ゲオHD新業態「ヴァルール」が表参道に 女性向けビンテージウオッチで勝負

ゲオホールディングス傘下で高級時計やバッグ、貴金属のリユース事業を展開するOKURAは2月14日、新事業「ヴァルール(VALEUR)」の直営店を表参道にオープンした。

店名はフランス語で「価値」を意味し、ウオッチを中心に、大人の女性に向けたビンテージアイテムを取り扱う。「オークションの運営元で、圧倒的な商品調達力を持つゲオグループの強みを生かしている。ビンテージの中でも時計は扱いが難しく、競争力を発揮できると考えた」と伊藤新悟ヴァルール事業責任者は語る。

購入後12カ月間の保証を付与

ショップには「カルティエ(CARTIER)」「エルメス(HERMES)」「シャネル(CHANEL)」「ロレックス(ROLEX)」などの高級ブランドを中心に、時計、バッグ、ジュエリーを展開。特に1970年代以前に製造されたビンテージウォッチが充実しており、「カルティエ」を約80点、「エルメス」を約60点をラインアップする。ムーブメントをメンテナンスし、ケースやベルトも取り替えたり、磨いたりして、美しい状態にして販売。10人弱の修理チームを抱えており、ビンテージウオッチに関しては購入後12カ月間の保証を付与する。「ここまでメンテナンスに手間暇をかけ、長い保証期間を設けられる店はなかなかないだろう。ビンテージを買ってみたいという人や、ビンテージには抵抗があるという人に“ファーストビンテージ”として選んでもらいたい」。

1980年代以降製造のウオッチや、バッグも豊富にそろえる。トータルで約300本をラインアップし、中心価格は30万〜50万円。接客はラグジュアリーウォッチの販売経験者のほかに、高感度セレクトショップ運営やアパレルプレス経験者などもおり、ファッションの一部としての提案も行う。また、店舗の奥には座って接客を受けられる小部屋もあり、リラックスしてゆっくり買い物を楽しめるようにしている。販売に専念すべく、買取はしない。「ビンテージアイテムをファッションやライフスタイルの一部として提案したい」。売上高目標は非公表。今後5年間で9店舗まで増やすことを計画する。

The post ゲオHD新業態「ヴァルール」が表参道に 女性向けビンテージウオッチで勝負 appeared first on WWDJAPAN.