パリメンズに挑んだ日本ブランドのリアルな評価 海外メディアやバイヤーはこう見た

 6月18〜23日に開催された2020年春夏シーズンのパリ・メンズ・ファッション・ウイークの公式スケジュールには、前シーズンに続いて多くの日本ブランドが名を連ねた。パリという古い服飾文化が根付く場所にとって、日本ブランドは新しい風を吹き込むような存在である。彼らのコレクションを仏メディアがどのように評したのか、可能な限り多くのメディアに目を通した。しかし結論から言うと、残念なことに今季は日本ブランドへの関心は低かったようだ。実際に記事として掲載されたブランドは数えるほどだった。

最も高評価は「ソロイスト」

 そんな中、最も評価が高かったのは宮下貴裕が手掛ける「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATHESOLOIST.以下、ソロイスト)」だろう。パリ大学医学部のキャンパス内にある回廊をキャットウオークに、ヴィクトリア調の紳士服ユニホームのパーツを切り取って合成されたデザインが、繊細でロマンティックな「ソロイスト」の独特な世界観へと見る者を引き込んだ。仏新聞「ル・モンド(Le Monde)」は「会場内に強い西日が差し込み描かれる陰影は、それだけでもすでに素晴らしく美しい。(文字プリントは)失読症にとっては悪夢だが、コレクションは詩を愛する人にとっての夢だ」と詩的なコレクションを称えた。「ル フィガロ(Le Figaro)」も「宮下デザイナーは、毎シーズン全く異なるコレクションを生み出す。テーマが何であっても共通しているのは、彼の創造性が極端に発揮されているということだ」と記した。刺しゅうやグラフィティー、アクセサリーなどにあしらわれたミッキーマウスについて記述するジャーナリストは多く、それは制服のコードを再構築したコレクションに甘いスパイスを与える役割として機能したようだ。

「タカヒロミヤシタザソロイスト.」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

「サカイ」は安定感に支持

 阿部千登勢が手掛ける「サカイ(SACAI)」は安定したコレクションを見せた。映画「ビッグ・リボウスキ(原題:THE BIG LEBOWSKI)」からインスピレーションを得て、フォーマルなテーラードからカジュアルなスポーティーまで、アイテムだけではなくスタイルもハイブリッド。プレスとバイヤーの両方から支持を得たようだ。米雑誌「エスクァイア(Esquire)」のジャーナリストはショー直後に「白黒のゼブラ柄、森林のタペストリー、境目があいまいなイブニングジャケットなど異なるスタイルが混在していたが、最終的にはまとまりがあり、新鮮さを感じる内容だった」とコメントした。英百貨店セルフリッジ(SELFRIDGES)のメンズバイヤーは「彼女のメンズとウィメンズに共通する明確なビジョンとディレクションがコレクションに表れていた。さまざまなテーマがミックスされた今季は『サカイ』ファンを満足させながら、新たな客層にもアプローチできそうなアイテムが並んでいた」と満足気に会場を後にした。

「サカイ」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

「アンダーカバー」は賛否分かれる

 ショーを見て、大きな賭けに出たと感じたのは高橋盾の「アンダーカバー(UNDERCOVER)」だ。ストーリー性のある趣向を凝らしたショー演出と、ストリートとモードの境界を行き来するようなスタイルを打ち出してきたが、今季は黒を基調としたスーツスタイルがルックの大半を占めた。真っ暗な会場内は、キャットウオークをライトが照らすだけのシンプルな演出で、落ち着いたクラシック風のBGMが流れる中ショーが行われた。19-20年秋冬コレクションは「ヴァレンティノ(VALENTINO)」とのコラボレーションが好評で、ラグジュアリーブランドの顧客にも「アンダーカバー」の名を広める機会となった。さらに新しい層の顧客を獲得するための賭けか、もしくは色や要素を削ぎ落としたごまかしの利かない服でも勝負できるという自信かは定かではないが、「アンダーカバー」が新たな方向へと舵を切ったことは確かだ。仏「ヴォーグ オム(Vogue Hommes)」のジャーナリストは「期待を裏切られた。長きにわたり築き上げてきた高橋デザイナーの印象は美しい形で崩壊し、全く新しい才能を見せつけられたのだから。今季のパリコレは全体的に多彩な柄と色が多いだけに、『アンダーカバー』の黒の印象が強く残る」と絶賛した。その他の仏メディアでもおおむね称賛する声が多かったが、バイヤーの視点は違ったようだ。匿名を希望したフランス人のバイヤーは「一つ一つ丁寧にデザインされた美しいコレクションだったが、数字に直結するかどうかは分からない。百貨店では売れるだろうが、一つの方向性を打ち出すコンセプトストアでは売るのが難しいかもしれない。展示会場でコマーシャルピースを見なければ何とも言えないが、今のところ私の店では誰が購入するかという明確なイメージが湧かない」と話した。

「アンダーカバー」2020年春夏パリ・メンズ・コレクション

 壮大な自然を取り入れた「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」や「リーバイス(LEVI’S)」とのコラボレーションによってデニムの七変化を見せた「ファセッタズム(FACETASM)」、ウィメンズからメンズに発表の時期を早めた「オーラリー(AURALEE)」、パリで初めてショーに挑んだ「キディル(KIDILL)」、セーヌ川に浮かべた船の上でVRでの演出を行った「ヨシオ クボ(YOSHIO KUBO)」など、多くの日本ブランドが今季のパリで健闘した。

 筆者は、日本ブランドだからといって無条件に活躍してほしいという心情にはあまりならない。自らの創造性を磨き続け、ファッションに真摯に向き合いながら売り上げを伸ばすブランドは、国籍に関係なくきちんと評価されるべきだと考えている。しかし今季は、個人的に日本のブランドから触発されることが多々あった。その大きな要因は、彼らの挑戦する姿勢を目の当たりにしたことだ。コレクションやショーの良しあしではなく、彼らが奮闘する姿に純粋に心の底から尊敬の念が湧いてきた。日本ないしはアジアですでに地位を確立し、一定規模の売り上げがある日本ブランドは、国内にとどまっていればリスクを回避できるし、周囲からはある程度尊重されることもあるだろう。井の中の蛙のままでいる選択肢だってあったはずだ。しかし彼らは、そんな安楽な環境を飛び出して、異国の地で膨大なコストとリスクを抱えて挑戦している。インターネットなどの発達によって海外進出の障壁が下がったとはいえど、その壁を超えるには勇気と覚悟が必要だ。会社のトップも兼務するデザイナーであればなおさらだろう。ただ夢を語るだけの人と、実際に行動を起こす人の間には決定的な境界線があると改めて感じたし、筆者は後者でありたいと思う。「安楽な環境で惰性的になっていないか?」ーー彼らを見てそんなことを自問し続けた今季のパリ・メンズであった。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける

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気が付けば眠りの世界へ CBDオイルを使った「カキモトアームズ」のヘッドスパを体験!

 “CBD”をご存知ですか。大麻に含まれる成分カンナビジオールの略称で、抗炎症効果やリラックス効果が期待できるとして最近日本でも注目されています。中毒性があるとされる成分THC(テトラヒドロカンナビノール)とは異なりハイになることはなく、化粧品や食品に入れることが認められています。アメリカでは一部の州で医療・嗜好用マリファナが合法化され、2018年12月にはヘンプ(大麻の一種)の栽培が農業法により全米で合法化されるなど、CBD市場を後押しする動きが加速しています。CBDはヘンプの葉や茎、種から採取できますが、日本では葉の使用が禁じられているため、茎と種を使用した製品の販売ができます。

 そんな注目度の高いCBDを含有したオイルを使ったヘッドスパメニューをヘアサロン「カキモトアームズ(KAKIMOTO ARMS)」が9月30日まで行っているということで、新宿店へ行ってきました。その名も「マインドフルネス ヘッドスパ(MINDFULNESS HEADSPA)」。頭皮には頭皮状態に合わせた頭皮用オイルを、首、肩、デコルテにはCBDオイルを使った、頭皮と体の両方からアプローチするヘアサロンならではのヘッドスパメニューです。

 施術はヘッドスパスパ専門のセラピストが担当してくれます。まずは頭皮診断。記者は男子も驚く短髪ながらも、ヘアカラーはほぼ1カ月半に1回ペース。大好きなハイトーンカラーにするためブリーチも欠かせません。さらに毎日パソコンとにらめっこで、目の疲労や肩こりにも悩まされています。そんなことから、頭皮はやや黄みがかっていてところどころ赤みを帯びた部分も。健康な頭皮は青みがかっていて透き通っているということで、イエローカードが出されました(泣)。

 頭皮の状態を知ったところで、デコルテに使用するCBDオイルを選びます。素材そのものの香りのナチュラル、シナモンとミントから抽出したエキスを加えたシナミントフレーバー、カモミールとレモンの香りのカモミールレモンフレーバーの3種。ナチュラルは薬草っぽい香りでやや苦手、ミントの代謝促進効果に引かれながらも、一番リラックス効果があるというカモミールレモンに決めました。

 ヘッドスパは、ブラッシング、スキャルプトリートメントを経て、いよいよCBDオイルを使用したデコルテトリートメントに。首、肩、デコルテをマッサージしていただき、血行が良くなり体がポカポカとして、ついうとうと。スキャルプトリートメントの気持ち良さに、取材だからと言い聞かせ耐えたものの、CBDの効果でしょうか……。気が付けば最後のシャンプーとアフターケアの段階になっていました。ヘッドスパが終わると、セラピストの方からスタイリストに交代して、きちんとブローをしてくれるのでそのままお買い物へ出掛けるも良し。

 この「マインドフルネス ヘッドスパ」は、カキモトアームズ新宿店、銀座店、銀座二丁目店で受けることができます。プレス担当者によれば、CBDについて知識がある人も多く、スタートして2週間で100人ほどの予約が入っており、すでに注目度の高いメニューになっているそうです。店頭ではロールオンタイプのCBDオイル「エリクシノールレスキュー ロールオン」(1800円)も購入可能で、3週間で1店舗100本以上売れるとのことです。

 頭皮環境は心身の状態に大きく左右されます。夏の暑さでなんとなく疲れやだるさを感じるときや、いそがしく働く人には自身が思っている以上にストレスがかかっていることもあります。ヘアサロンに行くことは、カットやカラー、パーマで見た目を整えることと思いがちですが、素敵なデザインをするためには頭皮の健康は欠かせません。ヘッドスパをに行くってなんだか特別感があって、ハードルが高いと感じるかもしれませんが、そこは今話題のCBDの波に乗ってみてはいかがでしょうか。

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「コロンビア」が築100年の京都の古民家を再生 新店舗として9月オープン

 米国のアウトドアウエアブランド「コロンビア(COLUMBIA)」は、京都にある築100年の古民家を再生し新店舗としてオープンする「Columbia KYOTO project」を始動した。

 新店舗は9月にオープン予定。同プロジェクトは、「日本の伝統を変化とともに受け継いでいく」という理念のもと開始した。店舗オープンまで、改装の様子を撮影したウェブムービー「歴史と文化とアウトドア」を制作し継続的に発信する。第1弾は7月25日に公開した。

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悪天候の「フジロック’19」2日目 タフな環境でも楽しむ来場者たち

 新潟県湯沢町苗場スキー場で開催されている国内最大級の野外音楽フェス「フジロックフェスティバル’19(FUJI ROCK FESTIVAL’19)」が7月27日に2日目を迎えた。

 朝方は汗がにじむほどの晴天だったが、午後からは前日に発生した台風の接近により断続的に激しい雨が降る厳しい1日となった。「フジロック」側でも台風接近のアナウンスがあったためか、多くの人々がフェスを100%楽しむための万全の体制で来場。足元では定番の「ハンター(HUNTER)」と「日本野鳥の会」のレインブーツが例年通りの人気を見せる一方、「レインブーツは蒸れる」という意見から、ここ数年はトレッキングシューズの台頭が著しい。特に機能性とファッション性を備えている「キーン(KEEN)」と「サロモン(SALOMON)」の着用者が目立っていた。

 前日から引き続きポンチョの支持率が高く、「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」と「フジロック」のコラボコレクションや、DJでプロデューサーのマーティン・ギャリックス(Martin Garrix)の公式グッズ、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「キウ(KIU)」などバリエーションはさまざま。手頃な価格帯かつ持ち運びと着脱が容易という点で、本格的な防水アウターよりも好まれているようだ。

 明日の3日目は、英ロックバンドのザ・キュアー(The Cure)が6年ぶり3度目となるヘッドライナーを務め、シンガーソングライターのジェイソン・ムラーズ(Jason Mraz)や音楽プロデューサーのジェイムス・ブレイク(James Blake)、ファンクバンドのクルアンビン(Khruangbin)、ラッパーのヴィンス・ステイプルズ(Vince Staples)とKOHHらが登場。最終日の苗場を盛り上げる。

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米国取材 その男“デニムハンター”につき

 “デニムハンター”という言葉を聞いたことがあるだろうか?炭鉱跡などに分け入り、時代とともに忘れ去られたビンテージデニムを探すのが彼らの仕事だ。カリフォルニア州南部のオレンジ郡に暮らすマイケル・アレン・ハリス(Michael Allen Harris)もその一人。謎多き生態に迫る。

WWD:あなたの仕事について聞きたい。

マイケル・アレン・ハリス(以下、ハリス):塗装業、養蜂業を営みながら“デニムハンター”を始めた。ほかにもデニムコレクター、時にデニムディーラーもしており、ビンテージデニムに関する「オールド・ジーンズ」「ワークウエア秘史」という2冊の本を上梓した。だから著述家でもある。2冊ともワールドフォトプレスから日本語訳が出版されている。

WWD:“デニムハンター”になったきっかけは?

ハリス:子どものころから宝探しが好きだった。近所のゴルフ場でロストボールを拾ってはゴルファーに売っていた(笑)。炭鉱跡で、欠損のないきれいな状態のジーンズを見つけたのは1996年のことだ。

WWD:主なハント場所は炭鉱跡である?

ハリス:そうだ。もともと鉱山には労働者が住む簡易宿舎があったが、暑さから彼らは鉱山内で暮らし始めた。暇つぶしにしていたトランプや生活ゴミに交じってデニムがある。

WWD:ハントの主な対象は?

ハリス:1870~90年のジーンズだ。まずは資料を当たり、鉱山をセレクトする。

WWD:サンフランシスコにあるリーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS)本社で、アーカイブルームを見せてもらったことがある。そこには2万点ものビンテージが収蔵されていたが、彼らから「買いたい」というリクエストはある?

ハリス:かつてはあった。それにコラボレーションしたこともある。

WWD:それはどんな形のコラボレーション?

ハリス:2010年から11年にかけて、僕の持つアーカイブを資料として渡した。彼らはそれを参考に、“リーバイス ビンテージ クロージング(LEVI'S VINTAGE CLOTHING)”でデニムシャツとバンダナを復刻した。ただ僕が最も実現したかったのは、1873年製のジーンズの復刻だ。

WWD:それは実現しなかった?

ハリス:リーバイ・ストラウスが所蔵する最古の「リーバイス」のジーンズは1879年製だが、僕は73年製を持っていた。今はサンフランシスコの友人に売ってしまったが、右裾がちぎれていたものの、ほぼ完全だった。縫製などから「リーバイス」と一目で分かるものだが、リーバイ・ストラウスのヒストリアンはそれを認めなかった。社名がプリントされているなどの確証がなかったからだ。ヒストリアンは現場を見ていない。でも僕は日々、鉱山で岩に埋もれたデニムと向き合っている。以前ヒストリアンだったリン・ダウニー(Lynn Downey)は、ある本の中で「リーバイス」について記述していたが、そこにはたくさんの誤りがあった。それを指摘し、僕が参考にしているカリフォルニア大学ロサンゼルス校にある資料の存在も教えた。リンは再考し、自著「Levi Strauss & Co.」の中でそれを修正していた。でもその本の中にも、また別の間違いがあった……。

WWD:あなた自身が、正しいと信じるリーバイ・ストラウスの歴史について書いては?

ハリス:まさに執筆中だ。すでに足掛け7年で、2020~21年頃に出版できればと思っている。

WWD:最後にデニム、そして“デニムハンター”の魅力について聞きたい。

ハリス:デニムには人生が刻まれる。そんな誰かの人生が刻まれたデニムが、誰にも気づかれず炭鉱跡で眠っている。それに照準を当てて、見つけたときの快感は何物にも代えられない。今発掘中の鉱山で1~2週間以内に大きな収穫がある予感がある。ぜひまた見に来てほしい。

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PSGの公式ショップが“サマー フェスティバル 2019”をオープン 「ジョーダン ブランド」との新コラボを用意

 ベイクルーズグループが運営するフランスのフットボールチーム、パリ・サンジェルマンFC(PARIS SAINT-GERMAIN FC以下、PSG)の公式ショップ、パリ・サンジェルマン トウキョウは7月28日に、新作アイテムの販売やイベントを行う“サマー フェスティバル 2019”をオープンする。

 同イベントでは、PSGと「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」の新コラボコレクションを発売する。本コラボは、パリへの忠誠やパリの街、パリを愛する人々の活気を表現した。アイテムはウエアのほか、スニーカー、“ジョーダン マーズ 270(JORDAN MARS 270)”などを用意。また、ポップアップショップ“MUSEE PSG”をストア内にオープンし、PSG創立50周年を記念して90年代〜00年代のビンテージアイテムなどを販売する。

 さらに、18歳以下を対象にしたイベント“U-18 パリサン夏休み”を8月10〜13日に開催する。購入者全員にオリジナルかき氷を提供するほか、5000円以上購入するとPSG景品が当たる輪投げゲームに参加することができる。

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肌荒れを繰り返す“弱バリア肌”をケアする新スキンケア誕生

 コーセーグループのドクターフィル コスメティクスは10月16日、ドクターズコスメ「フィルナチュラント(PHIL NATURNT)」から肌のバリア機能に着目した新スキンケアシリーズ“エクスバリア(X-BARRIER)”(全8品、2800~5000円)を発売する。化粧品専門店やGMS、百貨店、公式ECサイトで展開する。

 同シリーズは、「今回、紫外線や過度なエアコン、睡眠不足といった環境ストレスなどによって“弱バリア状態”(肌のバリア機能の低下)にあることに着目した」(篠崎圭祐ドクターフィル コスメティクス企画部マネージャー)。皮膚科医と共同開発し、環境ストレスや水分蒸散を遮断しながらバリア機能を立て直す“攻めのバリア機能補強スキンケア”を打ち出す。

 “弱バリア状態”の肌に必要な疑似バリア膜を作る素材、サクランを配合。皮膚のバリア機能を補塡するほか、つけている間は肌を保護し、環境ストレスから肌を守る。クレンジングや洗顔料、化粧水(ややしっとり、しっとり、とてもしっとり)、美容液ゲル、クリームをラインアップする。

 同ブランドは1992年に誕生。乾燥など環境ストレスによる肌荒れやニキビを繰り返す女性の肌悩みに応えるため、田辺和美・皮膚科医をブランドコンサルタントに迎えスキンケア製品を展開している。同社は2002年にコーセーの傘下に入った。

【エディターズ・チェック】
同ブランドのアイクリーム「CL アイリペア」を夜に塗布すると、翌日には目のくまが気にならない程度に回復するので愛用していました。実力を体感していたブランドから販売される「エクスバリア」をひと足先に試したところ、浸透力があり肌なじみも抜群。従来の敏感肌向け製品は、保湿や優しさをうたったものが多いですが、効果を感じられ揺らぎがちな肌の時には欠かせないアイテムになりそうです。

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「ベッドフォード」のタトゥー風刺しゅう入りニットがリステアで限定販売

 セレクトショップのリステア(RESTIR)は、山岸慎平によるブランド「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」の限定商品を発売した。ロシアン・タトゥー風のトランプを手刺しゅうしたハイゲージニットのカーディガン(5万円)と2019-20年秋冬のキーモチーフとして用いられたスパイダーの刺しゅうを左胸に施したカーディガン(4万5000円)の2型。いずれもカラーはブラックのみで、0〜2の3サイズをそろえる。リステアのブティックとオンラインストア、アプリで販売中だ。

 「ベッドフォード」は山岸デザイナーと、ビジネス面を主に支える高坂圭輔ディレクターが10年に設立したメンズブランド。着飾るというコンセプトのもと、デザイナーの山岸が空間や音、モノとの相互作用に着想を受けてデザインし、独特なカッティングやレイヤードのスタイリングに定評がある。

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「ファミュ」がスリーピングマスクを日本先行発売

 韓国スキンケアブランド「ファミュ(FEMMUE)」は、「ローズウォーター スリーピングマスク」(4200円)を韓国に先駆けて日本で発売する。8月1日にメイクアップキッチンで先行発売し、8日から全国のコスメキッチンと公式サイトで販売する。同ブランドは日本での売り上げ好調を受け、先行発売に至った。

 同製品は夜のスキンケアの最後に使用する洗い流し不要のスリーピングマスク。ダマスクローズの芳香蒸留水と肌荒れを防いで鎮静させる成分や、ツボクサエキス、イタドリ根エキス、チャ葉エキスなど7種の成分からなるCS HERB COMPLEXを配合し、紫外線や環境ストレスによってダメージを受けた肌に潤いを与え、すこやかな状態に整える。みずみずしいジェルテクスチャーはべたつかず、睡眠時でも快適なつけ心地をかなえた。季節の変わり目などに揺らいだ肌や敏感肌ケアにも最適だ。

 また、肌のごわつきやくすみをケアするフェイシャルゴマージュ「フラワーインフューズド ファインピール」(4000円)を8月21日にメイクアップキッチンで先行発売し、28日から全国販売する。カメリアの花のおしべを特殊な技法で乾燥し砕いたものと、微細なセルロースをブレンドした天然スクラブを柔らかなジェルテクスチャーと合わせることで、肌への刺激を抑えながら不要な角質を除去する。ヒアルロン酸やカメリアエキスを65%配合し、肌に潤い与えてエイジングサインにもアプローチする。

【エディターズ・チェック】
2018年に上陸して以来、注目を集めている「ファミュ」ですが、とくに人気の美容液「ルミエール ヴァイタルC」は品薄が続いている店舗も多いのだとか。新作は落とすケアと与えるケア、アプローチの違う2品ですが、どちらもテクスチャーが秀逸!肌にのせた瞬間にとろけて、するするっと伸びて広がり肌への負担は最小限。ローズやハーバルウッディが優しく香り、心も満たしてくれます。

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テラハ出身デザイナーのエビアン 全国5都市を巡回するポップアップで接客

 ハワイ発の天然ゴムを使ったビーチサンダルブランド「ハイアン(HAYN)」は8月13日まで、同じくハワイ発の水着ブランドの「イーラ スイム(ILA SWIM)」とファッションブランドの「ジグオンスミス(SIG ON SMITH)」とコラボレーションし、全国5都市を巡回するポップアップストアを開いている。

 「イーラ スイム」はネットフリックス(NETFLIX)のリアリティー番組「テラスハウス アロハステート(TERRACE HOUSE ALOHA STATE)」に出演したロコガール、エビアン・クー(Avian Ku)が2017年にスタートした。水着を主軸に、Tシャツやキャップなどのカジュアルアイテムをデザインしている。

 開催中のポップアップストアでは、日本限定のカプセルコレクションを発売するほか、エビアンが実際に店頭に立ち接客も行なっている。来日中のエビアンに自身のブランドをスタートしたきっかけやコラボレーションなどについて聞いた。

WWD: ブランドをスタートしたきっかけは?

エビアン・クー(以下、エビアン):ハワイでTシャツショップ「エイティーエイティーズ(88TEES)」を運営している両親の影響が大きいです。幼い頃からママの働く姿を見てきたので、自分も将来は洋服にまつわる仕事をしたいと思っていました。大学ではグラフィックデザインを勉強し、卒業後はそのまま就職することも考えていましたが、「テラスハウス」のハワイ編に出演することが決まり、同時にブランドもスタートさせる流れになりました。

WWD: ブランドの特徴は?

エビアン:水着やTシャツを中心にしたブランドですが、ハワイの女の子たちは1日中水着を着て生活をしているので、ビキニは洋服のようなデザインにしています。デニムショーツに合わせてトップスのように着用できるのがポイントで、そのまま海にも入れて、山登りにも行くことができます。特に今はオフショルダーのデザインやギンガムチェックのものが人気ですね。またTシャツは着心地のいい素材にこだわっていて、製作段階でサンプルを何度も着用してしっかり確かめています。

WWD:テラスハウスの影響は大きい?

エビアン:はい。まずは番組で私のことを知って、ブランドを見つけてくださった方は多く、インスタグラムのフォロワーさんは80〜90%は番組のきっかけで知ってくださっていると思います。世界中で配信されているネットフリックスなので、前にパリに行ったときにも道端で声をかけてもらいました。でも、収録から3年が経っているのでこれからは“テラスハウスの人”から“「イーラ スイム」の人”という認識に変わっていかないとと思っています(笑)。

WWD:今回のコラボレーションについて教えてください。

エビアン:「ハイアン」の創業者であるデイヴィッド・リン(David Lin)さんに誘っていただき、ハワイ出身の3ブランドでビーチウエアを中心としたサマーコレクションを作りました。ビビッドカラーのTシャツからベーシックなバッグ、キャップやビーチサンダルなどそろっています。サンダルなどに使用した柄は「ジグオンスミス」が得意とするハワイの植物柄にこだわっていて、実際に模様に取り入れる葉っぱをハワイ島に取りに行きました。「イーラ スイム」のグラフィックは私が担当しています。特に“TAKE GOOD CARE ” (大切にしてください)というロゴを入れたバッグやポーチがお気に入りです。クリアバッグはビーチにもフェスにも、普段使いにもオススメです。

WWD:コラボした「ハイアン」と「ジグオンスミス」の魅力は?

エビアン: 環境に配慮して天然由来の素材を使ったサンダルブランドです。ビーチだけでなく、ストリート、都会的なスタイルにも合わせることもできると思います。「ジグオンスミス」は、ファッションを通してハワイの伝統の文化を伝えているところが素晴らしい。

WWD:ハワイの人たちはサステイナビリティーへの意識が高い?

エビアン:ハワイには美しい自然があって、皆がそれを守ろうとしています。ハワイの気候は温かくカラッとして過ごしやすかったんですが、昨今の気候変動の影響から雨も多くてジメジメしている。私の家に冷房がないんですが、購入しようかと検討しています。日本も7月に梅雨続いていて変ですよね。簡単なことですが、エコバッグを持ち歩いたり、スーパーではレジ袋をもらわないようにするなど意識はしています。日焼け止めもサンゴ礁を守るために配慮された成分のものを選んでいます。

WWD:今ハワイで流行っているものは何?

エビアン:日本でも人気のあるボバティー(タピオカドリンク)は皆飲んでいます。またアヒポキ丼(醤油漬けのマグロやアボカド、トマトをご飯の上にのせたもの)やガーリック枝豆も毎週のように食べています。

WWD:ポップアップストアでは実際に接客もするが?

エビアン:京都と福岡は日程が重なってしまうところもありますが、それを除けば全日程お店に立ちます。ハワイの「エイティーエイティーズ」でもお店に立っていますが、いろんな方とお話しできる接客が大好きです。よく学生の子たちの相談にのることもありますが、自分自身もそういう経験があったなと共感しながら話を聞いています。購入の有無や年齢に関係なく、たくさんの方に店頭にチェックインしていただけたらうれしいです。

WWD:今後の目標は?

エビアン:まだブランドは始まったばかりなので、ブランドの認知度も高め、たくさんの人たちに手に取ってただけるようしっかりと成長させていきたいです。

■名古屋ポップアップストア
期間:7月11〜15日
会場:名古屋パルコ西館1階 ポップアップスペース

■東京ポップアップストア
期間:7月20~24日
会場:ラフォーレ原宿1階 エントランスポップアップスペース

■大阪ポップアップストア
期間:7月26日~8月1日
会場:ルクア イーレ 4階 イセタン クローゼット/ザ・ステージ

■福岡ポップアップストア
期間:8月3〜8日
会場:福岡六本松蔦屋書店 2階 ポップアップスペース

■京都ポップアップストア
期間:8月3〜13日
会場:京都藤井大丸2階 ポップアップスペース

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バーバー人気をけん引する「ミスターブラザーズ・カットクラブ」が4店舗目を原宿キャットストリートにオープン

 バーバーショップ「ミスターブラザーズ・カットクラブ(MR.BROTHERS CUT CLUB)」は、4店舗目となる「原宿2号店」を7月21日にオープンした。「ミスターブラザーズ・カットクラブ」は2015年に原宿にオープンし、以降中目黒と大阪に出店。昨今のバーバーブームをけん引する存在だ。

 「原宿2号店」は同サロン初の“理容店”で、美容室ではできないレザーを使用したフルフェイスシェービングをはじめ、デザインシェービングなど各シェービングメニューを取り入れている。シェービングで使用するレザーは、自分専用のマイレザーを購入することができ、店内に設置した専用のショーケースにマイレザーを飾ることができるという。

 ミントグリーンの壁で囲まれた店内には、「ラルフローレン(RALPH LAUREN)」のアンティークシェービングキットや、100年以上も前の什器やレザーをディスプレー。壁面やショーケースに陳列するオーナメントの数々は、世界各国で買い付けたアンティークやビンテージのバーバーツールだ。また、顧客に直に触れるカッティングケープやバーバーチェア、ユニホームは全て現行の最新モデルを特注で新調し、その全てに新デザインのロゴを施している。

 また米国ビール「パブスト(PABST)」公認の国内唯一のバーバーショップとして店内にはバーカウンターを併設し、“パブストブルーリボン”を楽しむことができる。

■MR.BROTHERS CUT CLUB 原宿2号店
時間:月~土曜日11:00〜22:00 / 日曜日11:00~20:00
住所:東京都渋谷区神宮前6-14-12 1F

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「レ・メルヴェイユーズ ラデュレ」から2作目の香水 女性らしさを際立たせたチュベローズの香り

 「レ・メルヴェイユーズ ラデュレ(LES MERVEILLEUSES LADUREE)」は、チュベローズがミステリアスに香る新フレグランス「オー ド パルファン アムール ド メルヴェイユーズ」を10月4日に発売する。価格は30mLが6500円で、50mLが1万円。

 同製品はナツメグとレモンのスパイシーでフレッシュなトップノートから始まり、チュベローズを中心にガーデニアやジャスミンサンバックの白い花々のミドルノート、ミルラが香るミステリアスなラストノートに続く。調香は前作と同様にインターナショナル フレーバー&フレグランス(International Flavor & Fragrance)のジュリアン・ラスキネ(Julien Rasquinet)が手掛けた。

 同ブランドはこれまでアイリスのオー ド パルファンとオー ド トワレを発売している。

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ゆいゆいも感激 不二家公認“カントリーマアムドレス”を東京モード学園生がデザイン

 不二家は7月25日、ロングセラーブランド「カントリーマアム(COUNTRY MA’AM)」の誕生35周年を祝うイベント「カントリーマアム35周年誕生祭」をお台場ヴィーナスフォートで開催した。

 同イベントの一環として、ファッション専門学校の東京モード学園の学生が「カントリーマアム」の多様な包装パッケージを利用して、不二家公認の“カントリーマアムドレス”を制作。エントリーされた4作品を、イベント来場者と生配信されたライブ配信プラットフォーム「SHOWROOM」の視聴者が投票し、ファッションデザイン学科高度専門士コースの山下桃果さんの作品が1位に選ばれた。「リボンやチュールを使用し、『カントリーマアム』がプレゼントのラッピング袋に入っているイメージで制作した」という派手やかなドレスだ。「カントリーマアム」ファン代表として登場したAKB48の“ゆいゆい”こと小栗有以がこのドレスを着用してステージをウオーキングし、「細かい部分まで凝っていて、とてもかわいい」と感激のコメント。山下さんは「制作期間は1カ月未満。ステッチだけで200以上の包装パッケージを使用して、ディテールにこだわった。動きやすさを出すことが難しかった。(ドレスを着用した小栗有以は)想像以上にかわいかった」などと感想を話した。

 不二家は、「カントリーマアム」の35年の歴史の中で選りすぐりの35種類から“大切な人と食べたい味”を選んで投票する「おいしい!をつなごう。カントリーマアム国民ファン投票キャンペーン」を8月19日まで実施中。また、JR東京駅八重洲側の商業施設「東京駅一番街」の地下1階「東京おかしランド」に8月1日から9月25日まで期間限定ショップ「カントリーマアム トーキョウ プレミアム」をオープンするなど、記念イベントを次々と実施している。

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「エドウイン」が大型エキシビション クラウドファンディングで一般参加者を募集

 2021年に創立60周年を迎えるジーンズブランド「エドウイン(EDWIN)」は8月28日からの3日間、東京・天王洲アイルのビー アンド シー ホール(B&C HALL)でブランドのモノ作りに対する思いを伝えるエキシビション「ザ ライブ-メイド バイ エドウイン(THE LIVE-MADE BY EDWIN)」を開催する。開催を前にクラウドファンディングプラットフォームのキャンプファイヤーを通して、同エキシビションを支援する一般参加者の募集を開始した。支援のリターンにはエキシビションの特別入場券や“MADE IN TOKYO”限定ジーンズ、Tシャツなど、4万7000円相当のアイテムを受け取ることができる。目標額100万円に向けて8月16日まで募集する。

 1961年に国産初のブルージーンズを販売した「エドウイン」は日本国内で縫製から加工までを行う自社工場を保有し、60年にわたって「エドウイン流儀」のモノ作りを培ってきた。今回のエキシビションを前に、ブランドのアイデンティティーは“メイド イン ジャパン”ではなく、“メイド バイ エドウイン”にこだわることだと再認識したという。そのブランド価値を伝えるべく、今回のエキシビションでは秋田県の自社縫製工場から実際にミシンを移設し、縫製オペレーターがジーンズを製作する工場の空間を再現する。

 さらに、工芸作家とコラボレーションしたインスタレーションやサステイナブルな視点からの新製品紹介、限定品を取り扱うポップアップストア、アーティストによるライブパフォーマンスなどを行う予定だ。

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