ファッション通信簿Vol.51 セリーヌ・ディオン2連発!米「WWD」がセレブのファッションを辛口ジャッジ!

 米「WWD」の人気企画「ファッション通信簿」では、ストリートからパーティー、レッドカーペットまで、海外セレブたちのファッションを厳しくチェック。A+、A、A-、B+、B、B-、C+、C、C-、D+、D、D-、そしてFAIL(失格)の13段階評価で格付けし、それぞれのファッションポイントを勝手に辛口ジャッジ!

 第51回は、ベン・プラット(Ben Platt)、セリーヌ・ディオン(Celine Dion)、デュア・リパ(Dua Lipa)、マシン・ガン・ケリー(Machine Gun Kelly)、キッド・カディ(Kid Cudi)、タンディ・ニュートン(Thandie Newton)が登場。「おばあちゃんのカーディガンではダンスフロアに立てない」などの痛烈ワードがセレブたちに襲い掛かる!

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サマンサタバサが医療従事者にボディトリートメントを寄付

 サマンサタバサジャパンリミテッド(以下、サマンサタバサ)は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、最前線の現場で働く医療従事者・病院勤務者を対象にボディトリートメントを寄付する。4月16日に公式インスタグラム上で募集をかけると、3000本以上の応募があり、今後要望に応えられるよう最大5000本の寄付を予定しているという。同社は「サマンサ女子一同、いま何かできないかと毎日模索する中で、1日中最前線で長時間の立ち仕事をされている医療従事者・病院勤務者の方々へ、同じ女性として感謝の気持ちを贈りたいと」とコメントしている。

 寄付されるボディトリートメントは2019年3月に、サマンサタバサの設立25周年で立ち上がった「サマンサタバサ ビューティ プロジェクト」の一環で発売した。立ち仕事で足に負担がかかるショップスタッフの意見などを反映した製品だ。

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収納や調理用品が好調 「無印良品」の“巣ごもり”売れ筋アイテム

 政府の緊急事態宣言が発令されて2週間が経過した。不要不急の外出自粛要請により終日自宅で過ごす人も多いだろう。そのため、家の中を快適にするものに対する消費者の関心の高まりが見られる。家具から食品まで幅広い商品をそろえる「無印良品(MUJI)」では、在宅勤務用の文具をはじめ、収納や調理用品などが売れているという。

 在宅勤務では“入れたまま使えるパソコンケース”(税込2990円)が売れ筋で、タイミングによっては品切れの可能性もあるという。また、家にいる時間が長いため“体にフィットするソファ”(本体税込9990円、カバー税込2990円)や“麻綾織インソールクッションスリッパ”(税込1290円)が好調だという。これらに加え、家でくつろぐためのインテリアフレグランスや観葉植物なども売れている。

 巣ごもりを機に家の片付けをする人も多いらしく、“やわらかポリエチレンケース”(税込490~1190円)やファイルボックスなどの収納アイテム、そして掃除用品もよく動くそうだ。自炊需要の高まりもあり、“カセットこんろ・ミニ”(税込4890円)や“シリコーン調理スプーン”(税込590円)などの調理器具からインスタントやレトルトといった保存食などが売れている。レトルト食品では“素材を生かしたカレー バターチキン”(税込350円)をはじめとするカレー類の人気が高い。また、パンの代替品として“不揃い バナナバウム”(税込150円)も好評だ。

 衣類なども扱う「無印良品」だが、巣ごもりで消費者の関心は日用品や食品に向いているようだ。

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@itbuyer_fun 展示会IT・ハードバイヤーコミュニティ

ZOOMになってしっかりしゃべれない人たちはより喋れないケースになってまうケースが多いね。

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ロンドンの奇才チャールズ・ジェフリーは世界を変えるか 伝統衣装からパンクまでを縦横無尽に取り込む無二の才能

 1990年生まれのチャールズ・ジェフリー(Charles Jeffrey)が手掛けるブランド「チャールズ ジェフリー ラバーボーイ(CHARLES JEFFREY LOVERBOY)」は、個性派がそろうロンドン・メンズ・コレクションの中でも異彩を放っている。

 同氏は2015年に名門セント・マーチン美術大学(Central Saint Martins)を卒業後、自身が学生時代に主催していたクラブイベント「ラバーボーイ」を冠したブランド名で16年春夏シーズンにコレクションデビューを飾った。17年には英国ファッション協議会(British Fashion Council)による若手デザイナー支援プログラム「ニュージェン(NEWGEN)」にグレース・ウェールズ・ボナー(Grace Wales Bonner)やリチャード・マローン(Richard Malone)、ニコラス・デイリー(Nicholas Daley)らとともに選出されると、ロンドンメンズの中でも存在感を徐々に増していく。祖国であるスコットランドの民族衣装からロンドンのパンク、ユースカルチャーまでを縦横無尽に取り込んで自らのストーリーに落とし込んだコレクションは、ほかにはない振り切った強さがある。「ニュージェン」の同期に比べると、プロダクションやビジネス面では正直なところまだ発展途上ではあるものの、天衣無縫な人柄と破天荒なクリエイションは、同質化が危惧される昨今のファッション界において唯一無二の個性であることは間違いない。少し大げさかもしれないが、ファッションを通じて混沌とした世界を明るい未来へと導く力を秘めていると思う。1月のロンドンメンズで20-21年秋冬コレクションを披露した直後に、ブランド立ち上げから将来についてまでを聞いた。

ド派手なショー演出は「観客への敬意」

――ファッションデザイナーになろうと思ったきっかけは?

チャールズ・ジェフリー(以下、ジェフリー):若い頃、SNSの「マイスペース(Myspace)」を通じてロンドンを見た時かな。バンドのザ・ホラーズ(The Horors )やクラブのブームボックス(Boom Box)、デザイナーのガレス・ピュー(Gareth Pugh)といったあらゆるカルチャーが一つの都市の中で融合していて、僕もその中の一つになりたいと思った。だからセント・マーチン美術大学に通い、スタイリングからコレクションを作っていく過程までさまざまなことを学んだんだ。

――ブランドの揺るぎない哲学は?

ジェフリー:どんな過程においても、オーセンティックであることを忘れないことさ。作品から溢れ出るエネルギーを人々が感じ取り、楽しんでもらえるような服作りを常に意識しているんだ。

――ショーでいつもユニークなセッティングに力を入れているのもそれが理由?

ジェフリー:そうだね。世界中からわざわざ見に来てくれる観客にはいつも感謝しかない。その人たちへの敬意を示すためにも、ショーの15分の間に最大6カ月間練り上げてきたクリエイションを詰め込んで、価値あるものにしないといけないんだ。演出やセットがあまりにも大掛かりだから、中には「服だけが見たい」という人もいるけれど、そういうリクエストにもちゃんと応えているよ。でも、ただ奇抜にしたり派手にしたりしているわけではなくて、全体的なビジョンや僕たちが伝えたいことをショーで表現しているつもりさ。

――では20-21年秋冬コレクションで伝えたかったことは?

ジェフリー:今回は、故郷スコットランドのオークニー諸島とグラスゴーへのリサーチの旅から着想を得たんだ。オークニー諸島の一つであるサウス・ロナルドジー島の小さな町を訪れた際に馬の祭りをやっていて、小さな子どもたちが馬に扮して砂浜を掘り起こしながら、人間と自然の関係を祝っていたのが興味深くてね。その後、グラスゴー美術学校(Glasgow School of Art)で見た、芸術家のメアリー・マクドナルド・マッキントッシュ(Mary McDonald Macintosh)の衣装や、スコットランド人画家のジョン・バーン(John Byrne)がリーゼントヘアのテディ・ボーイ(1950~60年代の不良少年の呼称)を描いた作品にも影響を受けたかな。これらをミックスした世界観を見てもらいたかったんだ。

――ショーはいつも大入りで、18年には「LVMHプライズ」のファイナリストにも選出されるなど順調に成長を続けているが、次のステップは?

ジェフリー:若い頃はよく他人と自分を比較して「もっと成功したい!」とずっと考えていて、世界でも40を超える卸先と取引できている現在はその願いをやっと叶えつつある状況さ。次はもっと会社を大きくするために、安定して成長させることかな。日本も重要なマーケットだから、早く行きたいんだよね。20-21年秋冬はロンドンを拠点にするデザイナーがパリコレに挑戦した例もあるけれど、僕は今季はロンドンがふさわしいと思ったから地元での発表を選んだ。でも、次はどこにしようかな。

――では最後に、ファッションデザイナーとしてブレグジット(イギリスのEU離脱)についてはどう考える?

ジェフリー:もう、マジで大っ嫌い!

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「ノア」が新型コロナで臨時休業中にオンラインストアを限定オープン

 ベイクルーズ グループが運営する「ノア(NOAH)」は、新型コロナウイルスの流行で東京・原宿の直営店を当面臨時休業していることを受け、日本国内に向けたオンラインサイトを期間限定でオープンする。4月23日12時から。

 「ノア」はこれまで対面販売にこだわり、日本国内でのオンライン販売を行ってこなかった。創業者のブレンドン・バベンジン(Brendon Babenzien)は、「オンラインビジネスが当たり前の中、私たちは“お客さまとのコミュニケーションから生まれるもの”“お店でしか感じることができない空気感”を大切にしてきた。しかし、今はできる限り外出しないことが私たちにできる安全かつ最善の策だと思っている。このオンラインサービスは、このような状況下での活動とビジネスのバランスを考え選択した方法だ。この事態に明るい兆しが見え、自由に旅行ができるように回復するまで、オンラインサービスをコミュニケーションツールの一つとして利用していただければ嬉しい」とコメントしている。

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ローラがLAの自宅で「ヴィヴィ」史上初の表紙撮影 セルフメイク&私服で登場

 4月23日発売の「ヴィヴィ(ViVi)」(講談社)6月号にモデルのローラがカバーガールとして登場する。当初は日本での撮影を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で帰国が難しくなり、急きょ彼女が現在住むLAでの撮影に変更となった。そこで編集部は、こんなときだからこそ、“一番そばにある幸せ”をテーマに彼女の自宅をメインにリラックスした姿を撮りたいとオファー。彼女が企画の趣旨を理解して快諾する形で、スタイリストもヘアメイクもつけない超少人数スタッフでの撮影が行われた。

 当時のLAはまだ外出禁止令発令が出される前だったため、街でのシーンもあるものの、表紙を含むほとんどが自宅で撮影された。セルフメイクと私服での表紙撮影は「ヴィヴィ」37年の歴史の中で今回が初。そんな状況にも「むしろ、よーし、頑張ろう!って思って楽しかったー!」とローラは笑い、以前と変わらず明るくポジティブなオーラに溢れていたという。インタビューもLAに移住した理由やどのように英語を習得したかなど、前向きな内容となっている。

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新型コロナでファッション業界の新卒採用が一転買い手市場に 先が見えない状況続く

 ファッション業界に特化した求人サービスを展開するレディ トゥ ファッション(READY TO FASHION)は、新型コロナウイルスがファッション業界の新卒採用市場に与える影響を調べるため、113社を対象にアンケートを実施した。調査期間は緊急事態宣言が発令される前の4月6~9日。公式ホームページでその一部を公開している。

 2021年卒の採用予定人数を変更するかの問いに、16.8%の企業が「影響なし、または増加する」と答えた一方で、30.1%が「減少する」、半数を超える53.1%が「未定」と答えている。また「減少する」と回答した企業のうち、約3分の1の会社が当初の採用予定数から半分以下に採用人数を縮小する考え。

 新型コロナを機に母集団形成の方法を変更するかの問いには、16.7%が「変更する」、41.7%が「変更しない」、41.7%が「未定」と回答。「変更する」と答えた企業のうち、具体的な内容にはSNS施策が目立った。

 新卒採用で具体的に変更をとっている措置について、「説明会や選考会の停止」(43%)、「選考活動の停止」(34%)、「求人広告・エージェント経由による募集停止」(11%)、「自社HPによる募集停止」(6%)など選考活動を一旦ストップしているという回答が多い中、「オンライン面接への切り替え」(46%)も目立った。ただし、「最終面接までオンラインで完結させていいのか?」という採用側の悩みも多いという。

 レディ トゥ ファッションの高野聡司社長は「新型コロナの影響がいつまで続くか分からない状況で、判断材料が少ないという企業が多い。一方、こんな状況下でもオンラインを含めてしっかりコミットメントするなど、リスクをとってでも採用活動を続けている会社には多くの人材が集まっている。ピンチをチャンスと捉えて、オンラインなどを含めてできる限りのことを行ってほしい」と話す。

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ユニリーバ・ジャパンの「ラックス」が企業の採用担当者に向けオンライン説明会 新プロジェクト第1弾

 ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングが展開するヘアケアブランド「ラックス(LUX)」は、今年3月に発表した、無意識に生じる性別への先入観を排除して個人の適正と能力に焦点を当てた採用活動を行うためのプロジェクト「ラックス ソーシャルダメージケア プロジェクト(LUX SOCIAL DAMAGE CARE PROJECT)」の第1弾として、企業の採用担当者に向けたオンライン説明会「ラックス ソーシャルダメージケア プロジェクト ジェンダーデベロップセミナー」を4月24日に実施する。開催時間は15時から17時まで。社会をよりよいものに変えることは一社だけでは難しく、同プロジェクトに賛同してくれる仲間を増やしていきたいという考えから今回の開催に至った。

 説明会には、プロジェクトを企画した「ラックス」のブランド担当者に加えて、島田由香ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス取締役人事総務本部長やバスマジェ詩織・同社アシスタント人事マネジャー、鈴木雄太ビズリーチ・HRMOS事業部 カスタマーサクセス部部長が出演する。同プロジェクトの実施に至るまでの背景やノウハウを語り、日本が抱える採用問題やこれからのあり方をテーマにしたディスカッションを行うコーナーや、参加者からの質問コーナーを設ける。参加方法は、指定URLから申し込みフォームに必要事項を記入し、その後メールで視聴URLが送られる。

 「ラックス ソーシャルダメージケア プロジェクト」はSNSで話題を集め、ツイッターでは“#性別知ってどうするの”が約1.5万件投稿されたほか、ユーチューブでは動画「ラックス ソーシャルダメージケア プロジェクト:採用編」が公開から約1カ月で169万回以上再生された。

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工場に支払いをしていない企業はどこ? 人権団体が調査結果を公開

 新型コロナウイルスの影響による休業措置が長引くにつれ、欧米のアパレルブランドや小売店は生産業者への発注を停止したり、発注分をキャンセルしたりせざるを得なくなっている。その結果、主にアジアの縫製工場などがしわ寄せを受けており、賃金の未払いや労働者の不当な解雇が相次いでいる。

 労働者の人権問題に取り組む米国の非政府組織(NGO)「ワーカーズ・ライツ・コンソーシアム(The Worker Rights Consortium以下、WRC)」は、縫製産業の労働環境を調査する「センター・フォー・グローバル・ワーカーズ・ライツ(Center for Global Workers’ Rights)」と提携し、サプライヤーに対するアパレル企業などの支払い状況を追跡した。WRCは、「危機的な状況が続く中で、ブランドや小売店が苦境に陥っていることは理解している。しかし、だからといってサプライヤーや労働者に対する義務を放棄していいことにはならない」とコメントした。

 調査の結果は以下の通り。

【支払いをすると約束している企業】

 アディダス(ADIDAS)、ナイキ(NIKE)、H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ)、「ザラ(ZARA)」を展開するインディテックス(INDITEX)、「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」や「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」を擁するPVHコープ(PVH CORP)、キアビ(KIABI)、「ユニクロ(UNIQLO)」などを擁するファーストリテイリング、マークス&スペンサー(MARKS & SPENCER)、ターゲット(TARGET)

 なお「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ティンバーランド(TIMBERLAND)」「ヴァンズ(VANS)」などを擁するVFコーポレーション(VF CORPORATION)もこのリストに掲載されているが、本当に支払いがされるのかについてサプライヤーから疑念の声が上がっているとの注釈が付けられている。

【支払いに同意していない企業】

 ギャップ(GAP)、アーバンアウトフィッターズ(URBAN OUTFITTERS)、アパレルEC「エイソス(ASOS)」、「トップショップ(TOPSHOP)」や「トップマン(TOPMAN)」などを擁するアルカディア・グループ(ARCADIA GROUP)、ベビー用品店「マザーケア(MOTHERCARE)」、ネクスト(NEXT)、C&A 、ベストセラー(BESTSELLER)、J.C.ペニー(J.C. PENNEY)、コールズ(KOHL’S)、テスコ(TESCO)、ウォルマート(WALMART)

 アソシエイテッド・ブリティッシュ・フーズ(ASSOCIATED BRITISH FOODS)が展開する激安店のプライマーク(PRIMARK)も、当初は契約の不可抗力条項を適用して支払いを拒否しようとした。しかし多方面から厳しく批判されたことを受け、15億ポンド(約2010億円)相当の納品済みの商品と、3億7000万ポンド(約495億円)相当の生産中の商品に対する支払いをすると発表した。同社はバングラデシュやカンボジアなどの縫製工場の労働者に対する賃金支払いを支援する基金を設立することも発表したが、各国の支援策を考慮して補償額を調整するとしたため、「分かりにくい」と新たな批判を招いている。

 ファッション業界における環境や労働問題への意識啓発を行っているNGO「ニュー・ファッション・イニシアチブ(New Fashion Initiative)」のローレン・フェイ(Lauren Fay)=エグゼクティブ・ディレクターは、「縫製業に従事している女性はそもそも経済的に困窮している場合が多い。新型コロナウイルスの感染拡大は、ブランドや小売店に業績悪化や閉店などの被害をもたらしているが、それは労働者のホームレス化や飢餓というさらに深刻な問題につながる」と語った。

 こうした状況を懸念した活動家らによって、縫製業などに従事する労働者を支援するための資金調達を行っている団体や寄付先などの情報をまとめたウェブサイト「ガーメントワーカーCOVID-19リリーフ(Garment Worker COVID-19 Relief)」が立ち上げられている。

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BARNEYS at HOME #15【FRANCO MINUCCI】 バーニーズ ニューヨークスタッフおすすめの一品:<フランコ ミヌッチ>小紋柄タイ

バーニーズ ニューヨークのスタッフが毎日おすすめのファッションアイテムをピックアップしてご紹介!
今日ご紹介するのはメンズのFRANCO MINUCCI<フランコ ミヌッチ>の小紋柄タイです。
六本木店メンズフロアスタッフ鴨田よりご紹介をいたします!

今回はタイの形についてご紹介します。
ビール瓶のようなボトルシェイプのシルエットは、Vゾーンをボリューム感豊かな表情に演出します。
ぜひタイ選びの際に注目してみてください。

IMG 0071 BARNEYS at HOME #15【FRANCO MINUCCI】 バーニーズ ニューヨークスタッフおすすめの一品:<フランコ ミヌッチ>小紋柄タイ

ご紹介したアイテムはオンラインストアにてお求めいただけます。

 

FRANCO MINUCCI<フランコ ミヌッチ>小紋柄タイ
https://onlinestore.barneys.co.jp/men/men_accessories/men_accessories_tie/2113922.html?2020_bjyoutube

 

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、バーニーズ ニューヨーク各店は4月9日(木)より当面の間、臨時休業させていただいております。

バーニーズ ニューヨークでのショッピングはオンラインストアにてお楽しみください。
バーニーズ ニューヨーク オンラインストア
https://onlinestore.barneys.co.jp/top?2004_bjyoutube

 
明日の更新もお楽しみに!

グローブスペックス京都店がニューヨークでアイウエアアワードを受賞

 アイウエアのセレクトショップ、グローブスペックス(GLOBE SPECS)京都店が、アメリカ・ニューヨークの国際眼鏡展「ビジョン エキスポ(VISION EXPO)」主催の第3回「オプティマム・リテール・アワード(OPTImum RETAIL AWARD)」で、世界トップ5のアイウエアショップに贈られるファイナリスト賞を受賞した。

 「オプティマム・リテール・アワード」は、世界中のアイウエアショップの中から優秀な店舗を選定・審査し、トップ5のファイナリストと最優秀店に対してアワードを授与するというもの。グローブスペックス京都店はオープン前だが、店舗の画像やコンセプト、岡田哲哉代表の思いなどを送り、審査が行われた。店舗の理念とコンセプト、それを表現した店舗デザインやサービス、また一般ユーザーに対して感動や楽しさを与えているかどうかが審査の基準となる。審査員は、アメリカの有力オプトメトリスト(眼鏡やコンタクトレンズを扱うアイケアのスペシャリスト)、アメリカファッション協議会(CFDA)のメンバーでもあるアイウエアデザイナーのクリスチャン・ロス(Christian Roth)、アメリカの眼鏡業界誌「20/20」の編集長らが務め、「ビジョン エキスポ」のサイト上で行われた一般投票の結果と総合して選出された。

 ファイナリストに選ばれたのはグローブスペックス京都店のほか、アメリカ・ロサンゼルスのゴゴシャ オプティック(GOGOSHA OPTIQUE)、同オクラホマのブラック オプティック(BLACK OPTIQUE)、カナダのジー イズ フォー グラッシーズ(G IS FOR GLASSES)、イギリスのジ アイ プレイス(THE EYE PLACE)の5店。最優秀店はゴゴシャオプティックが選ばれた。

 授賞式は3月の「ビジョン エキスポ」で行われる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となったため、4月7日にオンラインで発表し、その後トロフィーが受賞者に送付された。授賞式は、9月にラスベガスで行われる「ビジョン エキスポ」で実施される予定だ。

 岡田代表は「京都店のコンセプトや店作りを進めていく上で、はじめから世界で通用する店、認められる店を目指していました。私自身が眼鏡店だけでなく、ファッションの店、レストラン、美術館、アンティークショップからのみの市まで、世界中のさまざまな素晴らしい施設や場所から刺激やインスピレーションを受け、それをベースとして店作りの計画やデザインを行っているので、必然的に多彩な魅力が詰まっていることが、海外の人たちから見ても価値を感じていただけているのではないかと思います。国内外でアイウエアやファッションの業界のデザイナー、ショップオーナーなどとのネットワークがあり、商品構成や店作りにおいて情報、モノ、インスピレーションなどのグローバルな視点が強みになっています」と語った。

 グローブスペックスはイタリア・ミラノの 国際眼鏡展「ミド(MIDO)」で2017年に代官山店が、18年には渋谷店が世界の優秀なアイウエアショップとして表彰された。

 新型コロナウイルスの影響で延期となったグローブスペックス京都店のオープン日は、5月21日となった。

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「ヴァレンティノ」がインスタライブ連載スタート 初回はアリシア・キーズ

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は、公式インスタグラムアカウント(@maisonvalentino)でライブパフォーマンスの定期配信をスタートした。

 ストーリーズ機能を活用し、新型コロナによって制限された生活を送るブランドのファンを楽しませ、つなげることを狙う。「コミュニティー内でのつながりを通じて、私たちがブランドとしてどれほど強くなったかを感じた。登場人物のユニークなパフォーマンスを通じて、人と思いでつながることの素晴らしさを共有したい」とピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)=クリエイティブ・ディレクターは語る。

 初回は17日、第15回グラミー賞受賞者のアリシア・キーズ(Alicia Keys)が登場した。第2回はルピ・カウル(Rupi Kaur)による詩の朗読が行われる予定だ。この連載はハッシュタグ「#chezmaisonvalentino」でまとめられる。

 多くのブランドが新型コロナ感染拡大に伴いインスタグラムなどのフィードを見直し、人々のためにできることを考えている。ブランドはコミュニティー構築の中でつながりと情報を提供し、デザイナーたちは個人的なビデオ配信をしたり、ライブチャットを公開したりしている。

 例えば「シャネル」は3日、インスタグラムストーリーズでベルギーの歌手アンジェル(Angel)によるライブパフォーマンスを主催し、自宅にいながら楽しめるコンテンツを提供した。ハッシュタグ「#LiveWithChanel」で検索ができる。

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#敦子スメ「新月・満月」ノート 今回の新月(4月23日)は“本当に好きなものはなに?” 感覚で自分が心地いいものを確認しよう

 この連載では、新月・満月の流れを最大限に引き出すためのサポートをしてくれるコスメやインナーケアアイテムも紹介していきます。第9回は4月23日の新月とおすすめコスメについてお伝えします。

今回の新月(4月23日)は牡牛座

 これまで経験したことのない大きな変化の中で、4月23日の新月は牡牛座で起こります。牡牛座は今の時代の一つのキーワード。牡牛座はもともと自分の五感を使って、本当に好きなモノ、心地いいモノ、引かれるモノを一つ一つ自分の感覚で確認しながら味わい尽くす星座。“自分の感覚で味わう”ということが大切で、“人から聞いたから”“はやっているから”ではなく“自分がどう感じているのか”を尊重できる星です。今、リモートワークや外出自粛などで、自分自身と向き合う時間も必然的に多くなっているのではないかと思います。

今回の新月コスメ

 そのタイミングを利用して、この新月でのおすすめは五感を使って自分の本当に好きなものを確認すること。味覚、聴覚、視覚、触覚、嗅覚を刺激するような新月コスメやビューティアイテムを取り入れてみて。“人から聞いたから”ではなく“自分がどう感じるか”と言いながら……ですが、私が自分で感じて良かったものをお伝えさせてください。味覚で言えば、おうちごはんにおすすめな「アムリターラ(AMRITARA)」の「自然栽培味噌 中辛口」。“飲む美容液”といわれるほど栄養分がたっぷり。大豆の味わい深さが体に染みます。この期間に料理をするタイミングは増えていて、調味料などにも凝ると楽しいです。

 触覚、嗅覚だと「ザ パブリック オーガニック(THE PUBLIC ORGANIC)」の「ホリスティック精油ピローミスト クオリティスリープ」は不安感などのストレスを軽減し、睡眠の質を上げるといわれるクラリセージ・ラベンダーなどの精油がたっぷり。「ウカ(UKA)」 の「ボディオイル ハグ」はイランイランが効いた甘い香りと、滑らかなオイルの伸びが特徴です。ゆっくりマッサージして、セルフケアをしましょう。髪に使うと心地よい香りが広がります。

星占いとの出合い

 私は、オーガニックコスメとの出合いや、コスメキッチン在籍中に占い師・ジョニー楓さんのイベントを担当したのをきっかけに星占いに興味を持ち、独学しました。現代では、占いとしてこれはラッキー、アンラッキーという区別に使われることもありますが、よい悪いではなく自然の流れとしての月の動きに、地球上で生活している私たちは知らずに影響を受けています。この連載では、月の動きの中で活用できるものを知り、うまく生かしていただくための付き合い方をお伝えしています。

福本敦子(ふくもと・あつこ)/フリーランスPR・美容コラムニスト:コスメキッチンに14年間勤務後、現在はフリーランスPRとして活動するかたわら、ビューティコラムニストとしてイベント、SNSなど多方面で活躍。オーガニックに精通した知識を武器に、ライフスタイルに寄り添った独自のオーガニック美容論が、著名人やエディターをはじめ各方面から大人気。「#敦子スメ」は「読んだ瞬間試したくなる」と多くの反響を呼び、紹介した商品の欠品や完売も多数。2019年秋、初の書籍となる「今より全部良くなりたい 運まで良くするオーガニック美容本 by敦子スメ」を出版。発売前に増刷が決まるなど話題を呼んでいる。旅を愛し、占星術にも精通する instagram:@uoza_26

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ベイクルーズのECサイトが世界125カ国対応に

 ベイクルーズ グループはこのほど、自社ECサイト「ベイクルーズストア(BAYCREW’S STORE)」にジグザクが提供する越境EC対応サービスのワールドショッピングビズ チェックアウトを導入し、世界125カ国に向けた海外販売対応を開始した。

 多言語対応、 海外決済、 海外発送を一気通貫で行う同サービスでは、多言語によるナビゲーションやかな入力を不要にすることで海外ユーザーがストレスなく買い物をすることができる。海外ユーザー専用のカートで注文を受け付け、主要クレジットカードのほか、ペイパルや銀聯カードなど多様な決算手段に対応する。配送時のインボイスの作成や国際郵便の手配、およびカスタマーサポートはジグザグが行う仕組みだ。

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「他のアイテムを台無しにするモノは作らない」 ギョーム・アンリが語る「パトゥ」のデザイン哲学

 2020年春夏にギョーム・アンリ(Guillaume Henry)=アーティスティック・ディレクターによるコレクションで復活を遂げた「パトゥ(PATOU)」(旧「ジャン・パトゥ(JEAN PATOU)」)は、デビューシーズンから好スタートを切った。「カルヴェン (CARVEN)」を人気コンテンポラリーブランドへと押し上げたことで知られる彼が得意とするのは、“カワイイ”という言葉がしっくりくるウエアラブルなデザイン。その手腕は、「パトゥ」でも遺憾なく発揮されている。

 「フレッシュでフレンドリー、そして皆を笑顔にするような現実味のあるブランド」と「パトゥ」を表現するアンリ=アーティスティック・ディレクターのインスピレーション源となっているのは、自身の親しい友人や同僚たち。1914年に創業したメゾンのルーツであるクチュール的な要素を取り入れながらも、手の届く価格帯(タンクトップやTシャツは1万円台、ジャケット5万〜12万円台)と着こなしやすいデザインで新たな市場の開拓を目指している。「『パトゥ』のコレクションにおいて重要なのは、フィット感とウエアラビリティー。そして、アイテムのラインアップを絞り込むことを意識している。トゥー・マッチなことはしたくないし、的確で完成度の高いアイテムから成る小さなコレクションというアイデアを気に入っているんだ。だから、新しいシェイプのアイテムを作るときには毎回、既存のアイテムと並べた時に“新しさ”があるかを考える。例えば、新たにドレスを作るなら、すでにコレクションにはフィット感のあるミニドレスがあるから、ロング丈で流れるようなシルエットといったようにね。全てのアイテムに異なる命を宿すべきだと思うから、他のアイテムを台無しにするモノは作らない」。

 また、コレクション全体の10〜15%は、ピーコートやコンパクトなデニムジャケット、シルクブラウスなどシーズンを超えて提案するアイテム“エッセンシャル”で構成されている。「“エッセンシャル”は、いわば『パトゥ』らしさを分かりやすく表現したアイテム。シーズンが終わったからといって好評だったデザインさえも消し去ってしまうのは、もったいない。ケーキ屋さんを想像したら分かってもらえると思うけど、季節が変わって自分のお気に入りのケーキがなくなっていたら、悲しいでしょ?」とアンリ=アーティスティック・ディレクターは笑う。

環境への配慮や透明性への取り組み

 そういったサステナブルな考え方はデザインだけでなく、パッケージや生産背景にも反映されている。ショッピングバッグやボックスからハンガー、商品タグにいたるまでパッケージには、環境に配慮したリサイクル材料もしくはリサイクル可能な材料を100%使用。アイテムは全てヨーロッパ内で生産し、環境フットプリントの削減に努めている。さらに、商品タグにはQRコードがプリントされていて、スマートフォンのカメラなどで読み取るとそれぞれの商品の生産背景やストーリーを知ることができる。「僕たちにとって、消費者が自分の買うものについて知ることはとても重要。さまざまな業界で“透明性”への意識が高まっている。例えば、食品業界ではどこで誰が生産したか分かるものが増えているよね。それがファッションでまだ一般的になっていないのは、恥ずかしいことだと感じたんだ」。

 そんな時代に即したさまざまな取り組みを行う「パトゥ」は、数々のラグジュアリーメゾンを擁するLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)の傘下にある。しかし、そのブランディングは他のメゾンとは大きく異なる印象だ。コレクションの発表方法にしても、大きなランウエイショーではなく、シテ島にあるメゾンのオフィス兼アトリエでのプレゼンテーションを選んでいる。その理由は「ブランドのバックステージを見せるため」とアンリ=アーティスティック・ディレクター。「裏側を見せるのは刺激的だし、大掛かりなセットは必要不可欠ではない。言ってみれば、自分の家に皆を招待して食事をするような感覚だ」と続ける。その言葉通り、「パトゥ」にはアットホームな心地よさがある。今後についても「大きなブームを起こす必要はない。ステップ・バイ・ステップでブランドの魅力を広げ、成長させていきたい」と、業界のスピードに踊らされることなく慎重に歩みを進めていくようだ。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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タイのワコールがマスクを製造 4月中に約20万枚生産予定

 タイワコール(THAI WACOAL)では、下着製造の一部をマスク製造に切り替えた。マスクには下着の製造で出た残材が使用されており、4月末までに約20万枚を生産する予定だ。同社はすでにタイ国内の警察などに寄付をしており、今後はタイ市場での販売も検討している。

 日本では、マスク不足への対応策として従業員向けに製造していたが、緊急事態宣言発令後の出勤調整や製造スケジュールへの影響を考慮し、現時点での生産は厳しいという判断だ。タイワコール以外でのマスクの生産は今のところ予定されていない。

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@AlibabaJapanPR アリババグループ Alibaba Group – Japan

馬雲公益基金会は にマスク1億枚と検査キット100万個を寄付すると発表しました。WHOを通じて医療物資を必要とされている国や地域の人々に届けていただければと願っております。これまで馬雲公益基金会はアリババ公益基金会と共同で世界150+の国に医療物資を寄付いたしました。

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「グッチ」がミシュラン認定シェフのレシピを公開 第1弾は自宅で作れるチーズブレッド

 「グッチ(GUCCI)」はこのほど、「グッチ」が運営するレストランのシェフを務めるカリメ・ロペス(Karime Lopez)による特集をユーチューブとポッドキャストで公開した。ユーチューブではジョージアに伝わるチーズブレッド、ハチャプリ(Khachapuri)のレシピを紹介し、自宅にある卵やチーズなどの簡単な材料で料理する様子を収録した。

 ロペスは「グッチ」が手掛けるイタリア・フィレンツェのレストラン「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ(GUCCI OSTERIA DA MASSIMO BOTTURA、以下グッチ オステリア)」のシェフ。2019年にはイタリアで女性としてただ一人、メキシコ人女性としてもただ一人、ミシュランの星を獲得した。ポッドキャストのエピソードではミシュランに認定されたことやシェフになるまでの道のり、お気に入りの料理、フィレンツェの歴史的名所であるシニョーリア広場にある同レストランでの日々について語る。

 18年5月にスタートした「グッチ」のポッドキャストチャンネルでは、現在ブランドの世界観を伝える29のエピソードを公開している。マルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)=グッチ社長兼最高経営責任者(CEO)と、彼の古い友人でもあるミシュラン3つ星シェフ、マッシモ・ボットゥーラ(Massimo Bottura)が少年時代の思い出を振り返り、彼らの友情から生まれたレストランである「グッチ オステリア」について語り合う。同エピソードはスポティファイ(Spotify)とサウンドクラウド(SoundCloud)でも公開している。

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販売員のリモートワークはどう取り組む? プロモーション担当へ配属した「マザーハウス」編

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を受けて、百貨店やファッションビルをはじめとする店舗が臨時休業中だ。店頭に立てず勤務ができない販売員は「突然、1カ月の休みがてきてしまった」と嘆いている。オフィス勤務社員のリモートワークでさえも難しい状況だが、販売員への仕事を創出している企業もあった。その事例を紹介する。(この記事はWWDジャパン2020年4月20日号からの抜粋に加筆しています)

マザーハウス

 途上国で生産したバッグやジュエリーなどを扱う「マザーハウス(MOTHERHOUSE)」は、新型コロナウイルスの状況を素早く判断し、さまざまな施策を打ち出している。現在は仙台店を除く全国の店舗の販売員が在宅勤務中だが、山崎大祐・副社長やチーフマネジャーによるオンライン研修をはじめ、公式オンラインサイトでは平日の午前10時から午後6時の間、顔が見えるチャット機能を使ってデジタル接客を行っている。

 2月29日から臨時休業中の千葉・舞浜の商業施設、イクスピアリの店舗スタッフたちを、早期に本社勤務に切り替えて別部署に配属。イクスピアリ店店長の石川怜さんは、プロモーション担当として自由に外出できない子どもたちに向けた企画を立案した。デザイナーである山口絵理子社長が描いた絵本の挿絵をもとにぬりえを制作。「マザーハウス」の商品を生産する6カ国の名物・名所のイラストを使ったぬりえを送料無料でプレゼントし、データも公式サイト上で無料ダウンロードできるようにした。また小学生以下の子どもを対象にした「おえかきコンテスト」も企画。「夏といえば?」をテーマにイラストを募り、優勝作品は店舗のショッパーとして配っているコットンバッグの絵柄として採用する予定だ。

 さらに外出自粛要請の影響を受けて、商品の魅力をオンラインで発信するため動画コンテンツを拡充した。元々は本店スタッフで、3月にプロモーションチームに異動した安藤輝さんは、ユーチューブ上で「マザーハウス」のショッピングチャンネルを立ち上げ、自らナビゲーターとなって動画で商品のポイントを熱く語っている。

販売員の声
“会社が別部署での役割を用意してくれたことで安心できた”

 「勤務先のイクスピアリは休館になったが、会社が別部署での役割を用意してくれたことで安心できた。副社長の山崎らとのミーティングで『お出かけができない子どもたちが少しでも家にいる時間が楽しくなるように』という思いで、ぬりえ・絵本・書籍の無料提供を企画。店舗ではなかなか直接的に価値を届けられない子どもたちに発信でき、やり甲斐を感じた」(石川怜/「マザーハウス」舞浜イクスピアリ店店長)

 「ショッピングチャンネルは収録自体がすごく楽しく、スタッフ間でのリアルなやり取りをお届けできていると思う。お客さまから『日常の光景が動画で見られたので、お店に行っているような気持ちになれた。元気をもらえた』というメッセージをいただき、励みになった」(安藤輝/元マザーハウス本店スタッフ、現プロモーションチーム)


 「WWD JAPAN.com」はファッション&ビューティ業界を応援すべく、週刊紙の「WWDジャパン」と「WWDビューティ」に掲載した新型コロナウイルス関連ニュースを無料開放します。記事やコラムから未曾有のピンチを克服するヒントや勇気を感じ取ってくだされば幸いです。

 なお、他のニュースはこれまで通り、有料会員限定記事とさせていただきます。購読は、こちらからお申し込みください。


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BARNEYS at HOME #14【ACNE STUDIOS】 バーニーズ ニューヨークスタッフおすすめの一品:<アクネ ストゥディオズ>ショートパンツ

バーニーズ ニューヨークのスタッフが毎日おすすめのファッションアイテムをピックアップしてご紹介!

今日ご紹介するのはウィメンズのACNE STUDIOS<アクネ ストゥディオズ>のショートパンツを使ったコーディネートです。
六本木店セリングスーパーバイザー鈴木とウィメンズフロアスタッフ利根川よりご紹介をいたします!

今シーズン、おすすめのショートパンツを使ったコーディネートです。
一見取り入れるのが難しく感じるアイテムですが、ドレープが綺麗なブラウスと合わせるとエレガントで大人の雰囲気をお楽しみいただけます。

IMG 0088 BARNEYS at HOME #14【ACNE STUDIOS】 バーニーズ ニューヨークスタッフおすすめの一品:<アクネ ストゥディオズ>ショートパンツ

ご紹介したアイテムはオンラインストアにてお求めいただけます。

 

ACNE STUDIOS<アクネ ストゥディオズ>ショートパンツ
https://onlinestore.barneys.co.jp/supplier/supplier_00028/2122125.html?2020_bjyoutube

 

VICTORIA VICTORIA BECKHAM<ヴィクトリア ヴィクトリア ベッカム>ドレープブラウス
https://onlinestore.barneys.co.jp/supplier/supplier_04809/2124852.html?2020_bjyoutube

 

LOEWE<ロエベ>ハンモックバッグ
https://onlinestore.barneys.co.jp/supplier/supplier_04310/2116574.html?2020_bjyoutube

 

BARNEYS NEW YORK<バーニーズ ニューヨーク>チェーンフラットサンダル
https://onlinestore.barneys.co.jp/women/women_shoes/women_shoes_sandals/2112998.html?2020_bjyoutube

 

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、バーニーズ ニューヨーク各店は4月9日(木)より当面の間、臨時休業させていただいております。

バーニーズ ニューヨークでのショッピングはオンラインストアにてお楽しみください。
バーニーズ ニューヨーク オンラインストア
https://onlinestore.barneys.co.jp/top?2004_bjyoutube

 

 

本日17:00の更新もお楽しみに!

英名門大学ゴールドスミス副学長が指摘「パンデミックはファッションの持続的変化への移行を引き起こす」 ポストコロナを聞く

 新型コロナウイルスが猛威を振るい、“異常”な状況下で人々の価値観に変化が生まれている。大切なものとは何か?幸せとは何か?――終息後の世界はどう変わるのか。そのときにファッション産業は?

 今回は、昨年までロンドン芸術大学(University of the Arts London)のロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(London College of Fashion)で学長を務め、昨年秋にゴールドスミス大学(Goldsmiths)の副学長に就いたフランシス・コーナー(Frances Corner)教授に聞く。

 彼女は人権や環境問題と積極的に向き合い、仕組みから考え直した改善策を提案できるような学生を育てるため、ファッションだけではなく多彩な学部があるゴールドスミスに移っている。

WWD:新型コロナウイルスによって、人々の価値観や思考方法にどのような変化が起こっていると思いますか?そして終息後はどのように変化していくと考えますか?

フランシス・コーナー=ゴールドスミス大学副学長(以下、コーナー):新型コロナウイルスのパンデミックは、私たちの多くに人生において何が大切なのか考え直すことを促しています。私たちはスローダウンし、より少ないもので生きる術を学ぶことを求められています。「本当に必要なものはなんだろう?」――人々は自問しています。また私たちはこれまで以上に、他者とのつながりについて意識しています。このような思いや考えは、間違いなくファッションや私たちの買い物習慣にも広がることでしょう。ファッションが人々や環境に与える影響への意識が高まっていることを考慮すると、より多くの消費者がファッションとの関係を見直して買い物の頻度を少なくし、品質が高くサステナブルなものを求めるようになると私は期待しています。

WWD:そうした人々の価値観や行動の変化からどのようなニーズが生まれると思いますか?それに対してファッション業界が提案できることは?

コーナー:ブランドは、パンデミック以前から始めていた社会的意義のある事業――例えば、サステナブルなラインの販売や「H&M」や「アーバンアウトフィッターズ(URBAN OUTDITTERS)」など大手ブランドによる服のレンタルサービスなどを――で消費者の要求に応えられるし、そういう動きはさらに推進すべきでしょう。このパンデミックはファッション業界の持続的変化を引き起こす原動力を与えてくれると思います。

WWD;そもそも無理があったファッション産業は、これを機にどのように“最適化”されるべきでしょうか。

コーナー:パンデミックは業界が変化するための好機であり、ブランドがより良い方法でテクノロジーを使うチャンスです。すでにサステナブルな解決方法があるにもかかわらず、人々がファッションショーのために世界中から飛んでくることをどう正当化できるでしょうか。

ブランドはサステナビリティのための行動を後回しにしてはいけません。すでに多くの意義ある行動がとられていますが、気候変動という差し迫った問題を無視してはいけません。それが正しいことだからというだけでなく、消費者が行動を求めているからです。

労働者の権利も検討すべき大きな課題の一つです。この危機が何ごとかを明らかにしたとすれば、それは世界中の工場で衣服を作る人々に業界が依存しているということです。このような人々を守ることは極めて重要です。

また、このパンデミックによって大きな打撃を受けた個人事業主のメーカーや起業家などに対するより手厚いサポートがあればと思います。向こう数年で必要になるイノベーションを起こすのは彼らであり彼女たちで、そういう人たちが業界の最前線にいるのです。

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「M・A・C」が中国の人気ゲームとコラボコレクション 公式EC限定

 「M・A・C」は4月28日に、中国の人気ゲーム「ストライク オブ キングス(STRIKE OF KINGS)」とのコラボレーションコレクション「M・A・C アーナー オブ キングス」を公式オンラインショップ限定で発売する。価格は1000~5900円。

 同コレクションでは、ゲームの世界観やキャラクターをイメージした製品をラインアップする。キャラクターのイラストをパッケージにデザインしたアイシャドウパレット「スモール アイシャドウ × 4」や「リップスティック」のほか、「エクストラディメンション スキンフィニッシュ」「プロ カラー × 2 コンパクト」をそろえる。

 「ストライク オブ キングス」は、中国では2億人以上の登録者数を持つ人気オンラインゲームだ。歴史上の偉人や伝説上の人物をモチーフにしたイケメンキャラクターが多数登場することから、女性からの人気も高い。日本では「伝説対決-Arena of Valor-」のタイトルで配信されている。

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串カツ田中、店頭で「もったいない野菜」を販売。テイクアウトの解釈拡大。

株式会社串カツ田中ホールディングス(本社:東京都品川区、代表取締役社長:貫 啓二)が、4月21日(火)から取引先企業である株式会社フードサプライ(本社:東京都大田区、代表取締役:竹川 敦史)と協力し、外出自粛要請の影響で使用されなかった野菜を『もったいない野菜セット』として、関東で営業中の41店舗で店頭販売を開始する。
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新型コロナ禍の中でノロ食中毒が減少のなぜ? 一方で倍増中の食中毒とは?

 汗を流すコンサルタント、白岩大樹です。新型コロナウイルスで、業界全体が厳しい状況に立たされています。テイクアウトを始めるお店が多い中で、盲点となるのが食中毒への注意です。時間をおいて食べることが多いので、ここには十分気をつけなければなりません。ただ、3月半ばまでの状況を見ると、食中毒件数は前年と比較すると減少しています。ちょっと不思議ですね。でも増えている原因物質もあるのです。
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美容クリニック院長が警鐘 巣ごもり美容は“やり過ぎ”に注意

 聖心美容クリニックは、全国47都道府県の20~40代女性2820人を対象に“全国美肌理解度調査”を実施。その結果をもとに、自宅で過ごす時間が増えている今こそ確認したい、正しい美肌習慣を実行できているかをセルフチェックするための“美肌理解度チェックシート”を公開した。

 “全国美肌理解度調査”の結果に対して、聖心美容クリニックの小林美幸院長が気になったのは「約3人に1人が“やり過ぎダメ肌習慣”を持っている」ということだ。

 例えばスキンケアに関して、“化粧水をコットンで入念にすり込む”人が13.5%、“よくマッサージをする”人が10.6%、“毎日シートパックをする”人が7.1%いることが分かったが、これが“やり過ぎダメ肌習慣”なのだという。

 「13.5%もの人がやっている“化粧水をコットンで入念にすり込む”のはやり過ぎ。ポイントはやはり肌の皮膚を動かさないこと。化粧水であれば、手でじっくりプレスするのが良い。マッサージも皮膚への摩擦を与えることで、むしろ皮膚をたるませる原因となってしまうことも。シートパックの連日使用は、日焼けや乾燥がひどいなどの症状があるときは集中ケアの手段として有効だが、普段のケアとしてなら週1~2回程度に。使い過ぎると保湿過剰により毛穴が詰まりやすくなることもある」と小林院長は話す。

 また逆に、“ズボラになりがち”な習慣として気になったのが“日焼け止め”だという。“日焼け止めを塗っているか”という質問に対して、“季節に関係なく毎日塗っている”という回答が最多で18.3%を占めたものの、“日差しが強くなる春夏に、外出が多いとき、屋外で過ごすことが多いときだけ塗っている”という回答がそれに次いで18.1%を占めていた。

 「夏はもちろん、紫外線量が夏とほぼ変わらない春や、曇りの日、窓から日差しが入り込む屋内でも気を付ける必要がある。室内で過ごすことが多くても、油断をせずに紫外線ケアを行うことが重要」だという。

 聖心美容クリニックは、同アンケートを元に作成した“美肌理解度チェックシート”を公式サイトで公開。チェックが多くついてしまった人は、“おうち時間”が増えるこの機会に、正しい美肌習慣を確認することをおすすめしている。

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悪立地で坪月商30万円の繁盛店、コロナ後を見据えた戦略は?

 新型コロナウイルスによる外出自粛が飲食店経営に大きく影響し始めた3月。大手から個店まで売り上げが激減する中、「実は、3月は思ったほど売り上げは下がらなかった」と明かすのは、東京・中野区の居酒屋「ニューヨック中野」の店主、坂野善一氏(ヨックは同氏のニックネーム)。店はJR中野駅から徒歩10分ほどの、新井薬師参道沿いに立地する。駅からは距離があるが、中央線の主要駅のひとつ中野の利用客は、商業エリアである駅前よりもむしろ多くが同店周辺に住居を構える。14坪38席の店舗で月商400~450万円を売り上げていた同店だが、3月の売り上げも370〜380万円と健闘。外出自粛要請が出た後は、コロナ後を見据えて、お客との関係性作りに勤しむ。
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小島健輔リポート コロナパニックが引導を渡したファッション流通

 ファッション業界の御意見番であるコンサルタントの小島健輔氏が、日々のニュースの裏側を解説する。収束の兆しが見えない新型コロナウイルスの感染拡大。ファッションビジネスへの大きな打撃を与え、各社はパラダイムシフトを急がなければ生き残れない状況になっている。

 新型コロナウイルスの蔓延で緊急事態宣言が発令され、商業施設の休業が広がって生活維持以外の消費はほぼ止まり、ファッション業界は冬眠状態に陥っている。いつ終わるか読めない氷河期状況の中、かろうじて生き永らえてきたゾンビなビジネスが次々に行き詰り、コロナ後の新消費秩序に対応できるビジネスモデルが模索されている。

深刻化するアパレルの売り上げ減少

 パンデミック(世界的な流行)が迫ってもまだ週末休業にとどまっていた3月の既存店売り上げを一覧すると、百貨店やドラッグストアのインバウンド(訪日客)売り上げはほぼ消滅し、大手百貨店はそごう・西武の前年同月比31.9%減から大丸松坂屋百貨店の43%減まで3〜4割減少。インバウンド依存の高かった三越銀座店は55.1%、大丸心斎橋店は63.1%も減少した。主要な駅ビルやファッションビルも軒並み3割から5割近く減少し、中でも衣料品の落ち込みが大きかった。米国商務省発表による3月の米国小売り売り上げは前月から8.7%減少し、閉店が広がったアパレルは50.5%も減少している。

 主要なアパレルでは百貨店やターミナル商業施設への依存が大きい三陽商会(44.0%減)やレナウン(46.5%減)、TSIホールディングス(34.6%減)、オンワード樫山(31.0%減)の落ち込みが大きく、オンワード樫山は休業が広がった4月12日までで56%減とさらに落ち込みが拡大している。緊急事態宣言で大都市店舗の大半が閉まり、16日には全都道府県に拡大されたから、4月計では8〜9割減まで落ちると危惧される。

 アパレルチェーンではコロナ以前から落ち込んでいた青山商事(41.2%減)やライトオン(39.1%減)を筆頭に、ハニーズ(28.9%減)やユニクロ(27.8%減)の落ち込みが目立つ一方、EC比率が高いアダストリア(国内EC比率20.5%)とユナイテッドアローズはECの伸びがカバーしてともに24.2%減と健闘。ユナイテッドアローズの既存店舗売り上げは40.2%減少しているから、23.9%伸びて全売り上げの25.3%を占めたECが16ポイントもカバーしたことになる。

 EC比率が半分前後を占める非公開アパレルチェーンでは、ECが大きく伸びて前年売り上げを確保したケースもあり、コロナパニック下のEC頼みが鮮明となった。送料負担やPBの失敗などで一時は勢いを失ったZOZOも勢いを取り戻し、1.38倍に拡張した物流拠点にアパレルの在庫が殺到してパンク寸前だという。

 緊急事態宣言後は都心商業施設の大半が休業して、営業できる店舗が2〜4割減ったチェーンも多く、後半には緊急事態宣言が全国に拡大したから、4月の既存店売り上げは1〜2割まで落ち込んでしまう。売り上げがそこまで落ち込んでも仕入れ代金の支払いや従業員の休業補償(助成金があるが申請から支給まで2〜3カ月かかる)など出費は止められず、資金繰りに窮するチェーンが続出すると危惧される。

 食品や生活衣料の比率が高い「無印良品」の良品計画は15.3%減(衣料・雑貨は29.6%減)、日用衣料のしまむらは12.1%減と落ち込みが小さく、自粛の反動で需要が伸びたアウトドア関連ではワークマンこそ17.7%増加したもののアルペンは15.6%、ヒマラヤは18.6%、総合スポーツのゼビオは25.8%減少した。

 都心立地でファッション性が高いほど落ち込みが大きく、郊外立地で日用性が高いほど落ち込みが小さく、EC比率が高いほど店舗売り上げの落ち込みをカバーしたと総括される。

引導を渡された百貨店流通

 未曾有の売り上げ減少が長引く中、これまで低迷しながらもなんとか継続してきたゾンビなビジネスモデルが堰を切ったように破綻に突き進んでいる。百貨店流通など、その最たる典型だ。長年の堕落と客離れによる業績の悪化に加え、休業が長引けば不採算店が増えて閉店が加速し、販路を閉ざされた百貨店アパレルの経営も行き詰まる。

 オンワードホールディングスは20年2月期に国内外の700店を閉め、今期はさらに700店を閉めて19年10月の3000店から店舗を半減する。中核会社であるオンワード樫山の百貨店売り上げ比率は09年2月期の74.7%から20年2月期の62.3%と、依存率の切り下げを徹底できず不採算店舗が経営を圧迫しているから、百貨店内店舗を大量閉店せざるを得ない。20年2月期決算では店舗撤収の減損や希望退職の特別損失、固定資産の減損や投資有価証券の評価損に加え、将来の利益が見込めないため繰延税金資産の取り崩しを強いられ、計521億2200万円の純損失を計上したが、これは百貨店軸の事業構造に最終的な見切りをつけ過去を清算したことを意味する。

 今後はECを基幹としたOMO※1に軸足を移し、店舗は運営効率のよいブランド複合の大型店に集約する一方、カスタマイズ事業とライフスタイル事業を拡大していくとしているが、16.8%まで伸ばしたECも自社EC比率は高いとはいえ、システム改修や物流、ささげなど外注依存も多く、画期的な無在庫C2M※2として期待されるカスタマイズ事業も採算点到達が遅れるなど、課題が山積している。

 それでも毅然として過去を清算したオンワードホールディングスは未来へ走り出しているが、「バーバリー(BURBERRY)」を失って以来、戦略なき迷走を続ける三陽商会は経営陣の交代を繰り返して組織と資産を消耗するばかりで、決算期を変更した20年2月期も当初計画に届かず26億8500万円の最終赤字を計上。最終赤字は4期連続で、利益剰余金31億8900万円を取り崩し、有価証券評価損26億2200万円も加わって純資産は66億円も減少した。もう後がないとして、1月1日に就任したばかりの中山雅之氏から三井物産出身の大江伸治氏に社長も交代し、仕入れを抑制して百貨店インショップ1050店中の不採算150店の撤退を断行するが、いまだ百貨店に売り上げの62.3%を依存し、ECも前期決算で25.2%伸びたとはいえ全体の12.7%を占めるに過ぎず(直近1〜2月では15.8%)、迷走を繰り返して企画・生産の人材も散逸した三陽商会の再建は前途多難と言うしかない。

 前世紀のピーク時には3000億円を売り上げてアパレルの頂点に位置したレナウンなど、減収減益とリストラを繰り返してタケノコ経営を続け、13年には山東如意科技集団の子会社となった。当時(14年2月期)の売り上げ748億6300万円が19年12月期(変則10カ月決算)には502億6200万円にしぼみ、営業赤字体質を脱却できないまま山東如意傘下企業への売掛金57億7900万円を貸し倒れ引き当てして77億9500万円の経常赤字に陥り、手持ち現金が45億2000万円減少して33億2000万円まで細って経営の継続に赤信号が付き、株主総会で神保佳幸社長と北畑稔会長が更迭される事態に追い込まれた。

※1.OMO(Online Merges with Offline):ネットと店舗の垣根を超えた融合を意味し、モバイルフォンをキーツールとしてウェブルーミングとショールーミングを駆使するニューリテール戦略

※2.C2M(Customer to Manufactory):ネットやショールームで受注してからデジタル生産や3Dプリンタで素早く生産して“個客”に届けるパーソナル対応の無在庫販売手法。F2C(Factory to Consumer)ともいうが、個客から生産へという方向に意味があるゆえC2Mと捉えたい

百貨店とアパレルの閉店連鎖はもう止まらない

 主要百貨店アパレルが次々と大量閉店すれば衣料品フロアが歯抜けになって客離れが加速し、採算もさらに悪化して閉店する百貨店が広がっていく。一部の百貨店は不動産業化して生き残るだろうが、それが可能なのは好立地の自社所有店舗に限られるから、百貨店の店舗数は数年で今の半分近くまで減少し、地方百貨店の破綻や大手百貨店の再編が雪崩を打つように進む。販路を失ったアパレルも採算規模を維持できず、ECへの転換が遅れたアパレルは多くが破綻し、阿鼻叫喚の終焉劇となる。

 振り返ってみれば1980年代以降、百貨店は壁に当たるたびに取引アパレルにリスクとコストを転嫁し続け、アパレルは採算を確保すべくそのたびに原価を切り下げたから、百貨店で売られる商品は法外に割高なものとなっていった。駅ビルやSC(ショッピングセンター)、ついでECに顧客が逃げ出したのは必然で、大手アパレルの商品を見るたびに、どうしてこんなに市場とズレた商品に消費者目線の倍も3倍もの法外な価格が付けられるのかと不思議に思ったものだ。全ての敗因はそこにあったと自覚するべきだろう。

 百貨店とアパレルが連携してロスとコストを押し付け、割高な流通にして顧客を裏切ってきたのだからいずれ総崩れになることは避けられず、コロナパニックがゾンビ化した百貨店流通に引導を渡すことになった。流通プラットフォームの盟主の堕落がサプライチェーン総体の破綻を招く典型的な破滅劇となったが、今や希望の星となったECが同じ轍を踏まぬよう祈るばかりだ。

商業施設にも見切りをつけるべきか

 百貨店に続いて高コスト化しているのが駅ビル、ファッションビルやSCなどの商業施設で、近年は最低保証家賃や共益費など家賃外負担に、館が包括加盟するキャッシュレス決済の手数料上乗せも加わり、売り上げ対比の不動産費負担は実質20%を超えるケースが増えている。2000年当時は百貨店より22ポイントも低かったが、アパレルの百貨店離れによる歩率低下と商業施設の不動産費高騰で、今や両者の格差は実質10ポイント前後(百貨店では光熱費やキャッシャレス決済手数料が不要)まで近づいている。

 ランニングコストだけでなく、店舗のイニシャルコストは法外に高い。定期借家契約が定着して以降、基準家賃の10カ月分程度の敷金で出店できるようになったが、駅ビルなどの3〜4年と短い定借期間では内装投資が償却できず、当てが外れて定借期間満了前に撤退しようものなら、基準家賃の6〜12カ月分ものペナルテイを課されることがある。

 18年の当社クライアント集計では年間152店の退店中、半分強の77店が定借満了によるもので、定借期間内退店比率も前年の25%から34%に増えていた。新規出店時には少なからぬ内装監理費や現場協力金なども課金されるから、トータルのイニシャルコストを定借期間内に償却できる見通しがない限り、出店はコストに合わない暴挙と腹をくくるべきだ。

コロナパニックでECが救世主に

 商業施設の不動産費を割高に感じさせるのが、自社運営ECの規模拡大による急速なコスト低減だ。人気ECモールの手数料率は売り上げが拡大しても低減せず、商業施設の不動産費と販売人件費を合わせた負担と大差ないが、自社運営ECは年商数億円で商業施設の販売コストを下回り、100億円を超えれば確実に10ポイント以上下回る。店舗販売だと売り上げを増やすのに出店投資と店舗運営人員が必要だがECではそれらが不要で、1人当たり売り上げは加速度的に効率化し、物流を抱え込まない限り人時生産性は店舗販売の10倍が望める。

 ECといっても自社運営とモール出店(実態は出品)とでは天と地ほども違う。プラットフォーマーの手のひらで便宜とコストのバランスをとって拡販できても、店舗をC&C※3利便の拠点とするOMOで優位に立つことはできないし、プラットフォーマーの都合に振り回されるのは百貨店や商業施設と大差ない。

 販売員不足に悩み家賃や人件費の負担で損益が苦しいなら、自社ECを“本業”として店舗はC&C利便のサービス拠点兼ミニマム在庫型ショールームと割り切って必要最小限に抑えるD2Cが合理的だが、店舗運営に慣れ親しんだ事業者は軸足を移すのをためらう。そんな躊躇を吹き飛ばしたのが接客販売という“濃厚接触”を避けざるを得ないコロナパニックで、店舗が休業や時短を強いられる中、ECが救世主となって主役が交代し、店舗はコストに見合わないお荷物と認識されたのではないか。

※3.C&C(Click & Collect):EC注文品を店舗で試したり受け取ったり店舗から出荷したりして顧客利便を高め、物流費を抑えて在庫効率を高めるOMO手法

エシカル消費がファッションビジネスを滅ぼす

 コロナウイルスの蔓延を断ち切るべく引きこもり生活が続く中、誰もが必然的にエコミニマルなエシカル消費を強いられているが、コロナパニックが収束しても元には戻らないかもしれない。

 多くの人々が所得が減り、資産も傷ついて将来への不安をトラウマのように抱える中、精進落としの消費や娯楽に走る人は限られ、収束後も大多数の人々は引きこもり生活で身に付いたエシカル消費を引きずると思われる。ならば不要不急でエシカルから最も遠い衣料・服飾消費の回復は最後の最後になるばかりか、元の水準に戻ることはもうないだろう。

 人々の過剰な消費と需給ギャップの無駄を前提に成り立ってきたファッションビジネスは身を削って存続を図るしかなく、法外なコストを引きずる百貨店流通はもちろん、商業施設の店舗もコストに見合うまで絞るしか生き残る術はない。クリックかモルタルか、デジタルかアナログかという議論にコロナパニックが結論を出した以上、全力全速で高コストなモルタル流通を仕舞ってデジタルシフトを急ぐしかないのは火を見るよりも明らかだ。

 コロナパニックを契機にファッション販売の主力がECに移って店舗のショールーム化とデジタル化が進み、販売員はデジタルに発信してリモート接客するバーチャルプレーヤーに変貌し、企画・生産はもちろん流通・販売まで一貫するデジタルシフトが急速に進んでファッションビジネスは一変するだろう。人の労働よりシステムが駆動するデジタルシフトの過程で、半分どころではない人々が振り落とされていくだろうが、もはや躊躇している余裕はない。人と店舗を基盤とした古き良きファッション流通は終焉の時を迎えたのだ。

小島健輔(こじま・けんすけ):慶應義塾大学卒。大手婦人服専門店チェーンに勤務した後、小島ファッションマーケティングを設立。マーケティング&マーチャンダイジングからサプライチェーン&ロジスティクスまで店舗とネットを一体にC&Cやウェブルーミングストアを提唱。近著は店舗販売とECの明日を検証した「店は生き残れるか」(商業界)

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