フェズは9月27日、キリン堂とリテールメディアの共同構築、ドラッグストアDX戦略の取り組み強化を目的として、包括的業務提携契約を締結したと発表した。 <キリン堂とフェズはリテールメディアの共同構築や店舗DXで提携> 海外のリテール産業においては、IT(情報技術)を導入し、新たなサービスやビジネスを生み出すリテールテックが進んでいる。特に、小売り事業者が有するID-POSなどのデータを活用したデジタル広告サービスだけでなく、店頭のサイネージやアプリも活用した小売り事業者独自の広告プラットフォームなどが注目されている。 キリン堂は、2021年3月フェズと独自リテールメディア「K.ads」(呼称:ケーアズ)を共同開発した。「K.ads」は、キリン堂のID-POSなどの購買データを活用し、Youtubeといったデジタル広告の配信やキリン堂公式アプリでの販促を実施。店内放送、店内のプロモーション棚での商品展開など、これらを連動させた取り組みができるキリン堂独自のリテールメディアとなっている。 今回の提携で、両社間でID-POS などの購買データ、店頭データ各種データを連係することで、「K.ads」を強化する。フェズが提供する、購買データを活用した広告ソリューション「Urumo Ads」の積極活用を通じたリテールメディアの共同構築を行う。 また、同じくフェズが提供する、データをもとにした仕入れ・販促の最適化を実現する本部商談に特化したダッシュボード「Urumo Shopper」とのデータ連係、店舗DXの取り組みも推進するという。 ■問い合わせ先 https://fez-inc.jp/ ■関連記事 フェズ/インテージと商品・店舗情報で連携、OMOサービス強化
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小売業界のDXを推進するフェズは6月15日、マーケティング支援事業を展開するインテージと、商品情報データベースと店舗情報データベース「i-Store DB」の活用において連携を開始すると発表した。 今回の取り組みを通じて、フェズが複数小売り事業者と連携していることで活用できる約9800万ID分のID-POSデータ(2022年3月時点)と、インテージが保有する業界最大級の商品情報データベース、全国約1200チェーン・約10万店を網羅した店舗情報データベース「i-Store DB」を連携させる。 <連携イメージ> これにより、従来小売り事業者ごとで異なっていたID-POSデータにおける商品や店舗属性に対して、共通の属性や新たな属性を付与し、小売り事業者・メーカー双方がマーケティングにより活用しやすいデータ基盤を構築。現在フェズが提供しているOMOソリューションのサービス強化を行う。 広告配信ターゲットの最適化、広告を閲覧した消費者が実際に店舗に来店し購入したかを計測・分析する「来店検証・購買検証」の分析軸の追加、精緻化(店舗属性や商品属性ごとにおける来店検証・購買検証の実行)を可能にするという。 フェズは、複数小売り事業者とパートナーシップを組んでおり、2022年3月時点で約9800万の消費者IDと連携(各小売りより許諾を得た際に利用が可能)。これにより、広告配信とそれに対する来店検証・購買検証を行う「Urumo Ads」、販売データを元に仕入れ・販促の最適化をするためのダッシュボード「Urumo Shopper」を展開し、小売り事業者・メーカーのマーケティング支援を行っている。 ■フェズ https://fez-inc.jp/
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