FKAツイッグスが自身で刈り上げたヘアでインパクトを放つ 「リック・オウエンス」2025-26年秋冬メンズ・コレクション

 

アーティストのFKAツイッグス(FKA Twigs)が1月23日(現地時間)、パリで行われた「リック・オウエンス(RICK OWENS)」2025-6年秋冬メンズ・コレクションのショー会場に来場した。

 

FKAツイッグスは、オレンジのミニドレスにシーリングジャケットを羽織り、アクセサリーにはシルバーのペンダントをチョイス。さらに、フェイクのトライバルタトゥーと、半分剃り上げた、ふっくらとボリュームのあるブーファンヘアでアバンギャルドなルックを仕上げた。

FKAツイッグスは16日、自身のインスタグラムで髪を剃り上げる様子を公開していた。

FKAツイッグスインスタグラムから@fkatwigs

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ロレアルのオープンイノベーションプログラム“ビッグバン” 北アジアから世界へ

ロレアルグループ(L’OREAL GROUP)は、皮膚科学の研究から革新的な商品の開発、ビューティ体験の改善まで、テクノロジーを競争力の重要な柱に据える「ロレアル ビッグバン ビューティテック&イノベーションチャレンジ(以下、ビッグバン)」を開催した。今年で5回目の「ビッグバン」を通してロレアルが推進するイノベーションについて、中「WWD」がリポートする。

北アジアのビューティテックを促進する
「ビッグバン」とは

「ビッグバン」は、2020年に中国で初めて試験的に開催したロレアル初の地域プログラム。北アジアにおける革新的なビューティソリューションの開発やインスピレーションの提供、共創の促進に焦点を当てる。23年までに2000社以上のスタートアップや中小企業が参加し、60以上のプロジェクトのインキュベーションに成功している。

ロレアルグループは18年からビューティテック企業への進化に挑んでいるが、ヴァンサン・ボワネ(Vincent Boinay)=ロレアル 北アジアゾーン プレジデント兼ロレアル中国(L’OREAL CHINA)最高経営責任者(CEO)は、「この変革は、単に新しい技術を導入することではなく、消費者との関わり方やイノベーションの起こし方、パーソナライズとインクルーシブを両立するビューティ体験の作り方などを根本的に見直すことだ。つまり境界を打ち破り、私たちがけん引しているビューティ業界の未来を再定義することだ」と述べる。

新興企業との協業による商品開発

過去数年間、ロレアルは「ビッグバン」の参加企業と協業し、最先端で革新的な商品や体験を開発してきた。その代表例が、第 1回「ビッグバン」の参加企業と共同開発した、「ランコム(LANCOME)」の“レネルジー ナノ・リサーフェイサー | 400 ブースター“に搭載した特許取得済みのナノチップ技術だ。400以上の超精密ナノタッチポイントを実装したこのデバイスは、自宅でサロン級の仕上がりを実現し、プレミアムなホームケア体験を求める消費者のニーズに応える。

ロレアル中国はまた、グループ傘下の中国における投資会社である上海美次方投資(SHANGHAI MEICIFANG INVESTMENT)を通じて、「ビッグバン」に参加したバイオテクノロジー企業、杉海創新(SHINEHIGH INNOVATION)に出資。バイオテクノロジーはロレアルにとって重要な焦点であり、グリーンサイエンスへのシフトにおいて重要な役割を果たすとともに、高機能スキンケアやヘアケアの処方開発において計り知れない可能性を秘めている。杉海創新の自己組織化技術は、これまで実現できなかった成分配合の可能性を解き放ち、より高い効能と生態系の持続可能性を備えた美容商品の開発につながっている。

「ビッグバン」を通じて
ビューティ産業に変革を

「ビッグバン」は革新的な企業を育成するだけでなく、このイノベーション・エコシステムにさまざまなパートナーを引き入れ、産業チェーン全体を巻き込み、世界のビューティ市場に新たな推進力を与え続けている。第2回「ビッグバン」でロレアルは、中国・上海奉賢区の美容・健康産業特区の東方美谷(オリエンタルビューティバレー)と協力し、新興企業に資金やバリューチェーン資源、専門家の指導を提供した。第3回では、投資家とインキュベーションハブ、イノベーションパートナーとの独占ミーティングを開催。第4回では、上海美次方投資とのコラボレーションが実現し、緊密なコミュニティーの礎となった。また過去の参加者との交流やパートナーシップを強化するほか、投資ファンド凱輝基金(CATHAY CAPITAL)をはじめとするエコシステム・パートナーとの継続的な協業を保っている。

北アジアから世界へ
イノベーションを拡大し新たな道を開く

北アジアは、美のイノベーションの宝庫といえる。最近の都市イノベーション・エコシステムの世界ランキングでは、北京や上海、深圳、東京、ソウルなどの都市が上位を占めており、日本、中国、韓国の技術革新力はますます卓越したものになっている。日本も23年に「ビッグバン」を導入した。ボワネ北アジアゾーン プレジデント兼ロレアル中国CEOは、「『ビッグバン』は単なるプロジェクトではなく、オープン・イノベーションへのコミットメントの証であり、北アジアのビューティテック・エコシステムにおける主要市場の橋渡しを可能にする唯一無二のプラットフォームだ。中国、日本、韓国による“C-J-Kビューティ・トライアングル(美の付加価値を生み出す三角形)”という、ロレアルグループにおけるこの地域独自のイノベーション・エコシステムを活性化し、未来の美の共創を推進する」と話す。「ビッグバン」は今年、香港と台湾にも拡大し、ロレアルの北アジアポートフォリオにおける5つの主要市場を完全にカバー。南アジア太平洋や中東、北アフリカ(SAPMENA)地域にも広がっている。

一方「ビッグバン」は、ビジネス・フランス(フランス企業振興機構)との複数年にわたるパートナーシップを維持している。23年、ロレアルはフランスのテック・スタートアップと中小企業のインキュベーション・プラットフォームの基本合意書(MOU)を締結。中国でイノベーションに取り組むフランス人に対し、交流や協力、プロジェクトのインキュベーション、投資に関する支援を強化した。東方美谷は今年、「ビッグバン」で優勝したフランスの再生医療関連企業CTIバイオテック(CTIBIOTECH)と契約を結んだ。

問い合わせ先
日本ロレアル

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「ニューバランス」マニアが熱く予測! 最新モデル“990v6”はどんなデザインになる?

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」の人気シリーズ“990”から、年末に発売されると噂されている最新作“990v6”。実に3年ぶりとなるアップデートだが、その実態はまだ明かされていないままだ。デザインや機能性など未知数であるからこそ、マニアの視点で自由に語ってもらう対談企画が実現した。スニーカー業界とファッション業界の中で「ニューバランス」愛の強いスニーカーショップ「スキット(SKIT)」オーナーの鎌本勝茂と「サヴォイ(SAVOY)」ブランドディレクターのマイ(MAI)に、どんなデザインが発売されるのか予想してもらった。

“990”と聞いて浮かぶ言葉は“メード・イン・USA”

――まず、2人が“990”シリーズを好きになったきっかけは?

マイ「サヴォイ」ブランドディレクター(以下、マイ):NBAやヒップポップカルチャーに夢中だった私は、いつも「ナイキ(NIKE)」の“ジョーダン”シリーズを履いていました。でもある日、インターネットで“990”を履いたインフルエンサーの写真を見つけてビビっと感じたんです。スマートなのにエッジがあって、どこか懐かしい。服がシンプルでも、このシューズを履くことでお洒落になれる! と背中を押された気がしました。

鎌本勝茂「SKIT」オーナー(以下、鎌本):ちなみに最初に買ったモデルは?

マイ:“990v5 M990NA5”のニンバスクラウドカラーですね。一般的に有名なグレーと違って少し淡い色味が特徴で、海外でも人気の配色でした。みんなと同じものを履きたくないという天邪鬼な性格が出てしまいました(笑)。

鎌本:いいじゃないですか、天邪鬼。それでこそスニーカー好きだと思いますよ。僕の話をすると、正直10年ぐらい前まで「ニューバランス」は年上の男性が履くシューズの印象が強かったんです。今では“いなたい”という便利な言葉があるけど、当時は少なくとも褒め言葉ではなかった。そんな僕のイメージを大きく変えたのが、2013年のアメリカ出張。東へ西へ奔走して足に疲労が溜まったとき、ふと「ニューバランスへ行こう」と思い立ち、購入したのが“990v3 M990BS3”のブラックカラーでした。

――購入した動機は、単純に歩きやすさから?

鎌本:その通りです(笑)。実際に1日中歩いても疲れにくいですし、バイヤー仲間の間では“何かあっても走って逃げれる靴”と呼ばれるほど。海外でのトラブルに巻き込まれても安心なぐらい“990”シリーズに頼っているところはあるかもしれないですね。

より丸みを帯びたシルエットになる?

――話が盛り上がってきた頃に本題を。今年の年末に発売すると噂されている“990v6”について、どのようなデザインになると予想しますか?

鎌本:過去数回の傾向で言うと、前作をベースに機能面でのアップデートが現実的じゃないのかなと思います。“990v4”と”990v5”では、補強パーツとしてアッパーにTPUパーツが加わったり、ピッグスキンとメッシュの比率が変わったり、少しだけフォルムが膨らんだりしていますからね。

マイ:このぼてっとした形がかわいいですよね。履き心地もゆったりとしていて、リラックス感がある。だけど意外とパンツとの合わせが難しいので、ちょっと上級者向けかも。個人的に“990v6”は、さらに丸みを帯びたシルエットになると予想しています。ソールも厚底になったりして?

鎌本:ファッション視点で考えたことがあまりなかったので新鮮な意見ですね。確かに“990v4”の方がスタイリッシュで、ロボットのような見た目のような。 僕は、ランニングシューズのディテールやデザインが踏襲されるのかなと予想します。実際に“XC-72”などのモデルではかかとが張り出たソールが採用されているように、“990v6”でもその要素が取り入れられるかなと思います。

マイ:そうなると、かなり新しい”990“になりますね!

鎌本:あとは機能面。あくまで個人的ですけど「ゴアテックス(GORE -TEX)」を搭載した新モデルが登場したら面白いなと思います。マイさんは履いたことありますか? 雨が降っても全然濡れないし、すごくタフなんですよ。

マイ:まだ試したことがないので、ぜひ“990v6”で体験してみたいです。

――では、発売されて欲しいカラーは?

鎌本:やっぱり王道のネイビー、グレー、ブラック。この3色があれば僕は十分ですね。でも「ニューバランス」のグレーって濃淡で16色も過去展開があったようなんです。その色が特別にオーダーできたら、絶対に欲しい。話題にもなるんじゃないかな。

マイ:そのアイデアすごくいいと思います。本当に採用されて欲しい!私も定番の3色は大好きです。確かにさまざまなグレーの色味がありますよね。ニュアンスがかった色味はジャケットやスラックスなどカチッとした服装にも合うし、上品な雰囲気になれる。ぜひオーダーしてみたいです。

――最後に、“990”シリーズの魅力を一言で教えてください。

鎌本:やっぱり“普遍的”ってことじゃないですか? 僕が10年前に見てピンとこなくて、形や色味が変わってないのに、20何年経って僕が時代に追いついて、これをいいと思えた。これこそが魅力ですね。

マイ:私も同じく“変わらないもの”ですね。スニーカーは流行によってたくさんのモデルが出ていますけど、“990”シリーズは揺るがなくてずっとかっこいい。そんなシューズはなかなかないと思います。定番を超えた殿堂入りの一足です。

鎌本:もしこのモデルが廃れたとしても、20年後、同じようにこのシューズが流行って、誰かが今日と同じ会話をしているんじゃないかな。それが“990”シリーズなんだと思います。

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