「ベイクルーズフェス」が初開催 全国4都市でブランドを体感できる野外フェス

 ベイクルーズグループは創業40周年に関連した取り組みの一環として、同社初となる野外イベント「ベイクルーズフェス(BAYCREW’S FES)」を名古屋、京都、仙台、福岡の4都市で開催する。“衣食住美”のライフスタイルを幅広く提案するベイクルーズグループを体感できる野外フェスとなる。

 「ベイクルーズフェス」は“Not Smart,But Creative”をテーマに、音楽やファッションなど、都市ごとにコンセプトを設ける。各開催都市在住のベイクルーズスタッフが中心となり、その地域の特徴を生かした企画を立案。ベイクルーズの展開ブランドによるマーケットプレイスや飲食ブース、ファッションショー、クリエイターを招いてのワークショップなど、さまざまなコンテンツを用意する。

 開催スケジュールは以下の通り。名古屋は8月11日、“名古屋×ミュージック”をテーマに名古屋城の二之丸広場で開催。京都は8月17日、“京都×ファッション”をテーマに二和寺で開催。仙台は11月2日、福岡は11月9日に予定し、テーマは追って発表する。

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数ドルのライターから大理石のダンベルまで 「サンローラン」新業態のアイテム公開

 「サンローラン(SAINT LAURENT)」は6月9日、米国ロサンゼルス・ロデオドライブのブティックをリニューアルオープンした。同日パリのサントノーレ通り213番地にオープンしたブティック「サンローラン リヴ ドロワ(SAINT LAUREN RIVE DROITE)」と同じ新業態で、メンズ、ウィメンズのコレクションアイテムに加え、限定コラボレーションなどの幅広いアイテムを取りそろえる。

 店内にはビンテージの大きなテーブルとソファが置かれ、壁には大量のスピーカーが埋め込まれている。大きな窓からはパームツリーを望み、知人の家に遊びに来たようなアットホームな雰囲気だ。

 オープン時には、「バカラ(BACCARAT)」のグラスや「ライカ(LEICA)」のカメラ、「バング&オルフセン(BANG&OLUFSEN)」のスピーカーとのコラボが登場。限定コラボレーションは週替わりで新しいアイテムを投入する予定で、来るたびに新しいアイテムが見つかるという。

 アイテムの幅は広く、アクセサリーやトートバッグといったファッショングッズに加え、スケートボード90ドル(約9700円)、レオパード柄のヨガマット395ドル(約4万4800円)や大理石のダンベル/2点セット1995ドル(約21万5400円)といったジム用品、「モレスキン(MOLESKIN)」のノート(約7000円)やUSB55ドル(約5900円)などの事務用品、ミニスピーカー55ドル(約5900円)やミニラジオ90ドル(約9700円)といった音楽グッズ、クリスタル装飾のドミノゲーム1565ドル(約1万1600円)やクリスタル装飾のサイコロ/2点セット395ドル(約4万2600円)などのゲーム、さらにはメタルのストロー235ドル(約2万5300円)やワインオープナー35ドル(約3700円)など。数ドルのライターや栓抜きなどはお土産のまとめ買いによさそうだ。

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“捨てる服はもういらない” 女性に支持されるオーダーブランド「ミカコ ナカムラ」の古くて新しいビジネスの形

 管理職や士業の女性を中心に支持を広げているウィメンズのオーダーブランド「ミカコ ナカムラ(MIKAKO NAKAMURA)」は、6月13日から19日まで、「ミカコ ナカムラ美のミュージアム」展を銀座・和光本館6階のホールで行っている。ブランド設立15周年を記念したもので、立ち上げからこれまでに製作してきた900体のうちの80体を出展。9つのカテゴリー別に、さまざまなシーズンの商品をミックスして展示している。同ブランドは2004年の立ち上げ以来、“捨てる服はもういらない”というメッセージを打ち出してきた。オーダーメードを採用し、常にお直しも受け入れてきたのもそうした考えからだ。サステイナブル意識が一般化しつつある今となってはなじみのある考え方だが、ブランドを立ち上げた2004年といえば、ファストファッションが徐々に盛り上がりつつあった時期。ファッション業界内でもやや異色の存在だった。中村に15年間を振り返ってもらった。

WWD:15年前に“捨てる服はもういらない”と打ち出したのは先進的だった。

中村三加子(以下、中村):立ち上げ当時はモノを大切にするという考え方より、どんどん新しさを追求してこそファッションという姿勢が主流でした。ファストなファッションブランドが台頭し始め、目にするようになってきた時期でもあります。デザイナーは服を作るのが仕事ですが、私は服を通して、メッセージを伝えていくことが自分の仕事だと思っています。今シーズンはこれがきれい、これがすてきといったことよりも、ポリシーを伝えていくべきだと思ってやってきた。こうした考え方に、時代がシンクロしてきているという感覚はあります。

WWD:今でこそパーソナルオーダーなどが盛り上がっているが、15年前は「オーダー=いいものだけど古い」という印象が強かったように思う。

中村:業界内の知り合いには、「なんで今更オーダーなんてやるの?絶対すぐつぶれるわよ」なんて当時言われました。確かに時代錯誤だったと思います。でも、そんな風に言われれば言われるほど、違う方向を向きたくなる性分なんですね。“捨てる服はもういらない”と掲げてきましたが、(大量生産をしている)作り手側の問題は大きい。1対1でお客さまに向き合えるブランド作りがしたかったんです。昔は街の仕立て屋さんで服を作るという文化がありましたし、私自身もそれを味わってきている。それで自分もオーダーでやってみようと思ったんですが、男性のスーツと違って女性の服はデザインもさまざま。気軽に色んな方にオーダーを楽しんでもらいたいので、仮縫いありのフルオーダーやデザイン自体を一から起こすオートクチュールだけでなく、着丈や袖の長さなどを調整するパターンオーダーを行っています。

WWD:ファーストシーズンで発表した12型が、“マスターピースコレクション”として今も売れ続けている。なかでもノーカラーコートの“ルナ”は、ブランドで最も売れる品番となった。

中村:マスターピースとは“銘品”という意味ですから、自分たちでそう呼ぶのはおこがましくもあります。変わらないものを作り続けていきたいという思いから、当初は“パーマネントコレクション”と呼んでスタートしましたが、“ルナ”だけでなく、どれもお客さまに愛される中でマスターピースとして育ってきました。

WWD:15年間続けてきて、手応えを感じた場面は。

中村:立ち上げた時は、「おしゃれなオーダー服を求めるような客はいない」と業界内で言われました。「オーダー客はすごくコンサバだから、ファッション性はそこまで求めていない」って。でも、15年間続けて、「こういう方に着てほしい」というお客さまをたくさん見付けました。うちのブランドの顧客はどなたもすてきな方ばかりという点は本当に自慢です。日本人女性としてすごく尊敬できる、文化的なお客さまが私の考え方に賛同してくださっている。そういう方たちが、自らの個性で服をとてもきれいに着こなしてくださっています。(オーダーブランドを15年続けたことに対して)「根気強いね」「頑固だね」などと言われることもありますが、変わらないということで信頼感を得てきた部分はあると思います。

ファッションが超えられないのは
自然物のみ

WWD:もともとはテキスタイルデザイナーだった。

中村:父親が京友禅の画家で、(実家は)代をたどれば呉服屋となります。布文化に触れて育ってきたので布が好き。一方でライフスタイルデザインも追求したくて、テキスタイルデザイナーになりました。でも、私が学校を出た頃はテキスタイルデザイナーとしての採用は少なくて、自分のデザインをテキスタイルとして表現したいならデザイナーになる方がスムーズだった。それでデザイナーに転身しました。テキスタイルデザイナー時代に身に着けた機屋さんとのつながりや生地の知識は、今も生きていると思います。デザイナーとしてアパレルメーカーに勤めていた時代もありましたが、自分の思うものを作っていくために、ゆくゆくは自分の会社を立ち上げようと当時から考えていました。

WWD:2019-20年秋冬のテーマは、晴れ渡った空と海とが一続きになっているさまを表す「水天一碧」。鮮やかなブルーや波のような柄が印象的だった。19-20年秋冬に限らず、常に自然が着想源になっている。

中村:自然物がとても好きなんです。インスピレーション源を社内でも聞かれることはよくありますが、いつも普通の花や空。華美なことではなくて、過去に経験した自然の出来事です。映画や観劇で心を動かされることはありますが、それをデザインに落とし込むということはない。ファッションが絶対に超えられないものは、自然物だと思っているんです。人が作ったものなら、私のブランドではたとえ無理だとしてもファッションが超えることはできる。

WWD:銀座・和光でこのタイミングで展覧会を企画した意図は。

中村:15周年記念という面もありますが、それだけでなく、やはりここにもメッセージを込めました。“捨てる服はもういらない”と掲げている以上、私たちもサンプルを一つ一つ大切にしてきました。お客さまにお譲りした一部以外、作ってきたものは全て取ってあります。それを15年間続けてこられたことに感謝して、展覧会開催を決めました。自分としては、今後も変わらないことの強さを出していきたい。日本もいま混沌としていますが、ファッションとして、日本の美しい部分を伝えていきたい。モノを大切にするという日本や日本人の美しさは、全ての文化に通じる部分があります。元来、日本のものではなかった大量消費の考え方に迎合する必要はない。人にとっては、歩くスピードや手で何かを作るスピード、鼓動の速さが自然だと思います。高速を追求しては、いつかひずみがくる。かといって、私もパソコンやスマートフォンは使います。バランスが大切です。

■「ミカコ ナカムラ美のミュージアム」展
日程:6月13~19日
場所:銀座・和光6階ホール
住所:東京都中央区銀座4-5-11

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「シャネル」が男性のための限定バーバーショップをオープン メイクアップ&グルーミング体験も

 「シャネル(CHANEL)」は6月26日から7月2日まで、阪急メンズ東京 1階で男性向けのポップアップイベントを開催する。バーバーをコンセプトにした会場では、同ブランドのメンズ向けビューティアイテムを自由に試すことができるほか、無料のメイクアップ体験や理容師によるグルーミングアドバイスなども実施する(予約制)。

 男性のメイクアップは「ファイブイズム バイ スリー(FIVEISM × THREE)」や「ジバンシイ(GIVENCHY)」などから登場し、注目のジャンルになっている。「シャネル」も昨年11月から日本でも取り扱いを開始したブランド初のメンズメイクアップライン「ボーイ ドゥ シャネル(BOY DE CHANEL)」を持ち、ナチュラルな補正力を持つリキッドファンデーションや、繰り出し式のアイブロウペンシル、リップクリームなどを展開。ミッドナイトブルーのシックなパッケージや使いやすさなどから、メンズコスメ市場で高い存在感を放っている。

 同イベントではメイクに興味があっても手が出せずにいる見込み顧客や、メンズコスメの存在を知らない潜在顧客にアプローチ。タッチアップスペースや、ドレッサーの前でスタッフがメイクアップを施す機会を設けて、メンズメイクアップを身近に楽しむきっかけを提供する。

 そのほか、2010年の発売以来高い人気を誇るフレグランス「ブルー ドゥ シャネル」シリーズもラインアップ。6月1日に発売したばかりのシェービングクリーム2種も用意。これら製品の販売のほか、ブランドを代表する時計「J12」の新作の展示と販売も行う。

■「シャネル」バーバーショップ
日程:6月26日~7月2日
時間:11:00~20:00
場所:阪急メンズ東京 1階 Main Base
住所:東京都千代田区有楽町2-5-1

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集英社がラグビーの魅力発信のためのウェブマガジンを創刊

 集英社は14日、ラグビーW杯2019日本大会(9月20日~11月2日)を前に、ラグビーの魅力を発信するウェブマガジン「楕円球(だえんきゅう)LOVE!」をスタートした。大会開幕までの期間限定で、同社が発行する雑誌に登場するタレントやモデルなどを起用し、ラグビー初心者でも楽しめるさまざまなコンテンツを発信する。編集長は、「メンズノンノ(MEN’S NON-NO)」や「ウオモ(UOMO)」などの編集長を歴任した日高麻子氏が就いた。

 現在は、桐谷美玲と元日本代表ラグビー選手の大畑大介がラグビーの基本ルールを解説する動画や、「メンズノンノ」モデルや俳優たちのラガーシャツを使ったコーディネート紹介、理想の結婚相手をラグビー選手のポジションになぞらえて診断するコーナーなどを設けている。日高編集長は、「動画やファッション特集、イケメンラガーマンのインタビューなど、ワクワクするようなコンテンツを出していく。日本中のにわかラグビーファンたちが開幕を心から待ちわび、『ラグビーがあるから今日は会社休もう』「早く帰ってラグビー観よう」と言えるくらいになることを願う」とコメントしている。

 同日に都内で創刊発表会が行われ、俳優の滝藤賢一と女優の内田理央が登場した。滝藤はストライプ柄のセットアップのインナーにラガーシャツを挿し、内田は同じくラガーシャツをモチーフにしたワンピース姿で現れた。

 滝藤は、同ウェブマガジン内で7月12日に公開するショートムービー「Rの男」で、ラグビーのにわかファンとなり、徐々に生活がラグビー色に染まっていくサラリーマン役を演じる。「僕も4年前(ラグビーW杯2015イングランド大会)に日本代表が南アフリカ代表を打ち破るところを見て虜になった」と“にわかファン”であることを自認し、ムービーの撮影では「屈強なラガーマンに囲まれて、なんかイイかも……と思ってしまった(笑)」と新たな“目覚め”があったことを告白した。

 内田はウェブマガジン内の結婚診断を実施し、競技で両陣がぶつかりあう「スクラム」の要を担うポジション「プロップ」と好相性という結果に。「縁の下の力持ちでがっしりした人は、たしかにタイプ。いつかはお姫様抱っこもされてみたい」と憧れを語った。

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週末お出掛けスポット 個人宅にある美術作品と所有者に光をあてた展覧会などアート5選

 週末にオシャレして出掛けたいアートスポットをお届け。今週は個人宅にある美術作品と所有者に光をあてた展覧会や「シュプリーム(SUPREME)」とのコラボで知られるアーティストの個展など5つをラインアップ。また、これまでに「WWD JAPAN.com」が記事化した今週末(6月15、16日)のイベント情報やポップアップもまとめて紹介する。

【アートスポット5選】

【開催中イベント】

ポーラが“2日間でアイデアを事業化する”イベントを実施

LA発の“美の祭典”「ビューティーコン」が日本上陸 6月に渋谷で開催

香水「ミス ディオール」の歴史をたどる体験型展覧会が開催

米現代アーティスト、トム・サックスが東京で個展開催 松の葉を綿棒で再現した「Bonsai」などを展示

香取慎吾が豊洲で国内初のアート作品展を開催 15日から

エルメスがガラスのファサードで大胆にアート展示 数寄屋橋交差点を鮮やかに

【開催中ポップアップ】

「THREE」のメンズメイクブランドが博多阪急でポップアップ

伊勢丹の今夏の浴衣展開がスタート 西内まりやとのコラボ品と販促ムービーで多様な着用シーン喚起

眼鏡ブランド「アヤメ」が263日間のポップアップストア 直営店オープンの布石

オーガニックブランド「ラ・ブルケット」が関西で初のポップアップストア

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「ディセンシア」から敏感肌向けのシワ改善美容液登場 伊勢丹新宿本店に初の直営店も

 ディセンシアは10月1日、敏感肌専門ブランド「ディセンシア(DECENCIA)」が敏感肌用化粧品として初となるシワを改善する薬用オイル状美容液「アヤナス リンクルO/Lコンセントレート」(30mL、6500円)を公式ECサイトで発売する。また、9月にブランド初の直営店舗を伊勢丹新宿本店に開設。同店でも先行販売する。

 敏感肌に起こりやすいシワとして、表皮性のシワと真皮性のシワを今回初めて特定。この2層のシワにアプローチするシワ改善美容液のオイル状美容液の開発に着手した。オイルリキッド剤型にしたのは、肌への刺激を回避しスムーズに肌全体へ塗布できること、乾燥などの影響で硬くなった角層を軟化して肌への浸透性を高めるため、そして素早いハリ実感などをかなえるためだ。医薬部外品のシワ改善有効成分として承認されたナイアシンアミドを配合した。

 伊勢丹新宿本店への出店について「これまでECに特化した事業展開をしながら、イベントなどでオフラインでの顧客コミュニケーションにこだわってきた。その中でも、敏感肌に特化したカウンセリングや商品タッチアップのニーズが多くあり、また、当社としてもリアルなブランド体験価値の場をかねてよりつくりたいと思っていた」(同社広報担当)ことから初の直営店を開設。さらに、「敏感肌市場は、チャネルやカテゴリーなどもボーダーレスに変化しており、敏感肌スキンケアユーザーの選択肢も大きく増えている。当社が培ってきたサイエンスと美意識で作りあげたプレミアムな敏感肌スキンケアを伊勢丹新宿本店のお客さまに紹介していくことは新しいチャレンジとして、最もふさわしい戦略拠点となる」と述べた。店舗ではシワ改善美容液を含めフルラインを扱う予定で、「独自の美容法や美容スタッフのおもてなしなどにも触れてもらうよい機会」としている。

 同社は、ポーラ・オルビスグループ社内ベンチャー第1号として2007年1月に創業し、敏感肌専門化粧品のD2Cブランドを展開。30〜40代の働く女性を主力ターゲットにエイジングケアシリーズの「アヤナス(AYANASU)」、ホワイトニングシリーズの「サエル(SAERU)」、ベーシックシリーズの「つつむ(TSUTSUMU)」などを扱っている。

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イッセイ ミヤケが「バオバオ」に類似したバッグの販売等を差し止める仮処分を申し立て

 イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)は13日、鳥取県に本社を置くバッグの製造販売等を行うバルコスが展開する一部の商品が、イッセイ ミヤケが展開するバッグブランド「バオバオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE、以下バオバオ)」の商品と類似する特徴を備えているとして、不正競争防止法違反等を理由に製造、販売及び輸入等の差止めを求める仮処分の申立てを東京地方裁判所に行った。

 「バオバオ」の商品は、荷物を入れるとタイルのようなピースの境界部分が折れ曲がり、外観が立体的に変形する点が特徴だ。今回差止め請求の対象となったのは、バルコスの「ハナアフ(HANAA-FU)」というブランドで展開している“アリエス ネオ(ARIES NEO)”をはじめとする3型。いずれもタイルのようなピースがバッグ側面にあしらわれ、境界部分が折れ曲がり立体的に変化するという特徴を有している。

 イッセイ ミヤケによると、2019年1月末に業界紙においてバルコスの商品の広告が大きく打ち出されているのを発見し、2月から両社の間で協議を行ってきたという。販売差し止め等の対応をバルコスに求めたが、バルコスはイッセイ ミヤケ側の主張を全面的に否定し要求に応じなかったため、解決の見込みがなくなったと判断し、仮処分の申し立てに踏み切ったという。バルコスは本件について「現時点では正式な書類の内容を確認できていないため、コメントは差し控える」と回答した。

 イッセイ ミヤケは「健全な競争が新たな素晴らしいデザインが生まれて来るために必要なものであることは、言うまでもない。しかし、インスピレーションとして許される一線を超え、お客さまが『イッセイ ミヤケの商品だ』と誤認し、混同してしまうおそれがあると考えられるデザインについては、当社のブランドへの社会的信用の毀損にも繋がるものであり、やはり看過することはできない」と話す。

 バルコスが展開する「ハナアフ」は、公式ウェブサイトや「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」、マルイの公式ウェブサイトなどのほか、新宿マルイ本館などで展開している。

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コンデナスト本社が新たに求人プラットフォームを始動 300億ドル市場に参入

 「ヴォーグ(VOGUE)」や「GQ」などを発行する英コンデナスト・インターナショナルは、求人プラットフォーム「ヴォーグ ビジネス タレント(VOGUE BUISINESS TALENT)」をローンチした。2019年1月にスタートしたファッション業界向けのBtoBメディア「ヴォーグ ビジネス」の一環だ。英「ガーディアン」紙の求人サイト「ガーディアン ジョブス」のディレクターなどを務めたアリスター・ウィリアムス(Alistair Williams)が同サービスを統括する。

 求職者は職歴のプロフィールをサイト内に登録すると、求人の検索や、世界中のファッションブランドから求人オファーを受けることができる。また、登録者向けのイベントも実施。同サービスのパートナー企業とコミュニケーションや、企業に関する情報収集を行える。

 「ヴォーグ ビジネス タレント」はクライアントと読者の要望から実現。2023年までに345億ドル(約3兆7000億円)に達すると見込まれている、オンラインリクルート市場への参入を目的としているという。なお、同サービスのローンチ前には、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「バーバリー(BURBERRY)」、マッチズ・ファッション・ドットコム(MATCHESFASHION.COM)など10のブランドと共にテスト版を始動していた。

 コンデナスト・インターナショナルのウルフギャング・ブラウ(Wolfgang Blau)社長は「新鋭のデザイナーの発掘や、ロンドンとマドリッドに構えるコンデナスト・カレッジでの次世代のトレーニングなど、コンデナストは長い間、世界のトップファッションブランドと才能ある人たちを結び付けてきた。『ヴォーグ・ビジネス・タレント』ではファッション業界が適切な人材を発見するのをサポートするために、自社の比類なきネットワークを活用する」とコメントしている。

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インスタグラムのEC機能導入から1年 売れるブランドの傾向は?

 インスタグラムは、6月8、9日の2日間限定でショッピング機能の日本上陸1周年を記念した期間限定店を東京・原宿にオープンした。リアル店舗の出店は既にロンドンで行っているが、日本では今回が初。店舗には、ボタニカルヘアケアブランドの「ボタニスト(BOTANIST)」や小柄な女性向けファッションブランドの「コヒナ(COHINA)」など、ショッピング機能を実際に利用している8ブランドが出店。インスタグラムを活用し、規模を拡大しているブランドにリアルで顧客と接する場を提供した。ショッピング機能の認知拡大やオフラインでの“場の提供”などが今回の期間限定店の狙いだ。

 オープンの前日には、EC構築支援サービスを提供するBASEや出店ブランドの「コヒナ」「ボタニスト」を招き、関係者に向けて同機能の最新動向に関するプレゼンテーションを行った。「ボタニスト」はショッピング機能導入後、ECサイトへの流入が約7倍、顧客が一生涯にどの程度の利益をもたらすかを表すLTV(Life Time Value)が通常の人の3倍になったという。また、「コヒナ」は「どこで買えるのか」といった商品の問い合わせが減少。「コーディネート投稿などからそのままECサイトに飛べることから、ユーザー再度もストレスや疑問点が減ったのだろう」と清水葵「コヒナ」ディレクターは分析する。

 ショッピング機能で実際に売り上げにつなげているブランドの共通しているのが、インスタグラムの機能を総合的に利用し、ユーザーとのコミュニケーションを頻繁に取っている点だ。同社広報によると「インスタライブやストリー機能など、さまざまなツールを試行錯誤しながら使っているブランドの商品が売れていることが多い。今回の期間限定店に出店していただいたブランドも、そういったブランドを中心に集めた」という。実際に「コヒナ」や「ボタニスト」はインスタライブでユーザーの意見をくみ取り、商品開発に生かしている。

 インスタグラムにとって日本は非常に重要な市場となっている。同社の発表によると、ハッシュタグ検索の回数はグローバルと比較して約3倍。ショッピング機能においても、商品詳細ページを訪れる数は世界でもトップクラスで、日本のユーザーの購入意欲の高さが伺える。「ローンチ初期からユーザー数が多かったうえ、利用者数の増加率やエンゲージメント率も高し水準にある。特に日本ではモノの発見から行動まで一気通貫して利用されている印象を受ける」とインスタグラム広報。今年の夏以降には、米国以外初となるプロダクト開発チームを日本に設置する予定だ。

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「ケンゾー」のウンベルトとキャロルが退任 「オープニングセレモニー」に専念

 「ケンゾー(KENZO)」のクリエイティブ・ディレクター、ウンベルト・レオン(Humberto Leon)とキャロル・キム(Carol Lim)が6月23日のパリでのメンズコレクションを最後に、7月1日付で退任する。自身らが運営するオープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)事業に専念するという。後任は未定だ。

 8年の在任期間中、ウンベルトとキャロルは虎の刺しゅうといったアーカイブを現代的に再解釈したり、「ヴァンズ(VANS)」や「H&M」とコラボするなど、「ケンゾー」をコンテンポラリーブランドとして刷新した。

 シルヴィ・コリン(Sylvie Colin)最高経営責任者は「2人はコレクションやファッションショー、広告や特別なプロジェクトを通じて新しい世代のクリエイティブな人々とつながることで、ブランドにインクルージョン(包括性)とダイバーシティー(多様性)をもたらした」とコメントをした。「彼らは常に顧客目線を大事にし、現代におけるクリエイティブ・ディレクターの役割の開拓者でもあった。新たな門出を祝いたい」。2人は創業者である高田賢三とも親交が深かった。

 2011年に現職に就任して以来、2人は「ケンゾー」を2ケタ成長させてきたとされている。業界筋は年間売上高を3億〜4億ユーロ(約366億〜488億円)とみている。

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「ケンゾー」のウンベルトとキャロルが退任 「オープニングセレモニー」に専念

 「ケンゾー(KENZO)」のクリエイティブ・ディレクター、ウンベルト・レオン(Humberto Leon)とキャロル・キム(Carol Lim)が6月23日のパリでのメンズコレクションを最後に、7月1日付で退任する。自身らが運営するオープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)事業に専念するという。後任は未定だ。

 8年の在任期間中、ウンベルトとキャロルは虎の刺しゅうといったアーカイブを現代的に再解釈したり、「ヴァンズ(VANS)」や「H&M」とコラボするなど、「ケンゾー」をコンテンポラリーブランドとして刷新した。

 シルヴィ・コリン(Sylvie Colin)最高経営責任者は「2人はコレクションやファッションショー、広告や特別なプロジェクトを通じて新しい世代のクリエイティブな人々とつながることで、ブランドにインクルージョン(包括性)とダイバーシティー(多様性)をもたらした」とコメントをした。「彼らは常に顧客目線を大事にし、現代におけるクリエイティブ・ディレクターの役割の開拓者でもあった。新たな門出を祝いたい」。2人は創業者である高田賢三とも親交が深かった。

 2011年に現職に就任して以来、2人は「ケンゾー」を2ケタ成長させてきたとされている。業界筋は年間売上高を3億〜4億ユーロ(約366億〜488億円)とみている。

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ヴァージルが「ヴィトラ」とコラボし未来の住居を創作 建築家ジャン・プルーヴェの名作をアップデート

 ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)とスイス発家具「ヴィトラ(VITRA)」がコラボレーションしたインスタレーション「トゥエンティサーティーファイブ(TWENTYTHIRTYFIVE)」がスイスのヴィトラ キャンパス(VITRA CAMPUS)内のファイヤーステーションに登場した。このインスタレーションは、アブローの思春期と住宅環境の相互作用を表現したもので、サステイナビリティーやリサイクルの意味、過剰と非物質化といったテクノロジーと社会の変化が住宅に与える影響にも触れている。アブローは、「2035年にわれわれが家具を必要とするか否かは論議の余地がある」とコメント。環境がそれぞれの人生における趣向や決断にどれだけ影響するかというアイデアに基づき、彼は個人的に架空のティーンが19~35年が住む“住居の伝記”を創り出した。フランス人建築家のジャン・プルーヴェ(Jean Prouve)に魅了されたアブローは、このプロジェクトでプルーヴェの作品を探求し、オマージュを寄せた限定商品をデザインしている。6月12日にはヴィトラ キャンパスで、アブローとノラ・フェルバウム(Nora Fehlbaum)=ヴィトラ最高経営責任者によるトークショーや5000人限定のサマーパーティーが行われた。

 インスタレーションは2部構成になっており、第1部“過去 / 現在(PAST/PRESENT)”では、プルーヴェがデザインしたランプ“プチポテンス”や“アントニーチェア”、チャールズ&レイ・イームズ(Charles and Ray Eams)やエエロ・アールニオ(Eero Aarnio)などのオリジナル家具や、ティーンの両親の家や学校の教室などにあったような家具が置かれている。

 第2部の“明日”では、ティーンが成長し、思い出や経験、文化的かつ社会的影響を盛り込んだ自身の製品を創り出した35年の住居空間が広がる。この部屋では、アブローがデザインした3つの限定商品を展示販売する。彼が建築資材であり収納でもあるという “セラミックブロック”(世界限定999個)とプルーヴェが1942年にデザインした“プチポテンス”をアレンジしたランプ(世界限定300個)、の同じくプルーヴェが手掛けた“アントニーチェア”をアップデートした(世界限定100個)で、ヴィトラ キャンパスの会場およびヴィトラのオンラインショップ(EUのみ)で販売する。価格は“セラミックブロック”が149ユーロ(約1万8100円)、“プチポテンス”が1489ユーロ(約18万1600円)、“アントニーチェア”が2489ユーロ(30万3600円)。これらは今秋にアメリカ市場での発売を予定している。ヴィトラ キャンパスでのインスタレーションは7月31日まで。これらの詳細は、ヴィトラ ジャパンのインスタグラムで公開中だ。

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「わんこそば」ならぬ「わんこ紅茶」の面白さ

 私はコーヒーがあまり得意ではない。だが、紅茶がメインの店はごく少数だ。なぜ紅茶店はうまくいかないのだろうと、ちょっと寂しい。そんな中で、この1〜2年、気に入っている紅茶専門店がある。東京・神楽坂エリアのはずれにある、Mという店だ。
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「スターリング ルビー」2020年春夏ピッティ・メンズ・コレクション

 「スターリング ルビー(STERLING RUBY)」が2020年春夏メンズ・コレクションをピッティ・イマージネ・ウオモで発表した。

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花王が人種差別表現でサイトを閉鎖

 花王は6月13日、職場での働き方改革や家事の分担をテーマにしたプロジェクト「BE WHITE」を一時休止し、特設サイトを閉鎖すると発表した。肌の色を連想させる“ホワイト(白)”が、人種差別を肯定する表現に当たると同社の海外事業部から指摘を受けたことによるものだという。

 同プロジェクトは、花王の衣料用洗剤「アタック」の洗浄力や社員が働きやすい環境を整える企業を“ホワイト”と表すことから名付けられた。

 なお、「BE WHITE」のサイト再開時期は未定だ。

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アーバンリサーチのダウンが全て“循環型”に 18年度は10トンを回収

 アーバンリサーチは、2018年度に店頭で回収したダウン製品の羽毛をリサイクルして19-20年秋冬向けに新たなダウン製品を生産・販売する。同社が生産するダウン製品はすべてリサイクルダウンになる。これは“羽毛の循環”を推進する「グリーンダウンプロジェクト(Green Down Project)」の一員として、リサイクル羽毛での商品企画に積極的に取り組む姿勢を示したもの。

 アーバンリサーチは、「グリーンダウンプロジェクト」設立当初の15年から賛同し、不要なダウン製品を店頭で回収してきた。齋藤悟・事業支援本部販売促進部URBAN TUBE編集部シニアマネージャーは、「18年度は当社の約150の販売拠点で羽毛約10トンを回収した。これはダウンジャケット6万枚分に相当する。グリーンダウンプロジェクト全体の5%に相当する量で、当社が最も多くの量を回収している」と言う。

 とはいえ、回収を始めた当初は認知度が低く、回収量も少なかった。「ダウンを購入されたお客さまにスタッフがリサイクルできることを伝えてきたことで、認知度も上がった。毎年回収量が倍増している」という。

 回収した羽毛は新毛と同じ洗浄ラインを通じて汚れやほこりを取り除くため、リサイクル羽毛の方が、安全だといわれている。さらに、長年使用することで羽毛同士が擦れ合ううちに、残留垢が剥がれ落ちるという。そのため、回収後に洗浄することで、新毛よりもきれいなグリーンダウンに生まれ変わるといわれている。このプロジェクトで羽毛洗浄を担うのは、トップレベルの技術を持つ河田フェザーだ。

 とはいえ、洗浄コストは安くはない。「正直な話、新毛を購入するよりも高い。しかし当社としてはSDGs(持続可能な開発目標)への意識の高まりと、安全性や透明性の観点からグリーンダウンを推進していく。価格を新毛同様に抑えるために、中国に現地法人をつくり、商社を通さず直接工場とやり取りをするなど、他の部分でコストをカットする努力を重ねて、2万~3万8000円と新毛と同価格を実現している」と語る。

 「グリーンダウンプロジェクト」は15年設立の一般社団法人。羽毛製品を回収し、ダウンを抜き出して洗浄し、ダウンジャケットなどの羽毛製品として生まれ変わらせるという循環型システムを作った。

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「ジバンシィ」2020年春夏ピッティ・メンズ・コレクション バックステージ

 「ジバンシィ(GIVENCHY)」が2020年春夏メンズ・コレクションをピッティ・イマージネ・ウオモで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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「ロクシタン」が1000種の植物の保護やリサイクルプラスチックボトルの実現など6つのCSR活動を推進

 ロクシタンジャポンは、製品の空き容器の回収やプラスチック商材の削減など、ブランドが取り組むCSR(企業の社会的責任)活動理念「ロクシタンのコミットメント(約束)」を定めた。2025年までに100%リサイクルプラスチックボトルなどの導入や1000種類の植物の保護など、6つの項目を掲げる。

 「ロクシタン(LOCCITANE)」は1976年の創設時から、創業地であるプロバンスの資源育成と自然由来原料の持続的な調達に注力してきた。「消費者の意識や興味が現在ほどCSR活動に向いていなかった創業当時から当社では環境負荷を軽減し、品質の良さで製品に興味を持ってもらえるモノ作りに徹してきた。ここへきて、CSR活動の取り組みに目が向けられるようになってきた」(ニコラ・ガイガー(Nicolas Geiger)=ロクシタンジャポン社長)ためで、これまで取り組んできた活動についての進捗状況などを公表。今回あらためて「ロクシタンコミットメント」を打ち出す。

 6項目での、1つ目は、植物の多様性の保護。2025年までに1000種類の植物を保護する目標を掲げるが、現在までに350種の保護を実現している。本国から来日したカミーユ・エイロー(Camille Airo)=ロクシタン コミットメント&コミュニケーション マネージャーは「昨年秋には勤続年数3年以上の社員4000人と同じ数だけ、フランスにアーモンドの苗木を植えた。1950年代にアーモンドの木が伐採されて希少となったため、栽培のサポートを今までも行っていたが、これもその一環」と述べた。

 2つ目は生産者のサポート。25年までに100%直契約生産者とフェアトレードの締結を掲げ、現在はシアバターを生産する西アフリカ・ブルキナファソで100%フェアトレードを行っている。3つ目が地球の自然にやさしく。25年までに100%リサイクルプラスチックボトルと全店舗でのリサイクルサービスの導入を目指し、空き容器の回収などを進め日本と韓国が42%、アメリカとカナダ、アイルランドが30%を現在達成している。

 4つ目は女性の自立を支援。20年までにブルキナファソの女性3万3000人余の支援を目指し、現在は3万人以上を支援している。5つ目は視覚障害への取り組み。1997年から視覚障害者支援や製品ボトルに点字表記(英字)を用いているほか、20年までに1000万人の視覚障害者にアイケアの提供を目指して、現在はユニセフへの寄付やチャリティーイベントを通し800万人をサポートしている。6つ目は、伝統的技術の継承。精油の抽出法の一つである蒸気蒸留法や、直営店舗などで使用するアクセサリーや家具などの伝統的技術の継承を促進する。今年は香水「エルバヴェール」で一つ一つを手作業でラフィア(天然素材)に装飾した限定ボトルを発売した。

 「SDGs(持続可能な開発目標)では30年をゴールとした17の目標を掲げている。その一環で、EU全体では20年から使い捨てのプラスチック製品を禁止する法案が施行される。当社はさまざまなCSR活動に40年以上前から取り組んできたが、人々の環境に対する意識が高まっているのはよいこと。『ロクシタン』も活動を加速させていく」(エイロー・マネージャー)という。

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景品表示法違反で高島屋に再発防止措置命令 ECサイト化粧品147品に原産地誤表示

 消費者庁は13日、景品表示法に違反する行為があったとして、高島屋に再発防止を求める措置命令を出した。同社のECサイト「高島屋オンラインストア」で販売している化粧品類の原産国表記で、実際とは異なる国名を記載していた。違反対象として認定されたのは、2011年8月~19年4月に掲載された計147品。「シャネル(CHANEL)」や「ディオール(DIOR)」、「アディクション(ADDICTION)」など25ブランドの正規の化粧品について、韓国産をフランス産、フランス産をアメリカン産、イタリア産を日本産などと表示していた。商品はファンデーションや口紅、マスカラ、アイライナー、ボディージェル、ローション、クリームなどで、販売数は3920点(計約500万円)。

 昨年10月に同サイトで化粧品を購入した客から、原産国が違うと高島屋に問い合わせがあり発覚。高島屋は断続的に実態の確認を進め、同月中に消費者庁に報告。当初は1製品のみで誤表示が問題となっていたが、断続的に実態確認を進めたところ147品の誤表示が分かり今回の措置命令に至った。

 同社によると原因は2つあり、取引先と同社で交わしている商品情報シートのチェック体制に不備があり、掲載時から原産国を誤って表示していたケースと、掲載時は正しい表示だったが原産国が変更した後に変更の情報を共有する仕組みがなく、元の表示のままとなっていたものがあったという。サイトの運営は画像の加工やデータ処理などを一部外注しているが、基本的には内製している。

 同社は昨日、オンラインストアサイトと企業サイト、また商品の出荷店舗サイトのトップページに「お詫びとお知らせ」を掲載。本日付けの全国紙朝刊の社告で消費者へ向けて周知を図り、全ての購入客にメールを送付する対応を行った。同社は再発防止策として「社内教育の再徹底と取引先とのチェック体制の構築を講じる」としている。

 景品表示法には「商品の原産国に関する不当な表示」の規定があり、原産国や生産国の国名や地名など、一般消費者が判別することが困難な状態で不当な表示を行わないよう定めている。

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「プロナウンス」2020年春夏ピッティ・メンズ・コレクション

 「プロナウンス(PRONOUNCE)」が2020年春夏メンズ・コレクションをピッティ・イマージネ・ウオモで発表した。

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イタリアントマト、5期連続赤字。ポッカクリエイト前社長のスカウトで立直し。

キーコーヒー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:柴田 裕)が、連結子会社である株式会社イタリアントマトの経営陣に株式会社ポッカクリエイト前社長の飯沼 浩氏を招聘すると発表した。役職は、上席執行役員 最高執行責任者(COO)。そば居酒屋「高田屋」、焼鳥「とり鉄」などを展開していた株式会社タスコシステム(2016年破産)の代表取締役社長だった。
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若手女性アーティストMASAKO.Yがフリークス ストア渋谷店併設ギャラリーで個展開催

 フリークス ストア(FREAK’S STORE)は、若手女性アーティストのMASAKO.Yによるエキシビション「フリーク.Y(FREAK.Y)」をフリークス ストア渋谷店に併設するギャラリー、オープンスタジオ(OPEN STUDIO)で開催する。会期は6月15〜23日。イベント前日の14日にはアーティスト本人も来場するレセプションパーティーを行う。

 MASAKO.Yは1994年生まれ。オーストラリア、ニューヨーク、ロンドンに単身留学し、2018年から東京を拠点に活動している。1つのジャンルにとどまらずコラージュ、ペインティング、彫刻、グラフィックなどの幅広い手法を使った作品を発表している。森星のファースト写真集オフ編でアートを担当するなど、広告、写真集、ファッションブランドへの作品提供も行っている。

 同展では“目に見えない奇妙なモノ”をテーマに、日本の妖怪、エイリアン(怪奇現象)、迷信、奇妙な動物などをユーモラスな作風でコラージュした。

 会場では、今回の展示のために描き下ろしたコラージュアートをプリントしたTシャツ(8000円)の展示と販売も行う。

■「FREAK.Y BY MASAKO.Y」
日程:6月15〜23日
時間:12:00〜20:00
場所:OPEN STUDIO
住所:東京都渋谷区神宮1-13-1

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若手女性アーティストMASAKO.Yがフリークス ストア渋谷店併設ギャラリーで個展開催

 フリークス ストア(FREAK’S STORE)は、若手女性アーティストのMASAKO.Yによるエキシビション「フリーク.Y(FREAK.Y)」をフリークス ストア渋谷店に併設するギャラリー、オープンスタジオ(OPEN STUDIO)で開催する。会期は6月15〜23日。イベント前日の14日にはアーティスト本人も来場するレセプションパーティーを行う。

 MASAKO.Yは1994年生まれ。オーストラリア、ニューヨーク、ロンドンに単身留学し、2018年から東京を拠点に活動している。1つのジャンルにとどまらずコラージュ、ペインティング、彫刻、グラフィックなどの幅広い手法を使った作品を発表している。森星のファースト写真集オフ編でアートを担当するなど、広告、写真集、ファッションブランドへの作品提供も行っている。

 同展では“目に見えない奇妙なモノ”をテーマに、日本の妖怪、エイリアン(怪奇現象)、迷信、奇妙な動物などをユーモラスな作風でコラージュした。

 会場では、今回の展示のために描き下ろしたコラージュアートをプリントしたTシャツ(8000円)の展示と販売も行う。

■「FREAK.Y BY MASAKO.Y」
日程:6月15〜23日
時間:12:00〜20:00
場所:OPEN STUDIO
住所:東京都渋谷区神宮1-13-1

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クラフトビールで「定額制」導入。勝算は?

 キリングループのスプリングバレーブルワリー株式会社(本社/東京都渋谷区、代表/島村宏子、以下SVC)は、東京・銀座のGinza Sony Park(銀座ソニーパーク)内のクラフトビール&デリスタンド「BEER TO GO by SPRING VALLEY BRREWERY」(以下BTG)において、クラフトブルワリー初となるサブスクリプション(定額制サービス)の「CLUB BTG」を6月17日11時より導入する。
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クラフトビールで「定額制」導入。勝算は?

 キリングループのスプリングバレーブルワリー株式会社(本社/東京都渋谷区、代表/島村宏子、以下SVC)は、東京・銀座のGinza Sony Park(銀座ソニーパーク)内のクラフトビール&デリスタンド「BEER TO GO by SPRING VALLEY BRREWERY」(以下BTG)において、クラフトブルワリー初となるサブスクリプション(定額制サービス)の「CLUB BTG」を6月17日11時より導入する。
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「MSGM」2020年春夏ピッティ・メンズ・コレクション バックステージ

 「MSGM」が2020年春夏メンズ・コレクションをピッティ・イマージネ・ウオモで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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アディダスの「ラン フォー ジ オーシャンズ イン トーキョ」が今年も開催 葛西臨海公園・西海浜公園に豪華ゲスト

 アディダスジャパンは6月16日まで実施している海洋プラスチック汚染に対するグローバルムーブメント「ラン フォー ジ オーシャンズ(RUN FOR THE OCEANS)」の一環として、15日に東京都江戸川区の葛西臨海公園・ 西海浜公園でイベントを開催する。昨年開催時の200人規模から1500人に拡大し、ゲストを招いたオープニングセレモニー、タレントのハリー杉山による海洋環境に関するトークショー、落語寄席、フィナーレには音楽アーティストのSIRUPによるスペシャルライブなどさまざまなコンテンツを用意する。参加費は500円。

 同イベントは期間中にランニングアプリ「ランタスティック(RUNTASTIC)」内のチャレンジに参加すると1km走るごとに1ドルが、プラスチック汚染の影響を受ける海岸沿いのエリアに暮らす10万人の若者たちとその家族に教育とサポートを提供する「パーレイ オーシャン スクール プログラム (PARLEY OCEAN SCHOOL PROGRAM)」に寄付される仕組みだ。

 これまでに同アプリを介した参加者は世界中で135万人以上、日本からは3万8000人を超えており、27万km(=27万ドル、約2900万円)を寄付している。6月8日に幕張の浜で行われたスポーツセッションでは、イベント後にゴミを拾いながら走るプロキングを行い、ビーチの清掃に貢献した。

 今回のメインプログラムとなるスポーツセッションは、ランニング、ビーチヨガ、トレーニング、ピラティスの4種目を実施する。そのほか、会場内に海洋環境に関する特設ブースやフード、ドリンクコーナー、フォトスポットを設ける。

 「ラン フォー ジ オーシャンズ」はアディダスが2017年に立ち上げた海洋プラスチック汚染に対するグローバルムーブメントで、日本では環境省、日本財団「海と日本プロジェクト」が後援・協力している。

■「RUN FOR THE OCEANS IN TOKYO」
日程:6月15日
時間:10:00〜18:00
場所:葛西臨海公園・ 西海浜公園
住所:東京都江戸川区臨海町6
参加費:500円

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「MSGM」2020年春夏ピッティ・メンズ・コレクション

 「MSGM」が2020年春夏メンズ・コレクションをピッティ・イマージネ・ウオモで発表した。

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「ヨシオ クボ」がパリの船上で360度VRを使ったプレゼンテーションに挑戦

 「ヨシオ クボ(YOSHIO KUBO)」は、パリ・メンズ・コレクションにおいて6月20日に行う2020年春夏コレクションのプレゼンテーションを、360度実映像を用いたVRを使って発表する。会場はパリの船上で、シーズンの世界観とウエアのリアリティーを同時に伝える内容になるという。インビテーションには「大漁」の文字が描かれ、公開されたムービーには大漁旗風のウエアも見られる。

 同ブランドは17年からコレクション発表の場を海外に移しており、パリメンズへの参加は3回目。前シーズンはパリの劇場を貸し切って演劇の要素を取り入れたインスタレーションを行うなど、ここ最近はユニークな演出に挑んでいる。

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プロント、FCでシンガポール出店。成長鈍化で、出店の可能性あり。

プロントコーポレーション(本社:東京都港区、代表取締役社長:竹村 典彦)が、6月17日(月)Capital Square Singaporeにシンガポール初出店となる「PRONTO SINGAPORE(Capital Square)店」を現地企業によるフランチャイズにてオープンさせる。プロントの海外出店は、中国・上海に次いで2ヶ国目。
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ベイクルーズの2019-20年秋冬展は“派手”に演出 見て、食べて、踊って世界観を感じる初の試み

 ベイクルーズグループは6月6~7日、2019-20年秋冬のプレス向け展示会を開催した。今回は40周年イヤーを祝し、新作の発表に加え、モデルによるインスタレーションやフードブランドのケータリング、DJによる音楽ライブなどを用意。「記憶に残る展示会にしたい」(PRチーム)と、通常のプレス展では体験できない多くのコンテンツで来場者を迎えた。

 会場の入り口には、ホテルのラウンジを彷ふつとさせるカウンター。中央にはベイクルーズが提案する「衣食住美」を表現したインスタレーションスペースを設けた。ビンテージのソファで秋冬の新作をまとったモデルがくつろぎ、テーブルの上には、各フードブランドによるケータリングを並べた。その向かいには、ベイクルーズの社内向けに新事業提案を公募する「スタートアップキャンプ」制度から誕生した「アルディー ノアール(HARDY NOIR)」「エミリーウィーク(EMILY WEEK)」「シャルル シャトン(Charles Chaton)」「クライヴ(CLIVE)」「ワールドリー ワイズ(WORLDLY-WISE)」の5ブランドをお披露目。同社は現在、フードやインテリアなどを含め60ブランドを擁しており、デビューブランドからなじみの「ジャーナルスタンダード(JOURNAL STANDARD)」まで、各ブランドが各ブースでそれぞれの世界観を表現した。

 PRを統括する和田健ベイクルーズ取締役CMOは「これまでの展示会はトレンドを説明する場所だったが、それぞれのブランドの世界観を知ってもらわなければ意味がない。せっかくのチャンスなのに、広がらないと感じる閉鎖的な部分がネックだった。表現の仕方をもっと自由に変えればプレスの方にも喜んでいただけるのではないかと考え、ただブランドを並べるだけではなく、各ブランドの世界観を表現した。出店にもつなげたく、これまでの3倍のデベロッパーの方にもお声がけしている」と話す。

 また、会場奥にあるテストキッチンを初めて社外向けに開放し、飲食事業部が台湾発「マチマチ(MACHI MACHI)」のチーズティーなどをその場でサーブ。17時以降はアルコールも提供した。

 今回の展示会には、取引先やデベロッパー、メディア関係者のほかに、20年度入社予定のベイクルーズグループ内定者やZOZOの運営する「WEAR」の認定ファッショニスタ「ウェアリスタ」も招待。「会場に設けたスナップブースでウェアリスタやモデル、プレススタッフなどを撮影し、後日オンラインの予約サイトに掲載する。全てKPIを設定し、目標を決め、拡散させていくことも考えている。予算を掛けた分、売り上げにもつながるような仕組みになっている」と和田取締役。「何よりもお客さまが喜んでくれている。内定者も目を輝かせていた。2日間で表現するのはなかなか難しいが、次は春夏展なのでテーマを変えてチャレンジしたい。表現者として時代を感じさせられるようなモノを作っていきたい」と続けた。

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シャネルが環境を重視するスタートアップ企業の少数株式を取得

 シャネル(CHANEL)は環境に配慮した素材の開発戦略の一環として、スタートアップ企業のイボルブド バイ ネイチャー(EVOLVED BY NATURE、旧シルク インク(SILK INC.))の少数株式を取得した。

 米国マサチューセッツ州ボストンに拠点を置くイボルブド バイ ネイチャーは2013年創業。同社が開発した液状の天然シルクを用いた“アクティベイテッド シルク”は毒性がなく、化学薬品の代替として基礎化粧品からテキスタイル、医療機器などさまざまな製品に使用されている。18年にはファッションアパレルとテキスタイル市場への進出を目的としたシリーズBラウンドで3000万ドル(約32億円)の資金調達を行った。

 イボルブド バイ ネイチャー創業者の一人、グレゴリー・アルトマン(Gregory Altman)は、「当社がシャネルのサポートを受けられることをうれしく思う。また、ファッションおよびビューティ分野のエキスパートであるシャネルと組むことで“アクティベイテッド シルク”技術の商業化を加速できる」とコメントした。

 サステイナブル製品の需要の高さを受け、シャネルは同分野への投資を強化している。18年には生分解できてマイクロプラスチックを使用しない製品を製造するフィンランドのスタートアップ企業スラパック(SULAPAC)に投資している。また、同年12月にはエキゾチックレザーや毛皮の使用の廃止を宣言している。

 シャネルは「イボルブド バイ ネイチャーとの協業は、当社の革新的な素材の研究を可能にする。また、唯一無二で非常に優れた素材を開発し続けるという当社の目標にも合致する。今回の投資は、環境重視の技術に投資するという当社の戦略の一環でもある」とコメントした。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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