。深みのあるグリーンは上質な抹茶を想像させる上品な色味で、日本人には親近感のある色のように思えた。
ヘア&ファッションがまとまり過ぎることを避けるため、“崩し”で“MASUNAGA since 1905 ODETTE”を着用。「ファッションは、まとまり過ぎるとおしゃれじゃなくなると思う。アウターとインナーが同系統の服に、それに似合ったガーリーなヘア。それだとまとまり過ぎるので、眼鏡がうまく“崩して”くれる」(SAKURAディレクター)。
“MASUNAGA|K三 INAZUMA”(税込7万7000円)“MASUNAGA since 1905 ODETTE”(税込5万8300円)
「眼鏡はアクセサリー感覚で選びたい」
SAKURA「コクーン」ディレクター:(さくら)石川県出身。都内1店舗を経て、「コクーン(Cocoon)」のオープニングスタッフとして参加。フォトコンテスト「JHA」第25回・29回新人賞(NEW COMER OF THE YEAR)ファイナリスト。“ノンブローカット”を学び、サロンワークや撮影など多方面で活躍中。写真は“MASUNAGA since 1905 GMS-122T”を着用
増永眼鏡は、福井の土地に地場産業を築く夢を実現するため、1905年に創業。以来、ギルド制にも似た“帳場制”と呼ばれる制度により、互いの技術を磨きあい、品質の良いアイウエアを提供し続けてきた。現在はヨーロッパ、アメリカ、アジアでの“三極プロダクト構想”を掲げ、「MASUNAGA since 1905」「MASUNAGA|K三」「Kazuo Kawasaki」など、積極的な商品展開を行う。近年では“メガネ界のアカデミー賞”とも言われるシルモドールを3年連続で受賞するなど、品質のみならずデザイン面での評価も高く、国内外のファッション業界から注目を集めている。
資生堂は、2023年からスタートする中期経営戦略「SHIFT 2025 and Beyond」を策定した。まずは、23年が最終年度の中長期経営戦略「WIN 2023 and Beyond」で課題として残った日本事業の成長回復に取り組み、25年に同事業で500億円を超えるコア営業利益を実現。3つの重点領域「ブランド」「イノベーション」「人財」への投資を強化する。コア営業利益率は25年に12%を計画し、27年までに最終目標の15%を目指す。
コンシューマープロダクツ事業本部は同8.3%増の140億2130万ユーロ(約1兆9910億円)と過去20年で最も高い伸びを記録した。北米と欧州が好調に推移するとともに、中南米とSAPMENA-SSA(南アジア太平洋、中東、北アフリカ、サハラ以南のアフリカ地域)の成長が大幅に加速。メキシコ、インド、ブラジルなどの成長により中国の厳しい市場環境を補い、全ての主要ブランドが市場を上回る業績を達成した。メイクアップは「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」のリップ“SPステイ ヴィニルインク”や「ニックス プロフェッショナル メイクアップ(NYX PROFESSIONAL MAKEUP)」のファンデーション“ベアウィズミー”が、スキンケアは「ガルニエ(GARNIER)」の美容液“ビタミンC ブライトニング セラム”が貢献した。
コンシューマープロダクツ事業本部の売り上げを昨年度上回り、同社最大のカテゴリーとなったリュクス事業本部は、22年も力強い成長を続け売上高は同10.2%増の146億3810万ユーロ(約2兆786億円)を記録した。ラグジュアリー市場で最も速く成長するフレグランスを強化し、「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」の“リブレ(LIBRE)”や「ランコム(LANCOME)」の“ラヴィエベル(LA VIE EST BELLE)”、「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」の“アクア ディ ジオ(ACQUA DI GIO)”などの世界的ベストセラーが売り上げをけん引した。スキンケアは最先端の研究を取り入れた「ヘレナ ルビンスタイン(HELENA RUBINSTEIN)」や「ランコム」の製品や「タカミ(TAKAMI)」を含む近年の買収の成功により市場の3倍の速度で成長。特に下半期の中国市場の大幅な減速など不安定な環境の中、グローバル市場でシェアを拡大。北アジアでポジションが大きく向上した。
「ビューティフルピープル」は、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」のパタンナー出身の熊切が文化服装学院時代の同級生らと2006年に立ち上げたウィメンズ、メンズのブランド。“大人と子どもが共有できる服”という“キッズシリーズ”のライダースジャケットで、まず人気に火がついた。大人と子どもだけでなく、男女の体形差、服の上下や表裏なども超えるユニークなパターンメーキングが持ち味。17-18年秋冬からは発表の場を東京からパリに移し、パリ・ファッション・ウイークの公式スケジュールでショーを実施している。
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下の「セリーヌ(CELINE)」はこのほど、新たに販売スタッフを募集する。エディ・スリマン(Hedi Slimane)アーティスティック、クリエイティブ&イメージディレクターが手掛ける「セリーヌ」の製品を、きめ細かな接客を通して販売。ブランドの魅力や世界観、商品のストーリーを来店客に伝え、長きにわたる関係性を築き、「セリーヌ」のファンを増やしていくような接客が求められる。
ほかにない店舗体験を目指して、限定商品を多く企画した。ウィメンズは、ハワイの伝統衣装“ムームー”をリメイクしたボディースーツや、インド産のビンテージのブロックプリント生地を使ったワンピース、ハワイの朝焼けをイメージした持ち手が付く「ステートオブエステープ(STATE OF ESCAPE)」のバッグなど。メンズは、ビンテージのミリタリーシャツにハワイにまつわる絵柄を手刺繍した商品や、黒を基調とするゴルフウエア「オブシティアン(OBSIDIAN)」に別注したホワイトカラーの限定ウエアなどのほか、「ロンハーマン」メルローズ本店のオリジナルライン「アールエイチエルエー(RHLA)」を他店で初めて扱う。雑貨も豊富で、ハワイの伝統染め技術“スロウタイド”を駆使したビーチタオルや、「ミアー(MIIR)」とのコラボタンブラーなどがそろう。
映画のはじめのパーティーのシーンでは、ロビーが着る赤いドレスもリサーチから生まれたものだという。「リサーチで見つけた女優のアンナ・メイ・ウォン(Anna May Wong)の写真がインスピレーション源になっている。その写真で、彼女はスカーフを巻いたようなドレスを着ていたから、ビンテージの布地をマーゴットの首に巻き、端っこを押し込んでみたの。デイミアンはとても気に入ってくれたわ。あのドレスは上半身から始めて、マーゴットがダンスのリハーサルをするのを見ながら、動きも考えてデザインしていったの。赤という色もとても大事。ネリーは人に注目してもらいたくて、あのドレスを着る。パーティーで発見してもらいたいのよ」。
2022 Paramount Pictures. All Rights Reserved2022 Paramount Pictures. All Rights Reserved2022 Paramount Pictures. All Rights Reserved2022 Paramount Pictures. All Rights Reserved
資生堂の2022年12月期連結業績は、ロックダウンやダブルイレブン(独身の日)市場の鈍化が影響した中国事業の落ち込みを欧米事業やトラベルリテール事業でリカバリーしたほか、「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」「ナーズ(NARS)」やフレグランスが好調を維持し、売上高が前期比5.7%増の1兆673億円、コア営業利益(営業利益から非経常項目を除き算出)が同20.6%増の513億円、営業利益が53.7%減の465億円、純利益が27.1%減の342億円となった。
今後、一気通貫の組織体制や販管費のコスト構造、組織のカルチャーなどを抜本的に見直し、「3年後の2025年には日本事業で500億円を超える収益を出し、そして社員がやりがいを感じるような健全な企業体質を実現するべく、既にさまざまな取り組みを始めている」と、23年から25年は抜本的な経営改革の3年と位置付け、中期経営戦略「SHIFT 2025 and Beyond」を策定した。
会場には、国内の若手俳優やTikTokerらが来場した。ドラマ「少年のアビス」(MBS系)の主役や、ネットフリックス(NETFLIX)オリジナルシリーズ「First Love 初恋」の綴(つづる)役を演じたことで知られる荒木飛羽や、TikTokで220万フォロワーを抱えるShomaこと南雲奨馬らが、「シンヤコズカ」のアイテムを着用しながら、コレクションを楽しんだ。
「#emptyMoriArtMuseum」の様子。SIDE CORE/EVERYDAY HOLIDAY SQUAD《rode work ver. tokyo》(2018/2022年)にて「#emptyMoriArtMuseum」の様子。O JUNの展示エリアにて「#emptyMoriArtMuseum」の様子。横山奈美の「Shape of Your Words」シリーズ(2022年)を背景に「#emptyMoriArtMuseum」の様子。石垣克子の展示エリアにて「#emptyMoriArtMuseum」の様子。石内都の展示エリアにて