左から、東レの松尾直輝さん、田中萌華さん、今井悠太郎さん、橋本圭司さん、宇佐美宗親さん、「Keio Fashion Creator」(手前)の上野莉瑚さん、増永和佳さん、藤まいかさん、田子山舜さん、飯島恒典さん、今村賢さん PHOTO BY SHOTA MATSUSHIMAKFCメンバーに糸や生地について説明する東レ三島工場フィラメント技術部の西田将貴さん三島工場近くにある研修センターの展示スペースには、東レの歴史や最新技術を知ることができる。「&+」の仕組みについて説明する東レ長繊維部の太田光紀さん座談会後には、東レ若手社員とKFCのメンバーで東レ本社の展示を閲覧 PHOTO BY SHOTA MATSUSHIMA東レ社員と「KFC」の座談会。ファッションで産業で働くやりがいなども学生たちに伝えた PHOTO BY SHOTA MATSUSHIMA婦人・紳士部婦人・紳士衣料第二課の今井悠太郎さん PHOTO BY SHOTA MATSUSHIMA東レ社員と「KFC」の座談会では、ファッションの産業の未来についてなど話し合った PHOTO BY SHOTA MATSUSHIMA
同イベントは、9月に東京・渋谷サクラステージのクリエイティブ拠点「404 Not Found」で3日間限定で開催された「ストーリー×謎解き×XR」の新ジャンル・エンターテインメント。第1弾では、「モノに残る記憶」を読み取る力を持つ3人のサイコメトラーとして、警視庁の捜査を手伝うという設定。参加者は3人ずつテーブルに座ってヘッドマウントディスプレーをかぶり、それぞれに違う「モノに残る」記憶を読み取り、情報を共有しながら、謎解きをする。
小松マテーレと隈氏との協働は2011年からスタート。小松マテーレは石川県能美市にある旧本社棟を、「カボコーマ」を使って耐震補強した「ファーボ(fa-bo)」としてリニューアルした際にも、隈事務所が設計を担当していた。昨年からは東京大学の「SEKISUI HOUSE – KUMA LAB」内で発足した里山プロジェクトチームと一緒に「カボコーマ」をシート状に加工したテーブルなどの家具制作にも取り組んでいる。
先進国ではレッドオーシャンの化粧品ビジネスは、その機能性がさらに問われはじめている。SNSマーケティングで一時的に注目されても、機能性に満足しなければ続けての購買にはつながらず、LTV(Life Time Value. 顧客生涯価値)はあがらない。実際、中国で好調なのはバイオテクノロジーに強い企業だ。23年後半には資生堂やプーチが皮膚科医らによるドクターズコスメを傘下に収め、ユニリーバやロレアルはバイオテックに強いブランドや企業に投資を行ったり矢継ぎ早に買収したりの動きを見せた。このトレンドは、明らかだろう。
先進国ではレッドオーシャンの化粧品ビジネスは、その機能性がさらに問われはじめている。SNSマーケティングで一時的に注目されても、機能性に満足しなければ続けての購買にはつながらず、LTV(Life Time Value. 顧客生涯価値)はあがらない。実際、中国で好調なのはバイオテクノロジーに強い企業だ。23年後半には資生堂やプーチが皮膚科医らによるドクターズコスメを傘下に収め、ユニリーバやロレアルはバイオテックに強いブランドや企業に投資を行ったり矢継ぎ早に買収したりの動きを見せた。このトレンドは、明らかだろう。
「コーチトピア」のドキュメンタリーシリーズ“循環型への道のり(The Road to Circularity)”「コーチトピア」のバッグ「コーチトピア」のバッグ「コーチトピア」のバッグ
「コーチ(COACH)」の新ブランド「コーチトピア(COACHTOPIA)」は、循環型ファッションの製造の舞台裏にスポットライトを当てたドキュメンタリーシリーズ“循環型への道のり(The Road to Circularity)”をリリースした。同シリーズを通して、ファッションの循環する未来に向け、グローバルなコミュニティーに訴えかけていく。
エピソード1“廃棄物で作る(Making with Waste)”は、アディティがインドのチェンナイにある皮革製造メーカーのKH エキスポートを訪ねるところからスタート。同社は1987年から「コーチ」のパートナーとして協業しており、「コーチ」のレザー廃棄物をユニークな原料として蘇らせることに挑戦している。アディティはバッグの生産工程における廃棄物の分別から、製品のプロトタイピング、素材のデザイン、生産まで、KH エキスポートの製造プロセスを追う。さらに、廃棄物を使ったモノ作りの可能性を探るだけでなく、情熱と創意工夫をもって課題に取り組んでいるデザイナーや職人、製作者のコミュニティーで繰り広げられるパーソナルな物語も紹介している。
Voice from 泉州タオルメーカー(下代勝/富士産業社長)
沖縄に根差した“今そこにある環境問題“の解決からスタートし、地域の支持を得ているフードリボンに感銘を受けた。沖縄ではパイナップルの葉は谷あいに埋めていたが、葉は繊維質で固く、なかなか土に還らないそうだ。それらを埋めずに再利用するだけでも、地域にとって大きな前進。細くて長いパイナップル葉繊維は高品質なタオル製品に適している。“既にそこにある廃棄物“を有効活用したタオルを大阪・泉州から発信していきたい。
Voice from 泉州タオルメーカー(下代勝/富士産業社長)
沖縄に根差した“今そこにある環境問題“の解決からスタートし、地域の支持を得ているフードリボンに感銘を受けた。沖縄ではパイナップルの葉は谷あいに埋めていたが、葉は繊維質で固く、なかなか土に還らないそうだ。それらを埋めずに再利用するだけでも、地域にとって大きな前進。細くて長いパイナップル葉繊維は高品質なタオル製品に適している。“既にそこにある廃棄物“を有効活用したタオルを大阪・泉州から発信していきたい。
ポリ乳酸(PLA)繊維の「プラックス(PLAX)」を開発したスタートアップ企業バイオワークス(BIOWORKS)は、新たな自社ブランド「エヌイー(NE)」を立ち上げた。4月5〜7日に東京ビッグサイトで開催された合同展示会「ファッションワールド 東京(FaW TOKYO )2023春」で初披露した。2023年秋から自社ECサイトとポップアップを主販路に販売する。
「シン・グリッド」によって生産工程の廃棄量が従来の3分の1程度になったという「ニュートラルワークス.(NEUTRALWORKS.)」のフリースのクルーとボトムを11月8日に、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」の防水透湿素材のシェルジャケットを11月18日に発売する。今後、ゴールドウインが手掛ける全ブランドのウエアでの導入も検討していく。
P&Gジャパンとして初めて、またP&Gグループのアジア拠点最大の太陽光発電パネルを駐車場のスペースを利用し設置した。太陽光パネルで発電した電力は、管理棟の電力需要を100%カバーするほか、余剰電力は化粧品製造設備で利用する。これにより生産量あたりの温室効果ガス排出量を10年比53%削減することに成功した。19年6月からは再生可能エネルギーを購入し、二酸化炭素排出実質ゼロを実現。将来的に、滋賀工場としての二酸化炭素排出量ゼロを目指す。これらの取り組みにより、P&G滋賀工場は21年に国際環境認証制度「LEED」のゴールド認証を取得。3月には、全米製造業協会(U.S National Association of Manufactures)のサステナビリティ・サーキュラーエコにミーリーダーシップアワードを受賞した。
写真プリントショップ「パレットプラザ(PALETTE PLAZA)」やスマホショップを運営するプラザクリエイトがアパレル事業に参入する。テキスタイルやTシャツプリント機の最大手企業のコーニットデジタル(KORNIT DIGITAL)と提携し、原宿に最新鋭のインクジェットプリント機を併設したカフェ型のスペース「クリエイティブプラザ・ハット(CREATIVE PLAZA HATTO)」」を9月にオープンする。東証スタンダード上場のプラザクリエイトは写真プリントの「パレットプラザ」を239店舗、「ソフトバンクショップ」「ワイモバイルショップ」を軸にしたスマホ販売店を109店舗、全国で運営している。なぜ写真プリントとスマホショップ販売の同社がアパレルに参入するのか。今年7月1日に社長に就任したばかりの新谷隼人・社長に聞いた。
LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)と傘下の「フェンディ(FENDI)」はこのほど、英インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)とロンドン芸術大学のセントラル・セント・マーチンズ(Central Saint Martins)と連携し、新たなバイオ素材の開発に関する共同研究イニシアチブを発表した。
LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)と傘下の「フェンディ(FENDI)」はこのほど、英インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)とロンドン芸術大学のセントラル・セント・マーチンズ(Central Saint Martins)と連携し、新たなバイオ素材の開発に関する共同研究イニシアチブを発表した。
気候時計とは、地球の平均気温の上昇を1.5度以内に抑えるために残された時間を示すもの。世界では、ニューヨーク、英国グラスゴー、ソウルの都市部に大型の気候時計が設置されている。国連の気候変動に関する政府間パネル(INTERGOVERNMENTAL PANEL ON CLIMATE CHANGE、以下IPCC)のデータに基づく試算では、現状の二酸化酸素排出量のペースでは7年と93日以内に、気温上昇が止まらなくなる臨界点に達してしまうと言われている。a(n)actionのメンバーは、「7年後私たちはまだ30歳にもなっていない。本当に時間がないんだという緊急性を伝えたい。危機感を共有し、日常的に気候変動が話題になる世の中を目指したい」と話した。
気候時計とは、地球の平均気温の上昇を1.5度以内に抑えるために残された時間を示すもの。世界では、ニューヨーク、英国グラスゴー、ソウルの都市部に大型の気候時計が設置されている。国連の気候変動に関する政府間パネル(INTERGOVERNMENTAL PANEL ON CLIMATE CHANGE、以下IPCC)のデータに基づく試算では、現状の二酸化酸素排出量のペースでは7年と93日以内に、気温上昇が止まらなくなる臨界点に達してしまうと言われている。a(n)actionのメンバーは、「7年後私たちはまだ30歳にもなっていない。本当に時間がないんだという緊急性を伝えたい。危機感を共有し、日常的に気候変動が話題になる世の中を目指したい」と話した。
企業向けのプラットフォームビジネスを手掛けるトラストレイス(TRUSTRACE)はこのほど、素材レベルの追跡をリアルタイムで可能にする新ツール“サーティファイド マテリアル コンプライアンス(CERTIFIED MATERIAL COMPLIANCE)”を発表した。アディダス(ADIDAS)が早期導入した。
雨などが洋服にしみてしまう問題を解決するため、ゴアテックス(GORE-TEX)などの防水素材が登場したように、課題をテクノロジーで解決するのが「テックウエア」のオリジンだ。「テックウエア」を検索すると「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」や「ナイキ(NIKE)」などスポーツやアウトドアブランドが出てくるのは、機能性やパフォーマンス性を重視したアイテムが多いからだろう。しかし、「ユニクロ(UNIQLO)」の“ヒートテック”や“エアリズム”に代表される防寒性や透湿性を重視したインナーなど、「テックウエア」と呼べるアイテムは多岐に渡り、多くの人の日常に溶け込んでいる。ハイファッションでも、「ディオール(DIOR)」が2022-23年秋冬コレクションで、南極観測隊の防護服などを作るスタートアップ企業と協業した温度調整機能のついたスーツや防弾チョッキを彷彿とさせるアイテムを発表し、話題になった。
前田瑶介 WOTA CEO PROFILE:(まえだ・ようすけ)1992年徳島県生まれ。東京大学工学部建設学科卒業、同大学院工学研究科建築学専攻。在学時に東京大学総長賞受賞。チームラボなどでエンジニアとして企画・開発に従事後、WOTAに参画する。20年5月から現職 PHOTO:KAZUO YOSHIDA