ガーリーな北欧ガールが“ハンサムレディー”に変化 コペンハーゲン・ファッション・ウイークの来場者スナップ

 2020-21年秋冬コレクションのコペンハーゲン・ファッション・ウイーク(COPENHAGEN FASHION WEEK)が1月28〜30日に開催された。例年よりも暖冬に見舞われた今季は、ファーやムートンといった北欧の冬に出番の多い暑手のアウターの着用者は少なく、代わりにレザーコートやテーラードジャケットが見受けられた。特にテーラードジャケットは、セットアップでのスタイルが多い。「セシル バンセン(CECILIE BAHNSEN)」や「スティーヌ ゴヤ(STINE GOYA)」などデンマークを代表するブランドに見られるように、北欧ではガーリッシュなスタイルが好まれる傾向にあるが、今季はマニッシュで洗練された“ハンサムレディー”なスタイルが目立った印象だ。とはいえ、パステルやビビッドなカラーパレット、フラワーやギンガムチェックといったプリント柄など、ロマンティックなムードも健在である。ブランドでは「ガンニ(GANNI)」のアイテムを取り入れるスタイルが多く、同ブランドが今季打ち出したキルティングのコートなども見られた。

 足元は、今季のトレンド大本命である膝丈ブーツに続き、コンバットブーツの着用者が多かった。自転車移動が主流でアクティブなライフスタイルを好むうえに、天候が変わりやすいこの時期のデンマークの環境に合わせてか、スニーカーも相変わらず支持されている。バッグは世界的に売り上げを伸ばしている「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」の“カセット”や“ザ・ポーチ”、「プラダ(PRADA)」「フェンディ(FENDI)」のヴィンテージのショルダーバッグ、「シャネル(CHANEL)」のチェーンバッグは不動の人気を誇っているようだった。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける

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カメラマンが打ち明ける 新型コロナの影響で “アジア人差別”が見られたミラノ・コレクション

 私にとってのミラノ・ファッション・ウイーク(以下、MFW)の最後の取材は、「ボス(BOSS)」のバックステージでした。人気モデルがそろう舞台裏で大活躍しているモデルのコウヘイ(Kohei)さんを見つけ、今回のMFW は普段に比べて変化があったかどうか、お尋ねしました。コウヘイさんは「仕事中ではそこまでの違いはありませんが、モデルによってはどこから来たのか聞いてくる人もいました。残念ながら電車やレストランなどの街中では、(アジア人であることに対しての)差別を感じることがありました」とのこと。

 韓国人モデルのチェ・ソラ(Sora Choi)に「調子はどう?」と尋ねると、疲れているようで、顔をしかめてジェスチャーでイマイチと表現。アジア系モデルも若干いつもとの違いを感じているようでした。またロンドン在住のメイクアップアーティストのマナブさんは「バックステージの仕事はいつもと変わらなくお仕事ができています。しかし、ミラノの街中では『ウーファン(武漢)から来たのか?』と一度聞かれました。ミラノに来る前までのロンドンの街中は全然差別は感じませんでした」と話していました。

 同日の夜、ミラノの空港のチェックインカウンターで3人の新人モデルを見かけたので、今回のコレクションの感想を聞きました。その中の一人は中国人モデルで上海から来たそうですが、今回のコレクションでは酷い差別を受けたと、とても悲しそうにしていました。

 前回のコラムは、新型コロナウイルスの状況が悪化する前でしたが、2月23日からはイタリア政府が外出を控えるように勧告し、計画的にミラノの交通機関の量も減らしたそうなのです。その影響もあり、日曜日は休日にもかかわらず、明らかにいつもよりも街中には人は居ませんでした。駅やホーム、トラムでは私以外は誰も居ない状態で、こんなミラノを体験したのは初めてで、状況の深刻さを体感すると共に政府の敏速な対応を目の当たりにしました。これ以上、状況が悪化しないことを心から祈りながらミラノを発ちました。

 ミラノからパリに到着し空港で荷物を待っていると、モデルのジジ(Gigi Hadid)とベラ(Bella Hadid)のハディッド姉妹とお母さまのヨランダ(Yolanda Hadid)に遭遇しました。妹のベラは私に気づくと笑顔で近づいて来て「ハイ〜、また会ったね、元気にしてるの?」とハグまでしてくれました。彼女の優しさに感動したことを表現すると「当たり前じゃない!」と言ってくれました。ミラノで体験した私の悲しい気持ちは、ベラの愛で吹き飛んでいったのでした。

景山郁:フリーランス・フォトグラファー。2003年からフォトグラファーとしてのキャリアをスタート。07年に渡米、09年より拠点をパリに移す。10年から「WWDジャパン」でパリ、ミラノなどの海外コレクションのバックステージと展示会などの撮影を担当。コレクション以外にもポートレート、旅やカルチャーなどエディトリアル、広告を手掛ける。プライベートでは動物と環境に配慮した生活をモットーにしている

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「フィリップ プレイン」2020-21年秋冬ミラノ・コレクション

 「フィリップ プレイン(PHILIPP PLEIN)」が2020-21年秋冬コレクションをミラノで発表した。

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ミラノ・コレクション最終日の全ショーを中止 新型コロナの影響で日本ブランドも急きょ対応

 ミラノ・ファッション・ウイーク(以下、MFW)を主催するイタリア・ファッション協会は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響から2月24日(イタリア・ミラノ現地時間)のMFW最終日に開催を予定していたファッションショーを中止した。午前9時30分の「アツシ ナカシマ(ATSUSHI NAKASHIMA)」と、 午前10時30分の「アレクサンドラ ムーラ(ALEXANDRA MOURA)」がそれぞれのショーの開催を見送った。

 昨日23日の発表では、同日の「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」の無観客でのファッションショー開催の対応を受けて、「アツシ ナカシマ」と「アレクサンドラ ムーラ」もライブ配信を行う予定だったが、急きょ無観客ショーの開催も中止することが決まった。国がMFWに対して、24日以降のイベント中止を指示したことによる決定だ。

 イタリアの地元メディアによると23日までに、新型コロナウイルスのイタリアでの感染者数は160人を超え、4人の死亡が確認されているという。ミラノがある北部のロンバルディア州では、複数の自治体が封鎖され、学校が休校になっている。スーパーマーケットの一部では、品不足を恐れる一部住民が食料品や日用品を買い込んでいる。

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「ミッソーニ」2020-21年秋冬ミラノ・コレクション バックステージ

 「ミッソーニ(MISSONI)」が2020-21年秋冬コレクションをミラノで発表した。ランウエイショーのバックステージに潜入!

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「ルイ・ヴィトン」がビジネスバッグの新ライン ヴァージルが働く男性の“定番”を再解釈

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、メンズのビジネスバッグの新ライン“ニュー・フォーマルズ”を2月28日に発売する。伝統のトランクのDNAを受け継いだ“ソフト トランク・ブリーフケース”(予価41万2000円)や高級感のあるトリヨンレザーを用いた汎用性の高い“カバ・ビジネス”(同45万6000円)、ファスナーで開閉する“サックプラ・ホリゾンタル ジップ”のレザー(同38万5000円)とキャンバス(同26万3000円)の4種をそろえる。

 働く男性にとって定番品であるブリーフケースをメンズ アーティスティック・ディレクターのヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が再解釈。バッグメーカーとして創業した同ブランドの確かな製法とキャッチーなディテールを融合し、機能性と高級感を兼ね備えたタイムレスなビジネスバッグとして提案する。

 ヴァージルは現職に就任以降、ウエアの“ステープルズ エディション バイ ルイ・ヴィトン”やレザーグッズの“ニュー・クラシックス”、そして“ニュー・フォーマルズ”とさまざまな定番ラインを立ち上げている。

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またまたミラノ日記Vol.5 新型コロナの影響色濃く 「ドルチェ&ガッバーナ」のマンマニットでフィナーレ

 ミラノでは、新型コロナウイルスが突如蔓延し始めました。23日(現地時間)には、昨日まで70人台だった感染者数が130人越えとほぼ倍増。24日からはミラノ市内の学校も閉鎖されるなど、政府は蔓延阻止に必死です。その影響を受けて、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」は、ショーにゲストを招かないことを決定。翌日の「アツシ ナカシマ(ATSUSHI NAKASHIMA)」は、ショーそのものを中止せざるを得ませんでした。ということでミラノは実質、今日が最終日。最後の日記をお送りします。

9:50 ポーツ 1961

 本日のトップバッターは、「ポーツ 1961(PORTS 1961)」。トップスタイリストのカール・テンプラー(Karl Templer)が就任して2シーズン目。彼は、「サカイ(SACAI)」のパリコレクションのスタイリングなどを手掛けています。

 だから、でしょうか?なんか「サカイ」っぽいなぁ(苦笑)。「サカイ」のシルエットに「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)」的なイタリアンテイストをのせてみた、そんな感じです。つまりはビミョーってこと。「サカイ」っぽさは序盤から顕著で、オーバーサイズのコート、左右非対称にプリントした水玉模様のワンピース、そこに加えたモコモコのボアコートまで既視感アリ。次回に期待!!です。

11:55 ボス

 お次は「ボス(BOSS)」。会場は、ライラックカラー。楕円の舞台に現れた管弦楽団のBGMで、「ボス」らしい、ドイツブランドらしい厳かなショーが始まります。

 「ボス」と言えばシャープなテーラリング、相反するリラックスシルエットのコートと、流れるような生地づかいのドレス、そして、バウハウスに着想を得るがゆえのミニマリズム。それらの全てが、今シーズンもいかんなく発揮されています。ドレスコードに頑ななあたりも、真面目な“ドイツ人っぽい”カンジですね(笑)。だからこそ、日本人との相性も良いのかな?そして今季は、「ボス」もフリンジ!!今年の秋冬は、もうユラユラ揺らすしかありません。

12:40 アルマーニ/シーロス

 「ジョルジオ アルマーニ」のショーには入れないと言うのに、未練がましく会場までやって来てしまいました。と言うのではなく、一昨日の「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」のショー終わりに開幕した、ピーター・リンドバーグ(Peter Lindbergh)の写真展を拝見すべく、ショー会場の向かいにあるアルマーニさんの美術館「アルマーニ/シーロス(ARMANI / SILOS)」までやって来たのです。

 ともに普遍性を愛するクリエイターとして親交が厚かったという2人。リンドバーグが亡くなったのは昨年の9月でしたから、きっと、愛ゆえの突貫工事での写真展開催なのだと思います。モノクロの写真を眺めながら、ファッションではなく、女性のパーソナリティーを切り取ることでファッション・フォトグラファーとしての地位を確立した彼を思います。

 と、思っていたら!!ラフ・シモンズ(Raf Simons)がプラダ(PRADA)の共同クリエイティブ・ディレクターに就任というビッグニュース!!大急ぎで対応すべく、シーロス内のカフェに飛び込み、「アルマーニ コーヒー」とクロワッサンを食べながら作業です。多分、メディアとして日本で一番早かったと思われ、一安心。余談ですが「アルマーニ コーヒー」、5ユーロ(600円)ですがオイシイです!!オススメ。

13:30 フィラ

 お次は、韓国資本「フィラ(FILA)」のプレゼンテーションへ。なんだか「モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)」みたいなプレゼン&スタイルです。カワイイし、K-POPスターとかが着ればバズる洋服だと思うのですが、「『ジーニアス』っぽくして、それより安くすれば売れるんじゃない?」という魂胆が透けて見えるようでなんだかイヤです。

14:15 ドルチェ&ガッバーナ

 ミラノ・コレクションの実質フィナーレとなってしまった「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」は、前回のメンズ同様、今回もエントランスにスーツ職人、ニットを編むマンマ、そしてお抱えの彫金師を呼び寄せました。コレクションも、メンズと同じ。デジタルな時代だからこそ、こうした職人のクラフツマンシップと、彼らが生み出すオーセンティシティ(本質)に迫ります。

 マンマの手編みニットは、相変わらずスーパーボリューム。ブランドがスター街道を驀進した90年代を思わせます。メンズとの違いは、ニットをちょっと甘く編んだり、ラメを絡めたり、ボディコンシャスなドレスを作っちゃったりなど、センシュアル(官能的)でさえあること。伝統的なマンマのニット、なのにセクシー!!おもしろい矛盾の同居を見た気がします。TikTokerにクラフツマンシップ全開のコレクションを見せたメンズ同様の、アンビバレンツですね。

 トレンドのフリンジは「ドルチェ&ガッバーナ」の場合、シャンデリアのようなビジュー付きで実にゴージャス!!彫金師によるゴールドのイヤリングも、歩くたびにユラユラ揺れます。スティレット(ピンヒール)、パフスリーブ、連なるスカラップドヘムのブラックドレスなどの官能的スタイルと、ふと畝のコーデュロイやざっくりニット、コンバットブーツで作る野暮ったいスタイルの融合。トレンドど真ん中であり、どちらも「ドルチェ&ガッバーナ」らしくもあり、最高です!

15:00 ボッテガ・ヴェネタ

 昨日の「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」の展示会へ。PRの方に、「ドレスも増えたので、次からレッドカーペットも楽しみなんです。本物のダイヤモンドを使ったハイジュエリー・コレクションも始まったし!!」と聞いて、「そうか!!」と思いました。ダニエル・リー(Daniel Lee)体制は始まったばかりですが、世界はあっという間に広がっていますね。今回の“フリンジモリモリドレス”は、スタイル抜群の女優にさぞ映えることでしょう!!来年の今頃、レッドカーペットのシーズンが楽しみです。

 シューズは、柔らかなレザー製。履くと足の形が透けてしまうほどですが、ダニエルは「それがセクシー」と言うそうです。前回は、「鎖骨は、老若男女誰でも美しい」という名言を放ったし、ダニエル、人体マニアなのかもしれない(笑)。でも、「どんな人でも美しい」って断言してくれると、ちょっと自信が持てますね。

15:45 マルニ

 最後は「マルニ(MARNI)」の展示会。ちょうど居合わせたフランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)にご挨拶。フィナーレではウサギのマスク姿だった彼は、ゲストの足を踏んでしまったそうで、非常に心苦しく思っているそうです(笑)。コレクションは、やっぱり「不思議の国のアリス」の世界。不思議な物語から、「何が正解で、何が不正解かなんて分からない」と考え、いかようにも解釈できる洋服を生み出しました。

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【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響にも迫ります。 詳しくはこちら→

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「ラウラ ビアジョッティ」2020-21年秋冬ミラノ・コレクション

 「ラウラ ビアジョッティ(LAURA BIAGIOTTI)」が2020-21年秋冬コレクションをミラノで発表した。

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「ボス」2020-21年秋冬ミラノ・コレクション

 「ボス(BOSS)」が2020-21年秋冬コレクションをミラノで発表した。

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「ジル サンダー」 のショー会場で発見! 洗練されたイタリアのネオ・エレガンス

 「ジル サンダー(JIL SANDER)」は2月19日、2020-21年秋冬のファッションショーをミラノで開催した。午後6時の薄暗い会場外でスナップ撮影を敢行。「ジル サンダー」の招待客にはいわゆるセレブリティーやインフルエンサーの来場は少ない。特に他のブランドと異なり、来場者への衣装の貸し出しやギフティング(商品のプレゼント)も行っていないので、会場内で「ジル サンダー」を着用している人たちはほぼ自前だ。

 来場者はバイヤーやスタイリスト、ジャーナリストが中心で、ブラックやグレー、ブラウンなどのスリムなアウターなどシンプルで普遍的なスタイルが多い。また、「ジル サンダー」のビッグトートや巾着バッグ、クラッチバッグなどのレザーバッグを合わせる者もいた。

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フェムテック関連イベントが続々 タブーなきウーマンウェルネスの世界

 女性の体に関する課題を、テクノロジーを使って解決する“フェムテック”。月経や妊活、セクシャルケア、医療など、さまざまなカテゴリーを含むこの言葉に対して、カラーの異なる2つのイベントが都内で開催される。IoTの視点から語るもの、国内外の製品やサービスを紹介するものなど、これまでタブーとされて口に上る機会が少なかった領域まで踏み込み、女性の心と体について語り合う。

秋葉原のIoT女子イベントでフェムテックを語る

 スタートアップ企業などがプロダクト開発や事業推進を行うコミュニティースペース「DMM.メイク アキバ」を運営するDMM.comは、2月29日に「フェムテック デイ@IoT女子会」を開催する。同社は2017年から、IoTをはじめとしたテクノロジーに関心のある女性によるコミュニティーイベント「IoT女子会」を開催しているが、フェムテックをテーマに据えるのは初めて。同社企画担当者は「世界的に注目を集めるダイバーシティーを考えたが、その前に、これまでクローズアップされてこなかった女性に関連したフェムテックをやるべきだと考えた」と語る。

 イベントには「ビューティテック(BEAUTYTECH.JP)」の矢野貴久子・編集長やLINE公式アカウントを連動させた生理用品のセレクトEC「イルミネート(ILLUMINATE)」を運営するハヤカワ五味・ウツワ代表などが登場。フェムテックに特化した合同会社を設立したAminaフェルマータCEO、フェムテックメディア「ランドリーボックス」を運営する西本美沙・代表らによるパネルディスカッションも実施。スタートアップ企業によるプロダクト展示、アイデアシェアを交えた交流会も行う。

■フェムテックDAY@IoT女子会
日程:2020年2月29日
場所:DMM.make AKIBA
住所:東京都千代田区神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル12階
開館時間:14:00~19:00(17:30からは交流会)
定員:80人(応募者が多い場合は抽選)
入場料:500円

大盛況のフェムテックイベントが全国を行脚

 上記の「フェムテック デイ@IoT女子会」にも登場するAminaCEO率いるフェルマータは、「フェムテック フェス!」を3月1日に開催する。19年9月に初めて開催した同フェスでは、セミナーのほか国内外から26の企業が参加して最新プロダクトを紹介した。定員いっぱいの100人の一般客が訪れてにぎわい、なかにはベビーカーを押した子連れの女性もいたという。

 好評を受け、今年は全国18都道府県21都市で順次開催する。3月1日のフェアでは実際に製品に触れることができる展示会のほか、日頃の悩みを発散するためのワークショップなども実施。陣痛のトラッキングデバイスを展開する「ブルームライフ(BLOOMLIFE)」の共同創立者であるエリック・デイ(Eric Dy)CEO、おりものの粘度で受精タイミングを調べるデバイスを開発した「ケグ(KEGG)」のクリスティーナ・カホジョヴァ(Kristina Cahojova)創立者など海外の企業家も登場する。

■Femtech Fes!
日程:2020年3月1日
場所:Edge of 2階
住所:東京都渋谷区神南1-11-3
開館時間:10:30~18:00
入場料:午前の部1000円、午後の部3000円

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主役交代!? 30代からの大人肌に合うベースメイクはファンデじゃなく「ピンクの下地」

 仕事やプライベートな場面で「今オススメの化粧品」を聞かれることがある。流行のリップだったりシワ対策美容液だったり、内容はさまざまだけど、年代に関係なく(10代から70代まで)最も頻繁に聞かれることは何かというと……? 「オススメのファンデーションは何?」という質問だ。特に30代半ば以降、人と接する機会も多い働く女性たちは、ベースメイクに対して真剣度が高いように思う。

 2020年春、この質問をされたら、回答はもう決まっている。「新しいファンデーションを1品購入するより、まずは『下地』を取り入れてみては?」と。

 今シーズンも続々ベースアイテムが登場する中で、質感や機能の進化に驚かされるのが「下地」のカテゴリーだ。個人的に注目しているのが、薄化粧効果のある「トーンアップ下地」である。近年トーンアップ下地は若い世代を中心にすでに広く浸透中。これまでの流行色はラベンダー色だった。肌の透明感を高め、まるで「スマホの美肌アプリ」で修正したような肌が手に入ることが、若い世代に支持された理由でもある。では、30代以降の大人の女性が選ぶとしたら、どのような下地が良いのだろう?

ピンク下地が自然な血色感で大人特有のくすみ解消

 同じトーンアップ下地でも、大人の女性に推奨したいのは、断然「ピンク色」。肌の均一感を高め、明るく整える効果に加え、自然な血色感を添え大人特有のくすみ解消が期待できる。もうひとつ、大人の女性がトーンアップ下地を使う利点は、ファンデーションの使用量が少なくて済むことだ。下地で肌の均一感を高めておくことで、ファンデーションは頬や目の下など色ムラが気になる部分のみに使えば良い。こうすると仕上がりの化粧膜が薄くなり、結果として崩れにくくなる。ファンデーション1品で色ムラを隠そうとすると、どうしても厚塗りの、のっぺりした印象になりがちだ。

 上記のような理由で、大人の女性にこそオススメしたい「トーンアップ下地」。折しも2020年春は、大人の肌に最適なピンク色の「当たり年」でもある。紫外線防止効果に優れたUVケアから、肌に自然な艶感を添えるハイライト。スキンケア効果を備えたプライマーまで、価格帯も含めて幅広いアイテムが充実している。実際試したなかで、以下にオススメの5品をご紹介したい。

大人肌の救世主、ピンクのベースアイテム5選

スキンケアと共通のローズ由来成分配合「ディオール」

 スキンケア効果と素肌っぽい仕上がりの美しさを両立するなら、「ディオール(DIOR)」の「プレステージ ホワイト ル プロテクター UV シアーグロー」をぜひ。あらゆる可視光線から肌を守り、スキンケアシリーズと共通のローズ由来成分が、肌本来の抗酸化力をサポート。環境ダメージに立ち向かい、ほんのりツヤを宿した明るい質感へと導いてくれる。

低刺激で保湿作用に優れた「ラロッシュポゼ」

 これから春先にかけて、肌が不安定に揺らぎやすいシーズンに、味方につけるべきは「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE-POSAY)」の「UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ」。低刺激かつ保湿作用に優れ、塗布した感触はまるでスキンケアクリームのよう。敏感な肌にそっと寄り添い、ナチュラルなローズカラーで、均一感と血色感を高める効果が期待できる。

元の肌がパッと明るくなる「エレガンス」

 まるで元々の肌がパッと明るく、均一であるかのような「メイク効果」で選ぶなら「エレガンス(ELEGANCE)」の「モデリング カラーアップ ベース UV PK110」をぜひ。25年も前から肌色補正効果に注目したコントロールカラーシリーズで、最新作のPK110は透明感と血色感のバランスが絶妙! 大人の肌にクリアな質感を呼び覚ましてくれるだろう。

機能性とコスパ重視の「アリィー」

 機能性やコストパフォーマンスを重視したい方には、ドラッグストアで手に入る「アリィー(ALLIE)」の「ニュアンスチェンジUV ジェル RS」がオススメだ。紫外線防止効果に加え、こすっても落ちにくいなど機能性に優れたUVケア。この春仲間に加わったRSは、どんな肌トーンとも相性が良いナチュラルピンク。ピンク下地の入門編としても活躍させたい。

湯上りのような血色感を再現する「シャネル」

 人肌特有のほのかな艶感、湯上がりのような血色感を再現したいなら、「シャネル(CHANEL)」のハイライター「ル ブラン ロージー ドロップス」に注目を。水分を豊富に含んだみずみずしいテクスチャーと上品なパール感が秀逸だ。頬の高い位置にぼかしたり、手持ちのファンデーションにブレンドしてなじませると、ツヤが息づく自然な肌が手に入る。

 上記はほんの一部で、ラグジュアリーブランドから手頃な価格帯の多機能UVケアまで、まさにこの春は「ピンクのベースアイテムの当たり年」。なりたい肌やライフスタイルに合わせ、最適なものを見つけやすいシーズンでもある。

 ごく身近な狭い範囲の経験ではあるが、これまで同世代(40代)の友人に「トーンアップ下地」をすすめてみると、あまり反応が良くない(「下地ではなく、ファンデーションを知りたいんだけど」的な)傾向があった。しかし、艶感や血色感が低下しがちな肌にこそ、本来は絶大な威力を発揮するピンクのベースメイク。今シーズンの個人的「推し」であり、大人の女性こそぜひ試して頂けたらと思う。

宇野ナミコ:美容ライター。1972年静岡生まれ。日本大学芸術学部卒業後、女性誌の美容班アシスタントを経て独立。雑誌、広告、ウェブなどで美容の記事を執筆。スキンケアを中心に、メイクアップ、ヘアケア、フレグランス、美容医療まで担当分野は幅広く、美容のトレンドを発信する一方で丹念な取材をもとにしたインタビュー記事も手掛ける

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今週のスケジュール(2020年2月24日〜2020年3月2日)

FASHION

25日(火)

三越伊勢丹
伊勢丹新宿本店本館地下1階食品フロア 新商品メディアプレビュー
10:30〜 / 12:00〜 / 13:30〜 / 15:00〜 新宿花園MJビル1階
(東京都新宿区新宿5-16-15)

アシックスジャパン
「アシックス」新ランニングシューズ ローンチイベント
16:30〜17:30 ウォール&ウォール
(東京都港区南青山3-18-19 フェスタ表参道ビル地下1階)

26日(水)

ジェイアール京都伊勢丹
ジェイアール京都伊勢丹 リモデルグランドオープン プレス内覧会
8:45〜9:50 ジェイアール京都伊勢丹2階
(京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 京都駅ビル)

28日(金)

コンバースフットウェア
「コンバース メイド フォー ゴルフ」ローンチパーティー
17:30〜19:30 スイング碑文谷
(東京都目黒区碑文谷5-14-8)

ゴールドウイン
「ゴールドウイン原宿」オープニングレセプション
18:30〜20:30 ザ・コーナー
(東京都渋谷区神宮前5-29-1)

カルバン・クライン
「カルバン・クライン」新宿ルミネエスト店 オープン記念イベント
19:00〜22:00 渋谷トランクホテル
(東京都渋谷区神宮前5-31)

3月1日(日)
エスモードジャポン
エスモードジャポン京都校ファッションショー
14:30〜 / 16:30〜 ロームシアター京都 ノースホール
(京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13)

BEAUTY

25日(火)

資生堂
新製品発表会12:00~18:00 東京銀座資生堂ビル
(東京都中央区銀座8-8-3)

マッシュビューティーラボ
「セルヴォーク」新製品発表会
14:00~20:00 GARDEN GALLERY
(東京都渋谷区猿楽町16-15)

26日(水)

花王
「キュレル」新製品発表会
13:00~ ザ ストリングス表参道
(東京都港区北青山3-6-8)

ネイルズインク
新製品発表会
12:00~18:00 ネイルズインク 表参道
(東京都渋谷区神宮前4-9-8)

27日(木)

カエタステクノロジー
新ブランド発表会
10:00〜20:00 バツアートギャラリー
(東京都渋谷区神宮前5-11-5)

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