イギリス発の自然派化粧品ブランド「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」は3 月3 日、旗艦路面店の新宿店をリニューアルオープンした。国内で18店舗目となる循環型店舗、チェンジメーカーズワークショップストアとして生まれ変わった。同店は2006年にオープンし、リニューアルは2012年以来の3回目となる。
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、2023年度の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE以下、LVMHプライズ)」のセミファイナリスト22組(26人)を発表した。そのうち、ジェンダーレスウエアでエントリーした日本人デザイナーの富永航と桑田悟史も選出されている。
富永は1988年熊本県生まれ。武蔵野美術大学を卒業後、文化服装学院服飾研究科へ。2015年に、セント・マーチン美術大学(Central Saint Martins)のBAファッションプリント科を卒業。在学中に「ジョン・ガリアーノ(JOHN GALLIANO)」などでアシスタントを経験した。16年に「イエール国際フェスティバル」でグランプリを受賞。パリの現代美術館パレ・ド・トーキョーのレジデンスプログラム「パヴィヨン・ヌフリズOBC(Le Pavillon Neuflize OBC)」に参加した。18年には「フォーブス」による「アジアを代表する30歳未満の30人(The Forbes 30 Under 30 Asia 2020)」のアート部門に選出。19年に「ワタル トミナガ(WATARU TOMINAGA)」をスタート。21年春夏にニューヨーク・ファッション・ウイークに、21-22年秋冬にパリ・ファッション・ウイークにオンラインで出展した。これまでに「シャネル(CHANEL)」や「プチバトー(PETIT BATEAU)」「マリメッコ(MARIMEKKO)」とコラボしている。
桑田は京都府生まれ。パリやロンドン、ニューヨークなどに在住経験がある。「ジバンシィ(GIVENCHY)」「イードゥン(EDUN)」「ガレス ピュー(GARETH PUGH)」や、カニエ・ウェスト(Kanye West、現イェ)のオフィスなどでキャリアを積み、現在はミラノを拠点に活動している。ブランド名の「セッチュウ(SETCHU)」は「和洋折衷」の言葉に由来。日本と西洋のカルチャーやスタイルを融合したコンセプトを掲げ、新しくも親しみのあるユニセックス向けコレクションを手掛ける。22年には、「ヴォーグ イタリア(VOGUE ITALIA)」とアルタローマ(Altaroma)による新人デザイナーコンテスト「フー・イズ・オン・ネクスト?(Who is on Next?)」で最優秀賞を受賞した。
TOKYO KNITは、東京・両国周辺で編み機を使った生地の開発から、編み地で作る洋服(カットソー)の縫製までを担う中小企業を中核とするモノ作り集団だ。加盟各社は、いずれも独自の高い技術で認証審査をクリア。その輪は現在、染色や加工メーカーにも広がっている。認証各社は定期的な交流を重ねたり、協働でプロジェクトに取り組んだりを繰り返し、技術力や提案力、発信力の強化を目指している。かつては「アンリアレイジ(ANREALAGE)」とタッグを組んで、イタリアで開かれる世界的なメンズの合同展示会ピッティ・イマージネ・ウオモに出展。コロナ禍の3年間は海外発信に課題を残したが、各社は着々と技術力を高めている。
日本のC to Cプラットフォームをパトロールしてみると、人気ブランドのロゴを利用したリメイク品などは数点しか発見できず、侵害品を流通させまいとするプラットフォームやブランドの努力が伝わってくる。他方、インスタグラムで検索すると依然として侵害品とみられるリメイク品を販売しているアカウントを相当数見つけることができる。
伊藤忠とエコミットは昨年3月に、ファッションロスゼロを目指す繊維製品の回収サービス「ウエア・トゥ・ファッション(WEAR TO FASHION)」をスタート、リサイクル可能なポリエステル製品は伊藤忠の「レニュー」の原材料として活用する取り組みを行っている。エコミットは伊藤忠からの出資を受け、衣類の回収・リサイクルを、2109年の約6000tから3年後の26年に日本の廃棄衣類全体の10%にあたる約5万tの回収を目指す。25年には、回収衣類の自動化設備を備えた「アジア太平洋サーキュラーセンター」の設立を計画している。川野社長は1月31日の自身の「NOTE」で、ウェディングサービス会社CRAZYの創業者である山川咲氏と徳島県のNPOであるゼロ・ウェイスとアカデミー前理事長の坂野晶氏の2人が取締役に就任したことを発表した。
伊藤忠とエコミットは昨年3月に、ファッションロスゼロを目指す繊維製品の回収サービス「ウエア・トゥ・ファッション(WEAR TO FASHION)」をスタート、リサイクル可能なポリエステル製品は伊藤忠の「レニュー」の原材料として活用する取り組みを行っている。エコミットは伊藤忠からの出資を受け、衣類の回収・リサイクルを、2109年の約6000tから3年後の26年に日本の廃棄衣類全体の10%にあたる約5万tの回収を目指す。25年には、回収衣類の自動化設備を備えた「アジア太平洋サーキュラーセンター」の設立を計画している。川野社長は1月31日の自身の「NOTE」で、ウェディングサービス会社CRAZYの創業者である山川咲氏と徳島県のNPOであるゼロ・ウェイスとアカデミー前理事長の坂野晶氏の2人が取締役に就任したことを発表した。
オーラルケアブランド「スワッグ(SWAG)」が12月にデビューした。“So What, All Good. Goodbye, BAD BREATH.(それがどうした!?問題ないよ!!グッバイ、バッドブレス!)”をコンセプトに掲げ、歯ブラシ、舌クリーナー、歯磨き粉、マウスウォッシュの4製品をラインアップ。西海岸をイメージしたデザインが特徴で、FSC認証紙のパッケージを導入。歯ブラシと舌クリーナーのパッケージには、廃プラスチックを再加工した再生樹脂を採用した。ロフトとブランド公式ECで取り扱う。
会場となった、アガベ畑があるプランツショップ&カフェ「グリーンフィールド沖縄(GREEN FIELD OKINAWA)」では、施設を生かして、カフェ内にテイスティングバーやショップを開設。芝生広場にもキャンプ用テントを立て、那覇や東京の人気バーが出店した。モンゴル風の移動式住居ゲルは、アガベを原料とするスピリッツ、メスカルのブースに。日本メスカル協会のフェリー・カデム(Ferri Khadem)会長が、自らシェイカーを振った。Asia Best Bar50で5位に選出された、東京・新宿のバー「ベンフィディック(BEN FIDDICH)」の鹿山博康氏、各イベントで活躍する永野誠氏、沖縄初のミクソロジーバー「アルケミスト(ALCHEMIST)」などを展開する若きホープ中村智明氏など、トップバーテンダーのカクテルを味わえるとあり、都内からも多くの人が訪れた。現地までは、那覇中心地から送迎するシャトルバスも運行。ドライバーのためにノンアルコールのモクテルやコーヒーのブースも用意した。その他、アガベをはじめとする多肉植物の販売や、メキシコの民族衣装を着たミュージシャンやエイサーの演奏などでもにぎわい、アガベをテーマにした大人の文化祭、村祭りのような和やかさだった。
2023年には、長年にわたり環境問題に取り組む老舗ラムブランド「フロール・デ・カーニャ(FLOR DE CANA)」主宰の持続可能な材料や技術を生かしたカクテルレシピを競う世界大会も開催予定だ。同ブランドは、発酵中に排出する全CO2を回収・リサイクルし、さとうきびの搾りかすを利用した再生可能エネルギーを10年以上前から使用している。トップバーテンダーによる知的好奇心をくすぐられるカクテルの誕生に、期待が高まる。
3Dデジタルコレクションは、ロンドンが拠点のデジタル・アトリエ兼シンクタンク、インスティチュート オブ デジタル ファッション(Institute of Digital Fashion)との協業により制作した。12月1日からH&Mの公式アプリ上で、カメラ機能からアクセスできる5つのARフィルターとスナップチャット上で利用できるARファッションレンズが登場する。仮想体験でバーチャル試着を実現することで、顧客はリアルとオンラインの両方で自己表現が可能になる。
3Dデジタルコレクションは、ロンドンが拠点のデジタル・アトリエ兼シンクタンク、インスティチュート オブ デジタル ファッション(Institute of Digital Fashion)との協業により制作した。12月1日からH&Mの公式アプリ上で、カメラ機能からアクセスできる5つのARフィルターとスナップチャット上で利用できるARファッションレンズが登場する。仮想体験でバーチャル試着を実現することで、顧客はリアルとオンラインの両方で自己表現が可能になる。
記者A:本来のメッセージ性も併せて翻訳できれば良いのですが……。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が最新の報告書を発表した際、同団体は地球温暖化に関する危機感を“Now or Never”という強い言葉で表していたんです。Z世代の環境アクティビストの子たちは、「日本のメディアは訳が柔らかすぎる。全然危機感が伝わらない」と言っていました。私自身が翻訳をする際は「迅速な対応が必要だ」とコメントしているという形で記事を書いていたのですが、“Now or Never”を訳すのに最適な言葉はなんだったのだろうとモヤモヤしています。
先輩K:記事を書く側としては、仮にピッタリの和訳があっても、ニュース記事らしい言い回しやコンテクストを考慮すると使えないこともあります。“Now or Never”だったら、Aさんのような訳や、「今取り組まないと間に合わない」という感じになるでしょうね。訳として間違っていなくても元のメッセージが持つ言葉の力強さやキャッチーさが失われてしまうのは悩ましいところです。
「シン・グリッド」によって生産工程の廃棄量が従来の3分の1程度になったという「ニュートラルワークス.(NEUTRALWORKS.)」のフリースのクルーとボトムを11月8日に、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」の防水透湿素材のシェルジャケットを11月18日に発売する。今後、ゴールドウインが手掛ける全ブランドのウエアでの導入も検討していく。
GTF グレータートウキョウフェスティバル実行委員会は11月5日と6日、新宿御苑で「GTFグリーンチャレンジデー2022 in 新宿御苑」を開催する。同イベントは「地球にやさしいライフスタイルをはじめよう!」をキーワードに、官公庁や企業、団体が共催するもの。約20のトークショーや生物多様性など環境の今を学ぶワークショップ、「環食」をテーマにしたフード、野菜や雑貨など扱う“循環型”マルシェ、フォトコンテストなど、家族で一日楽しめるたくさんのコンテンツが予定されている。
モンクレールは、2020年に発表したサステナビリティ戦略「ボーン トゥ プロテクト(Born to Protect)」の下、気候危機、循環型経済、公平な原料調達、多様性の強化、地域貢献を活動の軸に定める。2050年までにネットゼロエミッションを達成することを目標に、サプライチェーン全体でナイロン生地の端材のリサイクルを促進するほか、原材料のトレーサビリティの担保などに取り組む。ルッフィーニ会長兼CEOは中でも、2025年までにコレクションで使用する素材の50%を環境配慮型に切り替えを目指していることや、企業や生産拠点全体でカーボンニュートラルを実現することなどを重要な取り組みとして挙げた。