アパレルリサイクルのショーイチ、業界課題であるバッグやシューズのリサイクルにも注力

余剰在庫や顧客から回収した衣料品のリサイクルを目指すアパレルメーカーや小売企業は着実に増えているが、次の段階として、いま課題となっているのがバッグやシューズなどの服飾雑貨類のリサイクルだ。服飾雑貨は、レザーや合皮、ゴムなどを組み合わせて使用しているケースが多いため、繊維である服に比べてリサイクルが難しい。大阪を拠点に、アパレル関連のリサイクル事業を手掛けるショーイチ(山本昌一社長)は、まさにこの課題にも取り組んでいる。

2000万円かけて粉砕機を導入

ショーイチがリサイクル事業でタッグを組む、反毛・粉砕工場の同心工業(大阪・泉大津)。同社の工場の一角に、ショーイチが借りている専用の建屋がある。取材で訪ねた際はブーツやパンプスのアッパー、スニーカーやサンダルの厚底ソール、ハンドバッグ、麦わら帽子などをまさにリサイクルしているところだった。それらをまずは粗く裁断した後、粉砕機にかけていく。粉砕機の下からは、すぐに色付きの粒がところどころ混じったグレーのわたが出てきた。レザーも合皮もゴムも全て細かく砕かれて、わたの一部になっている。このわたを圧縮してフェルトにし、自動車用などの工業資材にするのだという。

「困っている人の役に立ちたい」

同心工業のショーイチ専用建屋に、この粉砕機が導入されたのは2024年11月のこと。「導入には2000万円ほどかけた」とショーイチの山本社長は話す。「余剰在庫や古着といった、服のリサイクルを手掛ける企業であっても、バッグやシューズのリサイクルは行っていないというケースは多い。服飾雑貨のリサイクルには、硬い素材にも対応できる粉砕機を導入することが必要で、その分ハードルが高いのだと思う。でも、服の次は必ず雑貨のリサイクルが求められるようになる。雑貨のリサイクルで、どうすればいいか困っている方たちのお役に立ちたい」と山本社長は話す。

化粧品容器のリサイクルも一部を担う

バッグやシューズと共に、化粧品のリサイクルも業界としては課題の一つだ。「化粧品の余剰在庫は基本的に量が多く、常に引き受けられるわけではない」(山本社長)が、ショーイチでは化粧品容器のリサイクル事業も一部を担うようになっている。具体的には、企業在庫である未使用品の回収、ラベルはがし、中身を出して簡易洗浄、素材ごとの分別の工程まで。舞台はショーイチグループで運営する就労支援施設だ。

同就労支援施設を訪れると、プラスチックの化粧水ボトルに貼られた商品名のパッケージやシールをブランドが毀損しないようにはがしてから、容器と中身を分け、容器を簡易洗浄する作業が行われていた。これらは手作業でしか行えないため、化粧品のリサイクルは進んでいないのが現状だ。ショーイチはこの手作業の部分を請け負って、業界の共通課題解決の一端を担い、同時に就労支援施設に仕事を作っている。

簡易洗浄したプラスチック容器は回収業者に渡し、業者のもとで再度ペレットからプラスチック製品に加工される。化粧水の中身は紙などに吸わせて、別途業者のもとでサーマルリサイクル処理を行っているという。

「中小企業だからこそ、
いち早く世の中の課題に対応」

「リサイクルの業界には、専業の大手企業もいくつかある。一方で、ショーイチはリサイクル専業ではないし、規模も中小だ。だからこそ、リサイクル大手がまだあまりやっていない分野にも挑戦して、いち早く世の中の課題に対応していくことが大切だと思っている」と山本社長。「ショーイチに頼めば、ブランドの毀損も防ぎつつ、服だけでなく服飾雑貨や化粧品のリサイクルも可能だということを広く伝えていきたい」。

問い合わせ先
ショーイチ
050-3151-5247

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サステナビリティの事業実装に奮闘する 100年企業タカラベルモントの取り組み

タカラベルモント,takarabelmont

理美容室、エステ・ネイルサロンおよび歯科・医療クリニックの業務用設備機器や化粧品・空間デザインなどを手掛けるタカラベルモント。創業から100年以上の歴史を持つモノづくり企業である同社が、次の100年を視野にビジネスに実装しようと試行錯誤しているのがサステナビリティだ。23年には「人と地球の『らしさ』輝く社会をつくる。」をスローガンとし、「5つの領域と6つのマテリアリティ(重要課題)」などを含むサステナビリティポリシーを制定。社会課題と向き合うとともに、SDGsへの貢献を宣言した。

その上で標語だけで終わることなく、サステナビリティを事業へと落とし込むべく、「サステナビリティ推進プロジェクト」を発足。部署の垣根を超えてメンバーが集まり、25年発表予定の事業計画へと盛り込み、ビジネスへの実装を進める。同プロジェクトの2人のキーマンが、1年の活動を振り返り、タカラベルモントのサステナビリティへの向き合い方や未来像を語る。

一貫性のない活動に疑問符
サステナビリティに
企業としてどう向き合うか

WWD:「サステナビリティ推進プロジェクト」の立ち上げ背景を教えてください。

日野翔人 タカラベルモント 経営管理室(以下、日野):プロジェクトが立ち上がったのは、サステナビリティポリシーを定めた昨年の8月です。ポリシーを耳触りの良い言葉や雰囲気で終わらせるのではなく、企業活動の中で機能させてより具体的な活動へと落とし込むために、全社横断的なプロジェクトとしてスタートしました。

WWD:何らかの課題感があって動き始めた?

日野:プロジェクト発足以前の話ですが、そもそもポリシーがないことに問題意識を持っていました。当社は以前から、当たり前のように社会貢献や環境配慮などの活動に取り組んでいました。そういった活動を世の中のSDGsへの関心の高まりから、ホームページなどで開示するようになったときに、一貫性がなく取り組んでいる理由が不鮮明で疑問に感じることがありました。当てはまるからといって持続可能な開発目標に当てはめて発信しているのではウォッシュになりかねません。そうならないようにするためにはポリシーが不可欠です。その上でサステナビリティの重要度が増す中で、企業活動として利益を産みながら推進するべきと考えました。

中山健太郎 タカラベルモント 開発本部 インキュベーションラボ マネージャー(以下、中山):私もそんな現状に課題感を感じることが多く、日野によく相談していました。日頃は新規事業の開発に携わっていますが、企業がビジネス視点で取り組むサステナビリティと、一般の人が生活の中で取り組むサステナビリティは視点も意図も違います。世の中が目まぐるしく変わる中でこのままではビジネスチャンスを逃してしまうと危機感を感じていました。サステナビリティポリシーの設定は、企業としてかじを切るべきタイミングに実行できたと思います。

日野:近年は就活生にサステナビリティについてどのような取り組みを行っているのかを聞かれることも増えました。その答えや活動の方向性は経営層の間で共有されているべきだし、胸を張って取り組む意義や未来像を伝えていきたい。そのために僕が所属する経営管理室で、ポリシーの策定を行い、プロジェクトの立ち上げを交渉しました。

ポリシーを具体的に事業に落とし込むための
解像度アップと意識の共有

WWD:プロジェクト発足後にまず取り組んだことは?

中山:具体的な行動を起こすには、「地球環境にいいことをしましょう」「脱炭素に向けて取り組みましょう」では動けません。解像度を上げて、各事業部門へとブレイクダウンするために、6つのマテリアリティ(重要課題)を17のターゲットへと具体的に設定していきました。昨年8月から今年の3月までにおおよそをまとめました。

WWD:どのようなプロセスで、どういったターゲットが設定された?

中山:例えば水の領域を上げると、まずは社会から何を求められているかを調査し、世の中にあるガイドラインと照らし合わせて、具体的にどういった活動が必要なのかを理解します。その上で各事業部門でどのような取り組みができるのかを話し合いました。例えば機器や化粧品の製造において水の使用は欠かせません。しかし地球の立場から見つめてみると、当社のシャンプー機器での施術を通して理美容室で使われる水の量のほうがはるかに多く、対策した際の環境への貢献度が大きい点に着目して取り組みを進めることに。

WWD:プロジェクトを進める中では苦労も多かったのでは?

中山:推進するにあたり取捨選択は必ず必要で、優先的に取り組む領域に対して、決してもう一方がどうでもいいわけではないんです。そのあたりは難しいですよね。またわれわれの事業を通じてどのような社会を実現したいか、各部門の担当者には自分の言葉でビジョンを語ってもらいたいんです。しかし意見交換をする中で事業の課題はたくさん出てくるのですが、社会課題へと結びつけてもらうことがなかなかできなくて、何度も会話を重ねました。

日野:例えば理美容サロンで使う水の使用量を減らすことで、どのような社会につながるのか。グローバル視点で考えると当社はシャンプーも製造しているので、水を十分に使えない地域でも気持ちの良いシャンプーのサービスを受けることができて、美容文化が育っていったらうれしい。そんな夢を語ってほしいと考えています。一方で、新入社員の間でサステナビリティの研修を行うと、それぞれが感じている社会課題と、それを解決するタカラベルモントらしい事業のアイディアがたくさんでてきます。

中山:世代間でサステナビリティへの意識の差が大きいため、役員や各部門の担当者、中間管理職を集めてセミナーを行うこともプロジェクトの重要な取り組みでした。

ゴールを決めてプロジェクトを推進
過去最大級の社内イベントを開催

WWD:プロジェクトを通してどのような成果が得られた?

日野:特に大きな成果の一つは社内イベントで生まれた意識の高まりや共通認識の醸成です。全国からミドルマネジメント以上のポジションにつく社員を可能な限り大阪の拠点ティービースクエア オオサカに集めて、「タカラサステナビリティフェス 2024 -Change the Angle」を開催しました。全従業員向けたオンライン配信も含めると、全社員の3分の1にあたる520人ほどが参加。社内イベントとしては最大級の催しになりました。ミドルマネジメント層はとくに若手からのボトムアップを受けたとき、経営陣に連携し事業につなげる存在。そんな彼ら・彼女らがサステナビリティへの共通認識をもつことで、スムーズに事業が進むと考えました。

中山:小出しに意識改革やリテラシーアップを目指してもあまりうまく浸透しなかった過去の事例を鑑みて、インパクトとスピード感を重視し、大きなイベントで発信することに決めました。

日野:サステナビリティの活動は結果や成果の実感を得られるまでに時間がかかります。そこで、「サステナビリティ推進プロジェクト」ではプロジェクトのゴールを社内イベントに決め、その過程に細かな目標を設定することでメンバーのモチベーション維持に努めました。社内イベントまでに目指す状態、当日の目標などを決めて取り組めたことは、プロジェクトを進める上で大切だったと思います。

中山:イベント後にはサステナビリティを語る際に、ビジネスの中で取り扱う必要性を理解できたという意識変化の声が上がるようになってきました。一方で地域の活動やボランティアをすればサステナビリティにつながると考えていた人の中には悩み出した人がいるのも見受けられます。疑問が生まれていることはポジティブな成果だと考えています。サステナビリティを実現するためには、事業自体をサステナブルな方向へとシフトする必要があります。企業活動の中でビジネス視点で、サステナビリティについてできることを考え始めているのは良い傾向です。

老舗企業として
リーダーシップを発揮したい

WWD:タカラベルモントがサステナビリティに取り組むことで、理美容産業にどのような影響を与えたい?

日野:理美容産業にはあまたの企業がありますが、これまではそのシェアを広げることがビジネスであり、何もしなければこれからもその構造が変わることはないと思います。けれども、同じ産業でビジネスしているからこそ解決できる共通の課題もあると思いますので、これから先は課題を解決するビジネスをやりたいですね。当社がアクションを起こそうとしたときに、集まってくれる企業もあるはず。競うことから、共創へとシフトして、持続可能な産業にしたいです。創業から104年。歴史と実績のある老舗企業というメリットを生かして、リーダーシップを発揮したいです。

中山:私は二つあります。一つは理美容産業がリーディング産業といわれる未来を作りたいです。私たちがリーダーシップをとって、アクションを起こすことで、ほかの産業にも良い影響を与えていけるような社会のロールモデルを作っていきたいです。もう一つは、理美容室を通じて日本全国にサステナビリティの意識改革を巻き起こしたいです。世の中の大半の人は1年に数回、理美容室を利用しているはずです。ゆえに通う理美容室の意識が変われば、お客さまの意識が変わり、結果的に全国民の意識を変えられると考えています。タカラベルモントが変われば日本が変わる可能性さえも秘めています。B to B to Cのビジネスであるからこそ、理美容室を通じて日本全国にサステナビリティの意識改革が巻き起こせると信じています。

TEXT : NATSUMI YONEYAMA
問い合わせ先
タカラベルモント 広報室
06-7636-0856

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「ディオール」“フォーエヴァー”のスティックファンデが3大美容誌のベスコスを完全制覇 ベースメイク市場を独走する人気

DIOR,ディオール,ディオールスキン フォーエヴァー スキン パーフェクト スティック

「ディオール(DIOR)」が7月に発売したスティックファンデーション“ディオールスキン フォーエヴァー スキン パーフェクト スティック”(全6色、各7370円)がベースメイク市場に新風を巻き起こしている。2024年下半期ベストコスメにおいて、3大美容誌である「ヴォーチェ(VoCE)」でメイク部門優秀賞とファンデーション部門第1位、「美的」でベースメイク部門その他形状ファンデーション編第1位、「マキア(MAQUIA)」ベスト・メイクアップ大賞を獲得した。

同商品が3大美容誌のベスコスを席巻したことについて村上要「WWDJAPAN」編集長は、「それぞれ独自の審査基準を定めたり、異なる美容家の人たちにご意見を賜ったりすることで美容メディアが独自性の表現を画策する中、同じ商品がベスコスを独占!は、ものすごいこと。使用感などの機能性から高級感などの情緒までを含めて、多くの人やメディアを捉えていることが立証された」と述べる。美容家の石井美保氏も、「背景・趣向・ジェンダーを超えて、どのような人にもフィットするアイテムを象徴するのではないでしょうか。3大美容誌はそれぞれにベスコス選出の方針があり、結果も三者三様。それらを見比べるのが面白いところでもありますが、3誌全てを総なめしたというのはやはり圧倒的人気商品のお墨付きであり、誰が手にしても満足に至ること間違いなし!といえるでしょう」と同調する。美容ジャーナリストの齋藤薫氏は、「3大美容誌でベスコスを独占するのは、打率・打点・ホームランの三冠王になるくらいの難しさ。とりわけベースメイクはカテゴリーが複雑で、各社の審査基準も異なる。同日に発売したチーク&ハイライトのデュオパレット“ディオールスキン ルージュ ブラッシュ カラー&グロウ”もベスコスを受賞しており、まさに歴史的快挙といえるでしょう」と太鼓判を押す。

クリームからパウダーに変化する
新概念のスティックファンデーション

“ディオールスキン フォーエヴァー スキン パーフェクト スティック”は、肌にのせるとクリームがパウダーに変化するテクスチャーが特徴のスティックファンデーション。「全ての人のニーズに応える」という“ディオールスキン フォーエヴァー”ラインのDNAを結集させ、ピーター・フィリップス(Peter Philips)=ディオール メイクアップ クリエイティブ&イメージ ディレクターが生み出した。

もともと定評の高い“ディオールスキン フォーエヴァー”ラインは化粧品フランチャイズNo.1(ボーテリサーチ調べ、2024年1~10月末までの累計売上金額ベース)の人気を誇り、“旬の肌”づくりをけん引する存在だ。新作のスティックファンデは、ひと塗りで毛穴や色ムラ、凹凸などの肌悩みをカバーしながら、素肌のような自然なつけ心地をかなえる。抗酸化作用に優れたアイリス エキスをはじめとする自然由来成分を86%配合。長時間みずみずしい潤いを与え、スキンケア効果を実現する。質感へのこだわりを追求した日本開発処方で、あらゆる肌色にマッチする全6色をそろえる。

美容賢者や編集長のお墨付き
ハイカバーなのにナチュラル仕上げ

ディオール初
ひと塗りで美肌フィルター効果

@wwd_jp ベースメイク市場を独走している「ディオール」の“ディオールスキン フォーエヴァー スキン パーフェクト スティック”。2024年下半期ベストコスメにおいて、3大美容誌である「ヴォーチェ」でメイク部門優秀賞とファンデーション部門第1位、「美的」でベースメイク部門その他形状ファンデーション編第1位、「マキア」ベスト・メイクアップ大賞を獲得した。 同商品と“ディオールスキン ルージュ ブラッシュ カラー&グロウ”を使用し、自然な艶感と血色感が印象的なメイクルックを高橋克知ディオール ナショナル メイクアップ アーティストが披露。商品の詳細は11月25日公開のWWDJAPAN DIGITAL記事でチェック。 (sponsored) @Diorbeauty @Dior #diorbeauty#ディオール#ディオールスキンフォーエヴァー#スキンパーフェクトスティック#ベスコス#pr ♬ オリジナル楽曲 - WWDJAPAN

高橋克知ディオール インターナショナル プロ チーム メイクアップ アーティストが「WWDJAPAN」のために動画に登場し、“ディオールスキン フォーエヴァー スキン パーフェクト スティック”の魅力を教えてくれた。同商品と“ディオールスキン ルージュ ブラッシュ カラー&グロウ 287 ディオラムール”(全4色、各8470円)を使用し、自然な艶感と血色感が印象的なメイクルックを披露した。

チーク&ハイライターもベスコスを受賞
旬の肌づくりといえば“フォーエヴァー”

衣装協力/ディオール
衣装協力/ディオール
MODEL:KYOKA TSUKIYAMA(IRVING)
MOVIE:UNKNOWNKNOWNS
STYLING:TAKAYUKI SEKIYA
HAIR:NORI(JARI)
MAKEUP:YOSHITOMO TAIKAHASHI(DIOR)
問い合わせ先
パルファン・クリスチャン・ディオール
03-3239-0618

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植野有砂が「LUMIX S9」と共に切り取る、日常と自分らしさ

植野有砂:(うえの・ありさ)1989年12月21日生まれ、東京都出身。学生時代はティーン誌のモデルとして活動。現在はコンテンツクリエイターやDJなどマルチな肩書きで世界中を飛び回る。2018年に米ビルボードの「Hot 100」に日本人アーティストとしてランクイン。公式インスタグラム(@alisaueno)のフォロワー数は60万人超え、ユーチューブ公式チャンネル「Alisa Ueno」の登録者数は15万人を超える(2024年10月現在)
コンテンツクリエイターやDJとして、日本のみならず世界を飛び回る植野有砂。彼女のSNSを見ると、ファッションやライフスタイルなど、その土地土地で収められた写真がずらりと並ぶ。写真のクオリティーの高さはもちろんのこと、彼女の何気ない日常が切り取られたSNSは、まるで一冊のアルバムを見ているかのよう。そんな植野が、パナソニックのフルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX S9」を片手に、ロンドンと京都へトリップ。彼女ならではの視点で切り取った一枚のストーリーを教えてもらいながら、「LUMIX S9」の魅力について語ってもらった。

撮影の可能性を広げてくれる、小さき相棒

インフルエンサーとしてもファンから支持を得ている植野は、インスタグラムの投稿やユーチューブの配信など、常に発信する日々を送っている。撮影の相棒となるカメラは、毎日の生活において欠かせないアイテムだ。「ユーチューブを撮影することもあり、カバンの中には必ずカメラ1台を入れています。コンデジや平成デジカメなどもいれると、20台ほど所有していますね」。植野が日常的にカメラを使うようになったのは、学生時代に始めたブログがきっかけ。「写真を撮ることは 私にとっては“記憶と記録”であり、生活の一部なんです。さまざまなカメラに触れながらスペックや色味の違いなどを自分なりに勉強しながら、表現の幅を広げてきました。SNSへの投稿が多いため、コントラストや明るさを手軽に調整できるのもカメラに求めるポイントですね」。
そんな植野が使用した「LUMIX S9」は、“SNSライフを革新するカメラ”をテーマに開発されたモデル。日常で持ち運びやすい約403g(本体のみ)という小型軽量に加え、主にSNS投稿においてカメラを使う彼女にぴったりな機能が充実している。「旅行や出張先では、重厚感のある一眼レフだと持ち運ぶには不便。でも『LUMIX S9』はコンパクトなサイズ感にもかかわらず、一眼ならではの高画質で驚きました」。
スマホ用アプリ「LUMIX Lab」と連携して使うことで、編集スキルがなくても撮影した写真と動画の色味などをコントロールしながら、その場でSNSに簡単に投稿できるのも「LUMIX S9」の特徴だ。「リアルタイムLUTは、コントラストが強いものやフィルムのようなレトロな質感など、自分好みに合わせて使えるフィルターが豊富。カメラ1台で自由な表現を楽しめますね」。なかでも植野がお気に入りなのは、自撮りがしやすいこと。「レンズが広角なうえに、背面にフリーアングルモニターが付いているので、さまざまな角度に向けて確認できるのがうれしい。手ブレ補正してくれるので、歩きながらの撮影にも便利。ボディーのフラットなデザインもかわいくて、友人から『どこのカメラ?』と、よく聞かれました」。

旅先で撮影したのは、
日常の何気ないワンシーン

植野は「LUMIX S9」を片手に、ロンドンと京都へ旅に出た。シャッターが切られたのは、観光名所でも食べ物でもなく、旅先で過ごした何気ないワンシーン。「LUMIX S9」は、そんな日常のふとした瞬間を彩るパートナーになってくれる。

切り離せない、
ファッションとカメラの関係性

「LUMIX S9」は “タイムレスなデザイン”を目指し、モダンとクラシカルを両立するフラットな見た目に仕上げた。グリップレスやダイヤルの埋め込みなどにより、ファッション性と機能性を備えたスタイリッシュな印象だ。ボディーのカラーを選べるエクステリア張り替えサービスも実施中(有償)。カジュアルな服装にマッチしそうなキャメルオレンジやターコイズブルー、モードなスタイルにも合うダークオリーブやナイトブルーなどから、自身のスタイリングに合わせたカスタマイズができる。ファッションアイコンとしても定評がある植野は、差し色になりそうなキャメルオレンジをピックアップ。カメラに合わせた着こなしを、2コーディネート披露してもらった。
「秋冬トレンドの一つであるレオパード柄を主役にコーディネートを組みました。カメラのオレンジ色がカジュアルなスタイルに合うと思ったので、パンツはデニムをチョイス。レオパード柄はパワフルな印象になりやすいので、柔らかなオレンジカラーで中和させて少し抜け感をプラス」
「張り感のあるリジッドデニムのセットアップで、クリーンな印象の佇まいに。濃紺にカメラのオレンジ色が映えるスタイルです。パンツの裾はロールアップして全体のバランスを調整。ガジェットとしてだけでなく、アクセサリー感覚で合わせられるのもいいですよね」

デザイン性と機能性を両立する、
SNSユーザー向けモデル

エクステリア張り替えサービス例
「LUMIX S」シリーズから、新世代フルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX S9」が登場した。約403g(本体のみ)という小型軽量なボディーとフラットデザインが特徴。約2420万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載し、強力な静止画手ブレ補正機能で、目で見たそのままを忠実に再現する。リアルタイムLUT機能で、PCを使わずに撮影した写真を好みの色へ。アプリ「LUMIX Lab」を合わせて使えば、撮影したデータをスマホに高速転送することが可能だ。外装デザインは、有償のエクステリア張り替えサービスで「パナソニックストアプラス」から好みの色に張り替えられて、既存のボディーからキャメルオレンジ(写真左上から)、ジェットブラック、ダークオリーブ、スモーキーホワイト、ターコイズブルー、クリムゾンレッド、ナイトブルーの7色にカスタマイズできる。
PHOTOS:MIYU TERASAWA
HAIR & MAKEUP:YUKIE TSUJIMURA
TEXT:FUMIKA OGURA
問い合わせ先
パナソニック
https://panasonic.jp/dc/support.html

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アパレルリサイクルのショーイチ、孤児や避難民支援にも注力 「自分たちの得意分野で社会の役に立ちたい」

アパレルの余剰在庫買い取り大手のショーイチ(大阪、山本昌一社長)は、近年衣料品のリサイクル事業にも注力している。ショーイチが国内産地の反毛業者などと組んで進めているリサイクルの仕組みは、協業相手やその品質に対して厳しい基準を持つラグジュアリーブランドにもじわじわと支持を広げている。そんなショーイチは2019年から、「TASUKEAI 0 PROJECT(以下、たすけあいプロジェクト)」という名称で、社会貢献活動にも取り組んでいる。

個人的なストーリーが貢献活動の原点

「たすけあいプロジェクト」は、ショーイチが企業から衣料品を買い取り、衣料品や現金を海外で子どもたちや戦争避難民の支援活動を行っているNPOやNGOに寄付するというもの。カンボジアの孤児院を支援する活動からスタートし、22年のロシアによるウクライナ侵攻以降は、ウクライナにも支援物資を送っている。

山本社長が「たすけあいプロジェクト」をスタートしたのは、非常にプライベートな理由から。「離婚を経験し、子どもと以前のようには会えなくなって、とても気分が落ち込んだ時期がある。母親に『ボランティアをしてみたら?』と提案され、自宅そばの養護施設でボランティアをさせてもらって寄付をしたら、少し心が軽くなった気がした。それが活動の原点」と山本社長は振り返る。「会社がある程度大きくなって、何らかの社会貢献をしたいとも考えていた。カンボジアを旅した際に孤児院を支援している現地の団体に出合ったこともあり、子どもたちに服を送る活動から始めた。余剰在庫の買い取りやリサイクルを本業としているわれわれは、服ならば比較的手配がしやすい。それを生かそうと考えた。服を送ることに加えて、今は日本語学校の先生も孤児院に派遣している」。

「支援物資の仕分けができるのは
当社ぐらい」

自分たちができること、得意なことで社会に貢献するというあり方を山本社長は意識しているという。ウクライナへの支援では、多様な支援物資が大量に集まって、それをどう仕分けするかに困っていたウクライナ大使館の声を受け、ショーイチが倉庫を借り、フォークリフトを使い物資の仕分けを行った。「こうした物資の仕分けを手際よく行えるのは、うちのような企業しかない。自分たちが負担なく続けられることの中で、『何が必要ですか?』と相手に支援内容を聞くようにしている」。

仕分け作業を行うだけでなく、ウクライナにはショーイチとして衣料品支援も実施。関西ファッション連合と共同の枠組みで、ウクライナの国内避難民などに22〜23年にかけて計6万着を送った。

近鉄百貨店も活動に共感
店頭で衣料品を回収

「たすけあいプロジェクト」に共感し、ショーイチと組んで社会貢献活動を始めた企業もある。近鉄百貨店は21年8月から、あべのハルカス近鉄本店を含む全9店の店頭に、年2回(1〜4月、8〜9月)回収ボックスを設置。客から不要な衣料品を回収し、ショーイチを通して海外への支援に充てている。1回あたり最大10着の持ち込みが可能で、1回の持ち込みにつき食料品売り場で使える100円のクーポンを配布している。使い古されて支援物資には適さない衣料品は、ショーイチ経由で資材などにリサイクルする。

「店頭回収を継続していることで、リピーターとして何度も持ち込んでくださるお客さまもいる。回収できるアイテムとできないアイテムとがあると店頭スタッフがその場で判断せねばならず、負担が大きくなってしまう。その点、ショーイチは名前の刺しゅうが入った制服なども引き取ってくれるため、取り組みがしやすい」と、近鉄百貨店 本店 営業政策統括部 営業政策部 森下彩絵係長。近鉄百貨店として、24年は1〜4、8、9月の計6カ月間で、1万7114着を店頭で回収し、支援やリサイクルに充てることになったという。

「子どもたちに貢献がしたい」

「社会貢献活動をするときに、一般的に大きくは3つの理由があると思う」と山本社長。いわく、1つ目はビジネスとして、2つ目はイメージアップのために、3つ目が山本社長がボランティアを始めたきっかけのような個人的なストーリーだ。「僕は子どもたちに貢献がしたいという気持ちが強い。それで『たすけあいプロジェクト』を行っているが、どうせやるなら知ってもらいたいと会社のサイトで告知もしている。イメージアップのためにやっていると言われたらそうかもしれないが、告知もしていることで近鉄百貨店さんのように賛同してくださる人たちもいる。本業の在庫買い取りやリサイクル事業と同様に、社会貢献活動も今後も力を注いでいく」と話す。

問い合わせ先
ショーイチ
050-3151-5247

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「オニツカタイガー」が2025年春夏コレクションで見せた 新たなステージへの布石

「オニツカタイガー」は今年で生誕75周年を迎え、100周年に向かうための1つの節目となる2025年春夏コレクションを発表した。コレクションは新たなステージに旅立とうとしているブランドの今を、シンボリックに表現した。日本からミラノを経て、世界へ。そして機能性はそのままに、コンテンポラリー・ラグジュアリーなライフスタイルブランドへ。そんな意気込みが伝わる。コレクションの詳報とともに庄田良二「オニツカタイガー」グローバルカンパニー長に100周年に向けての考え方やブランドのあり方について話を聞いた。

100周年に向かって、
「エレガント」のムードも備えて

今回のコレクションは「アーバン・ビート(都会のリズム)」がテーマ。都市の目まぐるしいリズムに翻弄されながらも力強く生きる人々にインスピレーションを得て、儚さと強さなどの二面性を表現。自己表現しつつも、親しみやすい男性や女性像を掲げている。今シーズン一番の特徴は「アクティブ」や「ヘルシー」というブランドイメージに新たな一面を付与する「セクシー」なブラックレースだ。ファーストルックは、レースのリトルブラックドレスに、変形ショールカラーのタキシードベストというスタイル。快活な丈感で「アクティブ」や「ヘルシー」のムードを保ちながら、ブラックレースで「セクシー」なイメージを付加した。その後もサテンとレースを融合した生地を多用し、パンツの上にレイヤードするミディ丈のスカートや、ゴムのウエストでスポーティーなイメージも忘れないアシンメトリーなスカートなどを提案。ミラノコレクションの常連となったブランドらしく、チャンキーなカーディガンやオーバーサイズのジャケットの下には、ブラックレースのバンドウを合わせた。繊細なレース使いと漆黒のカラーリングで、儚さと強さの共存を図っている。
大人の階段を上るためのドレスや装飾性の高いウエアは、完成度を増すばかりだ。タンクトップやブラトップを思わせるストラップのドレスは、生地をバイアスに裁ち、レースを交えたり、スパンコールや小さなリボンをあしらったり。肌をなぞるインティメイトなドレスで、着る人の親密さはもちろん、人と洋服の緊密さも表現する。今シーズンは、スクエアのスパンコールでポロシャツを彩り、ナイトライフでも主役になれそうな一着に仕上げた。メンズでは、タックを刻んだセンタープリーツのショートパンツを基軸に、サファリジャ ケットや、アンドレア・ポンピリオが得意とするチェスターコートなどを合わせた。懐かし いムードが漂うビンテージライクなリブニットインナーは、同じくビンテージのランジェリーにインスパイアされたウィメンズのレースアイテムに呼応するもの。チェスターコートのウエストにはドローコードを配し、スポーティーなムードを醸し出しながら、着る人次第でシ ルエットが変えられるよう工夫している。大人の階段を上る男女の足元はスニーカーだけではない。チャンキーソールのローファーを筆頭に、コインローファー、メリー・ジェーンのパンプス、シンセティックファーのクロッグ、サマーサンダルなどバリエーションは豊かに、一方でカラーパレットは黒と白、深いブラウンに絞って提案した。ヌーディーでシアーなソックスは「ウォルフォード」とのコラボレーション。「セクシー」のスパイスを加えながら、トレンディな透け感を楽しんでいる。

日常に根ざすクリエイティブで
新たなヘリテージを創出

「『オニツカタイガー』のコンセプトの一つに“DISCOVER THE DIFFERENCE”という考え方がある。ブランドストーリーを掘り起こし、前シーズンのコレクションに現在の空気感を加えた商品開発を行う一方で、全く別の新しいラインの存在が重要だ。その際、コンセプチュアルなものと日常的なものの両方を組み合わせることで新しさを提案しているのだが、『継承』と『刷新』のバランスを極限まで見極めるようにしている。現在はトレンドのキーワードが常にあふれていたころよりも、さらに混沌としていて見えにくい時代だ。重要なのは、トレンドに流されない考え方。マイナーチェンジを繰り返していくことが信頼につながり安心感になる。この考え方はマーケティングやブランディングにまで反映されていて、ブランドを進化させるために不可欠だ」
「『オニツカタイガー』のコンセプトの一つに“DISCOVER THE DIFFERENCE”という考え方がある。ブランドストーリーを掘り起こし、前シーズンのコレクションに現在の空気感を加えた商品開発を行う一方で、全く別の新しいラインの存在が重要だ。その際、コンセプチュアルなものと日常的なものの両方を組み合わせることで新しさを提案しているのだが、『継承』と『刷新』のバランスを極限まで見極めるようにしている。現在はトレンドのキーワードが常にあふれていたころよりも、さらに混沌としていて見えにくい時代だ。重要なのは、トレンドに流されない考え方。マイナーチェンジを繰り返していくことが信頼につながり安心感になる。この考え方はマーケティングやブランディングにまで反映されていて、ブランドを進化させるために不可欠だ」

新世代のエモーショナルな
自己表現へのオマージュ

ブランドの100周年に向かって1つの節目ともなった今回のコレクションでは新たなステージに旅立とうとする思いをシンボリックに表現した。アンドレア・ポンピリオ「オニツカタイガー」イエローコレクション・クリエイティブ・ディレクターはコレクションを振り返り、「新世代の若者たちのエモーショナルな自己表現へのオマージュといえる。劇的な変化は必要ないが『もう一度自分の感情を揺り動かそう』と伝えたい」と若い世代へのメッセージを投げかけた。自分のスタイルや見せ方をよく知っている世代において、ビンテージのランジェリーにインスパイアされたレースアイテムを見て何を感じ取ったのだろうか。ポンピリオは「1950年代風のランジェリーを使ったアイテムがあるが、 祖母のスリップドレスを再構築して作り直したもので、その過程はクチュールのようだった。かといってレトロでもコスプレでもなく、2025年のアイコニックな男性像や女性像を新しい解釈で表現した」という。これまでもリラックスしたスポーツスタイルに美しい仕立てを組み合わせてきたが、「常に決まったインスピレーション源があるわけではなく、毎シーズンごとにステップアップしていくようにスタイルを変えている」ように、それが「オニツカタイガー」を通じたポンピリオの社会に対しての主張なのだ。

アフターパーティーは
ハニー・ディジョンの登場で盛り上がりがピークに

ショー後に開催したアフターパーティーでは、DJのハニー・ディジョンが登場「歴史的な建造物を舞台にしたパフォーマンスはとてもエキサイティング」と語った。ハニーの登場とともに盛り上がりはピークを迎え、フロアはクローズまで熱気に包まれた。また、パーティー会場を取り囲むようにコレクションピースが展示され、日本酒を振る舞うバーカウンターも出現。来場者は思い思いの過ごし方で楽しみ、特別な一夜となった。

ランウエイに集った各国のセレブリティー

ショーには、ブランドアンバサダーを務めるTWICEのモモをはじめ、俳優の磯村勇斗やアメリカの歌手ノーマニ、韓国の俳優ウ・ドファン、タイの俳優バイフォーン・ピムチャノック、インド人俳優のラシュミカ・マンダンナ、DJやモデル、デザイナーとして活動するハニー・ディジョンなど、各国のセレブリティーが来場した。
PHOTOS:YUSUKE KINAKA
問い合わせ先
オニツカタイガー
https://www.onitsukatiger.com/jp/ja-jp/contact/

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「アンリアレイジ」と協業 水の使用量を極限まで削減した次世代プリンター「フォレアス」が描くファッションの未来

京セラ,KYOCERA,フォレアス,アンリアレイジ

京セラドキュメントソリューションズが開発した「フォレアス(FOREARTH)」は、水の使用量を限りなくゼロに近づける「ウォーターフリー・コンセプト」などを採用することで、より環境にやさしいモノづくりを実現した捺染インクジェットプリンターだ。そのコンセプトに共感した「アンリアレイジ(ANREALAGE)」は、このほどパリ・ファッション・ウイークで発表した2025年春夏コレクションに「フォレアス」のプリント技術を採用。多様なプリントで彩られたウエアを披露した。世界全体でサステナビリティの実践が求められる今、“ファッション業界の大きな挑戦である環境負荷軽減に貢献したい”という思いから生まれた革新的プリンターの全貌に迫る。

「フォレアス」が提案する“3つのフリー”

従来の一般的な捺染(生地に模様を印刷すること)では欠かせないスチーマー、洗浄機、浄水設備等、大型の前後処理設備を必要としない「フォレアス」は、水の使用量の大幅削減に加え、CO₂排出量とエネルギー消費量の削減にも貢献する。その革新性を裏付けるのが、“3つのフリー”だ。1つ目は、水の使用量を極限まで削減する「ウォーター・フリー・コンセプト」。従来の染料によるアナログ捺染では、「捺染」「スチーム」「洗浄」「版洗浄」という4つの工程で水を必要とし、生地1㎏あたり153Lもの水※1を使用していた。一方、プリントと乾燥のみで全工程が完了する「フォレアス」ではプリント工程には水を一切必要としない。機器のメンテナンスに用いられる水の量にもこだわり、循環ベルト洗浄システムを搭載することで、生地1㎏あたりの水使用量を0.02L※2まで大幅に削減した。

2つ目は、デザインに自由をもたらす「クリエイティブ・フリー」だ。これまでの染料捺染では、生地の種類に応じて異なるタイプの染料を使う必要があり、染料デジタル捺染では、それぞれに設備を用意する必要があった。一方、「フォレアス」では京セラインクジェットヘッドを使って、独自開発の水系顔料インクと前後処理剤の3層構造を実現する事で、1台で綿やシルク、ポリエステル、ナイロン、混紡など多種多様な生地への捺染を実現し、生地本来の柔らかさを保ちながら多彩なデザインを高精度でプリント可能にした。そのため、デザイナーズファッションをはじめ、アパレルやスポーツウエアから、キッズウエア、ホームテキスタイルまで幅広いカテゴリーに活用することができる。

そして、3つ目は設置場所を選ばない「ロケーション・フリー」。従来の染料捺染では、印刷設備を水資源のある場所に設置されてきた。しかし、少量の水しか必要とせず、省スペースなデザインの「フォレアス」なら、場所の選択肢が広がり、消費地やその近くに印刷拠点を設けることも可能。リードタイムの短縮や物流コスト削減にもつながる。加えて、従来の染料捺染のような別設備による事前準備工程やスチーム、洗浄などの工程が不要なため、デザインから製品までの工程が大幅に短縮される。小ロット印刷や短納期にも対応可能で、余剰生産を抑えることができる。

※1 : Kujanpää , M. & Nors , M. (2014). Environmental performance of future digital textile printing. VTT Technical Research Centre of Finland.VTT Customer Report Vol. VTT CR 04462 14
※2 : 2022年 京セラドキュメントソリューションズ調べ

京セラの技術で実現した、
優れた色再現性と印刷安定性

パリで発表された「アンリアレイジ」のコレクションでも示されたのは、風に舞うように薄く軽やかな生地の柔らかな風合いを保ちながら高品質なプリントを行うことができる、「フォレアス」の優れた色再現性と繊細な表現力。そこには、徹底的にサステナブルな印刷にこだわった、京セラの技術が詰まっている。プリントの要となるインクジェットプリントヘッドには、デジタル捺染において世界トップシェア※3を誇る京セラ製ヘッドを採用。独自開発の水系顔料インクと前後処理液を搭載したオールインワン捺染システムにより、生地が搬送された約6分後には、プリント生地が乾燥機から搬出されるというスピーディーな印刷が可能になった。

また、インクジェットプリントヘッドには、インクの温度と粘度を一定に保つ常時循環システムや自動メンテナンスシステムを搭載。安定した発色と優れた色再現性による高精細なプリントを実現した。「フォレアス」はプリント工程のみで色が決まるため、プリント後の工程が色に影響を与える可能性があった従来のアナログ捺染やデジタル捺染における課題もクリア。デジタル制御による色彩表現で、経験や勘に頼らず、常に高いクオリティーを保つことができる。

※3 : 印捺面積において 2022WTiNより

「アンリアレイジ」デザイナーが語る、
「フォレアス」を活用した
クリエイション

「アンリアレイジ」の2025年春夏コレクションのコンセプトは、「風」。内蔵した小型のファンから風を送り込むことで膨らみ、非日常的な形に変わるウエアを提案した。メーン素材に用いたのは、1平方メートルあたり23グラムという極めて軽く薄い柔らかなナイロン。そこに風によって散らばる模様や宙を舞う花びらなどの柄を描くために「フォレアス」のプリント技術を活用した。森永邦彦デザイナーに「フォレアス」の魅力や可能性からクリエイションへの考えまでを聞いた。

WWD:昨シーズンから「フォレアス」のプリント技術を用いているが、実際にクリエイションに取り入れてみてどうだったか?
森永:今回のコレクションで重要だったのは、テキスタイルの質感と軽さや薄さ。特に顔料インクを使った従来のプリントでは、生地が硬くなってしまったり、インクの分だけ重さや厚さが出てしまったりするが、その課題の解消を「フォレアス」を使うことで実現できた。実際プリントした生地は、すごくしなやかで軽さも失うことなく、それでいて発色が良い。染色時に水で洗う工程があると取れてしまう防風加工との相性も良く、水を使わずに印刷するという「フォレアス」の技術が、今回のコレクションのフォルムと印象を支えてくれた。

WWD:これまでもコレクションやショー演出に最先端テクノロジーを取り入れてきたが、その理由は?
森永:テクノロジーによって、ファッションは今までにない領域に行けると思う。テクノロジー自体は、一見すると自然と相反するものであり、人間の感情と対立するもののように感じられる。しかし、そうではなく、テクノロジーによって自然と共生することが可能になる。そして、テクノロジーによって、ファッションは人の感情をもっと揺さぶることができるだろう。だからこそ、「アンリアレイジ」は積極的にテクノロジーを取り入れている。

WWD:ファッションにおけるサステナビリティの重要度が高まっており、そこに取り組むことはモノづくりの前提になりつつある。そんな現代において、ファッションデザイナーには何が必要か?クリエイションにおいて大切にしていることは?
森永:デザイナーとして大事だと考えているのは、何を作るかというよりも、どう作るかということ。それはつまり、制作過程でどの選択肢を取り入れ、自分たちの世界を表現するかということだ。結果論として、作る形やプリントの表現は他の手法でもできるかもしれない。ただ、その過程において風の力を借りたり、水を使わないプリント技術を活用したりという選択をしていくことが、未来につながり、次の時代とつながるきっかけになると思う。

WWD:最後に、「フォレアス」に対して特に可能性を感じている部分は?
森永:一つは、今まで当たり前だった「水を使う」という概念とは全く異なるテクノロジーなので、コンパクトでどこでもスペースを取らずに印刷ができるということ。そして、印刷に使う生地も幅広く選択可能だ。生地をプリントしたりデザインしたりすることは今までハードルの高い領域だったが、「フォレアス」を使えば、学生を含め多くのデザイナーが作りたいものを実現できると思う。スピードも驚くほど速く、地球環境へのダメージを抑えることができるので、クリエイションの可能性がより広く開かれていくだろう。

「フォレアス」開発の背景と
今後の可能性

京セラはグループ全体で、よりサステナブルな未来に向けた取り組みを行っている。京セラドキュメントソリューションズのサステナビリティ推進を率いる小山圭介マーケティング本部長に、「フォレアス」開発の背景から今後の可能性や展望までを聞いた。

WWD:まず、京セラではどのような姿勢でサステナビリティに取り組んでいるのか?
小山圭介マーケティング本部長(以下、小山):京セラの新たなイノベーションは、サステナビリティに役立つものしか作らないということが必要条件だ。企業としてのサステナビリティを考えることはもとより、お客さまが求めるサステナビリティに寄与することができる製品を提供することが重要だと考えている。お客さまが満足し、環境や社会も良くなり、企業としても潤う。この3つを同時にかなえていく必要がある。

WWD:では、「フォレアス」の具体的な開発のきっかけは?その中で苦労した点は?
小山:開発に着手したのは、2018年。もともとプリンター事業からスタートした京セラドキュメントソリューションズは、ペーパーレスが進む中、事業の多角化を考えて「捺染」に取り組むことになった。当時、ファッション業界では余剰在庫の廃棄なども問題になっており、それならば環境への配慮に秀でた製品を作ろうということを決めた。まず行ったのは、生地メーカーやアパレルメーカーを回ってのペインのヒアリングだ。そこから、染色における水質汚染や労働環境といったお客さまが抱えている問題を徹底的に解消することを目指し、約6年をかけて作り上げた。開発の中で難しかったのは、京セラならではの特徴を出すために環境に配慮した水系顔料インクを使用するという必須条件の中で、綺麗な発色と生地本来の柔らかさという相反する要素を両立すること。通常、顔料インクでプリントすると生地がゴワゴワしてしまうが、京セラがもつインクジェットプリントヘッドの技術とデジタルテクノロジーを生かして、その難題を解決した。

WWD:企業にとって「フォレアス」を導入するメリットとは?
小山:一つは、環境にやさしい印刷方法というのがステータスになる。そして、「フォレアス」は水の使用を極限まで削減しているので、排水処理を考える必要がない。例えば、デザイナーズファッションであれば、デザイナーのもとで試し刷りや確認を行い、完成版のデータを遠くにある縫製工場に送って印刷し実際の服を作れるので、製作にかかる時間を一気に短縮することができる。これはあくまで一例であり、いろいろな応用展開ができると考えている。

WWD:「アンリアレイジ」との協業に加え、「楽天 ファッション ウィーク東京」では「テルマ(TELMA)」へのプリント生地の提供も行った。今後もこのようなデザイナーズブランドとの取り組みは積極的に行っていくのか?
小山:前提として必要なのは、双方がサステナビリティの取り組みに共感すること。共感できれば、誰でも仲間になれると思う。現在の「フォレアス」には少量多品種的なものが特にマッチしやすいので、声をかけていただきたいし、前向きに検討していきたい。

WWD:「フォレアス」の今後の展望や可能性については、どのように考えているか?
小山:今はまだ、認知を高めていく段階だと考えている。そのためには、第一線で活躍しているデザイナーやメーカーに使ってもらい、認められたという事実も重要だ。また「フォレアス」はデジタル印刷の特徴である“必要な時に必要な分だけ”に加え、“どこでも”“誰でも”使うことができる製品。加えて、汎用性が高く、コットン、ポリエステル、ナイロン等の代表的な生地に加え、風合いが大切なシルクや、プリントの難しいアセテートにも発色良くやわらかなプリントができる。又、顔料インクは、耐熱性や耐光堅牢性(UVによる耐退色性能)も高く、カテゴリーを絞ることもない。そんな特徴を生かした製品づくりに幅広く活用していただきたい。その結果、より多くの人に知っていただければ、さらに可能性が広がっていくだろう。これから取り組んでいくのは、発色性能をさらに改良したり、特別色に対応したりと、バリエーションを増やしていくこと。実際のニーズを拾い、小型化や生産力向上も考えられる。何より大切なのは、「フォレアス」の輪を広げていくことだ。その延長線上に、お客さまも社会も企業も幸せになる未来が描けるのではないかと思う。

INTERVIEW & TEXT: JUN YABUNO
問い合わせ先
京セラドキュメントソリューションズ

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ゴールドウイン渡辺社長が語るグローバル戦略 「プレミアムスポーツブランドで世界へ」

ゴールドウイン,GOLDWIN

ゴールドウインが、自社ブランド「ゴールドウイン(Goldwin)」の海外戦略を加速している。10年後に売上高500億円(2024年3月期実績は32億円)、アジア100店舗体制を掲げた“ゴールドウイン500”プロジェクトを、7月に同社の新中期経営計画の骨子として発表した。21年に開業し、既に売上規模で日本の店舗を抜いているという北京店に続いて、中国では8月に成都、9月に上海にも大型直営店を出店済みだ。25年以降、韓国や欧米でも出店を計画している。「ゴールドウイン」がブランドとして目指すあり方や企業ゴールドウインが掲げる姿勢を、渡辺貴生社長のインタビューを交え深掘りする。

「世界中の人が長く着られる、
普遍的で美しい製品を作りたい」

ゴールドウインは、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」などの海外ブランドと提携し、日本市場に合うようにデザイン性と機能性を独自開発して成長してきた企業だ。一方で、自社ブランドの育成は遅れていた。「自分たちの考えを自由に形にしてお客さまの役に立つ製品を作り、世界中で自分たちの存在を知っていただくには、提携ブランドでは限界がある」と渡辺貴生ゴールドウイン社長。世界に目を向けていく中で、渡辺社長が現職に就いた20年以降、自社ブランドの「ゴールドウイン」でフィロソフィーやコンセプトの部分から見直しを進めてきたという。

従来は競技や種目を軸にした開発が一般的であったスポーツウエアにおいて、「ゴールドウイン」ではパフォーマンス(機能性)やファッション、ライフスタイルを高次元でミックスしていくようなブランドのあり方を目指している。「強く抱いているのは、普遍的な製品を作りたいという思い。どの国のどんな人が手に取っても同じ感覚を呼び覚まし、陳腐化することなく長く着られるデザインを追求している」と渡辺社長。近年はラグジュアリーブランドなどもスポーツやアウトドア領域に進出し、“プレミアムスポーツウエア”市場が形成されつつあるが、「企業として長年築いてきた高いパフォーマンス性と、リジェネラティブ(環境再生型)であることの2点を重視する点が、われわれは他ブランドとは異なる」と分析する。

リジェネラティブという面では、ゴールドウインは15年からスパイバーと共同研究し、構造タンパク質「ブリュード・プロテイン」の開発も進めてきた。「『ブリュード・プロテイン』を、石油由来の合成繊維の代替として世界に広めることはわれわれの大きな使命」と渡辺社長。「長く使えるもの、圧倒的に機能に優れたものを作りたい。どこよりも機能性の高い製品を美しくデザインできる会社になりたいと昔から思ってきた。機能性には、環境負荷を限りなくゼロにするということも含んでいる。“循環性”“越境性”“共創性”の3つをキーワードに、『ゴールドウイン』で“プレミアムスポーツブランド”としてのポジションを確立する」と語る。

ゴールドウインとして24年4月には、「人を挑戦に導き、人と自然の可能性をひろげる」というパーパスも新たに制定した。「人類の歴史で気候変動は今が一番厳しい状況にあるが、それを招いたのも人類。自然を収奪し、産業を前進させるあり方でよかったのか。人間も自然の一部と認識し、事業の進め方、暮らし方を変える必要がある」と渡辺社長。「お客さまも事業のパートナーとして、多くの人が積極的に環境を守れるような、そんな事業をわれわれがデザインすることを目指す」と続ける。

10年後にアジア100店体制、
北京店は既に年間売り上げ2億円

10年後に売上高500億円を目指す「ゴールドウイン」にとって、核となる地域は中国、日本、韓国。10年後の目標店舗数は、フランチャイズを含めアジアで100店だ。そのために中韓では、現地企業と販売合弁会社も設立した。最大市場と期待する中国では、今後年間4店のペースで、一級都市を中心に出店していく。今秋出店した成都、上海に続き、年内に杭州、南京にも出店予定だ。21年に出店した北京店は、既に年間売り上げ2億円規模となっている。

「スポーツは老若男女が楽しむことができ、日常でもスポーツウエアを着る人は多い。だからこそ、スポーツウエアでは国や文化を超えたデザインが可能」と渡辺社長。10年後に500億円という目標を「野心的」などと評する声もあるが、「全くそうは思わない。『ザ・ノース・フェイス』も過去10年で規模は5倍になった。ブランドは、何か1つ現状を突き抜けるきっかけがあれば、共鳴してくれる人に支えられて成長していく。それは私自身が『ザ・ノース・フェイス』で経験したことだ」と続ける。

24年秋冬は
「OAMC」ともコラボ

「ゴールドウイン」は、ゴールドウインが企業として長年つちかってきた機能性と共に、デザインとしての美しさも強く探求している。グローバルでの認知強化のために、6月には25年春夏のパリ・メンズファッションウイークに合わせ、マレ地区で初めて単独展示会も開催。クリエイティブチームにも海外有力メーカーのR&D出身者などが加わり、グローバル標準でのモノ作りが進んでいる。

そうした動きを象徴するのが、24年秋冬に打ち出している「OAMC」とのコラボレーションだ。現在、「ジル サンダー(JIL SANDER)」のデザインも手掛ける「OAMC」共同創業者のルーク・メイヤー(Luke Meier)は、今回のコラボについて「深い知識と高い品質を誇り、パフォーマンス製品のリーダーであるゴールドウインと仕事ができることを楽しみにしていた」とコメントしている。「ゴールドウイン」では25年春夏以降も、注目度の高いコラボをいくつか企画しているという。

人間と自然の関係性をデザイン

「モノを売って収益を得るだけでなく、環境を正しい方向にデザインしていくような事業を今後は目指す」。渡辺社長がそう話すように、ゴールドウインは人が自然を楽しみ、その中で環境を守り次世代に引き継いでいくような取り組みを強めている。22年春夏に、東京・六本木や創業地の富山で行った「プレイアースパーク(PLAY EARTH PARK)」はその一例だ。スポーツの起源である遊びを通し、子どもたちが未来につながる体験を得られることを目指したイベントで、両地でファミリー層を中心に約5万2000人を集客した。

「環境をデザインする」という考えのもと、富山・南砺では、自然と遊ぶ公園「プレイアースパーク ネイチャリング フォレスト(PLAY EARTH PARK NATURING FOREST)」を計画中だ。27年初夏の開業予定で、SUPや釣りが楽しめる桜ヶ池の周りに、キャンプ場、フラワーパーク、農園、レストラン、アウトドアアクティビティー施設を設ける。周辺地域とも連携し、クライミングやトレッキング、冬季はスノースポーツなど、さまざまなアクティビティーが楽しめるようにする。

問い合わせ先
ゴールドウイン カスタマーサービスセンター
0120-307-560

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「ディオール ビューティー アンバサダー」に就任した中谷美紀が語る、スキンケアルーティンやエイジングケアとの向き合い方

ディオール,DIOR,中谷美紀

「ディオール(DIOR)」はこのほど、ディオール ビューティー アンバサダーに俳優の中谷美紀を起用した。ディオール ガーデンで育てるグランヴィル ローズの生命力に着目して開発したプレミアム エイジングケア“ディオール プレステージ”の公式イメージや動画に登場する。同ラインを愛用してきたという中谷美紀に、商品の魅力やスキンケアルーティン、エイジングケアとの向き合い方について聞いた。

アンバサダー就任の心境

ディオール,DIOR,中谷美紀

WWD:ファイン ジュエリー & タイムピーシズに加え、ディオール ビューティー アンバサダー起用のオファーを聞いて、どう感じた?

中谷美紀(以下、中谷):ムッシュ ディオールが暮らした生家の意匠や庭からインスパイアされたジュエリーたちに加え、彼が愛した自然の恵みを惜しみなく用いたラグジュアリーな化粧品の魅力を伝える媒介になれることを誇りに思います。

WWD:“ディオール プレステージ”の商品の魅力は?

中谷:何よりも、グランヴィル ローズのかぐわしい香りに癒やされます。また、年齢を重ねた肌をいたわる素晴らしいテクスチャーと、ディオール サイエンスの極みでもあるぜいたくな成分の処方に感服しました。

信じる力で
スキンケアの効果はさらなる高みへ

WWD:毎日欠かさないスキンケアルーティンは?

中谷:朝は、「今日もお肌がツヤツヤ輝いている」と、鏡の中の自分を鼓舞する言葉を唱え、1日のモチベーションを上げます。夜は、「今日も良い1日にしてくれてありがとう」と、自分自身と肌を褒めることで、就寝前に脳をポジティブな状態に導きます。医学研究の世界におけるプラセボ効果は、信じることで効果を発揮するといいます。ディオール サイエンスの確かな効果に、信じる力が加われば、さらに効果が高まると確信しています。

WWD:スキンケアを選ぶ際に重視している点は?

中谷:自然由来の成分をふんだんに用いたスキンケア商品が好きです。“ディオール プレステージ”は自然由来成分が高いので、まさに探していた理想的な化粧品でした。

WWD:年を重ねるにつれ、スキンケアにかける思いに変化はある?

中谷:かつてはスキンケアをおっくうに感じていましたが、年齢とともにその大切さが身に染みて理解できるようになりました。敏感肌なので赤みやかゆみが出やすく、手なずけることに苦労しましたが、“ディオール プレステージ”はそんな私の肌も優しく守ってくれるのでスキンケアが楽しくなり、何度でも、いつまででもスキンケアをしていたいと思えるほどです。

WWD:「年齢に応じたケア」を意味するエイジングケアとはどのように向き合っている?

中谷:20代のころは敏感肌と大人ニキビに悩まされ、とても不安定でした。シワやシミは多少増えたとしても、むしろ今の方が肌のコンディションが良好だと感じています。「ディオール」のドレスをまとい、フレグランスに身を包むヨーロッパの女性たちのように、年齢を重ねてこそ醸し出せるマチュアなエレガンスや魅力を身に付けたいと若いころから願っていたので、スキンケアで最大限のケアを続けながらも、エイジングを楽しみたいです。

グランヴィル ローズの
類いまれなる生命力

“ディオール プレステージ”は、ディオール ガーデンで育てるグランヴィル ローズの生命力に着目し、2000年に誕生したプレミアム エイジングケア ライン。グランヴィル ローズは、ダマスク ローズの2倍の生命力、オールド ブラッシュ ローズの2倍の耐性、センティフォリア ローズの7倍の抗酸化力、風速100km/hの風にも2時間折れずに耐えられる抵抗力を持っている。ディオール サイエンスは、バラの花びらだけでなく、つぼみや果実、茎など、さまざまな部位が持つ有用性を研究。微量要素は健康の維持にも重要な成分だが、食事から取れるのはわずか2%だという。グランヴィル ローズの花びらには、肌機能の回復に必要なオメガ脂肪酸を含む、美しい肌に必要な22種類の微量栄養素がバランス良く、豊富に含まれている。

中谷美紀は、「私にとって“ディオール プレステージ”とは、艶のある上質な肌へと導いてくれるお守りのような存在です。“プレステージ”に出合ったことで、スキンケアの時間が、短縮すべき煩わしいものではなく、心にゆとりを与える貴重なひとときに変化しました。手をかければ、肌は確実に応えてくれることを、“プレステージ”のアンバサダーとして、お伝えできればと思っています」とコメントを寄せた。

問い合わせ先
パルファン・クリスチャン・ディオール
03-3239-0618

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「ディオール ビューティー アンバサダー」に就任した中谷美紀が語る、スキンケアルーティンやエイジングケアとの向き合い方

ディオール,DIOR,中谷美紀

「ディオール(DIOR)」はこのほど、ディオール ビューティー アンバサダーに俳優の中谷美紀を起用した。ディオール ガーデンで育てるグランヴィル ローズの生命力に着目して開発したプレミアム エイジングケア“ディオール プレステージ”の公式イメージや動画に登場する。同ラインを愛用してきたという中谷美紀に、商品の魅力やスキンケアルーティン、エイジングケアとの向き合い方について聞いた。

アンバサダー就任の心境

ディオール,DIOR,中谷美紀

WWD:ファイン ジュエリー & タイムピーシズに加え、ディオール ビューティー アンバサダー起用のオファーを聞いて、どう感じた?

中谷美紀(以下、中谷):ムッシュ ディオールが暮らした生家の意匠や庭からインスパイアされたジュエリーたちに加え、彼が愛した自然の恵みを惜しみなく用いたラグジュアリーな化粧品の魅力を伝える媒介になれることを誇りに思います。

WWD:“ディオール プレステージ”の商品の魅力は?

中谷:何よりも、グランヴィル ローズのかぐわしい香りに癒やされます。また、年齢を重ねた肌をいたわる素晴らしいテクスチャーと、ディオール サイエンスの極みでもあるぜいたくな成分の処方に感服しました。

信じる力で
スキンケアの効果はさらなる高みへ

WWD:毎日欠かさないスキンケアルーティンは?

中谷:朝は、「今日もお肌がツヤツヤ輝いている」と、鏡の中の自分を鼓舞する言葉を唱え、1日のモチベーションを上げます。夜は、「今日も良い1日にしてくれてありがとう」と、自分自身と肌を褒めることで、就寝前に脳をポジティブな状態に導きます。医学研究の世界におけるプラセボ効果は、信じることで効果を発揮するといいます。ディオール サイエンスの確かな効果に、信じる力が加われば、さらに効果が高まると確信しています。

WWD:スキンケアを選ぶ際に重視している点は?

中谷:自然由来の成分をふんだんに用いたスキンケア商品が好きです。“ディオール プレステージ”は自然由来成分が高いので、まさに探していた理想的な化粧品でした。

WWD:年を重ねるにつれ、スキンケアにかける思いに変化はある?

中谷:かつてはスキンケアをおっくうに感じていましたが、年齢とともにその大切さが身に染みて理解できるようになりました。敏感肌なので赤みやかゆみが出やすく、手なずけることに苦労しましたが、“ディオール プレステージ”はそんな私の肌も優しく守ってくれるのでスキンケアが楽しくなり、何度でも、いつまででもスキンケアをしていたいと思えるほどです。

WWD:「年齢に応じたケア」を意味するエイジングケアとはどのように向き合っている?

中谷:20代のころは敏感肌と大人ニキビに悩まされ、とても不安定でした。シワやシミは多少増えたとしても、むしろ今の方が肌のコンディションが良好だと感じています。「ディオール」のドレスをまとい、フレグランスに身を包むヨーロッパの女性たちのように、年齢を重ねてこそ醸し出せるマチュアなエレガンスや魅力を身に付けたいと若いころから願っていたので、スキンケアで最大限のケアを続けながらも、エイジングを楽しみたいです。

グランヴィル ローズの
類いまれなる生命力

“ディオール プレステージ”は、ディオール ガーデンで育てるグランヴィル ローズの生命力に着目し、2000年に誕生したプレミアム エイジングケア ライン。グランヴィル ローズは、ダマスク ローズの2倍の生命力、オールド ブラッシュ ローズの2倍の耐性、センティフォリア ローズの7倍の抗酸化力、風速100km/hの風にも2時間折れずに耐えられる抵抗力を持っている。ディオール サイエンスは、バラの花びらだけでなく、つぼみや果実、茎など、さまざまな部位が持つ有用性を研究。微量要素は健康の維持にも重要な成分だが、食事から取れるのはわずか2%だという。グランヴィル ローズの花びらには、肌機能の回復に必要なオメガ脂肪酸を含む、美しい肌に必要な22種類の微量栄養素がバランス良く、豊富に含まれている。

中谷美紀は、「私にとって“ディオール プレステージ”とは、艶のある上質な肌へと導いてくれるお守りのような存在です。“プレステージ”に出合ったことで、スキンケアの時間が、短縮すべき煩わしいものではなく、心にゆとりを与える貴重なひとときに変化しました。手をかければ、肌は確実に応えてくれることを、“プレステージ”のアンバサダーとして、お伝えできればと思っています」とコメントを寄せた。

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挑戦続ける「ヨシオクボ」の20年 唯一無二の“おもろい”を追求

「ヨシオクボ(YOSHIO KUBO)」はデビュー20周年となる2025年春夏シーズンに、「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、楽天FWT)」でコレクションを披露した。長年温めてきたという吉本新喜劇とのコラボレーションという前代未聞の試みは、笑いありファッションありのエンターテインメントショーで大反響だった。新喜劇の人気キャラクターが「ヨシオクボ」のコレクションをまとい、ウオーキングする姿がSNSなどでも話題を呼んだ。

節目のショーを終えた翌日、久保嘉男デザイナーに現在の率直な感想を聞いた。さらに、東京と海外でコレクションを発表してきた15年余りを振り返って感じること、そして夢中になっているサウナやお酒のこと――ショーの余韻がまだ残る中、「楽天FWT」25年春夏シーズンのオフィシャルパートナーであるニッカウヰスキーが期間限定でオープンしている「ザ ニッカウヰスキー トウキョウ(THE NIKKA WHISKY TOKYO)」でカクテルを傾けながら、話は弾んだ。

普通のランウエイショーは考えられなかった

大塚千践「WWD JAPAN」副編集長(以下、大塚):昨日のショーは大反響でしたね。なぜ今回、吉本新喜劇とコラボレーションしようと思ったのですか?

久保嘉男「ヨシオクボ」デザイナー(以下、久保):20周年だし、今までと全く違うことをやりたかったんです。コロナ禍にコレクションを動画配信するようになって、もっとアイキャッチな面白い見せ方を考えるようになりました。今回も、エンターテインメント性のあるショーにしたかった。

吉本新喜劇とは、ずっと一緒にやりたかったんですよ。大阪の人って、日々の生活に新喜劇が当たり前にあるんですよね。僕ももちろんその一人で、吉本興業の人に熱く思いを伝えました。実は、新宿の「ルミネtheよしもと」では普段、新喜劇は上演していないんです。だから、今回のショーのためにわざわざセットを建ててもらいました。しかも、たった10分で。10分ですよ。出演してくれた間寛平さんや島田珠代さんは、当日の15時まで大阪の「なんばグランド花月」で打ち合わせがあって、終わり次第すぐ新幹線で駆けつけてくれました。

大塚:それはすごいですね。実際、ファッション業界に限らずSNSでも大盛り上がりでした。

久保:さまざまなシーンが切り取られていたよね(笑)。それが服自体の話題じゃなくても、いいと思っています。関西人は「クリエイティブだね」という褒め言葉の意味で「おもろいね」という言葉を使います。面白いという反響があることがうれしい。今までにないショーをやることで、爪痕を残せたんじゃないかな。

コレクションについては毎シーズン反省点が多くて、今回も振り返ると感じることはいろいろありました。そして、もっといい服を作りたいと思った。いつもこの繰り返しなんです。今シーズンも、コレクション全体の構成でいうと自己評価はまだ60〜70点くらいかな。

技術を磨き、見せるブランドであり続けたい

大塚:コレクションは20年の集大成を感じました。「ヨシオクボ」の強みであるパターンや細かなテクニックがたくさん散りばめられていましたね。

久保:これまで、一回使ったテクニックはすぐやめちゃっていたんですよ。でも、自分の強みである技術をもっと磨いて超越させるためには、反響が良かったものを飽きずに進化させないとダメだと考えたんです。そこで今季は、以前のコレクションで好評だったギャザーのテクニックをさらに深掘りしました。

大塚:ボディースーツへのトロンプルイユも印象的でした。コレクションの中では意外性があったので。

久保:裏テーマとして注目したのが車だったんです。車には興味ないんですけど、車の曲線や流線型のシルエットがすごく好きで、レーサーのユニホームも凝った作りだなと以前から思っていて。コレクションにいきなりレーシングスーツが出てきたらおもろいなと、ボディースーツを作りました。ボディーを先に仕立ててからレーシングスーツの転写プリントをのせたので、ちょっと中心から右にずれているところがポイントです。着崩れている感じが表現できました。

大塚:相反する要素を掛け合わせるのもブランドらしいアプローチですよね。

久保:ウィメンズのアプローチをメンズに応用しています。「ヨシオクボ」は年々ユニセックスの傾向が強まっていて、今、顧客の4割は女性です。「ミュラー オブ ヨシオクボ(MULLER OF YOSHIOKUBO)」もあるので、ウィメンズのモノづくりにも明るい方だと自覚しています。今シーズンは、通常だと技術が難しいといわれるナイロンやポリエステルの素材にギャザーをプラスしました。挑戦ではありましたが、シフォンやサテンといった素材ではないところが、ブランドらしいかなと。見た目に対して生地の厚みがないので、着心地にも配慮しています。

大塚:コレクションを遠くから見ても、高度な技術を使っていることが伝わってきました。

久保:ブランドは今年20周年を迎えて、僕自身は50歳になりました。ブランドとモノづくりを見つめ直して出た答えは、技術を見せていくブランドであり続ける戦い方が合っているということ。難しい技術をプレタポルテで量産できることが、僕らの強みであり、ずっとチャレンジし続けること。「この服、どうやって作っているの?」と興味を持ってもらえる服であり続けたいです。

周りと違うことを常に探してきた

大塚:「ヨシオクボ」は2008年から東京コレクションに参加しています。

久保:もう15年以上ショーを続けていることになりますね。東コレは随分人気になったね。

大塚:若い世代の関心が高まっていて、デザイナーも若返っている印象です。

久保:「もっと俺のことを見てくれ!」という野心を感じて、僕はいいことだと思いますね。ただ、昔と比べて今は簡単に消費される服が増えているなとも感じており、服の良し悪しの線引きが曖昧になっている気がします。先代のデザイナーさんたちは、服自体にすごくパワーがあった。僕もこれまで、ショーは場所を変えたり演出を変えたりいろいろなことをしてきましたけど、重要なのは雰囲気ではなくて、服がどれだけパワーを持っているかだと考えています。だから今の東コレには、もっとコンペティションの要素が増えてもいいんじゃないかな。競争がないと、切磋琢磨しないですから。

大塚:最近は国際交流の場としても機能していて、「楽天FWT」支援のもと東京から世界に羽ばたいたデザイナーは数多くいます。久保さんは2017年にはミラノメンズで、その後「ピッティ・イマージネ・ウオモ」やパリメンズでショーを開催しましたね。

久保:まわりと違うことをしたいという思いは常にありました。僕みたいに「ショーを続けることが命」みたいなデザイナーは今、少ないでしょう(笑)。昨日のショーはありがたいことに500人近く来場客がいましたけど、ミラノのアルマーニ/テアトロで開催した時は100人くらいしかお客さんがいなかったんですよ。「誰が観に来てんの?」って正直思いました(苦笑)。でも、ちゃんと一流のジャーナリストたちが観てくれていた。現地のメディアに載せてもらって有名になりたいなら、その地でショーをやるべき。もともと僕はイタリアの取引先が多かったので、あの時あの場でショーを開催した意義は大きかったですね。

大塚:20年春夏以降は日本文化を切り口にしたコレクションが続きましたね。海外でショーに挑戦後、今の日本の文化や強みを独自に解釈し、国外にも広く発信しました。やはり、海外の経験が影響したのでしょうか?

久保:影響はあったでしょうね。海外生活によって、日本の見え方ががらっと変わりました。家族がロサンゼルスに住んでいるため、年に何回もアメリカと東京を往復する生活を今も続けています。「日本はいいところだ」と感じるようになって、日本の良さを自分から探すようになった。それがコレクションにも表れたのかもしれません。

結局、自分の強みをブランドの強みにする時に“日本人”というルーツは欠かせないです。とはいえ“和”のテーマは、すでに多くのデザイナーがいろんな切り口で見せてきた。まわりとは違うことをやらないと。スーツの素材を使って甲冑を作った(20-21年秋冬コレクション)とか、前代未聞でしょう?(笑)。パンチ力のあることをやりつつ、でもちゃんとビジネスに結びつけることも考えていますよ。アメリカには特にビジネス文化の根強さを感じていて、「売ってなんぼ」な関西の商売人気質と似ている部分がありますね。

アイデアはお酒片手の会話から

大塚:この場所「ザ ニッカウヰスキー トウキョウ」は12月までの期間限定のバーで、凝ったユニークなカクテルが多いんですよ。久保さんが選んだドリンク「軍艦ミュール」も、寿司のウニ軍艦をコンセプトにしたものだとか。お酒は普段から飲みますか?

久保:好きですね。昼間はまったく飲まないけど、ひと段落ついた夜にビールやハイボールを飲んでいます。あと今、サウナにハマっているんですよ。サウナは好きすぎて、10月にサウナブランドを立ち上げます(笑)。

それにしてもこのカクテルには驚きました。こんなスタイルは初めて見たし、めちゃめちゃおいしいね!グラスの上にのっているウニにまずびっくりした。カクテルの中には、梅と大葉が混ざっているんですね。梅干しサワーも好きなので、かなり好みです。自分で作るんじゃなくて、プロのバーテンダーさんに作ってもらって話をいろいろ聞けるのも魅力ですよね。

大塚:日本の要素を盛り込んだ、お酒のクリエイションですよね。僕が頼んだ「クローバー クラブ パンチ」もラズベリーの甘さがベースでカフェジンの風味を感じ、飲みやすくておいしいです。ちなみにニッカウヰスキーは、今季は「楽天FWT」のオフィシャルパートナーなんですよ。

久保:そうなんですか。こういう予想できないクリエイティブな感じ、ファッション業界の人も絶対好きでしょうね。それに、こんなにウイスキーの種類がたくさんあるのも知らなかった。ハイボールが好きだから「竹鶴」は知っていたけど、これはウイスキーの世界も奥が深そうですね。またゆっくり飲みに来たいです。

大塚:ウイスキーがこんなに多彩な飲み方が楽しめるだなんて初めて知りました。お酒が好きなファッション業界人や、ウイスキーに普段あまりなじみがない方にもおすすめです。東コレもよくショーの後にパーティーを催してきましたし、親和性がありそうです。

久保:水を飲みながらでは、話は盛り上がらないしね(笑)。いろいろな人とお酒を交わして、他愛もない話をしているうちにアイデアって生まれたりしますから。そういう意味で、お酒とファッションは相性がいいかもね。

INFORMATION
THE NIKKA WHISKY TOKYO

期間: 12月25日 まで
住所:東京都港区北青山3-5-27 AOKI表参道ビル 1F
営業時間:平日17:00〜23:30、土日祝14:00〜23:30(ラストオーダーは全日23:00)

PHOTOS:YUTA KONO,KAITO CHIBA(RUNWAY SHOW)
TEXT:CHIKAKO ICHINOI
問い合わせ先
日本ファッション・ウィーク推進機構
mailto:infoweb@jfw.jp

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挑戦続ける「ヨシオクボ」の20年 唯一無二の“おもろい”を追求

「ヨシオクボ(YOSHIO KUBO)」はデビュー20周年となる2025年春夏シーズンに、「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、楽天FWT)」でコレクションを披露した。長年温めてきたという吉本新喜劇とのコラボレーションという前代未聞の試みは、笑いありファッションありのエンターテインメントショーで大反響だった。新喜劇の人気キャラクターが「ヨシオクボ」のコレクションをまとい、ウオーキングする姿がSNSなどでも話題を呼んだ。

節目のショーを終えた翌日、久保嘉男デザイナーに現在の率直な感想を聞いた。さらに、東京と海外でコレクションを発表してきた15年余りを振り返って感じること、そして夢中になっているサウナやお酒のこと――ショーの余韻がまだ残る中、「楽天FWT」25年春夏シーズンのオフィシャルパートナーであるニッカウヰスキーが期間限定でオープンしている「ザ ニッカウヰスキー トウキョウ(THE NIKKA WHISKY TOKYO)」でカクテルを傾けながら、話は弾んだ。

普通のランウエイショーは考えられなかった

大塚千践「WWD JAPAN」副編集長(以下、大塚):昨日のショーは大反響でしたね。なぜ今回、吉本新喜劇とコラボレーションしようと思ったのですか?

久保嘉男「ヨシオクボ」デザイナー(以下、久保):20周年だし、今までと全く違うことをやりたかったんです。コロナ禍にコレクションを動画配信するようになって、もっとアイキャッチな面白い見せ方を考えるようになりました。今回も、エンターテインメント性のあるショーにしたかった。

吉本新喜劇とは、ずっと一緒にやりたかったんですよ。大阪の人って、日々の生活に新喜劇が当たり前にあるんですよね。僕ももちろんその一人で、吉本興業の人に熱く思いを伝えました。実は、新宿の「ルミネtheよしもと」では普段、新喜劇は上演していないんです。だから、今回のショーのためにわざわざセットを建ててもらいました。しかも、たった10分で。10分ですよ。出演してくれた間寛平さんや島田珠代さんは、当日の15時まで大阪の「なんばグランド花月」で打ち合わせがあって、終わり次第すぐ新幹線で駆けつけてくれました。

大塚:それはすごいですね。実際、ファッション業界に限らずSNSでも大盛り上がりでした。

久保:さまざまなシーンが切り取られていたよね(笑)。それが服自体の話題じゃなくても、いいと思っています。関西人は「クリエイティブだね」という褒め言葉の意味で「おもろいね」という言葉を使います。面白いという反響があることがうれしい。今までにないショーをやることで、爪痕を残せたんじゃないかな。

コレクションについては毎シーズン反省点が多くて、今回も振り返ると感じることはいろいろありました。そして、もっといい服を作りたいと思った。いつもこの繰り返しなんです。今シーズンも、コレクション全体の構成でいうと自己評価はまだ60〜70点くらいかな。

技術を磨き、見せるブランドであり続けたい

大塚:コレクションは20年の集大成を感じました。「ヨシオクボ」の強みであるパターンや細かなテクニックがたくさん散りばめられていましたね。

久保:これまで、一回使ったテクニックはすぐやめちゃっていたんですよ。でも、自分の強みである技術をもっと磨いて超越させるためには、反響が良かったものを飽きずに進化させないとダメだと考えたんです。そこで今季は、以前のコレクションで好評だったギャザーのテクニックをさらに深掘りしました。

大塚:ボディースーツへのトロンプルイユも印象的でした。コレクションの中では意外性があったので。

久保:裏テーマとして注目したのが車だったんです。車には興味ないんですけど、車の曲線や流線型のシルエットがすごく好きで、レーサーのユニホームも凝った作りだなと以前から思っていて。コレクションにいきなりレーシングスーツが出てきたらおもろいなと、ボディースーツを作りました。ボディーを先に仕立ててからレーシングスーツの転写プリントをのせたので、ちょっと中心から右にずれているところがポイントです。着崩れている感じが表現できました。

大塚:相反する要素を掛け合わせるのもブランドらしいアプローチですよね。

久保:ウィメンズのアプローチをメンズに応用しています。「ヨシオクボ」は年々ユニセックスの傾向が強まっていて、今、顧客の4割は女性です。「ミュラー オブ ヨシオクボ(MULLER OF YOSHIOKUBO)」もあるので、ウィメンズのモノづくりにも明るい方だと自覚しています。今シーズンは、通常だと技術が難しいといわれるナイロンやポリエステルの素材にギャザーをプラスしました。挑戦ではありましたが、シフォンやサテンといった素材ではないところが、ブランドらしいかなと。見た目に対して生地の厚みがないので、着心地にも配慮しています。

大塚:コレクションを遠くから見ても、高度な技術を使っていることが伝わってきました。

久保:ブランドは今年20周年を迎えて、僕自身は50歳になりました。ブランドとモノづくりを見つめ直して出た答えは、技術を見せていくブランドであり続ける戦い方が合っているということ。難しい技術をプレタポルテで量産できることが、僕らの強みであり、ずっとチャレンジし続けること。「この服、どうやって作っているの?」と興味を持ってもらえる服であり続けたいです。

周りと違うことを常に探してきた

大塚:「ヨシオクボ」は2008年から東京コレクションに参加しています。

久保:もう15年以上ショーを続けていることになりますね。東コレは随分人気になったね。

大塚:若い世代の関心が高まっていて、デザイナーも若返っている印象です。

久保:「もっと俺のことを見てくれ!」という野心を感じて、僕はいいことだと思いますね。ただ、昔と比べて今は簡単に消費される服が増えているなとも感じており、服の良し悪しの線引きが曖昧になっている気がします。先代のデザイナーさんたちは、服自体にすごくパワーがあった。僕もこれまで、ショーは場所を変えたり演出を変えたりいろいろなことをしてきましたけど、重要なのは雰囲気ではなくて、服がどれだけパワーを持っているかだと考えています。だから今の東コレには、もっとコンペティションの要素が増えてもいいんじゃないかな。競争がないと、切磋琢磨しないですから。

大塚:最近は国際交流の場としても機能していて、「楽天FWT」支援のもと東京から世界に羽ばたいたデザイナーは数多くいます。久保さんは2017年にはミラノメンズで、その後「ピッティ・イマージネ・ウオモ」やパリメンズでショーを開催しましたね。

久保:まわりと違うことをしたいという思いは常にありました。僕みたいに「ショーを続けることが命」みたいなデザイナーは今、少ないでしょう(笑)。昨日のショーはありがたいことに500人近く来場客がいましたけど、ミラノのアルマーニ/テアトロで開催した時は100人くらいしかお客さんがいなかったんですよ。「誰が観に来てんの?」って正直思いました(苦笑)。でも、ちゃんと一流のジャーナリストたちが観てくれていた。現地のメディアに載せてもらって有名になりたいなら、その地でショーをやるべき。もともと僕はイタリアの取引先が多かったので、あの時あの場でショーを開催した意義は大きかったですね。

大塚:20年春夏以降は日本文化を切り口にしたコレクションが続きましたね。海外でショーに挑戦後、今の日本の文化や強みを独自に解釈し、国外にも広く発信しました。やはり、海外の経験が影響したのでしょうか?

久保:影響はあったでしょうね。海外生活によって、日本の見え方ががらっと変わりました。家族がロサンゼルスに住んでいるため、年に何回もアメリカと東京を往復する生活を今も続けています。「日本はいいところだ」と感じるようになって、日本の良さを自分から探すようになった。それがコレクションにも表れたのかもしれません。

結局、自分の強みをブランドの強みにする時に“日本人”というルーツは欠かせないです。とはいえ“和”のテーマは、すでに多くのデザイナーがいろんな切り口で見せてきた。まわりとは違うことをやらないと。スーツの素材を使って甲冑を作った(20-21年秋冬コレクション)とか、前代未聞でしょう?(笑)。パンチ力のあることをやりつつ、でもちゃんとビジネスに結びつけることも考えていますよ。アメリカには特にビジネス文化の根強さを感じていて、「売ってなんぼ」な関西の商売人気質と似ている部分がありますね。

アイデアはお酒片手の会話から

大塚:この場所「ザ ニッカウヰスキー トウキョウ」は12月までの期間限定のバーで、凝ったユニークなカクテルが多いんですよ。久保さんが選んだドリンク「軍艦ミュール」も、寿司のウニ軍艦をコンセプトにしたものだとか。お酒は普段から飲みますか?

久保:好きですね。昼間はまったく飲まないけど、ひと段落ついた夜にビールやハイボールを飲んでいます。あと今、サウナにハマっているんですよ。サウナは好きすぎて、10月にサウナブランドを立ち上げます(笑)。

それにしてもこのカクテルには驚きました。こんなスタイルは初めて見たし、めちゃめちゃおいしいね!グラスの上にのっているウニにまずびっくりした。カクテルの中には、梅と大葉が混ざっているんですね。梅干しサワーも好きなので、かなり好みです。自分で作るんじゃなくて、プロのバーテンダーさんに作ってもらって話をいろいろ聞けるのも魅力ですよね。

大塚:日本の要素を盛り込んだ、お酒のクリエイションですよね。僕が頼んだ「クローバー クラブ パンチ」もラズベリーの甘さがベースでカフェジンの風味を感じ、飲みやすくておいしいです。ちなみにニッカウヰスキーは、今季は「楽天FWT」のオフィシャルパートナーなんですよ。

久保:そうなんですか。こういう予想できないクリエイティブな感じ、ファッション業界の人も絶対好きでしょうね。それに、こんなにウイスキーの種類がたくさんあるのも知らなかった。ハイボールが好きだから「竹鶴」は知っていたけど、これはウイスキーの世界も奥が深そうですね。またゆっくり飲みに来たいです。

大塚:ウイスキーがこんなに多彩な飲み方が楽しめるだなんて初めて知りました。お酒が好きなファッション業界人や、ウイスキーに普段あまりなじみがない方にもおすすめです。東コレもよくショーの後にパーティーを催してきましたし、親和性がありそうです。

久保:水を飲みながらでは、話は盛り上がらないしね(笑)。いろいろな人とお酒を交わして、他愛もない話をしているうちにアイデアって生まれたりしますから。そういう意味で、お酒とファッションは相性がいいかもね。

INFORMATION
THE NIKKA WHISKY TOKYO

期間: 12月25日 まで
住所:東京都港区北青山3-5-27 AOKI表参道ビル 1F
営業時間:平日17:00〜23:30、土日祝14:00〜23:30(ラストオーダーは全日23:00)

PHOTOS:YUTA KONO,KAITO CHIBA(RUNWAY SHOW)
TEXT:CHIKAKO ICHINOI
問い合わせ先
日本ファッション・ウィーク推進機構
mailto:infoweb@jfw.jp

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ゴルファーの可能性を広げる「ルルレモン」の高機能ウエア

ルルレモン,LULULEMON

カナダ・バンクーバー発のアスレチックウエアブランド「ルルレモン(LULULEMON)」が今、多くのゴルファーたちにも注目され始めている。同ブランドから2022年に登場したゴルフコレクションは、“見て良し、感じて良し、動いて良し”をキーワードに、伸縮性、速乾性といったブランドの特徴でもある高い機能性はもちろん、ラウンドでの気分を高めてくれるシンプルでスタイリッシュなデザインも特徴の一つ。メンズ、ウィメンズ共に、初心者から上級者まで幅広い層のゴルファーに対応する。

プロゴルファーも開発サポートする
多彩なゴルフウエア

トップスからボトムスまで
安定したフィット感と素材感が魅力

日常のあらゆるシーンで活躍する
カジュアルウエア・コレクション

「ルルレモン」のウエアは、ゴルフのようなアクティブシーンに加え、カジュアルなファッションウエアとしても人気だ。シワになりにくく吸汗発散性やストレッチ性を有したパンツや、タイトでもストレスフリーな着心地のTシャツなど、男女共に高い機能性を備えつつ、トレンドのデザインも反映したアイテムがそろう。さらに、スマートフォンや財布などの必需品を入れて持ち歩けるベルトバッグなど、ファッションアクセも充実。ゴルフコレクションとミックスしてコーディネートを楽しむなど、シーンを選ばず、さまざまな使い方ができるのも魅力だ。

人気カジュアルアイテム

ウィメンズのTシャツは、ボディーフィットできれいなタイトシルエットながら、絶妙な柔らかさのリブ状モダール素材を採用することで、ストレスのない着心地を楽しめる。ショート丈のシンプルなデザインで、さまざまなボトムスにも合わせやすい。

メンズパンツは、人間工学に基づいたマチ設計を採用。動きやすい4WAYストレッチでシワになりにくく、吸汗発散性や速乾性も備えた快適なアイテムだ。ややゆとりのあるスッキリしたテーパードシルエットで、多様なライフスタイルにマッチする。

必需品がひと通り収納できるベルトバッグは、小ぶりながら容量1Lと、デーリーユースからアクティブシーンまで幅広く活躍する。外側のウエスト側にはファスナーポケット付きで、貴重品を安全に収納できる。ベルトストラップは長さを調節後、余った部分を伸縮性ループに収納できる、スマートな設計。はっ水素材を採用しており、天候や汚れを気にせず使用できるのもうれしい。

PHOTOS : TAK SUGITA(Y’S C)[MODEL],
TORU OSHIMA[STILL]
STYLING : SAEKO SUGAI
HAIR & MAKEUP : TAKAE KAMIKAWA(MOD'S HAIR)
MODELS : SEN(BE NATURAL), MIIYA KUDO(AGENCY NOI)
SET DESIGN : AKIHIRO YAMAYA
TEXT : WATARU ANDO
問い合わせ先
ルルレモンお客様窓口
0800-080-4090

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「アンダーアーマーゴルフ」の進化 全ゴルファーのパフォーマンスを支える機能とデザイン

アンダーアーマー,UNDER ARMOUR

“進化をもたらす”をミッションに掲げるパフォーマンスブランド「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」は、「アスリートが持つパフォーマンスを最大限に発揮できるウエアを作りたい」という創業者の思いから誕生した。その思いを体現する「アンダーアーマーゴルフ(UNDER ARMOUR GOLF)」は、高い機能性とデザイン性で幅広いゴルファーをサポートする。

アスリートと共に開発した
「アンダーアーマーゴルフ」

1996年、アスリートのための着圧に優れたベースレイヤー開発が「アンダーアーマー」の誕生したきっかけだ。セカンドスキン(第二の皮膚)のように身体に密着してパフォーマンスを向上させ、疲労軽減や疲労回復を促すなどの特徴的なウエアは、当時のスポーツ界の常識を覆す画期的なものだった。それ以来、常にアスリート目線で商品開発を行い、ニーズに応えたさまざまなウエアやシューズを展開する。機能的で身体を常に快適に保つテクノロジー商品は、プロスポーツ選手のみならず、多くのアスリートのパフォーマンスを支えている。

「アンダーアーマーゴルフ」もまた、とくに機能面で高く評価されている。ベースレイヤーを軸に、アウターからパンツ、シューズに至るまで、高い機能性とデザイン性を兼ね備えたアイテムは、今や“パフォーマンスゴルフブランド”としての地位を確立。それもそのはずで、元世界ランキング1位のプロゴルファー、ジョーダン・スピース(Jordan Spieth)がまだアマチュア選手だった2012年から、彼とさまざまなゴルフアイテムを開発してきた。まさにアスリートによるアスリートのためのウエアとして、共に成長してきたのだ。日本でも昨年、アマチュア選手である19歳の岩井光太選手のサポートを開始した。

ウィメンズも本格始動、
自分らしいスタイルを提案

アンダーアーマー,UNDER ARMOUR

さらに、24年春夏からウィメンズカテゴリーも日本で本格展開をスタート。日本の女性たちの体にフィットするサイズ展開とデザイン性で、より多くの女性ゴルファーが自分らしさを楽しめるスタイルを提案する。“進化をもたらす”というミッションのもと開発したアイテムでパフォーマンスとモチベーションを上げ、アマチュアからトップアスリートまで、全てのゴルファーをサポートしていく。

肌寒い時期に最適な新定番、
“ドライブミッドレイヤー”とは?

女性用のレギンスウエアからスタートした“メリディアン”生地を採用し、デザインや機能性を高めた“ドライブミッドレイヤー”が2024年秋冬シーズンにデビューする。柔らかさや着心地の良さを求めるアスリートのニーズから着想を得て作られたこの生地は、滑らかな着心地とストレッチ性、吸汗速乾性に加え、高い保湿性を持つ。厚ぼったくなく、すっきりとしたシルエットでバーサタイルとしても着用でき、「アンダーアーマーゴルフ」の新定番として、冬場のアスリートをサポートする。

シューズフィッティングイベント開催

アンダーアーマー,UNDER ARMOUR

8月29日〜10月6日、「アンダーアーマーゴルフ」のシューズフィッティングイベントをアルペンの「ゴルフ5(GOLF 5)」で開催する。多数のサイズサンプルの中からピッタリのシューズを提案。購入者には、先着順で「アンダーアーマー」のオリジナル靴ベラとシューズバッグをプレゼントする。対象店舗は「ゴルフ5」のホームページをチェック。

EDIT & TEXT : YUKI KOIKE
問い合わせ先
ドームカスタマーセンター
0120-106-786

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「アンダーアーマーゴルフ」の進化 全ゴルファーのパフォーマンスを支える機能とデザイン

アンダーアーマー,UNDER ARMOUR

“進化をもたらす”をミッションに掲げるパフォーマンスブランド「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」は、「アスリートが持つパフォーマンスを最大限に発揮できるウエアを作りたい」という創業者の思いから誕生した。その思いを体現する「アンダーアーマーゴルフ(UNDER ARMOUR GOLF)」は、高い機能性とデザイン性で幅広いゴルファーをサポートする。

アスリートと共に開発した
「アンダーアーマーゴルフ」

1996年、アスリートのための着圧に優れたベースレイヤー開発が「アンダーアーマー」の誕生したきっかけだ。セカンドスキン(第二の皮膚)のように身体に密着してパフォーマンスを向上させ、疲労軽減や疲労回復を促すなどの特徴的なウエアは、当時のスポーツ界の常識を覆す画期的なものだった。それ以来、常にアスリート目線で商品開発を行い、ニーズに応えたさまざまなウエアやシューズを展開する。機能的で身体を常に快適に保つテクノロジー商品は、プロスポーツ選手のみならず、多くのアスリートのパフォーマンスを支えている。

「アンダーアーマーゴルフ」もまた、とくに機能面で高く評価されている。ベースレイヤーを軸に、アウターからパンツ、シューズに至るまで、高い機能性とデザイン性を兼ね備えたアイテムは、今や“パフォーマンスゴルフブランド”としての地位を確立。それもそのはずで、元世界ランキング1位のプロゴルファー、ジョーダン・スピース(Jordan Spieth)がまだアマチュア選手だった2012年から、彼とさまざまなゴルフアイテムを開発してきた。まさにアスリートによるアスリートのためのウエアとして、共に成長してきたのだ。日本でも昨年、アマチュア選手である19歳の岩井光太選手のサポートを開始した。

ウィメンズも本格始動、
自分らしいスタイルを提案

アンダーアーマー,UNDER ARMOUR

さらに、24年春夏からウィメンズカテゴリーも日本で本格展開をスタート。日本の女性たちの体にフィットするサイズ展開とデザイン性で、より多くの女性ゴルファーが自分らしさを楽しめるスタイルを提案する。“進化をもたらす”というミッションのもと開発したアイテムでパフォーマンスとモチベーションを上げ、アマチュアからトップアスリートまで、全てのゴルファーをサポートしていく。

肌寒い時期に最適な新定番、
“ドライブミッドレイヤー”とは?

女性用のレギンスウエアからスタートした“メリディアン”生地を採用し、デザインや機能性を高めた“ドライブミッドレイヤー”が2024年秋冬シーズンにデビューする。柔らかさや着心地の良さを求めるアスリートのニーズから着想を得て作られたこの生地は、滑らかな着心地とストレッチ性、吸汗速乾性に加え、高い保湿性を持つ。厚ぼったくなく、すっきりとしたシルエットでバーサタイルとしても着用でき、「アンダーアーマーゴルフ」の新定番として、冬場のアスリートをサポートする。

シューズフィッティングイベント開催

アンダーアーマー,UNDER ARMOUR

8月29日〜10月6日、「アンダーアーマーゴルフ」のシューズフィッティングイベントをアルペンの「ゴルフ5(GOLF 5)」で開催する。多数のサイズサンプルの中からピッタリのシューズを提案。購入者には、先着順で「アンダーアーマー」のオリジナル靴ベラとシューズバッグをプレゼントする。対象店舗は「ゴルフ5」のホームページをチェック。

EDIT & TEXT : YUKI KOIKE
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一人ひとりの個性を引き立てる色設計 “肌映え”&“髪映え”で魅せる「プロステップ ルミシャス」

ホーユー,hoyu,プロステップ ルミシャス,PROSTEP LUMICIOUS

「自分らしく、美しくありたい」。その思いを後押しし、一人ひとりの輝きを引き出してさらに磨きをかけるきっかけとなるプロフェッショナル向けヘアカラー、ホーユーの「プロステップ ルミシャス(PROSTEP LUMICIOUS)」。その大きな特徴は“肌映え”の良さにこだわったヌーディーラインと、“髪映え”の良さにこだわったグリッターラインからなる色展開だ。

柔らかな色調から鮮やかな色調までカバーするカラーバリエーションは、幅広いニーズに応えられるのはもちろんのこと、“肌映え”する柔らかな髪色にするか、“髪映え”する輝くような髪色に仕上げるか、ユーザーが自分らしさを見つけやすく美容師ともイメージを共有しやすいと高い支持を得ている。そして今秋、さらにサロンとエンドユーザー双方の満足度を上げるために、ヌーディーライン人気色の新トーンやグリッターラインの新色を発売する。その「プロステップ ルミシャス」の人気色と新色を使用した最旬スタイルを、似合わせのプロフェッショナルであり、高いカラーテクニックが評判の4人の人気スタイリストが披露する。

柔らかな髪色に仕上げる
“肌映え”のヌーディーライン

“肌映え”のヌーディーラインでは、ほんのり灰味を感じる自然なベージュ“エクリュベージュ”と、灰味の中に温かみをおりまぜた無垢なグレー“イノセントグレー”を紹介する。

“エクリュベージュ”でモデルを仕上げたのは、「ソワ(SOIE)」の柳原弘樹代表。「“エクリュベージュ”はグレーっぽさも入っているので、赤味を抑えた柔らかい髪色を表現しやすい。中間から毛先はブリーチを繰り返した履歴があったが、きれいな色味でこれほどまろやかな印象になるのは『プロステップ ルミシャス』のベージュならではだ。どんな色と合わせても使いやすいうえ、1本でもイメージ通りの色が出せるため、キャリアに関係なくどんな美容師も提案の引き出しが増えると思う。滑らかでスーっと馴染む扱いやすいテクスチャーも魅力だ。最近はスッキリ見せるストレートや、ウェットでタイトなスタイルが増えているが、モデルの良さを引き立たせつつ新しさを出したいと思い、カールの入ったスタイルに仕上げた。サロンワークでも、世の中で流行っているからではなく、個性を生かした表現がその人にとってのトレンドだと思って提案している」。

“イノセントグレー”でモデルを仕上げたのは、「バイオレット(Violet)」MANAE店長。「1色で赤味を抑えつつ、それでいて肌もくすませないのが“イノセントグレー”の特徴。本来グレーは単品使いが難しい色だが、1本で肌馴染みのいい色を表現できる。今回はレイヤーにしたが、ブラックや深みのあるグレーだと重さが残ってしまう。その点、柔らかさのある“イノセントグレー”なら軽やかな動きも出て抜群のコンビネーションだと思う。光が当たるとニュアンスが生まれるが、屋内だと結構暗めなので髪色に制限がある職業の方にもおすすめだ。最近はお客さまからも『肌をきれいに見せたい』『肌を白く見せたい』というオーダーが多い。そういう方にはファンデーションで無理に肌色を変えるのではなく、顔に接する髪の色と肌色の相性で肌をきれいに見せることができると提案している。ヌーディーラインの“肌映え”というワードはそういった提案にもマッチしている」。

鮮やかな髪色に仕上げる
“髪映え”のグリッターライン

“髪映え”のグリッターラインでは、微かに青味をまとった透明感のあるグリーン“ルーシッドグリーン”と、紫味のある鮮やかに煌めくピンク“トゥインクルピンク”を紹介する。

“ルーシッドグリーン”でモデルを仕上げたのは、「ウェイズ トウキョウ(WaysTOKYO)」の小西涼統括店長。「クールな女性像を表現したかったので、直線を意識した強い印象のスタイルにした。グリーン系はベースの赤味を消すためによく使う色だが、良くも悪くもブラウン味が残ることが多い。一方、この新色は赤味が残らずしっかり色を感じる。色の強さ、彩度の高さが、クールな女性のイメージにマッチしていると思う。今回のモデルは毛先に残留ティントがあったのでクリアを使用してカバーしたが、暗い髪色やバージン毛でもしっかりオリーブ系の色味を感じた。最近はパーソナルカラーを気にする人が多くヘアカラー選びにも影響しているが、僕自身はあまりとらわれたくない。本来、自分が好きな色や試したい色がその人の美しさを引き出し輝かせてくれるものだし、“髪映え”ラインはそんな気持ちにフィットし、一歩踏み出させる存在になると思う」。

“トゥインクルピンク”でモデルを仕上げたのは、「サンク(cinq)原宿&表参道」の樋口すずのディレクター。「彩度を感じながらも馴染みが良く、強さの中にかわいらしさがあるピンク。『サンク』は9割がブリーチのお客さまだが、派手で目立つ色ではなく肌馴染みの良さを重視しており、今回もファッションやメイクも含め全体でバランスをとって、鮮やかさはありつつ日常に溶け込むことを意識した。根元から中間は中明度のカラー履歴だったので“トゥインクルピンク”のみ。その先はブリーチ履歴があったので“エクリュベージュ”を使用し均一の色味に仕上げた。ブリーチしなくてもしっかりピンクを感じるので、試したいけれどためらっていた人の背中を押してくれるはず。最近、セミナーで全国を回ると、カラーに自信のない美容師に会うことが多い。“髪映え”“肌映え”というライン分けはお客さまにも提案しやすいし、1本でもイメージ通りに扱えるので是非チャレンジしてほしい」。

ブランドムービーで
似合わせのプロフェッショナルが
「プロステップ ルミシャス」を語る

似合わせのプロフェッショナルであるスタイリストが、「プロステップ ルミシャス」で顧客一人ひとりの“自分らしさ”を輝かせるスタイリングを披露。

「プロステップ ルミシャス」
ヌーディーライン&
グリッターラインの色設計とは?

数々のヘアカラーブランドを展開するホーユーが、高い品質とコストを追求し、個性を引き立たせるプロフェッショナル向けブランドとして2021年10月に発売したのが「プロステップ ルミシャス」だ。ヌーディーラインは、メラニンの赤味を抑え、透明感を与えるシースルーグレーと、まろやかで柔らかな印象をかなえるメルティベージュの2色をベースに、各メインの色相を掛け合わせた「トリニティベール」で“肌映え”する色を実現。

グリッターラインは、毛髪のオレンジ〜イエローのアンダートーンの補色をほどよく含んだスタビリティネイビーと各メインの色相を掛け合わせた「ツインベール」で鮮やかな発色の“髪映え”をかなえる。13色相(10月発売の新色含む)からなるこの2つのラインに、コントロールライン3色相を加えれば色調がさらに増え、全66色+リフト、クリアのラインアップで提案バリエーションのさらなる拡大が可能になる。

問い合わせ先
ホーユー プロフェッショナルカンパニー 東京オフィス
03-3378-6052

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一人ひとりの個性を引き立てる色設計 “肌映え”&“髪映え”で魅せる「プロステップ ルミシャス」

ホーユー,hoyu,プロステップ ルミシャス,PROSTEP LUMICIOUS

「自分らしく、美しくありたい」。その思いを後押しし、一人ひとりの輝きを引き出してさらに磨きをかけるきっかけとなるプロフェッショナル向けヘアカラー、ホーユーの「プロステップ ルミシャス(PROSTEP LUMICIOUS)」。その大きな特徴は“肌映え”の良さにこだわったヌーディーラインと、“髪映え”の良さにこだわったグリッターラインからなる色展開だ。

柔らかな色調から鮮やかな色調までカバーするカラーバリエーションは、幅広いニーズに応えられるのはもちろんのこと、“肌映え”する柔らかな髪色にするか、“髪映え”する輝くような髪色に仕上げるか、ユーザーが自分らしさを見つけやすく美容師ともイメージを共有しやすいと高い支持を得ている。そして今秋、さらにサロンとエンドユーザー双方の満足度を上げるために、ヌーディーライン人気色の新トーンやグリッターラインの新色を発売する。その「プロステップ ルミシャス」の人気色と新色を使用した最旬スタイルを、似合わせのプロフェッショナルであり、高いカラーテクニックが評判の4人の人気スタイリストが披露する。

柔らかな髪色に仕上げる
“肌映え”のヌーディーライン

“肌映え”のヌーディーラインでは、ほんのり灰味を感じる自然なベージュ“エクリュベージュ”と、灰味の中に温かみをおりまぜた無垢なグレー“イノセントグレー”を紹介する。

“エクリュベージュ”でモデルを仕上げたのは、「ソワ(SOIE)」の柳原弘樹代表。「“エクリュベージュ”はグレーっぽさも入っているので、赤味を抑えた柔らかい髪色を表現しやすい。中間から毛先はブリーチを繰り返した履歴があったが、きれいな色味でこれほどまろやかな印象になるのは『プロステップ ルミシャス』のベージュならではだ。どんな色と合わせても使いやすいうえ、1本でもイメージ通りの色が出せるため、キャリアに関係なくどんな美容師も提案の引き出しが増えると思う。滑らかでスーっと馴染む扱いやすいテクスチャーも魅力だ。最近はスッキリ見せるストレートや、ウェットでタイトなスタイルが増えているが、モデルの良さを引き立たせつつ新しさを出したいと思い、カールの入ったスタイルに仕上げた。サロンワークでも、世の中で流行っているからではなく、個性を生かした表現がその人にとってのトレンドだと思って提案している」。

“イノセントグレー”でモデルを仕上げたのは、「バイオレット(Violet)」MANAE店長。「1色で赤味を抑えつつ、それでいて肌もくすませないのが“イノセントグレー”の特徴。本来グレーは単品使いが難しい色だが、1本で肌馴染みのいい色を表現できる。今回はレイヤーにしたが、ブラックや深みのあるグレーだと重さが残ってしまう。その点、柔らかさのある“イノセントグレー”なら軽やかな動きも出て抜群のコンビネーションだと思う。光が当たるとニュアンスが生まれるが、屋内だと結構暗めなので髪色に制限がある職業の方にもおすすめだ。最近はお客さまからも『肌をきれいに見せたい』『肌を白く見せたい』というオーダーが多い。そういう方にはファンデーションで無理に肌色を変えるのではなく、顔に接する髪の色と肌色の相性で肌をきれいに見せることができると提案している。ヌーディーラインの“肌映え”というワードはそういった提案にもマッチしている」。

鮮やかな髪色に仕上げる
“髪映え”のグリッターライン

“髪映え”のグリッターラインでは、微かに青味をまとった透明感のあるグリーン“ルーシッドグリーン”と、紫味のある鮮やかに煌めくピンク“トゥインクルピンク”を紹介する。

“ルーシッドグリーン”でモデルを仕上げたのは、「ウェイズ トウキョウ(WaysTOKYO)」の小西涼統括店長。「クールな女性像を表現したかったので、直線を意識した強い印象のスタイルにした。グリーン系はベースの赤味を消すためによく使う色だが、良くも悪くもブラウン味が残ることが多い。一方、この新色は赤味が残らずしっかり色を感じる。色の強さ、彩度の高さが、クールな女性のイメージにマッチしていると思う。今回のモデルは毛先に残留ティントがあったのでクリアを使用してカバーしたが、暗い髪色やバージン毛でもしっかりオリーブ系の色味を感じた。最近はパーソナルカラーを気にする人が多くヘアカラー選びにも影響しているが、僕自身はあまりとらわれたくない。本来、自分が好きな色や試したい色がその人の美しさを引き出し輝かせてくれるものだし、“髪映え”ラインはそんな気持ちにフィットし、一歩踏み出させる存在になると思う」。

“トゥインクルピンク”でモデルを仕上げたのは、「サンク(cinq)原宿&表参道」の樋口すずのディレクター。「彩度を感じながらも馴染みが良く、強さの中にかわいらしさがあるピンク。『サンク』は9割がブリーチのお客さまだが、派手で目立つ色ではなく肌馴染みの良さを重視しており、今回もファッションやメイクも含め全体でバランスをとって、鮮やかさはありつつ日常に溶け込むことを意識した。根元から中間は中明度のカラー履歴だったので“トゥインクルピンク”のみ。その先はブリーチ履歴があったので“エクリュベージュ”を使用し均一の色味に仕上げた。ブリーチしなくてもしっかりピンクを感じるので、試したいけれどためらっていた人の背中を押してくれるはず。最近、セミナーで全国を回ると、カラーに自信のない美容師に会うことが多い。“髪映え”“肌映え”というライン分けはお客さまにも提案しやすいし、1本でもイメージ通りに扱えるので是非チャレンジしてほしい」。

ブランドムービーで
似合わせのプロフェッショナルが
「プロステップ ルミシャス」を語る

似合わせのプロフェッショナルであるスタイリストが、「プロステップ ルミシャス」で顧客一人ひとりの“自分らしさ”を輝かせるスタイリングを披露。

「プロステップ ルミシャス」
ヌーディーライン&
グリッターラインの色設計とは?

数々のヘアカラーブランドを展開するホーユーが、高い品質とコストを追求し、個性を引き立たせるプロフェッショナル向けブランドとして2021年10月に発売したのが「プロステップ ルミシャス」だ。ヌーディーラインは、メラニンの赤味を抑え、透明感を与えるシースルーグレーと、まろやかで柔らかな印象をかなえるメルティベージュの2色をベースに、各メインの色相を掛け合わせた「トリニティベール」で“肌映え”する色を実現。

グリッターラインは、毛髪のオレンジ〜イエローのアンダートーンの補色をほどよく含んだスタビリティネイビーと各メインの色相を掛け合わせた「ツインベール」で鮮やかな発色の“髪映え”をかなえる。13色相(10月発売の新色含む)からなるこの2つのラインに、コントロールライン3色相を加えれば色調がさらに増え、全66色+リフト、クリアのラインアップで提案バリエーションのさらなる拡大が可能になる。

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お買い物チャンネル「QVC」がポップアップ開催 秋のおすすめコスメをモデル・稲沢朋子が正直レビュー

QVC,稲沢朋子

お買い物チャンネル「QVC」はシーズンごとにさまざまなキャンペーンを実施し、豊富な商品ラインアップの中から季節に合わせたおすすめ商品を展開する。“秋の美と健康月間”と題した今月は、スキンケアからメイク、サプリメントまで幅広いビューティ&ウエルネス商品が目白押しだ。本記事では、ビューティバイヤーが忙しい大人女性におすすめのビューティアイテムをセレクト。仕事もプライベートも両立しながら美しさをキープする、モデルの稲沢朋子が実際に商品を試し、使い心地やおすすめポイントを語る。

テレビやライブコマースで発信!
お買い物チャンネル
QVCとは

1986年にアメリカで生まれ、2001年に日本での事業展開を開始した「QVC」は、テレビショッピングからECサイト、モバイルアプリ、最近ではメタバースプラットフォーム“VRチャット”、ライブコマース“QVC POP-UP LIVE”など時代に合わせて販路を拡げ、支持されてきたマルチプラットフォーム通販だ。アパレル、ビューティ、ヘルス&フィットネスなど幅広いラインアップで、年間2万1000点以上もの商品を紹介する。

中でもユーザーの心をつかみ続けるのは、各プラットフォームで展開するライブ配信コンテンツ“QVC LIVE”。ショッピングナビゲーターや著名人ゲストによる軽快なトークがファン獲得へとつながる。アメリカ、日本のほか、イギリス、ドイツ、イタリアの合計5カ国で展開している基幹ブランド「QVC」を含むキュレート・リテール・グループは、世界最大のビデオコマースリテーラーとして、グローバルで事業展開を行う。

「“保湿力重視”のアイテムにシフト」
稲沢朋子の秋冬美容のポイントは?

乾燥しやすいこれからの季節は、スキンケアやベースメイクを見直す人も多いだろう。多忙な生活を送る稲沢朋子が理想の肌づくりのために重視するスキンケア方法や、ビューティアイテム選びのポイントを聞いた。

「肌状態が不安定になりやすい季節の変わり目は、乾燥により小じわが目立ちやすいのが気になります。そのため、肌が揺らぎやすい季節こそスキンケアはシンプルに保湿を重視。洗顔後にはまずオイルで肌を整えた後、化粧水を何度か繰り返しつけ、時間がないときはシートマスクで潤い補給。美容液やクリームのほか、夏はUV効果重視だったメイク下地も、秋からは保湿力が高いものや美容成分入りのものに変えて乾燥に備えます。ベースメイクも、1つでスキンケアや美肌メイクをかなえるクッションファンデだと、忙しい日でも効率良くメイクできるのでうれしいですよね」。

「QVC」おすすめのビューティアイテムを
稲沢朋子が正直レビュー

カギは「これが欲しかった!」に導く
リレーションシップ
バイヤーが語る「QVC」の強さの秘訣

さまざまなプラットフォームを生かし、エンゲージメントが高いファンを獲得し続ける「QVC」は “リレーションシップの力を通じて見つける喜びを届けること”を理念に掲げる。清水壽々絵 QVCジャパン MDビューティカテゴリーマネージャーは「お客さま1人1人の悩みや人生に寄り添い、皆さまがハッピーライフを送るための工夫を一緒に考えていきたい。『QVC』は直接お客さまと対面することはできないが、ライブ配信のコメント機能を活用したインタラクティブなコミュニケーションが可能だ。視聴者から投げかけられた質問やメッセージにリアルタイムで応えることで親密度を高め、ニーズに寄り添っていく」と語る。

視聴者とより深い関係値を築くカギは商品の買い付けにもある。「“語れる商品か”がポイントだ。私が担当するのは、世の中に多くの商品があふれるビューティカテゴリー。機能的な商品が手頃な価格で手に入る時代であり、直接商品に触れることができないオンラインのサービスだからこそ、画面越しでも伝わるストーリーテリングこそが、視聴者が“この商品でなければならない”と感じる説得力へとつながる。商品の信頼性はもちろん、開発背景や唯一無二の成分の秘話など、思わず引き込まれるようなストーリーを知ることで、配信を楽しみながら自分に合った商品を見つけてほしい」。

オンラインサービスにとどまらず、昨年は表参道でオフラインイベント「QVC ウェルネスサロン 2023」を開催した。多くの来場者でにぎわう大盛況を受け、今年は9月21~23日に東京ミッドタウン日比谷1Fアトリウムでポップアップを行う。「『QVC ウェルネスサロン 2023』は認知度拡大が目的だったものの、日頃サービスを利用しているお客さまに直接対面し会話をする中で、私たちが大事にしている“リレーションシップ”を深めることができた。今回のポップアップにも多くの人が足を運び、実際に商品に触れる良い機会になれば幸いだ。また“秋の美と健康月間”と題した今月は、人気のビューティ&ヘルスアイテムを『QVC』公式サイトで特集している。イベントに来られない人も、ぜひオンラインで買い物を楽しんでほしい」。

INFORMATION
“秋の美と健康月間”大特集

現在公式サイトで実施中の“秋の美と健康月間”大特集では、人気のビューティ&ヘルスアイテムをピックアップ。話題のアイテムが特別価格で手に入るほか、合計200人に豪華賞品が当たる“すこやかKireiキャンペーン”を開催中だ。

問い合わせ先
QVCジャパン広報部
QVC-Communication@qvcjp.com

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“大人の女性の背中を押してくれる服” 「サヴィル サヴィ」がデビュー

サヴィルサヴィー,SA VILLE / SA VIE

ファーイーストカンパニーは、新ウィメンズブランド「サヴィル サヴィ(SA VILLE / SA VIE)」をローンチする。「アナイ(ANAYI)」で16年ディレクターを務める片岡恵美子がクリエイションの指揮を執り、上質な素材使いとパターン、ディテールにこだわったコレクションを大人の女性に提案する。「サヴィル サヴィ」のファースト・コレクションについて片岡ディレクターに聞いた。

しなやかに自分に向き合う
女性たちに向けて

ブランド名の「サヴィル サヴィ」は、フランス語の「サ=彼女」、「ヴィル=街」、「ヴィ=人生」を組み合わせた造語だ。「彼女の街/彼女の人生」を意味する。

「価値観が多様化する中で、自分の個性も相手の個性も尊重することが自然にできる大人の女性たちに、“自分らしさが映える”と選んでもらえるようなコレクションを目指した」と片岡ディレクター。外からのノイズに惑わされることなく、自らの価値観でしなやかに人生という物語を紡ぐ女性たちを鼓舞し、寄り添うようなファッションの提案を目指す。

ファースト・コレクションは、シルエットが美しいテーラードジャケットや白シャツ、リバーコート、プリントワンピースなど、全55型。アイテムを厳選しつつも、レーストップスやアルパカのジレ、チュールワンピースなど、遊び心のあるスタイリングが楽しめるアイテムもそろえる。

イメージビジュアルは、巨匠ジャンルー・シーフの娘、ソフィア・シーフが、“彼女の街で、彼女が選んだストーリー”をテーマに撮影。歴史あるパリの街を背景に、“静”と“動”、1人の女性の物語をモードに表現した。ヌーベルバーグ映画のワンシーンのような、美しい陰影が印象的だ。

素材と色を厳選
他ブランドとの組み合わせも前提に

メンズのテーラリングに使用される上質な生地やディテールを取り入れながらも、どのアイテムもカッティングやシルエットに女性らしさが漂う。

例えば、ジャケットはストレートラインより少しシェイプし、肩掛けした時にも型崩れせずに着こなせるように肩パッドの厚みや毛芯など細部までこだわって、美しいシルエットを実現。下襟と袖口裏に光沢感のあるウールシルク素材をあしらい、モード感とセンシュアルなムードを演出している。

軽く柔らかなメランジ素材のワンピースは、サイドにボーンを入れ、後ろ側にゴム、裏側にシリコンテープを施すなどの工夫を凝らし、1枚でも、薄手のインナーを合わせても着られる仕様に。胸元のあき加減にはとことんこだわり、品を保ちながら、着る人の魅力を引き出すラインを実現したという。

シルクツイルのブラウス生地は、イタリアのメーカーのアーカイブ資料から選んだ別注品。長めのボウタイはリボン結びや片リボンにしたり、首に巻いたり、垂らしたりでき、さまざまな表情を生み出す。

カラーはブラックとホワイトを基本色とし、シーズンごとに色を差し込んでいく。ファースト・コレクションではグレーを採用。ニュートラルカラーでミニマムにまとめた。「カラーは絞って展開したかった。他のブランドのものともスタイリングを楽しんでもらいたい」。

とはいえ、ブラックもホワイトも素材や染め方、濃度によって色の表情はさまざま。「素材の美しさが際立つように、色出しにもとことんこだわった」。

そして、素材はほとんどが日本製かヨーロッパ製だ。直接工場に赴き、アーカイブも参照しながら、別注でオリジナリティーの高い素材を採用している。「素材選びでは、軽さと構築的なフォルムが出ることを大事にしている」。

永続的に、心地よく着こなせることも重要

同時に、手入れの手間が少ないといった機能性も重視する。シグニチャーともいうべき白シャツには、国内のスピーマコットンにポリエステル・ポリウレタン混の高密度ツイル素材を採用。日焼けによる生地の黄変を極力抑えながら、シワになりにくく、洗濯して、ノーアイロンで着てもキレイに見えるハリも確保した。

「手元が美しいのがいいなと考え、カフスをダブルにして折り上げたりして、変化が楽しめるようにした」。襟も着脱可能で、外すとスタンドカラーになる。

「私自身、海外への出張が多く、服をパッキングする際は、やはりシワができにくいもので、カジュアルにも少しかしこまった場合も着られるものを選ぶ。シャツは大好きだが、ノーアイロンで着られたらうれしい。ラクに着られれば、それだけ多く着てもらえると思う」。

欧州のデザイナーズブランドと同等レベルの素材を使いつつ、ボディーは日本人およびアジア人に合うようにデザイン。アジア人特有の体形にフィットし、着やすさと、美しいシルエットを実現する。夏以外の3シーズン着られる汎用性の高さも意識したという。片岡ディレクター自身のこだわりと女性らしい気遣いのあるコレクションになっている。

単独展開を視野にトータルに提案

「サヴィル サヴィ」は、9月6日に関係者に披露された後、18〜24日に伊勢丹新宿本店と阪急うめだ本店にポップアップストアをオープン。25日から「アナイ」の全国厳選9店舗と公式オンラインサイトに特別スペースを設けて販売する。

ファースト・コレクションではアクセサリーは買い付けたものを用意する。シューズやバッグも買い付けや別注でそろえていく計画で、女性のワードローブをトータルに提案して、ブランドの世界観を表現。ゆくゆくは単独店での出店も視野に入れる。

「ブラック&ホワイトをベースに、ネイビーやベージュなど、毎シーズン違う色を取り入れて提案していく。モード感があって、女性らしさを引き出しつつ、着やすく、長く愛されるアイテムを作っていきたい」。

問い合わせ先
サヴィル サヴィ
03-5739-3421

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一粒万倍日に「ディオール」と新美容習慣 “マイクロ ユイル R セラム”で高密度のハリ感ある肌へ

「ディオール(DIOR)」は8月30日、“ディオール プレステージ”シリーズの美容液“マイクロ ユイル R セラム” (30mL、3万4650円/50mL、4万7300円)を発売する。肌の若々しさを司る微量要素に着目し、肌を滑らかに整え、内側から押し返すような弾力感と引き締まったハリのある艶肌へ導く。一粒万倍日の由来にぴったりな約1万粒*1のローズ マイクロ パールが含まれる新美容液を、新しいことを始める最良の日である一粒万倍日に手に取ってみてはどうだろうか。

一粒万倍日とコスメの関係性は?

一粒万倍日は一粒の籾(もみ)が豊かに実り万倍もの稲穂になるといわれ、財布を新調したり、髪の毛を切ったり、新たな習慣を始める最良の日とされている。美容アイテムを新調し、新しいスキンケアルーティンを始めるのもおすすめ。9月の一粒万倍日は4日、12日、17日、24日、29日で、特に9月24日は“大安”が重なるラッキーデーだ。

鍵は1万粒*1のパールに含まれる
ローズオメガ*2

“マイクロ ユイル R セラム”は、肌に微量要素を効率よく、心地よく補給する、まるでスキンケアサプリメントのような発想をスキンケアにもたらしたパイオニア的美容液。今回、新知見に基づいてさらに進化した。健康の維持にも重要なことで知られる微量要素、オメガ脂肪酸が肌の若々しさに影響があることに着目して開発。オメガ脂肪酸は体内では合成できず、加齢とともに減少してしまうほか、細胞に届ける力(デリバリーシステム)も低下してしまう。そこで、オメガ脂肪酸などの微量要素が豊富に含まれるグランヴィルローズの花びらから、整肌成分ローズオメガ*2を抽出し、「ディオール」独自の複合成分ニュートリ ローズ ペプチド*3をローズ マイクロ パールに配合。美容液には約1万粒*1のローズ マイクロ パールが含まれ、プッシュするたびにほどけてオイルのような滑らかさと浸透感を実現し、ローズの恵みをじかに肌に届ける。

「ディオール」の新知見、
グランヴィル ローズの力

キー成分となるローズ オメガ*2は、「ディオール」のスキンケアのために生まれたバラ、グランヴィル ローズから抽出した。7代の交配を重ね、4万種の中から選ばれたグランヴィル ローズは「ディオール」のローズ ガーデンで丹念に育てられた。その花びらはオメガ脂肪酸のほかにもビタミンB5やカルシウムなどを豊富に含む天然の微量要素の宝庫だ。

ボトルにはプレステージシリーズを象徴するローズコンパスを刻印。ローズコンパスは、グランヴィル ローズへのオマージュであり、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)の生家レ リュンブ邸の床や窓を飾るエンブレムだった。かつて船乗りを航路に導いたコンパスは、今では若々しい美しさへと導く象徴となっている。また、リサイクルガラスを15%用い、従来品と比較して17%重量を軽くしてパッケージを刷新した。

一粒万倍日に「ディオール」と
新たな美容ルーティンを

「ディオール」のプレミアムエイジングケア*4シリーズは、強い生命力を備える花、グランヴィル ローズの恵みに着目したスキンケアを多くそろえる。美容液“マイクロ ユイル R セラム”のほかにも、潤いのある健やかな肌に導く化粧水“マイクロ ローション ド ローズ”やクリーム“ラ クレーム N”をラインアップ。あなたも一粒万倍日に新たな美容ルーティンを始めてみては?

※1 30mLあたり
※2 バラエキス(整肌成分)
※3 バラエキス、アセチルヘキサペプチド-8、ヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸クロスポリマーNa(整肌成分)
※4 年齢に応じたお手入れ
問い合わせ先
パルファン・クリスチャン・ディオール
03-3239-0618

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悩める髪への最適解を「フローディアモア」誕生 3つのシリーズで“真っ直ぐに、叶える”

デミ コスメティクス,DEMI COSMETICS,フローディアモア,FLOWDIA MORE

美容室向けヘアケアメーカーのデミ コスメティクスは、毛髪科学と向き合い続ける「フローディア(FLOWDIA)」から“真っ直ぐに、叶える”をコンセプトにした新ライン「フローディアモア(FLOWDIA MORE)」を発売した。「フローディア」史上最高峰の補修力を持つホームケアアイテム、マルチに補修するシステムトリートメントシリーズ、クセ・うねりにしっかり作用するストレートシリーズをそろえる。

コロナ禍を経てデザインを求めると同時にヘアケアへの熱が高まり、見た目や手触りが良く、クセやうねりのないまとまりやすい髪の毛、つまりは美髪を求める女性が増加。「髪質改善」や「システムトリートメント」「酸性ストレート」といったキーワードへの注目度が高まっている。

そんなニーズに多角的に応えるべく、「フローディアモア」は髪の毛を美しく見せるストレートをもヘアケアの一環として組み込み、一人ひとりの悩みに寄り添った最適解を美容師とともに提案する。

健やかでやわらかな艶髪へ導く
ホームケアアイテム

「フローディアモア」のホームケアアイテムは過度なダメージやエイジングにより、コンディションが悪くなった髪の内部と外部を余すことなくケアし、健やかでやわらかな艶髪へ導く。シャンプー・トリートメントは細毛・軟毛、パサつく髪の毛を毛先までハリコシのあるしなやかな艶髪に仕上げる「リペアコンクシルキー」と、太毛・硬毛、まとまらない髪の毛をうるおいのあるなめらかな状態に整える「リペアコンクメルティー」の2タイプを用意する。

アウトバスにはダメージで弱く扱いにくくなった髪の毛を補修する“リペアコンク ミスト”をラインナップ。「フローディアモア」のシャンプー・トリートメントと併用し、“リペアコンク ミスト”を塗布してから180℃のアイロンでワンスルーして仕上げることで、しなやかな髪に。均一に塗布できるロング噴霧スプレーによって、セルフケアでもムラのない仕上がりがかなうのもこだわりだ。

さらにダメージによって損なわれたキューティクルを集中補修する2ステップの反応型ヘアマスクもとりそろえ、髪質やダメージレベル、なりたい仕上がりに合わせて顧客にぴったりのホームケアを美容師が提案することができる。

悩める髪の毛をトータルリペア
マルチに修復する
システムトリートメント

自由なデザインの幅が広がる一方で、複雑化するダメージ履歴に対応するため、「フローディアモア」のシステムトリートメントシリーズはマルチな補修力を追求した。ダメージ空洞を選択的に補修する「バルネイドシステム」など「フローディア」従来のテクノロジーに加え、レブリン酸、モアプレックス※1による結合ケアや、髪本来の撥水性を保つ「サーチリペア※1」など6つのケアソリューションを搭載毛髪強度を上げ、つるっとなめらかな髪へと仕上げる。

理想の髪の実現幅がさらに広がる
ヘアケアブランド発の
ストレートシリーズ

「フローディアモア」最大の特徴ともいえるストレートシリーズは、ヘアケアブランド発ならではの補修力と、必要な所に必要なだけ作用する軟化成分の配合バランスがこだわり。システムトリートメントでは対応が難しかったクセ・うねりにも対応し、理想の髪の実現幅を広げる。

酸性ストレートの軟化成分は、従来成分のチオグリコール酸とシステアミン、双方の良さを兼ね備える適正作用の「チオグリコール酸システアミン」を配合※1。ダメージを抑えながらクセにしっかりと作用し、自然なストレートスタイルを実現する。また毛髪の芯に向かって軟化作用がおだやかになる「グラデーション作用」※1によって酸性領域でもしっかりとクセ・うねりにアプローチしながら、質感の良い仕上がりを目指す。

そのほか、処理剤レベルの補修成分「マルチケラチン※1」や熱を味方につける「ヒートリアクトシルク※1・※2・※3」を採用し、髪の強度を守りながら、いつまでも触れていたくなるような艶髪をかなえる。

ストレートを武器の一つとする
畠山代表が語る
「フローディアモア」の魅力とは

「フローディアモア」シリーズの開発に携わった畠山亮介「Lian」代表は、独自の理論と経験値から導き出したストレートのメソッドで、顧客はもちろんヘアサロン業界内で美容師から支持を集めている。

畠山代表は「ストレートは難しい施術であり、特化型美容師の仕事と思われがち。しかし、日々のサロンワークにはさまざまな技術が必要だ。1つの技術に特化するよりも、誰にでも対応ができて、難しくなくシンプルに施術できるほうが価値が高い」と話し、自身が理想とする薬剤を目指したという。

ストレートシリーズでは、最新の還元剤「チオグリコール酸システアミン」と「チオグリセリン」の2つを用いることで、優しい薬剤でありながら強いクセを伸ばすことを可能にしたという。これにより施術時に自身で薬剤を調整する必要がなくなり、薬剤により仕上がりのブレの低減にもつながる。また3種の中性液・酸性液を用意し、複雑だと思われがちな中性域・酸性域の薬剤選定をシンプルにしつつ、掛け合わせることで幅広い髪質やクセに対応できるように設計したという。

畠山代表は最近のニーズとして、「実は縮毛矯正をかけている方でも、毛先は巻いていることが多い。ストレートはトレンドではあるが、ストレートの先に華やかなカールを望んでいるのだと捉えている。まっすぐにすることだけが正解ではなく、ヘアカラーやパーマを同時に楽しめたり、美容師にすら悟られることのない自然なストレートの提案を意識している」と分析する。

またサロンワークではくせ毛であってもストレートをかけるほどでもない場もあるという。そんなときに、「フローディアモア」のストレートシリーズとトリートメントシリーズを掛け合わせることで、その場しのぎではない顧客が求める仕上がりに応えることができるという。「『フローディアモア』によって、本当の意味での“髪質改善”がかなう。ストレートの施術は水分をコントロールすることだ。『フローディア』のブランドイメージとしてみずみずしさや、柔らかさが髪の毛に宿るイメージがあるので、とてもマッチしている。ホームケアアイテムにもレブリン酸などが配合されており、まさに最上級のシリーズといえる」と畠山代表は語る。「フローディアモア」導入特典として、公開されている畠山代表のスペシャルムービーもぜひチェックしてほしい。

※1 : クリーム6.0、4.0、4.0Sに配合
※2:(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルク
※3:すべて毛髪補修成分
問い合わせ先
デミ コスメティクス お客さま相談室
0120-68-7968

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悩める髪への最適解を「フローディアモア」誕生 3つのシリーズで“真っ直ぐに、叶える”

デミ コスメティクス,DEMI COSMETICS,フローディアモア,FLOWDIA MORE

美容室向けヘアケアメーカーのデミ コスメティクスは、毛髪科学と向き合い続ける「フローディア(FLOWDIA)」から“真っ直ぐに、叶える”をコンセプトにした新ライン「フローディアモア(FLOWDIA MORE)」を発売した。「フローディア」史上最高峰の補修力を持つホームケアアイテム、マルチに補修するシステムトリートメントシリーズ、クセ・うねりにしっかり作用するストレートシリーズをそろえる。

コロナ禍を経てデザインを求めると同時にヘアケアへの熱が高まり、見た目や手触りが良く、クセやうねりのないまとまりやすい髪の毛、つまりは美髪を求める女性が増加。「髪質改善」や「システムトリートメント」「酸性ストレート」といったキーワードへの注目度が高まっている。

そんなニーズに多角的に応えるべく、「フローディアモア」は髪の毛を美しく見せるストレートをもヘアケアの一環として組み込み、一人ひとりの悩みに寄り添った最適解を美容師とともに提案する。

健やかでやわらかな艶髪へ導く
ホームケアアイテム

「フローディアモア」のホームケアアイテムは過度なダメージやエイジングにより、コンディションが悪くなった髪の内部と外部を余すことなくケアし、健やかでやわらかな艶髪へ導く。シャンプー・トリートメントは細毛・軟毛、パサつく髪の毛を毛先までハリコシのあるしなやかな艶髪に仕上げる「リペアコンクシルキー」と、太毛・硬毛、まとまらない髪の毛をうるおいのあるなめらかな状態に整える「リペアコンクメルティー」の2タイプを用意する。

アウトバスにはダメージで弱く扱いにくくなった髪の毛を補修する“リペアコンク ミスト”をラインナップ。「フローディアモア」のシャンプー・トリートメントと併用し、“リペアコンク ミスト”を塗布してから180℃のアイロンでワンスルーして仕上げることで、しなやかな髪に。均一に塗布できるロング噴霧スプレーによって、セルフケアでもムラのない仕上がりがかなうのもこだわりだ。

さらにダメージによって損なわれたキューティクルを集中補修する2ステップの反応型ヘアマスクもとりそろえ、髪質やダメージレベル、なりたい仕上がりに合わせて顧客にぴったりのホームケアを美容師が提案することができる。

悩める髪の毛をトータルリペア
マルチに修復する
システムトリートメント

自由なデザインの幅が広がる一方で、複雑化するダメージ履歴に対応するため、「フローディアモア」のシステムトリートメントシリーズはマルチな補修力を追求した。ダメージ空洞を選択的に補修する「バルネイドシステム」など「フローディア」従来のテクノロジーに加え、レブリン酸、モアプレックス※1による結合ケアや、髪本来の撥水性を保つ「サーチリペア※1」など6つのケアソリューションを搭載毛髪強度を上げ、つるっとなめらかな髪へと仕上げる。

理想の髪の実現幅がさらに広がる
ヘアケアブランド発の
ストレートシリーズ

「フローディアモア」最大の特徴ともいえるストレートシリーズは、ヘアケアブランド発ならではの補修力と、必要な所に必要なだけ作用する軟化成分の配合バランスがこだわり。システムトリートメントでは対応が難しかったクセ・うねりにも対応し、理想の髪の実現幅を広げる。

酸性ストレートの軟化成分は、従来成分のチオグリコール酸とシステアミン、双方の良さを兼ね備える適正作用の「チオグリコール酸システアミン」を配合※1。ダメージを抑えながらクセにしっかりと作用し、自然なストレートスタイルを実現する。また毛髪の芯に向かって軟化作用がおだやかになる「グラデーション作用」※1によって酸性領域でもしっかりとクセ・うねりにアプローチしながら、質感の良い仕上がりを目指す。

そのほか、処理剤レベルの補修成分「マルチケラチン※1」や熱を味方につける「ヒートリアクトシルク※1・※2・※3」を採用し、髪の強度を守りながら、いつまでも触れていたくなるような艶髪をかなえる。

ストレートを武器の一つとする
畠山代表が語る
「フローディアモア」の魅力とは

「フローディアモア」シリーズの開発に携わった畠山亮介「Lian」代表は、独自の理論と経験値から導き出したストレートのメソッドで、顧客はもちろんヘアサロン業界内で美容師から支持を集めている。

畠山代表は「ストレートは難しい施術であり、特化型美容師の仕事と思われがち。しかし、日々のサロンワークにはさまざまな技術が必要だ。1つの技術に特化するよりも、誰にでも対応ができて、難しくなくシンプルに施術できるほうが価値が高い」と話し、自身が理想とする薬剤を目指したという。

ストレートシリーズでは、最新の還元剤「チオグリコール酸システアミン」と「チオグリセリン」の2つを用いることで、優しい薬剤でありながら強いクセを伸ばすことを可能にしたという。これにより施術時に自身で薬剤を調整する必要がなくなり、薬剤により仕上がりのブレの低減にもつながる。また3種の中性液・酸性液を用意し、複雑だと思われがちな中性域・酸性域の薬剤選定をシンプルにしつつ、掛け合わせることで幅広い髪質やクセに対応できるように設計したという。

畠山代表は最近のニーズとして、「実は縮毛矯正をかけている方でも、毛先は巻いていることが多い。ストレートはトレンドではあるが、ストレートの先に華やかなカールを望んでいるのだと捉えている。まっすぐにすることだけが正解ではなく、ヘアカラーやパーマを同時に楽しめたり、美容師にすら悟られることのない自然なストレートの提案を意識している」と分析する。

またサロンワークではくせ毛であってもストレートをかけるほどでもない場もあるという。そんなときに、「フローディアモア」のストレートシリーズとトリートメントシリーズを掛け合わせることで、その場しのぎではない顧客が求める仕上がりに応えることができるという。「『フローディアモア』によって、本当の意味での“髪質改善”がかなう。ストレートの施術は水分をコントロールすることだ。『フローディア』のブランドイメージとしてみずみずしさや、柔らかさが髪の毛に宿るイメージがあるので、とてもマッチしている。ホームケアアイテムにもレブリン酸などが配合されており、まさに最上級のシリーズといえる」と畠山代表は語る。「フローディアモア」導入特典として、公開されている畠山代表のスペシャルムービーもぜひチェックしてほしい。

※1 : クリーム6.0、4.0、4.0Sに配合
※2:(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルク
※3:すべて毛髪補修成分
問い合わせ先
デミ コスメティクス お客さま相談室
0120-68-7968

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衣料品リサイクルのショーイチが「ミラノ・ウニカ」初出展 ラグジュアリーブランドも好反応

近年、衣料品のリサイクル事業に注力しているショーイチ(大阪、山本昌一社長)は、7月9〜11日に伊ミラノで開かれた素材展「ミラノ・ウニカ」に初出展した。「日本のアパレルや小売企業の間では、ありがたいことにショーイチはリサイクル事業で一定の知名度を得ており、口コミでクライアントが増えている」と山本社長。国内企業に加え、ラグジュアリーブランドを含む海外企業ともつながってリサイクルを進めていく方法を探っていた際、国内産地の有力素材メーカー数社に「ミラノ・ウニカ」出展を薦められたのだという。

年内には海外企業と契約へ

「ミラノ・ウニカ」は半期に1度ミラノで開催される素材の大型見本市で、今年7月の展示会にはイタリア内外から約570社が出展し、3日間で約5500社が来場した。ショーイチは自社のブースで、余剰在庫を引き取って仕分けし、国内産地のパートナー企業と組んで反毛し、紡績して再び生地を作るというサービスを紹介。実際にリサイクルしてできた生地や、それを使用した製品サンプルも展示した。その結果、ラグジュアリーを含む多数の海外企業の担当者がブースを訪れ、商談が進んだ。「年内には契約につなげていきたい。こちらから再度欧州に出向いて追加説明する用意もある」と山本社長は意気込む。

クリーンエネルギーの
船便でCO2削減

ただし、衣料品のリサイクルを提供している企業は現地欧州にももちろんある。わざわざ日本のショーイチのところに余剰在庫を運ばなくても、欧州の在庫は欧州でリサイクルができる。その方が輸送で余分なCO2も出ない。その点は、「クリーンエネルギーの船便を使うことで懸念を払拭する。輸送費はショーイチで持つことも考えている」と山本社長。ウニカの来場者と話す中で、「欧州のリサイクル企業は引き取ってくれる余剰在庫の量に制限がある」「自分たちで仕分けをしてからリサイクル企業に送らねばならず、作業に慣れていないため困難」といった声を聞いた。「欧州は廃棄に関する法規制が先行していることで、現場の担当者はどうしたらいいのかいよいよ困っている。サステナビリティに対する解像度や問題意識の深さは担当者によってさまざまだと感じたが、各社の問題意識に寄り添い、的確なリサイクル方法を提案したい」。

尾州の反毛ウールに高評価

来場者からは、展示していたリサイクル素材に対しての高評価も得た。特に、尾州(愛知)などの素材メーカーと組んでいる反毛ウールに、「反毛でここまで繊維を細くできる点がすばらしい」という声が集まったという。「日本の産地と組んでいるからこその技術力の高さが評価された」と山本社長は分析。ショーイチの取組先は尾州だけではなく、例えば泉州(大阪)の工場は、レザーや人工皮革、ゴムなども破砕して他の素材と共にフェルトに変えられる。このように作られたフェルトは柔軟で軽量、耐久性に優れており、自動車向け資材や建築資材として活用され、廃棄物削減に貢献する。「レザーシューズやバッグの余剰在庫のリサイクルは服以上にいま大きな課題となっているが、それにも対応できる」点も強みだ。また、欧州企業からは、反毛してできたリサイクル糸を再度自社に納入してほしいという声も多かった。それももちろん可能だ。

「ファッションは
冒険要素を持ち続けてほしい」

「ショーイチが全て引き取ってくれるから、いくらでも在庫を残して大丈夫という意識になってしまっては本末転倒だ」と山本社長はアパレル業界に釘も刺す。「なるべく在庫を残さないように、適量を見定めて作ることはもちろん重要」と語る。ただし、ファッションは必ず売れるものだけ作るのではつまらない。ある程度の冒険要素がないと、ワクワクしないし新しいものも生まれない。「ショーイチが後ろに構えているから、ファッションの魅力の1つである挑戦の姿勢を持ち続けてほしい。何よりも、どうリサイクルするべきか困っている現場の担当者たちをしっかりサポートしたい」と山本社長は繰り返す。手応えを感じたことから、2025年2月の「ミラノ・ウニカ」にも継続出展予定だ。

問い合わせ先
ショーイチ
050-3151-5247

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田中みな実が「オーデマ ピゲ」と刻む、ワン&オンリーな人生

「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」が、新作“ロイヤル オーク ミニ フロステッドゴールド クォーツ(Royal Oak Mini Frosted Gold Quartz)”を発売した。ブランドのアイコン“ロイヤル オーク”のデザインを踏襲しながら進化を遂げた新たな定番をまとうのは、俳優の田中みな実だ。アナウンサーから俳優へと活動範囲を広げ、多様なジャンルで活躍する田中。その現在地を、インタビューから浮き彫りにする。

自分自身への挑戦とともに、
進化を楽しみ続けるスピリット

自身も「オーデマ ピゲ」の愛用者だという田中。普段愛用しているのは“ロイヤル オーク”の34mm、ホワイトゴールドのモデルだという。「フロステッドゴールド加工の上品な質感に引かれました。もともと『腕時計は一つあれば十分』という考えでしたが、素晴らしい時計との出合いが気持ちに変化をもたらしました。パッと見たときの造形美もさることながら、ケースの裏面から見える小さなパーツに装飾があしらわれたムーブメントやフロステッドゴールド加工……細部にわたり職人さんの丁寧な手仕事が施され、身に着けながら肌で感じる喜びを知りました。以来、良い出合いがあれば新しい時計をお迎えしています。大切に使い続けて、いつかは子どもへ孫へと受け継いでいくような一生ものに、と夢見ています」。

今回着用した“ロイヤル オーク ミニ フロステッドゴールド クォーツ”は、ケースサイズが23mm。まるでジュエリーのようにまとえるモデルだ。既存の“ロイヤル オーク”と比較すると印象も異なり、繊細でエレガントな個性が際立つ。「キラキラと柔らかな輝きを放ちながらも、決して華美にならない。手元にすっとなじみます。家族や友人との食事会でも身に着けて、特別なひとときを過ごしたい───。この時計を見た時に、そんなシーンも思い浮かびました」。

TBSを2014年に退社し、フリーに。ドラマや映画、CMと、さまざまな分野へと活動の裾野を広げ注目を集めてきた。「5年半勤めてフリーへの転身を決め、ここまで突っ走ってきました。でも『育てていただいて、これからというタイミングで不義理をしてしまった』という思いはずっと、今も心のどこかにあるんですよね」。

「このままフリーアナウンサーとしてもタレントとしても中途半端でいいのだろうか」と迷っていた頃に舞い込んだ、ドラマの仕事。「驚きましたし、ためらいました。それでも、周りの後押しもあって『一度挑戦してみよう』と、お引き受けすることにしたんです」。2019年に初の連続テレビドラマ出演を果たし、以降オファーが続いている。「右も左も分からぬまま演技の世界に飛び込んで、何もできない自分にいら立ちました。初めての連ドラは、ただがむしゃらに食らいついた3カ月間でしたね。振り返れば、未知の世界に困惑すると同時に、心が弾んでいた気もするんです。得意分野の中で生きるよりも、できないことに挑戦する方が性に合っているのかもしれません。とにかく自分に飽きたくない。仕事もファッションも、何もかも」。

時とともに変わりゆくビジョン、
その一瞬一瞬を輝かせて

経験と年齢を重ねて、手に取る服にも変化が。「年々、モードなテイストの服や小物を選ぶことが増えました。少しずつ似合うものが変わってきていると感じるんです。時々“らしくない”なんて言われることもあるのですが、それも笑顔で受け止められるようになって。だって意外性があった方が面白いと思いませんか?そんな年齢になってきたのかもしれませんね」。

今後の展望について聞くと「先の見通しはないんです」と柔らかな笑顔で語る。「今は、目の前にある俳優の仕事を続けていけたら幸せです。時計は小さなパーツが全てかみ合ってこそ時を刻むことができますよね。わずかでも狂いがあったり、ごまかしがあったりしたら、正確に時を刻めない。俳優業もそうなんじゃないかなと、少ない経験の中でご一緒してきた諸先輩方を見ていて、そう思います。私も自分をごまかすことなく、真正面から向き合って作品に取り組んでいきたいです。演技の技量は、言うまでもなく、評価いただくような段階にありません。それでも、挑み続ける面白さを感じています。この先40代、50代と、どんな役に出会えるのか、そしてその時々で自身が何を感じるのかがとても楽しみです」。

Profile
田中みな実 :(たなか・みなみ)1986年、埼玉県出身。2014年にTBSを退社後、現在は俳優やモデルとしても活躍の場を広げている。「ギークス 〜警察署の変人たち〜」(フジテレビ)と「ブラックぺアン シーズン2」(TBS)に出演中だ。また、2019年に発売した写真集「Sincerely yours...」(宝島社)で販売1カ月で50万部を突破、爆発的なヒットを記録する
LOOK 1:ジャケット(参考商品)、フリンジドレス 41万3600円/ともにステラ マッカートニー(ステラ マッカートニー カスタマーサービス 03-4579-6139)
LOOK 2:ドレス7万5900円/エレイン・ハーズビー(エンメ 03-6419-7712)

ジュエリー感覚で味わう、
フロステッドゴールドの輝き

1997年発表の“ミニ ロイヤル オーク”を現代的に再解釈し誕生した“ロイヤル オーク”に着想を得て、細身の手首のために設計された“ロイヤル オーク ミニ フロステッドゴールド クォーツ”。“ロイヤル オーク”の現行コレクションの中で最小モデルとなる。ケース径は23mm。表面にはダイヤモンドチップを先端につけたツールでハンマリングする鍛金加工を施し、繊細なきらめきを表現。もともとフィレンツェの伝統的な宝飾技法であったこの加工法は、2016年に「オーデマ ピゲ」が初めて時計に取り入れた。素材は18Kゴールドイエロー、ピンク、ホワイトの3バージョンで展開する。

時計の世界をアミューズメントに
探訪する体感型施設

エーピー ラボ トウキョウ(AP LAB TOKYO)は2023年に東京・原宿にオープンした、ブランドの世界観と時計作りに関する好奇心を刺激する世界初の“エデュテインメント”施設。“時計師への挑戦”をテーマに掲げる館内で、来場者は5つのゲームや時計師体験を通してブランドや機械式時計について楽しみながら学ぶことができる。

MODEL:MINAMI TANAKA
PHOTOS:TAKANORI OKUWAKI(UM)
STYLING:YOKO IRIE(SIGNO)
HAIR&MAKEUP:MASAYOSHI OKUDAIRA(YAMANAKA MANAGEMENT)
TEXT:SUBARU KAWACHI
問い合わせ先
オーデマ ピゲ ジャパン
03-6830-0000

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田中みな実が「オーデマ ピゲ」と刻む、ワン&オンリーな人生

「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」が、新作“ロイヤル オーク ミニ フロステッドゴールド クォーツ(Royal Oak Mini Frosted Gold Quartz)”を発売した。ブランドのアイコン“ロイヤル オーク”のデザインを踏襲しながら進化を遂げた新たな定番をまとうのは、俳優の田中みな実だ。アナウンサーから俳優へと活動範囲を広げ、多様なジャンルで活躍する田中。その現在地を、インタビューから浮き彫りにする。

自分自身への挑戦とともに、
進化を楽しみ続けるスピリット

自身も「オーデマ ピゲ」の愛用者だという田中。普段愛用しているのは“ロイヤル オーク”の34mm、ホワイトゴールドのモデルだという。「フロステッドゴールド加工の上品な質感に引かれました。もともと『腕時計は一つあれば十分』という考えでしたが、素晴らしい時計との出合いが気持ちに変化をもたらしました。パッと見たときの造形美もさることながら、ケースの裏面から見える小さなパーツに装飾があしらわれたムーブメントやフロステッドゴールド加工……細部にわたり職人さんの丁寧な手仕事が施され、身に着けながら肌で感じる喜びを知りました。以来、良い出合いがあれば新しい時計をお迎えしています。大切に使い続けて、いつかは子どもへ孫へと受け継いでいくような一生ものに、と夢見ています」。

今回着用した“ロイヤル オーク ミニ フロステッドゴールド クォーツ”は、ケースサイズが23mm。まるでジュエリーのようにまとえるモデルだ。既存の“ロイヤル オーク”と比較すると印象も異なり、繊細でエレガントな個性が際立つ。「キラキラと柔らかな輝きを放ちながらも、決して華美にならない。手元にすっとなじみます。家族や友人との食事会でも身に着けて、特別なひとときを過ごしたい───。この時計を見た時に、そんなシーンも思い浮かびました」。

TBSを2014年に退社し、フリーに。ドラマや映画、CMと、さまざまな分野へと活動の裾野を広げ注目を集めてきた。「5年半勤めてフリーへの転身を決め、ここまで突っ走ってきました。でも『育てていただいて、これからというタイミングで不義理をしてしまった』という思いはずっと、今も心のどこかにあるんですよね」。

「このままフリーアナウンサーとしてもタレントとしても中途半端でいいのだろうか」と迷っていた頃に舞い込んだ、ドラマの仕事。「驚きましたし、ためらいました。それでも、周りの後押しもあって『一度挑戦してみよう』と、お引き受けすることにしたんです」。2019年に初の連続テレビドラマ出演を果たし、以降オファーが続いている。「右も左も分からぬまま演技の世界に飛び込んで、何もできない自分にいら立ちました。初めての連ドラは、ただがむしゃらに食らいついた3カ月間でしたね。振り返れば、未知の世界に困惑すると同時に、心が弾んでいた気もするんです。得意分野の中で生きるよりも、できないことに挑戦する方が性に合っているのかもしれません。とにかく自分に飽きたくない。仕事もファッションも、何もかも」。

時とともに変わりゆくビジョン、
その一瞬一瞬を輝かせて

経験と年齢を重ねて、手に取る服にも変化が。「年々、モードなテイストの服や小物を選ぶことが増えました。少しずつ似合うものが変わってきていると感じるんです。時々“らしくない”なんて言われることもあるのですが、それも笑顔で受け止められるようになって。だって意外性があった方が面白いと思いませんか?そんな年齢になってきたのかもしれませんね」。

今後の展望について聞くと「先の見通しはないんです」と柔らかな笑顔で語る。「今は、目の前にある俳優の仕事を続けていけたら幸せです。時計は小さなパーツが全てかみ合ってこそ時を刻むことができますよね。わずかでも狂いがあったり、ごまかしがあったりしたら、正確に時を刻めない。俳優業もそうなんじゃないかなと、少ない経験の中でご一緒してきた諸先輩方を見ていて、そう思います。私も自分をごまかすことなく、真正面から向き合って作品に取り組んでいきたいです。演技の技量は、言うまでもなく、評価いただくような段階にありません。それでも、挑み続ける面白さを感じています。この先40代、50代と、どんな役に出会えるのか、そしてその時々で自身が何を感じるのかがとても楽しみです」。

Profile
田中みな実 :(たなか・みなみ)1986年、埼玉県出身。2014年にTBSを退社後、現在は俳優やモデルとしても活躍の場を広げている。「ギークス 〜警察署の変人たち〜」(フジテレビ)と「ブラックぺアン シーズン2」(TBS)に出演中だ。また、2019年に発売した写真集「Sincerely yours...」(宝島社)で販売1カ月で50万部を突破、爆発的なヒットを記録する
LOOK 1:ジャケット(参考商品)、フリンジドレス 41万3600円/ともにステラ マッカートニー(ステラ マッカートニー カスタマーサービス 03-4579-6139)
LOOK 2:ドレス7万5900円/エレイン・ハーズビー(エンメ 03-6419-7712)

ジュエリー感覚で味わう、
フロステッドゴールドの輝き

1997年発表の“ミニ ロイヤル オーク”を現代的に再解釈し誕生した“ロイヤル オーク”に着想を得て、細身の手首のために設計された“ロイヤル オーク ミニ フロステッドゴールド クォーツ”。“ロイヤル オーク”の現行コレクションの中で最小モデルとなる。ケース径は23mm。表面にはダイヤモンドチップを先端につけたツールでハンマリングする鍛金加工を施し、繊細なきらめきを表現。もともとフィレンツェの伝統的な宝飾技法であったこの加工法は、2016年に「オーデマ ピゲ」が初めて時計に取り入れた。素材は18Kゴールドイエロー、ピンク、ホワイトの3バージョンで展開する。

時計の世界をアミューズメントに
探訪する体感型施設

エーピー ラボ トウキョウ(AP LAB TOKYO)は2023年に東京・原宿にオープンした、ブランドの世界観と時計作りに関する好奇心を刺激する世界初の“エデュテインメント”施設。“時計師への挑戦”をテーマに掲げる館内で、来場者は5つのゲームや時計師体験を通してブランドや機械式時計について楽しみながら学ぶことができる。

MODEL:MINAMI TANAKA
PHOTOS:TAKANORI OKUWAKI(UM)
STYLING:YOKO IRIE(SIGNO)
HAIR&MAKEUP:MASAYOSHI OKUDAIRA(YAMANAKA MANAGEMENT)
TEXT:SUBARU KAWACHI
問い合わせ先
オーデマ ピゲ ジャパン
03-6830-0000

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「ア ベイシング エイプ®」が大人向けの新コンセプト店「ベイプ® シンク」を原宿にオープン

「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®︎)」(以下、「ベイプ®︎」)は8月8日、東京・原宿に新たなコンセプトショップ「ベイプ® シンク(BAPE® THINK)」をオープンした。

店名の「シンク」は、「新しいものを“考える”」というところから名付け、既存の「ベイプ ストア®(BAPE STORE® )」とは異なる新たなコンセプトを持ち、「ベイプ®︎」のメンズクロージングライン“ミスター ベイシング エイプ®(MR. BATHING APE®)”をメインに、厳選されたアイテムを展開する。

フロアは1〜3階までで、1フロアは約36㎡。店内は「シンク」オリジナルの “エイプヘッド”の刺しゅうが施されたじゅうたんとウッドの天井やカウンター、商品棚がトラッドで上質な空間を演出しつつ、存在感のあるアイアンの階段がストリートの雰囲気も感じさせてくれる。アイコンである“エイプヘッド”やオリジナルカモフラージュ柄“ベイプカモ”などの遊び心あふれるデザインが随所に施されているのも、「ベイプ®」らしさを際立たせる。

1階は
“ミスター ベイシング エイプ®”
がメイン

1階は“ミスター ベイシング エイプ®”をメインに展開し、Tシャツやシャツ、アウター、バッグ、キャップ、シューズまでフルラインアップがそろう。カウンターには、財布や時計、アクセサリーなどを展開している。

“ミスター ベイシング エイプ®”は「ベイプ®」のユニークな遺伝子を継承し、英国のテーラリングにインスパイアされたフォーマルなラインとして、2010年にスタートした。レトロスポーツウエア、アーバンユニホーム、タイムレスでクラシックなアウトドアギア、デニムワークウエアをミックス&マッチしたスタイルで、独特の紳士的なドレスコードを提案している。

2階は「ベイプ®」のアイテムを厳選

3階はVIPルーム

2階は「ベイプ®」のオリジナルスニーカー“ベイプスタ(BAPE STA™)”をフルラインで展開するほか、「ベイプ®」のアイテムを店のコンセプトに合わせてセレクト。また、オープン記念として「ベイプ® シンク」のオリジナルのカモ柄がプリントされたTシャツ(9900円)も販売する。

3階はVIP専用ルームで、“エイプヘッド”が目を引くドレッサーや“カモ柄”のソファなどぜいたくな空間で商品を試着することができる。

オープニングには豪華ゲストも参加

オープン前日の8月7日にはオープニングパーティーが行われ、「ベイプ®」にゆかりのある多くのゲストが来場。「ベイプ®」のシモーネ・ウゴリーニ=ノーウェア社長が自ら出迎えるなど、和やかな雰囲気で開催された。2階では日本が世界に誇る“KING OF DIGGIN'”、DJ MUROによるDJが行われ、来場者を楽しませるなど、「ベイプ®」の新たな挑戦を祝うスペシャルな一夜となった。

「ベイプ® シンク」で提案の幅を広げる

現在、「ア ベイシング エイプ®」は、国内では「ベイプ ストア®」を16店舗、「ベイプ キッズ®」を5店舗、アウトレット「ア ベイシング エイプ パイレーツストア®(A BATHING APE PIRATE STORE®)」を2店舗展開しており、新たに「ベイプ® シンク」が加わることで、ストリート好きの大人の男性に向けてさらに提案を強化し、子どもから大人までより幅広い層に向けてアプローチする。

INFORMATION
BAPE® THINK

営業時間:11:00〜20:00
住所:東京都渋谷区神宮前3-25-13

問い合わせ先
ノーウェア
03-5410-6310

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「ア ベイシング エイプ®」が大人向けの新コンセプト店「ベイプ® シンク」を原宿にオープン

「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®︎)」(以下、「ベイプ®︎」)は8月8日、東京・原宿に新たなコンセプトショップ「ベイプ® シンク(BAPE® THINK)」をオープンした。

店名の「シンク」は、「新しいものを“考える”」というところから名付け、既存の「ベイプ ストア®(BAPE STORE® )」とは異なる新たなコンセプトを持ち、「ベイプ®︎」のメンズクロージングライン“ミスター ベイシング エイプ®(MR. BATHING APE®)”をメインに、厳選されたアイテムを展開する。

フロアは1〜3階までで、1フロアは約36㎡。店内は「シンク」オリジナルの “エイプヘッド”の刺しゅうが施されたじゅうたんとウッドの天井やカウンター、商品棚がトラッドで上質な空間を演出しつつ、存在感のあるアイアンの階段がストリートの雰囲気も感じさせてくれる。アイコンである“エイプヘッド”やオリジナルカモフラージュ柄“ベイプカモ”などの遊び心あふれるデザインが随所に施されているのも、「ベイプ®」らしさを際立たせる。

1階は
“ミスター ベイシング エイプ®”
がメイン

1階は“ミスター ベイシング エイプ®”をメインに展開し、Tシャツやシャツ、アウター、バッグ、キャップ、シューズまでフルラインアップがそろう。カウンターには、財布や時計、アクセサリーなどを展開している。

“ミスター ベイシング エイプ®”は「ベイプ®」のユニークな遺伝子を継承し、英国のテーラリングにインスパイアされたフォーマルなラインとして、2010年にスタートした。レトロスポーツウエア、アーバンユニホーム、タイムレスでクラシックなアウトドアギア、デニムワークウエアをミックス&マッチしたスタイルで、独特の紳士的なドレスコードを提案している。

2階は「ベイプ®」のアイテムを厳選

3階はVIPルーム

2階は「ベイプ®」のオリジナルスニーカー“ベイプスタ(BAPE STA™)”をフルラインで展開するほか、「ベイプ®」のアイテムを店のコンセプトに合わせてセレクト。また、オープン記念として「ベイプ® シンク」のオリジナルのカモ柄がプリントされたTシャツ(9900円)も販売する。

3階はVIP専用ルームで、“エイプヘッド”が目を引くドレッサーや“カモ柄”のソファなどぜいたくな空間で商品を試着することができる。

オープニングには豪華ゲストも参加

オープン前日の8月7日にはオープニングパーティーが行われ、「ベイプ®」にゆかりのある多くのゲストが来場。「ベイプ®」のシモーネ・ウゴリーニ=ノーウェア社長が自ら出迎えるなど、和やかな雰囲気で開催された。2階では日本が世界に誇る“KING OF DIGGIN'”、DJ MUROによるDJが行われ、来場者を楽しませるなど、「ベイプ®」の新たな挑戦を祝うスペシャルな一夜となった。

「ベイプ® シンク」で提案の幅を広げる

現在、「ア ベイシング エイプ®」は、国内では「ベイプ ストア®」を16店舗、「ベイプ キッズ®」を5店舗、アウトレット「ア ベイシング エイプ パイレーツストア®(A BATHING APE PIRATE STORE®)」を2店舗展開しており、新たに「ベイプ® シンク」が加わることで、ストリート好きの大人の男性に向けてさらに提案を強化し、子どもから大人までより幅広い層に向けてアプローチする。

INFORMATION
BAPE® THINK

営業時間:11:00〜20:00
住所:東京都渋谷区神宮前3-25-13

問い合わせ先
ノーウェア
03-5410-6310

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ベルギー発インテリアフレグランスブランド「バオバブ コレクション」が新商品の販売開始 ヨーロッパとアフリカの文化が融合したモノ作りの真髄とは

バオバブ,Baobab

パリジェンヌラッシュリフトを手掛けるパリジェンヌビューティーグループの運営会社Paris.(パリスドット)は、ベルギー発インテリアフレグランスブランド「バオバブ コレクション(BAOBAB COLLECTION)」の日本総代理店として活動を開始した。卓越した職人技と厳選された素材使いを強みとし、主にキャンドルとディフューザーを提案する。優雅な香りと芸術作品のようなボトルデザイン、豊富なサイズ展開が特長だ。また、5月13日から新カテゴリーのボディウェルネスラインの販売も開始した。クオリティーの高さを裏打ちするクラフトマンシップやブランドのスピリット、そして今後の取り組みに迫る。

大自然の産物が着想源
職人の手仕事による逸品の数々

「バオバブ コレクション」は2002年、アフリカ・タンザニアの雄大な自然が生み出す色彩と香りにインスピレーションを受けてベルギーで誕生した。ブランド名は、アフリカで「生命の木」として大切にされているバオバブに由来。アイテムは品質の高さと環境に配慮した製造過程のもと、徹底管理されたヨーロッパ各国の自社工房で全て手作業で作られている。ワックスにはドイツ産の最高級のミネラルワックスを、ガラスにはポーランドの職人による手吹きガラスを、そして南フランス・グラースの調香師が手掛けた香料を使用。さまざまな分野における巧みな手仕事に敬意を表し、彼らのクリエイションを重んじるという精神がプロダクトの数々に込められている。

創造性とデザイン性の高さだけでなく、人道支援に励んでいるのもブランドの理念の一つ。“セイクレッドツリー”は購入金額の一部がバオバブの木の植樹活動に、“ウーマン&ジェントルマン”はコレクションの売り上げ1点につき、一定金額を乳がん研究の活動に寄付する。“ラフィア”シリーズは、17年にマダガスカルの女性協会との取り組みで誕生し、現在は66人の現地の女性が参加。彼女たちの生活を支援すると共に、ラフィア素材を使ったキャンドルカバーは、伝統的な工芸の知識を生かしたかぎ針編みで作られているという。社会問題と向き合い、責任ある行動を消費者に促すのも「バオバブ コレクション」の特長なのだ。

お披露目イベントを開催
“旅”するようにブランドの世界観を体験

同ブランドは、キャンドルとディフューザーに続く新たなカテゴリーとして誕生したボディウェルネスや日本初上陸となるアイテムの取り扱いを開始した。その展開を記念して、ブランド関係者とインフルエンサー約90人を招待したクローズドイベントを6月に表参道のSTUMP BASEで開催。本イベントのテーマは、“ボヤージュ ドゥ バオバブ コレクション(Voyage de Baobab Collection)”。会場はホームパーティーのような空間で、ブランドの世界観を表現した9つのエリアを用意。“リビングルーム“や“キッチン”“テラス”“バスルーム”などのテーマを設けて、それぞれの部屋にマッチしたアイテムをインテリアと共に紹介した。

ボディウェルネスからは、“マイファーストバオバブ”シリーズで⼈気の⾹り6種(パリ、マンハッタン、マイアミ、サントロペ、ウーマン、ジェントルマン)のシャワージェルとハンドウォッシュジェル、ボディ&ハンドローション、ソープ、ハンドクリームの5つを展示。また砂漠の地層をイメージした“サンド”やアフリカの大地をほうふつとさせる“オールシーズンズ”などの定番シリーズからは、キャンドルとディフューザーも豊富なサイズ展開でラインアップした。

来場者は、「一つひとつの商品に対する職人のこだわりや製作背景を知ることができた」「女性のエンパワーメントを促進し、ブランドのエネルギーを強く感じた」と話した。また「ぜいたくな香りとオブジェのような見た目で、インテリアとしても部屋に置きたい」という声も。「バオバブ コレクション」が掲げるモノ作りや社会的責任について考えるイベントとなった。

ブランドの認知度拡張へ
ポップアップと多店舗の展開

さらなるブランドの認知度拡張を目指し、六本木 蔦屋書店では9月13日〜10月14日にポップアップを開催する。イベントでは新カテゴリーとなるボディウェルネスラインを用意。商品購入者にはミニサイズのサンプルをプレゼントする。

また、イタリア発高級インテリアプロダクト「カッシーナ(CASSINA)」を販売するカッシーナ・イクスシーの東京・青山本店での取り扱いを7月27日から開始した。店頭では主力となるハンドメードのトーテムディフューザーをラインアップ。同店に加えて、広尾のブランドショールームや古着屋「フィン(FINN)」「マスターウォール(MASTERWAL)」銀座本店・大阪店などを中心に、取り扱いを行なっている。

INFORMATION

◾️六本木 蔦屋書店 ポップアップ
会期: 9月13日〜10月14日
場所:六本木 蔦屋書店 1F エントランス
住所:東京都港区六本木6-11-1 六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り
営業時間:9:00~23:00

◾️取扱い店舗
カッシーナ・イクスシー青山本店
住所:東京都港区南青山2-12-14 ユニマット青山ビル1〜3F
営業時間:11:00 〜18:00
毎週水曜定休(祝日の場合は営業)

問い合わせ先
「バオバブ コレクション」ブランドショールーム(予約制)

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風の力で自然なストレートへ導く 「ダイソン」から新感覚のストレートドライヤーが登場

ダイソン,DYSON,Dyson Airstrait™ストレイトナー

「ダイソン(DYSON)」は風の力で自然なストレートへ導くストレートドライヤー“Dyson Airstrait™ストレイトナー”(5万3800円 ※編集部調べ)を8月1日に発売した。ストレートアイロンに欠かせない髪を挟み込む高温のプレートをなくすことで、熱ダメージを防ぎ、乾かしながら風の力でストレートに仕上げる新感覚のドライヤーに美容ジャーナリストたちからも驚きの声があがっている。

ドライとスタイリングを同時にかなえ
ナチュラルなストレートスタイルに

ダイソン,DYSON,Dyson Airstrait™ストレイトナー

“Dyson Airstrait™ストレイトナー”の最大の特徴は風の力で自然なストレートへと導くところ。2本のアームで髪を挟み込むとコントロールされたパワフルな風が濡れた状態からドライとストレートを同時にかなえる。通常のストレートアイロンを使う場合「乾かす」「巻く」という2ステップが必要で時間を要するのに対して、“Dyson Airstrait™ストレイトナー”は乾かしながらスタイリングができるため時短につながる。また夜、髪を乾かしながらストレートにしておくことで翌朝の身支度も簡単に。

なおアームを閉じた状態では通常のドライヤーと同様に髪を乾かすことができ、根元をある程度乾かした後に毛束をとって挟み込みスライドさせることでストレートに仕上がる。髪が乾いた状態からはドライモードを使用することでストレートやスタイリングのお直しも可能だ。

風でスタイリングすることで
熱ダメージから解放

ヘアアイロンを使って髪をストレートに整える際の悩みとして多くあげられるのが、熱ダメージだ。高温のプレートによる頭皮や顔のやけど、髪のパサつきやヘアカラーの褪色などが懸念される。“Dyson Airstrait™ストレイトナー”は高温のプレートを用いずに、ダイソンのヘアケア技術の中核をなすHyperdymium™モーターを搭載し、過度な熱によるダメージから髪を守りながら風の力でスタイリング。加えて、ほかのヘアケア商品と同様にインテリジェント・ヒートコントロールを搭載し、熱によるダメージを防ぎ、髪の自然な艶を保つ。

美容業界の著名人からは
「ダイソン」の新提案に驚きの声

問い合わせ先
ダイソンお客様相談室
0120-295-731

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風の力で自然なストレートへ導く 「ダイソン」から新感覚のストレートドライヤーが登場

ダイソン,DYSON,Dyson Airstrait™ストレイトナー

「ダイソン(DYSON)」は風の力で自然なストレートへ導くストレートドライヤー“Dyson Airstrait™ストレイトナー”(5万3800円 ※編集部調べ)を8月1日に発売した。ストレートアイロンに欠かせない髪を挟み込む高温のプレートをなくすことで、熱ダメージを防ぎ、乾かしながら風の力でストレートに仕上げる新感覚のドライヤーに美容ジャーナリストたちからも驚きの声があがっている。

ドライとスタイリングを同時にかなえ
ナチュラルなストレートスタイルに

ダイソン,DYSON,Dyson Airstrait™ストレイトナー

“Dyson Airstrait™ストレイトナー”の最大の特徴は風の力で自然なストレートへと導くところ。2本のアームで髪を挟み込むとコントロールされたパワフルな風が濡れた状態からドライとストレートを同時にかなえる。通常のストレートアイロンを使う場合「乾かす」「巻く」という2ステップが必要で時間を要するのに対して、“Dyson Airstrait™ストレイトナー”は乾かしながらスタイリングができるため時短につながる。また夜、髪を乾かしながらストレートにしておくことで翌朝の身支度も簡単に。

なおアームを閉じた状態では通常のドライヤーと同様に髪を乾かすことができ、根元をある程度乾かした後に毛束をとって挟み込みスライドさせることでストレートに仕上がる。髪が乾いた状態からはドライモードを使用することでストレートやスタイリングのお直しも可能だ。

風でスタイリングすることで
熱ダメージから解放

ヘアアイロンを使って髪をストレートに整える際の悩みとして多くあげられるのが、熱ダメージだ。高温のプレートによる頭皮や顔のやけど、髪のパサつきやヘアカラーの褪色などが懸念される。“Dyson Airstrait™ストレイトナー”は高温のプレートを用いずに、ダイソンのヘアケア技術の中核をなすHyperdymium™モーターを搭載し、過度な熱によるダメージから髪を守りながら風の力でスタイリング。加えて、ほかのヘアケア商品と同様にインテリジェント・ヒートコントロールを搭載し、熱によるダメージを防ぎ、髪の自然な艶を保つ。

美容業界の著名人からは
「ダイソン」の新提案に驚きの声

問い合わせ先
ダイソンお客様相談室
0120-295-731

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「マディソンブルー」がブランド創設10周年 シャツ6型から始まった物語とは

「マディソンブルー(MADISONBLUE)」は、今年でブランド創設10周年を迎えた。スタイリストでもある中山まりこデザイナーが、2014年春にシャツのみでローンチ。当初はオックスフォードの半袖と長袖のボタンダウンとラウンドカラー、ワークシャツのワンウオッシュとビンテージウオッシュの6型を「ロンハーマン(RON HERMAN)」限定で販売し、店舗も持たずECもせず、限られた服を丁寧に作る小規模での展開を予定していた。しかし、信頼する人々との出会いを機に、成長を遂げる。中山デザイナーのクリエイションに対する思いや、ディテールにこだわりが光る10周年記念アイテムを通して、ブランドが時代と共に歩んできた軌跡をたどる。

「シャツが自信につながった」
中山まりこが語る、
揺るぎない創造

30年以上にわたり、新しいクリエイションに挑戦し続けている中山デザイナー。さまざまな夢を実現してきた彼女が、49歳でかなえたのは自身のブランドを持つことだった。10周年を迎えた今、その先に見据えるビジョンとは。

1980年から、スタイリストとして第一線で活躍していた中山デザイナーが、常に考えていたのは「大人になったら何をやろうかな」という“夢”だった。23歳の独立後、スタイリストとしての夢をニューヨークでかなえ、帰国後も仕事をまい進し続けたが、オファーを形にする“レシーバー”では物足りなさを感じ始めた。そこで、「世の中に自分がデザインしたものを送り出したい」「サーブを打ちたい」と自身が一番知識を持つ服の作り手になることを決意する。経験を積んだニューヨークのマディソン・アベニューと愛する海の色から名付けた「マディソンブルー」を創設。まず選んだのは、大好きなシャツだ。「これまでのキャリアを踏まえ誰にもできない自分らしさを探した時に思いついたのが、シャツだった。ウエスト部分を絞ったり、袖をまくったり、これまで培ってきたノウハウを生かせるシャツだけで世界観を強く見せたいと6型だけを作ることにした。2014年の立ち上げ当時は、撮影前日に高揚して眠れなかったスタイリストになりたての時のような感覚に。『新しい世界に飛び込んでいるんだ』ってすごく胸が高鳴ったし、『やりたいことが形にできて、ああ幸せだな』って。なんてすてきな仕事ができるようになったんだろうって思いましたね。ブランドを大きくするつもりはなかったけれど、服作りに携わる方や私の服をすてきに着こなしてくださるお客さまとの出会いがあって、アイテムを増やし、現在のコレクションを完成させられた」。

「マディソンブルー」が作るのは、「普遍的でありながら、今を生きるための服。そして何よりも、着る人の個性が際立ち、上質で心地よく、ディテールを極めたリアルクローズ」だ。そしてその背景には、中山デザイナーが描き続ける女性像があり、アイコンであるシャツやジャケット、スカートなどには実在する街や人物がそのモデルとなって名が付けられた。ゆえに、どんな知性やスタイルが込められているかまで鮮明だ。「初めて作った6型のシャツには、『マディソンブルー』を語る全てのスピリッツが詰まっている。改めて、すごいものを作ったんだなって(笑)。アニバーサリー限定商品を企画しながら、この10年を振り返ると、自分の選択は間違っていなかったと分かる。それにブランドとして消費されない自信がついた。節目節目で顧客の皆さんや作り手の方々が背中を押してくれたことに感謝したい」と振り返る。限定商品には、中山デザイナーが10年愛用して着込んだ“ハンプトン”シャツの風合いをビンテージ風のレプリカとして再現し、“ゲタリー”と名付けたシャツがある。「10年という年月をシャツで表現できた“ゲタリー”は特別な思い入れがある。私にとってシャツという存在はすごく大きくて、ますます自分たちの自信につなげていきたいと思うし、『マディソンブルー』をより多くの人に知ってほしい、より多くの人に着てほしい。新しいお客さまとの出会いを増やす、新たな旗艦店(2025年初旬に南青山に増床オープン予定)を拠点に、次の10年も、もう一歩外に出るフレッシュな気持ちで積極的にアプローチしていきたい」。

ブランドを形づくる3つのコレクション

「マディソンブルー」はブランドの思いや姿勢、こだわりやギャップなど、独自のスタイルを表現するために、“エッセンシャル”“シーズン”“タンジェリン”の3軸で構成している。共通点は、普遍的であること。大切にしたい逸品を新たな出合いと共にアップデートしていくことでブランドが描くスタイルを構築していく。

“ディテール愛”あふれる
アニバーサリーアイテムが登場

TEXT : RIE KAMOI
問い合わせ先
マディソンブルー 表参道店
03-6434-9133

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「マディソンブルー」がブランド創設10周年 シャツ6型から始まった物語とは

「マディソンブルー(MADISONBLUE)」は、今年でブランド創設10周年を迎えた。スタイリストでもある中山まりこデザイナーが、2014年春にシャツのみでローンチ。当初はオックスフォードの半袖と長袖のボタンダウンとラウンドカラー、ワークシャツのワンウオッシュとビンテージウオッシュの6型を「ロンハーマン(RON HERMAN)」限定で販売し、店舗も持たずECもせず、限られた服を丁寧に作る小規模での展開を予定していた。しかし、信頼する人々との出会いを機に、成長を遂げる。中山デザイナーのクリエイションに対する思いや、ディテールにこだわりが光る10周年記念アイテムを通して、ブランドが時代と共に歩んできた軌跡をたどる。

「シャツが自信につながった」
中山まりこが語る、
揺るぎない創造

30年以上にわたり、新しいクリエイションに挑戦し続けている中山デザイナー。さまざまな夢を実現してきた彼女が、49歳でかなえたのは自身のブランドを持つことだった。10周年を迎えた今、その先に見据えるビジョンとは。

1980年から、スタイリストとして第一線で活躍していた中山デザイナーが、常に考えていたのは「大人になったら何をやろうかな」という“夢”だった。23歳の独立後、スタイリストとしての夢をニューヨークでかなえ、帰国後も仕事をまい進し続けたが、オファーを形にする“レシーバー”では物足りなさを感じ始めた。そこで、「世の中に自分がデザインしたものを送り出したい」「サーブを打ちたい」と自身が一番知識を持つ服の作り手になることを決意する。経験を積んだニューヨークのマディソン・アベニューと愛する海の色から名付けた「マディソンブルー」を創設。まず選んだのは、大好きなシャツだ。「これまでのキャリアを踏まえ誰にもできない自分らしさを探した時に思いついたのが、シャツだった。ウエスト部分を絞ったり、袖をまくったり、これまで培ってきたノウハウを生かせるシャツだけで世界観を強く見せたいと6型だけを作ることにした。2014年の立ち上げ当時は、撮影前日に高揚して眠れなかったスタイリストになりたての時のような感覚に。『新しい世界に飛び込んでいるんだ』ってすごく胸が高鳴ったし、『やりたいことが形にできて、ああ幸せだな』って。なんてすてきな仕事ができるようになったんだろうって思いましたね。ブランドを大きくするつもりはなかったけれど、服作りに携わる方や私の服をすてきに着こなしてくださるお客さまとの出会いがあって、アイテムを増やし、現在のコレクションを完成させられた」。

「マディソンブルー」が作るのは、「普遍的でありながら、今を生きるための服。そして何よりも、着る人の個性が際立ち、上質で心地よく、ディテールを極めたリアルクローズ」だ。そしてその背景には、中山デザイナーが描き続ける女性像があり、アイコンであるシャツやジャケット、スカートなどには実在する街や人物がそのモデルとなって名が付けられた。ゆえに、どんな知性やスタイルが込められているかまで鮮明だ。「初めて作った6型のシャツには、『マディソンブルー』を語る全てのスピリッツが詰まっている。改めて、すごいものを作ったんだなって(笑)。アニバーサリー限定商品を企画しながら、この10年を振り返ると、自分の選択は間違っていなかったと分かる。それにブランドとして消費されない自信がついた。節目節目で顧客の皆さんや作り手の方々が背中を押してくれたことに感謝したい」と振り返る。限定商品には、中山デザイナーが10年愛用して着込んだ“ハンプトン”シャツの風合いをビンテージ風のレプリカとして再現し、“ゲタリー”と名付けたシャツがある。「10年という年月をシャツで表現できた“ゲタリー”は特別な思い入れがある。私にとってシャツという存在はすごく大きくて、ますます自分たちの自信につなげていきたいと思うし、『マディソンブルー』をより多くの人に知ってほしい、より多くの人に着てほしい。新しいお客さまとの出会いを増やす、新たな旗艦店(2025年初旬に南青山に増床オープン予定)を拠点に、次の10年も、もう一歩外に出るフレッシュな気持ちで積極的にアプローチしていきたい」。

ブランドを形づくる3つのコレクション

「マディソンブルー」はブランドの思いや姿勢、こだわりやギャップなど、独自のスタイルを表現するために、“エッセンシャル”“シーズン”“タンジェリン”の3軸で構成している。共通点は、普遍的であること。大切にしたい逸品を新たな出合いと共にアップデートしていくことでブランドが描くスタイルを構築していく。

“ディテール愛”あふれる
アニバーサリーアイテムが登場

TEXT : RIE KAMOI
問い合わせ先
マディソンブルー 表参道店
03-6434-9133

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「グッドオン」がフランスで愛される理由 「良いものを長く」に共鳴する日本のデイリーウエア

グッドオン,GOOD ON

1997年の創業以来、アメリカ産の綿にこだわり、高品質なベーシックアイテムを作り続けてきた日本のデイリーウエアブランド「グッドオン(GOOD ON)」。この「グッドオン」のアイテムが、パリを拠点とするセレクトショップ「ロイヤル・チーズ(ROYAL CHEESE)」での取り扱いをきっかけに、フランスで人気を博している。「良いもの」を長く大切に使う文化が根づくフランスに「グッドオン」が受け入れられる理由はなんなのか。その背景を探る。

古き良きアメリカの名品のエッセンスを
最高の品質で

グッドオン,GOOD ON

アメリカンブランドの多くがコスト削減のため生産拠点を続々と国外に移していったのが1980年代。それ以前に生産されたアメリカの衣料品は、生地や縫製の質に優れ、経年変化を楽しめるものも多い。昨今の古着ブームも手伝い、「メイドインアメリカ」のアイテムの価値はいまだに上がる一方だ。「グッドオン」創業者の山田康雄社長は、88年に衣料品や雑貨の輸入卸売りを手がけるビーグッドカンパニーを設立。その後、97年にブランド「グッドオン」を立ち上げ、「古き良き」アメリカの衣料品に着想したTシャツやスエットなどのデイリーウエアの製作をスタートした。それ以来、「メイドインアメリカ」の名品のエッセンスを大切に、試行錯誤を繰り返して技術と品質を高めながら、ベーシックでこだわりが凝縮されたアイテムを作り続けてきた。

パリの実力派セレクトショップ
「ロイヤル・チーズ」との出会い

そんな「グッドオン」がフランスで受け入れられるきっかけとなったのが、パリを拠点とする小売店「ロイヤル・チーズ」との出会い。1998年にパリで創業し、現在は市内で3店舗を展開する同店は、タイムレスな魅力を持つブランドを独自の審美眼でセレクトし、ベーシックで質の高いアイテムを提供するセレクトショップだ。

「ロイヤル・チーズ」のキャサリン・ヨスフィ(Catherine Yousfi)オーナーは、2000年代初めに日本の雑誌で偶然「グッドオン」を見つけ、Tシャツをファックスで注文したという。「クオリティーも品ぞろえも、まさに私たちが求めていたもので、色合いも最高だった」と振り返る。

当時はインターネットを介したやりとりが盛んではなく、その時の取引は単発に終わった。しかし、数年前「グッドオン」が高品質のTシャツを作り続けていることを知ったキャサリン=オーナーから20年ぶりのメールが届き、両者は取引を再開。老舗のセレクトショップへと成長した「ロイヤル・チーズ」の全店舗で定番の売れ筋商品になった。この評判は他の小売店にも伝わり、今や「グッドオン」のフランスでの取り扱いは40店舗を超えている。フランスで人気の理由について「独自のカラーバリエーションと、経年で表情が変わる顔料染めの風合い、そしてコットンの品質」とヨスフィ=オーナーは分析する。普遍的なコーディネートに少しの“ひねり”を効かせるパリジャンの着こなしや、質の良いアイテムを長く大切に着るフランスの文化に「グッドオン」のコンセプトがぴたりとフィットした。

「ロイヤル・チーズ」での不動の売れ筋はTシャツだが、長袖やラグラン、スエットなどもそろえ、何色も色違いで購入する人も多い。「ユニセックスブランドとして展開しているため購入客の幅も広く、老若男女が『グッドオン』のアイテムを楽しんでいる」という。

ヨスフィ=オーナーは「昨年、コロナ禍を経て久しぶりに来日して『グッドオン』チームと再会し、ショップの25周年記念アイテムも作ってくれた。今後も何らかの形でコラボレーションできるのが楽しみ」と展望を語ってくれた。古き良きアメリカンカジュアルに着想した日本のデイリーウエアが、フランス人のワードローブにどれだけ定着していくのか、ますます注目だ。

「グッドオン」のクオリティーを
形作るこだわり

「グッドオン」のデイリーウエアには、ブランドのさまざまなこだわりが凝縮されている。

その1つがアメリカ産コットンにこだわった「素材」だ。「グッドオン」のプロダクトには、厳しい基準をクリアしたアメリカ産コットンを、製品の綿部分に100%、さらに製品の全体重量の50%以上使用した製品だけに許される「COTTON USA™」マークがつけられている。最新の科学技術による管理のもと生産されるアメリカ産コットンは、肌触りがよく耐久性に優れ、「グッドオン」の価値の根幹を成す要素だ。

独自のプロセスで作成するパターンや、日本で行う縫製にも「グッドオン」のこだわりが詰まっている。アメリカ産コットンと一口に言っても性質や縮率はさまざまなため、製品染めと洗いを施したあとの縮み具合を見ながら、それぞれのコットンの性質に合わせて微妙にパターンのサイズを調整する。これによって素材の性質の違いによって生じるサイズのバラつきを防ぐ。縫い目がないため着心地が良く、よじれないチューブボディーや、ほつれを防ぎ、強度を高める二本針縫製、型崩れを防ぐ首元の補強テープからも「長く着られる頑丈なものを」というブランドの強い思いが見てとれる。

職人との協働で、デザインや生地の特性に合わせて開発している染色方法にもこだわりがある。中でも洗濯回数が増すごとに表面の色が落ち、ジーンズのように味のある風合いに変化する「顔料染め」は象徴的で、自分だけの逸品に「育てる」ことができると人気が高い。

2024年春夏コレクションの
おすすめアイテム

2024年春夏の「グッドオン」のコレクションは、定番のショートスリーブTシャツのほかにも、レトロな配色が可愛らしいリンガーTシャツや、カジュアルスタイルを引き締めてくれるボタンダウンのショートスリーブポロTシャツ、アメカジスタイルの定番と言えるラグラン袖のベースボールTシャツなど、素材、染色方法、スタイル、カラーの異なる多種多様のアイテムがそろう。恵比寿にある旗艦店のほか、オンラインストア、そのほか全国各地の取扱店で購入可能だ。シンプルゆえにさまざまなスタイルに取り入れやすい「グッドオン」のデイリーウエアから、ぜひ自分だけのお気に入りの一着を見つけてほしい。

問い合わせ先
グッドオン

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「グッドオン」がフランスで愛される理由 「良いものを長く」に共鳴する日本のデイリーウエア

グッドオン,GOOD ON

1997年の創業以来、アメリカ産の綿にこだわり、高品質なベーシックアイテムを作り続けてきた日本のデイリーウエアブランド「グッドオン(GOOD ON)」。この「グッドオン」のアイテムが、パリを拠点とするセレクトショップ「ロイヤル・チーズ(ROYAL CHEESE)」での取り扱いをきっかけに、フランスで人気を博している。「良いもの」を長く大切に使う文化が根づくフランスに「グッドオン」が受け入れられる理由はなんなのか。その背景を探る。

古き良きアメリカの名品のエッセンスを
最高の品質で

グッドオン,GOOD ON

アメリカンブランドの多くがコスト削減のため生産拠点を続々と国外に移していったのが1980年代。それ以前に生産されたアメリカの衣料品は、生地や縫製の質に優れ、経年変化を楽しめるものも多い。昨今の古着ブームも手伝い、「メイドインアメリカ」のアイテムの価値はいまだに上がる一方だ。「グッドオン」創業者の山田康雄社長は、88年に衣料品や雑貨の輸入卸売りを手がけるビーグッドカンパニーを設立。その後、97年にブランド「グッドオン」を立ち上げ、「古き良き」アメリカの衣料品に着想したTシャツやスエットなどのデイリーウエアの製作をスタートした。それ以来、「メイドインアメリカ」の名品のエッセンスを大切に、試行錯誤を繰り返して技術と品質を高めながら、ベーシックでこだわりが凝縮されたアイテムを作り続けてきた。

パリの実力派セレクトショップ
「ロイヤル・チーズ」との出会い

そんな「グッドオン」がフランスで受け入れられるきっかけとなったのが、パリを拠点とする小売店「ロイヤル・チーズ」との出会い。1998年にパリで創業し、現在は市内で3店舗を展開する同店は、タイムレスな魅力を持つブランドを独自の審美眼でセレクトし、ベーシックで質の高いアイテムを提供するセレクトショップだ。

「ロイヤル・チーズ」のキャサリン・ヨスフィ(Catherine Yousfi)オーナーは、2000年代初めに日本の雑誌で偶然「グッドオン」を見つけ、Tシャツをファックスで注文したという。「クオリティーも品ぞろえも、まさに私たちが求めていたもので、色合いも最高だった」と振り返る。

当時はインターネットを介したやりとりが盛んではなく、その時の取引は単発に終わった。しかし、数年前「グッドオン」が高品質のTシャツを作り続けていることを知ったキャサリン=オーナーから20年ぶりのメールが届き、両者は取引を再開。老舗のセレクトショップへと成長した「ロイヤル・チーズ」の全店舗で定番の売れ筋商品になった。この評判は他の小売店にも伝わり、今や「グッドオン」のフランスでの取り扱いは40店舗を超えている。フランスで人気の理由について「独自のカラーバリエーションと、経年で表情が変わる顔料染めの風合い、そしてコットンの品質」とヨスフィ=オーナーは分析する。普遍的なコーディネートに少しの“ひねり”を効かせるパリジャンの着こなしや、質の良いアイテムを長く大切に着るフランスの文化に「グッドオン」のコンセプトがぴたりとフィットした。

「ロイヤル・チーズ」での不動の売れ筋はTシャツだが、長袖やラグラン、スエットなどもそろえ、何色も色違いで購入する人も多い。「ユニセックスブランドとして展開しているため購入客の幅も広く、老若男女が『グッドオン』のアイテムを楽しんでいる」という。

ヨスフィ=オーナーは「昨年、コロナ禍を経て久しぶりに来日して『グッドオン』チームと再会し、ショップの25周年記念アイテムも作ってくれた。今後も何らかの形でコラボレーションできるのが楽しみ」と展望を語ってくれた。古き良きアメリカンカジュアルに着想した日本のデイリーウエアが、フランス人のワードローブにどれだけ定着していくのか、ますます注目だ。

「グッドオン」のクオリティーを
形作るこだわり

「グッドオン」のデイリーウエアには、ブランドのさまざまなこだわりが凝縮されている。

その1つがアメリカ産コットンにこだわった「素材」だ。「グッドオン」のプロダクトには、厳しい基準をクリアしたアメリカ産コットンを、製品の綿部分に100%、さらに製品の全体重量の50%以上使用した製品だけに許される「COTTON USA™」マークがつけられている。最新の科学技術による管理のもと生産されるアメリカ産コットンは、肌触りがよく耐久性に優れ、「グッドオン」の価値の根幹を成す要素だ。

独自のプロセスで作成するパターンや、日本で行う縫製にも「グッドオン」のこだわりが詰まっている。アメリカ産コットンと一口に言っても性質や縮率はさまざまなため、製品染めと洗いを施したあとの縮み具合を見ながら、それぞれのコットンの性質に合わせて微妙にパターンのサイズを調整する。これによって素材の性質の違いによって生じるサイズのバラつきを防ぐ。縫い目がないため着心地が良く、よじれないチューブボディーや、ほつれを防ぎ、強度を高める二本針縫製、型崩れを防ぐ首元の補強テープからも「長く着られる頑丈なものを」というブランドの強い思いが見てとれる。

職人との協働で、デザインや生地の特性に合わせて開発している染色方法にもこだわりがある。中でも洗濯回数が増すごとに表面の色が落ち、ジーンズのように味のある風合いに変化する「顔料染め」は象徴的で、自分だけの逸品に「育てる」ことができると人気が高い。

2024年春夏コレクションの
おすすめアイテム

2024年春夏の「グッドオン」のコレクションは、定番のショートスリーブTシャツのほかにも、レトロな配色が可愛らしいリンガーTシャツや、カジュアルスタイルを引き締めてくれるボタンダウンのショートスリーブポロTシャツ、アメカジスタイルの定番と言えるラグラン袖のベースボールTシャツなど、素材、染色方法、スタイル、カラーの異なる多種多様のアイテムがそろう。恵比寿にある旗艦店のほか、オンラインストア、そのほか全国各地の取扱店で購入可能だ。シンプルゆえにさまざまなスタイルに取り入れやすい「グッドオン」のデイリーウエアから、ぜひ自分だけのお気に入りの一着を見つけてほしい。

問い合わせ先
グッドオン

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ZOZO×GAUSSY、2人のキーパーソンが語る「ロボット×アパレル物流」

ネット通販の拡大やフリマアプリの普及に伴い、国内の宅配便の数量は増加の一途をたどる一方で、「2024年問題」「人手不足」など課題も増えており、物流改革は待ったなしだ。解決のカギとされているのが最先端ロボットなどを駆使した自動化だ。今後も伸びが期待されるファッションとビューティ分野で、物流はどうあるべきか。年間の商品取扱高は5369億円(2024年3月期、その他商品取扱高を除く)、物流拠点の総面積は約55万㎡を擁し、ファッションECでは圧倒的なパワーを持つZOZOで、物流部門のキーパーソンの一人であるフルフィルメント本部オペレーションデザイン部の桐山慎一郎ディレクターと、物流スタートアップのガウシー(GAUSSY)の櫻井進悟社長/CEOに聞いた。

アパレル物流が抱える課題とは?

WWD:2024年問題や人手不足など物流を取り巻く環境は?

櫻井進悟ガウシー社長/CEO(以下、櫻井):マクロ的な話から始めると、日本の労働人口はどんどん減っており、配送業者の労働時間規制に伴う「2024年問題」のようにキャパシティーも減っていく流れにある。一方でECやフリマアプリの普及などで宅配荷物は増えている。需要は伸び続ける一方で、キャパは減少しており、さらにそのギャップは大きくなっていく。これが現状だ。その解決策として、鍵になるのが物流ロボットを絡めた効率化や自動化だ。

WWD:ファッションやビューティ分野ならではの課題は?

桐山慎一郎ZOZOフルフィルメント本部オペレーションデザイン部ディレクター(以下、桐山):当社は習志野に2つ、つくばに3つ、合計で5つの物流拠点を持ち、拠点の総面積は約55万㎡。年間の出荷件数は約5500万件で、商品取扱高は5369億円になる。櫻井さんがおっしゃっていた課題は、われわれも感じている。人手が足りないということはないが、以前よりも人が集まりにくくなっている。アパレル物流の他の業種との違いは多品種小ロットであること。季節によって扱うアイテムがガラリと変わり、例えば夏によく動くカットソーと、冬のダウンジャケットは大きさが全然違うので、仮に同じアイテム数でも必要な保管スペースはかなり変わるし、マテハンや仕分けなどの設備もそうした多彩なアイテムに対応する必要がある。これは自動化を考えるときの大きなポイントにもなる。

年間5500万件を出荷する
ZOZOの「凄み」と「強み」

WWD:24年3月期のZOZOの年間出荷数はなんと約5500万件。膨大な数のアイテムを出荷している。櫻井社長から見たZOZOの強みとは?

櫻井:この数年物流分野では、AI(人工知能)を搭載した新しいロボットなど、文字通り日進月歩でテクノロジーが進化しており、とにかく変化が激しい。こうした時代に重要なのは、キャッチアップしつつ、進化し、変化すること。当社はアパレルに限らず、物流のリーディングカンパニーを筆頭に、化粧品系、食品系などさまざまな取引先を持っているが、物流の改革・改善にとても意欲的と感じた。特にPoC(ピーオーシー、概念実証:アイデアや技術が実現可能かを検証すること)を積極的に行っていることに驚いた。

桐山:当社はファッション企業であると同時にテックカンパニーでもある。ECシステムはもちろん、物流拠点で使うWMS(拠点内の管理システム)も自社で設計・開発を行っている。これは当社の強みで、新しいロボットや設備を導入する際に、コスト面でもスピード面でもかなりのメリットがある。櫻井さんのご指摘の通り、新しいツールやロボットが出てくるので、常にリサーチし、かつなるべくスピード感を持って検証もしている。年単位の大きなものから、新しいソリューションやツールを試すような小規模なものまで含めると、5つの物流拠点で常に数十のプロジェクトが動いている。

数字以上の価値!?
「オムニソーター」は何を変える?

櫻井:アパレル物流は入荷から検品、仕分け、保管、撮影があり、注文が入るとピッキング、仕分け、梱包、出荷というのが一つの流れ。物流拠点は膨大な入荷と出荷を同時にこなさねばならない場所であり、もちろんミスも許されない。物流改革の現場では、こうした作業をこなしながら、改善・改革を行わなければならない。そうした中で年間約5500万件を処理しているZOZOが、並行して数十の改善プロジェクトを動かしているのは本当に驚異的なことだ。

WWD:「オムニソーター」の導入の経緯は?

櫻井:まず1台のオムニソーターをPoCとして購入いただいて、数か月間の実証を経て最終的に9台の本格導入に繋げていただいた。「オムニソーター」はいわゆる仕分けロボットで、ZOZOBASE習志野1では梱包前の仕分けに採用された。「オムニソーター」の特徴は約10坪からという省スペースと、1時間最大1200アイテムという処理能力の高さが評価された。

桐山:省人化を促進するにあたり、より効率的な仕分け方法を検討していた。ZOZOBASE習志野1で「オムニソーター」以前に使っていた仕分け機だと、作業者がしゃがんだり、横に動いたりと動作が多い。一つ一つは小さくても作業者は1日に何度も繰り返すわけで、かなり作業負担は大きかった。「オムニソーター」の導入でもちろん作業効率は上がったが、それと同じくらい作業者の負担が減ったことに手応えを感じている。こうしたことはなかなか数字で出すのは難しいが、全体の作業効率の向上にもつながる。あとは細かい部分だと、機械自体の設計の柔軟性。高さを調整したり、建物の構造に合わせて柱を囲うように機械を設置したりと、導入時にはかなり細かく仕様を調整してもらえた。当社でも同じZOZOBASEでも場所によってレイアウトはぜんぜん違う。現場からすると、こうした柔軟性はかなりありがたい。

アパレル物流改革のカギは
「アナログ&最先端テックの
ベストミックス」!?

WWD:物流はこれからどう変わる?

櫻井:物流にもトレンドのようなものがあって、今はやはり最先端のロボットを導入した「自動化」の流れが強い。実際、環境的にも宅配便は増え続ける一方で、物流現場の人手不足はますます進む。ただ、自動化はいいことばかりではなく、設備のキャパシティーを稼働のピークに合わせることになり、アパレルのように時期やシーズンで稼働が上下しやすい業種だと、繁閑差で稼働率がかなり変わってしまい、ROI(投資効率)が下がる。できるだけ省人化を進めながら、それぞれの企業が最適なベストミックスを探すことになる。

桐山:同感です。そもそも「2024年問題」や人手不足、それに伴うコスト増、さらに新しい設備やロボットのROIなど、物流の現場はパラメータ(変数)が多く、課題自体が非常に複雑になり、現場にいると「自動化」が魔法の杖のように全てを解決してくれるなんてことはまずないと日々実感している。当社の場合は一つ一つの課題に向き合いつつ、「ゆっくり配送」のような販売時の工夫など、物流部門だけでなく他部門との連携も増やしている。今後はさらに、ブランドとの連携や協業も増やしていきたい。

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ZOZO×GAUSSY、2人のキーパーソンが語る「ロボット×アパレル物流」

ネット通販の拡大やフリマアプリの普及に伴い、国内の宅配便の数量は増加の一途をたどる一方で、「2024年問題」「人手不足」など課題も増えており、物流改革は待ったなしだ。解決のカギとされているのが最先端ロボットなどを駆使した自動化だ。今後も伸びが期待されるファッションとビューティ分野で、物流はどうあるべきか。年間の商品取扱高は5369億円(2024年3月期、その他商品取扱高を除く)、物流拠点の総面積は約55万㎡を擁し、ファッションECでは圧倒的なパワーを持つZOZOで、物流部門のキーパーソンの一人であるフルフィルメント本部オペレーションデザイン部の桐山慎一郎ディレクターと、物流スタートアップのガウシー(GAUSSY)の櫻井進悟社長/CEOに聞いた。

アパレル物流が抱える課題とは?

WWD:2024年問題や人手不足など物流を取り巻く環境は?

櫻井進悟ガウシー社長/CEO(以下、櫻井):マクロ的な話から始めると、日本の労働人口はどんどん減っており、配送業者の労働時間規制に伴う「2024年問題」のようにキャパシティーも減っていく流れにある。一方でECやフリマアプリの普及などで宅配荷物は増えている。需要は伸び続ける一方で、キャパは減少しており、さらにそのギャップは大きくなっていく。これが現状だ。その解決策として、鍵になるのが物流ロボットを絡めた効率化や自動化だ。

WWD:ファッションやビューティ分野ならではの課題は?

桐山慎一郎ZOZOフルフィルメント本部オペレーションデザイン部ディレクター(以下、桐山):当社は習志野に2つ、つくばに3つ、合計で5つの物流拠点を持ち、拠点の総面積は約55万㎡。年間の出荷件数は約5500万件で、商品取扱高は5369億円になる。櫻井さんがおっしゃっていた課題は、われわれも感じている。人手が足りないということはないが、以前よりも人が集まりにくくなっている。アパレル物流の他の業種との違いは多品種小ロットであること。季節によって扱うアイテムがガラリと変わり、例えば夏によく動くカットソーと、冬のダウンジャケットは大きさが全然違うので、仮に同じアイテム数でも必要な保管スペースはかなり変わるし、マテハンや仕分けなどの設備もそうした多彩なアイテムに対応する必要がある。これは自動化を考えるときの大きなポイントにもなる。

年間5500万件を出荷する
ZOZOの「凄み」と「強み」

WWD:24年3月期のZOZOの年間出荷数はなんと約5500万件。膨大な数のアイテムを出荷している。櫻井社長から見たZOZOの強みとは?

櫻井:この数年物流分野では、AI(人工知能)を搭載した新しいロボットなど、文字通り日進月歩でテクノロジーが進化しており、とにかく変化が激しい。こうした時代に重要なのは、キャッチアップしつつ、進化し、変化すること。当社はアパレルに限らず、物流のリーディングカンパニーを筆頭に、化粧品系、食品系などさまざまな取引先を持っているが、物流の改革・改善にとても意欲的と感じた。特にPoC(ピーオーシー、概念実証:アイデアや技術が実現可能かを検証すること)を積極的に行っていることに驚いた。

桐山:当社はファッション企業であると同時にテックカンパニーでもある。ECシステムはもちろん、物流拠点で使うWMS(拠点内の管理システム)も自社で設計・開発を行っている。これは当社の強みで、新しいロボットや設備を導入する際に、コスト面でもスピード面でもかなりのメリットがある。櫻井さんのご指摘の通り、新しいツールやロボットが出てくるので、常にリサーチし、かつなるべくスピード感を持って検証もしている。年単位の大きなものから、新しいソリューションやツールを試すような小規模なものまで含めると、5つの物流拠点で常に数十のプロジェクトが動いている。

数字以上の価値!?
「オムニソーター」は何を変える?

櫻井:アパレル物流は入荷から検品、仕分け、保管、撮影があり、注文が入るとピッキング、仕分け、梱包、出荷というのが一つの流れ。物流拠点は膨大な入荷と出荷を同時にこなさねばならない場所であり、もちろんミスも許されない。物流改革の現場では、こうした作業をこなしながら、改善・改革を行わなければならない。そうした中で年間約5500万件を処理しているZOZOが、並行して数十の改善プロジェクトを動かしているのは本当に驚異的なことだ。

WWD:「オムニソーター」の導入の経緯は?

櫻井:まず1台のオムニソーターをPoCとして購入いただいて、数か月間の実証を経て最終的に9台の本格導入に繋げていただいた。「オムニソーター」はいわゆる仕分けロボットで、ZOZOBASE習志野1では梱包前の仕分けに採用された。「オムニソーター」の特徴は約10坪からという省スペースと、1時間最大1200アイテムという処理能力の高さが評価された。

桐山:省人化を促進するにあたり、より効率的な仕分け方法を検討していた。ZOZOBASE習志野1で「オムニソーター」以前に使っていた仕分け機だと、作業者がしゃがんだり、横に動いたりと動作が多い。一つ一つは小さくても作業者は1日に何度も繰り返すわけで、かなり作業負担は大きかった。「オムニソーター」の導入でもちろん作業効率は上がったが、それと同じくらい作業者の負担が減ったことに手応えを感じている。こうしたことはなかなか数字で出すのは難しいが、全体の作業効率の向上にもつながる。あとは細かい部分だと、機械自体の設計の柔軟性。高さを調整したり、建物の構造に合わせて柱を囲うように機械を設置したりと、導入時にはかなり細かく仕様を調整してもらえた。当社でも同じZOZOBASEでも場所によってレイアウトはぜんぜん違う。現場からすると、こうした柔軟性はかなりありがたい。

アパレル物流改革のカギは
「アナログ&最先端テックの
ベストミックス」!?

WWD:物流はこれからどう変わる?

櫻井:物流にもトレンドのようなものがあって、今はやはり最先端のロボットを導入した「自動化」の流れが強い。実際、環境的にも宅配便は増え続ける一方で、物流現場の人手不足はますます進む。ただ、自動化はいいことばかりではなく、設備のキャパシティーを稼働のピークに合わせることになり、アパレルのように時期やシーズンで稼働が上下しやすい業種だと、繁閑差で稼働率がかなり変わってしまい、ROI(投資効率)が下がる。できるだけ省人化を進めながら、それぞれの企業が最適なベストミックスを探すことになる。

桐山:同感です。そもそも「2024年問題」や人手不足、それに伴うコスト増、さらに新しい設備やロボットのROIなど、物流の現場はパラメータ(変数)が多く、課題自体が非常に複雑になり、現場にいると「自動化」が魔法の杖のように全てを解決してくれるなんてことはまずないと日々実感している。当社の場合は一つ一つの課題に向き合いつつ、「ゆっくり配送」のような販売時の工夫など、物流部門だけでなく他部門との連携も増やしている。今後はさらに、ブランドとの連携や協業も増やしていきたい。

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メルローズの3つの柱「M・V・P」 次の時代を切り開くための指針を策定

1973年創業のメルローズは昨年、50周年の節目を迎えた。アニバーサリーイヤーの昨年から今年にかけては、記念商品やコラボレーションが目白押しだ。そして日本の服飾史に名を刻む偉大な足跡をベースに、次の時代に飛躍するための新しい企業理念「M・V・P」を策定した。同社を率いる東秀行社長は、どんな企業を目指すのか。

WWDJAPAN(以下、WWD):「M・V・P」にはどんな思いを込めたのか。

東秀行社長(以下、東):服は着る人のためにある。お客さまにワクワクとドキドキを届ける――。当社には脈々と引き継がれてきた考え方がある。50周年を機に、それらを改めて言語化した3つの柱がM・V・Pだ。MISSION(ミッション)、VALUE(バリュー)、PRIDE(プライド)の頭文字から名付けた。言語化することで、迷ったらいつでも立ち返る行動規範としていきたい。5年先、10年先、50年先まで見据えて作った。私たちは創業以来、ゼロからイチを作るイノベーションを愚直に重ねてきた。それを表現した旗印だ。

WWD:最初のミッションは「未来をつくる挑戦と創造」と定義している。

東:議論を始めたのはコロナ禍だった。大変な時期だったからこそ、ファッション企業に何ができるか、根本から考えることができた。導き出されたのは挑戦と創造という言葉。当たり前だけど、挑戦しないと何かを創造することはできない。失敗を重ねることがイノベーションに近づく唯一の方法であり、イノベーションがなければお客さまからの共感を得られない。挑戦と創造を止めたとき、企業は魅力を失う。メルローズが50年も支持されてきたのは、常に新しい挑戦を続けたからだ。

WWD:バリューには「真のもの作り精神」「真価のある商品」「真のサービス」「真の感動」といった言葉が並ぶ。

東:2年前に社長に就いたとき、働くわれわれが自分たちの価値をきちんと認識していない気がしていた。メルローズはゼロからイチを生み出している。デザイナーが自分の発想でデザイン画を描き、パタンナーが美しいシルエットと快適な着心地を作り出す型紙を作り、生産担当が最良のサプライチェーン(供給網)を構築し、営業が最適なマーケティングをし、店頭では販売員が最高のホスピタリティーで接客する。例えば10万円のワンピースがあるとして、当社の商品は同じ価格帯のどのブランドよりもレベルが高いと私は自負している。その価値を正確に認識した上で、自信をもってお客さまに伝えるべきだ。

WWD:最後のプライドもその延長にある。

東:真面目に積み重ねてきたことに一人一人が誇りを持つべきだ。ゼロからイチを作る。ブランドと商品にしっかりしたストーリーを構築する。五感に訴える店舗空間で最高のおもてなしをする。当たり前に思われる方もいるかもしれないが、実際は当たり前を妥協せずに継続するのは易しくない。

(一部抜粋。完全版は最後のリンク先から)

メルローズの新しい挑戦 
注目すべき卸ブランド

「ドメル」は根強いファンを持つデザイナー田口直見によるブランドで、2023年にスタートした。近年、百貨店やセレクトショップでは富裕層の取り込みも視野に入れたドメスティックブランドが脚光を浴びており、そこにピタリと当てはまる。

「カレンテージ」はディレクター塚崎恵理子が2017年にスタートした。世界の旅から得たインスピレーションをトラディショナルな洋服の成り立ちをベースに現代的なエッセンスを加え、独自のアーティザナルなタッチで作る。2024年秋冬からはメンズがスタートする。

「エスロー」はデザイナー清水一子により2021年秋にスタート。何気ないシンプルな服でありながら、絶妙なバランスで着る人の感情に訴えられるのは、綿密に計算されたパターンがあればこそ。普遍的な美しさの中に静かな情熱が宿る、現代を生きる女性のためのワードローブ。

(一部抜粋。完全版は最後のリンク先から)

50周年にちなんだ話題がいっぱい
「50のモノコト」

メルローズは創業50周年にちなんだ特設サイトで「50のモノコト」を2023年6月から展開中だ。節目を記念したコラボレーション、イベント、新商品、新ブランド、インタビュー、新規出店など50のさまざまな話題を1年間かけ、掲載している。

ここでは現在までに紹介された50のモノコトの中から、注目の話題をピックアップした。全ての情報を確認したい人は特設サイトを是非見てほしい。

(一部抜粋。完全版は最後のリンク先から)
問い合わせ先
メルローズ
03-3464-3310(代表)

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メルローズの3つの柱「M・V・P」 次の時代を切り開くための指針を策定

1973年創業のメルローズは昨年、50周年の節目を迎えた。アニバーサリーイヤーの昨年から今年にかけては、記念商品やコラボレーションが目白押しだ。そして日本の服飾史に名を刻む偉大な足跡をベースに、次の時代に飛躍するための新しい企業理念「M・V・P」を策定した。同社を率いる東秀行社長は、どんな企業を目指すのか。

WWDJAPAN(以下、WWD):「M・V・P」にはどんな思いを込めたのか。

東秀行社長(以下、東):服は着る人のためにある。お客さまにワクワクとドキドキを届ける――。当社には脈々と引き継がれてきた考え方がある。50周年を機に、それらを改めて言語化した3つの柱がM・V・Pだ。MISSION(ミッション)、VALUE(バリュー)、PRIDE(プライド)の頭文字から名付けた。言語化することで、迷ったらいつでも立ち返る行動規範としていきたい。5年先、10年先、50年先まで見据えて作った。私たちは創業以来、ゼロからイチを作るイノベーションを愚直に重ねてきた。それを表現した旗印だ。

WWD:最初のミッションは「未来をつくる挑戦と創造」と定義している。

東:議論を始めたのはコロナ禍だった。大変な時期だったからこそ、ファッション企業に何ができるか、根本から考えることができた。導き出されたのは挑戦と創造という言葉。当たり前だけど、挑戦しないと何かを創造することはできない。失敗を重ねることがイノベーションに近づく唯一の方法であり、イノベーションがなければお客さまからの共感を得られない。挑戦と創造を止めたとき、企業は魅力を失う。メルローズが50年も支持されてきたのは、常に新しい挑戦を続けたからだ。

WWD:バリューには「真のもの作り精神」「真価のある商品」「真のサービス」「真の感動」といった言葉が並ぶ。

東:2年前に社長に就いたとき、働くわれわれが自分たちの価値をきちんと認識していない気がしていた。メルローズはゼロからイチを生み出している。デザイナーが自分の発想でデザイン画を描き、パタンナーが美しいシルエットと快適な着心地を作り出す型紙を作り、生産担当が最良のサプライチェーン(供給網)を構築し、営業が最適なマーケティングをし、店頭では販売員が最高のホスピタリティーで接客する。例えば10万円のワンピースがあるとして、当社の商品は同じ価格帯のどのブランドよりもレベルが高いと私は自負している。その価値を正確に認識した上で、自信をもってお客さまに伝えるべきだ。

WWD:最後のプライドもその延長にある。

東:真面目に積み重ねてきたことに一人一人が誇りを持つべきだ。ゼロからイチを作る。ブランドと商品にしっかりしたストーリーを構築する。五感に訴える店舗空間で最高のおもてなしをする。当たり前に思われる方もいるかもしれないが、実際は当たり前を妥協せずに継続するのは易しくない。

(一部抜粋。完全版は最後のリンク先から)

メルローズの新しい挑戦 
注目すべき卸ブランド

「ドメル」は根強いファンを持つデザイナー田口直見によるブランドで、2023年にスタートした。近年、百貨店やセレクトショップでは富裕層の取り込みも視野に入れたドメスティックブランドが脚光を浴びており、そこにピタリと当てはまる。

「カレンテージ」はディレクター塚崎恵理子が2017年にスタートした。世界の旅から得たインスピレーションをトラディショナルな洋服の成り立ちをベースに現代的なエッセンスを加え、独自のアーティザナルなタッチで作る。2024年秋冬からはメンズがスタートする。

「エスロー」はデザイナー清水一子により2021年秋にスタート。何気ないシンプルな服でありながら、絶妙なバランスで着る人の感情に訴えられるのは、綿密に計算されたパターンがあればこそ。普遍的な美しさの中に静かな情熱が宿る、現代を生きる女性のためのワードローブ。

(一部抜粋。完全版は最後のリンク先から)

50周年にちなんだ話題がいっぱい
「50のモノコト」

メルローズは創業50周年にちなんだ特設サイトで「50のモノコト」を2023年6月から展開中だ。節目を記念したコラボレーション、イベント、新商品、新ブランド、インタビュー、新規出店など50のさまざまな話題を1年間かけ、掲載している。

ここでは現在までに紹介された50のモノコトの中から、注目の話題をピックアップした。全ての情報を確認したい人は特設サイトを是非見てほしい。

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「コンバース トウキョウ」には物語性がある【メルローズと私vol.3 集英社インターナショナル顧問・日高麻子さん】

メルローズは「マルティニーク」「ピンクハウス」など個性的なブランドを運営し、昨年50周年の節目を迎えた。同社と関わりの深い人たちによる連載「メルローズと私」の第3回のゲストは、集英社で「メンズノンノ」「ウオモ」といったメンズファッション誌の編集長を歴任してきた日高麻子さん。東京・青山の「コンバース トウキョウ」1号店で話を聞いた。

編集者としての出発点のブランド

1980年に集英社に入社し、学生の頃から憧れていた女性誌「モア」の編集部に配属されました。77年創刊の「モア」は「女性の自立」をうたい、巻頭インタビューに仏作家フランソワーズ・サガンが登場するような先進的な雑誌でした。まだ右も左も分からず先輩に付いて回っていたとき、大きな特集が持ち上がります。タイトルは「’81東京コレクションから女性の服と生き方を学ぶ」。ブランドの女性スタッフにコレクションで発表した服を着てもらい、お話を聞く。その見開きページを私が担当することになったのです。緊張しながら取材したのは「コム デ ギャルソン」「ワイズ」「ピンクハウス」「ビギ」の4ブランドでした。ファッションエディターとしての私の出発点です。

その後も当時の「メルローズ」の横森美奈子さん、「ビギ」の神戸真知子さん、「チューブ」の斎藤久夫さん、「インスパイア」の武内一志さん(後のメルローズ社長、現ビギグループホールディングス社長)といった方々との仕事を通じ、多くを学ばせてもらいました。メルローズの皆さんは新しいことに挑戦し、着る人をワクワクさせたいという姿勢が現在に至るまで一貫しています。ファッションへの愛情が深いのでしょう。

2015年に始まった「コンバース トウキョウ」は、まず着眼点が素晴らしい。

店舗作りでまず大切なのは、お客さんに「ここは私のための店なんだ」と思わせることです。その点、日本人にとって「コンバース」のスニーカーは特別で、思い入れが強い。いわゆるスポーツウエアとは全く違うファッションブランドとして成立させた手腕はさすがだと思いました。初期の頃のスタイリスト・野口強さんやデザイナー・落合宏理さんとのコラボレーションも、ブランドとの親和性が高く、「なるほど!」とうなりました。「コンバース」へのリスペクトと、芯のあるストーリーが感じられるのです。

雑誌作りと共鳴してくれた

メルローズやビギは、西洋で生まれた洋服を日本人に似合うものに変えていった企業の代表格です。西洋の美意識とは異なる日本独自のスタイルを築いた先駆けといえるでしょう。

1970年代から2000年代前半は雑誌の時代でした。雑誌を通じて全国津々浦々に流行が発信される。服に興味がなかった高校生の男の子が、誌面を見て「こんな服を着てみたい」とおこづかいを貯めて、ちょっと背伸びした服に袖を通す。オシャレに目覚め、成功と失敗を重ねて、感性を研ぎ澄ませていく。長らく「メンズノンノ」では、そんな読者をイメージして誌面を作ってきました。メルローズの服は、私たちの雑誌作りと共鳴してくれたのです。日本のファッションを底上げした功績は偉大です。あの時代があったからこそ、やがてさまざまな文化を吸収した日本のブランドやデザイナーたちが世界のトレンドをも動かすようになったのだと思っています。

問い合わせ先
メルローズ
03-3464-3310(代表)

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【早割募集中 | WWDJAPAN Educations】「文字で伝える」の悩みを解決する短期集中講座!編集長がライティングスキルを伝授

全4回WWDJAPAN『ライティングスクール』
読みやすく、共感したくなる文章とテクニックを開陳

オウンドメディアやSNS、メルマガ、プレスリリースから社内報まで、企業の理念やブランドの価値観、商品への想いを伝える重要性は増し、手段と頻度が増えています。そこで日々、無数のブランドからの発信を受けながら、さまざまな形で内外に届ける「WWDJAPAN」が短期集中のライティングワークショップを開講!これまでに延べ300人が受講した、人気講座の第3弾です。

全4回の講座では、選択肢が多いからこそ移り気なユーザーと向き合い続ける一方、ブランドからの情報は瞬時に価値判断している編集長の村上要が、その実情を明かしながら、少しでも読みやすく、目に引きやすく、共感する情報発信の手段を伝授。毎週タブロイド紙を発行しながら、月間SS450万のウェブサイトを手掛け「WWDJAPAN」がライティングのテクニックから取材のノウハウ、アウトプットに向けた考え方などを開陳します。

このような人におすすめ

・ライティングスキルを身につけたい方
・どんな文章が読みやすく、共感したくなるのかを知りたい方
・パフォーマンスが向上するSNS発信方法を学びたい方
・メディアの記者が何を意識して、どのように取材をしているのか知りたい方

 


プログラム

<DAY1>6月4日(火)13:00~16:00

1限目:13:00~14:00(60分)

ユーザーのリアルを踏まえたライティングスキルとは?

「WWDJAPAN」編集長の村上要が「WWDJAPAN.com」におけるデジタルユーザーの特性を踏まえながら、記事を作る際に意識しているポイントを解説します。ニュース記事を書くときの一般的なライティングテクニックとして知られる「逆三角形の法則」はもちろん、能動態の文章を続けることで実現する意志の込め方、まだまだ短く簡潔にできる推敲のテクニック、簡潔な文章の中に組み込むからこそ生きる強調方法など、20年に及ぶ記者歴から見出し、習得したライティングスキルを披露します。

2限目:14:10~15:10(60分)

「取材」のノウハウとアウトプット、村上要の公開インタビュー

商品やサービスを生み出した人間の想いを汲み取って発信することは、売り上げはもちろん、ブランディングにとっても重要です。そこで、大事になるのは「取材」と「咀嚼」。ここでは村上要が日々の取材で意識していることを伝えつつ、その取材場面を公開しながら、アウトプットするまでを披露します。事前の準備、当日の心構え、そして取材後に意識することまでを伝授。実践コースを受講される方には、この公開取材を記事化する課題に挑戦していただきます。課題は、村上要が一つずつ添削してお戻しします。

Extra:15:15~16:00(45分)

ミートアップ

会場受講の方は講座終了後、村上要も参加するミートアップにご参加いただけます。ドリンクを用意しておりますので、さらなるコミュニケーションの場としてご活用ください。

<DAY2>6月18日(火)15:30~19:00

3限目:15:30~16:30(60分)

共感を誘うメールと取材したくなるプレスリリースの作り方

ゲストに村上要同様、毎日何十、何百通ものプレスリリースを受け取っている編集・記者を招き、思わず記事化・取材したくなるニュースリリースについて語り合います。編集・記者が手を止めるリリースメールのタイトルとは?限られた時間の中で概要を理解してもらうための書き方や写真の入れ方とは?そして、望まれるデータの送り方とは?現在はプレスリリースを書くこともあるゲストのテクニックを余すことなく公開。多くのPRや代理店関係者が「聞きたくても、聞けなかった」メディア側のリアルが目白押しです。

4限目:16:40~17:40 (60分)

課題のフィードバック&ブラッシュアップに関するアドバイス

2限目の公開取材の記事化に挑戦した実践コースの皆さんには、村上要が1つ1つを厳しく添削した課題を返却。多くの皆さんが陥っていたミス、まだまだブラッシュアップできるポイントについて、赤字だらけの(!?)課題を紹介しながら改善方法を考えます。また、触れられなかった疑問や質問などにもお答えします。

質疑応答:17:40~18:10(30分)

Extra:18:15~19:00(45分)

ミートアップ

会場受講の方は講座終了後、村上要も参加するミートアップにご参加いただけます。ドリンクを用意しておりますので、さらなるコミュニケーションの場としてご活用ください。

 

※講義内容は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。

 


インフォメーション

日時

2024年6月4日(火)13:00~16:00〈1限目、2限目〉
2024年6月18日(火)15:30~19:00〈3限目、4限目〉
※講座開始30分前より会場受付開始

募集人数

先着32名
会場ご参加のみとなります。講義終了後のミートアップや質疑応答にご参加いただけます。
※オンライン配信(視聴コース)はございません。

会場

LIFORK Harajuku
東京都渋谷区神宮前1-14-30 WITH HARAJUKU 3F

募集期間

5/7(火)〜6/3(月)12:00まで
【早割10%OFFキャンペーン】
5/14(火)までのお申し込みで、一般価格から10%OFFで受講いただけます。
申し込み画面でクーポンコードを入力してください。
クーポンコード:U95C2K7H

受講料金

スタンダードプラン:
38,500円 30%OFF
ライトプラン:49,500円 10%OFF
一般価格:55,000円 →49,500円 早割10%OFF

 

※表示価格は全て1名様分、税込です。
※早割期間内であっても、定員に達し次第受け付けを締め切らせていただく場合がございます。
※他のクーポンとの併用はできません。
※講義終了後、本講座のオンデマンド販売を予定しております。

 

クーポンコードをご利用の方は、申し込み画面で入力してください。
早割クーポンコード【U95C2K7H】/有料会員の方はこちらからクーポンコードを取得してください。

複数人分を購入希望の方はこちら

 

注意事項

・割引価格はクーポンをご利用時に適用となります。スタンダードとライトのクーポンコードはマイページをご確認の上、申し込み画面で入力してください。
・申し込みの受け付けは先着順です。募集人数に達し次第締め切らせていただきます。
・定期購読者で会員登録がお済みでない方はこちら
・本ページでのお支払いはクレジットカードのみとなります。コンビニ支払いをご希望の方はこちら
・適格請求書(領収書)の発行は、こちらから。記載のお宛名をご入力の上ご連絡ください。
弊社登録番号:T5-0110-0104-4278
・当日は会場内に撮影用のカメラが入ります。撮影した動画や写真は、「WWDJAPAN」Weeklyやウェブサイト、公式SNSなどで掲載する場合があります。ご了承いただける方のみお申し込みください。
問い合わせ先
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【早割募集中 | WWDJAPAN Educations】「文字で伝える」の悩みを解決する短期集中講座!編集長がライティングスキルを伝授

全4回WWDJAPAN『ライティングスクール』
読みやすく、共感したくなる文章とテクニックを開陳

オウンドメディアやSNS、メルマガ、プレスリリースから社内報まで、企業の理念やブランドの価値観、商品への想いを伝える重要性は増し、手段と頻度が増えています。そこで日々、無数のブランドからの発信を受けながら、さまざまな形で内外に届ける「WWDJAPAN」が短期集中のライティングワークショップを開講!これまでに延べ300人が受講した、人気講座の第3弾です。

全4回の講座では、選択肢が多いからこそ移り気なユーザーと向き合い続ける一方、ブランドからの情報は瞬時に価値判断している編集長の村上要が、その実情を明かしながら、少しでも読みやすく、目に引きやすく、共感する情報発信の手段を伝授。毎週タブロイド紙を発行しながら、月間SS450万のウェブサイトを手掛け「WWDJAPAN」がライティングのテクニックから取材のノウハウ、アウトプットに向けた考え方などを開陳します。

このような人におすすめ

・ライティングスキルを身につけたい方
・どんな文章が読みやすく、共感したくなるのかを知りたい方
・パフォーマンスが向上するSNS発信方法を学びたい方
・メディアの記者が何を意識して、どのように取材をしているのか知りたい方

 


プログラム

<DAY1>6月4日(火)13:00~16:00

1限目:13:00~14:00(60分)

ユーザーのリアルを踏まえたライティングスキルとは?

「WWDJAPAN」編集長の村上要が「WWDJAPAN.com」におけるデジタルユーザーの特性を踏まえながら、記事を作る際に意識しているポイントを解説します。ニュース記事を書くときの一般的なライティングテクニックとして知られる「逆三角形の法則」はもちろん、能動態の文章を続けることで実現する意志の込め方、まだまだ短く簡潔にできる推敲のテクニック、簡潔な文章の中に組み込むからこそ生きる強調方法など、20年に及ぶ記者歴から見出し、習得したライティングスキルを披露します。

2限目:14:10~15:10(60分)

「取材」のノウハウとアウトプット、村上要の公開インタビュー

商品やサービスを生み出した人間の想いを汲み取って発信することは、売り上げはもちろん、ブランディングにとっても重要です。そこで、大事になるのは「取材」と「咀嚼」。ここでは村上要が日々の取材で意識していることを伝えつつ、その取材場面を公開しながら、アウトプットするまでを披露します。事前の準備、当日の心構え、そして取材後に意識することまでを伝授。実践コースを受講される方には、この公開取材を記事化する課題に挑戦していただきます。課題は、村上要が一つずつ添削してお戻しします。

Extra:15:15~16:00(45分)

ミートアップ

会場受講の方は講座終了後、村上要も参加するミートアップにご参加いただけます。ドリンクを用意しておりますので、さらなるコミュニケーションの場としてご活用ください。

<DAY2>6月18日(火)15:30~19:00

3限目:15:30~16:30(60分)

共感を誘うメールと取材したくなるプレスリリースの作り方

ゲストに村上要同様、毎日何十、何百通ものプレスリリースを受け取っている編集・記者を招き、思わず記事化・取材したくなるニュースリリースについて語り合います。編集・記者が手を止めるリリースメールのタイトルとは?限られた時間の中で概要を理解してもらうための書き方や写真の入れ方とは?そして、望まれるデータの送り方とは?現在はプレスリリースを書くこともあるゲストのテクニックを余すことなく公開。多くのPRや代理店関係者が「聞きたくても、聞けなかった」メディア側のリアルが目白押しです。

4限目:16:40~17:40 (60分)

課題のフィードバック&ブラッシュアップに関するアドバイス

2限目の公開取材の記事化に挑戦した実践コースの皆さんには、村上要が1つ1つを厳しく添削した課題を返却。多くの皆さんが陥っていたミス、まだまだブラッシュアップできるポイントについて、赤字だらけの(!?)課題を紹介しながら改善方法を考えます。また、触れられなかった疑問や質問などにもお答えします。

質疑応答:17:40~18:10(30分)

Extra:18:15~19:00(45分)

ミートアップ

会場受講の方は講座終了後、村上要も参加するミートアップにご参加いただけます。ドリンクを用意しておりますので、さらなるコミュニケーションの場としてご活用ください。

 

※講義内容は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。

 


インフォメーション

日時

2024年6月4日(火)13:00~16:00〈1限目、2限目〉
2024年6月18日(火)15:30~19:00〈3限目、4限目〉
※講座開始30分前より会場受付開始

募集人数

先着32名
会場ご参加のみとなります。講義終了後のミートアップや質疑応答にご参加いただけます。
※オンライン配信(視聴コース)はございません。

会場

LIFORK Harajuku
東京都渋谷区神宮前1-14-30 WITH HARAJUKU 3F

募集期間

5/7(火)〜6/3(月)12:00まで
【早割10%OFFキャンペーン】
5/14(火)までのお申し込みで、一般価格から10%OFFで受講いただけます。
申し込み画面でクーポンコードを入力してください。
クーポンコード:U95C2K7H

受講料金

スタンダードプラン:
38,500円 30%OFF
ライトプラン:49,500円 10%OFF
一般価格:55,000円 →49,500円 早割10%OFF

 

※表示価格は全て1名様分、税込です。
※早割期間内であっても、定員に達し次第受け付けを締め切らせていただく場合がございます。
※他のクーポンとの併用はできません。
※講義終了後、本講座のオンデマンド販売を予定しております。

 

クーポンコードをご利用の方は、申し込み画面で入力してください。
早割クーポンコード【U95C2K7H】/有料会員の方はこちらからクーポンコードを取得してください。

複数人分を購入希望の方はこちら

 

注意事項

・割引価格はクーポンをご利用時に適用となります。スタンダードとライトのクーポンコードはマイページをご確認の上、申し込み画面で入力してください。
・申し込みの受け付けは先着順です。募集人数に達し次第締め切らせていただきます。
・定期購読者で会員登録がお済みでない方はこちら
・本ページでのお支払いはクレジットカードのみとなります。コンビニ支払いをご希望の方はこちら
・適格請求書(領収書)の発行は、こちらから。記載のお宛名をご入力の上ご連絡ください。
弊社登録番号:T5-0110-0104-4278
・当日は会場内に撮影用のカメラが入ります。撮影した動画や写真は、「WWDJAPAN」Weeklyやウェブサイト、公式SNSなどで掲載する場合があります。ご了承いただける方のみお申し込みください。
問い合わせ先
INFASパブリケーションズ カスタマーサポート
お問い合わせフォームはこちら

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創業70周年の「TASAKI」がパールで描く未来

日本屈指のジュエラーとして疾走を続ける「TASAKI」は、今年創業70周年を迎えた。 同ブランドは、アニバーサリーイヤーを記念して話題性満点のエキシビション「フローティング シェル」を東京を皮切りに、大阪をはじめ世界各国で開催する。歴史を振り返る回顧展とはひと味違い、アイコニックな“バランス”コレクションの新作から超高級ハイジュエリー、スペシャルなコラボレーションアイテムまでが登場。エキシビションの見どころを紹介するほか、70年を経て、このエキシビションを開催する意味を田島寿一TASAKI社長に聞いた。

周年を記念した“バランス”最新作の数々

パールを代表するブランドである「TASAKI」の歴史は、家業の真珠養殖業に始まり、1954年に真珠加工販売業をスタートした。今ではアジア各地やヨーロッパにも拠点を持つグローバルなジュエラーへと成長。 創業70周年を記念したアニバーサリーエキシビション「フローティング シェル」は、誇れるジャパンブランドとなった「TASAKI」の現在と、その進化を肌で感じることができるイベントだ。パールというと、まず思い浮かべるのは“フォーマル”“冠婚葬祭”“ハレの日”といったイメージ。そうした古い既成概念を打破すべく、これまで「TASAKI」はさまざまなチャレンジを行ってきた。最もインパクトがあったのが、米国のファッションデザイナー、タクーン・パニクガルをクリエイティブディレクターに迎えて2010年に発表した“バランス”コレクション。モダンでグラフィカルなデザインは、パールのイメージを若々しくスタイリッシュなものに一新した。さらにタクーンは、12年に食虫植物の造形美にインスパイアされたコレクション“デインジャー”を手掛ける。粒選りのパールから妖しいトゲが生えたパンキッシュなデザインは、女性だけでなく男性の心も捉え、ジェンダーレスなジュエリーの先駆けとなり、パール男子たちが街を闊歩するきっかけにもなった。

今回のエキシビションでは“バランス”の最新作を先駆けて発表。デイリーに楽しめるリング、イヤリング、ネックレスといったシンプルなアイテムから、ため息が出るような超高級ハイジュエリーまでがべールを脱ぐ。デザインの完成度、そして職人技のレベルの高さにも目を見はることだろう。何より心が奪われるのは「TASAKI」の自社養殖場が生み出すあこや真珠の美しさ。幻想的なムードに満ちた会場で「TASAKI」が牽引するパールの“今”に出合えるはずだ。

ジュエリーの枠を超えたコラボレーション

人気コミック「宝石の国」「チェンソーマン」との意表を突くコラボレーションを過去に展開してきた「TASAKI」。そんな革新的なジュエラーが今回タッグを組んだのは、気鋭のジャパンブランドたちだ。「アイヴァン(EYEVAN)」や「アシックス(ASICS)」と共同で開発されたスペシャルアイテムには、どれもピュアに艶めくパールがあしらわれている。現代アートを思わせるアプローチでありながらも実用性をしっかり備えたアイウェア、スニーカー、イヤホンは間違いなくレアものだ。

INTERVIEW
優れた創造性とパワフルな
実行力を感じて

数々のラグジュアリーブランドで実績を積み上げてきた田島寿一TASAKI社長。70周年を記念し、パールの既成概念を覆すようなエッジの効いたエキシビションは、70周年の歴史で挑戦し続けてきたTASAKIの前向きなパワーを表現するのが目的だ。同社長は、「創業時の田崎真珠は店舗がない地方では、バスを改装し、移動店舗として運営する試みなど、その時代では誰も思いつかないような事でも、まずやってみる気構えを備えた会社だった。そのようなDNAがTASAKIにはあることをエキシビションで表現したい」と語る。名だたるジャパンブランドとタッグを組んだのは、日本のクリエイティビティーを海外に発信したいという思いから。海外で、日本製は高品質というイメージは広まっているが、クリエイティビティーに対する評価はまだ低い。グローバルブランドとして、それを払拭し、日本におけるクリエイティビティーの豊かさを表現する目的もある。「各社の個性とTASAKIがどんな化学反応を起こすか見たかった」と田島社長。来場者に期待するリアクションは「思わずニコッとしていただくこと」だと話す。世界で知られるブランドに成長した「TASAKI」。「面白いことをやってしまう大胆なブランドだと感じてもらいたい」。

INFORMATION
「TASAKI」70周年アニバーサリーエキシビション「FLOATING SHELL」

東京
4月26日~5月12日
会場:BA-TSU ART GALLERY/
StandBy東京都渋谷区神宮前5-11-5
時間:11:00~19:00

大阪
8月1日~29日
会場:阪急うめだ本店3階 POP UP CIRCUS
大阪府大阪市北区角田町8-7
時間:10:00~20:00

※日程・営業時間は変更になる場合があります
問い合わせ先
TASAKI
0120-111-446

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創業70周年の「TASAKI」がパールで描く未来

日本屈指のジュエラーとして疾走を続ける「TASAKI」は、今年創業70周年を迎えた。 同ブランドは、アニバーサリーイヤーを記念して話題性満点のエキシビション「フローティング シェル」を東京を皮切りに、大阪をはじめ世界各国で開催する。歴史を振り返る回顧展とはひと味違い、アイコニックな“バランス”コレクションの新作から超高級ハイジュエリー、スペシャルなコラボレーションアイテムまでが登場。エキシビションの見どころを紹介するほか、70年を経て、このエキシビションを開催する意味を田島寿一TASAKI社長に聞いた。

周年を記念した“バランス”最新作の数々

パールを代表するブランドである「TASAKI」の歴史は、家業の真珠養殖業に始まり、1954年に真珠加工販売業をスタートした。今ではアジア各地やヨーロッパにも拠点を持つグローバルなジュエラーへと成長。 創業70周年を記念したアニバーサリーエキシビション「フローティング シェル」は、誇れるジャパンブランドとなった「TASAKI」の現在と、その進化を肌で感じることができるイベントだ。パールというと、まず思い浮かべるのは“フォーマル”“冠婚葬祭”“ハレの日”といったイメージ。そうした古い既成概念を打破すべく、これまで「TASAKI」はさまざまなチャレンジを行ってきた。最もインパクトがあったのが、米国のファッションデザイナー、タクーン・パニクガルをクリエイティブディレクターに迎えて2010年に発表した“バランス”コレクション。モダンでグラフィカルなデザインは、パールのイメージを若々しくスタイリッシュなものに一新した。さらにタクーンは、12年に食虫植物の造形美にインスパイアされたコレクション“デインジャー”を手掛ける。粒選りのパールから妖しいトゲが生えたパンキッシュなデザインは、女性だけでなく男性の心も捉え、ジェンダーレスなジュエリーの先駆けとなり、パール男子たちが街を闊歩するきっかけにもなった。

今回のエキシビションでは“バランス”の最新作を先駆けて発表。デイリーに楽しめるリング、イヤリング、ネックレスといったシンプルなアイテムから、ため息が出るような超高級ハイジュエリーまでがべールを脱ぐ。デザインの完成度、そして職人技のレベルの高さにも目を見はることだろう。何より心が奪われるのは「TASAKI」の自社養殖場が生み出すあこや真珠の美しさ。幻想的なムードに満ちた会場で「TASAKI」が牽引するパールの“今”に出合えるはずだ。

ジュエリーの枠を超えたコラボレーション

人気コミック「宝石の国」「チェンソーマン」との意表を突くコラボレーションを過去に展開してきた「TASAKI」。そんな革新的なジュエラーが今回タッグを組んだのは、気鋭のジャパンブランドたちだ。「アイヴァン(EYEVAN)」や「アシックス(ASICS)」と共同で開発されたスペシャルアイテムには、どれもピュアに艶めくパールがあしらわれている。現代アートを思わせるアプローチでありながらも実用性をしっかり備えたアイウェア、スニーカー、イヤホンは間違いなくレアものだ。

INTERVIEW
優れた創造性とパワフルな
実行力を感じて

数々のラグジュアリーブランドで実績を積み上げてきた田島寿一TASAKI社長。70周年を記念し、パールの既成概念を覆すようなエッジの効いたエキシビションは、70周年の歴史で挑戦し続けてきたTASAKIの前向きなパワーを表現するのが目的だ。同社長は、「創業時の田崎真珠は店舗がない地方では、バスを改装し、移動店舗として運営する試みなど、その時代では誰も思いつかないような事でも、まずやってみる気構えを備えた会社だった。そのようなDNAがTASAKIにはあることをエキシビションで表現したい」と語る。名だたるジャパンブランドとタッグを組んだのは、日本のクリエイティビティーを海外に発信したいという思いから。海外で、日本製は高品質というイメージは広まっているが、クリエイティビティーに対する評価はまだ低い。グローバルブランドとして、それを払拭し、日本におけるクリエイティビティーの豊かさを表現する目的もある。「各社の個性とTASAKIがどんな化学反応を起こすか見たかった」と田島社長。来場者に期待するリアクションは「思わずニコッとしていただくこと」だと話す。世界で知られるブランドに成長した「TASAKI」。「面白いことをやってしまう大胆なブランドだと感じてもらいたい」。

INFORMATION
「TASAKI」70周年アニバーサリーエキシビション「FLOATING SHELL」

東京
4月26日~5月12日
会場:BA-TSU ART GALLERY/
StandBy東京都渋谷区神宮前5-11-5
時間:11:00~19:00

大阪
8月1日~29日
会場:阪急うめだ本店3階 POP UP CIRCUS
大阪府大阪市北区角田町8-7
時間:10:00~20:00

※日程・営業時間は変更になる場合があります
問い合わせ先
TASAKI
0120-111-446

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皮膚科学発想のブランド「クリニーク」がスキンケア最新研究を解説 友利新医師が伝授する“肌の透明感”の秘密とは

クリニーク,CLINIQUE

肌悩みの1つとしてよく挙げられるくすみは、「メラニン由来のくすみ」「炎症による赤み」、そして糖化などによる「黄ぐすみ」の大きく3つに分けられる。これら複数のくすみへのアプローチが透明感のある肌には必須。そこで味方となるのが、皮膚科学発想で肌悩みに寄り添い続けるブランド「クリニーク(CLINIQUE)」の存在だ。40年以上にわたり色素沈着研究に取り組み、最先端テクノロジーで現代女性のニーズに寄り添ってきた。そんなスキンケアのパイオニアである「クリニーク」が4月12日、皮膚科医の友利新医師を迎えて「スキンケアセミナー」を実施。友利医師は「透明感のある肌を目指すには、メラニン由来以外のくすみの原因となる糖化や赤みにアプローチするような包括的なケアがおすすめ。また、肌表面が乾燥して凸凹な状態では肌に光がきれいに入らないし、きれいに反射することもできません。そのため、炎症ケア、糖化ケア、メラニンケア、保湿ケア、これら全てができて肌の透明感が生まれます」と述べ、肌の透明感の重要性について詳しく解説した。

肌の「透明感」の秘密とは

クリニーク,CLINIQUE

「透明感のある肌とは、潤いに満ちて光を反射し、内側から湧き出るような輝きを発する肌のこと。そんな肌のために、肌の透明感を脅かす要因についてしっかり理解することが大事ですね」と語る友利医師。そして、肌の透明感を脅かす要因は、過剰なメラニン、炎症による赤み、乾燥、さらに近年では糖化も黄くすみを引き起こし、透明感を阻む要因であると考えられている。イベントではその具体例として簡易的なデモなどを交えて解説し、透明感のある肌について紹介した。

透明感の要因に
包括的にアプローチする
「クリニーク」のルーツに迫る

「クリニーク」は、皮膚科医のノーマン・オラントラック博士と雑誌編集者の対談をきっかけに1968年にニューヨークで誕生したプレステージスキンケアブランドだ。78年には日本に初上陸し、日本人の肌悩みに寄り添った低刺激かつ高い効果を発揮できる商品を展開。香料成分は肌にアレルギー反応を引き起こす可能性があると考え、全商品は無香料というこだわりのほか、皮膚科学に基づいた処方設計を哲学とする。さらに人種別や外的要因などあらゆる視点での色素沈着研究を約40年続け、ブライトニングケア研究においては日本人の肌に焦点を当てて開発。日本市場でブライトニングケアシリーズを展開した先駆者的ブランドでもある。

注目を集める
独自の成分

「クリニーク」の研究開発では、独自成分やビタミンC、玉露由来の成分をはじめとする複数の成分が肌の乾燥やシミ、くすみに包括的にアプローチする設計になっている。中でも注目すべきは、”キキョウラン“という植物由来のブランド独自成分の働きだ。メラニンを生成するための酵素であるチロシナーゼの働きを阻害する効果があり、代表的なブライトニング成分のハイドロキノンやコウジ酸と効果を比較したところ、メラニン生成の抑制に優れた結果を示したことが臨床試験結果から判明。この結果に友利医師は、「医薬部外品の有効成分として承認されているコウジ酸や美容クリニックでも扱われるハイドロキノンは以前から使われており、機能が高い成分です」とコメント。さらに最新の研究結果によると、独自成分はメラニンの過剰生成だけでなく糖化にも働きかけることも判明。これらの研究成果は国際的な学術専門誌で発表されており、「クリニーク」は最先端テクノロジーを取り入れ常に進化を続けているブランドである。

肌の刺激も考慮した
「敏感肌」にも使える信頼性の高さ

皮膚科学発祥のブランドである「クリニーク」は、肌への刺激の少なさや敏感肌のことを考慮しながらも肌への高い効果を両立。これは、55年にわたる皮膚科学からインスピレーションを得た処方にこだわり、約600万回に及ぶアレルギーテストを実施している賜物でもある。さらに4つの研究開発施設や44件の論文掲載などにも力を入れている。これらは、美しい肌を追求する全ての人に向けた、肌への刺激を考慮した商品開発と皮膚科学発祥ブランドの信念である。これらのこだわりに友利先生も共感し、「成分研究には多くの時間や労力、費用もかかります。『クリニーク』は、とても難しい効果の高さと安全性の高さを両立し、エビデンスもあり確実性がある。敏感肌の人がくすみ悩みを抱えているケースは多くみられ、乾燥で炎症による慢性の赤みとなり、紫外線の刺激も受けてしまう。そんな負のスパイラルになってしまいますから、こうしたブランドの存在はありがたいですね」とコメントした。

PHOTOS:SHUHEI SHINE
TEXT:WAKANA NAKADE
問い合わせ先
「クリニーク」
0120-950-112

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皮膚科学発想のブランド「クリニーク」がスキンケア最新研究を解説 友利新医師が伝授する“肌の透明感”の秘密とは

クリニーク,CLINIQUE

肌悩みの1つとしてよく挙げられるくすみは、「メラニン由来のくすみ」「炎症による赤み」、そして糖化などによる「黄ぐすみ」の大きく3つに分けられる。これら複数のくすみへのアプローチが透明感のある肌には必須。そこで味方となるのが、皮膚科学発想で肌悩みに寄り添い続けるブランド「クリニーク(CLINIQUE)」の存在だ。40年以上にわたり色素沈着研究に取り組み、最先端テクノロジーで現代女性のニーズに寄り添ってきた。そんなスキンケアのパイオニアである「クリニーク」が4月12日、皮膚科医の友利新医師を迎えて「スキンケアセミナー」を実施。友利医師は「透明感のある肌を目指すには、メラニン由来以外のくすみの原因となる糖化や赤みにアプローチするような包括的なケアがおすすめ。また、肌表面が乾燥して凸凹な状態では肌に光がきれいに入らないし、きれいに反射することもできません。そのため、炎症ケア、糖化ケア、メラニンケア、保湿ケア、これら全てができて肌の透明感が生まれます」と述べ、肌の透明感の重要性について詳しく解説した。

肌の「透明感」の秘密とは

クリニーク,CLINIQUE

「透明感のある肌とは、潤いに満ちて光を反射し、内側から湧き出るような輝きを発する肌のこと。そんな肌のために、肌の透明感を脅かす要因についてしっかり理解することが大事ですね」と語る友利医師。そして、肌の透明感を脅かす要因は、過剰なメラニン、炎症による赤み、乾燥、さらに近年では糖化も黄くすみを引き起こし、透明感を阻む要因であると考えられている。イベントではその具体例として簡易的なデモなどを交えて解説し、透明感のある肌について紹介した。

透明感の要因に
包括的にアプローチする
「クリニーク」のルーツに迫る

「クリニーク」は、皮膚科医のノーマン・オラントラック博士と雑誌編集者の対談をきっかけに1968年にニューヨークで誕生したプレステージスキンケアブランドだ。78年には日本に初上陸し、日本人の肌悩みに寄り添った低刺激かつ高い効果を発揮できる商品を展開。香料成分は肌にアレルギー反応を引き起こす可能性があると考え、全商品は無香料というこだわりのほか、皮膚科学に基づいた処方設計を哲学とする。さらに人種別や外的要因などあらゆる視点での色素沈着研究を約40年続け、ブライトニングケア研究においては日本人の肌に焦点を当てて開発。日本市場でブライトニングケアシリーズを展開した先駆者的ブランドでもある。

注目を集める
独自の成分

「クリニーク」の研究開発では、独自成分やビタミンC、玉露由来の成分をはじめとする複数の成分が肌の乾燥やシミ、くすみに包括的にアプローチする設計になっている。中でも注目すべきは、”キキョウラン“という植物由来のブランド独自成分の働きだ。メラニンを生成するための酵素であるチロシナーゼの働きを阻害する効果があり、代表的なブライトニング成分のハイドロキノンやコウジ酸と効果を比較したところ、メラニン生成の抑制に優れた結果を示したことが臨床試験結果から判明。この結果に友利医師は、「医薬部外品の有効成分として承認されているコウジ酸や美容クリニックでも扱われるハイドロキノンは以前から使われており、機能が高い成分です」とコメント。さらに最新の研究結果によると、独自成分はメラニンの過剰生成だけでなく糖化にも働きかけることも判明。これらの研究成果は国際的な学術専門誌で発表されており、「クリニーク」は最先端テクノロジーを取り入れ常に進化を続けているブランドである。

肌の刺激も考慮した
「敏感肌」にも使える信頼性の高さ

皮膚科学発祥のブランドである「クリニーク」は、肌への刺激の少なさや敏感肌のことを考慮しながらも肌への高い効果を両立。これは、55年にわたる皮膚科学からインスピレーションを得た処方にこだわり、約600万回に及ぶアレルギーテストを実施している賜物でもある。さらに4つの研究開発施設や44件の論文掲載などにも力を入れている。これらは、美しい肌を追求する全ての人に向けた、肌への刺激を考慮した商品開発と皮膚科学発祥ブランドの信念である。これらのこだわりに友利先生も共感し、「成分研究には多くの時間や労力、費用もかかります。『クリニーク』は、とても難しい効果の高さと安全性の高さを両立し、エビデンスもあり確実性がある。敏感肌の人がくすみ悩みを抱えているケースは多くみられ、乾燥で炎症による慢性の赤みとなり、紫外線の刺激も受けてしまう。そんな負のスパイラルになってしまいますから、こうしたブランドの存在はありがたいですね」とコメントした。

PHOTOS:SHUHEI SHINE
TEXT:WAKANA NAKADE
問い合わせ先
「クリニーク」
0120-950-112

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「エーエイプ」京都店がグランドオープン 和とモダンを融合させたこれまでにない新しい店舗が誕生

「ア ベイシング エイプ(A BATHING APE®)」(以下、「ベイプ」)のヤングライン「エーエイプ(AAPE)」は、3月22日に京都の中心街、四条河原町エリアに「エーエイプ ストア 京都(AAPE STORE KYOTO)」をグランドオープンした。「エーエイプ」としては、国内では原宿、渋谷、大阪に続く4店舗目となる。

同店は2月10日にソフトオープンし、その時は現在の売り場面積の半分くらいで営業をしていたが、今回のグランドオープンで売り場面積も150㎡に大きく広がり、メンズ、ウィメンズともにフルラインアップで展開する。

また、四条通りを挟んで、同店のはす向かいには「ベイプストア(BAPE STORE®)」の京都店もあり、両ブランドのファンには買いまわりがしやすい立地となっている。

インパクト大のオブジェが
特徴的な外観

店舗の外壁には「エーエイプ」らしいシルバーグレーのステンレスを使用し、エントランスに取り付けられた “AAPE UNIVERSE”のサインボードが目を引く外観となっている。さらに、店頭ディスプレーには、巨大な「エーエイプ」のオリジナルキャラクター「AAPER」の中のALFAというキャラクターのオブジェを展示。インバウンド客も多く訪れる中で、店の存在感を一層際立たせている。

和とモダンが融合した
京都ならではの内装

内装は日本の伝統文化と現代の都市生活がシームレスに融合した京都という都市にちなんで、温もりが感じられるオーク材とクールさが感じられる金属鋼材を組み合わせた和とモダンが融合した空間で、ほかの「エーエイプ」の店舗がシルバーのステンレスを基調とした内装の中、これまでにない新しい内装となっている。

1階の入り口を入ると床にはグレーの石畳を模したタイルが敷き詰められ、鳥居のような門の上にはデジタルで「AAPE」が表示されている。そこを抜けた1階の中央のフロアには、カモフラージュ柄がデザインされたメタルのディスプレー台やレジカウンターが配置されている。また4台並べた巨大なモニターには、「エーエイプ」のプロモーションビデオが映し出されている。さらにその奥のフロアには、Tシャツやアンダーウエア、ソックスなどが展開されている。

2階はウィメンズのアイテムを中心に展開し、中央には“ムーンフェイス”ロゴをイメージした丸いスツールが設置され、ゆっくりと商品を見ることができる。

店内の壁や試着室、天井など至るところにカモフラージュ柄がデザインされており、ブランドの世界観を体現できる店舗となっている。

京都店オープン記念アイテム

京都店オープンに合わせて、Tシャツ(7810円)とトートバッグ(1万230円)を発売した。グラフィックは、“ムーンフェイス”ロゴと京都のイメージである神社や祭りなどを組み合わせて、ストリートウエアと日本の伝統文化の融合を表現。筆で書いたような「AAPE KYOTO」のタイポグラフィーもまた、個性的なデザインを際立たせている。また、オープン時には京都らしく、「御守り」を記念ノベルティーとして配布した。

世界からトレンドを発信する
「エーエイプ」

「エーエイプ」は「ベイプ」のヤングラインとして2012年にデビュー。若年層をターゲットにしつつ、ブランドを象徴するアイコン“ムーンフェイス”ロゴや、オリジナルカモフラージュ柄“エーエイプ カモ”を基調としたさまざまなプロダクトを展開している。日本だけでなく、海外にも多くの店舗を展開しており、今後も国内、国外問わず、世界からトレンドを発信し続けている。

INFORMATION
AAPE STORE KYOTO

営業時間:11:00〜20:00
住所:京都府京都市下京区四条通御幸町西入奈良物町370番地 1階

問い合わせ先
ノーウェア
03-5410-6310

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障がいのある人と協働するショーイチ衣料品リサイクル インクルーシブな社会の一助に

アパレル余剰在庫買取の大手ショーイチ(大阪、山本昌一社長)が、近年衣料品のリサイクル事業にも注力していることは、「WWDJAPAN.com」でも既に何度か伝えてきた。山本社長や社員が衣料品リサイクル事業について取引検討中の企業に説明すると、特に注目を集めるポイントがあるという。それは、ショーイチがリサイクル事業の中で、障がいや疾患がある人を支援する就労継続支援事業所(以下、就労支援施設)と協働しているという点だ。障がいや疾患がある人、クライアント、そしてショーイチと、三方にとって利のある仕組みを構築している点が支持され、取引につながるケースが増えている。

障がいのある約450人に仕事を提供

衣料品リサイクルでは、衣料品を解体しタグやファスナー、ボタンなどを取り外す必要がある。想像以上に手間がかかるその工程で、ショーイチは就労支援施設と協働。ショーイチの自社グループで運営している5つの施設を中心に、計20の施設と取り組んでいる。これにより、障がいや疾患がある人約450人が仕事を得ているという。ショーイチでは、衣料品やインテリアファブリック、雑貨、化粧品といったカテゴリーの異なる在庫を一度にまとめて引き取ってリサイクルにつなげており、その点もクライアントに喜ばれているが、それも就労支援施設と組み、在庫の再仕分けをショーイチ内で行っているからこそ可能となっている。

「彼らの力なしには
リサイクル事業は成立しない」

「以前縁があって、就労支援施設でボランティアをしていた。その際、『障がい者は働く機会になかなか恵まれない』という悩みをよく聞いた」と山本社長。「複雑な作業であっても、適切に分けて丁寧に指導すれば障がいのある人も非常に頼りになるという実感が自分にはあっただけに、憤りを感じた」と続ける。そこで、ショーイチとして彼らに働く機会を提供できないかと模索し、就労支援施設と協働する今の形にたどり着いた。「彼らの力なしではショーイチのリサイクル事業は成り立たないし、今後もより多くの仕事の機会を彼らに提供したい。そのためにも、クライアントを増やしたい」。

「達成感を得て、
心も体も安定し始めた」

実際に、ショーイチのリサイクル事業に携わっている就労支援施設通所者は、仕事についてどう感じているのか。「体調不良が続いて休みがちだが、体調に合わせて作業を出してくれるので助かる」(40代女性)、「最初は全くできなかったハサミを使うタグカットも、今では得意なことに変えることができた」(30代男性)、「職員さんに丁寧に教えてもらって、少しずつ確実に作業ができるようになってきた。体力的にも精神的にも安定し始めた」(30代男性)。これらはショーイチが実施した通所者へのアンケートで集まった声だ。ショーイチのリサイクル事業が、インクルーシブな社会実現への一助になっていることが感じられる。

アパレルの“ある”と
障がい者の“ない”をマッチング

通常、余剰在庫は産業廃棄物として扱われるため、リサイクルする場合はブランドや小売店側がリサイクル事業者に対して料金を払う。しかしショーイチは、自治体から助成金を得て自社グループで運営している就労支援施設の仕事として、クライアントからリサイクル原料となる在庫を“買い取る”形になるため、クライアントにとってはショーイチと組むと在庫廃棄コストが減るというメリットもある。「アパレル企業側の“(余剰在庫が)ある”と、障がい者側の“(仕事が)ない”を、当社をハブに今後もうまくマッチングさせていきたい」と山本社長は話す。

PHOTO:SHINICHI YAMAGUCHI
問い合わせ先
ショーイチ
050-3151-5247

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ケイト・スペードが国際女性デーにトークイベント JOY(喜び)とメンタルヘルス、エンパワーメントのつながり について

世界中の女性たちがよりJOY(喜び)に満ちた人生を送れるよう、10年以上にって 女性をエンパワーする活動を続けてきた「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」(以下、ケイト・スペード)は3月8日の国際女性デーに、女性のエンパワーメントをテーマにしたトークイベントを銀座店で開催した。「ケイト・スペード」がエンパワーメントの基盤と捉えるメンタルヘルス(心の健康)の啓発活動を行うアクティビストや識者らが登壇しトークを交わした。

「JOY(喜び)の連鎖を生み出す」ために
世界の女性のメンタルヘルスを支援

世界中の女性たちが、よりJOYに満ちた人生を送れるよう、その基盤であるメンタルヘルスを中心に女性をエンパワーする社会活動の一環として行われた今回のイベント。3月8日に合わせて世界の旗艦店で国際女性デーを祝うイベントを開催し、シスターフッドを形成すると同時にメンタルヘルスの大切さを発信した。

同社は「JOYの連鎖を生み出すこと」を事業活動の根幹に据え、なかでもこれまで支援が行き届いていなかったメンタルヘルスのサポートに力を入れて、女性のエンパワーメント活動を行っている。2025年までに10万人の女性と女の子たちの支援を実現することを目標に、さまざまな活動団体と協業したり、心が踊るデザインが特徴の同社の商品を寄付したりしている。23年度はケイト・スペード ニューヨーク財団を通して適切なリソース提供のために500万ドルの資金提供を行った。

自分との対話が
メンタルヘルスのセルフケアの第一歩

イベントに登壇した柳澤綾子ケイト・スペード ジャパン社長は冒頭で、「メンタルヘルスは誰もが不調を経験するかもしれないのにもかかわらず、夕食時の会話に出てくる話題ではない。まずは皆さんがこのイベントを通して自分らしくJOYを育むためのメンタルヘルスの大切さを認識し、理解が広がるきっかけになってほしい」と参加者に呼びかけた。

第1部のゲストは、昭和女子大学キャリアカレッジの創設者で女性のキャリアコーチングなどを手掛ける熊平美香、アクティビストで「#なんでないのプロジェクト」代表の福田和子、メンタルヘルスを中心とした社会課題を発信する「ブロッサム・ザ・プロジェクト(BLOSSOM THE PROJECT)」代表の中川愛。それぞれが考えるメンタルヘルスの偏見をなくしていくために必要な変化などを議論した。

メンタルヘルスとは、精神疾患を指す「メンタルイルネス」、健康状態を指す「メンタルウェルビーイング」、ケアを実践する「メンタルフィットネス」の3つの要素から成り立つと考えられている。健康な時も病気の時も同じように重要であるにもかかわらず、日本では「メンタルイルネス」ばかりに焦点が当たっていることが語りづらさに一つの要因に上がった。

熊平は「ケイト・スペード」が2022年に世界の女性リーダーらと結成した「ソーシャルインパクト・カウンシル」の日本代表メンバーでもある。熊平は昨年「ケイト・スペード」がニューヨークで主催したグローバルサミットについて触れ、「現地では女性同士が連携して生まれる熱気を感じた。その動きが日本には圧倒的に足りない。女性が一丸となって女性を応援していく機運をもっと広めていきたい」と話し、シスターフッドの重要性を強調した。

自身もうつ病を経験した中川は「今まではなかなか(メンタルが)辛いと言い出せない環境だった。『ブロッサム・ザ・プロジェクト』でまず一番伝えたいことは、オープンに辛さを話していいということ。私たちはきっかけになるような話題をSNSで提供している。そうしたツールを活用して自分から心を開いていくことが大切だろう」と話した。

性教育の分野で活動する福田は「性の健康の分野でも病気にならないことや望まない妊娠をしないことだけではく、セクシャルプレジャー(性行動で快楽を得ること)も本来は認められるべき権利のはずだが、いまだにそこはタブー視されている。自分の好き嫌いを知ることが暴力を未然に防ぐことにもつながる。メンタルヘルスもセクシャルヘルスも自分との対話が第一歩だ」とコメントした。

メンタルヘルスは
美しい花を咲かせるための土壌

第2部ではモデルでメンタルメイクコーチとしても活動するSAWAと、「WWDJAPAN」編集長の村上要が登壇した。

SAWAが普及するメンタルメイクコーチングとは、コーチングのコミュニケーションスキルを通して自分の本来のポテンシャルを引き出したり、心の健康につなげたりするアクティビティーのこと。SAWAはコーチングに出合い、自分を傷つけることなく場面に応じて自己表現できるようになったといった経験談を語った。また「ケイト・スペード」が提唱する花をモチーフにしたメンタルヘルスのフレームワークについて触れ、「健全な土壌がないといくら水をあげても、太陽の光を浴びても美しい花は咲かない。あらためて重要性を認識した」とコメントした。

村上「WWDJAPAN」編集長は、「ファッションやビューティは楽しくなければ意味がない。でも心の健康が保てないと、楽しいことさえ楽しめなくなってしまう。メディアとしても心の健康作りに貢献していきたい」と話した。また自身のセルフケア方法として、通っているジムの仲間など仕事以外のコミュニティーに属しセーフティースペースを持つことなどを挙げた。

後半にはSAWAがコーチングのデモンストレーションを行った。参加者に対し「理想の自分を10点満点とすると、今の自分は何点ですか?」「それが5点だとしたら、6点にするために明日からできることはなんですか?」と質問。コーチとのこうした会話を通して「理想」と「現状」を細かく言語化し不安な気持ちを具体的な行動に移すことができるコーチングの効果を披露した。

イベント後には参加者同士が交流 
シスターフッドを結ぶ

トーク後には、参加者同士が交流会でシスターフッドを強めた。参加した浅野美奈弥さんは、「村上編集長が挙げていた、毎日5分間だけ従業員と自分のプライベートやメンタルの状況などについて話す時間を設ける施策はすぐにでも実践したい。事前に相手の置かれている状況が分かるだけでもいろんなコミュニケーションエラーを防げる。ほかにも今回たくさん参考にできる部分があった」とコメント。

上野智子さんは「普段から女性たちのつながりを感じられる場所作りは意識しているが、こうして安心していろんなことを話せる場所はもっと必要。今回もいろんなバックグラウンドの人が集まっていながらコミュニケーションがしやすかった。こういう機会をもっと増やしていきたい」と話した。

「ケイト・スペード」は、今後も活動を継続し、女性と女の子のメンタルヘルスについて話すだけでなく、世界レベルでこの重要な問題に投資し、提携し、提唱するための温かく魅力的な情報源であり続けることを目指していく。

問い合わせ先
ケイト・スペード カスタマーサービス
050-5578-9152

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ラザール ダイヤモンド ブティック銀座本店が移転リニューアル

世界三大ダイヤモンドカッターズブランド
と称される米ニューヨーク発
「ラザール ダイヤモンド」

ブライダルジュエリーの企画・販売を行うプリモグローバルホールディングス(以下PGHD社)の日本事業を運営するプリモ・ジャパン(以下PJ社)は、日本国内における米ニューヨーク発「ラザール ダイヤモンド(LAZARE DIAMOND)」の商標権を取得した。これによりPJ社は日本での独占販売権を得て、同ブランドのジュエリー販売を行う。またPGHD社は3月2日、ラザール ダイヤモンド ブティック銀座本店を東京・銀座4丁目交差点の銀座プレイス8階に移転しリニューアルオープン。銀座の中心から “The World’s Most Beautiful Diamond® (世界で最も美しいダイヤモンド)”の魅力を発信する。

世界で最も美しい
ダイヤモンドの輝き
「ラザール ダイヤモンド」

ダイヤモンドの世界三大カッターズブランドの一つといわれている「ラザール ダイヤモンド」は、宝石商の3代目ラザール・キャプランが1903年に創業した。120年を超える歴史を持つダイヤモンドに特化した老舗ブランドだ。ダイヤモンドに生涯を捧げた創始者のラザール・キャプランは1919年、ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出す理想のプロポーションである“アイディアルメイク”をカッティングにより実践し、その高度な技術が話題を集めた。1936年には726カラットもの伝説のダイヤモンド原石であるヨンカーダイヤモンドのカットに成功。ダイヤモンドを美しく輝かせる天才的な彼の実力は世界中に知れ渡り、“カッティングの魔術師”と呼ばれるようになった。七色に輝くダイヤモンドは、同ブランドの代名詞だ。正八面体を中心にゆがみのない原石を厳選し、原石が秘める僅かな光の根源までを捉える理想のプロポーションである“アイディアルメイク”を実現するため、ダイヤモンドの原石調達からカット、研磨と一連の皇帝を監修。比類なき最高峰の輝きを生み出している。一生に一度のブライダルリングとして、「ラザール ダイヤモンド」が選ばれる理由はここにある。

銀座の中心から
世界最高峰の輝きを発信

ラザール ダイヤモンド ブティックの銀座本店は2003年、日本初のブライダルブティックとして銀座中央通りにオープンした。この度、銀座の中心に移転リニューアルオープンした新店舗では、最高峰のダイヤモンドがきらめくブライダルジュエリーがバリエーション豊富にそろう。同店は、「ラザール ダイヤモンド」の新しいチャプターと言うにふさわしい、落ち着いたグレード感あふれるデザイン。洗練された広々とした空間で、ゆったりとダイヤモンドを選べるようになっている。店舗を構える銀座プレイスは地下鉄銀座駅と直結しており、利便性の高い好立地からブランドの世界観を広く発信する。

ラザール ダイヤモンド ブティック銀座本店の移転リニューアルを祝うオープニングセレモニーが華やかに開催された。会場となった同店には、モデルの大屋夏南や佐藤晴美やらが「ラザール ダイヤモンド」のジュエリーをまとって来場。来場者は、虹色に輝くダイヤモンドの美しさに魅了された。

ブランディングの統一により
認知度をアップ

PJ社は03年6月に銀座本店をオープンして以来、20年以上にわたって「ラザール ダイヤモンド」のジュエリーを販売してきた。現在、同ブランドの直営店は15店舗。それ以外にも百貨店33店舗、卸先小売店101店舗で販売している。某媒体が4〜5万人を対象に行ったブライダルリングの顧客満足度のアンケートによると、「ラザール ダイヤモンド」は国内第3位にランクインした。特にマリッジリングの人気が高く、売り上げは伸長している。24年度の年商は、約40億円の年商になる見込みだ。昨年11月に日本国内における「ラザール ダイヤモンド」の商標権を取得したことにより、成長への道のりが確実になった。ブランディングを統一することにより、顧客満足度が高いブランドの世界観を広めていきたい。ラザール・キャプラン・ジャパン・インクと共同でブランドの認知度向上と販路拡大を図り、28年度までに直営店と卸事業で、年間売上50億円を目指す。

問い合わせ先
プリモ・ジャパン
03-6226-6261

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ラザール ダイヤモンド ブティック銀座本店が移転リニューアル

世界三大ダイヤモンドカッターズブランド
と称される米ニューヨーク発
「ラザール ダイヤモンド」

ブライダルジュエリーの企画・販売を行うプリモグローバルホールディングス(以下PGHD社)の日本事業を運営するプリモ・ジャパン(以下PJ社)は、日本国内における米ニューヨーク発「ラザール ダイヤモンド(LAZARE DIAMOND)」の商標権を取得した。これによりPJ社は日本での独占販売権を得て、同ブランドのジュエリー販売を行う。またPGHD社は3月2日、ラザール ダイヤモンド ブティック銀座本店を東京・銀座4丁目交差点の銀座プレイス8階に移転しリニューアルオープン。銀座の中心から “The World’s Most Beautiful Diamond® (世界で最も美しいダイヤモンド)”の魅力を発信する。

世界で最も美しい
ダイヤモンドの輝き
「ラザール ダイヤモンド」

ダイヤモンドの世界三大カッターズブランドの一つといわれている「ラザール ダイヤモンド」は、宝石商の3代目ラザール・キャプランが1903年に創業した。120年を超える歴史を持つダイヤモンドに特化した老舗ブランドだ。ダイヤモンドに生涯を捧げた創始者のラザール・キャプランは1919年、ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出す理想のプロポーションである“アイディアルメイク”をカッティングにより実践し、その高度な技術が話題を集めた。1936年には726カラットもの伝説のダイヤモンド原石であるヨンカーダイヤモンドのカットに成功。ダイヤモンドを美しく輝かせる天才的な彼の実力は世界中に知れ渡り、“カッティングの魔術師”と呼ばれるようになった。七色に輝くダイヤモンドは、同ブランドの代名詞だ。正八面体を中心にゆがみのない原石を厳選し、原石が秘める僅かな光の根源までを捉える理想のプロポーションである“アイディアルメイク”を実現するため、ダイヤモンドの原石調達からカット、研磨と一連の皇帝を監修。比類なき最高峰の輝きを生み出している。一生に一度のブライダルリングとして、「ラザール ダイヤモンド」が選ばれる理由はここにある。

銀座の中心から
世界最高峰の輝きを発信

ラザール ダイヤモンド ブティックの銀座本店は2003年、日本初のブライダルブティックとして銀座中央通りにオープンした。この度、銀座の中心に移転リニューアルオープンした新店舗では、最高峰のダイヤモンドがきらめくブライダルジュエリーがバリエーション豊富にそろう。同店は、「ラザール ダイヤモンド」の新しいチャプターと言うにふさわしい、落ち着いたグレード感あふれるデザイン。洗練された広々とした空間で、ゆったりとダイヤモンドを選べるようになっている。店舗を構える銀座プレイスは地下鉄銀座駅と直結しており、利便性の高い好立地からブランドの世界観を広く発信する。

ラザール ダイヤモンド ブティック銀座本店の移転リニューアルを祝うオープニングセレモニーが華やかに開催された。会場となった同店には、モデルの大屋夏南や佐藤晴美やらが「ラザール ダイヤモンド」のジュエリーをまとって来場。来場者は、虹色に輝くダイヤモンドの美しさに魅了された。

ブランディングの統一により
認知度をアップ

PJ社は03年6月に銀座本店をオープンして以来、20年以上にわたって「ラザール ダイヤモンド」のジュエリーを販売してきた。現在、同ブランドの直営店は15店舗。それ以外にも百貨店33店舗、卸先小売店101店舗で販売している。某媒体が4〜5万人を対象に行ったブライダルリングの顧客満足度のアンケートによると、「ラザール ダイヤモンド」は国内第3位にランクインした。特にマリッジリングの人気が高く、売り上げは伸長している。24年度の年商は、約40億円の年商になる見込みだ。昨年11月に日本国内における「ラザール ダイヤモンド」の商標権を取得したことにより、成長への道のりが確実になった。ブランディングを統一することにより、顧客満足度が高いブランドの世界観を広めていきたい。ラザール・キャプラン・ジャパン・インクと共同でブランドの認知度向上と販路拡大を図り、28年度までに直営店と卸事業で、年間売上50億円を目指す。

問い合わせ先
プリモ・ジャパン
03-6226-6261

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伊老舗レザーブランド「セラピアン」 「日本女性にミラノの美学を届けたい」とCEO

イタリア・ミラノで1928年に誕生した高級レザーブランド「セラピアン(SERAPIAN)」。柔らかなラムのナッパレザーを、イタリアの職人たちが丁寧に編み込んだデザイン“モザイコ”は、ミラネーゼの洗練された美学を感じさせる。2017年に「カルティエ(CARTIER)」「クロエ(CHLOE)」などを擁するリシュモングループ傘下に入り、特に女性客からの支持を伸ばしている。6月には東京・銀座に新たな旗艦店のオープンを控え、日本市場にも力を入れる。マキシム・ボヘ(Maxime Bohe)最高経営責任者(CEO)にミラノの本社ヴィラ・モーツァルトで話を聞いた。


“ミラネーゼの手”が生み出すバッグ
洗練された美学を持つ
女性たちから支持

「WWDJAPAN」(以下、「WWD」):リシュモングループに参入以降、ウィメンズカテゴリーを強化している。

マキシム・ボヘCEO(以下、ボヘCEO):ここ数年で、ウィメンズは2ケタ増のペースで伸びている。「セラピアン」は創業当時からスカラ座でオペラを鑑賞したりモンテ・ナポレオーネ通りへ買い物に出かけたりするときにユニークなバッグを持ち歩きたいという淑女たちの欲求をかなえてきた。今あらためてウィメンズが急速に伸びているのは、高い職人技術と実用性、“クワイエット・ラグジュアリー”のトレンドの中でも際立つクリエイションといった、現代の女性たちが求めるものを提案できているからだろう。昨年はニューヨーク、直近はアブダビにも出店し、戦略的に販路も広げている。次は東京の旗艦店だ。銀座という東京の中心でミラノの本社ヴィラ・モーツァルトの雰囲気を再現するつもりだ。

「WWD」:現在の「セラピアン」ウーマンとはどんな人たち?

ボヘCEO:さまざまなラグジュアリーブランドを楽しんできたが、今もう一度ユニークで貴重なものを持ちたいと思っている女性たち。顧客は建築家やアートコレクターら総じて自分のテイストが明確で洗練されたものの美学を理解している人たち。同時に彼女たちは、「セラピアン」を通してそうした美学を共有するコミュニティーに属していることにも誇りを持っている。

「WWD」:あらためて「セラピアン」の強みは?

ボヘCEO:私たちが“ミラネーゼの手”と呼んでいる職人技だ。今でも全ての製品をイタリアで生産しているのは、柔らかで軽量な製品を作ることができる“ミラネーゼの手”があってこそ。現在は25人の職人がいる。15年以上の経歴を持つマスター職人の女性は創業者の妻のジーナ・セラピアン(Gina Serapian)から直接指導を受け、そのノウハウを今若い世代に教えている。本に書かれたマニュアルではなく創業者から受け継いだ技をマスター職人たちが丁寧に伝え続けている点は強みだろう。しかし生産ペースを維持しながら規模を拡大するには、どうしても職人が足りない。今後は職人たちがお客さまと直接コミュニケーションを取ったり、ときには一緒にデザインを考えたりする機会を増やして職人自身が若い世代にインスピレーションを与えることが重要だと考えている。

銀座店では真のミラネーゼ体験を届ける

「WWD」:銀座の新たな旗艦店はどんな店になる?

ボヘCEO:真のミラネーゼ体験を届けたい。それが私たちに求められていることだからだ。店の外壁には、ミラノの建築によく使われるマリア・テレジア・イエローと呼ばれる柔らかなイエローを採用した。ミラノの街を歩くと本当によく見かけるミラネーゼがとても好きな色。ヴィラ・モーツァルトと同様のデザインのエントランス、大理石の床、イタリアの職人が手掛けた壁など、至る所でミラノを感じてもらえるはずだ。

「WWD」:「セラピアン」はビスポークサービスも強みだ。

ボヘCEO:ミラノのアトリエでの体験を再現するべく、イタリアで訓練を積んだ職人が店内に在中する予定だ。全てのお客さまに“モザイコ”ができる過程を見てもらい、美しさを理解してもらいたい。

WWD:特に日本の女性に向けてはどんな製品でアピールしていく?

ボヘCEO:今の時代は特にオーセンティックなブランドが求められている。私たちの製品は、時代や文化を超えて求められる要素を最初から備えている。例えば1970年代に誕生した“シークレット”バッグは今でも人気だ。幸いなことに、ミラノの女性と東京の女性は好みやライフスタイルにおいて多くの共通点がある。洗練されていてエレガントなものを好む傾向があるし、どちらも大都市を舞台にアクティブに過ごしている。「セラピアン」の製品は着替える時間がなくても朝からイブニングのパーティーシーンまで持てる。電車での移動時にも使いやすく現代生活にもきちんとマッチする。メゾンのDNAを一貫した製品で表現し、真のミラネーゼとしてのアイデンティティーを届けることに注力していきたい。

“シークレットガーデン”を
イメージした会場で
新作コレクション発表

ミラノ・ファッション・ウイーク中には、本社兼アトリエのヴィラ・モーツァルトで2024-25年秋冬コレクションのプレゼンテーションを行った。会場にはプラントアーティストの川本諭がイタリアと日本の植物を使ったインスタレーションをしつらえ、シーズンテーマである“シークレットガーデン”を演出した。

旅行が大好きでアクティブだという創業者の息子の妻の名アニ・セラピアン(Ani Serapian)にちなんで名付けた新作“アニ”バッグは、メゾンのアーカイブ“バウレット・トラベルバッグ”を日常的に使えるミニサイズでアップデートしたもの。さまざまな定番製品からは、自然から着想を得た美しいトーンの変化が特徴的なグラデーションのデザインの"キアロスクーロ"のほか、スエードやエキゾチックスキン、イタリアンウールなどを組み合わせて表情に絶妙な変化をつけた新たな“モザイコ”デザインなどが登場した。

日本の老舗着物ブランド
「千總」 とコラボ

24-25年秋冬コレクションのもう1つの目玉は、日本の老舗着物ブランド「千總」 とのコラボレーションアイテムだ。「イタリアと日本に咲く架空の花」をイメージした幻想的な花のデザインを元にしたカラーパレットや、バッグのライニングやシルクスカーフにも施した。同アイテムは、銀座旗艦店で発売予定だ。

PHOTO:THE STREET PIE
問い合わせ先
リシュモン ジャパン
03-4572-4930

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洋服で人の可能性を拡げる繊維テクノロジー「アドエルム」

“EXPAND YOUR POSSIBILITIES(あなたの可能性を拡げる)”をコンセプトに掲げて、人体に備わっている能力を引き出すことが期待される繊維テクノロジー「アドエルム(AddElm)」。従来の吸水速乾や抗菌防臭、保湿といった機能性素材とは異なり、素材が人体に触れたときに起こる生理反応=人体生理学に着目して開発された。「体幹バランスが整う」「カロリー消費量増加傾向」「筋肉の活動領域がアップし怪我のリスクを軽減」「集中力をサポート」など、身に着けることでコンディションの変化を期待する声がある。「アドエルム」とは何か?

※効果を保証するものではありません。

人の生活周期
(サーカディアンリズム)に合わせて
テクノロジーを着替えるという
新しい価値を提案する

「アドエルム」は、さまざまな元素を持つ鉱石を複数調合したミネラルパウダーを繊維などの素材に加工し、その素材が皮膚に刺激を与えたときの反応を利用して、身体能力や休息の効率を高めることを狙い開発された。

「アドエルム」は、従来の吸水速乾や抗菌防臭など、生地の評価試験によって定められた機能素材のことを「1 G(1st Generation)」と定義。そして、生地としての評価試験だけではなく、人体生理学を基盤に人体への作用を考慮しながら素材開発を行い、その影響を評価したものを次世代の機能性素材「2 G(2nd Generati on)」と定義する。「2G」である「アドエルム」は、人体生理学、脳科学、心理学に基づいて研究開発を重ね、身体のメカニズムやパフォーマンス向上、コンディションを整えるといった目的に合わせて、身体に生理反応を起こさせるよう働きかける鉱石の調合パターンを、検証に検証を重ねて導き出した。

「ISPO」で評価された
“ヒーロースーツ”

世界最大のスーツ展示会「ISPO」でのアワード受賞時

「アドエルム」は現在、睡眠をサポートする「add. 00」、リラックスを追求する「add. 01」、日常をアクティブにする「add. 02」、アスリートを対象にした「add.03」の4つを展開。毎日をより快適に過ごすための新しい洋服選びを提案している。

世界最大級のスポーツ展示会「ISPO」でも評価されている。2020年に世界TOP 10の素材に選出されて以降、飛ぶ鳥を落とす勢いでさまざまな賞を受賞。アスリート向けの「add. 03」で作った代表アイテム“ヒーロースーツ”は、機能、デザイン、コンセプトが評価され、「ベストプロダクト」を受賞。アクティブな動きにも対応できるようにストレッチ素材で開発したメイドインジャパンのデニムはストリートスポーツ部門で「セレクション」を受賞した。

「『アドエルム』はアパレル業界の
“インテル”を目指す」

──「アドエルム」の開発の経緯は?

杉本健 アドエルム テクノロジー会長、アドエルム USA社長(以下、杉本):学生時代に野球に取り組み、グラフィティーアートや、スケートボードなどの経験からスポーツウエアに関心を持つようになり、20歳から34歳まで、スポーツ、カジュアルウエアのデザイナーとして活動していた。当時は年間で700型ほどをデザインしており、かなり忙しかった。ある日、ロゴが付いていない状態のジャージーのサンプルが上がってきたときに、一瞬、スポーツウエアなのかカジュルルウエアなのかが分からなかった。素材は同じポリエステルで、形は同じデザイナー(自分)が描いているので似ている。よりアスリート用、よりカジュアル用に作っているとはいえ、パッと見では分からない。そのときに「スポーツウエアってなんだろう?」と疑問が湧き、このスポーツウエアは本質的にアスリートのサポートができているのだろうか?ということをすごく感じた。自分はアメコミが好きで、アメコミには着るだけで元気になったりパワーアップしたり、ヒーローの特性に合わせた“ヒーロースーツ”がたくさん登場する。元々は、“ヒーロースーツ”を作るようなデザイナーになりたいという思いがあったはずなのに、現実とはずいぶんギャップがあるなと感じてしまった。いわゆる生地の良いスポーツウエアの特徴は、吸水速乾や抗菌防臭などがあるが、それがだんだんとカジュアルに応用されていくので、生地から作ると全て一緒になってしまう。それであれば、原料から作ってみたい。そんなときに、人生で生まれて初めて自分の信じている力以上のものが働いたことがあり、何が要因なのかと調べたら、鉱石だった。放射線を含んだ石で細胞核を刺激することで、身体を元気にするものという。そのときのそれが良かったかどうかというよりは、それがきっかけで鉱石に興味を持ち、生活やシーンにどう適合できるかを整理して、適合したものを作ろうと考えたのが開発のきっかけだ。

──「アドエルム」では評価基準をどのように設けているのか?

杉本:皮膚は痛点、温点、冷点、圧点の4つの感覚器を備えている。例えば、寒さを感じると毛穴を閉じ、暑さを感じると毛穴を開いて発汗し、体温を調節する。考えれば考えるほど、皮膚に興味が湧いていった。従来、人はそんなマルチファンクショナルウエア(皮膚)を身に着けているのに、これまでの機能性ウエアの考え方では、その機能を生かせない。それで、身体の持っている機能にフォーカスし、うまく利用できる素材、あるいは機能を拡張する素材のための糸を開発する考えに至った。「アドエルム」は自分自身がパウダーの調合、元素の調合から、全てに関わっており、人間の身体で人体生理試験を行ったデータを評価値としている。スポーツウエアをデザインしていたときに、パフォーマンスアップの商材はたくさんあるのに、パフォーマンスに対しての基準値は確立していなかった。例えば、100m走でも午前と午後でタイムが変わる。その0.3秒変わることがすごく大きい世界なのに基準がない。だから、もっと科学的にできないかを考え、人体生理学に着目した。そして、物性評価に基づく従来型の機能素材を「1G(1st Generation)」とし、「アドエルム」のように人の身体にフォーカスして開発した素材を「2G(2ndGeneration)」と定義付けた。とはいえ、物性の評価基準はあっても、素材が人体のパフォーマンスやコンディションにどのような影響を与えたのかを評価する基準は存在しない。だから、自分たちが評価するための指数「アクティブ・インデックス」を設けた。これが「2G」の評価基準。消費者が目的や体調に合わせて商品を選びやすく、比較購買しやすいことが基準を設けた最大の理由だ。開発者や販売者にとっても基準があることで開発や接客がしやすくなると考えている。これまでに、検査機関と延べ100 人以上の被験者の協力を得て、「アドエルム」製品の着用試験を実施し、筋電図や脳波、心拍、呼気代謝といったデータを取得してきた。取得データをグラフで可視化し、「アクティブ・インデックス」を示している。

テクノロジーを生かした
プライベートブランドも展開

── 今後の展望は?

杉本:「アドエルム」はテクノロジー会社であるからこそ、自社PB(プライベートブランド)も必要になってくると考えている。現在、その地域でしかできないことを表現した「アドエルム トウキョウ」、コラボレーションを積極的に行うストリートウエアなどのアパレルライン、アスリート向けのスポーツライン「ヒーロースーツコレクション」、バスケットボールや野球などのライセンシーブランドの4つを軸にしている。24時間、生活の時間軸になるようなライフハックウエアを作り、それを広げながら他企業にたくさん提供できるプラットフォームになっていきたい。昨年はアメリカに子会社であるアドエルム USAを立ち上げた。今年は、海外でもライセンシーが立ち上がる。世界中のアパレルブランドに「アドエルム」のテクノロジーを使ってもらい、アドオンすることによって機能を高めていきたい。「アドエルム」はアパレル業界の“インテル”を目指す。

PHOTO:SHUHEI SHINE
TEXT:YUKI KOIKE
問い合わせ先
アドエルム テクノロジー
https://addelm.com/pages/contact

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保水ミネラルで髪に潤いを 新クレイヘアケア「クレンド」がデビュー

ボトルワークス,クレンド,CLEND

ビューティ&ライフスタイルブランドを展開するボトルワークスから、天然クレイ※1を配合したヘアケアブランド「クレンド(CLEND)」が、現在一部のバラエティーショップとブランド公式サイトで先行販売中だ。健やかな髪と地肌を築くために必要不可欠なミネラルに注目した「クレンド」の商品には、ミネラルを豊富に含む天然クレイ※1を配合。高い洗浄力のみならず、髪に潤いを与えるクレイの力を余すことなく引き出した、これまでにないヘアケアブランドだ。

“落とす”“潤す”の両立をかなえ、
美髪へ導くクレイブレンド処方

ボトルワークス,クレンド,CLEND

髪の成長を促す重要な栄養素であるミネラルが不足すると、うねりや広がり、パサつきなど、さまざまな悩みの要因になり得る。しかしミネラルは体内で生成できないため、食事や日頃のヘアケアで取り入れることが必要だ。「クレンド」に含まれる天然クレイ※1のミネラルは、汚れを落とすだけではなく、ダメージにより空洞化した髪に潤いを与え、芯からキューティクルまでを補修。水分と油分のバランスをととのえながら、まとまりのある艶髪へと導く。さらにヒートプロテクト成分※2を配合し、ドライヤーなどの熱ダメージから髪を守りながらケアすることが可能だ。

シャンプー、トリートメント、ヘアオイルの
ライン使いでかなえる美髪ケア

今回「クレンド」から発売したのは、地肌と髪の汚れを落とすシャンプー、毛髪内部の空洞化※3とキューティクルを補修するトリートメント、髪のパサつきや広がりを抑えて艶を与えるヘアオイルの3種のアイテム。ライン使いすることで、健康的な地肌と髪の土台を築き上げ、まとまりの良い美髪へと導く。また、鉱物油、アルコール、パラベン無添加で、地肌への優しさも追求した。ブランド担当者が「リッチな泥美容体験をイメージし、バスルームのインテリアとしても男女問わず使いやすい、スタイリッシュなデザインを目指した」と語るように、バケツを彷ふつとさせるステンレスの取手がついたパッケージも印象的だ。

詰め替え用リフィルや
旅行にも便利なトライアルサイズも

“クレンド リッチモイスト ディープクレンジング ミネラル シャンプー” “同 リッチモイスト ディープリペア ミネラル トリートメント”の詰め替えリフィルも登場。さらに、持ち運びやすく、旅行などの外泊時にもおすすめなトライアルサイズもラインアップする。

※1フルボ酸(保湿)/モロッコ溶岩クレイ、カオリン、海シルト、腐植土抽出物(全て保湿)[“クレンド リッチモイスト シャンプー”“同 リッチモイスト ヘアトリートメント”に配合]/フムスエキス(保湿)[“同 リッチモイスト ヘアオイル”に配合]

※2γ−ドコサラクトン(保湿)[“同 リッチモイスト シャンプー”“同 リッチモイスト ヘアトリートメント”に配合]/メドウフォーム−δ−ラクトン(保湿)[“同 リッチモイスト ヘアオイル”に配合]

※3髪内部のダメージのこと

問い合わせ先
ボトルワークス
03-5962-5993

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「サードマガジン」に感じるスピリット【メルローズと私vol.2 スタイリスト・大草直子さん】

メルローズは「マルティニーク(MARTINIQUE)」「ピンクハウス(PINK HOUSE)」など個性的なブランドを運営し、昨年50周年の節目を迎えた。同社と関わりの深い人たちによる連載「メルローズと私」の第2回のゲストは、大草直子さん。エディターやスタイリストとしてさまざまな服と接してきた大草さんの目に、メルローズはどのように映っているのか。ブランド立ち上げ当初からゆかりのある「サードマガジン」ショールームで話を聞いた。

育ちの良さそうな若者が、
はみ出そうと冒険する

高校生のころ、一番好きなDCブランドが「ジャストビギ」でした。人気のスタジャンは10代の私には高価すぎるため、なかなか手が出ませんでしたが、学校のテストの点数が良いときに母におねだりしたのも良い思い出です(笑)。あれから約30年が過ぎた今、私の23歳の娘が「ジャストビギ」のスタジャンがY2Kアイテムとして若者に人気だと教えてくれました。確かに古着市場を見ると、当時の商品がけっこういい値段で売買されていてびっくりです。本物は時代を越えて伝わるんですね。

私なりにメルローズやビギグループを表現すると「育ちの良さそうな若者が、ちょっとはみ出そうと冒険する」――そんな感じでしょううか。品格があって着る人を最大限に美しく見せるけれど、その枠だけに収まらない何かがあるのです。

例えば青山の「プレインピープル」のお店に入ったとき、調味料や食器が真ん中に陳列されているのに衝撃を受けました。洋服屋さんなのに出汁を売っている!着るもの、食べるものを一つのライフスタイルの軸で表現しているのが斬新でした。一方「マルティニーク」は、セレクトショップといえば尖った流行やモードを打ち出すのが当たり前なのに、育ちの良さ、クラッシーさを感じさせる。母と娘で買い物ができるお店ですね。それがかえって新しいと思いました。昨年と同じことはしたくない、他と同じことはしたくない。きっと、これがメルローズが脈々と築き上げてきた矜持だと思うのです。新しいことに挑戦し続けるのは簡単なことではありません。エネルギーが必要だし、険しい道です。でも、そうした姿勢だから半世紀もファッション業界をリードする存在であり続けたのでしょう。

訪れるたびに刺激を受ける場所

象徴的なのが2018年にスタートした「サードマガジン」です。EC(ネット通販)と連動したショールーミングストアを代官山に設け、1人のお客さまを感動的な接客でおもてなしする。代官山の一等地の広いスペースなのに、商品をずらりと並べて売るわけでない。画期的な挑戦だと思いました。スタートから5年以上が過ぎても、しっかりとお客さまに支持されているのも素晴らしいところ。

私も商品リースでよく代官山の「サードマガジン」を訪れますが、仕事はすぐに終わらせて、つい自分の買い物に夢中になってしまいます(笑)。SNSやユーチューブが全盛ですが、ここはディスプレーを含めて次々に新しい提案が行われるのでライブ感があるんです。訪れるたびに刺激を受けます。

「サードマガジン」には、クリエイティブディレクターの中山彩子さんの強いメッセージがあります。メッセージとは、すなわち服にスピリットを入れ込むこと。これがあるかないかが決定的な差を生みます。メルローズの人たちは服の力を信じ、服をリスペクトしている。だからタイムレスな魅力を放つのでしょう。

問い合わせ先
メルローズ
03-3464-3310(代表)

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「ロンシャン」2024年春夏のテーマは“現代のパリジェンヌ”を謳歌する大学生たち

ロンシャン(LONGCHAMP)

「ロンシャン(LONGCHAMP)」が2024年春夏コレクションでフォーカスしたのは、パリの大学生生活を存分に楽しむフレッシュな女性たち。ボヘミアンとフレンチシックなスタイルをミックスした現代のパリジェンヌたちのリアルな日常に、最新コレクションのバッグが彩りを添えている。

国際色豊かな学生たちが集う
「ロンシャン大学」

クリエイティブ・ディレクターのソフィ・ドゥラフォンテーヌが今季描いたミューズは、架空の大学「ロンシャン大学」に通う国際色豊かな顔ぶれの学生たち。自由な好奇心に満ち溢れ、パリのアパルトマンでルームシェアをしながら勉強や遊びを存分に楽しむ。そこでパリの流儀や文化に感化され、“現代のパリジェンヌ”へと成長するストーリーだ。

コレクションで提案されているのは、「ロンシャン大学」のロゴが目を引くスエットに、レザースカートやギャバジンのバミューダショーツといったシックなアイテムを組み合わせた彼女たちのスタイル。そこに洗練されたデザインの“ル フローネ”ウオレットや、教科書などの荷物がたっぷり入る“トレ パリ”のショルダーバッグを加えてコーディネートが完成する。“エピュレ”の中からのぞく鉛筆やノートから、彼女たちが大学で美術を専攻していることがうかがえる。

現代のパリジェンヌたちの
日常にフォーカス

彼女たちが生活するのは、5区のカルチエ・ラタンや6区のサン・ジェルマン・デ・プレといったパリの中でも象徴的なエリア。ウエストを結んだTシャツにロングドレスの軽快なスタイルで、アートギャラリーや展示会、古本屋などを巡ってセンスを磨く。柄物セットアップの1970年代スタイルにロゴTシャツを合わせるといった、スポーティーなミックススタイルもお手のもの。グレーやネイビー、ブラック、ヌードピンクの控えめなカラーの装いに、“ロゾ”のバッグでシルバーやホワイト、オレンジといったアクセントになる差し色を加え、色合いのコントラストを楽しんでいる。

「ロンシャン大学」の日常を切り取った
2024年春夏キャンペーンムービー

芝生にレジャーシートを敷いて、ランチの時間を楽しむ「ロンシャン大学」の学生たちを描いたムービーを公開中。学生生活を思い切り楽しむシティガールたちの傍で、「ロンシャン」のバッグがさりげなく主張する。

好奇心に満ちた
彼女たちのアイコンバッグ“ロゾ”

大学生生活を送る彼女たちのアイコンバッグは“ロゾ”。ダッフルコートの留め具に着想した“バンブー”トグルがカジュアルシックなスタイルに好相性だ。上品なカウハイドレザーからゴートスキン、大きなストラップがポイントのカーフスキンまで、素材もカラーも豊富なラインアップ。ボヘミアンなフラワーモチーフをのせたコットンキャンバスのバケットバッグも登場した。

TEXT : CHIKAKO ICHINOI
問い合わせ先
ロンシャン・ジャパン
0120-150-116

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「トゥミ」アジア初の旗艦店が東京・表参道に 代表的コレクションに着想した世界初のコンセプト

トゥミ(TUMI)トラベルとライフスタイルのインターナショナルブランド「トゥミ(TUMI)」は、アジア太平洋地域初の旗艦店を東京・表参道に12月21日にオープンした。世界初のストアコンセプトを採用し、美と機能を追求するブランド精神を体現する店舗だ。

ブランドアイコン
“19 Degree”コレクションに着想

同店は売り場面積約160平方メートルの1フロア構成。印象的なストアデザインは、ブランドを代表する“ナインティーン ディグリー(19 Degree)”コレクションに着想したものだ。同コレクションの特徴である、波打つようなケースデザインを、250枚の流線的なアルミニウム板で表現した。接客用テーブルや什器にはブランドイニシャルである“T”のモチーフをあしらい、店内中央にはアメリカ・ニューヨークを拠点とするアーティスト、マイケル・マーフィー(Michael Murphy)による立体的な作品を展示。ある角度からは“ナインティーン ディグリー”のスーツケースに見え、別の角度からは“T”ロゴのモニュメントに見える作品が、来店客の好奇心を刺激する。

なぜ東京なのか?
クリエイティブ・ディレクターに聞く

世界初となる“ナインティーン ディグリー”に着想した革新的な店舗を、なぜ東京に構えるのか。ヴィクター・サンズ(Victor Sanz)「トゥミ」クリエイティブ・ディレクターは、「東京は、ブランドにインスピレーションをもたらす特別な場所だ。ファッションやアート、カルチャーなど、あらゆる要素が複雑に入り混じり、世界で類を見ない独自性を持つ。また、ユーザーの感度も非常に高く、その期待に応えるためにチャレンジを続けている。世界初のストアコンセプトを持つ旗艦店を設けるとき、東京以外には考えられなかった」と語る。

同ブランドは1975年の創業以来、生活における“移動”を、より快適に、美しくするためのアイテムを創り続けている。「機能と美しさは相反するものだと思う人もいる。しかし、われわれはそれらの両立を求め続けた。“ナインティーン ディグリー”はその象徴だ。コロナを経て、世界が再びアクティブになった今、この店を通してブランドの姿勢を改めて示したい」。

2024年春夏のキーワードは
“ウルトラ-クラフト”

店内では、2024年に発売するコレクションをフルラインアップし、先行販売する。今シーズンは、職人たちの熟練の技巧と、機能性を融合させた“ウルトラ-クラフト”という考えと、シンガポールの景観に着想した鮮やかな色彩を組み合わせる。

軽量ナイロンを使用した女性向けコレクション“ヴォヤジュール(Voyageur)”は、既存のボディーバッグやハンドバック、バックパックをベースに、組みひものレザーディテールを組み合わせた。カラーは、リゾート地として知られるセントーサ島の夕焼けをイメージしたマルチカラー“セントーサ サンセット”をはじめ、春らしいライトモーブやトレンド感のある淡いブルーなどを用意した。都市生活からアウトドアまで、さまざまなシーンに対応する“アルファ ブラヴォ(Alpha Bravo)”コレクションでは、黒から赤、黒から青への変化するグラデーションカラーを採用。美しく幻想的な色合いが、実用的なコレクションを彩る。

アクティブな女性に向けたハンドバッグの新コレクション“アスラ(Asra)”は、結び目をアクセントにしたショルダーストラップ、ボディーにあしらったプリーツなど、手仕事を感じる意匠を積極的に取り入れた。ストアコンセプトにもなった“ナインティーン ディグリー”は、トラベル以外のシーンにも対応するため、バックパックやミニバッグといったアイテムを拡充する。コレクションを象徴する、“19度”の斜角デザインと高い耐久性はそのままに、ショッピングやプライベートなど、より日常的なニーズに応える。

持続可能な世界への
飽くなき探求

同ブランドは、持続可能な社会の実現に向けた取り組みにも積極的だ。“アルファ ブラヴォ”や“ナインティーン ディグリー”などのコレクションには、環境に配慮した素材を採用。リサイクルナイロンやリサイクルポリカーボネート、ペットボトルを原料とする再生ポリエステル、水への負荷が少ない水性ポリウレタンによるコーティング、リサイクル亜鉛を使用した副資材、再製紙を使った商品タグなどを使用している。通常商品と同様に30もの商品テストを実施し、耐久性も妥協しない。さらには2025年までのCO2排出量15%削減と、事業に使用するエネルギーを100%再生可能エネルギーに転換することを目指し、世界中の事業所で変革を進めている。

問い合わせ先
トゥミ・カスタマーセンター
0120-006-267

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企業側の負担ゼロ、ショーイチ衣料品リサイクル “三方よし”な仕組みで笑顔を生む

アパレル余剰在庫の買い取り事業で知られるショーイチ(大阪、山本昌一社長)は近年、衣料品リサイクル事業にも注力している。世の中の環境意識の高まりを背景に、余剰在庫のリサイクルを推進しようとショーイチに興味を持つファッションブランドや小売店は増えているが、他のリサイクル企業と比較した際、「ショーイチはコストの面でも強みがある」と山本社長は話す。公式サイトでも、「廃棄より環境によく、廃棄より安価」と自社のリサイクル事業を打ち出しているが、これは一体どういうことか。

ブランド側は“廃棄費用ゼロ”

一般的に余剰在庫は産業廃棄物として扱われ、リサイクルしようとする場合は、ブランドや小売店側がリサイクル企業に料金を支払う仕組みになっている。しかし、ショーイチは自治体からの助成金も得て運営している自社グループ内の就労支援施設を活用。就労支援施設の“仕事”としてリサイクル原材料となる余剰在庫を買い取り、同施設で仕分けや解体、タグカットを行うことで、ブランドや小売店側は“廃棄費用ゼロ”となり、就労支援施設は仕事やその対価を得ることができ、ショーイチはリサイクル事業を推進できる。そんな“三方よし”を実現している。

グループ内の就労支援施設でタグカット

2023年6月のある日、大阪にあるショーイチの倉庫を訪ねた。倉庫の一角で、リサイクル原材料である余剰在庫の仕分けや解体、タグカットを行っていたのは、徒歩5分ほどの距離にある就労継続支援事業所「やさしいあおぞら」の通所者や施設スタッフ、計15人ほどだ。タグのどの部分をカットするかはブランドや商品ごとに異なっており、ファスナーの取り外しなどは想像以上に手間がかかる。ここでは、通所者3〜4人ごとに1人の施設スタッフがつき、丁寧に指示を出していた。タグを取り、解体された余剰在庫が、提携工場に運ばれて再生ウールやフェルト製品に加工される流れになっている。

経験を生かし、一般企業への就職も

「やさしいあおぞら」はショーイチのグループ会社が運営しており、倉庫ではショーイチ側の担当者と施設スタッフとで情報共有を密に行っているという。例えば、倉庫内の温度が暑いという声が出た際には、ショーイチが迅速に送風機や空調付きの服を用意した。また、通所者の仕事の範囲をタグカットに限定せず、希望者には倉庫内で別の作業を任せることもある。通所者は施設を出た後に、その経験を生かして一般企業に就職するケースもあるという。「やさしいあおぞら」以外にも、ショーイチはグループ内で5軒の就労支援施設を運営している。

「関わる人全てが笑顔になる仕組み」

「困ったことや分からないことがあったらすぐに聞ける。楽しく仕事をしている」と、倉庫でタグカットをしていた「やさしいあおぞら」の通所者の女性は話してくれた。ショーイチの山本社長は、自社のリサイクル事業の特徴の1つとして「笑顔」を挙げる。「『やさしいあおぞら』の通所者も、取引先のブランドや小売店も、われわれも、関わる人皆がそれぞれにメリットがある仕組みを実現しており、それが笑顔につながっている」と山本社長は話す。

問い合わせ先
ショーイチ
050-3151-5247

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「マルティニーク」に一目ぼれ【メルローズと私vol.1 ビルダーズ代表・安田耕司さん】

1973年創業のメルローズは今年50周年を迎えた。「マルティニーク(MARTINIQUE)」「ティアラ(TIARA)」「ピンクハウス(PINK HOUSE)」 など個性豊かなブランドを運営する同社とゆかりの深い人たちによる新連載「メルローズと私」を開始する。1回目は大手デベロッパーの三菱地所の在籍時に数多くの商業リーシングを手掛けてきたビルダーズの安田耕司さん。街づくりの仕掛け人から見たメルローズの姿とは?

「カッコいい大人たち」が作る
魅力的なブランド

私は長く商業のリーシングを担当してきて、たくさんのアパレル企業と仕事をしてきました。中でも白金のビギグループ(現ビギ ホールディングス)の方たちの記憶は鮮烈です。創業者の大楠祐二さんを筆頭に、とにかく皆さん素敵なのです。ファッションだけではなく、遊びや趣味も洗練されていて、たくさんのことを教えていただきました。サラリーマンっぽくないというか、仕事を含めたライフスタイル自体がカッコよかったのです。そんな人たちが作るブランドだからあこがれの対象になるのだと感心しました。

2000年前後、私は東京・丸の内の街づくりに奮闘していました。オフィスしかなかった丸の内をショッピングや食事も楽しめる 街へと作り替える。そのためにファッションは重要な要素です。丸の内のブランド価値を上げてくる店はないだろうか。リサーチを続ける中で、当時の部下だった武井哲也君に紹介されたのが代官山に開店したばかりの「マルティニーク」でした。

足を踏み入れた瞬間、「なんて素敵な店だろう」と興奮しました!並んでいる服が素晴 らしいのはもちろん、売り場の内装の細部までこだわりがあり、ストーリー性を感じさせる。洗練された大人の女性のライフスタイルが想像できるのです。すっかり一目惚れしました。

「みんなで面白いことやろうぜ」
の社風

「マルティニーク」を仕掛けたのは、メルローズの武内一志さん(後にメルローズ社長、現在はビギホールディングス社長)でした。私は武内さんに熱烈なラブコールを送りました。ファッションビルの中ではこの世界観は出せないと考え、丸の内のメインストリートである仲通りの路面店に誘致しました。当時の丸の内はショッピングストリートとしては黎明期。今のようにファッションのお店がずらっと軒を連ねているわけではありません。新しく出店するのはチャレンジングな決断だったと思います。「マルティニーク」 は成功を収め、丸の内の活性化に大いに貢献してくれました。

全国の街づくりを手がけてきて痛感するのは、街のエネルギーを生むのは携わる人、そして店の魅力に他ならないということです。ビジネスだから収支が大事なのはその通りですが、資本の論理だけでは割り切れない。収益性だけで推し進めると、全国どこも同じような街になってしまうのです。

先ほど「サラリーマンっぽくない」と言いましたが、ビギグループからメルローズに連綿と感じるのが、仕事だからと自分を殺して頑張るのではなく、仕事を自分の楽しみや喜びにしてしまうDNAみたいなものですね。良い意味での公私混同といえるかもしれません。好きなことを仕事としながら「みんなで面白いことやろうぜ」みたいな社風は、今の 時代こそすごく大切なように思えます。大楠さんとその世代の先輩方や武内さんはそうだったし、現役の若いスタッフもそうあってほしい。お客さんはそれを敏感に感じとります。代官山の「マルティニーク」に私が感じた魅力も、それを源にしていたのでしょう。

問い合わせ先
メルローズ
03-3464-3310(代表)

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使い捨て不織布製品を考える 「ヴェオセル™」が提唱する環境に配慮した製品選びとは

フェイスパックやウエットティシュ、生理用品やベビー用おしりふき、介護用品など、私たちが日常的に使用する使い捨ての不織布製品が何で作られているかを考えたことがあるだろうか。その多くはプラスチックである。こうしたプラスチック製品はその利便性から生活に深く浸透しているが、ごみの量は増えるし、廃棄方法によってはマイクロプラスチックとして海中を漂うこともある。そもそも現在の地球環境の状態を考えれば、使い捨て製品自体の使用量の削減が急務だが、衛生用品など必要不可欠な使い捨て製品もある。こうした状況を受け、法を整備する国も増えてきた。

規制が始まった欧州、
選択機会が増えた消費者

欧州連合(EU)は2019年、1回または短期間の利用後に廃棄されるプラスチックごみの総量を抑制するために、「特定プラスチック製品の環境負荷低減に関わる指令(SUPD)」を制定し、21年7月から施行している。流通が禁止された製品は、皿、カトラリー(フォーク・ナイフ・スプーン・箸など)、ストロー、マドラー、コップ、風船用の棒、綿棒の軸、発泡ポリスチレン製の食料・飲料用容器、オキソ分解性プラスチック製の全製品。また、特定の使い捨てプラスチック製品(飲料カップ、生理用品、ウエットティシュ、フィルター付きたばこ製品など)に対するプラスチックの含有情報や正しい廃棄方法などに関するラベル表示を義務化した。また、製品メーカーには廃棄物の処理やクリーンアップ、消費者の環境意識向上に関するプロフラムを支援することが求められており、合成繊維を含まないセルロース由来の製品への置き換えを始めるメーカーも出てきている。

SUPDが施行され2年以上が経過した現在、どのような変化があるのか。レンチング(LENZING)のスティーブン・ツアイ(Steven Tsai)=アジア不織布担当・アジア地域シニアコマーシャルディレクターは「今まで不織布に使われている“隠れたプラスチック”が“見える化”され、消費者の購買行動に少なからず影響を及ぼしている。また、この規制により消費者自身が“好ましい選択”ができるようになったことは意味がある」と語る。他方“隠れたプラスチック”を使用していない製品も素材に関する情報を積極的に出してその存在感をアピールしているという。「例えば、原料が森林認証を取得した木質由来の繊維であることを示すPEFCやFSC、有害化学物質に関する分析をクリアした製品に与えられるエコテックス、生分解や堆肥化可能のことです 従って、生分解性や堆肥化可能を示すテュフやビーガンの認証ロゴを表示するようになった」と語る。

こうした状況で、環境配慮に取り組むブランドが採用するのがオーストリアの繊維大手レンチングの「ヴェオセル™(VEOCEL™ )」だ。2018年に誕生した新しいブランドだが、現在のパートナー企業は数十社以上。「用途はさまざまだが、共通点はそれぞれのパートナー企業が当社同様、環境問題に対して真摯に取り組んでいる点だ。『ヴェオセル™』のロゴを製品に付ける企業も増えてきた」とツアイディレクター。

「ヴェオセル™」が支持される理由についてツアイディレクターは「森林認証の取れた木材から作られたセルロース繊維で、クリーンで安全な方法で製造されている点、そして、使用された製品が生分解し、たい肥化可能である点が信頼の柱になっている」と分析する。加えて、「選ばれるためには環境メッセージだけでなく、繊維そのものが持つ優位性がなければならない」という。「例えば『ヴェオセル™ビスコース』繊維は、レーヨン繊維の持つ高い吸水性とソフトな風合いがあり、パーソナルケア製品に広く採用されている。『ヴェオセル™リヨセル』繊維は、なめらかな表面が特徴で肌にやさしく、直接肌に触れるビューティケア、ベビーケア製品の風合いを向上させる。こうしたメリットは、データによって裏付けされており、パートナー企業にも共有している」。データ取得のために世界有数の研究機関や大学と共同研究を進めているという。「例えば生分解性については、米サンディエゴにある世界最大規模にして最古の地球科学と海洋の研究組織であるスクリップス海洋研究所(Scripps Institution of Oceanography)と共同で『ヴェオセル™リヨセル』『ヴェオセル™ビスコース』、モダール、コットン、オーガニックコットン、ポリ乳酸、ポリプロピレン、ポリエステルなど複数の繊維の海洋環境下での生分解性を調査し、情報公開をしている。こうした活動も支持される理由だと考えている」。

しかし、木材由来のセルロース繊維製品はプラスチック製品に比べてプレミアムな素材とみなされ、爆発的な拡がりを期待するのは難しい。「不織布が使用されているコスメ用品や衛生用品は価格訴求型から、肌あたりの良さ、優れたふき取り性能、環境配慮型など多くの製品があり、私たちレンチングが全てを解決できるとは考えていない。けれど、あまたある素材から『ヴェオセル™』を選んでくれたパートナー企業と社会的責任のある製品を送り出し、サプライチェーンを含めて成長していることをうれしく思う」。

「ニュートロジーナ」や
「赤ちゃん本舗」が採用

「ヴェオセル™」を採用したブランドはどのようなストーリーで消費者に訴求しているのだろうか。消費財ブランド「ニュートロジーナ(NEUTROGENA)」は、アメリカ市場で「ヴェオセル™」繊維を使用したクレンジングシートを発売した。「使用後約35日で、家庭でのコンポスト化が可能であることをアピールしている。クレンジングシートはケアを手軽にできる製品だが、ごみとして廃棄されることから『環境に悪いのでは?』と疑問を持つ消費者も多いだろう。そのケア製品の行く先がごみ箱ではなく、生ごみ処理機・コンポストだとすれば、消費者の罪の意識が環境への貢献へと変わる。このようなクリーン・ビューティ製品は世界的に広がっている」。

「赤ちゃん本舗」は、「水99%Superシリーズ」のプレミアム製品として「ヴェオセル™」を用いた製品を企画した。「新生児の敏感な肌にもやさしい点に加えて、植物由来でサステナブルな植林法で管理された森林から得られた繊維であること、生分解性であることなどを訴求し、赤ちゃんと地球を大切に思う気持ちを商品に込めたものだ。『赤ちゃん本舗』の想い“未来へつながる子育て総合支援企業として、持続可能な社会の発展に貢献する”にかなう製品となった」とツアイディレクター。

今後の展望と
日本市場への期待

すでに「ヴェオセル™」ブランドを採用しているパートナー企業が従来の「ヴェオセル™」繊維から、カーボンニュートラルな「ヴェオセル™」繊維にアップグレードしているケースもあるという。「気候変動に直面している現在、CO2削減は企業にとって必ず達成しなければならない課題だ。既に韓国のサニタリーやシートパックなどで知られる『イェジミイン(YEJIMIN)』や台湾スキンケアブランド『ブリッジ24/7(BRIDGE 24/7)』はカーボンニュートラルな『ヴェオセル™』繊維を用いた製品を発売しており、今後はより多くのカーボンニュートラルな『ヴェオセル™』繊維を使用した製品が生まれる予定だ」。

レンチングも温室効果ガス排出削減目標を着実に達成できるようにCO2削減に取り組んでいる。「自社の努力はもちろんサプライヤーとの協働に加え、森林再生プロジェクトなどに積極的にかかわることで2021年、実質カーボンニュートラルを達成した」。

日本市場の展望についてツアイは、「『赤ちゃん本舗』の成功例のように、多くの社会的責任を果たすパートナー企業との取り組みを広げ、生活者が身体的にも精神的にも、そして社会的にも満たされた状態になるような、ウェルビーイングに向けた製品開発やサプライチェーンを通した啓発活動など、ウェルビーイングに向けた製品開発やサプライチェーンを通した啓発活動などを増やしたいと考えている。そのためには、『ヴェオセル™』の優位性を浸透させなければならない。その一環として12月6~8日、東京で開催されたエコ・プロ展に参加した。3年連続で参加しているがその理由は、「パートナー企業だけでなく、多くの消費者および未来の消費者となる子どもたちと直接対話することができるから。いわゆるZ世代やそれに続く子どもたちも数年すれば消費者やパートナーとなる。次の世代へとつながるよう、サステナブルな社会を育てていくことが大切で、それにはより多くの日本のサプライチェーンパートナーズとの協働が不可欠になる。パートナー企業や消費者を巻き込むさまざまなアクティビティーを計画する予定で、多くの人を巻き込みながらサステナブルでウェルビーイングな社会を作っていきたい」とツアイディレクターは語る。

※VEOCEL™およびヴェオセル™はLenzing AGの商標です。

TEXT : YUKO HIROTA
問い合わせ先
レンチングファイバーズ
mailto:office@lenzing.com

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使い捨て不織布製品を考える 「ヴェオセル™」が提唱する環境に配慮した製品選びとは

フェイスパックやウエットティシュ、生理用品やベビー用おしりふき、介護用品など、私たちが日常的に使用する使い捨ての不織布製品が何で作られているかを考えたことがあるだろうか。その多くはプラスチックである。こうしたプラスチック製品はその利便性から生活に深く浸透しているが、ごみの量は増えるし、廃棄方法によってはマイクロプラスチックとして海中を漂うこともある。そもそも現在の地球環境の状態を考えれば、使い捨て製品自体の使用量の削減が急務だが、衛生用品など必要不可欠な使い捨て製品もある。こうした状況を受け、法を整備する国も増えてきた。

規制が始まった欧州、
選択機会が増えた消費者

欧州連合(EU)は2019年、1回または短期間の利用後に廃棄されるプラスチックごみの総量を抑制するために、「特定プラスチック製品の環境負荷低減に関わる指令(SUPD)」を制定し、21年7月から施行している。流通が禁止された製品は、皿、カトラリー(フォーク・ナイフ・スプーン・箸など)、ストロー、マドラー、コップ、風船用の棒、綿棒の軸、発泡ポリスチレン製の食料・飲料用容器、オキソ分解性プラスチック製の全製品。また、特定の使い捨てプラスチック製品(飲料カップ、生理用品、ウエットティシュ、フィルター付きたばこ製品など)に対するプラスチックの含有情報や正しい廃棄方法などに関するラベル表示を義務化した。また、製品メーカーには廃棄物の処理やクリーンアップ、消費者の環境意識向上に関するプロフラムを支援することが求められており、合成繊維を含まないセルロース由来の製品への置き換えを始めるメーカーも出てきている。

SUPDが施行され2年以上が経過した現在、どのような変化があるのか。レンチング(LENZING)のスティーブン・ツアイ(Steven Tsai)=アジア不織布担当・アジア地域シニアコマーシャルディレクターは「今まで不織布に使われている“隠れたプラスチック”が“見える化”され、消費者の購買行動に少なからず影響を及ぼしている。また、この規制により消費者自身が“好ましい選択”ができるようになったことは意味がある」と語る。他方“隠れたプラスチック”を使用していない製品も素材に関する情報を積極的に出してその存在感をアピールしているという。「例えば、原料が森林認証を取得した木質由来の繊維であることを示すPEFCやFSC、有害化学物質に関する分析をクリアした製品に与えられるエコテックス、生分解や堆肥化可能のことです 従って、生分解性や堆肥化可能を示すテュフやビーガンの認証ロゴを表示するようになった」と語る。

こうした状況で、環境配慮に取り組むブランドが採用するのがオーストリアの繊維大手レンチングの「ヴェオセル™(VEOCEL™ )」だ。2018年に誕生した新しいブランドだが、現在のパートナー企業は数十社以上。「用途はさまざまだが、共通点はそれぞれのパートナー企業が当社同様、環境問題に対して真摯に取り組んでいる点だ。『ヴェオセル™』のロゴを製品に付ける企業も増えてきた」とツアイディレクター。

「ヴェオセル™」が支持される理由についてツアイディレクターは「森林認証の取れた木材から作られたセルロース繊維で、クリーンで安全な方法で製造されている点、そして、使用された製品が生分解し、たい肥化可能である点が信頼の柱になっている」と分析する。加えて、「選ばれるためには環境メッセージだけでなく、繊維そのものが持つ優位性がなければならない」という。「例えば『ヴェオセル™ビスコース』繊維は、レーヨン繊維の持つ高い吸水性とソフトな風合いがあり、パーソナルケア製品に広く採用されている。『ヴェオセル™リヨセル』繊維は、なめらかな表面が特徴で肌にやさしく、直接肌に触れるビューティケア、ベビーケア製品の風合いを向上させる。こうしたメリットは、データによって裏付けされており、パートナー企業にも共有している」。データ取得のために世界有数の研究機関や大学と共同研究を進めているという。「例えば生分解性については、米サンディエゴにある世界最大規模にして最古の地球科学と海洋の研究組織であるスクリップス海洋研究所(Scripps Institution of Oceanography)と共同で『ヴェオセル™リヨセル』『ヴェオセル™ビスコース』、モダール、コットン、オーガニックコットン、ポリ乳酸、ポリプロピレン、ポリエステルなど複数の繊維の海洋環境下での生分解性を調査し、情報公開をしている。こうした活動も支持される理由だと考えている」。

しかし、木材由来のセルロース繊維製品はプラスチック製品に比べてプレミアムな素材とみなされ、爆発的な拡がりを期待するのは難しい。「不織布が使用されているコスメ用品や衛生用品は価格訴求型から、肌あたりの良さ、優れたふき取り性能、環境配慮型など多くの製品があり、私たちレンチングが全てを解決できるとは考えていない。けれど、あまたある素材から『ヴェオセル™』を選んでくれたパートナー企業と社会的責任のある製品を送り出し、サプライチェーンを含めて成長していることをうれしく思う」。

「ニュートロジーナ」や
「赤ちゃん本舗」が採用

「ヴェオセル™」を採用したブランドはどのようなストーリーで消費者に訴求しているのだろうか。消費財ブランド「ニュートロジーナ(NEUTROGENA)」は、アメリカ市場で「ヴェオセル™」繊維を使用したクレンジングシートを発売した。「使用後約35日で、家庭でのコンポスト化が可能であることをアピールしている。クレンジングシートはケアを手軽にできる製品だが、ごみとして廃棄されることから『環境に悪いのでは?』と疑問を持つ消費者も多いだろう。そのケア製品の行く先がごみ箱ではなく、生ごみ処理機・コンポストだとすれば、消費者の罪の意識が環境への貢献へと変わる。このようなクリーン・ビューティ製品は世界的に広がっている」。

「赤ちゃん本舗」は、「水99%Superシリーズ」のプレミアム製品として「ヴェオセル™」を用いた製品を企画した。「新生児の敏感な肌にもやさしい点に加えて、植物由来でサステナブルな植林法で管理された森林から得られた繊維であること、生分解性であることなどを訴求し、赤ちゃんと地球を大切に思う気持ちを商品に込めたものだ。『赤ちゃん本舗』の想い“未来へつながる子育て総合支援企業として、持続可能な社会の発展に貢献する”にかなう製品となった」とツアイディレクター。

今後の展望と
日本市場への期待

すでに「ヴェオセル™」ブランドを採用しているパートナー企業が従来の「ヴェオセル™」繊維から、カーボンニュートラルな「ヴェオセル™」繊維にアップグレードしているケースもあるという。「気候変動に直面している現在、CO2削減は企業にとって必ず達成しなければならない課題だ。既に韓国のサニタリーやシートパックなどで知られる『イェジミイン(YEJIMIN)』や台湾スキンケアブランド『ブリッジ24/7(BRIDGE 24/7)』はカーボンニュートラルな『ヴェオセル™』繊維を用いた製品を発売しており、今後はより多くのカーボンニュートラルな『ヴェオセル™』繊維を使用した製品が生まれる予定だ」。

レンチングも温室効果ガス排出削減目標を着実に達成できるようにCO2削減に取り組んでいる。「自社の努力はもちろんサプライヤーとの協働に加え、森林再生プロジェクトなどに積極的にかかわることで2021年、実質カーボンニュートラルを達成した」。

日本市場の展望についてツアイは、「『赤ちゃん本舗』の成功例のように、多くの社会的責任を果たすパートナー企業との取り組みを広げ、生活者が身体的にも精神的にも、そして社会的にも満たされた状態になるような、ウェルビーイングに向けた製品開発やサプライチェーンを通した啓発活動など、ウェルビーイングに向けた製品開発やサプライチェーンを通した啓発活動などを増やしたいと考えている。そのためには、『ヴェオセル™』の優位性を浸透させなければならない。その一環として12月6~8日、東京で開催されたエコ・プロ展に参加した。3年連続で参加しているがその理由は、「パートナー企業だけでなく、多くの消費者および未来の消費者となる子どもたちと直接対話することができるから。いわゆるZ世代やそれに続く子どもたちも数年すれば消費者やパートナーとなる。次の世代へとつながるよう、サステナブルな社会を育てていくことが大切で、それにはより多くの日本のサプライチェーンパートナーズとの協働が不可欠になる。パートナー企業や消費者を巻き込むさまざまなアクティビティーを計画する予定で、多くの人を巻き込みながらサステナブルでウェルビーイングな社会を作っていきたい」とツアイディレクターは語る。

※VEOCEL™およびヴェオセル™はLenzing AGの商標です。

TEXT : YUKO HIROTA
問い合わせ先
レンチングファイバーズ
mailto:office@lenzing.com

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上國料萌衣&佐々木莉佳子が楽しむジュエリー感覚のハート形イヤホン 「アビオット」“TE-I3”が登場

日本のサウンドを熟知したオーディオエキスパートが手掛ける、オーディオビジュアルブランド「アビオット(AVIOT)」は12月22日に、ハート形イヤホン“TE-I3”を発売する。現在予約を受け付けており、レッド、ゴールド、シルバーの3色展開で、価格は9900円。洗練されたシェイプとカラーリングで耳元にきらめきを添え、ジュエリー感覚で楽しめるイヤホンだ。アンバサダーを務めるアンジュルムの上國料萌衣と佐々木莉佳子をモデルに、三村絵理香スタイリストがコーディネートアイデアを提案する。

女性でも使いやすい小型&
軽量設計を追求

ビジュアルへのこだわりはもちろん、小さな耳にもフィットする着け心地や、ミニバッグにも収まる小型設計を追求した“TE-I3”。付属のクリアハードケースにはハート形のカラビナが付き、バッグに装着することも可能だ。さらに、数々のイヤホンを手掛けてきた「アビオット」ならではの機能(※)を搭載する。

“りかみこ”コンビに聞く、
「アビオット」“TE-I3”の魅力とは?

ジュエリー感覚で
楽しむイヤホン“TE-I3”
スタイリストに聞く耳元コーデ術

耳元コーディネートを楽しむ2人の
スペシャルムービーが到着!
購入者限定プレゼント
キャンペーンも

「アビオット」公式サイトでは、上國料萌衣と佐々木莉佳子が登場するキャンペーンムービーのほか、撮影オフショット、インタビュー動画を公開中。インタビュー動画では「アンジュルムのメンバーに“TE-I3”をあげるなら何色?」「イヤホン選びで重要視するポイントは?」「“TE-I3”のお気に入りポイントは?」など、アーティストとして活動する2人ならではの回答が盛りだくさんだ。

さらに「アビオット」“TE-I3”を購入すると先着順で、2人のオフショット生写真がもらえるキャンペーンも実施する。詳細は「アビオット」公式サイトからチェック。


・専用アプリ「AVIOT SOUND ME」でかなえる音質カスタマイズ機能
・2台の端末と同時接続できるマルチポイント機能
・着けたまま会話ができる外音取り込みモード
・AI 技術を活用しクリアな音声を届けるハンズフリー通話
・雨や汗に強い、IPX4 相当の生活防水仕様※イヤホン本体のみ
・イヤホン単体で最大6.5時間、チャージングケース併用で最大23時間の長時間再生(再生時間は使用環境により変動する可能性あり)
・肌に優しい医療用シリコンのイヤーピースが4サイズ付属(ただし、全ての人にアレルギー反応が起きないことを保証するものではない)
MODEL:MOE KAMIKOKURYO, RIKAKO SASAKI, STYLING:ERICA MIMURA(SLITS), HAIR & MAKEUP:YUKIE TSUJIMURA
<STILL>PHOTOS:KIZEN, PROP STYLING:TEI HANYI, RETOUCH:MARI OBARA
<MOVIE>DIRECTOR:TAKERU YATUSHIRO, DIRECTOR OF PHOTOGRAPHY:YUHEI SAITO, 1ST ASSISTANT CAMERA:TOMOYA KIKUCHI, 2ND ASSISTANT CAMERA:KAZUYA NAKAMURA, MAKING VIDEO:YUKI YAMAZAKI, LIGHTING DIRECTOR:FUYUKI ISHKAWA, LIGHTING ASSISTANT:HUHITO MURAKAMI, CHISATO NISHIMOTO, COLORIST:KOHEI IGARASHI, PRODUCTION SOUND MIXER:TORU KEMORI
問い合わせ先
プレシードジャパン

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上國料萌衣&佐々木莉佳子が楽しむジュエリー感覚のハート形イヤホン 「アビオット」“TE-I3”が登場

日本のサウンドを熟知したオーディオエキスパートが手掛ける、オーディオビジュアルブランド「アビオット(AVIOT)」は12月22日に、ハート形イヤホン“TE-I3”を発売する。現在予約を受け付けており、レッド、ゴールド、シルバーの3色展開で、価格は9900円。洗練されたシェイプとカラーリングで耳元にきらめきを添え、ジュエリー感覚で楽しめるイヤホンだ。アンバサダーを務めるアンジュルムの上國料萌衣と佐々木莉佳子をモデルに、三村絵理香スタイリストがコーディネートアイデアを提案する。

女性でも使いやすい小型&
軽量設計を追求

ビジュアルへのこだわりはもちろん、小さな耳にもフィットする着け心地や、ミニバッグにも収まる小型設計を追求した“TE-I3”。付属のクリアハードケースにはハート形のカラビナが付き、バッグに装着することも可能だ。さらに、数々のイヤホンを手掛けてきた「アビオット」ならではの機能(※)を搭載する。

“りかみこ”コンビに聞く、
「アビオット」“TE-I3”の魅力とは?

ジュエリー感覚で
楽しむイヤホン“TE-I3”
スタイリストに聞く耳元コーデ術

耳元コーディネートを楽しむ2人の
スペシャルムービーが到着!
購入者限定プレゼント
キャンペーンも

「アビオット」公式サイトでは、上國料萌衣と佐々木莉佳子が登場するキャンペーンムービーのほか、撮影オフショット、インタビュー動画を公開中。インタビュー動画では「アンジュルムのメンバーに“TE-I3”をあげるなら何色?」「イヤホン選びで重要視するポイントは?」「“TE-I3”のお気に入りポイントは?」など、アーティストとして活動する2人ならではの回答が盛りだくさんだ。

さらに「アビオット」“TE-I3”を購入すると先着順で、2人のオフショット生写真がもらえるキャンペーンも実施する。詳細は「アビオット」公式サイトからチェック。


・専用アプリ「AVIOT SOUND ME」でかなえる音質カスタマイズ機能
・2台の端末と同時接続できるマルチポイント機能
・着けたまま会話ができる外音取り込みモード
・AI 技術を活用しクリアな音声を届けるハンズフリー通話
・雨や汗に強い、IPX4 相当の生活防水仕様※イヤホン本体のみ
・イヤホン単体で最大6.5時間、チャージングケース併用で最大23時間の長時間再生(再生時間は使用環境により変動する可能性あり)
・肌に優しい医療用シリコンのイヤーピースが4サイズ付属(ただし、全ての人にアレルギー反応が起きないことを保証するものではない)
MODEL:MOE KAMIKOKURYO, RIKAKO SASAKI, STYLING:ERICA MIMURA(SLITS), HAIR & MAKEUP:YUKIE TSUJIMURA
<STILL>PHOTOS:KIZEN, PROP STYLING:TEI HANYI, RETOUCH:MARI OBARA
<MOVIE>DIRECTOR:TAKERU YATUSHIRO, DIRECTOR OF PHOTOGRAPHY:YUHEI SAITO, 1ST ASSISTANT CAMERA:TOMOYA KIKUCHI, 2ND ASSISTANT CAMERA:KAZUYA NAKAMURA, MAKING VIDEO:YUKI YAMAZAKI, LIGHTING DIRECTOR:FUYUKI ISHKAWA, LIGHTING ASSISTANT:HUHITO MURAKAMI, CHISATO NISHIMOTO, COLORIST:KOHEI IGARASHI, PRODUCTION SOUND MIXER:TORU KEMORI
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この“髪質改善”は本物だ 活性電子水™︎が違いを生む「エレクトロン」

家庭用美容機器としては超高価格帯でありながら、異例のヒット商品となったブラシ型の低周波モバイル美容機器“デンキバリブラシ®”。その生みの親であるGMコーポレーションのスキンケアブランド「エレクトロン」から、“プロフェッショナル(ヘアサロン向け)”ラインがこのほど誕生した。卸先は頭皮と髪に本気で向き合う美容サロン。「エレクトロン」の圧倒的な仕上がりのカギとなる「活性電子水™︎」のエビデンスとともに、かつてない美髪体験をもたらすプロフェッショナルラインの全貌に迫る。

「エレクトロン」の“プロフェッショナル”ラインは2017年にサロン専売品として誕生以来、根強いリピーターを抱えながらも21年に一旦終売。顧客の声を元に研究開発を重ねて生まれ変わった。「エレクトロン」の販売元であるGMコーポレーションは、もともとプロ仕様の美容機器開発を主業としていた。「実感をともなう美容体験」にこだわり、使ってすぐに結果が出ることを大前提に商品設計する。“デンキバリブラシ®”だけでなくスキンケアやヘアケア、ベースメイクなど美容機器以外のジャンルにおいても「結果」を何より重視してきた。特にヘアケアにおいては、“デンキバリブラシ®”の業務用展開が始まった09年から14年にかけて、頭部や頭皮環境を多角的に分析する研究を実施。その成果をもとに、男性用および女性用頭皮ケアラインを開発し、23年春に発売した。今秋から展開が始まった“プロフェッショナル”ラインは、その研究開発の集大成。掲げたコンセプトは、「サロンでの施術は、さらなる高みへ」。髪質改善の常識を覆すような、かつてないクオリティーと仕上がりに対する自信の表れだ。

感動の美髪体験に導く
「エレクトロンスパ」

ラインアップは、女性用の“シンクロシャンプー ファム フォー スカルプ”と“シンクロトリートメント”の業務用サイズに加え、さらなる美髪体験をサポートするアイテムとして、導入処理剤“リキッドブースター”とアウトバスヘアオイル“シンクロオイル”を新たに加えた全4品。ブースター効果や美容成分を効果的に届けるデリバリー作用、保湿、洗浄、肌リズム正常化などマルチに働く。基剤は独自成分の「活性電子水™」をベースに、毛髪内部の補修効果を最大限に引き上げ効果の体感を持続させる「ナノPP™」や、キューティクルのダメージホールを幅広くカバーして髪内部の栄養分の流出を防ぐ「カシミヤコート」といった新成分を追加。髪の内外部のダメージを補修する。サロンでは、頭皮ケアと髪のコンディション改善が同時にかなうオリジナルスパメニュー「エレクトロンスパ」も展開する。シャンプー・導入処理剤・トリートメントを軸に、デンキバリブラシ®や育毛剤、オイルを組み合わせる3つのアンチエイジングコースでパーソナルなケアをかなえる。髪本来のパワーを引き出す「活性電子水™」とプロの技術の融合により、感動の美髪体験に導く。

技術者や識者も納得
感動の効果実感力

「エレクトロン」“プロフェッショナル”ラインの仕上がりには、導入サロンの技術者や美容のスペシャリストたちも太鼓判を押す。

「特殊な機材を使わず、髪と頭皮にアプローチでき、お客さまの体感としてもすぐに効果実感頂けるのが「エレクトロンスパ」のすばらしいところ」。そう話すのは、神戸でヘアサロンを運営する潮海達矢shiomiH代表。「パサつき、乾燥などで広がりやすい髪質の方には一度試していただきたいですし、トリートメント後特有の油分による「おさまり感」が苦手な軟毛の人にもオススメできます」と話す。

uka東京ミッドタウン六本木ヘアスタイリストの茆原立旗氏も、「エレクトロンスパ」の手軽さと仕上がりの良さに魅了された1人だ。「シャンプー、ブースタートリートメントの3ステップだけで、時間をかけずにサロンクオリティーの仕上がりを実現できます。施術後の髪にはとにかくナチュラルな艶が出ますし、細くなってきた髪の毛に栄養補給ができ、頭皮のエイジングケアもかなえます」。

ヘアスタイリスト・毛髪診断士のshuco氏は、実際に「エレクトロンスパ」を体験してそのクオリティーに驚いたという。「まさに極上の癒しヘッドスパでした。施術の前後でスコープで見る頭皮の状態の変化がすごい。表面に乾燥で浮き上がった皮脂がスッキリと取れて、毛穴の中の汚れがしっかり取れていることが確認できました。仕上がりのしっとりとしたまとまりに、『活性電子水™』のすばらしさを実感しました」。

“水”のポテンシャルを引き出した
全く新しいヘアケア製品

ヘアケア商品に一般に配合されているのは精製水ですが、私たちは精製水よりも電子を豊富に含む「活性電子水™」の配合に成功しました。「エレクトロン」は、「活性電子水™」の特性を生かしたプロダクトを開発しています。「活性電子水™︎」の特性は3つあります。

まず①「浸透力」。「活性電子水™」は表面張力が低く、有用成分を皮膚内部に浸透※させます(グラフ①参照)。また、「活性電子水™︎」は②「酸化を防ぐ作用」があります。還元作用を測るBAPテストでも高い「抗酸化力」が証明されています。頭皮や毛髪は、紫外線などによる酸化ストレスを受けることで、細胞の老化や毛髪の劣化が進みます。酸化を抑えることが非常に大切であり、育毛の促進や毛髪ダメージの抑制につながります(グラフ②参照)。そして③「保湿・洗浄力」です。「活性電子水™」は電子の力で汚れ・皮脂を自然に浮きあがらせてしっかりと落としますが、頭皮の乾燥、毛髪ダメージは防ぐことができます。皮膚内部にセラミド(生体保湿成分)を産生させ、頭皮の保湿にも役立ちます。さらにプラス電荷を有するトリートメント剤を毛髪に吸着させ、トリートメント効果を高めて毛髪の艶、質感をアップさせる働きがあります(グラフ③参照)。※角質層まで

家庭でも本格的な髪質改善
男女別のホーム用シリーズ

「エレクトロン」のホーム用ヘアケアは、全て美容機器のように1回の使用で髪と頭皮の悩みに応える「リキッドギア®」の発想をもとに作られ、女性用と男性用の2ラインを展開する。いずれも、スカルプケア商品の原材料の大部分を占める“水”の重要性に着目しており、電子を豊富に含んだ独自の「活性電子水™」をベースに作られている。硬くこわばりがちな頭皮を柔らかくほぐしながら、優れたデリバリー機能で、まるでイオン導入のように成分を頭皮と髪に届け、生き生きとした健やかな髪へ導く。女性用頭皮ケアライン“ファム”は、うねりやまとまりのなさ、ボリュームロスなど髪のエイジング悩みが深まる30代後半~50代をメインターゲットに据える。“シンクロシャンプー ファム フォースカルプ”、“シンクロトリートメント”、“薬用スカルプエッセンス ファム”の3ステップで根元から凛と弾む髪に生まれ変わる。男性用スカルプケア“オム”は、“ファム”と同じく独自の「活性電子水™」をベースにしつつ、皮脂のバランスを整える機能を追加した本格予防頭皮ケアラインだ。“シンクロシャンプー オム フォー スカルプ”、“薬用スカルプエッセンス オム”の2アイテムで、かゆみ・ベタつき・においといった現代男性の頭皮悩みに応える。

TEXT:NAOMI SAKAI
問い合わせ先
GMコーポレーション
0120-66-7170

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「美顔器発想で新習慣を」 人気美容師も信頼を寄せるヤーマンのヘアケアデバイス

精密電子機器メーカーとして創業したヤーマンは今年、設立45周年を迎えた。美容大国アメリカ発のニードル脱毛を日本に紹介するとともに、高周波脱毛器の開発を開始。以降、40年以上にわたり美容機器のリーディングカンパニーとして研究・開発を続けてきた。企業スローガンに「美しくを、変えていく。」を掲げ、さまざまな商品を通じて「新しい美の習慣」を提案している。

設立45年の美容機器メーカー
ヤーマンが提案する
「新しい美の習慣」とは?

近年では、自宅でサロンのようなケアを可能にする、2013年に発売したRF(ラジオ波)美顔器に新技術を搭載するなど改良を重ね、昨年には累計出荷数が400万台を突破※1するなど不動の人気を獲得している。また、19年に発売した「着けるだけ」「ハンズフリー」の新発想ウエアラブル美顔器“メディリフト”シリーズや、21年に発売した日本初※2の防水※3・コードレス仕様のVIO対応光美容器“レイボーテ ヴィーナス”、クラウド上にある2万点以上のスキンケア化粧品データから、成分に応じて適した波形を即座に生成して出力するAI美顔器“HAKEI”など、全く新しい提案で市場を驚かせている。

長年にわたり肌と向き合ってきたヤーマンが、ヘアケア機器市場に本格参入したのは21年。ヘアケアシリーズでは、スキンケア分野の技術開発の知見を活用し、ライフスタイルやヘアケア習慣を変えることなく技術によって無理のない髪質改善を実現。「根本美髪」に導く商品を次々に提案し、プロフェッショナル市場でも支持を集めている。

※1 2013年10月〜2022年9月末までのRF美容機器シリーズ累計出荷台数(ヤーマン調べ)
※2 日本国内の美容家電全体におけるシェアとして。日本マーケティングリサーチ機構調べ。調査概要:2020年11月期、日本初であることの証明・検証調査
※3 PX5:あらゆる方向からの噴流水によっても有害な影響がない

自宅でサロンクオリティーをかなえる
「ヤーマントウキョウジャパン」の
ヘアケア全6アイテム

「ヤーマントウキョウジャパン(YA-MAN TOKYO JAPAN)」は、百貨店や家電量販店などで展開する一般流通向けの美容機器ブランド。先端テクノロジーと常識を覆すアイデアにより、革新的な美容メソッドを生み出してきた。ヘアケア以外では、フェイスケアの“メディリフト”や“フォトプラス”シリーズ、光美容器の“レイボーテ”シリーズなどがある。

ヤーマンのヘアケアシリーズは「熱のコントロール」と「摩擦ダメージの低減」にこだわりを持つ。温度が高すぎるとダメージにつながるが、温度が低すぎると髪のクセが伸びない、乾ききらないなどの問題が起こる。必要な熱は加えつつ、不必要な熱は逃がす。熱のコントロールが仕上がりに違いを生む。また、髪には感覚がないため、日々の習慣の中で気づかないうちに摩擦ダメージが蓄積されている。ヘアケアの際の過度なコーミングや挟み込みを防ぐため形状設計にこだわり、摩擦ダメージの低減を実現している。

※4 あらゆる方向からの噴流水によっても有害な影響がない
※5 本体を起動してからプレート温度が100℃に達するまでの時間

サロン推奨モデルを扱う
プロユースブランド
「ヤーマンプロフェッショナル」

長年にわたる美容機器開発で培った技術・知見と、顧客の何万ものフィードバックを反映し、高いユーザビリティと安定した効果を実現したサロン推奨モデルを扱うブランドとして15年に誕生した。累計特許取得件数は320、保有する知的財産権は777件にも上る。「ヤーマンプロフェッショナル」製品は、ヤーマン直営店と百貨店、全国の取り扱いサロンで販売する。

人気美容師がヤーマンを
信頼する理由は?

PHOTO:HIROKI WATANABE(LATERNE)【STILL】
問い合わせ先
ヤーマン
0120-766-282

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髪の金属ストレス※1に着目。「メタルDX」からヘアクリーム発売 トップスタイリストが認める真価とは

金属ストレス※1に着目した先進的なヘアケアシリーズとして、ロレアル プロフェッショナルが日本で展開している「メタルDX(METAL DX)」。発売直後から話題となり、カラー・バレイヤージュ・ブリーチメニューを行う美容師から多くの支持を得ている。

ロレアル プロフェッショナルは、毎日のシャワーなど日々の生活習慣のほか、さまざまな外的要因で金属が髪に蓄積することを解明。10年にも及ぶ研究の末に「メタルDX」を開発した。同社は、髪に最も影響を与えるのは、“髪表面”の金属ではなく、“髪内部”に潜む金属であるとし、その金属の中でも“銅”が最も影響を与えるという結論にたどり着く。

サロン用はもちろん、ホームケア製品も人気で、“メタルDX コンセントレイティッド オイル”は「WWDBEAUTY 2023 ヘアサロン版ベストコスメ」のカラーケア部門で1位を獲得。それに続き、来年1月には“メタルDX コンセントレイティッド クリーム”の発売を予定しており、今から注目を集めている。

「WWDBEAUTY 2023
ヘアサロン版ベストコスメ」
カラーケア部門1位受賞!
“メタルDX コンセントレイティッド オイル”

「メタルDX」から、シャンプー・マスクに次ぐホームケアアイテムとして今年1月に発売したのが “メタルDX コンセントレイティッド オイル”だ。8月に発表した、都内の人気ヘアサロン50軒の美容師155人によって選出された「WWDBEAUTY 2023 ヘアサロン版ベストコスメ」のカラーケア部門で1位を受賞し、その実力を示した。

艶を与えて、1日中まとまる髪※2へと導くほか、ヘアアイロンやドライヤーの熱、さまざまな外的要因にアプローチし、マルチな機能を発揮するアウトバス用ヘアオイルだ。手に取った瞬間は、ハチミツのようにねっとりとまとわりつくような濃厚なテクスチャー。なのに髪に伸ばすとさらりとして髪1本1本をコーティングし、べたつき感のない軽い仕上がりで、美容師からは「新感覚オイル」との声も。その使用実感からリピーター続出の人気アイテムだ。

毛先からダメージ髪に潤いを与える
“メタルDX コンセントレイティッド
クリーム”が新登場

24年1月31日に発売予定の “メタルDX コンセントレイティッド クリーム”は、金属ストレス※1に着目した、唯一無二※3のヘアクリーム。既存商品と同様、美容師の協力を得て生み出された新商品だ。さまざまな髪質に対応する洗い流さないヘアクリームで、乳液タイプの軽いテクスチャー。切れ毛を防ぎ、美しいカラーヘアをキープするのはもちろん、髪の表面にしっかりとくっついて保湿するのが最大の特徴だ。

ほかにも、紫外線や熱等によるダメージから髪を守り、形状記憶テクノロジーで約6倍※4のまとまり感が継続するなどの優れた機能を備える。香りも「メタルDX」の他商品と共通で、トップノートはレモンやベルガモットのシトラス系、ミドルノートはグレープフルーツフラワー、ラストノートは温かみのあるガイアックウッドとアンバー。ライン使いすることで、その奥行きのある香りをより楽しめる。

人気美容師5人が「メタルDX」の
オイルとクリームの
魅力と実力を徹底解説!

「メタルDX」ホームケア
全商品ラインアップ

「メタルDX」は、サロントリートメントとホームケアの両方で使用することで、日常生活で蓄積するリスクがある金属ストレス※1に着目。サロンでは、プレトリートメント、シャンプー、ケア・マスクの4ステップトリートメントで髪をピュアな状態※5へ。傷んだ髪を補修・保護し、よりしっかりとした艶やかな美しい髪へと導く。

ホームケアでは、カラーやブリーチ直後のセンシティブな髪に対し、まずシャンプーで金属を含む汚れを洗い流し、さらにマスクによって髪表面を潤いでコーティング。オイルやクリームを併用することで、美しいカラーヘアを最大限にキープし、サロンのデザインをより長く楽しむことができる。

※1:髪に潜む金属(銅)が、毛髪内部及び表面に与える影響。ロレアル プロフェッショナル調べ
※2:ロレアル プロフェッショナルにおいて
※3:ロレアル調べ
※4:ロレアル調べ。個人差があります
※5:金属を含む汚れを落とすこと
問い合わせ先
ロレアル プロフェッショナル
03-6911-8321

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「サバース」から畑野ひろ子とコラボしたジュエリーが登場

日本発ダイヤモンドブランドの「サバース(SABIRTH)」から、モデルの畑野ひろ子とコラボレーションしたジュエリーが登場した。畑野は、モデルとして活躍する傍ら、フラワーライフスタイルプロデューサーとしても活動。彼女が花の仕事をする中で夢中になっているのが、野生的でインパクトたっぷりのネイティブフラワーだという。今回のコラボジュエリーのモチーフに選ばれたのが「サバース」のダイヤモンドの産地の一つである南アフリカを代表するネイティブフラワーのプロテア種の中でも希少性が高い“ペトロ”だ。そのダイナミックな花の雰囲気が、ダイヤモンドの輝きで表現されている。

トレーサビリティーにこだわる
「サバース」とは

「サバース」は、100年以上の歴史があるダイヤモンドのエキスパート企業であるUCHIHARAが2006年に設立した日本発エシカルなダイヤモンドブランドだ。同ブランドは、ダイヤモンドの聖地と言われるサザンアフリカ(南アフリカ、ボツワナ、レソト)の原石を用いている。設立当時から、原石からのプロヴェナンス(来歴)とトレーサビリティーにこだわったダイヤモンドを提供。0.17カラット以上のダイヤモンドのガードル(外周の一番長い部分)には、研磨工場などの履歴が分かる最大10ケタの番号が刻印されている。また、現地で研磨することにより雇用を拡大し、コミュニティーの生活水準向上に貢献している。「サバース」のダイヤモンドは最高品質であることはもちろん、熟練した職人による高度な技術により素晴らしい輝きが生まれる。

HPコンテンツ「SA MAGAZINE」がきっかけでコラボに発展

「サバース」は、ファッションをはじめ、さまざまな分野で活躍する、産地へのこだわりを持った人々をフィーチャーしたHPコンテンツ「SA MAGAZINE」を公開している。同コンテンツでは、料理人や陶芸家、パティシエなどの、産地やモノ作りなどに対する思いを紹介。その一回目のゲストとして登場したのが畑野で、今回「サバース」で初となる著名人とのコラボレーションにつながった。

畑野ひろ子が語る「サバース」とのコラボ

ジュエリーデザインを手掛けたのは初めてという畑野ひろ子。「“ペトロ”という花に出合ったのは3〜4年前で、そのインパクトをジュエリーで表現したかった」と話す。コラボジュエリーでは、“ペトロ”らしさを花びらと芯のパーツで表現。「花びらをギリギリまでカーブさせて、自然に見えるように角度をランダムにしている。こだわって花びらの線も施してある」。彼女が花の表現において大切にしていることは、自然の温かみや柔らかさだ。「サバース」とのコラボについては、「『サバース』のいいモノを作るこだわりと私が花を選ぶこだわりには共通点がある。とても上品なブランドでコラボできてうれしい。“ペトロ”の花言葉は“自由”。このコラボジュエリーを通して、自分らしさを表現する素晴らしさを伝えたい」と話した。

南アの国花プロテア種で希少性の高い
“ペトロ”がモチーフ

南アフリカの国花プロテア種の“ペトロ”がモチーフのコラボジュエリーは、4種類のペンダントで構成。畑野のこだわりと「サバース」の職人技が融合したダイナミックな造形が特徴だ。「サバース」の強い光を放つダイヤモンドがちりばめられた“ペトロ”はまるで自然に咲いているよう。単体はもちろんのこと、花弁と花芯のチャーム2種類を組み合わせても着用が可能だ。また、プラチナとゴールドの素材をミックスするなど、さまざまな装いを楽しむことができる。

問い合わせ先
サバース

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「サバース」から畑野ひろ子とコラボしたジュエリーが登場

日本発ダイヤモンドブランドの「サバース(SABIRTH)」から、モデルの畑野ひろ子とコラボレーションしたジュエリーが登場した。畑野は、モデルとして活躍する傍ら、フラワーライフスタイルプロデューサーとしても活動。彼女が花の仕事をする中で夢中になっているのが、野生的でインパクトたっぷりのネイティブフラワーだという。今回のコラボジュエリーのモチーフに選ばれたのが「サバース」のダイヤモンドの産地の一つである南アフリカを代表するネイティブフラワーのプロテア種の中でも希少性が高い“ペトロ”だ。そのダイナミックな花の雰囲気が、ダイヤモンドの輝きで表現されている。

トレーサビリティーにこだわる
「サバース」とは

「サバース」は、100年以上の歴史があるダイヤモンドのエキスパート企業であるUCHIHARAが2006年に設立した日本発エシカルなダイヤモンドブランドだ。同ブランドは、ダイヤモンドの聖地と言われるサザンアフリカ(南アフリカ、ボツワナ、レソト)の原石を用いている。設立当時から、原石からのプロヴェナンス(来歴)とトレーサビリティーにこだわったダイヤモンドを提供。0.17カラット以上のダイヤモンドのガードル(外周の一番長い部分)には、研磨工場などの履歴が分かる最大10ケタの番号が刻印されている。また、現地で研磨することにより雇用を拡大し、コミュニティーの生活水準向上に貢献している。「サバース」のダイヤモンドは最高品質であることはもちろん、熟練した職人による高度な技術により素晴らしい輝きが生まれる。

HPコンテンツ「SA MAGAZINE」がきっかけでコラボに発展

「サバース」は、ファッションをはじめ、さまざまな分野で活躍する、産地へのこだわりを持った人々をフィーチャーしたHPコンテンツ「SA MAGAZINE」を公開している。同コンテンツでは、料理人や陶芸家、パティシエなどの、産地やモノ作りなどに対する思いを紹介。その一回目のゲストとして登場したのが畑野で、今回「サバース」で初となる著名人とのコラボレーションにつながった。

畑野ひろ子が語る「サバース」とのコラボ

ジュエリーデザインを手掛けたのは初めてという畑野ひろ子。「“ペトロ”という花に出合ったのは3〜4年前で、そのインパクトをジュエリーで表現したかった」と話す。コラボジュエリーでは、“ペトロ”らしさを花びらと芯のパーツで表現。「花びらをギリギリまでカーブさせて、自然に見えるように角度をランダムにしている。こだわって花びらの線も施してある」。彼女が花の表現において大切にしていることは、自然の温かみや柔らかさだ。「サバース」とのコラボについては、「『サバース』のいいモノを作るこだわりと私が花を選ぶこだわりには共通点がある。とても上品なブランドでコラボできてうれしい。“ペトロ”の花言葉は“自由”。このコラボジュエリーを通して、自分らしさを表現する素晴らしさを伝えたい」と話した。

南アの国花プロテア種で希少性の高い
“ペトロ”がモチーフ

南アフリカの国花プロテア種の“ペトロ”がモチーフのコラボジュエリーは、4種類のペンダントで構成。畑野のこだわりと「サバース」の職人技が融合したダイナミックな造形が特徴だ。「サバース」の強い光を放つダイヤモンドがちりばめられた“ペトロ”はまるで自然に咲いているよう。単体はもちろんのこと、花弁と花芯のチャーム2種類を組み合わせても着用が可能だ。また、プラチナとゴールドの素材をミックスするなど、さまざまな装いを楽しむことができる。

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サバース

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「ソレル」がニューヨークでポップアップを開催 キーパーソンが語る戦略と展望

シェルブーツの原型を生み出したとされるカナダ発祥の「ソレル(SOREL)」がニューヨークのブルックリンで期間限定のポップアップストアをオープンした。生誕50周年を迎えるブランドのアイコンモデル“Caribou(カリブー)”にフォーカスし、ブランドのテーマカラーでもあるオレンジ一色に染まったポップアップストアとブランドの今後の展開についてリポートする。

ブランドのヘリテージに焦点を当て、
新たな市場開拓を目指す

ーー今回、ニューヨークでポップアップを開催した意図は?なぜ会場をブルックリンにしたのか。

ナタリー・ヘイズ =ソレル ヴァイス・プレジデント(以下、ヘイズ):一年前にニューヨークでイベントを開催し、ニューヨークの賑やかな雰囲気や人々に感化された。ブルックリンは多くのアートやファッションを発信する地でニューヨークの中でも、他のエリアとはまた違ったバイブスがある。そこで新たなコミュニティを見つけたかった。特にポップアップを開催したウィリアムズバーグは話題のショップも多く、それを求めにくる人々がいる。いつもウィリアムズバーグで何かが起こっているので、我々もいい機会を得られると思い、この場所に決めた。

ーー実際にポップアップストアを見た際の感想は?

ヘイズ:オレンジ色のポップアップストアはとても目立つし、興奮した。オレンジは60年代からのブランドカラーで大切な色であるうえ、今年のトレンドカラーのひとつ。通りかかったら、「これ何?」となるでしょう?今回は
ポップアップを通して“Caribou”の50周年の誕生をフックに、「ソレル」のヘリテージを伝える場を兼ねている。“Caribou”があったから「ソレル」が有名になったと言ってもいい代表的なモデルだし、だからこそ長年のブランドカラーであるオレンジがポップアップにとって重要な要素となっている。

ーーポップアップで期待される成果は?

ヘイズ:広告やデジタル広告でのマーケティング手法とは異なり、ポップアップストアを開催することで対面でお客さまと接点を持ちたかった。ポップアップは店頭でお客さんと接点を持てるだけでなく、店頭のお客さんをはじめ、今回のオープニングイベントに来てくれたインフルエンサーやセレブリティが「ソレル」を拡散してくれることで私たちのメッセージを多くの人に伝えてくれている。現在私たちは店舗がないのでポップアップはテストマーケティング的にも有効かつ、皆が情報を発信してくれることで広告効果にも繋がっている。

ーー今後、どのようにブランドを成長させていくのか?

ヘイズ:「ソレル」が持つヘリテージをもっともっと伝えていきたい。Z世代の顧客たちは伝統やストーリーを持ったブランドを好み、そうでないブランドを好まない。今後は「ソレル」のヘリテージを伝える際にもっと「ソレル」独自のヘリテージやストーリーを活用して、ブランドが誇る技術面をアピールしながら、将来的にはライフスタイルブランドとしても成長させていきたい。今まで通りウィメンズの商品には力を入れながら、今後はヘリテージという武器を使ってメンズを拡大させていく。

ーー「ソレル」のヘリテージとは具体的に何か?

ヘイズ:まず第一に機能性が挙げられる。ウェッジソール、ヒール、スニーカーなど、どんなモデルでも暖かかったり、防水効果があったり、耐久性のあるラバーソールだったり、真の機能性を兼ね備えている。「ソレル」はそこにデザイン性を加え、他にはない商品を作り出している。今回アメリカでユーザーヒアリングを行った際も、雨の日に雨用シューズと、晴れたときに履くためのデザイン性のある靴の2足持ちにうんざりしているという声が多かった。「ソレル」のシューズはデザイン性もありながら雨から足を守ることができ、1足だけで完結することを伝えることができる。

ブルックリンの
ウィリアムズバーグに
初のポップストア

初のポップアップストアは10月13日から22日までの期間中、ブルックリンのウィリアムズバーグで開催された。外観からオレンジ一色に染まったキャッチーなポップアップストアがオープンしたのはブルックリンのウィリアムズバーグ地区。マンハッタンの対岸にあり、アクセスも良く、トレンドを牽引するブランドがショップを構える話題のエリアだ。

近年ではブランドのヘリテージを守りながらタウンユース向けの幅広いモデルを発表している「ソレル」だが、ポップアップではブランドのアイコンモデル“Caribou”をモダンに再考した「Caribou, I Love You」のコレクションを発表した。頑丈なラバーソールや筒部の防水加工、取り外せるフェルトのインナーブーツなど、マイナス40度の極寒の地でも耐えられる機能性は、50年以上にわたり信頼されてきた”Caribou”そのままに、シルエットをスリムにしてアップデート。普段のコーディネートに取り入れやすいレースアップブーツとして提案する他、クロッグ、サイドゴアブーツなど8モデルが店頭に並んだ。鮮やかなオレンジを効かせたモデルはコーディネートのポイントになりそうだ。他にもウィリアムズバーグ限定モデルとして、女優で歌手のクロイ・ベイリー(Chloe Bailey)とのコラボレーションモデルも発表。このモデルはブーツのシューレース部分にカスタマイズでチャームを付けられるなど、遊び心に富んでいる。

ポップアップオープンの前日に行われたオープニングイベントには「ソレル」を着用した多くのゲストが訪れ、トレンドのスタイリングに合わせた「ソレル」のブーツを披露した。パーティーのドリンクもオレンジで統一され、オレンジ色の特製マグにはその場でゲストの名前をアーティストがペイントしてくれるサービスや、トレンドのトゥースジェムが体験できるコーナーもあり、多くのゲストがイベントを楽しんだ。

また、ニューヨークではブルックリンのポップアップストア以外にも百貨店の「ノードストローム(NORDSTROM)」でもポップアップスペースを展開し、盛り上げを見せていた。

オープニングイベントには
多彩なゲストも

オープニングイベントにはタウンユースのできる「ソレル」のコーディネートで女優やモデル、インフルエンサーが多数来場した。イベント中はモデルの松岡モナがDJを務めたほか、女優・歌手のクロイ・ベイリー、女優のハリ・ネフ、アオキ・リー・シモンズの他に日本からはロサンゼルスを拠点に活躍するダンサーの島津藍が会場に花を添えた。

ファッション性と機能を
備えた“Caribou,
I Love You”コレクション

オレンジを基調に“Caribou”をスリムでモダンなシルエットにアップデートした“Caribou, I Love You”コレクション。機能性はそのままに、街中でも履けるファッション性を兼ね備えたモデルがそろっている。

INTERVIEW & TEXT : REIKO SUGA
問い合わせ先
ソレル/コロンビアスポーツウェアジャパン
0120-193-803

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「ソレル」がニューヨークでポップアップを開催 キーパーソンが語る戦略と展望

シェルブーツの原型を生み出したとされるカナダ発祥の「ソレル(SOREL)」がニューヨークのブルックリンで期間限定のポップアップストアをオープンした。生誕50周年を迎えるブランドのアイコンモデル“Caribou(カリブー)”にフォーカスし、ブランドのテーマカラーでもあるオレンジ一色に染まったポップアップストアとブランドの今後の展開についてリポートする。

ブランドのヘリテージに焦点を当て、
新たな市場開拓を目指す

ーー今回、ニューヨークでポップアップを開催した意図は?なぜ会場をブルックリンにしたのか。

ナタリー・ヘイズ =ソレル ヴァイス・プレジデント(以下、ヘイズ):一年前にニューヨークでイベントを開催し、ニューヨークの賑やかな雰囲気や人々に感化された。ブルックリンは多くのアートやファッションを発信する地でニューヨークの中でも、他のエリアとはまた違ったバイブスがある。そこで新たなコミュニティを見つけたかった。特にポップアップを開催したウィリアムズバーグは話題のショップも多く、それを求めにくる人々がいる。いつもウィリアムズバーグで何かが起こっているので、我々もいい機会を得られると思い、この場所に決めた。

ーー実際にポップアップストアを見た際の感想は?

ヘイズ:オレンジ色のポップアップストアはとても目立つし、興奮した。オレンジは60年代からのブランドカラーで大切な色であるうえ、今年のトレンドカラーのひとつ。通りかかったら、「これ何?」となるでしょう?今回は
ポップアップを通して“Caribou”の50周年の誕生をフックに、「ソレル」のヘリテージを伝える場を兼ねている。“Caribou”があったから「ソレル」が有名になったと言ってもいい代表的なモデルだし、だからこそ長年のブランドカラーであるオレンジがポップアップにとって重要な要素となっている。

ーーポップアップで期待される成果は?

ヘイズ:広告やデジタル広告でのマーケティング手法とは異なり、ポップアップストアを開催することで対面でお客さまと接点を持ちたかった。ポップアップは店頭でお客さんと接点を持てるだけでなく、店頭のお客さんをはじめ、今回のオープニングイベントに来てくれたインフルエンサーやセレブリティが「ソレル」を拡散してくれることで私たちのメッセージを多くの人に伝えてくれている。現在私たちは店舗がないのでポップアップはテストマーケティング的にも有効かつ、皆が情報を発信してくれることで広告効果にも繋がっている。

ーー今後、どのようにブランドを成長させていくのか?

ヘイズ:「ソレル」が持つヘリテージをもっともっと伝えていきたい。Z世代の顧客たちは伝統やストーリーを持ったブランドを好み、そうでないブランドを好まない。今後は「ソレル」のヘリテージを伝える際にもっと「ソレル」独自のヘリテージやストーリーを活用して、ブランドが誇る技術面をアピールしながら、将来的にはライフスタイルブランドとしても成長させていきたい。今まで通りウィメンズの商品には力を入れながら、今後はヘリテージという武器を使ってメンズを拡大させていく。

ーー「ソレル」のヘリテージとは具体的に何か?

ヘイズ:まず第一に機能性が挙げられる。ウェッジソール、ヒール、スニーカーなど、どんなモデルでも暖かかったり、防水効果があったり、耐久性のあるラバーソールだったり、真の機能性を兼ね備えている。「ソレル」はそこにデザイン性を加え、他にはない商品を作り出している。今回アメリカでユーザーヒアリングを行った際も、雨の日に雨用シューズと、晴れたときに履くためのデザイン性のある靴の2足持ちにうんざりしているという声が多かった。「ソレル」のシューズはデザイン性もありながら雨から足を守ることができ、1足だけで完結することを伝えることができる。

ブルックリンの
ウィリアムズバーグに
初のポップストア

初のポップアップストアは10月13日から22日までの期間中、ブルックリンのウィリアムズバーグで開催された。外観からオレンジ一色に染まったキャッチーなポップアップストアがオープンしたのはブルックリンのウィリアムズバーグ地区。マンハッタンの対岸にあり、アクセスも良く、トレンドを牽引するブランドがショップを構える話題のエリアだ。

近年ではブランドのヘリテージを守りながらタウンユース向けの幅広いモデルを発表している「ソレル」だが、ポップアップではブランドのアイコンモデル“Caribou”をモダンに再考した「Caribou, I Love You」のコレクションを発表した。頑丈なラバーソールや筒部の防水加工、取り外せるフェルトのインナーブーツなど、マイナス40度の極寒の地でも耐えられる機能性は、50年以上にわたり信頼されてきた”Caribou”そのままに、シルエットをスリムにしてアップデート。普段のコーディネートに取り入れやすいレースアップブーツとして提案する他、クロッグ、サイドゴアブーツなど8モデルが店頭に並んだ。鮮やかなオレンジを効かせたモデルはコーディネートのポイントになりそうだ。他にもウィリアムズバーグ限定モデルとして、女優で歌手のクロイ・ベイリー(Chloe Bailey)とのコラボレーションモデルも発表。このモデルはブーツのシューレース部分にカスタマイズでチャームを付けられるなど、遊び心に富んでいる。

ポップアップオープンの前日に行われたオープニングイベントには「ソレル」を着用した多くのゲストが訪れ、トレンドのスタイリングに合わせた「ソレル」のブーツを披露した。パーティーのドリンクもオレンジで統一され、オレンジ色の特製マグにはその場でゲストの名前をアーティストがペイントしてくれるサービスや、トレンドのトゥースジェムが体験できるコーナーもあり、多くのゲストがイベントを楽しんだ。

また、ニューヨークではブルックリンのポップアップストア以外にも百貨店の「ノードストローム(NORDSTROM)」でもポップアップスペースを展開し、盛り上げを見せていた。

オープニングイベントには
多彩なゲストも

オープニングイベントにはタウンユースのできる「ソレル」のコーディネートで女優やモデル、インフルエンサーが多数来場した。イベント中はモデルの松岡モナがDJを務めたほか、女優・歌手のクロイ・ベイリー、女優のハリ・ネフ、アオキ・リー・シモンズの他に日本からはロサンゼルスを拠点に活躍するダンサーの島津藍が会場に花を添えた。

ファッション性と機能を
備えた“Caribou,
I Love You”コレクション

オレンジを基調に“Caribou”をスリムでモダンなシルエットにアップデートした“Caribou, I Love You”コレクション。機能性はそのままに、街中でも履けるファッション性を兼ね備えたモデルがそろっている。

INTERVIEW & TEXT : REIKO SUGA
問い合わせ先
ソレル/コロンビアスポーツウェアジャパン
0120-193-803

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スタイリストMASAHがトランクルームのトップシェア「キュラーズ」を体験

日に日に洋服が増えていくファション業界人にとって、収納スペースは悩みの種。誰もが自宅に「もう一部屋あれば……」と思うはずだ。そんな悩みをすぐに解決できるのがトランクルームである。トランクルーム市場はこの10年間で倍増。今やファミリーレストランを超える1万2000店舗を突破した。

2001年に創業した「キュラーズ」は、屋内型トランクルームのトップシェアを誇り、現在首都圏を中心に67店舗構えている。ロードサイドの一棟管理で、24時間入退館が可能。忙しいファッション業界人の強い味方になってくれるのだ。

今回、スタイリングやディレクション、ブランドプロデュースなどで活躍する、まさに“フリーランスの鏡”MASAHさんが「キュラーズ」を利用した。自宅で仕事道具を管理し、もちろん、プライベートでも洋服が好き。そんなMASAHさんが、トランクルームがもたらす新しいライフスタイルを体験する。

広く使える部屋を求めて
結婚・出産を機にモノを処分

MASAHさんは2013年にモデルの今宿麻美さんと結婚。現在は2児の父親でもある。結婚後は、「独身時代の“どの角度から見てもカッコイイ部屋”から、“必要最低限のモノを置いて広く使える部屋”へと嗜好が変わった」とMASAHさん。「僕たちの業種には、仕事や趣味のモノも含めて、なんとなくモノをとっておくカルチャーみたいなのが昔からある。僕も結婚や出産を機に、大量にあったモノを処分してきたけど、今でも捨てられない大切なモノがたくさんある。だけど長男が小学生になって、とうとう来年は次男も小学生。今、洋服で埋まっている部屋を子ども部屋として使うために、またモノを処分しないといけないのかと、とても憂鬱だった」と続ける。

季節ごとに使わないモノを
トランクルームへ

quraz・キュアーズ

現在は、子ども服関連の仕事も多いMASAHさん。そのため、子ども服も年齢ごとに仕分けして、自宅に保管しているという。「子ども服は宝物だっていうのもあるけど、いつか仕事でサンプルとして使えるんじゃないか?と思うと、全く捨てられない。それに子どもが生まれてからは、季節感をすごく意識するようになった。季節ごとに必要なものもあれば、絶対に使わないものもある。子ども用のプールなんかもそう。僕のダウンジャケットやスノーウエア、スノーボードを管理するためにトランクルームを活用すれば、自宅のスペースが確保できる。『キュラーズ』は24時間出し入れ自由だから、僕だったら仕事よりもプライベートの方が重宝するかも(笑)。例えば雪山には、急に『明日行こう』となることもよくあるので」。

ただの倉庫じゃない!
部屋をデザインする楽しさ

quraz・キュラーズ

「キュラーズ」は、独自の空調システムを導入しており、快適な収納環境をキープする。床はクロス張りで清潔感があり、一般的なトランクルームのイメージとは真逆だ。「『キュラーズ』は、“倉庫”というよりも一つの“部屋”のような感覚。それって、僕にとっては、部屋を作る楽しさと同じ。部屋を借りた感じで、すごく作り甲斐があるし、こんなにすごいんだってびっくりした」と話す。収納部屋のこだわりを問うと、「例えば、スタイリングの撮影のときに『撮影準備は返却準備』という自分の中での美学があって、返却するのを前提に撮影準備すると返却が楽なわけ。どういう状況に置けば取り出しやすいかとか、色の並べ方なんかを決めておけば、ハンガーラックのどこに何色のダウンジャケットが掛かっているかも覚えておきやすい。僕じゃない人が荷物を取りに来ても分かるようにしておくことが、仕事でトランクルームを活用する際にも大切になると思う」と答えた。

宅配や無料シャトルなど
便利なサービスを用意

「キュラーズ」は、首都圏の好立地を中心に展開している。駐車場付きで、24時間365日、いつでも荷物の出し入れが可能。申し込みは、24時間WEBからでき、もちろん、現地をじっくり見学してからの申し込みもできる。各店舗には、収納コンシェルジュが在館しているので、収納スペースに迷ったら相談するのがいいだろう。スマホひとつで荷物の“収納+取り出し”が完結する「キュラーズ宅配サポート」や、自家用車がなくても荷物を自宅から無料で運んでくれる「キュラーズ無料シャトル」、簡単に収納棚やハンガーラックになる「レンタルラック」(月額1100円)など、便利なサービスをそろえる。

PHOTO:SHUNGO TANAKA(MAETTICO)
EDIT & TEXT:YUKI KOIKE(VINYL)
問い合わせ先
キュラーズ
0120-15-9780

ザ シードが輸入販売する「ヴェジャ」 成長の背景にあるのは、環境と人への配慮

VEJA

ザ シード(THE SEED)が日本総代理店を務めるフランス発のスニーカーブランド「ヴェジャ(VEJA)」は、サステナビリティや透明性にこだわったモノづくりとビジネスモデルで成長を続けている。生産拠点を構えるブラジルで話されるポルトガル語で「見る」を意味する同ブランドが目指すのは、洗練されたデザインと社会的責任の両立だ。環境と人に配慮して作られたスニーカーのラインアップは年々充実し、現在はクリーンな定番スタイルからレトロスポーティーなデザイン、ランニングシューズ、ビーガンモデルまで、幅広いニーズに応えるアイテムをそろえる。それだけでなく、「マルニ(MARNI)」や「リック・オウエンス(RICK OWENS)」といったブランドとコラボレーションするなど、ファッションアイテムとしても注目度を高めている。ただ、その根幹にあるのは、従来のスニーカー界の常識にとらわれず、限界に挑戦し続けること。そんな「ヴェジャ」の今に迫る。

スニーカーを
長く愛してもらうための
リペア・プロジェクト

「ヴェジャ」がスニーカーを製造・販売するだけのビジネスモデルから進化を遂げたのは、フランス・ボルドーにあるエコロジーに特化した施設「ダーウィン(DARWIN)」に、修理とリサイクルに向けた初の実験的店舗を出店した2020年6月のことだ。「ダーウィン」は、もともとフランス軍の施設だった廃墟をリノベーションして、12年に誕生した。同じ理念や価値観を持つ人々が集まるコミュニティーのような施設には、ショップやコワーキングスペースから、イベント会場、スケートパーク、オーガニック食材や地産地消にこだわったレストラン、ベーカリー、畑、高校、モービルホーム、マイクロワイナリーまでが同居。自転車やバイクの修理屋、家具の修復やDIYを行う工房、古着や不要になった雑貨などを扱うスリフトショップなどもある。

そんなユニークな施設の中にある「ヴェジャ」の店舗には、修理職人が常駐するリペアカウンターや履き古されたスニーカーの回収ボックスを設けており、取り扱う商品もパリなどにある他の店舗とは異なる。中心となるのは、職人が小さな欠陥のある商品にリペアや補強目的のアレンジを施して唯一無二に仕上げたシューズ。また、生産終了したモデル、実際には商品化されなかったプロトタイプもある。通常の新品よりも低価格に設定することで、廃棄物を生まない努力を続けている。

そして、「ダーウィン」の店舗から始まったリペア・プロジェクトは広がりを見せ、現在はパリの百貨店ギャラリー・ラファイエット(GALERIES LAFAYETTE)の靴売り場にリペアコーナーを構えるほか、一部直営店にもリペアカウンターを併設。「ヴェジャ」のスニーカーだけでなく、他ブランドのスニーカーも持ち込み、修理やクリーニングをしてもらうことができる。価格もほとんどのサービスが数十ユーロと手頃。そこからは、ただ使い捨てるのではなく、所有するスニーカーをできるだけ長く愛してほしいという思いが感じられる。

環境と人に配慮した
スニーカービジネスへのこだわり

2005年にフランソワ・ギラン・モリィヨン(Francois Ghislain Morillion)とセバスチャン・コップ(Sebastien Kopp)が創業した「ヴェジャ」は、デザインと社会的責任の両立を目指し、スニーカー界の常識にとらわれずに歩み続けてきた。従来の方法に疑問を抱き、ゼロからやり直すというアプローチは、原材料の調達や素材開発から生産、物流にまで見られる。例えば、キャンバスや靴ひもに使われるオーガニックコットンは、ブラジルとペルーの生産者から直接調達。あらかじめ生産者と話し合い、市場価格よりも高い固定価格で買い取ることを保証する年間契約を結ぶことで、生産者が安定した収入を得られるシステムを構築している。また、ソールに20〜40%用いられる天然ゴムは、ブラジル・アマゾンのゴム樹液採取に従事する家族による協同組合から市場価格の5倍で調達。生産者を支援することにより、素材の品質を保証するとともに良好な労働・生活環境を提供している。さらに、リサイクルペットボトルを100%用いた「B-メッシュ」や、オーガニックコットンと組み合わせた「ヘキサメッシュ」、レザーの代替素材となるトウモロコシ由来のコーティングで覆われたコットンファブリック「C.W.L」など、新素材の開発にも積極的だ。

「ヴェジャ」は、生産面や流通面においても常に上を目指している。ブラジルに構える生産工場では、国際労働機関(ILO)の規則に従うだけでなく追加基準を設け、公平な労働環境や適切な生活水準を保証。サプライヤーにも透明性の向上を求め、社会的責任を問う監査や化学物質使用に関する検査を定期的に実施している。また、物流は創業以来、非営利団体の国境なきアトリエ(ATELIERS SANS FRONTIERES、ASF)や、運送大手XPOロジスティクス(XPO LOGISTICS)と非営利団体アレス(ARES)の合弁会社ロギンズ(LOG’INS)に委託。社会的弱者や軽度の障がいのある人々が社会復帰したり、自立したりすることを支援する。さらに18年12月には、社会や環境への配慮、透明性、説明責任、持続可能性において企業のパフォーマンスを評価する「Bコーポレーション(Bコープ)認証」を取得。そこから弱点を見いだし、さらなる改善に取り組み続けている。

共同創設者が語る
「ヴェジャ」の現在地

「ヴェジャ」は創業から一歩ずつ着実に前進し、世界60カ国以上で販売される人気スニーカーブランドになった。特にヨーロッパでは、街で目にしない日がないほど愛用者が多い。主にブランディングやデザインを監修するセバスチャン・コップ共同創設者に、「ヴェジャ」の哲学や現在の取り組みを尋ねた。

WWD:「ヴェジャ」は自社ECや卸売からスタートし、直営店を出店したのは19年と設立から約15年がたってからだった。現在は、パリやニューヨーク、ベルリン、マドリードなどに計6店舗を構えているが、実店舗はどのような役割を担っているか?

セバスチャン・コップ「ヴェジャ」共同創設者(以下、コップ):新作のローンチや本のサイン会といったイベントを開くなど、物理的に人が集えるアクティベーション(活性化)の場だ。

WWD:現在、ベルリンやマドリードなど一部の店舗には修理職人が常駐している。リペア・プロジェクトを始めたきっかけは?

コップ:きっかけは、リサイクル・プログラムに着手したことだ。しかし、そのためには10トン分の「ヴェジャ」のスニーカーを回収する必要があり、それと同時にリサイクルの前のステップとして、捨ててしまう前に修理できるものは修理して履き続けられるようにすることが重要だと気付いた。

WWD:店舗のリペアカウンターでは、「ヴェジャ」だけでなく他ブランドのスニーカーの修理も受け付けていて、寛大だと感じる。

コップ:寛大なわけでない。私にとって、人々が履き古したスニーカーを捨ててしまう必要がないと気付くことは未来のあるべき姿。修理することはスニーカーのライフサイクルを延ばし、その大切さを再確認することにつながる。そして、地球上の資源がどんどん限られていくなか、将来的には修理して使い続けることを強いられるかもしれない。

WWD:18年には「Bコープ認証」を取得したが、取得して良かった点は?

コップ:(申請のために回答が必要な)質問事項を読んだときに、透明性に関して「ヴェジャ」はまったく問題がないと感じたが、コーポレート・ガバナンスについてはこれまで疑問にも思ったことがなかったような内容があり、自分たちに改善できる点があると感じた。例えば、申請当時、フランスの法律では男性の育児休暇取得可能日数は11日だけだったが、男女の格差を是正するため、「ヴェジャ」では3カ月取得できるようにした。女性も4カ月半だったところを5カ月半の休暇を取れるようにした。つまり、難しい質問に答えていくことが、新たなアイデアをもたらしてくれたと言える。ただ、「Bコープ認証」は製品そのものよりも企業としてのパフォーマンスを評価するもの。認証を取得したとしても、素晴らしい製品を生み出しているとは限らない。

WWD:その点、「ヴェジャ」は創業当初からモノづくりにおける透明性にこだわり、その情報や課題を公式サイトで開示している。その理由は?

コップ:それは、自分たち自身のために「ヴェジャ」に取り組んでいるからだ。自分がもし顧客であれば、製品の背景を知りたい。私たちが示したいのは、環境と人に配慮しながらスニーカーを作れるということ。創業当初はその生産背景を気にする人なんていなかったし、今でもそこまで多くない。しかし、「ヴェジャ」ではそれを重視している。

WWD:3年前のインタビューでは「透明性の限界を押し上げ、革新的な素材を見つけること」を課題として挙げていた。それは達成できたと感じるか?

コップ:常に挑戦すべきことや改良の余地があり、達成感に浸ることはない。ただ、今はブランドの規模が大きくなり、研究開発やソーシングなどの新しいプロジェクトにより投資しやすくなった。そのため、たくさんのプロジェクトが同時進行している。

WWD:では、現在の一番大きな挑戦は?

コップ:レザーだ。そのもととなる牛が、遺伝子組み換えではないオーガニック飼料を食べているかまでトレーサビリティーを追求したいが、現状は難しい。「見る」を意味する「ヴェジャ」では、製品の製造工程だけでなく、原材料がどのように作られているかに至るまでを知ることが大切だと考えている。

広がる日本での展開
「グリーンエイジ」やドーバー ストリート マーケット
との取り組み

「ヴェジャ」を日本で展開しているのは、独自技術を生かした靴の製造や海外のさまざまなシューズブランドの輸入販売を手掛けるザ シードだ。同社が目指しているのは、100年後も社会から広く必要とされる企業になること。地球環境への配慮を考えると同時に、高品質かつ長く履き続けられる満足度の高い靴を提供することで、人々の足元を支えていくことを掲げる。

そのためのキーブランドの一つとして現在注力する「ヴェジャ」では10月11日、大阪・阪急うめだ本店8階の「グリーンエイジ(GREEN AGE)」にある日本初のコーナーをリニューアルオープンした。「グリーンエイジ」は、自然との新たな関わり方を提案し、生活者やブランド、地域と持続可能で豊かな未来を共創していくことを目指したゾーン。そのコンセプトに共感したブランドが、ラグジュアリーやファッション&スポーツからヘルス&ビューティ、ライフスタイルまで垣根なく並ぶ。「ヴェジャ」のコーナーは、アースカラーを基調にした空間に、多彩なスタイルのスニーカーをラインアップ。壁面には映像を映し出し、ブランドの哲学や世界観を表現する。

さらに、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GNZA)で10月28日に開催されるイベント“オープンハウス”への参加も決定。レザースニーカーの最新モデル“V-90”をベースに、「ヴェジャ」のレザー廃材を使ってタイルキルティング風の装飾をあしらったスペシャルモデルを20足限定で販売する。

PHOTO (DARWIN, SHOP, OFFICE):KOJI HIRANO
EDIT & TEXT:JUN YABUNO
問い合わせ先
ザ シード
054-281-7111

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ゴルフでも「G-SHOCK」 著名人から有名プロまでゴルファーが語る魅力

タフな魅力を持つ「G-SHOCK」はゴルファーにも愛されている。ゴルフスイングの衝撃に耐えられる構造、突然の雨にも耐えられる防水性、ラウンド中も邪魔にならない軽さまで、ゴルフにうってつけの時計だ。そんな「G-SHOCK」の魅力を、ゴルフを愛する著名人とプロゴルファーに語ってもらった。

カリスマ美容師、スタイリストの
ゴルフ×「G-SHOCK」のコーディネート

「MY G-SHOCK」でカスタマイズをした高木琢也オーシャントーキョー代表。「初めてカスタマイズしましたが、サイト上で選ぶ体験が楽しく、人と被らないものを選びたい僕に向いていました。ゴルフウエアはコースや一緒に行く人に合わせて雰囲気を変えていますが、どこかに色がリンクする部分を作ります。今日はセーターに合わせて『MY G-SHOCK』もホワイトをベースにオーシャントーキョーカラーのトリコロールを入れました。ゴルフはスコアにこだわりつつも、好きなウエアを着てコースを散歩してプレーするだけで楽しい。まさに“大人の遊び”なので、遊び心のある『MY G-SHOCK』はぴったり」。

熊谷隆志スタイリストは“GMW-B5000GD-9JF”を着用。「ゴルフウエアはルールを守る方がかっこいいので、襟付き、ソックスなど制約の中でファッションを楽しみます。手掛けるブランド「タングラム」「レノマゴルフ」もルールの中で少し新しい風が吹くようなウエア。色を楽しんだり、今までのワードローブとミックスしたりするのが面白い。『G-SHOCK』はたくさん持っているけど、フルメタルのゴールドはゴルフで焼けた肌にも合うし、好きな緑色にも映えていいですね。ゴルフは社交の場でもあるので、ウエアも一緒にラウンドする人次第。今日はファッション関係者と行くゴルフをイメージしました」。

モデルが楽しむ「G-SHOCK」と
ゴルフウエアの組み合わせ

モデルのSakura氏が着用したのは「G-SHOCK」のアイコンモデル“DW-5600”を小型化、薄型化したカジュアルなモデル“GMD-S5600-8JF”。「ラウンドの予定が決まるとゴルフウエアを買い足し、私服とミックスしながら、毎回新しいコーディネートを楽しんでいます。今日のウエアのようなワントーンのシンプルなスタイルを選ぶことが多いのですが、『G-SHOCK』はカジュアルな見た目ですし、女性でもつけやすいカラーが多いのでコーディネートのポイントにしやすいですね。先日は急な雨で濡れながらプレーしたのですが、『G-SHOCK』は耐水性にも優れていて、自然との戦いでもあるゴルフでは嬉しいタフさだと思いました。とにかく軽いのがポイントです」。

サーファーから支持される「G-SHOCK」のスポーツライン“G-LIDE”。モデルの加藤快氏は“GBX-100TT-8JF”を着用。「元々サーフィンをしていましたが、最近はサーファーでゴルフをする人も多く、家族や友人、環境に恵まれてゴルフを始めるようになりました。午前中にゴルフをして、夕方は夕日の中でサーフィンをする日も。“G-LIDE”はサーフシーンでも使えますし、海の中で時間を気にする僕にも使いやすいです。ソフトウレタンのバンドは軽くてスイングもしやすいですし、メタルのベゼルはアクセサリーのようでもあり、高級感も出ていいですね。ゴルフウエアは私服のスタイルそのままに、シンプルカジュアルに着るのが好きなのですが、バンドのカラーが合わせやすくて気に入りました」。

ツアープロが「G-SHOCK」に惚れ込む理由

長年カシオの所属選手としてプレーしてきた石川遼選手。「良い時も悪い時も、常に『G-SHOCK』と共に歩んできました。タフネスで独自性があり、チャレンジングなところに共感しています」と語る。試合では欠かせないアイテムで「軽くて丈夫なので、支障をきたすことなくスイングに集中できます。豊富なデザインとモデルから、ウエアカラーに合わせたコーディネートができることも楽しみ」なのだとか。シーン別にモデルを使い分けており、「プレー中は視認性の良いデジタル時計を、オフはアナログ時計を選ぶことが多いです。シックな場面ではフルメタルのモデル、オフで気負わずリラックスしたい時にはカジュアルな『G-SHOCK』がよく合います」。

2022年から“TEAM G-SHOCK”の一員となった小祝プロは、プレー時も着用。「G-SHOCKは大きさが丁度よく、時間が見やすいので、試合中に時間を気にする私にも最適。軽くて装着していても全く気になりません」と太鼓判を押す。その日に着用するウエアのデザインや色に合わせて「G-SHOCK」を選ぶといい、「可愛らしさやかっこよさがプラスされるので、毎朝選ぶのが楽しい!」と種類やカラーの多さもポイントになっているようす。中でも一番のお気に入りは“GMA-S2100-7A”のホワイト。「女性らしいですし、どのウエアにも合わせやすくて気に入っています。勝負の日に選ぶことも多いです」

「G-SHOCK」とゴルフの深いつながり

世界に先駆けて斬新な製品を提供するカシオの先進性、独自性、チャレンジ性はゴルフにも通ずる。主催を務め、今年で42回目の開催となる国内男子ゴルフツアー「カシオワールドオープン ゴルフトーナメント」や、国内外の大会で活躍する石川遼選手、小祝さくら選手が所属するアスリートチーム“TEAM G-SHOCK”など、プロゴルファーにも愛されるブランドとして、その耐久性や機能性はゴルフファンにも知られている。

10月20日には石川遼選手のシグネチャーモデル第4弾“GM-2100RI23”を発売。八角形のメタルベゼルとシンプルなデザインが特徴の“GM-2100”をベースに、文字盤にはゴルフボールのディンブル柄を透かしで施すなどゴルフ要素をあしらった。

EDIT & TEXT : ANNA USUI
問い合わせ先
カシオ計算機 お客様相談室
0120-088925

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ゴルフでも「G-SHOCK」 著名人から有名プロまでゴルファーが語る魅力

タフな魅力を持つ「G-SHOCK」はゴルファーにも愛されている。ゴルフスイングの衝撃に耐えられる構造、突然の雨にも耐えられる防水性、ラウンド中も邪魔にならない軽さまで、ゴルフにうってつけの時計だ。そんな「G-SHOCK」の魅力を、ゴルフを愛する著名人とプロゴルファーに語ってもらった。

カリスマ美容師、スタイリストの
ゴルフ×「G-SHOCK」のコーディネート

「MY G-SHOCK」でカスタマイズをした高木琢也オーシャントーキョー代表。「初めてカスタマイズしましたが、サイト上で選ぶ体験が楽しく、人と被らないものを選びたい僕に向いていました。ゴルフウエアはコースや一緒に行く人に合わせて雰囲気を変えていますが、どこかに色がリンクする部分を作ります。今日はセーターに合わせて『MY G-SHOCK』もホワイトをベースにオーシャントーキョーカラーのトリコロールを入れました。ゴルフはスコアにこだわりつつも、好きなウエアを着てコースを散歩してプレーするだけで楽しい。まさに“大人の遊び”なので、遊び心のある『MY G-SHOCK』はぴったり」。

熊谷隆志スタイリストは“GMW-B5000GD-9JF”を着用。「ゴルフウエアはルールを守る方がかっこいいので、襟付き、ソックスなど制約の中でファッションを楽しみます。手掛けるブランド「タングラム」「レノマゴルフ」もルールの中で少し新しい風が吹くようなウエア。色を楽しんだり、今までのワードローブとミックスしたりするのが面白い。『G-SHOCK』はたくさん持っているけど、フルメタルのゴールドはゴルフで焼けた肌にも合うし、好きな緑色にも映えていいですね。ゴルフは社交の場でもあるので、ウエアも一緒にラウンドする人次第。今日はファッション関係者と行くゴルフをイメージしました」。

モデルが楽しむ「G-SHOCK」と
ゴルフウエアの組み合わせ

モデルのSakura氏が着用したのは「G-SHOCK」のアイコンモデル“DW-5600”を小型化、薄型化したカジュアルなモデル“GMD-S5600-8JF”。「ラウンドの予定が決まるとゴルフウエアを買い足し、私服とミックスしながら、毎回新しいコーディネートを楽しんでいます。今日のウエアのようなワントーンのシンプルなスタイルを選ぶことが多いのですが、『G-SHOCK』はカジュアルな見た目ですし、女性でもつけやすいカラーが多いのでコーディネートのポイントにしやすいですね。先日は急な雨で濡れながらプレーしたのですが、『G-SHOCK』は耐水性にも優れていて、自然との戦いでもあるゴルフでは嬉しいタフさだと思いました。とにかく軽いのがポイントです」。

サーファーから支持される「G-SHOCK」のスポーツライン“G-LIDE”。モデルの加藤快氏は“GBX-100TT-8JF”を着用。「元々サーフィンをしていましたが、最近はサーファーでゴルフをする人も多く、家族や友人、環境に恵まれてゴルフを始めるようになりました。午前中にゴルフをして、夕方は夕日の中でサーフィンをする日も。“G-LIDE”はサーフシーンでも使えますし、海の中で時間を気にする僕にも使いやすいです。ソフトウレタンのバンドは軽くてスイングもしやすいですし、メタルのベゼルはアクセサリーのようでもあり、高級感も出ていいですね。ゴルフウエアは私服のスタイルそのままに、シンプルカジュアルに着るのが好きなのですが、バンドのカラーが合わせやすくて気に入りました」。

ツアープロが「G-SHOCK」に惚れ込む理由

長年カシオの所属選手としてプレーしてきた石川遼選手。「良い時も悪い時も、常に『G-SHOCK』と共に歩んできました。タフネスで独自性があり、チャレンジングなところに共感しています」と語る。試合では欠かせないアイテムで「軽くて丈夫なので、支障をきたすことなくスイングに集中できます。豊富なデザインとモデルから、ウエアカラーに合わせたコーディネートができることも楽しみ」なのだとか。シーン別にモデルを使い分けており、「プレー中は視認性の良いデジタル時計を、オフはアナログ時計を選ぶことが多いです。シックな場面ではフルメタルのモデル、オフで気負わずリラックスしたい時にはカジュアルな『G-SHOCK』がよく合います」。

2022年から“TEAM G-SHOCK”の一員となった小祝プロは、プレー時も着用。「G-SHOCKは大きさが丁度よく、時間が見やすいので、試合中に時間を気にする私にも最適。軽くて装着していても全く気になりません」と太鼓判を押す。その日に着用するウエアのデザインや色に合わせて「G-SHOCK」を選ぶといい、「可愛らしさやかっこよさがプラスされるので、毎朝選ぶのが楽しい!」と種類やカラーの多さもポイントになっているようす。中でも一番のお気に入りは“GMA-S2100-7A”のホワイト。「女性らしいですし、どのウエアにも合わせやすくて気に入っています。勝負の日に選ぶことも多いです」

「G-SHOCK」とゴルフの深いつながり

世界に先駆けて斬新な製品を提供するカシオの先進性、独自性、チャレンジ性はゴルフにも通ずる。主催を務め、今年で42回目の開催となる国内男子ゴルフツアー「カシオワールドオープン ゴルフトーナメント」や、国内外の大会で活躍する石川遼選手、小祝さくら選手が所属するアスリートチーム“TEAM G-SHOCK”など、プロゴルファーにも愛されるブランドとして、その耐久性や機能性はゴルフファンにも知られている。

10月20日には石川遼選手のシグネチャーモデル第4弾“GM-2100RI23”を発売。八角形のメタルベゼルとシンプルなデザインが特徴の“GM-2100”をベースに、文字盤にはゴルフボールのディンブル柄を透かしで施すなどゴルフ要素をあしらった。

EDIT & TEXT : ANNA USUI
問い合わせ先
カシオ計算機 お客様相談室
0120-088925

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ショーイチが進める“安全な衣料品リサイクル” グループ内で作業を完結しリスクを低減

余剰在庫の買い取り事業を手掛け、アパレルの大量廃棄問題と向き合ってきたショーイチ(大阪)は今、買い取った衣料品のリサイクル事業も強化している。サステナブル意識の高まりの中で、衣料品リサイクルに関心を持つアパレル関連企業やブランドは増えているが、リサイクル工程にまわしたはずの自社商品が流出してブランド価値が毀損するようなことはないか、不安に感じているケースもあるだろう。ショーイチでは“安全な衣料品リサイクル”を掲げ、そうしたリスクの低減に力を注いでいる。

「外部に商品も情報も漏らさない」

そもそも、ショーイチの言う“安全なリサイクル”とは何か。それは、「外部に商品も情報も漏らさないこと」だと、ショーイチの山本昌一社長は話す。「リサイクル事業をする上で、商品や情報の流出リスクを失くすことを第一に考えている」という。ショーイチのもとに集まった衣料品をリサイクル工程にまわす前には、素材別の仕分けやタグのカット、ボタンなど副資材の分離を行う必要がある。それを外部の業者に依頼したり、作業のために衣料品を別の場所に移したりといったことがあると、その分情報や商品の流出リスクが高まり、ブランド価値の毀損につながりかねない。

その点、ショーイチは自社倉庫内で、自グループで運営する就労支援施設を活用して作業を完結させている。山本社長が自信を持って安全だと言い切るのは、こうした背景を整えているからだ。注意してほしいのは、「外部に商品も情報も漏らさない」と言っても、もちろん依頼主にはリサイクルした商品がどうなったかをしっかり伝えているという点。それにより透明性も担保している。

手作業でタグを確実にカット

実際に、リサイクル前の作業が行われているショーイチの倉庫を視察した。倉庫の中の一角に、タグカットや副資材を分離する作業のためのコーナーがある。その日は、ショーイチのグループ内で運営する近隣の就労支援施設から、通所者と施設スタッフ合わせて計14人が作業をしに訪れていた。通所者はブランドタグや品質タグの一部をカットし、服から切り離したブランドタグそのものにも細かくハサミを入れてタグの悪用ができないように加工。リサイクル不可能な金属ファスナーやプラスチックボタンなどの副資材も、一つ一つ服から切り離す。作業内容に分かりづらい部分があれば、施設スタッフが通所者に丁寧に指示を出していたのが印象的だ。施設スタッフとショーイチ社員も、数時間ごとにコミュニケーションを取って状況を共有している。

リサイクル完了後には
詳細リストも提出

タグや副資材を分離した衣料品の中でリサイクル可能なものは、ショーイチと提携する工場で素材として再生させる。ウール混率80%以上の衣料品は愛知・一宮のサンリードでリサイクルウールに。それ以外の繊維は大阪・泉大津の同心工業で反毛加工し、フェルトに変える。リサイクルが完了した証明として、産業廃棄物管理票などを取引先に提出する。さらに細かいデータとして、引き取った衣料品の品番、カラー、サイズごとに、何点をどこでどのようにリサイクル処理したかを明記した詳細リストも、取引先へ提出が可能。透明性を求める取引先に評価されている。

業界が循環型ビジネスに近づく一助に

ショーイチのもとに集まったリサイクル希望の衣料品は、こうした工程を経てしっかり再生されていく。実際に、ショーイチと組んで衣料品リサイクルを行っているブランドからは、「ショーイチのリサイクルは、どの商品が、いつ、どのように処理されたのかが明確で、証明書の対応や処理現場の視察などにも柔軟に対応してくれる。社会のサステナブル意識が高まる中、われわれはリサイクルの取り組みをさらに加速させていくが、ショーイチにはこれからも良きパートナーとして伴走してほしい」といった声が上がっている。「安心安全な衣料品リサイクルをショーイチが提供することで、ファッション業界の廃棄が少しでも減り、業界のビジネスモデルが循環型に近づいていく一助になれればと思っている」と山本社長。

問い合わせ先
ショーイチ
050-3151-5247

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写真家・操上和美が「アイヴァン」をまとった50人の紳士を撮り下ろす 青山・スパイラルで写真展を開催

日本を代表する写真家・操上和美の写真展『50,50 FIFTY GENTLEMEN OF EYEVAN』が、10月5日より青山・スパイラルガーデン(スパイラル1F)にて開催される。今展は、アイウエアブランド「アイヴァン(EYEVAN)」のブランド設立50周年を記念して企画されたもの。雑誌『GOETHE』の連載「男を起動させる眼鏡」にて、「アイヴァン」を掛けた各界の紳士50人を約5年間にわたり撮り下ろした作品が展示される。ここでは、この企画についての思いや、ポートレートに対する考え方などについて操上に話を聞いた。

眼鏡は、キャラクターを
強調する道具になる

87歳になる現在もなお、第一線で活躍し続けている。約60年におよぶキャリアの中で数々のポートレートを撮影してきたが、今回は被写体50人すべてが男性であり、職種は俳優、ミュージシャン、スポーツ選手や実業家など多岐に渡る。そして全員眼鏡を着用しているのが特筆すべき点だ。

「もともと男性のポートレートを撮るのは好きだから、企画をいただいて、これは面白そうだなと思いました。改めて写真を見返してみると、みんなかっこいいなと。それぞれのジャンルで活躍されている方ばかりなので、写真に力があるというか、存在感がありますね」。

躍動的な姿で写る者もいれば、じっとこちらを見据える者もいる。約5年間に及ぶ撮影期間のなかで、様々な個性と対峙してきた。

「事前に決まっているのは、その日誰を撮るかということと、白バックで撮るということだけ。相手をどうリードしていくかは、もう頭で考えるより直感ですよね。最初からこうしようと決めるのではなく、撮りながらその人らしさに近づいていく。相手のバックグラウンドや着ているもの、そして撮影直前に選んだ眼鏡を踏まえて、瞬時に、そして本能的にアレンジしながら仕掛けていきました」。

そうしたなかで、眼鏡というアイテムはどのように作用したのだろうか。

「眼鏡は、すごく大事ですよ。まさにその人の顔になるものでもありますから。なぜ男はサングラスを掛けることが多いかといえば、ちょっと崩した方がダンディーに見えるという安心感があるからでしょう。反対に、素通しの眼鏡を掛けると目の表情が丸見えになる。ポートレートはやっぱり目が大事なので、眼鏡が顔にきちっと合っていればキャラクターを強調する道具になってくれます。それが撮影時の眼鏡選びの難しい点でもあり、楽しみな点でもありました」。

男性のポートレートには
生き様が現れる

これまで操上が手掛けたポートレートといえば、今回同様モノクロ、そして男性を被写体にしたものが印象的だ。

「男性は、その人を形成してきた生き様がより明確に写真に出るんですよね。だから、ちゃんと生きていないといい顔にならない。それを引き出してあげたいと思っているんです。美しさは必要なくて、人柄が出ればいい。人格、悩みとか、そういうものまで。悩みがない男なんて、つまらないでしょう?」

ときには被写体に叫んだり、飛んだりしてもらうことも。そうした動きのなかに相手の内面がふっと現れ、自身が予期しなかった方向に着地することも少なくない。

「だから撮影はセッション、闘いみたいなもの。どう火花を散らすかですね。セッションすることによって僕自身も触発されるし、相手も僕の撮っているシャッター音でだんだん乗ってくるっていうのかな。
現場のノリっていうのは、単に音楽をかけて気分を出すとか、そういうもんじゃない。自分の心臓の鼓動と、相手の心臓の鼓動がうまくリンクするに越したことはなくて。今でも初対面の方を撮るときは、自分がどう反応できるかという怖さもあるんです。その都度その都度が新鮮なセッションなんで、キャリアはまったく関係ありませんね」。

それは被写体も然り。撮影中に「まるで自分のこれまでの生き方を問われているようだ」と漏らした俳優もいたという。

「写真は、やっぱりうそをつけないですから。その時のカタチだけじゃなくて、中まで全部あからさまに出ちゃうんでね。それは僕のセッションのやり方で、自分が相手にぐっと入っていくから怖いと思われる部分もあるのかもしれないけど。でも、それでいいんです。写真には僕が乗っかっていかないと。ただ客観的に眺めて複写するだけでは、意味がないんです。その分、こっちも必死ですよ。立派な人たちとセッションする場合も、あくまでも互角でなくちゃいけない。それは相手が若い俳優でも同じ。どちらが上でも下でもあっちゃいけないから。自分が弱かったら、ちゃんとした写真にならないんです。骨が折れる作業かって? 折れないですよ。それがセッションの良さであり、自分の生き方ですから」。

写真展開催時には
表参道駅ジャックも

スパイラルガーデンで開催される写真展『50,50 FIFTY GENTLEMEN OF EYEVAN』には、これまで撮り下ろした50人全てのポートレートが展示される。また、開催に合わせ、表参道駅では柱や壁面の駅張りポスターやビジョンなどが操上の写真で埋めつくされる“表参道駅ジャック”も実施予定だ。

INFORMATION
『50,50 FIFTY GENTLEMEN OF EYEVAN』

会期:10月5~11日
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
住所: 東京都港区南青山 5 -6-23

写真集『50,50 FIFTY GENTLEMEN OF EYEVAN』

発売日:10月6日
価格:5,555円

表参道駅ジャック

会期 :10月9~15日

※ 駅係員へのお問合せはご遠慮ください。

TEXT:MIREI ITO
問い合わせ先
アイヴァン PR
03-6450-5300

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写真家・操上和美が「アイヴァン」をまとった50人の紳士を撮り下ろす 青山・スパイラルで写真展を開催

日本を代表する写真家・操上和美の写真展『50,50 FIFTY GENTLEMEN OF EYEVAN』が、10月5日より青山・スパイラルガーデン(スパイラル1F)にて開催される。今展は、アイウエアブランド「アイヴァン(EYEVAN)」のブランド設立50周年を記念して企画されたもの。雑誌『GOETHE』の連載「男を起動させる眼鏡」にて、「アイヴァン」を掛けた各界の紳士50人を約5年間にわたり撮り下ろした作品が展示される。ここでは、この企画についての思いや、ポートレートに対する考え方などについて操上に話を聞いた。

眼鏡は、キャラクターを
強調する道具になる

87歳になる現在もなお、第一線で活躍し続けている。約60年におよぶキャリアの中で数々のポートレートを撮影してきたが、今回は被写体50人すべてが男性であり、職種は俳優、ミュージシャン、スポーツ選手や実業家など多岐に渡る。そして全員眼鏡を着用しているのが特筆すべき点だ。

「もともと男性のポートレートを撮るのは好きだから、企画をいただいて、これは面白そうだなと思いました。改めて写真を見返してみると、みんなかっこいいなと。それぞれのジャンルで活躍されている方ばかりなので、写真に力があるというか、存在感がありますね」。

躍動的な姿で写る者もいれば、じっとこちらを見据える者もいる。約5年間に及ぶ撮影期間のなかで、様々な個性と対峙してきた。

「事前に決まっているのは、その日誰を撮るかということと、白バックで撮るということだけ。相手をどうリードしていくかは、もう頭で考えるより直感ですよね。最初からこうしようと決めるのではなく、撮りながらその人らしさに近づいていく。相手のバックグラウンドや着ているもの、そして撮影直前に選んだ眼鏡を踏まえて、瞬時に、そして本能的にアレンジしながら仕掛けていきました」。

そうしたなかで、眼鏡というアイテムはどのように作用したのだろうか。

「眼鏡は、すごく大事ですよ。まさにその人の顔になるものでもありますから。なぜ男はサングラスを掛けることが多いかといえば、ちょっと崩した方がダンディーに見えるという安心感があるからでしょう。反対に、素通しの眼鏡を掛けると目の表情が丸見えになる。ポートレートはやっぱり目が大事なので、眼鏡が顔にきちっと合っていればキャラクターを強調する道具になってくれます。それが撮影時の眼鏡選びの難しい点でもあり、楽しみな点でもありました」。

男性のポートレートには
生き様が現れる

これまで操上が手掛けたポートレートといえば、今回同様モノクロ、そして男性を被写体にしたものが印象的だ。

「男性は、その人を形成してきた生き様がより明確に写真に出るんですよね。だから、ちゃんと生きていないといい顔にならない。それを引き出してあげたいと思っているんです。美しさは必要なくて、人柄が出ればいい。人格、悩みとか、そういうものまで。悩みがない男なんて、つまらないでしょう?」

ときには被写体に叫んだり、飛んだりしてもらうことも。そうした動きのなかに相手の内面がふっと現れ、自身が予期しなかった方向に着地することも少なくない。

「だから撮影はセッション、闘いみたいなもの。どう火花を散らすかですね。セッションすることによって僕自身も触発されるし、相手も僕の撮っているシャッター音でだんだん乗ってくるっていうのかな。
現場のノリっていうのは、単に音楽をかけて気分を出すとか、そういうもんじゃない。自分の心臓の鼓動と、相手の心臓の鼓動がうまくリンクするに越したことはなくて。今でも初対面の方を撮るときは、自分がどう反応できるかという怖さもあるんです。その都度その都度が新鮮なセッションなんで、キャリアはまったく関係ありませんね」。

それは被写体も然り。撮影中に「まるで自分のこれまでの生き方を問われているようだ」と漏らした俳優もいたという。

「写真は、やっぱりうそをつけないですから。その時のカタチだけじゃなくて、中まで全部あからさまに出ちゃうんでね。それは僕のセッションのやり方で、自分が相手にぐっと入っていくから怖いと思われる部分もあるのかもしれないけど。でも、それでいいんです。写真には僕が乗っかっていかないと。ただ客観的に眺めて複写するだけでは、意味がないんです。その分、こっちも必死ですよ。立派な人たちとセッションする場合も、あくまでも互角でなくちゃいけない。それは相手が若い俳優でも同じ。どちらが上でも下でもあっちゃいけないから。自分が弱かったら、ちゃんとした写真にならないんです。骨が折れる作業かって? 折れないですよ。それがセッションの良さであり、自分の生き方ですから」。

写真展開催時には
表参道駅ジャックも

スパイラルガーデンで開催される写真展『50,50 FIFTY GENTLEMEN OF EYEVAN』には、これまで撮り下ろした50人全てのポートレートが展示される。また、開催に合わせ、表参道駅では柱や壁面の駅張りポスターやビジョンなどが操上の写真で埋めつくされる“表参道駅ジャック”も実施予定だ。

INFORMATION
『50,50 FIFTY GENTLEMEN OF EYEVAN』

会期:10月5~11日
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
住所: 東京都港区南青山 5 -6-23

写真集『50,50 FIFTY GENTLEMEN OF EYEVAN』

発売日:10月6日
価格:5,555円

表参道駅ジャック

会期 :10月9~15日

※ 駅係員へのお問合せはご遠慮ください。

TEXT:MIREI ITO
問い合わせ先
アイヴァン PR
03-6450-5300

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人気サロン「シキ」磯田基徳代表も愛用 高機能ドライヤー“ヴェーダブライト PLUS BS for Salon”の魅力は?

2019年に登場し、22年にリニューアルしたヤーマンの美髪コームドライヤー“ヴェーダブライト PLUS BS for Salon”は、美容機器を長年開発し続けてきたヤーマンの独自技術を結集し搭載した。その使い勝手の良さからプロの現場でも愛用され、サロン顧客からの評判も上々だ。表参道にあるヘアサロン「シキ(siki)」の磯田基徳代表に、その魅力や特徴を語ってもらった。

「軽量、低温、速乾で艶や
まとまり感がかなう」

WWD:“ヴェー ダブライトPLUS BS for Salon”の魅力は?

磯田基徳「シキ」代表(以下、磯田):まず感じたのは“軽さ”です。ドライヤーは毎日のサロンワークで使うもの。長時間使用すると手や腕が疲れてしまいますが、“ヴェーダブライトPLUS BS for Salon”は約450gと軽量でとても楽。風量もあり速乾がかなうので、なるべく時短で仕上げたい人には最適です。乾かした後の髪の質感には艶があり、まとまり感も他のドライヤーとは一線を画します。

WWD:プロ視点から見た機能性とは?

磯田:素早く乾くのに、約60℃の低温設計なのがすごい。一般的なドライヤーは高温のため、髪を乾かす時に「熱い」と感じる人もいるのではないでしょうか。そのため、他のドライヤーでは冷風と熱風を頻繁に切り替える必要があります。一方、“ヴェーダブライトPLUS BS for Salon”は低温のため切り替えの手間がいらず、お客さまにとっても使いやすいと思います。親指だけでワンタッチ操作できるボタン位置も絶妙。サロンワークで片手で操作しやすいのは高ポイントです。

美しい髪のポイントは“乾かし方”

WWD:「髪に直接触れる」発想で、独自技術モイスチャーパルスを搭載した“イオンブライトコーム”も付属している。

磯田:ブロー技術は非常に難しいもので、サロンの現場でも新人は技術の差が出やすく、担当者によって仕上がりが変わってしまいます。その点、コームがついているとブローがしやすい。美しい髪には、乾かし方が最も大事。“ヴェーダブライトPLUS BS for Salon”で仕上げれば、トリートメントしたかのようなサロンクオリティーの仕上がりがかないます。

WWD:トレンドのスタイルにも役立つ?

磯田:コロナ禍のリモートワークの影響で髪をブリーチする人が増え、デザインの幅も広がりました。その一方で、ヘアカラーを繰り返すことでカラー剤の色みが蓄積する「カラー残留」を起こすダメージヘアも増えました。傷んだ髪はキューティクルが開きやすく色素が落ちやすい。ドライヤーの熱のオーバードライは髪にダメージが蓄積し、退色につながります。温度や風量調節がしやすい“ヴェーダブライトPLUS BS for Salon”なら、髪に必要以上のダメージを与えることなく退色を抑えてまとまりやすい髪に仕上がります。

プロも一般ユーザーも満足させる
“かゆいところに手が届く”商品設計

WWD:ヤーマンに期待することは?

磯田:“ヴェーダブライトPLUS BS for Salon”は、前述した魅力以外にも折り畳みができるコンパクト設計、子どもや女性にも使いやすい軽量化、低温かつ速乾といった、慣れやコツを必要としない商品。何かの機能に優れていてもどこかに不便さがあり完璧なドライヤーが少ない中、一番理想に近いものです。ヤーマンはそうした商品開発に長けている印象。今後も「かゆいところに手が届く」商品を期待しています。

今秋、進化した美顔器ドライヤーが登場
ドライヤー全ラインアップをチェック!

ヤーマンが展開するサロン向けブランド「ヤーマン プロフェッショナル」から10月下旬、リフトケア機能が進化した美顔器ドライヤー“ヴェーダリフトドライヤー”が登場する。同商品は、2021年に発売した美顔器ドライ ヤー“リフトドライヤー”のサロン推奨モデルとなり、ヤーマンの表情筋研究の理論を生かして表情筋や頭筋からリフトケアがかなう。同商品は、ヤーマン直営店や百貨店、一部取り扱いサロンで販売する。

“ヴェーダリフトドライヤー”は、髪の毛を乾かすためのドライヤーに美顔器機能を搭載し、毎日のドライヤー習慣がリフトケアにもなるというアイテム。独自波形のマイクロカレント「リフトパルス」を搭載し、振動による筋肉刺激と肌への電気的刺激を組み合わせて頭頂部など筋肉の少ない部位も効率よくアプローチする。また、自動で温度を調整するセンシング機能を搭載して過度な熱ダメージを防ぐほか、温 冷を自動で切り換えて艶とまとまりのある髪に導く。先端の「リフトヘッド」は、毎秒約100回の音波タッピングで表情筋を刺激する振動モーターと、導入をサポートするイオン導入機能など美顔器で培った技術を集約した。ダイレクトに表情筋を刺激してくれる。

※ 肌を持ち上げるように動かすこと
PHOTOS:KOHEY KANNO
TEXT:WAKANA NAKADE
問い合わせ先
ヤーマンお客さまサービスセンター
0120-776-282

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毛先までしっとり艶やか!サロン帰りのような“オーロラ美艶”をかなえる 「モロッカンビューティ」登場

豊富な美容成分を含む万能オイルとして人気を誇るアルガンオイル。ヘアケア、スキンケア、ボディーケアとトータルに愛用する人が多い一方で聞かれるのが、「もっと手軽に買いたい」という声。そんなニーズに応えた新ヘアケアブランド「モロッカンビューティ(MOROCCAN BEAUTY)」がボトルワークスから誕生した。追求したのは“芯まで輝くオーロラ美艶”。美容大国モロッコ産のアルガンオイル※1をリッチに含み、貯水力や保湿力に優れたモロッコ産の美髪成分※2を厳選して配合。ダメージや乾燥によりパサつく髪を芯まで潤いで満たす。ヘアサロン専売品級の機能性成分が配合されつつ、シャンプーとヘアトリートメントはいずれも1595円(430mL)、ヘアオイルは1650円(100mL)とバリュー感のある価格帯で、全国のバラエティショップ・ドラッグストアで販売されている。

熱、紫外線、カラー、
乾燥などによるダメージを徹底補修

オーロラのように美しく輝く艶髪をかなえる「モロッカンビューティ」の最大の特徴は、“モロッカングロス処方”。日々のダメージはもちろんのこと、熱、紫外線、カラー、乾燥などによって蓄積されてきた深刻な髪のダメージをケアする処方だ。ダメージによって傷んで空洞化※3が進行してしまった髪に、深く潤いを与えて徹底補修。キューティクルの剥がれによる髪表面の凹凸を滑らかに補修し、毛髪の油分と水分のバランスを整える。また、キューティクルの開きをケアすることで、ヘアカラーの色落ちも緩和する働きを備える。

もう一つ見逃せないのが“ヒートアクティブ補修”の機能だ。これは、ドライヤーやアイロンなどの熱から髪を保護すると同時に、熱を味方につけて髪に皮膜を形成し、ダメージ補修するというもの。仕上げにトライヤーの冷風を髪に当てることで、指通り良く、まとまる髪に整え、輝くような艶感を与える。

日々のヘアケアルーティンに
惜しみなく使えるラインアップ

デビュー時のラインアップは、アミノ酸洗浄成分配合のきめ細やかな濃密泡で洗い上げるシャンプー、毛先までしっとりまとまるヘアトリートメント、乾いた髪に潤いを与え、まとまりやすい艶やかな髪へと導くヘアオイルの3品。いずれも過酷な環境で生き抜くアルガンツリーから採取したアルガンオイル※1のほか、アルガン幹細胞エキス※4、サボテンオイル※5、ローズオイル※6などモロッコ産の美髪成分をたっぷり含んでいる。気軽に試せる“1DAYトライアル“のほか、10月9日にはお得な限定キットも発売する。

気になる香りのイメージは“プリズムローズ”。ローズを基調にしつつ、クリアで軽やか。大人の女性が毎日使いたくなるような奥行きのある香りだ。

美容感度の高い大人も納得の
スタイリッシュなパッケージ

手に取りやすい価格でありながら、高級感あるパッケージも「モロッカンビューティ」の魅力だ。品質をキープするブラウンの遮光ボトルと、やや長めのゴールドノズルの組み合わせもスタイリッシュ。テクスチャーや香りの心地良さだけでなく、ボトルに触れた時のフィーリング、バスルームに置いた時の佇まいにまでこだわったデザインになっている。

※1 アルカガニアスヒピノサ核油(保湿)
※2 アルガニアスピノサ核油、オプンチアフィクスインジカ種子油(全て保湿)/アルガニアスピノサカルス培養エキス、センチフォリアバラ花油(全て保湿)*“モロッカンビューティ ディープモイスト シャンプー”“同 ヘアトリートメント”に配合
※3 髪内部のダメージのこと
※4 アルガニアスピノサカルス培養エキス(保湿)*“モロッカンビューティ ディープモイスト シャンプー”“同 ヘアトリートメント”に配合
※5 オプンチアフィクスインジカ種子油(保湿)
※6 センチフォリアバラ花油(保湿)*“モロッカンビューティ ディープモイスト シャンプー”“同 ヘアトリートメント”に配合
問い合わせ先
ボトルワークス
03-5962-5993

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ジェイデン・スミスと「ニューバランス」の新作コラボは“学び”と“数学”がキーワード 東京ローンチの真相を聞く

「ニューバランス(NEW BALANCE)」のブランドアンバサダー、ジェイデン・スミス(Jaden Smith)はチェンジメーカーの一人だ。社会・環境活動家としても知られる彼は、「ニューバランス」のブランド哲学“Fearlessly Independent(恐れずに独自性を貫くこと)”を体現するに相応しい人物でもある。そのジェイデンとの2度目のコラボレーションとなる新作“ニューバランス フォー ジェイデン スミス ミスフィッツ ゼロ ポイント ゼロ ワン(NEW BALANCE FOR JADEN SMITH MSFTSREP 0.01)”が10月12日に世界同時発売する。前作同様、動物由来の素材を一切使用せず、“MSFTS(=ピッタリ合わないこと)”、ブラック&ホワイト、シンプルをコンセプトにデザイン。誰もがファッションに取り入れられるシルエットや3つに分割されたソールが特徴的な1足に仕上がっている。その発表の場に、東京を指名したジェイデンが来日し、コラボレーションについて語った。

ファッションと文化の中心地
東京で新作を発表

――新しいシューズの発表の場に、東京(日本)を選んだ理由を教えてください。なぜ、東京で発表することが重要だったのですか?

ジェイデン・スミス(以下、ジェイデン):まず、東京は僕が世界中で一番好きな都市なんです。これまでに10回前後来たことありますが、東京は世界的なファッションと文化の中心地であり、さまざまな人々が新しいアイデアを生み出す際に影響力を持つ場所としても知られています。世界中にはさまざまな影響力を持つ場所が存在しますが、東京はその中でも特に重要な場所の一つですね。今回の「ニューバランス」の新しいモデルはグローバルコミュニティーでもあるので、それをこの場所で発表できることを非常に嬉しく思っています。

――デザインのインスピレーションソースは?

ジェイデン:「ニューバランス」のクラシックなコートモデルからインスピレーションを得ました。かつて、バスケットボールやテニスなど、特定のスポーツ用途に分ける前に、あらゆる目的に適したシューズが存在していたんです。これらは“コートモデル”と呼ばれ、このインスピレーションの基となりました。つまり、全ての人のための、誰もが履ける靴。医師、スケートボーダー、建築家……、さまざまな職業やライフスタイルの人々に履いてもらいたいですね。

「ニューバランス」のモデル名である
“数字”に敬意を表して

――「ミスフィッツ」「ゼロ ポイント ゼロ ワン」のネーミングの意味は?

ジェイデン:「ミスフィッツ」とは、学びの概念を意味します。僕は教育に焦点を当てることで、世界をより良い場所にしたいと考えています。そのためには、アートとサイエンスを駆使して新しいアイデアを生み出し、より良い未来を創造する必要があります。数学も非常に重要。数学はクールであり、さまざまなパターンを作り出すためのツールとして、重要な役割を果たしています。僕は数学が創造的なアプローチを可能にし、未来をより良くする手助けをしてくれると信じているんです。「ゼロ ポイント ゼロ ワン」は、このモデルの新たなスタートを象徴し、ブランドのDNAの一部となることを示しています。数字を用いることは、(モデル名に数字を使う)「ニューバランス」のヘリテージに敬意を表する重要な要素でもあります。“0.01”という小数点以下の数字は、新しい始まりを象徴し、未来への新たな一歩を示しているんです。

――前作の「ビジョンレーサー」に続き、今回も動物由来の素材を使用しないビーガンコンセプトであり、制作の際には「ニューバランス」の製造工場も訪問したとか。「ニューバランス」のトレーサビリティーに関して、感じたことは?

ジェイデン:非常に驚きました。生産工程を目の前で見ることで、新たな知見を得ることができ、製品作りにおいてのさらなる進化が可能になりました。新しい視点で、動物由来の素材を一切使用せず、サステナビリティを重視した製品を作りたいというビジョンがより鮮明になったんです。「ニューバランス」はそのビジョンを実現するために、協力してくれました。そのおかげで、サステナビリティに向けた新しいイノベーションの方法を探り、実現するためのステップを踏むことができました。

自分自身の道を突き進む
“Fearlessly Independent”の精神

――「ニューバランス」がグローバルプラットフォームとして掲げる“Fearlessly Independent(恐れずに独自性を貫くこと)”の精神を、ジェイデンさん自身はグローバルアンバサダーとして、どのように体現していますか?

ジェイデン:自分が本当にやりたいことや自分自身のビジョンに忠実に従い、他人の期待やイメージに左右されず、自分の道を進む姿勢を持つことが大切です。特に僕たちの世代にとっては、自己表現や自己実現が重要。リーダーであろうとフォロワーであろうと、自分自身のビジョンや信念に従い、「Fearlessly Independent」の姿勢を貫くことが成功への鍵だと信じています。ファッション、音楽、ライフスタイル、生き方、さらには靴選びにおいても、自分らしさを大切にし、独自性を尊重することが大切なんです。「ニューバランス」とのコラボレーションを通じて、この価値観を共有し、広める機会を得られていることは非常に意義深いことですね。

――「ニューバランス」の最も革新的なプロジェクトは、日本の「ティーハウス(T-HOUSE、東京デザインスタジオ)」から生まれてきています。「ティーハウス」について、どう思いますか?

ジェイデン:大好きな場所ですね。そこで行われているデザインプロジェクトは、最高のものを生み出しています。その空間自体も非常に魅力的で、古い要素と新しい要素が見事に調和して、歴史的な価値と現代のデザインが見事に融合しています。「ティーハウス」は、そういった価値観を具現化している場所であり、私たちに多くのインスピレーションを提供してくれる場所なのです。

――日本での滞在中に楽しみにしていることは?日本滞在でのこれまでのハイライトを教えてください。

ジェイデン:「ティーハウス」はもちろん、「ニューバランス」のフラッグシップストアや、「ドーバーストリートマーケット」も、僕にとって特別な意味を持つスポットであり、楽しみにしています。あと、大阪で食べたビーガン餃子とビーガン寿司は、お気に入りですね。日本のビーガン料理は本当に美味しい。これまでの滞在で、これらの食べ物を楽しむことができたことは、素晴らしい経験でした。

PHOTO:KOUSUKE MATSUKI
EDIT & TEXT:YUKI KOIKE(VINYL)
問い合わせ先
ニューバランスジャパンお客様相談室
0120-85-7120

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ジェイデン・スミスと「ニューバランス」の新作コラボは“学び”と“数学”がキーワード 東京ローンチの真相を聞く

「ニューバランス(NEW BALANCE)」のブランドアンバサダー、ジェイデン・スミス(Jaden Smith)はチェンジメーカーの一人だ。社会・環境活動家としても知られる彼は、「ニューバランス」のブランド哲学“Fearlessly Independent(恐れずに独自性を貫くこと)”を体現するに相応しい人物でもある。そのジェイデンとの2度目のコラボレーションとなる新作“ニューバランス フォー ジェイデン スミス ミスフィッツ ゼロ ポイント ゼロ ワン(NEW BALANCE FOR JADEN SMITH MSFTSREP 0.01)”が10月12日に世界同時発売する。前作同様、動物由来の素材を一切使用せず、“MSFTS(=ピッタリ合わないこと)”、ブラック&ホワイト、シンプルをコンセプトにデザイン。誰もがファッションに取り入れられるシルエットや3つに分割されたソールが特徴的な1足に仕上がっている。その発表の場に、東京を指名したジェイデンが来日し、コラボレーションについて語った。

ファッションと文化の中心地
東京で新作を発表

――新しいシューズの発表の場に、東京(日本)を選んだ理由を教えてください。なぜ、東京で発表することが重要だったのですか?

ジェイデン・スミス(以下、ジェイデン):まず、東京は僕が世界中で一番好きな都市なんです。これまでに10回前後来たことありますが、東京は世界的なファッションと文化の中心地であり、さまざまな人々が新しいアイデアを生み出す際に影響力を持つ場所としても知られています。世界中にはさまざまな影響力を持つ場所が存在しますが、東京はその中でも特に重要な場所の一つですね。今回の「ニューバランス」の新しいモデルはグローバルコミュニティーでもあるので、それをこの場所で発表できることを非常に嬉しく思っています。

――デザインのインスピレーションソースは?

ジェイデン:「ニューバランス」のクラシックなコートモデルからインスピレーションを得ました。かつて、バスケットボールやテニスなど、特定のスポーツ用途に分ける前に、あらゆる目的に適したシューズが存在していたんです。これらは“コートモデル”と呼ばれ、このインスピレーションの基となりました。つまり、全ての人のための、誰もが履ける靴。医師、スケートボーダー、建築家……、さまざまな職業やライフスタイルの人々に履いてもらいたいですね。

「ニューバランス」のモデル名である
“数字”に敬意を表して

――「ミスフィッツ」「ゼロ ポイント ゼロ ワン」のネーミングの意味は?

ジェイデン:「ミスフィッツ」とは、学びの概念を意味します。僕は教育に焦点を当てることで、世界をより良い場所にしたいと考えています。そのためには、アートとサイエンスを駆使して新しいアイデアを生み出し、より良い未来を創造する必要があります。数学も非常に重要。数学はクールであり、さまざまなパターンを作り出すためのツールとして、重要な役割を果たしています。僕は数学が創造的なアプローチを可能にし、未来をより良くする手助けをしてくれると信じているんです。「ゼロ ポイント ゼロ ワン」は、このモデルの新たなスタートを象徴し、ブランドのDNAの一部となることを示しています。数字を用いることは、(モデル名に数字を使う)「ニューバランス」のヘリテージに敬意を表する重要な要素でもあります。“0.01”という小数点以下の数字は、新しい始まりを象徴し、未来への新たな一歩を示しているんです。

――前作の「ビジョンレーサー」に続き、今回も動物由来の素材を使用しないビーガンコンセプトであり、制作の際には「ニューバランス」の製造工場も訪問したとか。「ニューバランス」のトレーサビリティーに関して、感じたことは?

ジェイデン:非常に驚きました。生産工程を目の前で見ることで、新たな知見を得ることができ、製品作りにおいてのさらなる進化が可能になりました。新しい視点で、動物由来の素材を一切使用せず、サステナビリティを重視した製品を作りたいというビジョンがより鮮明になったんです。「ニューバランス」はそのビジョンを実現するために、協力してくれました。そのおかげで、サステナビリティに向けた新しいイノベーションの方法を探り、実現するためのステップを踏むことができました。

自分自身の道を突き進む
“Fearlessly Independent”の精神

――「ニューバランス」がグローバルプラットフォームとして掲げる“Fearlessly Independent(恐れずに独自性を貫くこと)”の精神を、ジェイデンさん自身はグローバルアンバサダーとして、どのように体現していますか?

ジェイデン:自分が本当にやりたいことや自分自身のビジョンに忠実に従い、他人の期待やイメージに左右されず、自分の道を進む姿勢を持つことが大切です。特に僕たちの世代にとっては、自己表現や自己実現が重要。リーダーであろうとフォロワーであろうと、自分自身のビジョンや信念に従い、「Fearlessly Independent」の姿勢を貫くことが成功への鍵だと信じています。ファッション、音楽、ライフスタイル、生き方、さらには靴選びにおいても、自分らしさを大切にし、独自性を尊重することが大切なんです。「ニューバランス」とのコラボレーションを通じて、この価値観を共有し、広める機会を得られていることは非常に意義深いことですね。

――「ニューバランス」の最も革新的なプロジェクトは、日本の「ティーハウス(T-HOUSE、東京デザインスタジオ)」から生まれてきています。「ティーハウス」について、どう思いますか?

ジェイデン:大好きな場所ですね。そこで行われているデザインプロジェクトは、最高のものを生み出しています。その空間自体も非常に魅力的で、古い要素と新しい要素が見事に調和して、歴史的な価値と現代のデザインが見事に融合しています。「ティーハウス」は、そういった価値観を具現化している場所であり、私たちに多くのインスピレーションを提供してくれる場所なのです。

――日本での滞在中に楽しみにしていることは?日本滞在でのこれまでのハイライトを教えてください。

ジェイデン:「ティーハウス」はもちろん、「ニューバランス」のフラッグシップストアや、「ドーバーストリートマーケット」も、僕にとって特別な意味を持つスポットであり、楽しみにしています。あと、大阪で食べたビーガン餃子とビーガン寿司は、お気に入りですね。日本のビーガン料理は本当に美味しい。これまでの滞在で、これらの食べ物を楽しむことができたことは、素晴らしい経験でした。

PHOTO:KOUSUKE MATSUKI
EDIT & TEXT:YUKI KOIKE(VINYL)
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コットンの代替素材として注目 「テンセル™」を採用するブランド続々

「テンセル™(TENCEL™)」がコットンの代替素材として注目を集めている。「テンセル™」がトレーサブル(追跡可能)で低環境負荷素材であることはよく知られているが、コットンの代替素材としての需要が高まり、特にデニムでの採用が増えているという。近年の動向を「テンセル™」を提供するオーストリアのセルロース繊維最大手レンチング・グループ(LENZING GROUP)のグローバルビジネス開発デニム部門長のトゥンチャイ・クルチカン(Tuncay Kılıçkan)に話を聞いた。

インディゴに染められる
“長寿命”繊維

デニムといえばコットンという時代は終わりを告げようとしている。「コットンは常にデニム業界で圧倒的な強さを誇っていたが、近年の持続可能性への意識の高まりや、新型コロナウイルスの感染拡大以降の綿花価格の変動に伴い、綿花に代わる素材を持つことが検討されるようになった」とトゥンチャイ・クルチカン=レンチング・グループ グローバルビジネス開発部門デニム責任者は語る。代替素材の候補の一つとして挙がるのが「テンセル™」だ。支持される理由をクルチカンは「価格と供給条件が安定している点に加え、最終衣料製品での鑑別が可能な100%トレーサブルである点」と分析する。中でもデニム分野での活用が広がっていることについては、「多くの繊維はインディゴ染めができないが、『テンセル™』はインディゴに染めることができる数少ない繊維のひとつ」と語る。

ソフトな手触りも支持を集める理由だ。「今日の消費者は着心地に非常に敏感だ。ビンテージデニムにインスパイアされたオーセンティックなアイテムであっても、ソフトな手触りは必須。『テンセル™』はこの付加価値を提供でき、バリューチェーン全体がそれを認識している。もうひとつ強調しておきたいのは、『テンセル™』は繊維強度が高い点。“長寿命”が今後のEUの法制の重要な要素になることを考えると、製品のライフサイクルが長くなることは、付加的な特徴となるだろう。柔らかさと長寿命を兼ね備える『テンセル™』はデニム、アウター、ニットなどさまざまなアイテムに適していると言える」。

デニムブランド「デンハム(DENHAM)」は“同じジーンズでもよりグリーンに”をコンセプトに、コットンに比べて環境負荷が低いジーンズを探求するライン“ゼロ コットン デニム(Zero Cotton Denim)"に「テンセル™」を採用した。「『デンハム』はプレミアムな価値はそのままに、代替素材の開発に重点を置いている。この取り組みはブランドに前向きな変化を起こすというメッセージが込められている。そして、さまざまなブランドが『テンセル™』のサステナブルな点だけではなく、生地の風合いや新たなテクスチャーを評価して、積極的に採用している」と自信をのぞかせる。「リーバイス(LEVI'S)」もコットン古着を原料の一部に活用した「テンセル™」を循環する繊維として注目している。

ナノ・ユニバースは
“清涼感と品の良さ”推しの
デニムアイテムを提案

ナノ・ユニバースは2023年春夏向けに「テンセル™デニムが叶える上品で、快適な夏」と題したアイテムを提案した。糸の光沢感を生かしたブラウスやロングフレアスカート、Vネックワンピースといった清涼感ある軽やかなアイテムをそろえた。「テンセル™」を採用した理由をTSIストリート&カルチャー事業ディビジョンNU事業部コンテンツ開発セクションの山内良太プレスは「良質でありながら環境に配慮されていることはもちろん、通常のインディゴデニムとは異なり、色落ちしない点や柔らかい素材感に優位性を感じた」と振り返る。特に人気を集めたのはワンピースだった。「夏でも快適に着用できることや他のアイテムとレイヤードしたときに色移りなどがなく着やすいという反応が多かった」と語る。今後も「テンセル™」を活用していくという。「時期をずらしてトップスやボトムスを提案していきたい」。

「ラ・エフ」
ゼロ・カーボン テンセル™️
大人の女性が取り入れやすい
アイテムとして発信

ジャヴァコーポレーションは8月23日~9月3日、「ラブ・フェスタ」と題して“服のチカラで明日の世界を変えよう #もっと洋服にできること”をテーマに、「地球環境問題やフェアトレード問題に取り組む」アイテムを展開した。「ラブ・フェスタ」は新たに始める取り組みで、「私たちの服づくりの原点である『愛』ある物づくりへの理念や思い入れ、こだわりや価値観を再考し、単なる『物としての価値』だけではない、『新しい価値観や感動』を伴った物づくりを目指す」試みだという。

このプロジェクトではモリリンが提供するゼロカーボンタイプの「テンセル™」を用いた環境配慮型素材”ビオグレース(BIOGRACE)”を採用。「ロートレアモン」「ラ・エフ」「メイソングレー」「ドロワット」「ビアッジョブルー」の5ブランドでニットやカットソーなどを展開した。また、同素材を使用した、今年100周年を迎えるディズニーキャラクターのTシャツも提案した。この生地を採用した理由をジャヴァコーポレーションの仲谷久悟ラ・エフ チーフMDは、「地球温暖化を抑制したいという思いから開発された素材である点。加えて『テンセル™』の持つ滑らかなタッチや柔らかな風合いと心地よさ、カジュアルにならない光沢感が、環境に配慮しながらも高級感があり、大人の女性のスタイルに取り入れやすいところが魅力」だと話す。さらに“ビオグレース”は木と暮らす未来プロジェクトへの寄付を通じて植林・育林活動を行っているという。

デニムの有力メーカーをはじめ、日本でも「テンセル™」をコットン代替素材としてデニムやニット・カットソーへの活用が広がり始めている。現在、繊維における再生セルロース繊維のシェアは6%だが、近い将来さらに伸びることが予測されている。レンチング・グループもそれに対応して投資を行い、タイの工場ではテンセルリヨセル繊維の生産を開始し、ブラジルでもパルプ設備が稼働を始めている。

TEXT : YUKO HIROTA
問い合わせ先
レンチングファイバーズ

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人気美容師がイチオシする「N. ルフレカラー」新色 “艶とくすみビビッド”を両立する3色が登場

高発色でなりたいイメージをかなえるヘアカラーとして支持されるナプラの「N.(エヌドット)ルフレカラー」から、今秋3つの新色が登場する。新色「アイリス」「アメトリン」「ラピス」は鮮やかな色ながら、シアーで軽やか。「ルフレカラー」が得意とする、くすみビビッドの質感表現を楽しめる。単色でもニュアンスのある色を表現できるのはもちろんのこと、通常のカラー毛やブリーチ毛にも美しく発色。既存のカラーと組み合わせれば、より幅広いニーズに応えるヘアカラーを実現する。

今回、その新色を使用して秋のトレンドスタイルを提案してくれた3人の美容師から聞かれたのは、それぞれサロンワークの中で感じる客のマインドの変化だ。「今までのヘアスタイルやカラーでは物足りない、違う自分を見てみたい、新しい自分になりたい、という声をよく聞く」「ベージュやモカなど定番のナチュラル系の色にも変化が求められる」「髪を明るくしたい人が増えた」などのコメントが聞かれた。それはきっと、長く続いた行動制限がある生活を経て、ファッションもメイクもヘアも「もっと大胆に自分らしさを表現したい」という気持ちの表れだろう。今秋の新色は、そんな前向きな気持ちを後押しするラインアップだ。

ウルフヘアをモードに魅せる
パープルグラデーション

アイリス(IR)のモデルを手掛けたのは、佐藤比香瑠「シア(SHEA)」副店長。「アイリスを1回全体に使用するだけでも十分きれいに仕上がるが、今回はよりデザインを楽しめるスタイルに仕上げるため、顔まわりを中心とした毛先にさらにアイリスを重ねた。すでにおしゃれな人は取り入れているウルフヘアをグラデーションにして、よりカッコよくよりモードな印象に。半分は黒髪、半分はブリーチした髪全体にアイリスをのせたが、ワンタッチでしっかり色が出た。さまざまなカラー履歴の人でも、1発できれいに色が出せ、褪色も楽しめるのは素晴らしい。これまで以上にデザインを楽しみたいという声が高まる中、全体にもポイントカラーとしても使えるアイリスは、今秋大いに活躍しそう」。

艶とくすみ感で見せる
新グレージュカラー

アメトリン(AT)のモデルを手掛けたのは、袖野敬人「ケイトテイラー(KATETAYLOR)」店長。「赤みを抑える狙いでアメトリン(AT)とフォグ(FO)を1:1で組み合わせグレージュに。青みや暗さのある寒色にはしたくないが、オレンジみを抑えるためターコイズ(TU)を補色としてプラスした。今秋もモカやブラウンなどのナチュラル系の人気は高いと思う一方で、その中で変化を求める声も多い。その点、アメトリンはいい意味で主張し過ぎることなく変化を与えられる。アメトリンを入れることでどんなベースの髪にも艶を出しつつ、くすみ感も出せる。グレーでもベージュでもない奥行きのある感じになるし、秋にかけて推していきたいパーマヘアやレイヤーを生かしたスタイルとも相性がいい」。

立体感と動きを楽しむ
ネイビーのセクションカラー

ラピス(LA)のモデルを手掛けたのは、山戸龍華「ストラマ(STRAMA)」ヘアデザイナー。「全体をクリアな印象のブルー&ベージュにし、セクションカラーのラピスはあえて、アシンメトリーにして立体感と動きを出した。コントラストのあるカラーデザインは、結んだり、耳にかけたりするだけでアレンジできて楽しいので、私自身もそれを楽しんでいる。ラピスは嫌な渋味がなくて鮮やか。最近は明るくしたい人が増えたが、ギャルっぽいのは嫌、と言う大人には、このクリーミーな鮮やかさがぴったりだし、紫を含むことで艶が出るので40~50代にも提案しやすい。アッシュにしたいが褪色した時に緑に寄るのが気になるとの声も聞くが、この色はその心配もなく、褪色の過程も楽しむことができるのもポイントが高い」。

「エヌドット ルフレカラー」に新色、
アイリス、アメトリン、ラピスが登場

人気ブランド「N.」から2022年2月に誕生した、みずみずしい色艶、あふれ出す透明感、高発色を実現するプロ用ヘアカラーブランド。毛髪内部へのスムーズな浸透とクリアな発色をかなえる新アルカリ処方、光の乱反射を防ぎ、高発色に魅せるクロスポリマー、頭皮をいたわる加水分解ローヤルゼリータンパク液配合など、長年に渡って研究開発を重ねてきたナプラの最新テクノロジーがそれを支える。

今回新色として、深みとクリア感を備えたパープル“アイリス”、パールを感じる柔らかベージュ“アメトリン”、紫を含むアッシュネイビー“ラピス”の3色が登場

PHOTOS : ANNA MIYOSHI(TRON),STYING : MASUMI YAKUZAWA(TRON),TEXT : YOSHIE KAWAHARA
IRIS:ドレス2万7500円/サハラ(マルテ)、ジャケットドレス23万3200円/リコール(ESTEEM PRESS)、その他スタイリスト私物
AMETRINE:トラックトップ5700円/バッドレス(ネクスト)、ピアス3万3000円/ピューピルキャスケット(ショールーム ウノ)
LAPIS:ジャケット2万4200円、ビスチェ1万4300円/ともにサハラ(マルテ)、ピアス3万7400円/ピューピルキャスケット(ショールーム ウノ)
問い合わせ先
ナプラ
0120-189-720

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メルローズ50周年記念スペシャル対談 トップランナーに聞く「ファッション半世紀」

メルローズ50周年記念の連載企画「メルローズと私」のスタートに先立ち、メルローズ前社長の武内一志ビギホールディングス社長と、日本のファッションを50年間見つめてきたユナイテッドアローズ創業者の重松理名誉会長の対談を企画した。

「洋服は着るのではなく、着こなす」

WWD:お二人の出会いは?

重松理ユナイテッドアローズ名誉会長(以下、重松):共通の知人を介してお会いしたのが最初です。その後プライベートでも食事にいくようになりました。私の妻が「マルティニーク」が好きでお店での買い物に付き合っていたこともあったので、お会いする以前から武内さんのことは知っていました。「マルティニーク」は、武内さんが立ち上げられたセレクトショップですね。

武内一志ビギホールディングス社長(以下、武内):はい。メルローズの母体であるビギは1970年代から80年代のDCブランドの火付け役で、デザイナーの世界観の強い服を仕掛けてきました。しかし80年代後半から90年代になるとブームは下火となり、海外のブランドやライフスタイルを提案するセレクトショップが若者の人気を集めます。そのトップランナーがユナイテッドアローズでした。初期のユナイテッドアローズのことをよく覚えていますが、店内には“大人のおもちゃ箱”のような高揚感がありました。スタッフさんにもオーラがあり、何よりも知識豊富で洋服のことを何でも教えてくれた。「洋服は着るのではなく、着こなすんだ」と、強く影響を受けました。自分もいつかセレクトショップを作ることが夢になり、2000年に立ち上げたのが「マルティニーク」でした。

東京の風俗と文化が変わる瞬間を演出した

WWD:創立当時のビギやメルローズについて、お二人の印象を教えてください。

重松:私は73年に社会人となり、今年でメルローズと同じく、ファッションの仕事を始めてちょうど50年になります。70年代初頭は、洗練されたブランドといえばインポートでした。そんな中、パルコや西武百貨店の「カプセル」が日本の最先端のブランドを取り上げ、中でも(メルローズの前身である)ビギはひときわ輝いていました。

当時、アパレルメーカーの多くは神田や日本橋の繊維問屋街に事務所を構え、百貨店や専門店に卸売りしていました。その時代に、ビギやメルローズはすでに表参道にブティックを出店していたのです。表参道がファッションの街になったのも、ビギやメルローズの力が大きい。表参道沿いにあった石垣造りの「ビギ」の1号店は、60年代のロンドンの影響も受けていてとてもかっこ良かった。同潤会青山アパートメントにあったニット専門の「メルローズ」の1号店にも行ったことがあると思います。今振り返れば、東京の風俗と文化が変わる瞬間でした。「日本のブランドがかっこいい」ということが新鮮だったのです。

武内:僕は重松さんより年下なのでまだ学生でしたが、テレビドラマ「傷だらけの天使」(74~75年)で「ビギ」を知りました。菊池武夫先生がデザインを手がけていた頃の「ビギ」が衣装提供をしており、ブランドがドラマに衣装提供をすることもそうですが、主演のショーケン(萩原健一)の洗練されたファッションに衝撃を受けました。

学生時代には親に「参考書を買う」と嘘をついておこづかいをもらい、「ビギ」に買い物に行きました(笑)。同潤会の「メルローズ」でも、面白いニットが売っていたので購入していました。

DCブランドからセレクトショップの時代へ

重松:その頃はちょうどビギやメルローズを代表に、日本にも社名を冠したブランドが出てきた時代。私は最初の3年は婦人アパレルメーカーで働いていましたが、社名がブランド名になることに驚きを覚えました。武内さんは、最初はビギに入社したのですよね。

武内:はい。85年にビギに入社し、最初はメンズデザイナーとして働いていました。ようやく仕事に慣れてきた92年、ビギの創業者の大楠(祐二)に「ウィメンズデザインもやってみないか」と背中を押され、グループのメルローズに移籍したのが転機になりました。

DCブランドの後にインポートブランド、セレクトショップと次々と新しい潮流が出てきて、ファッション業界は混沌としていました。僕はビンテージアイテムを中心に、オリジナルとセレクトアイテムを取り扱うウィメンズのセレクトショップ「マルティニーク」と「ティアラ」を立ち上げました。それまでメルローズの出店先は百貨店が多かったのですが、路面店やファッションビルへも販路を広げたのです。重松さんやユナイテッドアローズからも、もちろん影響を受けてのことでした。

重松:メルローズとユナイテッドアローズでの協業はありませんが、私とメルローズとのつながりは、英ブランド「ジョンスメドレー」にもあります(メルローズは18年にジョンスメドレーを輸入販売するリーミルズエージェンシーを子会社化)。セレクトショップに欠かせないブランドで、買い付けもしていました。私自身も大好きで、今は見ない古いタグの時代からのニットを何枚も持っています。

互いに刺激し合い、高めていく

武内:そうですね。235周年を迎えた際の「ジョンスメドレー」のホームページでは、重松さんに愛好家としてご登場いただきました。昨年のピンクハウスの50周年記念展にも多忙の合間を縫ってお越しいただき、メルローズの歴史をいつもしっかり見てくださることに心から感謝しています。

WWD:ビギやメルローズとユナイテッドアローズは、互いに刺激し合い、発展しているのが面白いですね。メルローズには「服―それはあくまで着る人のためにある」というフィロソフィーがあります。これは半世紀の歴史で根付いたのでしょうか。長くビジネスを続けるために大切にすることはありますか。

武内:昔からビギはデザイナーによる個性の際立ったブランドがそろっていました。一方、メルローズはより広い市場を意識し、柔らかい感じのテイストで、多くの方々に愛される服を作る。手に取ったときの気持ちの高まり、袖を通したときのワクワクやドキドキ。長くアパレルビジネスを存続させていくために「まだ見ぬ景色を、お客様にどれだけ見せることができるか」を大切にしてきました。僕はメルローズの経営からは退きましたが、今も脈々と受け継がれていると思います。

WWD:重松さんは昨年、自身が立ち上げられた日本服飾文化振興財団の書籍「日本現代服飾文化史 ジャパンファッション クロニクル インサイトガイド1945~2021」でも、日本のファッションの変遷をまとめられています。ビギやメルローズがけん引したDCブームをはじめさまざまな過去のファッションを記録されていますね。

重松:日本のファッション史は本当に豊かでバラエティに富んでいます。「こんなにも豊かだったのだ」ということを広く伝えたかったのが、出版のきっかけでした。一方でファッションは年々ミニマル化して、引き算になっています。新しい人たちにもっと足し算のファッションを楽しんでほしいと思っています。ファッションは不滅ですから。

TEXT : MAMI OSUGI
問い合わせ先
メルローズ
03-3464-3310(代表)

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「CFCL」高橋悠介が見据える 未来と直結した「再生素材」の可能性

「CFCL」は、日本のファッション産業でライフサイクルアセスメント(LCA)をいち早く実施し、地球環境への責任が認証された素材の使用率を公表している。同ブランドの高橋悠介代表兼クリエイティブ・ディレクターは再生素材とも向き合いながら、ニット表現の高みを目指している。同氏が「ブランドの品格へとつながっている」と話すのが再生セルロース繊維「ベンベルグ」だ。「CFCL」のクリエイションの一角を担う「ベンベルグ」の魅力とは。

認証、数値化がスタートライン
製品への責任が信頼へとつながる

「CFCL」は、3Dコンピューター・ニッティングを用いた無縫製のニットウエアで、デビュー当初から大きな話題を集めた。デビューコレクションで22型だったアイテムは現在160型近くまで増え、エレガンスを宿したニット製品の数々を生み出しながら成長を続けている。好調を後押ししている要因の一つは、妥協のない素材選びだ。

高橋代表は「『CFCL』はブランド立ち上げ当初からリサイクルの観点にこだわった素材選びを続けており、中でも国際的な認証を取得している素材に重点を置いている」と語る。その理由について「環境配慮への意識が社会的に高まり、サプライチェーンの透明性などに注目が集まる反面、言葉だけが先行するあまりサステナブルであること自体の実証がしづらいようにも感じていたからだ」と続けた。「大切なのは、世界中のコンシューマーに対して偽ることなく、信頼してもらえる存在であり続けること。そのためには、自社の製品をサステナブルやエコだと謳うのではなく、どのような素材を何%使用しているものなのかを具体的に数値化して公表することに意味があると考えたのがスタートだった。今でもその考えに変わりはなく、自分たちの製品にいかに責任を持つかが素材選びの基準になっている」。

「CFCL」の製品クオリティーを支えている素材の中にキュプラ、つまり「ベンベルグ」の存在がある。同ブランドが使用する素材比率の中で「ベンベルグ」の割合は、2シーズン目が全体の3.3%だったのが、5シーズン目は6.32%に拡大している。

「アイテムの型数は増えているものの、使用している素材数はブランド立ち上げ時から大きく変わっておらず、現在も10種類に満たない程度。それは一度選んだ素材を長く使うことでサプライチェーンへの負担を軽減する考え方に基づきながら、『CFCL』の服作りにおいて重要視している“リサイクル”と“オケージョン対応可能な品格”の両方を実現できる素材を選び続けているから」。少ない素材でも、編地やゲージなどを変えて見え方の印象を大きく変えているという。

使用比率が高い「ベンベルグ」については「オーガニックコットンや再生ポリエステルでは出せない優雅なドレープ感と奥行きのある色彩を表現できるため、『CFCL』とは非常に親和性が高い」と高橋代表。「『ベンベルグ』は裏地に用いられてきた歴史もあり、肌に直接触れたときの心地良さは他にない魅力。そして一般的に“洗えない素材”と認識されがちだが、実際は他の繊維と複合させて耐久性をさらに高めることで、水洗いも可能になる。だから、糸自体の品格や特徴を最大限にキープできる混合率を慎重に選んでいる」。
 
高橋代表が考える“未来の素材”とは、グローバルにおいて絶対的な評価基準となる認証をパスした上で、服本来の豊かな色彩と着心地の良さをかたちにできるもの。「CFCL」は次のステージに向かって、“やさしさと気品”を掲げる「ベンベルグ」と共にファッション、そしてアパレル産業に新たな生命を吹き込んでいく。

新時代を彩るサステナブル繊維
「ベンベルグ」

旭化成が世界唯一の生産メーカーとして改良改善を積み重ねているのが「ベンベルグ」(一般繊維名:キュプラ)だ。コットンの種子の周りに生える産毛(コットンリンター)を100%原料にし、独自の技法によって精製・溶解したピュアな再生セルロース繊維で、創業90年以上の歴史を持つ。「ベンベルグ」はこれまで、環境に配慮したものづくりによって「RCS認証」などの国際認証を取得してきた。また一年を通して快適な着心地を実現すべく、夏に涼しく、冬に暖かい優れた吸放湿性と放熱性、制電性など機能面も追求。すべりの良さから裏地としてよく使われてきた素材だが、「ベンベルグ」ならではの気品あるドレープ感や美しい光沢の使用用途は年々広がり、アウターやスポーツウエア、ホームテキスタイルに加え、南アジアの伝統衣装サリーなど世界中で用いられている。

肌にやさしく、なめやかな触り心地

「ベンベルグ」の繊維断面は他繊維に比べ真円に近く、すべすべとしたなめらかな表面が特徴だ。そのため摩擦による刺激が少なく、デリケートな肌にもやさしいソフトな風合いを実現している。

海洋生分解性国際認証を取得

「ベンベルグ」は欧州を中心に生分解材料・製品の認証を行う、テュフ・オーストリアが実施している海洋生分解性の認証「OK biodegradable MARINE」を新たに取得。これによって海水中で生分解可能な繊維であり、かつその生分解されたものは海洋生物の生育など環境に対して安全なことが認証されている。

EDIT&TEXT:KEISUKE HONDA
問い合わせ先
旭化成ライフイノベーション事業本部ベンベルグ事業部第一営業部
06-7636-3360

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注目の絵描きリーイズミダとの初コラボ “共感”から生まれた「サラナル」限定パッケージ

I-ne(アイエヌイー)から2021年秋に誕生したプレスキンケアブランド「サラナル(SALANARU)」。ジェルの肌あたり、オイルのクレンジング力、ミルクの洗い流しやすさを併せ持つ機能性クレンジングジェルで、こすらずに素早くメイクをオフできると支持されてきた。このたび、ブランドコンセプトである「まっさらから、はじめよう」というメッセージにリンクすると開発チームが注目していた絵描きのリーイズミダとのコラボレーションが実現。彼女のアイコニックな花のモチーフとブランドの思いを添えた“サラナル ピュアクレンジングジェル クリア”と“同 ホワイト”(各150g、各1980円)が8月1日に数量限定で登場した。パッケージを手がけたイズミダ氏にコラボの背景や、スキンケアのこだわりを聞いた。

“共感がなければ描けない”
「サラナル」のコンセプト

WWD:「サラナル」からパッケージ制作の依頼を受けた時の率直な感想を教えてください。

リーイズミダ(以下、イズミダ):正直に言うと、これまで使ったことはなかったんです。ですが、個展などで忙しい毎日を過ごしている私にとって、感触が心地よくて素早くメイクオフできるこのアイテムは、自分の生活や今のムードにマッチしていると思いました。「まっさらから、はじめよう」という「サラナル」のコンセプトの通り、嫌なことや大変なこと、気分が乗らないことがあっても、1日の終わりに顔をすっきりさせると少しだけ気持ちが晴れますよね。そんなブランドの思いに共感できたから描けました。そうでないと、器用じゃないから描けないんです。誰にとってもクレンジング=顔を洗うことは当たり前のことですが、実は、今年の私の目標は「顔をきちんと洗うこと」でした。疲れてそのまま寝てしまうことが多くて……。今のところ、洗顔しないままの寝落ちはまだ数回です(笑)。

WWD:今回のコラボにはどのような価値を感じますか。

イズミダ:もちろん個展をベースに活動しているので、実際に原画を見てもらいたいという思いはぶれませんが、自分の作品が多くの人の目に触れる機会になるのはうれしいです。
「サラナル」はドラッグストアなど販売店舗が多く、ローカルでも買おうと思った時にすぐに購入できるし、値段も手ごろですよね。地元の北海道でも、実際に手に取れるのはすてきなこと。絵が好きな人が手に取った時にうれしい気持ちになってもらえたらいいなと思います。

「変化がなければ愛着がわかない」
リーイズミダの
エイジングとの向き合い方

WWD:「サラナル」には、女性のエイジングに対する漠然とした不安や葛藤に、前向きになれる手伝いをしたいという思いもあるそう。イズミダさんは、エイジングに対してどのようなマインドで向き合っていますか。

イズミダ:エイジングだって、すてきな変化です。忙しく、毎日頑張っているんだから、老いていくのは当たり前のこと。変化がないと、愛着が湧かないと思いませんか。きれいの定義は人それぞれですし、年齢を重ねるうちに目元のシワがかわいく見えることだってあるでしょう。自分がどういうふうに年を重ねていきたいのか、どうありたいのか次第ですよね。私は健康で、ツルッとしたお肌で元気に絵を描いていたいですね。

WWD:「サラナル」の使い心地や、お気に入りのポイントを教えてください。

イズミダ:どちらも使っていますが、肌が乾燥しやすいので、しっとりとした洗い上がりの“ピュアクレンジングジェル ホワイト”はお気に入りです。ローズとゼラニウムがほのかに香るのもいい感じ。2種類をバスルームに置いておいて、その日の気分に合わせて、肌や心が求めている香りを使うのも良いと思います。重すぎないちょうどいいテクスチャーが肌になじませると心地よいです。

肌本来の実力を発揮するための
“落とすケア”の大切さを発信

「サラナル」は、肌の変化を感じた時にまず見直すべきは“落とすケア”とし、クレンジングにフォーカスしたシンプルな商品ラインアップを展開する。ブランドコンセプト「まっさらから、はじめよう」には、正しい“落とすケア”で仕事にプライベートに忙しい現代女性が理想的な肌を手に入れて、より前向きに過ごせるようにという思いが込められている。「よく落ちるけど肌が突っ張り、刺激がある」「肌に優しいけれど、メイクが落ちない」「肌負担を減らそうとすると、手間や時間がかかる」といった、クレンジングにまつわる悩みに、3段階に変化するクレンジングを提案。ジェル、オイル、ミルク、ぞれぞれの良さを取り入れた“サラナル ピュアクレンジングジェル クリア”と“同 ホワイト”で、毎日の“落とすケア”を時短でかなえる。

商品購入で
オリジナルポーチをプレゼント

8月1日のコラボパッケージの発売に合わせて、EC(楽天)では2点以上の購入でオリジナルのクリアポーチを1つプレゼントするキャンペーンを実施。パッケージと同様、花のデザインに、「Every day is a new day.(毎日が新しい日)」「Choose to Shine.(輝くことを選ぼう)」というメッセージを添えた。

PHOTOS : YUTA KATO
TEXT:NATSUMI YONEYAMA
問い合わせ先
株式会社I-ne
0120-333-476

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注目の絵描きリーイズミダとの初コラボ “共感”から生まれた「サラナル」限定パッケージ

I-ne(アイエヌイー)から2021年秋に誕生したプレスキンケアブランド「サラナル(SALANARU)」。ジェルの肌あたり、オイルのクレンジング力、ミルクの洗い流しやすさを併せ持つ機能性クレンジングジェルで、こすらずに素早くメイクをオフできると支持されてきた。このたび、ブランドコンセプトである「まっさらから、はじめよう」というメッセージにリンクすると開発チームが注目していた絵描きのリーイズミダとのコラボレーションが実現。彼女のアイコニックな花のモチーフとブランドの思いを添えた“サラナル ピュアクレンジングジェル クリア”と“同 ホワイト”(各150g、各1980円)が8月1日に数量限定で登場した。パッケージを手がけたイズミダ氏にコラボの背景や、スキンケアのこだわりを聞いた。

“共感がなければ描けない”
「サラナル」のコンセプト

WWD:「サラナル」からパッケージ制作の依頼を受けた時の率直な感想を教えてください。

リーイズミダ(以下、イズミダ):正直に言うと、これまで使ったことはなかったんです。ですが、個展などで忙しい毎日を過ごしている私にとって、感触が心地よくて素早くメイクオフできるこのアイテムは、自分の生活や今のムードにマッチしていると思いました。「まっさらから、はじめよう」という「サラナル」のコンセプトの通り、嫌なことや大変なこと、気分が乗らないことがあっても、1日の終わりに顔をすっきりさせると少しだけ気持ちが晴れますよね。そんなブランドの思いに共感できたから描けました。そうでないと、器用じゃないから描けないんです。誰にとってもクレンジング=顔を洗うことは当たり前のことですが、実は、今年の私の目標は「顔をきちんと洗うこと」でした。疲れてそのまま寝てしまうことが多くて……。今のところ、洗顔しないままの寝落ちはまだ数回です(笑)。

WWD:今回のコラボにはどのような価値を感じますか。

イズミダ:もちろん個展をベースに活動しているので、実際に原画を見てもらいたいという思いはぶれませんが、自分の作品が多くの人の目に触れる機会になるのはうれしいです。
「サラナル」はドラッグストアなど販売店舗が多く、ローカルでも買おうと思った時にすぐに購入できるし、値段も手ごろですよね。地元の北海道でも、実際に手に取れるのはすてきなこと。絵が好きな人が手に取った時にうれしい気持ちになってもらえたらいいなと思います。

「変化がなければ愛着がわかない」
リーイズミダの
エイジングとの向き合い方

WWD:「サラナル」には、女性のエイジングに対する漠然とした不安や葛藤に、前向きになれる手伝いをしたいという思いもあるそう。イズミダさんは、エイジングに対してどのようなマインドで向き合っていますか。

イズミダ:エイジングだって、すてきな変化です。忙しく、毎日頑張っているんだから、老いていくのは当たり前のこと。変化がないと、愛着が湧かないと思いませんか。きれいの定義は人それぞれですし、年齢を重ねるうちに目元のシワがかわいく見えることだってあるでしょう。自分がどういうふうに年を重ねていきたいのか、どうありたいのか次第ですよね。私は健康で、ツルッとしたお肌で元気に絵を描いていたいですね。

WWD:「サラナル」の使い心地や、お気に入りのポイントを教えてください。

イズミダ:どちらも使っていますが、肌が乾燥しやすいので、しっとりとした洗い上がりの“ピュアクレンジングジェル ホワイト”はお気に入りです。ローズとゼラニウムがほのかに香るのもいい感じ。2種類をバスルームに置いておいて、その日の気分に合わせて、肌や心が求めている香りを使うのも良いと思います。重すぎないちょうどいいテクスチャーが肌になじませると心地よいです。

肌本来の実力を発揮するための
“落とすケア”の大切さを発信

「サラナル」は、肌の変化を感じた時にまず見直すべきは“落とすケア”とし、クレンジングにフォーカスしたシンプルな商品ラインアップを展開する。ブランドコンセプト「まっさらから、はじめよう」には、正しい“落とすケア”で仕事にプライベートに忙しい現代女性が理想的な肌を手に入れて、より前向きに過ごせるようにという思いが込められている。「よく落ちるけど肌が突っ張り、刺激がある」「肌に優しいけれど、メイクが落ちない」「肌負担を減らそうとすると、手間や時間がかかる」といった、クレンジングにまつわる悩みに、3段階に変化するクレンジングを提案。ジェル、オイル、ミルク、ぞれぞれの良さを取り入れた“サラナル ピュアクレンジングジェル クリア”と“同 ホワイト”で、毎日の“落とすケア”を時短でかなえる。

商品購入で
オリジナルポーチをプレゼント

8月1日のコラボパッケージの発売に合わせて、EC(楽天)では2点以上の購入でオリジナルのクリアポーチを1つプレゼントするキャンペーンを実施。パッケージと同様、花のデザインに、「Every day is a new day.(毎日が新しい日)」「Choose to Shine.(輝くことを選ぼう)」というメッセージを添えた。

PHOTOS : YUTA KATO
TEXT:NATSUMI YONEYAMA
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“アパレル大量廃棄の救世主” 在庫買い取りのショーイチが衣料リサイクルに本気の理由

大阪を拠点に、余剰在庫の買い取り事業を手掛けるショーイチ(山本昌一社長)。テレビ東京の「ガイアの夜明け」などにも取り上げられ、アパレル大量廃棄の救世主としてコロナ禍前から業界内外で知られた存在だ。ただし、口さがない人は買い取った在庫を再販するショーイチの商売を、“バッタ屋”などと呼ぶこともある。そんな“バッタ屋”ショーイチが、今本気で取り組んでいるのがリサイクル事業だ。本業でも十分利益が出ているのに、困難も多いリサイクルに取り組むのはなぜか。山本社長に聞いた。

「リサイクルは
大きな売り上げにはならない」

ショーイチは2004年に法人の余剰在庫買い取りサービスを開始。現在、年間約3000社から4000万点を買い取っており、アパレルの余剰在庫買い取りとしては国内最大規模という。それ以外に飲食などの事業も手掛けており、山本社長はいかにも“大阪の商人(あきんど)”といった雰囲気の人物。「リサイクル事業を拡大しても、自社の売り上げ全体にとっては短期的には数%のプラスにしかない」とあけすけに語る。だが、社長自らが京都工芸繊維大学のリサイクル研究会に何度も足を運んだり、勉強のため産業廃棄物処理業者に頭を下げてアルバイトさせてもらったりと、自社のリサイクル事業をよりよい形に育てていくために努力を重ねている。

「捨てるのは
作り手に対して申し訳ない」

なぜリサイクルなのか。「在庫買い取りのビジネスを長年やってきて、海外でゴミの山なども見てきた。ゴミを減らさなければダメだと思うようになったが、それ以上に強く感じているのが、作り手に申し訳ないという気持ちだ。目の前で衣料品が焼却処分されるところも何度か見たが、非常にやるせなく悲しい」と山本社長は話す。在庫買い取りで訪問したバングラデシュの工場では、子どもが学校に行かず服を縫っている場面にも遭遇した。「国内の縫製工場も、コストを抑えつついいものを作るためにいかに努力しているかを知っている」と続ける。

「ブランド価値を
守るための焼却」に憤り

「ブランド価値を守りたいというブランド側の考えは分かる。しかし、いくら価値毀損の恐れがあるからといって、在庫を焼却するというのは人としてどうなのかと思ってしまう。ブランド側は売るときは生産工程を美談として語るのに、余ったら捨てたり焼いたりする。作った人を蔑ろにするようなそんなあり方はおかしい」と山本社長。そうモヤモヤと考えていた今から5年ほど前に、在庫を再び繊維にし、ブランケットやストールにするリサイクル手法があると聞いて「感動した」。そこからリサイクルの事業化を目指して模索し、積極的に動いてきた。気になる人にはまず会いに行って話を聞くのが山本社長のスタイルだ。現在リサイクル事業でタッグを組む反毛工場なども、そうやって開拓してきた。

外資ブランド含め取り組み先が拡大中

業界内でも徐々に、ショーイチは在庫を買い取るだけでなく、そのリサイクルも手掛けているという認知が広がりつつある。実際に、外資ブランドともリサイクル事業で取り組んでいる。国内ブランドに対して、いっそうの透明性や厳格さが求められるケースが多い外資ブランドにも選ばれていることは、ショーイチにとって自信となっている。「僕の中で一番大きいのは、作った人を蔑ろにしたくないというリスペクトの気持ち。それを共有できるブランドと一緒にリサイクル事業で取り組んでいきたい」と山本社長は話す。

問い合わせ先
ショーイチ
050-3151-5247

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ポップなコラボレーションで「コーチ」のアイコンを新解釈 スチュアート・ヴィヴァースが“コーチ X オブザーブド バイ アス”に込めた思いとは

「コーチ(COACH)」はロサンゼルスを拠点に活躍するイラストレーター兼デザイナーのジェシカ・ハーシュコ(Jessica Herschko)と女優のキルスティン・ダンスト(Kirsten Dunst)が手がけるプロジェクト 「オブザーブド バイ アス(Observed By Us)」 とコラボレーションしたコレクション“コーチ X オブザーブド バイ アス(Coach X Observed By Us)”を発売する。「コーチ」のスチュアート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)=クリエイティブ・ディレクターにコレクションに込められた思いを聞いた。

「オブザーブド バイ アス」との
コラボレーションによるポップな世界

「オブザーブド バイ アス」はハーシュコとダンストが“センス・オブ・ワンダー(神秘さや自然に触れて深く感動する力)”を持ち続けながら、何気ない日々のテーマに向き合えることへの感謝の気持ちからインスピレーションを得て活動している。それぞれの想像力や感性を反映したアートはポップなテイストが特徴だ。

コラボレーションによるコレクションにはハーシュコの手描きオリジナルイラストがデザインされたウエアやバッグ、フットウエア、アクセサリーをラインアップ。逆さまに咲く花、UFO、陽気な雰囲気を感じる馬車などのイラストが刺しゅうされた。それぞれのモチーフには特別なストーリーがつづられており、ユニークな世界へ誘う物語のようなアイテムとなった。

“ストーリーパッチ”がつづる
ユニークなストーリー

WWD:このコラボレーションはどのように実現されましたか?

スチュアート・ヴィヴァース「コーチ」クリエイティブ・ディレクター(以下、スチュアート):極めて自然な流れだった。キルスティンの生き方は、長年にわたって私や私のデザインの参考になってきたし、最近はみんなインスタグラムで情報を得ていると思うけれど、私もジェシカの作品をインスタグラムで知った。

WWD:今回のコレクションにはどのようなストーリーがある?

スチュアート:「オブザーブド バイ アス」とのコラボレーションは、クラフトやハンドメードのディテール、そして日常生活に潜むイマジネーションを称えるものだ。1970年代から「コーチ」バッグのアイコニックなディテールであり続けるストーリーパッチが各アイテムの内側に取り付けられ、ストーリーをつづっている。イラストにはジェシカとキルスティンが想像したシーンが描かれていて、このコレクションはリンクしたストーリーの集合体と言えるだろう。

WWD:デザインのポイント、特別なディテールは?

スチュアート:私がこのコレクションで気に入っているのは、魅力的なハンドメードのタッチだ。それぞれのアイテムに、ジェシカが手描きしたオリジナルのイラストをプリントし、イラストに合わせたストーリーが手書きされた「コーチ」のストーリーパッチが付いている。こうしたディテールによって、それぞれのアイテムから私の好きな、素朴でパーソナルな雰囲気が醸し出されている。

「コーチ」らしさを
「生まれ変わらせる」コラボレーション

WWD:「コーチ」のブランド・アイデンティティーを維持しながら、どのように新しいアプローチや革新的な要素を取り入れましたか?

スチュアート:このコレクションの出発点は、「コーチ」らしさを感じられるアーカイブやそれ以外の不朽のアイテムを見つけ、「オブザーブド バイ アス」のレンズを通して生まれ変わらせることだった。私たちはキルスティンとジェシカと共に、私たちの美的アイデンティティーが重なり合う、こうした特別なモーメントを見つけ出したんだ。これは、クラフトに対する私たちのプレイフルなアプローチや、Tシャツ、デニムといった素直でアメリカの典型的なイメージを楽しいイラストのベースとして使うという共通のこだわりによって、特によく表現されている。

WWD:デザイナーとして、このコレクションを通して伝えたいメッセージやコンセプトは?

スチュアート:このコラボレーションで私が引かれたことは、オプティミズム(楽観主義)が強く感じられ、日常的な題材にも驚きの感性を持って取り組むという、私自身の感性と共感するデザインへのアプローチがあったことだ。探求的なストーリーテリング、カラー、クラフトを通して、このコレクションは、想像の精神を称え、現実的なものと想像的なものの両方で、日々の喜びをもたらすちょっとしたものをより大切にするという想いを表現することを意図している。

WWD:「コーチ」はこれまでさまざまなアーティストとコラボレートしてきましたが、このようなプロジェクトに取り組む際に重要なことは何ですか?

スチュアート:デザイナーとして、私はコラボレーションが大好きなんだ。他のデザイナーやブランドのクリエイティビティーのレンズを通して、ファッションハウスとしての自分というものを再定義し、その限界を押し広げることができる機会になるし、それは新しい可能性を一緒に発見することでもある。自分たちとある種の姿勢を共有する人たちと一緒に仕事をすることも好きだし、面白いコントラストを生んで「コーチ」に新しい何かをもたらしてくれる人たちと仕事をすることも好きだ。

“センス・オブ・ワンダー”を感じる
プロモーションムービー

青空の下、太陽の光を浴びて撮影されたプロモーションムービーは、コラボレーションのポップで陽気なストーリーが散りばめられた。リラックスムードのワンピースやカジュアルなシャツ、「コーチ」のアイコニックなバッグと共に、アイテムに使用されたイラストが登場。色とりどりの花やきのこ、てんとう虫など、それぞれのストーリーを彩るさまざまなモチーフからは、「オブザーブド バイ アス」の“センス・オブ・ワンダー”を感じられる。

PHOTO(PRODUCT GROUP SHOT) : TAKUMI SHINODA
問い合わせ先
コーチ・カスタマーサービス・ジャパン
0120-556-750

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「アーカー」からケイティ・ヒリヤーの新作ファインジュエリー 伊勢丹新宿店ザ・ステージでポップアップ開催

「アーカー(AHKAH)」から、クリエイティブディレクターのケイティ・ヒリヤー(Katie Hillier)が手掛けるジュエリーライン“アーカー シグネチャー(AHKAH signature)”の新作ジュエリーが登場する。同ラインは2021年に登場。ヒリヤー特有のモダンかつナチュラルで洗練されたデザインと、「アーカー」が持つ繊細な感性、そしてクラフツマンシップが融合したクリエイションだ。今季は、昨年登場したアイコンシリーズの“シャンデリア(chandelier)”がさらに進化。日常にきらめきを添えるジュエリーがそろう。

伊勢丹新宿店 本館1階 ザ・ステージで7月19〜25日、“アーカー シグネチャー”の期間限定ショップをオープンし、新作ジュエリーを先行発売する。

強さと繊細さが共存する
“アーカー シグネチャー”

今シーズンの”アーカー シグネチャー“のテーマは、“resonance(共鳴)”。ジュエリーを着ける人が、“自然で、美しく、誇らしく”いられる、身にまとう人の魅力を引き出すようなデザインになっている。ナチュラルな自然のフォームや揺らめくチェーンが、強さと繊細さが共存するダイヤモンドのきらめきを引き立て、日常に洗練された輝きを添える。イメージムービーには、モデルの高橋ららが登場し、バリエーションが増えた“シャンデリア”シリーズを着用。その魅力を発信している。

デイリーにダイヤモンドの輝きを
フレキシブルに揺らめく“シャンデリア”

艶やかな美しい光と影を描き出すシャンデリアからインスパイアされた“シャンデリア”シリーズが魅惑的に進化した。ダイヤモンド一つ一つをつなぎ合わせているパーツが、体の動きに合わせて軽やかに揺れ、繊細でありながらも強い輝きを放つ。首元に寄り添うゴールドにダイヤモンドが揺らめくチョーカーはエッジィでありながらもセンシュアルな印象だ。ダイヤモンドのフリンジがスイングするピアスは横顔のアクセントに。日常に上質な輝きを添える年代問わず着用できるジュエリーとして活躍しそうだ。

構築的なデザインとバゲットカット
のダイヤがクールな印象

構築的にシャンデリアを表現した“シャンデリアレイヤード”。ダイヤモンドとゴールドの艶やかな輝きを重ねたシャープなデザインが特徴だ。“シャンデリア”シリーズでは初となるリングは、クールさとリラックスした抜け感が共存し、手元を上品に演出する。バゲットカットのダイヤモンド1粒と繊細なダイヤモンドのフリンジの組み合わせが遊び心をくすぐる“シャンデリアバゲット”。さりげなく個性をアピールする洗練されたシルエットが特徴だ。

期間限定ショップで先行発売
伊勢丹新宿限定アイテムも

 「アーカー」は7月19日から25日まで、伊勢丹新宿店 本館1階 ザ・ステージで“アーカー シグネチャー”のポップアップショップを期間限定で開催する。コレクション世界観を表現した空間で、いち早く新作ジュエリーを販売。また、アイコンの“シャンデリア”から伊勢丹新宿店限定ジュエリー“シャンデリア フロー アリュール ピアス”が登場する。1.1カラットのダイヤモンドがゴージャスに輝く魅惑的なデザインになっている。

問い合わせ先
アーカー

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「カール・ハンセン&サン」からラウリッツェンの名作家具が登場

デンマーク発家具ブランド「カール・ハンセン&サン(CARL HANSEN & SØN )から、デンマーク・モダニズムの先駆者である建築家ヴィルヘルム・ラウリッツェン(Vilhelm Lauritzen)による家具が登場、日本で発売を開始した。デンマーク王室御用達である同ブランドは昨年、ヴィルヘルム・ラウリッツェン・アーキテクツ創立100周年を記念してパートナーシップを締結。彼がコペンハーゲンのデンマーク国営放送局 (現在はデンマーク王立音楽アカデミーとして使用)「Radio House(ラジオハウス)」のロビーのためにデザインしたベンチ、ソファ、ラウンジチェアから構成される“Foyerシリーズ”と、コンサートホール「Vega(ヴェガ)」のためにデザインした“VLA26 Vegaチェア”を発売した。今後も、ヴィルヘルム・ラウリッツェン・アーキテクツとのコラボレーションは継続し、“VLA61 Monarch(モナーク)チェア” などの新作が加わる。

デンマークの著名な文化施設のためにデザインされた椅子
スタッキングできる“VLA26 Vegaチェア”

“VLA26 VEGAチェア"は、ラウリッツェンによる設計で1956年に多目的集会場「人民の家」として竣工し、現在はコンサートホール「ヴェガ」のためにデザインされた。これまでコンサートホールでしかみられなかったこのチェアは1950年代モダニズムの傑作だ。ラウリッツェンらしい美しく機能主義的なデザインは、スタッキングできる機能性もある。エレガントな木製の脚先も特徴だ。快適さを追求したプロポーションが特徴で、ダイナミックな曲線を描くバックレストが座る人を包み込む。張り地のバラエティーも豊富で、さまざまな用途で利用が可能だ。

デンマークの“モダニズムの父”
ヴィルヘルム・ラウリッツェン

デンマークの“モダニズムの父”と呼ばれるラウリッツェン。1894年デンマーク・スラゲルセで生まれ、1912年にソロ・アカデミー高校、21年にコペンハーゲン王立芸術アカデミー建築学校を卒業。翌年に“ヴィルヘルム・ラウリッツェン・アーキテクツ”を設立。「ラジオハウス」や「ヴェガ」の他、コペンハーゲン空港第1ターミナルや米デンマーク大使館などを手掛けた。彼は、生涯を通じて、建築だけでなく椅子やランプ、手すりやドアハンドルなどあらゆるものを生み出した。1984年に他界。

「3daysofdesign」で
“VLA61 Monarchチェア”を発表

デンマーク・コペンハーゲンで6月に開催されたデザインの祭典「3daysofdesign」で、カール・ハンセン&サンは旗艦店で“House of Craft”をテーマに、素材やクラフツマンシップ、タイムレスなデザインにフォーカスした展示を行った。会場では、彫刻家のニコラス・シュリ―(Nicholas Shurey)による木の素晴らしさを感じてもらう作品や写真のエキシビション、同社のアプレンティス(見習工)・ワークショップ“THE LAB”とシュリ―によるセッションを開催。木で構成された什器を使った空間で、新作家具を紹介した。ラウリッツェンとのコラボレーションからは新作、 “VLA61 Monarchチェア”が登場した。アゲハチョウの一種にちなんで名づけられたこのチェアは、ダブルカーブのアームレストと有機的なデザインのフレームが特徴。手作業で磨き上げられたパーツが彫刻的な表情を際立たせるエレガントなチェアだ。

「THE SOUND OF DESIGN」巡回でラウリッツェンの家具を展示

日本でも、各地のディーラーで巡回展「THE SOUND OF DESIGN」を行い、ラウリッツェンがデザインした“Foyerシリーズ”と“VLA26 Vegaチェア”を展示販売している。千葉・新港のインテリアショップ、TIMBER YARDでは、7月16日まで開催中だ。自然に囲まれた展示スペースは、森の中に佇むガーデンハウスのよう。長年「カール・ハンセン&サン」を販売するTIMBER YARDでは、展示と共に“VLA26 Vegaチェア”の塗り絵コンペなどを開催。TIMBER YARDを運営する並木浩コージーライフ代表は、「『カール・ハンセン&サン』は安心感があり、伝統に培われた”本物“の家具を提供している。若年層から家具上級者まで幅広く人気がある」とコメント。

TIMBER YARDに続き、日本全国のディーラーでラウリッツェンの家具が展示される。

INFORMATION
VLAシリーズ巡回展「THE SOUND OF DESIGN」

TIMBER YARD ~7月16日 
ヤマトヤ・ワイズカーサ北名古屋本店 9月1日〜30日
小倉井筒屋 アイ・メゾン 9月1日〜30日
LAFS produce by Y’s DAY 10月1日〜31日
CONNECT 11月1〜30日(予定)
Club 8 Studio 時期未定

問い合わせ先
カール・ハンセン&サン フラッグシップ・ストア東京
03-5413-5421

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齋藤薫が語る「2023年上半期、カプチュールの新作美容液が、3大美容雑誌、2大美容メディアのベストコスメを制覇した理由」

美白が絶対の主役になる上半期にあって、エイジングケア※1の美容液が1つの快挙を成し遂げた。「美的」「MAQUIA」「VOCE」の3大美容雑誌の全て、そしてこの「WWDJAPAN」でも「アットコスメ」でもベストコスメを獲得するという、いわば“万場一致”のゆるぎない評価を受けたのだ。しかも、シミ対策と肩を並べるシワコスメならばまだしも、上期において、トータルエイジングケア※1にこれだけの注目が集まるのは異例のこと。それが、メイクもので絶大な支持を得る「ディオール(DIOR)」のエイジングケア※1であることでも、さらなる話題を集めたのだ。
 
ただそこに偶然は一つもなく、全て必然。これを機に改めて知って欲しいのは、「ディオール」の研究力は桁違いの実力なのだ。知っていただろうか?そもそも現代のエイジングケア※1において「ディオール」は常に開拓者であったこと。その証に、サイエンスの最先端にある幹細胞研究も他に先駆けて20年以上前からスタートしていて、2020年以降は特に新しい発見を世に問うてきた。分子・細胞生物学、皮膚科学、民族植物学、処方開発者など、医科学系も含む600人もの研究者がLVMHリサーチには従事していて、衝撃的ともいえる研究開発を行ってきていることも。じつは化粧品ほどメーカーによって“研究レベル“に大きな差のある分野もない。この華麗なるブランドが、表から見たのでは分からない驚くべきレベルと規模の研究を日夜積み重ねている事実を、ここでどうしても知っておきたいのだ。

世界初※2のリポソーム化粧品、
“カプチュール”の登場は
スキンケア界の事件だった?

1986年、まだ美容液の正体すらよく知られていない頃にデビューする初代“カプチュール”は、美容液の神秘性もあって発売前から「とてつもない化粧品誕生!」のニュースで業界を騒然とさせた。今では薬事的に全く表現できないが、「“若がえり”への魔法の液体」の噂で持ちきりとなる。でも今思えば、その興奮もあながち間違いではなかった。なぜならそれは、医療分野で用いられている薬剤を運ぶ技術「リポソーム」を採用した世界初※2の化粧品だったから。誕生から37年後の今も、リポソーム技術は最高峰の一つの技術として期待を一身に集めている。この新作も進化系リポソーム“ダブル ベクターテクノロジー”が、比類なき潜在能力を持つ「永遠の植物」ロンゴザの発酵エキス※3を、肌と一体になるほどのしっかりと肌に届けるものとなっているのだ。

いずれにせよ、80年代から一気に花咲く化粧品のエイジングケア※1界において、「ディオール」のカプチュールこそ先進技術の象徴だった。そのDNAが連綿と受け継がれ、真の実力を見せつけるような、集大成にして未知の可能性を切り開く美容液となった。“ル セラム”の名前がその自信と誇りを物語っている。

誰より花をリスペクトしてきたブランドが
花の命への強烈なこだわりを美容液にした

この世で“花”ほど神秘的な才能の結晶は他にない。外見の美しさは元より、底知れない潜在能力、危ういほどの多様性、強靭な生命のメカニズムは人間の想像を遥かに超える。五感にも肌にも脳にも訴えかけ、人間を生理的に魅了し尽くす恐るべき存在……「ディオール」はそこに最初から気づいていて、花を誰よりリスペクトしてきたからこそ、ブランド創設とともに花が咲き誇るドレスや、花園に迷い込むような香りを作り、その経験からもいち早く、花の生命力を人の美しさに昇華させる化粧品を構想してきた。その表れが今や世界に9カ所もあるディオールガーデンの創設。単なる研究栽培にとどまらない、あくまで花における新発見をテーマとしてきたのだ。「ディオール」が幹細胞研究のオーソリティー的存在となるのも、こうした植物への深い造詣と追求があってこそ。その結果、植物サイエンスは革新を繰り返し、昨今、注目度が増しているアイリス※4や、並外れた生態系を持つマダガスカルで「永遠の植物」と呼ばれるロンゴザの恵み※5を余す所なく届けることになる。自然由来成分98%※6という妥協のなさに、型通りのサスティナブルとは違う、植物への愛が読み取れる。“ル セラム”こそ「花とディオール」の高次元の関係を示す美容液なのだ。創設者ムッシュ・ディオールは、花が咲き誇る邸宅で生まれ育ったとされる。花の命への強烈なこだわりも、そのDNAだろうか。

鋭敏な肌感性を持つ日本人にはわかる。
それは瞬時に強靭なたくましいハリをもたらす
特別なテクスチャーであると

今回の新作、“カプチュールトータル ル セラム”が、ベストコスメで最大級の評価を得た1つの要因は、紛れもなくその独創的なテクスチャーがそのまま、未体験とも言える目覚ましいハリ実感につながることにあるだろう。テクスチャーが素晴らしことはもはや1つの大前提。しかし、とりわけ鋭敏な肌感性を持つ日本人には分かるのだ。経験したことのないハリ実感は、特別なテクスチャーからしか生まれないこと。「ハリ」はスキンケア最大のテーマであり、作り手も使い手も誰もが夢見ていること。だからこの美容液に本当に目を見張った人が多かった。化粧品がその場でもたらすハリは、こんなにも力強くたくましいものだったのかと。開発者にとっても、理屈だけでは実現し得ない真実のハリ、その実感データは想定をも超えたはず。ディオールのアジア イノベーション センター 東京(AIC)で、日本人の研究者も深く関わった今回の美容液開発、これも1つの美容液革命と呼んで良いのだろう。1986年、“カプチュール”誕生の驚きのときのように、明らかに次元の違うハリ美容の始まりである。

私たちが決定的に見落としていた、
ディオールスキンケアの凄み

とても意外なことに、「ディオール」の美容液でのベストコスメ受賞は稀有である。美容液部門は、最大の激戦区。むしろ“愛される定番”としてのイメージも大きかった“カプチュール”だけに、私たちは「ディオール」のモノづくりの飽くなき情熱を見落としがちだった。カラーやベースメイクであまりに強烈な存在感を放つがゆえに、私たちは不覚にも「ディオール」の地道な基礎研究や、世界有数の大学などとの共同研究による数々の論文発表といったものに目を向けずに来てしまった。でも、80年代のエイジングケア市場を知る世代にとって、「ディオール」のスキンケアは“見果てぬ夢”を次々かなえてくれるようなあまりに頼もしい存在だった。「肌と幹細胞」の概念を初めて教えてくれたのも、実は「ディオール」だったのだ。リポソームも幹細胞も花の生命力昇華も、全くもって普遍的なもの、50年後もずっと続くはずのスキンケアの心臓部、そこで力を見せつける「ディオール」は、化粧品は一体何をすべきなのか、トレンドに振り回されず、その真実を追い求め、未来の正解も示してくれる、極めて極めて重要なスキンケブランドであること、ここではっきりと再認識すべきなのではないだろうか。

※1年齢に応じたお手入れ ※2ディオール調べ ※3アフラモムムアングスチホリウム種子エキス、乳酸桿菌培養溶解質、酵母発酵エキス(整肌成分) ※4イリス根エキス(整肌成分) ※5アフラモムムアングスチホリウム種子エキス(整肌成分) ※6自然由来指数98%(水66%を含む)ISO16128準拠

問い合わせ先
パルファン・クリスチャン・ディオール
03-3239-0618

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美容師の憧れの地“日本武道館”が復活! ナプラ「ドリームプラス」の感動を共有する参加者募集

 プロフェッショナルヘアメーカーのナプラは2022年2月から、日本一の若手美容師を決定する“ナプラ ドリームプラスコンテスト 2022”を始動する。「ドリプラ」の愛称で親しまれる同コンテストの最大の特徴は、決勝を日本武道館で開催すること。14年にスタートして瞬く間に話題となり、業界最大級のコンテストとして認知を高めた。

 しかし20年と21年はコロナ禍によりオンラインコンテストなどに移行し、“ドリプラ”本来の熱狂や“感動の共有”は息を潜めた。そして22年、3年ぶりに復活する。エントリー対象は32歳以下の美容師。若手美容師の夢を応援するという側面も持つ同コンテストは、再び夢のある美容業界を創造する。

“ドリームプラス”の3つの特徴”

“ドリームプラス”の
3つのステージの攻略法を紹介

椿倉章吾「トラース」オーナーが
“ドリプラ”攻略ポイントを語る

 “ドリームプラス”は、プレゼンテーションがあるため、全体的なバランスが問われるコンテストだ。私がグランプリをとった時も、エリアファイナルでポイントになったのはプレゼンテーションだ。ヘアだけの得点では1位ではなかったが、トータルで1位になれた。プレゼンは準備段階が大事で、「なぜそれを行うのか」を考えながら、1つ1つのプロセスをおろそかにしないことでプレゼン力は向上する。難しいコンテストである分、優勝したことで美容師としての自信が持てたし、お客さまに「日本武道館で行われた大会でグランプリをとった」と話せたことで、さらなる信頼の形成につながった。

“ナプラ ドリームプラスコンテスト
2022”
の募集要項はこちら

 決勝を日本武道館で開催する“ドリームプラスコンテスト 2022”。1stステージは22年2月1日にフォト受付スタートで、2月28日に応募締め切り。3月11日に結果発表を行う。2ndステージは4~6月に全国4都市で開催、ファイナルステージは9月に日本武道館で開催予定だ。

INFORMATION
“ナプラ ドリームプラスコンテスト 2022”募集要項

テーマ:攻めナチュラル
応募資格:32歳以下、もしくは美容師歴10年以下の若手美容師
受付期間:2022年2月1日(火)~28日(月)17時まで
結果発表:2022年3月11日(金)
審査員:2022年1月発表予定

問い合わせ先
ナプラ
0120-189-700

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ホリデームードあふれる「ラルフ ローレン 銀座」 俳優・桜田通がアイススケートに挑戦!

 クリスマスには毎年、ユニークな体験型イベントを開催する「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」。2021年のホリデーキャンペーンは、「An occasion to celebrate“祝いの時”」をテーマに掲げ、再びドレスアップできるようになった喜びを表現している。
 ウィメンズ、メンズ、キッズの最新ホリデーコレクションが登場するほか、多彩なタッチポイントを通じてブランドの新たな体験方法を提案する。今年の11月からサンフランシスコやリヤドの各都市ではドローンによるライティングショーを行い、ニューヨークやロンドン、パリ、ミュンヘンでは、お祝いの菓子やホットチョコレートの提供などでパーティー気分を盛り上げた。
 ⽇本の各店舗でも期間限定のフォトブースを設置し、ホリデーらしい店内装飾とともにさまざまなコンテンツを用意している。12月10日には、「ラルフ ローレン 銀座」を訪れた俳優・桜田通がショップクルーズを楽しむ模様がライブ配信された。配信中には、併設されている「ラルフズ コーヒー(RALPH’S COFFEE)」のホリデー限定ドリンクや、特設アイススケートリンクでスケートに挑戦したほか、桜田が大切な人に贈りたいホリデーギフトをセレクトするなど、この時期ならではの楽しみ方を披露した。

限定ドリンクにアイススケート!
ホリデーシーズンの
「ラルフ ローレン 銀座」の楽しみ方

桜田通にクエスチョン!
理想のクリスマスの過ごし方は?

WWD:「ラルフ ローレン」に持つイメージとは?
桜田通(以下、桜田):昔は、“ポロシャツ!”というカジュアルなイメージが強かったのですが、大人になった今、いろいろと勉強させていただき、メジャーメイドスーツや「ラルフ ローレン パープル レーベル(RALPH LAUREN PURPLE LABEL)」などのラグジュアリーレーベルのアイテム、食器などのホームコレクションも気になります。“必要なものは全てそろう”“衣服だけではなくライフスタイルにも寄り添ってくれる”ブランドという印象です。
WWD:「ラルフ ローレン」のアイテムやブランドイメージで魅力を感じるポイントは?
桜田:歴史があり、「ラルフ ローレン」と言えば多くの人が知っているほど、時代や流行に対応しながらも一貫しているアイコン、スタイルを持ち続けているのがかっこいいと思います。

WWD:これまでに過ごしたクリスマスの思い出を聞かせてほしい。また、今年のクリスマスはどんなふうに過ごしたい?
桜田:最高というほどではないのですが、現場で過ごした時にささやかなケーキやチキンなどをスタッフの皆さんが用意して下さったのは優しさを感じました。
 今年こそはクリスマスにデートを、夜景の見えるレストランで……と理想はありますが、とにかくクリスマスまで時間がないですね(笑)。

WWD:今年頑張った自分にプレゼントをあげるなら?
桜田:もちろん「ポロ ラルフ ローレン」のニットです!あとは、大好きなアート作品など、普段はなかなか買えないような高価なものを買ってみたいですね。

WWD:「ラルフ ローレン」のアイテムをホリデーギフトとして選びたい理由とは?
桜田:幅広い方に似合うアイテムが多く、高級感がありながらもカジュアルさがあるから、プレゼントする側、受け取る側、両方にとって気持ちの良いプレゼントになると思います。

WWD:来年の目標はありますか?
桜田:何事ももう一段階だけでも、より世界で活躍できるよう努力していきたいです。それと同時に、近くにいる人とはもっと心の距離が縮まるような楽しい時間をたくさん過ごしていきたいですね。

桜田通が選ぶホリデーギフトは?

ホリデー仕様の
「ラルフ ローレン 銀座」から
ライブ配信

桜⽥通着⽤ ジャケット3万5200円、カーディガン4万8400円、ケーブルニット2万5300円、パンツ2万8600円/すべてポロ ラルフ ローレン(ラルフ ローレン0120-3274-20)、首に巻いたチーフ2万3100円、シューズ8万300円/ラルフ ローレン(ラルフ ローレン0120-3274-20)
村上要「WWDJAPAN」編集長着⽤ ニット7万2600円、シャツ1万8700円、デニム2万1000円、マフラー2万5300円/すべてポロ ラルフ ローレン(ラルフ ローレン0120-3274-20)
MC・ヤハラリカ着⽤ ニット4万2900円、スカート6万4900円、ベルト8万6900円/すべてポロ ラルフ ローレン(ラルフ ローレン0120-3274-20)

 ゲストの桜田通、「WWDJAPAN」編集長の村上で行われたライブ配信。この時期ならではの華やかなムードに包まれた店内を思う存分楽しみながら、「ラルフズコーヒー」のホリデー限定ドリンクのテイスティングや、「CYOカスタムショップ」を体験し、ギフト選びの楽しみ⽅を紹介した。
 クリスマスツリーとともにライトアップされたスケートリンクでは、桜田本人もスケートに挑戦。スケートをするのは小学生ぶりだと語る桜田だが、その腕前にはファンたちからも称賛のコメントが寄せられるなど配信中も盛り上がりを見せた。
 質問コーナーでは、視聴者から寄せられた「実際に持っている『ラルフ ローレン』のアイテムは?」「クリスマスの予定は?」といったコメントに桜⽥が笑顔で答え、視聴者を魅了した。

※価格は全て税込です
PHOTOS:TOMOYA TANY TANIGUCHI
問い合わせ先
ラルフ ローレン
0120-3274-20

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サステナブルなど注目のコスメが集結 規模を拡大して「国際化粧品展」開催

 見本市主催大手のRX Japanは2022年1月12~14日、東京ビッグサイトで化粧品専門展「国際化粧品展(COSME TOKYO 2022)」を開催する。同イベントは国内外から注目の製品が集結し、コスメの仕入れや選定などの商談が行われる国際商談展。第12回となる今回は、前回の約1.7倍となる650社が出展し、約2万3000点のコスメが登場する。同時開催の「エステ・美容医療 EXPO」「美容・健康食品EXPO」「化粧品 開発展」のほか、新たに「化粧品 マーケティング EXPO」も加わり充実の内容の3日間となる。

「国際化粧品展」
初公開のサステナブルコスメが充実

 「国際化粧品展」の特徴は、世界各国のコスメが一堂に集うこと。近年はSDGs観点の多種多様なコスメ・美容アイテムが増えており、中でも大麻草の茎や種子から抽出したCBD(カンナビジオール)コスメは年々注目を集め、今回は美容オイル、オールインワンジェル、フェイスマスクなど幅広いカテゴリーがそろう。

化粧品マーケティングに
特化した専門展も開催

 同時開催となる「化粧品 マーケティング EXPO」は、化粧品のブランディングや認知獲得、販促、顧客のロイヤル化などを実現するためのサービスが一堂に出展する、“化粧品マーケティング”に特化した専門展。売り上げアップのための販促ツールや効果的なPRなど化粧品×マーケティングのヒントを得られる絶好の機会となる。

好評につき
「エステ・美容医療 EXPO」は
規模が拡大

 エステ・美容医療分野の需要の高まりにより、前回からスタートした「エステ・美容医療EXPO」は規模を拡大して実施する。顧客満足や集客アップにつながる注目の美容機器、高機能コスメがそろい、仕入れや代理店交渉など多くの商談が行われる。また、オリジナルコスメのOEM相談もできる。

化粧品の理解をより深める 
全120講演のセミナーを実施

 「国際化粧品展」および同時開催の「エステ・美容医療 EXPO」「美容・健康食品EXPO」「化粧品 開発展」「化粧品 マーケティング EXPO」では、業界の有識者を招いたセミナーも実施する。資生堂ジャパン直川紀夫社長兼CEOによる「化粧品業界の展望と資生堂の取り組み」、シロ福永敬弘代表による「SHIROの意志あるブランド運営について」、ZOZOカテゴリ推進本部乾卯太弘本部長による「ZOZOCOSMEが取り組むコスメとファッションの融合とそこから見えたコスメのための施策」など全120講演を予定する。

INFORMATION
国際化粧品展(COSME TOKYO 2022)

期間:2021年1月12~14日
時間:10:00~18:00(最終日のみ17時終了)
会場:東京ビッグサイト
住所:東京都江東区有明3-11-1
入場料:招待券持参者は無料(招待券がない場合は5000円)

TEXT:WAKANA NAKADE

問い合わせ先
[国際] 化粧品展 東京 事務局
主催者 RX Japan(旧社名 リードエグジビション ジャパン)
cosme-t.jp@rxglobal.com

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「ダンヒル」の新アイコン“ロックバッグ” 高島涼が伝統と革新のデザインに迫る

 「ダンヒル(DUNHILL)」は2020年秋冬シーズンのパリコレクションでブランドの新しいアイコン“ロックバッグ(THE LOCK BAG)”を初披露して以来、様々な素材やデザインで展開をしている。堅牢なフレームと鍵のモチーフが印象的なこのバッグは、英国紳士のスタイルの象徴であるアタッシュケースからインスピレーションを得たという。クラシカルな見た目の一方で、裏地にナイロンパッドを採用していたり、幅広いマチを設けていたりと機能はアップデートしている。1893年創業の「ダンヒル」の伝統と現代的なデザインをそなえた“ロックバッグ”を、ミレニアル世代のファッションディレクター・高島涼がまとう。

“ロックバッグ”は
リアリティーのある服にも
合わせやすい

WWD:これまでの「ダンヒル」のイメージと実際にコレクションを見た感想を教えて欲しい。

高島涼(以下、高島):これまではテーラーのイメージが強くて、僕よりももっと上の世代の方が着ているめちゃめちゃ良いブランドという印象が強かった。でも実際にコレクションを見るとルーツやバックボーンには深い歴史があって、新しいことに挑戦する柔軟性を持っているブランドだと改めて感じた。

WWD:“ロックバッグ”の印象は?

高島:ビジュアルにも高級感があって、身につけるだけで品が出るアイテムだと思う。僕が普段着る洋服は、カチッとしたものよりも曲線的なものが多い。その中にこういった構築的なバッグを差し込むのは面白いし、ファッションとしても取り入れやすい。

WWD:高島さんならどんなコーディネートに合わせる?

高島:テーラーのイメージは大事にしつつ、今シーズンっぽくスポーティーなアイテムと合わせて、カジュアルとミックスさせるのが良いと思った。今日は、日本のブランドとアウトドアブランドを合わせた。そういった僕らの世代でリアリティーのある服でも“ロックバッグ”は組み合わせやすいし、品のあるアイテムを取り入れるだけで、服もより良く見える。

WWD:高島さんのファッションに欠かせないものは?

高島:僕は低身長がコンプレックスなので、どうスタイルをよく見せるかが自分のファッションの考え方。だから綺麗に見えるシルエットはすごく気にしているけど、「ダンヒル」はすごくシルエットが綺麗で、品もあってかっこいいと思う。

WWD:今注目しているモノやコトは?

高島:サステナブルについては気になっている。少し前まで、消費者としては生産側と感覚がかけ離れていると思っていたけど、コロナを機に意識が高まって、長く使えるいいものを選ぶようになった。そういう意味でも“ロックバッグ”は長く使える“本物”のアイテムだと思う。

アタッシュケースの新しい提案

アタッシュケースを彷彿とさせる真鍮の鍵が“ロックバッグ”の特徴だ。熟練の職人が手作業で作り上げ、素材には丈夫で滑らかなボックスカーフレザーを採用する。いずれも使うほどに独特の風格と味が増すのも魅力。スマートフォンにぴったりのサイズ感で、マチも広がり、ショルダーストラップは取り外し可能と、使い勝手にも優れる。カラーはブラック、インクにメタリックデザインのADブラス、ADシルバーを加えた全4色展開。

 なお、鍵のディテールを踏襲した“ロックコレクション”には、ほかにもメッセンジャーバッグやアタッシュケースなどもラインアップする。全国の「ダンヒル」の店舗とオンラインストアで販売中だ。

EDIT&TEXT : YUKI KOIKE
問い合わせ先
ダンヒル
0800-000-0835

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「ダンヒル」の新アイコン“ロックバッグ” 高島涼が伝統と革新のデザインに迫る

 「ダンヒル(DUNHILL)」は2020年秋冬シーズンのパリコレクションでブランドの新しいアイコン“ロックバッグ(THE LOCK BAG)”を初披露して以来、様々な素材やデザインで展開をしている。堅牢なフレームと鍵のモチーフが印象的なこのバッグは、英国紳士のスタイルの象徴であるアタッシュケースからインスピレーションを得たという。クラシカルな見た目の一方で、裏地にナイロンパッドを採用していたり、幅広いマチを設けていたりと機能はアップデートしている。1893年創業の「ダンヒル」の伝統と現代的なデザインをそなえた“ロックバッグ”を、ミレニアル世代のファッションディレクター・高島涼がまとう。

“ロックバッグ”は
リアリティーのある服にも
合わせやすい

WWD:これまでの「ダンヒル」のイメージと実際にコレクションを見た感想を教えて欲しい。

高島涼(以下、高島):これまではテーラーのイメージが強くて、僕よりももっと上の世代の方が着ているめちゃめちゃ良いブランドという印象が強かった。でも実際にコレクションを見るとルーツやバックボーンには深い歴史があって、新しいことに挑戦する柔軟性を持っているブランドだと改めて感じた。

WWD:“ロックバッグ”の印象は?

高島:ビジュアルにも高級感があって、身につけるだけで品が出るアイテムだと思う。僕が普段着る洋服は、カチッとしたものよりも曲線的なものが多い。その中にこういった構築的なバッグを差し込むのは面白いし、ファッションとしても取り入れやすい。

WWD:高島さんならどんなコーディネートに合わせる?

高島:テーラーのイメージは大事にしつつ、今シーズンっぽくスポーティーなアイテムと合わせて、カジュアルとミックスさせるのが良いと思った。今日は、日本のブランドとアウトドアブランドを合わせた。そういった僕らの世代でリアリティーのある服でも“ロックバッグ”は組み合わせやすいし、品のあるアイテムを取り入れるだけで、服もより良く見える。

WWD:高島さんのファッションに欠かせないものは?

高島:僕は低身長がコンプレックスなので、どうスタイルをよく見せるかが自分のファッションの考え方。だから綺麗に見えるシルエットはすごく気にしているけど、「ダンヒル」はすごくシルエットが綺麗で、品もあってかっこいいと思う。

WWD:今注目しているモノやコトは?

高島:サステナブルについては気になっている。少し前まで、消費者としては生産側と感覚がかけ離れていると思っていたけど、コロナを機に意識が高まって、長く使えるいいものを選ぶようになった。そういう意味でも“ロックバッグ”は長く使える“本物”のアイテムだと思う。

アタッシュケースの新しい提案

アタッシュケースを彷彿とさせる真鍮の鍵が“ロックバッグ”の特徴だ。熟練の職人が手作業で作り上げ、素材には丈夫で滑らかなボックスカーフレザーを採用する。いずれも使うほどに独特の風格と味が増すのも魅力。スマートフォンにぴったりのサイズ感で、マチも広がり、ショルダーストラップは取り外し可能と、使い勝手にも優れる。カラーはブラック、インクにメタリックデザインのADブラス、ADシルバーを加えた全4色展開。

 なお、鍵のディテールを踏襲した“ロックコレクション”には、ほかにもメッセンジャーバッグやアタッシュケースなどもラインアップする。全国の「ダンヒル」の店舗とオンラインストアで販売中だ。

EDIT&TEXT : YUKI KOIKE
問い合わせ先
ダンヒル
0800-000-0835

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美容室業界の“IT王子”こと前原穂高も認める “LINEミニアプリ”による予約&顧客管理のメリットとは

 新型コロナウイルスの感染拡大によって、対面でのコミュニケーションが制限され、さまざまな規模の企業間でユーザーとのオンラインの接点作りや、関係性を深めるためのデジタル施策への意識が高まっている。経済産業省による中小企業のデジタル化に関する調査(令和2年度中小企業のデジタル化に関する調査に係る委託業務報告書)でも、過半数の企業が「デジタル化に積極的に取り組んでいる・取り組みつつある」と回答している。

 デジタル施策として、自社アプリの開発を行うサロンも少なくない。しかし、開発にかかる人的・時間的コストが高い、ユーザーにダウンロードされない、(ダウンロードされても)継続利用されない、など数々の課題がつきまとっているのが実情だ。

 ヘアサロン業界も例外ではなく、“ユーザーとの関係性を深めるためのデジタル施策”は大きな課題となっている。業界のトレンドセッターで、デジタル施策に精通していることでも知られるヘアサロン「バイオレット(Violet)」の前原穂高代表も、「“顧客との親密性”の重要さが増している。強いつながりを作れるか否かが生き残りのカギ、と考える経営者も多い」と話す。

 そんな前原代表が採用した施策が、“LIEN公式アカウント”の開設と“LINEミニアプリ”の導入だ。中でも“LINEミニアプリ”は国内利用者数8900万人(2021年9月末時点)のLINE上でデジタル会員証の提示やサロン予約などの機能を提供でき、先述した課題の解決が見込めるサービスでもある。ここでは“LINEミニアプリ”の特徴と、「バイオレット」での活用事例を紹介する。

“LINEミニアプリ”の5つの特徴

前原穂高代表が明かす
“LINEミニアプリ”の
「バイオレット」での活用術

 以前から「お客さまとのコミュニケーションツールがメールだけでは限界がある」と感じていた。さらにコロナ禍で“顧客との親密性”の重要さが声高に叫ばれるようになり、そうした背景から自分が“最もお客さまとの距離が近いSNS”と考えるLINEに着目。1年以上前に“LINE公式アカウント”を開設し、今年7月に“LINEミニアプリ”を導入した。さらに、以前から利用していたハイパーソフト社のPOS “サロン ド ネット”(売上管理・顧客管理・経営分析システム)と“LINE公式アカウント”を連動させ、ユーザーに各種メッセージを配信する仕組みを整えた。

 「バイオレット」では、過去に別のツールを組み込んだLINE公式アカウントを保有していた。しかし“LINEミニアプリ”を導入した際、システム上の制限で2020年に現在運用しているLINE公式アカウントを新たに開設し、お客さまに友だち追加し直してもらう必要性が出てきた。一般的には、こうした働きかけがツール導入の大きなハードルとなるところだが、驚くほどスムーズにほぼ100%の顧客が切り替えてくれた。さらに以前のLINE公式アカウントの友だち数が2000人くらいだったのに対し、短期間でその数字を超え、現在は3700人以上が友だち追加してくれている。移行のしやすさにも、LINEの知名度と信頼度を改めて感じた。

 “LINEミニアプリ”は利用メリットを詳しく説明しなくても、「今までの会員カードが“LINEから見られるデジタル会員証”に変わりました」と話すだけで利用してくださるお客さまが多い。そのうえで「LINEからも予約が取れます」「残ポイントが見られます」「今後は履歴も見られるようになります」ということを伝えるのみで、「LINEミニアプリ」というサービス名はあえて出していない。どのサービスを使うかはサロン側の事情なので、あくまでお客さまに「LINEだと便利」と感じてもらえることが大切だと思っている。

 サロンにとって最大のメリットに感じているのは、全てのSNSやサービスの窓口をLINEに集約できたことだ。“LINEミニアプリ”はもちろん、インスタグラム、ツイッター、公式サイト、さらには7月から始めたECなどへのリンクを、LINE公式アカウントの“リッチメニュー”に設置。“最もお客さまとの距離が近いSNS”であるLINEに一本化できたので、お客さまが迷う心配がない。その点で、キャンペーンなどいろいろなデジタル施策をやりたいサロンに適していると思う。

 予約においても“LINEミニアプリ”は活躍している。現在は、新客はインスタグラムのDMとサロン検索・予約サイトから予約を受け、2回目からの予約は“LINEミニアプリ”でやり取りするオペレーションが完成しつつある。最も効果を感じるのが“次回予約”において。当サロンでは失客を防ぐため、次回予約を取ることに注力していて、以前から次回予約率が約50%と高かった。しかし最もネックになっていたのが、“予約日を変更するときに、お客さまから電話で連絡しなければならない”ということ。その点が“LINEミニアプリ”の導入により解消され、「LINEで簡単に、何度でも変更できますよ」と言えるようになった。それによりさらに次回予約率が高まり、既に60%を超えている。

「バイオレット」が導入した
“LINEミニアプリ”のこだわりとは

「バイオレット」は、開発会社であるハイパーソフトの協力を得て、“LINEミニアプリ”を導入した。ここでは美容サロン向けPOSをはじめ、セルフレジや電子カルテなど、美容業界のソフト・ハード開発に精通しているハイパーソフトの木透真悟 マーケティンググループ 統括責任者と、前原「バイオレット」代表との対話から、“LINEミニアプリ”の特徴を明らかにする。

前原「バイオレット」代表(以下、前原):経営者は、新たなシステムの導入には、すごく慎重になるんです。導入したシステムが良くなくて、また切り替えることになったら、お客さまにもスタッフにも大きな負担をかけますからね。今回はハイパーソフトとLINEの“最強タッグ”ということで決断することができました。

木透真悟 マーケティンググループ 統括責任者(以下、木透)今回、貴サロンに提供した弊社システム「サロン ド ネット」の“LINEミニアプリ”は、“POSで蓄積したビッグデータ”と、国内最大手のSNS“LINE”との連携を実現させ、24時間オンラインで簡単にLINE上で予約を受けることを可能にしたものです。加えて、POSとLINE公式アカウントを連携したことは大きく、お客さまの属性や履歴などに応じて個々にメッセージを配信できるようにしました。

前原:次回予約してくれたお客さまに対し、再来店日の数日前に、自動的にリマインドメッセージを送れるようになったことは大きいですね。また“LINEミニアプリ”上で表示されるデジタル会員証はメンバーズカードとしても利用できるので、顧客の“囲い込み”にもつながります。

木透:“LINEミニアプリ”の“マイページ”では、会員証のほかにも保有ポイントや会員ランク、予約履歴の確認が可能なので、“使っていて楽しい”メンバーズカードになっていると思います。ここ数年、大手集客サイト等を活用した集客以外にも、SNS集客に注力するサロンが確実に増えています。さまざまなサロンのSNS集客を分析していく中で、“新規集客=インスタグラム”“リピーター集客=LINE”という構図が確立されつつあると感じています。“LINEミニアプリ”は、LINEによる集客・ファン客化を最大化できるサービスになると確信しており、今後も“LINE ミニアプリ”を活用したクライアントサロンのブランディングに貢献していきたいですね。

“LINEミニアプリ”の導入には
“パッケージ”がおすすめ

 “LINEミニアプリ”を導入するには、まずハイパーソフトをはじめとした開発会社に相談する必要がある。大きく分けて“個別開発”と“パッケージ”の2つの方法があり、それぞれの特徴を押さえた上で自店に合った導入方法を選択することができる。

 個別開発は、“自社用に最適なサービス設計が可能”“既存システムとの連携がスムーズ”といったメリットがある一方で、“(パッケージ利用に比べて)時間と費用がかかる可能性がある”というデメリットもある。

 パッケージは、“パッケージ化されている以外の機能は、別料金で追加開発する必要がある”というデメリットがある一方で、“すぐに導入可能”“初期費用+月額費用のみで安価に利用できる”といったメリットがある。一般的に、初めて導入するサロンにはパッケージがおすすめだという。

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「セルジュ・ルタンス」から肌の上でとろける新感覚のオイル状フレグランスが誕生

 「セルジュ・ルタンス(SERGE LUTENS)」は11月21日、新感覚のオイル状フレグランス“コンフィパルファム”(全3種、各25mL、各税込1万7600円)を発売した。肌の上でとろけるシルキーなオイルはコンフィ(シロップ)のようなテクスチャーで、まろやかに、しっとりと香ることが特徴だ。アルコールを配合する通常の香水に代わり、アルコールの消費が禁じられるムスリム教徒でも使えるような新たな処方を求め、3年かけて開発した。香りの持続性や強度は通常のオードパルファムと変わらず、新たな香りの楽しみ方を提供する。今回登場するのは、“コレクションノワール”シリーズから“ラフィーユドゥベルラン/ベルリンの少女”“アンブルスュルタン/アンバーの王”“シェルギィ/モロッコの砂漠の熱風”の3つ。

ベルリンから来た凛々しく
魅惑的な女性を描写

 ルビーのような透き通る赤みを帯びた“ラフィーユドゥベルラン/ベルリンの少女”は、ブランドを語るのに欠かせないフレグランスだ。この香りのストーリーは、ルタンスが生まれた第2次世界大戦中のフランスと、当時フランスを占領していたドイツ、そしてルタンスが大きな影響を受けたベルリンにさかのぼる。喜びと絶望に満ちたワイマール時代と、ひどく恐ろしく苦しく厳格であったナチス時代の2つの時代を経たベルリンを鏡のように映した。香りは、ベルリンから来た凛々しく魅惑的な女性をイメージ。互いを高め合うローズとペッパーの香りがまばゆいほど美しく、同時に辛らつで官能的でもある彼女の魅力を語る。壮麗でスパイシーなバラの香りはとげとげしく猛烈でありながら、ふわっと落ち着きを感じさせる複雑な香調だ。

市場で出合ったアンバーか
ら着想を得た生命感あふれる香り

 “アンブルスュルタン/アンバーの王”は、ルタンスが初めてモロッコ・マラケシュを訪れた時、混沌たるスーク(市場)で出合った艶めくアンバー のひとかけらに着想を得た香り。そのかけらは長らくルタンスの邸宅に置かれた木箱の中に忘れられていたが、久しぶりに木箱を空けた瞬間にぱっと広がった香りのセンセーションから、フレグランスの創作を始めたという。「これはオリエンタルな香りではない。アラブとルタンスの香りだ。だから、型通りの香りを期待しないでほしい。 脂のように指先にこびりつくシスタスの葉のエキスを使い、誰も思いつかなかったバニラをほんの少し加えたときに初めて、アンバーは王の香りに変わったのだ」とルタンスは語る。生命感にあふれ、豪奢であり、ミステリアス。マラケシュのアンバーが檜と溶け合うように調和し生み出された奇跡の香りだ。

熱気に包まれた砂漠の記憶

 “シェルギィ/モロッコの砂漠の熱風”も、ルタンスが愛するモロッコからストーリーが始まる。「シェルギイ」とは、サハラ砂漠からモロッコの南端に向かって吹きつける、大陸性の乾いた熱風のこと。荒々しいアトラス山脈の東側から運ばれてくるのは、摂氏45 度を超える熱風だ。執拗に吹きつける強烈な突風に切り裂かれた低木や茂み、そして果実は、身を絞って樹液と樹脂と果汁をまき散らすという。そんな「シェルギィ」は、「破壊の後にかぐわしい、琥珀を思わせる甘い香りを作る天然の錬金術師」だとルタンスは語る。夜の静寂の中に漂い続けるその香りは、砂漠の記憶そのもの。スパイシーで焼け付くような干草の香りをベースに、イモーテルやアンバーを重ね、生命力みなぎる官能的な芳香が、付ける人を温かく包む。

“色の魔術師”と称されるルタンス

 セルジュ・ルタンス(Serge Lutens)は、フレグランス、メイクアップ、ヘア、映像、写真とさまざまな業界でマルチに活躍するクリエイター。その唯一無二の才能から、たびたび“色の魔術師”や“フランスの知性・哲人”と称されてきた。これまで仏「ヴォーグ(VOGUE)」のクリエイションのほか、「ディオール(DIOR)」や資生堂のメイクアップやビジュアルを手掛け、さらに映像作品は数々の国際映画祭でたたえられるなど、芸術界での活躍は多岐にわたる。そんな彼の名を冠したブランド「セルジュ・ルタンス」のフレグランスやメイクアップは、ルタンス独自の美的感覚の結晶そのものだ。

問い合わせ先
ザ・ギンザお客様窓口
0120-500824

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中野製薬が「BEAUTY IS ART」を開催 美容師の可能性を広げる3つのコンテンツを展開

 頭髪化粧品メーカーの中野製薬はビューティに携わる美容師が自身の思想や感性を表現すること自体がアートであると捉え、自分らしいビューティをデザインして欲しいという思いを込めた4カ月のロングランイベント「BEAUTY IS ART」を開催した。異なる分野の“美”を取り入れて表現するワークショップ「共創アート」、トップスタイリストたちから学ぶ「ライフハックセミナー」、ビューティが持つポジティブな力を発信する「#美容の力を未来へ」の3つのコンテンツで構成。10月26日にはWITH HARAJUKU HALLにてファイナルイベント「BEAUTY IS ART FINAL」を開催した。

ファッションの感性を学び
ビューティに落とし込む「共創アート」

 「BEAUTY IS ART」の目玉コンテンツ「共創アート」は、ファッションデザイナーの山縣良和氏を講師に迎え、約4カ月にわたり全5回のワークショップを行った。「ゲーム」「リム」「ミンクス」「オブ ヘア」「ロージー」「ゼル」から、若手スタイリスト・アシスタント18人が参加。ビューティと親和性の高いファッションの感性を学び、「ビューティとは何か」という問いに挑んだ。最終回の撮影に向けて1サロンごとに2~4名のグループとなって、自分の原点から発想した1つのテーマを設定。撮影はこの企画のためにオファーした気鋭のフォトグラファー野村佐紀子氏、川村優人氏、リュウ・イカ氏の3人が担当した。なお、「共創アート」で出来上がった作品は「デザイナートトーキョー2021」内で展示した。「BEAUTY IS ART FINAL」では「共創アート」の発表会を実施。山縣氏と参加した美容師が登壇し、作品が完成するまでの過程や苦労、学びを語り合った。

「BEAUTY IS ART FINAL」では
トップスタイリストによる
「ラフハックセミナー」も実施

 「共創アート」参加美容師によるトークセッションのほか、広江一也「ノラ」代表、エザキヨシタカ「グリコ」代表、上原潤一郎「マジコ」代表による「ライフハックセミナー」を行った。美容を軸にファッションやアートなど広く事業を展開する3人が、“教育”“リクルート”“集客”をテーマに先行き不透明な時代を美容師として生き抜くために必要なビジョンを語り合った。

 「新型コロナウイルスの感染拡大によって、答えが全くわからない時代に突入した。そんな中でどうやって常識を疑いながら、新しいことにチャレンジするか。“答え”よりも“問い”をいかに作って、高速でこなすかが必要だ。常に進化しながら、勉強しながらやっていきたい」といったコメントが上がった。

参加型企画「#美容の力を未来へ」
コラージュアートを制作

 「#美容の力を未来へ」は、美容が持つポジティブな力をSNS上で拡散させていく参加型企画。施術によって笑顔になったお客さまの写真や、美容師の笑顔の写真、施術後に素敵になったお客さまと美容師のツーショット写真を募集してコラージュアートを制作した。

 中野孝哉・中野製薬社長は「1050枚もの写真が集まった。美容師は人々を明るくして、笑顔にする力を持っていることを発信したかった」とコメント。東京メトロ・表参道駅構内にも展示され、エンドユーザーに向けた発信に取り組む。

イベント当日の模様をアーカイブ配信中

 「BEAUTY IS ART FINAL」の模様は全編アーカイブ配信中だ。ビューティとファッションをかけあわせた「共創アート」の作品や、アフターコロナを見据えた経営者による「ライフハックセミナー」は美容師にとどまらず、一般の人も楽しめる内容になっている。

問い合わせ先
中野製薬
0120-075570

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「セルジュ・ルタンス」の新作は官能的なバニラとレザーの衝撃が作るパラドックス

 「セルジュ・ルタンス(SERGE LUTENS)」は11月21日、プレミアムフレグランスコレクション“グラットシエル”から新作“ラプロワプールロンブル/幻影の虜”(100mL、税込3万5200円)を発売した。バニラやレザー、リコリス(甘草)の濃厚でミステリアスなアコードが溶け合う魅惑的な香りだ。

幻影の虜になった人を描写

 

 「預言者よ。あなたは主の苦難を背負い、血管には別人の血を流しているではありませんか。ふたつの顔に呪われた私は、闇の中。実態のない影を追い求める運命にあるのだ。バニラの愛撫と、レザーの衝撃で、物語は揺らぐ」——

 “ラプロワプールロンブル/幻影の虜”のコンセプトは、仏詩人ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ(Jean de la Fontaine)の寓話「Le Chien qui lâche sa proie pour l’ombre(影のために獲物を逃す犬)」から派生したフレーズ「La Pour L'Ombre(幻影の虜)」を、ルタンスらしい表現と解釈で婉曲的に落とし込んだもの。リアルな世界ではなく幻想を、現実でなく夢を、実態ではなく影を追う人を描いた神秘的な香りだ。

バニラとレザーの
相反するハーモニー

 この複雑なコンセプトを表現するのにルタンスが用いたのは、バニラとレザーだ。柔らかく包み込むようなバニラ、動物的で野生的なレザーと相反する2つの要素が運命のように絡み合い、衝突し、パラドックスを生み出した。そこにリコリス(甘草)を重ね、これまでにないユニークな香りが完成した。

フレグランス探究者に向けた
コレクション

 “ラプロワプールロンブル/幻影の虜”が属する“グラットシエル”シリーズは、秘密主義的で大衆に迎合しないルタンスが表現するプレミアムコレクションだ。全13種類をそろえ、個性的な香りがそろう。アールデコに強く影響を受けるルタンスが、アヴァンギャルドで先進的な精神の象徴として生み出したコレクションでもあり、ガラスタワーのように聳え立つ黒いボトルを特徴とする。

問い合わせ先
ザ・ギンザお客様窓口
0120-500824

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