イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)の伝記を執筆したことで知られるジャーナリストのローレンス・ベナイム(Laurence Benaim)がファッション界での人脈を生かして寄付の品々を集め、わずか1週間ほどでチャリティーオークションの開催にこぎ着けた。オークションの利益は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で困難な状況に陥っているフランスの老人ホームの職員を支援するために使われる。
またオークションに出されるのは物だけではなく、パリにあるイヴ・サンローラン・パリ美術館(Musee Yves Saint Laurent)、ケリング(KERING)の本社やベルサイユ宮殿(Chateau de Versailles)、パルファン・クリスチャン・ディオール(PARFUMS CHRISTIAN DIOR)が所有し普段は一般公開されていないラ コル ノワール邸(Chateau de la Colle Noire)へのプライベートツアーなどもある。
イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)の伝記を執筆したことで知られるジャーナリストのローレンス・ベナイム(Laurence Benaim)がファッション界での人脈を生かして寄付の品々を集め、わずか1週間ほどでチャリティーオークションの開催にこぎ着けた。オークションの利益は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で困難な状況に陥っているフランスの老人ホームの職員を支援するために使われる。
またオークションに出されるのは物だけではなく、パリにあるイヴ・サンローラン・パリ美術館(Musee Yves Saint Laurent)、ケリング(KERING)の本社やベルサイユ宮殿(Chateau de Versailles)、パルファン・クリスチャン・ディオール(PARFUMS CHRISTIAN DIOR)が所有し普段は一般公開されていないラ コル ノワール邸(Chateau de la Colle Noire)へのプライベートツアーなどもある。
A.2月末のミラノコレクションでロックダウン寸前のイタリアに滞在していたため、パリコレ中に予定していた撮影が数件キャンセル(帰仏後、2週間隔離を求めるクライアントの分のみ)。日本やアジアからのクライアントも全てキャンセルになった。新型コロナウィルス収束までの撮影の見通しがなく、5〜6月に予定されていた「カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)」や全仏オープンの仕事は延期となり、6月のパリメンズもキャンセルになった。
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同氏は2015年に名門セント・マーチン美術大学(Central Saint Martins)を卒業後、自身が学生時代に主催していたクラブイベント「ラバーボーイ」を冠したブランド名で16年春夏シーズンにコレクションデビューを飾った。17年には英国ファッション協議会(British Fashion Council)による若手デザイナー支援プログラム「ニュージェン(NEWGEN)」にグレース・ウェールズ・ボナー(Grace Wales Bonner)やリチャード・マローン(Richard Malone)、ニコラス・デイリー(Nicholas Daley)らとともに選出されると、ロンドンメンズの中でも存在感を徐々に増していく。祖国であるスコットランドの民族衣装からロンドンのパンク、ユースカルチャーまでを縦横無尽に取り込んで自らのストーリーに落とし込んだコレクションは、ほかにはない振り切った強さがある。「ニュージェン」の同期に比べると、プロダクションやビジネス面では正直なところまだ発展途上ではあるものの、天衣無縫な人柄と破天荒なクリエイションは、同質化が危惧される昨今のファッション界において唯一無二の個性であることは間違いない。少し大げさかもしれないが、ファッションを通じて混沌とした世界を明るい未来へと導く力を秘めていると思う。1月のロンドンメンズで20-21年秋冬コレクションを披露した直後に、ブランド立ち上げから将来についてまでを聞いた。
ジェフリー:今回は、故郷スコットランドのオークニー諸島とグラスゴーへのリサーチの旅から着想を得たんだ。オークニー諸島の一つであるサウス・ロナルドジー島の小さな町を訪れた際に馬の祭りをやっていて、小さな子どもたちが馬に扮して砂浜を掘り起こしながら、人間と自然の関係を祝っていたのが興味深くてね。その後、グラスゴー美術学校(Glasgow School of Art)で見た、芸術家のメアリー・マクドナルド・マッキントッシュ(Mary McDonald Macintosh)の衣装や、スコットランド人画家のジョン・バーン(John Byrne)がリーゼントヘアのテディ・ボーイ(1950~60年代の不良少年の呼称)を描いた作品にも影響を受けたかな。これらをミックスした世界観を見てもらいたかったんだ。
ファッション業界に特化した求人サービスを展開するレディ トゥ ファッション(READY TO FASHION)は、新型コロナウイルスがファッション業界の新卒採用市場に与える影響を調べるため、113社を対象にアンケートを実施した。調査期間は緊急事態宣言が発令される前の4月6~9日。公式ホームページでその一部を公開している。
ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングが展開するヘアケアブランド「ラックス(LUX)」は、今年3月に発表した、無意識に生じる性別への先入観を排除して個人の適正と能力に焦点を当てた採用活動を行うためのプロジェクト「ラックス ソーシャルダメージケア プロジェクト(LUX SOCIAL DAMAGE CARE PROJECT)」の第1弾として、企業の採用担当者に向けたオンライン説明会「ラックス ソーシャルダメージケア プロジェクト ジェンダーデベロップセミナー」を4月24日に実施する。開催時間は15時から17時まで。社会をよりよいものに変えることは一社だけでは難しく、同プロジェクトに賛同してくれる仲間を増やしていきたいという考えから今回の開催に至った。
労働者の人権問題に取り組む米国の非政府組織(NGO)「ワーカーズ・ライツ・コンソーシアム(The Worker Rights Consortium以下、WRC)」は、縫製産業の労働環境を調査する「センター・フォー・グローバル・ワーカーズ・ライツ(Center for Global Workers’ Rights)」と提携し、サプライヤーに対するアパレル企業などの支払い状況を追跡した。WRCは、「危機的な状況が続く中で、ブランドや小売店が苦境に陥っていることは理解している。しかし、だからといってサプライヤーや労働者に対する義務を放棄していいことにはならない」とコメントした。
調査の結果は以下の通り。
【支払いをすると約束している企業】
アディダス(ADIDAS)、ナイキ(NIKE)、H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ)、「ザラ(ZARA)」を展開するインディテックス(INDITEX)、「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」や「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」を擁するPVHコープ(PVH CORP)、キアビ(KIABI)、「ユニクロ(UNIQLO)」などを擁するファーストリテイリング、マークス&スペンサー(MARKS & SPENCER)、ターゲット(TARGET)
なお「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ティンバーランド(TIMBERLAND)」「ヴァンズ(VANS)」などを擁するVFコーポレーション(VF CORPORATION)もこのリストに掲載されているが、本当に支払いがされるのかについてサプライヤーから疑念の声が上がっているとの注釈が付けられている。
アソシエイテッド・ブリティッシュ・フーズ(ASSOCIATED BRITISH FOODS)が展開する激安店のプライマーク(PRIMARK)も、当初は契約の不可抗力条項を適用して支払いを拒否しようとした。しかし多方面から厳しく批判されたことを受け、15億ポンド(約2010億円)相当の納品済みの商品と、3億7000万ポンド(約495億円)相当の生産中の商品に対する支払いをすると発表した。同社はバングラデシュやカンボジアなどの縫製工場の労働者に対する賃金支払いを支援する基金を設立することも発表したが、各国の支援策を考慮して補償額を調整するとしたため、「分かりにくい」と新たな批判を招いている。
「パトゥ」2020-21年秋冬コレクションのルックブック PHOTO : KIRA BUNSE「パトゥ」2020-21年秋冬コレクションのルックブック PHOTO : KIRA BUNSE「パトゥ」2020-21年秋冬コレクションのルックブック PHOTO : KIRA BUNSE「パトゥ」2020-21年秋冬コレクションのルックブック PHOTO : KIRA BUNSE「パトゥ」2020-21年秋冬コレクションのルックブック PHOTO : KIRA BUNSE「パトゥ」2020-21年秋冬コレクションのルックブック PHOTO : KIRA BUNSE「パトゥ」2020-21年秋冬コレクションのルックブック PHOTO : KIRA BUNSE「パトゥ」2020-21年秋冬コレクションのルックブック PHOTO : KIRA BUNSE
そんな時代に即したさまざまな取り組みを行う「パトゥ」は、数々のラグジュアリーメゾンを擁するLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)の傘下にある。しかし、そのブランディングは他のメゾンとは大きく異なる印象だ。コレクションの発表方法にしても、大きなランウエイショーではなく、シテ島にあるメゾンのオフィス兼アトリエでのプレゼンテーションを選んでいる。その理由は「ブランドのバックステージを見せるため」とアンリ=アーティスティック・ディレクター。「裏側を見せるのは刺激的だし、大掛かりなセットは必要不可欠ではない。言ってみれば、自分の家に皆を招待して食事をするような感覚だ」と続ける。その言葉通り、「パトゥ」にはアットホームな心地よさがある。今後についても「大きなブームを起こす必要はない。ステップ・バイ・ステップでブランドの魅力を広げ、成長させていきたい」と、業界のスピードに踊らされることなく慎重に歩みを進めていくようだ。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
今回は、昨年までロンドン芸術大学(University of the Arts London)のロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(London College of Fashion)で学長を務め、昨年秋にゴールドスミス大学(Goldsmiths)の副学長に就いたフランシス・コーナー(Frances Corner)教授に聞く。
※1.OMO(Online Merges with Offline):ネットと店舗の垣根を超えた融合を意味し、モバイルフォンをキーツールとしてウェブルーミングとショールーミングを駆使するニューリテール戦略
※2.C2M(Customer to Manufactory):ネットやショールームで受注してからデジタル生産や3Dプリンタで素早く生産して“個客”に届けるパーソナル対応の無在庫販売手法。F2C(Factory to Consumer)ともいうが、個客から生産へという方向に意味があるゆえC2Mと捉えたい
Day 65). 'Kill 'Em All' - Metallica, (1983)
Best track: The Four Horseman, Whiplash, Hit the Lights, Jump in the Fire
Worst track: (Anaesthesia) Pulling Teeth
7/10 pic.twitter.com/mpOFqqa8WK