“理想の谷間”や肩紐のズレ防止 「トリンプ」の“天使のブラ”が女性の悩み改善を積み重ねた25年

 トリンプ・インターナショナル・ジャパンは、6月12日、1994年に誕生した「トリンプ(TRIUMPH)」の“天使のブラ”の25周年アニバーサリーパーティーを東京・恵比寿のアクト スクエアで開催した。2016〜19年のトリンプイメージガールによる19年最新コレクションファッションショーが催されたほか、会場には“天使のブラ”の歴代商品が展示され、”天使”をイメージした体験型アトラクションやフォトパネルを設置。招待されたプレス関係者やインフルエンサーらが歴史を振り返りながら同イベントを楽しんだ。ショーの冒頭にヴァンサン・ネリアス(Vincent Nelias)=トリンプ・インターナショナル・ジャパン社長は「25周年を迎えられたのは“天使のブラ”を使ってくれた全ての女性のおかげ。“天使のブラ”はファッショントレンドやニーズに合わせ進化してきた。理想のバストは時代によって変化するが、これからも消費者の声を聞いて、それを反映し女性を美しくしていきたい」とあいさつした。

 ボディコンブーム真っ只中の1994年にデビューした“天使のブラ”は当時、「ワコール(WACOAL)の“グッドアップブラ”(現在は販売終了)と共に“寄せて上げる”谷間メイクブラの代名詞と言える存在に。その後、ネリアス社長の言葉にあるように、女性のニーズや悩みに応える機能を加えながら、その知名度を上げ、累計販売枚数2000万枚を突破する看板商品へと成長した。

店頭の声を収集し、
画期的な新技術を次々と開発

 “肩ひもがズレ落ちる”のを解消するために開発された、二等辺三角形の留め具“デルタマジック(1998年秋冬〜)”、“ワイヤーが肌に当たって痛い”という声に応えたのが、ワイヤーの先端を平らにして外側に反らし、ソフトな着け心地を実現した“ニュー エンジェルワイヤー(2000年春夏〜)”などは、女性の悩みに応えた画期的な技術の代表だ。いずれも、店頭の販売員が収集した消費者の声をきっかけに開発され、定着した。また、1999年に発売された“天使のブラ 前で止めて谷間カチカチ”は開閉式の特殊なホックをフロントに配して谷間を5段階に調節可能にしたり、2010年春夏に発売された“天使のブラ 涼感エアー”は夏特有の胸元のムレに着目したり、女性のニーズを巧みに捉えながら進化を重ねた。

 今は“天使のブラ”がデビューした1994年当時とは異なり、女性達がブラジャーに求める機能や美しさの定義も多様化。それに伴い、谷間メイクブラの代名詞だった“天使のブラ”にも、ナチュラルなバストシルエットを演出するノンワイヤーのブラレットが加わったり、インポートテイストのデザインやカラーが増えたり、新たな展開を見せている。多様化する市場で何に焦点を当てるのか見極めが難しい時代ではあるが、これまでの25年間と同じく、これからも女性の声に真摯に耳を傾け、心に寄り添う存在であって欲しい。

川原好恵(かわはらよしえ):ビブレで販売促進、広報、店舗開発などを経て現在フリーランスのエディター・ライター。ランジェリー分野では、海外のランジェリー市場について15年以上定期的に取材を行っており、最新情報をファッション誌や専門誌などに寄稿。ビューティ&ヘルスの分野ではアロマテラピーなどの自然療法やネイルファッションに関する実用書をライターとして数多く担当。日本メディカルハーブ協会認定メディカルハーブコーディネーター、日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー。文化服装学院ファッションマーチャンダイジング科出身

The post “理想の谷間”や肩紐のズレ防止 「トリンプ」の“天使のブラ”が女性の悩み改善を積み重ねた25年 appeared first on WWD JAPAN.com.

「ケラスターゼ」が提案する新習慣 夜専用のセラムが誕生

 パリ発のヘアケアブランド「ケラスターゼ(KERASTASE)」は、 “オレオ リラックス”シリーズから夜専用の髪の美容液「マジック ナイト セラム」(90mL、5800円)を6月19日に発売する。日本人女性の94%が夜に入浴する(「ケラスターゼ」調べ)という習慣に着目して誕生したアイテム。洗髪後、タオルドライをした髪にセラムをなじませ乾かして眠ると、毛髪保護成分と5種のビタミンが就寝中に髪に作用し、翌朝には潤いのある滑らかな髪へと導く。

 夜間はエアコンなどによる乾燥やドライヤーの熱、枕やシーツとの摩擦で起こる広がり、寝癖などのリスクがある一方で、外的要因を受けにくく、時間をかけて深く浸透させる特別なケアが可能だ。

 仕事や家事、育児などいそがしい現代女性にこそナイトケアは需要があると同ブランドは推測。睡眠時間を効率的に利用することで、髪の広がりや寝癖を防ぎ、朝スタイリングしやすい滑らかな髪を保つ。肌のスキンケアは、夜と日中の使い分けが一般的になりつつあるため、ヘアケアにおいても使い分けを提案する。日中のケアとしては、紫外線や湿気といった外的要因から髪を保護する同シリーズの「フルイド オレオ リラックス」の使用を勧める。

 2001年に誕生した“オレオ リラックス”シリーズは昨年初めてリニューアルをした。5人のうち4人がくせ毛に悩んでいるという日本人女性特有の悩みに着目し、日本の研究開発部門が美容師の意見に基づいて開発したテクノロジーを用いている。日本人の悩みに寄り添った処方は、うねりやクセのある髪質の人が多いアジア圏でも評価が高く、日本、アジアのみならずグローバルでも人気を集める。

【エディターズ・チェック】
ロングヘアの記者にとって、朝の寝癖を直すのはもはや日課なのですが、朝時間がないときもしばしば。そんな時、夜に仕込んでおけば寝ている間に髪がケアされ、朝起きたら滑らかにまとまるという魔法のような美容液の誕生はまさに朗報でした。今まではオイルを夜に使っていたのでベタついたのですが、こちらはセラムなのでさらっとしていて、ボリュームも損ないません。さらにロングヘアだとドライヤーで熱を当てる時間も長く、そんな熱からも髪を守ってくれます。「ケラスターゼ」といえばオレンジの“オレオ リラックス”が一世を風靡しましたが、新たなアイコン製品となるか注目です。

The post 「ケラスターゼ」が提案する新習慣 夜専用のセラムが誕生 appeared first on WWD JAPAN.com.

梅雨やゲリラ豪雨もこれで安心 「ディーベック」の超軽量傘が「ミュベール」とコラボ

 梅雨入りし、ぐずついた天気の日が増えています。今日は降らないかも、と思って傘を持たずに出かけた結果、出先で雨に降られてコンビニでビニール傘を買う羽目になったという経験も皆さん多いのではないでしょうか。梅雨は1カ月強で終わるとしても、本格的に夏が訪れると今度はゲリラ豪雨に見舞われるケースが年々増えています。

 梅雨どきの出先の雨もゲリラ豪雨も、常に折り畳み傘を持っていれば難を逃れられる話ではあります。ただ、バッグの小型化トレンドにより、バッグには傘を入れる余裕なんてない、という女性もいると思います。自分自身を含むそんな女性にピッタリのアイテムに取材で出合いました。スポーツムードを打ち出したファッションブランド「ディーベック(D-VEC)」と、中山路子デザイナーによるウィメンズブランド「ミュベール(MUVEIL)」が協業した折り畳み傘と傘ケースのセット(1万5000円)です。

 「ディーベック」を運営しているのは、釣り竿の「ダイワ(DAIWA)」で知られる釣り具メーカー、グローブライド。釣り具メーカーがファッションブランドを手掛けていること自体面白いのですが、同ブランドは過去に何度か東京コレクションに参加するなど、ファッションの中でもかなりモード寄りの提案をしています。注目の折り畳み傘は、釣り具メーカーらしく釣り竿に使う軽量のカーボンファイバーを活用したもの。50センチサイズでなんと76グラムです。

 「ミュベール」と協業した傘ケースは、「ミュベール」オリジナルのフラワーレオパード柄がポイント。傘だけでなく、ペットボトルも収納できる大きさのため、ペットボトルの結露でバッグの中がベタベタになることも防げます。エナメルのストラップをバッグの持ち手に引っ掛けてぶら下げることもでき、ミニバッグ派でバッグ内に傘を入れる余裕はないという人も持ち運び可能です。

 今回の協業は傘ケースのみでしたが、今後も同様のコラボは続けていきたいというのが両社の意向です。「ミュベール」の中山デザイナーが、「将来的には雨の日用のドレスを作りたい」と語っていたのが印象的でした。

 折り畳み傘と傘ケースのセットは、表参道ヒルズにある「ディーベック」の直営店などで販売中。発売に合わせて、「ディーベック」を手掛ける小林謙一グローブライド執行役員と「ミュベール」の中山デザイナー、両ブランドを引き合わせた川島蓉子伊藤忠ファッションシステムifs未来研究所所長のトークイベントも開かれました。

The post 梅雨やゲリラ豪雨もこれで安心 「ディーベック」の超軽量傘が「ミュベール」とコラボ appeared first on WWD JAPAN.com.

人気の“袖コンシャス”がパワーアップ 秋にもつながるトレンドコーデ

 袖に量感や飾りを持たせるシルエットは“袖コンシャス”“盛り袖”“ボリューム袖”“バルーンスリーブ”などと呼び名を変えながら、ここ数年にわたって人気が続いています。袖のみから肩にまで範囲が広がる形で、“パワーショルダー”として2019-20年秋冬の注目トレンドになりそうな予感もあります。来秋冬の主役と見込まれているクラシックでエレガントな装いとも好相性なので、さらに勢いが加速しそう。そこで、今回はボリュームスリーブを生かしたおすすめの着こなしをピックアップしてみました。

 薄着になる夏にもボリューム袖は華やぎを添えてくれます。気になる二の腕もふんわりカバー。しかも、汗ばむ日でも肌に張り付かないから、さわやかに過ごせます。見栄えと着心地の両面でメリットが多いので、世代を超えて多くの女性から支持されています。

 透けるシアー生地を使えば、サマールックにも生かしやすくなります。たとえば、「ビリティス(BILITIS)」の2019年春夏コレクションには、アンティーク調のシアーなボリュームスリーブのブラウスが登場。クラシカルで優雅なブラウスに、ハイウエストのデニムパンツを合わせて、ロマンチックとカジュアルをミックスしました。内側に着たキャミソールがほんのり透けて、着痩せ効果も生まれています。

◆パンツルックをフェミニンに格上げ

 あっさりした表情になりやすいパンツルックも、袖にボリュームがあれば着姿に起伏が生まれます。「ソロヴ(SOLOV)」のラベンダー色のショート丈の羽織り物は、ふっくらした袖がヴィクトリアン調ムードを醸し出します。肩周りのギャザー寄せも効いています。パンツと色味を合わせて、セットアップ風にコーディネート。このようなパンツルックに愛らしい袖を合わせるのが新鮮なマッチングです。

 夏らしく肩を露出したトップスにも、ボリューム袖を組み込めば動きを印象づけられます。「ディウカ(DIVKA)」はオフショルダーのブラウスに、ボリューム袖をあしらって、立体的な見え具合にしました。ひじのあたりにたっぷりとふくらみを持たせているのがポイント。マットで静かな黒パンツと相反するフォームが響き合って、着映えに深みが加わりました。

◆楽ちんワンピースをドラマチックに演出

 ワンピースに取り入れて、シルエットをドラマチックに演出する手法も効果的です。全体的にオーバーサイズで仕立てると、穏やかな輪郭が生まれます。「シー(SEA)」はシャツワンピースの袖をふんわりさせて、エレガントなたたずまいに。スリット入りのシャープなレギンスと合わせて、ボリュームの落差を際立たせました。グレーと黒のコントラストも効いています。

 二の腕ゾーンをふくらませたパフスリーブは、コケティッシュな雰囲気を呼び込みます。「レキサミ(REKISAMI)」のワンピースは、パフスリーブに加えて袖先をフレアにして、複雑な起伏を作り出しています。ワンピースの上からジレ(ベスト)を重ねて、フェミニンとマニッシュをクロスオーバーさせた、ジェンダーミックスのコーディネートです。

◆2019-20年秋冬は袖の主張がさらにパワーアップ

 袖コンシャス人気は肩まで範囲を広げて、さらに盛り上がっていきそうな気配です。パリで発表された、人気ブランド「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」の19-20秋冬コレクションは、1980年代を思い起こさせる“パワーショルダー”を提案。大きく張り出した肩ラインが「強い女」のイメージを押し出しました。太ベルトとサイハイブーツで合わせたルックは凜々しいうえに、メリハリが効いていて、19-20年秋冬の注目スタイルになりそうです。主張の強い雰囲気も来秋冬の特徴となります。

 秋からの盛り上がりが有望なトレンド要素“ダークロマンチック”や“レトロ”などは、袖コンシャスとの相性も抜群。最重要トレンドとみられている“ブルジョアエレガンス(富裕層の良家令嬢風)”とも組み合わせやすいので、夏のうちから袖コンシャスを取り入れて、早めの秋支度を進めてみるのもよいでしょう。

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い

The post 人気の“袖コンシャス”がパワーアップ 秋にもつながるトレンドコーデ appeared first on WWD JAPAN.com.

人気の“袖コンシャス”がパワーアップ 秋にもつながるトレンドコーデ

 袖に量感や飾りを持たせるシルエットは“袖コンシャス”“盛り袖”“ボリューム袖”“バルーンスリーブ”などと呼び名を変えながら、ここ数年にわたって人気が続いています。袖のみから肩にまで範囲が広がる形で、“パワーショルダー”として2019-20年秋冬の注目トレンドになりそうな予感もあります。来秋冬の主役と見込まれているクラシックでエレガントな装いとも好相性なので、さらに勢いが加速しそう。そこで、今回はボリュームスリーブを生かしたおすすめの着こなしをピックアップしてみました。

 薄着になる夏にもボリューム袖は華やぎを添えてくれます。気になる二の腕もふんわりカバー。しかも、汗ばむ日でも肌に張り付かないから、さわやかに過ごせます。見栄えと着心地の両面でメリットが多いので、世代を超えて多くの女性から支持されています。

 透けるシアー生地を使えば、サマールックにも生かしやすくなります。たとえば、「ビリティス(BILITIS)」の2019年春夏コレクションには、アンティーク調のシアーなボリュームスリーブのブラウスが登場。クラシカルで優雅なブラウスに、ハイウエストのデニムパンツを合わせて、ロマンチックとカジュアルをミックスしました。内側に着たキャミソールがほんのり透けて、着痩せ効果も生まれています。

◆パンツルックをフェミニンに格上げ

 あっさりした表情になりやすいパンツルックも、袖にボリュームがあれば着姿に起伏が生まれます。「ソロヴ(SOLOV)」のラベンダー色のショート丈の羽織り物は、ふっくらした袖がヴィクトリアン調ムードを醸し出します。肩周りのギャザー寄せも効いています。パンツと色味を合わせて、セットアップ風にコーディネート。このようなパンツルックに愛らしい袖を合わせるのが新鮮なマッチングです。

 夏らしく肩を露出したトップスにも、ボリューム袖を組み込めば動きを印象づけられます。「ディウカ(DIVKA)」はオフショルダーのブラウスに、ボリューム袖をあしらって、立体的な見え具合にしました。ひじのあたりにたっぷりとふくらみを持たせているのがポイント。マットで静かな黒パンツと相反するフォームが響き合って、着映えに深みが加わりました。

◆楽ちんワンピースをドラマチックに演出

 ワンピースに取り入れて、シルエットをドラマチックに演出する手法も効果的です。全体的にオーバーサイズで仕立てると、穏やかな輪郭が生まれます。「シー(SEA)」はシャツワンピースの袖をふんわりさせて、エレガントなたたずまいに。スリット入りのシャープなレギンスと合わせて、ボリュームの落差を際立たせました。グレーと黒のコントラストも効いています。

 二の腕ゾーンをふくらませたパフスリーブは、コケティッシュな雰囲気を呼び込みます。「レキサミ(REKISAMI)」のワンピースは、パフスリーブに加えて袖先をフレアにして、複雑な起伏を作り出しています。ワンピースの上からジレ(ベスト)を重ねて、フェミニンとマニッシュをクロスオーバーさせた、ジェンダーミックスのコーディネートです。

◆2019-20年秋冬は袖の主張がさらにパワーアップ

 袖コンシャス人気は肩まで範囲を広げて、さらに盛り上がっていきそうな気配です。パリで発表された、人気ブランド「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」の19-20秋冬コレクションは、1980年代を思い起こさせる“パワーショルダー”を提案。大きく張り出した肩ラインが「強い女」のイメージを押し出しました。太ベルトとサイハイブーツで合わせたルックは凜々しいうえに、メリハリが効いていて、19-20年秋冬の注目スタイルになりそうです。主張の強い雰囲気も来秋冬の特徴となります。

 秋からの盛り上がりが有望なトレンド要素“ダークロマンチック”や“レトロ”などは、袖コンシャスとの相性も抜群。最重要トレンドとみられている“ブルジョアエレガンス(富裕層の良家令嬢風)”とも組み合わせやすいので、夏のうちから袖コンシャスを取り入れて、早めの秋支度を進めてみるのもよいでしょう。

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い

The post 人気の“袖コンシャス”がパワーアップ 秋にもつながるトレンドコーデ appeared first on WWD JAPAN.com.

「無印良品」と武蔵野美術大学が協業 大学敷地内に店舗オープン

 「無印良品」を展開する良品計画は7月18日、武蔵野美術大学と協業した店舗を4月に開校した同大学の東京・市ヶ谷キャンパス内にオープンする。大学キャンパス内への出店は今回が初めて。

 武蔵野美術大学の理念に良品計画が共感したことで出店に至った。「MUJI com 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス」は、市ヶ谷キャンパス1階の共創スタジオにオープンする。「無印良品」の製品から選んだ食品や日用品の販売に加え、講義などを通して生まれたアイデアや商品を実装、販売する。産学一体での社会課題の解決に向けた実践的活動拠点を目指す。売り場面積は物販スペースが約265平方メートル、カフェスペースが約309平方メートル。

 物販スペース内の「com Studio」では、廃材や端材などの素材や製品パーツを販売する。一般客も利用可能な作業スペースも設けられ、制作に必要な道具や工具もそろえる。一部イベントなどを除き利用は無料。さらに、国内外のピクチャーブックなどを豊富に扱う書店「MUJI BOOKS」を併設する。

 また、武蔵野美術大学と自治体や企業などとの連携で生まれた製品を販売する「Open Marlet」も展開。モノを売るだけでなく、地域住民などとのコミュニケーションのきっかけとなる場を目指す。「Open Marlet」で使用する屋台のデザインは学生から募集し、大賞デザインを採用する予定だ。

 カフェスペースはキャンパス内の学食として、日替わり弁当やサンドイッチなどを販売する。学外の一般客も利用可能。講演やワークショップなどでも使用できる空間となる。

 オープンを記念して参加型イベント「ここから始めよう、みんなの新しい学び舎」を開催する。武蔵野美術大学や「無印良品」の関係者のほか、近隣住民、会期中に訪れた人などに、「学びを通してどういう社会を目指し、100年先の未来のために何をなすべきなのか」に対する考えを書いてもらい、それらを展示する。期間は7月18日~9月30日。

■MUJI com 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス
オープン日:7月18日
時間:平日 7:30~21:00 / 土日祝 10:00~20:00
場所:武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス 1階 共創スタジオ
住所:東京都新宿区市谷田町1-4

The post 「無印良品」と武蔵野美術大学が協業 大学敷地内に店舗オープン appeared first on WWD JAPAN.com.

資生堂がタピオカドリンクとコラボ 若年層に向けアイライナーなどを発売

 資生堂は6月20日、若年層の市場トレンドや流行の兆しをタイムリーに捉えた期間限定ブランドを開発するプロジェクト「コスメティック プレス(COSMETIC PRESS)」の第4弾で、台湾発のティースタンド「ジ・アレイ(THE ALLEY)」とコラボレーションする。鹿のロゴをあしらったパッケージを共通に、資生堂はアイライナーとアイシャドウをバラエティショップやドラッグストアで販売する。

 第4弾のブランド名は、「アーティスターメイク(ARTISTARMAKE)」。メイクのアクセントになる星型のスタンプと、ウオータープルーフのリキッドアイライナーが1本になったアイライナー「S スタンプライナー」(全3色、各1200円※編集部調べ)、しっとりとやわらかい感触で、べたつかずさらっとした仕上がりが続くアイシャドウ「S トッピングシャワー」(全3色、各980円※編集部調べ)をラインアップする。

 「ジ・アレイ」は6月20日~7月31日の期間限定で、コラボレーションを記念したタピオカドリンク“ラズベリーピーチスター”を発売する。桃とラズベリーをベースにしたスムージーで、星をモチーフにしたクッキーをアクセントに加えた。また同期間中「ジ・アレイ」中目黒店では、「アーティスターメイク」のディスプレーやテスターブースを設置したコラボストアを開く。

The post 資生堂がタピオカドリンクとコラボ 若年層に向けアイライナーなどを発売 appeared first on WWD JAPAN.com.

「ルイ・ヴィトン」からヴァージル・アブローによる新ファッションジュエリー登場

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」はメンズ アーティスティック・ディレクターのヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)による新たなファッションジュエリー・コレクションを発表した。レッドカーペットの主役となるラグジュアリーなピースから日常使いできるカジュアルなものまで、さまざまなシーンにマッチするジュエリーをそろえる。2019プレ・フォール・コレクションのアイテムと共に一部の店舗で販売している。価格帯は6万9000〜38万3000円。

 同コレクションは19春夏メンズ・コレクションに登場したアクセサリーやレザーグッズにあしらわれたメンズウエアのチェーンを再解釈したもの。クラシカルなキューバンリンクから着想を得て、ヒップホップやスケートカルチャーのほか、さまざまなコラボレーターたちの幅広い文化的要素をデザインに取り入れた。メンズジュエリーの伝統に根ざし、素材やフォームにもこだわった。

 コレクションの主要テーマ“レインボーストーリー”にちなんだマルチカラーのチェーンはダイバーシティーへのオマージュだ。オレンジとブルーのエナメル、ビンテージ風に仕上げたゴールドカラーの光沢感を持つ真鍮、モノグラムの刻印が施されたパラジウム仕上げ、隙間なく敷き詰められたさまざまな色合いのクリスタルが1本のチェーンとなって連なる。

 またモノグラムがアーティスティックなパターンで散りばめられた全面パラジウム仕上げのバージョンを展開。2つのホワイトセラミックバージョンには、パラジウム仕上げの真鍮にエンボス加工でモノグラム・モチーフを施したペンダントとセラミックシグネットリングをそろえる。すべてのネックレスとブレスレットには、革新的で新たなクロージングシステムを採用した。クラスプには、登録商標を表す“Louis Vuitton”と“R”の文字が刻まれている。

The post 「ルイ・ヴィトン」からヴァージル・アブローによる新ファッションジュエリー登場 appeared first on WWD JAPAN.com.

「MCM」がサステナをテーマに展示会開催 未使用バッグをドレスにアップサイクル

 「MCM」は6月12日から東京・銀座の旗艦店、MCM 銀座ハウス 1(MCM GINZA HAUS 1)でサステイナビリティーをテーマにしたファッションエキシビション「Circulation & Contact」を開催している。同展は韓国ファッションデザイン協会とコラボレーションしたもので、シーズン外れのバッグや使われなかった素材を再利用し、アーティストが手を加えて新しく生まれ変わらせたドレスなどを展示している。

 タイトルの「Circulation & Contact」は、“Circulation(巡る、循環)”という概念のもと、アーティストが“Contact(手を加える、触れる)”することで新たな価値を生み出したいという考えに由来している。展示しているアートピースには「MCM」の店舗で実際に販売していた商品が使われており、そこにアーティストが創造性や独創性を加えて新たなファッションアイテムを生み出した。

 同ブランドとコラボレーションした韓国ファッションデザイン協会は、ファッションデザインを一つの学術分野として確立することを目的として、1996年に設立された団体。学生向けのデザインコンペの開催や学会、展示会の運営などを行なっている。

■Circulation & Contact
日程:6月12日〜9月(予定)
時間:11:00〜20:00
場所:MCM 銀座ハウス 1
住所:東京都中央区銀座3-5-4

The post 「MCM」がサステナをテーマに展示会開催 未使用バッグをドレスにアップサイクル appeared first on WWD JAPAN.com.