「ディオール(DIOR)」が2023年プレ・フォール・コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
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ミズノは「ノンネイティブ(NONNATIVE)」とコラボレーションしたゴアテックスファブリクス搭載スニーカー“ウエーブ ムジン ティーエル ミッド ゴアテックス ノンネイティブ(WAVE MUJIN TL MID GTX nonnative)”を4月15日に発売する。価格は2万9700円(税込)で、サイズは23〜30cmをそろえる。取り扱い店舗はミズノ トーキョー、ミズノオオサカ茶屋町、ミズノショップ京都新京極、公式オンラインストア。
シューズは“ウエーブ ムジン ティーエル ゴアテックス(WAVE MUJIN TL GTX)”をベースに、「ノンネイティブ」のスタイルに合うようにアレンジした。ゴアテックスファブリクスを搭載したミッドカットのブーツシルエットかつ、シューレースのないスニーカーを目指して約4年の製作期間を費やして完成したというシューズは、機能性も備えている。ゴアテックスファブリクスの防水透湿性能を備えており、アッパーは伸縮性に優れているため、着脱が用意にできる。カラーはカーキのワントーンで仕上げており、シーンを選ばずに履くことができる。
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3月28日に死去した世界的ミュージシャンの坂本龍一。訃報を受け、国内外の多くのクリエイターたちがこれまでの彼の功績に尊敬と哀悼の念を示している。
晩年はガンとの闘病の傍ら創作を続けたが、そんな彼の近年の肖像におけるアイコンが丸眼鏡だった。眼鏡好きの間では、彼がフランスのアイウエアブランド「ジャック デュラン(JACQUES DURAND)」を愛用していることは有名だった。
「ジャック デュラン」は仏「アラン ミクリ(ALAIN MIKLI)」などで経験を積んだジャック・デュラン氏が立ち上げたブランド。クラシックなフレンチアイウエアをベースに、ブラッシングによるつや消し加工とフラットなデザインが、どこかモダンな印象を作り出す。
坂本が愛用した“パック 506(PAQUES 506)”はブランドを代表する1本。ベーシックなボストン型をやや太めのラインで仕上げたフレームが、細面で繊細な顔立ちの坂本によく似合っていた。坂本は生前、メディアなどに露出する際にはさまざまなカラーの“パック506”を着用し、特に黒と“トーキョー トートイズ”と名付けられたベッコウ柄を愛した。
訃報を受け、「ジャック デュラン」は公式インスタグラムで過去の坂本のアーカイブ投稿を引用・回顧し、別れを惜しんだ。
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山本寛斎事務所のクリエイティブ・ディレクター高谷健太とともに、日本全国の伝統文化や産地を巡る連載“ときめき、ニッポン。”。11回目は、同氏が携わった北海道発のレザーブランドのクリエイティブの裏側について。
前回は、僕の故郷でもある北海道の森がエゾシカの被害によって枯死している現状と、頭数制限によって捕獲されたエゾシカの皮を用いた北海道発のレザーブランド「阿寒レザー(AKAN LEATHER)」について紹介し、僕が同ブランドのキービジュアルやレザージャケットのクリエイティブディレクションも担っていることに触れた。今回は、それらのクリエイションについてもう少し掘り下げてみたい。
まず、僕が「阿寒レザー」のプロジェクトに携わった大きな理由は、“いただいた命を大切に使う”“着ることが森林の保護・保全につながる”というブランドフィロソフィーに深く共感したからだ。この考えを体現するために、商品企画で重視したことが2つある。1つは、普遍的であること。流行に左右されない普遍的なデザインはもちろん、軽さと柔らかさに富んだ着心地の良さと、歳月を重ねて革が育つことで、生涯にわたって着用できるものだ。そして、やがて親から子へと引き継がれる。そんなレザージャケットを目指した。
もう1つは、一点物の価値を感じてもらうことだ。ジャケットをよく見ると、小さな傷や個体による表情の違いに気づくだろう。これは単に希少性を意味するものではなく、もともと野生に生きる動物であったことを示す“自然の刻印”なのだ。“いただいた命を大切に使う”というブランドの意志を体現するために、固有の特徴を生かそうと考えた。
キービジュアルには、阿寒在住のアイヌ文化アーティストのデボさん(以下:DEBO)と、自然と動物を愛するバーチャルヒューマンのimmaさんを起用した。ビジュアル制作で最初に思い巡ったのは、“北海道の太古から今、そしてこの先も続く円環する命”という言葉だった。縄文から現代まで、15000年以上のときをかけて脈々と続く日本のサステナビリティを表現したいという直感的なイメージを広げて、僕の先祖が本州から海を渡る遥か前から北海道で暮らしてきた先住民族アイヌのDEBOさんと、現在の最先端テクノロジーによるバーチャルヒューマンのimmaさんに、ぜひ参加してもらいたいと思って声を掛けた。
DEBOさんは、以前より山本寛斎さんと「何か一緒にやりたい」という思いがあったそうだ。「こうした形で仕事ができてうれしかった」と話してくれた。immaさんは元々、日本古来の文化や自然に興味があり、2019年にはアイヌ文化の担い手と国内外のアーティストが交わる阿寒の「ウタサ祭り」に訪問したほか、地球環境保護の支援を示す4月22日の“アースデイ”に合わせて、海で集めたごみで出来ているドレスを着用するなど、社会に向けたアクションを積極的に行っていた。われわれのオファーも「ファッションも“命をいただく尊さ”に向き合う必要があると思っていた。今回のプロジェクトに参加できたのはとても意義がある」と喜んで協力してくれた。
撮影に際してDEBOさんは、アイヌのさまざまな考えを教えてくれた。例えば、「エゾシカや鮭を敬わずに殺すと、それらの動物は泣きながら天に上っていく。そうすると、神様はエゾシカも鮭も地上に下ろさなくなり、飢饉が起きる」というものだ。「人間の力の及ばないものはすべてカムイ(神)と捉え、すべてのものに魂がある。人間は魂の宿る自然の中から、ありとあらゆる命をいただかないと生きていけない。だから、命に感謝できない人間が、そのほかの命を奪ってはいけないんです。“かわいそう”ではなく、いただいた命を無駄にしないという覚悟が必要なのだ」と。
この教えにとても共感した僕は、キービジュアルにも“いただ着ます。”というキャッチコピーを付けた。食べることだけでなく、着ることにも“いただきます”の気持ちを持とうというメッセージを重ねたのである。
immaさんは、「動物が大好きなので、これまでレザー製品には配慮して付き合ってきた」と話しており、彼女にとってレザージャケットを着ることは、大きな覚悟が必要だったはずだ。「あたしがエゾシカの革を着ることで、ファンの方々と色んな摩擦が起こるかもしれない。それでも、一人でも多くの人がこの問題を知って、地球や自然について考えるきっかけとなってほしい」と強く語ってくれた。
撮影時に驚いたことがあった。DEBOさんが控え室の床にゴザを敷いて、狩猟刀“マキリ”で木を削る様子を見せてくれたのだ。削ったツイスト状の樹皮はDEBOさんが髪飾りとして身に着けて、とても神秘的だった。
この髪飾りは“イナウ”というアイヌに伝わる祭具で、カムイの世界と自分とをつなぎ、自分を守ってくれるものだという。DEBOさんは「とても繊細なので、その場で作って身に着けないと、運ぶ間に壊れてしまうんですよ。削るうちに自分の心も浄化されるので、アイヌとして神聖な気持ちで撮影に臨めるかなと思って作りました」と説明してくれた。「自然に触れて、自分の頭で考えて、体を使ってモノを作る。そうすると、自分の感覚や能力を信用していくことができるんです」。便利なものに頼るのではなく、自分の体や感覚を信じて生きることの大切さを肌で感じる経験だった。
DEBOさんは最後にこう話してくれた。「今の現代人に必要なのは、生活を便利にしていくことよりも、不便な生活を快適に、かっこよく暮らしていくための知恵を持つことだと思う。この“かっこいい”というのがとても重要で、SDGsであるからこそ、美しくなければならないのです。アイヌの衣装も持ち物も、どれも美しい。デザインと機能美を兼ね備えた無駄のないものが、もっと見直されていくべきではないでしょうか」。
「阿寒レザー」の商品とキービジュアル、これらの話から、皆さまはどんなことを感じただろうか。阿寒の森の現状はもちろん、現代の消費社会のあり方、これからのファッションはどうあるべきかを考えるきっかけになればうれしい。
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「ディオール(DIOR)」は4月7日、人気フレグランス“ジャドール”の“ジャドール パルファン ドー”から、3種のボディーケアコレクション“シマリング ボディ スクラブ”(150mL、1万4740円)、“ボディ クリーム”(150mL、1万4740円)、“シマリングボディ ジェル”(100mL、1万1770円)を数量限定で発売する。また、“ジャドール パルファン ドー”の30mLサイズも新登場し、ディオール ブティック及び公式オンライン ブティックで29日から先行販売中だ。
2022年に誕生した“ジャドール パルファン ドー”は、花から採った高濃度のフレグランスオイルに高圧をかけ、通常のフレグランスの製造に必要なアルコールや化学溶媒を一切使わず、特許取得のテクノロジーを用いて水と花のみで作られたウオーターベースのフレグランス。仏・ヴァロリス産ネロリやサンバックジャスミン、スターマグノリアを含み、みずみずしく柔らかな香り。
そんな心を満たす香りが今回、ボディーケアコレクションとして登場。コットンネクターや24Kゴールドを配合して肌を滑らかにするボディースクラブ、ジャスミンワックスとコットンネクターを含み光沢のある肌に導くボディークリーム、上質なきらめきとみずみずしい香りで肌を輝かせるボディージェルを発売し、バスタイムをより一層特別な時間に導く。いずれの容器もゴールドが輝く美しいデザインで、ガラスの重さは従来の50%軽量化を実現している。
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大しめ縄で有名な出雲大社をはじめ、縁結びと神々の都として知られる島根県出雲市。そこで生まれ育ったビームスの土井地博さんがこのほど、出雲観光大使に就任した。土井地さんといえば、コミュニケーションディレクターとして(現在は執行役員で子会社ビーアットの社長も務める)さまざまな“ご縁”をつないできたビームスのキーマン。そんな土井地さんに聞いた知る人ぞ知る場所だから、行きたくなること間違いなし。うずうずさせて、“ごえん”なさい!(この記事は「WWDJAPAN」1月23日号からの抜粋です)
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気象条件の良さや温泉の豊富さなどから、度々「ニッポン美肌県グランプリ」で1位に輝く島根。ここ「マリンタラソ出雲」(出雲市多岐町)は、海洋療法を意味するタラソテラピーを取り入れた宿泊施設で、海水を不感温度(33~36℃)に温めた「元気海プール」やペースト状の海藻を体に塗って蒸らす「アルゴハマム」などを体験できる。窓の外に日本海が広がり、歩いて数分のところには県内随一の海水浴場「キララビーチ」もあるぞ。
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代表の大坪厚志さんを筆頭に、モデルの春日潤也さん、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」でアウトドアブランドを統括する児玉敦洋さん、BMXプロライダーの石橋剛仁さんと東京でも活躍する出雲出身の4人が共同で運営する「B.S.K.K(ビーエスケーケー)」(出雲市大社町)。歯科医院だった洋館をリノベーションしたそこは、1階がコーヒーと自家製パンを味わえるカフェ、2階が洋服屋。海や山など自然の遊び場がいっぱいの出雲で、自分たちが実際に愛用しているアウトドアブランドを扱う。
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出雲市平田町の木綿街道は、江戸から明治時代にかけて、木綿の流通で栄えた。そのレトロな街並みに溶け込む古民家で、クラフトビール「サードバレルブリュワリー(3RD BARREL BREWERY)」は作られている。昨年スタートした知る人ぞ知るビールは、イギリス産の麦芽と出雲の水を使って仕込まれ、料理に合うと好評だとか(飲みたい!)。ビールは5銘柄で、英語の「錨」や「帆」「舵」など、船にまつわるネーミングが海に面した出雲ならでは。お土産にしてもよし!その場で飲んでも、もちろんよし!
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昨年末、「ビームス ジャパン(BEAMS JAPAN)」が常設店として、島根に初出店した。場所は、出雲大社へ続く表参道・神門通りで、出雲大社前駅に隣接。「堀江だるま」が手掛けた“出雲縁結びだるま”や「川島めのう」による“勾玉”、“縁結び”をテーマにしたピンク色のトートやコインケースをはじめ、ここでしか買えない島根・出雲の土産物などがそろう(商品は1月23日紙面掲載当時のもの)。
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ちなみに、土井地さんいわく、出雲へのおすすめの交通手段は、寝台列車。東京駅と出雲市駅間をつなぐ寝台特急「サンライズ出雲」で、朝日とともに出雲へGO!「旅の醍醐味を感じられるはず」と、太鼓判を押す。
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新年度を迎え、4月3日に国内のビューティ企業各社が入社式を行った。今年は対面式で行う企業が大半で、マスクの着用にめぐっては個人の判断に委ねた企業が多く見受けられた。
資生堂は、グループ会社含め224人が入社した。東京国際フォーラムで行われた入社式には、コロナ禍の影響でオンラインでの入社式を余儀なくされた20〜22年に入社した社員も参加し、総勢約1100人が出席した。
魚谷雅彦・資生堂会長CEOは、「私は『夢は必ずかなう』と信じている。皆さんの『夢』は何ですか?資生堂は、美の力を通じて世界中の人々の心を豊かにし、生きる喜びや幸せをもたらす企業であり続けるという強い使命を持っている。これは当社の『夢』でもある。この夢の実現には、皆さんの思いと力、そして行動が必要だ。自分自身が資生堂の未来を作るんだという強い思いを持って、一緒に『美』の未来へ挑もう。そして、めまぐるしく変化する時代において、皆さん一人一人の『個の力』こそが当社の成長をけん引すると、私は信じている。資生堂での仕事を通じて、日本や世界でのさまざまな課題を解決し、持続性のあるよりよい社会を実現してほしい。資生堂の未来を作るのは、あなたです!世界を目指して、一緒に頑張ろう」と語った。
花王は、グループ会社含め186人の新入社員を迎えた。東京・すみだ事業場で行われた入社式では、新入社員全員が「花王で挑戦したい夢や想い」をボードに書き起こし、宣言した。
長谷部佳宏花王社長は、「私から、新入社員の皆さんに伝えたいことが3つある。1つ目は『仕事を楽しむこと』。2つ目は、『個性を磨き上げること』。3つ目は、『天祐は常に道を正して待つべし』(創業者長瀬富郎氏の言葉)。何かに没頭しひたむきに努力することで、必ずチャンスが訪れる。ぜひそのチャンスを自分の手で掴んでほしい。この3つのことを忘れず、皆さんのフレッシュな力で社内に新しい息吹をもたらし、プロフェッショナルとして活躍してほしいと思う。そして、これから始まる花王での社会人生活を思い切り楽しんでほしい」とエールを送った。
コーセーは、総合職で25人(うち、研究開発系総合職13人、デザイン系総合職3人、文系総合職9人)、ビューティコンサルタント職で39人の新卒採用を行った。入社式はそれぞれ会場を分け、総合職の社員は本社で、ビューティコンサルタント職は同社の研究センターで実施した。
小林一俊コーセー社長は、「化粧品は見た目を変えるだけでなく、心も明るくする消費財である。コロナ禍の3年で、われわれは将来を見据えた種まきを多くしてきた。種まきからさまざまな色の花を咲かせる収穫の年にしていくべく、今日からコーセーの一員として新入社員の皆さん自身の強みとなる多様な個性を生かし、われわれと一緒に新たな未来を切り開いていくことを大いに期待している」と訓示した。
ポーラ・オルビスホールディングスは、グループ全体で36人(ポーラ:総合コース15人、販売8人/オルビス:企画職6人/ポーラ化成工業:研究開発4人、生産技術3人)が入社した。今年の入社式は横手喜一ポーラ・オルビスホールディングス社長の意向で、演題を囲むように半円となるよう座席を配置し、新入社員に混ざって横手社長や役員が座る形式で実施した。
横手社長は、「自分らしさとは何かを、今一度考えていただきたい。ポーラ・オルビスグループの仲間となった皆さんが、感受性のスイッチを全開にしながら自分らしさを発揮し、自分らしさを変化させ続けることで、グループが変化していく。そして、その変化の積み重ねが、グループの魅力をさらに磨き上げてくれる、そんな未来を実現したいと思っている。ともに変化していこう」と述べた。今後新入社員は、同ホールディングス主催でグループ合同研修を2日間実施し、その後、各社ごとの研修に移る予定だ。
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「ファッションセンターしまむら」や「アベイル」を運営するしまむらは、2022年4月に続き、2023年4月にも賃上げを行う。対象者は昨年と同様、正社員(約3000人)とパート社員(約1万5000人)。正社員の賃上げ幅は6.5%(昨年は5.6%)、パート社員は5.2%(同4.6%)。併せて新入社員の初任給も上げており、23年4月入社の大卒正社員の月給は昨年から1万7600円高い27万3000円となった。
「賃上げは優秀な人材を採用するためでもあるが、社員満足を高めることが大きな目的」と鈴木誠社長は4月3日に行われた23年2月期決算会見でコメント。昨年の賃上げや期末に決算賞与を出したことで、23年2月期は人件費が前期比5.8%増に膨らんだ。ただし「タブレット端末の導入による店頭の働き方の効率化などが効き、人件費の売上高対比は12.8%と、前期から0.1ポイントのみの上昇に抑えることができた」(太田誠利企画室長)という。
23年2月期の連結業績は、売上高が同5.6%増の6161億円、営業利益が同7.9%増の533億円となり、共に過去最高を更新した。話題性のあるインフルエンサー企画やキャラクター商品の連打、地域・個店別に対応したMD、ウェブ広告に注力したマーケティングなどが効き、既存店1店あたりの売上高は主力の「しまむら」業態で平均3.2億円に上昇した。
22年度はアパレル業界全般として値上げにも大きく焦点が当たった。「しまむら」でもプライベートブランド「クロッシ プレミアム(CLOSSHI PREMIUM)」を拡充し、従来よりも機能性や品質を高めた高価格帯商品を増やした結果、「1点単価は通期で同3.9%増となったが、客数も同1.3%増となり、客離れは起こっていない」(鈴木社長)と手応えを語る。22年9月〜23年2月の下期に絞ると「しまむら」の1点単価は前年同期と比べ6.5%の価格上昇となっている。「この3〜8月も同様の価格上昇が継続する」。
24年2月期業績は売上高が前期比3.1%増の6350億円、営業利益が同2.4%増の545億円を見込む。併せて30年2月期に向けた長期の経営目標も発表、売上高8000億円超、営業利益率10.0%を目指す。「今期以降、毎年50店の新規出店を重ねると共に、既存店の大型化やファッションモール化(複数ブランドを組み合わせての大型出店)を進めることで、1店あたりの売り上げを高めていく」ことが売上高8000億円の骨子となる。
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「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は、2023年プレフォールコレクションから、ウーブン素材を用いたバッグシリーズを発表した。ラインアップするのは、“ザ トート バッグ”の2サイズ(7万8100円〜税込、以下同)と丸みのあるフォームが特徴の“ザ バケット バッグ”(7万8100円)、アイコニックな“ザ スナップショット”(6万7100円)、22年に復刻した“ザ J マーク ショルダーバッグ”(7万8100円)の5型。カラーはナチュラルとブラックの全2色で、“ザ トート バッグ”ラージサイズのみナチュラルだけの展開となる。全国の店舗と、公式オンラインストアで取り扱う。
“ウーブン”ラインは、春夏に相応しい爽やかな素材感を、クールでモードなデザインに落とし込んでいる。ナチュラルは、ブラックのロゴパーツでスタイリッシュな印象を与えながら、ポップなオレンジのライニングでブランドらしいエッセンスを加えた。ブラックは徹底してシックなムードに仕上げたという。
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「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は、2023年プレフォールコレクションから、ウーブン素材を用いたバッグシリーズを発表した。ラインアップするのは、“ザ トート バッグ”の2サイズ(7万8100円〜税込、以下同)と丸みのあるフォームが特徴の“ザ バケット バッグ”(7万8100円)、アイコニックな“ザ スナップショット”(6万7100円)、22年に復刻した“ザ J マーク ショルダーバッグ”(7万8100円)の5型。カラーはナチュラルとブラックの全2色で、“ザ トート バッグ”ラージサイズのみナチュラルだけの展開となる。全国の店舗と、公式オンラインストアで取り扱う。
“ウーブン”ラインは、春夏に相応しい爽やかな素材感を、クールでモードなデザインに落とし込んでいる。ナチュラルは、ブラックのロゴパーツでスタイリッシュな印象を与えながら、ポップなオレンジのライニングでブランドらしいエッセンスを加えた。ブラックは徹底してシックなムードに仕上げたという。
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ヘアだけでなく、メイクアップもこなす美容師を“二刀流美容師”としてピックアップする連載企画。インスタグラムによる集客が主流となった今、ヘアスタイル投稿だけでなく、メイク投稿もできるとサロンユーザーの関心をより引き付けられるため、注目度が増している。第3回は「SHIMA HARAJUKU LEAP(シマハラジュク リープ)」のSAYAKAトップスタイリストに、 メイクを始めたきっかけや、美容師がメイクもやることのメリットを聞いた。
WWDJAPAN(以下、WWD):メイクにはどのように取り組んでいる?
「SHIMA HARAJUKU LEAP」SAYAKAトップスタイリスト(以下、SAYAKA):メイクは、お客さまのご希望があればお受けする形にしている。あと撮影の際は、極力自分でメイクをするようにしている。ヘアを作るうえでメイクの感じも合わせていかないと、トータルスタイルを打ち出すことはできないと思う。
WWD:顧客からの希望があるのはどんなとき?
SAYAKA:最近だと成人式や卒業式のセットが多い。あと普段のメイクでも、「韓国風にしたいけれど、自分ではできない」というお客さまから求められるケースも多い。
WWD:メイクはいつから、どのように勉強している?
SAYAKA:私はヘアだけでなくメイクもすごく好きで、学生のときから個別にメイクレッスンを受けに行ったり、モデルに施したりして勉強していた。あとユーチューブのメイク動画も役立った。入社してからは、1年目から先輩のコンテストや撮影に同行させてもらってメイクをしていて、スタイリストデビューと同時にお客さまにメニューとして提案し始めた。
WWD:以前からインスタグラムにメイクの投稿をしている。
SAYAKA:メイク系の投稿も結構行っていて、評判もいい。最初にフォロワー数が伸びたのは、メイクの投稿を行ったときだった。“盛れる”といったワードや、“純欲メイク”(血色感などであどけなさを強調したメイク)など流行りのワードを入れるとアクセス数が伸びる傾向がある。
WWD:メイクのトレンドや技術はどこから仕入れている?
SAYAKA:私は“BLACKPINK”などの韓国アイドルが好きなので、彼女たちを担当するメイクアップアーティストのインスタグラムやユーチューブを見ている。あと(欧米系の)海外からインスパイアを受けることも多いので、海外セレブのSNSもチェックしている。
WWD:美容師がメイクにも取り組むことのメリットは?
SAYAKA:取り組んでいる美容師が少ないので武器になるし、撮影にも有利だと思う。あとお客さまに「この人はヘアもできるし、メイクもできる」と認識してもらえることで、安心感というか“分かってくれている感”が生まれ、安心して任せてもらうことができる。お客さまにも「このアイシャドウの色、似合いそうですね」などと提案したり、お客さまからも「どんな感じのメイクが合いますか?」などと聞かれることが多くなったり、コミュニケーションの幅が広かる。
WWD:今年の春夏に提案するヘアカラーのトレンドと、それに合わせるメイクは?
SAYAKA:やっぱり春先は明るめのヘアカラー。「イルミナカラー」から4月6日に登場する新色3シェード(“マリーン”“ビーチ”“サンセット”)のようなベージュ系が流行ってくる。それに合わせるメイクは、コーラル系などの暖色系で艶のある感じがいい。ベースを艶のあるものにしたり、ハイライトなどもパウダーではなく練りものを使ったりするのがおすすめ。艶感がすごく大事。
WWD:SAYAKAさんがヘアを手掛けた「イルミナカラー」新色3シェードのビジュアルでも、艶のあるメイクだった。
SAYAKA:(メイクは「SHIMA」ヘアメイクチームが担当したけれど)全体的にナチュラルで、リップもコーラル系で仕上げてくれたり、艶感のあるアイテムを使ってくれたりして、すごく良かった。
WWD:「イルミナカラー」の新色3シェードに代表されるような、解放感のあるL.A.(ロサンゼルス)のムードを感じさせるトレンドもあると思うが、L.A.トレンドのヘアに合わせるメイクは?
SAYAKA:L.A.でも、コーラル系で艶感のあるヌーディーなカラーが流行っている。またセレブのインスタグラムを見ていると、リップペンシルの薄い色でラインをとってヌーディー系で仕上げるリップラインも流行っているので、そういうのを取り入れたい。
WWD:L.A.テイストを求める方には、どのようなヘアカラーを提案する?
SAYAKA:ハイライトをベースにしたい人が多いので、「イルミナカラー」をかぶせて使い、きれいにベースカラーを出したいと思う。徐々に海外旅行に行けるようになってきていて、留学生を担当することも多いので、実際のサロンワークでも提案している。
WWD:例えば「イルミナカラー」の新色3シェード、“マリーン”“ビーチ”“サンセット”を使った場合、どんなヘアカラー&メイクを提案する?
SAYAKA:“マリーン”はくすみ過ぎないベージュのイメージで、きれいに赤味を消しつつ、ベージュ感の強い仕上がりをかなえることができる。それに合わせるメイクはハイライトでメリハリをつけて、肌の艶感と髪のコントラストをつける感じの提案をしたい。“ビーチ”はアッシュ味が少なく、春夏っぽい軽めのベージュで柔らかい雰囲気に仕上がるので、「明るくしたい」「柔らかくしたい」というお客さまにおすすめ。そういうお客さまには、艶感のあるメイクや、コーラル系のメイクを合わせたいと思っている。“サンセット”はピンクブラウンが好きなお客さまや、パキッとしたピンクと赤の間の色にしたいお客さまに提供したい。そういうお客さまには、ちょっと濃いブラウンや赤寄りのブラウン、赤っぽいメイクをおすすめしたい。
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時計界屈指のデザイナーとされるジェラルド・ジェンタ(Gerald Genta)の名前を冠した同名のブランドが復活する。手掛けるのは、スイス・ジュネーブにある「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のウオッチ・メイキング・アトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン(La Fabrique de Temps)」。このアトリエのトップを務める伝説の時計師ミシェル・ナバス(Michel Navas)時計アトリエ最高責任者らが、ジェンタの妻でビジネスパートナーでもあったエヴリン・ジェンタ(Evelyne Genta)の協力も得ながら、ブランドを再興する。ジェンタが1970〜90年代に数多く発表した、複雑機構の時計をインスピレーション源とする高級時計を今後発表するようだ。
ジェラルド・ジェンタは1931年、スイス・ジュネーブ生まれ。「オメガ(OMEGA)」の“コンステレーション”や、「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」の“ロイヤル オーク”、「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」の“ノーチラス”、「IWC」の“インヂュニア”、「ブルガリ(BVLGARI)」の“ローマ”など、現在も大人気のモデルのデザインを手掛けてきた先駆けであり、現段階では最高の時計デザイナーだ。
彼が立ち上げた自身の名前を冠したブランドは、「オーデマ ピゲ」の“ロイヤル オーク”や「ブルガリ」の“ローマ”のように、円形と正多角形を組み合わせたデザインが特徴。日本のクォーツ時計とは異なる魅力を備えるべく複雑機構に特化し、1980年にはスケルトンのミニッツリピーター、94年にはグランドソヌリ(定時に時を音で知らせる機構および、この機構を搭載した時計)で注目を集めた。同時に84年にはディズニーとコラボレーションするなど、遊び心を忘れず、既成概念を打破することも信条としていた。当時は他ブランドのためにムーブメントも開発しており、「カルティエ(CARTIER)」の“パシャ”にはミニッツリピーターとパーペチュアル・カレンダーの機構を搭載したムーブメントを提供。最終的には仕掛け時計のオートマタから、エロティックなジュエリーウオッチまで、その才能をあらゆる時計で発揮したオールラウンダーだ。2011年、80歳でこの世を去っている。
この「ジェラルド・ジェンタ」ブランドは1996年、シンガポールを拠点とする時計専門店ネットワークのアワーグラス(HOUR GLASS)が過半数株式を取得。2000年には「ブルガリ」が買い取り、時計を何本か発表したが、長らく休眠状態だった。
「ルイ・ヴィトン」のウオッチ・メイキング・アトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」は、妻のエヴリンに同アトリエが保有する未公開のデザインを含むアーカイブを開放。彼女の意見を踏まえながら、ミニッツリピーターやトゥールビヨンなどの複雑機構を搭載した時計を少量製造する。
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「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATHESOLOIST.)」と「ニューエラ(NEW ERA)」は4月8日、コラボカプセルコレクションを発売する。「タカヒロミヤシタザソロイスト.」の直営店および「ゾゾヴィラ(ZOZOVILLA)」、「ニューエラ」の限定店舗で扱う。
前作に続いて“Listen To The Soloist”のロゴをリフレクティブプリントしたもので、バケットハット(9790円税込、以下同)や半袖Tシャツ(1万890円)のほか、初めてバックパック(1万7490円)もラインアップする。
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三越伊勢丹は3日、国内百貨店事業の3月度売上高速報を発表した。23年3月期通期では速報値ではあるものの、伊勢丹新宿本店の売上高が1991年度に記録した年間売上高の過去最高実績を更新した。
同社によると、91年度の伊勢丹新宿本店の売上高は「3000億円超」。同年は国内百貨店業界全体の売上高が9.7兆円となりピークを迎えた時期でもあったが、その数値を上回ったことになる。
伊勢丹新宿本店は、コロナ禍の収束とともに富裕層消費を追い風に、22年4月以降は月次売上高が11カ月連続でコロナ前(18〜19年)の水準を上回った。外商販売の戦略的な強化が実を結び、ラグジュアリーブランドや宝飾品などの高額品が売れている。
3日に発表した3月の売上高速報も、前年同月比24.8%増と2ケタ増の好調を維持した。免税売上高に関しても18年同月比で29.1%増と、中国客が戻らない中ですでにコロナ前を大きく上回る。
国内百貨店主要5社の前年同月と比較した3月度売上高は、三越伊勢丹が22.9%増(19年3月比で9.2%増)高島屋が9.1%増(同5.7%増)、大丸松坂屋百貨店が18.0%増、(同5.7%減)、そごう・西武が9.7%増(同6.2%減)、阪急阪神百貨店が20.8%増(同約6%増)。おし並べて前年実績から1〜2割程度の増収だが、19年実績には届かない百貨店もある。阪急本店は3カ月連続で月次売上高の過去最高を更新した。
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「コンバース(CONVERSE)」は4月18日、デニムを用いたスニーカー“オールスター”を発売する。
パッチワークデザインは、ハイカットとオックスフォードを用意する。価格は、いずれも1万2100円(税込、以下同)だ。全体を淡色としたり切りっぱなしにしたり、デニムの表裏をミックスしたりすることで、ラフな雰囲気を演出。また、アンクルパッチはスエードにアレンジした。機能面ではオリジナルのカップインソール“リアクト2.0”を備え、履き心地を向上させた。
ベルトタイプ(9350円)には、濃紺のデニムを採用する。タンラベルはアッパーとリンクしたネイビーとし、一方でステッチはコントラストで生成りにした。
5月には、岡山産のブラックデニムを用いた日本製“オールスター”(1万7600円)や、洗い&ブリーチ加工を施したビンテージライクなハイカット(1万4300円)も発売する。
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繊維商社のヤギ(YAGI)は、同社が協賛・協働するNPO法人ディアミー(DEAR ME)主催のイベント“BETTER FASHION, BETTER FUTURE”に出展し、同社が持続可能な社会の発展を目指して発足したエシカル・サステナビリティ活動プロジェクト「ヤギシカル(YAGIthical)」のポップアップストアを3月14〜18日の期間、大阪・梅田のNU茶屋町に開いた。最終日は、ヤギのメンバーと西側愛弓ディアミー代表兼「ココ(CO×CO)」代表取締役(以下、西側)によるトークイベントも実施。“「好き」を通して社会課題にアクションしよう”をテーマに、ファッション産業が抱える社会課題解決にどう取り組むかについてを考え、語り合った。
60分間のトークイベントは3つのテーマで構成。1つ目のテーマ「ぶっちゃけZ世代・ミレニアル世代の本音トーク」では、社会課題への関心が高いとされるZ世代だが、興味を持ちつつも実際にアクションを起こせているのは9%※という現状について語り合った。ヤギ・マテリアル部門営業の曽和亮太(以下、曽和)は、「手に取りやすいアイテムや自分が気付かないところで実は社会貢献できている、でもいいと思う。小さなアクションから始めていければ」と述べた。さらに、10年前に古着店で購入したセーターを着て登壇した曽和は、「長年愛用しているが、全然毛羽立たない。いい買い物ができた。これも1つのアクション」と続けた。西側も、「自分の“好き”が入り口となり、それが愛着に変わり、結果社会課題やエシカルに結びついているのがすてき」と賛同した。また、Z世代である西側は、「サステナビリティやSDGsをトレンドとして終わらせてはだめ。言葉に惑わされず、好きを通して自分がどう長く向き合っていけるか。自分は何が好きで、社会とどう関わるのが心地いいかをベースに考えられたらいいのでは」と思いを伝えた。
2つ目のテーマは「『好き』を通してできるアクション」。「『好き』なものの“もと(素材や背景)”を知る」という話題では、ヤギの藤井豊アパレル部門営業課長は、同イベントにも出展していたエコバッグを活用した新たなパッキングプラットフォーム「ルーパック(LOOPACH)」について説明。「どうアクションをしたらいいか分からない人もいると思う。普段の何気ない買い物の中で、『ルーパック』の機能がついたエコバッグを使うことで公益ポイントが貯まり、そのポイントを自分が支援したい団体などに寄付すれば世の中に還元できる。『ルーパック』が社会との関わりを築く1つのきっかけになれば」と語った。
さらに、登壇者自身のアクションについても紹介。ヤギ人事部の宮川沙良は、「ツバメタオル」の工場見学に行った際に、「少しのほつれや、近くで見ても気付かないぐらいの欠陥で規格外商品になるタオルが多数倉庫に眠っていることを知った」と振り返り、それらのタオルを有効活用すべく、ディアミーと協働し、アップサイクルタオル「ムスブ(MUSUBU)」を作ったと誕生の背景を明かした。
3つ目のテーマ「共により良い未来につなげよう」では、企業やNPO法人、団体の枠を超え、規模の大小を問わず連携する大切さや意義について話し合った。ときに参加者に話題を投げかけながら、60分のトークイベントは終わりを迎えた。
展示スペースでは、オーガニックコットンを介したインドの綿農家とその子どもたちの就学支援を行う「ピースバイピース コットンプロジェクト(PEACE BY PEACE COTTON PROJECT)」をはじめ、ヤギが繊維を通して行っている社会や環境に配慮した取り組みを紹介。「ルーパック」や「エイトワール(EITORE)」の吸水サニタリーショーツ、「ムスブ」のアップサイクルタオル、ミャンマーで有機栽培したコーヒー豆を使用した「ヤギシカルコーヒー(YAGITHICAL COFFEE)」なども販売した。他にも、ディアミーによるシルクスクリーン体験や裁断くずを使ったポストカード作り、Z世代のインフルエンサー3組(Arisa、Kaede、Nozomi)によるフリーマーケットなども実施した。
※SHIBUYA 109 lab.調べ
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ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングは4月3日、4年ぶりに本社で入社式を開催した。今年度の新入社員は18人。入社式においては事前にマスク着用の要否を含め、「自分らしさを体現した髪型・髪色で」「(服装は)入社式というTPOにこだわる必要はありません」など個々の判断に委ねる内容を通告。当日は、ハイトーンカラーやウェーブを効かせたロングヘアスタイル、ツーブロックなどの髪型も見受けられ、服装はノースリーブワンピースやニット姿など各々が“自分らしい”スタイルで参加し、先輩社員らが温かく歓迎した。
入社式では、同社のヘアケアブランド「ラックス(LUX)」の今年のブランドスローガン「#BeHairself 私の髪は、私が決める。」を体現する最初のアクションとして、新入社員用の社員証の撮影会や、「Be Yourself(自分らしくあること)」をテーマに髪型や働き方などを考えるワークショップを行った。
同ブランドが行った「髪の偏見に関する」調査によると、「社会人らしい髪型・髪色にすべき」という固定観念があることが浮き彫りになったほか、社員証の顔写真が「自分らしさを表現できていない」ことや「満足できていない」社会人が少なくないことが明らかとなった。
そこで入社式に伴い、「社員証を、固定観念とも言える“社会人らしさ”にとらわれず、“自分らしさ”を証明するものに変えていく」ことを目指し、“Real Me ID Project”として撮影会を行った。同社の社員証は入社時に撮影した顔写真を使い続けているため、今回のプロジェクトを機に、順次、既存社員の写真も切り替えていくという。また、“Real Me ID Project”を伝えるTVCMの放映や新聞広告の掲載などを通じて認知を広げ、他の企業や団体を巻き込みながら、同プロジェクトに参画する企業を増やす活動も実施する。
22年7月1日付でユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングの社長に就任したジョイ・ ホー氏は、「ユニリーバは、190か国で400以上のブランドを展開する企業だ。日本では約400人(22年7月時点)、グローバルでは14万8000人の仲間がいる。全員が世界でポジティな変化もたらすように一緒に働いている。その中で、皆さん一人一人が未来のリーダー。日々、なぜ他の会社ではなく、ユニリーバにジョイン(入社)したかを考えてほしい。そして、信念を持ってその信念を愛してもらいたい。社会に貢献することで日本全体にも貢献できるように、一緒に頑張っていこう」とエールを送った。
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伊藤忠商事は4月3日、新入社員の入社セレモニーを行った。135人の新入社員を、レッドカーペットを敷いた正面の玄関入口で満開の350本の桜の木と岡藤正広会長CEOと石井敬太社長COOが出迎えた。岡藤会長は、新入社員の多くがコロナ禍の中で学生生活を送ったことを踏まえ、「普通じゃない学生生活だったと思う。会社に入ったら(その分)思いっきり爆発してほしい」とエールを送った。
入社セレモニーにはピアノ・チェロ・バイオリンの三重奏による生演奏とコンテンポラリーダンスに加え、新入社員の家族や親戚など200人以上がズームによるオンライン視聴で参加した。新入社員代表として挨拶に立った浅井悠輔さんは情報・金融事業・リスク管理室の辞令を受け、「学生時代には1年休学し、フィジーで繊維製品の輸出を手掛けた。6月2日に、人事担当者から直に内々定を告げられたときの感激は一生忘れない。新たな人生が始まったと感じた」と話した。
なお、入社セレモニー泥漿した桜の花は福島県の桜農家が観賞用に切り出した枝のみを使用したという。
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マッシュスタイルラボが展開する「リリー ブラウン(LILY BROWN)」は、「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」とのコラボコレクションを4月28日に発売する。ラインアップするのは、ワンピース(1万9800円税込、以下同)やブラウス(1万4960円)、グラフィックTシャツ(7920円)、カーディガン(1万5950円)、ショートパンツ(1万2980円)、バッグ(1万7930円)など。取り扱い店舗は、「リリー ブラウン」の全国直営店とブランド公式オンラインストア、同社のECモール「ウサギ オンライン(USAGI ONLINE)」。6日12時から公式オンラインストア、「ウサギ オンライン」、楽天、ゾゾタウンで先行予約の受け付けを開始する。
今回のコレクションでは、「CLUB ORIENTAL」をテーマにチャイナディテールや、鮮やかな色使いを採用したアイテムをそろえた。また、全国発売に先駆けて、12日から阪急うめだ本店で、20日から渋谷パルコ店で、26日から銀座三越でリミテッドコンセプトストアをオープンする。コラボコレクションのアイテムを購入した人にはステッカーをプレゼントする。また、公式オンラインストアと「ウサギオンラインストア」、各ポップアップストア、ルミネエスト新宿店では、2万2000円以上を購入した人にトートバッグをプレゼントする。また、銀座三越店では5万円以上購入した先着10人に「ケイタ マルヤマ」のワッペンをトートバッグに装飾する。ノベルティーの配布は、いずれもなくなり次第終了する。
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「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」から3月末、初となるフレグランスが登場した。女性用“ブルネロ クチネリ プール ファム”と男性用“ブルネロ クチネリ プール オム”の2種類。ブランドの創業地であるウンブリアの風景や歴史にインスパイアされた香りで、ラグジュアリーパフュームの製造販売を行うユーロイタリア社とコラボレーションしたものだ。これらフレグランスは、クチネリ家とユーロイタリアの創業一族であるスガリボルディ家の長い共同作業により誕生した。
栗や柑橘類、ピンクペッパー、プレステージウッドなどが香る女性用は、調香師ダフネ・ブジェが手掛け、糸杉のエッセンスにジュニパーやアンジェリカなどをミックスした男性用はオリヴィエ・クレスプが調香した。
日本では、2024年1月に発売予定だ。
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ブルーボトルコーヒージャパンは、コーヒー数種のコースメニューを提供する新業態「ブルーボトル スタジオ(BLUE BOTTLE STUDIO以下、スタジオ)」の1号店を京都に3月31日オープンした。
「スタジオ」は、築100年を超える古民家をリノベーションした既存店「ブルーボトル 京都カフェ(以下、京都カフェ)」はなれ2階の一室。歴史を感じさせる漆喰と畳張りの空間で、カウンター越しに熟練のバリスタが1杯ずつ丁寧にドリップ&サーブする。世界中から厳選した豆を使い、独創的な方法で抽出したコーヒーやオリジナルドリンクを提供する。
コースはコーヒーチェリーの果実部分を使用したドリンクから始まり、希少なシングルオリジン豆3種の飲み比べ、ネルドリップの濃厚なコーヒー、カフェオレと続く。合間には一口サイズのスイーツを提供するが、役割はドリンクの味を引き立てたり、味覚をリセットしたりすること。あくまで主役はコーヒーだ。
コースは各回4席の予約制で、1人8250円。コーヒーの相場が1杯数百円であることを考えればかなり攻めた価格設定だが、5月初旬の大型連休まで予約はほぼ満枠という。
30日に行われた内覧会に合わせて、米ブルーボトルコーヒー創業者のジェームス・フリーマン(James Freeman)が来日。現在は経営から退いているものの、「スタジオ」を創業(2002年)から培ってきた思想や創造性を凝縮した場とすべく、メニューや空間の設計に全面的に携わった。彼のコーヒーに向き合う姿勢や探究心、「スタジオ」1号店の出店地に京都を選んだ理由を聞いた。
WWD:日本に対する印象は。
ジェームス・フリーマン「ブルーボトルコーヒー」創業者(以下、フリーマン):私は「ブルーボトルコーヒー」の故郷は日本にあると思っている。喫茶店という文化が大好きだ。15年前、日本で初めて喫茶店に入ったときの衝撃が忘れられない。渋谷の「茶亭 羽當(はとう)」という店だ。カウンター越しにマスターの職人技のようなドリップを眺めた。カップに注がれるのを待つ時間、カウンター越しの距離感は、まさに僕の理想とするものだった。
WWD:「スタジオ」の1号店に京都を選んだ理由は。
フリーマン:「ブルーボトルコーヒー」は、はるか昔からあるコーヒーという文化を、どう現代にフィットする形で表現するかを考え続けてきた。グローバルでは100店舗以上を展開しているが、この「京都カフェ」はその考えを最も象徴的に表現している店舗の一つだからだ。100年以上前からある京町家をリノベーションすることで、過去のものを風化させずモダンに作り変えた。時を重ねた建築木材と漆喰の空間で過ごしていると、私自身も「ブルーボトルコーヒー」の哲学を反芻しているような感覚になる。
WWD:中庭があり、内と外が溶け合うような設計がユニークだ。
フリーマン:「ブルーボトルコーヒー」ではコーヒーだけでなく、空間も含めてお客さまに提供する価値だと考えている。ここでコーヒーを頼んで椅子に腰掛けると、さまざまな「音」が聞こえてくる。レコードプレーヤーから流れる音楽、木々の葉の擦れ合い。外では他のお客さまが中庭の砂利を踏みしめている。それらを聴きながら傾ける1杯は、とても奥深い味わいになる。
WWD:日本人のコーヒー文化に対する理解は。
フリーマン:日本人は創作において、無駄を削ぎ落として素材のピュアな魅力を楽しむ。その技術やプロセスに対する尊敬もある。日本には現在24の店舗があるが、私が創業した時にはここまでスケールできることを想像していなかった。それができたのは「ブルーボトルコーヒー」が大切にしていることと、日本人の感性に重なる部分があったからかもしれない。
WWD:「スタジオ」で伝えたいこととは。
フリーマン:私がこの20年で培ってきた知識や体験を通じて、今考えうる最高のコーヒー体験を表現する。豆の繊細な個性を引き出すためのさまざまな方法をカウンター越しにお見せする。日本人の皆さんなら、きっとその時間を楽しんでいただけると思う。例えば京都でうなぎ屋さんに入って、漂ってくるいい匂いを感じながら、ゆっくり待っているときのようにね。「スタジオ」は京都を足がかりに他の地域、国にも広げていくことを考えている。ただもしアメリカで同じことをやろうものなら、「まだか?早く飲ませてくれ」と舌打ちされてしまうかもしれないね(笑)。
WWD:レストランでコース料理も食べられるような価格設定だ。
フリーマン:僕はこのコースの価格決定のプロセスには関わっていないんだ。価格を高くすることで、コーヒーを高尚なものにしようという意図はない。私がこれまで培ってきた知識や経験をすべて注ぎ込んで、それをお客さまに余すことなく伝えられるにはどうしたらいいか?しか考えることはなかった。(価格は)もちろん決して安くはないけれど、ここでの体験を通じてそれだけの価値を感じていただけると思っている。「こんな味わいがあるんだ」「抽出の仕方でこんなに変わるんだ」というふうに、皆さんのコーヒーの新しい扉を開くことになればうれしい。
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「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は4月3日、ジャパンブラドアンバサダーに俳優の横浜流星を起用したと発表した。都内で行われた発表会には横浜が登場。横浜は「これから自分が責任を持って、『シュウ ウエムラ』の魅力をみなさまにお伝えできればと思っています」と意気込んだ。
横浜は新アイシャドウパレット“クロマティック スクワッド”(全4種、税込各7150円)のビジュアルにも起用されており、この日も同商品で目元をクールに彩って登壇。アンバサダー起用について、「自分の周りのメイクさんたちも『シュウ ウエムラ』の商品を使っている人が多いので、そんな日本を代表するブランドのアンバサダーを務めさせていただけて光栄です」と語った。
また、新アイシャドウについて「自分でも指で塗ってみたんですけど、肌に吸い付くようなテクスチャー?というのを感じてすごいなと思いましたし、目元に奥行きを強くする立体感みたいなのを感じたので、すごいアイテムだなと感じました」と笑顔を見せた。
“クロマティックスクワッド”は、塗装技術に定評がある自動車メーカー・マツダにインスパイアされ開発した新テクスチャー「アイスカルプト」が特徴。みずみずしく艶やかな透明感や陰影表現を際立たせる金属質感を職人の手塗りを手本に実現したマツダ独自の技術「匠塗(TAKUMINURI)」を手本に、ハイライトの輝きを引き立てる新しい2種類のパールを配合し、光と影のグラデーションやコントラストを引き立てる発色に仕上げた。
カラーは日本の四季折々の情景からイメージしラインアップ。冬から春にかけて咲く梅の花を想起させるコーラルプラムパレット“アイスカルプト ハナミスプリング”、夏祭りの夜の提灯の灯からインスパイアされたアンバーイエローパレット“アイスカルプト サマーマツリ”、秋の黄昏の中で色付く木々を思わせるアーストーンのコッパ―ブラウンパレット“アイスカルプト オータムダスク”、冬霧が広がる荘厳な雪景色にインスパイアされたグレイッシュカーキパレット“アイスカルプト ウィンタートランクイリティ”を用意している。
同アイシャドウパレットは4月19日に全国発売。伊勢丹新宿本店では5日から先行販売と先行発売イベントを行う。
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「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、BTSのRMを起用した新キャンペーンビジュアルを公開した。
マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)「ボッテガ・ヴェネタ」クリエイティブ・ディレクターはインスタグラムで同ビジュアルと共に「Welcome to the family(ファミリーにようこそ)」と投稿し、RMも同じく「So happy to be a part of the Bottega family!(「ボッテガ」ファミリーになることができ、とても幸せだ!)」とポストした。
新キャンペーンビジュアルでRMは、チェックシャツ&ジーンズというカジュアルな装いを披露する。インナーとスニーカーは白でさわやかにシフトし、イントレチャート(編み込みレザー)のバッグを持つことで、くだけ過ぎない雰囲気に仕上げている。
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大磯産業が7月から独占輸入販売する伊ゴルフブランド「ノーべ・プント・ドゥーエ(9.2 GOLF PRO)」は、ユニークなゴルフシューズが主力商品だ。オーナー兼デザイナーでゴルフが大の趣味であるカルロ・キオンナ氏は、ファッショナブルでありながら高い機能性と両立したシューズを開発し、2019年に商品を発表。コロナ収束後、既存のブランドに満足しないゴルファーの支持を集めるようになった。
イタリアンレザーを用いたカラフルなラインアップが目を引くが、軽くて弾力性のあるミッドソール、前後に分割した構造にすることでスムーズなスイングを実感できるアウトソールなど、高度な機能性を併せ持つ。イタリアの工場の職人たちによって1点ずつていねいに作られる。アイコンになっているのが靴底にあるゴルフボールを模した球体だ。キオンナ氏は「(プレー中)ボールはよくなくなるので、スペアが必要だろう?」と笑う。そんな遊び心も魅力の一つだ。
今年1月に開催されたメンズファッション見本市「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」では、約1500人を招待したイベントを開き、シューズ型のブースの中でキオンナ氏がDJプレイを披露して会場を盛り上げた。また、イタリア各地で年間19回にわたるゴルフ大会を主催するなど、草の根活動にも力を入れる。世界的にゴルフ熱が高まる中、日本においては大磯産業を通じて認知拡大を図る。
アパレルや服飾雑貨を多く手掛ける大磯産業だが、ゴルフ用品は初めて。販路は百貨店やセレクトショップが中心で、シューズの販売価格は5万9000円から。
ブランド名はイタリア語で「9.2」の意味。キオンナ氏によると、かつて経営していた会社の所有権をめぐって争いになった際、「自分で株式を買い取った金額(920万ユーロ)を記念にブランド名にした」という。
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大磯産業が7月から独占輸入販売する伊ゴルフブランド「ノーべ・プント・ドゥーエ(9.2 GOLF PRO)」は、ユニークなゴルフシューズが主力商品だ。オーナー兼デザイナーでゴルフが大の趣味であるカルロ・キオンナ氏は、ファッショナブルでありながら高い機能性と両立したシューズを開発し、2019年に商品を発表。コロナ収束後、既存のブランドに満足しないゴルファーの支持を集めるようになった。
イタリアンレザーを用いたカラフルなラインアップが目を引くが、軽くて弾力性のあるミッドソール、前後に分割した構造にすることでスムーズなスイングを実感できるアウトソールなど、高度な機能性を併せ持つ。イタリアの工場の職人たちによって1点ずつていねいに作られる。アイコンになっているのが靴底にあるゴルフボールを模した球体だ。キオンナ氏は「(プレー中)ボールはよくなくなるので、スペアが必要だろう?」と笑う。そんな遊び心も魅力の一つだ。
今年1月に開催されたメンズファッション見本市「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」では、約1500人を招待したイベントを開き、シューズ型のブースの中でキオンナ氏がDJプレイを披露して会場を盛り上げた。また、イタリア各地で年間19回にわたるゴルフ大会を主催するなど、草の根活動にも力を入れる。世界的にゴルフ熱が高まる中、日本においては大磯産業を通じて認知拡大を図る。
アパレルや服飾雑貨を多く手掛ける大磯産業だが、ゴルフ用品は初めて。販路は百貨店やセレクトショップが中心で、シューズの販売価格は5万9000円から。
ブランド名はイタリア語で「9.2」の意味。キオンナ氏によると、かつて経営していた会社の所有権をめぐって争いになった際、「自分で株式を買い取った金額(920万ユーロ)を記念にブランド名にした」という。
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若年層のサロンユーザーの関心を引きつけ、個性に寄り添ったスタイルを提案する「ダブ ダイカンヤマ」のヘアデザイナー、私市龍星さん。ヘアスタイルのトレンド傾向やヘアケア事情のほか、ヤーマンの超音波トリートメント機器“ヴェーダシャインプロ BS for Salon” の魅力を聞いた。
理想のヘアスタイルをつくるために
ホームケアの重要性を伝えている
WWDBEAUTY(以下、WWD):今年の春夏に提案したいスタイルは?
私市龍星「ダブ ダイカンヤマ」ヘアデザイナー(以下、私市):春から夏にかけては、ペールトーンをベースにしたミントグリーンや水色、薄いオレンジ系のカラーリングに注目している。特に今は単色だけではなく、2〜3色を使ったポイントカラーも人気。今後、ワイドバングや前上がりのデザインがヒットすると予測していて、重めなスタイルも提案している。
WWD:顧客から多いオーダーは?
私市:20〜30代前半の女性客が中心で、インスタグラムをきっかけに来店される客さまも多く、人とかぶりたくないニーズが強かったり、変化を求めてきたりするお客さまが増えている。ファッションと同じようにヘアスタイルにも周期があるので、ある程度流行ってしまうと、飽きてしまう人もいる。常にヘアスタイルに変化をつけている人は、髪自体のダメージが蓄積しやすいので、ヘアケアの大切さを強調して伝える機会が多い。
WWD:その中で髪を美しく保つコツは?
私市:お客さまと一緒に理想のヘアスタイルを作るために、ホームケアの重要性を伝えている。ヘアケアはがんばった分だけ、次に実現したいヘアデザインの仕上がりがより良くなる。髪がダメージを受けてからケアをするのでは遅いので、お客さま自身による日々のヘアケアを意識してもらうようにコミュニケーションしている。
超音波×ヒーターで
美容成分の浸透をサポート
WWD:“ヴェーダシャインプロ BS for Salon”はホームケアにもおすすめだ。
私市:ほかのサロンでトリートメントの施術を受けて効果を感じなかったというお客さまに試したところ、効果実感が得られると好評の声をいただいた。美容師の目線からもトリートメント成分の補助をしている実感が得られ、まとまりやすい髪に仕上がった。
WWD:サロンに取り入れやすいデザイン設計も魅力的。
私市:これまでトリートメントを施術するときはクシを使っていたが、この“ヴェーダシャインプロ BS for Salon”にはコームが付いているので、気軽に使うことができる。コームがあることで、これまでのようにトリートメントで使ったクシを洗う手間が省け、時間を有効的に使えるのも嬉しいポイント。コードレスや手に収まりやすいコンパクトな設計で使いやすく、ほかのスタッフも興味津々だった。髪の状態をきれいに保ちたい人に向けて、次のステップとしておすすめしたい。
トリートメントの浸透をサポートする
超音波トリートメント機器
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“ヴェーダシャインプロ BS for Salon”は、超音波と温熱によって、美容成分の浸透をサポートする超音波トリートメント機器。トリートメント塗布後の毛束を挟み込むと、1MHz(1秒間に100万回振動)の超音波でトリートメント剤を毛髪内部に浸透させる。超音波の出力は自社従来品比約1.7倍(単位面積当たりの超音波出力)。じんわりと温まるヒーターの熱でキューティクルを開き、美容成分の浸透をさらにアシストしてくれるのが特徴。
このほか、ヤーマンが展開するヘアサロン向けブランド「ヤーマン プロフェッショナル」は、サロン施術の満足度を高めるために、ホームケアをサポートするアイテムが充実している。超音波トリートメント機器“ヴェーダシャインプロ BS for Salon”をはじめ、艶めきを放つ「ヴェール髪®」をかなえるヘアアイロンやコーム付きドライヤー、ブラシ型美顔器、洗浄ももみ出しもかなうヘッドスパ機器などをラインアップする。
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デザイン事務所トリップスター(TRIPSTER)の設立者で、クリエイティブ・ディレクターや編集者として活動する野村訓市が、自身の50歳の誕生日を記念するイベント「トラベリング ウィズアウト ムービング(Traveling without moving=動かない旅)」を4月10日に東京・渋谷で開催する。会場は、「渋谷デュオ ミュージックエクスチェンジ」と「スポティファイ オーイースト」「東間屋」で、入場料は当日券が4000円(税込、以下同)で、前売り券が3000円だ。なお、23歳以下は23時までに入場すると先着100人が1000円、さらに先着100人が2000円となる。
イベント名の「トラベリング ウィズアウト ムービング」は、野村がナビゲーターを務めるJ-WAVE(81.3FM)のラジオ番組名で、1999年から神奈川・辻堂で開催していた海の家「スプートニク(Sputnik)」のテーマでもある、人生のスローガンが由来だ。出演者はAge Factoryや羊文学、HIMI、Awich、YENTOWN、YZERRら同氏と関係の深いバンドやラッパーに加え、Licaxxxやオカモトレイジ(OKAMOTO’S)、高木完、YOSHIROTTENといった多様なDJ陣、さらには海外からのシークレットゲストなど、30組以上のアーティストが出演する。
イベントに先駆け、野村とアーティストのVERDY、4月から放送するTVアニメ「魔法少女マジカルデストロイヤーズ」の原案を務めるJUN INAGAWAの3人がデザインした3型のTシャツを発表。価格は全て5000円で、現在オンラインストア「コンタクト/ビジョン(CONTACT/VISION)」にて取り扱い中だ。
■「トラベリング ウィズアウト ムービング」
日程:4月10日
時間:21:00〜29:00
場所:「渋谷デュオ ミュージックエクスチェンジ」「スポティファイ オーイースト」「東間屋」
入場料:当日券 4000円 / 前売り券 3000円 ※23歳以下は23時までに入場すると先着100人が1000円、さらに先着100人が2000円
出演者:Special Secret Guest、羊文学、Age Factory、Awich、HIMI、IO、JNKMN、kZm、Lil Soft Tennis、MonyHorse、PETZ、YZERR、MILD BUNCH SOUNDSYSTEM、Eug、Jun Inagawa 、高木完、Kenji Takimi、KILLER TUNE BROADCAST、KZA、Licaxxx、MAGARA、Monkey Timers、MOODMAN、Skate-Thing、VERDY SOUND、Vinyl Youth、YOSHIROTTEN、オカモトレイジ、川辺ヒロシ、なるきよ
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「ジーユー(GU)」は今年で結成10周年を迎える日本のロックバンド、Mrs. GREEN APPLEとのコラボレーションアイテムを4月14日に全国の店舗とオンラインストアで発売する。ラインアップするのはウィメンズとメンズの12型。価格帯は1490円~2990円 。
今回のコラボコレクションはシネマショーをテーマにしたもので、アイテムにはチケットやスナック、上映スケジュールなどのモチーフを取り入れた。Mrs. GREEN APPLEのメンバーは、テーマ設定や商品企画から制作に参加したという。
ウィメンズからは、“THE THEATER MGA”のロゴをあしらった、オフィシャルグッズをイメージしたTシャツ(1990円)や、背面に上映スケジュール風にシングル曲のタイトルやアルバムのアイコンをプリントしたノースリーブT(1490円)などが登場する。メンズからはグラフィックTシャツ(1490円)に加えてオーバーサイズのシャツ(2990円)や、ポロシャツ(1990円)などを用意する。グラフィックには、ファンの間でお馴染みのワードやモチーフを盛り込んでいるという。
メンバーは今回のコレクションの発売について、「今年結成10周年を迎える僕たちですが、記念すべき年に『ジーユー』さんとコラボレーションさせていただきました!素晴らしい洋服がたくさん出来上がりましたので、みなさんのもとに届くのが楽しみです!」とコメントしている。
コラボコレクションの発売を記念して、Twitter上でのキャンペーンも実施する。ジーユーの公式アカウントをフォローして、該当のツイートを指定のハッシュタグを付けて引用リツイートした人の中から抽選で30人にキービジュアルポスター(うち5人には直筆サイン入り)をプレゼントする。
また、ライブ配信動画を見ながら、気になった商品をその場で購入できるサービス「LIVE STATION」にMrs. GREEN APPLEのメンバーが登場し、トークショーを行う。配信日時は4月10日20〜21時。
Mrs. GREEN APPLEは2013年に結成し、15年EMI Recordsからミニアルバム「Variety(バラエティ)」でメジャーデビューした日本のロックバンド。デビュー以来、毎年1枚のオリジナルアルバムリリースとライブ活動を続け、19年12月から行われた初の全国アリーナツアーでは東名阪公演を即日ソールドアウトさせた。メジャーデビュー5周年となる20年に初のベストアルバム「5」をリリースし、オリコン週間合算アルバムランキング、Billboard 総合アルバム・チャートにて1位を獲得。同時に活動休止を発表。 約1年8ヶ月の活動休止期間を経て現在のメンバー編成となり、22年3月に活動を再開。映画「ONE PIECE FILM RED」に劇中歌「私は最強」を提供し、12月30日に行われた「第64回日本レコード大賞」では「ダンスホール」で優秀作品賞を受賞した。 バンド結成10周年を迎える23年は自身最大規模のアリーナツアーを開催する。
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韓国のビューティブランド「ソルファス(SULWHASOO、雪花秀)」と米メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)は3月30日、1年間のパートナーシップ契約を締結したことを記念してディナーイベントを開催した。同イベントは美術館内のデンドゥール神殿がある展示室で行われ、「ソルファス」のアンバサダーを務めるBLACKPINK(ブラックピンク)のROSE(ロゼ)のほか、ユン・ヨジョン(Youn Yuh-jung)とソン・ジア(Song Jia、宋佳)が出席。また、ゲストとしてアシュレイ・パーク(Ashley Park)、アンダーソン・パーク(Anderson.Paak)、エイサップ・ファーグ(A$AP Ferg)、アントニ・ポロウスキ(Antoni Porowski)らが参加した。
「ソルファス」は、韓国化粧品最大手アモーレパシフィック(AMOREPACIFIC)の中核ブランド。同社は2022年9月、アメリカのラグジュアリー・ナチュラル・スキンケアブランド「タタハーパー(TATA HARPER)」を買収している。
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経済産業省は3月、日本初のファッションローガイドブックを公開した。
“ファッションロー”とは、ファッション産業や業界に関わる法律問題を取り扱う法分野を指す。特定の法律ではなくファッション業界で発生するあらゆる法的課題を網羅し、それは知的財産や労働問題といった昔からあるテーマから、サステナビリティや文化の盗用といった近年浮上してきた新たな論点まで幅広く含まれる。
ガイドブックでは、大きく分けて「ブランドを立ち上げたらまずやるべきこと」「ファッションデザインの権利について知っておくべきこと」「プロモーション・広報を外部クリエイター等に依頼する際に気を付けること」「生産・流通について知っておくべきこと」「サステナビリティについて知っておくべきこと」「海外でのビジネスを検討する際に知っておくべきこと」「デジタルファッション領域にチャレンジするときに知っておくべきこと」の7つのテーマを取り上げる。
いずれも幅広いブランドに関係するテーマで、ブランド立ち上げ時に対応すべきことといった“基本のキ”から、グリーンウォッシュや文化の盗用といった、昨今新しく問題となっているテーマ、さらにはメタバースのような、これからさらに注目されていくテーマに至るまで幅広く網羅している。
法律が絡む話は難解で敬遠されがちなトピックだが、ビジネス上、誰しもが避けては通れない道だ。業界関係者にとって特に重要な論点を抽出し、“転ばぬ先の杖”になるようにと作成されたのがこのガイドブックだ。「少しでも業界の人に届くように」という思いを込めて作られたこのガイドブックは、チェックリストやサポート機関のリンク集を付けるなど、分かりやすく実用的なものになるような配慮が見られる。
本ガイドブック策定に当たり、経済産業省は「ファッション未来研究会 ~ファッションローWG(ワーキング・グループ)~」を発足。座長に軍地彩弓gumi-gumi代表、副座長にファッションローを専門とする三村小松山縣法律事務所の海老澤美幸弁護士兼ファッションエディターとローランド・ベルガーのパートナーである福田稔氏が就任したほか、7人の名だたる専門家が集結し、専門家がクライアントから相談を受けた際にアドバイスするレベルの、生きた情報や知見が詰まった一冊に仕上げた。
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経済産業省は3月、日本初のファッションローガイドブックを公開した。
“ファッションロー”とは、ファッション産業や業界に関わる法律問題を取り扱う法分野を指す。特定の法律ではなくファッション業界で発生するあらゆる法的課題を網羅し、それは知的財産や労働問題といった昔からあるテーマから、サステナビリティや文化の盗用といった近年浮上してきた新たな論点まで幅広く含まれる。
ガイドブックでは、大きく分けて「ブランドを立ち上げたらまずやるべきこと」「ファッションデザインの権利について知っておくべきこと」「プロモーション・広報を外部クリエイター等に依頼する際に気を付けること」「生産・流通について知っておくべきこと」「サステナビリティについて知っておくべきこと」「海外でのビジネスを検討する際に知っておくべきこと」「デジタルファッション領域にチャレンジするときに知っておくべきこと」の7つのテーマを取り上げる。
いずれも幅広いブランドに関係するテーマで、ブランド立ち上げ時に対応すべきことといった“基本のキ”から、グリーンウォッシュや文化の盗用といった、昨今新しく問題となっているテーマ、さらにはメタバースのような、これからさらに注目されていくテーマに至るまで幅広く網羅している。
法律が絡む話は難解で敬遠されがちなトピックだが、ビジネス上、誰しもが避けては通れない道だ。業界関係者にとって特に重要な論点を抽出し、“転ばぬ先の杖”になるようにと作成されたのがこのガイドブックだ。「少しでも業界の人に届くように」という思いを込めて作られたこのガイドブックは、チェックリストやサポート機関のリンク集を付けるなど、分かりやすく実用的なものになるような配慮が見られる。
本ガイドブック策定に当たり、経済産業省は「ファッション未来研究会 ~ファッションローWG(ワーキング・グループ)~」を発足。座長に軍地彩弓gumi-gumi代表、副座長にファッションローを専門とする三村小松山縣法律事務所の海老澤美幸弁護士兼ファッションエディターとローランド・ベルガーのパートナーである福田稔氏が就任したほか、7人の名だたる専門家が集結し、専門家がクライアントから相談を受けた際にアドバイスするレベルの、生きた情報や知見が詰まった一冊に仕上げた。
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花王が展開するスキンケアブランド「ビオレ(BIORE)」は、ボーイズグループのINI(アイエヌアイ)をアンバサダー に起用したキャンペーンの第2弾「ビオレで今日もアクティブにいこう!キャンペーン」を4月10日から開始する。キャンペーンでは、忙しい女性の肌を支えてくれる「ビオレ」製品を、「ザフェイス編」「メイク持続シート編」「ザクレンズ編」の3本のウエブ動画で紹介。また、アンバサダーに再就任したINIへのインタビュー動画も同時公開する。
同キャンペーンは、「ビオレ」洗顔史上最高クラスの「生クリーム泡」で洗える“ザフェイス 泡洗顔料”、朝のメイク仕上げや日中のメイク直しに使用するシートタイプのメイクアップフィクサー“メイク持続シート”、肌の潤いを保ちながらしっかりメイクもオフする“ザクレンズ オイルメイク落とし”を使用することで、毎日を前向きにアクティブに過ごせるようにサポートしていきたいという思いからスタート。INIをアンバサダーに迎え、ウエブ動画では女性の肌を朝から晩まで支える「ビオレ」製品について、INIメンバーのチャーミングさやかっこよさ、コミカルさを盛り込みながら紹介してくれる。
ウエブ動画では、「ザフェイス編」に尾崎匠海さん・後藤威尊さん・佐野雄大さん、「メイク持続シート編」に池﨑理人さん・髙塚大夢さん・田島将吾さん・松田迅さん、「ザクレンズ編」に木村柾哉さん・許豊凡さん・西洸人さん・藤牧京介さんが登場。それぞれ、「気持ちよく洗顔して1日のいいはじまりに」「メイクキープで1日中いい表情に」「明日のための1日のしめくくり」と、毎日アクティブかつハッピーに過ごすことができるような言葉をINIのメンバーがかけてくれる。
撮影時はメンバー全員が真っ白な衣装で登場し、爽やかな表情を披露。お互いのファッションを褒め合いながらリラックスした空間で撮影が進んだ。また、今回のキャンペーンのキーワードである”アクティブ“にちなみ、今年1年をアクティブに過ごすために挑戦したいことを質問。メンバー全員が「たくさんのMINI(ファンネーム)に会いたい。今年会えたMINIもそうでないMINIも含め、多くのMINIに会いたいと思っている。 できればもう一度ツアーをまわりたい」とコメントした。
今回のキャンペーンでは、対象製品である“ザフェイス 泡洗顔料”“メイク持続シート”“ザクレンズ オイルメイク落とし”を2点以上購入者に、抽選でINI限定ボイス付き目覚まし時計など豪華賞品が当たる取り組みなども実施する。
The post 「ビオレ」とINIが再タッグ! 新キャンペーンのアンバサダーに就任 appeared first on WWDJAPAN.
花王が展開するスキンケアブランド「ビオレ(BIORE)」は、ボーイズグループのINI(アイエヌアイ)をアンバサダー に起用したキャンペーンの第2弾「ビオレで今日もアクティブにいこう!キャンペーン」を4月10日から開始する。キャンペーンでは、忙しい女性の肌を支えてくれる「ビオレ」製品を、「ザフェイス編」「メイク持続シート編」「ザクレンズ編」の3本のウエブ動画で紹介。また、アンバサダーに再就任したINIへのインタビュー動画も同時公開する。
同キャンペーンは、「ビオレ」洗顔史上最高クラスの「生クリーム泡」で洗える“ザフェイス 泡洗顔料”、朝のメイク仕上げや日中のメイク直しに使用するシートタイプのメイクアップフィクサー“メイク持続シート”、肌の潤いを保ちながらしっかりメイクもオフする“ザクレンズ オイルメイク落とし”を使用することで、毎日を前向きにアクティブに過ごせるようにサポートしていきたいという思いからスタート。INIをアンバサダーに迎え、ウエブ動画では女性の肌を朝から晩まで支える「ビオレ」製品について、INIメンバーのチャーミングさやかっこよさ、コミカルさを盛り込みながら紹介してくれる。
ウエブ動画では、「ザフェイス編」に尾崎匠海さん・後藤威尊さん・佐野雄大さん、「メイク持続シート編」に池﨑理人さん・髙塚大夢さん・田島将吾さん・松田迅さん、「ザクレンズ編」に木村柾哉さん・許豊凡さん・西洸人さん・藤牧京介さんが登場。それぞれ、「気持ちよく洗顔して1日のいいはじまりに」「メイクキープで1日中いい表情に」「明日のための1日のしめくくり」と、毎日アクティブかつハッピーに過ごすことができるような言葉をINIのメンバーがかけてくれる。
撮影時はメンバー全員が真っ白な衣装で登場し、爽やかな表情を披露。お互いのファッションを褒め合いながらリラックスした空間で撮影が進んだ。また、今回のキャンペーンのキーワードである”アクティブ“にちなみ、今年1年をアクティブに過ごすために挑戦したいことを質問。メンバー全員が「たくさんのMINI(ファンネーム)に会いたい。今年会えたMINIもそうでないMINIも含め、多くのMINIに会いたいと思っている。 できればもう一度ツアーをまわりたい」とコメントした。
今回のキャンペーンでは、対象製品である“ザフェイス 泡洗顔料”“メイク持続シート”“ザクレンズ オイルメイク落とし”を2点以上購入者に、抽選でINI限定ボイス付き目覚まし時計など豪華賞品が当たる取り組みなども実施する。
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最近、美容の世界で「バズ」のあり方に変化が見られるという。これまでのように、著名人の発言から一気に拡散するのではなく、ジワジワと情報が広がり長期に渡って継続する「バズ」だ。このような現象が生まれる背景を、生活者の意識やスマートフォンの影響を含め、アイスタイルの西原羽衣子リサーチプランナーに聞いた。
「最近、発信元が分からない謎のトレンドが増えているんです」と話すのは、アットコスメの口コミからトレンド分析を行う西原リサーチプランナーだ。特に2022年は、この傾向が顕著であったという。「大前提として、現在も“バズった商品”に対する関心は高い状態です。アットコスメ内でも“バズ”というワードの出現率は年々高まり、22年度は前年度比の1.8倍と伸長。『SNSでバズった化粧品を購入したいと思いますか?』という問いに対して、『そう思う』と回答した人は64%。特に若年層でこの傾向が高く、10代は84%、20代では76%にのぼりました」という。
これまで「バズった商品」といえば、芸能人やインフルエンサーなど、発言力のある個人から拡散されるケースが多かったのではないだろうか。ところが昨年来増えているのは、起点を探っても「明確に分からないバズ」だ。「特定の著名人やインフルエンサーにはたどりつけず、発信元は一般人であり、しかも『恐らくこのSNSなのでは?』と、確信が持てないバズが増加しています。そんな新しいタイプのバズの代表例が、アットコスメの22年下半期ベストコスメアワードを受賞した『オルビス(ORBIS)』の“エッセンスイン ヘア ミルク”でしょう」と話す。
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同商品が登場したのは11年と、今から10年以上も前のこと。過去にも口コミは一定数あったものの、20年頃よりジワジワ増え続け、22年には1000件近くまで飛躍的に増加した。「アットコスメの口コミは発売時に最も集中し、その後右肩下がりになるケースが目立ちます。『すでにたくさんある情報を書き込んでも仕方ない』という心理の現れですね。『オルビス』のように、右肩上がりで増加するケースはまれです」と分析する。
「オルビス」に問い合わせたところ、近年において同商品への特別なプロモーションは行っていないという。アイスタイルは追跡調査の結果、個人が発信したSNSが口コミ増加のきっかけではないかと推測している。もしそうならば、企業の広告ではなく、インフルエンサー発信でもない、いち個人の発言をきっかけに10年以上も前の商品がベストコスメを受賞したことになる。
前述のような「新しいバズ」の傾向として、西原リサーチプランナーは、①「発火点があるのではなく、ジワジワと拡散する」、②「一過性ではなく、長期に渡ってバズり続ける」をあげる。「前者の代表例が『オルビス』のヘアミルクだとしたら、後者の代表は「ケイト(KATE)」の“リップモンスター”です。発売から1年以上口コミの勢いが全く衰えず、さらに口コミ中でバズというワードが最も使われたのもこの商品でした」。
発売直後は一時欠品が続き、希少性が話題になったこともあった。しかしその後は、「定期的にミニサイズやシーズン限定色を発売するなど、自然に情報が拡散するような企業側の取り組みもありました」と、西原リサーチプランナーは話す。「今から10年以上前は、このように“企業が広く広告した商品”の情報しか生活者に届かない状況でした。しかし現在は、スマホの“カスタマイズ機能”によって情報へのアクセス法が変化し、注目される商品にも影響していると感じます」。
私たちのスマホは、検索や閲覧履歴によってカスタマイズされ、その人が興味を持ちそうな情報が自動的に流れてくる。「見ている世界は個人によって違い、その人のスマホの中ではバズっているけど、世の中的にはそうでもないという“マイバズ状態”が発生しやすいんです。少なくとも、検索ワードを入れると類似の情報への接触が増えるため、個人のSNSやブログにもアクセスしやすくなります」。
ちなみに、バズの起点となる個人のSNSには「共感ワード」が多いのも特徴だという。前述した「オルビス」でいうと、「ブリーチで髪が傷んでいる」「ヘアオイルを使っていたけれど、ミルクを使ってみたら乾燥が減った」などだ。個々の小さな悩みに共感を呼ぶことで、読まれやすくなる。
「『オルビス』の拡散で興味深かったのは、今のオイル全盛時代を知るZ世代には、一周回ってヘアミルクが新鮮であったことです。“オイルを使うとスマホをすぐに触れないけど、ミルクは大丈夫、髪もしっとりしていいじゃん”という流れで、共感を呼んだ形ですね。発言力のあるインフルエンサーとは違った側面で、このような小さな共感を得るSNSは、今後も読まれやすいのではないかと思います」。
新しいバズの3つめの特徴として、「新商品ではなく、長年販売されている」ことも挙げられる。前述のZ世代のような「一周回って新しい」こともあるが、西原リサーチプランナーは「最大の理由は、不安な世相の影響ではないか」と分析する。「先行き不透明な時代の中で、“失敗したくない” “間違いのないものを選びたい”という意識の高まりを感じます。これまで、バズるコスメは“流行に乗りたい人たちが選ぶもの”と思っていたのですが、最新のユーザー調査では、正反対の保守的な傾向が浮かび上がりました」。
バズった化粧品を選ぶ理由の1位は、「情報収集の手間や時間が省ける」が52%、2位は「誰かのお墨付きという安心感がある」が51%、3位は「失敗が少ない」が47%と続き、いずれも半数近くの人が回答している。時間を節約してよいものを手に入れたい「タイパ(タイムパフォーマンス)発想」や、失敗を避けたい「リスク回避」の傾向が見てとれる。
「ロングセラーがバズりやすいかというと、一概にそうともいえません。注目されるきっかけとして、処方の進化など“新しい情報”が必要なんですね。その一方で、バズった新しい情報を介して、結局オリジナルの商品が注目されるという、原点回帰の傾向も見られます」。
代表例は「ナーズ(NARS)」の“ライトリフレクティングセッティングパウダー プレスト N 5894”だ。昨年ルースタイプが登場したのをきっかけに、13年発売のプレストタイプへの口コミは、前年度の2.4倍に増加。また、フェムテックへの注目度が高まる中で「コラージュ(COLLAGE)」の“フルフル泡石鹸”に対する口コミが、シリーズ全体で前年度の1.5倍に増加している。ちなみに22年のアットコスメのベストコスメアワード受賞商品には、発売から5年以上経過したものがなんと61商品も含まれ、それらの口コミ件数は平均1.4倍に増加したという。
新商品にせよ、ロングセラーにせよ、注目されるきっかけとしてどうやら「バズ」は必須らしい。企業のプロモーション含めSNSで話題になった商品は、アットコスメにおける閲覧数も多い。バズを通して得た情報が本当にそうなのか、不特定多数の口コミを確認するためだ。「生活者が今、最も重視しているのは『リアルな声か否か』です。誰かに言わされている情報に関して、とても敏感なんですね。企業側が仕掛けたのではなく、あえて“自分たちが発掘した情報”だからこそ、価値を見出す側面もあります」。
「仕掛けないからこそバズる」という言葉には、いち生活者として共感する次第だが、一方で広告戦略が大変な時代になるのでは……とも感じてしまった。しかし、西原リサーチプランナーは「企業にしかできないことも存在する」と断言する。「近年、“公式”というワードの出現率が増加しているんです。5年前に比べて約3倍にも伸長し、“公式で色を確認しました” “公式の情報によると”などの文脈で使われます。公式という言葉が注目される理由は、それだけ非公式な情報があふれているからですね。企業が発信する情報には、生活者も信頼感を抱いていると感じます」。
化粧品に配合された成分や、搭載しているテクノロジーの話しは、企業しかできないことでもある。そこに価値を見出している人は、決して少なくない。数多の情報の中で「生活者は、個人発信の情報と、企業からの情報をきちんと使い分けている印象」と、西原リサーチプランナーは分析する。
今後、デジタルネイティブなZ世代が消費の中核を担うようになると、このような情報リテラシーはさらに高まるだろう。近い未来で考えるなら、4月以降も物価の高騰は止まりそうになく、「リスク回避」の意識は継続するように思う。そういう意味で、新たな「長期バズ」「ロングセラーへのバズ」は、しばらく続くのではないかと予想している。
The post バズ消費に変化の兆し 不安感がもたらす「リスク回避」傾向 appeared first on WWDJAPAN.
最近、美容の世界で「バズ」のあり方に変化が見られるという。これまでのように、著名人の発言から一気に拡散するのではなく、ジワジワと情報が広がり長期に渡って継続する「バズ」だ。このような現象が生まれる背景を、生活者の意識やスマートフォンの影響を含め、アイスタイルの西原羽衣子リサーチプランナーに聞いた。
「最近、発信元が分からない謎のトレンドが増えているんです」と話すのは、アットコスメの口コミからトレンド分析を行う西原リサーチプランナーだ。特に2022年は、この傾向が顕著であったという。「大前提として、現在も“バズった商品”に対する関心は高い状態です。アットコスメ内でも“バズ”というワードの出現率は年々高まり、22年度は前年度比の1.8倍と伸長。『SNSでバズった化粧品を購入したいと思いますか?』という問いに対して、『そう思う』と回答した人は64%。特に若年層でこの傾向が高く、10代は84%、20代では76%にのぼりました」という。
これまで「バズった商品」といえば、芸能人やインフルエンサーなど、発言力のある個人から拡散されるケースが多かったのではないだろうか。ところが昨年来増えているのは、起点を探っても「明確に分からないバズ」だ。「特定の著名人やインフルエンサーにはたどりつけず、発信元は一般人であり、しかも『恐らくこのSNSなのでは?』と、確信が持てないバズが増加しています。そんな新しいタイプのバズの代表例が、アットコスメの22年下半期ベストコスメアワードを受賞した『オルビス(ORBIS)』の“エッセンスイン ヘア ミルク”でしょう」と話す。
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同商品が登場したのは11年と、今から10年以上も前のこと。過去にも口コミは一定数あったものの、20年頃よりジワジワ増え続け、22年には1000件近くまで飛躍的に増加した。「アットコスメの口コミは発売時に最も集中し、その後右肩下がりになるケースが目立ちます。『すでにたくさんある情報を書き込んでも仕方ない』という心理の現れですね。『オルビス』のように、右肩上がりで増加するケースはまれです」と分析する。
「オルビス」に問い合わせたところ、近年において同商品への特別なプロモーションは行っていないという。アイスタイルは追跡調査の結果、個人が発信したSNSが口コミ増加のきっかけではないかと推測している。もしそうならば、企業の広告ではなく、インフルエンサー発信でもない、いち個人の発言をきっかけに10年以上も前の商品がベストコスメを受賞したことになる。
前述のような「新しいバズ」の傾向として、西原リサーチプランナーは、①「発火点があるのではなく、ジワジワと拡散する」、②「一過性ではなく、長期に渡ってバズり続ける」をあげる。「前者の代表例が『オルビス』のヘアミルクだとしたら、後者の代表は「ケイト(KATE)」の“リップモンスター”です。発売から1年以上口コミの勢いが全く衰えず、さらに口コミ中でバズというワードが最も使われたのもこの商品でした」。
発売直後は一時欠品が続き、希少性が話題になったこともあった。しかしその後は、「定期的にミニサイズやシーズン限定色を発売するなど、自然に情報が拡散するような企業側の取り組みもありました」と、西原リサーチプランナーは話す。「今から10年以上前は、このように“企業が広く広告した商品”の情報しか生活者に届かない状況でした。しかし現在は、スマホの“カスタマイズ機能”によって情報へのアクセス法が変化し、注目される商品にも影響していると感じます」。
私たちのスマホは、検索や閲覧履歴によってカスタマイズされ、その人が興味を持ちそうな情報が自動的に流れてくる。「見ている世界は個人によって違い、その人のスマホの中ではバズっているけど、世の中的にはそうでもないという“マイバズ状態”が発生しやすいんです。少なくとも、検索ワードを入れると類似の情報への接触が増えるため、個人のSNSやブログにもアクセスしやすくなります」。
ちなみに、バズの起点となる個人のSNSには「共感ワード」が多いのも特徴だという。前述した「オルビス」でいうと、「ブリーチで髪が傷んでいる」「ヘアオイルを使っていたけれど、ミルクを使ってみたら乾燥が減った」などだ。個々の小さな悩みに共感を呼ぶことで、読まれやすくなる。
「『オルビス』の拡散で興味深かったのは、今のオイル全盛時代を知るZ世代には、一周回ってヘアミルクが新鮮であったことです。“オイルを使うとスマホをすぐに触れないけど、ミルクは大丈夫、髪もしっとりしていいじゃん”という流れで、共感を呼んだ形ですね。発言力のあるインフルエンサーとは違った側面で、このような小さな共感を得るSNSは、今後も読まれやすいのではないかと思います」。
新しいバズの3つめの特徴として、「新商品ではなく、長年販売されている」ことも挙げられる。前述のZ世代のような「一周回って新しい」こともあるが、西原リサーチプランナーは「最大の理由は、不安な世相の影響ではないか」と分析する。「先行き不透明な時代の中で、“失敗したくない” “間違いのないものを選びたい”という意識の高まりを感じます。これまで、バズるコスメは“流行に乗りたい人たちが選ぶもの”と思っていたのですが、最新のユーザー調査では、正反対の保守的な傾向が浮かび上がりました」。
バズった化粧品を選ぶ理由の1位は、「情報収集の手間や時間が省ける」が52%、2位は「誰かのお墨付きという安心感がある」が51%、3位は「失敗が少ない」が47%と続き、いずれも半数近くの人が回答している。時間を節約してよいものを手に入れたい「タイパ(タイムパフォーマンス)発想」や、失敗を避けたい「リスク回避」の傾向が見てとれる。
「ロングセラーがバズりやすいかというと、一概にそうともいえません。注目されるきっかけとして、処方の進化など“新しい情報”が必要なんですね。その一方で、バズった新しい情報を介して、結局オリジナルの商品が注目されるという、原点回帰の傾向も見られます」。
代表例は「ナーズ(NARS)」の“ライトリフレクティングセッティングパウダー プレスト N 5894”だ。昨年ルースタイプが登場したのをきっかけに、13年発売のプレストタイプへの口コミは、前年度の2.4倍に増加。また、フェムテックへの注目度が高まる中で「コラージュ(COLLAGE)」の“フルフル泡石鹸”に対する口コミが、シリーズ全体で前年度の1.5倍に増加している。ちなみに22年のアットコスメのベストコスメアワード受賞商品には、発売から5年以上経過したものがなんと61商品も含まれ、それらの口コミ件数は平均1.4倍に増加したという。
新商品にせよ、ロングセラーにせよ、注目されるきっかけとしてどうやら「バズ」は必須らしい。企業のプロモーション含めSNSで話題になった商品は、アットコスメにおける閲覧数も多い。バズを通して得た情報が本当にそうなのか、不特定多数の口コミを確認するためだ。「生活者が今、最も重視しているのは『リアルな声か否か』です。誰かに言わされている情報に関して、とても敏感なんですね。企業側が仕掛けたのではなく、あえて“自分たちが発掘した情報”だからこそ、価値を見出す側面もあります」。
「仕掛けないからこそバズる」という言葉には、いち生活者として共感する次第だが、一方で広告戦略が大変な時代になるのでは……とも感じてしまった。しかし、西原リサーチプランナーは「企業にしかできないことも存在する」と断言する。「近年、“公式”というワードの出現率が増加しているんです。5年前に比べて約3倍にも伸長し、“公式で色を確認しました” “公式の情報によると”などの文脈で使われます。公式という言葉が注目される理由は、それだけ非公式な情報があふれているからですね。企業が発信する情報には、生活者も信頼感を抱いていると感じます」。
化粧品に配合された成分や、搭載しているテクノロジーの話しは、企業しかできないことでもある。そこに価値を見出している人は、決して少なくない。数多の情報の中で「生活者は、個人発信の情報と、企業からの情報をきちんと使い分けている印象」と、西原リサーチプランナーは分析する。
今後、デジタルネイティブなZ世代が消費の中核を担うようになると、このような情報リテラシーはさらに高まるだろう。近い未来で考えるなら、4月以降も物価の高騰は止まりそうになく、「リスク回避」の意識は継続するように思う。そういう意味で、新たな「長期バズ」「ロングセラーへのバズ」は、しばらく続くのではないかと予想している。
The post バズ消費に変化の兆し 不安感がもたらす「リスク回避」傾向 appeared first on WWDJAPAN.