平和は黙っていてもやってはきません。世界が一つにつながっている現代、戦争は違う国のことだから、自分は民間人だから、と傍観者になることはできません。服を変え、常識を変え、世界を変えていく。私たちの提供する“LifeWear”、そしてその基本となる“MADE FOR ALL”の核心は、服を通じて社会を変え、より良い社会を作っていく、そのこと自体にあります。平和な世界が実現しない限り、グローバルな企業として私たちが成長することは不可能です。冒頭に申し上げた世界ナンバーワンも、それでは何の意味も持ちません。
セグメント別では、衣料事業で6ブランドをスクラップし、期末で48店舗の純減となったものの、売上高は同15.%増の871億円。「最悪だった21年2月期に比べ、衣料事業も回復してきている」(井上英隆会長)。ブランド別ではカジュアル系の「チコ(CHICO)」「フーズフーギャラリー(WHO’S WHO GALLERY)」「ミスティック(MYSTIC)」が引き続き好調だったほか、タウン系の「ウィムガゼット(WHIM GAZETTE)」「コラージュ(COLLAGE GALLARDAGALANTE)」「ガリャルダガランテ(GALLARDAGALANTE)」も既存店ベースで前年を上回る売上高で着地した。
リアーナ(Rihanna 本名:ロビン・リアーナ・フェンティ)によるランジェリーブランド「サヴェージ×フェンティ(SAVAGE X FENTY)」が、IPO(新規上場)を目指して情報収集をしていると米ブルームバーグ(BLOOMBERG)が報じた。
情報筋によれば、同ブランドはIPOの実施を検討するため、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)系の投資会社、Lキャタルトン(L CATTERTON)のほか、米証券会社のゴールドマン・サックス(GOLDMAN SACHS)やモルガン・スタンレー(MORGAN STANLEY)などのアドバイスを受けているという。米「WWD」によれば、いずれの会社もコメントを差し控えるとしている。
地域別で見ると中国は現地通貨ベースで前期比3%増、EMEA(欧州・中東・アフリカ地域)は同24%増、北米は同17%増だった。成長の鈍化の要因として、中国国内の欧米商品のボイコットやコロナ禍の影響によるロックダウン、サプライチェーンの問題などを挙げた。これらにより年間でおよそ15億ユーロ(約1920億円)の売り上げロスがあったという。JPモルガン(JP MORGAN)やバーダー バンク(BAADER BANK)、カナダロイヤル銀行(ROYAL BANK OF CANADA)をはじめとする投資銀行のアナリストは、アディダスは目標に達しなかったものの、業績の結果は「予測通り」と分析した。
決算会見では、キャスパー・ローステッド(Kasper Rorsted)最高経営責任者(CEO)が22年の戦略について説明した。まず、直営店やECといったD2Cビジネスを強化する。昨年直営ビジネスは売り上げの38%を占め、25年までに全体の半分を担うことを目指す。またプレミアムスポーツウエア市場にさらに進出する狙いで、現在ジェリー・ロレンゾ(Jerry Lorenzo)「フィア オブ ゴッド(FEAR OF GOD)」デザイナーとバスケットボール関連のウエアを手掛け、「プラダ(PRADA)」や「グッチ(GUCCI)」ともコラボレーションしている。さらに、ボイコットの影響を受けた中国事業を安定させることも課題だ。新たに同エリアのマネージャーを立て、本来成長率が高い同エリアのビジネスを強化する。
地域別で見ると中国は現地通貨ベースで前期比3%増、EMEA(欧州・中東・アフリカ地域)は同24%増、北米は同17%増だった。成長の鈍化の要因として、中国国内の欧米商品のボイコットやコロナ禍の影響によるロックダウン、サプライチェーンの問題などを挙げた。これらにより年間でおよそ15億ユーロ(約1920億円)の売り上げロスがあったという。JPモルガン(JP MORGAN)やバーダー バンク(BAADER BANK)、カナダロイヤル銀行(ROYAL BANK OF CANADA)をはじめとする投資銀行のアナリストは、アディダスは目標に達しなかったものの、業績の結果は「予測通り」と分析した。
決算会見では、キャスパー・ローステッド(Kasper Rorsted)最高経営責任者(CEO)が22年の戦略について説明した。まず、直営店やECといったD2Cビジネスを強化する。昨年直営ビジネスは売り上げの38%を占め、25年までに全体の半分を担うことを目指す。またプレミアムスポーツウエア市場にさらに進出する狙いで、現在ジェリー・ロレンゾ(Jerry Lorenzo)「フィア オブ ゴッド(FEAR OF GOD)」デザイナーとバスケットボール関連のウエアを手掛け、「プラダ(PRADA)」や「グッチ(GUCCI)」ともコラボレーションしている。さらに、ボイコットの影響を受けた中国事業を安定させることも課題だ。新たに同エリアのマネージャーを立て、本来成長率が高い同エリアのビジネスを強化する。
ここ数年、生産コストや人件費の上昇を受け、ラグジュアリーブランドでハンドバッグの値上げが続いている。中でもその幅が大きいのは、21年1月から22年2月にかけて米国で29%の値上げをしたモデルもある「シャネル(CHANEL)」や、同じく66%の値上げをしたモデルがある「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」だろう。米「WWD」によれば、ケリング(KERING)が擁する「グッチ(GUCCI)」も21年に2回の値上げをしたほか、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が擁する「ディオール(DIOR)」や「セリーヌ(CELINE)」もいくつかのモデルで値上げに踏み切っている。
米ニュースメディアの「アクシオス(AXIOS)」は2月22日、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)がラルフ ローレン(RALPH LAUREN)買収の可能性についてここ数年にわたって対話を重ねていると報道し、業界で話題になっている。
ミルボンはコロナ禍における人々の行動様式・価値観の変化に対応するために、19年から展開していた5か年中期事業構想2019-2023」を20年7月に停止。20年7〜21年12月までの18カ月間を、新・中期事業構想(2022-2026)への準備期間として、「Change the Stage 18Month Missions!(18カ月ミッション)」を策定し、取り組んできた。18カ月ミッションでは、「店販」「教育」「商品」「社内施策」の4つのステージで25のミッションに取り組み、うち17ミッションを期間中に達成できたという。これによりコロナ禍で打撃を受けたものの、21年12月期は元の成長軌道へと戻すことができた。
例えば、「ルイ・ヴィトン」を擁するLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)の21年12月通期決算は、売上高が前期比43.8%増の642億1500万ユーロ(約8兆4121億円)、営業利益は倍以上(同115.1%増)の171億5500万ユーロ(約2兆2473億円)、純利益は約2.5倍(同155.9%増)の120億3600万ユーロ(約1兆5767億円)と増収増益。19年比でも売上高は19.6%増、営業利益は52.1%増、純利益は67.8%増とコロナ禍以前を上回る結果となった。
中国事業は記録的豪雨や、新型コロナウイルス変異株の拡大による店舗の一部閉鎖や来店客数減少などの影響を受けたが、中国最大のECの祭典「ダブルイレブン(独身の日)」で市場を大きく上回る売り上げ成長を記録し、ECの売り上げ比率は40%台後半に達した。また、プレステージブランドへの戦略的投資を継続したことで、「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」や「NARS」など高価格帯領域でシェアを拡大し、売上高は同16.5%増の2747億円だった。営業利益は原価の悪化やパーソナル事業譲渡の影響により、同96.3%減の11億円だった。
H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ以下、H&M)の2021年11月通期決算は、売上高が前期比6.3%増の1989億6700万スウェーデンクローナ(約2兆3876億円)、営業利益は5倍近く(同392.2%増)の152億5500万スウェーデンクローナ(約1830億円)、純利益は9倍近く(同785.7%増)の110億1000万スウェーデンクローナ(約1321億円)だった。
同社は循環型経済を推進する一環として、リセール市場にも参入している。15年には地元スウェーデンのリセールプラットフォーム、セルピー(SELLPY)の少数株主となっており、19年には1300万ドル(約14億円)を投じて持ち分を70%程度まで増加。19年4月には傘下の「アンド アザー ストーリーズ(& OTHER STORIES)」がセルピーと提携して自社ブランドの中古品販売に乗り出している。
LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の2021年12月通期決算は、売上高が前期比43.8%増の642億1500万ユーロ(約8兆2195億円)、営業利益は倍以上(同115.1%増)の171億5500万ユーロ(約2兆1958億円)、純利益は約2.5倍(同155.9%増)の120億3600万ユーロ(約1兆5406億円)と増収増益だった。
当社はこれまで、ITバブルが崩壊した2000年代前後には「マウジー(MOUSSY)」「スライ(SLY)」が、リーマンショック(09年)のころには「アズール バイ マウジー(AZUL BY MOUSSY)」がそれぞれ業績を伸ばした。消費マインドが停滞する中、逆にそれを好機と捉え、値ごろな価格で独自性のあるファッションを打ち出たことが消費者の心をとらえたのだと自負している。今回のコロナ禍も大きなピンチではあるものの、そこには必ずビジネスチャンスが眠っているはずだ。
ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS、以下、UA)の松崎善則社長が10月5日、2022年4〜9月期決算説明会に登壇し、コロナ禍での経営動向や今後の重点施策について語った。4月に社長に就任してから半年。セレクトショップの雄と言われた同社が抱く危機感と、相次いで新たな取り組みを立ち上げる狙い―レーベルの立ち上げ:D2Cの「シテン(CITEN)」、インフルエンサーを起用した「マルゥ ユナイテッドアローズ(MARW UNITED ARROWS)」、ヨガを軸としたウィメンズの「トゥー ユナイテッドアローズ(TO UNITED ARROWS)」、商標権を承継したサーフショップ「カリフォルニアジェネラルストア(CALIFORNIA GENERAL STORE)」プライベートサービスデスクの設置―などを自らの言葉で説明。ECのリプレイスメントなど基幹システム構想と並行して、2025年度内に向けたPLM(製品ライフサイクルマネジメント)システムと在庫分析システムの導入によるサプライチェーンのデジタル化も控えている。業績や店舗閉鎖などネガティブな部分がある中で、社員のモチベーションを高め、接客を中心とした品質を高めることで、「お客様の期待に応えること」の重要性にも言及した。質疑応答と含めて、会見の発言をレポートする。
ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS、以下、UA)の松崎善則社長が10月5日、2022年4〜9月期決算説明会に登壇し、コロナ禍での経営動向や今後の重点施策について語った。4月に社長に就任してから半年。セレクトショップの雄と言われた同社が抱く危機感と、相次いで新たな取り組みを立ち上げる狙い―レーベルの立ち上げ:D2Cの「シテン(CITEN)」、インフルエンサーを起用した「マルゥ ユナイテッドアローズ(MARW UNITED ARROWS)」、ヨガを軸としたウィメンズの「トゥー ユナイテッドアローズ(TO UNITED ARROWS)」、商標権を承継したサーフショップ「カリフォルニアジェネラルストア(CALIFORNIA GENERAL STORE)」プライベートサービスデスクの設置―などを自らの言葉で説明。ECのリプレイスメントなど基幹システム構想と並行して、2025年度内に向けたPLM(製品ライフサイクルマネジメント)システムと在庫分析システムの導入によるサプライチェーンのデジタル化も控えている。業績や店舗閉鎖などネガティブな部分がある中で、社員のモチベーションを高め、接客を中心とした品質を高めることで、「お客様の期待に応えること」の重要性にも言及した。質疑応答と含めて、会見の発言をレポートする。
ゴールドウインは、中心産地であるベトナムが新型コロナウイルスによる2カ月半のロックダウンに見舞われ、売上高ベースで30億円程度の影響を受けたと発表した。基幹ブランド「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」の主力であるダウンジャケットへの打撃は軽微だが、近年人気を集める防寒ブーツ“ヌプシブーティ”の納品が遅れる。ロックダウンは10月初めに解除されたため、現在は急ピッチで生産を進め、巻き返しを図っている。5日に行われた同社の2021年3〜9月期決算説明会で渡辺貴生社長が明らかにした。