マリー・クヮントが93歳で死去 ミニスカートブームをけん引

 英国人ファッションデザイナーのマリー・クヮント(Mary Quant)が4月13日、93歳で亡くなった。彼女の家族が同日、AP通信に声明を発表。「今朝、英サリー州の自宅で安らかに息を引き取った。(彼女は)20世紀で最も国際的に認められたファッションデザイナーの一人であり、“スウィンギング 60s”を代表する革新者だった」と述べた。クヮントは、短いヘムラインと大胆な柄使いで、1950〜60年代の女性のファッションを解放。中でも、丈の短いスカートを「ミニ」と名付けて普及させ、ショーツの一種であるホットパンツを生み出したことで知られる。

 クヮントは30年、ロンドン南東部のブラックヒース生まれ。ブラックヒース高校で美術を学んだ後、ゴールドスミス大学に進学し、53年に卒業した。その2年後にはキングスロードにブティック「バザー(BAZAAR)」をオープン。その名の通り、彼女自身がデザインしたものから、大学時代の友人が作ったアート作品やジュエリーまでさまざまなアイテムを販売していた。ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)やオードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)といったスターが頻繁に訪れた同店は、雰囲気のある店構えと、40年代の戦時中のユーティリティースタイルとは一線を画す刺激的なアイテムによって、すぐにホットスポットになった。

 特に大胆な柄を使ったシンプルなシルエットで人気を博したクヮントのデザインは、「ハーパーズ バザー(Harper's BAZAAR)」55年9月号で紹介される。そして58年には、自動車模型からヒントを得て、丈の短いスカートを「ミニ」と命名。57年、高級百貨店のハロッズ(HARROD'S)などもあるナイツブリッジに2店目をオープンし成功を収め、彼女のデザインは世界的に人気を集めることになる。62年には、百貨店のJ.C.ペニー(J.C.PENNY)とライセンス契約を結び、アメリカ市場に進出。さらに60年代後半には、ショーツの一種であるホットパンツを発表。メイクアップやインテリアに転向する前の最後のファッションのクリエイションになった。

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【スナップ】上海ファッション・ウイーク開催中の街をスナップ! カラーニットとモダンなテーラードが主流

 中国・上海で3月23〜31日、2023-24年秋冬シーズンの上海ファッション・ウイークが開催された。パンデミック後初めてとなる完全なリアル開催で、新進気鋭の若手デザイナーを支援するプラットフォーム「レーベルフッド(LABELHOOD)」や、上海最大の見本市「オンタイムショー(Ontimeshow)」が期間中に開かれた。マスクを外した来場者が多く、会場の外ではイエローやピスタチオグリーン、アズールブルーなどの春らしい色合いのアイテムや、モダンでシャープなテーラリングのコーディネートが見られた。

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米発「ゼロハリバートン」から新作のアルミニウム製スーツケース モデルUTAのビジュアルも公開

 「ゼロハリバートン(ZERO HALLIBURTONN)」は4月14日、新作のアルミニウム製スーツケース“クラシック アルミニウム 3.0”を発売する。シルバー、ブラック、サンセットゴールドの3色展開で、価格は各15万4000円(税込)。容量は33Lだ。

 機能面では、少量の荷物でもしっかりホールドできるストラップ式の内装や、安定した走行を可能にする双輪キャスターなどを備える。

 同ブランドは、アンバサダーを務めるモデルUTA(ウタ)のビジュアルも公開した。

 「ゼロハリバートン」は1938年に米国で創業した。

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米発「ゼロハリバートン」から新作のアルミニウム製スーツケース モデルUTAのビジュアルも公開

 「ゼロハリバートン(ZERO HALLIBURTONN)」は4月14日、新作のアルミニウム製スーツケース“クラシック アルミニウム 3.0”を発売する。シルバー、ブラック、サンセットゴールドの3色展開で、価格は各15万4000円(税込)。容量は33Lだ。

 機能面では、少量の荷物でもしっかりホールドできるストラップ式の内装や、安定した走行を可能にする双輪キャスターなどを備える。

 同ブランドは、アンバサダーを務めるモデルUTA(ウタ)のビジュアルも公開した。

 「ゼロハリバートン」は1938年に米国で創業した。

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キャサリン妃は鮮やかなブルーのコートを着回し 英王室がイースターの礼拝に出席

 イギリスのロイヤルファミリーは4月9日、ウィンザー城(Windsor Castle)の聖ジョージ礼拝堂で行われたイースターの礼拝に参加した。チャールズ国王(King Charles III)夫妻をはじめ、一家は濃紺やロイヤルブルーの装いで参列。キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)は、鮮やかなブルーとシャープなショルダーラインが印象的な「キャサリン・ウォーカー(CATHERINE WALKER)」によるオーダーメードのコートを着用し、同色の帽子でルックを仕上げた。なお、このコートは昨年のコモンウェルス・デー(英連邦記念日)に初めて着用したものだ。

 ウィリアム皇太子(William, Prince of Wales)とジョージ王子(Prince George of Wales)は、共にネイビーのスーツ姿。シャーロット王女(Princess Charlotte of Wales)は、やはりネイビーのコートに青のタイツを合わせ、髪には青いリボンを結んだ。イースターの礼拝に初めて出席したルイ王子(Prince Louis of Wales)は、同じくネイビーのブレザーとネクタイに、青いシャツとハーフパンツを組み合わせた。5月6日に戴冠式を迎える国王夫妻は、同系色のロイヤルブルーの装いだった。

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ファストリは20.4%増の1兆4673億円、通期も上方修正 10年後に10兆円計画も 23年8月期上期

ファーストリテイリングは、2023年を「第4創業」として、グローバルナンバーワンへの挑戦を加速し、10年後の10兆円達成を目指す。23年8月期上期(22年9月~23年2月)の決算会見で柳井正会長兼社長が明かした。昨年度から取り組んでいる「収益性の多様化」が進み、ユニクロ(UNIQLO)の東南アジアや欧米などの海外事業や、ジーユー(GU)が高成長軌道に乗ったことで大きな自信を見せている。

23年8月期上期(22年9月~23年2月、国際会計基準)決算は、売上高に当たる売上収益が前期比20.4%増の1兆4673億円、営業利益が同16.4%増の2202億円、純利益が同4.5%増の1533億円だった。

特に海外ユニクロ事業で、東南アジア・インド・豪州地区、北米、欧州(ロシアを除く)が大幅な増収増益となり、本格的な成長フェーズに突入。海外ユニクロの売上収益は半期で1620億円増え、同27.3%増の7552億円となった。コロナ禍でのコスト構造改革の寄与に加え、「服への需要が急速に変化し、LifeWearへのニーズが高まった」(岡﨑健ファーストリテイリング取締役CFO)ことや、「ブランディングや地域に根差した商売を強化するなど、積極的に事業拡大を進めたこと」が奏功。営業利益は22.2%増1226億円になった。グレーターチャイナは中国大陸でコロナの影響があり減収大幅減益となったが、1月以降は回復基調にあるという。

国内ユニクロ事業は売上収益が526億円伸び、同11.9%増の4951億円となった。既存店売上高が同10.0%増となった。一部商品の値上げを行ったが、比較的単価の高いアウターやニットの販売の好調や、値引き率の改善などもあり、客単価は同11.8%増となった。EC売上高は794億円で同9.7%増。EC化率は16.0%となった。ただし、急激な円安による調達コストの上昇により粗利益率が低下し、営業利益は同1.6%減の673億円だった。

 ジーユー事業は今上期、売上収益が227億円伸び、売上収益が同18.5%増の1455億円、営業利益が同39.2%増の130億円となった。品番数を絞り込み、シーズン後半までマストレンド商品の数量を確保して積極的に商売を行ったことで既存店が伸長。EC売上高も大きく伸び、EC化率は13%になった。

 通期(23年8月期)の業績予想は、売上収益を300億円増額修正し、同16.5%増(為替の影響を除くと約13%増)の2兆6800億円、営業利益は100億円増額修正し、同21.1%増(同約18%増)の3600億円、当期利益は同12.2%減(同約17%増)の2400億円を見込む。

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松田未来の「リーカ」と仏イラストレーターのイザベル・ボワノがコラボ ブランド初のオリジナルグラスも制作

 ヘアメイクアップアーティストの松田未来が手掛けるコスメブランド「リーカ(RIHKA)」は4月22日、フランス在住のイラストレーターでNHK Eテレ「パリジェンヌの田舎暮らし」にも出演するイザベル・ボワノ(Isabelle Boinot)とコラボレーションしたコレクション“バラード ア パリ”を発売する。イザベルが描き下ろした限定パッケージのネイルポリッシュ3色と、ブランド初のオリジナルグラスとの限定セットを販売する。

 パリの日常にあるグラスからインスピレーションを受けた“リーカ ネイルポリッシュ”(限定3色、税込各2970円)で登場するカラーは、1日のはじまりに過ごすカフェテラスのレモンスカッシュをイメージした大粒グリッター入りのクリアゴールドの“シトロンプレッセ”、蚤の市に並ぶグラスを連想させる小粒のゴールドグリッター入りの透明感のあるグレー“ブロカント”、 ディナー前のワイングラスを手にしたきらめく幸せを捉えたシアーシルバーの“アペロ”で、さりげない存在感と華やかな彩りを指先に添える。

 コレクションテーマを受けて制作されたイラスト入りのオリジナルグラスは口径83mm、高さ85mm 容量300mLの汎用性が高いサイズが特徴。口当たりの良い薄口タイプで、飲み終わった時に底面にブランドロゴが見える遊び心を加えた。グラス単体での販売は行っておらず、オリジナルグラスとネイルポリッシュ1色の限定セット(限定3種、各6710円)と、ネイルポリッシュ3種とグラスのセット(限定1種、1万2100円)飲みでの取り扱いとなる。

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「タッチャ」が檜の香りのボディーケアコレクション発売 日本の森林浴から着想しホームスパを提案

 ユニリーバ傘下のJビューティブランド「タッチャ(TATCHA)」は5月17日、檜の香りで心と肌に美しい調和をもたらす“フォレスト アウェイクニング ボディケア コレクション”から、“タッチャ ヒノキ ボディ ウォッシュ”(200mL、税込4950円)と“同 ボディ ミルク”(132mL、税込6600円)、“同ボディ オイル”(100mL、税込7920円)を発売する。

 “フォレスト アウェイクニング ボディケア コレクション”は、1980年代に日本で誕生した森林浴の習慣から着想し、香料に檜の精油を採用。檜が発する香り成分フィトンチッドはストレスレベルを下げ、免疫力を高めて気分を向上させる効果があるといわれる。そのほかの香り成分として静けさをもたらすスギの精油と、すっきりと清めてくれるようなヒバの精油をブレンドし配合した。米や茶葉、沖縄もずくを原料とする独自の潤いの発酵液“HADASEI‒3”を配合し、肌をケアする。

 「タッチャ」は3ステップからなるボディーケア法をベースにしたホームスパ体験を提案する。ステップ1の“清める”では、ジェルタイプの“ボディ ウォッシュ”が肌の潤いを守りながら汚れを浮かし、スクラブが穏やかに古い角質をオフする。ステップ2の“整える”では、“ボディ ミルク”が肌に素早く溶け込み潤いを与えながら滑らかな肌に整える。ステップ3の“与える”では、“ボディ オイル”がしっとりと柔らかな肌へ導き、潤いがバリア機能をサポートする。

 「タッチャ」は創設者のヴィッキー・ツァイ(Vicky Tsai)があぶらとり紙をはじめとする日本の芸者の美容習慣に感銘を受け2009年に米サンフランシスコで立ち上げた。米国でJビューティ人気に火をつけた存在として知られ、19年にユニリーバ(UNILEVER)傘下に入った。椿や米など日本の原料を用いたスキンケアアイテムをそろえ、なつめや桐箱、和紙など日本の美しい形をデザインに取り入れたパッケージに日本への思いを込めている。

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【2023年母の日】「コエ ドーナツ キョウト」がギフトを発売 クッキー缶とドライフラワーの花束のセット

 ストライプインターナショナルが手掛けるドーナツファクトリー「コエ ドーナツ キョウト(KOE DONUTS KYOTO)」は母の日に向けて、看板商品の一つである“コエ ドーナッツ クッキー缶”のギフトセット(税込3000円)の予約販売を4月19日に開始する。ギフトセットは、ドーナッツ型のクッキーを詰め合わせたクッキー缶と花束をセットにしている。花束は、京都河原町のドライフラワー専門店「プルミエ・エタージュ(1ER ETAGE)」とコラボレーションしたものだ。ギフトセットでは、花束をピンクとブルー、ホワイトの3種類の中から、クッキー缶を“thank you”と“for you”の2種類の中から、それぞれ組み合わせることができる。

 ギフトセットは予約販売限定で、4月19〜30日の期間、電話と店頭で受け付ける。オンラインストアでは販売せず、予約数が上限に達し次第、受け付けを終了する。受け取り期間は5月8〜14日

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「ボディワイルド」から見た目きっちりな楽ちんスーツ 「洗濯してもすぐ乾く」

 グンゼのメンズブランド「ボディワイルド(BODY WILD)」は、スーツのような見た目で楽に着られる“オール デイ スーツ(ALL DAY SUIT)”を発売した。価格はジャケットが6050円(税込、以下同)、パンツが3850円〜。

 同ブランドは、「在宅ワークスタイルが定着しつつも、出社などの機会は増え、イエナカから外まで着られる商品が求められていると感じた。そこで、1日中快適に過ごせるジャケットとパンツを製作した」と話す。

 いずれも軽量ストレッチ素材を採用し、「洗濯後もすぐに乾く」という。

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「H&M」がオスロに初のビューティ旗艦店をオープン ネイルやアイラッシュのビューティバーも併設

 「H&M」は今春、日本未上陸のコスメライン「H&Mビューティ」の世界初となる旗艦2店舗をノルウェー・オスロにオープンする。5月14日にオスロ中心部のカール・ヨハン通りに1店舗目を、5月25日にエリア最大のショッピングセンターであるオスロ シティに2店舗目を出店する。

 ビューティ旗艦店は既存の「H&M」ストアに併設するが、大通りに面した専用のエントランスを構え、店舗面積は約300平方メートルと従来の約2倍の広さに拡大する。自社ブランドに加え、カラーコスメを中心に地元のスカンジナビアンブランドなど約80ブランドを取り扱う。また、ネイルやアイラッシュ、アイブロウのサービスを提供するビューティバーも備え、美容アドバイザーが常駐する。

 キャサリン・ウィグゼル(Cathrine Wigzell)「H&Mビューティ」ジェネラルマネージャーは、「この3年間、『H&M』は美容カテゴリーに重点を置くため専門家を招いてビューティ部門を独立させ組織の構築に取り組んできた。ビューティは成長市場であり、顧客からの需要も非常に大きい。同店でより価値のある美容体験を提供することが目的」と話し、ビューティを含めたトータルファッションの提案を目標に掲げる。

 今回新たに「アナスタシア ビバリー ヒルズ(ANASTASIA BEVERLY HILLS)」「スマッシュボックス(SMASH BOX)」「KVD」「オリジンズ(ORIGINS)」「パッチロジー(PATCHOLOGY)」「バイビー(BYBI)」「マンデー ヘアケア(MONDAY HAIRCARE)」「エスカーダ(ESCADA)」「ジューシー クチュール(JUICY COUTURE)」などをラインアップに加え、旗艦店限定で米国発「フーダ ビューティ(HUDA BEAUTY)」「カヤリ(KAYALI)」「ウィッシュフル(WISHFUL)」も導入した。

 「『H&Mビューティ』は顧客の半数を35歳以下が占め、新規顧客の半数をZ世代が占める。ローカルブランドを取り揃えつつ、新しいものが好きな若年層を満足させる新しいブランドを常に探している」とウィグゼル=ジェネラルマネージャーは述べた。

 4月20日には、初の自社開発・製造によるブランドでありZ世代をターゲットにした「オー ヘイ ヒーロー(OH HEY HERO)」をスタートする予定。同ブランドはビーガン処方のボディーローションやハンドクリーム、シェービングジェルなどをそろえる。

 業界筋によると、両旗艦店の年間売上高はそれぞれ250万〜350万ユーロ(約3億3000万〜4億6200万円)に上る可能性があるとみられている。

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レンチングが製造工程時の廃棄繊維リサイクルへ パートナー企業と協働 

 オーストリアの繊維大手レンチングはこのほど、製造工程で出る「テンセルリヨセル」の廃棄繊維をメカニカルリサイクルしたリヨセル繊維を用いたデニム生地の生産を始めると発表した。サプライチェーンパートナーであるパキスタンのアーティスティック ミリナーズ(Artistic Milliners)、ブラジルのカナチバ(Canatiba)、スペインのテキスタイル サンタンデリナ(Textil Santanderina)と協働する。このデニム生地は、バージン繊維と比較しても繊維の長さや抵抗性など全ての物理的特性を保持し、とてもソフトな手触りを実現しているという。

 この取り組みは循環とイノベーションを軸に繊維産業を変革していくことを目的とした「テンセル」の「ファイバー・リサイクル・イニシアチブ」の一環で、レンチング社を軸にサプライヤーと協働し、あらゆる技術を活用してサーキュラリティ実現を目指すもの。

 今回のメカニカルリサイクルは、水や化学物質を使用する必要がないため、素材のサステナビリティ機能を高めることができる。また、メカニカルリサイクルされた「テンセルリヨセル」繊維は最終製品でも繊維の識別が可能なため、生産工程のトレーサビリティが確保される。

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レンチングが製造工程時の廃棄繊維リサイクルへ パートナー企業と協働 

 オーストリアの繊維大手レンチングはこのほど、製造工程で出る「テンセルリヨセル」の廃棄繊維をメカニカルリサイクルしたリヨセル繊維を用いたデニム生地の生産を始めると発表した。サプライチェーンパートナーであるパキスタンのアーティスティック ミリナーズ(Artistic Milliners)、ブラジルのカナチバ(Canatiba)、スペインのテキスタイル サンタンデリナ(Textil Santanderina)と協働する。このデニム生地は、バージン繊維と比較しても繊維の長さや抵抗性など全ての物理的特性を保持し、とてもソフトな手触りを実現しているという。

 この取り組みは循環とイノベーションを軸に繊維産業を変革していくことを目的とした「テンセル」の「ファイバー・リサイクル・イニシアチブ」の一環で、レンチング社を軸にサプライヤーと協働し、あらゆる技術を活用してサーキュラリティ実現を目指すもの。

 今回のメカニカルリサイクルは、水や化学物質を使用する必要がないため、素材のサステナビリティ機能を高めることができる。また、メカニカルリサイクルされた「テンセルリヨセル」繊維は最終製品でも繊維の識別が可能なため、生産工程のトレーサビリティが確保される。

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「ダウンを廃止せよ」 H&M渋谷店で動物愛護団体が抗議

 動物愛護団体PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)の日本支部は4月12日、H&M渋谷店前で同社にダウンの使用を廃止するよう訴えた。アヒルのコスチュームに身を包んだ5人が、「ダウン=血まみれ」「ダウンを廃止せよ」などと書かれたプラカードを持ち、店舗入口付近で約1時間に渡って抗議した。人通りの多い時間帯だったが、人だかりができることはなく、カメラを向ける人もいれば、そのまま店舗に入っていく人などもいた。PETAは過去には「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の店舗前などでも抗議を行っている。

 香港に拠点を置くPETAアジアが行った調査では、H&Mが取引している可能性があるベトナムのダウン農場で「糞が散乱した敷地や汚れた小屋の中でアヒルが苦しんでいる様子や、まだ完全に意識がある状態で首を刺されて血抜きされている様子などが確認された」という。また、責任ある素材調達を証明する第三者認証として普及し、H&Mも活用している「レスポンシブル・ダウン・スタンダード (RDS) 」認証が、動物福祉にまつわる適切な監査が行われていないとし、認証の信憑性に欠けていると主張している。

 PETAメンバーの今井レイラさんは、「日本の消費者は生産地で起こっていることを知らない人が多いので、私たちの活動を通して関心を持ち、自分たちの暖かさと、残酷な行為の代償を比べた上で選択をしてほしい。ダウンに代わる素材はたくさん出てきているのでファッションがアニマルフリーになることを望んでいる」と話した。H&M以外にもデサントやユニクロなどに、ダウン廃止の要望を提出しているという。

 H&Mは、「PETAがこの問題に取り組み、ファッション業界における容認できない違反を明らかにすることで、最終的に動物福祉に関する業界の基準や慣行の改善に貢献していることを歓迎している。PETAが調査したサプライヤーと直接の関係はないが、今回の疑惑を非常に深刻に受け止め、RDS認証のオーナーと緊密に連絡を取り合い、今後、当基準とその検証について改善の必要性があるのかを見出すために協力できることがないかを確認している。私たちは、これら規格や基準が動物福祉の向上を支援する重要なツールであると信じている」とコメントした。

 PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)は、世界最大の動物愛護団体。世界中に支部があり、公式サイトによると900万人が所属しているという。主に、動物福祉に反する慣行が見られる動物実験、食品産業、衣料品取引、エンターテインメント産業に焦点を当て、教育、調査報道、研究、動物救済、立法、イベント、抗議キャンペーンなどを通じて活動している。

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藤原ヒロシの「フラグメント」×「ラミダス」 パステル色のトートバッグを3サイズ展開

 バッグブランドの「ラミダス(RAMIDUS)」は4月14日、藤原ヒロシが手掛ける「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」と協業するコレクションから、パステルカラーのトートバッグを発売する。

 LL(1万450円税込、以下同)、L(9350円)、M(8030円)の3サイズをそろえ、両ブランドのロゴを織りで表現したストラップは肩掛け・手持ちとして使える2つの長さを備える。

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ファッショニスタに朗報 しょうゆ、ケチャップなどの汚れに“洗い”&“すすぎ”ができるペン型染み抜きが登場

 ロングセラーの足裏角質ケア“ベビーフット”シリーズをはじめ日用品やコスメ、機能衣料などを企画・販売するリベルタは4月14日、衣類の染みをケアする“洗技 携帯もできるシミ抜きペン”(税込968円)を全国の一部ホームセンター、ドラッグストア、公式オンラインショップ、ECモールで発売する。

 食べこぼしなどによる衣類の染み跡を残さないためには、“洗い”で汚れを分解することに加えて、その後の“洗い流し”作業がポイントであるというプロの技術を再現すべく、ダブルエンド型で“洗い”用と“すすぎ”用の2剤式を採用した。1本で染み抜きが完結し、洗い流しまで行うことで染み跡を防ぐ。同社実施の服の染み汚れにまつわる悩みに関してのアンケート調査(※)では、約98%以上の大人が「出先での食事中にうっかり洋服を汚してしまった経験がある」と回答した。“同 シミ抜きペン”は持ち運びに便利なペンタイプで、うどんやそばなどのつゆ類、しょうゆ、ケチャップやソース、さらにボールペンなどの“うっかり汚れ”に対応する。エタノールを配合し、出先での“応急処置”時も雑菌が繁殖しにくいのも特徴だ。

 同日には、スニーカーなどの頑固な泥汚れを落とす“洗技 泡漬け洗浄スプレー” (300mL、税込1298円)も発売する。スプレー式で直接スニーカーなどに吹きかけ、そのまま10分ほど放置する“泡漬けパック”の発想で高い洗浄力を発揮。ブラシで軽くこすりながらの洗い流しを推奨しているが、いわゆる“ゴシゴシ洗い”の手間を削減する。漂白剤などの色落ちさせる成分は無配合のため、色柄のスニーカーや靴下、ユニフォームなどの部分的な泥汚れにも使用できる。

※インターネット調査「服の染み汚れについての調査」2022年12月5~11日、男女20~60代、90人対象

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ユニクロが秋葉原に大型店 家電やアニメと協業した売り場

 ユニクロはあす14日に開店する「ヨドバシAkiba店」(東京都千代田区)を関係者に公開した。ヨドバシカメラの旗艦店であるヨドバシAkibaの7階に立地し、売り場面積は430坪。電化製品やアニメ・マンガなど、秋葉原のカルチャーを取り入れたコラボレーション企画で独自性を出す。土地柄多い訪日客やビジネスマンに向けた品ぞろえを拡充する。

 ヨドバシAkiba で専門店が入る7階フロアの半分ほどのスペースで営業する。マネキンのディスプレーの一部にデジタルカメラ、ヘッドフォン、フィギュア、スマホ関連機器などを置き、ヨドバシAkiba の各フロアでの扱いを紹介する。マンガの吹き出しのようなPOPでも秋葉原らしさを演出。店内アナウンスは、人気声優の緒方恵美氏が担当する。Tシャツコレクション「UT」では、秋葉原に本社を置くYKK、菓子のチロルチョコ、美容家電のヤーマン、プラモデルのバンダイスピリッツ、フィギュアの魂ネイションズなどを並べる。

 ユニクロはJR秋葉原駅周辺でアキバトリム店、アトレ秋葉原店の2店を営業していたが、ヨドバシAkiba店のオープンに伴って閉めた。ユニクロは大阪・梅田や横浜でもヨドバシカメラの上層部に店舗を構えており、買い回りで成果を出している。

 同店の橋本哲矢店長は「秋葉原は多様なカルチャーの発信地で、海外のお客さまも多く集まる。秋葉原らしい企画やイベントを定期的に行っていきたい」と話す。

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「ステラ マッカートニー」が世界初カフェ併設コンセプトストアを阪急うめだ本店にオープン

 「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」は4月12日、阪急うめだ本店8階に世界初のカフェ併設型コンセプトストア「ステラズ ワールド バイ ステラ マッカートニー(STELLA’S WORLD by Stella McCartney)」をオープンした。同店は、阪急うめだ本店と共同開発したコンセプトストアで、クルエルティフリー(残虐性(cruelty)がない(free)という意味。商品の開発・製造・消費者の手元に届くまでのいかなるフェーズでも動物を用いた実験がなされていないことを表す)のファッションとフード、音楽を提供する。

 世界初となるカフェではビーガンメニューを提供する。ステラの顔をビーツで描いたカフェラテ“ステラテ”(1000円)やチョコバナナスムージー“ファラバナナ”(1250円)などブランドにゆかりがある名前をもじったメニューが並ぶ。食材は全て植物由来でエシカルに調達されたものを選んだ。

 店内にはプレタポルテコレクションやライフスタイルグッズに加え、同店限定のオリジナルアイテムや、ブランドの価値観や理念に沿って製作されるスーベニアアイテム(5月17日のグランドオープン時に披露)、ステラがセレクトしたキャンドルやジャムなどが並ぶ。

 共同開発に至った理由は同売り場コンセプト“人と自然の共生”と、「ステラ」ブランドのDNAが合致したから。店内はブランドのルーツの一つ“音楽”をテーマに、レコード店やレコーディングスタジオをイメージして構成した。什器は「新しく作ることを避ける」ことを念頭に、壁や棚は廃棄スピーカーやキーボードなど音響設備やテレビを組み合わせて作り、ステラ自身が自宅で使用していた椅子や中国で行ったイベントで使用した電飾サインなどを活用した。床にひいたペルシャ絨毯は、ロンドンのアビーロードスタジオをイメージ。カフェには「ステラ」のチームがセレクトしたレコードが飾られ、来店客は自由に音楽を聴くことができる。壁に埋め込まれたテレビにはブランドの22年の軌跡を象徴するビデオを映し出す予定だ。

 ステラ・マッカートニーは「音楽から技術革新のスピリット、そしてアートーー私は、生涯にわたり日本の文化を愛し、憧れを抱いてきました。『ステラズワールド』は、ブランドと私自身がこれまで歩んできた軌跡をセレブレートするような場所です。私たちがこのような場所をオープンするのは今回が初めてで、カフェをオープンするのもブランドにとって初めてのことです!日本という国、そしてこの国に暮らすステラコミュニティの人々へ、私の愛を示す意味を込めて、『ステラズワールド』をオープンさせたいと思いました」とコメントを発表した。

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「クラブハウス」が「ソフネット」のポップアップストアを開催 「グレゴリー」や「コール ハーン」とのコラボアイテムを用意

 大阪のゴルフセレクトショップ「クラブハウス(CLUBHAUS)」は4月15日から20日まで、「ソフネット(SOPHNET.)」のポップアップストアを開催する。

 「ソフネット」2023年春夏コレクションのアイテムや「グレゴリー(GREGORY)」とのコラボバッグコレクションを用意するほか、アメリカ発のシューズブランド「コール ハーン(COLE HAAN)」とのコラボゴルフシューズの先行受注販売を行う。さらに、昨年4月に発売された「クラブハウス」とのコラボポロシャツの新色とキャップを限定で取り扱う。

■「クラブハウス」 「ソフネット」ポップアップストア
日程:4月15~20日
時間:12:00~19:00
場所:クラブハウス
住所:大阪府大阪市西区靱本町1-15-14

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「ヘレナ ルビンスタイン」の“P.C.スキンミュニティ”がリニューアル 主軸の美容液が自然由来成分97%に

 ラグジュアリースキンケアブランド「ヘレナ ルビンスタイン(HELENA RUBINSTEIN)」は5月19日、エイジングケアシリーズ“P.C.スキンミュニティ”の代表アイテムである美容液“P.C.スキンミュニティ セラム”や乳液、目もと美容液、アイマスクを一新する。既存の肌の再生などを促すバイオテクノロジーに加え、新たにバリア機能を強化する成分エクトインと滑らかでトラブルのない肌をかなえるビックスアクティブ、ビサボロールを配合。土台を整え、トラブルのない滑らかなでハリのある肌へ導く。

 “P.C.スキンミュニティ”は2010年に誕生。植物始原細胞の再生能力に着目し、表皮の強化をかなえてきた。“P.C.スキンミュニティ セラム”(30mL、税込1万9800円/50mL、同2万9700円)は、今回のリニューアルで5代目となり、既存の植物原料を高濃度で配合するほか、エクトイン、ビックスアクティブ、ビサボロールを新配合。自然由来成分97%になった。乳液“P.C.スキンミュニティ エマルジョン”(75mL、同2万8600円)は、肌の水分蒸散を抑えるイーストエキスや、過剰な皮脂を吸収し毛穴の目立たない肌をかなえるマイクロジェルオイル メカニズムを新たに加え、さらっとした感触で潤いに満ちた肌に仕上げる。自然由来成分は92%。

 目もと美容液“P.C.スキンミュニティ アイ”(15mL、同1万4300円)は、緑茶葉から抽出した天然由来のグリーンカフェインや反射と色補正ができるパールを配合したスペクトラルパール テクノロジーを採用。アプリケーターも備えマッサージ効果も期待でき、明るくすっきりとした目もとをかなえる。公式サイトなどで限定販売する“P.C.スキンミュニティ アイ マスク”(4mL✕6枚、同1万3200円)はバイオセルロース素材の厚みのあるシートマスクで、15分のアイケアでと潤いと透明感のある目もとに導く。

 桝山純・日本ロレアル ヘレナ ルビンスタイン事業部事業部長は「“P.C.スキンミュニティ”はデビュー時の商品開発に携わったシリーズで思い入れがある。今回も植物細胞科学の最先端を取り入れ、肌の再生と防御力強化を図った」と商品力の高さを示した。また環境に配慮したモノ作りも推進。1グラムの植物で10億の始原細胞を作るため希少植物も過剰な収穫や摂取をしないほか、容器にリサイクルガラスを採用し、フットプリントの削減に貢献する。

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【スナップ】「ロロ・ピアーナ」が“ヒョンビン・エディション”発売 桐谷美玲、北村匠海らが祝福

 「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」はこのほど、ブランドアンバサダーを務める韓国の俳優、ヒョンビン(Hyun Bin)とコラボレーションした、サマー・ウオーク・シューズとベースボールキャップのスペシャルエディション“ヒョンビン・エディション”を発売した。ヒョンビンは韓国ドラマ「愛の不時着」で主演を務め、日本でも多くのファンの心を掴んだ。

 発売を記念して、4月11日にプレビューを開催。大政絢や北村匠海、桐谷美玲、窪塚洋介、滝沢眞規子、永山絢斗、長谷川潤、三吉彩花ら豪華セレブリティーが、ヒョンビンとともに発売を祝った。

 約5年ぶりに来日したヒョンビンは「自然は私にすべてのものを与えてくれますが、私は自然に対して何ができるのかを考えるようになりました。自然への感謝の気持ちもあり、一方では申し訳ない気持ちも生まれました。なので今回、自然への感謝の念をモチーフとして表現したかったので、『ロロ・ピアーナ』のロゴにもあるブナの木をメーンにしました」とコメントした。

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「ルイ・ヴィトン」発 かぶる人を初夏の日差しからスタイリッシュに守る新作帽子

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、かぶる人を初夏の日差しからスタイリッシュに守る新作帽子を発売した。

 モノグラム・パターンをプリントしたシルクスカーフをあしらったパナマハットが13万3100円(税込、以下同)、ラフィア調の素材にヌメ革のパイピングを施したサンバイザーが12万6500円など。

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マッシュスタイルラボが原料調達のサステナ基準設ける 全ブランドの下げ札にアイコン掲載

 マッシュスタイルラボはこのほど、原料調達に関して独自のサステナビリティ基準を設けた。大手繊維商社など10社と立ち上げた「マッシュスタイルラボ サステナブルアライアンス」で協議・決定し、2023年夏物から基準を満たした製品は下げ札に「リサイクル」「セーブ・ウォーター」など7種類のアイコンを表示する。対象は全19ブランドで、4月13日から順次導入する。

 これまでも各ブランドで環境配慮型素材を採用し、ホームページ上やPOPなどで表記してきたが「何を持って環境配慮型と呼ぶか」はブランドごとの判断だった。サステナビリティ基準は、共通の「拠り所」を持ち発信するのが狙い。基準は毎年見直し・改善する。今後は下げ札にQRコードを掲載し、ホームページへリンクすることで店頭で客が生産背景を知ることができる仕組みも整える計画だ。

 基準の区分と概要は下記の7つ。

◾️リサイクル:リサイクル素材の有効活用・バージン資源使用の低減(ポリエステルやウール、ダウンなどのリサイクル原料を、マッシュグループの規定量を満たす割合で使用。バージン資源ではなく廃棄される予定だった資源を再利用することで、CO2削減に寄与)

◾️オーガニック:主原料へのオーガニック素材使用(綿や麻など有機肥料のみで土壌をつくり、禁止農薬を一切使用しないオーガニック原料をほぼ100%の割合で使用した素材)

◾️オーガニックブレンド:オーガニック素材の使用(綿や麻など、有機肥料のみで土壌をつくり、禁止農薬を一切使用しないオーガニック原料を一部採用した素材)

◾️ナチュラル:天然繊維の活用(綿や麻などの天然繊維を、規定量を満たす割合で使用。土壌環境へ配慮し、持続可能な環境を維持しながら生産された植物性原料を採用)

◾️セーブ・フォレスト:森林の保護(生態系に負担をかけない生産サイクル・製造プロセスなど、管理された環境下の木材を使用し、生分解性のある原料を採用)

◾️セーブ・ウォーター:海と水資源の保全(水によって分解性がある海洋分解性プラスチックなどの原料、無水染色・省水染色などの水資源使用を軽減して作られた原料などを採用)

◾️ファーフリー:動物福祉(動物の毛皮の使用を禁止し、毛並み・質感などを再現したエコファー素材を採用)

27回の話し合いを経て基準を設定

 同社は22年2月に大手繊維商社など10社と「マッシュスタイルラボ サステナブルアライアンス」をスタート。1年間で、2部門・合計27回の話し合いを経て基準を設定した。繊維商社は営業担当と品質管理担当がペアで会議に出席し、販売・生産の両面で話し合いを重ねた。参加企業は、原料調達・開発部門が三菱商事ファッション、豊田通商グループ、スタイレム瀧大阪、田村駒、豊島、モリリンの6社。生産・流通部門がザ・パック、東京アート、三景、ヴェストの4社。

 今後は、サプライチェーンにおける商取引証明をアライアンスメンバーがトレースし、独自の「原料証明書」を発行。製品に添付しサプライチェーン内を動かす。このプロジェクトをリードしたマッシュスタイルラボの岩木久剛執行役員生産管理本部本部長は、独自の基準を設け証明書を発行する背景について、「サプライチェーンに関わる全ての仕入先や工程において、国際的な認証プログラムの取得が完了していない現在、実現可能なトレース方法としてアライアンス内の商取引をつなぎ顧客に証明していくことが狙い」という。

 同アライアンスは当初、サプライチェーンにおけるCO2削減を目標にスタートした。「それを実行するためには、サプライチェーンのトレースが欠かせない。であればまずはまずは原料採用基準策定へと、アライアンスで決めた」岩木本部長。今後は当初目標のCO2削減に向けて、「マッシュスタイルラボ サステナブル工場監査基準」を設ける方向で、話し合いを進める。対象は縫製・編立80社、資材部20社。工場運営においてCO2削減につながる「LED化」「エアコンの温度設定」「ゴミの分別」など39の監査項目を設ける。同本部長は「合格不合格をつけることが目的ではない。基準を設けることで改善を進める」と話している。

 なお、13日からスタートする下げ札へのアイコン表示対象は、次の19ブランド。「スナイデル(SNIDEL)」 「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」「フレイ アイディー(FRAY I.D)」「リリー ブラウン(LILY BROWN)」「ミラ オーウェン(MILA OWEN)」「ファーファ―(FURFUR)」「エミ(EMMI)」「スニーカーズ バイ エミ(SNEAKERS BY EMMI)」「スタイリング/(STYLING/)」「セルフォード(CELFORD)」「スナイデル ホーム(SNIDEL HOME)」「ジェラート ピケ スリープ(GELATO PIQUE SLEEP)」「ミースロエ (MIESROHE)」「アンダーソン アンダーソン(UNDERSON UNDERSON)」「ジェラート ピケ オム(GELATO PIQUE HOMME)」「ソフトハイフン(SOFTHYPHEN)」「ウェイヴ(WAVE)」「アウール(AOURE)」「リトルユニオン(LITTLE UNION)」 。

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ブランドバッグは買い取らない コメ兵がアウトドアやスニーカーの専門業態に見出す商機

 コメ兵は、12日に阪急うめだ本店7階にオープンした新ゾーン「グリーンエイジ(GREEN AGE)」内に、アウトドアファッションに特化した買い取り・販売の新業態「アンドリレー(ANDRELAY)」を出店した。

 販売区画では、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」や「アークテリクス(ARC’TERYX)」といった人気アウトドアブランドのシェルパーカやフリースジャケット、トレッキングブーツなどをセレクトして展開する。併設する買い取りブースには査定スキルを持った買い取り担当者が常駐する。持ち込みはアウトドアブランドに限り、コメ兵が得意とするブランドバッグや宝飾品などは受け付けない。

カテゴリーを絞り込み
コアなファンを囲い込む

 コメ兵は百貨店への進出を2019年にスタート。百貨店顧客が持ち込む買い取り品は高価なブランド品も多く、出店は願ったりだった。百貨店にとっても、顧客が不用品を換金してそのまま店内で使うケースが期待できる。両者の思惑が一致する形で出店が進み、阪急うめだ本店の「アンドリレー」でコメ兵の百貨店インショップは19店舗目となった。

 そのうち特定のカテゴリーに特化した業態では、阪急メンズ東京に22年3月に出したスニーカー専門の「スニーカーマーケット」が先行事例。「スニーカー専門だからこそ買取価格への安心があり、スニーカー好きのスタッフとのコミュニケーションでファンを作れている。買取商品の質や販売単価も高い。レア物を売り買いするスニーカーフリークが集まるハブになりつつある」と同社広報。

 買取・販売においても、対象品目をあえて特定のカテゴリーに絞ることが、コアな趣味を持つ消費者を囲い込むことにつながる。「アンドリレー」の査定担当者である松田和也店長も、月に1〜2回程度はキャンプに出かけるアウトドア通ということもあって、新業態の責任者に抜てきされた。松田店長は「アウトドア好き同士だからこそ話が通じることもある。この人に預けたい、と思っていただける信頼関係を作っていきたい」と意気込む。

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アーティストYOSHIROTTENが大型プロジェクト“サン”で目指したこと 拡張する創造性

YOSHIROTTEN/グラフィックアーティスト・アートディレクター

PROFILE:(ヨシロットン)1983年生まれ。グラフィックアーティストとして、ミュージシャンのアートワークやファッションブランドへのグラフィック提供し、さらに映像や立体をはじめ、音楽、インスタレーションなど多ジャンルの作品を制作する。2015年にクリエイティブスタジオ「ヤール(YAR)」を設立。18年には東京・東雲で約1300平方メートルの空間を使った大規模な個展「FUTURE NATURE」を開催した。19年には「エルメス」の日本でのイベント「ラジオエルメス」のロゴや空間デザインを手掛け、23年3月にも同ブランドのメンズイベント「スプラッシュ トウキョウ(SPLASH TOKYO)」のアーティスティック・ディレクターを務めた PHOTO:YUTA KONO

 アーティストのYOSHIROTTENは、東京・国立競技場でNFTやプリント、書籍などの多岐にわたるメディアで構成するアートプロジェクト“サン(SUN)”のインスタレーションを、4月1、2日の2日間開催した。場所は競技場敷地内の大型車駐車場で、2000平方メートルの広大な空間。そこに銀色の太陽のイメージで描いた数十体の“サン”を配置し、巨大なLEDスクリーンやプロジェクションを使った映像、音楽、スモークと照明を使った空間演出で、シンプルな作品の多様な表現に挑んだ。会場には“サン”の書籍やプリント、レコードなどを販売し、2日間で約5000人が訪れた。また3月31日〜4月2日には、特設サイトでNFTとしてもリリース。YOSHIROTTENが1日1枚の“サン”を1年間手作業で描き続け、合計365点となった連作をさまざまなメディアで発信した。アート界での活動を始め、音楽やファッション、商業施設など大小さまざまな規模の仕事を横断するアーティストが、“サン”を通じて伝えたことは何だったのか。夜にはフライヤーを自ら配布するなど、自主企画にこだわった裏側についても聞いた。

無限の可能性を秘めた“シンプル”

WWDJAPAN(以下、WWD):“サン”の構想が浮かんだきっかけは?

YOSHIROTTEN:2020年のコロナ禍に、毎日何かを作り続けようと決意したのが始まり。当時は外出自粛でスタジオを閉め、会社に行かなくなり、いろいろな場所に出かけられなくなって窮屈だった。準備していたイベントや仕事が中止になったり、延期になったり、もう少しで実現しそうなことが急にできなくなった。そこから自分自身について考える時間が増えていくうちに、自分はものづくりを続けてきたからこそいろいろな人に出会い、僕がつくったものをその人たちが喜んでいる姿に自分も喜びを感じるのだと気付いた。だから、これからもものを作り続けていこうと決意し、作品を毎日作り続けた。

WWD:“サン”のネーミングの由来は?

YOSHIROTTEN:作品を毎日作り続けて、ある程度たまってきてから“サン”という名前に決めた。それから太陽の日と言われている春分の日に本格始動するため、今年1月から今回のイベントの準備を始めた。

WWD:なぜ太陽だったのか?

YOSHIROTTEN:太陽をモチーフにしたグラフィックは、17年ごろから初日の出をイメージした作品として正月にいつも見せていた。丸とグラデーションのみというシンプルさだけど、実は表現の可能性は無限にある。色も、光も、ラインも、ずっと変化し続けられる一つの作品になると感じたからこのモチーフを選んだ。それに、一日一日を思いながら描くのは、太陽が毎日上ることとも重なったから。

WWD:365の作品には、その日その日の感情が込められているということ?

YOSHIROTTEN:そういう日もあれば、無意識に作る日もあったし、途中で方向性を変えた日もある。この日はこんな気分だったからこうした、というのは不思議なことにほとんど記憶になくて。“サン”は丸に着色しているというより、シルバーの太陽にその日の色彩が映り込んでいる感覚。宇宙について好きでリサーチしているうちに、地球の一番真ん中にはシルバーの丸い塊があるというのを知った。仮にそれが二つ目の太陽で、シルバーの海が流れているのだとしたらめっちゃかっこいいし、光を使う自分の作品にも通ずる。だから今回のメインモチーフとして使いたかった。

WWD:書籍やプリントだけでなく、今回のような大型インスタレーションやNFT、レコードなど、さまざまなメディアを横断した表現も“サン”の特徴だ。

YOSHIROTTEN:作品がシンプルだからこそ、いろいろなかたちのサンの捉え方、入り方がある。平面だったり、立体だったり、空間、音楽、匂いなど、何でもいい。音や映像を絡めたインスタレーションもその一つだし、NFTも同じだ。

WWD:NFTは過熱ぶりがひと段落した印象もあるが?

YOSHIROTTEN:確かにその通りだけど、逆に純粋な表現ができるようになったとも言える。自分がデジタルを使った作品づくりをしているのもあり、NFTが出始めたころはワクワクした。でも徐々に投資目的やお金の匂いが強くなり、レアものの価格が高騰するというスニーカービジネスに近い状況になって興味が薄れていったし、面白いプロジェクトも少なくなっていった。でも異常なムーブメントが落ち着いた今が、作品づくりにはいいタイミング。“サン”をミントする(発行・作成)と、作品の色が1年間かけて変化し、1年後には元に戻る。今日の色は明日には見られない。これはNFTの技術を生かした面白さだ。

“サン”は自分の作品ではない

WWD:“サン”は、デジタルとフィジカルの融合も試みたプロジェクトでもある。

YOSHIROTTEN:今回のプロジェクトは“フィジタル”といって、フィジカルとデジタルを融合したもの。デジタルの作品を、一つずつ手描きのようなツールで毎日作り続け、それを外の世界に出していく。さらにNFTやメタバースも行き来させることで、作り手と受け取り手の双方が“体験”できる。今後はさらにデジタル化が進むであろう状況で、リアルの体験ができる自分たちの世代だからこそ、それを感じ、考えるきっかけを提供するのがこのプロジェクトの意味でもある。

WWD:プロジェクトの一環として、宿泊体験ができる施設の構想もインスタレーション会場で発表していた。

YOSHIROTTEN:宿泊型施設“サン”ハウスは、作品への入り方の提案の一つだ。コロナ禍でマスクを着けたまま美術館に入ったときに、作品と自分との間に何かフィルターがかかっている感覚になった。だから、もし服も何も身に着けない状態で作品に向き合ったら、新しい体験ができるかもしれない。このようにいろいろなメディアや表現を使ってそれぞれの体験をしてほしいから、“サン”を自分の作品だとは思っていない。個々の作品名を日付にしているのも、誰かの今日や明日、誕生日、何でもない日など、特別な日やそうでない日でも、日々の意識を感じられるきっかけになればうれしい。

WWD:自主企画での開催に踏み切った理由は?

YOSHIROTTEN:自主企画へのこだわりはそこまでなかったけれど、早く作り込んだり、発表したりするために、結果的に自主企画になった感じ。これを見た後に、企業や自治体、国でも教育機関でも音楽家でもいいし、「何かやりましょう」という何かが起こるきっかけになってほしい。そのきっかけを作るには自分の持ち出しでやるしかないから、夜は自分でフライヤーを配り、知人にたくさん電話した。“サン”をきっかけに、関わった人たちも何かで広がる機会を作りたい。

WWD:コロナ禍で創作活動への向き合い方は変わった?

YOSHIROTTEN:もともと多作なタイプなのに、“サン”を毎日作り続けることによってその意識がさらに強くなった。まだ作ったことないものを作り続けて、かっこいいものや刺激的なものをいろいろな人たちに楽しんでほしいし、それが自分のやりたいことであり、使命であるとも感じて、それからめっちゃ働いてる。とにかく作り続けたい感覚。もちろん、休みたいときもたまにはあるけれど。

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「睡眠前」美容に注目度高まる バスソルトやリップマスク、機能性表示食品のトマトも

 「睡眠前」の美容を切り口に、ルーティンで使用を提案するビューティアイテムが増えている。「アットコスメ(@COSME)」の分析によると、「2022年の1年間に寄せられた口コミの中で『睡眠中』というキーワードは、前年対比の4.7倍(23年1月末時点の集計)と増加傾向だ」(原田彩子「アットコスメ」リサーチプランナー)と明かす。そこで、「睡眠前の美容」を提案するブランドの商況をリサーチした。

コスメキッチンは「睡眠前の美容」関連アイテムが好調

 コスメキッチンは、睡眠前の美容習慣を提案するアイテムの稼働が良いという。武井里奈コスメキッチンプレスアシスタントは、「中でも『イウミー(EUME)』の“クォーツバスソルト トライアル”(全3種、税込各980円)が人気だ。3種の中でもクリスタルが人気で、1月の売り上げは22年12月比で110%増となった。『とにかく体があたたまる』『温泉気分に』といった口コミが多数あることから、リラックス効果や安眠を期待しているのではないか。うち、98%が女性で、年齢は30~34歳が28%と最多、次いで35~39歳が多く客単価は9578円だった。コスメキッチンの平均単価は6500~7000円なので、比較的美容にお金をかけるお客さまが購入している」と明かす。

 好調なアイテムは他にも。「『アンティポディース(ANTIPODES)』“カルチャープロバイオティクス ナイト ウォータークリーム”(60mL、税込6820円)は、某ヘアメイクアップアーティストのSNSのライブ配信で注目され、人気に火が付いた。ライブ配信を実施した月は、購入ユーザーの約50%が新規顧客だ。また、同商品は、2~3回以上購入経験のあるリピーターが80%を占める。他にも、『クッカ(KUKKA)』は、漢方医師が調香したオーガニック精油のピローミストで、眠りの悩み別に開発されている点も新しい。2023年1月25日の発売だが、数日で、ローズウッド、シダーウッドなどがブレンドされた“#5(税込4980円)”が人気を集めている。5000円前後という高単価にも関わらず、稼働が良い。また、『ファミュ(FEMMUE)』“リップスリーピングマスク”(15g、税込2970円)は、22年11月から毎月の売り上げが2ケタ増と好調に推移し、直近の3か月で500個の売り上げを記録した。個人的には、『コスキチ(COSKICHI)』“薬用オーガニック認証バスエッセンス カモミール”(300mL、税込1980円)が、就寝前のリラックスにオススメだ」。

睡眠中にリップも角質ケア&保湿を抜かりなく

 世界34か国に進出する韓国発「ラネージュ(LANEIGE)」のアイコン的存在“リップスリーピングマスク”(20g、税込2150円)は、寝ている間のリップトリートメントを提案する。簡単に角質ケアや保湿ができ、幅広いフレイバーが人気を集めている。中村秀誠アモーレパシフィック ジャパン ラネージュチーム ブランドマネージャーは、「具体的には明かせないが、当初の売上計画から数十%増で推移している」と話す。フレイバーについては「グローバルでみるとベリーが人気だが、日本ではグレープフルーツがエイジレスに支持されている。唇は保護膜が非常に薄く、皮脂腺がないため、乾燥やひび割れが表れやすい。一説には頬よりも唇の方が、保湿レベルがダウンすると言われている。マスクを外す機会が増えれば、いちばん注目を集めるのは口元だ。睡眠中にしっかりとケアし、リップメイクの映える唇を目指してほしい」。

20〜30代の女性に支持されるバスソルト

 20〜30代の働く女性を中心に支持されているバスソルト“睡眠美容® 安眠ちゃん”を販売する石澤研究所は、開発経緯について「肌のゴールデンタイムと言われている22時~2時の間に、寝ている若者が少ないのではないか?という疑問から、短い時間でも質の良い睡眠を取ってほしいと思ったのがきっかけだ」(広報担当者)という。「19年10月に発売した“睡眠美容® 安眠ちゃん ラベンダーの香り”(50g、税込198円)が好評だったため、20年10月に“ミルクの香り”(50g、税込198円)を追加した。お風呂の時間にシャワーで済ませるのではなく、入浴をすることで体を温め、ラベンダーの香りで気持ちを落ち着かせてほしい」と話す。

ベストコスメ16冠受賞
お休み前のビューティドリンク

 花王は、「エスト(EST)」からGABAを配合した機能性表示食品“リキッドサプリメント+”(100mL×10本、税込5400円)を22年10月に発売した。GABAは、眠りの深さやスッキリとした目覚めの改善に役立つ機能と、肌の弾力を維持し、肌の健康を守るのを助ける機能が報告されている成分だ。機能性関与成分としてコーヒー豆由来クロロゲン酸類とともに配合している。

 吉安可那子 化粧品事業部門エストブランド担当は、「リモートワークが普及し、オンとオフの切り替えがしにくくなったことや、外出自粛を機に体を動かさなくなったこと、それに伴うストレスによって、睡眠悩みを感じられている人は増えているのではないかと考えた。『よく眠れた日の翌日は肌の調子が良い』という通説を解き明かすために、花王としても睡眠に着目した研究を進めていた」と開発背景を話す。

 メイン顧客は「40代以上で睡眠と肌にお悩みを抱えていらっしゃるお客さまが多い。百貨店の化粧品カウンターにいらっしゃる顧客は肌意識が非常に高いが、その中でも『睡眠の質が低下してきたことを感じている』『夜中に何度も起きるようになった』『なかなか寝付けない』といった悩みが多くあがっていた。売れ行きは好調で、ベストコスメにも16冠輝いた」と話す。

 最後に変わり種として、ealoが展開するトマトを使ったトータルビューティブランド「リコピュア(LYCOPURE)」が販売する生鮮トマト“ビーエイチトマト”(20粒、税込2160円)がある。日本で初めて生鮮トマトの機能性表示食品として、「睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)の向上に役立つ」「肌の弾力を維持し肌の健康を守るのを助ける」と表示し取り扱っている。

 幅広い選択肢を使い分け、良質な睡眠に役立てたい。

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「プーマ」×SnowManキャンペーン第3弾 “新しい一歩を踏み出す人”にエールを送る

 「プーマ(PUMA)」は、アイドルグループのSnow Man(スノーマン)を起用したキャンペーンの第3弾を4月13日に開始し、スニーカー“リキッド フラッシュ(LQD FLASH)”に焦点を当てたビジュアルとムービーを特設ページで公開した。

 同キャンペーンのコンセプトは、“新しい一歩を一緒に。”で、ビジュアルとムービーでは“リキッド フラッシュ“をそれぞれのスタイリングで履きこなしたメンバー9人が、“春の新しいシーズン、新しい世界に飛び込むワクワクした気持ち”を表現しているという。

 メンバーの岩本照は、スニーカーについて「ジャンプして着地した時の吸収性がよく、ダンスやアクロバットな動きをする時も動きやすく、自分の動きにしっかりついてサポートしてくれるシューズだなと思いました」とコメント。目黒蓮は「履き心地が良く、ジャンプが高くなりすぎて顔が見切れてしまいました。それくらい履き心地が良かったです」と語った。

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「プーマ」×SnowManキャンペーン第3弾 “新しい一歩を踏み出す人”にエールを送る

 「プーマ(PUMA)」は、アイドルグループのSnow Man(スノーマン)を起用したキャンペーンの第3弾を4月13日に開始し、スニーカー“リキッド フラッシュ(LQD FLASH)”に焦点を当てたビジュアルとムービーを特設ページで公開した。

 同キャンペーンのコンセプトは、“新しい一歩を一緒に。”で、ビジュアルとムービーでは“リキッド フラッシュ“をそれぞれのスタイリングで履きこなしたメンバー9人が、“春の新しいシーズン、新しい世界に飛び込むワクワクした気持ち”を表現しているという。

 メンバーの岩本照は、スニーカーについて「ジャンプして着地した時の吸収性がよく、ダンスやアクロバットな動きをする時も動きやすく、自分の動きにしっかりついてサポートしてくれるシューズだなと思いました」とコメント。目黒蓮は「履き心地が良く、ジャンプが高くなりすぎて顔が見切れてしまいました。それくらい履き心地が良かったです」と語った。

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