「シュプリーム」のスケートボード・コレクションが1370万円で落札 中国人コレクターが電話で入札

 6月27日に開催されたロンドンのオークション会場、ボナムス(BONHAMS)でのオークションに「シュプリーム(SUPREME)」のスケートボード・コレクションが出品され、落札予想額10万~15万ポンド(約1370万~2055万円)に対し、最低価格の10万ポンドで落札された。

 ストリートブランドとして常に注目を浴びる「シュプリーム」だが、ニューボンドストリートにあるボナムスのオークション会場に集まった入札者はわずか23人で、ほかに12人が電話入札で参加。オークション開始から1分で電話入札した中国人コレクターが落札した。出品されたのは2011~19年に発売された131枚のスケートボードのレアコレクションで、スケートボード1枚あたりの価値は763ポンド(約10万円)となった。

 スケートボード・コレクションの中にはチャップマン・ブラザーズ(The Chapman Brothers)やウルス・フィッシャー(Urs Fischer)、シンディ・シャーマン(Cindy Sherman)、ナン・ゴールディン(Nan Goldin)、マイク・ケリー(Mike Kelly)といったアーティストとのコラボレーションモデルや、ブルース・リー(Bruce Lee)や映画「ゴッドファーザー」、「キャット・イン・ザ・ハット」などをモチーフにしたスケートボードが含まれていた。

 「シュプリーム」の公式ウェブサイトでスケートボードは49~88ポンド(約6700~1万2000円)で販売されており、オンラインリセールサイト「ストックX(StockX)」では50~200ポンド(約6800~2万7400円)で取引されている。今回落札されたコレクションの中で最も高値で取引されているものは、16年のウルス・フィッシャーとのコラボによる、シガレット・アートがプリントされた「Toasted」「Baked」「Fried」シリーズのもので、1枚当たり1532ポンド(約20万円)で売買されている。

 意外にも盛り上がりに欠けるオークションとなったが、どんなに高騰したとしても中国の熱狂的ファンにとって価格は関係なさそうだ。

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ニューヨークがレインボー一色に 「ワールドプライド」パレード参加者スナップ

 ニューヨークのグリニッジビレッジで6月30日、「ワールドプライド(World Pride)」パレードが開催された。「ワールドプライド」は、LGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー等の性的少数者)の人たちが、彼らの誇りの表明とともに行進し、人権を主張する世界的なイベントだ。今年は、同性愛者迫害に対する抗議がアメリカで初めて行われた1969年6月28日の「ストーンウォールの反乱」から50周年を記念し、より大規模なものとなった。

 この日、レインボーカラーの衣装を身にまとった多くのファッションデザイナーやセレブリティー、インフルエンサーたちも群衆と共に行進しながら、性的少数者に対する支持を表明した。

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「グッチ」が初のハイジュエリーを発表 パリ・ヴァンドーム広場にブティックをオープン

 「グッチ(GUCCI)」は7月2日、パリ・ヴァンドーム広場にジュエリーのブティックをオープンした。アレサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)=クリエイティブ・ディレクターによるファイン・ジュエリーを販売する。「グッチ」らしいタイガーやネコ、スネークをモチーフにしたジュエリーやカラフルな色石を使用したジュエリーのほか、18金ゴールドを使用した大人気のアルファベットリングなどがそろう。ピーコックブルーブラックで彩られた店内の奥は「グッチ」の家具が置かれたサロンになっており、同ブランドの世界観が凝縮された宝石箱のような空間だ。

 ミケーレは「グッチ」初となるハイジュエリーもデザイン。パリ市内の会場で“ホルトゥス デリキアルム”という200点以上のハイジュリーを発表した。オパールやトパーズ、サファイヤ、トルマリンなどのカラフルな色石をふんだんに使用したジュエリーの多くはほとんどが一点ものだ。コレクションは3つのチャプターから構成されており、1つ目は、永遠の愛を象徴する古典的なシンボルを用いたもの、2つ目は神話に登場する霊獣や古代の動物をモチーフにしている。3つ目は、一粒石の魅力を最大限に引き出したソリテールジュエリーだ。

 これらハイジュエリーには「グッチ」の本拠地であるフィレンツェを想起させる古典的なモチーフが使用されているほか、アンティークジュエリーなどにみられるミルグレイン技法を使用するなど細部まで凝った大胆さと繊細さが同居するデザインが特徴。ミケーレの祖母がジュエリーのコレクターだったというから納得だ。ジュエリーに親しんでいなければ、あれほど凝ったデザインをするのは不可能だ。また、ミケーレのダイバーシティーへの思いが、これらハイジュエリーにも反映されている。レインボーカラーの色石を連ねたジュエリーは他のブランドでも見られるが、敢えて石の色味やカット、高さなどが不ぞろいなものをセッティングしたハイジュエリーは前代未聞。ハイジュエリーは、高品質かつ同等の石を調達し制作するのが通常だが、ミケーレのアプローチは異なる。「それぞれの石に個性があり、違うから美しい」という独自の視点をデザインに盛り込んだ。ハイジュエリー業界に新風を吹き込んだ「グッチ」。今後、ミケーレがどのようなジュエリーのクリエイションを見せてくれるか期待が高まる。

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「ジバンシィ」2019-20年秋冬オートクチュール・コレクション バックステージ

 「ジバンシィ(GIVENCHY)」が2019-20年秋冬オートクチュール・コレクションをパリで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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読者注目の2020年春夏ベスト30ブランド パリ・メンズ編

 2020年春夏パリ・メンズ・コレクションが6月23日(現地時間)に閉幕した。「WWD JAPAN.com」読者はどのブランドに興味を持ったのか?公式スケジュールブランドをアクセス数(PV)でランキング。公式スケジュールで発表したのは全62ブランド。その中で上位30位にランクインしたブランドを紹介する。

【1〜10位】

【11〜20位】

【21〜30位】

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ロレアルが「ミュグレー」「アザロ」を買収へ フレグランス部門強化に向けて

 世界最大のビューティ企業ロレアルグループ(L’OREAL GROUP)は7月2日、クラランス グループ(CLARINS GROUPE)傘下の「ミュグレー(MUGLER)」「アザロ(AZZARO)」の買収に向けて独占交渉中だと発表した。

 交渉が成立すれば、ブランドフレグランス事業を推進するロレアルグループが「ミュグレー」のフレグランスおよびファッション事業、「アザロ」のフレグランスおよびアクセサリー事業を獲得することになる。同時にクラランス グループは、スキンケア事業に注力するために既製服市場およびフレグランス市場から撤退する。業界筋は、両ブランド合わせての年間卸売上高は3億6000万ユーロ(約439億円)に上り、買収額は10億ユーロ(約1220億円)と見込んでいる。なお、この取引にはレイグ キャピタル グループ(REIG CAPITAL GROUP)が保有する「アザロ」のファッションビジネスは含まれない。

 ロレアルグループは1月にプーチ(PUIG)との契約が終了した「ヴァレンティノ(VALENTINO)」とグローバルライセンス契約を締結し、ラグジュアリーブランドのポートフォリオを築き上げている。また、現在プーチが保有する「プラダ(PRADA)」のライセンス事業を同社が獲得するのではないかと噂されている。

 ロレアルグループのリュクス事業部は、「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」のフレグランスライセンスを保有している。

 ユーロモニター インターナショナル(EUROMONITOR INTERNATIONAL)のクセニア・ガレニツスカ(Kseniia Galenytska)=ファッション&ラグジュアリーコンサルタントは、「ロレアルグループの売り上げのうち、9%近くはフレグランスによるものだ。ロレアルは、16年にプロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE)から『ヒューゴ ボス(HUGO BOSS)』や『グッチ(GUCCI)』などの化粧品事業を買収したコティ(COTY)に世界最大のプレミアムフレグランス企業の座を奪われた。交渉中の『ミュグレー』『アザロ』の獲得、ライセンス契約を締結した『ヴァレンティノ』、そして『ジョルジオ アルマーニ』のライセンス契約を2050年まで更新することによってロレアルグループは、世界一のプレミアムフレグランス企業としての地位を不動のものにしようとしている」と分析する。

 クラランス グループの中心分野であるスキンケア部門は、18年に総売上高の64%を占め、17億3000万ユーロ(約2010億円)を売り上げた。前年比でコスメ部門が売り上げ4%増、フレグランス部門が同4%減の中、スキンケア部門は同18%増と同社で最も成長している分野だ。

 ジョナサン・ズリヘン(Jonathan Zrihen)=クラランス グループ最高経営責任者(CEO)は、「今回の買収は、クラランス グループのポテンシャルを最大限に引き出す再投資と目標を再設定するための戦略的な動きだ。私達の目標は、スキンケアにおいてのグローバルリーダーになることだ」と強めた。

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「オニツカタイガー」が70周年でデザイナー7人とコラボ 第1弾は「チノ」とトリコロールのスニーカー発売

 「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は誕生70周年を記念し、国内外で活躍するデザイナー7人とのスペシャルコラボレーションを発表する。その第1弾として「チノ(CINOH)」デザイナーの茅野誉之とコラボレーションし、7月4日にスニーカーとアパレルを発売する。現在、特設サイトおよび公式SNSで撮り下ろしビジュアルやムービーを公開している。

 スニーカー(1万2000円)は、創業モデルのバスケットボールシューズをローカットにアレンジした“オーケー バスケットボール ロー(OK BASKETBALL LO)”をベースに、エナメルレザーとキャンバス素材を組み合わせた。カラーはホワイトを基調としており、シューレースやアウターソールには左右違うカラーをあしらいトリコロールを表現した。また、スーツとして着用できるネイビーのジャケットとパンツは、トリコロールのラインを入れることでスポーティーな抜け感を演出。ジャケットはメンズが3万6000円、ウィメンズが3万7000円、パンツはそれぞれ2万円。

 茅野は今回のコラボアイテムについて「たたずまいは厳格でありながらシックな雰囲気を持たせ、そこに動きやすさを加えた。『オニツカタイガー』の定番カラーであるトリコロールと、『チノ』を象徴するホワイトとネイビーをメインカラーにすることで、コラボレーションの特徴を出した」とコメントしている。

 第2弾以降は、中国のシューズブランド「KKTP」のキム・キロイック(Kim Kiroic)、「クリスチャン ダダ(CHRISTIAN DADA)」の森川マサノリ、中国のメンズブランド「スタッフ オンリー(STAFF ONLY)」のゾウ・シーモゥ(Shimo Zhou)とウェン・ヤ(Une Yea)、韓国の「カイ(KYE)」のキャサリン・カイ(Kathleen Kye)、「サルバム(SULVAM)」の藤田哲平、そしてフィナーレはシークレットゲストがデザインを担当する予定だ。

■発売スケジュール

7月4日 「チノ」茅野誉之

7月29日 「KKTP」キム・キロイック

8月26日 「クリスチャン ダダ」森川マサノリ

9月23日 「スタッフ オンリー」ゾウ・シーモゥ、ウェン・ヤ

10月21日 「カイ」キャサリン・カイ

11月18日 「サルバム」藤田哲平

12月16日 シークレットゲスト

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英メンズブランド「カシミ」のデザイナーが39歳の若さで急逝

 英メンズブランド「カシミ(QASIMI)」のデザイナー、ハリド・アル・カシミ(Khalid Al Qasimi)氏が7月1日に39歳の若さで急逝した。死因は明らかにされていない。同氏はアラブ首長国連邦(UAE)のシャルジャ首長国生まれで、同国の首長であるスルターン・ビン・ムハンマド・アル・カシミ(Sheikh Dr Sultan bin Muhammad Al Qasimi)の次男としても知られている。

 カシミ氏は幼少の頃にイギリスに移り住み、セント・マーチン美術大学(Central Saint Martins)を卒業後にウィメンズブランドを2008年にスタート。その後メンズに転向し、09年にパリ・メンズでデビューを飾った。その後はロンドン・メンズでコレクションを発表していた。

 UAE大統領府は、「大統領であるハリーファ・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下(His Highness Sheikh Khalifa bin Zayed Al Nahyan)は、シャルジャの首長の息子であるハリド・ビン・スルタン・ビン・ムハンマド・アル・カシミ(Sheikh Khalid bin Sultan bin Muhammad Al Qasimi)の訃報に際し、深い悲しみを覚えている。彼の魂が安らかに眠り、ご家族に安寧があることを偉大なるアラーの神に祈っている」と声明を発表した。

 アラビア版「ヴォーグ(VOGUE)」誌の元編集長であるディーナ・アルワアニ・アブドゥルアジズ(Deena Aljuhani Abdulaziz)は、「ハリド、楽園でどうぞ安らかに。いつも周囲に喜びをもたらしてくれたあなたがいなくなり、とても寂しい」とインスタグラムに投稿した。

 英国ファッション協議会(BRITISH FASHION COUNCIL)の最高経営責任者を務めるキャロライン・ラッシュ(Caroline Rush)は、「ハリド・カシミは才能あふれる若きデザイナーで、モダンでエレガント、かつ先進的なコレクションを発表していた。ご家族や友人の皆さまにお悔やみを申し上げます」と弔意を示した。

 「カシミ」は、日本市場への本格的な進出に向けた足がかりとしてオープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)表参道店で3月22日から4月4日までポップアップショップを開いており、カシミ氏もそれに合わせて来日したばかりだった。東京ではオープニングセレモニーをはじめ、ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)、ウィズム(WISM)、ジョンブル プライベート ラボ(JOHNBULL PRIVATE LABO)などが取り扱っている。

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クラブ創設125年目のマンCがプーマと長期契約を締結 ナイキから変更

 プーマ(PUMA)が、英フットボールクラブのマンチェスター・シティFC(MANCHESTER CITY FC)などを擁するシティ・フットボール・グループ(City Football Group)との長期パートナーシップ契約を発表した。マンCをはじめとしたCFG傘下のクラブは、2019-20シーズンからプーマ製のユニホームを着用して試合に臨む。マンCのほかプーマ製ユニホームを着用するのは、オーストラリアのメルボルン・シティ(MELBOURNE CITY FC)、スペインのジローナFC(GIRONA FC)、ウルグアイのCAトルケ(CA TORQUE)、中国の四川九牛足球倶楽部の4クラブ。

 マンCは1880年に前身となるクラブが創設され、1894年から正式にマンCと名乗り、所属する英プロリーグのプレミアリーグでは2011年のリーグ初制覇以降8年で4度優勝する強豪クラブだ。13年からナイキ(NIKE)と契約を結んでいたが、18-19シーズンをもって契約満了を迎えたため、クラブ創設125年目となる節目の年に今回のプーマとの契約に至った。

 マンCも所属するプレミアリーグのクラブはここ数年、相次いてパートナーシップ契約の変更を発表している。チェルシーFC(CHELSEA FC)は13年にアディダス(ADIDAS)からナイキ(NIKE)へ、マンチェスター・ユナイテッドFC(MANCHESTER UNITED FC)は14年にナイキからアディダスへ、リヴァプールFC(LIVERPOOL FC)は15年にウォーリアー(WARRIOR)からニューバランス(NEW BALANCE)へ、トッテナム・ホットスパーFC(TOTTENHAM HOTSPUR FC)は17年にアンダーアーマー(UNDER ARMOUR)からナイキへ、アーセナルFC(ARSENAL FC)は今年プーマからアディダスへと変更している。

 なおパートナーシップ契約の締結を記念し、マンチェスター出身のグライムMCバグジー・マローン(Bugzy Malone)が出演するライブがマンチェスター・メイフィールドで行われた。バグジー・マローンは熱心なマンCサポーターと知られ、今回のローンチビデオにも選手らと共に出演している。

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吉川康雄メイクアップアーティストが「キッカ」終了を受けメッセージ 「愛してくれてありがとう」

 カネボウ化粧品のコスメブランド「キッカ(CHICCA)」がブランド終了を発表したことを受け、立ち上げ時からブランドクリエイターを務めて今年3月に退任した吉川康雄メイクアップアーティストが、SNSで自身の思いをつづった。ブランドファンに向けた投稿では「7月1日の発表で悲しい思いをしている方々へ」と題し、「あらためて僕の美容哲学、それとつながるプロダクトを愛してくれてありがとうございました」と感謝の言葉を述べている。

 吉川メイクアップアーティストはブランド終了の発表があった7月1日の22時と翌2日の7時(共に日本時間)、「キッカ」終了に関連したメッセージをテキスト画像の形で投稿。1日22時の投稿はファンのSNSでの言葉を受けてしたためているとし、「僕がいなくなっても続いてくれてプロダクトは残ってくれるのかなあって思っていたので、今回のことは僕個人としても、皆さんと同じくとっても悲しく残念な思いで受け止めています」と無念さものぞかせた。

 また2日7時には、「僕と一緒にメイクの考えとそれを表現できるプロダクトを世に伝えてきた方々と、今、そのブランド終了のために働いているチームの方達へ」と題し、10年の歳月を共に過ごしたブランドスタッフや関係者に向けてメッセージを投稿。

 「10年ちょっとの間、僕と一緒に僕の美容哲学とクリエーションを一緒に世の女性たちに伝えてくれてどうもありがとうござました」と感謝するとともに、「こういうことになって辛くて悲しい思いをしていること、想像できます」とブランドチームの心情を気遣う言葉も寄せた。その上で、「これはものすごく素敵な体験かもしれません。自分が信じられるものに出会って喜べてそれを世の中に伝えてきて、そのかたちがなくなる悲しさを味わう。これって幸せな人生で必ず起きることですから、これを受け入れて次のステージに進んでください」と熱いメッセージを投げかけている。

 なお、吉川メイクアップアーティストは「ニューヨークで健康にエネルギッシュに」過ごしている近況報告をしつつ、「そして僕にはやるべきことがあるのも感じています」と、次のステージを見据えた言葉も残している。

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「ステファン ローラン」2019-20年秋冬オートクチュール・コレクション

 「ステファン ローラン(STEPHANE ROLLAND)」が2019-20年秋冬オートクチュール・コレクションをパリで発表した。

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G20夕食会で各国首脳がジュンのワイン“甲州 2018”を楽しむ

 6月28日に大阪迎賓館で開かれた主要20カ国・地域首脳会議(G20)の首脳夕食会で、ジュンのワイナリー、シャトージュン(CHATEAU JUN)の白ワイン“甲州 2018”が提供された。夕食会後にG20の公式ホームページで提供メニューが公開されると、ジュンのEC「ジャドール ジュン オンライン(J’ADORE JUN ONLINE)」に“甲州 2018”を目掛けた客が殺到し、同商品は即完売した(7月3日時点)。

 “甲州 2018”は、洋ナシ、花梨、柑橘類の香りが豊かに感じられる1本で、フルーティーな甘味をキレよい酸味が下支えするやや辛口のワイン。アルコール度数は12.5%。価格は2000円と比較的リーズナブルながら、日本航空国際線ビジネスクラスでも提供されている。

 「“甲州 2018”が夕食会で提供されることについては事前に知らされておらず、驚いた」とジュン広報担当者。「“甲州”はシャトージュンの看板ワインとしてこだわって作ってきた一本で、このような最高峰の舞台で振る舞われたことは大変光栄だ。われわれはファッションとともにフード、フィットネスの“3F”を主幹事業として強化してきたが、その一つの大きな成果と捉えている」。

 夕食会は“サステイナビリティーとガストロノミーの融合”をテーマに、 “アンコウの⾹煎揚げ”や“但⾺⽜の⽵炭包み 若笹の⾹り”、“⼗六穀⽶と舞茸の炊き込みご飯 花⼭椒の⾹り”など、日本素材をふんだんに使った四季や自然が感じられる食事が振る舞われた。ドリンクはワインソムリエの田崎真也が監修し、“甲州 2018”のほか⽇本酒の“⼭廃純⽶吟醸”(福島県) や“秋⿅”(⼤阪府)など計11品が並んだ。

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三陽商会が小学校で服育授業 残布を使った工作で“サステナ”を実践

 三陽商会は2日、新宿区立西新宿小4年生40人を対象に、“綿から服ができるまで”をテーマにした服育の出前授業を同校で実施した。

 講師を務めたのは同社企業コミュニケーション部CSR担当の小穴加奈子さん。「皆さんが着ている服はどこで作られているのかな?」と素朴な質問を投げ掛けたり、「服ってこんなふわふわなもので出来ているんだよ」と実物の綿花を見せたりして児童の興味を引いた。「デザイナーが服のイメージを決めて、パタンナーが実際に着られる服になるように考えます」などと、職種の違いについても分かりやすく説明した。

 同社商品の製造工程の残布を使ったコースター作りにも取り組んだ。児童はストライプ柄やレースなどの布を組み合わせてコルク板に貼り付け、思い思いの作品を制作した。夢中で取り組む児童に向け、小穴さんは「いらなくなったものを使っても、こんなにすてきなものを作ることができるんです」と呼び掛けた。授業を終えた児童からは「(綿のような)ふわふわしたものから服ができているなんて、びっくり」「家に帰ってからも、いらなくなったものを使って何か作ってみたい」という声が上がった。

 同社は2014年から年に数回にわたり都内小学校で服育授業を実施している。「子どもたちには、服だけでなく筆箱や鉛筆、机など、身の回りのものを作るためにたくさんの人が携わっていることを知ってもらいたい。また、実際に手を動かしてもらうことで、モノ作りに興味を持つ入り口になるはず」と小穴さん。「私たちは“100年コート”のように長く大切に着られる服にこだわりをもっている。だからこそ、今後も地道な活動を通じて、子どもたちにモノ作りの面白さやサステイナブルな考え方を伝え、根付かせていきたい」という。

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「ジョヴァンニ・ベディン」2019-20年秋冬オートクチュール・コレクション

 「ジョヴァンニ・ベディン(GIOVANNI BEDIN)」が2019-20年秋冬オートクチュール・コレクションをパリで発表した。

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ナイキ、旧星条旗を使用したスニーカーの発売を中止 キャパニック選手の指摘を受けて

 「ナイキ(NIKE)」は7月1日、米独立記念日の4日に発売を予定していた“エア マックス 1クイックストライク(AIR MAX 1 QUICK STRIKE)”特別モデルの発売中止を発表した。

 記念モデルには、独立戦争当時に考案された「ベッツィー・ロス・フラグ(Betsy Ross Flag)」と呼ばれる13個の星があしらわれた星条旗がかかとの部分に描かれていた。米「ウォールストリート・ジャーナル(WALL STREET JOURNAL)」紙によれば、これに対してアメフト選手のコリン・キャパニック(Colin Kaepernick)が、「奴隷制時代に使われていた旗であり、侮辱的で人種差別的だ」と指摘したことから発売中止を決定したという。

 ナイキは、「“エア マックス 1クイックストライク”の独立記念日向け特別モデルは、古いデザインの星条旗を使用していたため発売を中止する」とコメントを発表。4日の発売を前にすでに小売店などに出荷されていたが、返品処理を要請している。しかし現地メディアによれば、一部の店舗から流出したと見られるものがリセールECなどで販売されており、定価120ドル(約1万2960円)の同スニーカーが1500~2000ドル(約16万2000~21万6000円)で取引されているという。

 キャパニック選手は、ナショナル・フットボール・リーグ(National Football League以下、NFL)のサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)に在籍していた2016年8月当時、黒人をはじめとした有色人種への差別に抗議するためにNFLの試合で国歌斉唱中に起立することを拒否してひざまずいた。これに賛同した選手らが同様の行動を起こして「テイキング・ア・ニー(Taking A Knee)」という一つのムーブメントとなったが、国旗に向かって起立しない行為に対して保守派が反発したため、NFLはこれを全面的に禁止。キャパニック選手は17年にサンフランシスコ・フォーティナイナーズとの契約を早期終了して以来、事実上NFLから追放されている。

 「ナイキ」は、そんなキャパニック選手を“Just Do it”の30周年キャンペーンに起用した。広告は、キャパニック選手のモノクロの顔写真に「何かを信じろ。たとえそれで全てが犠牲になるとしても(Believe in something, even if it means sacrificing everything)」という力強いメッセージを載せている。この広告は24時間で4300万ドル(約46億4400万円)相当のメディア露出価値という驚くべきエンゲージメントを生み出し、これに後押しされた18年6〜8月期決算の売上高は前年同期比10%増の99億5000万ドル(約1兆746億円)となった。

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セレクトショップのハバダッシュリーが事業終了 全6店を閉店

 セレクトショップのハバダッシュリー(HABERDASHERY)は9月までに全6店舗を閉店し、事業を清算する。店舗は、吉祥寺店(7月15日)、オンラインストア(7月31日)、表参道店(8月12日)、丸の内店(8月29日)、新潟三越店(9月2日)、伊勢丹浦和店(9月3日)を順次クローズ。それに伴い、オリジナルブランドの「ハバダッシュリー」も終了する。同社は全ての営業終了後、来年以降に清算する予定だ。

 事業終了について同社プレスは「2020年3月に館全体が閉店する新潟三越に先立ち、業績不振を受けて全店閉店を選択した」としている。

 ハバダッシュリーは1990年5月にルークス(現ハバダッシュリー)が設立。アメリカの田舎町にあるような“洋品店”をコンセプトに国内外のセレクト商品とオリジナルブランドの「ハバダッシュリー」を取り扱う。11年に新潟で学習塾などを運営するNSGグループに加入。2017年までは、玉井健太郎によるブランド「アシードンクラウド(ASEEDONCLOUD)」の卸売りなども行っていた。

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「アレクサンドル・ヴォチエ」2019-20年秋冬オートクチュール・コレクション

 「アレクサンドル・ヴォチエ(ALEXANDRE VAUTHIER)」が2019-20年秋冬オートクチュール・コレクションをパリで発表した。

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米発コスメ「トゥー フェイスド」の1号店が名古屋松坂屋にオープン

 日本に初上陸するカリフォルニア発コスメブランド「トゥー フェイスド(TOO FACED)」は、9月19日に名古屋松坂屋に1号店をオープンし、11月1日には東京・渋谷スクランブル スクエアに2号店を開設する。実店舗オープンを前に、7月31日から、三越伊勢丹化粧品オンラインストア「ミーコ(meeco)」で販売する。

 同ブランドは、1998年に誕生。ピンクをコンセプトカラーに、ポップなパッケージデザインやユニークなネーミングの製品がミレニアル世代を中心に人気を集める。世界に約4600店舗を有し、米セフォラ(SEPHORA)では常に人気の上位に入るなど注目のブランドで、日本でもSNSで話題となっており今回、待望の初上陸となる。

 ショップオープンに先立ち、6月28日にはインスタグラム日本公式アカウントを公開。7月1日にはコスメクチコミアプリ「リップス(LIPS)」、16日には「アットコスメ(@COSME)」で公式ブランドサイトを公開する。

 製品ラインアップはブランドを代表する人気ハイライター「ダイヤモンドライト マルチユース ハイライター」をはじめ、ベースメイク、アイメイク、リップなど豊富にそろえる。価格帯は2000~9800円。下渡恵子PRマネージャーは「まずは人気製品や日本人でもチャレンジしやすいカラーをラインアップすることでブランドの認知向上を図り、製品を順次追加していく予定」とコメントした。今後も順次、全国百貨店、セミセルフ店、オンラインショップを開くという。

【エディターズ・チェック】
7月2日に開催されたブランド上陸スペシャル セッションには、グローバル プロ アーティスト兼グローバル ビジュアル アンバサダーのエリーズ・レニュー(Elyse Reneau)が登壇し、メイクデモが行われました。「ダイヤモンドライト マルチユース ハイライター」はひと塗りで骨格が引き立ち、肌に溶け込む上質なテクスチャーに驚き!可愛いだけじゃない実力派のアイテムがそろっています。

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村上隆 × ビリー・アイリッシュのイベントが開催 VERDYとの記念コラボグッズも

 現代芸術家の村上隆と、次世代のポップアイコンとして注目を浴びるアーティストのビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)が、コラボレーションイベントを開催する。会期は7月10〜23日で、場所は東京・中野の中野ブロードウェイ内にある「アニマンガ・ジンガロ(Animanga Zingaro)」。

 「The Making of Billie Eilish’s “you should see me in a crown” 」と名付けられた今回のコラボイベントは、もともとお互いがファンだったことに端を発し実現した。タイトルにある「you should see me in a crown」はビリー・アイリッシュの同名楽曲で、昨年「サマーソニック(SUMMER SONIC)」のために来日した際、村上隆と主催するカイカイキキ(Kaikai Kiki)の映像制作部門ポンコタン(PONCOTAN)がミュージックビデオを撮影。その後、ビリーが「サマソニ」に村上隆の代表作である「お花」が全面にプリントされたセットアップで出演したり、英ファッション誌「ガレージ(GARAGE)」の表紙をコラボビジュアルで飾ったりと良好な関係を築いていた。

 本イベントでは、「you should see me in a crown」のMV制作に使用されたアニメーションの原画や、ビリー・アイリッシュが3月に発表したデビューアルバム「WHEN WE FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?」のリリースイベントで使用された村上隆デザインの巨大フィギュアなどの展示に加え、細川雄太が手掛けるリメイクブランド「レディメイド(READYMADE)」と、“Girls Don't Cry”でおなじみのアーティストVERDYとのコラボグッズの販売を予定している。

■The Making of Billie Eilish's "you should see me in a crown"
日程:7月10〜23日
時間:12:00〜19:00
場所:Animanga Zingaro
住所:東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ 2階

イベント開催のきっかけになった「you should see me in a crown」のMV。モーションキャプチャーを駆使したアニメーション映像になっている

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ファストリもプラスチックバッグを紙製に切り替え 20年1月からは有料化も

 ファーストリテイリングは、使い捨てプラスチックの使用削減に関するグループ方針を策定した。2020年中をメドに、全世界のグループ全体で「ショッピングバッグと商品パッケージの85%にあたる約7800トンの削減」を目指す。19年9月1日から、日本や世界12カ国・地域で使用しているプラスチックバッグを紙製に順次切り替えるとともに、「ユニクロ(UNIQLO)」「ジーユー(GU)」では紙バッグの有料化も徐々に進める。

 プラスチックバッグから切り替える紙バッグは、FSC認証(森林認証)を受けた紙、もしくは再生紙を使用した環境配慮型のもの。すでに欧州の「ユニクロ」「セオリー(THEORY)」などでは紙バッグを導入しているが、9月以降に環境配慮型の紙バッグに切り替える。並行して、国内外の一部ブランドではエコバッグの販売も始める。

 国内の「ユニクロ」「ジーユー」全店では、20年1月14日から紙バッグを一律1枚10円で販売する。また、欧州、北米、韓国などの海外16カ国・地域でも、19年9月以降バッグの有料化を進める。

 商品パッケージについては、「ユニクロ」の “ヒートテック”や“エアリズム”、インナー類などのパッケージについて、プラスチックから紙などの代替素材への切り替えを目指し、19年夏から検証を始める。ルームシューズなどの一部商品では、19年秋からプラスチックパッケージを廃止する。

 プラスチックごみによる環境汚染への懸念が世界的に増大していることを受けて、ファッション関連各社でプラスチックバッグ削減の動きが広がっている。「H&M」は18年12月から、国内店舗で使用するプラスチックバッグを紙製に順次切り替え、同時に有料化(1枚20円)とした。ストライプインターナショナルは5月からバッグを有料化し、同時に紙製への切り替えも順次進めている。三陽商会は19年中に紙製への切り替えを行う。

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「ポロ ラルフ ローレン」が関西初のコーヒーショップをオープン

 「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」は7月5日、関西初のコーヒーショップ「ラルフズ コーヒー(RALPH’S COFFEE)」を京都BAL(バル)にオープンする。同店は、先日オープンした「ポロ ラルフ ローレン 京都BAL」に併設し、全国では表参道に続く2店舗目となる。また、国内初で完全予約制のプライベートルームを設置する。

 「ラルフズ コーヒー」は、世界各国の主要都市(ニューヨーク、ロンドン、パリ、シカゴ、香港)で展開されているカフェだ。メニューは、ニューヨークのコーヒーショップ「ラ・コロンブ(LA COLOMBE)」の厳選されたオーガニック豆を使用したオリジナルブレンド、エスプレッソ、紅茶、ジュースなどのドリンクや軽食をそろえる。また、ラルフズコーヒーオリジナルアイテムも販売する。

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「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ」2019-20年秋冬オートクチュール・コレクション

 「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」が2019-20年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。

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「ユイマ ナカザト」がスパイバーとコラボ、全ルックで画期的サステナ素材

 「ユイマ ナカザト(YUIMA NAKAZATO)」は、2019-20年秋冬コレクションでバイオテクノロジーを駆使した素材開発を行うスパイバー(SPIBER)とアートスタジオのザ・ユージーン・スタジオ(THE EUGENE STUDIO以下、ユージーン)とコラボレーションした作品を発表した。スパイバーと言えば、ゴールドウイン(GOLDWIN)などとの協業ブランド「ザ・ノース・フェイス・エスピードット(THE NORTH FACE SP)」がスタートしたばかり。その、エポックメイキングな素材作りで注目を集めている。ユージーンは寒川裕人が率いるスタジオで、今秋に国立新美術館でスタートする「カルティエ、時の結晶(CARTIER CRUSTALLIZATION OF TIME)」展の環境作りを担当。今回のショーでは希望を象徴する金色の粒子が天から地に降り注ぐ「ゴールドレイン(Goldrain)」作品を提供し、今回のコラボは正に、“今”を象徴するものになった。ショーの直後に、デザイナーの中里唯馬、関山和秀スパイバー取締役兼代表執行役、寒川裕人ユージーン共同設立者に話を聞いた。

 このコラボレーションのきっかけは、中里がユージーンの作品展に出合ったのがきっかけ。共感を覚え、アクシス(AXIS)との対談相手にユージーンの寒川を選んだ。そして、その出合いがスパイバーにつながった。中里は、「クチュール、サイエンス、アートと全く異なるカテゴリーだが、共通の思想があると感じた。希望ある未来を見据えて分野を超えたコラボがしたかった」と話す。今回のコレクションでは、全ルックでスパイバーが開発した人工合成タンパク質素材「ブリュード・プロテイン(BREWED PROTEIN)」素材を使用し手編みのニットなど対極にあるものとミックスしたコレクションを発表した。レザーもサステイナブルなものを採用。色は、体の一部=セカンドスキンを意識し、さまざまな人種の肌の色に合う6色展開にしたという。寒川ユージーン共同設立者は「クリティカルデザイン(デザインは従来の機能的で問題解決するものからもっと思考的で挑発的なものであるべき)という意味で、オートクチュールは可能性があると思った。中里さんには祝福されるべき未来というビジョンがあり、親和性が高かったので今回のコラボが生まれた」と述べた。スパイバーとは2014年頃から社員を通して交流が始まったという。そして、寒川ユージーン共同設立者を介して3社のコラボレーションが成立した。寒川代表は、「“バース=誕生”というテーマにふさわしい空間、楽曲、天気に恵まれたショーになった」という。関山スパイバー代表は、「中里さんは本社のある山形県鶴岡市まで来てくれた。ファッションは華やかなイメージがあるが、まるで研究者のように深く考えるデザイナーだ。サステイナビリティーという観点でアパレルはこうあるべきという考えが一致したのでコラボした」とコメント。スパイバーは、「サカイ(SACAI)」の2019-20秋冬コレクションでも素材提供をしており、コレクション関係の取り組みが増えているという。「素材は広く普及させないと環境に対するインパクトが出せない。どんどん露出していきたい」と関山スパイバー代表。3人とも同じ世代ということもあり、一致団結してコラボに取り組んで約3カ月という短期間でプロジェクトを完成させたという。今後も、同世代が率いる3社によるコラボレーションは継続していくそうだ。クチュールという手仕事とサイエンステクノロジー、アートという異業種コラボから発信するサステイナビリティーに注目したい。

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「ジバンシィ」2019-20年秋冬オートクチュール・コレクション

 「ジバンシィ(GIVENCHY)」が2019-20年秋冬オートクチュール・コレクションをパリで発表した。

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 「ジバンシィ(GIVENCHY)」が2019-20年秋冬オートクチュール・コレクションをパリで発表した。

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「シュウ ウエムラ」 × 渡辺直美、第2弾はチークも仲間入り

  「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は7月20日、お笑い芸人の渡辺直美との2回目となるコラボコレクションを発売する。リップスティック2種類をそれぞれ2色ずつ、チーク、チークケースをそろえる。

 艶タイプのリップスティック「ルージュ アンリミテッド」(限定2色、各3200円)はクラシカルなレッドと大人っぽいベージュ、マットタイプの「ルージュ アンリミテッド マット」(限定2色、各3200円)は深みのあるレッドとビビッドなイエローオレンジが登場。また、前回のコラボにはなかったチークカラー「グローオンF」(レフィル、限定2色、各2500円)はソフトなコーラルとベージュピンクを展開する。パッケージはリップとチークともに、赤い唇マークを全面に施している。渡辺は「毎日を大切に生きる全ての方が自分らしく自信を持って前に進めるように、『シュウ ウエムラ』とのコラボレーションを通してメイクの力で応援できれば」とコメントしている。

 なお、2018年8月に5色のリップを発売した第1弾コラボコレクションも大人気で、全国発売初月は同製品だけで通常月のリップの約2倍を売り上げ、中でも人気ナンバーワンのカラーはそれまでの人気色の月平均の10倍を記録。同ブランドの8月のリップの売り上げが前年同月比70%増とリップカテゴリーを大きくけん引したという。第2弾はチークも加わり、幅広い層から人気を集めそうだ。

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20代・30代女性、消費増税で自炊・内食に。外食に痛手。

博報堂が、2019年10月に実施が予定されている消費増税に関し、増税前後の意識・行動について 3月に20-60 代男女 2,369人に調査した。増税を踏まえて自分が実践すると思う行動の1位:「なるべく外食などを控えて、自炊・内食をする」(34.4%)。
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「ルイ・ヴィトン」のメンズ・サングラスの新ライン「LVレインボー」発売

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、メンズのサングラスの新ライン“LVレインボー”を発売した。“レインボー”は2019年春夏メンズ・コレクションのランウエイで、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)メンズ アーティスティック・ディレクターが演出したテーマであり、“ダイバーシティー(多様性)”や“インクルージョン(包括・包摂性)”を象徴する。2種類のサングラスはイタリア製で、スクエアタイプはブラック、キャメル、レッド、イエロー、そしてパイロットタイプはクリスタル、ブルー、オレンジなど虹のようにカラフルだ。樹脂成型技術を用いたソリッドナイロン製で、テンプルのカラーにグラデーションが施されているデザインもある。ヒンジは、「ルイ・ヴィトン」の初期のトランクに施されたシグネチャーから着想を得たディテール“Sロック”がインスピレーション源になっている。

 価格は4万5000円と4万7000円で、全国の「ルイ・ヴィトン」ブティックで販売中。

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「ルイ・ヴィトン」のメンズ・サングラスの新ライン「LVレインボー」発売

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、メンズのサングラスの新ライン“LVレインボー”を発売した。“レインボー”は2019年春夏メンズ・コレクションのランウエイで、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)メンズ アーティスティック・ディレクターが演出したテーマであり、“ダイバーシティー(多様性)”や“インクルージョン(包括・包摂性)”を象徴する。2種類のサングラスはイタリア製で、スクエアタイプはブラック、キャメル、レッド、イエロー、そしてパイロットタイプはクリスタル、ブルー、オレンジなど虹のようにカラフルだ。樹脂成型技術を用いたソリッドナイロン製で、テンプルのカラーにグラデーションが施されているデザインもある。ヒンジは、「ルイ・ヴィトン」の初期のトランクに施されたシグネチャーから着想を得たディテール“Sロック”がインスピレーション源になっている。

 価格は4万5000円と4万7000円で、全国の「ルイ・ヴィトン」ブティックで販売中。

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独大手ECが顧客データを発売 「ドイツでの情報量はアマゾンやグーグル以上」

 独EC大手のオットーグループ(OTTO GROUP以下、オットー)と独広告会社のストロア(STROER)が提携し、新たなデータ会社オットーストロア・データソリューションズ(OTTO STROER DATA SOLUTIONS以下、OSDS)を設立する。顧客データを活用したマーケティング分野で、アマゾン(AMAZON)、フェイスブック(FACEBOOK)、グーグル(GOOGLE)などの米国勢に対抗するのが狙いだ。

 オットーは、2018年の売上高がおよそ134億ユーロ(約1兆6348億円)に上る世界でも最大級のECであり、さまざまな価格帯のファッション関連サイトを傘下に収めている。ストロアは屋外広告からスタートしたが、現在はデジタル分野にも事業を拡大しており、ドイツテレコム(DEUTSCHE TELEKOM)のニュースサイトやディズニー(DISNEY)の独公式サイトなどを運営している。両社は膨大な量の顧客データを蓄積しているため、これをマーケティングツールとして第三者に販売するという。

 スベトラナ・アーンスト(Swetlana Ernst)=オットー広報担当者は、「当グループが保有するデータ量は国内最大級だ」と自信を見せる。ストロア出身で、OSDSのマネジング・ディレクターを務めるトビアス・エマー(Tobias Emmer)は、「当社は3000万件以上のカスタマーリレーションマネジメント(CRM)データに基づいたデータベースを構築しており、これはフェイスブックがドイツ国内で保有するデータ量を凌駕している。またリーチ数は5000万以上になると予想され、ドイツ市場の90%がカバーできる計算だ。アマゾンやフェイスブックは、ドイツ国内ではるかに低い数字でしかない」と語った。

 エマー=マネジング・ディレクターによれば、OSDSが保有しているデータは顧客がオットー傘下のECサイトなどで買い物をしたり、情報サイトを閲覧したりした際のものであり、年齢や住所などの顧客情報が偽物である可能性は低いためデータの質が高いという。最近の傾向として、何かを購入する際にはグーグルなどの検索エンジンではなく、最初からアマゾンのようなECサイト内で検索する消費者が増えたことも、同社の消費者行動データの正確性を高めていると話した。「例えば、ブランドAの商品がオットーのECサイトで販売されているとする。それを購入した顧客の“足跡”がデータとして残るので、ほかのサイトでの行動を追跡してデータを蓄積していくと、『ブランドAの顧客はワインとサッカーが好きで、スペインが旅行先の候補になっている』などのように、“ブランドAの顧客”のプロフィールが出来上がる。これを利用することで、オットーやストロアの顧客の中でブランドAを好みそうな潜在的な顧客は誰かが分かるという仕組みだ。これらの情報を、ブランドや広告代理店などに提供する」。

 こうしたデータ収集は、もちろんアマゾンやフェイスブック、グーグルですでに行われている。異なるのは、OSDSからデータを購入した企業は、OSDSとの契約およびドイツの厳しい個人情報保護法の範囲内でという条件はあるものの、基本的には自由に活用していいという点だろう。

 なお、収集したデータは匿名化してから使用および販売するという。同氏は、「どのサイトを見て何を購入したかなど、インターネット上に残る足跡によって広告が最適化されていることはよく知られている。各サイトにはそうした情報を収集・利用する旨が掲示されているし、自分の情報を利用されたくない場合は、それを禁じる“オプトアウト”の選択肢も用意されている」と強調した。

 同社は7月1日に業務を開始したが、事前に小規模なテストプロジェクトを実施した際には顧客から高い評価を得たという。将来的には、スイスやオーストリアなどほかのドイツ語圏への進出も検討している。

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