ベルリンのリュクスなストア「ザ・スクエア・ベルリン」が大改装 退廃的、無機質、グレーな街と一線を画す

 退廃的、無機質、グレーもしくはブラック。ベルリンをイメージする時、よく使われる表現だ。確かにベルリンはお世辞にもキレイとは言えない落書きだらけの街だが、中世ヨーロッパの街並みを思わせる美しいエリアも存在する。ウンター・デン・リンデン通りは、王室や貴族の散歩道だった菩提樹の並木道を意味し、ベルリン大聖堂やベルリン国立歌劇場といった歴史的建築が立ち並ぶ。

 その一角にあるのが、今回紹介する「ザ・スクエア・ベルリン(THE SQUARE BERLIN)」だ。同店は、主にハイエンドなブランドを取り扱うコンセプトショップ「ザ・コーナー(THE CORNER)」として2008年にオープン。23年1月に店名も含め、大規模なリニューアルを行った。700平方メートルを誇る店内は、白を基調とした開放的な空間。ピエール・オーガスティン・ローズ(Pierre Augustin Rose)のソファやニコラス・ルフェーブル(Nicolas Lefebvre)の彫刻が存在感を放つ。

 ファッションだけでなく、家具やインテリア雑貨も含めたライフスタイル全般をコンセプトに取り入れたかったと語る創設者のエマニュエル・デ・バイザー(Emmanuel de Bayser)にリニューアルの経緯からデザイン、セレクト、ビジョンなどについて尋ねた。

WWDJAPAN:大々的なリニューアルを行った理由は?

エマニュエル・デ・バイザー創業者(以下、エマニュエル創業者):15年以上に渡り、ファッションブランドをメーンとしたコンセプトショップを運営してきたが、ビジュアルコンセプトとショッピング体験を根本的に変えたいと思った。以前のブルータリズムやインダストリアルな雰囲気から、シックなアパートメントのロフトに家具を完備した新鮮な空間に変更した。金属の生々しさや鋭い直角のイメージから柔らかいファブリックと自然で有機的なデザインへと変更し、全く新しい感覚の店舗として生まれ変わらせた。ずっとそこに滞在したくなる、夢のような家をイメージした。またアートやデザイン、家具、ホームオブジェ、書籍、コスメなど総合的なセレクトで、新しいショッピング体験を提供したいと考えた。店舗サービスも、新しいショッピング体験には重要なポイント。ショッピング中のお客さまには「心から歓迎され、大切にされている」と感じてもらいたいと思った。

WWDJAPAN:顧客の反応は?

エマニュエル創業者:予想以上の素晴らしい反響を頂き、とても嬉しい。アートエキシビジョンのように展示されている彫刻から、ピエール・オーガスティン・ローズのソファ、「リック オウエンス(RICK OWENS)」のホームアクセサリーなど、店内に入ればすぐに新しいコンセプトのエッセンスが感じ取れる。あらゆるジャンルの商品を取り揃えることで、さまざまなライフスタイルを一カ所で堪能できる。現代のニーズに応えることができた。

WWDJAPAN:リノベーションで最もこだわったところは?

エマニュエル創業者:広大なリビングスペースとショッピングスペースを融合すること。この2つをバランスよく融合させ、空間に自然な流れが生まれるデザインや配置にこだわった。と同時に、どちらか一方のスペースに圧倒されてしまわないよう落ち着ける空間作りを意識した。

WWDJAPAN:商品の中に自然と配置された彫刻家ニコラス・ルフェーブルの作品が印象的だ。

エマニュエル創業者:彫刻は高尚な空間で非常に機能的な役割を果たす立体アート。商品と同じ空間に置かれた作品たちは、非常にインパクトのある存在感を放っている。

WWDJAPAN:観光名所としても有名なジャンダルメンマルクトに店舗を構えている。観光客はコロナ前と同じぐらいに戻っている?

エマニュエル創業者:1年前からツーリストの数は確実に戻っている。近隣の観光名所も含め、完全に復活したと言えるだろう。ベルリン王宮の再建でエリアとしても完成を遂げた。新しくダイナミックなエネルギーが集まっているミッテ地区の一部であることを嬉しく思っている。

WWDJAPAN:一番人気のあるブランド、売れ筋アイテムは?

エマニュエル創業者:人気ブランドを1つに絞るのは難しいが、現時点でのトップ5は、「ディオール(DIOR)」「セリーヌ(CELINE)」「ロエベ(LOEWE)」「サカイ(SACAI)」「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」。今の売れ筋は、すぐに完売してしまった「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」の新作バッグや「サンローラン(SAINT LAURENT)」のジャケットとバッグ、「リック オウエンス」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」の靴、「アライア(ALAIA)」や「コペルニ(COPERNI)」のドレスなども人気だ。ベルリンの若者には、「ジャックムス(JACQUEMUS)」「AMI PARIS(アミ パリス)」「ディーゼル(DIESEL)」求めて来店する人が多い。

「ザ・スクエア・ベルリン」
住所:Französische Str.40 10117 Berlin, Germany
電話:+49(0)30 20649610

PHOTOS:MARK SEELEN

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ベルリンのリュクスなストア「ザ・スクエア・ベルリン」が大改装 退廃的、無機質、グレーな街と一線を画す

 退廃的、無機質、グレーもしくはブラック。ベルリンをイメージする時、よく使われる表現だ。確かにベルリンはお世辞にもキレイとは言えない落書きだらけの街だが、中世ヨーロッパの街並みを思わせる美しいエリアも存在する。ウンター・デン・リンデン通りは、王室や貴族の散歩道だった菩提樹の並木道を意味し、ベルリン大聖堂やベルリン国立歌劇場といった歴史的建築が立ち並ぶ。

 その一角にあるのが、今回紹介する「ザ・スクエア・ベルリン(THE SQUARE BERLIN)」だ。同店は、主にハイエンドなブランドを取り扱うコンセプトショップ「ザ・コーナー(THE CORNER)」として2008年にオープン。23年1月に店名も含め、大規模なリニューアルを行った。700平方メートルを誇る店内は、白を基調とした開放的な空間。ピエール・オーガスティン・ローズ(Pierre Augustin Rose)のソファやニコラス・ルフェーブル(Nicolas Lefebvre)の彫刻が存在感を放つ。

 ファッションだけでなく、家具やインテリア雑貨も含めたライフスタイル全般をコンセプトに取り入れたかったと語る創設者のエマニュエル・デ・バイザー(Emmanuel de Bayser)にリニューアルの経緯からデザイン、セレクト、ビジョンなどについて尋ねた。

WWDJAPAN:大々的なリニューアルを行った理由は?

エマニュエル・デ・バイザー創業者(以下、エマニュエル創業者):15年以上に渡り、ファッションブランドをメーンとしたコンセプトショップを運営してきたが、ビジュアルコンセプトとショッピング体験を根本的に変えたいと思った。以前のブルータリズムやインダストリアルな雰囲気から、シックなアパートメントのロフトに家具を完備した新鮮な空間に変更した。金属の生々しさや鋭い直角のイメージから柔らかいファブリックと自然で有機的なデザインへと変更し、全く新しい感覚の店舗として生まれ変わらせた。ずっとそこに滞在したくなる、夢のような家をイメージした。またアートやデザイン、家具、ホームオブジェ、書籍、コスメなど総合的なセレクトで、新しいショッピング体験を提供したいと考えた。店舗サービスも、新しいショッピング体験には重要なポイント。ショッピング中のお客さまには「心から歓迎され、大切にされている」と感じてもらいたいと思った。

WWDJAPAN:顧客の反応は?

エマニュエル創業者:予想以上の素晴らしい反響を頂き、とても嬉しい。アートエキシビジョンのように展示されている彫刻から、ピエール・オーガスティン・ローズのソファ、「リック オウエンス(RICK OWENS)」のホームアクセサリーなど、店内に入ればすぐに新しいコンセプトのエッセンスが感じ取れる。あらゆるジャンルの商品を取り揃えることで、さまざまなライフスタイルを一カ所で堪能できる。現代のニーズに応えることができた。

WWDJAPAN:リノベーションで最もこだわったところは?

エマニュエル創業者:広大なリビングスペースとショッピングスペースを融合すること。この2つをバランスよく融合させ、空間に自然な流れが生まれるデザインや配置にこだわった。と同時に、どちらか一方のスペースに圧倒されてしまわないよう落ち着ける空間作りを意識した。

WWDJAPAN:商品の中に自然と配置された彫刻家ニコラス・ルフェーブルの作品が印象的だ。

エマニュエル創業者:彫刻は高尚な空間で非常に機能的な役割を果たす立体アート。商品と同じ空間に置かれた作品たちは、非常にインパクトのある存在感を放っている。

WWDJAPAN:観光名所としても有名なジャンダルメンマルクトに店舗を構えている。観光客はコロナ前と同じぐらいに戻っている?

エマニュエル創業者:1年前からツーリストの数は確実に戻っている。近隣の観光名所も含め、完全に復活したと言えるだろう。ベルリン王宮の再建でエリアとしても完成を遂げた。新しくダイナミックなエネルギーが集まっているミッテ地区の一部であることを嬉しく思っている。

WWDJAPAN:一番人気のあるブランド、売れ筋アイテムは?

エマニュエル創業者:人気ブランドを1つに絞るのは難しいが、現時点でのトップ5は、「ディオール(DIOR)」「セリーヌ(CELINE)」「ロエベ(LOEWE)」「サカイ(SACAI)」「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」。今の売れ筋は、すぐに完売してしまった「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」の新作バッグや「サンローラン(SAINT LAURENT)」のジャケットとバッグ、「リック オウエンス」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」の靴、「アライア(ALAIA)」や「コペルニ(COPERNI)」のドレスなども人気だ。ベルリンの若者には、「ジャックムス(JACQUEMUS)」「AMI PARIS(アミ パリス)」「ディーゼル(DIESEL)」求めて来店する人が多い。

「ザ・スクエア・ベルリン」
住所:Französische Str.40 10117 Berlin, Germany
電話:+49(0)30 20649610

PHOTOS:MARK SEELEN

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BLACKPINKのLISAが「ロク」を着用 「LVMHプライズ」特別賞の韓国人デザイナーによるブランド

 ブラックピンク(BLACKPINK)のリサ(LISA)が、メキシコの首都メキシコシティで開催されたワールドツアーで「ロク(ROKH)」を着用した。

 リサが選んだのは2022年春夏コレクションのアイテムで、きらめく装飾と羽毛を思わせる胸元のあしらいが特徴だ。

 「ロク」は、韓国人デザイナーのロック・ファン(Rok Hwang)が2016年にスタートしたウィメンズブランド。ファンはロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校(Central Saint Martins)を卒業後、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)の「セリーヌ(CELINE)」でキャリアをスタート。その後、フリーランスとして「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「クロエ(CHLOE)」でキャリアを積んだ。18年には、「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」で特別賞を受賞した。

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魂を宿す! 大改造デニムビフォー&アフター in 児島

 目の前に広がる瀬戸内海。遠路はるばるやってきたここは、世界有数のデニムの産地、岡山県は児島だ。地元発祥のローカルブランドからラグジュアリーブランドまで、多くの銘品がこの街で生まれている。今回はデニムの加工工場として名高い「ニッセンファクトリー」の協力のもと、デニム加工を体験。街で見かけるダメージデニムの裏にこんな“匠の技”があったなんて……。劇的な変化に、かのゴッドファーザー、ロバート・“デニーム”もビックリ!? (この記事は「WWDJAPAN」2023年2月20日号からの抜粋です)

デニム加工の基本のキ

 加工に挑戦する前に「リーバイス(LEVI’S)」の“501”と“502”をゲット。いずれも街のジーンズショップで売られている1万5000円前後のもの。“501”は色落ちしているけど、加工がちょっと物足りないなという感じ。“502”はダメージなしのワンウオッシュだ。仕上がりをイメージしながらウキウキ!

 「ヒゲ」は太もものつけ根、「ハチノス」は膝裏にできるシワ。ビンテージデニムのような自然なはきジワをどう再現するのかと思いきや、凹凸がある型をアタリの出る部分に当てて、上からヤスリでこするのだ。型はオリジナルで何パターンもあり、工場のセンスが光る重要な部分。

 着用や洗濯により、インディゴで染めた縦糸の表面が削られ白く見えてくる。これが「タテ落ち」。ブラシが回転するこの機械で、太ももや膝などの色落ちしそうな場所にあてる。細かい色の濃淡はヤスリで微調整。

 裾やポケットのフチなどを“あえて”破る。破りたい部分を狙って、金属製の回転ヤスリを当てると穴が開く。やり過ぎ厳禁!帰宅時間も迫り、約1時間半で仕上げへ

「“大戦デニム”!?」と聞かれたい
リアルビンテージ風デニム

 ビンテージを想像しながら加工した“501”。ヒゲやハチノス、ヒップ、裾、ボタンフライの色落ちなど、リアルなアタリを再現した。加減に手こずり、やり過ぎた部分があるのも確かだが、愛情はどんなデニムより“濃紺”だ。

ワンウオッシュから色落ち加工で
流行のブルーデニムに激変

 ワンウオッシュの濃紺だった“502”は、最後に薬品による色落ち加工をプラスしたことで一変モードな雰囲気に。ポケットをはじめとする各所に細かい破れ加工も施した。1万5000円のデニムが5万円に見えたりして。

※ニッセンファクトリーでは、ときどき、染色などのワークショップを開催しています。コロナ禍でしばらく開催されていませんが、落ち着けば再開されるかも。HPのチェックを忘れずに!

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「ロンシャン」が国内2店舗の旗艦店をリニューアル 創業の地・パリに回帰したコンセプト

 「ロンシャン(LONGCHAMP)」は、旗艦店のロンシャン ラ メゾン表参道と銀座をリニューアルオープンした。改装した店舗は、創業の地であるパリに原点回帰し、現代のパリジェンヌが暮らすアパルトマンをデザインコンセプトとした。内装には、エントランス〜ラウンジの空間構成や本棚、シェルフといった家具調什器、コレクションのテーマやカラーに紐づいた絵画や書籍、調度品を織り交ぜたディスプレイ、オスマン建築の内飾などを取り入れている。そのほか、メゾンのカラーやメゾンと職人を結ぶ絆を表現したアートピース、アーカイブも見どころだという。国内の他店舗も順次、新たなデザインコンセプトに沿っていく予定だ。

 また、5月26日からは新コレクションを祝した日本限定プロジェクトを企画しており、詳細を後日公開する。「ロンシャン」の旗艦店は世界に7店舗のみで、うち2店舗が日本国内に所在する。

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「ロンシャン」が国内2店舗の旗艦店をリニューアル 創業の地・パリに回帰したコンセプト

 「ロンシャン(LONGCHAMP)」は、旗艦店のロンシャン ラ メゾン表参道と銀座をリニューアルオープンした。改装した店舗は、創業の地であるパリに原点回帰し、現代のパリジェンヌが暮らすアパルトマンをデザインコンセプトとした。内装には、エントランス〜ラウンジの空間構成や本棚、シェルフといった家具調什器、コレクションのテーマやカラーに紐づいた絵画や書籍、調度品を織り交ぜたディスプレイ、オスマン建築の内飾などを取り入れている。そのほか、メゾンのカラーやメゾンと職人を結ぶ絆を表現したアートピース、アーカイブも見どころだという。国内の他店舗も順次、新たなデザインコンセプトに沿っていく予定だ。

 また、5月26日からは新コレクションを祝した日本限定プロジェクトを企画しており、詳細を後日公開する。「ロンシャン」の旗艦店は世界に7店舗のみで、うち2店舗が日本国内に所在する。

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トーガ」×「スイコック」第4弾はトング型とスライド型のサンダル2種類

 「トーガ(TOGA)」は、「スイコック(SUICOKE)」とのコラボレーションサンダル第4弾を5月19日に発売する。「トーガ」直営店と公式オンラインストア、「スイコック」取り扱い店舗等で販売する。

 アイテムは、「スイコック」の定番モデル“TONO”と“MOTO”をベースに、トングサンダル(¥32,000)とスライドサンダル(¥42,000)の2型をラインアップする。トングサンダル“TONO”は着脱しやすいベルクロのバックストラップ付きで、2種類のメタルパーツをベルト部分にあしらっている。カラーはベージュとブラックに加えて、カラーブロックが特徴のカーキを用意。スライドサンダル“MOTO”はベルト部分に3種類のメタルーパーツを装飾した重厚感あるデザインに仕上げた。カラーはホワイトとブラック、「トーガ」直営店限定のカーキの3色。いずれもサイズはユニセックスの4〜11を販売する。


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トーガ」×「スイコック」第4弾はトング型とスライド型のサンダル2種類

 「トーガ(TOGA)」は、「スイコック(SUICOKE)」とのコラボレーションサンダル第4弾を5月19日に発売する。「トーガ」直営店と公式オンラインストア、「スイコック」取り扱い店舗等で販売する。

 アイテムは、「スイコック」の定番モデル“TONO”と“MOTO”をベースに、トングサンダル(¥32,000)とスライドサンダル(¥42,000)の2型をラインアップする。トングサンダル“TONO”は着脱しやすいベルクロのバックストラップ付きで、2種類のメタルパーツをベルト部分にあしらっている。カラーはベージュとブラックに加えて、カラーブロックが特徴のカーキを用意。スライドサンダル“MOTO”はベルト部分に3種類のメタルーパーツを装飾した重厚感あるデザインに仕上げた。カラーはホワイトとブラック、「トーガ」直営店限定のカーキの3色。いずれもサイズはユニセックスの4〜11を販売する。


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「コム デ ギャルソン」がパリ店を拡大移転 4フロアで計700平方メートルに

 「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」は、パリ店を拡大移転する。2001年から、フォーブール・サントノレ通り54番地の通りからは目につきにくい中庭に店を構えてきたが、かつて「バーバリー(BURBERRY)」の旗艦店があった同じ通りの56番地に移す。

 通りに面するようになる新店舗は4フロア構成で、店舗面積は現在の1.5倍にあたる約700平方メートルに拡大。3月に増床リニューアルした東京の青山店同様、すべてのブランドを扱う。空間の構想やデザインは、川久保玲デザイナー自身が手掛けるという。10月初旬にオープン予定だ。

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身近な女性の死から自己の表現に向き合う 石内都×頭山ゆう紀の対談から見えたもの

 京都の街を舞台に14日まで開催されている「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭(以下、KYOTOGRAPHIE)」とパートナーシップを結ぶケリングによる、文化や芸術の世界に貢献する女性を称えるプログラムの一環「ウーマン・イン・モーション」。2023年に支援するのは、写真家の石内都と頭山ゆう紀による2人展 A dialogue between Ishiuchi Miyako and Yuhki Touyama「透視する窓辺」展だ。

 同展は石内が次世代の作家として頭山を選んだ対話的な2人展。石内は波乱の人生を歩んだ「母」を1人の女性としてとらえ、身につけていた衣類や使いかけの口紅、髪の毛のついた櫛といった遺品を撮影したシリーズ「Mother’s」を、頭山は2006年の「ひとつぼ展」に入選し、石内からも高い評価を受けた原点といえるシリーズ「境界線13」から家族がいる風景写真とコロナ禍に亡くした祖母の介護中に撮影した新作をそれぞれ展示している。

 展示会場となった老舗の帯問屋「誉田屋源兵衛 竹院の間」には、世代を超えた2人の作家の視線が交錯するように、写真に写真を重なるように作品が展示されている。「KYOTOGRAPHIE」開催初日に行われた2人の対談「石内都と頭山ゆう紀の視点」では、モデレーターに赤々舎代表でディレクターの姫野希美を迎え、展示写真についてと同展の構成から、身近な女性の死に直面し、ごく私的な写真が作品になるまでの境界についてのトークが交わされた。

石内都

1979年に「Apartment」で第4回木村伊兵衛写真賞を受賞。2005年、母親の遺品を撮影した「Mother’s」で第51回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表作家に選出される。2007年より現在まで続けられる被爆者の遺品を撮影した「ひろしま」も国際的に評価されている。2013年紫綬褒章受章。2014年には「写真界のノーベル賞」と呼ばれるハッセルブラッド国際写真賞を受賞。近年の主な展覧会・出版物に、個展「Postwar Shadows」(J・ポール・ゲッティ美術館 ロサンゼルス 2015)、写真集『フリーダ 愛と痛み』(岩波書店 2016)、個展「肌理と写真」(横浜美術館 2017)、個展「石内 都」(Each Modern 2022 台湾)、個展「Ishiuchi Miyako」(Stills 2022 エディンバラ)、「六本木クロッシング」(森美術館 2022)等がある。作品は、東京国立近代美術館、東京都写真美術館、横浜美術館、ニューヨーク近代美術館、J・ポール・ゲッティ美術館、テート・モダン等に収蔵されている。

頭山ゆう紀

東京ビジュアルアーツ写真学科卒業。生と死、時間や気配など目に見えないものを写真に捉える。自室の暗室でプリント作業をし、時間をかけて写真と向き合うことで時間の束や空気の粒子を立体的に表現する。主な出版物に『境界線13』(赤々舎 2008)、『さすらい』(abp 2008)、『THE HINOKI Yuhki Touyama 2016−2017』(THE HINOKI 2017)、『超国家主義−煩悶する青年とナショナリズム』(中島岳志著、頭山ゆう紀写真/筑摩書房 2018)がある。

出会いと同展が2人展に至った背景

 2人の出会いは、頭山が写真学生の頃に沖縄で開催されていた石内のワークショップに訪れたこと。その後、石内が審査員をしていた「ひとつぼ展」に頭山が入選し、その後発表した作品集「境界線13」の帯のコメントも寄せている。今回、2人展の構成を打診された時に、センスの良さを確信していた頭山の名前が浮かんだという。

 「頭山さんと榛名湖アートレジデンスで会った時にお祖母さまの介護をしていた時の写真があるとは聞いていました。でも、写真は見ていなかったんです。今回、私からは「Mother’s」を出してほしいと言われていましたので、彼女のお祖母様と、その後お母様も急逝されてしまい、2人の身近な女性を亡くした。私の作品と共通するテーマでもあり、一緒にやりませんかと声を掛けて今回の展示になりました」と2人展の経緯を語った。

 頭山は「作品にするつもりはなかったんですが、ちょうど祖母を介護していた時に写真があったので発表したいという気持ちになり、姫野さんにも写真集にしたいという相談をしていたタイミングでした。石内さんから代表作も展示したほうが良いとアドバイスを頂いたこともありました。『境界線13』には家族の写真も結構入っているので、今回の写真を選びました」と、出展のきっかけとなった新作に加えて、2人の出会いであり、代表作でもある「境界線13」から家族のいる風景を選んだ。モノクロの同作と新作にはカラー写真もある。「そもそも、カラーの写真は作品にしようと思って撮っていなくて。コロナ禍の初期だったので、人にも会っていないし、買い物に行く途中に撮ったものなので、ちょっと爽やかというか、自然にカラーになった。ちょっとした気晴らしでもあったので、その流れでたくさん撮りためていった」。

 展示会場に入ると中央には、頭山のモノクロの写真が壁紙のように拡大され、その上に2人の作品が重ねられ、左側が石内の右側が頭山の作品を展示しているユニークな構成になっている。この演出はどのように考えられたのだろうか。それには石内が「Mother’s」を撮り始めた頃の記憶も関係しているという。

 「応接間のガラスの窓に両面テープを貼り付けて撮ったのが『Mother’s』の始まりなんです。最初の背景には庭が写ってた。頭山さんが庭を撮っていたと聞いた時に、ふと思いだしたので、モノクロだし、初心に戻るじゃないけど、一番初めの私の撮影を思い出してこの演出にしたんです。それに、頭山さんのお祖母様の介護をしていた時の部屋から庭を取ったモノクロの写真を拡大して、それぞれの写真を重ねて展示したいって何となく思ってました。1つの実験的な試みですね。私の『Mother’s』と彼女の作品の真ん中だけ写真がジョイントしています。実は、今回の写真はこれまで日本で展示しなかった作品もあります。階段の上にある長襦袢の写真は『ベネチア・ビエンナーレ』の展示用。和モノではないですが、ベネチアなので日本的な写真を展示しようと思って、今回の展示写真の着物に関する写真の展示はそれ以来です。『Mother’s』の中でもこれまで見たことのないような写真を展示しています。母が亡くなって23年が経ちます。ついこの間のような感覚もあり、かなり長い時間でもある。今回が最終の『Mother’s』の展示のような。同じシリーズですが、場所とテーマで見え方が変わります。今回は新しい母に再開した気持ちで展示しています」。

 創業約280年を迎える帯匠「誉田屋源兵衛」の空間を生かしたこと、展示で初めて建築家を加えたことが2人の作品が渾然一体となり、既視感のない印象の構成に至ったのだという。また、石内の作品は仕切りをくぐったり、低い位置に写真が展示されていたり、頭山の作品も壁紙の写真をプリントとして横にかかるような並びで展示されていることで、これまでの作品のトーンとは異なる鑑賞体験ができる。

 頭山は「『境界線13』と比べるとわかりやすいです。今回の窓の作品は、祖母の目線を作品にしたもの。介護中に祖母が外に出られなくなってしまったんです。幻覚が見えていたようで、その中で『壁に墨絵が見える』と言っていたことがありました。墨絵が見える世界ってどういうものか。家から出れなくなって、さらに墨絵が見える。その墨絵を意識してプリントしました。介護ではどうしても閉鎖的になってしまって、1人の時間というか、写真があることが救いになりました」と新作の制作過程の一端を明かした。

 石内は「さきほど頭山さんが話したことと全く一緒で、『Mother’s』も作品にするつもりはなかった。母親がもういないっていう現実を受け入れられなかった。その時に、彼女が残したものが本当にたくさんあって、それをどう処分するか考えた時に写真に収めればよいと思ったんです。今、対話だけるのはそこにあるものしかない。非常に切羽詰まった現実感から「Mother’s」が始まって、ようやくプリントして人に見せられたとしても、作品にするには時間がかかるので簡単ではない。写真って他人の目線が入ってきた時に問題意識が反映される。その個性がどんどん広がってくことは写真1つのあり方です。写真は見る人がいて成立するわけですから。その意味で、彼女と私が何か根底的に写真に対する考え方が似ているんです」とし、頭山は「母が亡くなった時に、母がいた風景を撮りたいと思いました。母が生まれた場所に行くと、目の前が海で育った景色も撮りたいという気持ちになった」とそれぞれの母への思いも語った。

“女性写真家”という言葉が持つ意味

 芸術分野における女性の地位と認識や評価への理解と変化を促進するためのプラットフォームとしての「ウーマン・イン・モーション」に繋がる話として、石内は1976年に企画した「百花繚乱」について、頭山は“女性写真家”というセグメントと介護中に感じた違和感について語った。

 「企業の女性支援は、現在の社会の成り立ちの1つになってしまったけれど、本来はない社会であるべき。1976年に企画した『百花繚乱』のテーマは“男”を脱がすこと。その時は写真業界では無視されました。なぜ、この企画を考えたかというと、少しずつ女性が社会進出しているような流れがあった時代だったものの、女性は結婚して子どもを産むと写真をやめなければいけない人が多かった。男性の考えが変わらない限り物事は変わらなかった。それに、女性写真家という表現が嫌いなんです。女性であることは1つの特徴であって、全てではないわけですから」と振り返る石内に頭山は「『ウーマン・イン・モーション』のテーマを考えた時に、以前は雑誌等で『若手女性写真家特集』が組まれていたことを思い出しました。自分ではあまり意識していなかったです。介護も女性の役割という意識もあるし、決め付けられている」と呼応した。

 これまで、さまざまな文脈と空間で展示されてきた写真は、鑑賞するたびに新しい気付きをもたらしてきた。石内と頭山それぞれの個展と2人の作品が重なるように展示された空間とトークで語られた言葉からは、身近な女性の死という経験から生じた個人的な意識とともに、社会が抱える普遍的な問題さえも浮き彫りにしていると感じられた。

■石内都/頭山ゆう紀 A dialogue between Ishiuchi Miyako and Yuhki Touyama「透視する窓辺」展
会期:5月14日まで
会場:誉田屋源兵衛 竹院の間
住所:京都府京都市中京区室町通三条下ル烏帽子屋町489
時間:10:00〜18:00
休日:5月10日
公式サイト:https://www.kyotographie.jp/


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「アモスタイル」がタレントのYOUを起用 “カワイイに年齢制限なんてない”

 トリンプ・インターナショナル・ジャパンは、直営店ブランド「アモスタイル バイ トリンプ(AMOSTYLE BY TRIUMPH以下、アモスタイル)」のキャンペーンにタレントのYOUを起用した。同ブランドは、モットーである“カワイイを、攻めていく”をアップデート。“カワイイに年齢制限なんてない”を打ち出し、年齢を重ねるにつれて女性がぶつかる“カワイイの壁”を打ち破る。幾つになっても“カワイイ”を貫いているYOUの起用により、“年齢を理由にカワイイをあきらめない”“自分のカワイイは自分で決める”というメッセージをムービーなどで発信する。キャンペーン特設サイトでは、YOUのインタビューを掲載。彼女は、「自分にとってのカワイイは自分らしくいること」とコメントしている。

 「アモスタイル」では、ツイッターキャンペーンを21日まで開催。同ブランドの公式アカウントをフォローしてムービーの感想に#カワイイに年齢制限なんてないを添えて対象投稿をリツイートすると「アモスタイル」の店舗や「トリンプ(TRIUMPH)」の公式ECサイトのショッピングで使用できる期間限定ポイント5000円分を抽選で20人にプレゼントする。

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「アモスタイル」がタレントのYOUを起用 “カワイイに年齢制限なんてない”

 トリンプ・インターナショナル・ジャパンは、直営店ブランド「アモスタイル バイ トリンプ(AMOSTYLE BY TRIUMPH以下、アモスタイル)」のキャンペーンにタレントのYOUを起用した。同ブランドは、モットーである“カワイイを、攻めていく”をアップデート。“カワイイに年齢制限なんてない”を打ち出し、年齢を重ねるにつれて女性がぶつかる“カワイイの壁”を打ち破る。幾つになっても“カワイイ”を貫いているYOUの起用により、“年齢を理由にカワイイをあきらめない”“自分のカワイイは自分で決める”というメッセージをムービーなどで発信する。キャンペーン特設サイトでは、YOUのインタビューを掲載。彼女は、「自分にとってのカワイイは自分らしくいること」とコメントしている。

 「アモスタイル」では、ツイッターキャンペーンを21日まで開催。同ブランドの公式アカウントをフォローしてムービーの感想に#カワイイに年齢制限なんてないを添えて対象投稿をリツイートすると「アモスタイル」の店舗や「トリンプ(TRIUMPH)」の公式ECサイトのショッピングで使用できる期間限定ポイント5000円分を抽選で20人にプレゼントする。

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「アモスタイル」がタレントのYOUを起用 “カワイイに年齢制限なんてない”

 トリンプ・インターナショナル・ジャパンは、直営店ブランド「アモスタイル バイ トリンプ(AMOSTYLE BY TRIUMPH以下、アモスタイル)」のキャンペーンにタレントのYOUを起用した。同ブランドは、モットーである“カワイイを、攻めていく”をアップデート。“カワイイに年齢制限なんてない”を打ち出し、年齢を重ねるにつれて女性がぶつかる“カワイイの壁”を打ち破る。幾つになっても“カワイイ”を貫いているYOUの起用により、“年齢を理由にカワイイをあきらめない”“自分のカワイイは自分で決める”というメッセージをムービーなどで発信する。キャンペーン特設サイトでは、YOUのインタビューを掲載。彼女は、「自分にとってのカワイイは自分らしくいること」とコメントしている。

 「アモスタイル」では、ツイッターキャンペーンを21日まで開催。同ブランドの公式アカウントをフォローしてムービーの感想に#カワイイに年齢制限なんてないを添えて対象投稿をリツイートすると「アモスタイル」の店舗や「トリンプ(TRIUMPH)」の公式ECサイトのショッピングで使用できる期間限定ポイント5000円分を抽選で20人にプレゼントする。

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英チャールズ国王の戴冠式 キャサリン皇太子妃は「アレキサンダー・マックイーン」のドレスで出席

 英チャールズ国王(King Charles III)の戴冠式が5月6日、ロンドンのウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)で行われた。チャールズ国王は2022年9月に即位。故エリザベス女王(Queen Elizabeth II)が即位した際に開催されて以来70年ぶりとなった戴冠式には、英王室のメンバーをはじめ、世界各国の王室や政府要人、著名人らが参列した。

 チャールズ国王は、祖父であるジョージ6世(King George VI)が1937年の戴冠式で着用した儀式服を着用。カミラ王妃(Queen Camilla)は英国のデザイナー、ブルース・オールドフィールド(Bruce Oldfield)による白いシルクドレスをまとった。その袖や裾などには、英国の4つの国であるイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドを表す花(バラ、アザミ、水仙、シャムロック)が金色の刺しゅうで施されている。胸元に輝くダイヤモンドのネックレスは、エリザベス女王が自身の戴冠式で着用していたもの。「ガラード(GARRAD)」が手掛け、1858年にヴィクトリア女王(Queen Victoria)に贈ったという歴史的な逸品だ。王冠は1911年に行われたジョージ5世(King George V)の戴冠式でメアリー女王(Queen Mary)がかぶったもので、現地メディアによれば、戴冠式で王妃のために新たな王冠が作られなかったのは18世紀以来初めてのことだという。

 キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)は、自身の結婚式でも着用した英国ブランド「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」によるアイボリー色のドレスをセレクト。やはり英国の4つの国を表す花々が金色で刺しゅうされている。頭には、ティアラではなくクリスタルとシルバーで作られた葉のヘッドピースを着用。エリザベス女王が所有していたネックレスのほか、故ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英国皇太子妃(以下、ダイアナ元妃)のイヤリングを合わせた。このイヤリングは、ダイアナ元妃が90年に行われた天皇陛下(現在は上皇陛下)の即位式に出席した際に身に着けていたものだという。

 ウィリアム皇太子(William, Prince of Wales)夫妻の子どもであるジョージ王子(Prince George of Wales)、シャーロット王女(Princess Charlotte of Wales)、ルイ王子(Prince Louis of Wales)も、それぞれ儀礼に則った衣装で参列。皇太子の弟であるヘンリー王子(Prince Henry, Duke of Sussex)は、「ディオール(DIOR)」のメンズ・コレクションからカスタムメードのラペルテールコートなどを選択した。また、英王室のメンバーであるベアトリス王女(Princess Beatrice)は「ビューロ・ロンドン(BEULAH LONDON)」のピンク色のドレスを、ユージェニー王女(Princess Eugenie)は「フェンディ(FENDI)」によるネイビーのドレスを着用した。

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世界のあらゆる“BORDER(境界)”を考える「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2023」リポート

 京都の歴史的建造物や近現代建築の空間を用いて国内外の作家の貴重な写真作品を展示する「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真際」が5月14日まで開催している。今回で12回目を迎える同イベントのテーマは“BORDER(境界線)”で京都文化博物館別館や二条城 二の丸御殿台所・お清所、藤井大丸ブラックストレージ等、屋内外の14カ所で展示を行っている。

 メインプログラムには、石内都、頭山ゆう紀、マベル・ポブレット(Mabel Poblet)、高木由利子、ボリス・ミハイロフ(Boris Mikhailov)、山田学、ココ・カピタン(Coco Capitan)、ジョアナ・シュマリ(Joana Choumali)、山内悠、セザーヌ・デズフリ(Cesar Dezfuli)、松村和彦、ロジャー・エーベルハルト(Roger Eberhard)、パオロ・ウッズ&アルノー・ロベール(Paolo Woods&Arnaud Robert)、デニス・モリス(Dennis Morris)が参加している。

 次世代の写真家やキュレーターの発掘と支援を目的にした「KG+」も同時開催中だ。国外からの観光客が増えて活気を見せている京都市内では“BORDER”をテーマに、参加作家による作品から、さまざまな“境界”を見て取ることができる。

石内都/頭山ゆう紀
A dialogue between Ishiuchi Miyako and Yuhki Touyama「透視する窓辺」展

誉田屋源兵衛 竹院の間
With the support of KERING’S WOMEN IN MOTION

 ケリングが2015年に立ち上げた、アートやクリエイティブに関わる分野で活躍する女性たちに光を当てることを目的とした「ウーマン・イン・モーション」によって支援されているプログラムで、今回は石内都と頭山ゆう紀の2人展。会場には下着や口紅、櫛といった亡き母の遺品の数々を撮影した、石内による「Mother’s」と2年前、コロナ禍に亡くなった、祖母の介護を続ける中で撮りためた新作と2008年に発表した「境界線13」シリーズから家族にまつわる作品をセレクトし展示している。お互いに身近な女性の死を経験し、写真を通じて亡くなった相手とのコニュニケーションを試みている。2人の作品からは実際に写っていない人物やその関係性をまでを想像しながら、普遍的な記憶が呼び起こされるような体験となる。

マベル・ポブレット
「WHERE OCEANS MEET」

京都文化博物館 別館
Presented by CHANEL NEXUS HALL

 キューバの現代アートシーンで活動するマベル・ポブレットによる、プリントによる造形やシルクスクリーン、映像等を組み合わせた作品群の展示。同展のテーマは“水”と“海”。ともに島国である日本とキューバの共通点でもある海。海を渡る移民は現在のキューバ社会では身近な存在で、ポブレットの作品群でも重要な意味を持つ。自分と他者とを繋ぐ存在でもあり、一方で国境となる切り離す存在でもある海を通じて、鑑賞者に現代社会の課題を投げかけている。会場の中央には海の写真を透明のセロハンに印刷して切り抜かれたインスタレーションが設置されており、海の水面に反射する光のような印象を受ける。さまざまな手法で表現される海から、水と人間の関係性や境界を呼び起こすような展示になっている。

デニス・モリス
「Colored Black」

世界倉庫
With the support of agnes b.

 昨年オープンした、京都のクラブ「WORLD KYOTO」が手掛けるカルチャースポット、世界倉庫では、ボブ・マーリー(Bob Marley)やセックス・ピストルズ(Sex Pistols)のポートレートで知られるデニス・モリスによる、自身が育った1960〜70年代のイーストロンドンのカリブ系移民のコミュニティや生活風景を捉えた作品と当時のジャマイカのレゲエミュージシャンアズワルド等のオリジナルレコードも展示されている。当時の簡易スタジオでのレコーディング風景やポートレート、黒人解放運動の現場等の写真から、コミュニティの貧困や困難がありのままに写し出されている。一方で、さまざまな苦難に対して、よりよい生活への前向きな熱意に溢れた強い意志も感じ取ることができる。

セザール・デズフリ
Passengers(越境者)

Sfera
With the support of Cheerio Corporation Co., LTD.

 写真家でジャーナリストのセザール・デズフリは、2016年に難民救助船「イヴェンタ号」に3週間ほど乗船し、リビアからイタリアへ渡航するルートで助け出された難民達を追った記録作品を展示している。地中海を横断する難民が社会問題とされていた当時、リビア沖を漂流するゴムボートから118人の難民が救助された。デズフリは救助された全員のポートレイトを撮影し、1人ひとりの名前や出身地を聞いて回り、彼等のその後の人生を丁寧に辿ることで人格を与えたかったという。作品は会場中央の船のような形のスペースで展示され、写真の他に手書きのメモやリビアの紙幣、救命道具も展示されている。今も続く難民問題や、その後の彼等を取りまく環境への理解を考えるきっかけになるドキュメンタリーだ。

ココ・カピタン
「Ookini」

ASPHODEL、大西清右衞門美術館、東福寺仏塔 光明院
With the support of LOEWE FOUNDATION and HEARST Fujingaho

 アーティスト・イン・レジデンスとして2022年10月から約2ヵ月間、京都の出町柳を拠点に滞在制作を行っていたココ・カピタン。タイトルは撮影の協力者に向けられた言葉だ。作品はASPHODEL、大西清右衞門美術館、東福寺仏塔 光明院で展示されている。自身がゴールデンエイジと語る10代の少年少女を撮り続けた写真が展示されている。作品には学生や舞妓等、日常生活に伝統文化が根付いている人々から、偶然、鴨川を歩いている時に出会った若者も登場しており、十六代大西清右衛門の息子、清太郎のドキュメンタリー作品も展示されている。カピタンは「京都という伝統的な街を舞台に、ジェンダーやアイデンティティーがわずかな時間で変わっていくティーンエイジャーの姿に興味を持った」と話す。

ジョアナ・シュマリ
「Alba’hian」「Kyoto-Abidjan」

両足院、出町桝形商店街、DELTA/KYOTOGRAPHIE Permanent Space

 ジョアナ・シュマリもアーティスト・イン・レジデンスで京都での滞在制作を行った。子どもの頃から夜明けに起床し、散歩を続けてきたというシュマリは、朝の太陽の光と自身の心象がオーバーラップすることがあったという。その姿を目に焼き付けて、刺繍を加えていき作品に仕上げるのだという。作品の重要な要素である光について、日本の光はまばゆさと静謐さが同居している独特なものと表現し、今作は「特に自身の精神性が反映されている」と語る。写真作品に対して長時間かけて刺繍を施すという作品は、朝の散歩のようにゆっくりと時間を掛けて鑑賞してみてその美しさを改めて感じられるのかもしれない。出町桝形商店街とDELTA/KYOTOGRAPHIE Permanent Spaceでは、コートジボワールのマーケットと京都の商店街をリンクさせたように作品が展示されていて、両国の“BORDER”を曖昧にする試みがなされている。

山内悠
「自然 JINEN」

誉田屋源兵衛 黒蔵

 9年間で何度も屋久島に通い、1人で1カ月間山ごもりをしながら撮影された、山内悠の作品。単に自然の雄大さを伝えるのではない。雨水をすするような生活から地球との一体感を感じる一方で、得も言えない不安や恐怖という経験を、山内の視点で捉えた作品群が並ぶ。「自分でコントロールができない自然の中では、実家が落ち着くような感覚のように、意識が内側に向いた」と語り、「自然から距離を置き、都会が形成されている理由なのかもしれない」と推測する。1階奥の部屋ではヘッドライトを付けて歩き回った夜の屋久島の写真等、4つの展示スペースが用意されている。いずれも山内の屋久島で経験したことを追体験するような感覚を覚える。

松村和彦
「心の糸」

八竹庵(旧川崎家住宅)

 昨年のKG+SELECTに続き、メインプログラムでの発表となった、京都新聞社の写真記者、松村和彦による「心の糸」。同作は超高齢化社会の日本で、2025年に認知症患者が700万人に上る見込みの中で、自分の身近な人が認知症になる可能性も含めた状況の理解を提示しながら、松村が実際に学んだことを共有することが目的だ。「認知症になったら人生が終わる」という誤った認識を払拭するために展示構成はキュレーターの後藤由美等と作り上げたという。展示会場には、原稿が欠けた新聞や食卓がぼやけていくスライド等、認知症の世界、心情が疑似体験できる空間になっている。また、会場全体を繋ぐ糸は、とこどころ切れてしまったり、結び直されたりすることで認知症を苦しさを表現している一方でタイトルの通り、心ではみんなが繋がっている状況も示唆している。

高木由利子
「PARALLEL WORLD」

二条城 二の丸御殿 台所・御清所

 ファッションデザイナーとしても活動してきた高木由利子は、アジア、アフリカ、南米、中近東に撮影旅行を続けてきた。同展ではファッションと写真という高木がこれまで表現してきた両者を横断するようにパラレルな構成がなされている。1つは伝統的な服の重要性に気付き1998年にスタートした「Threads of Beauty」だ。世界12カ国で撮影された同作は、イランの遊牧民やインド、中国等の民族衣装をまとった人物のポートレイトがまとめられている。もう1つは「ディオール」のために撮り下ろしたという新作の他、「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」「ジョン ガリアーノ(JOHN GALLIANO)」等、1980年代から現在までのファッションを牽引してきたブランドやデザイナーのクリエイションを撮影した作品が展示されている。モノクロ写真という自身のルールに則り、モノクロ写真に直接着色したという作品もある。高木が考える服と写真という根源的な疑問を作品から感じ取れるのではないだろうか。

「レジリエンス ── 変化を呼び覚ます女性たちの物語」
世界報道写真展

京都芸術センター

 1955年に発足した「世界報道写真財団(World Press Photo Foundation)」が毎年実施している「世界報道写真コンテスト」の入選作品の中から展示されている同展。今回は2000〜2021年に受賞した、世界各国の女性・少女・コミュニティーにおけるレジリエンス(回復力)と彼女達の再起への挑戦を写した13カ国17人の写真家による作品を展示している。女性の権利やジェンダーの平等は、世界中で今もなお根深い問題とされながらも、日本は大きく遅れをとっている。性差別やジェンダーが原因の暴力等の問題に対峙する作品群から、これらの問題の目に見えづらい不均衡さと現在まで、どのように変化してきたかを知ることで、その深淵を考えるきっかけになるだろう。

パオロ・ウッズ&アルノー・ロベール
「Happy Pills──幸せの薬──」

くろちく万蔵ビル2F

 写真家のパオロ・ウッズとジャーナリストのアルノー・ロベールが、約5年間世界中を旅しながら、人々の幸せと薬(=製薬会社)の関係“幸せの薬”を追求した。その中で、「日常的に救いを求めているのは哲学や宗教よりも化学であり薬だ」とウッズは語る。ペルーの18歳未満の女性の約4人に1人が妊娠を経験している現状から避妊薬が多用されていたり、トルコとシリアの内戦で家族を亡くした人が服用している抗うつ薬等を撮影した作品からは、薬がさまざまな困難や受け入れがたい現実、制約に対しての解決策になっている現実の一端を知ることができる。展示の後半にはウッズ自らが、世界中で薬を買って制作されたポップなメディスンタワーも展示されている。

ロジャー・エーベルハイト
「Escapism」

嶋臺(しまだい)ギャラリー

 スイスのコーヒークリームの容器に付いているアルミの蓋に印刷された写真がインスピレーション源になっている、ロジャー・エーベルハイトの新作シリーズ

 「Escapism」。蓋に印刷されている写真の中から、風景写真を高解像度のカメラを使用しクローズアップして再撮影し印刷を行った作品群は、CMYKの網点のパターンが、鑑賞者の立ち位置によって見え方が変化する。コロナ禍のパンデミックの外出制限時に制作された同作のタイトル「Escapism」は現実逃避という意味を持つ。常時変化する世界の観光名所のイメージは、エーベルハイトなりの“現実逃避”なのかもしれない。

インマ・バレッロ
「Breaking Walls」

伊藤佑 町家跡地

 ニューヨーク在住のスペイン人アーティスト、インマ・バレッロは、京都市内の陶芸家や窯元、学生等の協力で集められた陶磁器の廃材となった破片を金属のメッシュフレームに詰めて巨大な壁「Breaking Walls」を制作した。バレッロは2019年に日本の伝統的な陶磁器の修復技法である金継ぎを京都で学んだ。金継ぎには金属の粉が使われる一方で、スペインの陶磁器は金属のかすがいが用いられる。壊れた陶磁器の破片を用いて完成した作品は、多様性と共存の意義、伝統や文化、コミュニティの重要性を示している。

ボリス・ミハイロフ
「Yesterday’s Sandwich」

藤井大丸ブラックストレージ

 MEP(ヨーロッパ写真美術館)との共同企画で開催される展覧会「Yesterday's Sandwich」。同展では、旧ソビエト、ウクライナ出身のボリス・ミハイロフがアーティストとしてのキャリアをスタートさせた1960年代末から1970年代にかけて制作された作品をスライドショーで展示している。2枚のカラースライドで構成される同作は、旧ソビエト社会主義体制の抑圧された環境の中、タブーとされていたヌード写真と、ソビエトの風景、日常の1コマが重ねて表現されている。

山田学
「生命 宇宙の華」

HOSOO GALLERY
Presented by Ruinart

 山田学はKYOTOGRAPHIEインターナショナルポートフォリオレビューの参加者から選ばれる「Ruinart Japan Award 2022」を受賞。同年秋に渡仏し、収穫期にシャンパーニュ地方のランスで滞在制作を行った。葡萄からできたシャンパーニュを熟成させる現象に生命の循環を感じたことが、同作の誕生につながったという。同展では写真作品とシャンパーニュの泡が弾ける響きやクレイエルで採取したサウンドを交えた映像のインスタレーションも展示している。

高橋恭司
「Void」

ARTRO

 新作はデジタルカメラで撮影した写真で、髙橋が日常的に愛用している「ライカ」M8を使い、自室にいながら見える範囲を切り取ったプライベートな視点で表現している。展覧会に合わせた写真集「Void」(Haden Books)が刊行され、個展会場でのみ通常版(¥5,500)を特別価格の¥5,000で、プリント付き特装版(10種各エディション5)も¥33,000も販売している。

活気が戻りつつある京都で総合的に芸術を楽しむ

 今回から姉妹イベントとして、ミュージックフェスティバル「KYOTOPHONIE」も開催されている。「調和」「多様性」「交流」「探求」をキーワードとし、イベントを通じた繋がりや対話、体験を生み出すことを目的とし、京都市内の寺院や庭園、クラブ等で「KYOTOGRAPHIE 2023」開催期間中の週末に行われている。活気が戻りつつある京都で街歩きができる喜びとともに、写真を中心にした作品鑑賞を楽しみたい。

■KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2023
日程:5月14日まで
場所:京都市内


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芸人・友近が演じるおじさん「西尾一男」が新作のキャップやTシャツを“段取り”

 芸人・友近の公式オンラインストア「友近ショップ」は5月8日18時に、春の新作として5つの商品を発売する。

 いずれも友近が演じるおじさん「西尾一男」が働くデリバリーピザ店「ピザ キャップ」のオリジナル扱いで、店員気分が味わえるキャップが3200円(税込、以下同)、背面にメニューをプリントしたTシャツが4200円、エプロンが5000円、トートバッグが1500円、タンブラーが1500円。

 西尾は“中高年プロアルバイター”で、「段取りします」が口癖。「かーいらしい新作を段取りしました。一男もすでに使ってます」とコメントした。

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「オルビス」初の無人販売店舗を東京・立川にオープン

 オルビス(ORBIS)は5月12日、東京都のグランデュオ立川店をリニューアルし、無人販売店舗「オルビス スマート スタンド(ORBIS Smart Stand)」をオープンする。

 「オルビス スマート スタンド」はTOUCH TO GOの無人決済システムを導入しており、事前の顧客登録などを必要としない仕組み。自分に合った美容の手入れ方法や悩みなどをビューティアドバイザーに気軽に相談できるオンラインカウンセリングコーナーも設置した。省人化や省力化が可能になるため、人材不足の解消につながり、店舗におけるオペレーションコストの低減を目指す。

 導入する無人決済システムは、店内に設置した複数のカメラなどの情報から来店客が手に取った商品をリアルタイムで認識。決済端末のディスプレイに表示された金額を支払うだけでスマートに購入可能だ。

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ワークマン営業利益10%減 23年3月期、仕入れコスト上昇で

 ワークマンの2023年3月期業績は、本業のもうけを示す営業利益が前期比10.1%減の241億円だった。既存店売上高は同2.6%増と好調だったものの、「価格据え置き宣言」をしたプライベートブランド(PB)が円安や原料高などによって仕入れコストが上昇した。

 小売業の売上高に相当するチェーン全店売上高は、同8.5%増の1698億円。新商品のキャンプ用品が売れた。期末店舗数は純増37の981店舗。価格据え置きの効果もあって、既存店の客数、1日平均客数、客単価は前年実績を上回った。営業総収入は同10.3%増の1282億円、純利益は同9.0%減の166億円だった。

 今期(24年3月期)はチェーン全店売上高が前期比6.5%増の1809億円、営業総収入が同6.5%増の1365億円、営業利益が同6.7%増の257億円、純利益が同5.4%増の175億円を見込む。

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「フェンディ」が5月中旬、“フェンディ バイ マーク ジェイコブス”を発売

 「フェンディ(FENDI)」は5月中旬、カプセルコレクション“フェンディ バイ マーク ジェイコブス(FENDI BY MARC JACOBS)”を発売する。「フェンディ」の直営店と公式オンラインストアで扱う。

 同コレクションは昨年9月、「フェンディ」のアイコンバッグ“バゲット”の25周年を祝してニューヨークで発表されたもので、ミニから特大まで豊富なサイズの“バゲット”をそろえる。

 また、ブロークンデニムジャケットやカサカサと音を立てるセロファン製のケープ、蛍光色のリサイクルファーを用いたストールやハットなどは、「きらびやかでありながら硬質なニューヨークの街並みを反映したもので、ガラス張りの建物や作業員の安全ベストに着想した」という。

 キム・ジョーンズ(Kim Jones)「フェンディ」ウィメンズウエア部門アーティスティック・ディレクターは、「マーク(・ジェイコブス『マーク ジェイコブス』クリエイティブ・ディレクター兼創業者)は長年の友人であり、アメリカにおけるファッションキングだ。彼は特に、ロゴに関してブランディングと実験の達人。今回マークは『フェンディ』のコレクションを手掛けたが、これはコラボレーションというより、むしろ1つの解釈と言える。そこには、彼自身が好きなようにアクションできたという自由と喜びが感じられる」と述べる。

MOVIE:MARIO SORRENTI

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“エア ジョーダン 3”のOGカラー“ホワイトセメント”が2023年仕様で復刻

 ナイキ(NIKE)の「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」は、1988年に発表したスニーカー“エア ジョーダン 3(AIR JORDAN 3)”のOGカラー“ホワイトセメント(WHITE CEMENT)”を2023年仕様に復刻し、5月9日に「ナイキ」の公式アプリ「SNKRS」などで発売する。価格は2万5300円(税込、以下同)。

 “エア ジョーダン 3 ホワイトセメント リイマジンド”は、セメント柄(エレファント柄)などのディテールはそのままに、ヒールパーツやミッドソールを経年変化による変色を再現したセイルカラーに染め上げている。また、スニーカーボックスもデッドストックを彷ふつとさせる擦り切れたようなデザインで、ヒール部分には現行モデルのジャンプマンロゴではなく、当時のモデルを忠実に再現した“NIKE AIR”の文字を配している。

 なお、同日にはジュニアサイズ(1万8700円)とキッズサイズ(1万450円)、ベビーサイズ(7700円)もあわせて販売する。

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“エア ジョーダン 3”のOGカラー“ホワイトセメント”が2023年仕様で復刻

 ナイキ(NIKE)の「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」は、1988年に発表したスニーカー“エア ジョーダン 3(AIR JORDAN 3)”のOGカラー“ホワイトセメント(WHITE CEMENT)”を2023年仕様に復刻し、5月9日に「ナイキ」の公式アプリ「SNKRS」などで発売する。価格は2万5300円(税込、以下同)。

 “エア ジョーダン 3 ホワイトセメント リイマジンド”は、セメント柄(エレファント柄)などのディテールはそのままに、ヒールパーツやミッドソールを経年変化による変色を再現したセイルカラーに染め上げている。また、スニーカーボックスもデッドストックを彷ふつとさせる擦り切れたようなデザインで、ヒール部分には現行モデルのジャンプマンロゴではなく、当時のモデルを忠実に再現した“NIKE AIR”の文字を配している。

 なお、同日にはジュニアサイズ(1万8700円)とキッズサイズ(1万450円)、ベビーサイズ(7700円)もあわせて販売する。

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「ロコンド」がニャンと猫の家に魔改造できる配達用ダンボール 猫好き社員の片瀬那奈さんがプロデュース

 シューズとウエアの通販サイト「ロコンド」は5月8日から、配達用のダンボールを猫の家に改造できる新サービスをスタートする。ダンボールの切り取り線や折れ線に沿って折り曲げると猫の家に改造できる。商品購入時に通常版(無料)とキャットハウス版(110円)を選択できる。プロデュースしたのは、猫好きで知られ、昨年12月に社員になった元タレントの片瀬那奈さん。サイズは縦25cm、横35cm、高さ25cmで、猫がキャットハウスに入らなかった場合は「ロコンド」サイトなどで使用できるロココイン110円で返金もできる。

 ロコンドは会社の公式キャラクターにも猫の「ロコンニャ」を起用しており、猫好きな会社として知られている。

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ワークマンの社外取締役にユーチューバーの「サリーさん」

 ワークマンは8日、ユーチューバーでブロガーの「サリーさん」こと濱屋理沙氏を社外取締役に起用すると発表した。6月29日の株式総会を経て正式に就任する。

 キャンプが趣味のサリーさんは、2018年からワークマンに関する情報をブログやユーチューブで発信してきた。キャンプブログ「ちょっとキャンプに行ってくる。」のほか、ユーチューブのチャンネル登録者は4.3万人いて、ワークマンに関する動画311本の再生回数は1356万回に達する。

 サリーさんの影響力に目をつけた同社は公式アンバサダーの第1号に起用して、溶接工のための燃えにくい作業服を応用したキャンプ用のアウターを共同開発した。同製品は累計販売40万着を超えるヒット商品になった。現在では“サリーパーカー”など自身の名前をつけた商品も出しており、ワークマンファンの間では知られた存在になっている。現在、出店拡大を進める戦略業態「#ワークマン女子」もサリーさんとの取り組みの中で企画された。

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ロエベ財団が釜師の大西清右衛門家へ活動支援開始 京都で400年以上続く老舗

 ロエベ財団は、ロエベジャパン50周年の取り組みとして、江戸時代から茶の湯釜造りを生業としてきた大西家の継続的活動支援を目的とした資金援助を開始した。同財団は、世界中のクラフトやアートを前進させる活動を行っており、これもその一環。16代目大西清右衛門家に対して6年間の資金援助プログラムを行う。

 これに併せて清右衛門と15歳の息子、清太郎を写したドキュメンタリー映像を製作し、同家が茶の湯釜工芸に寄せる思いを記録し公開した。また、清太郎の姿を写真家のココ・カピタンが撮影し、同財団が協賛するKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2023において5月14日まで展示している。展示はアスフォデル(ASPHODEL)、大西清右衛門美術館、東福寺塔頭光明院でそれぞれ異なる題材で実施している。

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「グッチ」のフレグランス“ブルーム”の新作は月下美人の魅惑的な香り

 「グッチ(GUCCI)」は6月7日、フレグランスコレクション“グッチ ブルーム”の新作“グッチ ブルーム オードパルファム インテンス(以下、ブルーム インテンス)”を発売する。“グッチ ブルーム”のオードパルファムは、アルベルト・モリヤスが調香を担当。ジャスミンやチュベローズをブレンドした花そのものを感じる香りだ。新作の“ブルーム インテンス”は、オードパルファムのホワイトフローラルの香りをベースに、夜に開花する月下美人をブレンド。オレンジブロッサム アブソリュートのトップノートに続き、月下美人が香り、ラストは、パチョリエッセンスとクリスタルモスアコードがセンシュアルな余韻を残す。

 ブラックのラッカー仕上げのボトルには、宇宙をイメージしたラベルを配し、ボックスには夜のガーデンを描いたトワルドジュイのようなプリントを施している。

 税込価格は、50mLが1万6720円、100mLが2万3320円。

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【2023年母の日】「ブルガリ」がギフトコレクションを発売 ジュエリーや日本限定ウオレットなど

 「ブルガリ(BVLGARI)」は、母の日に向けたギフトコレクションを発売した。“ディーヴァ ドリーム”ネックレス(95万7000円税込、以下同)や“セルペンティ ヴァイパー”ネックレス(71万5000円)、“ビー・ゼロワン”ネックレス(62万7000円)などのジュエリーのほか、“ブルガリ・ブルガリ”ウオッチ(86万9000円)、“セルペンティ”ウオッチ(144万1000円)をそろえた。さらに“セルペンティ”バッグ(31万9000円)や日本限定の“ブルガリ・ブルガリ”ウオレット(7万400円〜)も用意した。

 オンラインサイトの特設ページでは、そのほかにも母の日に相応しいギフトを提案しており、一部商品を対象に文字や記号を刻印するサービスを実施している。

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2024年クルーズ・シーズンが開幕 「シャネル」のLAでのショーを皮切りに

 世界各地で発表されるクルーズ・コレクションのショーシーズンが、今年も幕を開ける。まずは、「シャネル(CHANEL)」が5月9日にアメリカ・ロサンゼルスで2024年クルーズ・コレクションのショーを開催。16日には「グッチ(GUCCI)」が韓国・ソウルにある景福宮で、デザインチームによる新作を披露する。サバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)新クリエイティブ・ディレクターのデビューは、9月のミラノ・ファッション・ウイークになる。

 4月末にソウルで23年プレ・フォールのショーを行ったばかりの「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、5月24日にイタリア北部のマッジョーレ湖に浮かぶ小さな島イソラ・ベッラで、24年クルーズ・コレクションを発表予定。さらに、26日には「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)がリゾート地として知られるイタリア中部のリミニで、6月11日には「マックスマーラ(MAX MARA)」がスウェーデン・ストックホルムでショーを開く。なお、クルーズショーの常連である「ディオール(DIOR)」は、開催の有無や詳細をまだ明らかにしていない。

 有観客のクルーズショーは、昨年から本格的に再開。近年は、世界各地でプレ・フォールのショーを開いたり、メイン・コレクションのショーの再演などを行ったりするラグジュアリーブランドが増えており、世界中からセレブリティーやインフルエンサー、VIP顧客、メディアの編集長らを迎えて行うイベント合戦は加熱している。

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2024年クルーズ・シーズンが開幕 「シャネル」のLAでのショーを皮切りに

 世界各地で発表されるクルーズ・コレクションのショーシーズンが、今年も幕を開ける。まずは、「シャネル(CHANEL)」が5月9日にアメリカ・ロサンゼルスで2024年クルーズ・コレクションのショーを開催。16日には「グッチ(GUCCI)」が韓国・ソウルにある景福宮で、デザインチームによる新作を披露する。サバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)新クリエイティブ・ディレクターのデビューは、9月のミラノ・ファッション・ウイークになる。

 4月末にソウルで23年プレ・フォールのショーを行ったばかりの「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、5月24日にイタリア北部のマッジョーレ湖に浮かぶ小さな島イソラ・ベッラで、24年クルーズ・コレクションを発表予定。さらに、26日には「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)がリゾート地として知られるイタリア中部のリミニで、6月11日には「マックスマーラ(MAX MARA)」がスウェーデン・ストックホルムでショーを開く。なお、クルーズショーの常連である「ディオール(DIOR)」は、開催の有無や詳細をまだ明らかにしていない。

 有観客のクルーズショーは、昨年から本格的に再開。近年は、世界各地でプレ・フォールのショーを開いたり、メイン・コレクションのショーの再演などを行ったりするラグジュアリーブランドが増えており、世界中からセレブリティーやインフルエンサー、VIP顧客、メディアの編集長らを迎えて行うイベント合戦は加熱している。

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“植物タンニンなめし”の持続可能性を科学的に証明 無料セミナーをイタリア文化会館で開催

 イタリア植物タンニンなめし革協会は5月18日(木)16時から、セミナー「WELCOME TO 2050 君たちを待っていたよ. 1282年から」をイタリア文化会館で開催する。事前予約制で、入場無料。同時通訳付きで、定員は300人だ。

 セミナーでは、全て天然原料の植物タンニンなめしが「持続可能である」ことを科学的に証明する。エビデンスに用いられるのは、繊維・なめし革分野の特殊分析に特化した検査機関“Ars Tinctoria”を設立し、企業のエコロジー・プロセスの研究なども行う科学者、グスターヴォ・アドリアン・デフェオ(Gustavo Adrián Defeo)博士と、フィレンツェの国立光学研究所の2年間にわたるプロジェクト“Bio-based by nature”の研究結果だ。

 両者が共同開発した“SCAR分析装置”により、革や繊維、プラスチック、化学製品など、さまざまな素材に含まれるバイオマス由来の炭素含有量の測定に成功。考古学的発掘物の年代測定と同様の分析方法で、物質中の放射性炭素を測ることで、植物タンニンなめしの持続可能性をデータから読み解く。

 当日は、デフェオ博士本人が講師として登壇。セミナー後には、プレス発表会やカクテルパーティーなども予定する。

 イタリア植物タンニンなめし革協会は、13世紀から続くトスカーナの伝統的な植物タンニンなめし革の保存と普及のために1994年に設立。現在は、高品質でニッチな製品を作りながら、卓越した技術や伝統を継承する19社のアルチザンタンナーで構成されている。また「トスカーナ産植物タンニンなめし革」は、同協会の製造規則に準拠し、トスカーナの職人たちが主に手作業で生産した革の品質を保証するための商標でもある。

問い合わせ先
イタリア大使館 貿易促進部
03-3475-1401

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“植物タンニンなめし”の持続可能性を科学的に証明 無料セミナーをイタリア文化会館で開催

 イタリア植物タンニンなめし革協会は5月18日(木)16時から、セミナー「WELCOME TO 2050 君たちを待っていたよ. 1282年から」をイタリア文化会館で開催する。事前予約制で、入場無料。同時通訳付きで、定員は300人だ。

 セミナーでは、全て天然原料の植物タンニンなめしが「持続可能である」ことを科学的に証明する。エビデンスに用いられるのは、繊維・なめし革分野の特殊分析に特化した検査機関“Ars Tinctoria”を設立し、企業のエコロジー・プロセスの研究なども行う科学者、グスターヴォ・アドリアン・デフェオ(Gustavo Adrián Defeo)博士と、フィレンツェの国立光学研究所の2年間にわたるプロジェクト“Bio-based by nature”の研究結果だ。

 両者が共同開発した“SCAR分析装置”により、革や繊維、プラスチック、化学製品など、さまざまな素材に含まれるバイオマス由来の炭素含有量の測定に成功。考古学的発掘物の年代測定と同様の分析方法で、物質中の放射性炭素を測ることで、植物タンニンなめしの持続可能性をデータから読み解く。

 当日は、デフェオ博士本人が講師として登壇。セミナー後には、プレス発表会やカクテルパーティーなども予定する。

 イタリア植物タンニンなめし革協会は、13世紀から続くトスカーナの伝統的な植物タンニンなめし革の保存と普及のために1994年に設立。現在は、高品質でニッチな製品を作りながら、卓越した技術や伝統を継承する19社のアルチザンタンナーで構成されている。また「トスカーナ産植物タンニンなめし革」は、同協会の製造規則に準拠し、トスカーナの職人たちが主に手作業で生産した革の品質を保証するための商標でもある。

問い合わせ先
イタリア大使館 貿易促進部
03-3475-1401

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「ユニクロ」“ラウンドミニショルダーバッグ”が大バズり 英国のTikTok投稿がきっかけ

 「ユニクロ(UNIQLO)」の“ラウンドミニショルダーバッグ”(税込1500円)が売れている。最初に火がついたのは海外から。英バース在住の @caitlinphillimore が約1年前にアップしたバッグの大容量ぶりを紹介するTikTok投稿がバズり、それ以降売れ続け、「EU圏で非常に好調。特に英国が売れているが、同じくらい独、伊、オランダでも売れている。日本でもバッグカテゴリーの中で1位」(広報担当者)という。ファッションEC検索サイト「リスト(Lyst)」による、「2023年1〜3月に最も検索されたプロダクト」1位にも選ばれた。

 「リスト」の発表資料によると、同バッグは「20米ドル(約2680円)以下で売られており、われわれのランキングに登場したアイテムで史上最安値」。確かに、同バッグに続く2位は「リック・オウエンス(RICK OWENS)」のサングラス、3位は「スキムス(SKIMS)」のボディースーツといった具合だ。

 好調な売れ行きを、英一般紙の「ガーディアン(The Guardian)」やファッションビジネスメディア「ビジネス オブ ファッション(Business of Fashion以下、BoF)」なども記事にしている。「通常、“イットバッグ”は『ディオール(DIOR)』『プラダ(PRADA)』『グッチ(GUCCI)』といった一流のラグジュアリーブランドから生まれるが、今シーズンは違う」と「BoF」の記事。

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「ディオール」が“ミス ディオール”のボディーケアアイテムを発売 シャワーオイルやスクラブなど全4アイテム

 「ディオール(DIOR)」は6月2日、人気のフレグランスシリーズ“ミス ディオール”からボディーケアアイテム4種を発売する。先行販売は5月17日を予定している。

 数量限定商品は3種で、滑らかに洗い上げる“ミス ディオール ローズ シャワー オイル”(75mL、税込6600円、以下同)と優しく肌を磨きあげるボディースクラブ“ミス ディオール ローズ シャワー ミルク スクラブ”(75mL、6600円)、肌に潤いをプラスするボディージェル“ミス ディオール シマリング ローズ ボディ ジェル”(75mL、6600円)を販売する。

 同日には“ミス ディオール ソープ”(120g、4070円)が透明感溢れる装いで新登場。容量は100gから120gに変更する。クリーミーな泡が肌を優しく洗い上げ、“ミス ディオール ブルーミング ブーケ”の陽気な香りがふんわりと漂う。

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「コールマン」がアーティストとの新プロジェクト 第1弾はジュン・イノウエ

 「コールマン(COLEMAN)」は、アウトドアとアートを融合する新プロジェクト“コールマン アート プロジェクト(COLEMAN ART PROJECT)”を始動した。“アートを外へ持ち出そう!”をコンセプトに、作家の作品をグラフィックなどに採用したキャンプギアを販売する。中里豊コールマン ジャパン社長は「キャンプは1970年代から日本でも浸透し、当初は家族で楽しむのが一般的だった。しかし今、コロナを経て、若い友人同士やソロキャンプなど、スタイルやニーズが多様化している。一方でキャンプギアは、アースカラーをベースとした画一的なデザインばかり。もっといろんなデザインがあっていいのでは」とプロジェクトの意義を語る。

 同プロジェクトでは年に一度、1組のアーティストを起用する。第1弾は、現代アーティストのジュン・イノウエ(JUN INOUE)を起用した。“多様性”を表現したブラックベースのアートワークと、“色の力”をキーワードにしたカラフルなアートワークの2種類をアイテムに落とし込んだ。コンパクトテント(3万9600円税込、以下同)やシェルター(11万2200円)、シェード(1万9800円)といったキャンプギアのほか、クーラーボックス(8万9980円)、折りたたみ可能なチェア(9790円)やテーブル(2万6950円)、ピクニックマット(6050円)、ワゴン(1万9580円)と幅広いレジャーに使える全8アイテムをそろえる。イノウエは「これまでも複数の企業とコラボしてきたが、『コールマン』はユーザー数が段違い。自分のアートがより多くの人の手に渡ると思うと、今からワクワクする」とコメントした。

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フランス発ジュエリー「メシカ」の創業者に聞く“ダイヤモンドの解放”

 フランス発ジュエリー「メシカ(MESSIKA)」のヴァレリー・メシカ(Valerie Messika)創業者兼アーティスティックディレクターが来日した。同ブランドは、2005年に設立。日本には2020年に上陸した。ケイト・モス(Kate Moss)やジジ・ハディド(Gigi Hadid)とのコラボレーションなどでも知られるジュエリーブランドだ。約3年ぶりに来日したメシカに、クリエイションなどについて聞いた。

WWD:今回の来日の目的は?

ヴァレリー・メシカ「メシカ」創業者兼アーティスティック・ディレクター(以下、メシカ):イベントで顧客やメディアに会いにきた。日本で会社を設立したのが約3年前。コロナ禍で大変だったが、ブランドの認知度アップを図ってくれたチームのサポートも目的だ。販売員のトレーニングも行う。また、ブティックにふさわしい場所の視察も兼ねている。私は日本の文化が大好きで、家族で京都や富士山にも行くことを大変うれしく思う。

WWD:自身のブランドを立ち上げたきっかけは?

メシカ:父親がダイヤモンド商だったので、小さな頃からダイヤモンドに囲まれて育った。ダイヤモンドで遊んだり、とても身近なものだった。私が25歳になったときに感じたことは、ダイヤモンドの世界では伝統が重んじられるという点。若い女性がつけられるようなダイヤモンドのジュエリーがなかった。だから、ダイヤモンドに自由を与えてモダンでエッジのきいたジュエリーを作ろうと思った。

WWD:ブランドのフィロソフィーは?

メシカ:ダイヤモンドを解放すること。ダイヤモンドが輝きを増すようなセッティングを施したり、クールで心地良いファッションのようにエネルギッシュなものにしているという点。若い世代がつけられるジュエリーを提供している。ダイヤモンドは男性から贈られるものではなく、女性が自分で買えるものというメッセージをこめている。ダイヤモンドとは夫婦の間だけのものでなく、バッグやシューズのように手に取ってもらいたい。ダイヤモンドを通して女性が美しくパワフルになるのを願っている。

WWD:ダイヤモンドに特化したブランドにした理由は?

メシカ:ダイヤモンド商の父が、ブランド立ち上げのときに、「他のマネをせずに自分のスタイルにこだわるべきだ」と助言をしてくれた。家族みんながダイヤモンドに携わっているので、ある意味、われわれはダイヤモンドの専門家。弟は原石の調達を行っており、鉱山から消費者まで一貫して独自性を持ってダイヤモンドを提供できる。それが強みだと思っている。同じ石に毎回向き合うのは難しいこともあるが、ダイヤモンドはタイムレスで流行に左右されない貴石だ。

WWD:クリエイションのインスピレーション源は?

メシカ:ダイヤモンドからインスパイアされる。実際触れているので、どうすれば美しく引き立てることができるかと考える。だから、ダイヤモンドにオマージュを寄せたクリエイションもある。また、女性もインスピレーション源の一つ。母や祖母、娘などの家族から女優や歌手などさまざまな女性から影響される。ファッションも大きなインスピレーション源だ。パリは、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)やアズディン・アライア(Azzedine Alaia)、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)などによるクチュールの都だから。アートや建築、旅などから着想を得ることもある。

WWD:クリエイションの過程で最も苦労する点と楽しい点は?

メシカ:苦労するのは、アイデアを現実のものにするということ。夢を実現するにはステップ=技術が必要。技術を通してアイデアがポジティブなものに変わることもあり、それは楽しみでもある。とてもチャレンジングだ。楽しいのは、チームでそれぞれのクリエイティビティーを発揮して刺激し合うという点。そうすることで、皆ハッピーに感じていると思う。

WWD:現在何カ国で販売しているか?トップ3の市場は?

メシカ:75カ国で販売している。トップの市場はフランス、2位が中東、3位が中国とアメリカ。

WWD:日本市場における戦略は?

メシカ:「メシカ」らしくあること。「メシカ」のような洗練された製品を手に取りやすい価格で提供するブランドはない。日本の文化を尊重しつつ、「メシカ」が持っているロックンロールな部分をアピールしていく。

WWD:今後、ジュエリーの制作においてチャレンジしたい点は?

メシカ:人々を驚かせ続けたいと思っているので、一般的ではない提案をしたい。前回のランウェイショーでも発表したが、口や鼻など思いがけない体の部分をクールかつモダンに見せるジュエリーを作りたい。

WWD:ラボグロウンやモアサナイトの存在についてどのように考えるか?

メシカ:私は天然ダイヤモンドに囲まれて育ったので、何百万年もかけて地球が作り出した天然ダイヤモンドの魔法を実感している。ラボで人工的に作られたものに対してアンチとは言わないが、私のDNAやストーリーにはないものだ。天然ダイヤモンドと人工は本物の絵画とリトグラフのようなものだと思う。

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「ルブタン」のアイコニックなリップが刷新 ミニサイズも新発売

 「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」は6月7日、ブランドのアイコニックなリップ“ルージュ ルブタン”を刷新し発売する。“ベルベットマット”(全12色、税込各1万5290円、以下同)“シルキーサテン”(全12色、各1万5290円)“ソーグロウ”(レフィル全12色、各7150円)の3シリーズをそろえ、それぞれミニサイズのリップ“オンザゴー”(各6930円)も新登場する。

 既存の“ベルベットマット”と“シルキーサテン”はカラー展開をアップデート、さらにパンジーエキスやヒアルロン酸Naなどを複合したブランドの独自成分“グラムリップス”を配合し、保湿力を高めた。レフィルリップとケースを選んで、自分好みにアレンジできる“ソーグロウ”からは、ブラックベリーやミルキーアプリコット、フューシャピンク、ライトプラムレッドの新色4色を発売する。

 そのほか、リップと組み合わせて使用できるチェーン(新1種、各1650円)やチャーム(新5種、各3300円)などのアクセサリーも定番商品として加わる。これまで“ソーグロウ”シリーズのみ対応可能だったが、今回から3シリーズ全てがカスタマイズ可能になった。なお、ミニサイズの“オンザゴー”には対応していない。

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