「ザ・ノース・フェイス パープルレーベル」2019-20年秋冬コレクション

 「ザ・ノース・フェイス パープルレーベル(THE NORTH FACE PURPLE LABEL)」が2019-20年秋冬コレクションを発表した。

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「オフ-ホワイト」の2020年春夏メンズのショーに疑問の声多数 当日のリアルな舞台裏をレポート

 ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)は、「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH以下、オフ-ホワイト)」2020年春夏メンズ・コレクションのショー会場にパリ北マレ地区にある文化センター、ル・カロー・デュ・テンプル(Le Carreau du Temple)を選んだ。セレブリティーやインフルエンサーが集結するショーとあって、会場外は大勢のストリートフォトグラファーや来場で混雑し、彼が現代を代表するデザイナーの一人であることを物語る光景だった。

村上隆らも来場、「オフ-ホワイト」2020年春夏来場者はストリートブーム終息の声を一蹴する強者ばかり

 ショーは午前11時スタート予定だったため、コールタイムは午前6時。46人のモデルたちは眠い目をこすりながら、ヘアスタイリストとメイクアップアーティストに身を任せる。会場には本物のカーネーション畑が設営され、スタッフがカーネーションを一本ずつ植えていく作業が本番ギリギリまで続いた。開場するころには、会場内には鳥のさえずりや風の音が流れ、自然の中にいるような穏やかな空気に包まれた。しかし、筆者がショーを待っている間に感じたのは生花の香りではなく、マリファナの臭いだった。入り口付近の座席で吸っていた十数名の中心にいたのは、フランスのラップデュオPNLの兄弟。ヴァージルは彼らのミュージックビデオ用の衣装として、カスタムジャケットを製作したことがある。2人はショーの最中もフロントローで堂々とマリファナを吸っていた。ファッションに対して敬意が感じられる態度ではなかったが、もしかしたらこれも現代を代表するデザイナーのショーならではの光景なのかもしれない。数十分間のマリファナの副流煙のせいか、筆者は少しぼーっとしながらもショーに集中するよう努めた。

 “プラスティック”をテーマに掲げた20年春夏コレクションは、アメリカ出身のグラフィティアーティスト、フューチュラ(Futura)とのコラボレーション作品が要となる。PVC素材のコートやポンチョ、ウインドブレーカーにはスプレーで描かれたグラフィティが彩る。“Off-White climbing club”というパッチが付いた登山ウエアのようにスポーティーなルックも多かった。シームが一箇所のみのハンドニットのセーターや、手縫いの刺しゅうでフューチュラのグラフィティを描いたブランケットなど、クラフト感のあるアイテムも登場した。ラグジュアリーな印象を発信するためか、最近のショーでは終盤にレッドカーペットを飾るクチュールのようなドレスを登場させるのが定番になりつつある。しかしショールームで見た現物のドレスは裁縫や裁断の甘さが目立っていたため、ここはクチュール“っぽい”と言っておこう。

 BGMはリアム・ロジャーズ(Liam Rogers)の「ブロッサム(Blossom)」からマッドヴィリアン(Madvillain)の「ミート・グラインダー(Meat Grinder)」へと変わり、フィナーレにはビートルズ(The Beatles)の「ブラックバード(Blackbird)」が流れた。モデルが花を踏みにじってウォーキングするフィナーレの演出には、多数のメディアでジャーナリストが「理解不能」と記していた。後味が悪かったせいか、コレクションに対しても厳しい声が聞かれた。仏新聞「ル モンド(LE MONADE)」のカリーヌ・ビザー(Carine Bizet)は「1990年代にヒップホップから生まれた本物のストリートウエアのファンは、今季の『オフ-ホワイト』のコレクションには満足しないだろう。ヴァージルの勢いは衰えている。それに、PNLがマリファナでハイになっている姿は、ショーの演出の足を引っ張っていた」とコメントした。パリのコンセプトストア「トム グレイハウンド(TOM GREYHOUND)」のバイヤー、エカテリーナ・グラズノヴァ(Ekaterina Glazunova)は「カーネション畑やスーパーモデルの登場など、方式に沿ったコマーシャルな演出は見られたが、マジックのような感動を得られることはなかった。アイテムは売れると思うが、グラフィックが変わっただけ。毎シーズン同じ内容に見える」と語った。

 フューチュラのペイントが多く残るニューヨークの南マンハッタンと、美しいカーネション畑がパリの街中で交差する空間演出はアブローらしい新鮮なアイデアだったが、コレクションは想像に容易い新鮮さに欠ける内容だった。アブローは紛れもなく影響力のあるクリエイターだが、ファッションの分野においてはデザイナー“っぽい”作品しか見当たらない。もしかしたら筆者が、副流煙の影響で洋服をしっかりと見られていなかっただけかもしれないが。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける

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ウォルマート、中国の物流施設に1200億円投資 ブロックチェーン技術を利用した食品追跡システムも

 米小売最大手のウォルマート(WALMART)は7月1日、中国での物流やサプライチェーン強化のため、今後10~20年間で80億元(約1200億円)を投資すると発表した。

 ライアン・マクダニエル(Ryan McDaniel)=ウォルマート・チャイナ(WALMART CHINA)サプライチェーン部門シニア・バイス・プレジデントは、「中国の消費者に質の高い生鮮食品を届け、顧客サービスをさらに向上させるため、物流やサプライチェーンへの投資を増やしてオムニチャネル開発を推進する」と語った。

 同社は2019年3月に、中国南部に広さ3万平方メートル以上におよぶ生鮮食品配送センターを設立。同施設は定温・冷蔵・冷凍で4000種類の食品を取り扱うことができ、広東省などにある100店以上のウォルマートに1日当たり最大16万5000ケースを配送する能力を持つという。また同施設は、英国小売協会(BRITISH RETAIL CONSORTIUM以下、BRC)が定めた国際規格であるBRC保管・流通規格を中国で初めて取得している。ウォルマートは、中国国内にこうした配送センターをさらに10カ所以上設立する計画だ。

 ウォルマートは1996年から中国に進出しており、180以上の都市でおよそ400店を運営している。2018年は中国第2位のEC企業のJDドットコム(JD.COM)が擁する食品雑貨ECの「JDダオジャー(JD DAOJIA)」と提携し、スマートフォンでの決済が可能な“ハイテク版ウォルマート”を新たに出店した。

 ウォルマートはまた、シンガポールに拠点を置くブロックチェーンプラットフォームのヴィーチェーン(VECHAIN)や中国チェーンストア経営協会(CHINA CHAIN-STORE AND FRANCHISE ASSOCIATION)などと提携し、ヴィーチェーンソー・ブロックチェーン(VECHAINTHOR BLOCKCHAIN)上に食品の原産地や食品検査報告書、サプライチェーンなどを追跡できるシステムを構築する。これによって食品の安全性を確保し、生鮮食品を重視する中国の消費者をさらに取り込みたい考えだ。

 米中貿易摩擦が激しさを増す中、6月28~29日に大阪で開催された20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)に合わせて行われた米中首脳会談では、「貿易交渉を続ける」ことで両首脳が合意。米国が5月に発表していた3250億ドル(約35兆円)相当の中国からの輸入品への追加関税は先送りされることとなった。

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週末お出掛けスポット 絵を描かないアニメ監督、高畑勲の功績を振り返る展覧会などアート5選

 週末にオシャレして出掛けたいアートスポットをお届け。今週は、絵を描かないアニメ監督である高畑勲の功績を振り返る展覧会やニューヨーク拠点のアーティスト、ジョシュ・スパーリングの日本初個展など5つをラインアップ。また、「WWD JAPAN.com」の過去記事の中から今週末(7月6、7日)に開催されるイベント情報やポップアップもまとめて紹介する。

【アートスポット5選】

【開催中イベント】

眼鏡「フォーナインズ」がフォトコンテスト開催 テーマは“アクティブな夏”

女性向けライフスタイル誌「アンナ マガジン」がガレージセール クリエイターらによる“旅にまつわる”アイテムも

「ブルガリ」と「ドン ペリニヨン」のマリアージュ ブルガリ銀座タワーの最上階に

「AKIRA」の渋谷パルコ工事仮囲いなどで知られるアーティスト河村康輔のアーカイブ展開催

「リモワ」がストリート誌と企画展 過去のアーカイブからアーティストの作品まで

ファッション業界人に愛される写真家、小浪次郎が感じる東京の今

「MCM」がサステナをテーマに展示会開催 未使用バッグをドレスにアップサイクル

ペインターのピーター・ソールとエリック・パーカーが師弟初の2人展を開催

松屋銀座が「美しくなるビアガーデン」開催 今年もクロスフィットトレーナーAYAとコラボ

【開催中ポップアップ】

「ディプティック」が表参道ヒルズでポップアップ開催

「レイバン」渋谷店がオープン1周年記念キャンペーン実施 アートと音楽のストアイベント

資生堂が初のサブスク 8万通りから最適なスキンケアサービス提供

ハヤカワ五味が生理用品セレクトの期間限定ショップ 自由でおしゃれな選択肢を提案

伊勢丹の今夏の浴衣展開がスタート 西内まりやとのコラボ品と販促ムービーで多様な着用シーン喚起

眼鏡ブランド「アヤメ」が263日間のポップアップストア 直営店オープンの布石

オーガニックブランド「ラ・ブルケット」が関西で初のポップアップストア

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「フジロック’19」で観るべき13のアーティスト

 何かと“令和最初の”なんて謳われがちだが、「フジロックフェスティバル(FUJI ROCK FESTIVAL)」は平成だろうが令和だろうが関係なく今年も素晴らしいアーティストたちのライブを観せてくれる。しかし、3日間で200組を超えるアーティストが出演するだけあって、タイムテーブルに悩ましい思いを抱く人も多いはず。そこで、参考になると(一部で)大好評をいただいている、毎年参加している編集担当が観たい&観るべき&ファション的におさえておきたい13のアーティストをオススメの楽曲とともに紹介。苗場へ向かう前にぜひご一読いただき、会場を回る際の参考にしていただければと思う。


【1日目】
TORO Y MOI
17:50〜18:50@RED MARQUEE

今年発表したアルバム「Outer Peace」収録曲の「Ordinary Pleasure」

 インターネットの発達とともに自宅から世界へと音楽を発信する“宅録系アーティスト”の存在が大きくなったが、トロ・イ・モワ(Toro Y Moi)もそのうちの1人。アフリカ系の父とアジア系の母を持つチャズウィック・バンディック(Chazwick Bundick)のソロプロジェクトで、2010年のデビュー以来コンスタントに楽曲を制作し、これまでに6枚のアルバムを発表している。単純計算で1年半に1枚アルバムを制作していると考えると、その楽曲制作への勤勉ぶりがうかがえる。便宜上チルウェイブなどと言われるが、アルバム毎にさまざまなジャンルを消化した新しい表情を見せるため、ジャンルレスと言ってしまうのが正しいかもしれない。

ネイト・サルマーンを客演に迎えたレ シンズの代表曲「Why」

 トロ・イ・モワのほかにも、ダンスミュージックプロジェクトとしてレ シンズ(Les Sins)名義でも活動していたりと、その類稀なる才能のアウトプットは止まらない。会場ではその膨大な手札の中から何をチョイスして心躍らせてくれるのかということと同時に、MVやライブを見るたびに変わっている髪型がどうなっているかを楽しみにしたい。13年の「フジロック」出演時はアフロだった。

THE CHEMICAL BROTHERS
21:00〜22:30@GREEN STAGE

ヘッドライナーとして登場した「フジロック’11」の様子は「DON'T THINK」として映像作品化されている

 フジロッカーの多くが、ケミカル・ブラザーズ(The Chemical Brothers)の出演に安堵感を抱いたのではないだろうか。それもそのはず、ケミカル・ブラザーズの「フジロック」出演は今回を含めて7回と海外勢最多で、そのうち5回でヘッドライナーを務めている大ベテラン。「フジロック」といえばケミカル・ブラザーズ、ケミカル・ブラザーズといえば「フジロック」。盛り上がることは必至でしかない。

「グラストンベリー 2019」での「Eve Of Destruction」。透き通ったような声が持ち味のオーロラだが、オートチューンがかかった声もまた良さがある

 4月には4年ぶりとなる9thアルバム「No Geography」をリリース。ファンの期待を裏切らないケミカル節全開の本作の冒頭を飾る「Eve Of Destruction」には、話題のノルウェーの歌姫オーロラ(AURORA)と、ゆるふわギャングのラッパーNENEが参加している。同MVはガッチャマン風の衣装をまとったオーロラが楽しめると思いきや、“水性ゴリラ”や“緑色液球体”と名付けられた謎の悪役とスーパーヒーロー(OL)が戦うという日本の戦隊モノにオマージュ(?)を捧げた内容に。先日の「グラストンベリー 2019(GLASTONBURY 2019)」ではオーロラと共にバックスクリーンいっぱいに水性ゴリラが登場していたので、苗場でも見られるはずだ。もちろん音はべらぼうにかっこいいので、山中で開催される「フジロック」だからこそ同アルバム収録曲「MAH」や「Hey Boy Hey Girl」とともに、いつも以上に爆音で流してほしい。

YAEJI
24:15〜25:30@PLANET GROOVE

頻出する韓国語の「クゲアニヤ」は日本語で「そうじゃない」を意味し、韓国語が理解できない人のためにわざと耳に残る言葉を選んだという

 1993年生まれでニューヨークを拠点に活動する韓国人のYAEJIは、トラックメーカーであり、フィルムディレクターであり、ラッパーであり、ペインターでもあり、まさに今の時代を生きる若者らしくなんでもこなす“スラッシャー”(複数の肩書きを持つ人)だ。失礼な言い方になってしまうかもしれないが、何かと目立とうとするアーティストが多いこのご時世、見た目は“おとなしくて勉強ができる女の子”。しかし、作り出す楽曲はミニマルでドープでクールというギャップが光る。代表曲「Drink I'm Sippin On」をはじめ、英語と韓国語を織り交ぜた歌詞はなかなか頭から離れずクセになる。

「Raingurl」のMVは自身がディレクションしている

 個人的な話をすると、人生で初めてYAEJIを観たのは2018年1月1日の深夜1:00。わずか1時間程度のDJだったが、「Raingurl」が流れた瞬間に沸いたフロアを観て「夜の『フジロック』が似合いそう」という印象を抱いた。今年ようやく念願が叶う。

KAYTRANADA
25:30〜27:00@PLANET GROOVE

ケイトラナダが21歳のときに出演した「ボイラー・ルーム」

 ハイチ生まれカナダ育ちのプロデューサー、ケイトラナダ(KAYTRANADA)。14歳のときにDJを始め、15歳のときには楽曲をプロデュースしていたという天才だ。R&Bからヒップホップ、エレクトロ、ダンス、ソウル、ハウスまで、多様なジャンルをミックスして独自のサウンドへと昇華した楽曲の数々で、夜の苗場をダンスフロアへと変貌させるのが目に浮かぶ。上の42分間の動画では、ロバート・グラスパー(Robert Glasper)からジェイムソン(JMSN)、アーマンド・ヴァン・ヘルデン(Armand Van Helden)まで、ジャンルを横断した彼のDJを楽しむことができる。見所は18:30〜の転調と、28:36〜のケイトラナダを代表するジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)の「If」のリミックス。右で爆踊りする女の子にも目を向けてみてほしい。

「アディダス オリジナルス」の2018年のブランドフィルム「Original is never finished」

 スラリとした体形からモデルとして活動することもしばしば。「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」が制作した2018年のブランドフィルムには、ラッパーのエイサップ・ファーグ(A$AP Ferg)やプレイボーイ・カルティ(Playboi Carti)と共に出演している。

KID FRESINO
27:00〜27:45@PLANET GROOVE

「Retarded」のMVは「Coincidence」と「Arcades ft. NENE」に続く三部作の完結編

 ヒップホップクルーFla$hBackSの元メンバーで、日本語ラップシーンにおいてひと際存在感を放つKID FRESINOがバンドセットを提げて「フジロック」に初登場。仲間との人間模様を歌った「Eazy Breezy」に代表されるように、KID FRESINOの真摯なリリックは胸に刺さり、楽曲にはどこか哀愁がある。昨年11月にリリースした3年ぶりのアルバム「ai qing」では、英語と日本語を軽やかに行き来しながらバンドサウンドやダンスミュージックとクロスオーバーさせる圧倒的なセンスとスキルを見せ、各方面から“傑作”と高い評価を受けた。1人のリスナーとしても、アルバムのラストを飾る「Retarded」はこの1年でもっともリピートした楽曲の1つ。

KID FRESINOと同じくFla$hBackSの元メンバーのJJJがプロデュースした「LOVE」

 ファッション業界とも縁が深く、「リーバイス(LEVI’S)」ではグローバルキャンペーンのモデルを務め、盟友C.O.S.A.を迎えて2016年に発表した「LOVE Prod by jjj」のMVのディレクションは、東京を拠点とするスケートブランド「ディアスポラ スケートボード(DIASPORA SKATEBOARDS)」の中心人物で映像作家の小林万里が担当している。なお、このMVで着用しているつなぎは東京の新鋭ブランド「シュガーヒル(SUGARHILL)」のもので、林陸也デザイナーに参戦の有無を聞くと「当然観に行きます」と返答が。「同じつなぎを着て行きたいところですが、暑すぎて半日でダウンしそうなのでそれっぽい格好で参戦します」(林デザイナー)。


ー 2日目 ー
UNKNOWN MORTAL ORCHESTRA
14:50〜15:40@WHITE STAGE

フロントマンのルーバン・ニールソンの娘のミドルネームから名付けられた「Hunnybee」

 思わず1970〜80年代の曲だと勘違いしてしまうようなローファイちっく、かつエクスペリメンタルなサウンドで魅了するポートランド発サイケデリック・ポップ・バンド、アンノウン・モータル・オーケストラ(Unknown Mortal Orchestra)。サウンドの幅の広さが特徴で、昨年発表したアルバム「Sex & Food」では上の「Hunnybee」や「Not In Love We're Just High」を代表するメロウなものから、ガレージロック調の「American Guilt」、ダンストラックの「Everyone Acts Crazy Nowadays」まで、1つのアルバムに収録されているとは思えない領域を見せている。また、2013年から毎年年末に「サウンドクラウド(SoundCloud)」で公開しているインストゥルメンタル・シリーズ「SB」は、少しばかり長尺だが飽きのこない構成なので一聴の価値あり。

アンノウン・モータル・オーケストラとダニエル・シーザーを客演に迎えたフリー・ナショナルズの「Beauty & Essex」

 アンダーソン・パーク(Anderson .Paak)のバックバンドを務めるフリー・ナショナルズ(Free Nationals)の「Beauty & Essex」では、後述のR&B歌手ダニエル・シーザー(Daniel Caesar)と共演しており、この時期の夜にピッタリなメロウでグルーヴィーなムードが心地よい楽曲を披露している。

DANIEL CAESAR
20:00〜21:00@RED MARQUEE

代表曲「Get You ft. Kali Uchis」は21歳で発表したとは思えない詩的な一曲

 3組いる“私的「フジロック’19」ヘッドライナー”の1組目は、カナダ出身の新星ダニエル・シーザーだ。フランク・オーシャン(Frank Ocean)と並ぶイチオシR&B歌手で、ゴスペル歌手の父親の影を感じさせるエッセンスと繊細で心地よい声から、R&Bというジャンルや彼のことをよく知らない人でも一度聴けばその魅力にとりつかれるはず。出世作となった女性シンガーのカリ・ウーチス(Kali Uchis)との「Get You」は昨年のグラミー賞にノミネートされ、同じく女性シンガーのハー(H.E.R.)との「Best Part」は今年の最優秀R&Bパフォーマンス賞を受賞。つい1週間前には、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)やジョン・メイヤー(John Mayer)らが参加している豪華アルバム「Case Study 01」をサプライズリリースするなど、彼の一挙手一投足に世界が注目している。

2017年に披露されたチャンス・ザ・ラッパーとの「First World Problems」は代表曲の1つだが未だに音源化されていない

 無類の音楽好きであるバラク・オバマ(Barack Obama)前大統領もベタ惚れしており、全21曲からなる自身のプレイリスト「My favorite songs of 2017」には、チャンス・ザ・ラッパー(Chance The Rapper)との「First World Problems」と、デビューアルバム「Freudian」収録曲の「Blessed」の2曲を選出している。オバマ前大統領同様、彼の声に耽溺しながらも昨年の初来日公演キャンセルに涙を飲み、首を長く長くして待っていたファンの皆さま、ハンカチ片手にレッドマーキーで会いましょう。


ー 3日目 ー
PHONY PPL
15:50〜16:50@WHITE STAGE

ボーカルのエルビー・スリーの声がとにかくチルサウンドに合っている「Why iii Love The Moon」

 西海岸にジ・インターネット(The Internet)がいれば、東海岸にはフォニー・ピープル(Phony Ppl)がいる。ニューヨークのブルックリンで高校生の時に結成された5人組ネオソウルバンドで、ジ・インターネットが「一番好きなバンド」と言うだけあって、ジ・インターネット好きであれば耳なじみがいいだろう。1990年代のヒップホップシーンで活躍したDJでプロデューサーのジャジー・ジェイ(Jazzy Jay)を父に持つマット・マフィー・バイアス(Matt Maffyuu Byas)がドラムということもあってか、楽曲は80〜90年代の香りを漂わせながら今っぽさも取り込んだ次世代のバンドサウンドだ。

全員で相談したであろうトップスの色味がかわいらしい

 故マック・ミラー(Mac Miller)をはじめアーティストのバックバンドとしても活躍するなどメンバーそれぞれの演奏力が高いので、音源で満足せずに豊かな表現力を聴きに足を運ぶべし。直接話したことはないのでなんとも言えないが、ライブやインタビュー映像を見ていると全員から人柄の良さがにじみ出ており、それが彼らの音楽にも表れている気がする。

HYUKOH
16:30〜17:20@WHITE STAGE

2014年発表でブレークのきっかけとなった「WI ING WI ING」

 韓国の音楽シーンをアイドルグループが席巻しているのはご存知の通り。その中で、ジャンルは違えどR&B歌手DEANやラッパーKeith Apeらと共に韓国を盛り上げているのが、オーセンティックな4人組バンドHYUKOHだ。2014年に韓国で人気に火が付き、それ以降毎年のように来日公演を行なっているので、ここではバンドについて詳述せずフロントマンのオ・ヒョクとギターのイム・ヒョンジェについて触れたい。ブルージーな歌声の持ち主であるオ・ヒョクは、18歳まで家庭の事情で中国国内を転々としていたことから韓国語・官話(中国語の1つ)・英語を操るトリリンガル。そして幼少期にバイオリンを弾き、ゴスペルを歌っていたという経験も重なり、彼が生み出す音楽はさまざまな文化的要素やジャンルが混じり合った“新しいロック”を感じさせてくれる。そんなバックボーンからファッションセンスも唯一無二で、「セリーヌ(CELINE)」や「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」のショーではフロントローに座り、日頃から着用するほど密な関係の「ナインティナインパーセントイズ(99%IS-)」の2017年春夏コレではショー音楽を手掛けた。ちなみに、バンド名は彼の名前(Oh Hyok)をひっくり返したもの。

韓国ドラマ「アントラージュ」のために制作された「MASITNONSOUL」。レッチリの「Around The World」を彷彿とさせる

 イム・ヒョンジェはギターの腕はもちろん、変態ギタリストのスティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)と同じくらい顔でギターを弾くので、見ていると「本当にギター弾くのが好きなんだな」と思わせてくれる存在だ。HYUKOHの「MASITNONSOUL」や「Citizen Kane」のようなレッド・ホット・チリ・ペッパーズ(RED HOT CHILI PEPPERS)を思わせるサウンドは彼なくしては生まれなかっただろうし、ギター・ミュージックが不遇な時代だからこそ惹かれてしまう。オ・ヒョク共どもファッションアイコンとしても注目を集めている。

KOHH
18:10〜19:00@WHITE STAGE

幼少期の思い出を歌った「貧乏なんて気にしない」のリリックには思わず心打たれる

 もはや説明不要の日本が世界に誇るラッパーKOHHが3年ぶりに苗場の地に現れる。この3年の間、日本の歌姫・宇多田ヒカルの「忘却」をはじめ、世界の歌姫マライア・キャリー(Mariah Carey)の「Runway」、フランク・オーシャン(Frank Ocean)の「Nikes」、Higher Brothersの「We Talkin Bout」、5lackの「24365」など、国内外の著名アーティストの楽曲に参加。自身でもONE OK ROCKのTakaを客演に迎えた「I Want a Billion」を収録したアルバム「Untitled」をリリースしたり、他フェスに多数出演したりと精力的に活動していたので、前回と比べて格段にパワーアップした姿が見られるにちがいない。だからこそこの機会に、普段はKOHHを聴かないという人に彼のライブでの圧倒的なまでのパフォーマンスの熱量と、紡ぐ言葉の裏にある真意を感じてほしい。

パリコレを歩いたKOHHならではの「Paris」と、地元への愛を歌った「結局地元」

 「ファセッタズム(FACETASM)」のランウエイモデルにたびたび起用されるなど、その持ち前のセンスでファッション業界からも脚光を浴びるKOHH。昨年には完全予約制のセレクトショップ「ドッグス(Dogs)」を地元である東京・北区王子にオープンし、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のビジュアルに登場するなどアイコンとしても健在。ラッパーという枠にとどまらない存在へと成長を見せている。

VINCE STAPLES
20:00〜21:00@WHITE STAGE

ヴィンス・ステイプルズが参加しているゴリラズの「Ascension」

 3組いる“私的「フジロック’19」ヘッドライナー”の2組目。ドクター・ドレー(Dr.Dre)やケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)ら数々の名ラッパーを輩出してきたカリフォルニア州・コンプトンを地元とするラッパーで、日々若い芽が出てくるヒップホップシーンにおいて白眉が、ヴィンス・ステイプルズ(Vince Staples)だ。若手ラッパーの大半は流行りのサウンドを取り入れ、奇抜な見た目やクレイジーな言動といった“話題作り”に余念がなく、数年後には飽きられ大半が消えていくやもわからない。だがステイプルズはストレート・エッジな生活を送り、周りからの評価や流行に流されることもなく、己の信ずるままひたむきに自分らしさを追求。先鋭的なサウンドや独特の言い回し、そして確かなラップスキルでファンを獲得してきた。日本ではまだなじみがないかもしれないが、ゴリラズ(Gorillaz)の「Ascension」でラップを披露している人物と聞けば、頷くフジロッカーも少なくないだろう。ゴリラズが17年の「フジロック」に出演した際には、「ステイプルズがサプライズで登場するかも」というウワサが流れたものの、結果はスクリーンいっぱいにステイプルズの顔が映し出されるというオチ。それを含めるとステイプルズの「フジロック」出演は2回目となる。

コラボ“オールスター”のモチーフになった「Big Fish Theory」収録曲の「Big Fish」

 そんな彼は大の「コンバース(CONVERSE)」好きで知られ、「Lift Me Up」や「Norf Norf」、GTAとの「Little Bit of This」のMVで着用しているだけでなく、好きが高じて2ndアルバム「Big Fish Theory」をコンセプトとしたコラボ“オールスター(ALL STAR)”を発表している。

KHRUANGBIN
21:00〜22:30@FIELD OF HEAVEN

屈指の人気曲だがとにかくシュールな「Evan Finds The Third Room」のMVは一見の価値あり

 3組いる“私的「フジロック’19」ヘッドライナー”の最後を飾るのは、バンド名がタイ語で飛行機を意味するクルアンビン(Khruangbin)。結成はアメリカ・テキサス州で、シンプルな3ピースバンドだがボーカルはほぼなし。バンド名をタイ語からとっているように1960~70年代のタイ・ファンクや東南アジアのポップミュージックにルーツに持ち、それを欧米のロックサウンドや中近東の音楽とうまいこと融合させることで、アジアの異国情緒が匂う多面的なオリジナリティーを確立。つらつらと説明したが、簡単に言うと“妖艶で中毒性が高い”。聴いていると宇宙に連れてってくれそうな浮遊感を覚える悩殺サウンドで、幻想的なステージセットのフィールド・オブ・ヘブンとの相性は抜群だろう。しかし、グリーンステージのザ・キュアー(The Cure)と、ホワイトステージのジェイムス・ブレイク(James Blake)と時間が被っているのが悩ましいところ。DJセットではあるが2日目にクリスタル・パレス・テントに出演するので、そちらで楽しむのもありかもしれない。

「コーチェラ 2019」会場でのインタビューの様子。ローラ・リーが着用しているのは「オフ-ホワイト」2019年春夏のアイテム

 サイケデリックな音楽に違わず、ギターのマーク・スピアー(Mark Speer)も、ドラムのドナルド DJ ジョンソン(Donald “DJ” Johnson)もパンチのある見た目をしているが、ベースで紅一点のローラ・リー(Laura Lee)はかなりのファッション通で、先日の「コーチェラ 2019(COACHELLA 2019)」をはじめ多くのライブで「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」を着用。これに応えるかのようにヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)はツイッターで「super amazing, fave new band」、インスタグラムでも「my favorite band in the world right now」と絶賛、相思相愛ぶりを見せている。リーは「オフ-ホワイト」のほかにも、スパンコールが散りばめられたボディースーツなどステージ映えする衣装を着用することが多いので、当日も何を着用して登場するか期待したい。そして、時折披露するア・トライブ・コールド・クエストの「A Tribe Called Quest」やドクター・ドレの「Next Epsiode」、ウォーレン・G(Warren G)の「Regulate」、リル・キム(Lil' Kim)の「Get Money」など往年ヒップホップのカバーメドレーも楽しみにしたい。

Night Tempo
23:00〜23:40@GAN-BAN SQUARE

竹内まりやの「プラスティック・ラブ」をサンプリングした傑作「Plastic Love(Night Tempo 100% Pure Remastered)」

 フジロッカーは20代後半から40代前半が占めていると勝手に想定しているが、そんな方々にぴったりなのがNight Tempoだ。レトロフィーチャーと区分されるジャンルの代表的アーティストで、山下達郎や竹内まりや、Wink、中原めいこ、菊池桃子、具島直子ら1980〜90年代に一世を風靡した邦楽のボーカルをサンプリングに多用しキャッチーにアレンジしているので、ノスタルジーに浸りながらもアッパーになること間違いなし。

山下達郎の「LOVE SPACE」をサンプリングした「If You Love Me」

 メジャーどころからニッチなものまで、これだけ邦楽をサンプリングしているNight Tempoが実は韓国人というから驚きだ。なんでも音楽プロデューサー角松敏生への憧れをきっかけに、日本の音楽やオタク文化といったサブカルチャーをディグるようになったという。日本人が慣れ親しんだ楽曲を逆輸入し再認識させてくれるNight Tempoは、MVでも某人気日本漫画の数々にオマージュを捧げているのでチェックをお忘れなく。


 以上、独断と偏見で選んだ13のアーティストを紹介したが、皆さんのプレイリストへの追加と足を運ぶきっかけになれれば幸いだ。しかし、残念ながら仕事のスケジュールや金銭的な問題で「フジロック」に参戦できない人もいるだろう。そんな人たちのために「フジロック」は昨年から、グーグル日本法人と協業し公式ユーチューブチャンネルでライブの模様を一部生配信している。諸事情で苗場に赴くことができないフジロッカーも家にいながら「フジロック」を楽しむことができるので、ここでは紹介できなかったサブリナ・クラウディオ(Sabrina Claudio)やコートニー・バーネット(Courtney Barnett)、ティコ(Tycho)、MITSKI、ステラ・ドネリー(Stella Donnelly)、SANABAGUN.、NST & THE SOUL SAUCE MEETS KIM YULHEE、BIGYUKIら他アーティストとともにぜひチェックしてみてほしい。

■FUJI ROCK FESTIVAL’19
日程:7月26〜28日
会場:新潟県湯沢町 苗場スキー場
出演アーティスト:トム・ヨーク・トゥモローズ・モダン・ボクシーズ(THOM YORKE TOMORROW'S MODERN BOXES)、ASIAN KUNG-FU GENERATION、ELLEGARDEN、Superfly、銀杏BOYZ、Tempalay、TAKKYU ISHINO、ハイエイタス・カイヨーテ(Hiatus Kaiyote)、Licaxxxなど

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人気女性ラッパーのキャッチフレーズ“okurrr”の商標登録認められず

 ストリッパーから全米チャート1位のラッパーに登りつめたカーディ・B(Cardi B)は、 “okurrr”の語について商標登録を出願していたが、米国特許商標庁はこれを拒絶した。

 “okurrr”は“OK”と同義で、カーディ・Bが自身のキャッチフレーズとして使用している。この言葉をTシャツやスエットシャツ、パンツ、ショーツ、ジャケット、フットウエア、ドレス、下着など被服を中心にファッション関連の範囲で登録を目指していた。

 米国特許商標庁はカーディ・Bより先に2件、“okurrr”の商標登録が出願されており、それらが審査中であることを拒絶理由として挙げた。また、“okurrr”という言葉は広く使用されている表現で、「単に情報メッセージを伝える用語や表現は登録できない」として識別力が欠如していることも拒絶理由とした。さらに、「リファイナリー29(REFINERY29)」「ピープル(PEOPLE)」「USAトゥデイ(USA TODAY)「アーバン ディクショナリー(URBAN DICTIONARY)」「ディクショナリードットコム(DICTIONARY.COM)」などが“okurrr”を「ドラァグコミュニティーで頻繁に使用され、セレブリティーが“OK”の意味で使用する」と定義していると続けた。

 米国特許商標庁によると、カーディ・Bが申請内容を修正しても拒絶は覆らないという。このため、カーディ・Bは米国特許商標庁の判断を受け入れるか、商標登録するに足りる証拠などを集めた意見書を6カ月以内に提出しなければならない。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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渋谷を代表するクラブ「トランプルーム」が閉店

 東京を代表するクラブとして知られる渋谷・神南のトランプルーム(TRUMP ROOM)が7月10日に閉店する。

 トランプルームは2013年に開業。3フロア構成の店内は、クラブながらシャンデリアやソファが設置されるなど中世ヨーロッパを想起させる豪華な内装で、映画「ヘルタースケルター」のほか、エイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)、スクリレックス(Skrillex)、ブラック・アイド・ピーズ(The Black Eyed Peas)ら多くのアーティストのミュージックビデオの撮影が行われた。また、多くのアパレルショップが店を構える神南という場所もあってファッション関係のイベントも多数催され、キム・ジョーンズ(Kim Jones)やリアーナ(Rihanna)、ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)ら国外セレブも訪れていた。

 なお、閉店日の20時からはクロージングパーティーを開催し、出演者は近日発表される。

■TRUMP ROOM
住所:東京都渋谷区神南1-12-14

■TRUMP ROOM CLOSING PARTY
日程:7月10日
時間:20時〜28時(予定)
住所:東京都渋谷区神南1-12-14

ブラック・アイド・ピーズの「Just Can't Get Enough」の一部がトランプルームで撮影された

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「サカイ」とスパイバーがコラボ 2020年にユニセックスTシャツ販売

 「サカイ(SACAI)」は2020年春夏に、人工クモの糸で知られるスタートアップ企業のスパイバー(SPIBER)とコラボレーションしたTシャツを販売する。すでに20年春夏パリ・メンズ・ファッション・ウイークのランウエイで2型お披露目されており、ユニセックスのアイテムとして直営店のみで販売する予定だ。数量限定で価格は未定。

 スパイバーには「サカイ」のディレクションを手掛ける源馬大輔氏が商品開発のアドバイザーとして関わっており、かねてから協業は噂されていた。

 このTシャツは、スパイバーが開発した合成タンパク質“ブリュード・プロテイン”とコットンを17.5 : 82.5の比率で配合して製造する。これは先日ゴールドウインとスパイバーの協業ブランド「ザ・ノースフェイス エスピードット(THE NORTH FACE SP.)」で発表されたTシャツと同じ比率でもあり、同ブランドは2万5000円、250枚限定で販売する。

 スパイバーは、遺伝子レベルで設計した合成タンパク質を原料とする素材開発の分野で、世界を見渡しても突出する存在だ。すでに耐水性の強い繊維やベビーカシミヤに近い原毛、人工毛髪などを開発済みで、遺伝子合成や紡糸、発酵などで188の特許を出願している。また今年、21年から稼働予定の対のプラント工場の建設を開始するなど動きが活発化している。

 実は「サカイ」は19-20年秋冬向けに、スパイバーとのコラボアイテムの販売の計画があったというが、20年春夏が初のコラボレーションになる。その背景には、“ブリュード・プロテイン”量産に対応するプラントがないことがあった。21年にプラントが完成すれば、“ブリュード・プロテイン”を用いたさまざまな製品を手にする機会が増え、現在高額の価格も、もう少し抑えたものが期待できる。

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TSIの3〜5月期は営業利益72.1%増 上野商会買収で大幅に増益増収

 TSIホールディングスの2019年3〜5月期決算は、売上高が前年同期比9.4%増の428億円、営業利益が同72.1%増の19億円、経常利益が同47.4%増の21億円と大幅な増益増収だった。昨年10月に買収した上野商会の売上高と営業利益が大きく乗った形だ。キャロウェイゴルフの株式売却による約10億円の特別利益によって、純利益も同4.3倍の24億円となった。

 同社は4月に発表した新中期経営計画に基づき、プロパー消費率改善の取り組みも進めている。「セールで売上高を稼いでも意味がない。プロパー消費が利益につながる」(上田谷真一社長)との言葉通り、粗利益率は0.8ポイント改善した。

 主力の「ナノ・ユニバース(NANO UNIVERSE)」は売上高が同6.5%増の61億円。ウィメンズ事業の拡大が奏功した。一方、拡大に合わせて商品在庫を増やしたものの、低温が長く続いたことで、夏物は思うように動かなかった。その結果、粗利益率は2.9ポイント悪化したが、「夏物はこれからがオンシーズン。アウトレットのチャネルも豊富に持つため、うまく消化できる。3〜8月期はプラスに転換する見込みだ」と説明した。

 ゴルフウエア「パーリーゲイツ(PEARLY GATES)」の売上高は同6.0%増の32億円。個性的なアイテムが引き続き支持された。スニーカーをメインとするセレクト業態「アンディフィーテッド」は、京都、大阪、福岡への新規出店が奏功し、同33.7%増の11億円と大きく伸長した。

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G20大阪サミット「配偶者プログラム」の歌舞伎衣装と安倍昭恵夫人の着用ドレス 天津憂が手掛ける

 ファッションデザイナーの天津憂は、G20大阪サミットの6月29日に安倍昭恵・内閣総理大臣夫人が主催した「配偶者プログラム」(2日目)で披露された歌舞伎の総合演出、衣装、プロダクトデザインを手掛けた。

 大阪府庁本館で開催された特別プログラム「KABUKI 2019 at G20 OSAKA SUMMIT」では、歌舞伎役者の中村米吉が5分間にアレンジされた演目「本朝廿四孝」を披露した。天津はクリエイティブ・ディレクターとして脚本編集、演出、空間、衣装、プロダクトデザインを担当。衣装では、物語の八重垣姫を演じる中村米吉の友禅染めとインクジェットプリントを掛け合わせて柄を起した着物、羅織の帯、3Dプリンターで製作された髪飾りや白狐のマスク、帯飾り、甲冑かぶとを制作し、2度の早着替え(引き抜き、ぶっ返り)でストーリーに合わせて着物を変化させた。

 天津は「関西のモノ作りに焦点を当てて、伝統的な友禅などの職人技を採用しながらも、3Dプリンターで作った飾りを加えることで、伝統技術と現代の最新技術を融合することで、歌舞伎をモダンにアレンジした。舞台は大阪府庁本館の中央大階段を生かし、見上げて鑑賞できるセットにした。演目の内容を理解していただくため、物語を日本語と英語で書き込んだ扇子を、京都の老舗扇子店の白竹堂に作っていただき記念品として贈呈した」と話す。

 同プログラムには、アルゼンチン、オーストラリア、カナダ、欧州連合(欧州理事会)、フランス、インドネシア、メキシコ、韓国、南アフリカ、トルコ、イギリス、オランダ、シンガポール、スペイン、タイ、ベトナムの首脳配偶者らが参加。日本文化への理解を深めた。

 また天津は、昭恵夫人のドレスは28日と29日の2日間で2着をデザイン。28日は花菖蒲の柄を入れた西陣織りのパープルのドレス、29日は紺色に染めた丹後のシルクを使ったドレスに仕上げた。
 
 天津は1979年大阪府生まれ。2002年東京モード学園を卒業後、フリーのコスチュームデザイナーとして活動を開始。04年にニューヨークへ渡り、米ファッションコンペ「Gen Art International Fashion Design Competition」で2年連続でグランプリを受賞。09年に帰国後、ファッションブランド「エーディグリーファーレンハイト(A DEGREE FAHRENHEIT)」を立ち上げ、10-11年秋冬に東京コレクションデビュー。15年にハナエモリ・アソシエイツで新ライン「ハナエモリ マニュスクリ(HANAE MORI MANU)」を立ち上げ、18年10月までデザインを担当した。これまでも天津は昭恵夫人の着用ドレスの製作を手掛けてきた。

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「ブルガリ イル・チョコラート」がジャンルカ・フストと日本初コラボ

 「ブルガリ イル・チョコラート(BVLGARI IL CIOCCOLATO)」は、7月5日〜9月30日の期間限定でイタリア人ペイストリーシェフ、ジャンルカ・フスト(Gianluca Fusto)とのコラボレーションスイーツ6種を販売する。

 伝統を尊重しつつスタイリッシュでモダニティーを感じさせるスイーツを生み出す、イタリアを代表するスターシェフ、フストが素材として選んだのは山梨県産の白桃や宮崎県産のマンゴー、柚子、抹茶など日本ならではの食材。今回のコラボレーションスイーツのために来日したフストは「繊細で、食材が持つアロマや食感を大切にする日本の食文化に共感する。それは素材やディテールにこだわり、味においてもエレガンスを追求する『ブルガリ』のフィロソフィーと共通している。“シンプルとは簡単ではない”“レス・イズ・モア(少ないことは豊かなこと)”の2つが自分のモットーだが、例えばクリームにあえて砂糖を使わずにアーモンドの風味を引き出すなど、引き算をすることで本質が熟成されるように工夫している」と語った。

 コンテンポラリーアートのように美しいケーキは、フレッシュなオレンジとマンゴーのフレーバーが印象的な“タンジェーリ(Tangeri)”、アーモンドのムースとみずみずしい白桃のコンポートがマッチする“アマンディーノ(Amandino)”、小麦粉とバターなどの乳製品の代わりにアーモンドとオリーブオイルを使用し、柚子をアクセントに加えた“カプレーゼ(Caprese)”の3種類。“アマンディーノ”“タンジェーリ”は東京・ブルガリ銀座タワー10階と松屋銀座本店地下1階の2店舗で、“カプレーゼ(Caprese)”は阪急うめだ本店5階、大阪高島屋地下1階とオンラインショップで販売する。

 コラボレーションチョコレートは、サフラン・リゾットからインスパイアされた“サフラン&アーモンド”、フスト自身の幼少時代の思い出の味である“キャラメルオレンジ”、乾燥させたローズマリーをキャラメリゼしたパウダーと抹茶の風味が融合する“抹茶&ローズマリー”の3種類を限定で販売する。3種類全てを堪能できるスペシャルボックスや“抹茶&ローズマリー”1個入りの限定ボックスは上記4店舗とオンラインショップで販売する。

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【とおやまニャース】「養老乃瀧は、美空ひばりだ!」と主張する人の気になる話

 「養老乃滝」という老舗居酒屋チェーンをご存知ですか? フランチャイズ方式で、一時は1000店を超えていましたが、店主の高齢化と競争激化で、今はだいぶ店舗数が減りました。ただ、そこは老舗の強さ。そこそこ良い立地を持っていたりして、しぶとく生きています。
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【とおやまニャース】「養老乃滝は、美空ひばりだ!」と主張する人の気になる話

 「養老乃滝」という老舗居酒屋チェーンをご存知ですか? フランチャイズ方式で、一時は1000店を超えていましたが、店主の高齢化と競争激化で、今はだいぶ店舗数が減りました。ただ、そこは老舗の強さ。そこそこ良い立地を持っていたりして、しぶとく生きています。
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敏感肌ブランド「ディセンシア」が24時間で効果を感じる新シリーズ発売

 ディセンシアは2020年1月、敏感肌専門ブランド「ディセンシア(DECENCIA)」から7年ぶりとなる新シリーズ“ディセンシー”(全4品、1万~1万2000円)を発売する。プレステージシリーズとして位置づけ、これまで培ってきた技術とサイエンスを融合し、効果実感の高い製品を展開する。

 “ディセンシー”は、「『敏感肌』に、新しい世界を。」をコンセプトに、水分保持能力を高めた新美容理論を採用した。「これまで敏感肌はケアの効果が表れるまで時間のかかるものだったが、新美容理論を採用することで、24時間で効果実感を得ることがかなった」(角田日向子ディセンシア商品企画PRグループリーダー)。

 ラインアップは「ローション」「デイエッセンス」「クリーム」のほか、2017年10月に発売した夜用美容液「エッセンス」の4品となる。全品が医薬部外品。

 同社は9月4日、伊勢丹新宿本店に初の直営店をオープンし、“ディセンシー”を先行販売する。

【エディターズ・チェック】
2007年に誕生した同ブランドは、敏感肌の女性から絶対的な信頼を得て、右肩上がりで成長を続けている。久々の新シリーズは、いずれも塗布すると肌がもっちりとした感じに。この効果実感を普通肌も含め多くの人に体感してもらいたい。

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「アルベルタ フェレッティ リミテッド エディション」2019-20年秋冬オートクチュール・コレクション

 「アルベルタ フェレッティ リミテッド エディション(ALBERTA FERRETTI LIMITED EDITION)」が2019-20年秋冬オートクチュール・コレクションをパリで発表した。

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「顧客とブランドを近づける」 体験型ライブデザインサービス「ユア ライブ」の力

 英・ロンドン発の「ユア ライブ(YR LIVE)」は、ユーザーが自由にカスタマイズしたデザインをプリントや刺しゅうで即時的に製品化する、体験型ライブデザインサービスだ。本国ではアパレルやメーカー、IT、化粧品など、さまざまな業界の企業とタッグを組み、導入実績は4000件を超える。2017年9月には日本に上陸。音楽関連のグッズなどへの導入も進めている。プリントや刺しゅうのサービスが数多くある中でなぜ「ユア ライブ」は拡大できているのか?同サービスを日本で運営するユア ジャパンの由羽弘明代表と小林翔太取締役に話を聞いた。

WWD:「ユア ライブ」はどのようなサービス?

由羽弘明ユア ジャパン代表(以下、由羽):タッチディスプレーでユーザーが自由にカスタマイズしたデザインを、プリンターや刺しゅう機を用いて3分ほどでアウトプットできるサービスです。現在はポップアップストアなどのイベント、常設店、オンラインストアの3軸でサービスを拡大しています。

WWD:プリントや刺しゅうのカスタムサービスが数多くある中で、「ユア ライブ」の独自性や優位性はどこにある?

由羽:われわれがサービスに初めて出合ったのはラスベガスの展示会だったのですが、まず驚いたのはそのシームレスさでした。タッチディスプレー上でいろいろとデザインを選んでみたら、すぐに商品ができた。プリントも既製品と変わらないクオリティー。UI/UXも優れていて、ストレスフリーでデザインを楽しめる。

小林翔太ユア ジャパン取締役(以下、小林):スマートフォンと同じような操作感で、ブランドと一緒にモノ作りをしている感覚になることができます。ユーザーにとっては非常にエキサイティングで楽しく、アウトプットした商品に愛着が湧く。現代の消費者は商品を一方的に売ればいい存在ではなく、プロデューサーでありコンシューマーでもある“プロシューマー”として、ブランドと一緒にモノづくりをする存在になっている。そういった時代にブランドとユーザーの距離を近づけるデザイン体験が「ユア ライブ」の特徴だと思っています。

WWD:「ユア ライブ」を日本で導入した経緯は?

由羽:われわれはもともと、コネクト インターナショナルという企業で海外アーティストのグッズなどのライセンスビジネスを手掛けてきました。ライセンス業界で、Tシャツにアーティストのロゴが入ると欲しくなるなど、アーティストのブランド力が購買意欲を引き出すと感じていたので、さらにカスタマイズの要素が加わればファンも喜ぶだろうとは直感的に思っていました。その中で「ユア ライブ」のようなデザイン体験の価値をシームレスに提供できるものは日本でも受け入れられるはずだと考え、本国の企業とコネクト インターナショナルのジョイントベンチャーでユア ジャパンを立ち上げました。

日本と海外のユーザーの違いとは?

WWD:サービスに対するユーザーの反応は日本と海外では違った?

由羽:アーティストにおいても、ファッションにおいても、ブランドに対するロイヤルティーは日本の方が高いと感じましたね。「ユア ライブ」はブランドとファンのエンゲージメントを高めるサービスなので、日本のマーケットでもハマると思っています。

小林:エンゲージメントという点で見ると、ある程度“ブランドらしさ”をベースにした上でのカスタマイズでないとうまくいかないのもポイントです。導入ブランドさんからは「もっといろいろなカスタマイズができた方がユーザーも楽しめるのでは?」という意見も出るのですが、ユーザー自身が一番気持ちのいいところにデザインの幅を設定した方がいい。その幅をわれわれとブランドさんで話しあって決めています。

WWD:日本では音楽関連のグッズなどへの導入も積極的に進めている印象だが?

由羽:本国ではファッションなどの要素が強いですが、日本ではわれわれがアーティストのライセンスなどで音楽関連に強かったこともあり、注力しています。直近では乃木坂46のオフィシャルグッズにも導入が決まりました。最近はエンタメの世界がファッションに寄っていることもあり、シナジーが生まれているとも感じています。サービスを導入していただいているLDHアパレルの「24カラッツ」などが代表的ですね。

WWD:導入企業からはどのようなリアクションがある?

由羽:セールスが伸びたり、記念日などのお土産需要にも応えられるようになったりといった話はよく聞いていますね。少し前まではポップアップストアなどのイベントを盛り上げる目的でのサービス利用が多かったのですが、「ラルフ ローレン(RALPH LAURENT)」旗艦店への導入など、徐々に常設店にもサービスが広がっています。

小林:ブランド側はプリントや刺しゅうを行うボディーだけを用意しておけばいいので、在庫リスクの減少にもつながります。さらには、「ユア ライブ」のシステムにはテンプレートが存在しない。ブランドさんごとにイチからプログラムを開発しています。全く同じサービスにはならないため、良い意味で「『ユア ライブ』っぽいな」と思わせない点も評価されているのかなと感じています。

WWD:今後はどのように展開する予定か?

由羽:今後はサービスの幅をより広げていきたいです。そういった中で、システムのテンプレートも作り、予算が少ないクライアントの方にもサービスを提供していく予定です。イチからシステムを構築するのはそれなりの金額がかかるので(笑)。また、グローバルも含め、オンラインも強化しています。例えば「ラルフ ローレン」の本国のオンラインショップで行っているカスタマイズサービスも弊社で設計しています。ゆくゆくはプリントや刺しゅう以外にも、デザインの幅も工場と連携し広げることでマスカスタマイゼーションをリードする企業になれればと思っています。

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「フェンディ」2019-20年秋冬オートクチュール・コレクション

 「フェンディ(FENDI)」が2019-20年秋冬オートクチュール・コレクションをパリで発表した。

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ドーバーがラボグロウンダイヤモンドメーカーとコラボ ジュエリーコレクションを期間限定で発売

 東京・銀座のセレクトショップ、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA以下、DSMG)は7月13〜25日、ラボグロウンダイヤモンドメーカーのダイヤモンド・ファウンドリー社とのコラボレーションコレクションを販売する。同コレクションは今年の3月に発表され、4月にロサンゼルス店、5月にニューヨーク店とロンドン店と巡回してきたもの。

 DSMGとなじみの深い6組のファインジュエリーブランドの「ハム(HUM)」、「アナ クーリ(ANA KHOURI)」「デルフィナ デレトレズ(DELFINA DELETTREZ)」「ハンロッド(HUNROD)」「ラファエル キャノ(RAPHAELE CANOT)」「ソフィー ビル ブラーエ(SOPHIE BILLE BRAHE)」が参加した。ダイヤモンド・ファウンドリー社が生産するダイヤモンドを使用し、独自のスタイルを反映したコレクションを製作。また、クリエイティブキャンペーンはパリを拠点に活躍するアーティストのカテリーナ・ジェブ(Katerina Jebb)が手掛けた。

 ダイヤモンド・ファンドリー社のラボグロウンダイヤモンドとは、ラボ(研究所)で育った(グロウン)ダイヤモンドで、物理的、光学的にも天然ダイヤモンドと同一のもの。マーケティング担当副社長のモナ・サダット・アクハヴィ(Monna Sadat Akhavi)は「今回のDSMとのコラボレーションは、どちらもイノベーションとクリエイションに対する強い情熱を持っているという共通点があります。他の追随を許さない弊社のユニークなカットのダイヤモンドが、今回参加するデザイナー一人一人の高い専門技術によって引き立てられ、ジュエリーデ ザインの領域を大きく押し広げるコラボレーションとなっています」と語った。

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パタゴニアが参院選投票日にあわせ全店の休業を決定 環境保全のために投票を促す

 パタゴニア(PATAGONIA)の日本支社は、政治への関心を高めるためのキャンペーン「Vote Our Planet 私たちの地球のために投票しよう」を実施し、第25回参議院議員通常選挙の投票日である7月21日に直営店全店舗を休業する。
 
 「Vote Our Planet 私たちの地球のために投票しよう」は、パタゴニアの「私たちは、故郷である地球を救うためビジネスを営む」というミッションのもと、次世代に健全な地球環境を残す上で政治参加を重要なものと捉え、全店の休業に至った。

 同キャンペーンでは、SNSでの情報発信やステッカーの配布、7月6日からは政治や社会問題などをテーマにした参加者対話型のトークイベント「ローカル選挙カフェ」を一部店舗で行う。

 投票できる年齢が20歳以上から18歳以上に引き下げられた公職選挙法改正以後行われた国政選挙は過去2回。総務省の発表によると、2016年の第24回参議院議員通常選挙での若年層の投票率は、10代が46.78%、20代が35.60%と全体平均の54.70%を下回っている。17年の第48回衆議院議員総選挙での若年層の投票率も、10代が40.49%、20代が33.85%で、参院選同様に全体平均の53.68%を下回った。 

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「リーバイス」 × 「ストレンジャー・シングス」がコラボ スチャダラパーが公認アンバサダーに就任

 「リーバイス(LEVI’S)」は7月1日から、「ネットフリックス(NETFLIX)」の人気ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界(Stranger Things)」とのコラボレーションコレクションをリーバイス ストア、公式オンラインストア、ビームス一部店舗で販売している。公式アンバサダーとして日本のヒップホップグループ、スチャダラパーが就任した。

 同ドラマにはシリーズ1から「リーバイス」のアイテムが数多く登場してきた。同コレクションは、7月4日から全国配信されているシーズン3に先駆けて発売。過去のアーカイブを活用し、ドラマの世界観を反映したトップス12型、ボトムス5型、アクセサリー3型をそろえる。デニムアイテムは、“アップサイド・ダウン”な世界を表現した、アップサイド・ダウン(逆さま)のパッチとレッドタブのディテールを施した。

 さらに、デザインチームがメインキャラクターのイレブンとダスティンのためにデザインし、劇中でイレブンが着用するプリントシャツ(9000円)とプリーツジーンズ(1万6000円)、同じくダスティンが着用するキャップ(4500円)とTシャツ(5000円)のほか、「リーバイス × ストレンジャー・シングス」のグラフィックTシャツなどのアイテムも販売する。

 アンバサダーを務めるスチャダラパーはメンバー全員が同ドラマのファンであることを公言しており、ドラマをテーマにしたアーティスト写真や「スチャダラパー・シングス」と題したライブ活動を行ってきた。同コレクションのアイテムをまとった最新のアーティスト写真がスチャダラパーの公式ホームページで公開中だ。

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「ゾフ」がサングラスのポップアップショップを高速道路のサービスエリアに初出店

 眼鏡ブランド「ゾフ(ZOFF)」を手掛けるインターメスティックは、サングラス専門のポップアップショップ「ゾフ・2019・サングラス・コレクション(Zoff 2019 SUNGLASSES COLLECTION)」を東京・渋谷の東急百貨店東横店西館1階の催事スペースと、中央自動車道 談合坂サービスエリア(下り)の商業施設「EXPASA 談合坂」屋外催事スペースにオープンする。「ゾフ」が百貨店にサングラス専門のポップアップショップをオープンするのは初めてで、また高速道路のサービスエリアへの出店も初めての試みだ。

 同社によると、EXPASA 談合坂(下り)は、都心からレジャーに向かうファミリー層を中心に多くの利用者が訪れ、休日の平均利用者数は約3万人に上るという。「遠出や行楽に向かうドライバーや観光客をメインターゲットとし、ライフスタイルやファッションに合わせたサングラスを提案する。今後、新たな出店ロケーションへのテストマーケティングとしても位置づけている」としている。

 マグネット式のフロントのレンズ部分が簡単に着脱でき、夜は眼鏡、昼はサングラスとして使用できる2WAYグラス“ゾフ・ナイトアンドデイ(Zoff NIGHT&DAY)”や100%紫外線カットの透明レンズを使用した“ゾフ・ユーブイ・クリア・サングラス(Zoff UV CLEAR SUNGLASSES)”など、300点以上のラインアップで販売する。価格は3500円から。「ゾフ」は「サングラスによる紫外線対策の大切さを広く発信していく」としている。

■Zoff 2019 SUNGLASSES COLLECTION
日程:7月11~24日
時間:10:00~21:00
場所:東急百貨店東横店 西館1階 SHIBUYAスクランブル ポップアップステージB
住所:東京都渋谷区渋谷2-24-1

日程:7月13~15日
時間:8:00~16:00
場所:「EXPASA 談合坂」屋外催事スペース
住所:山梨県上野原市野田尻大野窪710 中央自動車道 談合坂サービスエリア(下り)

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【中級者~上級者向け】リフティングをまとめて解説

みなさんこんにちは♪
最近は本当に暑くなってきて、いよいよ夏本番だなという感じがしますね。
いかがおすごしでしょうか。
サッカーをやるときは、体温調節をしっかり行って、体調だけは気を付けてやっていきましょう。

本日は中級者~上級者向けのリフティングを解説していきたいと思います。
中級者~上級者向けの技なので、少し難しいですが、その分丁寧に説明しようと思いますので興味のある方はチャレンジしてみてください。

スメアー

まず解説するのはスメアーという技です。
この技は中級者向けの技です。

スメアーをやる前に

さっそくスメアーを解説していきたいんですが、その前に”この技を習得しておくべき”というものがあるので紹介します。
1つ目はアウトのアラウンドザワールドです。
ただできるだけでなく、腰ぐらいまであげて尚且つスピードもしっかり速いというレベルであるほうが望ましいです。
2つ目はドラゴンフライです。
ボールを上げて外回しに蹴るリフティング。
スメアーをやるためには、この二つの技を習得していることが必須条件となります。
まだそれができないという人は、この二つのリフティングから練習をはじめてみてください。

スメアーを練習していこう

事前の確認が終わったところでスメアーの練習に入りましょう。
スメアーはどういった技なのかというと、外回りに二回またいで最後に右足でポンと受けるという技です。

スメアー①

2回も連続で足を回さなければならず、スピードも必要なので見るからに難しそうですが、その分かっこいいです。

ポイント

スメアーをやるにあたってポイントは二つあります。
まず一つ目は先ほども言ったように、アウトのアラウンドザワールドの高さです。
しっかり真上に、腰のあたりまで上げれるようになりましょう。
二つ目のポイントは、2回またぐうちの2回目のまたぎ出しの速さです。
とにかくこのリフティングでは速さが重要になってきます。
極端に言うと、速く回せば成功できるくらいの気持ちで臨んでください。

練習方法

ポイントを踏まえたうえで練習に入っていきます。
まずはアラウンドザワールドを高く速くあげる練習からです。
高さの目安は最低でも腰より高くです。

スメアー②

高さを出すためには、普通のアラウンドザワールドよりも高い位置でタッチすることを意識すること。
しっかり足を大きく上げて、外に逃がしてあげるように股関節を外に開きます。
そうすると足の間からボールがふわっと上がってくる感覚があります。
これができるようになったら次の練習です。
次はいきなり2回目のまたぎをやってしまいましょう。
このときに大事なのが、先ほども言った通り2回目のまたぎ出しの速さです。
1回目のまたぎで足がボールの真上を通り過ぎたくらいから、次の足をまたぎ始めるくらいの意識でやってみましょう。
とにかく速くです。
1回目の足を下す勢いで2回目の足を上げてくる感覚です。
最初は形が汚くなってしまうと思いますがそれはオッケーです。
とにかく速くというのを意識するのがポイントです。
この速さを出すためにもう一つコツがあります。
2回目の足を上げるときにただ膝を上げるのではなく、膝を内に向けてあげるような感じでやってみてください。
スメアー③

太ももを内側に折りたたむようにまたぎ始めると、ボールが膝にあたる心配もなくスムーズにできます。
アラウンドザワールドできていて、あとは速さを意識すればどんどん上達してくると思いますので、挑戦してみてください。

エッグビーター

続いて紹介するのはエッグビーターという技です。
これはなかなか難しい技で、上級者向けです。
ただし重要なポイントを抑えることができれば、きっとできると思います。
それでは解説です。

ポイント

ポイントから解説していきます。
今回ポイントは3つあります。
ポイント①蹴り上げた後すぐに地面に足をつける
ポイント②蹴り上げてから足を回し始めるまでのポイント
ポイント③蹴り上げた瞬間にジャンプする
以上の3点が大事になってきます。
エッグビーターをやる前にFLOができているといいです。
FLOとエッグビーターの違いは、最初のボールを上げる足だけなので、これができているとかなり優位です。

練習方法

それでは練習に入っていきます。
初めはポイント①と②を同時にカバーする練習です。
レッグオーバーを逆足でキャッチするということをやっていましょう。
これがなかなか難しいです。
ここで難しくて嫌になってしまう人もいるかもしれませんが、ポイント①②を思い出してスピード感を意識してみてください。
どんどんコツがつかめてくると思います。
また足の上げ方ですが、膝を真上に上げてひざ下だけで回すような感じでやると最短距離で回すことができ、スピードもでます。

エッグビーター①

これができたらもうあとはエッグビーターを練習していくのみです。
はじめはボールの上に足が乗ってしまいそうで恐怖心もあります。
最初は怖くないように形はこだわらず、動きに慣れるようにやっていきましょう。
ポイントでも言いましたが最初はめちゃくちゃジャンプするつもりでやれば恐怖心も薄れるのでおすすめです。
とにかくエッグビートではレッグオーバーを逆足でとれるようになることと、恐怖心に打ち勝ってとにかく練習することが大事です。
上級者の道への一歩だと思って練習していきましょう。

これができたらあなたも上級者

今日は中級者から上級者向けのリフティングを二つ紹介しました。
少し難しいように思ったかもしれません。
難しい技になってくるほど練習にも時間がかかりますし、恐怖心もでてきてなかなか上達しないということも多いと思います。
ただやっぱりできたときはうれしいですし、コツコツやっていく人だけが上級者になれます。
今日紹介したポイントを参考にしつつ、リフティング上級者目指してやっていってください♪