松屋銀座本店に男女複合のアパレル売り場 カップルや夫婦を誘客

 松屋銀座本店は1日、5階紳士服フロアの一部をメンズ・ウィメンズ複合型のアパレル売り場としてリニューアルオープンした。従来の年齢や性別で区切られた百貨店衣料品の売り場から脱却し、男女間でのシェアやリンクコーデなど新しい買い方を提案。カップルや夫婦での来店を促す。

 複合売り場の面積はフロアの45%にあたる約1100平方メートルで、12ショップを展開する。「ドレステリア(DRESSTERIOR)」「エヴァム エヴァ(EVAM EVA)」を新規導入したほか、「ブラックレーベル/ブルーレーベル クレストブリッジ(BLACK LABEL/BLUE LABEL CRESTBRIDGE)」「ブルックスブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」「ポロ ラルフローレン(POLO RALPH LAUREN)「マーガレットハウエル(MARGARET HOWELL)」などはレディースを導入もしくは他階から移設した。ブランドラインアップは20〜40代以上向けまで幅広く、カップルだけでなくファミリー層もターゲット。ジャケットを交換したり、コーディネートの一部の柄をおそろいで着たりといったVMD提案を行う。

すでに複合化したショップは前年比50%以上で進捗

 同フロアは元々ギフトや代理購買目的の来店も多く、女性の購買比率が4割を占める。プロのスタイリストによるパーソナルカラー・骨格診断(3月18、19日)や占いイベント(25、26日)、香水オーダー会(24〜26日)など、女性の関心度が高い催事をフックに集客する。

 改装オープンに先駆けて複合化を進めた一部のショップは、売上高が前年比50%以上増となるなどすでに成果が出ている。フロアを担当する木村麻里・MD三課担当課長兼バイヤーは、「マニッシュな着こなしやメンズ服を取り入れるのがウィメンズファッションのトレンド。男女間で服をシェアするニーズを取り込みたい」と改装の狙いを話す。またショップを複合化することで「男女のショップで別々に配置していた人員を集約し、より横断的で魅力的な提案ができるようになる」とし、「コロナ禍から反転攻勢に出るチャレンジにしたい」と意気込む。改装区画の売り上げ目標は前年比70%増を狙う。

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バロックの旗艦店「ザ シェルター トーキョー」が3月3日改装オープン リアルならではの“体験”“発信”に特化 

 バロックジャパンリミテッドは、東京・原宿の旗艦店「ザ シェルター トーキョー(THE SHEL’TTER TOKYO)」を3月3日にリニューアルオープンする。3層(地下1階〜地上2階)約370平方メートルの店舗空間をフル活用し、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」が手掛けるD2Cブランドのポップアップスペースや本格的なアートギャラリー、フラワーショップなどを内設。アパレルの物販にとらわれない、「体験」と「発信」に重きを置いた設計だ。核となる「マウジー(MOUSSY)「アズール バイ マウジー(AZUL BY MOUSSY)」の2ブランドは、通常・派生ラインを集約したラインアップで世界観を表現する。

 改装以前は「アズール バイ マウジー」を展開していた1階では、話題性のある商品や企画を定期的に入れ替え、来店動機を作る。村井博之社長は「リアルでしか味わえない体験と、ここでしか買えない希少性。この2つが今後の店舗の価値になる」と話す。「ゾゾタウン」発のD2Cブランドのポップアップ第一弾として、ユーチューバーのげんじによるメンズブランド「ウィム バイ リドム(WYM BY LIDNM)」を約1年にわたって展開する。Z世代の男性客の取り込みを狙い、入店してすぐの、明治通り側の区画にコーナーを設ける。松本恵奈がディレクターを務めるバロックの「スタイルミキサー(STYLE MIXER)」は都内初の常設売り場を構える。生花店BOTANICが監修するフラワーショップは、プロのフローリストが常駐して花束サービスを行う。

「マウジー」の売り場の中に
アートギャラリーを設置

 2階の「アズール バイ マウジー」は、通常ラインのメインターゲット(20代)よりも大人向けの“クリーコンフォルト(CRIE CONFORTO)”、高感度ラインの“プラス(PLUS)”ととともに売り場を設ける。「(『アズール』は)15周年を迎え、年を重ねた顧客や“卒業生”にも新鮮に映るような、新しい世界観を見せていきたい」と村井社長は話す。

 地下1階の「マウジー」は、ブランド立ち上げ当初からのコア商品であるデニムを全面に打ち出す。さまざまなカラーやシルエットの日本製ジーンズに加え、一点もののリメイク商品を用意する。同店でしか買えないスーベニアシリーズ“クラブ マウジー 303(CLUB MOUSSY 303)”や環境に配慮した大人向けライン“エムアンダーバー(M_)”も展開する。フロア中央には「ローヴス(LOVUS)」と名付けたギャラリースペースを設け、年間12〜15程度のペースでアートなどの個展を実施する。こけら落としはグラフィックアーティスト河村康輔の個展。また同フロアにはインスタライブなどで使えるスタジオも設けた。ここでの収録の様子や店内で実施するイベントなどは店舗壁面の巨大スクリーンに映し出し、原宿の街行く若者に店内の様子をアピールする。

 外国人観光客の取り込みも念頭にある。特に「マウジー」は中国に200店舗以上を構え、現地での認知度が高い。村井社長は「現在の原宿・表参道はまだインバウンドが回復の途上にあるが、半年後には、“いい意味”でガラッと街の様子が変わっているはず」と期待感を口にする。店舗の年間売上高は3年以内に20億円規模を目指す。

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「アンダーカバー」と藤原ヒロシの「フラグメント デザイン」がコラボ 2023-24年秋冬パリコレのショーで披露

 「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は3月1日、パリ・ファッション・ウイークで行われた2023-24年秋冬コレクションのショーで、藤原ヒロシが手掛ける「フラグメント デザイン (FRAGMENT DESIGN)」とのコラボレーションアイテムを披露した。 

 デザインソースとなったのは、ドイツ・ベルリン出身のミュージシャン、マニュエル・ゲッチング(Manuel Göttsching)が1984年にリリースしたレコード「E2-E4」のジャケット。元の配色に近い茶×クリーム色や黒×白でチェッカーボードチェックを描き、その中にそれぞれのブランドを象徴する“U”と稲妻のマークを入れたコートやドルマンスリーブのブルゾンを提案した。そのほか、コレクションのタイトル「ENJOY YOURSELF」にちなみ 、背面に「UNDERCOVER & FRGMNT WE ENJOY OURSELVES」と綴ったベージュや黒のコートも登場。フィナーレはモデル全員がレザーのジャンプスーツにチェッカーボードチェックの大判ブランケットをケープのようにまとったルックで闊歩した。

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「マーク ジェイコブス」が三越銀座店でポップアップ 注目はリバイバル&先行販売

 「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は3月8〜14日の期間、三越銀座店(本館1階 ザ・ステージ)にポップアップストアをオープンする。

 同ポップアップでは、2005年に発売したバッグ“ザ スタム”をセルフリバイバルし、数量限定で販売する。また、新作の“ザ J マーク サドル メッセンジャー バッグ”を先行販売する。新年度の準備として、スモールレザーグッズも豊富にラインアップする。

 特に11、12日はハンドバッグ購入者に、その場でイニシャルを入れる刻印サービスも実施する。

■THE J MARC POP-UP SHOP
日程:3月8〜14日
時間:10:00〜20:00
場所:三越銀座店本館1階 ザ・ステージ
住所:東京都中央区銀座4-6-16

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キャサリン妃、「ザラ」の千鳥格子スカートなどで故ダイアナ妃にオマージュ? ウェールズの公務で着用

 イギリスのウィリアム皇太子(William, Prince of Wales)とキャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)は、ウェールズの守護聖人である聖デイビッドの祝祭日を翌日に控えた2月28日に、ウェールズを訪問した。夫妻は地元のフィットネスセンターで、メンタルヘルスやウェルビーイングにおける運動の重要性に関する説明を受けた後、実際にスピンバイク(エアロバイク)に挑戦。2人のレース対決では、キャサリン皇太子妃が勝利した。また、夫妻は地元のリハビリセンターなども訪れた。

 キャサリン皇太子妃は、カスタムメイドの白い「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER MCQUEEN)」のコートに、「ザラ(ZARA)」のモノトーンの千鳥格子のスカート、「マルベリー(MULBERRY)」のクロスボディーバッグ、「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」のブーツをコーディネート。また、2月26日に行われた国際ラグビーユニオン大会シックス・ネイションズ(Six Nations)のウェールズ対イングランドの試合を観戦した際には、英国人デザイナー、キャサリン・ウォーカー(Catherine Walker)による赤と白の千鳥格子のコートを着用した。いずれのスタイリングも、故ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元皇太子妃が1990年および92年に着用した「モスキーノ(MOSCHINO)」による千鳥格子のブレザーとペンシルスカートのルックを思わせるとして話題となっている。

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トゥモローランドが「マッキントッシュ」別注コートを発売

 トゥモローランドは、英国発のブランド「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」に別注したコートを発売した。

 「マッキントッシュ」の人気のモデル“ハンビー”をベースにしたもので、価格は11万9900円(税込)〜。

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春到来でオケージョン商品好調 ユニクロ、アダストリア、ユナイテッドアローズ2月度は20%増超え

 専門店チェーン、セレクトショップの2023年2月度売上高(既存店ベース)は、10日前後から気温が急上昇したことにより、各社で春物が好調に動き出した。入卒対応など、オケージョンシーン向け商品が売れ筋となり、客単価も上昇している。

 国内ユニクロは前年同月比21.3%増。寒さが厳しかった昨年2月が同14.0%減と落としていたという面はあるが、テレビCMで打ち出している“タックワイドパンツ”のほか、“感動ジャケット”“感動パンツ”、ユーティリティーブルゾンなど、「春物の高単価商品がプロパーでしっかり売れている」(広報担当者)。客単価は同16.8%増。スプリングニットやシャツなども売れ筋となっている。

 良品計画の「無印良品」は、同8.6%減と9カ月連続の前年割れだが、22年秋からテコ入れを進めている衣服・雑貨に限れば同3.9%増(前年は同14.5%減)。4カ月ぶりに前年実績を超えた。気温上昇で「春物衣料を中心に好調に推移」(発表資料から)した。今春値上げしている生活雑貨は、値上げ前の駆け込み購入の反動で同16.7%減。

 しまむらの「ファッションセンターしまむら」は同112.2%増。同社は1月21日〜2月20日集計のため、1月下旬の気温低下により、冬物が好調。暖かくなるのに伴い、シャツやジーンズなどの春物も動いた。

 アダストリアも同24.8%増と大幅増。「1月30日〜2月5日に自社ECで1000円オフクーポンを配信したことも寄与したが、月の中〜下旬にかけては春物がプロパー価格でしっかり売れた」と広報担当者。売れ筋はセレモニーにも対応できるジャケットや、ブラウスとパンツのセットアップなど。21日にECで発売した「フォーエバー21(FOREVER 21)」は「予定通りで堅調な滑り出し」という。

 ユナイテッドアローズも同25.3%増。メンズスーツやウィメンズのセットアップ、ブラウスなど、「ビジネス、フォーマルアイテムが好調だったことに加え、気温上昇でカジュアルウエアのニーズも活発化した」(発表資料から)。

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「アントニオ マラス」2023-24年秋冬コレクション

 「アントニオ マラス(ANTONIO MARRAS)」が2023-24年秋冬コレクションを発表した。

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「インティミッシミ」渋谷店の2階アートスペースの壁一面に咲き誇る花々 IORI KIKUCHIによる壁画が公開

 イタリア発ランジェリー「インティミッシミ(INTIMISSIMI)」渋谷文化通り店2階のインティミッシミカフェ内のアートスペースでアーティストのIORI KIKUCHI(菊地伊織)による壁画が公開されている。同壁画は「インティミ」の2023年春夏コレクションから、デジタルターコイズやバレンタインピンクなどのメインカラーを使用し、生き生きとした花々が描かれている。「HANANIWA」と名付けられた壁画は、「インティミッシミ」のブランドコンセプトである“全ての女性が持つ自分らしい美しさ”を表現しており、4月中旬以降に、新たな仕掛けが登場予定だ。

 新進気鋭のアートギャラリーの「シータグ(CTAG)」のキュレーションによりアートスペースの第10弾アーティストに選ばれたKIKUCHIは、英語とフランス語が堪能な日本人アーティストで、19年にはターナー色彩会社主催の「ターナー アワード 2018」で大賞を受賞。絵画や壁画、イラスト、デザイン、など幅広く手掛け、ファッション雑誌の挿絵やオフィスアートの制作なども行っている。

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「ボッテガ・ヴェネタ」が伊勢丹新宿本店でポップアップ 23年春夏コレクションのショー会場を再現

 「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、2023年春夏コレクションのポップアップストアを伊勢丹新宿本店で3月15~21日に開催する。

 同ポップアップストアは、22年9月にイタリア・ミラノで開催した23年春夏コレクションのショー会場を再現。建築家やインテリアデザイナーとして活躍するイタリアの巨匠ガエタノ・ペッシェ(Gaetano Pesce)が手掛けたカラフルな空間を体感できると共に、同氏がデザインしたショーの来場者用のチェアも登場する。また、限定アイテムとしてラムスキンを使用したショルダーストラップ付きの人気バッグ“ミニ カバ(MINI CABAT)”(税込59万4000円)を用意する。

■「ボッテガ・ヴェネタ」2023年春夏コレクション ポップアップストア
日程:3月15~21日
時間:10:00~20:00
場所:伊勢丹新宿本店 本館1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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「ムー」 がカラー下地“カラーチューナー“をリニューアル 光コントロール効果でより艶やか仕上がりへ

 ナチュラルコスメ「ムー(m.m.m)」は、今春ブランドデビュー5周年を迎えるのを機に、主力アイテムの一つであるカラー下地 “カラーチューナー”をリニューアルする。“ムー カラーチューナー” [SPF22・PA++] (全3色、各15mL、税込各3520円)として、3月1日に“パールイエロー”と“パールピンク”を、3月29日に“パールラベンダーピンク”をブランドサイトで展開。「メイクアップキッチン」の店舗とWEBサイトでは“パールイエロー” “パールピンク”を2月15日から先行発売をしており、“パールラベンダーピンク”は3月15日から取り扱う。

 “カラーチューナー”は、化粧下地・UVケア・保湿美容液の3役を1本でかなえるマルチユースベースとして、2018年のブランドデビュー以来人気のアイテムだ。新“カラーチューナー”は、より艶やかで内側から発光するような仕上がりに特化した。大きさやカラーの異なるパールを配合することで、光を味方に立体感と透明感を演出しながら、色むらやくすみといった肌悩みを自然にカバーする。

 リニューアルに際し、初代“カラーチューナー”(全5色)の中でも特に人気が高く、全顔に使用しやすいパステルカラーの3色に厳選した。色むら補正や赤みカバーが特徴の“パールイエロー”、自然な血色感を引き出す“パールピンク”、澄んだ透明感(メイクアップ効果による)で濡れたような艶感を演出する“パールラベンダーピンク”をそろえる。主要成分には、肌の潤いを守るエーデルワイスエキスを共通配合。“パールラベンダーピンク”には、ラベンダー、シャクヤク、ザクロなど、肌荒れを防ぎハリと艶感を与える5 種の美容成分を配合し、より艶やかな肌を演出する。肌へ伸ばすと薄いヴェールが滑らかに広がり、肌にピタリと密着するような仕上がりへと導く。

 また、“パールイエロー”は「ほのかに甘い安らかな香り」、“パールピンク”は「みずみずしくフェミニンな香り」、“パールラベンダーピンク”は、「柔らかな自分を感じられるような落ち着いた香り」と、カラーごとにブレンドされた精油が香る。プロダクトディレクターを務めるメイクアップアーティストの MINA は、「3色それぞれ異なるブレンドで、その日のムードを演出してくれるような香りをイメージした。朝のメイクアップが肌を整えることだけでなく、心の“チューニング”の時間となってくれたら」と語る。

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ユナイテッドアローズの「シテン」が渋谷でポップアップ 人気のトートバッグや春夏の新商品を販売

 ユナイテッドアローズの「シテン(CITEN)」が、3月3〜5日の3日間、東京・渋谷のヘルツ シブヤ(Hz-Shibuya)でポップアップを開催する。ポップアップでは、2023年春夏の新商品を中心にそろえる。決済手段はクレジットカードのみで、現金は不可。3日20時からは、現地からインスタライブ配信を実施する。

 「シテン」は今年1月に代官山蔦屋書店でポップアップを開催し、人気の“パデットトートバッグ”(3960円税込、以下同)を初日で完売させた。今回のポップアップでは“パデットトートバッグ”をカラー、数量ともに限定で販売する。そのほか、“ツイード カバーオール チェック”(1万5950円)や“エンブロイダリー レタード カーディガン”(9900円)、“スタンドカラー トラック ブルゾン”(1万7930円)、“スタンダード シャツ”(5990円)などこれからの時期に活躍するアイテムをラインアップする。

■「シテン」ポップアップ
会期:3月3~5日
場所:Hz - Shibuya
営業時間:3〜4日は12~20時、5日は12~18時
住所:東京都渋谷区宇田川町4-3 1F

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「ディプティック」から紙の上に広がるインクを想起させる新作フレグランス登場 まとう人の個性を引き出す香り

 「ディプティック(DIPTYQUE)」は3月16日、新作フレグランス“ロー パピエ”を発売する。“ロー パピエ”とは、フランス語で“水と紙”のこと。このフレグランスは、イマジネーションを表現するキャンバスである“紙”にオマージュを捧げたもので、紙に染み込むインクを連想させる香りになっている。

 シリアルやごまなどの種子のエキスがインクの香りを想起させ、ムスキーノートが官能的な趣を高める。そして、ミモザのパウダーノートが優しく香り、紙の上に広がるインクのように、まとう人の肌の上で時間の経過とともに、さまざまな表情を見せる。

 調香を担当したファブリス・ペルグラン(Fabrice Pellegrin)は、「『ディプティック』のために香りをつくることは、一冊の本を書くようなものだ」とコメント。

 ラベルは、フランス人アーティストのアリックス・ワリーヌ(Alix Waline)が担当。ラベルを通して香りのストーリーを3次元のイメージで描き出している。ラベルの表には、インクの濃淡によるモチーフやラインでさまざまなニュアンスが描かれており、裏側のイラストは、紙の素材感やホワイトムスクの柔らかさを、いく中にも描かれた細やかなラインはライススチームアコードを、畝のようなモチーフはウッディ アコードを、おぼろげなインクはミモザのノートを表現。見る人それぞれによる解釈でイマジネーションを膨らませ香りへ思いを馳せるようなイラストになっている。“ロー バピエ”は、紙の香りを体現し、まとう人の個性を引き出すユニークなフレグランスだ。

 価格は、税込2万2770円(100mL)、1万6280円(50m L)。

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「アクネ ストゥディオズ」2023-24年秋冬コレクション

 「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」が2023-24年秋冬コレクションを発表した。

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JR名古屋高島屋・バレンタイン商戦で売上高34億円 10年前の3倍以上に

 ジェイアール名古屋タカシマヤ(JR名古屋高島屋)は、1月19日から2月14日まで開催したバレンタイン催事「2023アムール・デュ・ショコラ」の売上高が過去最高の34億円以上に達したと発表した。前年開催に比べて42%増えた。来店客数は27%増の70万人以上になった。会期は前年開催に比べて1日増え、会場面積も拡大しているが、ご褒美チョコの人気ぶりがうかがえる。

 バレンタイン催事は今や百貨店の花形イベントだが、JR名古屋高島屋は日本最大級の規模として知られる。今回も10階のメイン会場のほか、1 ・3・4・5・9階にサテライト会場を置き、さらに昨年3月にイオンモール岡崎に開いた「タカシマヤフードメゾン」内でも催しを行った。海外を含めて150ブランド、およそ2500種類のチョコレートをそろえた。

 新型コロナウイルスが感染拡大する前の20年開催の来店客数100万人を3割下回ったものの、客単価が大幅に伸びたため、売上高は上回っている。原材料であるカカオの価格高騰や物流費などの上昇によって、菓子店の商品価格は前年開催に比べて5〜20%上がっている。それでも有名パテシエのブランドには客が殺到し、まとめ買いする人の姿も多く見られた。「オードリー」「メゾンカカオ」「クラブハリエ」などが人気を集めた。

 「アムール・デュ・ショコラ」は同店が開業した翌年の01年にスタート。当時は売上高5000万円程度だった。だがその後、他店に先駆けてチョコ販売に必要な冷蔵ケースを大量に抑えることで、人気ブランドの誘致に弾みがつき、13年には10億円を突破。開催を重ねるごとに売り上げ規模を拡大している。

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スマイルズ社長交代について代表と新社長を直撃 “自分ごと”を大切にユニークネスを持った企業としてさらに前進

 「スープストック トーキョー(SOUPSTOCK TOKYO)」やネクタイブランドの「ジラフ(GIRAFFE)」、デッドストックや規格外品の蚤の市「パス ザ バトン マーケット」などで知られるスマイルズの社長が交代した。同社は2000野崎亙前スマイルズ チーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)が取締役社長兼CCOに、遠山正道・創業者兼社長は代表取締役代表に就任。野崎社長は、11年にスマイルズ入社。すべての事業のブランディングやクリエイティブの統括、事業開発などを率いてきた。

 同社は2000年に創業。上記ブランド以外にもファミリーレストラン「100本のスプーン」や海苔弁専門店「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」などを手掛けるほか、外部のコンサルティングやプロデュース業も行っている。年商は11億3100万円(2022年3月期)で、ここ数年はコンサル・プロデュース業を強化しており、21年の売り上げ前年比は69%増、22年は45%増と売り上げを伸ばしている。創業23年を機に社長交代した意図や背景を遠山代表と野崎社長兼CCOに聞いた。

スマイルズでは一担当、今まで以上に幅広く活動

WWD:社長交代の意図は?

遠山正道代表(以下、遠山):ここ数年タイミングを見計らっていた。実質、何年も野崎社長が中心で運営してくれており、私もアート関連のプラットフォーム「チェーンミュージアム(THE CHAIN MUSEUM以下、TCM)」の社長をしながら、一担当者的にプロジェクトに関わっていたため、実際あまり変化がない。

WWD:野崎前CCOが社長に立候補したようだが?

遠山:“自分ごと”として、一番いいパターンだと思う。責任を持って自分でやるというのがスマイルズらしい。

WWD:代表になった感想は?

遠山:ますます忙しくなっている。TCMでは一担当者としてプロジェクトに参画しているので打ち合わせなどが多い。それ加えて昨年、個人会社「とおい山(株)」を設立した。同社では、起業などを対象に、利益の追求だけでなく、その存在意義や文化的価値、従業員の幸福などを見つめ直して軌道修正していくようなコンサルティング活動をしていきたい。また、アートや執筆などの作家活動も行うつもりだ。今年の年賀状にも書いた「ピクニック紀」は、ピクニックのように目的や勝敗のないことをどう価値として捉えられるということや、資本主義が成熟した今後、世の中に必要とされるであろう自分で幸福を導き出す人物像などについて考察したもので、本などにまとめられたらと思っている。これまで手掛けてきたことをベースに、今まで以上にいろいろなことをやっていきたい。

WWD:会長ではなく代表という肩書きにした理由は?

遠山:“会長”という肩書きだと、現場との距離感を感じるので、代表(代表取締役)にした。

WWD:今後の代表としてのスマイルズへの関わり方は?

遠山:各社員の主体性(自分ごと)に任せて、各自仕事を進めてもらっているので、今までとあまり変わらない。スマイルズの経営ついて口出しするつもりはなく、むしろ今後は、一担当者としてプロジェクトに関わればと思っている。

WWD:今後のスマイルズに期待することは?

遠山:個人性を存分に生かしながら、チームだからこそできる価値づくりも含めて、さまざまな活動を掛け合わせながらユニークネスを持って活動してほしい。

WWD:スマイルズ以外の活動とのバランスをどのように取っていくか?

遠山:基本、スマイルズについては任せているので、あまり意識せず、さまざまなチャレンジをしていきたい。

一人一人が“自分らしさ”を出しながら期待値を超えられる企業に

WWD:社長に立候補したそうだが、そのタイミングおよび理由、目的は?

野崎亙社長兼CCO(以下、野崎):ここ数年間、社長という気持ちで働いてきた。スマイルズとしてクリエイティブの価値提供ができるようになり、主業として成立するようになったので、今後は、コンサルティングやプロデュース業を主軸にしていくという意思も込めて、このタイミングで立候補した。

WWD:遠山代表とのリレーションはどのように取っていくか?

野崎:飲み仲間だ(笑)。

WWD:スマイルズを新社長として再定義するとしたら?

野崎:スマイルズは意志そのもの。独自のやり方で世の中の体温を上げていくという意志は今までも、これからも変わらない。「スープストック トーキョー」などの実業を中心としていたが、その知見を生かしてクリエイティブという手段を用いながら価値提供している。意志さえ変わらなければ、形に縛られることなく、手段は変化してもいいと考える。

WWD:スマイルズが今面している課題は?

野崎:実業もコンサルも全てビジネス的な手段なので、もっと高度なレベルでそれらを有機的に融合していくこと。

WWD:社長として達成したいことは?

野崎:“船頭多くして船山へ登れる”はずだと考える。スマイルズは、得意なこと、性格、価値観、全てが全然違う集団だ。全員の役割範囲が明確ではないので、年齢、性別、上下関係なくそれぞれの"自分らしさ"を出し合いながら、一人の力を超えて皆で見たことのない景色を見に行ければと思っている。想像つかないことを実現できるのが理想。いい意味で期待値をスタッフ皆が超えてくれたらいい。それが私の新しい創造性をかきたててくれると思う。

WWD:スマイルズとして、新たにチャレンジしたいことは?

野崎:今までしたことないことなら、ほぼ全てやってみたい。経験したことのない業界のプロデュースや業態も手掛けたい。それがわれわれの可能性を押し広げてくれる唯一の手段で、船で山を登るための大事なプロセスだと思っている。

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牛乳石鹸“赤箱”と「よーじや」がコラボ 限定デザインのあぶらとり紙発売

 “赤箱”のニックネームで知られる牛乳石鹸共進社の「カウブランド」は、3月10日から和コスメブランドの「よーじや」とコラボレーションした商品“カウブランド 赤箱×よーじや あぶらとり紙BATON”(50枚入り、1430円)を発売する。同日から21日まで京都 スフェラ・ビルで開催するプロモーションイベント「赤箱 AWA-YA in KYOTO」に登場するほか、「よーじや」の一部店舗とオンラインショップでも数量限定で販売を行う。

 “カウブランド 赤箱×よーじや あぶらとり紙BATON”は、「よーじや」が昨年5月に発売を開始した筒状ケースのあぶらとり紙“あぶらとり紙 BATON”のパッケージをお馴染みの“赤箱”デザインに仕上げたもの。ケースの底には“赤箱”の香りがするビーズが隠れていて、使うたびにふわりと石鹸の香りを楽しむことができる。

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マッシュの“セルフォード ゴルフ”が3月15日にデビュー ウエアや帽子、バッグ、ヘッドカバー、ピアスなど

 マッシュスタイルラボが手掛ける「セルフォード(CELFORD)」による新ゴルフライン“セルフォード ゴルフ(CELFORD GOLF)”が3月15日に発売する。

 デビューシーズンの2023年春夏は、ブライトカラーを軸に、アパレルから小物まで豊富にラインアップ。「セルフォード」のコンセプトである「ファーストレディー」に沿った上品さをデザインで表現しながら、機能的なスポーツウエアを提供する。主な商品と価格は、ブルゾン3万7400円(税込み、以下同)、ドレス3万1900円、トップス2万3100円、パンツ1万7600円、スカート2万900円、バッグ1万9800円、靴2万7500円、帽子1万2100円、手袋5940円、靴下2970円、ピアス4400円、ヘッドカバー5500円など。

 店舗での販売は「セルフォード」のルミネ新宿1店や表参道ヒルズ店、日本橋高島屋店、丸の内ビルディング店、西武池袋本店、ラシック名古屋店、大阪タカシマヤ店、京都タカシマヤ店、岩田屋本店、大丸札幌店など国内13店舗のみ。発売日に先駆けて、9日12時からは公式オンラインストアと自社ECサイト「ウサギオンライン(USAGI ONLINE)」で先行予約を受け付ける。3万円以上の購入で、限定のラウンドバッグのプレゼントの特典も(数量限定)。

 “セルフォード ゴルフ”は「セルフォード」のデビュー5周年を記念し立ち上げた新ライン。「スナイデル(SNIDEL)」や「フレイ アイディー(FRAY I.D)」「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」など多数のアパレルブランドを運営する同社初のゴルフウエア事業になる。「セルフォード」の店舗は現在、百貨店とファッションビルを中心に日本24店舗、中国4店舗を構える。

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マッシュの“セルフォード ゴルフ”が3月15日にデビュー ウエアや帽子、バッグ、ヘッドカバー、ピアスなど

 マッシュスタイルラボが手掛ける「セルフォード(CELFORD)」による新ゴルフライン“セルフォード ゴルフ(CELFORD GOLF)”が3月15日に発売する。

 デビューシーズンの2023年春夏は、ブライトカラーを軸に、アパレルから小物まで豊富にラインアップ。「セルフォード」のコンセプトである「ファーストレディー」に沿った上品さをデザインで表現しながら、機能的なスポーツウエアを提供する。主な商品と価格は、ブルゾン3万7400円(税込み、以下同)、ドレス3万1900円、トップス2万3100円、パンツ1万7600円、スカート2万900円、バッグ1万9800円、靴2万7500円、帽子1万2100円、手袋5940円、靴下2970円、ピアス4400円、ヘッドカバー5500円など。

 店舗での販売は「セルフォード」のルミネ新宿1店や表参道ヒルズ店、日本橋高島屋店、丸の内ビルディング店、西武池袋本店、ラシック名古屋店、大阪タカシマヤ店、京都タカシマヤ店、岩田屋本店、大丸札幌店など国内13店舗のみ。発売日に先駆けて、9日12時からは公式オンラインストアと自社ECサイト「ウサギオンライン(USAGI ONLINE)」で先行予約を受け付ける。3万円以上の購入で、限定のラウンドバッグのプレゼントの特典も(数量限定)。

 “セルフォード ゴルフ”は「セルフォード」のデビュー5周年を記念し立ち上げた新ライン。「スナイデル(SNIDEL)」や「フレイ アイディー(FRAY I.D)」「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」など多数のアパレルブランドを運営する同社初のゴルフウエア事業になる。「セルフォード」の店舗は現在、百貨店とファッションビルを中心に日本24店舗、中国4店舗を構える。

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「H&M」原宿店跡に米・楽器メーカー、フェンダーの世界初の旗艦店

 米国の楽器メーカー、フェンダー(FENDER)は今夏、世界初となる旗艦店「フェンダー フラッグシップ トウキョウ」を東京・原宿にオープンする。場所は、「H&M」原宿店が入居していた商業ビル「ジ アイス キューブス」の地下1〜地上3階(4フロア)で、総延床面積は約1068㎡。

 フェンダーは、「プロミュージシャンやコレクターはもちろん、楽器初心者や楽器を弾かないお客さまにも気軽に立ち寄って楽しんでもらえる場所にしたい。そのためのサービスの提供も予定している」と話す。

 フェンダーは1946年に創業。主にエレキギター、アンプの製造を行う。

■フェンダー フラッグシップ トウキョウ
オープン日:2023年夏
住所:東京都渋谷区神宮前1-8-10

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日本のモノづくりを未来につなぐ「マメ クロゴウチ」 2023-24年秋冬は、竹かごの大胆な造形や竹本来の美しさを服に

 1年を通して同じテーマを探求する「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」は、半年前の2023年春夏に続き、今シーズンも竹かごやその周りの文化からインスピレーションを得た。黒河内真衣子デザイナーが大きな影響を受けたのは今回も飯塚琅玕斎の作品だが、前回とはアプローチが全く異なる。23年春夏は竹かごが中国から伝わった時に生まれた「束編み」などの緻密な細工の作品がベースになっていたのに対し、今季は⽵かご⽂化が⽇本において独⾃の視点で遂げた発展に目を向けた。

 その発展について、黒河内デザイナーは「(今季の着想源である作品は、)実はオーセンティックな細かい編みでかごを作っていたのとほぼ同時代に作られたもの。作家たちは、まず“竹”という存在に大きなリスペクトがある。そして、竹という存在の精神世界に魅了され、竹本来の美しさに立ち返るようなものを生み出していたところが面白いと思う」と説明。「形状も、渡来してすぐは中国の青銅器を模していたところから農具などの日用品をアップデートするようになり、ハイレベルな技術と日用品を融合したものが生まれていったのが日本独特のカルチャー。そのマインドには、自分たちがしている仕事とのシンパシーを感じた」と続ける。

 結果、琅玕斎をはじめとする作家の大胆な造形表現をデザインに取り入れた。シグネチャーの有機的なラインを生かしたミニマルなテーラリングやリバーシブルコート、ミリタリーを感じるユーティリティーウエアからスタートしたコレクションは、次第に黒河内自身が竹の形状とかごの陰影からヒントを得て描いたグラフィカルなパターンで彩られていく。

 今季も、モノづくりの背景には意外性とクラフトへのこだわりが詰まっている。例えば、シアリングのようなコートやベストは、ウールの原毛を綿の状態のまま編んでいく「スライバーニット」の技法で作られたもの。日本で一社しか持たない特殊な編み機で、モコモコした質感とボリュームを生み出したという。また、職人が一枚ずつ折り畳んだ後に部分的に染料を落として染める「折り紙染め」を活用したアルパカウールのニットや、ダイナミックな竹の編みから着想したテープ状のニットやトーションレースが複雑に交差するデザインは、どこかプリミティブな雰囲気を醸し出す。何よりトーションレースは、普段はハム用の網を作っている工場と協力して作ったというから驚きだ。一方、仕上がった服から受け取る印象は、軽やかかつしなやか。そこには、まっすぐ育つのに中は空洞で風になびく竹そのものの魅力や、「創作の中の余白を探している」という彼女自身の今のマインドが反映されている。

 制作過程には、もちろんさまざまな試行錯誤があったという。しかし、「元になるインスピレーションからどんなものにしていくかという旅が、制作の中で一番楽しいこと。職人さんたちと意見を交わしながら、自分が描いた竹かごの世界をどういう風にファブリックや縫製技術、パターンでアップデートしていくかに挑戦した」と黒河内デザイナーは本当に楽しそうにモノづくりについて話す。昨年インタビューした際にも「トッズと協業した時にデザイナーと職人が一緒に働く会社としての在り方に非常に刺激を受けた」と話していたが、その姿勢は、確かに自国のモノづくりに誇りを持つイタリアブランドのデザイナーにも通じると感じる。現代的な服を通して、モノづくりの伝統や技術を守り、未来へつないでいこうとする彼女のようなファッションデザイナーが日本にもいることは、頼もしい。

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「ドリス ヴァン ノッテン」2023-24年秋冬コレクション

 「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」が2023-24年秋冬コレクションを発表した。

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ヘアデザイナー加茂克也の展覧会が開催 約400点の作品を公開

 世界を舞台に活躍したヘアデザイナー加茂克也の展覧会「KAMO HEAD - 加茂克也展 KATSUYA KAMO WORKS 1996-2020 -」を3月21日〜4月2日に表参道ヒルズで開催する。

 生前に加茂自身が企画・構想した内容をもとに、国内外のコレクションで使用したヘッドピースやプライベートな作品など合計約400点の作品を公開。加えて、本人が使用した制作道具や創作過程を垣間見ることができるポラロイドブックを交えながら、数々の作品が生まれたアトリエも再現する。そのほか、過去に出演したテレビ番組「デザインあ」の映像上映や作品集の販売も行う。

 加茂は1990年年代から「シャネル(CHANEL)」「フェンディ(FENDI)」「ジュンヤ ワタナベ(JUNYA WATANABE)」など、数々のトップメゾンのコレクションでヘアデザインを歴任。ヘアデザインの概念を“美容室から生まれる髪型”から、イマジネーションを表現する場”へと昇華し、唯一無二の存在として高く評価された。2015年には個人事務所「カモ ヘッド」を設立。近年はそれまでにランウェイで培ったものをベースにヘアデザインだけでなく、空間デザインやアートディレクション、自身としての作品制作など活動の幅を広げていたが、2020年2月に54歳で逝去した。

■KAMO HEAD ‐加茂克也展 KATSUYA KAMO WORKS 1996-2020‐
日程:3月21日〜4月2日
時間:11:00〜21:00 ※3月26日と4月2日は20:00まで
場所:表参道ヒルズ 本館 地下3階 スペース オー
入場料:無料

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ヘアデザイナー加茂克也の展覧会が開催 約400点の作品を公開

 世界を舞台に活躍したヘアデザイナー加茂克也の展覧会「KAMO HEAD - 加茂克也展 KATSUYA KAMO WORKS 1996-2020 -」を3月21日〜4月2日に表参道ヒルズで開催する。

 生前に加茂自身が企画・構想した内容をもとに、国内外のコレクションで使用したヘッドピースやプライベートな作品など合計約400点の作品を公開。加えて、本人が使用した制作道具や創作過程を垣間見ることができるポラロイドブックを交えながら、数々の作品が生まれたアトリエも再現する。そのほか、過去に出演したテレビ番組「デザインあ」の映像上映や作品集の販売も行う。

 加茂は1990年年代から「シャネル(CHANEL)」「フェンディ(FENDI)」「ジュンヤ ワタナベ(JUNYA WATANABE)」など、数々のトップメゾンのコレクションでヘアデザインを歴任。ヘアデザインの概念を“美容室から生まれる髪型”から、イマジネーションを表現する場”へと昇華し、唯一無二の存在として高く評価された。2015年には個人事務所「カモ ヘッド」を設立。近年はそれまでにランウェイで培ったものをベースにヘアデザインだけでなく、空間デザインやアートディレクション、自身としての作品制作など活動の幅を広げていたが、2020年2月に54歳で逝去した。

■KAMO HEAD ‐加茂克也展 KATSUYA KAMO WORKS 1996-2020‐
日程:3月21日〜4月2日
時間:11:00〜21:00 ※3月26日と4月2日は20:00まで
場所:表参道ヒルズ 本館 地下3階 スペース オー
入場料:無料

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「アンブッシュ」がギンザ シックス3階に旗艦店をオープン

 「アンブッシュ(AMBUSH)」は、ギンザ シックス(GINZA SIX)の3階に銀座エリア初となる旗艦店をオープンした。

 他の旗艦店同様、ブランドを象徴するジュエリーを筆頭に、メンズ・ウィメンズの服などをフルラインアップでそろえる。ジュエリーは全て日本製で、今シーズンのウエアは1990年代をイメージする。

■アンブッシュ ワークショップ ギンザ
オープン日:2月28日
場所:ギンザ シックス3階
住所:東京都中央区銀座6-10-1

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「アンブッシュ」がギンザ シックス3階に旗艦店をオープン

 「アンブッシュ(AMBUSH)」は、ギンザ シックス(GINZA SIX)の3階に銀座エリア初となる旗艦店をオープンした。

 他の旗艦店同様、ブランドを象徴するジュエリーを筆頭に、メンズ・ウィメンズの服などをフルラインアップでそろえる。ジュエリーは全て日本製で、今シーズンのウエアは1990年代をイメージする。

■アンブッシュ ワークショップ ギンザ
オープン日:2月28日
場所:ギンザ シックス3階
住所:東京都中央区銀座6-10-1

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「コーチ」がアイコンバッグ“タビー”にフォーカスしたイベントを原宿で開催 新作デザインやギフトを用意

 「コーチ(COACH)」は3月7日から4月2日までの期間、アンノン ハラジュク(UNKNOWN HARAJUKU)でアイコンバッグの“タビー(TABBY)”にフォーカスしたイベントを開催する。“タビー”の世界観を表現した会場では、桜がモチーフのインスタレーションやフォトスポットを設け、さまざまなデザインの新作商品を用意する。週末には、アーティストやパフォーマーがパフォーマンスを披露する。さらに、会場で撮影した写真やムービーを、コーチ ジャパン公式インスタグラムアカウントをフォローの上、メンションして投稿した人にはオリジナルスイーツをプレゼント。一定の金額以上を購入した人には、ギフトを多数用意している。現在、公式ラインアカウントで来場予約を受け付けている。

 “タビー”は、1970年代からアーカイブされているコーチ デザインをモダンに仕上げたバッグで、2019年に初登場した。デザインの特徴は、T字型のフラップにつけた“C”のアイコニックなモチーフだ。名前は、コーチ アーカイブの中でも特に当時人気を博した“タブクロージャ”にインスパイアしてつけられた。

■コーチ タビー ショップ 期間限定イベント

会期:3月7日〜4月2日
場所:UNKNOWN HARAJUKU
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目5番10号
営業時間:11:00~20:00
※都合により変更になる場合がございます。
※3月13日は11:30~20:00となります。
※4月2日は11:00~16:00となります。

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「アンダーカバー」とトヨタ欧州法人が異業種コラボ 5月にコンパクトカーの限定モデルを発売

 「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は、トヨタ自動車の欧州法人であるトヨタ モーター ヨーロッパ(TOYOTA MOTOR EUROPE)との協業を発表した。Aセグメントのコンパクトカー“アイゴクロス(AYGO X)”の限定モデルを、5月にヨーロッパで発売する。

 ボディーには、トヨタ モーター ヨーロッパが同モデルのために特別に開発したグレーのバイカラーを採用する。さらに、シートにはロゴを入れ、モノグラム柄のフロアマットなどを装備する。

 高橋盾「アンダーカバー」デザイナーは、「車のカラーリングは初めての経験で、服とは素材や色の出方が異なるため、なかなか難儀だったが、街に溶け込みながらも『アンダーカバー』らしさを主張する仕上がりになったと思う。自分も日々車を運転するが、車にとって配色というのは、とても大事なものだと認識している」とコメント。

 森忠雄トヨタ モーター ヨーロッパ ヘッド・オブ・スタイリング・デザインは、「『アンダーカバー』なら“アイゴクロス”の強い個性をさらに引き出せると確信していたし、車の開発において高橋デザイナーがどうファッション的表現をするかワクワクしていた。車とファッションのデザインにはたくさんの共通点があるが、高橋デザイナーは全く新しい色の見方や、予想外のものをつくり出す方法について教えてくれた」と述べる。

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