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【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響まで。 詳細はこちら→

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ロシアの若者は“親のお下がり系”ストリート ちょいダサがかっこいいファッション・ウイーク来場者たち

 ロシアの首都モスクワで、2020春夏シーズンの「メルセデス・ベンツ・ファッション・ウイーク・ロシア(MERCEDES-BENZ FASHION WEEK RUSSIA)」が10月15〜19日に開催された。同ファッション・ウイークは他の都市と異なり、業界人でなくても登録すれば誰でも参加可能である。会場にはファッションを愛する若者が多く集結した。

 パリやミラノといったファッションの主要都市では、ストリートスタイルのビッグトレンドのピークは一段落しているが、モスクワでストリートスタイルは若者にとっての定番としてタイムレスのようだ。「ゴーシャ ラブチンスキー(GOSHA RUBCHINSKIY)」や「ヴェトモン(VETEMENTS)」を彷彿とさせるワークパンツやジャージー、オーバーサイズジャケットなどが多く見られた。ファッションブランドの着用率は低く、両親から譲り受けた古着やビンテージマーケットで購入したアイテムばかり。

 最もロシアらしい特徴といえば、女性がストールを頭に巻くスタイルだ。極寒のロシアでは帽子兼耳当て兼マフラーとして、さらに教会へ行く正装としてストールを多用するスタイルが古くからあり、手縫いの鮮やかな柄のストールはロシアの工芸品の一つでもある。そんなロシアの伝統的なスタイルをストリートウエアと合わせて、風変わりだが絶妙なバランスで独特のスタイルを確立する若者が多かった。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける

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“全てのお客さまがVIP” 星あやの「イエロ」のフィッティングサロンがオープン

 モデルの星あやによるシューズブランド「イエロ(YELLO)」は10月18日、渋谷・神宮前に初の実店舗となるイエロ フィッティングサロン(YELLO FITTING SALON)を開いた。場所は原宿キャットストリートの小道を抜けた先で、明治神宮前駅から徒歩約3分の建物の2階。店内にはクリーンな白いタイルの床、美容室のように並んだ鏡台と、穏やかな水の音がするウォーターカーテンが設置されている。

 こだわりは、「全てのお客さまがVIP」をコンセプトにする徹底したおもてなし接客だ。個性豊かな販売スタッフ“イエロドールズ”によるマンツーマンの接客をはじめ、ドリンクサービス、フリーWiFiも用意。ショールーミング型店舗として、試着して、決済した後は、都内の倉庫から商品を自宅へ発送するため、購入客は手ぶらで帰ることができる。送料はブランドが負担。決済方法は現金やクレジットカードに加え、交通系ICカード、アプリ決済などのキャッシュレスに対応している。

 ブランドのディレクションから経営までを担う星あやに、開店直後のサロンについて話を聞いた。

WWD:なぜ神宮前に開いたのか?

星あや:この場所は原宿駅と表参道駅の中間に当たり、ハイファッションもストリートファッションの店舗も点在するエリアです。「イエロ」はストリートにもハイブランドにも合わせられ、真ん中のポジショニングにあるブランドでもあるのでぴったりだと思いました。

WWD:店舗名をショップではなくフィッティングサロンにした理由は?

星あや:私たちは靴をたくさん売る場所ということよりも、靴を通してメッセージをしっかり体現する場所にしたいと考えたからです。「お客さまがVIP」ということをコンセプトにホスピタリティーを大切にしながら、イエロドールズたちが一対一で接客し、お出迎えからお見送りまでします。これまでのポップアップストアでの出店では、音楽にもこだわり、BGMイメージを大切にしていたのですが、フィッティングサロンでは水の音でリラックスできる真逆のアプローチでリラックスして優雅にお買い物を楽しんでいたけるスペースを目指しました。お客さまにはゆっくり試着をしていただいて、気に入ったデザイン、ぴったりのサイズを納得して購入していただきたいです。

“清潔感を保つことこそが最高のラグジュアリー”

WWD:ドリンクサービスにもこだわった。

星あや:現在はシチリアンレモネード、季節のフレーバーウォーター、グリーンティー、コーヒーなどから選ぶことができます。レモネードは私の大好物で、暑い日はコールドで、寒くなってきたらホットで提供したいと考えています。ハイブランドでは当たり前ですが、この価格帯(1万〜2万円台)のブランドでは今までになかったサービスだと思います。

WWD:内装について教えてほしい。

星あや:高級感のある空間を考えたときにクリーンであることだと思いました。でも、クリーンというのは簡単なようで難しい。タイルは汚れやすくデリケートですが、あえて時間とお金をかけてキレイにしていくこと、清潔感を保つことこそが最高のラグジュアリーだと考えました。鏡やガラスの什器もオリジナルで。ウォーターカーテンの水の音とハイヒールの音はエレガントで癒されますし、普遍的な美しさがあると思います。

WWD:オンラインと異なるサービスは何か?

星あや:お客さまに荷物を持ってお帰りいただく事はVIP対応ではないと考え、こちらで送料を負担して購入いただいた商品をこちらの送料負担で翌日配送します。(商品により)決済でもお客さまを煩わせないよう、現金やクレジットカードだけでなく、全国の交通系ICカード、アプリ決済までご利用いただける最新の決済システムを取り入れています。また店舗用とは別に、お客さま用のWiFiも完備しています。

■YELLO FITTING SALON
営業時間:12:00~20:00
住所:東京都渋谷区神宮前6-8-5 AIビル2階

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個人的「かわいい」ヘアメイクをピックアップ 担当記者で2020年春夏コレクションヘアメイク座談会

 「WWDビューティ」10月24&31日号は、2020年春夏パリ・ミラノ・ロンドンヘア&メイク特集です。特徴だったのは、数シーズン続くナチュラルメイクがさらに個性を際立たせるナチュラルに進化しており、ミニマルなメイクアップが多く見られた点です。今回、この特集を担当した記者と、ニューヨークのコレクション取材を担当した記者に、NYと東京を含めたコレクションのヘアメイクを語ってもらいました。記者独自の目線で“かわいい”と思ったブランドをお届けします。(ちなみに、2020年春夏NYコレクションビューティトレンド号は、10月10日号に掲載しています)。

鼎談参加者
北坂映梨:「WWDビューティ」記者。NYコレクション取材は5回目
浅野ひかる:「WWDビューティ」記者。今回の特集を担当
福崎明子:「WWD JAPAN.com」デジタルデスク。司会進行

福崎明子(以下、福崎):まずは北坂さん、NYコレクションも含めどのブランドのヘアメイクが一番印象的だった?

北坂映梨(以下、北坂):好きだったのは、数々ありますが、やっぱり10月10号の表紙にした「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」だと思います。これまでNYに5回行っていて、何回“ダイバーシティー”って書いたんだろうと思うぐらい書いてきて……。今回、その勢いが落ちることなく増している感じでした。それが表現されていたのが、61人全員が違うヘアメイクをしていた「マーク ジェイコブス」です。広い会場の奥から61人がわーって歩いてきた時は、えっ、何が起きたの?って思ったんですけど、本当に本当に感動でした。

福崎:画像だけでもすごい迫力だったけど、実際見てどうだった?

北坂:「WWDジャパン」のコレクション号を振り返っても、ファッションの世界では多様性、ダイバーシティーの表現は多くで見られていたんだけど、ビューティではどう表現するのか?疑問だったんです。これまで個性を出すために、一つのブランドの中で、この3人のモデルはこのヘアメイク、4人はこのヘアメイクでというのはありましたが、でも実際たとえ同じ人種のモデルだったとしても、髪質も長さも肌色も体型も一人一人違うわけで。同じメイクでは似合わないと思うんですが、全員違うのは手間も掛かるだろうし、見たことなかったんです。だから「マーク ジェイコブス」の全員違うヘアメイクは圧巻でした。

浅野ひかる(以下、浅野):これって何人ぐらいのヘアメイクさんが入っているんですか?

北坂:たぶん、ヘア、メイクそれぞれ60人ぐらいいたと思います。夜の6時、7時からのショーでモデルの方の入り時間は早朝4時ぐらいだったと聞きました。

浅野:早い!

福崎:それはすごいね!その中でも、このメイクが好きとか、個性があったな、とかある?

北坂:個人的にはカラフルなメイクが好きだから、ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)とか、ほか髪の毛が半分茶髪、半分金髪の子や、この坊主の子もかわいい。

浅野:確かに印象的。坊主の子はヨーロッパのコレクションのショーでも出てましたよね。

福崎:こういう青い目元のラインは、日本人でも真似できそうかな?全部はできなくても目尻に少しだけ入れるとか。

浅野:今、ここまではっきりとした色を使うって、日本でも違和感ないのかもしれないと思っています。以前、あるブランドの人が、「若い人はみんなすごい冒険していて、色を使うのに抵抗がないと思います。コンサバって言葉は死語かも」っておっしゃっていて。あえてこれぐらい大胆なメイクは日本でもいけるかもですね。

北坂:最近、日本でもカラフルなメイクが多くなってきたと思います。リニューアルした「ルナソル(LUNASOL)」やKANAKO新ディレクターが手掛ける「アディクション(ADDICTION)」は、鮮やかな色が印象的で、リアルなブランドでも普通に出てきていますよね。

浅野:これまで日本の百貨店の化粧品フロアに、あれだけの色が並んでいるってことがあまりなかったから、楽しくなりますね。

福崎:確かに。新しいトレンドが出てくると売り上げにもつながりそう。それでほかNYではどれが好き?

北坂:「アナスイ(ANNA SUI)」が超かわいかった。

浅野:私も思った!

北坂:羽が出てきてて、一つは蛍光っぽいピンクをぼかした上に羽を白いラインで書いて、目の下に星のグリッターをつけて。あと黄色いマットの真ん中にすっごいラメのシルバーのラインを走らせたりしていて。あと、目の下だけに星を付けたり。髪の毛も、これまで「アナスイ」の洋服って黒、紫みたいなイメージだったのが、淡いピンクのネグリジェみたいなアイテムが登場していて。だから髪の毛も寝起きのグチャっとした感じ、寝起きの少女のようなメイクでめちゃくちゃかわいかった。

福崎:全部はできなくても、小さな星とかつけるのマネできそうだね。

浅野:東京コレクションで入っていた「M・A・C」が目頭にハートつけてて。すっごくかわいかった(「ノントーキョー(NON TOKYO)」)。

北坂:あと、「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」もピンクと緑でかわいかった。これもモデルによって違うんですよ。超ナチュラルな子もいれば、ちゃんとメイクしてる子もいて。

浅野:これまでの個性を生かすっていうのは、ただナチュラル、ある意味何もしないっていうのだったけど、今はメイクで個性を出すって感じですよね。

北坂:そうかもしれないですね。ヘアも結んでいる子もいれば、そのままの子もいたし。

福崎:浅野さんは、特集を担当したんだよね。ロンドン、ミラノ、パリをまとめてみてどうだった?好きなメイクは?

浅野:「ミュウミュウ(MIUMIU)」がすごくかわいかった。ちょっとエッジの効いたかわいさがあると思うけど、今季はさらに個性的というか。スマッジした汚したアイラインとか、髪型も言い方は変かもですが“スケバン”みたいというか。前にボリュームがある雰囲気が好き。あとモード好きだから、「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」「サカイ(SACAI)」「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」が好きでしたね。

福崎:目元フォーカスって続いているよね。

北坂:目元フォーカスはずっと続いてますが、それ以前は口元だったし、目元か口元かどっちかにフォーカスされることが多い印象ですよね。今まではランウエイはすごい超遠い存在で、舞台メイクに近くてリアルに落とし込めなかったけど、最近はインスタで見れるようになってるからか、こういうのでインスピレーション源にする若い子も増えていると思います。だからか、どこかにリアリティーがないといけないから、目を強くするなら、肌はそのままとか口元はナチュラルにとかになるのかもしれないですね。

福崎:しばらく目元が続いているから、そろそろ口元にフォーカスが戻ってくるかもかな。北坂さんはそのほか、どれが好き?

北坂:「シャネル(CHANEL)」ですね。

浅野:かわいかった!そのままマネできちゃうメイクだなって。

福崎:デザイナーが変わったこともあるのかな?

北坂:大御所のメイクアップアーティストのパット・マグラス(Pat McGrath)が好きだから「ヴァレンティノ(VALENTINO)」も派手だけどかわいかったです。

あとは、ヘアは太めのヘッドバンドをコレクション会場でもみんなつけてました。

福崎:ライターの宮田理江さんのコラムでも、カチューシャがはやるって書いてありましたね。

北坂:ヘアアクセサリーは大きなヘアピンやヘッドバンドとかがでていましたが、多様性だからか、髪の長さがどうだとか、ストレートがどうだとかはトレンドとしてなかったかもですね。

浅野:バズカット(「サンローラン(SAINT LAURENT)」)とかスキンヘッド(「ヨウジヤマモト」)の子もいたし。

福崎:自分ではどのヘアスタイルしたい?

北坂:超ピタっていうのかわいい(「エルメス(HERMES)」)。バックステージ入る度に思うのは、自分のメイクが濃いいなあってこと。もっと減らそう減らそうと思うんですよ(笑)。個人的にはこのショートボブのパッツン(「サカイ」)とした感じが好き。これ似合ったらかっこいいと思う。

浅野:サイドパーツのピチッとしたのは象徴的で結構多かったなあって思って。私は派手なものに目がいってしまうけど、これとか(「アンリアレイジ(ANREALAGE)」)、クルってなっててかわいいですよね。

福崎:なるほど。本当にヘアメイクもダイバーシティーだね。個性の発信に、自分なりのヘアメイクにチャレンジしてみてほしいですね。

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地域イベントで顧客とスタッフの体験格差を解消 ファッションフリークOL「WWDジャパン」最新号につぶやく

 1992年生まれのファッションフリーク女子が、今週のファッション週刊紙「WWDジャパン」で気になったニュースを要約してお届け。渋谷のファッションベンチャー企業に勤める等身大OL、Azuがリアルな目線を生かし、「このニュースからはコレが見える」という切り口でさまざまな記事につぶやきます。

今日のニュース:P.6「小売店に“体験”が必要な理由」

読み解きポイント「お客様だけではなく、スタッフだって体験したい」

ニュースのポイント

 ファッション業界が直面している課題は、若者の可処分所得の低下、商品の同質化、人材不足など多岐にわたる。消費の傾向が「モノからコトへ」と言われて久しいが、小売り各社が今、目を向けていることはLTV(顧客生涯価値)の創造や人材確保といった長期的なビジョンだ。地方スタッフのやりがいを高める「フェス」を開催するベイクルーズや、自分たちが保有する施設でモノと絡めて体験を提供するアーバンリサーチなど、各社がさまざまな方法で課題と向き合っている。

Azuはこう読む!

 「もはやモノだけで勝負する方が斬新なのでは⁉︎」というくらい当たり前になった「コト消費」という言葉。ここ数年で活性化しているポップアップストアや店頭イベントの需要が、「体験ありきの購入」が求められていることを物語っています。

 本紙ではベイクルーズやアーバンリサーチのフェス、ナイキ(NIKE)と協業したビームスのキャンプ、ジュンの縁日をピックアップしていますが、私はベイクルーズの「各地のスタッフを巻き込む」という施策がとても素敵だと思いました。

 8〜10月にかけて名古屋、京都、仙台、福岡の4都市で「ベイクルーズフェス」を開催。音楽やファッションなど、開催地ごとにテーマが異なる点も面白いのですが、何より各都市で働く現地スタッフを中心に企画立案、というところに胸が熱くなりました……!

 こうしたイベントって大体東京で開催されるので、地方勤務のスタッフはなかなか参加できないのが現状だと思います。でも、消費者がイベントで得た体験を購入まで繋げ、LTVを上げるための細かなケアを継続するのは、他でもない店頭のスタッフです。事後報告で「イベントはこんな感じでした。それについて聞かれたらこう対応してください」と伝えるだけだと、消費者とスタッフの「体験格差」が出てしまうので、せっかく体験してもらった熱も冷めやすいのではと思っています。

 各地のスタッフを主要メンバーとした地域密着型のイベントなら「体験格差」がそこまで生じないので、熱しやすく冷めやすい「イベントでの体験」をうまく店頭につなげられるのではないでしょうか。そして何より「一体感が生まれた」とのコメントのように、社員のモチベーション向上にもつながるので内外ともにハッピーな施策だなぁと思いました。私もファッション業界のレペゼン川崎を目指しているので、地域密着型の消費を生み出す施策で地元に貢献したいです。

Azu Satoh : 1992年生まれ。早稲田大学在学中に渡仏し、たまたま見たパリコレに衝撃を受けファッション業界を志す。セレクトショップで販売職を経験した後、2015年からファッションベンチャー企業スタイラーに参画。現在はデジタルマーケティング担当としてSNS運用などを行う。越境レディのためのSNSメディア「ROBE」(@robetokyo)を主催。趣味は、東京の可愛い若手ブランドを勝手に広めること。ご意見等はSNSまでお願いします。Twitter : @azunne

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【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

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フリーランス化が進むヘアサロン業界の新風となるか 完全個室型美容室モール「ザ サロンズ」

 美容師の離職率の高さや、年間の開業軒数に対する廃業軒数の多さなど、ヘアサロン業界を取り巻く環境にはたくさんのマイナス要素が転がっている。またアシスタントからスタイリストへと経験を重ね満を持して独立しても、技術力の高さや顧客の多さと経営者としての手腕とは一致せず、独立して間もなく廃業に追い込まれるというのも往々にしてある話だ。また近年働き方改革の流れや、独立のリスクを避けて、フリーランス美容師としてシェアサロンで働く人も増えている。今では、美容学校を卒業後すぐにシェアサロンで働くことを選択する人もいるほどだ。それでも「自分の城を持つことが夢」と語る美容師も多い。

 このような状況中で、シェアサロンともこれまでの独立とも異なる、“完全個室型美容室モール”という業態をとる「ザ サロンズ(THE SALONS)」が今年5月に東京・表参道にオープンした。ワンフロアに11部屋(各部屋15~16.5㎡)が設けられ、それぞれにサロンが出店する。美容師のオーナーから「ザ サロンズ」への支払いは月の利用料(26万5000円~)のみで、これには水道光熱費や300枚までのレンタルタオル代が含まれる。都内に店舗を持つ美容室オーナーによると、表参道という立地であれば毎月の家賃だけでも20万円ほどは必要だという。シェアサロンよりも自由度が高く、独立店舗よりも出店リスクの低い同サロンは、表参道店のオープンから約半年たった今、出店率は100%で全店舗が定着している。「ザ サロンズ」はヘアサロン業界における新風となるのか、清水秀仁代表取締役と窪島剣璽取締役に話を聞いた。

WWD:まず「ザ サロンズ」がとっているモール型サロンという業態について教えてください。

清水秀仁代表取締役(以下、清水):商業ビルのワンフロアを借り切りそれを個室に区切って、一つの個室につきシャンプー台1台とセット面2面を備えて提供しています。ワンフロアにはだいたい10店舗ほどヘアやエステ、ネイルなどのサロンが入っています。月額の利用料には、家賃と光熱費、300枚のレンタルタオル代も含まれているので、すぐに開店することが可能です。

WWD:これまでにない業態だと思いますが、考えたきっかけは。

清水:現在アメリカではこのビジネスモデルがヘアサロン業界を席巻しています。この業態でトップシェアを持つ「ソラ サロン(SOLA SALON)」は全米ですでに1000店舗を展開し、定着率がよく退店率は10%以下です。退店する場合も、自らが出店するといった前向きな理由がほとんどだそうです。日本の美容業界にも革命をもたらすべくこのアメリカのビジネスモデルの視察・研究を重ね、日本向けにブラッシュアップして展開を始めました。日本では5月に1号店の表参道店をオープンし、11室を設け10店舗が営業しています。部屋を区切っている壁は取り外すことも可能なので2室分を1サロンにして、セット面を3つ、シャンプー台を2台にしているサロンがあり全て埋まっています。

WWD:「ザ サロンズ」の特徴はどのような点ですか。

清水:シェアサロンでは、顧客が増えると席の確保の難しさに直面すると思います。さらに利用料に加え技術売り上げから1~3割をシェアサロンに収める形をとっていることが多く、売り上げの上限が見えてしまい、フリーランスの美容師で活動することが次第に難しくなると思います。そういった人のための次のステップとしてイメージしてもらいたいです。われわれは企業理念に“美容師ファースト”を掲げて、使用料以外は美容師もしくは店舗の収益になるというモデルにしています。最低限の賃料収入は得ていますが、売り上げ手数料など美容師からお金を取るモデルは考えていません。今後拡大していくにあたり、ECや広告などのビジネスモデルを構築し、美容師へフィードバックができ、持続可能なプラットフォームの構築を目指します。今後はアプリ開発などを行っていく予定です。

WWD:出店するメリットはどのような点ですか。

窪島剣璽取締役(以下、窪島):フリーランスの場合は個人事業主となるが、「ザ サロンズ」への出店は各自で営業許可を取って店舗登録を行い、1店舗として扱われるので、銀行や公庫に売上高などの決算を出すことができます。つまり店舗の売り上げとして計上することができるので、ゆくゆくは自分で出店しようとしたときに社会的な信用を得ることができます。フリーランスは決して悪いことではありませんが、将来的に自ら店舗をもちたいという思いがあるのであれば、ファイナンスの面も考慮する必要があります。たいてい出店する際には少なくとも1000万円ほどの資金が必要になってきます。大金を借り入れながら経営経験なく独立することが業界の当たり前になっていますが、このようなリスクを取りたくないと考える人も今では増えてきました。だからフリーランスで活動したり、独立をあきらめる人も多いと思います。それがこの業態では大きな借金をせずに出店できます。顧客がいるので自分でブランディングをしたい人や、独立するには資金面が間に合わない人、独立に向けて勉強したい人など前向きな気持ちで出店する人が多いです。

WWD:リスク少なく出店でき、さらに自分の店舗をつくるためのステップにもなりますね。

清水:今までは一か八かで出店をしてしまう人もいたと思います。この業態での出店を経験することで、“自分の店を持つ”という夢がより現実的になると思います。ここで力をつけて経営者としての能力があるのであればあらためて自分の店を持つという、養成所に近い役割を果たせると考えています。

WWD:今後の展開について教えてください。

窪島:12月に銀座店を出店します。銀座は地代が高く、なかなか個人で出店するには難しいエリアなので、すでに多くの出店の問い合わせをもらっています。また今後はフランチャイズ化をしながら店舗を増やして100店を目指しています。

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「ナイキ」が“アイコン クラッシュ コレクション”を発売 バスケットボールがモチーフ

 「ナイキ(NIKE)」は11月1日、バスケットボールをモチーフにした新作“アイコン クラッシュ コレクション”を発売した。「ナイキ」の公式ウェブサイトと一部の「ナイキ」販売店で取り扱う。

 背中部分にバスケットボールのネットを表現したデザインのスポーツブラ(税込4950円)や、クラシックなデザインに金糸でアクセントを加えたティアウェイパンツ(同8800円)、ゴールドチェーンのプリントを施したサテンフィルジャケット(同1万6500円)などのワークアウト向けのアイテムをそろえる。素材はジャージーやエンジニアードニットなどを組み合わせた。

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タイガー魔法瓶がアパレル全10アイテム発売 17万円のコートも

 タイガー魔法瓶は、アパレルブランド「ラブ タイガー コレクション(LOVE TIGER COLLECTION)」の全10アイテムをクラウドファンディングサイト「マクアケ(MAKUAKE)」で予約販売している。「ラブ タイガー コレクション」は真空断熱技術を用いた“サハラ ステンレスボトル”のプロモーションとしてスタートしたブランド。“サハラ ステンレスボトル”を購入した人の中から抽選でプレゼントという限定商品だったが、販売希望の声から今回初めて販売に踏み切った。

 “ラブ タイガー コレクション 2019 ウィンター(LOVE TIGER COLLECTION 2019 WINTER)”と題した今回のコレクションは、SEKAI NO OWARIなどのスタイリングを手掛けるスタイリストの百瀬豪がディレクターを務めた。80年代の8ビットゲームをモチーフにしたタイガーロゴと近未来的なデジタルワールドを融合させた。アイテムは、テディジャケットやファーコート、フリースのセットアップ、フリンジニットセーターなど全14型を発表した。全ラインアップから選出した10アイテムを販売する。

 また同コレクションのコンセプトビデオには、マドンナ(Madonna)のバックダンサーとして活躍していた女優の沖万美をモデルに起用し、モデルたちが変形したり増殖するゲーム世界のようなムービーに仕上げた。

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六本木ヒルズ「メトロハット」がレストランゾーンをリニューアル 手頃に専門店ならではの美味しさを

 10月29日、六本木ヒルズのハリウッドプラザ地下2階に位置する「メトロハット」がリニューアルオープンした。「ミシュラン東京」に掲載されたラーメン店のほか、焼鳥の名店など専門性の高い7店舗を集める。開業15周年を迎えた六本木ヒルズのリニューアルの意図について、森ビルの穐山壮志・営業本部 商業施設事業部 運営部 部長に聞いた。

 「今回のリニューアルは、全館で掲げる“ヒルズクオリティー”をなかえるための施策の一つ。10周年には5階のレストランゾーンを港区の方々が日常使いできるようにリニューアルし、15周年はここメトロハットの見直しとった」と穐山部長。駅からのアクセスもよいメトロハットは、六本木ヒルズの中にあってもトラフィックが多い場所。昼でも夜でもお手頃な価格で満足できる店舗にこだわったという。

 選び抜いた7店舗について共通しているのは、専門性の高さだ。新店舗では「銀座 篝(かがり)」「焼鳥 ここりこ庵」「鐡ちゃん」が入り、業態を変える形で「ぴんとこな」がリニューアルオープン。また、六本木ヒルズ内の別エリアに出店して人気を博していた「AFURI」「とんかつ豚組食堂」「霞町 蕎麦処 ますだ屋」もこちらに移転オープンし、新店との相乗効果を狙う。「例えばお寿司の『ぴんとこな』は、今までの回転寿司からカウンターに変更した。ネタの質もランクを上げてもらったが、それでいて手頃な価格帯をキープしている。焼鳥に関しても毎朝店内で鶏をさばくというこだわりよう。客単価は昼1000円、夜は3000円前後を想定しているので、いろいろなシチュエーションで気軽に活用してほしい」と穐山・部長は語る。

 2020年春には「ノースタワー」をスイーツ中心の食品販売エリアとしてリニューアルすることで、食のリニューアルは完了予定。時代の流れをいち早く読み取り、進化し続ける六本木ヒルズの食のカテゴリーに注目だ。

【銀座 篝】NEW

 2013年のオープン以来、行列が絶えないことで知られる「銀座 篝(かがり)」が待望の2号店をオープン。看板商品の“鶏白湯Soba”は、丸鶏・鶏ガラを大量に使用した濃厚で繊細な味わいのスープが特徴。「ミシュラン東京」にも掲載されているため、外国人観光客からも人気を集めそうだ。

【焼鳥 ここりこ庵】NEW

 新しいテイストの焼鳥と、東京では珍しい鶏皮鍋が楽しめる名店。伝統のタレや塩のほか、バルサミコ酢やハーブビネガー等も使用しており、日本酒やワインとの相性もバッチリ。鶏は店内で朝さばいたものを使い、ワンランク上の焼鳥を提供する。

【鐡ちゃん】NEW

 五島列島の最上級のマグロを一尾仕入れ、余すところなくさまざまな調理法で提供するマグロ料理専門店。刺身はもちろん、“焼”や“煮”のほか、中華料理やイタリア料理のメニューもラインアップ。小上がりの席もあり、ゆっくりと楽しむことができる。

【ぴんとこな】新業態

 回転寿司を提供していた寿司店がカウンターになってリニューアルオープン。江戸時代からの人々のファストフードを今に伝えるべく、安くて美味しいを実現。店内は隣の「鐡ちゃん」とつながっており、両方のメニューを楽しむことができる。

【AFURI】移転オープン

 透き通ったスープの“ゆず塩ラーメン”に女性ファンも多い「AFURI」が移転オープン。天然水を用い、厳選された鶏ガラや香味野菜、昆布や鰹節などを加えて仕上げたスープは、最後の一滴まで飲み干したくなる美味しさ。サイドメニューの充実も魅力だ。

【とんかつ豚組食堂】移転オープン

 究極のとんかつを追求する西麻布の名店「豚組」がプロデュース。豚肉は千葉県産椿ポークをはじめ、いも豚や松坂ポークを使用。衣から揚げ油までこだわり抜いたとんかつは、豚肉の旨味が凝縮。軽やかな口当たりなので、揚げ物は苦手という女性にもぜひおすすめしたい。

【霞町 蕎麦処 ますだ屋】移転オープン

 味・香りともに抜群の福井県産そば粉を石臼でひいて店内で打ち、出来立てを提供する。温冷さまざまなそばメニューのほか、揚げたての天ぷらた丼物、酒の肴もバラエティー豊かにラインアップ。江戸の粋を気軽に楽しみたい。

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ファンを抱える個々の集合体でありたい エディターズレターバックナンバー

※この記事は2019年6月28日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

ファンを抱える個々の集合体でありたい

 「WWDビューティ」の26歳新人記者が、頑張りました!!僕に比べれば、写真映りがまだまだカタイのですが(笑)、“すっぴん”を晒し(←別に大丈夫ですねw)、メンズメイクの体験取材に初トライです。 彼と働いて数年が経ちましたが、人見知りで奥手、正直、人前に立つことは苦手な後輩です。そんな彼が記事にもある通り、まだまだ“気恥ずかしさ”を抱かずにはいられないメンズメイクの体験記事を書いてくれるとは。ワタクシ、記事より勇気に感動してしまい、昨日はパリ・ボンマルシェのセールをグルグルしながら、一人“ムネアツ”でした。もちろん一読した後、「どんな場面かわかんないから、写真にキャプション入れてね」とリクエストするのは忘れませんでしたが(笑)。

 彼にはこれからも体験記事、自分の感情を前面に出したり匂わせたりするコンテンツを書き、彼自身のファンを獲得して欲しいな、と思います。究極、「WWDビューティ」でも「WWD JAPAN.com」でもなく、「記者 川井康平」のファンが増えれば、それで良いと思っています。その上で「WWD JAPAN.com」は、川井のように個々のファンを抱えた、個性豊かな人間の集合体でありたい。だからこそ僕も、日本ではエクササイズの体験取材、メンズ・コレクションでは日記、ランウエイでは後輩との対談記事にトライしたのです。対談については、「『WWDジャパン』なのに、“チャラい”」という批判もあります。もちろん、真面目なレビューにも価値はあります。でもそれは、プロフェッショナルメディアのファッション週刊紙「WWDジャパン」で書きたい。それより裾野の広い「WWD JAPAN.com」ではむしろ、(ある程度)本音をぶちまけ、自撮りまでアップして(照)、「ファッションを心から楽しむ自分」の姿を見ていただくことで「ファッションって、本当に楽しそう」って思っていただき、重たい扉を開けて欲しいのです。

  6月24日発売の「WWDジャパン」販売員特集を担当した“おじさん”が書いた、「“おじさんが憧れるおじさん”」の記事も嬉しい一本です。ありがたいことに取材させていただいた“おじさん”、ビームスの和田健二郎スタイリングディレクターには、弊社の“おじさん”の記事をインスタにアップしていただきました。和田さんのフォロワー数は6月27日現在7451。うちの“おじさん”のファンになった“おじさん”が、7451人の皆さんにわれわれを紹介してくれたのです。個々にファンを抱える記者の集合体であることは、その魅力を多面的・多角的・同時多発的に発信する上で効果的ですね。

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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2日で完売の「ティンバーランド」と「マスターマインド・ワールド」コラボ 新作は定番フィールドブーツが登場

 アウトドアライフスタイルブランドの「ティンバーランド(TIMBERLAND)」は、2018年に続いて「マスターマインド・ワールド(MASTERMIND WORLD)」とのコラボレーションカプセルコレクションを発表した。11月9日から全国の「ティンバーランド」直営店と公式オンラインショップなどで取り扱う。

 18年のコラボでは発売日から2日で完売し好評だった。今回のコレクションでは、前回のイエローブーツに代わって「ティンバーランド」の定番アイテムからフィールドブーツ(2万4000円)が登場する。「マスターマインド・ワールド」のブラックシックなデザインで履き心地のよいインソールと防水機能を備え、カラーはブラックとダークブラウンの2色をそろえる。ウェザーブレーカージャケット(3万5000円)とレインパンツ(2万4000円)にも防水技術を施し、アイコニックなスカルロゴを配した。そのほか、防寒性の高いフリースジャケット(1万9000円)やパーカ(1万6000円)、スエットパンツ(1万3000円)、Tシャツ(7500円)の全7アイテムで構成する。全てのアイテムにコラボを象徴する両ブランドのロゴをデザインした。

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