【2023年母の日】おすすめギフト36選 スイーツやバッグ、コスメなどジャンル別に紹介

 5月14日は母の日。今年もこの日に向けてギフトを提案するブランドが続々と登場している。この記事では、母の日におすすめのギフトを「スイーツ編」「財布編」「バッグ編」「エプロン編」「コスメ編」に分けて紹介する。ギフト選びのヒントを探してみては。

母の日とは?

 母の日は、子どもが母親の苦労を労って感謝の気持ちを表す日で、この機会にメッセージやギフトを贈る人も多い。その起源については諸説あるが、1907年5月9日、アメリカのフィラデルフィアに住んでいた少女、アンナ・ジャービス(Anna Jarvis)が、亡くなった自身の母親を追悼する会を開いたことに始まると言われている。これをきっかけに、母親に気持ちを伝える機会を作るための運動が起こり、1910年にウェストバージニア州知事が5月の第2日曜日を母の日とすることを宣言。1914年にはアメリカ議会で、正式に母の日が制定されたとされている。

2023年の母の日はいつ?

 母の日は5月の第2日曜日と決まっており、今年の母の日は5月14日。カレンダーには記載がない場合も多いため、ギフトを贈る予定の人は今のうちにメモしておくと安心。

母の日ギフト予算相場

 母の日ギフトの予算相場は、3000〜5000円と言われている。贈る相手が実母でも義母でも大きな変化はないようだ。ほかにも、両者にとって負担になりにくい1000〜3000円や、選択肢が広がる5000〜7000円の価格帯も支持されている。予算を多めに設定している人でも、1万円以内のギフトを選ぶ傾向にあるようだ。

母の日のギフトの選びのポイント

家族と相談する

 母親へのプレゼントを贈る際には、きょうだいや同居家族など、周囲の人と相談するのもおすすめだ。お金を出し合えば、予算を多めに設定することができるうえ、家族みんなからのプレゼントであれば、受け取る側もさらに嬉しいはずだ。

プレゼントにはメッセージを添える

 普段は照れ臭くて言えない気持ちを伝えられるのが母の日。せっかくギフトを贈るのであれば、メッセージを添えて日頃の感謝を伝えてみては。小さなメッセージカードでも、喜ばれるはずだ。

特別感のあるものを選ぶ

 ギフトを贈る機会はそう多くない。せっかくならば、特別感のあるものをセレクトするのがよいだろう。予算が多くなくても、本人が普段選ばなさそうなアイテムや、ハイグレードな日用品などを選べば、ギフトならではの特別感を演出できるはず。

花を添える

 ギフトが思いのほか低予算で済んだ場合や、もう1品付け加えたい場合には、花を添えるのもおすすめだ。母の日の定番のカーネーションに拘らず、本人のイメージに合う花を選んでみてもよいかもしれない。豪華な花束でなくても、添えるだけでギフトの印象を一気に華やかにしてくれそうだ。

母の日におすすめのギフトをジャンル別に紹介

 以降は、母の日におすすめのギフトを「スイーツ編」「財布編」「バッグ編」「エプロン編」「コスメ編」と、ジャンルごとに紹介していく。さまざまなブランドや価格帯のアイテムをそろえているため、ギフト選びの参考にしてみては。

スイーツ編

「ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン」のタルト

 「ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン(BVLGARI IL RISTORANTE LUCA FANTIN)」は、母の日に向けたケーキを5月11〜 14日の期間で限定発売する。ラインアップしたのは、リンゴのタルト“トルタ・ディ・メーレ(Torta di Mele)”(税込2万5000円)で、自然な甘みとシナモンが香るリンゴのソテーをタルトで包んだ。トップは、ラズベリーシロップで紅色に染めたリンゴで作ったバラのブーケで飾った。予約の受け付けは5月7日までで、販売店舗はブルガリ 銀座タワー、ブルガリ イル・チョコラート松屋銀座。

「ピエール・エルメ・パリ」のマカロンやサブレ

 「ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERME PARIS)」は、母の日に向けたギフトコレクションを発売する。用意したのはマカロンボックス(3024円、税込以下同)やブランドの代表的なフレーバー“イスバハン”をパウンドケーキとサブレに応用した“ケーク イスパハン(2862円)、サブレ詰め合わせ(1404円)、ゴーフレットやショコラなどを詰め合わせたギフトボックス(6048円)、マドレーヌやフィナンシェを詰め合わせた“ブケ ド プティ ガトー”(4968円)など。ほかにも、柑橘の風味やバラの芳香が広がるケーキ“クールオーロラ”(3456円)や “イスバハン”をショートケーキにアレンジした“クール ショートケーキ イスバハン”(4320円)なども販売する。4月19日から5月23日の期間、ピエール・エルメ・パリ青山ほか直営店と公式オンラインストアで取り扱う。

「ラデュレ」のマカロンボックス

 「ラデュレ(LADUREE)」は、母の日に向けた限定マカロンボックス“ティアラ”を4月14日に発売する。マカロンボックスは、メゾンを象徴するペールピンクの背景に金の王冠をデザインし、すべてのお母さん、すべての女性たちに感謝の気持ちを表したという。価格は8個入りが4212円(税込、以下同)、12個入りが5292円。8個入りはオンラインブティック限定で、12個入りは御殿場プレミアム・アウトレット店とオンラインブティックを除く「ラデュレ」全店で、取り扱う。

「ル ショコラ ドゥ アッシュ」のスイーツ

 パティシエ・ショコラ辻口博啓が手掛けるショコラトリー「ル ショコラ ドゥ アッシュ(LE CHOCOLAT DE H )」は、母の日に向けた限定スイーツの予約を受け付けている。ラインアップしたのは、コク深いショコラを使ったムースにアールグレイが香るブリュレや、オレンジトアプリコットで爽やかに仕上げたクーリ、グレープフルーツが香るパン・ド・ジェンヌを重ねた“エレガン”(4320円税込、以下同)、スポンジ生地で生クリーム、カスタードクリーム、いちごをサンドした“母の日セゾンガトー”(4号/4800円、5号/5800円)、バターサブレとショコラを合わせたクッキー缶“カカオペタル ママン”(4000円)、サブレサンドなどの詰め合わせ“母の日 焼き菓子アソート”(2450円)、いちごガナッシュにいちごプラリネといちごキャラメルソースを忍ばせ、ダックワーズ生地でサンドした“ダックワーズフレーズ”(2700円)。それぞれ、なくなり次第終了する。

「コエ ドーナツ キョウト」のギフトセット

 ストライプインターナショナルが手掛けるドーナツファクトリー「コエ ドーナツ キョウト(KOE DONUTS KYOTO)」は母の日に向けて、看板商品の一つである“コエ ドーナッツ クッキー缶”のギフトセット(3000円税込、以下同)の予約販売を受け付け中だ。ギフトセットは、ドーナッツ型のクッキーを詰め合わせたクッキー缶と花束をセットにしている。ギフトセットは予約販売限定で、4月19〜30日の期間、電話と店頭で受け付ける。オンラインストアでは販売せず、予約数が上限に達し次第、受け付けを終了する。受け取り期間は5月8〜14日。

「サマンサタバサ スイーツ」×八天堂のバームクーヘン

 八天堂は、母の日に向けてサマンサグローバルブランディング&リサーチインスティチュートがプロデュースする「サマンサタバサ スイーツ(SAMANTHA THAVASA SWEETS)」と共同開発した“いちご香る 手作りハートバームクーヘン”を4月21日に発売した。サマンサグローバルアイランド 羽田空港第1・第2ターミナル店で2592円(税込、以下同)サマンサタバサスイーツ楽天市場店、八天堂オンラインショップでは送料込み3592円で販売中。サマンサタバサスイーツ楽天市場店、八天堂オンラインショップでは、各店舗数量限定発売でなくなり次第終了する。

ピーナッツ カフェのギフトボックス

 ポトマックは、母の日の贈り物としてもおすすめのスヌーピーのギフトボックスを、ピーナッツ カフェなどで発売した。ギフトボックスは、スヌーピーのアイシングクッキーや瀬戸内産レモンサブレ、紅茶などティータイムを彩るラインアップのほか、バンダナや缶ミラーなどをセットにしている。取り扱い店舗は、ピーナッツ カフェ 中目黒、神戸、スヌーピーミュージアム、名古屋、サニー サイド キッチン、大阪、博多。ECサイトでは現在予約を受け付けている。

「パパブブレ」のギフトキャンディー

 クラフトキャンディーを扱う「パパブブレ(PAPABUBBLE)」は、母の日の贈り物としてもおすすめのギフトキャンディーとして“母の日ミックス”(バッグ670円税込、以下同じ/S瓶 980円)と“フラワーロリポップ”(690円)を発売した。全国の店舗と公式オンラインショップで取り扱っている。“母の日ミックス”は、カーネーションをモチーフにしたキャンディの花びら一枚一枚を、ハート型に仕立てている。フレーバーは、5月に旬を迎えるフルーツのほか、ライチやピーチローズを取り入れた。

 “フラワーロリポップ”は、赤・濃ピンク・薄ピンクの3種のフラワーロリポップをそろえた。通年販売している赤色のイチゴ味に加え、濃ピンクにはライチ、薄ピンクには杏仁を期間限定で採用し、それぞれの色に合うフレーバーで仕上げた。キャンディーは、職人が一つずつ手作りしている。

「クリスピー・クリーム・ドーナッツ」

 クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンは、5月1〜14日の期間、母の日に向けた限定ドーナツ“ママ カスタード”(291円/イートイン297円税込、以下同)とお得なギフトボックス“ママ ボックス”(1425円/イートイン1452円)を販売する。“ママ カスタード”は、母親の笑顔をイメージしたドーナッツで、ふわふわの生地にホワイトチョコをコーティングし、バニラビーンズ入りのカスタードクリームを詰めた。“ママ ボックス”は、“ママ カスタード”と人気の定番ドーナッツを6個セットにしたボックスだ。

財布編

「ルイ・ヴィトン」

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は5月14日の母の日に向けて、ピンクの革小物を発売した。素材はモノグラムをエンボス加工したパール仕上げのグレインレザーで、スナップボタンをゴールドカラーのモノグラム・フラワー型にした三つ折り財布が10万100円(税込、以下同)など。

「フェンディ」

  「フェンディ(FENDI)」は、スモールレザーグッズの新シリーズ“FF ダイヤモンド(FF Diamond)”を発売した。ラインアップしたのは長財布(9万4600円税込、以下同)や二つ折り財布(7万2600円)など。同シリーズは、メゾンのアイコンである“FF”ロゴと色彩のコントラストが特徴だ。機能性においては、必要不可欠な機能をミニマムにカバーしている。今回のコレクションでは、ピンクやグリーンなどの大胆なカラーが調和したカラーリングを採用した。

「カルティエ」

 「カルティエ(CARTIER)」は財布などのレザーグッズの新作コレクションを発売した。ブラックとバーガンディ、ブラッシュの3色をそろえる“ミニ ウォレット”(7万8100円税込、以下同)と“フラップ付 インターナショナル ウォレット”(11万円)は外側にグレインドカーフスキン、内側にスムースラムスキンを採用し、アイコニックな“パンテール”ロゴを添えた。

 コーラルとレッドの2色をそろえる“ミニ ウォレット”(8万2500円)”と“インターナショナル ウォレット”(11万円)は外側にスムースカーフスキン、内側にスムースラムスキンを採用し、ゴールドフィニッシュとエナメルを組み合わせた「Cartier」ロゴを飾った。

「グッチ」

 「グッチ(GUCCI)」は春のシーズンに向けて新作財布を発売した。ウィメンズは、ベージュやホワイトなどを基調にパステルのピンクやグリーンなどを内側に配色した“ダブルG ミディアム ウォレット”(7万3700円税込、以下同)や“ダブルG コンチネンタルウォレット”(9万2400円)、“ダブルG ウォレット”(5万8300円)などをラインアップした。「GUCCI ロゴ」の財布などは日本限定で、ウィメンズとメンズで楽しめるカラーラインアップを用意した。

「サンローラン」

 「サンローラン(SAINT LAURENT)」は、ひし形の“ロサンジュキルティング”に施した“カサンドラロゴ”がアイコニックな“カサンドラ マトラッセ”シリーズから、2023年春の新作コレクションを発売する。同コレクションでは、柔らかなラムスキンを使用した“オリガミ タイニーウォレット”(7万5900円税込、以下同)“コンパクト ジップアラウンド ウォレット”(9万3500円)“フラップ式カードケース”(6万4900円)“スリムキーケース”(5万5000円)を、フェミニンな“ヴィンテージホワイトカラー”とマスキュリンな“ブラック”で用意する。同コレクションは、全国の店舗と公式オンラインサイトで取り扱う。

「モマ デザイン ストア」

 ニューヨーク近代美術館(MoMA)のミュージアムショップ「モマ デザイン ストア」では、MoMAのコレクションに代表されるアーティストの一人である草間彌生の南瓜の彫刻にインスパイアされたがま口財布(1万3200円税込、以下同)を販売している。レザー製の表面に、ドット柄をあしらったデザインが特徴だ。

バッグ編

「ルイ・ヴィトン」

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は5月14日の母の日に向けて、ピンクの革小物を発売した。素材はモノグラムをエンボス加工したパール仕上げのグレインレザーで、取り外し可能なチェーンや外出先でも化粧直しができるミラーを備えたウエアラブルミニバッグ(24万3100円税込、以下同)を用意した。そのほか、三つ折り財布やチャームをあしらったカードケースもラインアップした。

「コーチ」

 「コーチ」は、母の日のギフトとしてもおすすめの新作バッグのコレクションを発売した。ラインアップしたのは涼しげな“ストロー”バッグで、加工したペーパーパルプを立体的に編み込み、レザーハンドルとゴールドの“C”のハードウエアを組み合わせたものだ。“スモール トート”(7万1500円)と“ソフト タビー ショルダー”(8万2500円)の2型でそろえた。「コーチ」ではほかにも、母の日のギフトに相応しいスモールレザーグッズや、レディ・トゥ・ウエアなどをそろえている。

「サンローラン」

 「サンローラン」は、ボディーバッグの“ル・ラフィア”から2023年春夏コレクションの新作を発売する。新作バッグは、ブラックカラーを使用したクロシェ編みのラフィア素材に「SAINT LAURENT」のシグネチャーロゴをベージュナチュラルカラーで配したデザイン。価格は17万4900円。全国のサンローランブティックと公式オンラインサイトで取り扱う。

「アンテプリマ」

 日本人デザイナーの荻野いづみがイタリアから発信するブランド「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」は、ハローキティとのコラボシリーズから新作バッグを発売した。「アンテプリマ」のアイコンである“ワイヤーバッグ”をベースに、ハローキティの顔を大胆にデザインしたもので、立体的に表現した赤いリボンが特徴だ。ラインアップしたのは、ミニバッグ2型(各5万3900円税込、以下同)とトートバッグ(店舗限定、8万6900円)の計3型。ミニバッグは取り外し可能なチェーンが付属し、手持ち・ショルダー・斜め掛けと3ウエイで使える。

紀伊國屋

 紀伊國屋はスーパーマーケットの開業70周年を記念して、トートバッグを発売する。バッグは同社がスーパーマーケットを開業した当時に用意していた紙袋をイメージしたデザインで、買い物時のエコバッグとしても使いやすい底板つきだ。価格は3499円(税込)。現在、オンラインストアでは先行販売を実施中で、全国の店舗では5月1日から取り扱う。

エプロン編

「マリメッコ」

 「マリメッコ(MARIMEKKO)」は、多種多様なデザインのエプロン(各8250円)を販売している。エプロンはコットンを100%使用しており、デイジー柄やイチゴ柄などのキュートなテキスタイルのほか、アイコニックな“ウニッコ”柄もさまざまなカラーでそろえている。

「マーガレット・ハウエル」

 「マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)」では、キッチン周辺で活躍する雑貨も取り扱っている。“リネン ストライプ エプロン”(2万900円)は、リネン素材を使用したストライプ柄のエプロンで、便利なチェンジポケットのデザインが特徴だ。

「ワフィト」×「エニシング」

 東三河産植物のエキスを配合したライフケアブランド「ワフィト(WAHYTO)」は、愛知県豊橋市の前掛け専門店「エニシング(ANITHING)」との協業により、母の日限定ギフトセットを発売した。それぞれ、今回のために制作した「ワフィト」×「エニシング」の前掛け(単品5720円税込、以下同)をセットにする。ラインアップしたのは、ボディケア用品を風呂敷で包むセット(8800円)とハンドケア用品を風呂敷で包むセット(1万円)、フェイス&ハンドケア用品をポーチと合わせたセット(6600円)。5月14日の母の日までの到着を希望する場合は、10日までに注文する必要がある。公式オンラインストアで取り扱っている。

「ドレスセン」

 「ドレスセン」では、ユーモラスなロゴ入りのエプロン(7480円税込〜)を多数取りそろえている。ロゴは「LOVE MEAT TENDER」や「I’M BEST PARTNER」「BBQ HERO」などで、思わず頬が緩むようなデザインを提案している。

「プエブコ」

 「プエブコ(PUEBCO)」では、エプロンをバリエーション豊富に取りそろえている。グリーン地にカウボーイをデザインした総柄がキャッチーな1枚(3300円)や爽やかな白地にステッチを走らせたもの(2970円)、フラッグをモチーフにした腰巻きスタイルもの(1760円)などがそろう。

コスメ編

「SK-II」のギフトセット

 「SK-II」は、母の日に向けた限定キット“SK-II ピテラ フル ラインセット チェンジ デスティニー リミテッド エディション”(1万1990円※編集部調べ)を発売した。カーネーションモチーフの限定デザインボックスも用意している。キットに含まれるのは、限定デザインボトルの“フェイシャル トリートメント エッセンス” (75mL)、洗顔料の“フェイシャル トリートメント ジェントル クレンザー”(20g)、拭き取り化粧水の“フェイシャル トリートメント クリア ローション”(30mL)、美容乳液の“スキンパワー エアリー”(15g)、保湿マスクの“フェイシャル トリートメント マスク”(1枚)の全5種。

「ルイ・ヴィトン」のフレグランス

  「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、母の日に向けたフレグランスコレクションを用意した。アイテムは“スペル オン ユー(SPELL ON YOU)”“ミルフー(MILLE FEUX)”“ウール・ダプサンス(HEURES D'ABSENCE)”“アポジェ(APOGEE)”の4種で、価格は100mL各3万9600円。

「グッチ」のフレグランスセット

 ブルーベル・ジャパンは母の日の贈り物にもお勧めの“グッチ フローラ ゴージャス ガーデニア オードパルファム”(50mL)現品と香りのリタッチができるペンスプレー(10mL)を合わせたギフトセット(税込1万5370円)を数量限定で発売した。ボックスは、エンボス加工でモチーフをあしらった高級感のあるデザインで、「Happy Spring Time」のメッセージを添えた。グッチ フレグランス取り扱い店舗で販売している。

「アルマーニ ビューティ」のギフトセット

 「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)は、母の日に向けたギフトとしてホワイトフローラルブーケのフレグランスとボディーローションをセットにした“マイ ウェイ コフレ”(1万6060円※編集部調べ)を発売した。

 “マイ ウェイ”は、「I am what I live” live(私の歩む道こそが、私をかたちづくるもの)」をコンセプトに、自分らしい生き方をさまざまな経験・出会いを通じて探求し続ける女性像とそのスピリットを表現したフレグランスだ。今回発売するコフレは、“マイ ウェイ オード パルファン”の50mLと15mLサイズ、“マイ ウェイ ボディ ローション”の50mLサイズをセット。サステナビリティに配慮し、高品質の植物由来成分をペアリングすることで香りのハーモニーを実現する。

「リファ」のヘアケアセット

 MTGの美容ブランド「リファ(REFA)」は、2023年母の日キャンペーンを5月14日まで実施している。母の日のプレゼントにピッタリな限定キットをそろえ、公式オンラインショップ(16日まで実施)や全国の百貨店、サロン顧客向けECサイト「B happy」を中心に展開している。

 限定キットの内容は売り場によって異なり、キャンペーンサイトでは、髪のからまりを防いで艶を与えるハートブラシレイとヘアウォーターフォーハートをセットした“リファハートブラシレイキット”(7800円税込、以下同)、健やかな頭皮に導くイオンケアブラシとヘアドライタオルをセットした“リファイオンケアブラシキット”(8030円)、ビューテック 自宅で本格的なヘッドスパ体験ができる電動ブラシのビューテック ヘッドスパと頭皮用美容液のホットドロップをセットした“リファビューテックヘッドスパキット”(3万5400円)、肌や髪の美しさを引き出すシャワーヘッドのファインバブル ピュアをセットした“リファファインバブルピュアキット”(3万円)をラインアップした。

ゲランのギフトボックス

 「ゲラン(GUERLAIN)」は母の日限定フレグランスコフレを発売した。母の日限定コフレは全4種で、“アクア アレゴリア コレクション”で人気の香り“マンダリン バジリック”125mサイズLと、同じ香りのミニサイズ、ベルガモットの香りのボディローションをセットにしたコフレ“アクア アレゴリア マンダリン バジリック コフレ”(1万9800円税込、以下同)や“アクア アレゴリア コレクション”のフローラル ウッディの香り、ネロリア ベチバーと同じ香りのミニサイズ、ベルガモットの香りのボディローションをセットにしたコフレ“アクア アレゴリア ネロリア ベチバー コフレ”(1万4520円)をラインアップ。

 そのほか、公式オンライン限定として“モン ゲラン”人気のフレグランス現品と同じ香りのミニサイズにボディーローションがセットになったコフレ“モン ゲラン オーデパルファン コフレ”(1万5400円)、インドの皇帝シャー・ジャハーンと美しい妃ムムターズ・マハルの情熱的な愛の物語に感銘を受けて誕生した香り・シャリマーをオーデパルファンやボディーローションで堪能できる“シャリマー オーデパルファン コフレ”(1万5400円)をそろえた。

「Nオーガニック」のスキンケアセット

 ライフスタイルビューティブランド「Nオーガニック(N ORGANIC)」は、母の日限定ギフトボックスを数量限定で販売している。今年は「母の日に、なに話そう。」をテーマに、“押し花”をモチーフにした4種のギフトボックスを展開している。

 4種のギフトボックスは、美白エイジングケアシリーズ“Nオーガニックブライト”からローションとクリームに加え、5月22日発売のフェイスマスクがセットになった“Nオーガニック ブライト スキンケア3点セット”(1万2430円税込、以下同)をはじめ、エイジングケアシリーズ“Nオーガニック ヴィ”からローションとクリームがセットになった“Nオーガニック ヴィ スキンケア2点セット”(1万1000円)や目元や口元など気になる部分にマッサージしながらケアもできるスポットケア美容液“Nオーガニック ヴィ リンクルパック エッセンス”のギフトボックス(7920円)、“Nオーガニック ヴィ”で人気の酵素泡洗顔“クリアホイップ フォーム”と美容液マスク“リンクルパック エッセンスマスク”が入ったギフトボックス(4950円)をラインアップした。

「ロクシタン」のギフトセット

 「ロクシタン(LOCCITANE)」は、母の日のギフトにもおすすめのキットを全国の店舗と公式オンラインサイトで販売している。提案しているのはギフトセット3種類で、バラの香りを楽しめるボディ、ハンドケア用品をセットにした“ローズ トリオ”(8635円税込、以下同)と“ローズ”シリーズのハンドクリームとスキンケア部門で人気の夜用美容液“イモーテル オーバーナイトリセットセラム”をボックスに入れた“リセット&ローズ”(9955円)、プロヴァンスを代表する3つのハーブの香りのハンドクリームが入った“エルバ ハンドトリオ”(4510円)。

「ラリン」のギフトセット

 イスラエル発のライフスタイルブランド「ラリン(LALINE)」は、母の日に向けた特別ギフトを4月21日から順次発売している。また、28日には日比谷花壇とコラボレーションしたフラワーギフトボックスが数量・店舗限定で登場する。

 母の日のギフト第1弾は、21日発売の限定フレグランス“グリーン リーブス ユズ”のボディーケアセット(5900円税込、以下同)。“グリーン リーブス ユズ”のバス&ボディーバブルとボディークリームをセットにしている。「ラリン」全店舗とオンラインショップで取り扱う。第2弾は、28日発売のフラワーギフトボックス(7400円)で、日比谷花壇との特別企画として、“ホワイト チェリー ブロッサム”のヘア&ボディーミストやハンドクリームと共に、ピンクやホワイトにバイオレットを挿し色に加えたドライフラワーをあしらった特別なギフトセットが登場する。ルミネエスト新宿店、ポルタ横浜店、イクスピアリ店、名古屋タカシマヤゲートタワーモール店、京都ポルタ店、ルクアイーレ大阪店とオンラインショップで販売する。

「ジョンマスターオーガニック」のギフトセット

 「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」は、母の日・父の日に向けたギフトセットを数量限定で発売した。ラインアップしたのは、ブラシとヘアミルクのセット(7920円)、シャンプーとコンディショナーのセット(4950円)、クレンザーとフェイスウォッシュのセット(7480円)など。ボックスは、変形ドットをあしらった、遊び心のあるデザインだ。それぞれ、直営店と公式オンラインストアで販売する。

まとめ

 5月14日の母の日。この日に日頃の感謝の気持ちを伝えようと考えている人は、そろそろギフト選びを本格化させる頃だろう。この記事が、少しでもギフト選びの役に立てば幸いだ。

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「ラナ・プラザ」の悲劇から10年 1100人以上の命日当日に現場を訪れた日本人女性リポート

 バンコクを経由して7年ぶりに降り立ったダッカの空港は閑散としていて、まるで別の国に来たような気がした。普段なら2時間近くかかることもあるホテルまでの道のりもスムーズで、さながら映画の撮影のための通行止め区間を進む気分だ。ラマダン(イスラム教徒の断食)明けのイード・アル=フィトル(ラマダン明けのお祭り)を祝いに、人々は人口の約15%が暮らす首都ダッカからそれぞれの村に帰省中という。

 出発前にバングラデシュ人の以前の仕事仲間やツテを頼って聞いてはいたが、この様子だと追悼行事は本当にないのかもしれない。国境はまたぐが、同じベンガル文化をともにするインド・コルカタ出身の大学教授は言っていた。「私たち南アジア人は、過去の災害を忘れようとするものなのです」と。それでもかまわない。私は、当時ラナ・プラザ(RANA PLAZA)の事故後に建物の安全性に関わるプロジェクトに携わり、そして洋服を愛するひとりとして、犠牲になった人々に花を手向けにやってきただけなのだから。

 10年前に突如として崩落し、死者1100人以上と負傷者2500人という甚大な犠牲を生んだ産業災害は、世界中のアパレル産業に衝撃を与えただけでなく、ずっと私の中でくすぶっていた。就業時間が終わると一斉に工場から出てくる民族衣装だった女性たちの姿を、西洋の服を着た同じアジア人として見たからかもしれない。

 2023年4月24日のダッカは朝から快晴で、その日も暑くなりそうだった。前の週の気温は40度を超えていたらしい。今日はジャムダニ織り(13年にユネスコの無形文化遺産に登録された)のサリーを選んだから、きっと暑さには耐えられるはず。メディアの仕事をする現地の友人の車で事故現場に到着してドアを開けると、メガホンからのけたたましい音に思わず耳を塞ぎたくなった。幹線道路に面して建っていたビルの崩落後、両隣のビルの間にはぽっかりと空き地が残り、自生したのかタロイモの緑の葉が生い茂った後は、埃っぽい街とのコントラストが異質な場所になっていた。

 だが今日は、その緑の葉も見えないくらいの人だかりだった。日本で行われる厳かな追悼行事とはちがい、そこにはプラカードや横断幕を持ち、犠牲者への保証、労働環境の改善や待遇向上、そしてアコード(縫製産業における労働者の安全性と健康を改善するための多国籍企業と労働者団体の取り組み)への全ての企業からの署名を求める声をあげる人々の姿があった。事後現場に仮に建てられたという慰霊碑には、犠牲者の関係者や各政党の労働組合などからの献花が崩れ落ちそうなほど供えられていた。ラナ・プラザは忘れられていなかった。

 ホテルを出る前に用意した小さな花束を慰霊碑に供え、事故で亡くなった1136人のことを思った。そのほとんどが貧しい村から出稼ぎにきた女性たちだった。ムスリム社会での女性の地位は決して高くはないが、世界2位を誇るバングラデシュの縫製業は女性たちに働く機会を与えた。機械化が難しい服の縫製は、まだまだ人の手にかかる必要があるからだ。彼女たちにとって、日に1ドル(135円)代の稼ぎ(ホワイトカラーの初任給は、月給3万〜4万円ほど)でも家計の足しにはなるし、その安い労働力のおかげで私たちは普段のファッションを楽しむことができている。ときに買いすぎては捨てるを繰り返し、毎年東京ドーム1.5杯分の焼却炉をいっぱいにしてるが。

「今も毎日飲んでいる」と
袋に入った大量の薬

 強い語調で声高に繰り広げられるデモ会場となった事故現場の一角に、静かに座る女性たちがいた。ラナプラザ事故の負傷者たちだ。彼女たちは静かに座り、メディアのインタビューなどに応えていた。時折感情が昂るのか、泣き出す女性の姿もあった。コルセットを服の上からつけている人もいた。ひとりの女性と目が合い手招きをされ近寄ると、いつものように「どこから来たのか?」と聞かれる。外国人は日本からのYouTuberと私以外、見当たらなかった(ただし現地にいなくてもヨーロッパを中心にそれぞれの地域で活動してる人はたくさんいる)。日本から来たことを伝えると、47歳というアジャイラ・ベーグム(Ajaira Begum)の表情が優しくなった気がした。一日中瓦礫の中に閉じ込められて夜になってやっと救出されたという彼女は、私の手を取り、きっと当時怪我をしたのであろう頭や腕、太ももなど、身体のあちこちを触らせてくれた。今も毎日飲んでいると、袋に入った大量の薬を見せてくれた。

 現地のメディアや労働組合の要求によると、当時5つの縫製会社がビルに入居していたが勤務していた階により補償額などは異なり、今もまだ治療やリハビリ、そして金銭的な支援を必要としてる人がいるという。負傷者は事故後CRPという障害者の治療や職業訓練を行う付近のリハビリ施設に入所したが、全ての人が恩恵を受けたわけでないそうだ。「両親の正義を」と書かれたプラカードをもつ少年の姿もあり(この日は3人の孤児が事故現場に来ていた)、まだ未成年の孤児や片親を無くした子どもたちのことも気になった。

ファーストリテイリングは
衣料品寄贈から待遇向上を継続

 ラナプラザの犠牲者と全国衣料労働者連盟(NGWF)は共同声明をだし、ラナプラザの日(4月24日)を国民追悼の日と制定し、12のブランドからの未だない謝罪や補償を要求。犠牲者への支援、権利・交渉権・ストライキ権を含む3つの基本権の確保、女性労働者へのハラスメントと差別の撤廃、バイヤーによる透明かつ合理的で公平な購入慣行、正式な記念碑とアパレル労働者のための病院の建設などを求めている。今後も、ビルオーナーの保釈取り消しを求める高等裁判所前と、バングラデシュで活動するすべてのブランドに対するアコードへの署名を求めるヒューマン・チェーン、そして12のブランドに対する抗議の黒旗デモを予定している。

 バングラデシュにはファーストリテイリングをはじめ、ワコールやグンゼなどが進出しているが、中でも現地で店舗を拡大していたファーストリテイリングは事故同年のアコードだけでなく、21年に発行された後継の新アコードにも署名している。同社は今年に入り4店舗を閉鎖しているが、他のショップでの販売に加え、配達業務は継続すると発表、現地での生産も継続中だ。国内の生産拠点では、環境や労働環境に配慮した取り組みを実施し、労働者の安全や待遇の向上に取り組む一方で、サプライチェーン全体においても環境保護や労働基準の向上に寄与している。またロヒンギャ難民に対する支援も行っており、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と提携し、約1000万ドル(約13億5000万円)相当の衣料品を寄贈、難民キャンプ内での教育や職業訓練提供などの支援を行っている。

 貧困層へのマイクロクレジットを提供することで経済的自立を促進するグラミン銀行と組んだ「グラミンユニクロ」は現地で温かく迎えられていたが、そもそもバングラデシュには親日家が多い。1971年の独立後にはすぐに外交関係を樹立し、その後は年間3000億円、累積額では世界で最も多額のODA(政府開発援助)を通じて現地への経済・人道支援を行ってきた。現在も空港設備やダッカメトロ(国内初の高速鉄道)の建設に日本政府と企業がかかわり、バングラデシュの発展に大きく寄与している。日本企業がバングラデシュでのビジネスを展開しやすくするためのインフラや規制環境が整備されている経済特区の共同開発も注目されている。またウクライナ戦争勃発後に重要度が増したバングラデシュの地政学的な動きからも目が離せない。

バングラディシュは26年
後発開発途上国を“卒業”予定

 GDPはこの10年で右肩上がりで、成長率は前年の7.1%から5.3%と予測されているものの、その伸びが0.8〜1.2%と鈍化している日本との差を感じる。特に、経済特区では日本企業をはじめとする外国企業の進出が加速し、投資や雇用創出が期待されることから、その成長率はさらに高まると考えられる。国連も26年のバングラデシュのLDC(後発開発途上国)の卒業を発表している。先述の経済特区開発や外交関係強化から、今後ますます日系企業の進出が容易になることを考えると、輸出の9割を占めるアパレル産業でのさらなる関係強化にも期待したい。

 消費者のサステナビリティへの意識の変化や国際的な環境保護、ラナ・プラザ事故などをきっかけとした労働環境の規制の強化に伴い、アパレル産業はさらに変革を迫られると予測される。その中で、日本企業は国内外でのエコ・エシカルな取り組みを拡大し、労働環境など消費者には見えにくい分野にも配慮することが求められるであろう。例えば、地域社会との連携を強化し、現地の労働者やコミュニティの福祉向上に貢献するプロジェクトや、技術移転を通じてバングラデシュの産業基盤を向上させる取り組み、日本の障害者雇用枠などのスキームを使った救済措置など、まだまだできることがありそうだ。そうした企業は今後、インバウンドを含む国際的な市場で選ばれていくだろう。バングラデシュの経済発展のためにも、ラナ・プラザ事故を教訓にした日系企業のグリーン・クリーンな展開がますます期待される。バングラデシュと日本企業との協力がさらに進むことで、アパレル産業におけるエコ・エシカルな取り組みが一層加速すれば、持続可能な未来に繋がる。

 読者の中にもラナ・プラザのメモリアルデーに心を寄せた人がいるに違いない。現地で手向けた花束は小さなものだったが、そこには皆さんの大きな思いが集まっていたはずだ。休憩をはさみ現地に戻ると、あれだけ騒がしかったラナ・プラザ跡地はいつもの静かな空き地に戻っていた。もう一度緑の葉の繁る工場跡地に手を合わせ、いつかこの場所に小さな「JAPAN」の文字が刻まれることを想像してみた。静かにハンガーストライキを続ける数人の女性たちに一礼し、その埃っぽい一角をあとにした。

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ユニクロ4月度は1.7%増 月後半の気温低下で客数は5.4%減

 専門店チェーン、セレクトショップの2023年4月度売上高(既存店ベース)は、月前半が高気温で推移したことで、春物が動いたという声が目立った。

 国内ユニクロは前年同期比1.7%増。昨年4月が同15.8%増と大きく伸ばしていたこともあり、やや抑えめ。客数は同5.4%だった。「月後半に気温が下がり、客数に影響した。売れたのはタックワイドパンツやカーゴパンツ、ラウンドミニショルダーバッグなどの春夏の新作など」(広報担当者)。

 しまむらの「ファッションセンターしまむら」は同3.4%増。同社は3月21日〜4月20日の集計であり、3月下旬が暖かかったことで「婦人・紳士の初夏、夏物のアウター衣料や服飾雑貨が売り上げを伸ばした」(発表資料から)。

 良品計画の「無印良品」は同14.2%減と苦戦。先月は30%以上の大幅増だった衣服・雑貨カテゴリーも同4.4%減と再び前年実績割れとなった。前年4月に実施していた「無印良品週間」を3月に前倒ししていた影響が大きいという。

 アダストリアは同14.8%増。「気温上昇と共に春夏商品の販売が好調、大型連休に向けた外出需要増も寄与した」(発表資料から)。また、昨年は3月中に実施したポイント還元キャンペーンを月初〜10日まで行った効果も大きい。

 ユナイテッドアローズは同10.9%増だった。「気温上昇と共に春物や初夏物が動いた。ジャケット、スーツなどのビジネスアイテムに加え、カジュアルアイテムも動いた」(発表資料から)。

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仏発レインウエア「ケーウェイ」が長場雄とコラボ 日本限定で発売

 フランス発のレインウエアブランド「ケーウェイ(K-WAY)」は、アーティストの長場雄とのコラボコレクションを日本限定で発売した。

 ブランドの定番である“ル・ブレ”シリーズのフルジップの“クロード(CLAUDE)”(3万5200円税込、以下同)、プルオーバータイプの “レオン(LEON)”(3万7400円)、ユニセックスなレインコートの“エッフェル(EIFFEL)”(3万9600円)の裏地に、長場によるフランス映画の登場人物のイラストを配した。また、バケットハット(1万4300円)やスマホショルダー(1万1000円)などの雑貨には、ブランドのロゴやエッフェル塔を長場らしいタッチであしらっている。

 ケーウェイ渋谷店と公式オンラインストアで取り扱っている。

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ウエディングドレス最新トレンド 2024年春夏はカラードレスやワンショルダーが人気

 米国では、コロナ禍が落ち着きを見せた2022年後半から結婚式が急激に増加しており、その勢いは23年も続いている。米「WWD」によれば、白のクラシカルなウエディングドレスの人気が衰えることはないものの、24年春夏シーズンは淡いブルーやピンク、鮮やかなレッドやイエローなどのカラフルなドレスも台頭。結婚式後もさまざまなオケージョンに着用できることが、サステナビリティや経済的な観点から歓迎されているという。また、ワンショルダーやコルセットを取り入れた個性的なドレスもトレンドとなっている。ここでは、人気のデザインをピックアップした。

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【2023年母の日】「サボン」がオリジナルギフト作り体験を開催 ドライフラワーをアップサイクル

 「サボン(SABON)」は、東京・中目黒にある旗艦店「サボン アトリエ スパ(SABON L’ATELIER SPA)」で、好きなドライフラワーと商品をセットにしたオリジナルギフトボックス作りが体験できるワークショップを、5月3日〜14日に開催する。

 同ワークショップは、本来は廃棄される“ロスフラワー“をドライフラワーにアップサイクルして商品やブーケとともにセットしたオリジナルギフトボックスを作るというもの。ドライフラワーは同ブランドで人気の香り“パチュリ・ラベンダー・バニラ”“デリケート・ジャスミン“”グリーン・ローズ“”ホワイトティー“にインスパイアされた4種を用意した。

 参加条件は商品1点以上およびギフトボックスの購入。参加費は税込1650円で、ドライフラワーと10分間のハンドマッサージチケット付きだ。所要時間は15分で、ビューティアドバイザーがドライフラワーのアレンジまで提案する。

■ SABON × RIN 『FLOWER SHOP』
日程:5月3日~14日
時間:11:00〜20:00(最終受付19:30)
場所:サボン アトリエ スパ(SABON L’ATELIER SPA)
住所:東京都目黒区上目黒1-17-3

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米発「マナスタッシュ」ד便所サンダル”の「ベンチ」 持ち運び可能なアウトドアサンダルを発売

 アウトドアブランドの「マナスタッシュ(MANASTASH)」は、“便所サンダル”をアップデートするブランド「ベンチ(BENCH)」とコラボした商品を発売した。

 アッパーには牛革を採用し、そこにウェービングテープを編み込む。価格は1万1000円(税込)だ。「マナスタッシュ」オリジナルのカラビナが付属するため、バッグやパンツのベルトループに付けて持ち運ぶこともできる。

 「マナスタッシュ」は1993年に米国・シアトルで創業。「ベンチ」は2018年に奈良県でスタートした。“便所サンダル”や“ベンサン”と呼ばれるPVC素材のサンダルをアップデートしている。

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米発「マナスタッシュ」ד便所サンダル”の「ベンチ」 持ち運び可能なアウトドアサンダルを発売

 アウトドアブランドの「マナスタッシュ(MANASTASH)」は、“便所サンダル”をアップデートするブランド「ベンチ(BENCH)」とコラボした商品を発売した。

 アッパーには牛革を採用し、そこにウェービングテープを編み込む。価格は1万1000円(税込)だ。「マナスタッシュ」オリジナルのカラビナが付属するため、バッグやパンツのベルトループに付けて持ち運ぶこともできる。

 「マナスタッシュ」は1993年に米国・シアトルで創業。「ベンチ」は2018年に奈良県でスタートした。“便所サンダル”や“ベンサン”と呼ばれるPVC素材のサンダルをアップデートしている。

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「ナイキ」がウィメンズカテゴリー強化 本国VPがみる日本ならではの課題とは?

 「ナイキ(NIKE)」は、ウィメンズカテゴリーを強化している。2020年には、ウィメンズカテゴリーを監修するデザインリーダーを設け、商品開発を加速してきた。来日したケイトリン・キス=ウィメンズ・パフォーマンスアパレル・グローバル VPは、「この2~3年で、女性特有のニーズに包括的に応えられるようイノベーションに対する投資を倍増させている。あらゆるライフステージの女性たちに向けて提案する土台は整ったので、今後は顧客のフィードバッグを丁寧に聞きながら既存商品に修正を加えていく」と話す。

 これまでに、過去最多の30サイズをそろえた“フライニットブラ”、妊娠中や出産後の女性のニーズに沿って開発した“ナイキ (M)”コレクション、独自技術で汗染みを解消した“ナイキ ステルス エバポレーション”、サイズ展開を4Xまで広げたプラスサイズ向けのアパレルコレクションなどを発表。課題は豊富な商品バリエーションの中からそれぞれの機能性やターゲットの違いを的確に消費者に伝えていくコミュニケーション面だといい、店頭やEC、アプリなどのさまざまなチャネルで施策を練る。

 日本では、柔らかな履き心地の“ゼンビー レギンス”などが売れている。キス=ウィメンズ・パフォーマンスアパレル・グローバル VPは日本市場特有の課題について「欧米では女性がレギンスで街を歩いている姿をよく見かけるが、日本やアジアではフィットネスが好きな女性にとってそれは非常に心理的ハードルが高いようだ。私たちが日本で商品を販売する上でも興味深い課題で、もっと商品の心地よさを改善するべきなのか、レギンスやブラ以外の商品を開発するべきなのかなどを考えている」と話し、今後はローカルイベントなどを増やし、このような地域特有の課題やニーズを拾っていくという。

新作2型を発売 生理中の運動もサポート

 5月には生理中の運動をサポートする新作ショーツ“ピリオド”(税込7700円)と、新作シューズ“ナイキ モティバ”(同1万2100円)の発売も控える。5月上旬発売予定の“ピリオド”は、クロッチ部分に超薄型の吸水ライナーを搭載する。多くの検証や試着テストを行いながら、タンポン、ナプキンまたは月経カップと併用して着用できるよう生地の機能性を高めることに注力し、水分を吸収して留める2層のまちとライナーに漏れを防ぐ層を組み合わせた。

 また25日発売予定の“ナイキ モティバ”は、走行中の体重移動をサポートするロッキングチェアのような形状のソールと、着地時の衝撃を吸収する“クシュロン 3.0 フォーム”が特徴だ。アウトソールには、負荷がかかる位置を計算して凹凸を配置するなどし、運動中の疲労を軽減させる設計を追求した。

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伊藤忠「繊維月報」、63年の歴史に幕 757号で休刊

 伊藤忠商事の繊維カンパニーが1960年以来、毎月発行してきた「繊維月報」が2023年5月の757号をもって休刊する。「繊維月報」は1960年の創刊以来、「繊維業界の半歩先を見据え、ビジネスのヒントを提供する」をコンセプトに、同社グループの社員だけでなく、有力企業のキーパーソンインタビューなども掲載。いまで言うところの企業によるオウンドメディアの先駆けであり、ネットが台頭するまではフレッシュなビジネス情報のソースにもなっており、同社の多岐に渡る取引先に無料で郵送していた。最終号の757号は、武内秀人・繊維カンパニープレジデントを筆頭に、繊維部門の4人の幹部対談、業界紙「繊維ニュース」の寄稿、伊藤忠ファッションシステムによるマーケット分析連載「ワールド レビュー」だった。

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伊藤忠「繊維月報」、63年の歴史に幕 757号で休刊

 伊藤忠商事の繊維カンパニーが1960年以来、毎月発行してきた「繊維月報」が2023年5月の757号をもって休刊する。「繊維月報」は1960年の創刊以来、「繊維業界の半歩先を見据え、ビジネスのヒントを提供する」をコンセプトに、同社グループの社員だけでなく、有力企業のキーパーソンインタビューなども掲載。いまで言うところの企業によるオウンドメディアの先駆けであり、ネットが台頭するまではフレッシュなビジネス情報のソースにもなっており、同社の多岐に渡る取引先に無料で郵送していた。最終号の757号は、武内秀人・繊維カンパニープレジデントを筆頭に、繊維部門の4人の幹部対談、業界紙「繊維ニュース」の寄稿、伊藤忠ファッションシステムによるマーケット分析連載「ワールド レビュー」だった。

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カール・ラガーフェルドへのオマージュが満開 メトロポリタン美術館の「ア・ライン・オブ・ビューティ」現地リポート

 アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館で5月2日(現地時間)の朝、2019年に亡くなったカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の偉業を讃える回顧展「ア・ライン・オブ・ビューティ」のオープニングイベントが行われた。メトロポリタン美術館コスチューム・インスティテュートの今年の特別展は、5日にスタート。7月16日までの期間限定でお披露目される。偉大なるデザイナーへオマージュを捧げる回顧展を一般公開に先駆けてリポートする。

メットガラ同日のプレスプレビューは
すでに熱気を帯びていた

 毎年エンターテインメントとしても注目の「メットガラ」当日の朝に行われた「ア・ライン・オブ・ビューティ」のオープニング。メトロポリタン美術館のエントランスは、カール・ラガーフェルドの横顔を模したイラストの大きなテントで覆われ、朝からセレブ待ちの人々やマスコミのカメラマンでごった返していた。オープニングイベントの会場も、立ち見が出るほど。カールにオマージュを捧げるべく、「シャネル(CHANEL)」に身を纏った人々があちこちで見受けられた。

 オープニングでは、今回キュレーターを務めたメトロポリタン美術館コスチューム・インスティテュートのアンドリュー・ボルトン( Andrew Bolton)や友人のカーラ・ブルーニ(Carla Bruni)が生前のカール・ラガーフェルドとのエピソードを交えながら挨拶した。オープニングにはアナ・ウィンター(Anna Wintour)米「ヴォーグ(VOGUE)」編集長兼コンデナスト(CONDENAST)アーティスティック・ディレクターをはじめ、トム・ブラウン(Thom Browne)の姿もあった。

 本展では、1950年代から生前最後となった2019年のコレクションから厳選した200点以上の作品がカールの直筆のデッサンとともにトリビュートとして展示されている。「シャネル」「フェンディ(FENDI)」「クロエ(CHLOE)」、そして自身のブランドとなる「カール・ラガーフェルド」といったさまざまな特徴を持つブランドを多彩なアイデアと精緻な手仕事で未来を見据えたデザインとして形にしてきた様子が垣間見える。一人のデザイナーの功績は、まるでファッションの一つの時代を切り取ったかのような見応えだ。

曲線が織りなす対比のクリエーション

 ドキドキとした心持ちで会場へ足を踏み入れると、カールの華麗なデッサンの様子を映し出したスクリーンが出迎えてくれた。今回の回顧展でもほとんどのルックにデッサンが添えられているが、彼のクリエイションはデッサンから始まると言っても過言ではないほど、要となるものなのだろう。ちなみに「ア・ライン・オブ・ビューティ」の展示スペースのデザインは、安藤忠雄が手がけている。両者の出会いは1996年というが、ラガーフェルドのアトリエを再現した展示スペースの中にも安藤の本が置かれているなど、生前から交流があったという。今回は直線と曲線が生み出すダイナミズムを表現している。

 展示スペースの最初の部屋は、カールのデッサンを緻密な手仕事によって具現化してきたプルミエールたちがラガーフェルドとの思い出をフランスの映像作家ロイック・プリジェン(Loïc Prigent)によるインタビューで語った映像とともにコレクションが紹介されている。ファーやスパンコールがさまざまなテクニックによってルックに落とし込まれているのを間近で見ることができるが、カールという一人のデザイナーが「シャネル」「フェンディ」「クロエ」のメゾンの特徴を捉えながら、プルミエールが最高のテクニックで仕上げているチームプレーに感嘆する。

 テーマによってさまざまな部屋が登場するが、「ア・ライン・オブ・ビューティ」はロココ時代の画家ウィリアム・ホガース(William Hogarth)の「美の解析」から着想を得ている。カールのコレクションは直線と曲線からインスピレーションを得て二面性を強調していると言われているが、本展でもさまざまな曲線に焦点をあて、「フェミニン・ライン/マスキュリン・ライン」「ロマンティック・ライン/ミリタリー・ライン」「ヒストリカル・ライン/フューチャリスティック・ライン」など、対比するテーマを掲げたコレクションが一つの部屋に飾られている。実際に一つ一つのルックを間近で目にすると、オートクチュール並の精緻な技術に驚かされる。また「シャネル」や「フェンディ」など、元々メゾンが持つイメージをラガーフェルド流にデザインに落とし込んでいるのは理解できるが、一つの回顧展を通して見ると、そのクリエーションの幅の広さを改めて感じることができる。

常に未来を見据える。
ファッションには遊び心を

 約65年にも渡ってファッションデザイナーとしてトップを走り続けてきたカールは固定概念に捉われず、常に未来を見据えてきた。さまざまな年代が入り混じる回顧展を見回しても、全てのルックがタイムレスなものに見えてくる。メゾンのアーカイブを大切にしながらも、ファッションの楽しさを忘れないデザインを盛り込むなど、ここでも二面性を大切にしている。特に「カール・ラガーフェルド」では自身をキャラクター化するなど、ちょっとした皮肉や遊び心を最大限に活かしている。

 多くの偉大なるデザイナーの中でもさまざまなメゾンを手がけ、一時代を築いてきたカール・ラガーフェルド。彼へのオマージュとなる「ア・ライン・オブ・ビューティ」をお見逃しなく。

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カール・ラガーフェルドへのオマージュが満開 メトロポリタン美術館の「ア・ライン・オブ・ビューティ」現地リポート

 アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館で5月2日(現地時間)の朝、2019年に亡くなったカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の偉業を讃える回顧展「ア・ライン・オブ・ビューティ」のオープニングイベントが行われた。メトロポリタン美術館コスチューム・インスティテュートの今年の特別展は、5日にスタート。7月16日までの期間限定でお披露目される。偉大なるデザイナーへオマージュを捧げる回顧展を一般公開に先駆けてリポートする。

メットガラ同日のプレスプレビューは
すでに熱気を帯びていた

 毎年エンターテインメントとしても注目の「メットガラ」当日の朝に行われた「ア・ライン・オブ・ビューティ」のオープニング。メトロポリタン美術館のエントランスは、カール・ラガーフェルドの横顔を模したイラストの大きなテントで覆われ、朝からセレブ待ちの人々やマスコミのカメラマンでごった返していた。オープニングイベントの会場も、立ち見が出るほど。カールにオマージュを捧げるべく、「シャネル(CHANEL)」に身を纏った人々があちこちで見受けられた。

 オープニングでは、今回キュレーターを務めたメトロポリタン美術館コスチューム・インスティテュートのアンドリュー・ボルトン( Andrew Bolton)や友人のカーラ・ブルーニ(Carla Bruni)が生前のカール・ラガーフェルドとのエピソードを交えながら挨拶した。オープニングにはアナ・ウィンター(Anna Wintour)米「ヴォーグ(VOGUE)」編集長兼コンデナスト(CONDENAST)アーティスティック・ディレクターをはじめ、トム・ブラウン(Thom Browne)の姿もあった。

 本展では、1950年代から生前最後となった2019年のコレクションから厳選した200点以上の作品がカールの直筆のデッサンとともにトリビュートとして展示されている。「シャネル」「フェンディ(FENDI)」「クロエ(CHLOE)」、そして自身のブランドとなる「カール・ラガーフェルド」といったさまざまな特徴を持つブランドを多彩なアイデアと精緻な手仕事で未来を見据えたデザインとして形にしてきた様子が垣間見える。一人のデザイナーの功績は、まるでファッションの一つの時代を切り取ったかのような見応えだ。

曲線が織りなす対比のクリエーション

 ドキドキとした心持ちで会場へ足を踏み入れると、カールの華麗なデッサンの様子を映し出したスクリーンが出迎えてくれた。今回の回顧展でもほとんどのルックにデッサンが添えられているが、彼のクリエイションはデッサンから始まると言っても過言ではないほど、要となるものなのだろう。ちなみに「ア・ライン・オブ・ビューティ」の展示スペースのデザインは、安藤忠雄が手がけている。両者の出会いは1996年というが、ラガーフェルドのアトリエを再現した展示スペースの中にも安藤の本が置かれているなど、生前から交流があったという。今回は直線と曲線が生み出すダイナミズムを表現している。

 展示スペースの最初の部屋は、カールのデッサンを緻密な手仕事によって具現化してきたプルミエールたちがラガーフェルドとの思い出をフランスの映像作家ロイック・プリジェン(Loïc Prigent)によるインタビューで語った映像とともにコレクションが紹介されている。ファーやスパンコールがさまざまなテクニックによってルックに落とし込まれているのを間近で見ることができるが、カールという一人のデザイナーが「シャネル」「フェンディ」「クロエ」のメゾンの特徴を捉えながら、プルミエールが最高のテクニックで仕上げているチームプレーに感嘆する。

 テーマによってさまざまな部屋が登場するが、「ア・ライン・オブ・ビューティ」はロココ時代の画家ウィリアム・ホガース(William Hogarth)の「美の解析」から着想を得ている。カールのコレクションは直線と曲線からインスピレーションを得て二面性を強調していると言われているが、本展でもさまざまな曲線に焦点をあて、「フェミニン・ライン/マスキュリン・ライン」「ロマンティック・ライン/ミリタリー・ライン」「ヒストリカル・ライン/フューチャリスティック・ライン」など、対比するテーマを掲げたコレクションが一つの部屋に飾られている。実際に一つ一つのルックを間近で目にすると、オートクチュール並の精緻な技術に驚かされる。また「シャネル」や「フェンディ」など、元々メゾンが持つイメージをラガーフェルド流にデザインに落とし込んでいるのは理解できるが、一つの回顧展を通して見ると、そのクリエーションの幅の広さを改めて感じることができる。

常に未来を見据える。
ファッションには遊び心を

 約65年にも渡ってファッションデザイナーとしてトップを走り続けてきたカールは固定概念に捉われず、常に未来を見据えてきた。さまざまな年代が入り混じる回顧展を見回しても、全てのルックがタイムレスなものに見えてくる。メゾンのアーカイブを大切にしながらも、ファッションの楽しさを忘れないデザインを盛り込むなど、ここでも二面性を大切にしている。特に「カール・ラガーフェルド」では自身をキャラクター化するなど、ちょっとした皮肉や遊び心を最大限に活かしている。

 多くの偉大なるデザイナーの中でもさまざまなメゾンを手がけ、一時代を築いてきたカール・ラガーフェルド。彼へのオマージュとなる「ア・ライン・オブ・ビューティ」をお見逃しなく。

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アーバンリサーチ ドアーズ×「アディダス オリジナルス」の“スーパースター” 20周年を記念して

 セレクトショップのアーバンリサーチ ドアーズは今秋、20周年を迎えることを記念して「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」とコラボしたスニーカー“スーパースター”を発売した。価格は1万6500円(税込)。

 白のボディーにスエードで“スリーストライプス”を表現し、“シェルトゥ”(放射状の貝殻のようなトゥの意匠)やアウトソールをオフホワイトにすることで「ビンテージライクに仕上げた」(アーバンリサーチ ドアーズ)。

 また、「1980年代の“スーパースター”を再現した。当時のモデルに採用された“金ベロ”(金色のベロのあしらい)にも注目してほしい」と続ける。

 “スーパースター”は「アディダス オリジナルス」を代表するスニーカーの一つ。

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オンライン試着「ユニサイズ」がUIデザイン刷新

 メイキップは、主力製品のオンライン試着サービス「ユニサイズ(UNISIZE)」の大幅なリニューアルを行う。デザイン雑誌「AXIS」を発行するアクシスの「AXISデザイン研究所」と組み、ロゴやUIデザインを刷新するほか、新機能も追加する。「ユニサイズ」は250サイト以上に導入され、200万MAU(月間アクティブユーザー数)を持つ。オンライン試着サービスでは、競合の「バーチャサイズ」とシェアを分け合っている。デザインの刷新で、海外展開とシェア拡大にはずみをつける。

 メイキップはセプティーニとドリコムを経て、塚本真吾社長CEOが2015年2月に創業、16年から簡単なアンケートに答えるだけで体型にあったサイズの商品をオススメする「ユニサイズ」をスタートした。2019年には日鉄物産(現MNインターファッション)が出資している。

 今回のデザイン刷新では、AXISデザイン研究所のサポートも受けながら国内外のユーザビリティー評価や感性評価だけでなく、定性分析やコレスポンデンス分析なども組み合わせている。

 6月中旬に実装を予定しているおり、今後は新機能の追加も行う。

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BTSのSUGAがソロ初のワールドツアーで「ヴァレンティノ」のボンバージャケットを着用

 BTSのSUGAは、ソロ初となるワールドツアー「Agust D TOUR 'D-DAY'」で、ピエールパオロ・ピッチョーリ「ヴァレンティノ(VALENTINO)」クリエイティブ・ディレクターがデザインした衣装を着用した。

 主役は、背面にトーン・オン・トーンのスパンコール刺しゅうで“D-DAY”の文字をあしらったボンバージャケットで、SUGAはパンツやブーツまで黒で統一した。

 なお、ボンバージャケットは黒×白のリバーシブル仕様で、白を表にした際にはオーバーサイズのTシャツとブルージーンズをコーディネートした。

 SUGAは韓国発の7人組ボーイズグループ、BTSのメンバー。今年、「ヴァレンティノ」のアンバサダーに就任した。

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「メイベリン ニューヨーク」の人気マスカラ“スカイハイ”から新色2色登場

 「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」は5月20日、昨年9月に日本上陸したマスカラ“スカイハイ”(税込1639円、編集部調べ)から“あさやけルビー”“ゆうやけオレンジ”の2色を全国のドラッグストアやバラエティーショップなどで発売する。アマゾンや楽天、@cosmeでは先行販売中だ。

 “スカイハイ”は、まつ毛を伸ばして1日中リフト効果持続できるとしてSNSを中心に話題を集め、2022年下半期のベストコスメを数々受賞するほど人気のアイテム。2月にはブラックに次ぐ新色として“たそがれブラウン”が登場し、アマゾンの「メイベリン ニューヨーク」公式店でブランド史上最大の予約販売数を記録した。今回打ち出す“あさやけルビー”“ゆうやけオレンジ”は、朝日、夕日に染まる空の色を反映。“あさやけルビー”は朝日に照らされパールがきらめく様子を表現、“ゆうやけオレンジ”は夕暮れでもしっかり発色する色となっている。

 新色2色も“スカイハイ”の特徴であるアーチ状に並んだ5列のコームを採用。まつ毛を逃さずマスカラ液を根元からしっかりとつけることができるほか、補修成分によりまつ毛を守る。ウォータープルーフ仕様で汗や水にも強くきれいな仕上がりが持続する。

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「ディオール」と京都大学iPS細胞研究所が共同で肌老化研究に取り組む理由 LVMHリサーチ所長「ゴールは1つではない」

 「ディオール(DIOR)」の研究開発施設であるLVMHリサーチと京都大学iPS細胞研究所(CiRA、サイラ)は2019年から幹細胞に関する共同研究をスタートした。20年以上にわたり、肌の若々しさにかかわる表皮幹細胞の研究事業を続けてきた「ディオール」がCiRAとともに取り組む研究とは?

WWD:「ディオール」はスキンケア領域でR&Dに大きな投資を行なってきた。

ブリューノ・バヴーゼLVMHリサーチ所長(以下、バヴーゼ):良い商品を作るためにまずサイエンスの側面からアプローチした結果、R&Dを強化してきた経緯がある。1月には美容液“カプチュール トータル セラム”を発売した。同シリーズの初代商品が登場した1986年当時、私自身はこのプロジェクトに携わっていなかったが、相当な投資額だったことは言っておきたい。なぜそこまでになったかというと、通常であれば医学分野で活用される研究結果をコスメティクス分野に適用したほぼ最初の企業だったからだ。その中でさまざまな発見があり、もっと納得できる商品が作れるのではとの思いが強くなり、さらに探究を深める流れになった。もちろんサイエンスだけでなく、使う喜びの側面も追求している。

WWD:外部との連携にも積極的だ。

バヴーゼ:今の時代、1社だけで全ての解を見出すのは到底不可能だ。研究を加速させるためにパートナーシップの模索を続け投資額も増やしてきた。バイオプリントの分野でフランスのスタートアップと提携したり、バイオロジーの分野で幹細胞の研究をしたり投資額は増えている。バイオプリントの技術を幹細胞研究で応用したのも世界初で、これも偉業と言えるだろう。

WWD:ディオール サイエンス(LVMHリサーチ)とサイラ(CiRA)の共同研究の目的は?

クヌート・ウォルツェン京都大学iPS細胞研究所准教授(以下、ウォルツェン):共同研究は2019年からスタートしているが、当初面会した際に互いの研究内容をかなりオープンな形で意見交換した。その結果、肌の加齢の仕組みを理解したい思いが共通であることやそれぞれの視点が分かったので、研究が重複する部分についてはパートナーシップを組むことが有用であるとの判断に至った。もちろん究極的な目的は別かもしれないが、人間の体や健康のメカニズムを深く理解する点では一致している。

WWD:幹細胞研究は、従来の治療法では効果が得られなかった疾病の新たな治療の選択肢として期待されている段階だ。

ウォルツェン:幹細胞研究を疾病の治療に役立てるのはもちろん重要だがそれだけではいささか保守的で、もっと広範にテクノロジーを活用することをわれわれは願っている。この共同研究で皮膚の加齢プロセスを解明できれば、再生医療にとどまらず、もっと広いところでそれを応用できる可能性がある。患者だけでなく一般市民にも価値あるテクノロジーを理解してもらうことは大切だ。それが結果的に人類のためになっていくとわれわれは考えている。

WWD:共同研究のゴールや期間はどう考えているか。

バヴーゼ:ゴールは1つに絞っていない。この研究領域はグローバル規模でナレッジを蓄積し共有しあったその先に見えてくるものを目指している。その中で肌老化の仕組みや根本原因についてどんどん明らかになってきている。最も先進的な技術を扱っているからこそ、このパートナーシップは時間をかけていく必要があり、長きにわたり続くものになるだろう。徹底的に理解するプロトコルを定めて信頼できる結論付けを行なっていく過程そのものが非常に大切だ。研究対象である幹細胞は非常にポテンシャルが大きいと確信している。幹細胞に関する理解が深まり技術が進化を遂げれば医療だけでなく化粧品へ応用ができるし、化粧品の機能を押し上げる力になるだろう。

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「ディオール」と京都大学iPS細胞研究所が共同で肌老化研究に取り組む理由 LVMHリサーチ所長「ゴールは1つではない」

 「ディオール(DIOR)」の研究開発施設であるLVMHリサーチと京都大学iPS細胞研究所(CiRA、サイラ)は2019年から幹細胞に関する共同研究をスタートした。20年以上にわたり、肌の若々しさにかかわる表皮幹細胞の研究事業を続けてきた「ディオール」がCiRAとともに取り組む研究とは?

WWD:「ディオール」はスキンケア領域でR&Dに大きな投資を行なってきた。

ブリューノ・バヴーゼLVMHリサーチ所長(以下、バヴーゼ):良い商品を作るためにまずサイエンスの側面からアプローチした結果、R&Dを強化してきた経緯がある。1月には美容液“カプチュール トータル セラム”を発売した。同シリーズの初代商品が登場した1986年当時、私自身はこのプロジェクトに携わっていなかったが、相当な投資額だったことは言っておきたい。なぜそこまでになったかというと、通常であれば医学分野で活用される研究結果をコスメティクス分野に適用したほぼ最初の企業だったからだ。その中でさまざまな発見があり、もっと納得できる商品が作れるのではとの思いが強くなり、さらに探究を深める流れになった。もちろんサイエンスだけでなく、使う喜びの側面も追求している。

WWD:外部との連携にも積極的だ。

バヴーゼ:今の時代、1社だけで全ての解を見出すのは到底不可能だ。研究を加速させるためにパートナーシップの模索を続け投資額も増やしてきた。バイオプリントの分野でフランスのスタートアップと提携したり、バイオロジーの分野で幹細胞の研究をしたり投資額は増えている。バイオプリントの技術を幹細胞研究で応用したのも世界初で、これも偉業と言えるだろう。

WWD:ディオール サイエンス(LVMHリサーチ)とサイラ(CiRA)の共同研究の目的は?

クヌート・ウォルツェン京都大学iPS細胞研究所准教授(以下、ウォルツェン):共同研究は2019年からスタートしているが、当初面会した際に互いの研究内容をかなりオープンな形で意見交換した。その結果、肌の加齢の仕組みを理解したい思いが共通であることやそれぞれの視点が分かったので、研究が重複する部分についてはパートナーシップを組むことが有用であるとの判断に至った。もちろん究極的な目的は別かもしれないが、人間の体や健康のメカニズムを深く理解する点では一致している。

WWD:幹細胞研究は、従来の治療法では効果が得られなかった疾病の新たな治療の選択肢として期待されている段階だ。

ウォルツェン:幹細胞研究を疾病の治療に役立てるのはもちろん重要だがそれだけではいささか保守的で、もっと広範にテクノロジーを活用することをわれわれは願っている。この共同研究で皮膚の加齢プロセスを解明できれば、再生医療にとどまらず、もっと広いところでそれを応用できる可能性がある。患者だけでなく一般市民にも価値あるテクノロジーを理解してもらうことは大切だ。それが結果的に人類のためになっていくとわれわれは考えている。

WWD:共同研究のゴールや期間はどう考えているか。

バヴーゼ:ゴールは1つに絞っていない。この研究領域はグローバル規模でナレッジを蓄積し共有しあったその先に見えてくるものを目指している。その中で肌老化の仕組みや根本原因についてどんどん明らかになってきている。最も先進的な技術を扱っているからこそ、このパートナーシップは時間をかけていく必要があり、長きにわたり続くものになるだろう。徹底的に理解するプロトコルを定めて信頼できる結論付けを行なっていく過程そのものが非常に大切だ。研究対象である幹細胞は非常にポテンシャルが大きいと確信している。幹細胞に関する理解が深まり技術が進化を遂げれば医療だけでなく化粧品へ応用ができるし、化粧品の機能を押し上げる力になるだろう。

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【2023年夏コスメ】「M・A・C」が全10色のカラフルなプランプリップを発売

 「M・A・C」は6月2日、新作のプランプリップバーム“スクワート プランピング グロス スティック”(全10色、税込各3520円)を発売する。

 同商品はふっくらとしたジューシーな唇を演出できるカラーリップバームだ。気になる乾燥を防ぐ、シアバターやアボカドオイルなどの潤い成分を配合した。滑らかなつけ心地で、生き生きとしたボリュームのある唇に仕上げる。カラーラインアップは、2000年代を思わせるポップな色味の10色でSNS映えするカラフルなパッケージを採用した。

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【2023年夏コスメ】「M・A・C」が全10色のカラフルなプランプリップを発売

 「M・A・C」は6月2日、新作のプランプリップバーム“スクワート プランピング グロス スティック”(全10色、税込各3520円)を発売する。

 同商品はふっくらとしたジューシーな唇を演出できるカラーリップバームだ。気になる乾燥を防ぐ、シアバターやアボカドオイルなどの潤い成分を配合した。滑らかなつけ心地で、生き生きとしたボリュームのある唇に仕上げる。カラーラインアップは、2000年代を思わせるポップな色味の10色でSNS映えするカラフルなパッケージを採用した。

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【2023年夏コスメ】「ジルスチュアート ビューティ」がトロピカルフルーツのひんやりコスメ発売

 「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は6月16日、フローズンタッチのローションや日焼け止めスプレーなど限定アイテム全4種を発売する。全商品に共通でトロピカルフルーツをベースにした夏らしい香りに仕上げている。

 新登場の頭皮用トリートメント“アイシーヘッドシャワー”(90g、税込1980円、以下同)はフローズンタッチのローションで、パチパチ弾ける感触が特徴。果実のエキスや花のエキスを配合し、紫外線を浴びた頭皮に潤いを与える。 そのほか、ベタつかない感触で夏でもさらりと使える“ハンドエッセンス”(30g、1320円)、全身用ミスト“エブリシングミスト”(200mL、3300円)、全身に使える日焼け止めスプレー“ エブリデイブライト UVプロテクター スプレー”[SPF50+/PA++++](60g、2200円)をラインアップする。

 共通の香りである“マンゴー&パッション ホワイトフローラル”は、マンゴーをはじめとしたトロピカルフルーツの甘い芳香からパッションフルーツやカシスなどの甘酸っぱい香りを経て、エキゾチックなジャスミンやプルメリアをアクセントにしたホワイトフローラルへと移る夏らしい香りに仕上げている。

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プロレス沼にハマりまくっている令和の“プ女子” 清宮海斗と干場義雅も参戦し戦いのゴング鳴る

 「出る前に負けること考えるバカいるかよ」。かつてアントニオ猪木は、試合前のインタビュアーのネガティブな質問にそう言い放ち、ビンタを食らわせた。勝ちの美学もあれば負けの美学もあるプロレスに、定石通りの試合なんてない。戦いは常にシーソーゲーム。ジャイアントキリングや番狂わせに、ハラハラドキドキするのがプロレスだ。そのプロレスの魅力にどっぷりハマった女子がいる。それがプロレス好きな女子、通称“プ女子”。そろそろファッションもプロレスと繋がろうじゃないか。「時は来た!それだけだ」(橋本真也の名言から)。(この記事は「WWDJAPAN」2023年3月20日号からの抜粋です)

令和の“プ女子”は
プロレスをどう嗜む?

 元バッグブランドPRのタイガーネロさんは、2019年に仕事でたまたまプロレスを観戦して以来、見事にプ女子化してしまった。リングには華やかな衣装をまとった筋骨隆々のイケメンたち。彼らに向けて、ペンライトや顔写真と名前入りのボードを掲げる女子の黄色い声援が響く(もちろん往年のファンも!)。そこはまるで、アイドルのコンサート会場のようだったとか。想像していた、筋肉と汗による男の世界が一気に覆された。ネロさんに令和のプロレスの魅力を聞く。ちなみにマスクは、あのタイガーマスクを作ったこともあるご本人作!

プロレス観戦に欠かせない!
三種の神器とコレクション

 カメラは、試合中の選手の繰り出す技やかっこいい表情を切り取る必須アイテム。写真はSNSにアップして、ファン同士で楽しむ。ペンライトは、それぞれ推しのカラーを。コロナ禍で声援が禁止になったことをきっかけに、応援の気持ちを届けられるグッズとしてプロレス界に広まった。今やさまざまな団体が販売中。タオルは入場シーンで掲げる。プロレスTシャツは購入すると選手からサインがもらえたり、2ショットが撮れたりするサービスも。気付いたら30枚も持っているとか。写真集は男女問わずたくさん発売されている。試合中の躍動感あるカットからグラビアまで。そして、ファン垂涎の選手のアクリルスタンドやキーホルダーはプ女子仲間で持ち寄って“祭壇”に!NOAHのファンクラブ限定もあるとか。

選手をパシャリ!
シャッターチャンスは逃さない

倒れてもまた立ち上がる、
それがプロレスだ

 プロレスリング・ノア(NOAH)の清宮海斗選手は、爽やかなルックスと華麗なパフォーマンスで、プ女子からも絶大な人気を誇る。プ女子的には、ファッション誌で見せるちょっとアンニュイな表情もキュンとするとか。清宮選手とネロさんが語る令和のプロレスとは?

――令和のファンはどこでプロレス情報を集めるんですか?

タイガーネロ(以下、ネロ):ツイッターとかインスタグラムとかユーチューブなんかで情報を集めています。最近はティックトックを始める団体も増えていますよね。

清宮海斗選手(以下、清宮):ファンの方がSNSを見てくださっているので、そこでも自分をアピールしないと。言いたいことはツイッターで言うこともあります。

――マイクパフォーマンス的な?

ネロ:選手によってですけど、SNSで煽ったり意思表明したりして、それをファンはハラハラドキドキしながら見守っているんです。清宮さんも最近、新日本プロレスのオカダ・カズチカ選手とバチバチやられていて、すごかったですよ。日本を代表するトップレスラーのオカダさんに、若い清宮さんがどんどんかみつくっていう。

清宮:言える場所があるなら、とことんやってやるって感じですね。ツイッターなんかは、自分が発信するだけじゃなくてコメントもいただけるので、それがまた次のモチベーションにもつながるんですよ。ファンと支え合っている感覚です。

ネロ:SNSで選手のキャラクターを知ってから観ると、より楽しいんです。プロレスって競技人生が長いので、ある意味レスラーの人生も一緒に見ているような感じ。

――なるほど。ところで、痛くて逃げ出したくなることはないんですか?

清宮:いやぁ、さすがに(苦笑)。でも悶絶するぐらい本当に苦しいときはあります。それでも逃げ出そうとは思いませんけど。

ネロ:チョップがえぐいと本当にうっ血して、胸が裂けちゃったりしますもんね。見た目もすごく痛そうなんです。

――そこまでして戦うプロレスの魅力って……?

清宮:僕がプロレスを好きになった理由は、何度やられても立ち上がるプロレスラーの姿に感動したからなんです。もちろん、勝ち負けも重要だとは思うんですけど、戦いの中で見せる闘志みたいなものがすごく大事だと思うし、それを見てくれている人に伝えられればいいなと思っています。

ネロ:華やかな技やかっこいいビジュアルにも目を奪われますが、やっぱり一番はそこに感動するんです。仕事をしていると、どんなにその仕事が大好きでも心を折られることってあるじゃないですか。でもプロレスを見るようになって、何度も立ち上がるレスラーのマインドを知ったとき、分かったんです。失敗してもいいし、倒れてもまた立ち上がればいいんだって。だから、仕事を頑張っている人にこそプロレスを見てほしいです。

タイガーマスクの所有者、干場義雅さんが語るプロレス沼

 後楽園ホールにプロレスを観に行った際に、昔から大ファンだった初代タイガーマスク、佐山サトルさんから、直筆のサイン入りでいただいた僕の宝物です。男のカッコ良さを追い求め、現在は「フォルツァスタイル(FORZA STYLE)」の編集長、以前は「レオン(LEON)」や「オーシャンズ(OCEANS)」などの男性ライフスタイル誌の編集に携わってきましたが……。カッコイイ!を突き詰めていくと、とどのつまりは男はタイガーマスク!に至ります。 孤児として育った伊達直人は、虎の穴で悪役レスラー養成機関のタイガーマスクとなるんですが……。同じような生い立ちを持つ孤児たちに、同じ苦しみを味わせたくないという想いを抱くようになり、やがて伊達直人は出身施設である「ちびっこハウス」に賞金を寄付するようになるんです。表層的なファッションも大事、それを着る人間も大事ですが一番大事なのは「弱きを助け、強きをくじく」という精神性です。本当に強い人は、一番優しい。一番優しい人こそ、本当に強い。ということで、梶原一騎さんが作った漫画の世界を地で行っていたプロレスラーの佐山サトルさんに小学生の頃に憧れたのです。今でもユーチューブで見直しますが、ダイナマイト・キッドとの試合のときのタイガーステップや空中殺法は気絶ものですよ。

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アパレルEC最強の黒子企業が「WEB3.0」に本気で挑むワケ BBF田村淳社長に直撃

田村淳ビービーエフ社長

1974年10月3日生まれ、群馬県出身。ブロードバンドタワー在籍中の2005年にBBFを設立し、社長に就任。120サイト以上のEC運営支援を手掛けるBBFはファッションEC支援のトップ企業の一つ。BBFの21年8月期の業績は売上高385億円、経常利益8億5500万円、純利益5億5800万円。総資産99億400万円に対し、純資産は53億6600万円

 ファッションEC受託運営の最大手ビービーエフ(以下、BBF)は、ブロックチェーンやNFTを活用したウェブスリー事業支援に本格的に乗り出す。このほど第一弾として、既存のNFTをより有効に活用できる新しいプラットフォーム「シルル(SILURU)」をスタートした。

 2005年10月設立のBBFはファッション企業を中心に120サイト以上のECの運営支援を手掛け、直近の22年8月期の年商は405億円。アパレルのEC支援企業としては圧倒的なナンバーワン企業であり、東証プライム上場のヒト・コミュニケーションズ・ホールディングスの中核子会社の一つでもある。ただ、これまでは黒子に徹し、創業者の田村淳社長もメディアに出ることはなかった。なぜいまウェブスリーなのか、そしてファッションとウェブスリーの今後をどう見ているのか。ベールを脱ぎ捨て姿を表した、ファッションEC界最強の起業家の一人、田村社長の独占インタビューをお届けする。

WWD:なぜ今ウェブスリーを?

田村淳BBF社長(以下、田村):18年前にBBFを起業したのは、当時徐々に真の姿を表しつつあった、ECという“新しいインフラ”を作りたかったから。ECには、決済、物流、在庫運用、CRM、コミュニケーションなどビジネスのためのすべての機能やツールが必要になることがわかっていたが、そもそも服がECで売れるとすら思われていなかった。だからこそ商機もあった。けど今ECには、安価で便利なテクノロジーも増え、それ自体が「コモディティ化」している。2022年にGMV(流通総額)が1970億ドル(約26兆円)のECカートの最大手企業ショッピファイ(SHOPIFY)は、その象徴だろう。

WWD:というと?

田村:誤解を恐れずに言えば、フォロワー数の多いインスタグラマーとショッピファイのアカウントさえあれば、すぐにビジネスができてしまうということだ。BBFはこれまで、ECに必要なものはすべて提供することを目指してきた。だが、ツールが便利になって、我々のような運営代行企業は存在意義が問われている。危機感は相当強い。

ファッションブランドが「web3.0」に取り組むべき理由

WWD:ではファッションブランドが「ウェブ3.0」に取り組むべき理由は?

田村:この数年、ウェブスリーに関して自分でもNFTを購入したり、「アンブッシュ」と組んで共同でNFTの開発・運営も行ってきたが、そこで見えてきたのは、ファッションブランドは非常にウェブスリーと相性がいいということだった。ウェブスリーで重要なのは、基盤となる世界観で引きつけ、SNSなどのコミュニケーションを通し、コミュニティーを醸成すること。実際ファッションブランド運営とかなり近い。加えて、ウェブスリーの特性自体が既存のビジネスをさらに拡張できる可能性もある。例えば「転売」だが、ウェブスリーを使えば、転売されるごとにブランド側に一定の金額を得られるし、デジタルデータなので商品の劣化もない。

WWD:ファッション×ウェブスリー市場はどこまで伸びる?

田村:僕はウェブスリー全体やNFT市場の動向を語る立場にはない。ただ、一つ言えるのは、市場の規模としてはまだ夜明け前であり、けどものすごい大きな市場にになっていくことは見えてきたということ。つまり、まさにECが立ち上がるときのような、むしろもっともっと大きくなる市場がいままさに立ち上がろうとしているのだ。

 未整備な部分も多いし、いまアパレル企業が乗り出そすと、大変なことも多い。ブロックチェーンの仕組みも複雑だし、NFTの運用にも技術やノウハウが必要になる。だからこそ、ビジネス的にはめちゃくちゃ面白いし、僕らが取り組む意義がある。

「シルル」の狙いはNFTの再活性化
コラボ相手をマッチング

WWD:「シルル」はどういった仕組みなのか。

田村:「シルル」はいわば、既存のNFTをより活性化するための仕組み、プラットフォームのようなものだ。例えば、ファッションブランドが、NFT所有者だけが訪問できる限定ECサイトやメタバース空間の中で限定アイテムの販売をできたり、メタバース空間でのファッションショーや音楽ライブといった所有者限定のエンターテイメント体験を提供したりもできるし、すでにNFT化した作品のコラボレーション相手を探すことなども可能だ。

WWD:もう少し噛み砕くと…?

田村:先ほども言ったが、NFTは「作って流通させて終わり」ではなく、コミュニティを醸成し、価値を高め続けることも重要になる。「シルル」は、そのために必要な機能をプラットフォームのような形で提供している。ECサイトでも、決済のためのカートだけでなく、会員の購買履歴を分析するためのツールやウェブ上で試着できるサービスがあるが、それと同様に、NFTを作って、より価値を高めていくための色々なツールや仕組みを実装しているし、今後も拡張していく。

WWD:これまでは黒子に徹して、ほとんど表に出ることはなかった。

田村:BBFを立ち上げて18年になるが、実はこれまでプレスリリースを出したことすらなかった。会社の公式サイトもあえてできるだけ情報を絞って1ページの概要欄のみ。必要がなかったからだ。だが、先ほども言ったようにウェブスリーはまだ「夜明け前」。いまは顔を出し、メディアの力も借りて、仲間や同志を増やすタイミングだ。NFTも今はまだ限られた人だけのニッチな市場だが、いずれはファッションブランドのように多くの人が、好きなキャラクターやブランドのものを所有するような時代がすぐに来る。緻密に積み上げた数字ではないが、3年でNFT関連事業で当社も売上高100億円くらいは目指したい。

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百貨店で存在感を増す「身の回り品」とは何か

 百貨店の売り上げ構成比が変化している。日本百貨店協会の2022年の統計によると、百貨店の売り上げ構成の1位は「食料品」の29.0%、2位が「衣料品」の26.6%、3位が「雑貨」の19.7%、4位が「身の回り品」の15.3%となる。百貨店では売り場面積が大きい「衣料品」が2000年頃まで40%以上のシェアを誇ってダントツの存在だったが、「ユニクロ」に代表されるSPA(製造小売業)の台頭やショッピングセンターとの競合激化でじわじわと衰退。コロナ下の20年に初めて「食料品」に1位の座を明け渡し、行動規制がだいぶ緩和された22年も1位の座を取り返すことはできなかった。

 興味深いのは「雑貨」と「身の回り品」である。

 百貨店業界の分類でいう「雑貨」とは、化粧品、美術・宝飾・貴金属、玩具など。22年の「雑貨」の売上高は前年比14.7%増の9829億円だった。10年前の12年に比べて売り上げ構成は5.9ポイント上昇している。マスク着用の継続もあって化粧品の売上高は9.1%増の3795億円と緩やかな回復だった。一方、美術・宝飾・貴金属は23.3%増の4526億円だった。美術・宝飾・貴金属には時計が含まれており、数百万円の高級時計が富裕層を中心によく売れた。

 「身の回り品」とは靴、バッグ、アクセサリー、財布・革小物、傘、旅行用品などを指す。22年の売上高は前年比26.1%の7630億円。物販系の伸び率でいえば最も高い。こちらも10年前に比べて売り上げ構成は3.0ポイント上昇している。けん引しているのは平場の靴売り場やバッグ売り場で売られている商品というよりも、ブティック形式で出店しているラグジュアリーブランドの商品である。コロナを経てラグジュアリーブランドは勢いを増す。バッグなど物によって10万円以上の値上げを行なっているにもかかわらず、動きは活発だ。昨年10月以降、回復してきた東南アジアや欧米からの訪日客が円安を背景に日本で高額品を買い求める。

 銀座店で売上高の約85%を稼ぐ松屋は、23年2月期決算で「身の回り品」の売上高が初めて「衣料品」を抜いた。立地柄、ラグジュアリーブランドの品ぞろえが強いことと、訪日客の回復したことが重なって、「身の回り品」の売上高は前期比78.3%増の275億円。売り上げ構成では8.1ポイント上昇の34.1%になった。

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GWに行くべき商業施設6選:記者談話室vol.77

 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

 第77回は「ゴールディンウイーク(GW)に行くべき商業施設6選」です。3月から4月にかけて全国に開業した商業施設と店舗の中から、3人の記者が特に注目した場所を紹介します。北海道のボールパークから大阪の大型ショッピングモールまで、その見どころについて話し合いました。
 今回の「記者談話室」は、4月27日にユーチューブでライブ配信しています。その音声をお届けします。

この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。
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