ZOZOがZoom背景を使った新提案 グリーンTシャツに映像投影

 ファッション通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOは、「Zoom」の背景機能を使ってTシャツを自在に変えて楽しむ特設サイト「グリーンバック ティーコレクション2020(GREENBACK TEE COLLECTION 2020)」を公開した。これはZoomで背景を合成できる”グリーンバック”機能を応用し、緑色のTシャツを着ることでTシャツ自体にいろいろな映像や動画を投影できる仕組みを使ったもの。特設サイトでは「ゾゾタウン」オリジナルのTシャツやオリジナルの投影用の映像素材を提供する。同社の広報によると「グリーンのTシャツがベストだが、背景と識別されやすい無地のカラーTシャツならできることもある。ファッションの楽しむさまざまな方法を提案したかった」という。

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巣ごもり名人に聞く 写真家・西村理佐は「プロジェクターで映画満喫、SNSとの距離は適切に」

 新型コロナウイルス感染拡大で4月7日に緊急事態宣言が発令され、在宅勤務や外出自粛で巣ごもりを余儀なくされている人が多い。行楽シーズンのゴールデンウイークでさえ、どこにも行かず自宅で過ごさざるを得ないという未曾有の状況だ。人に会えない、外出できない――こんなとき、どうすれば巣ごもりライフをエンジョイできるか?今回は写真家・映像作家として活動する西村理佐にその秘訣を聞いた。

WWD:外出自粛を機に買ったアイテムは?

西村:ブロジェクターを買いました。自宅の三角屋根を利用して斜めに投影し、寝転がって映画観賞するのがお気に入りです。最近観た映画は「スクール・オブ・ロック」(リチャード・リンクレイター監督、2003年米)。この年代ならではのユーモアセンスが面白く、何も考えずに楽しめるんですよね。あとはカメラ関係の機材が大好きなので、おもちゃみたいなジャンク品や中古品をネットで購入して遊んでいます。運動不足解消のためにフラフープも買いました。

WWD:これをきっかけに新しく始めたことは?

西村:はじめはできる限りの友人のクリエイティブ活動に賛同し、参加していました。それから、自炊欲をかき立てるためにバジルの苗を育てたり、家にエレドラがあったのでドラムを練習したり、興味を持ったカウンセリングの資料を取り寄せたりといろんなことにトライしています。体に摂取するものへの意識も変わったことで、毎日豆乳を飲み、塩分・糖分を摂りすぎない料理を作るようにもなりました。

WWD:巣ごもり生活に役立つ知恵は?

西村:過剰に考え込まないことですね。特に、SNS上に溢れる情報をなんでも鵜呑みにするのはよくない。ノイローゼになっちゃいます。私はSNSと距離を保つために、使用時間を減らしました。あとは、新たにルーティンを設けるのもオススメ。毎日決まった時間に寝る/起きる、絶対に〇〇を飲むなど、単純なルーティンでも日常生活にメリハリが出るんです。

WWD:2人暮らしは苦にならない?

西村:元からそうだったので気になりません。生活に必要なほとんどのことは一緒にやっていますよ。ただ、仕事や没頭したいことがあるときに自分の時間を作るーーこの意識はより強くなったかもしれません。

WWD:コロナを乗り越えるマインドセットは?

西村:まとまった時間はそれ自体が貴重です。平凡だと思うのではなく、ポジティブに過ごすことが一番だと思います。

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人気美容インフルエンサー“マミ様”初の著書「#マミ様メイク」が刊行 「ローラ メルシエ」とコラボしたインスタライブも

 人気美容インフルエンサー“マミ様”初の書籍「『色×形×質感』で最上級のなりたい私を叶える #マミ様メイク」が5月20日、かんき出版より出版された。

 “マミ様メイク”とは、メイクプロセスを公開するインスタライブなどが人気で、8万フォロワー超えのマミさまが考案したメソッド。“メイク(外見)とマインド(内面)の両方から精神力の強い女性をつくる”ことと定義される。強い女性といっても他人を寄せつけないようなオーラをまとう人や、一人でも生きていけるタフな女性ではなく、メイクすることで自分の中のモチベーションをスイッチオンするような、自信をつけるためにちょっとだけ武装するといったイメージだ。

 技術的には“色×質感”の組み合わせでグラデーションを作り、形(骨格と筋肉)を利用して顔の立体感を引き立てるメイク。パーソナルカラーを気にせず、いろいろなメイクにチャレンジできることも特徴だ。

 具体的には“24時間崩れない元から美人見えする第2の肌づくり”“あらゆるパーツをグラデーション仕上げでパーツを引き立てる”“エイジングケアを兼ねたメイク映えする美肌の筋トレ”といったメソッドを紹介する。

 “マミ様”は美容家やメイク講師として、雑誌やイベントなど活躍の幅を広げる“メイクアップクイーン”。外資系化粧品メーカーで8年間勤務の後、独立。美容歴18年の中で、のべ7万人にメイクアドバイスをしてきた経験と実績から構築したメイクテクニックを生かして国内外で活躍する。自らを“マミ様”と豪語するオレさまキャラで美容インフルエンサーとしても注目され、メイクセミナーやイベントは即満席になる人気ぶり。「マミーズ」と呼ばれる熱狂的ファンも増加している。

 また5月22日からは、「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」とコラボレートしたインスタライブ「LM(LAURA MERCIER×MAMI)LIVE」の開催が決定。4週連続で、“マミ様”のインスタグラムアカウントからライブ動画を配信する。

 第1回のテーマは“ファンデーションの色選び徹底解説”。“マミ様”が日頃から愛用しているファンデーション「フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング ファンデーション」を使用し、“自分の肌色に合ったファンデーションの選び方”や“これからの季節に知りたい崩れにくい艶肌の作り方”など、ベースメイクをより美しく仕上げるマル秘テクニックを分かりやすくレクチャーする。

 2回目以降も“今さら聞けない基本的な知識”から“オンラインショッピングで自分に合う商品を選ぶために知っておきたいポイント”など、実用的で価値の高い美容情報を提供していく。リアルタイムで視聴すると、“マミ様”が質問に直接答えてくれるチャンスもある。

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連載「今、デザイナーができること」Vol.19 茅野誉之「今役立てることは少ない。少し先の未来に高揚する服を届ける」

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界中で不透明な状況が続いている。そんなときに、ファッションは何ができるのか。生産者から販売員まで業界全体が不安を抱えている状況に、ファッションデザイナーたちは何を思うのか。日々変化する状況に対応しながら、それでもファッションの力を信じ続けるデザイナーたちの声を連載で紹介する。今回は、2014年に「チノ(CINOH)」を立ち上げた茅野誉之ザイナーが、ファッションデザイナーの役割を冷静に語る。

CINOH
茅野誉之


Q.今、デザイナーができることは?

A.現状、ファッションデザイナーとして世の役に立てることは少ない。ウイルスと共存しながら経済が動き始めたとき、気持ちを高揚させる服を届けることが使命だ。2021年春夏はパリでの発表を中止するため、海外バイヤーへの対応策を再考しなければならない。国内展に合わせて発信する方法もあるが、デザインの意図やディテール、素材が表層的にしか伝わらないのではと危惧している。考えうる状況をできる限り想定し、社員とブランドを守れるように動きたい。

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縫製大手のマツオカ、暖冬とコロナ直撃で営業利益22.6%減の26億円 20年3月期

 縫製大手のマツオカコーポレーション(広島県福山市)の2020年3月期決算は、売上高が前期比9.9%減の571億円、営業利益が同22.6%減の26億円、経常利益が同22.3%減の25億円、純利益が同65.3%減の11億円になった。純利益の減少は19年3月期にあった固定資産の売却益約25億円がなくなったことによる反動減。松岡典之社長CEOは「2年連続の暖冬で冬物が相当在庫が積み上がっていることに加え、新型コロナの影響で今年度の下期も相当厳しいものになる」との見通しを示し、21年3月期の見通しは現時点では未公表とした。

 20年3月期の販売枚数は5800万枚で、前期の6200万枚に比べ400万枚減。19年4〜9月の上期は冷夏による衣料品市場の低迷により17.2%の減収で、「19年10〜12月にいったん盛り返しかけたものの、1〜3月にコロナが直撃した」という。

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「東京デザインスタジオ ニューバランス」が35周年の“M1300”をマーブルカラーにアレンジ

 ニューバランス(NEW BALANCE)のライフスタイルカテゴリーブランド「東京デザインスタジオ ニューバランス(TOKYO DESIGN STUDIO NEW BALANCE以下、TDC)」は、新作スニーカー“R_C1300 JP”を5月23日にオンラインで発売する。価格は2万2000円で、サイズは23〜29cmをそろえる。

 同モデルのベースとなった“M1300”はニューバランスが1985年に発売したランニングシューズで、ランナーのみならずファッションデザイナーら多くの文化人も愛用した。2月には35周年を記念して7代目となる復刻モデルが発売され、即日完売したほどの人気モデルだ。「TDC」が手掛ける新作では、オリジナルカラーである青みがかったグレーを絞り染めの技法でマーブル状に表現し、スエードのアッパーにプリントしている。ソールには独自のソールユニット“R_C4”が付き、安定性とクッション性を両立させた。アウトソールはグリップ力に優れたビブラム(VIBRAM)製だ。

 取り扱い店はニューバランスの公式オンラインストアのほか、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)やユナイテッドアローズ&サンズ(UNITED ARROWS & SONS)、ビームス(BEAMS)、ミタスニーカーズ(MITA SNEAKERS)などで、オンラインショップで販売する。

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三足のわらじを履く美容師イラストレーターTAKUO 複数の仕事を両立させるコツは寝ないこと?!

 「WWD ビューティ」5月21日号では理美容室専売品メーカーを特集しました。理美容サロンと密接な関わりのある特集ということで、表紙のイラストに最適な人物として思い浮かんだのが、フリーランス美容師でイラストレーターとしても活躍するTAKUOさんでした。2018年4月にインスタグラムのアカウントを開設し、美容師の日常を描いた「#美容師あるある物語シリーズ」は同業者からたくさんの共感を集めています。ウエブメディアでの連載や、今年は初の書籍「美容師あるある物語」を小学館から出版し、さらにはプロフェッショナル向けトリートメントメーカー「ウルトワ(ULTOWA)」の1人として、活動の場を広げています。そんな飛ぶ鳥を落とす勢いのTAKUOさんに、美容師になったきっかけや、3つの仕事を両立させるコツ、新型コロナウイルスによって受けた影響などを聞きました。

WWD:まずTAKUOさんが美容師になったきっかけを教えてください。

TAKUO:もともと美容師を目指していたのではなく、高校のときの友達が美容師を目指していて、専門学校のオープンキャンパスに付き添いで行ったことがきっかけ。そこでカットやワインディング(パーマをかける際、毛髪にロッドを巻く作業のこと)の実習を体験した時に、もともと手先が器用だったこともあり、ある程度できちゃったんです。それを見ていた専門学校の先生が僕に向かって「君は経験者かい?」とお世辞じゃない言葉をかけてくれたんです。それがきっかけで「おれって美容師向いているのかも」と単純な理由で目指すことに。どうせやるなら東京でバリバリやりたいと、福島県から東京の山野美容専門学校に入学しました。そうとう練習は頑張ったと思います。学校が終わってからも教室で練習したり、技術を教えてくれるサロンに行って練習をしました。やれるだけのことはやったと思います。就職も絶対に有名店に入りたいという一心で「ビュートリアム(BEAUTRIUM)」を受けて、入社が決まりました。下積みはとてもとてもつらかったですが頑張りました。

WWD:なぜフリーランス美容師に?

TAKUO:同じ会社の尊敬する先輩がフリーランスに転向したのをきっかけに、1年遅れて僕もフリーランスになりました。最初は稼げるからというささいな理由でした。そして、そのタイミングで結婚し、フリーランスになってバリバリ働いて充実した毎日だったんです。たくさんのお客さまを担当させてもらって、目標とする先輩がいて、仕事は順調でした。その一方で、家庭内はボロボロで離婚することになってしまって。離婚をきっかけに、こんなことを言うと怒られそうですが解放感から何か新しいことがしたくなり、子どものころから好きだったイラストを始めようと。僕は人と同じことをするのがとても嫌で、周りの美容師みたいにヘアスタイルをインスタグラムに載せるのが嫌でした。だから誰もやっていない自分にしかできないことをやりたかったんです。美容師とイラストレーターを合わせること、美容師の自分にしか描けないイラストを描こうと。それが美容師イラストレーターの始まりです。

WWD:美容師とイラストレーター、両立するコツはありますか。

TAKUO:とにかく寝ないこと(笑)。かなり不健康な生活で、寝るのは毎日朝7時とか(笑)。最初のころは、美容師もイラストも100の力でやっていました。次第にイラストの仕事が増えて、副業としてやっていたイラストが美容師の収入を超えるようになってきてからは、美容師3割イラスト7割ぐらいの比率になっています。複数の仕事をするメリットは、一つの仕事に執着しなくていいこと。美容師もイラストも好きなことだから、一番リラックスした状態でできるんです。その結果、パフォーマンスが上がっています。

WWD:イラストレーターとして「やっていける!」と思った瞬間はどんなときですか。

TAKUO:イラストで収入を得る前に、書籍出版の話をもらいました。インスタグラムを初めて半年ぐらいです。そのときのフォロワー数は2.2万ぐらい。イラストにとてつもない需要を感じた瞬間でした。それから連載の仕事や制作の仕事がたくさん入ってくるようになり、イラストでも食べていけるようになりました。

WWD:今回「理美容室専売品メーカー」特集の表紙を描き下していただきましたが、フリーランス美容師になってディーラーやメーカーとのお付き合いで変化したところはありますか。

TAKUO:フリーランス美容師は契約しているサロンによって異なりますが、僕が所属しているところはサロンが薬剤などを用意してくれます。なので、特別ディーラーやメーカーとの付き合い方が変わるということはそこまでありませんでした。人によってはディーラーと個人契約しているフリーランス美容師もいます。自分で使いたい薬剤があれば問屋などで自分で準備するときもあります。

WWD:最近では髪質改善トリートメントも手掛けていますね。

TAKUO:「ウルトワ」は3人で活動していて、開発・営業・広報&デザインの3つの役割ごとにそれぞれ動いています。僕は広報&デザインを担当しています。もともと開発を担当する原田が1人で立ち上げたメーカーですが、“デザイン・ブランディング・拡散力”に困っていると共通の知人から話を聞き、現在営業を担当している道脇と一緒に原田と会うことにしたんです。原田の製品に対する思いと物の良さから、「ウルトワ」を通じて僕らはお客さまの幸せを願い、美容師さんを全力でサポートをしていこうと活動しています。

WWD:新型コロナウイルスによって影響を受けたことは?インスタグラムのストーリーでのアンケートや、NYの美容師とのライブ配信が印象的でした。

TAKUO:現在、美容師とイラストレーター、「ウルトワ」の三足のわらじを履いて活動していますが、新型コロナウイルスで美容師と「ウルトワ」はかなり影響を受けています。売り上げでは70%近く減っています。イラストレーターも、“美容師イラストレーター”というように美容専門でイラストを描くことが多いため、多少なりとも影響は出ています。緊急事態宣言が発令されてから、ぼくのインスタグラムのアカウントで「あなたのサロンは休業しますか」というアンケートを取りました。8割以上のサロンが休業しないという結果でした。たしかに理美容室には休業要請は出ませんでしたが、得体のしれない感染症ということもあり、ぼくは休業派の意見でした。もちろん経営者の立場を知らないぼくが偉そうなことは言えませんが……ただDMにたくさんのメッセージが届きました。「コロナが怖いけど、うちのサロンは休業してくれません」「お客さんが来ないので客ハンさせられてます」「私は妊婦ですが、旦那のサロンが休業しないためすごく怖いです」こういった声を届けたくて、インスタグラムでこの思いを発信しました。もちろん賛否両論あって、炎上ですね(笑)。でも僕はあの発信を後悔していません。僕の発信で少なからず救われた命はあるのかなと。

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三足のわらじを履く美容師イラストレーターTAKUO 複数の仕事を両立させるコツは寝ないこと?!

 「WWD ビューティ」5月21日号では理美容室専売品メーカーを特集しました。理美容サロンと密接な関わりのある特集ということで、表紙のイラストに最適な人物として思い浮かんだのが、フリーランス美容師でイラストレーターとしても活躍するTAKUOさんでした。2018年4月にインスタグラムのアカウントを開設し、美容師の日常を描いた「#美容師あるある物語シリーズ」は同業者からたくさんの共感を集めています。ウエブメディアでの連載や、今年は初の書籍「美容師あるある物語」を小学館から出版し、さらにはプロフェッショナル向けトリートメントメーカー「ウルトワ(ULTOWA)」の1人として、活動の場を広げています。そんな飛ぶ鳥を落とす勢いのTAKUOさんに、美容師になったきっかけや、3つの仕事を両立させるコツ、新型コロナウイルスによって受けた影響などを聞きました。

WWD:まずTAKUOさんが美容師になったきっかけを教えてください。

TAKUO:もともと美容師を目指していたのではなく、高校のときの友達が美容師を目指していて、専門学校のオープンキャンパスに付き添いで行ったことがきっかけ。そこでカットやワインディング(パーマをかける際、毛髪にロッドを巻く作業のこと)の実習を体験した時に、もともと手先が器用だったこともあり、ある程度できちゃったんです。それを見ていた専門学校の先生が僕に向かって「君は経験者かい?」とお世辞じゃない言葉をかけてくれたんです。それがきっかけで「おれって美容師向いているのかも」と単純な理由で目指すことに。どうせやるなら東京でバリバリやりたいと、福島県から東京の山野美容専門学校に入学しました。そうとう練習は頑張ったと思います。学校が終わってからも教室で練習したり、技術を教えてくれるサロンに行って練習をしました。やれるだけのことはやったと思います。就職も絶対に有名店に入りたいという一心で「ビュートリアム(BEAUTRIUM)」を受けて、入社が決まりました。下積みはとてもとてもつらかったですが頑張りました。

WWD:なぜフリーランス美容師に?

TAKUO:同じ会社の尊敬する先輩がフリーランスに転向したのをきっかけに、1年遅れて僕もフリーランスになりました。最初は稼げるからというささいな理由でした。そして、そのタイミングで結婚し、フリーランスになってバリバリ働いて充実した毎日だったんです。たくさんのお客さまを担当させてもらって、目標とする先輩がいて、仕事は順調でした。その一方で、家庭内はボロボロで離婚することになってしまって。離婚をきっかけに、こんなことを言うと怒られそうですが解放感から何か新しいことがしたくなり、子どものころから好きだったイラストを始めようと。僕は人と同じことをするのがとても嫌で、周りの美容師みたいにヘアスタイルをインスタグラムに載せるのが嫌でした。だから誰もやっていない自分にしかできないことをやりたかったんです。美容師とイラストレーターを合わせること、美容師の自分にしか描けないイラストを描こうと。それが美容師イラストレーターの始まりです。

WWD:美容師とイラストレーター、両立するコツはありますか。

TAKUO:とにかく寝ないこと(笑)。かなり不健康な生活で、寝るのは毎日朝7時とか(笑)。最初のころは、美容師もイラストも100の力でやっていました。次第にイラストの仕事が増えて、副業としてやっていたイラストが美容師の収入を超えるようになってきてからは、美容師3割イラスト7割ぐらいの比率になっています。複数の仕事をするメリットは、一つの仕事に執着しなくていいこと。美容師もイラストも好きなことだから、一番リラックスした状態でできるんです。その結果、パフォーマンスが上がっています。

WWD:イラストレーターとして「やっていける!」と思った瞬間はどんなときですか。

TAKUO:イラストで収入を得る前に、書籍出版の話をもらいました。インスタグラムを初めて半年ぐらいです。そのときのフォロワー数は2.2万ぐらい。イラストにとてつもない需要を感じた瞬間でした。それから連載の仕事や制作の仕事がたくさん入ってくるようになり、イラストでも食べていけるようになりました。

WWD:今回「理美容室専売品メーカー」特集の表紙を描き下していただきましたが、フリーランス美容師になってディーラーやメーカーとのお付き合いで変化したところはありますか。

TAKUO:フリーランス美容師は契約しているサロンによって異なりますが、僕が所属しているところはサロンが薬剤などを用意してくれます。なので、特別ディーラーやメーカーとの付き合い方が変わるということはそこまでありませんでした。人によってはディーラーと個人契約しているフリーランス美容師もいます。自分で使いたい薬剤があれば問屋などで自分で準備するときもあります。

WWD:最近では髪質改善トリートメントも手掛けていますね。

TAKUO:「ウルトワ」は3人で活動していて、開発・営業・広報&デザインの3つの役割ごとにそれぞれ動いています。僕は広報&デザインを担当しています。もともと開発を担当する原田が1人で立ち上げたメーカーですが、“デザイン・ブランディング・拡散力”に困っていると共通の知人から話を聞き、現在営業を担当している道脇と一緒に原田と会うことにしたんです。原田の製品に対する思いと物の良さから、「ウルトワ」を通じて僕らはお客さまの幸せを願い、美容師さんを全力でサポートをしていこうと活動しています。

WWD:新型コロナウイルスによって影響を受けたことは?インスタグラムのストーリーでのアンケートや、NYの美容師とのライブ配信が印象的でした。

TAKUO:現在、美容師とイラストレーター、「ウルトワ」の三足のわらじを履いて活動していますが、新型コロナウイルスで美容師と「ウルトワ」はかなり影響を受けています。売り上げでは70%近く減っています。イラストレーターも、“美容師イラストレーター”というように美容専門でイラストを描くことが多いため、多少なりとも影響は出ています。緊急事態宣言が発令されてから、ぼくのインスタグラムのアカウントで「あなたのサロンは休業しますか」というアンケートを取りました。8割以上のサロンが休業しないという結果でした。たしかに理美容室には休業要請は出ませんでしたが、得体のしれない感染症ということもあり、ぼくは休業派の意見でした。もちろん経営者の立場を知らないぼくが偉そうなことは言えませんが……ただDMにたくさんのメッセージが届きました。「コロナが怖いけど、うちのサロンは休業してくれません」「お客さんが来ないので客ハンさせられてます」「私は妊婦ですが、旦那のサロンが休業しないためすごく怖いです」こういった声を届けたくて、インスタグラムでこの思いを発信しました。もちろん賛否両論あって、炎上ですね(笑)。でも僕はあの発信を後悔していません。僕の発信で少なからず救われた命はあるのかなと。

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「シュプリーム」 × 「ノース・フェイス」から防水コレクション 売り上げを全額寄付するTシャツも

 「シュプリーム(SUPREME)」は5月23日に、毎シーズン定番となっている「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」とのコラボコレクションを発売する。

 今回のコレクションは、カーゴジャケット、カーゴベスト、ベルト付きカーゴパンツ、Tシャツ、トートバッグ、サンシールドキャンプキャップ、キーチェーンの全7型を用意。Tシャツとキーチェーンを除くアイテムには高品質の防水ナイロン素材が使用されており、さらにカーゴジャケットは縫い目からの浸水を防ぐ処理が施され、切り離してショーツとしても使用できるカーゴパンツは防水ジッパーを採用している。

 コレクションの一部として展開される、前面に地球のグラフィックがプリントされたTシャツ“One World Tee”は、新型コロナウイルス感染症のチャリティーを目的に製作されたもので、売り上げの全額が寄付されるという。

 「シュプリーム」の公式オンラインストアと代官山店を除く旗艦店で取り扱うが、“One World Tee”はオンラインのみでの販売だ。

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米英のファッション協議会が共同声明 サイクルの見直しなどを提言

 アメリカファッション協議会(Council of Fashion of Designers of America以下、CFDA)と英国ファッション協議会(British Fashion Council以下、BFC)は5月21日、「ファッション業界のリセット(The Fashion Industry’s Reset)」と題する共同声明を発表した。

 これはCFDAのトム・フォード(Tom Ford)会長とスティーブン・コルブ(Steven Kolb)最高経営責任者(CEO)、そしてBFCのステファニー・フェア(Stephanie Phair)会長とキャロライン・ラッシュ(Caroline Rush)CEOの長年にわたる親交から実現したものだという。

 この共同声明は「ファッション業界は、あらゆる面で新型コロナウイルスの影響を受けている。事態の収束はいまだ見えないが、業界の慣例やコレクションのスケジュールなどを見直して再検討する機会でもある」と序文がつけられており、8つの項目で構成されている。以下、各項目の要旨を紹介する。

・ファッション業界のシステムを、あらゆるレベルで変える必要がある。以前から言われていたことだが、新型コロナウイルスの影響で、これを優先的に考えていくべきだという気運が高まっている。

・ファッション業界の目まぐるしいスピードに慣れているブランドやデザイナー、そして小売店に、スローダウンすることを促したい。長年にわたる過剰生産の結果、在庫は積み上がる一方だ。デザイナーや小売店はコレクションのスケジュールを見直し、どのような商品を作るのか、またそれをいつどのように販売するのかなどの戦略を考え直す必要がある。

・商品が店頭に並ぶ時期と、顧客が実際にそれを着用する時期に大きな隔たりがある。実際の季節に合わせて商品が入荷するようにするべきだろう。

・デザイナーには、年に2回のメインコレクションに注力するよう強く勧める。これによって、クリエイティビティーをいっそう発揮するために必要な時間が取れるようになるだろう。またペースをスローダウンすることでデザイナーや関係者のストレスが軽減され、業界全体の健康や幸福度にプラスの効果があると思われる。

・プレ・コレクションが商業的に必要であることは理解しているが、本来は「そのブランドらしさを表現しているものの、ショーを開催するほど特徴的ではない」アイテムを消費者に届けるためのものだった。外出規制などが解かれ、実際にショーを開催できるようになった際にはその基本に立ち返り、以前のようにショールームでプレ・コレクションを発表することを勧めたい。

・コレクションのショーを、ファッション業界の中心的な都市で、かつ通常のファッションカレンダーの期間中に開催することも勧めたい。現在のシステムではバイヤーやメディア関係者が常に世界中を飛び回らなければならないため負担が大きく、二酸化炭素排出量の面からも推奨できない。

・サステナビリティも重要なトピックだ。質とクリエイティビティーをいっそう高め、より少ない量を生産することで、商品はさらに長く愛される価値のあるものとなる。そうして消費者からさらなる敬意を得ることによって、われわれの商品はいっそう喜ばれるものとなるだろう。

・現在の状況を踏まえると、21年春夏コレクションを通常通りに行うことは不可能だと思われるが、CFDAとBFCは引き続きスケジュールの設定に尽力しつつ、バーチャルでの開催なども支援する。

 なお、共同声明は「ファッションはクリエイティビティーを核とした、新しいアイデアを歓迎するビジネスだ。またこうした危機的な状況には、イノベーションを促す役割もある。われわれはメンバーやパートナーの皆さんとともに、業界のあり方に想像をめぐらせて再構築し、将来的にますます発展していけるように尽力する」と締めくくられている。

 こうした動きはファッション業界で広がりを見せており、ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)は4月3日に米「WWD」に公開書簡を寄せて、衣料が過剰に生産されている現状や、実際の季節とはかけ離れたスケジュールで販売されていることに疑問を呈した。またドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)らも、同様の提言をするウェブサイト「ファッション業界への公開書簡(Open Letter to the Fashion Industry)」を5月12日に立ち上げている。

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「グレースコンチネンタル」の定番ハンドバッグが塗り絵に 作品募集、商品化も

 アイランドの「グレースコンチネンタル(GRACE CONTINENTAL)」は、同ブランドの人気バッグシリーズ“カービングトライブス”をモチーフにした塗り絵を、ECでの買い物客に先着でプレゼントするキャンペーンをこのほど開始した。

 カービングトライブスは、メキシコの職人が手彫りで草花などの文様をデザインする革製バッグで、同ブランドの創業(1997年)当初から販売を続けているシリーズ。中でも人気のハンドバッグ“マエストラ”が今回の塗り絵の題材となる。

 また同社は、完成させた塗り絵作品を募集している。「#stayhome_grace」「#myoriginalcarving」のタグを付けてインスタグラムなどSNSに投稿すると、その中から「素敵な作品は商品化も検討する」(同社広報)という。

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巣ごもり名人に聞く 「オリジナルドリンクと自家栽培で、より健康を意識」 フリーランスPR・翁安芸

 新型コロナウイルス感染拡大で4月7日に緊急事態宣言が発令され、在宅勤務や外出自粛で巣ごもりを余儀なくされている人が多い。行楽シーズンのゴールデンウイークでさえ、どこにも行かず自宅で過ごさざるを得ないという未曾有の状況だ。「人に会えない」「外出できない」こんなときに、どうすれば巣ごもりライフをエンジョイできるか、今回はフリーランスPR、そしてインフルエンサーとしても活躍する翁安芸さんに聞いた。

WWD:自粛生活で新しく始めたことは?

翁安芸(以下、翁):運動不足になりがちなので、ユーチューブやインスタグラムのライブ配信でのトレーニング動画を見ながらワークアウトを始めました。中でもエミ・レナータ(Emi Renata)さんのシリーズが大好きで、楽しく続けています。また運動の一環としてティックトック(TikTok)も始めたのですが、母と3歳になる娘と一緒に楽しく踊れてストレス発散になっています。

WWD:巣ごもりを機に新しく買ったものは?

翁:トマトとミント、バジルを購入して、自宅のテラスで育て始めました。娘と一緒に世話をするのが日課です。

WWD:巣ごもり生活で心がけていることは?

翁:毎日の起床や食事の時間、今日することなどのスケジュールを立てながら、生活のリズムをできるだけ崩さないように、心身共に健やかに過ごすことを意識しています。健康面では、常温の水を一日1~2リットル飲むことを習慣づけています。ほかにも、酵素ドリンクや自家栽培のハーブで作ったデトックスウオーターをはじめ、最近は自分で育てた酵母でドリンクを作って飲み始めました。

WWD:おすすめのツールやアプリは?

翁:重複しますが、ユーチューブやティックトック。ママ友や友人家族とは、ZOOMやHousepartyのアプリを使って気兼ねなくおしゃべりを楽しんでします。

WWD:デリバリーなどのサービスは利用する?

翁:先日、知り合いに紹介してもらったケーキのデリバリーサービス“Let Tokyo Eat Cake”でバナナキャロットケーキをオーダーしました。おいしいだけでなく、全額チャリティーに寄付される素敵な活動で、支援しています。

WWD:家族やお子さんとの過ごし方は変わった?

翁:私がやっているのを見て、娘が自然と掃除や洗濯を手伝ってくれるようになりました。まだまだ上手にはできませんが、楽しみながら一緒にやっています。また最近は暖かくなってきたので、ベランダにテーブルをセットしたり、マットを敷いてピクニック気分で食事やおやつの時間を過ごすことも増えました。

WWD:お子さんが自宅で楽しく遊べるように新しく買ったものは?

翁:レゴとパズル。テントやトランポリン、プレイジムなども今までより活用が増え、買ってよかったと思えるものです。あと掃除を手伝ってくれるようになった娘用に、ほうきとちりとりも購入しました。

WWD:お子さんが夢中になっていることは?

翁:スムージーやアイスクリーム作りにハマっていて、その日に娘が入れたい野菜や果物で毎日作っています。ほかにはレゴや、絵の具でのお絵描きですね。また、今はバレエ教室に行けないので、先生からの動画やユーチューブ動画を見て踊っています。

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韓国が不買運動で売上高2割減 デサントが18年ぶり最終赤字

 

 デサントの2020年3月期連結業績は、純損益が24億円の赤字(前期は39億円の黒字)だった。大黒柱である韓国事業(12月期決算)が、昨年夏以降の日本製品の不買運動で打撃を受けて大幅な落ち込みとなった。日本事業も暖冬と新型コロナウイルスによる消費減退の影響を受けた。最終赤字への転落は18年ぶり。

 売上高は前期比12.6%の減の1245億円、営業利益が95.2%減の3億7900万円だった。韓国事業の売上高が約2割減の579億円に目減りしたことが痛手になった。日本事業の売上高は4.5%減の541億円。現地スポーツメーカーのアンタ(ANTA)との合弁事業のため決算には直接反映されたない中国事業(12月期決算)の売上高は27.7%増の267億円になった。またランニングシューズを展開する英子会社イノヴェイトグループの株式譲渡と、スキーウエアを販売する北米子会社の清算によって特別損失18億円を計上している。

 今期(21年3月期)、韓国では運営する969店舗のうち30店舗前後を閉店する。オンライン会見に登壇した小関秀一社長は「不買運動はまだ一部には残るが、客足はだいぶ戻ってきている。6月以降、コロナが収束すれば、落ち込みは払拭できるだろう」と話した。

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ベイクルーズが初のライブコマース開催 ジャーナルスタンダードの人気販売員がアイテム紹介

 ベイクルーズは「LIVE STYLING」と題した初のライブコマースを、自社ECサイトの「ベイクルーズストア(BAYCREW'S STORE)」で5月22日18時に開催する。

 “今買って夏まで使える!人気スタッフが欲しい本命トレンドアイテム”をテーマに、ジャーナルスタンダード(JOURNAL STANDARD)のアイテムをウィメンズを担当する販売員が紹介し、視聴者からの質問にもリアルタイムに回答していく。

 「ベイクルーズストア」内のニュースページから視聴が可能。なお、ライブコマース中に紹介したアイテムは同じページ内で購入することができる。

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TSIがグループ横断のSNSキャンペーンを開始 「#ファッションの力を信じよう」

 TSIホールディングスはこのほど、「#ファッションの力を信じよう」をキーワードにしたSNSキャンペーンを開始した。TSI社員のファッションに関する投稿や傘下企業・ブランドアカウントで新作やスタイリング紹介などをする際、ハッシュタグ付きのキーワードを添えて発信する。これを起点に、業界や一般消費者などへと輪を広げていくことを目指す。

 同キャンペーンは「洋服が不要不急のアイテムにならないように、その素晴らしさを消費者に伝えるために何かできないか」「ファッション業界を盛り上げ、少しでも明るい話題を作りたい」という発想の元、グループ会社から持ち上がった企画という。

 キャンペーンの開始にあたり、同社ホームページにはポスターを掲出した。「ファッションには、人の心を変える力がある。」「ファッションは、どんなときに楽しむもの?そう聞かれたら、私たちは『いつでも!誰でも!』と自信を持って答えます。」といった前向きなメッセージとともに「#ファッションの力を信じよう」と大きく打ち出している。

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巣ごもり名人に聞く 「デジタルを駆使して上手に気分転換」 インスタグラム広報・市村怜子

 新型コロナウイルス感染拡大で4月7日に緊急事態宣言が発令され、在宅勤務や外出自粛で巣ごもりを余儀なくされている人が多い。行楽シーズンのゴールデンウイークでさえ、どこにも行かず自宅で過ごさざるを得ないという未曾有の状況だ。「人に会えない」「外出できない」こんなときに、どうすれば巣ごもりライフをエンジョイできるか、今回はルームメイトと2人暮らしの市村怜子インスタグラム広報に聞いた。

WWD:自粛生活で新しく始めたことは?

市村怜子(以下、市村):オンラインフィットネスのサービスに入会し、自宅でストレッチやヨガを始めました。これまではホットヨガに通っていたものの、もともとあまり運動が好きではないのと、出張なども多くて続かず……。そのスタジオが休業したのと、デスクワークばかりで腰痛や肩凝りが以前より気になり始めたのをきっかけに、動画でレッスンを見ながら自宅で運動する方法に切り替えたところ、こちらのほうが向いていたのか、楽しくなって続いています。

ほかには、「マスタークラス(MASTER CLASS)」というオンラインクラスを受講し始めました。さまざまな業界で第一線を走っている著名人が自分の専門分野について教えてくれる仕組みで、例えば米「ヴォーグ(VOGUE)」誌の編集長アナ・ウィンター(Anna Wintour)はリーダーシップ、女優ナタリー・ポートマン(Natalie Portman)は演技、ボビー・ブラウン(Bobbi Brown)はメイクアップについて教えるという豪華なラインナップです。クラスといっても10〜20分くらいの動画を見るだけなので、いろいろな人たちのドキュメンタリーを見ているような感覚。「ネットフリックス(NETFLIX)」やアマゾンプライムなどもよく見ますが、映画やドラマよりも短いので、隙間時間に気軽に見られるのが気に入っています。会社の同僚も同じタイミングで始めたので、おすすめのコースを教え合ったりできるのも続いている理由です。

WWD:どのように気分転換している?

市村:料理を作るのは好きなのですが、毎日3食となると面倒になってしまう日もあるので、週に1、2回はデリバリーやテイクアウトを利用しています。通常営業ができない飲食店を少しでも応援したいという気持ちを込めて、チェーン店ではなく、普段通っている小規模のレストランにデリバリーをお願いすることが多いです。行ってみたいと思いながらも予約が取れず諦めていたお店がデリバリーをやっていることもあり、インスタグラムで常に情報収集をしています。

また、家にいる時間が長いので、自宅でも華やかな気持ちになれるように、できるだけ花を欠かさないようにしています。自宅用に花を届けてくれる花屋さんをインスタグラムで探してお願いしているのですが、季節の花材を束ねて届けてくれるので、自分では選ばないような花が入っていることも多く、花瓶との組み合わせや飾り方を考える時間が癒しになっています。リビングをはじめ、仕事部屋やキッチンなどいろいろな場所に飾っています。

WWD:巣ごもりを機に新しく買ったものは?

市村:「ヘイ(HAY)」で小さめのテーブルと椅子を購入し、仕事スペースをつくりました。2月末くらいから在宅勤務に切り替わり、しばらくはリビングで仕事をしていたのですが、“仕事スペース”に“通勤”することで切り替えができるようになりました。「ヘイ」の家具にはずっと憧れていたので、見るたびに気分が上がり、家での仕事も楽しくなりました。

WWD:巣ごもり生活で愛用しているアプリやサービスは?

市村:最近はインスタグラムでライブ配信をする人がさらに増えているので、“ながら時間”に見ていることが多いです。ゆりやんレトリィバァさんや宇多田ヒカルさんのように毎週同じ日にライブをする人もいるので、テレビのような感覚もあります。また、おうち時間が長くなると料理やインテリアにばかり興味が向いてしまうところがあるのですが、セレクトショップのバイヤーさんや海外のメイクアップアーティストなどのライブ配信も見ることで、ファッションやメイクに対するモチベーションを上げています。

WWD:ルームメイトとの過ごし方は変わった?

市村:お互いに在宅勤務になったこと以外あまり変化はありません。もともと、家にいるときは一緒にテレビや動画を見ることも多かったので、その時間が増えている感じでしょうか。料理は各自がして別々に食べるスタイルですが、デリバリーをするときなどは一緒に食べて、ワインを開けたりして楽しんでいます。一人暮らしで話し相手がいないと嘆いている友人もいるので、ルームメイトがいることのありがたみを感じています。

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タキヒヨーがオリジナルブランドのマスク発売 老舗繊維商社のBtoCビジネス挑戦続く

 繊維商社のタキヒヨーは、オリジナルの無縫製(シームレス)マスクブランド「レクール(LECUR)」のマスクを同ブランドの公式オンラインストアで販売中だ。

 日本の無縫製技術により肌への密着感に優れ、肌に加わる着用圧が均一になるため締め付け感が少なく、ゴムひものように耳が痛くなりにくいことが特徴だ。伸縮性に優れた日本製のナイロン・ポリウレタン素材を使用し、接触冷感性があるため夏場に適した素材で、ネットに入れて洗濯しても約50回繰り返して使用できるという。価格は700円。また、新型コロナウイルス禍の医療現場への敬意を表して、収益の一部を日本看護協会へ寄付する。

 数年来の減収傾向が続くタキヒヨーは、昨年から営業本部長も兼務する滝一夫・社長の指揮の下、従来のBtoBだけでなくBtoCにもビジネスの領域を広げている。小売業の試みの一つとして、先ごろ日本の伝統工芸品からサブカルチャー関連商品を販売するアートギャラリーのような店舗「品(しな)」を東京・銀座にオープンし、またビューティ、ウエルネス、フィットネス分野へのアプローチを念頭に、日本進出を予定しているアメリカブランドとのプロジェクトに参加する計画も進めている。1751年創業の老舗繊維商社だが祖業だけでなく、新しく事業の幅を広げ、売上高の挽回を図る。

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三陽商会が自社工場生産の布マスクをECで販売 立体裁断で快適な着用感

 三陽商会は、自社工場で生産した布製マスクの販売を自社EC「サンヨー・アイストア(SANYO ISTORE)」で5月29日に開始する。

 生産工場は福島県にある同社の自社工場「サンヨー・インダストリー」と青森県の「サンヨー・ソーイング」。マスクは立体裁断により人の顔の形に沿うように成型し、アジャスターで紐の長さを調整可能にしたことでフィット感を高めた。洗って繰り返し使用可能。価格は2枚セットで1700円。1000セット限定販売となる。

 また6月中旬には第2弾として、表地に洋服の生地を使ったデザイン性の高いバージョンも発売予定。裏地には抗菌ダブルガーゼを使用し、機能性も担保する。20種類以上のバリエーションを用意し、1枚900円で数量限定販売する。

 売上金の一部は新型コロナウイルスの影響で困窮に苦しむ家庭支援などを目的に、NPO法人などへ寄付する。

 そのほかの大手アパレルも、すでに自社の生産設備を活用した医療器具の製造を始めている。ワールドは国内とタイの工場でマスク40万を生産、個人向けに販売しているほか、医療用ガウンを行政や自治体に提供している。TSIホールディングスも9月までに、医療用ガウン100万着の生産を目指すことを発表している。

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「エトヴォス」が“自宅にいながら今できること”を提案 環境保護に着目したキャンペーンを開始

 国産ミネラルコスメ「エトヴォス(ETVOS)」は、“自宅にいながら今できること”をテーマに、環境保護に着目したSNSキャンペーン「#エトヴォスと海を守ろう」を開始し、8月31日(月)まで実施する。

 使い捨てプラスチックによる海洋汚染問題と同様、海で使用される「紫外線吸収剤配合の日焼け止め」が引き起こすサンゴの白化も大きな問題となっている。世界各国では、サンゴ礁を含む海洋生態系の保護を目的に「紫外線吸収剤配合の日焼け止め」の販売や使用を禁止する動きが広がっている。

 「エトヴォス」の「ミネラルUVシリーズ」は全て紫外線吸収剤不使用の処方で、「ミネラルUVパウダー」(5g、2800円)、「ミネラルUVベール」(7g、3500円)、「ミネラルUVボディパウダー」(8g、3000円)などを展開する。肌の上で紫外線を反射させることで日焼けを防ぐ紫外線散乱剤を採用することで、環境だけでなく敏感肌にも負担をかけにくい。また、同シリーズを通じて海の豊かさを守りたいという思いから、ブランドとして初となる環境保護に着目したSNSキャンペーンをスタートした。

 同キャンペーンにはツイッターかインスタグラムのアカウントを持っていれば、以下の3つから好きな方法で誰でも参加することができる。1.「ミネラルUVシリーズ2020」(「ミネラルUVパウダー」「ミネラルUVベール」「ミネラルUVボディパウダー」「タイムレスフォギー 2段コンパクト」)の写真を“#エトヴォスと海を守ろう”を付けて投稿する。2.「エトヴォス」公式アカウントの対象となる投稿をシェアする。3.「エトヴォス」公式アカウントの対象となる投稿に“いいね”をする。

 参加総数2020件(投稿/シェア/いいね!)が達成されると、沖縄のサンゴの保護活動を行う「美ら海振興会」にサンゴの苗40株を寄付する。サンゴの苗の寄付と植え付けは、11月頃を予定しているという。

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「ジーユー」が韓国の全3店を今夏で閉店 「ユニクロ」は今後も出店継続

 ファーストリテイリング傘下のジーユーは、韓国で運営している全3店を8月前後に閉店し、現地での店舗営業を停止する。2019年から韓国で広がった日本製品の不買運動や、新型コロナウイルス感染症拡大による消費減退などを受けたもの。「韓国はEC市場が発達しており、実店舗のビジネスのあり方自体を考えるタイミングでもあった」と広報担当者は話す。

 現地のオンラインストアは7月末まで運営し、その後は韓国ユニクロのオンラインストア内で、準備が整い次第「ジーユー(GU)」の一部商品を販売する。ジーユーは4月末時点で、海外店舗として韓国の3店以外に中国本土に13店、台湾に14店、香港に6店を持つ。「ジーユーとして今後も海外事業に力を入れることは変わりがなく、機会があれば出店していく」という。

 ジーユーが韓国1号店としてソウルのロッテワールドモールに出店したのは18年9月。ユニクロは05年9月に韓国に進出し、現在179店がある。ユニクロは「今後も韓国で出店を進めていく」。

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変わるファッション業界とデザイナーたち 「ヨシオ クボ」 × 「ファクトタム」16年目の覚悟

 “コロナショック”によってファッションに対する価値観が大きく変わろうとしている中、多くのデザイナーズブランドが過渡期を迎えている。5月25日号の「WWDジャパン」では、30人のデザイナーのリアルな声を紹介している。彼らはクリエイションを変えるべきか、ビジネスを変えるべきか、もしくはこれまでのやり方を貫くべきかを思考しているはずだ。ともに2004年のブランド設立から16年目を迎えた「ヨシオ クボ(YOSHIO KUBO)」の久保嘉男デザイナーと「ファクトタム(FACTOTUM)」の有働幸司デザイナーも、5月25日号では今後のデザイナーズブランドに必要な物作りやビジネスについて対談している。ここでは、昨今話題になっているファッションサイクルの見直しについてや、ファッション業界の次世代を担う若者たちへの期待を語ってもらった。

「ファッションが悪者というレッテルを貼られないために」

WWDジャパン(以下、WWD):コロナの影響でファッション市場の規模は変化する?

久保嘉男「ヨシオ クボ」デザイナー(以下、久保):僕は市場規模自体は変わらないと思っている。嗜好品として高級品を買う人は買い続けるだろうし、SPAなどの安価な服も日用品として必要だ。ただし、内訳は大きく変わる。新品の比率は縮小するかもしれないが、その分二次流通が活性化して相対的には大きく変化しないと考えている。だからデザイナーは、二次流通でどう売買されるのかも今後は考えないといけない。

有働幸司「ファクトタム」デザイナー(以下、有働):企業やブランドの規模にもよるが、残るところと消えるところがはっきり分かれるだろう。でもファッションが悪者だとレッテルを貼られると、市場の縮小に歯止めが利かなくなってしまう。大手アパレルから小さいブランドまで、それぞれの規模に合った地球に優しい物作りを意識しないといけない。僕もこれが転換期。一つ一つていねい作ろうという意識は高まったし、これまで当たり前のように続けてきた無駄なことを断捨離したい。その分世の中に自分のアイデンティティーを発信することに注力し、15年間で培ってきた本当の強みを見せるときだと思っている。

久保:学校で服作りを学ばなくてもデザイナーになれる時代だからこそ、時間をかけたんだなと一目でわかるような服やアート作品に僕は引かれる。そういうクリエイティブな物がある一方で、何のコンセプトもなく作られた服もたくさんある。そういったものは“無駄”と考えられて、有働さんが言う悪者にされる原因の一つになる。いちファッションデザイナーとして刺激的な物作りに貢献したいし、これからも大切にしたい。

WWD:従来のファッションサイクルやシステムに懐疑的な声が上がっているが、本当に変わると思うか?

有働:変わってほしいとは思っている。コレクション発表のタイミングやセール開催時期についての議論は世界で起こっているが、全員で動かないと変えることはできない。ある程度の強制力も必要なので、国がセール期間を設定するぐらいでもいいかもしれない。クリエイションを発表する場ももちろん作ってはいきたいが、もはやシーズンという概念さえ懐疑的になっている。展示会ベースだとどうしても締め切りを意識してしまうから、新作の発表を1年ごとにするのか、もしくは受注生産のようなかたちをとっていくのかなどを考えたい。個人的な仕事のサイクルを見直して、アウトプットの質を上げていきたいとは思う。

久保:僕もショーを続けるうちに服がどんどん過剰になり、量を増やし過ぎたとあらためて考えている。16年目にもなるのに、自分がやりたいことを忘れていたかもしれない。だからこれからは、自分らしくない服は作らない。コレクションのために数を作って選んでもらうという従来の形式が正しいのかどうかも最近考えている。6月に予定していたパリでの展示会はできないだろう。でもデジタルシフトが加速すれば場所に対する価値がどんどんフラットになっていき、逆にリアルでのプレゼンテーションや実店舗で買い物する体験価値が見直される。従来のサイクルを好んでいる人たちはいるから、僕たちは今すぐ何かを変えることはない。

「勝ち負けを分けるのは、結局は情熱」

WWDジャパン(以下、WWD):デザイナーとして業界を15年以上見てきた立場から、今後のファッション界を担う、または志す若手にアドバイスするとしたら?

有働:僕や久保さんがブランドを立ち上げた15年前は情報も少なく、仕事の選択肢も今ほど多くなかった。でも今は働き方も多様化し、いろいろなことにチャレンジできる環境が若い人にはある。そんな中でもファッションを仕事として選ぶということは、相当な服好きだということ。だから諦めずに長く続けて、人にファッションのよさを伝えることがビジネスになっていく過程を体験するために、自分磨きを忘れないこと。僕も最初は右も左も分からない状態で、卸からスタートした。知らないことを知ったかぶりせず、バイヤーや知人にとにかく聞いて吸収してきた。ビジネスはセンスではなく、経験に基づくものだから。

久保:正しい。すごく正しい(笑)。ブランドを始める人の勝ち負けを分けるのって、結局は情熱だけ。昔は僕も何をしてでも有名になりたいと思うほど鼻息が荒かった。有働さんのビジネスの話と同じで、服作りも長く続けた方がうまくなる。日本のファッションを世界に認めさせる人が出てこないといけない。そもそも、シーズンごとのテーマって必要なのかと最近は考えている。日本の服飾学校でもテーマを決めて服を作る教育ばかり。テーマがなくても、服そのものに意志を宿らせてメッセージを発信できるデザイナーが結局は強いから、その域に達するまで辛抱強く続けてほしい。これはデザイナーだけじゃなく、PRやメディアにも同じことが言えるはず。受け取る人の熱量はそれぞれでいいけど、作り手の情熱は中途半端じゃ絶対にだめ。

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セーレンの20年3月期は7期ぶりの減収減益 デジタルパーソナルオーダー「ビスコテックス」に期待

 総合繊維メーカー、セーレンの2020年3月期連結決算は、売上高が前期比2%減の1200億円、営業利益が同0.8%%減の100億円となり、新型コロナウイルの影響で増収増益は7期連続で途切れた。北米、中米、南米、中国、アジアにある海外子会社の売上高は、同1.8%減(現地通貨ベース)の630億円だった。

 セグメント別では、ハイファッション事業の売上高が同2.8%減の246億円、営業利益が同4.6%増の11億円だった。川田達男・代表取締役会長兼最高経営責任者は、新型コロナ禍におけるハイファッション事業の厳しい見通しを示しながらも、自身の肝いりで推し進めている独自のデジタルパーソナルオーダーシステム「ビスコテックス(VISCOTECS)」を今後も強化していく考えだ。

 「『ビスコテックス』は、百貨店など40店舗を構えて着実に拡大している。BtoCビジネスが先行したが、ITを活用した全く新しいビジネスモデルに対して業界内の理解が深まり、ようやくアパレルメーカーの採用が増加してBtoBビジネスへの活路が見えてきた。まだ時間がかかるが、さらに認知度を高める必要がある。このシステムの方向性は間違っていないと思う」と話した。

 「ビスコテックス」は、IT技術と繊維一貫生産機能を融合して独自に開発したデジタルプロダクションシステム。客が等身大のモニターとタブレットを用いてバーチャル試着しながら、洋服のシルエットや色、柄、サイズを自由に組み合わせて、自分だけの一着を作れるというもので、その組み合わせ数は47万通りあるという。自社で開発したインクジェットプリンターを核に、全工程をIT制御し、企画から製造までの短納期化と、多品種、小ロット、在庫レス生産を実現した。

 21年3月期の業績予想は新型コロナの影響により未定としている。10年後の目標として、連結の営業利益を今の105億円から約2倍の200億円、ハイファッション事業も今の11億円から約2倍の20億円を掲げた。 

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ケンダルがギャラを一部返還で和解 大炎上の豪華フェス「ファイア・フェスティバル」訴訟

 2017年にバハマで開催されたが失敗に終わった音楽フェス「ファイア・フェスティバル(Fyre Festival)」の運営会社ファイア・フェスティバル社の破産管財人グレゴリー・メッサー(Gregory Messer)が、同イベントのプロモーションに関わったケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)を相手取りギャラの返還を求めて連邦破産事件裁判所に提訴した件について、ケンダルは9万ドル(約96万円)を支払うことで和解した。

 訴訟書面によると、ケンダルは同イベントに関するプロモーションをインスタグラムに投稿することで27万5000ドル(約2900万円)を受け取っていた。投稿の中で、義理の兄であるカニエ・ウェスト(Kanye West)がイベントに登場すると明らかにしている。

 「ファイア・フェスティバル」とは、ビリー・マクファーランド(Billy McFarland)とラッパーのジャ・ルール(Ja Rule)が主催した音楽フェスで、17年4月にバハマで2週間にわたって開催される予定だった。セレブを多数呼び、高級な宿泊施設や豪華な食事を売り物にしていた同イベントの参加費は最低でも1194ドル(約12万円)、VIP客や出演者と同じ島に滞在する権利が含まれるパッケージは一人あたり5万ドル(約535万円)に設定されていた。

 しかし、その実情は高級とはかけ離れたもので、宿泊場所は災害用の簡易テントが使用され、食事も豪華とは程遠い内容だったという。また、発表されていた出演者も実際には参加しないことなどが明らかとなり初日で中止となった。同イベントの一連の騒動は、フールー(Hulu)やネットフリックス(Netflix)でドキュメンタリー番組が制作されるほどの炎上事件となった。

 主催者のマクファーランドはイベントのために2600万ドル(約27億円)を集め、その大半が、実際には出演しなかったアーティストやケンダルらインフルエンサーのギャラとして使用されたという。マクファーランドは18年3月に通信詐欺罪で有罪判決が下り、2600万ドルの返金を命じられている。

 管財人のメッサーは、モデルのエミリー・ラタコウスキー(Emily Ratajkowski)や、ラッパーのプシャ・T(Pusha T)やリル・ヨッティ(Lil Yachty)、ミュージシャンのミーゴス(Migos)らイベントに関わったセレブに対してもケンダルと同様の訴訟を提起している。

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#敦子スメ「新月・満月」ノート 今回の新月(5月23日)は言葉やコミュニケーションを伴うパートナーシップの見直しを

 この連載では、新月・満月の流れを最大限に引き出すためのサポートをしてくれるコスメやインナーケアアイテムも紹介していきます。第11回は5月23日の新月とおすすめコスメについてお伝えします。

今回の新月(5月23日)はふたご座

 今回の新月が起こるのはふたご座です。ふたご座は12星座の3番目に位置し、“風”の星座と呼ばれており、軽やかなコミュニケーションが得意といわれています。テンポよく進んでいくことを好むとされ、そのほかにも情報、言葉、近距離の移動など、わりと私たちの生活の中で感じやすい分野と結びつきがあります。この新月はちょうど、愛や美意識の星“金星”が6月25日まで同じくふたご座で逆行中。好きなものや愛情関係に関して見直しながらの新月、というイメージが湧きます。ここはふたご座らしく、言葉やコミュニケーションを伴ったパートナーシップの再構築には最適かも!?自粛生活で身近な関係と向き合いやすいタイミングでもありますよね。日頃の思いをきちんと言葉にして伝えてみたり、お互いすれ違っているところは話し合う機会を設けたり……などを意識的に行うのもいいかも知れません。

今回の新月コスメ

 ここで面白いアイテムをひとつご紹介。感情面のケアで知られる自然療法のひとつ、フラワーエッセンスでは、あらゆる人間関係やコミュニケーションを改善することを目的に作られたアイテムもあります。「オーストラリアンブッシュフラワーエッセンス(AUSTRALIAN BUSH FLOWER ESSENCES)」の「リレイションシップエッセンス」(1日数滴飲んで使用します)は文字通りコミュニケーションや関係の改善を目的に作られたもので、家族、仕事仲間、パートナー、親子関係などさまざまな“関係”のコミュニケーション改善のサポートに効果的。相手に言いたいことの核心が全く伝わっていなかった、伝え方を間違えたまま接していた……などはよくあることだと思いますが、なかなか自分では気づきにくいもの。このタイミングでぜひ取り入れてみてください。また、ふたご座は呼吸器とも関連があるといわれており、涼しげで爽やかな香りもピックアップしたいところ。これから梅雨に向けてどんより重さも出てくるので、ティーツリーなどのすっきり系のアロマを取り入れるのもおすすめです。「ソープトピア(SOAPTOPIA)」のボディースクラブ「グッドラブ E」はユーカリ&ティーツリーの爽やかなアロマの香りが深呼吸にいざないます。新月はリフレッシュによいとされているので、爽やかな香りに包まれて日頃の垢を落とす……、などというバスタイムもいいかも。ぜひ試してみてください。
 
福本敦子(ふくもと・あつこ)/フリーランスPR・美容コラムニスト:コスメキッチンに14年間勤務後、現在はフリーランスPRとして活動するかたわら、ビューティコラムニストとしてイベント、SNSなど多方面で活躍。オーガニックに精通した知識を武器に、ライフスタイルに寄り添った独自のオーガニック美容論が、著名人やエディターをはじめ各方面から大人気。「#敦子スメ」は「読んだ瞬間試したくなる」と多くの反響を呼び、紹介した商品の欠品や完売も多数。2019年秋、初の書籍となる「今より全部良くなりたい 運まで良くするオーガニック美容本 by敦子スメ」を出版。発売前に増刷が決まるなど話題を呼んでいる。旅を愛し、占星術にも精通する instagram:@uoza_26

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ユナイテッドアローズの自社サイト「ヒトとモノとウツワ」が新連載スタート サステナブルをテーマにアイテム紹介

 ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)はこのほど、自社サイト「ヒトとモノとウツワ」で、サステナブルなモノをテーマにした新連載「PRODUCT」をスタートさせた。

 2015年にスタートした同サイトではこれまで、同社のさまざまな社会貢献活動や事業を、「ヒト」「モノ」「ウツワ」のカテゴリーを軸に発信してきた。今回新たに始めた連載「PRODUCT」では、持続可能な開発目標(SDGs)を見据えながら、中長期的な視点で生まれた商品を、モノ作りの背景ストーリーとともに紹介していく。第1回目は「スティーブン アラン(STEVEN ALAN)」のメンズアイテムから、GOTS認証を受けたオーガニックコットンを使用したカバーオールとバギーパンツを取り上げ、素材へのこだわりやおすすめのスタイリングなどを紹介した。

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【アフターコロナをどう見る?】「第二の井戸さんが出てくるのでは」MUGEN内山社長

 幅広い外食経営者との交友関係があり、業界をリードしている経営者の一人である内山正宏氏(株式会社MUGEN 代表取締役)。4月には、「なかめのてっぺん」名古屋店の従業員がコロナに感染したこともあり、人一倍、コロナに対する危機意識を持っている。内山氏が説く、アフターコロナとは?
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【アフターコロナをどう見る!】「第二の井戸さんが出てくるのではと見ています!」MUGEN内山社長

 幅広い外食経営者との交友関係があり、業界をリードしている経営者の一人である内山正宏氏(株式会社MUGEN 代表取締役)。4月には、「なかめのてっぺん」名古屋店の従業員がコロナに感染したこともあり、人一倍、コロナに対する危機意識を持っている。内山氏が説く、アフターコロナとは?
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飲食店発のオンラインストア「MIRAI便」オープン。参加店を募集。

東京・東銀座で居酒屋「ごち惣家」を経営する布施知浩氏ら飲食店経営者と、ネット通販開発のBOLSTER株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:松田 忠浩)が、新型コロナウイルスにより事業経営に大きな影響を受ける飲食店を支援するため、オンラインストア「MIRAI便」の運営を5月21日から開始した。
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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

ピエールエルメ のおうちエルメは16時までの注文で最短2日後から配送日が選択可能😋都内の対象地域にお住いの方是非お試しください💖🇫🇷 シトロエンが心豊かになるスイーツをデリバリーする「おうちエルメ」が1000件以上のオーダーを獲得!|Motor fan

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ディオールがビューティの“バーチャル店舗”をオープン シャンゼリゼ店を再現

 「ディオール(DIOR)」はオンラインでバーチャルブティックをオープンした。パリのシャンゼリゼ通りにある店舗を再現したもので、フレグランスやボディーアイテムを中心に取り扱う。“バーチャル”に店内を歩き回ることができ、製品をクリックすると、製品の詳細やキャンペーン動画が再生される。購入の際はECサイトに飛ぶ仕組みだ。また、バーチャルブティックは年に6回店内のアニメーションや製品を変える予定。

 コンサルタントのチャールズ・ビアンキ(Charles Bianchi)は、新型コロナウイルスはこのようなECの発展を加速させるという。ホログラムや進化したカスタマーサービスを活用し、「次世代のECは、実店舗のような体験をいかにデジタルでも届けられるかが鍵となる」と予測する。

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

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