百貨店4月度、売り上げ回復続く 旅行需要も追い風

 百貨店大手5社の4月度の売上高は、全社が前年同月の実績を上回った。旅行などの外出需要が回復し、衣料品やスーツケースなどの販売が伸びた。

 三越伊勢丹が23.1%増、高島屋が12.4%増、大丸松坂屋百貨店が19.1%増、そごう・西武が8.6%増、阪急阪神百貨店が12.9%増だった。ラグジュアリーブランドや時計・宝飾品の好調は引き続きだが、「婦人ではジャケット、ワンピース、紳士ではスーツなどがよく動いた」(大丸松坂屋)「外出機会の増加に伴い、オケージョンアイテムやリゾートアイテムなどへの関心が高まった」(三越伊勢丹)。入店客数が増加しており、コロナ下で買い控えられていた春物衣料が人気を集めた格好だ。

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百貨店4月度、売り上げ回復続く 旅行需要も追い風

 百貨店大手5社の4月度の売上高は、全社が前年同月の実績を上回った。旅行などの外出需要が回復し、衣料品やスーツケースなどの販売が伸びた。

 三越伊勢丹が23.1%増、高島屋が12.4%増、大丸松坂屋百貨店が19.1%増、そごう・西武が8.6%増、阪急阪神百貨店が12.9%増だった。ラグジュアリーブランドや時計・宝飾品の好調は引き続きだが、「婦人ではジャケット、ワンピース、紳士ではスーツなどがよく動いた」(大丸松坂屋)「外出機会の増加に伴い、オケージョンアイテムやリゾートアイテムなどへの関心が高まった」(三越伊勢丹)。入店客数が増加しており、コロナ下で買い控えられていた春物衣料が人気を集めた格好だ。

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「ディオール」がシカ成分を配合したマルチクリームを発売 肌荒れケアをかなえる

 「ディオール(DIOR)」は6月2日、ボディーやフェイスなどマルチに使えるクリーム“ル ボーム”(50mL、税込7150円※予定価格)を新たに発売する。5月15日には、公式サイトで先行発売する。

 同商品は、乾燥などのさまざまな肌トラブルに対してケアが可能だ。シカ成分のツボクサエキスをはじめ、保湿成分のヒアルロン酸、肌を健やかに導くスクワランなどを配合。潤いが長時間持続し、バリア機能をサポートする。環境に配慮したパッケージで、リサイクルしやすいポリプロピレンを採用した。

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映画「スラムダンク」の知られざるアナザーストーリー バスケットボール音響監修/声優が明かす

 バスケットは…お好きですか?映画「THE FIRST SLAM DUNK」はやっぱりすごかった。本物のバスケの試合を見ているようなリアリティーは、25〜6年前に「少年ジャンプ」を読んでいた頃の興奮を呼び覚ます。その臨場感を際立たせる役目の“音”。映画の制作に「バスケットボール音響監修/声優」として参加したのが、リアル高校バスケ界最強、能代工業高校OBでモデルの新岡潤さんだ。劇中の“最強、山王”に命を吹き込んだ一人でもある。新岡さんに聞く制作秘話。要チェックや!(この記事は「WWDJAPAN」2023年4月24日&5月1日合併号からの抜粋です)

インターハイの臨場感をリアルに再現するために

 井上(雄彦)先生から「日本一の伝統を誇る高校バスケ部の雰囲気を教えてほしい」というオファーが来たんです。漫画の中では描かれていない部分も映像では必要になるので、最初は当時の応援を再現した声を録音して、送って欲しいとのことでした。

 そのサンプルを送ったところ、声優では表現できなかったみたいなんですね。声の中に「山王」というフレーズが入っていたり、動きに合わせた声が必要だったりで。それで俺の方で応援をアレンジすることになりました。その応援も大差で勝っているときと切羽詰まったときだと、どう違うのか、細かいリアルをどんどん追求しようと。本当に妥協のない現場なので、俺も妥協したくない。だから最終的に、能代工業のOBを10人集めたんです。当時の部員数は62人。ベンチに入れるのが12人なので、応援席には50人ぐらい。声を何度も重ねて50人の応援を表現しました。

 で、今度は名門校の振る舞いが分からない。例えば、インターハイ初出場の湘北高校は、シュートが1本入ると嬉しい。一方で、強豪校である山王工業は、勝つのが当たり前。ましてや初戦(山王はシードで2回戦から)で、無名の湘北高校が相手となれば、喜ぶとかは“無い”んです。応援席では、メガホンとペットボトルを持っていますが、メガホンの角度も全員乱れることなく、45度で統一。表情もほぼ無表情なんですよ。シュートの音やドリブルの音も俺とモーションアクターで録りました。

 だから、全部嘘じゃない。井上先生の妥協ない作品作りに同じ熱量で向かわせてもらいました。完成版を見て、脚本も素晴らしかったけれど、何よりアニメなのに過剰演出がない。それにも関わらず、観ている人をエキサイトさせる音と画力、実際に能代工業にいた俺から見ても全く違和感がなかった。原作コミックを超えてくる映画もなかなか無いと思うし、アニメ映画史上、最高傑作じゃないですか?

なぜ人は“エア ジョーダン”に惹かれるのか?

 ロングランヒットを記録する「スラムダンク」に続けと、4月に公開された「AIR/エア」はもう観た?バスケットの神様、マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)のシグネチャーシューズ“エア ジョーダン(AIR JORDN、AJ)”の誕生に迫る物語。当時のナイキの社運をかけて、一発逆転の勝負に出た実話を映画化したものだけど、1985年の“エア ジョーダン1”のオリジナルカラーの一つ、赤×黒の通称“ブレッド”こそ、「スラムダンク」の作中で、桜木花道が履いているバッシュなのだ。というわけで、改めて“エア ジョーダン”を要チェックや!

3億円の値がついた話題の“AJ13”

 4月3~11日に開催された米「サザビーズ」で、マイケル・ジョーダン本人の着用した“AJ 13”が、なんと220万ドル(約2億9650万円)で落札された。1998年のNBAファイナル第2戦で着用した1足で、これはスニーカーの落札額として史上最高額。偶然にも“AJ 13”がジョーダンシリーズで最もお気に入りという新岡さん。こちらは新岡さんの私物の“AJ13”コレク ションだ。「小学3年生のときにバスケを始めて、そのときに女子部のエース2人が履いていたんです。それが初めて見た“エア ジョーダン”。ガチャガチャしていないシームレスなデザインと、ソリッドな配色が山王工業っぽくもある。小学校のときは高くてなかなか手に入れられなかったけど、ずっと憧れていて、大人になってからしょっちゅう履いています」。

桜木花道が100円で買ったあの“AJ1”、今おいくら?

 “エア ジョーダン”が誕生した1985年には、全部で18色の“AJ1”が市場に出回ったと言われている。その中でも、映画「スラムダンク」で桜木花道が履くこの“AJ1”は、赤と黒が湘北の色。この通称“ブレッド”には、シリーズの中でも伝説的なエピソードがある。

 1985年当時のNBAは「公式戦で選手が着用するバッシュは、70%以上が白の配色であること」と義務付けていた。これに違反すると1試合あたり5000ドル(当時のレートで約110万円)の罰金を払わなければならない。黒地のアッパーの“ブレッド”は明らかな異端。だが、規約違反のそのバッシュをマイケルは履き続け、その度にマイケルに科された5000ドルをナイキが肩代わりしていたというのだ。

 今となっては、このエピソードの真偽を知るのはマイケルのみだが、この規約を逆手にとったプロモーションは長く語り継がれている。ちなみに「スラムダンク」の作中で花道は、なんと100円で手に入れている。写真は、フラッシャー付きのデッドストック。数百万円はくだらないだろう。

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「ザボディショップ」ビーガンメイクアップアイテムにティントタイプのリップ&チークが登場

 「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」は5月18日、ビーガンメイクアップのアイテムからティントタイプの“シアータッチ リップ&チーク”(全3色、各8mL、税込各2750円)を発売する。赤み系の3色をそろえ、軽いつけ心地で、シアーでマットな仕上がりが長時間持続する。

 同商品は、リップにもチークにも使え、ひと塗りでしっかりと発色。唇と頬に同じ色をプラスすることで、統一感のあるフェイスを演出する。コミュニティフェアトレードで調達したメキシコ産のアロエベラなど自然由来成分を85%配合し、乾燥しがちな唇や頬を保湿する。パッケージは、リサイクルガラスを採用した。

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スタイリスト・ファッションディレクターの長谷川昭雄がディレクションする「カウラム」がローンチ 洋服やファッションマガジンを制作

 

 スタイリスト・ファッションディレクターの長谷川昭雄がディレクションする「カウラム(CAHLUMN)」が4月28日に誕生した。

 「カウラム」はコラムという言葉を語源に持ち、洋服とともにファッションマガジンを制作していく。第1号目のテーマは「ブルー」。アイテムは「フリークス ストア」、「デイトナパーク」、「ZOZOTOWN」で販売する。

 長谷川昭雄は1975年生まれのスタイリスト、ファッションディレクター。大学在学中に喜多尾祥之に師事した後、スタイリスト / ライターとして独立。2007年に英国発の国際情報誌「MONOCLE」の創刊に参画し、2014年にはファッションディレクターに。2012年には、「POPEYE」をリニューアルさせ、2018年までファッションディレクターを務めた。現在は「フイナム」と制作している「AH.H」のディレクションをする一方、ファッションブランドのビジュアルディレクション、プロダクト製作に携わっている。

 「カウラム」のローンチに合わせて、長谷川は以下の文章を発表した。

雑誌を作るのは楽しい。
服を作ることもいいのだけど、それを誰かに着てもらって、 写真で表現して、さらに本に落とし込んでいく作業が好きなのだ。
だから、新しく雑誌を作ることにした。同時に服も作っていく。
そのビジュアルを撮り、気になる人や店を取材して、紹介していく。
でも、自分たちの服だけしか扱わないなんて、ケチなことは言わない。
将来的には、他人の服でも、気に入ったら、どんどん紹介していく予定だ。
カタログではなく、ファッションマガジンを作りたい。
名前は〈カウラム〉。
コラムという言葉がその名のルーツ。そう、当初はコラム集にする予定だったけど、自分の一番得意なファッションビジュアルを前面に出すってことに話が変わったのだ。
ゼロから作り始めた分、暗中模索の時期が長かったけど、先がまったく見えない感じは新しいクリエイティブだからこそだ。
第1号目のテーマは「ブルー」。僕の一番好きな色だから。 青といえば、青果ということで〈ブローシャー〉の加藤さんの市場に行ってみたり、グラフィティライターのJOTAさんにスローアップを描いていただいた。
思いつきや行き当たりばったりの連続だから、転げ落ちるような展開で、
一冊目がなんとなく完成した。
大丈夫か? とも思うけど、かつて、とある偉大な編集者は言った。
「不安定だから面白いんじゃない!? 完成した本なんてつまんないわよ!」。
そう、それこそが雑誌だ!
というわけで〈カウラム〉をどうぞご贔屓に。
文/長谷川昭雄(ファッションディレクター)


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【2023年夏コスメ】「エルメス」の“ローズ エルメス”コレクションにリップバームとチークの新色が仲間入り

 「エルメス(HERMES)」は5月5日、メイクアップライン“ローズ エルメス”コレクションからリップバームとチークの2アイテムを発売する。現在公式オンラインストアおよび一部店舗で先行販売中だ。

 滑なめらかなつけ心地と唇に潤いをもたらすティントリップバーム“ローズ エルメス ローズ ア レーヴル ブリヤン 27 ローズ・コンフェティ”(税込9020円、レフィル5390円、以下同)は、青みのアクセントが効いた遊び心あふれるピンクカラーが登場。唇の自然な色合いを引き出す透明感のある発色が特徴だ。

 単色のチークカラー“ローズ エルメス ファー ア ジュ プードル ソワイユーズ”(全3色、各9570円、レフィル各5610円)は、新たに3色が仲間入り。ラインアップはエレガントなコーラルピンクの“35 ローズ・ドレ”、ベージュがかったシルキーピンクの“47 ローズ・アンブレ”、ゴールドの輝きが際立つ“58 ローズ・キュイーヴル”で、それぞれに繊細なパールを配合し、頬に美しい艶を与える。

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「スティーブン・アラン」が日本出店10周年記念Tシャツを発売

 ユナイテッドアローズが展開する「スティーブン アラン(STEVEN ALAN)」は、日本国内への出店10周年を記念したTシャツ3種(メンズ2型、レディース1型)を発売した。4月27日から「スティーブン アラン」4店舗と「ユナイテッドアローズ オンライン」で販売中だ。価格はウィメンズ用Tシャツが税込9350円、メンズ用Tシャツ9900円、ロングTシャツ1万1500円。

 「スティーブン アラン」は、デザイナーのスティーブン・アラン(Steven Alan)により米・ニューヨークで創立されたブランド。1994年に自らの名前を冠したセレクトショップ「Steven Alan」をオープンし、オリジナル企画商品の展開もスタートした。2013年4月にユナイテッドアローズが日本国内の店舗出店と運営を開始。今回発売したTシャツは、13年4月に日本1号店としてオープンした「STEVEN ALAN TOKYO」の店内風景のイメージをデザインに落とし込んだものだ。

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「スティーブン・アラン」が日本出店10周年記念Tシャツを発売

 ユナイテッドアローズが展開する「スティーブン アラン(STEVEN ALAN)」は、日本国内への出店10周年を記念したTシャツ3種(メンズ2型、レディース1型)を発売した。4月27日から「スティーブン アラン」4店舗と「ユナイテッドアローズ オンライン」で販売中だ。価格はウィメンズ用Tシャツが税込9350円、メンズ用Tシャツ9900円、ロングTシャツ1万1500円。

 「スティーブン アラン」は、デザイナーのスティーブン・アラン(Steven Alan)により米・ニューヨークで創立されたブランド。1994年に自らの名前を冠したセレクトショップ「Steven Alan」をオープンし、オリジナル企画商品の展開もスタートした。2013年4月にユナイテッドアローズが日本国内の店舗出店と運営を開始。今回発売したTシャツは、13年4月に日本1号店としてオープンした「STEVEN ALAN TOKYO」の店内風景のイメージをデザインに落とし込んだものだ。

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田丸麻紀のライフスタイルブランドがデビュー ルームウエアや雑貨などを販売

 モデルの田丸麻紀は、自身が手掛けるライフスタイルブランド「アデ(ADE)」をローンチした。第1弾は、ドレス(2万1780円税込、以下同)やプレート(1100円〜2750円)、ナイトウエア(1万7600円)、アロマキャンドル(7480円)などの生活雑貨。現在、先行予約を受け付け中で、5月中旬に一般販売を開始する。

 ドレスはやわらかな肌触りの生地を使用し、締めつけや重みを感じにくいストレスフリーな1着に仕上げた。リラックスウエアやワンマイルウエアとしても使える。プレートは、ポルトガルのテーブルウエアブランド「コスタノバ(COSTANOVA)」からセレクトしたもので、サイズ違いで4種類をそろえた。

 「アデ」には、田丸が「ひとりの女性として、母として、社会に生きるものとしての思いを託した」という。今後は難病と闘う子どもたちの夢の実現を支援する公益財団法人メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンの活動もサポートしていく予定だ。

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「ウルオッテ」が空山基とコラボ ”宇宙旅香”をテーマにしたバスルームプロダクト

 「ウルオッテ(URUOTTE)」は4月28日、イラストレーターの空山基とコラボしたバスルームプロダクトを発売した。ブランド18周年を祝した”フレグランス ヘア&ボディソープ[Cocoon]”(数量限定ギフトボックス付き、200mL、税込1万6500円)、”薬用スキャルプトナー[Cocoon]”(医薬部外品、数量限定ギフトボックス付き、150mL、税込1万9800円)、“フレグランスソープ/薬用スキャルプトナー[Cocoon]”(数量限定ギフトボックス付き、3万3000円)がラインアップ。フューチャリスティックなボトルデザインとギフトボックスには、”セクシーロボット”で知られる空山の世界観が反映されている。

 “宇宙旅香”をテーマに掲げた本コラボレーションは、コクーン(繭)に包まれるような浮遊感を香りで表現した。ヒノキやシダーウッド、ムスクをシンクロさせた香りで、シャンプーではなく”洗うフレグランス”として新たなバスルーム体験を提案する。香りを手掛けたのは香りのマルチーアーティストとして活動する花南。会話が苦手だった自身の若い頃を振り返り「自分は香りで言葉を表現しよう」とパフューマーを志したという。

 本シリーズ誕生を祝して、青山・ライトボックスギャラリー(LIGHT BOX GALLERY)でポップアップイベントを開催した。プロダクトを宇宙船に見立て、ARを使用したインスタレーションが用意された会場では、まさしくテーマに掲げる”宇宙旅香”を体感できる。

 「ウルオッテ」を手がける笹川直子クィーン社長は「昔からアートが好きで、80年代からコレクターとして活動している。昔から宇宙に関心があり今回のテーマを構想していた中で、数年前から交流があった空山氏にコラボレーションを提案した。テクノロジーを用いて表現した世界観や新しい商品コンセプトに関心を持ってもらい、2年ほどかけてようやく商品化に辿りつくことができた。ブランドロゴやタグを使うだけのコラボレーションに疑問を感じていたため、今回は自分が構想していた世界観と空山氏が融合したからこその商品を生み出すことができたと満足している」と語る。

 本コラボレーションアイテムはアートギャラリーのナンヅカ(NANZUKA)、「ウルオッテ」公式サイトにて購入可能だ。

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ビスポーク香水「アンリ・ジャック」の旗艦店が東京・銀座並木通りにオープン

 フランス発オートパフューマリー「アンリ・ジャック(HENRY JACQUES)」の旗艦店が4月24日、東京・銀座並木通りにオープンした。同ブランドは、約半世紀にわたり世界最高級の香水を制作。元々、ビスポークのブランドとしてスタートしたが、2014年から3000もの膨大なレシピの中から厳選した香りの販売を開始した。フランス・パリや、英ロンドン、ドバイ、米ビバリーヒルズなどに店舗があり、銀座店は10店舗目だ。

 約35平方メートルの店舗では、日本限定の香水などを販売するほか、ビスポークカウンターを設けている。香水の平均価格帯は12万円程度。旗艦店は、まるでパリのアパルトマンのように温かく格調の高い空間になっている。キャビネットやフロアには手染めのオーク材が伝統的なシェブロンパターンを描いている。ラウンジもあり、ゆったりと香水を選べる空間だ。

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ビスポーク香水「アンリ・ジャック」の旗艦店が東京・銀座並木通りにオープン

 フランス発オートパフューマリー「アンリ・ジャック(HENRY JACQUES)」の旗艦店が4月24日、東京・銀座並木通りにオープンした。同ブランドは、約半世紀にわたり世界最高級の香水を制作。元々、ビスポークのブランドとしてスタートしたが、2014年から3000もの膨大なレシピの中から厳選した香りの販売を開始した。フランス・パリや、英ロンドン、ドバイ、米ビバリーヒルズなどに店舗があり、銀座店は10店舗目だ。

 約35平方メートルの店舗では、日本限定の香水などを販売するほか、ビスポークカウンターを設けている。香水の平均価格帯は12万円程度。旗艦店は、まるでパリのアパルトマンのように温かく格調の高い空間になっている。キャビネットやフロアには手染めのオーク材が伝統的なシェブロンパターンを描いている。ラウンジもあり、ゆったりと香水を選べる空間だ。

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「ルイ・ヴィトン」がEVA製のオーバーサイズスリッポンを発売

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、オーバーサイズのスリッポン“LV シャーク・ライン サンダル”を発売した。価格は10万4500円(税込)。

 素材は軽量で柔軟・弾力性に富むEVAで、「洗濯も可能」。さらに、「快適な履き心地を実現する」アナトミックインソールと、モノグラム・フラワー モチーフをあしらった滑り止め効果のあるアウトソールを備える。

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 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、オーバーサイズのスリッポン“LV シャーク・ライン サンダル”を発売した。価格は10万4500円(税込)。

 素材は軽量で柔軟・弾力性に富むEVAで、「洗濯も可能」。さらに、「快適な履き心地を実現する」アナトミックインソールと、モノグラム・フラワー モチーフをあしらった滑り止め効果のあるアウトソールを備える。

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米化粧品小売大手「セフォラ」が化粧品容器回収プログラムを開始 アメリカとカナダの全600店舗で

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON、以下LVMH)傘下の化粧品小売店セフォラ(SEPHORA)はこのほど、空き容器回収プログラム「ビューティ・リパーパスド(Beauty (Re)Purposed)」を開始すると発表した。昨年7月にパッケージ容器の廃棄削減を目指すNPO団体パクトコレクティブ(PACT COLLECTIVE)と提携しパイロットプログラムをスタート。今回、アメリカとカナダの全600店に導入店舗を拡大し本格ローンチする。

 同プログラムは、消費者が自宅で使用済み容器の包装を外して洗い、中身が残っていないことを確認して店舗に返却する。容器は廃棄される代わりに、カーペットや再生ペレット、アスファルト、新たなパッケージ、エネルギー源などに生まれ変わる。米環境保護庁の推定では、米国のプラスチックのリサイクル率は9%にとどまる。米海洋大気庁によるとプラスチックは海洋環境に数百年残る可能性があり、ペットボトルは450年分解されずにとどまると言われている。

 セフォラのデスタ・レインズ(Desta Raines)=サステナビリティディレクターは、「多くの消費者が化粧品の容器の廃棄を複雑で手間だと感じている。廃棄・リサイクルが全ての人にとって身近なプロセスになるよう、価値観を共有し消費者と業界内外のサプライチェーン全体を啓蒙できるパートナーと組むことが重要だった」と語る。

 LVMH傘下の化粧品ブランド「ベネフィット・コスメティクス(BENEFIT COSMETICS、以下ベネフィット)」も、パクトコレクティブと提携する。消費者は空き容器を月に5個までパクトコレクティブに郵送でき、配送料は「ベネフィット」が負担する。郵送する化粧品のブランドは問わない。

 これらの取り組みはLVMHが推進する環境戦略“ライフ360(LIFE 360)”プログラムの一環で各ブランドが行なっている。“ライフ360”では、生物多様性の保護と気候変動に対する取り組み、循環経済の推進、透明性の保証の4つを柱に、2023年、26年、30年までのロードマップを掲げる。

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「トゥ エ モン トレゾア」が八ヶ岳高原音楽堂でライブイベント 英シンガーのルシンダ・チュアが登場

 佐原愛美が手掛ける「トゥ エ モン トレゾア(TU ES MON TRESOR 以下、トレゾア)」は、ロンドンを拠点に活動する音楽家であるルシンダ・チュア(Lucinda Chua)を迎えたライブパフォーマンス「1988-(イチ・キュー・ハチ・ハチ)」を4月に開催した。会場は、日本のモダニズム建築を代表する吉村順三が長野・南佐久郡に設計した八ヶ岳高原音楽堂。東京から車で2時間半離れた大自然の中に、ファッション関係者や一般客が集まり、特別な一夜を過ごした。

自然に調和した八ヶ岳高原音楽堂

 「トゥ エ モン トレゾア」は昨夏、熱海にある吉村建築の邸宅で、ファッションと家具、写真の展示を融合したサマー・レジデンシー・ショップ「1977-(イチ・キュー・ナナ・ナナ)」を期間限定で開いた。今回は吉村建築での企画の第2弾で、佐原デザイナーの「美しい暮らしの風景を想像しながらデザインする」という考えのもと、八ヶ岳高原音楽堂に着想したブランドの新作を披露した。1988年に竣工した八ヶ岳高原音楽堂は、唐松林に囲まれた標高1500mの高原に佇んでいる。自然に調和した六角形の建築物で、暖かい雰囲気の木造の屋根に覆われたホールが特徴的だ。「音楽堂を舞台にするのならば、ファッションショーではなくコンサートを開きたかった」と佐原デザイナー。

美しくしっとりとしたパフォーマンス

 今回の「1988-」では八ヶ岳音楽堂を舞台に、ルシンダ・チュアが日本初となるパフォーマンスを披露した。チュアはシンガー・ソングライター、作曲家、プロデューサー、マルチ奏者として活躍する音楽家。これまでにFKA ツイッグス(FKA Twigs)のツアーにチェロ奏者として参加し、ザ・シネマティック・オーケストラにリミックスを提供するなど、多彩な才能を発揮している。3月にはソロデビューアルバム「YIAN」をリリースし、イギリス人の母と中国系マレーシア人の父との間に生まれたルーツと向き合いながら制作した楽曲を収録している。

 ライブパフォーマンスは、日が沈み出した午後5時過ぎに開始。薄暗い音楽堂に夕陽が柔らかく差し込み、チュアのささやくように優しい歌声と美しいチェロの音色が響き渡った。披露したのは、今回のために作曲したという楽曲や最新アルバム「YIAN」から「Something Other Than Years」などを含む全7曲。ラストには「An Ocean」をピアノの演奏で歌い、エモーショナルでしっとりとした空気感で幕を閉じた。

音楽を感じるトレゾアの新作

 チュアがパフォーマンス中に着用したのは「トゥ エ モン トレゾア」の新作であるホワイトのデニムベストとジーンズ。アーティストの角田純が音楽を表現した曲線や記号などが描かれ、静ひつでありながら、音楽を感じられる洋服である。ブランドとして初めてのデニムベストは、弦楽器の丸みとくびれた形にリンクするような有機的なフォームが印象的だった。

 チュアの衣装となったコレクションを含む新作は9月にローンチ予定。また今秋には、1989年に竣工した吉村建築の邸宅で、佐原デザイナーの解釈によって新たな内装を施したイベント「1989-(イチ・キュー・ハチ・キュー)」を予定している。

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三越伊勢丹も“マスクオフ”、着用は「個人判断」 いよいよマスクレス接客本格化へ

 新型コロナの5類移行に関連して、大型商業施設でも販売員のマスク着用の取りやめが本格化する。三越伊勢丹ホールディングスは国内百貨店20店舗を含む商業施設で5月8日以降、従業員のマスク着用は個人の判断とし、アクリルボードと検温器/サーモグラフィーは撤去する。3月13日から、来店客へのマスク着用の呼びかけはやめていた。

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三越伊勢丹も“マスクオフ”、着用は「個人判断」 いよいよマスクレス接客本格化へ

 新型コロナの5類移行に関連して、大型商業施設でも販売員のマスク着用の取りやめが本格化する。三越伊勢丹ホールディングスは国内百貨店20店舗を含む商業施設で5月8日以降、従業員のマスク着用は個人の判断とし、アクリルボードと検温器/サーモグラフィーは撤去する。3月13日から、来店客へのマスク着用の呼びかけはやめていた。

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「RTFKT」が体験型イベントを開催 等身大の動くクローンやNFTガチャも

 4月30日、東京ビッグサイト西ホールでGEISAI#22 & Classicが開催された。GEISAIは村上隆とカイカイキキが企画・キュレーションする入場無料の体験型イベントで、数々のアーティストが出展する。審査員たちが一つ一つのブースを周り、受賞アーティストを決定するほか、会場では開催記念NFTや限定トレーディングカードが配布されるなど、アーティストや“ムラカミファン”にとってはかなりホットなイベントだ。今回はGEISAI特別審査員として「アーティファクト(以下、RTFKT)」の共同創始者ブノワ・パゴット(Benoit Pagotto)、スティーブン・ヴァジリー(Steven Vasilev)、クリス・リー(Chris Lee)の3人が参加し、一層の注目を集めた。3人とも昔からの“ムラカミファン”で、これまでにも「RTFKT」と村上のコラボNFTを発表している。

 「RTFKT」も同日、隣のスペースでスペシャルイベントを行った。こちらもGEISAI同様、事前登録不要・入場無料のイベントで、設営はパリコレ等のファッションショーを手掛けるプロダクション、ビュロー・べタック(BUREAU BETAK)が指揮を取った。

 早速受付でパスとチケットを入手し会場に入ると、目の前に大型サイネージが現れる。「クローン X」や新プロジェクト「アニマス(ANIMUS)」の制作過程、村上とのコラボNFTのイラスト画、フォージングNFT“RTFKT x Nike Air Force 1”などの紹介映像が流れる。

 通路にはフューチャリスティックな光のランウェイを作り、その先にはNFTホルダーがフォージング(フィジカルアイテムに変換すること)することで入手できる限定フィジカルスニーカー“RTFKT x Nike Air Force 1”10種が並ぶ。現在オンライン上でNFTをフォージングイベントを実施している最中ということもあり、ホルダー達の期待を一層膨らませた。

 さらに続くランウェイの先には、「クローン X」と「アニマス」のモーションキャプチャーを設置。来場者が近づいたり写真を撮ろうとすると、スクリーン上のアバターが反応する仕組みだ。

 最終セクションにはNFTホルダー待望の“ミントマシーン”を設置。受付で得た“ミントトークン”チケットと引き換えに1人1回チャレンジできるガチャガチャのようなもので、本イベント限定のNFT“RTFKT × TAKASHI MURAKAMI × GEISAI EVENT”を入手できることから、閉場ぎりぎりまで人だかりができる大盛況となった。4種のNFTの中からランダムで当たる仕組みで、中でも「クローン X」ホルダー達に人気だったのは、自分が保有するクローンを“ムラカミ”仕様にできる“MURAKAMI PILL”。筆者はゴールドの“FROWER BLADE”が当たった。

 NFTを作り、ホルダーだけのさまざまな体験を提供し、さらにフィジカルなアイテムを入手できるーー今回の会場構成は「RTFKT」がNFTブランドからファッションブランドへと成長してきた道のりを表現しているという。

 出口付近では、来場者へのギフトとして、“スワッグトークン”チケットと引き換えで本イベント限定のTシャツとポスターを配布。来場者だけの特別な“フィジカル”体験を盛り込んだイベントの様子はTwitch「RTFKTstudio」アカウントで配信されており、共同創始者3人のインタビューも視聴できる。

 息をつく間も無いまま、22時からは新宿歌舞伎ホールで、GEISAIの開催を祝して「RTFKT」と村上によるアフターパーティーを実施。1ホルダーにつき同行者1人のみが参加できる限定イベントだ。貸切にした中央エリアは「RTFKT」と村上のNFT「Murakami.Flowers」仕様にアップグレード。ファンたちとカジュアルな交流を楽しんだ。

 前日の29日には、渋谷・T4 キッチンで「RTFKT」の人気プロジェクト「クローン X(CLONE X)」のホルダー限定のミートアップを実施。ホルダー+1人のみが参加できる前夜祭で、「クローン X」ファンが制作したアイテムやアニメーションが展示される中、翌日に控えたGEISAIに向けてヒートアップ。

 創始者のブノワとスティーブンの誕生日が近いことからサプライズでバースデーケーキを用意したものの、残念ながら創始者らは翌日の準備のため急遽欠席。会場にいたホルダー達がバースデーソングを歌う様子を撮影し、連日忙しく働く3人にエールを送った。

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環境に優しいシャンパーニュ「テルモン」 ボトルの軽量化から経営陣の自転車通勤まで

 シャンパーニュ「テルモン(TELMONT)」は、知る人ぞ知るサステナビリティとトレーサビリティーにこだわるブランドだ。同ブランドは1912年に創業。”母なる自然の名のもとに“をモットーに、環境に配慮したシャンパーニュを生産している。ルドヴィック・ドゥ・プレシ(Ludvic du Plessis)最高経営責任者(CEO)が4月末に来日し、都内ホテルで2023年に発行したサステナビリティ・ガイドの内容についてセミナーを開催した。

 多くのシャンパーニュメゾンがあるフランス・シャンパーニュ地方では、バイオダイバーシティー(生物多様性)へ配慮した農業が行われている。ブドウを原料とするシャンパーニュ業界では、生き生きとした土壌を保つことが重要だ。一方で、農薬、殺虫剤、化学肥料を使わないオーガニック農業をしているのは、わずか4%。シャンパーニュ地方は湿度が高いので、ブドウにカビが付きやすくオーガニック農業は難しいと言われているが「テルモン」では実施している。

 プレシCEOは、「畑から消費者に商品が届くまでCO2排出量を測るのが重要。『テルモン』では21年にサステナビリティプロジェクトをスタートして以来、計測して削減するためのビジョンを持ち実践している」と話す。ボックスをなくすことで、1本につき全体の8%のCO2削減を実現。輸送も、航空輸送は行わず全て海上輸送だ。空輸は海上輸送の27倍もの温室効果ガスを出すと言われている。

ラグジュアリー業界のリーダーとして先陣を切る

 全体の24%のCO2を排出するボトルについても軽量化を図った。シャンパーニュは発泡酒のため、通常のワインより強度のあるボトルが必要だ。プレシCEOは「ボトルは特注ボトルやクリアボトルを使用するのをやめ、再生ガラスを使用した緑色1種類のものに統一した。さらに、ボトル製造業社のベラリアと連携し835gのボトルを800gと最軽量化を実現。瓶内の圧力に耐えられるかテストをし、成功したばかりだ」と言う。わずか35gと思うかもしれないが、それでもCO2排出量が1本につき約1%削減になる。「年間3億2000本ものシャンパーニュが生産されているので、それらが軽量ボトルに切り替わればインパクトは大きい」と同CEO。

 「テルモン」の本社は、100%再生可能エネルギーで運営。全て電気自動車で、トラクターなどはバイオ燃料を使用している。経営陣の4人はパリから電車で移動し、最寄り駅からは折り畳み自転車で本社まで通勤している。

 プレシCEOは、「ラグジュアリー業界のリーダーとして『テルモン』は先陣を切って指針を示すことが大切。生産量を増やしてもCO2削減はできる。それを義務だと思い、プランを立案して進むだけだ」ときっぱり。

 「テルモン」では、2年ごとにサステナビリティ・ガイドを発行する予定だ。

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表参道交差点にビーチが出現?! 「クリスチャン ルブタン」がポップアップ開催

 「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」は5月3~27日、ポップアップイベント「ルビズ オン ザ ビーチ表参道」を開催する。同イベントは、これまでにロンドンやシドニーで開催しているグローバルなイベントだ。東京では、表参道交差点にビーチを再現し、夏にぴったりなアイテムの販売やイベント限定のフードとドリンクの提供、ARを使った特別な体験を届ける。

 ポップアップストアには、この夏取り入れたいアイテムが並ぶ。中でもネオンカラーにサメの歯をほうふつとさせるソールを合わせた“ルビシャーク”スニーカーはイチオシのアイテムだ。そのほかにもエスパドリーユにビビッドなカラーを合わせたサンダルや人気のスリッポンスニーカー“F.A.V”からはデニムバージョンが登場する。ここでしか買えないサーフボードやスケートボードといったスペシャルアイテムも見逃せない。

 店舗スペースの隣にはビーチサイドが出現する。真っ赤なキッチンカー「ルビズ・フードトラック」では、「クリスチャン ルブタン」のアイコニックなアイテムにインスパイアされた魅力的なフードメニューを楽しむことができる。

 ポップアップ「ルビズ オン ザ ビーチ表参道」の上空を彩るのは、AR花火だ。スマートフォンを空中にかざせば、「クリスチャン ルブタン」仕様の大輪の花火が夜空に打ち上がり、まるで表参道の中心で開催される花火大会を特等席で鑑賞しているような体験を夏先取りで提供する。

 「クリスチャン ルブタン」は1991年にウィメンズのシューズブランドとして創業。その数年後にはメンズコレクションも発売。現在は世界各国に150店以上展開し、バッグや革小物、キッズやペットカテゴリーのほか、ビューティラインも展開する。「クリスチャン ルブタン」の“レッドソール”は、デザイナーであるクリスチャン・ルブタンがアシスタントの深紅のネイルを見て、靴のソールをマニキュアで赤く着色したことから誕生した。今ではブランドのシグネチャーとして世界中で広く認知され、愛されている。

INFORMATION
ルビズ オン ザ ビーチ表参道
会期:5月3日16時〜5月27日
場所:OMOTESANDO CROSSING PARK
住所:東京都港区南青山5丁目1-1
営業時間:11:30~20:00
※一部、営業時間が変更となる日があります

問い合わせ先
クリスチャン ルブタン カスタマーサービス
(平日10〜18時、土日祝除く)
03-6804-2855

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西陣織の白無垢リカちゃんが22万円 羽織袴のレンくんとセットで

 リトルファクトリー(福島、近藤洋之社長)は、西陣織の“白無垢リカちゃん・羽織袴レンくんセット”を発売する。価格は22万円(税込)。

 同社が運営するテーマパーク「リカちゃんキャッスル」が5月3日で30周年を迎えることを記念したもので、リカちゃんの誕生日でもある同日に予約受付を開始する。

 同社は、「西陣織会館や西陣織メーカーのアート裕(ゆたか)の協力を受け、鶴柄のオリジナル生地を製作した。人形の着物として織柄のサイズや生地の厚みの調整を行い、見えないところに至るまで実際の婚礼のスタイルに沿った」と話す。

 リトルファクトリーは、タカラの福島工場として創業。主にリカちゃんを生産していた。1993年に、製造工程の見学や歴代リカちゃんの展示に特化した「リカちゃんキャッスル」をオープン。

 西陣織は、京都(西陣)で生産される先染の紋織物の総称。

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「オメガ」が支援する「空飛ぶ眼科病院」が関空に上陸 手術室備えた機内を公開

 スイスの時計ブランド「オメガ(OMEGA)」は、2011年から支援している非営利団体オービスインターナショナルの「空飛ぶ眼科病院」が初めて日本に立ち寄ったのに伴い、駐機地となった関西国際空港で機内見学ツアーを行った。

 1982年に設立されたオービスインターナショナルは、発展途上国に出向き、回避が可能な失明を治療することに取り組む国際NPO。治療だけにとどまらず、眼科医療の専門家たちに最先端のトレーニングを提供する教育機関としての役割も担う。「現地に出向いてトレーニングしたり、遠隔医療プラットフォームのサイバーサイトを駆使したり、眼科領域の専門家がコミュニティを支えられるように教育を行うのが狙い」と、オービスインターナショナルのデレク・ホドキー(Derek Hodkey)社長は話す。これまで95カ国以上で眼科プログラムを実施し、無料治療を受けた患者は680万人を超える。

 「フライング・アイ・ホスピタル」と呼ばれる世界唯一の空飛ぶ眼科病院は、無償で提供された航空機(MD-10)内に、認定眼科病院と最先端の研修設備を備えている。高度な眼科医療を提供する手術室のほか、手術室の外科医とリアルタイムでやりとりできる学習スペース「クラスルーム」や、レーザー治療とシミュレーショントレーニングを行うルーム、手術前後のケアルーム、サイバーサイトを通じて機内での活動を世界各地に配信するAV/ITルームなどで構成。ボランティアの医療専門家と臨床スタッフが搭乗し、各地の眼科医療チームに知識と専門技術を伝えている。今回、日本に初めて寄港した理由について、デレク社長は「日本にもボランティアとして関わっている眼科領域の医療従事者はいるが、いまは少人数にとどまっている。オービスの活動を日本でも知ってもらい、もっと多くの方に関わってほしいと思ったから」と話す。

 「オメガ」とのパートナーシップは12年目を迎えた。これまでにダニエル・クレイグ(Daniel Craig)やシンディ・クロフォード(Cindy Crawford)、ニコール・キッドマン(Nicole Kidman)らのブランドアンバサダーによって認知度を高めてきたほか、空飛ぶ眼科病院の支援や、子どもの患者が安心して治療を受けられるようにテディベアをプレゼントしたりしている。2021年にはモンゴルの眼科看護師を対象に行ったバーチャル・フライング・アイ・ホスピタルプロジェクトの独占スポンサーを務め、翌年はドーハの女性向けのプログラムのタイトルスポンサーを務めた。22年11月には、パートナーシップの更新と、250万ドル(約3億4000万円)の投資を発表している。オメガ社のレイナルド・アッシェリマン(Raynald Aeschlimann)社長兼CEOは「空飛ぶ眼科病院には、訓練を受けたプロフェッショナルたちが搭乗し、暗闇の中で暮らす人々に視力という贈り物を届けている。オービスのかけがえのない活動を支援するという重要な役割を担えることに心から喜びを感じる」とコメントを寄せている。

 “空飛ぶ眼科病院”は、経由地の日本を飛び立ったあと、ベトナムに向かい、対面での手術トレーニングを行う予定。今年9月には、アフリカのザンビアでもプログラムが予定されており、「オメガ」はその支援も行っている。

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「ザ・コンランショップ」が東京・代官山に登場 アジアの目利きと選ぶ独自の品ぞろえ

 「ザ・コンランショップ(THE CONRAN SHOP以下、コンラン)」が4月29日、東京・代官山のヒルサイドテラスにオープンした。1階と地階から構成される約200平方メートルの同店は、世界初のローカル編集店舗。アジアの作り手やデザインにフォーカス。中原慎一郎コンランショップ・ジャパン代表と代官山店のスタッフがアジア各地の目利きたちと選んだ商品をそろえる。自然光が入る店内では、家具や小物、テーブルウエアなどを“包む”“もてなす”“贈る”“しつらえる”というテーマごとに提案。これらの商品は、スタッフが作り手に会って話を聞き、直接選んで買い付けてきたものばかりだ。

 地階はギャラリースペースとティーバーの「聴景居(ちょうけいきょ)」で構成。ギャラリースペースでは、買い付け時に出会った職人や作家、デザイナーに焦点を当てて、アジア各地でもの作りをしている人々の表現の場にする。初回展覧会は、岡山を拠点に活動する陶芸家の伊藤環による「KANSEI」。日本的な美しさを持ちながら堅苦しくない道具を展示する。

 「聴景居」のディレクションは櫻井焙茶研究所の櫻井真也が担当。煎茶や抹茶はもちろん、日本産の茶葉を使用した紅茶や白茶、烏龍茶などを提供。ほうじ茶をチャイにしたり、中国茶器を使ったり、お茶の淹れ方や飲み方でアジアを表現している。お茶のコースをはじめ、番茶と紹興酒、抹茶とマッコリなどをミックスした茶酒も提供する。

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“アルパイン イーグル”に“SHIKKOKU”が登場 稲垣啓太がアンバサダーに就任

 「ショパール(CHOPARD)」の人気ウオッチ“アルパイン イーグル”に、日本の美意識にインスパイアされた新たな限定モデル“SHIKKOKU”が加わった。秘めたる情熱とパワーを見事に体現したこのモデルには、リサイクル素材を取り入れたサステナブルな“ルーセントスティール”を採用。ムーブメントは高精度な自社キャリバーだ。さらにセンセーショナルなのは、このモデルの誕生を祝し、コレクションのアンバサダーに就任したのが、ラグビー選手の稲垣啓太であること。漆を思わせる黒を基調色としたタフなビジュアルが、男たちを魅了する。

 2019年の発表以来、ラグジュアリースポーツウオッチとして、優れた機能性から高い人気を博している“アルパイン イーグル”。今年は、深みのある黒をフィーチャーした新たなカラーの文字盤が、時計愛好家たちの間で早くも話題になっている。

 100本の日本限定品であるこのモデルの文字盤は、自然界からのインスピレーションを反映した“SHIKKOKU”と呼ばれるカラー。日本の漆芸家とのコラボレーションがある「ショパール」だけに、漆のつやを思わせる深遠な黒に仕上がっている。時計の針やインデックスまでもが同系色でまとめられ、文字盤にはイーグル(鷲)の瞳の虹彩に着想を得たサンバーストモチーフも。アルプスに生きるイーグルをイメージしたコレクションならではのディテールだ。

 禅の美学を思わせるかのような、シンプリシティーを極めた端正な“SHIKKOKU”モデルだが、キャンペーンビジュアルに起用された人物も話題性抜群だ。日本ラグビー界を代表する選手である稲垣啓太。今秋、フランスで開催されるラグビーワールドカップでも活躍が期待される名プロップであり、何より胸の内に熱いものを秘めた寡黙な男の姿が、アルプスに舞うイーグルの神秘性と響き合っている。稲垣選手は「厳しい自然を生きる鷲と、自分とを照らし合わせながらの撮影だった。自分自身、常に厳しい環境に身を置いてがんばっていきたいと思っている」とコメント。

 スイスでも指折りの名門「ショパール」は、サステナビリティに深くコミットするメゾン。時計やジュエリーの素材にエシカルゴールドを使用していることでも知られるが、今年3月ジュネーブで、自社のすべてのスティール製ウオッチにリサイクルスティールを80%使用した“ルーセントスティール”を採用すると宣言。金属アレルギーが起きにくく、従来のスティールに比べて50%も摩耗に強い“ルーセントスティール”は、輝くような明るい光沢が大きな特徴だ。

 現ショパール共同社長のカール-フリードリッヒ・ショイフレ(Karl Friedrich Scheufele)とその息子、そして会長であるカール・ショイフレ(Karl Scheufele)の親子3世代が開発に携わったという“アルパイン イーグル”コレクション。外見、内側両方にこだわりが満載のウオッチだ。

問い合わせ先
ショパール ジャパン プレス
03-5524-8922

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「ルイ・ヴィトン」がソウルでショー パリとの架け橋にK -POPスターなど来場

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は4月29日、韓国・ソウルで2023年プレフォール・コレクションのファッションショーを開催した。このコレクションは、パリで発表した23-24年秋冬コレクションよりも早く、5月15日に発売。5日からウェブサイトでオーダーを受け付けるという。会場は、ソウル市内を東西に流れる河川、漢江(ハンガン)にかかる潜水橋。欄干から水を噴き出すアトラクションで有名な橋だ。

 「ルイ・ヴィトン」が誕生したフランス・パリも、今回のショー会場となった韓国・ソウルも、市内の東西を走るように大きな川が流れ、その川や橋、そして周囲の公園などは市民に親しまれている。ニコラ・ジェスキエール(NicolasGhesquiere)は、そんな共通点から、今回のコレクションを組み立てたのかもしれない。23年プレフォール・コレクションは、パリで発表した23-24年秋冬コレクションにつながるものだった。

 23-24年秋冬コレクションは、ニコラが世界各国から集まるデザインチームと共に「フレンチ・スタイルってなんだろう?」を考え抜いて生まれたものという。今回ソウルで発表したプレコレクションは、その考え抜いた「フレンチ・スタイル」の序章にあたるようなものだろう。漢江が東西に流れるソウルのコレクションを経て、セーヌ川が東西を流れるパリで発表した「フレンチ・スタイル」の真髄を追求したコレクションにたどり着くことで、「ルイ・ヴィトン」の今年の秋冬のストーリーは完結する。

 ショーは、コリアン・ミュージックで幕を開けた。ファーストルックは、スタンドカラーのナイロンで作ったバイカーズ風ブルゾンに、パネル状のレザーを重ねたサーキュラースカート、コンバットブーツのようなスニーカーに、大きなメタルバックルのベルトというコーディネートだ。大きなメタルバックルのベルトは23年春夏コレクションを彷彿とさせ、スタイル全体はフレンチシックを追い求めたからこそ23-24年秋冬コレクションに欠けていた、でもニコラが得意とするスポーティなムードを放っている。冒頭は、モードなムード全開。その若々しさは、K-POPカルチャーを筆頭に若々しいバイブスを世界に届ける韓国のエネルギーのようだ。ボディコンシャスなシルエット、中央にファスナーが走るミニスカートなどのコンパクト丈、ジャカードでモノグラムを描いた深いVゾーンのノースリーブトップス、オーバーサイズのジャケット、そして「ルイ・ヴィトン」のアイコニックなウィメンズスニーカー“LVアークライト・ライン”のスニーカー。ヒップハングのパンツや、スパンコールのレオパード柄スカートまで、序盤はとにかくエネルギッシュだ。

 そのムードが変わったのは、小さなモノグラムを集めて“ダミエ”の市松模様を描いたパンツやワンピースが表れる中盤以降から。ピンストライプのセットアップやブロックチェックのツイードで作ったミニドレス、そしてシャーリングを寄せたシフォンのシャツドレスなどが登場し、パリのエスプリ色が強くなっていく。色もグレーやニュアンスカラー、ブラック&ホワイトのモノトーンが増え、歩くたびに大きく揺れるマキシ丈のドレスも現れた。23-24年秋冬コレクションのムードに近づく。終盤には、刺しゅうで少しだけシノワズリのムードをプラス。23-24年秋冬コレクションの終盤に似たスタイルだ。

 韓国・ソウルから、フランスのパリへという流れは、今回のファッションショーに携わるスタッフでも表現された。クリエイティブ・アドバイザーは、大ヒットドラマの「イカゲーム」で監督を務めたファン・ドンヒョク(Hwang Dong-Hyuk)。ファーストルックは、その中に登場した女優のチョン・ホヨン(Hoyeon Jung)だ。メゾンのアンバサダーを務めるあるNewJeansのへイン(Hyein)を筆頭に、数多くの韓国セレブも来場した。ファン監督が監修したフィナーレでは、潜水橋の欄干から水が放たれ、漢江には水上バイクが走った。

 アフターパーティーには、韓国の5人組ガールズグループのル・セラフィムらがパフォーマンスを繰り広げて盛り上がった。

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「ルイ・ヴィトン」2023年プレ・フォール・コレクション

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が2023年プレ・フォール・コレクションを発表した。

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TWICEのナヨンがブルーグラデーションで見せるジーンズカジュアル

 ガールズグループTWICE(トゥワイス)のNAYEON(ナヨン)が、韓国・ソウルの金浦国際空港でキャッチされた。

 トリムTシャツ、リネン混カーディガン、ビンテージ加工のハイライズジーンズはいずれも「トミー ジーンズ(TOMMY JEANS)」の新作で、ナヨンはブルーのグラデーションで涼やかに見せた。

 TWICEは韓国人5人、日本人3人、台湾人1人による多国籍ガールズグループ。2015年にデビューした。

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パリ素材見本市「PV」がレイアウト刷新、来年7月展から「地域別」に

 世界有数の素材見本市の一つである「プルミエール・ヴィジョン(PREMIERE VISION以下、PV)」が岐路を迎えている。PVは長い間、パリの10数万㎡の広大な見本市会場で、年2回ファッションウィーク期間の前後にパリで開催され、世界中から5万人以上のバイヤーを集めてきた。だが、コロナ禍で来場者が激減。危機感をにじませるPVは2023年7月展から、大掛かりな改革に着手する。サステナビリティーを掲げ、資材などをリサイクル素材に切り替えるほか、1年後の7月展からは主力のテキスタイル部門で、これまでテイスト別に配置していた出展者ブースを、「欧州企業」「非欧州企業」でホール自体を分ける。改革の狙いを、同見本市を運営するプルミエール・ヴィジョン社のジル・ラスボルド(Gilles Lasbordes)ジェネラル・マネージャーに聞いた。

WWD:現状をどう見る?

ジル・ラスボルド(以下、ラスボルド):前回2023年2月展は、3万5500人の業界のプロが訪れた。1年前の22年2月展と比べると62%増、半年前の22年7月展と比べると48%増だった。コロナ禍の収束に伴い、来場者は戻りつつある。

WWD:コロナ前には5万人以上が訪れていたことを考えると、本回復には至っていない。その理由は?

ラスボルド:いくつもの要因が複雑に重なっているが、その一つは企業側が一旦減らした出張費を戻していないことがありそうだ。観光に比べ、ビジネストリップはまだコロナ前に戻っていない。国や地域によってもばらつきがある。遠い地域だから回復していないというわけでもなく、例えば日本はまだ戻っていないが、韓国は復活している。

 ただ、我々としては非常に危機感を持っている。今年の7月展の改革にあたってはバイヤーに大規模なアンケートも実施した。その結果は1.より効率化を求める 2.仕事のパフォーマンスに対するプレッシャー増 3.より計画的に 4.よりフォーラム重視 5.調達の優先順位の変化だった。

WWD:来年の7月展から、テキスタイルは「欧州」と「非欧洲」でホールを分ける。出展者数の多い日本やトルコを筆頭にアジアの企業から反発がありそうだが。

ラスボルド:出展者の配置・場所というのは、見本市の運営者にとって永遠の悩みであり、課題だ。ただ、今回の改変は、バイヤーへのアンケートに沿ったものであり、バイヤーのニーズに沿ったものだ。環境が激変し、改めて見本市の存在意義を見直す中で、我々の本質的な意義は、何よりもバイヤー、つまり来場者の使いやすさを常に高めていくこと。バイヤーはコロナ前に比べて、より早く、より効率的に会場を回りたいというニーズが強くなっている。その結果の一つが、「地域ごとに出展者を分類してほしい」というものだった。他の産業分野の見本市を見ても、グローバルなトレンドとして地域別・サプライチェーン別に配置するようになっている。出展者側には1年をかけて丁寧に説明していく。

WWD:サステナビリティへの対応は?

ラスボルド:見本市の運営会社としても、資材をリサイクル前提、あるいはリサイクル素材を使ったり、省エネに配慮した照明に変えたり、廃棄物の大幅な削減に取り組む。出展者やバイヤーに関しても、PV独自の基準を設け、来場者にわかりやすいツールなどを提供する。

WWD:デジタル化については?

ラスボルド:デジタルか、フィジカルか、という問題は我々にとって見れば古くて新しい問題ではあるが、我々の中ではすでにほぼ答えが出ている。素材見本市を運営する立場からすると、デジタルと比べると「生で見る・触る・感じる」のは圧倒的に情報量が多く、デジタルはあくまで補完的なものになるだろう。

WWD:どのくらいでコロナ前の水準に戻るのか?

ラスボルド:先のことは分からないし、特にいまは言うべきではない。ただ、21年9月に再開以降、回を重ねるごとに来場者の客足の回復スピードは増している。先ほども述べたようにデジタルはあくまで補完的な存在であり、リアルの方がバイヤーにとっては得られる情報量が圧倒的に多い。改革はもちろん今後も必要だが、本質的な部分で見本市の存在意義は変わらない。

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「ゲラン」が伊勢丹新宿店でポップアップ開催 ユズの香りのフレグランスやスカルプシャンプーを世界先行発売

 「ゲラン(GUERLAIN)」は5月17~23日、伊勢丹新宿本店本館1階のザ・ステージでポップアップイベント「ゲラン ビーガーデン」を開催する。花々が咲き誇る庭園をイメージした会場では、メイクコレクションやフレグランス、ヘアケア商品を世界先行発売するほか、ブランドのサステナビリティを体現するフレグランスコレクション“アクア アレゴリア”と、アーティストとコラボレーションした限定パッケージの美容液“アベイユ ロイヤル アドバンスト ウォータリー オイル”が登場する。また、「世界ミツバチの日」を記念して19〜21日、 “アクア アレゴリア”の購入者にボトルペインティングサービスを実施する。

 世界先行発売となるのは、自然な血色感を際立たせるヌードメイクコレクション“ルージュ ジェ ナチュラリー コレクション”。4色のアイシャドウパレット“オンブル ジェ”からは、マットカラーを中心に自然な血色感と陰影を与える新色(全2種、税込各1万340円)が登場。リップはマットフィニッシュの“ルージュ ジェ ラグジュリアス ヴェルヴェット”(限定4色、同各4290円)と、サテンフィニッシュの“ルージュ ジェ”(限定3色、同各4290円)、洗練をもたらす限定ヌードカラーのエコレザーケース“ルージュ ジェ ケース”(全2種、同各3080円)をラインアップする。そのほかドラマティックなボリューム&カールをかなえるマスカラ“ノワール ジェ”の新色ブラウン(税込5500円)も発売する。

 ブランドのサステナビリティを体現するフレグランスコレクション“アクア アレゴリア フォルテ”からは、ユズのフレッシュで深みのある香りが楽しめる“ウード ユズ”(75mL、同1万6720円/200mL(リフィル)、同2万6950円)を先行発売。人気スキンケアラインから誕生した“アベイユ ロイヤルスカルプ&ヘア シャンプー”(290mL、同1万1000円)と“同 コンディショナー”(290mL、税込1万1000円)、“同 ダブルR マスク”(200mL、税込1万2430円)も発売する。

 さらに、美しい地球環境への取り組みを考える5月20日の「世界ミツバチの日」を祝して、人気美容液“アベイユ ロイヤル アドバンスト ウォータリー オイル”の限定パッケージが登場する。フランス人アーティストのセリーヌ・クレロン(Celine Cleron)とコラボし、地球の生態系にとって重要な役割を果たすミツバチへの敬意を込めて、美しい花々と飛び交うミツバチをデザインした。

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「ルイ・ヴィトン」が時計界のLVMHプライズを単体で創始 アルノー家四男が目指すのは?

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」はこのほど、「ルイ・ヴィトン ウォッチ プライズ フォー インディペンデント クリエイティブズ」を制定し、初回の審査を担当する専門家委員会を発表しました。「ディオール(DIOR)」のメンズや「フェンディ(FENDI)」のウィメンズを手掛けるキム・ジョーンズ(Kim Jones)のほか、プロダクトデザイナーのマーク・ニューソン(Marc Newson)、建築家のフランク・ゲイリー(Frank Gehry)とパリのホテル、シュヴァル ブラン パリ(CHEVAL BLANC PARIS)でパティスリーシェフを務めるマキシム・フレデリック(Maxime Frédéric)というラインアップです。

 「ルイ・ヴィトン ウォッチ プライズ フォー インディペンデント クリエイティブズ」は、時計作りにおける革新を目指すイニシアチブ(活動)。大胆なビジョンや自由奔放な発想、技術的な熟達、伝統的なサヴォアフェール(匠の技)への賛美などを審査するそうです。具体的には今年9月、専門家委員会は応募作を審査して20人のセミファイナリストへと絞り込み、結果をオンライン発表。 12月に「デザイン」「クリエイティビティ」「イノベーション」「クラフツマン シップ」「技術的複雑さ」という審査基準に基づいて、さらに5人のファイ ナリストを選出し、同時に最終審査を行う5人の審査員も指名します。受賞者は、24年1月にパリで開かれる「ルイ・ヴィトン」主催の授賞式で発表し、15万ユーロ(約2200万円)の助成金のほか、メゾンの時計工房「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」による1年間のメンターシップを提供。専任のチームがコミュニケーションから著作権、企業法務、ならびにマーケティング、業界戦略、ブランドの財務管理といった数々の側面において、受賞者に対して指導・助言を行います。すご〜く乱暴に言えば、時計版の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」です。

 さて、一体なぜ「ルイ・ヴィトン」は、メゾン単体で「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」の時計版を開催するのでしょう?

 その答えは1つ、高級時計界のメーンプレイヤーになりたいから!です。

 高級時計の世界では、基幹時計の組み立てはもちろん、内蔵するムーブメント、もっと言えば、そのムーブメントを構成するパーツまでを社内で製造するマニファクチュールであることが求められます。上の記事にもある通り、「ルイ・ヴィトン」はすでに“タンブール”と言う基幹時計を持ち、上述した時計工房「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」を構え、そのトップに伝説の時計師ミシェル・ナバス(Michel Navas)時計アトリエ最高責任者を招聘するなど、マニファクチュール以上の存在になろうとしています。が、「ルイ・ヴィトン ウォッチ プライズ フォー インディペンデント クリエイティブズ」の創設によって、時計業界の将来にも貢献することで、同業他社さえ認める高級時計界のメーンプレイヤーに上り詰めようとしている感があります。

 ブランドだけにとどまらない、時計業界、もっと言えば時計業界を内包するラグジュアリー業界全般を見通した上での「ルイ・ヴィトン ウォッチ プライズ フォー インディペンデント クリエイティブズ」というイニシアチブの立案に貢献したのは、間違いなくLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)のトップであるベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO)の四男で、「ルイ・ヴィトン」のウオッチ部門マーケティングおよびプロダクト・ディベロップメント・ディレクターを務めているジャン・アルノー(Jean Arnault)でしょう。四男とはいえ、幼い頃から帝王学を叩き込まれているであろうジャンはきっと、「ルイ・ヴィトン」が時計でもトップを取るためには、製品のブラッシュアップやマーケティング戦略のみならず、業界全体に貢献するイニシアチブの実行が不可欠と判断したはずです。そんな時に参考になったのが、お姉さんのデルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)が創始した「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」ではなかったのでしょうか?下の記事の通り、10年目の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」には過去最多の2400通を超える応募が世界中から集まりました。今はクリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)会長兼CEOを務めるデルフィーヌは、「プライズ立ち上げ時は、このような発展を予想だにしていなかった。今では、デザインの分野で国際的にも本質的にも競える賞になった。毎年、応募数も増え、デザイナーら自身の本質やクリエイションを見極める選考もとても難しくなっている」と、その規模感と業界に与えるインパクトについて語っています。ジャンが目指すのは、きっとこの時計版。これを「ルイ・ヴィトン」というブランド単体で行うことにより、このメゾンを、高級時計界においてもメーンプレイヤー、それどころかトッププレイヤーに押し上げようとしているのだと思います。

「ルイ・ヴィトン」は「ロレックス」
「パテック フィリップ」「カルティエ」に並ぶか?

 とはいえ、その道のりは決して平坦ではありません。高級時計界のメーンプレイヤーには、王者「ロレックス(ROLEX)」を筆頭に、「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」や「カルティエ(CARTIER)」が控えています。この世界でのスゴさを知らしめる1つのバロメーターは、二次流通での取引価格です。この「ロレックス」「パテック フィリップ」そして「カルティエ」を筆頭に「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」あたりは、もちろんモデルや状態にもよりますが、二次流通での取引価格が当初の販売額を超えるケースも珍しくなく、その事実がまた彼らの存在感を強大なものにしています。一方の「ルイ・ヴィトン」は、(別にそれを目指しているわけではないでしょうが)二次流通での取引価格が一次流通を常に上回るような状況ではありません。二次流通での取引価格が一次流通を上回るほどのブランド力のために、各社は歴代の時計を展示するミュージアムを構えたり、希少なピースをオークションで高値で落札したり、まさに、さまざまなイニシアチブに取り組んでいます。「ルイ・ヴィトン」の場合は、「ルイ・ヴィトン ウォッチ プライズ フォー インディペンデント クリエイティブズ」というイニシアチブだったのでしょう。

 そして重要なのは、その道のりは決して平坦ではないもののアルノー一家のジャンが主導するからこそ、「ルイ・ヴィトン」は本当に本気で、このイニシアチブに挑戦するであろう点です。ここがマジでスゴいところなのですが、ベルナール・アルノーの息子や娘が携わってきた「ルイ・ヴィトン」や「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」(長男のアントワンが会長)、「リモワ(RIMOWA)」(次男のアレクサンドルが2021年までCEO)、「タグ・ホイヤー」(三男のフレデリックが現在CEO)は、軒並み好調。おそらく「ティファニー(TIFFANY & CO.)」(次男のアレクサンドルが現在プロダクトおよびコミュニケーション部門のエグゼクティブ・バイス・プレジデント)や「ベルルッティ(BERLUTI)」(長男のアントワンがCEO)なども、このあとグングン成長することでしょう。今のところ、彼らの帝王学と周りのサポートには死角がないように思えます。

 本気の証拠に、先んじて「ルイ・ヴィトン」は、時計界の天才デザイナー、ジェラルド・ジェンタ(Gerald Genta)の名前を冠した同名のブランドの復活の立役者になることを表明しています。「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」が、その製造を手掛けるのです。これにより工房、ひいてはその所有者である「ルイ・ヴィトン」の名前が高級時計界においてもますます広がっていくことは、想像に難くないでしょう。それに加えて、「ルイ・ヴィトン ウォッチ プライズ フォー インディペンデント クリエイティブズ」なのです。

 となると、「ルイ・ヴィトン ウォッチ プライズ フォー インディペンデント クリエイティブズ」も、10年後には高級時計界のメジャーな存在になっているのかも!?そうなった時の「ルイ・ヴィトン」の時計にも注目です。唯一の懸念点は、冒頭に紹介した初回の専門家委員会の人選。時計界の人間がほとんど存在していません。これは、高級時計界へのアピールにおいて吉と出るのか?凶と出るのか?ちょっぴりコンサバな時計業界のことを考えると心配になりますが、そんな狭い世界にとらわれない「ルイ・ヴィトン」やジャン・アルノーの視座の高さとも言える気がします。

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「ルイ・ヴィトン」が時計界のLVMHプライズを単体で創始 アルノー家四男が目指すのは?

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」はこのほど、「ルイ・ヴィトン ウォッチ プライズ フォー インディペンデント クリエイティブズ」を制定し、初回の審査を担当する専門家委員会を発表しました。「ディオール(DIOR)」のメンズや「フェンディ(FENDI)」のウィメンズを手掛けるキム・ジョーンズ(Kim Jones)のほか、プロダクトデザイナーのマーク・ニューソン(Marc Newson)、建築家のフランク・ゲイリー(Frank Gehry)とパリのホテル、シュヴァル ブラン パリ(CHEVAL BLANC PARIS)でパティスリーシェフを務めるマキシム・フレデリック(Maxime Frédéric)というラインアップです。

 「ルイ・ヴィトン ウォッチ プライズ フォー インディペンデント クリエイティブズ」は、時計作りにおける革新を目指すイニシアチブ(活動)。大胆なビジョンや自由奔放な発想、技術的な熟達、伝統的なサヴォアフェール(匠の技)への賛美などを審査するそうです。具体的には今年9月、専門家委員会は応募作を審査して20人のセミファイナリストへと絞り込み、結果をオンライン発表。 12月に「デザイン」「クリエイティビティ」「イノベーション」「クラフツマン シップ」「技術的複雑さ」という審査基準に基づいて、さらに5人のファイ ナリストを選出し、同時に最終審査を行う5人の審査員も指名します。受賞者は、24年1月にパリで開かれる「ルイ・ヴィトン」主催の授賞式で発表し、15万ユーロ(約2200万円)の助成金のほか、メゾンの時計工房「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」による1年間のメンターシップを提供。専任のチームがコミュニケーションから著作権、企業法務、ならびにマーケティング、業界戦略、ブランドの財務管理といった数々の側面において、受賞者に対して指導・助言を行います。すご〜く乱暴に言えば、時計版の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」です。

 さて、一体なぜ「ルイ・ヴィトン」は、メゾン単体で「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」の時計版を開催するのでしょう?

 その答えは1つ、高級時計界のメーンプレイヤーになりたいから!です。

 高級時計の世界では、基幹時計の組み立てはもちろん、内蔵するムーブメント、もっと言えば、そのムーブメントを構成するパーツまでを社内で製造するマニファクチュールであることが求められます。上の記事にもある通り、「ルイ・ヴィトン」はすでに“タンブール”と言う基幹時計を持ち、上述した時計工房「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」を構え、そのトップに伝説の時計師ミシェル・ナバス(Michel Navas)時計アトリエ最高責任者を招聘するなど、マニファクチュール以上の存在になろうとしています。が、「ルイ・ヴィトン ウォッチ プライズ フォー インディペンデント クリエイティブズ」の創設によって、時計業界の将来にも貢献することで、同業他社さえ認める高級時計界のメーンプレイヤーに上り詰めようとしている感があります。

 ブランドだけにとどまらない、時計業界、もっと言えば時計業界を内包するラグジュアリー業界全般を見通した上での「ルイ・ヴィトン ウォッチ プライズ フォー インディペンデント クリエイティブズ」というイニシアチブの立案に貢献したのは、間違いなくLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)のトップであるベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO)の四男で、「ルイ・ヴィトン」のウオッチ部門マーケティングおよびプロダクト・ディベロップメント・ディレクターを務めているジャン・アルノー(Jean Arnault)でしょう。四男とはいえ、幼い頃から帝王学を叩き込まれているであろうジャンはきっと、「ルイ・ヴィトン」が時計でもトップを取るためには、製品のブラッシュアップやマーケティング戦略のみならず、業界全体に貢献するイニシアチブの実行が不可欠と判断したはずです。そんな時に参考になったのが、お姉さんのデルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)が創始した「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」ではなかったのでしょうか?下の記事の通り、10年目の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」には過去最多の2400通を超える応募が世界中から集まりました。今はクリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)会長兼CEOを務めるデルフィーヌは、「プライズ立ち上げ時は、このような発展を予想だにしていなかった。今では、デザインの分野で国際的にも本質的にも競える賞になった。毎年、応募数も増え、デザイナーら自身の本質やクリエイションを見極める選考もとても難しくなっている」と、その規模感と業界に与えるインパクトについて語っています。ジャンが目指すのは、きっとこの時計版。これを「ルイ・ヴィトン」というブランド単体で行うことにより、このメゾンを、高級時計界においてもメーンプレイヤー、それどころかトッププレイヤーに押し上げようとしているのだと思います。

「ルイ・ヴィトン」は「ロレックス」
「パテック フィリップ」「カルティエ」に並ぶか?

 とはいえ、その道のりは決して平坦ではありません。高級時計界のメーンプレイヤーには、王者「ロレックス(ROLEX)」を筆頭に、「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」や「カルティエ(CARTIER)」が控えています。この世界でのスゴさを知らしめる1つのバロメーターは、二次流通での取引価格です。この「ロレックス」「パテック フィリップ」そして「カルティエ」を筆頭に「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」あたりは、もちろんモデルや状態にもよりますが、二次流通での取引価格が当初の販売額を超えるケースも珍しくなく、その事実がまた彼らの存在感を強大なものにしています。一方の「ルイ・ヴィトン」は、(別にそれを目指しているわけではないでしょうが)二次流通での取引価格が一次流通を常に上回るような状況ではありません。二次流通での取引価格が一次流通を上回るほどのブランド力のために、各社は歴代の時計を展示するミュージアムを構えたり、希少なピースをオークションで高値で落札したり、まさに、さまざまなイニシアチブに取り組んでいます。「ルイ・ヴィトン」の場合は、「ルイ・ヴィトン ウォッチ プライズ フォー インディペンデント クリエイティブズ」というイニシアチブだったのでしょう。

 そして重要なのは、その道のりは決して平坦ではないもののアルノー一家のジャンが主導するからこそ、「ルイ・ヴィトン」は本当に本気で、このイニシアチブに挑戦するであろう点です。ここがマジでスゴいところなのですが、ベルナール・アルノーの息子や娘が携わってきた「ルイ・ヴィトン」や「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」(長男のアントワンが会長)、「リモワ(RIMOWA)」(次男のアレクサンドルが2021年までCEO)、「タグ・ホイヤー」(三男のフレデリックが現在CEO)は、軒並み好調。おそらく「ティファニー(TIFFANY & CO.)」(次男のアレクサンドルが現在プロダクトおよびコミュニケーション部門のエグゼクティブ・バイス・プレジデント)や「ベルルッティ(BERLUTI)」(長男のアントワンがCEO)なども、このあとグングン成長することでしょう。今のところ、彼らの帝王学と周りのサポートには死角がないように思えます。

 本気の証拠に、先んじて「ルイ・ヴィトン」は、時計界の天才デザイナー、ジェラルド・ジェンタ(Gerald Genta)の名前を冠した同名のブランドの復活の立役者になることを表明しています。「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」が、その製造を手掛けるのです。これにより工房、ひいてはその所有者である「ルイ・ヴィトン」の名前が高級時計界においてもますます広がっていくことは、想像に難くないでしょう。それに加えて、「ルイ・ヴィトン ウォッチ プライズ フォー インディペンデント クリエイティブズ」なのです。

 となると、「ルイ・ヴィトン ウォッチ プライズ フォー インディペンデント クリエイティブズ」も、10年後には高級時計界のメジャーな存在になっているのかも!?そうなった時の「ルイ・ヴィトン」の時計にも注目です。唯一の懸念点は、冒頭に紹介した初回の専門家委員会の人選。時計界の人間がほとんど存在していません。これは、高級時計界へのアピールにおいて吉と出るのか?凶と出るのか?ちょっぴりコンサバな時計業界のことを考えると心配になりますが、そんな狭い世界にとらわれない「ルイ・ヴィトン」やジャン・アルノーの視座の高さとも言える気がします。

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「ファセッタズム」×「G-SHOCK」 落合宏理デザイナーの手書きフォントを採用

 「ファセッタズム(FACETASM)」は5月1日、「G-SHOCK」とのコラボモデル“DW-5900FA”を発売する。価格は1万9800円(税込)だ。

 「ファセッタズム」青山店と心斎橋店、公式オンラインストアで先行販売し、「ファセッタズム」および「G-SHOCK」の取り扱い店舗では1日に予約を開始し、13日に発売する。

 “3つ目”が特徴の「G-SHOCK」の“DW-5900”をアレンジしたもので、カラーリングは落合宏理「ファセッタズム」デザイナーが「高校生のころに初めて購入した」という“DW-5900E-1”をベースとした。

 スケルトンの文字板には「『ファセッタズム』にとって特別な色」だというスモークブルーを採用。さらに、機能表記には落合デザイナーの手書きフォントを使用する。

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