「タカラサステナビリティフェス 2024 -Change the Angle」基調講演には、向千鶴 WWDJAPAN サステナビリティ・ディレクターが登壇「タカラサステナビリティフェス 2024 -Change the Angle」のミニワークの様子「タカラサステナビリティフェス 2024 -Change the Angle」のミニワークの様子「タカラサステナビリティフェス 2024 -Change the Angle」のミニワークの様子
WWD:プロジェクトを通してどのような成果が得られた?
日野:特に大きな成果の一つは社内イベントで生まれた意識の高まりや共通認識の醸成です。全国からミドルマネジメント以上のポジションにつく社員を可能な限り大阪の拠点ティービースクエア オオサカに集めて、「タカラサステナビリティフェス 2024 -Change the Angle」を開催しました。全従業員向けたオンライン配信も含めると、全社員の3分の1にあたる520人ほどが参加。社内イベントとしては最大級の催しになりました。ミドルマネジメント層はとくに若手からのボトムアップを受けたとき、経営陣に連携し事業につなげる存在。そんな彼ら・彼女らがサステナビリティへの共通認識をもつことで、スムーズに事業が進むと考えました。
中山:私は二つあります。一つは理美容産業がリーディング産業といわれる未来を作りたいです。私たちがリーダーシップをとって、アクションを起こすことで、ほかの産業にも良い影響を与えていけるような社会のロールモデルを作っていきたいです。もう一つは、理美容室を通じて日本全国にサステナビリティの意識改革を巻き起こしたいです。世の中の大半の人は1年に数回、理美容室を利用しているはずです。ゆえに通う理美容室の意識が変われば、お客さまの意識が変わり、結果的に全国民の意識を変えられると考えています。タカラベルモントが変われば日本が変わる可能性さえも秘めています。B to B to Cのビジネスであるからこそ、理美容室を通じて日本全国にサステナビリティの意識改革が巻き起こせると信じています。
「『オニツカタイガー』のコンセプトの一つに“DISCOVER THE DIFFERENCE”という考え方がある。ブランドストーリーを掘り起こし、前シーズンのコレクションに現在の空気感を加えた商品開発を行う一方で、全く別の新しいラインの存在が重要だ。その際、コンセプチュアルなものと日常的なものの両方を組み合わせることで新しさを提案しているのだが、『継承』と『刷新』のバランスを極限まで見極めるようにしている。現在はトレンドのキーワードが常にあふれていたころよりも、さらに混沌としていて見えにくい時代だ。重要なのは、トレンドに流されない考え方。マイナーチェンジを繰り返していくことが信頼につながり安心感になる。この考え方はマーケティングやブランディングにまで反映されていて、ブランドを進化させるために不可欠だ」
「『オニツカタイガー』のコンセプトの一つに“DISCOVER THE DIFFERENCE”という考え方がある。ブランドストーリーを掘り起こし、前シーズンのコレクションに現在の空気感を加えた商品開発を行う一方で、全く別の新しいラインの存在が重要だ。その際、コンセプチュアルなものと日常的なものの両方を組み合わせることで新しさを提案しているのだが、『継承』と『刷新』のバランスを極限まで見極めるようにしている。現在はトレンドのキーワードが常にあふれていたころよりも、さらに混沌としていて見えにくい時代だ。重要なのは、トレンドに流されない考え方。マイナーチェンジを繰り返していくことが信頼につながり安心感になる。この考え方はマーケティングやブランディングにまで反映されていて、ブランドを進化させるために不可欠だ」
※1 : Kujanpää , M. & Nors , M. (2014). Environmental performance of future digital textile printing. VTT Technical Research Centre of Finland.VTT Customer Report Vol. VTT CR 04462 14
※2 : 2022年 京セラドキュメントソリューションズ調べ
渡辺貴生/ゴールドウイン社長 PROFILE:(わたなべ・たかお)1960年、千葉県生まれ。大学卒業後、82年にゴールドウイン入社。商品や店舗開発など、30年以上にわたって「ザ・ノース・フェイス」の事業に携わり、同ブランドの成長に貢献。2005年から取締役執行役員ノースフェイス事業部長、17年から取締役副社長執行役員。20年4月から現職 PHOTO:KAZUO YOSHIDA
ゴールドウインは、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」などの海外ブランドと提携し、日本市場に合うようにデザイン性と機能性を独自開発して成長してきた企業だ。一方で、自社ブランドの育成は遅れていた。「自分たちの考えを自由に形にしてお客さまの役に立つ製品を作り、世界中で自分たちの存在を知っていただくには、提携ブランドでは限界がある」と渡辺貴生ゴールドウイン社長。世界に目を向けていく中で、渡辺社長が現職に就いた20年以降、自社ブランドの「ゴールドウイン」でフィロソフィーやコンセプトの部分から見直しを進めてきたという。
久保:ウィメンズのアプローチをメンズに応用しています。「ヨシオクボ」は年々ユニセックスの傾向が強まっていて、今、顧客の4割は女性です。「ミュラー オブ ヨシオクボ(MULLER OF YOSHIOKUBO)」もあるので、ウィメンズのモノづくりにも明るい方だと自覚しています。今シーズンは、通常だと技術が難しいといわれるナイロンやポリエステルの素材にギャザーをプラスしました。挑戦ではありましたが、シフォンやサテンといった素材ではないところが、ブランドらしいかなと。見た目に対して生地の厚みがないので、着心地にも配慮しています。
久保:ウィメンズのアプローチをメンズに応用しています。「ヨシオクボ」は年々ユニセックスの傾向が強まっていて、今、顧客の4割は女性です。「ミュラー オブ ヨシオクボ(MULLER OF YOSHIOKUBO)」もあるので、ウィメンズのモノづくりにも明るい方だと自覚しています。今シーズンは、通常だと技術が難しいといわれるナイロンやポリエステルの素材にギャザーをプラスしました。挑戦ではありましたが、シフォンやサテンといった素材ではないところが、ブランドらしいかなと。見た目に対して生地の厚みがないので、着心地にも配慮しています。
ファーイーストカンパニーは、新ウィメンズブランド「サヴィル サヴィ(SA VILLE / SA VIE)」をローンチする。「アナイ(ANAYI)」で16年ディレクターを務める片岡恵美子がクリエイションの指揮を執り、上質な素材使いとパターン、ディテールにこだわったコレクションを大人の女性に提案する。「サヴィル サヴィ」のファースト・コレクションについて片岡ディレクターに聞いた。
オープン前日の8月7日にはオープニングパーティーが行われ、「ベイプ®」にゆかりのある多くのゲストが来場。「ベイプ®」のシモーネ・ウゴリーニ=ノーウェア社長が自ら出迎えるなど、和やかな雰囲気で開催された。2階では日本が世界に誇る“KING OF DIGGIN'”、DJ MUROによるDJが行われ、来場者を楽しませるなど、「ベイプ®」の新たな挑戦を祝うスペシャルな一夜となった。
「ベイプ® シンク」で提案の幅を広げる
“ミスター ベイシング エイプ®”のロゴがインパクト大の「ベイプ® シンク」の外観 PHOTO:MASASHI URA
オープン前日の8月7日にはオープニングパーティーが行われ、「ベイプ®」にゆかりのある多くのゲストが来場。「ベイプ®」のシモーネ・ウゴリーニ=ノーウェア社長が自ら出迎えるなど、和やかな雰囲気で開催された。2階では日本が世界に誇る“KING OF DIGGIN'”、DJ MUROによるDJが行われ、来場者を楽しませるなど、「ベイプ®」の新たな挑戦を祝うスペシャルな一夜となった。
「ベイプ® シンク」で提案の幅を広げる
“ミスター ベイシング エイプ®”のロゴがインパクト大の「ベイプ® シンク」の外観 PHOTO:MASASHI URA
SEASON
新作として春夏と秋冬の年に2度発表する“シーズン”。季節の移り変わりと共に、中山デザイナーの日々のアイデアから一つ一つ形となるアイテムを発表。「普遍的でありながら、今を生きるための服」と掲げながらも、「マディソンブルー」の“未来”を描くコレクションでもある。原点であるシャツやデニム、ジャケット、Tシャツ、スカートなど、現代女性の憧れや理想をリアルクローズとして常に発信し続ける。
SEASON
新作として春夏と秋冬の年に2度発表する“シーズン”。季節の移り変わりと共に、中山デザイナーの日々のアイデアから一つ一つ形となるアイテムを発表。「普遍的でありながら、今を生きるための服」と掲げながらも、「マディソンブルー」の“未来”を描くコレクションでもある。原点であるシャツやデニム、ジャケット、Tシャツ、スカートなど、現代女性の憧れや理想をリアルクローズとして常に発信し続ける。
第1部のゲストは、昭和女子大学キャリアカレッジの創設者で女性のキャリアコーチングなどを手掛ける熊平美香、アクティビストで「#なんでないのプロジェクト」代表の福田和子、メンタルヘルスを中心とした社会課題を発信する「ブロッサム・ザ・プロジェクト(BLOSSOM THE PROJECT)」代表の中川愛。それぞれが考えるメンタルヘルスの偏見をなくしていくために必要な変化などを議論した。
“EXPAND YOUR POSSIBILITIES(あなたの可能性を拡げる)”をコンセプトに掲げて、人体に備わっている能力を引き出すことが期待される繊維テクノロジー「アドエルム(AddElm)」。従来の吸水速乾や抗菌防臭、保湿といった機能性素材とは異なり、素材が人体に触れたときに起こる生理反応=人体生理学に着目して開発された。「体幹バランスが整う」「カロリー消費量増加傾向」「筋肉の活動領域がアップし怪我のリスクを軽減」「集中力をサポート」など、身に着けることでコンディションの変化を期待する声がある。「アドエルム」とは何か?
大草直子/エディター・スタイリスト (おおくさ・なおこ)東京都出身。大学卒業後、婦人画報社(現・ハースト婦人画報社)に入社。雑誌編集に携わった後、ファッションエディター・スタイリストとして独立。幅広いメディアで活躍し、トークイベントや執筆業でも人気を集める。2019年にはメディア「AMARC」を立ち上げる PHOTO:KAZUO YOSHIDA
「ヴェオセル™」が支持される理由についてツアイディレクターは「森林認証の取れた木材から作られたセルロース繊維で、クリーンで安全な方法で製造されている点、そして、使用された製品が生分解し、たい肥化可能である点が信頼の柱になっている」と分析する。加えて、「選ばれるためには環境メッセージだけでなく、繊維そのものが持つ優位性がなければならない」という。「例えば『ヴェオセル™ビスコース』繊維は、レーヨン繊維の持つ高い吸水性とソフトな風合いがあり、パーソナルケア製品に広く採用されている。『ヴェオセル™リヨセル』繊維は、なめらかな表面が特徴で肌にやさしく、直接肌に触れるビューティケア、ベビーケア製品の風合いを向上させる。こうしたメリットは、データによって裏付けされており、パートナー企業にも共有している」。データ取得のために世界有数の研究機関や大学と共同研究を進めているという。「例えば生分解性については、米サンディエゴにある世界最大規模にして最古の地球科学と海洋の研究組織であるスクリップス海洋研究所(Scripps Institution of Oceanography)と共同で『ヴェオセル™リヨセル』『ヴェオセル™ビスコース』、モダール、コットン、オーガニックコットン、ポリ乳酸、ポリプロピレン、ポリエステルなど複数の繊維の海洋環境下での生分解性を調査し、情報公開をしている。こうした活動も支持される理由だと考えている」。
「ヴェオセル™」が支持される理由についてツアイディレクターは「森林認証の取れた木材から作られたセルロース繊維で、クリーンで安全な方法で製造されている点、そして、使用された製品が生分解し、たい肥化可能である点が信頼の柱になっている」と分析する。加えて、「選ばれるためには環境メッセージだけでなく、繊維そのものが持つ優位性がなければならない」という。「例えば『ヴェオセル™ビスコース』繊維は、レーヨン繊維の持つ高い吸水性とソフトな風合いがあり、パーソナルケア製品に広く採用されている。『ヴェオセル™リヨセル』繊維は、なめらかな表面が特徴で肌にやさしく、直接肌に触れるビューティケア、ベビーケア製品の風合いを向上させる。こうしたメリットは、データによって裏付けされており、パートナー企業にも共有している」。データ取得のために世界有数の研究機関や大学と共同研究を進めているという。「例えば生分解性については、米サンディエゴにある世界最大規模にして最古の地球科学と海洋の研究組織であるスクリップス海洋研究所(Scripps Institution of Oceanography)と共同で『ヴェオセル™リヨセル』『ヴェオセル™ビスコース』、モダール、コットン、オーガニックコットン、ポリ乳酸、ポリプロピレン、ポリエステルなど複数の繊維の海洋環境下での生分解性を調査し、情報公開をしている。こうした活動も支持される理由だと考えている」。
「ヤーマントウキョウジャパン(YA-MAN TOKYO JAPAN)」は、百貨店や家電量販店などで展開する一般流通向けの美容機器ブランド。先端テクノロジーと常識を覆すアイデアにより、革新的な美容メソッドを生み出してきた。ヘアケア以外では、フェイスケアの“メディリフト”や“フォトプラス”シリーズ、光美容器の“レイボーテ”シリーズなどがある。
サロンワークでは“ヴェーダスムースアイロン BS for Salon”や“ヴェーダスムースカール”をよく手に取る。シンプルに使いやすく、ハイダメージ毛でも艶感がしっかり出る。最近はハイトーンを面で見せるスタイルではなく、クセ毛を生かした質感のあるスタイリングを提案していて、そうしたスタイルにもマッチする。ヘアケアは美容師とお客さまの二人三脚。美しい髪にはホームケアがとても大事なので、“シャインプロ”などのアイテムを使って一緒に良い状態をつくっていけたらと思う。
ヤーマンのヘアケアは機能性が高いにもかかわらず、髪へのダメージを抑えられるところが優れている。ドライヤーは乾きが速く、熱くなりすぎないので自宅でも使いやすい。髪への効果を実感しやすいブランドなので、時短で髪をケアしたい人にもおすすめ。ヘアケアは日々の積み重ねが大事なので、使うアイテムにこだわってルーティン化するのが美しい髪を育むポイント。サロンワークでのお気に入りは“ヴェーダスムースアイロン BS for Salon”。ブリーチした毛髪でも、ブライトモードにして低温の140℃で髪を通すと、しっとりとした艶が生まれる。
ヤーマンのドライヤーやヘアアイロンは独自技術で熱から髪を守ってくれるため、ダメージケアにつながりヘアカラーの退色からも守ってくれる。ヘアケアをきちんとしたいけれどいつも以上に手順を増やしたくない人、ハイトーンカラーや縮毛矯正など髪にダメージがある人の必須アイテム。洗髪後は髪のキューティクルが開いた状態。自然乾燥ではせっかくトリートメントをしても美容成分が抜けてしまう。ドライヤーでしっかり乾かして、“ヴェーダスムースアイロン BS for Salon”のブライトモードでスタイリングすれば、髪の水分量を保ち潤いのある髪に仕上がる。
ヤーマンのヘアケアシリーズは、圧倒的なビジュアルと使い勝手の良さ、使用後の髪の状態の良さに魅力がある。サロンワークでは、ドライヤー“ヴェーダブライト PLUS BS for Salon”と“ヴェーダスムースアイロン BS for Salon”を愛用しているが、髪がパサついたりせず、使うとまとまり感が全く違うので手放せない。プロ用ではなくても、髪のダメージが気になる人や、ドライヤーやアイロンを新しいものに変えたいけど何を使ったらいいか分からない人にはぜひ使ってみてほしい。根元からしっかり乾かしてヘアアイロンでストレートにすると違いを実感できるはず。
近年ではブランドのヘリテージを守りながらタウンユース向けの幅広いモデルを発表している「ソレル」だが、ポップアップではブランドのアイコンモデル“Caribou”をモダンに再考した「Caribou, I Love You」のコレクションを発表した。頑丈なラバーソールや筒部の防水加工、取り外せるフェルトのインナーブーツなど、マイナス40度の極寒の地でも耐えられる機能性は、50年以上にわたり信頼されてきた”Caribou”そのままに、シルエットをスリムにしてアップデート。普段のコーディネートに取り入れやすいレースアップブーツとして提案する他、クロッグ、サイドゴアブーツなど8モデルが店頭に並んだ。鮮やかなオレンジを効かせたモデルはコーディネートのポイントになりそうだ。他にもウィリアムズバーグ限定モデルとして、女優で歌手のクロイ・ベイリー(Chloe Bailey)とのコラボレーションモデルも発表。このモデルはブーツのシューレース部分にカスタマイズでチャームを付けられるなど、遊び心に富んでいる。
近年ではブランドのヘリテージを守りながらタウンユース向けの幅広いモデルを発表している「ソレル」だが、ポップアップではブランドのアイコンモデル“Caribou”をモダンに再考した「Caribou, I Love You」のコレクションを発表した。頑丈なラバーソールや筒部の防水加工、取り外せるフェルトのインナーブーツなど、マイナス40度の極寒の地でも耐えられる機能性は、50年以上にわたり信頼されてきた”Caribou”そのままに、シルエットをスリムにしてアップデート。普段のコーディネートに取り入れやすいレースアップブーツとして提案する他、クロッグ、サイドゴアブーツなど8モデルが店頭に並んだ。鮮やかなオレンジを効かせたモデルはコーディネートのポイントになりそうだ。他にもウィリアムズバーグ限定モデルとして、女優で歌手のクロイ・ベイリー(Chloe Bailey)とのコラボレーションモデルも発表。このモデルはブーツのシューレース部分にカスタマイズでチャームを付けられるなど、遊び心に富んでいる。
「ヴェジャ」は、生産面や流通面においても常に上を目指している。ブラジルに構える生産工場では、国際労働機関(ILO)の規則に従うだけでなく追加基準を設け、公平な労働環境や適切な生活水準を保証。サプライヤーにも透明性の向上を求め、社会的責任を問う監査や化学物質使用に関する検査を定期的に実施している。また、物流は創業以来、非営利団体の国境なきアトリエ(ATELIERS SANS FRONTIERES、ASF)や、運送大手XPOロジスティクス(XPO LOGISTICS)と非営利団体アレス(ARES)の合弁会社ロギンズ(LOG’INS)に委託。社会的弱者や軽度の障がいのある人々が社会復帰したり、自立したりすることを支援する。さらに18年12月には、社会や環境への配慮、透明性、説明責任、持続可能性において企業のパフォーマンスを評価する「Bコーポレーション(Bコープ)認証」を取得。そこから弱点を見いだし、さらなる改善に取り組み続けている。
日本を代表する写真家・操上和美の写真展『50,50 FIFTY GENTLEMEN OF EYEVAN』が、10月5日より青山・スパイラルガーデン(スパイラル1F)にて開催される。今展は、アイウエアブランド「アイヴァン(EYEVAN)」のブランド設立50周年を記念して企画されたもの。雑誌『GOETHE』の連載「男を起動させる眼鏡」にて、「アイヴァン」を掛けた各界の紳士50人を約5年間にわたり撮り下ろした作品が展示される。ここでは、この企画についての思いや、ポートレートに対する考え方などについて操上に話を聞いた。
日本を代表する写真家・操上和美の写真展『50,50 FIFTY GENTLEMEN OF EYEVAN』が、10月5日より青山・スパイラルガーデン(スパイラル1F)にて開催される。今展は、アイウエアブランド「アイヴァン(EYEVAN)」のブランド設立50周年を記念して企画されたもの。雑誌『GOETHE』の連載「男を起動させる眼鏡」にて、「アイヴァン」を掛けた各界の紳士50人を約5年間にわたり撮り下ろした作品が展示される。ここでは、この企画についての思いや、ポートレートに対する考え方などについて操上に話を聞いた。
2019年に登場し、22年にリニューアルしたヤーマンの美髪コームドライヤー“ヴェーダブライト PLUS BS for Salon”は、美容機器を長年開発し続けてきたヤーマンの独自技術を結集し搭載した。その使い勝手の良さからプロの現場でも愛用され、サロン顧客からの評判も上々だ。表参道にあるヘアサロン「シキ(siki)」の磯田基徳代表に、その魅力や特徴を語ってもらった。
「軽量、低温、速乾で艶や まとまり感がかなう」
WWD:“ヴェー ダブライトPLUS BS for Salon”の魅力は?
磯田基徳「シキ」代表(以下、磯田):まず感じたのは“軽さ”です。ドライヤーは毎日のサロンワークで使うもの。長時間使用すると手や腕が疲れてしまいますが、“ヴェーダブライトPLUS BS for Salon”は約450gと軽量でとても楽。風量もあり速乾がかなうので、なるべく時短で仕上げたい人には最適です。乾かした後の髪の質感には艶があり、まとまり感も他のドライヤーとは一線を画します。
WWD:プロ視点から見た機能性とは?
磯田:素早く乾くのに、約60℃の低温設計なのがすごい。一般的なドライヤーは高温のため、髪を乾かす時に「熱い」と感じる人もいるのではないでしょうか。そのため、他のドライヤーでは冷風と熱風を頻繁に切り替える必要があります。一方、“ヴェーダブライトPLUS BS for Salon”は低温のため切り替えの手間がいらず、お客さまにとっても使いやすいと思います。親指だけでワンタッチ操作できるボタン位置も絶妙。サロンワークで片手で操作しやすいのは高ポイントです。
磯田:ブロー技術は非常に難しいもので、サロンの現場でも新人は技術の差が出やすく、担当者によって仕上がりが変わってしまいます。その点、コームがついているとブローがしやすい。美しい髪には、乾かし方が最も大事。“ヴェーダブライトPLUS BS for Salon”で仕上げれば、トリートメントしたかのようなサロンクオリティーの仕上がりがかないます。
WWD:トレンドのスタイルにも役立つ?
磯田:コロナ禍のリモートワークの影響で髪をブリーチする人が増え、デザインの幅も広がりました。その一方で、ヘアカラーを繰り返すことでカラー剤の色みが蓄積する「カラー残留」を起こすダメージヘアも増えました。傷んだ髪はキューティクルが開きやすく色素が落ちやすい。ドライヤーの熱のオーバードライは髪にダメージが蓄積し、退色につながります。温度や風量調節がしやすい“ヴェーダブライトPLUS BS for Salon”なら、髪に必要以上のダメージを与えることなく退色を抑えてまとまりやすい髪に仕上がります。
プロも一般ユーザーも満足させる “かゆいところに手が届く”商品設計
WWD:ヤーマンに期待することは?
磯田:“ヴェーダブライトPLUS BS for Salon”は、前述した魅力以外にも折り畳みができるコンパクト設計、子どもや女性にも使いやすい軽量化、低温かつ速乾といった、慣れやコツを必要としない商品。何かの機能に優れていてもどこかに不便さがあり完璧なドライヤーが少ない中、一番理想に近いものです。ヤーマンはそうした商品開発に長けている印象。今後も「かゆいところに手が届く」商品を期待しています。
今秋、進化した美顔器ドライヤーが登場 ドライヤー全ラインアップをチェック!
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“ヴェーダリフトドライヤー” (6万6000円)“ヴェーダブライト PLUS BS for Salon” (3万8500円)リフトドライヤー(5万5000円)リフトドライヤー S(4万4000円)※公式通販限定モデルブライトドライヤーフォトイオン(3万7950円)
8月1日のコラボパッケージの発売に合わせて、EC(楽天)では2点以上の購入でオリジナルのクリアポーチを1つプレゼントするキャンペーンを実施。パッケージと同様、花のデザインに、「Every day is a new day.(毎日が新しい日)」「Choose to Shine.(輝くことを選ぼう)」というメッセージを添えた。
8月1日のコラボパッケージの発売に合わせて、EC(楽天)では2点以上の購入でオリジナルのクリアポーチを1つプレゼントするキャンペーンを実施。パッケージと同様、花のデザインに、「Every day is a new day.(毎日が新しい日)」「Choose to Shine.(輝くことを選ぼう)」というメッセージを添えた。
「コーチ(COACH)」はロサンゼルスを拠点に活躍するイラストレーター兼デザイナーのジェシカ・ハーシュコ(Jessica Herschko)と女優のキルスティン・ダンスト(Kirsten Dunst)が手がけるプロジェクト 「オブザーブド バイ アス(Observed By Us)」 とコラボレーションしたコレクション“コーチ X オブザーブド バイ アス(Coach X Observed By Us)”を発売する。「コーチ」のスチュアート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)=クリエイティブ・ディレクターにコレクションに込められた思いを聞いた。
「オブザーブド バイ アス」との コラボレーションによるポップな世界
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“コーチ X オブザーブド バイ アス” フローラルドレス
9万9000円“コーチ X オブザーブド バイ アス”ハートクロスボディ 6万6000円“コーチ X オブザーブド バイ アス”ハイウエスト デニムスカート 5万8300円“コーチ X オブザーブド バイ アス” オーバーオール 8万2500円“コーチ X オブザーブド バイ アス スインガー20” 6万500円“コーチ X オブザーブド バイ アス スインガー20” 6万500円“コーチ X オブザーブド バイ アス ジップカードケース” 2万3100円
頭髪化粧品メーカーの中野製薬はビューティに携わる美容師が自身の思想や感性を表現すること自体がアートであると捉え、自分らしいビューティをデザインして欲しいという思いを込めた4カ月のロングランイベント「BEAUTY IS ART」を開催した。異なる分野の“美”を取り入れて表現するワークショップ「共創アート」、トップスタイリストたちから学ぶ「ライフハックセミナー」、ビューティが持つポジティブな力を発信する「#美容の力を未来へ」の3つのコンテンツで構成。10月26日にはWITH HARAJUKU HALLにてファイナルイベント「BEAUTY IS ART FINAL」を開催した。
ファッションの感性を学び ビューティに落とし込む「共創アート」
「BEAUTY IS ART」の目玉コンテンツ「共創アート」は、ファッションデザイナーの山縣良和氏を講師に迎え、約4カ月にわたり全5回のワークショップを行った。「ゲーム」「リム」「ミンクス」「オブ ヘア」「ロージー」「ゼル」から、若手スタイリスト・アシスタント18人が参加。ビューティと親和性の高いファッションの感性を学び、「ビューティとは何か」という問いに挑んだ。最終回の撮影に向けて1サロンごとに2~4名のグループとなって、自分の原点から発想した1つのテーマを設定。撮影はこの企画のためにオファーした気鋭のフォトグラファー野村佐紀子氏、川村優人氏、リュウ・イカ氏の3人が担当した。なお、「共創アート」で出来上がった作品は「デザイナートトーキョー2021」内で展示した。「BEAUTY IS ART FINAL」では「共創アート」の発表会を実施。山縣氏と参加した美容師が登壇し、作品が完成するまでの過程や苦労、学びを語り合った。
“ラプロワプールロンブル/幻影の虜”のコンセプトは、仏詩人ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ(Jean de la Fontaine)の寓話「Le Chien qui lâche sa proie pour l’ombre(影のために獲物を逃す犬)」から派生したフレーズ「La Pour L'Ombre(幻影の虜)」を、ルタンスらしい表現と解釈で婉曲的に落とし込んだもの。リアルな世界ではなく幻想を、現実でなく夢を、実態ではなく影を追う人を描いた神秘的な香りだ。