ベルーナ/EC事業強化「撮影スタジオ」併設の新オフィス稼働

ベルーナはこのほど、アパレル・雑貨事業におけるECの取り組みを強化するため、埼玉県上尾市の「JR上尾駅」駅前の複合施設「アリコベール上尾 サロン館」4階に、商品画像を撮影する撮影スタジオを併設した「ベルーナ アリコベールオフィス」を本格稼働させた。 <アリコベールオフィスのエントランス> これまで、アパレル・雑貨事業におけるEC関連部署は、複数個所に分散していたが、今回、アリコベールオフィスを開設したことで、いくつかの部署を集約した。EC事業本部の第2EC事業部、EC企画部、企画本部内の第7企画室、新事業推進室、2016年に子会社化したミンの企画室を集約した。 EC事業本部の岡田敦志部長は、「当社は、カタログ事業を主力に展開する中で、将来の成長を見据えてEC事業の強化を進めている。これまでのEC事業は、カタログをベースに成長してきたが、さらなる成長を目指して新オフィスを開設した」という。 <ベルーナのカタログ> 2022年3月末のアパレル・雑貨事業の登録会員は、女性76.7%、男性19.9%、不明3.4%となっている。構成比で最大の女性の年代別構成比をみると、60代から80代といった年代からの支持が高い。そのため、ネット専業ブランドを除くアパレル・雑貨のEC比率は、2022年3月期は、23.3%にとどまっている。 <ベルーナの通販サイト> これまでのアパレル・雑貨事業の通販サイトは、カタログをベースとしてきたため、独自の取り組みが少なかった。カタログは、紙面の制約があるため、例えば、衣料品の商品画像では、モデルが商品を着用した正面の写真を中心に構成していた。そのため、顧客が商品を購入する際に、提供できる情報に限りがあった。一方で現在、ベンチマークとしている競合他社の通販サイトでは、一つの商品に対して30枚程度の写真が掲載されていた。 そこで、撮影スタジオを併設したオフィスを開設したことで、より気軽に迅速に商品撮影ができる環境を整えた。これまでは、複数の色・柄がある商品でも、代表的な色・柄の商品のみ着用画像があったが、今後は、全ての色・柄の商品着用画像を用意することも迅速にできるようになる。また、着用イメージも、正面だけでなく、横、斜め、後ろなど、異なる角度やポーズの画像も増やしていきたいという。 <ECサイトの商品情報量を充実> 岡田部長は、「気軽に商品画像を撮影できる環境を整えたことで、商品画像を充実させ、お客様がより具体的な商品イメージを持って商品を購入できる […]

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