Australia・Sydney開催イベントに出展。exhibiting at Sydney, Australia on September 27-28,会期終了いたしました。

おかげので盛況にて終了いたしました。

今後の出展等ご支援ご鞭撻の程よろしくお願いします。

関係各位様,出展各社様に厚く御礼申し上げます。

日ごろ大変お世話になります。この度オーストラリア・シドニーにて9月27.28日に開催するジャパン酒フェスティバルに出展いたします。近年のオーストラリアでの日本酒人気を受け、より多くの方が国内外の様々な日本酒と出会うための機会創出、および認知拡大を目的とした、世界でも有数の日本酒の試飲販売を軸とした、日本文化の祭典です。日本産酒類に限らず、日本食品や日本製品、観光商材をはじめとした幅広い日本文化の伝達を目指します。今回は新井商工会議所・海外販路開拓支援事業・経済産業省・日本商工会議所の支援を受けて妙高市より6事業所が出展いたします。

何卒よろしく御願いいたします。

詳しくはこちらをご覧ください。

SYDNEY – Sake Festival

Thank you for your continued support. We will be exhibiting at the Japan Sake Festival, which will be held in Sydney, Australia on September 27th and 28th. With the recent popularity of sake in Australia, this is a Japanese culture festival centered around the world’s leading sake tasting sales, with the aim of creating opportunities for more people to meet a variety of sakes both domestically and internationally, and increasing awareness. We aim to communicate a wide range of Japanese culture, not just Japanese liquors, but also Japanese food, Japanese products, and tourist products. This time, six offices from Myoko City will be exhibiting with support from the Arai Chamber of Commerce and Industry, the Overseas Sales Development Support Project, the Ministry of Economy, Trade and Industry, and the Japan Chamber of Commerce and Industry.

Thank you for your cooperation.

Australian Sake Festival 2025

Date: Saturday, September 27th and Sunday, September 28th, 2025

Venue Carriageworks

245 Wilson St, Eveleigh NSW 2015, Australia

For more information, please see here.

Sake Festival SYDNEY – Sake Festival

藍色とは?藍・藍染の歴史と文化、職人が今も守る日本の伝統芸術と魅力

藍で染めたストール

藍色は「ジャパンブルー」とも呼ばれ、日本文化を象徴する色として古くから親しまれてきました。
私たちの暮らしに深く根づき、衣服や工芸品にとどまらず、生活を守る知恵や健康にまつわる効能とも結びついています。
しかし「藍色とはどんな色を指すのか」「なぜ日本人に愛され続けてきたのか」と疑問を抱く方も少なくありません。

この記事では、藍・藍染の歴史を古代から江戸時代、徳島の職人文化まで辿り、さらに藍を建てる独自の技法や薬効、防虫・抗菌作用といった暮らしへの役立ちまでを詳しく解説します。
読み進めることで、藍色が単なる色ではなく、日本人の感性や生活を形づくってきた大切な文化であることが理解でき、現代の暮らしやファッション、インテリアに取り入れるヒントも得られるでしょう。

色とはどのような色で日本文化に根付いたのか

藍の生地

藍色は「青」と「紺」の間に位置する深みのある色で、時代を超えて日本人の美意識に影響を与えてきました。
ここでは、その色の範囲や文化的な背景を探りながら、なぜ日本文化の象徴となったのかを紐解きます。

藍色の色の範囲と日本人の感性に与えた影響

藍色は「青」と「紺」の中間に位置する色で、明るい水色に近いものから深い濃紺まで幅広く表現されます。古来より日本人は、この細やかな色の違いを感じ取り、それぞれに名前を付けてきました。
例えば「浅葱色(あさぎいろ)」や「勝色(かちいろ)」など、藍の濃淡によって呼び分けられています。

藍色は単に色として美しいだけでなく、精神性や暮らしにも影響を与えてきました。
清潔さや誠実さを象徴する色として扱われ、また落ち着いた雰囲気を持つため、衣服や生活道具の染色に多用されてきたのです。


【藍色の種類と特徴】

色名色の特徴日本文化での意味
浅葱色明るい緑がかった青新鮮さ・若々しさ
藍色標準的な深い青誠実・清潔
勝色黒に近い濃藍武士の縁起色
紺色非常に深い藍格調高さ・重厚感


こうした色の幅は、日本人の感性を豊かに育み、現在のファッションやデザインにも受け継がれています。

藍色が庶民や武士に愛された理由

藍色は古代から生活に浸透し、特に江戸時代には庶民や武士の衣服に欠かせない存在でした。
その理由のひとつが、防虫や消臭といった実用的な効能です。洗濯や防腐の技術が限られていた時代において、藍で染められた布は清潔さを長く保つことができました。

また、江戸幕府による奢侈禁止令で華やかな色が制限されたため、藍染の落ち着いた色合いが庶民の間で広まりました。
一方、武士にとっては「勝色」が縁起の良い色として鎧や装束に取り入れられ、精神的な支えにもなっていたのです。

このように藍色は、実用性と精神性を兼ね備えた色として人々に深く根付いたといえます。

藍と藍染の歴史を古代から現代まで辿る

藍の原料を入れた藁

藍染は古代から庶民や武士の衣服に使われ、江戸時代には生活の必需品として全国に広がりました。
藍色の変遷をたどることで、日本の歴史や文化とどのように結びついてきたのかが見えてきます。

古代から江戸時代までの藍の利用と文化的背景

藍の利用は古代にまでさかのぼり、布や紙の染色に使われただけでなく、防虫や薬効の面でも重宝されました。
奈良時代の正倉院にも藍染の裂布が収められており、その歴史の古さを物語っています。

江戸時代になると、藍染は爆発的に普及しました。
華美な色が制限された時代に、落ち着いた藍色が庶民の衣服に適していたことが大きな要因です。
また、武士の間では「勝色」が縁起担ぎとして使われ、藍色は社会全体に浸透していきました。

藍染の広がりは単なる流行ではなく、実用性と文化性を兼ね備えていたからこそ、多くの人々に長く愛されたのです。

徳島を中心に発展した藍染の技術と職人の役割

徳島は江戸時代から藍の一大産地として知られ、「阿波藍」の名で全国に流通しました。
吉野川流域の肥沃な土地が藍の栽培に適していたこと、さらに流通の便が良かったことが背景にあります。

ここでは職人たちが藍を発酵させて「藍を建てる」技術を磨き、深みのある色合いを安定して出せるように工夫を重ねました。
藍師と呼ばれる職人は、温度や湿度、微生物の働きを感覚でとらえながら管理し、その技は代々受け継がれています。

藍を建てる作業は単なる染料づくりではなく、自然と人が調和して初めて成り立つ伝統技術といえます。
現在でも徳島の藍染職人は国内外から注目を集めており、地域文化を支える大切な存在です。

現代に残る藍染文化と工芸品の価値

現代においても藍染は工芸品やファッション、インテリアに生かされ続けています。
藍の持つ深みのある青は、化学染料では表現できない独特の風合いを持ちます。
そのため国内外のデザイナーから高く評価されています。


【藍染文化の今とこれから】

観点現代での活用価値
工芸品ハンカチや暖簾など生活道具日常に取り入れやすい
ファッションジーンズ、和装小物、アート作品世界的に評価が高い
サステナブル天然染料として再注目環境に優しい選択肢


現代に残る藍染は単なる伝統工芸ではなく、持続可能なライフスタイルに合致する価値を持っているといえるでしょう。

藍を建てる職人の技と伝統の継承

藍染をする職人

藍染に欠かせないのが「藍を建てる」という独自の発酵技法で、職人の経験と知恵が凝縮されています。ここでは、その工程とこだわりに触れ、現代に受け継がれる伝統の価値を紹介します。

藍を建てる工程と職人のこだわり

「藍を建てる」とは、乾燥させて発酵させた藍の原料(すくも)を甕に仕込み、染料として使える状態にすることを指します。
水、灰汁(あく)、ふすま、日本酒などを加え、微生物の働きを活性化させながら発酵を進めていきます。

この工程は科学的に説明できますが、実際には職人の経験と勘が仕上がりを左右します。
温度や湿度のわずかな変化に応じて材料を足したり休ませたりする繊細な管理が必要です。

藍を建てる作業は、単に染料を作る行為ではなく、自然と職人が共同で色を育てる営みと言えます。
そのこだわりが、深く美しい藍色を生み出してきました。

職人技が生み出す染色の深みと色合い

藍染の魅力は、一度の染色ではなく何度も布を浸しては空気に触れさせる工程で色を重ねていく点にあります。
回数を増やすことで青は濃くなり、光の角度や生地の質感によって豊かな表情を見せるのが特徴です。


【藍染が持つ色の深み】

染めの回数色の変化特徴
1〜2回薄い水色に近い爽やかで軽やかな印象
3〜5回鮮やかな青日常着や浴衣に多用
6回以上深い紺色や黒に近い武士の鎧下や勝負服に使用


このように、職人の手による染め重ねが藍色に奥行きを与え、唯一無二の美しさを生み出しています。それは化学染料では決して再現できない、日本の伝統美といえるでしょう。

藍の薬効や暮らしへの役立ち

藍の原料

藍は色を楽しむだけでなく、古くから薬効や生活に役立つ効能が知られてきました。
防虫や抗菌、消臭といった機能を通じて、現代の健康志向やサステナブルな暮らしにも結びついています。

消臭、防虫、抗菌など生活に生きる効能

藍は単なる染料ではなく、昔から暮らしの知恵としても役立ってきました。
藍に含まれる成分「インディゴ」や「トリプタンスリン」には抗菌作用があり、布に染め込むことで雑菌の繁殖を抑える効果があります。


【藍染の効能と生活への利用】

効能具体例生活での役割
消臭汗や体臭の抑制衣服や寝具に活用
防虫虫を寄せつけにくい赤ん坊の産着や農作業着
抗菌菌の増殖を防ぐ包帯や肌着に利用
保温・涼感繊維の特性と染めの効果四季を通じて快適に着用可能


このように、藍染は実用性と健康を兼ね備えた生活文化として、日本人の暮らしに根付いてきました。

健康や自然志向の視点から見た藍の魅力

現代では、藍が持つ自然素材としての魅力が改めて注目されています。
化学染料にはない安心感や環境へのやさしさが評価され、サステナブルなライフスタイルを求める人々に支持されています。

さらに、藍の色には心理的な効果もあるとされます。
藍色は心を落ち着かせ、集中力を高める色として知られ、瞑想やリラックスの場に取り入れられることもあります。

また、伝統的に藍には解熱や解毒に使われた記録もあり、古くから薬草としての一面を持っていました。科学的にすべてが解明されているわけではありませんが、「自然から生まれた藍を身近に取り入れること」自体が心身の健康を支える要素になっています。

藍染の芸術性と文化的価値

藍染めした生地

藍染は単なる染色技法にとどまらず、日本の美意識を映し出す芸術品として評価されています。
ここでは、伝統文化に根ざした藍染の魅力と、現代のファッションやインテリアでの新たな活用について見ていきます。

藍染が表現する日本の美意識と芸術品としての魅力

藍染は単なる布の染色にとどまらず、日本人の美意識を映し出す芸術品として高く評価されてきました。
深みのある藍色は、四季折々の自然や移ろいを象徴する色として、絵画や工芸品の中にも取り入れられています。

特に江戸時代には、藍染の濃淡を巧みに使った「かすり」や「絞り染め」が広まり、柄そのものが芸術的な価値を持つ表現へと発展しました。
藍色の濃淡によって浮かび上がる模様は、単純な色の美しさを超え、時間を経ても褪せない奥ゆかしさを宿しています。

さらに、現代では海外からも「ジャパンブルー」と呼ばれ、日本独自の美的感覚を伝えるシンボルとして注目されています。
藍染の作品に触れることで、単なる視覚的な美しさだけでなく、日本文化の精神性や自然観を感じ取ることができます。

ファッションやインテリアへの現代的な応用

藍染は伝統を守りつつ、現代のライフスタイルにも取り入れられています。
特にファッションやインテリアの分野では、その独特の色合いと質感が新しい魅力として再評価されています。


藍染の現代的な活用のポイント

・ファッションアイテム
藍染のTシャツやデニム、ストールは一点ものの表情を持ち、自然素材の風合いと相まって長く愛用できる

・インテリア雑貨
クッションカバーやテーブルクロスに藍色を取り入れることで、空間に落ち着きと和の雰囲気を演出できる。

・工芸品やアート
藍染のパネルや小物は、現代的な住宅やギャラリーでも映え、伝統工芸とアートの境界を越える存在として人気。


このように、藍染は古来の美意識を受け継ぎながらも、現代の暮らしを豊かに彩るデザイン要素として発展し続けています。

まとめ

藍色とは、自然由来の染料から生まれる深い青であり、日本人の生活や文化に長く根付いてきた色です。古代から薬効や暮らしに役立ち、江戸時代には庶民や武士の衣服に広く用いられました。
徳島を中心とした職人たちが藍を建てる技を磨き、今もなお伝統を守り続けています。

藍染は美しい色合いだけでなく、抗菌や防虫などの効能を持つ実用性、さらに芸術品としての価値を兼ね備えています。
現代ではファッションやインテリアにも取り入れられ、サステナブルな暮らしを支える素材として注目されています。
藍色の魅力を知ることで、伝統文化に触れるだけでなく、日々の生活をより豊かにできるでしょう。

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藍で染める魅力を徹底解説!藍染めの方法・体験・歴史を知って深く楽しむ

藍のストール

日本の伝統文化として知られる藍染めは、深みのある青色と自然素材ならではの温かみが魅力です。
古くから暮らしの中に根付いてきた染めの技術ですが、初めて知る方にとっては「どのように布を藍で染めるのか」「難しそうで自分にはできないのではないか」と感じることも多いでしょう。

本記事では、藍染めの基本的な意味や方法から始まり、歴史や体験の仕方まで幅広く紹介します。
読んだ後には藍染めの奥深さを知ると同時に、自分でも挑戦してみたいという気持ちになれるはずです。
藍で染める楽しさに触れることで、暮らしに新しい彩りを取り入れるきっかけとなるのではないでしょうか。

藍で染めるとはどんな意味を持つのか

藍染をしている画像

藍染めは単に布を青く染めるだけでなく、日本の暮らしや文化に深く結びついてきた伝統的な技法です。ここでは藍で染めることの基本的な意味や特徴を知り、なぜ人々を魅了し続けているのかを解説します。

藍染めの定義と基本的な考え方

藍染めとは、藍という植物を使って布や糸を青色に染める技法のことを指します。
単に染める行為ではなく、自然の力を活かした色づけという点に大きな特徴があります。
藍の葉を発酵させて染料をつくり、繰り返し布を浸すことで鮮やかな青が浮かび上がります。
この青は時間の経過とともに色合いを変え、使う人の暮らしと共に育っていくのが魅力です。

藍で染めることで生まれる色の特徴

藍染めの最大の魅力は、「ジャパンブルー」と呼ばれる深い青色です。
この色は光の当たり方や染め重ねる回数によって濃淡が変わり、一つとして同じ色がありません。
藍の青は抗菌性や防虫効果を持つとされ、昔から衣類や生活布に重宝されてきました。
自然素材ならではの優しさがあるため、肌にも心地よく寄り添います。

生葉染めとの違いをわかりやすく解説

藍染めには「発酵させた藍で染める方法」と「生の葉を使って染める方法」があります。
特に違いが大きいのは色合いで、発酵させた藍染めは深みのある濃い青が特徴です。
一方、生葉染めは淡い水色や緑がかったブルーが出やすく、軽やかな印象になります。

表にすると以下のように整理できます。

染め方色の特徴手間向いている用途
藍染め(発酵)深い藍色、濃淡が豊か発酵や管理が必要衣類、長く使う雑貨
生葉染め淡い水色や緑がかった色比較的手軽夏の小物、体験用

こうした違いを理解することで、自分の目的に合った染め方を選ぶことができます。

植物としての藍の魅力

植物の藍の写真

藍染めを語るには、まず藍そのものを知ることが欠かせません。
染料となる藍の植物には種類ごとの特徴があり、そこから独特の色合いが生まれます。
ここからは植物としての藍の姿に注目していきましょう。

藍の種類と特徴

藍とひとことで言っても、世界にはいくつかの種類があります。
日本で代表的なのは「タデ藍(蓼藍)」で、古くから染料用に栽培されてきました。
ほかにもインドではインド藍、中国では馬藍など、地域ごとに使われる藍植物は異なります。
タデ藍は一年草で、日本の気候でも育てやすく、昔から各地で広く栽培されてきました。
品種によって染め上がる色の深さや発色の持続性が異なるのも特徴です。

藍から染料が生まれるまでの流れ

藍は葉そのものでは染料になりません。
まずは葉を収穫し、発酵させることで「蒅(すくも)」と呼ばれる染料原料にします。
この蒅に灰汁(あく) を足し、藍が染めに使える状態になります。
植物が持つ成分を人の知恵と技で引き出す工程こそが、藍染めの奥深さです。
こうした工程を経ることで、布に鮮やかな青を映し出せるようになります。

日本各地で育てられてきた藍の歴史

日本では古くから藍の栽培が盛んで、特に徳島県は江戸時代から有名な産地でした。
「阿波藍」と呼ばれる徳島の藍は、全国に広まり多くの人に愛されました。
藍の栽培と染めは、農業と工芸が結びついた生活文化の一部であり、地域の経済を支える大切な産業でもあったのです。
今でも徳島を中心に藍作りが受け継がれ、日本の伝統を未来につなげています。

藍染めの歴史を知る

藍の原料

藍染めは古代から人々の生活に取り入れられ、時代ごとに異なる役割を果たしてきました。
歴史を知ることで、藍が単なる染め物ではなく文化的価値を持つ存在であることが見えてきます。

古代から続く藍染めの起源

藍染めの歴史は非常に古く、世界各地で紀元前の時代から利用されていました。
エジプトやインドの遺跡からも藍染めの痕跡が見つかっており、「人類最古の染料」と呼ばれるほど長い歴史を持ちます。
自然由来の染料である藍は、鮮やかさだけでなく防虫効果もあったため、衣服や生活布に重宝されてきました。

日本文化における藍染めとジャパンブルー

日本で藍染めが広まったのは奈良時代以降といわれています。
特に江戸時代には広く庶民の間で利用され、その独特の青色は「ジャパンブルー」と呼ばれるようになりました。藍の青は清潔さや誠実さの象徴とされ、武士の衣装から農民の作業着まで幅広く愛されました。現代でもその美しさは日本文化を象徴する色として世界に知られています。

世界で親しまれる藍染めの広がり

藍染めは日本だけでなく、インドの「インディゴブルー」や中国の藍布など、世界中で独自の発展を遂げています。
交易を通じて広がった藍染めは、国ごとに異なる模様や技法を生み出し、多様な文化を彩ってきました。同じ藍から生まれる色でも、地域によって個性が現れるのが魅力です。

藍で染める方法を初心者向けに紹介

藍染をしている画像

初めて藍染めに挑戦してみたいと思っても、どのように始めれば良いか迷う方も多いでしょう。
ここでは道具の準備から布を染める基本的な流れまで、初心者にも取り入れやすい方法を紹介します。

藍染めを始めるために必要なもの

藍染めを体験する際には、基本的な道具をそろえることが大切です。

藍染めに必要なもの

  • 布やTシャツなどの染めたい素材
  • 藍染め用の染料(蒅や藍染めキット)
  • バケツや容器
  • 手袋やエプロン
  • 模様を作るための輪ゴムや板

初心者の方は、藍染めキットを利用すると手軽に始められるため安心です。

布を染める基本的な流れ

藍染めの基本は「布を浸す→空気に触れさせる→再び浸す」を繰り返すことです。
浸すたびに青の濃さが増し、深みのある色に仕上がります。
一度で理想の色が出なくても、何度も重ねることで鮮やかな発色が得られるのが藍染めの特徴です。

家庭でも取り入れやすい簡単なやり方

家庭で手軽に楽しむには、藍染めキットがおすすめです。
染料がすでに準備されているため、難しい発酵作業を省いて始められます。
ハンカチやバッグなど小物から挑戦すると失敗が少なく、初心者でも楽しく取り組めます。

藍染めを深める伝統的な技法

様々ながらの藍染てぬぐい

藍染めの魅力は、染め方や表現の幅広さにもあります。
絞り染めや板締め染めなどの技法を知ることで、世界にひとつしかない模様を楽しむことができます。ここではその代表的な方法を見ていきましょう。

絞り染めの模様づくり

絞り染めは布を縛ったり折ったりして模様を生み出す技法です。
部分的に染料が入りにくくなることで、独特の柄が浮かび上がります。
円形や波模様など、簡単な工夫で世界にひとつのデザインを作ることができます。

板締め染めなどの多彩な表現方法

板締め染めは布を板で挟み、染料が浸透しない部分を作って模様を出す方法です。
直線的な文様や幾何学模様が特徴で、シンプルながらも力強い印象を与えます。
日本らしい整然とした美しさを感じられる技法として人気があります。

模様をきれいに出すための工夫

模様を美しく仕上げるためには、布をきちんと折る・しっかりと固定することが重要です。
染料に浸す時間や回数を工夫すると、濃淡の違いで立体感ある模様を表現できます。
少しの工夫で仕上がりが大きく変わるのが、藍染めならではの奥深さです。

藍染めを体験する楽しみ方

染師の手

知識として学ぶだけでなく、実際に体験してみることで藍染めの魅力はさらに深まります。
旅行先の教室や家庭で使えるキットなど、初心者でも気軽に触れられる機会をご紹介します。

観光で参加できる藍染め体験教室

日本各地には、藍染めを体験できる工房や施設があります。
観光とあわせて訪れることで、旅の思い出として自分だけの藍染め作品を持ち帰れます。
実際に染めてみると、藍の深い魅力を肌で感じられるのが体験の醍醐味です。

※藍染坐忘の体験では、仕上がり商品を後日郵送でお送りする形となります。

家庭で楽しめる藍染めキットの活用

市販されている藍染めキットは、初心者でも扱いやすいように工夫されています。
必要な道具が一式そろっており、自宅で手軽に染めを楽しめます。
家族や友人と一緒に楽しめる趣味としても人気です。

親子や自由研究にぴったりの体験方法

藍染めは親子で楽しめる創作活動にも適しています。
布にゴムで模様を作って染めるだけでも、子どもが喜ぶ作品が完成します。
夏休みの自由研究や学校の課題にも最適で、学びながら伝統文化に触れられるのが魅力です。

藍で染めることが暮らしを豊かにする理由

藍染のTシャツ

藍染めは日常生活に取り入れることで、ファッションや雑貨に独自の彩りを与えてくれます。
自然素材を使ったサステナブルな染め方は、環境にも優しく長く愛用できる魅力があります。

ファッションや雑貨で楽しむ藍の色

藍染めは洋服や小物にもよく映えます。Tシャツやストール、バッグなどに取り入れると、シンプルなデザインでも存在感が生まれます。
自然な青色は年齢や性別を問わず誰にでも似合うのが魅力です。

自然と人をつなぐサステナブルな染め方

藍染めは植物を活かした天然の染め方です。
合成染料と違い、自然にやさしい工程で布を染められます。
環境を意識したライフスタイルを実践する人に選ばれている染め方でもあります。

長く愛用できるものづくりの魅力

藍染めの布は使うほどに味わいが増していきます。
色合いの変化を楽しみながら長く使えるため、大量生産の品にはない魅力があります。
時間をかけて育てるように愛用できるのが、藍で染める魅力のひとつです。

まとめ

藍で染めることは、古代から続く歴史や文化を背景に、深みのある美しい藍染めを楽しむ魅力的な体験です。植物としての藍の特徴や、初心者でも取り入れやすい藍染の方法、さらには観光や家庭での藍染め体験など、多彩な楽しみ方が存在します。
伝統的な技法やジャパンブルーと呼ばれる色の価値を知ることで、より一層藍染めの奥深さを感じられるでしょう。

最も大切なのは、藍で染める過程そのものが暮らしに豊かさをもたらしてくれる点です。
環境にも優しく、長く愛用できる藍染めは、手に取る人の思いを深めるものづくりです。
知識を得た今こそ、実際に藍染めを体験してみることで、その美しさと温かさを自分の生活に取り入れてみませんか。

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徳島県インバウンド等受入環境整備促進事業補助金について

徳島県インバウンド等受入環境整備促進事業補助金

徳島県へのインバウンド観光客等の利便性を向上するため、受入環境整備にご利用いただける、補助制度をご紹介いたします。

1 補助対象事業者

徳島県内で営業を行う以下の事業者が対象となります。
(1)飲食店
食品衛生法の許可を受けて営業を行っている店舗
徳島県が実施する「EAT UP TOKUSHIMA JAPAN」の「外国語メニューがある飲食店検索サイト」に掲載されている店舗
(2)宿泊施設
旅館業法の許可を受け、又は住宅宿泊事業法の届出をして営業を行っている施設
(3)免税店
輸出物品販売場の許可を受けて営業を行っている店舗
(4)観光施設
文化施設、歴史施設、娯楽施設等を管理する者
(5)タクシー事業者
道路運送法によりタクシー業を行っている者
(6)バス事業者
道路運送法によりバス事業を行っている者
(7)鉄道事業者
鉄道事業法又は軌道法により鉄道事業を行っている者
(8)航空旅客ターミナル運営者
航空旅客ターミナルを運営する者

2 補助対象事業

補助対象事業者が徳島県内で行う以下の事業が対象となります。
(1)多言語対応
(2)無料Wi-Fi導入
(3)キャッシュレス決済機器の導入
(4)コンセント・USBポートの設置(バス事業者、鉄道事業者、航空旅客ターミナル運営者が対象)

3 補助率・補助上限額

補助率:多言語対応は3分の2以内
その他は2分の1以内
補助上限額:50万円(バス・鉄道事業者は100万円、航空旅客ターミナル運営者は300万円)

4 募集期間

令和7年9月1日(月曜日)から令和8年1月30日(金曜日)まで

5 交付要綱・交付要領

6 申請様式・記入例

7 その他各種様式(事業変更、実績報告、請求書)・記入例

8 提出方法

(1)メールによる申請

全ての必要書類を添付して、次の宛先までメールを送付してください。
メール support@tokushima-kankou.or.jp

(2)FAXによる申請

全ての必要書類が揃った状態で、次の宛先までFAXを送信してください。
FAX 088-677-3131

(3)郵送による申請

全ての必要書類が揃った状態で、次の宛先まで郵送してください。
〒770-8570 徳島市万代町1-1
(一財)徳島県観光協会 観光・コンベンション振興課
徳島県インバウンド等受入環境整備促進事業補助金 担当者

9 お問い合わせ先

(一財)徳島県観光協会 観光・コンベンション振興課
〒770-8570 徳島市万代町1-1 Tel 088-624-5140 Fax 088-677-3131
メール support@tokushima-kankou.or.jp

注意事項

  • 国、県、市町村等、他の助成事業との重複は、認められません。
  • 予算額に達した場合は、期間中であっても助成事業を終了する場合があります。

徳島県免税店登録・導入促進補助金について

徳島県免税店登録・導入促進補助金

徳島県へのインバウンド観光客の利便性を向上するため、免税店登録・導入にご利用いただける、補助制度をご紹介いたします。

1 補助対象事業者

徳島県内の以下の事業者が対象となります。
(1)輸出物品販売場(免税店)の許可を得て営業を行っている事業者
(2)輸出物品販売場(免税店)の申請をして営業を行っている事業者

2 補助対象経費

補助対象事業者が、免税店登録・導入のために実施する事業で、次の経費が対象となります。
(1)免税電子手続機器等の導入経費
(2)免税対応に係る通信回線の開設や配線整備
(3)免税店販売開始のための専用アプリ登録費
(4)特殊梱包に必要な段ボール箱や袋
(5)免税対応を告知するための経費(ポップや案内看板等)
(6)その他新規免税店環境整備に必要と認められる経費

3 補助率・補助上限額

補助率:2分の1以内
補助上限額:10万円

4 募集期間

令和7年9月1日(月曜日)から令和8年1月30日(金曜日)まで

5 交付要綱・交付要領

6 申請様式・記入例

7 その他各種様式(事業変更、実績報告、請求書)・記入例

8 提出方法

(1)メールによる申請

全ての必要書類を添付して、次の宛先までメールを送付してください。
メール support@tokushima-kankou.or.jp

(2)FAXによる申請

全ての必要書類が揃った状態で、次の宛先までFAXを送信してください。
FAX 088-677-3131

(3)郵送による申請

全ての必要書類が揃った状態で、次の宛先まで郵送してください。
〒770-8570 徳島市万代町1-1 徳島県庁5F
(一財)徳島県観光協会 観光・コンベンション振興課
徳島県免税店登録・導入促進事業補助金 担当者

9 お問い合わせ先

(一財)徳島県観光協会 観光・コンベンション振興課
〒770-8570 徳島市万代町1-1 Tel 088-624-5140 Fax 088-677-3131
メール support@tokushima-kankou.or.jp

注意事項

・国、県、市町村等による他の助成事業との重複は、認められません。
・予算額に達した場合は、期間中であっても助成事業を終了する場合があります。

ご参考

免税店になるには(観光庁ホームページ)

訪日インセンティブツアーおもてなし支援

訪日インセンティブツアーおもてなし支援

徳島県における訪日インセンティブツアーの開催を促進するために、その主催者及び参加者を対象とした支援制度についてご紹介いたします。

条件

企業等が主催する報奨・研修・社員慰労・招待旅行等、及びそれに準ずる旅行。
また、行程に社内イベント(講演会、表彰式、貸切パーティー、社内会議、各種セミナー、研修、チームビルディング等)の要素を含むもの。

対象

海外の参加者を含むインセンティブツアーの主催者又は主催者から委託を受けた者。

要件

次の要件を全て満たすインセンティブツアーが対象です。
①海外からの参加者が30名以上
②徳島県内の宿泊施設で1泊以上

支援内容

下記より1つの支援をお選びください。

  • 阿波おどりの特別公演 ※
  • 徳島県名産品の提供
  • 空港・港湾でのお出迎え

※「阿波おどりの特別公演」を選択する場合は、海外からの参加者が50名以上であること。

対象期間

令和7年9月1日(月曜日)から令和8年3月31日(火曜日)まで

申請の流れ

【申請(実施30日前までに提出)】
・訪日インセンティブツアーおもてなし支援申請書
・開催概要(趣旨、実施内容が明記されたもの)又は行程表
・参加者名簿(参加者の氏名と、海外参加者は出発地または所在地の国名の記載が必須)
【審査・承諾】
実施可否を決定して申請者へ通知
【おもてなし実施】

実施要綱

訪日インセンティブツアーおもてなし支援 実施要綱

申請様式

【支援申込書】
・訪日インセンティブツアーおもてなし支援申込書【様式第1号】(PDFファイル)
・訪日インセンティブツアーおもてなし支援申込書【様式第1号】(Excelファイル)
【申請内容変更届出書】
・訪日インセンティブツアーおもてなし支援申請内容変更届出書【様式第4号】(PDFファイル)
・訪日インセンティブツアーおもてなし支援申請内容変更届出書【様式第4号】(Wordファイル)

提出方法

(1)メールによる申請

全ての必要書類を添付して、次の宛先までメールを送付してください。
メール conv@tokushima-kankou.or.jp

(2)FAXによる申請

全ての必要書類が揃った状態で、次の宛先までFAXを送信してください。
FAX 088-677-3131
(3)郵送による申請

全ての必要書類が揃った状態で、次の宛先まで郵送してください。
〒770-8570 徳島市万代町1-1 徳島県庁5F
(一財)徳島県観光協会 観光・コンベンション振興課
訪日インセンティブツアーおもてなし支援 担当者

お問い合わせ先

(一財)徳島県観光協会 観光・コンベンション振興課
〒770-8570 徳島市万代町1-1 Tel 088-652-8814 Fax 088-677-3131
メール conv@tokushima-kankou.or.jp

注意事項

予算額に達した場合は、期間中であっても支援を終了する場合があります。