「マスク荒れ」によるニキビのケア ゴッドハンド山崎有香が教える1分間動画セルフエステVol.2

 スパ・エステティック業界で、卓越した手技や接客術を持ち話題を集めている“ゴッドハンド”が、1分間でできるセルフエステを動画でレクチャーする当連載。第2回は、昨年行なわれたエステ業界最大級のコンテスト「エステティックグランプリ」の顧客満足サロン部門でグランプリを受賞した山崎有香「メディカルサロン Dr.いろは」代表兼エステティシャンが、“マスク荒れ”により生じるニキビの簡単なケア方法を紹介する。

花粉症の人は特に注意が必要

 ビューティの観点からも最近注目されているのが“マスク荒れ”。山崎代表によると、秋には稲科の花粉が多く飛散する傾向にあるため、花粉症の人は特に注意が必要だという。「花粉のアレルギーで肌が敏感になり、バリア機能が低下してしまうため、マスクによる摩擦の影響を過度に受けてニキビができやすくなる。また、摩擦に加えてマスク内は蒸れて雑菌が発生しやすいので、ニキビが炎症を起こしてしまうケースも少なくない」。

絆創膏と“マキロン”で簡単ケア

 そこで、ごく簡単にできる“マスクニキビ”ケアとして、絆創膏と、洗浄・消毒ができる“マキロン”を使ったケアを提案。「絆創膏の傷口に当てる部分に“マキロン”を1滴だけ垂らし、それをニキビに当てて貼る。そうすることで摩擦や雑菌による炎症を抑えることができる。絆創膏にも雑菌を防ぐ効果はあるが、マスクの中だとそれだけでは不安なので、“マキロン”を使うとより効果的。絆創膏を貼っても、上からマクスをするので外からは見えない」と話す。

 

 山崎氏が代表を務める「メディカルサロン Dr.いろは」では“細胞教育フェイシャル”と呼ばれる、マッサージと化粧品と機器を組み合わせて、肌の活性化を導くメニューが一番人気。使用する化粧品には徹底的にこだわり、常により良い商材を探していて、現在は再生医療に関する医療技術の研究開発を行っているサイセイが提供する、幹細胞培養液を導入している。

■メディカルサロン Dr.いろは
住所:東京都港区麻布台3-2-8
営業時間:11:00~18:00
定休日:月曜日

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パリコレ現地リポートVol.4 「ロエベ」に心を奪われ、「ヨウジヤマモト」に希望を感じた1日

 こんにちは、ヨーロッパ通信員の藪野です。この原稿を書いている3日の朝は久々に晴れました!天気がいいだけで、だいぶ気分が上がりますね。パリでの新型コロナウイルスの感染拡大状況は深刻化していて、週明け(5日)からレストランなどが閉鎖になるかもしれないと聞き、朝からスーパーに買い出しに行ってきました。いつもとは全く状況も雰囲気も異なるパリコレですが、早くも折り返し地点。「ロエベ(LOEWE)」や「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」を取材した5日目のダイジェストをお届けします!

10月2日(金)

14:00 今季も冴えていた「ロエベ」のクリエイション

 「ロエベ」はデジタルでコレクション発表を行いましたが、パリでもインスタレーションを開催しました。アーティストのアンシア・ハミルトン(Anthea Hamilton)が手掛けた柄の壁紙で飾られた空間に、新たな造形の探求に意欲的なジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)らしいコレクションを展示。コルセットやパニエに使うようなボーン(骨組み)とたっぷりのチュールで生み出す大胆なボリュームが印象的で、コットンやリネンといった素朴な印象の天然素材とのコントラストが際立っています。本音を言うと、実際にモデルが着て歩いているところを見たかったけれど、今季も素晴らしいコレクションでした。
 
 一方、イベントなど特別なオケージョンも少なく、家で過ごす時間が増える中、ちょっと今の現実とはかけ離れているなぁという気も。ただ、そんな心配は無用でした。地下に展示されていたコマーシャルピースには、コレクションピースの要素を取り入れつつもウエアラブルに仕上げたアイテムに加え、“おうち時間”にぴったりなダブルカシミアのフーディーやパンツをはじめ、シンプルなポロシャツ、タンクトップ、レザーのスリッパなどもありましたよ〜。
 
 また、個人的に大のバッグ&シューズ好きなのでついついそっちに目が行くのですが、きっと気になる方も多いはず!ということで、写真でたっぷりとご覧ください。
 

15:00コンパクトにまとめた「イッセイ ミヤケ」のコレクションがパリに到着

 「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」もデジタルでショー形式の映像を発表しましたが、パリのショールームでもインスタレーションを行うと聞きつけて行ってきました。今季のテーマは“UNPACK THE CONPACT”(「コンパクトにしたものを広げて」的な意味)なのですが、パリに小さく畳んだり丸めたりしてコンパクトにまとめたコレクションが到着。アートのように飾られていました。
 
 「イッセイ」のコレクションは毎回、楽しいアイデアやギミックが豊富です。丸めるとスポンジのような弾力があるニットのプリーツアイテムや、ポリエステルとフェルトを三層に重ねて立体的に成形したトップスなど、実際の服を見たり触ったりするのって大切だなと改めて感じました。ちなみに、プリントの柄は全てデザインチームのメンバーが手掛けたものだそう。
 

17:00 「オリヴィエ ティスケンス」は今回、アトリエで全てのアイテムを制作

 その後は、「オリヴィエ ティスケンス(OLIVIER THEYSKENS)」のアトリエ兼ショールームにお邪魔しました。今季は、オリヴィエ・ティスケンスが10代の多感な時期に自身の美意識に大きな影響を受けたという、歌手ミレーヌ・ファルメール(Mylene Farmer)へのオマージュ。ただ、「それぞれのルックのインスピレーションになった曲や写真が分かるのは、僕みたいな本当にコアなファンだけだと思うけどね」とオリヴィエは笑っていました。
 
 そして、このコレクションは新型コロナウイルスの影響により、パターンや裁断から縫製まで全てアトリエで行い、完成させたそうです。ちょっと驚いたのは、彼がコレクションのデッサンを全てiPadで描いていること。数年前にアントワープで開催されたオリヴィエの回顧展で紙のデッサンをいくつも見ていたので、時代の変化を感じました。
 

19:00 リアルショーを決行した「ヨウジヤマモト」 耀司さんにも直撃!

 暫定公式スケジュールが発表されたとき、今シーズンはパリでショーをやる日本ブランドはないだろうなと思っていました。しかし、「ヨウジヤマモト」が耀司さんも渡仏してリアルなショーを開くと判明。一気にテンション上がりました!これは何としてもコメントをもらわねば!!ということで、ショー後のバックステージでお話を聞いてきました。どんなことを語られたかは、ぜひこちらの記事をご覧ください。
 
 パリコレ取材を始めてから毎回ショーを拝見していますが、中でも今シーズンは個人的にかなり好みでした。もちろん黒を軸にしたカラーパレットやドレープを生かしたロングドレス、柔らかなテーラリングなどブランドの根幹は変わらないのですが、しっとりと心に響きました。特にワイヤーのクリノリンと花びらや葉のような有機的なフォルムを取り入れたブラックのドレスは、ドラマチックで儚さを感じる仕上がり。耀司さんは1年前のショーのフィナーレでは背中に「NO FUTURE」と書かれたコートを着ていましたが、今回のショーを真っ白で締めくくったところには未来への希望のようなものを受け取りました。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

 

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化粧品ってアディクトになっちゃいますね エディターズレター(2020年8月17日配信分)

※この記事は2020年8月17日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

 

化粧品ってアディクトになっちゃいますね

 「ジーユー」が発表したデータで、「約2万8000人中62%が服にかけるお金が減った」と答えたというのがありました。確かにそうよね、って思います。私自身、自粛期間中に家でリラックスできるトップスとボトムスをECで購入しましたが、いずれも1万円以下のモノです。春先になると、「何か服、買いたい〜」と思うものですが、家にずーっといるとそんな欲は湧きません。ママ友らに聞くと、減ったというより「何も買っていない」と答えるんです。「だってあるモノで十分だもん」という返事です。だから「ジーユー」の“着まわし提案”はちょっと気になります。

 ファッション業界の片隅に身を置くものとして、「服にお金をかけない」というのは危惧することなんですが、じゃあ、ママ友らは何を買ったの??ママだから子どものモノかな?って思ったのですが、それも違うって。ましてや旦那さんのモノでは決してありません(笑)。で、いろいろ探っていると買ったモノは「化粧品」なんですよね。

 化粧品、恐るべしです。私は仕事柄、化粧品サンプルをいただくことが多いため、実際に購入することがあまりなく……。この感覚が分かっていなかったのですが。化粧品って日用品であって、し好品なんですよね。特にスキンケアでは、何十年って売れ続けている銘品は数ありますが、それらは当たり前ですが何年も使い続けられる訳ではなく、だいたいが3カ月でなくなります。スキンケアを含め化粧って一度始めるとやめられないもので、肌はスキンケアを求めますし、カラーメイクはしないと落ち着かなくなる。だから、3カ月でなくなったら買いに行かないとダメなんです。そこが日用品です。

 一方で、化粧品って効果効能はもちろんですが、華やかだったりモードだったり製品によってこだわり抜かれたパッケージや、癒やされる香り、心地よいテクスチャーの追求が、気分を上げてくれます。手に取った時に高揚感を抱けるのです。そこがし好品なんですよね。ちょっとアディクト。やめられない、買い続けることになるということなんですよね。

 ママ友らから「今、どんな服が流行ってるの?」とは聞かれませんが、「今、何の化粧品がいいの?」ってよく聞かれるなあって思っていたのですが、そういうことなんですよね。やめられないんです。

 余談ですが、化粧品がいっぱいあるわが家。娘から「お化粧してみたい!」「アイシャドウ塗りたい!」「リップつけていい?」っておねだりされます。その時、私は「ダメ、8歳のその肌は、そのままで十分素敵。塗りだすと止まらなくなるよ」と使わせません。なのに先日、仕事から帰宅すると、娘の目の周りはきらっきらっしてるんです(笑)。やっぱり手を出さずにはいられなかったようで、早くも化粧品デビューしちゃいました。あ〜娘のこれからの長い年月、化粧品と共に、です。

HER OPINION:ママ、女性に関連するファッション&ビューティ業界の話題をお届けします。今、働くママを含めた社会進出が進む女性に関わる情報が増えてきました。彼女らにまつわるニュースをピックアップすることで、彼女らを支える彼らにも役立つニュースを紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選びいただけます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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パリコレ現地リポートVol.3 「クロエ」と「ロジェ ヴィヴィエ」はリアルでもデジタルでも映え!

 
 こんにちは、ヨーロッパ通信員の藪野です。早いもので、もう10月に突入しちゃいましたね。フランスでは新型コロナウイルスの1日の新規感染者数1万人超えが続き、パリも雨が降ったり止んだりという天気でパッとしませんが、元気に取材を続けております。これからは毎日のショーの数は少なめですが、プレゼンや展示会を含めた4日目のダイジェストをお届けします!
 

10月1日(木)

13:00 黒人でゲイという“自分らしさ”を押し出した「ケニス イゼ」

 2019年度「LVMH賞」のファイナリストで、昨シーズンランウエイデビューも果たした「ケニス イゼ(KENNETH IZE)」のプレゼンテーションにやって来ました。デジタルではアーティストのマティ・ビエヨンダ(Maty Biayenda)がイラストを描く映像を公開しましたが、リアルでは彼女のライブペインティングが行われ、その前に一人ずつモデルが登場しました。今季もデザイナーの故郷ナイジェリアで織られた伝統的なマルチカラーストライプ生地を使ったテーラードアイテムが豊富。さらに同様の柄を表現した軽やかなニットやシャツも新たに提案しました。

 幼少期にオーストリアに移住したケネスですが、彼が目指しているのはアフリカのカルチャーを世界に伝えること。そして、今シーズンはBLMやトランスジェンダーの人々への暴行事件など世界で起こっていることから、黒人でゲイであるというアイデンティティーや自分のフェミニンな部分を押し出すことにしたそう。ケネス自身も男性モデルもカラーメイクとマネキュアを施していて、チャーミングでした。

14:00 「クロエ」ガールズはパリの日常からランウエイへ

 「クロエ(CHLOE)」のショー会場は、パレ・ド・トーキョーの中庭。屋外だし、広々とした席配置で、これまでで最も安心感のある会場でした。雨が降ったり止んだりの天気なのできちんと各席の下に大きな傘が用意されていたり、温かい飲み物が配られていたりと心づかいを感じます。

 パラついていた雨もタイミング良く止んで、ショーがスタートしました。今回は会場の周りのセーヌ川沿いや通りにモデルを配置して、パリの日常のような風景からランウエイへとモデルが歩いてくる演出。翌日、ナターシャ・ラムゼイ・レヴィ(Natacha Ramsay-Levi)=クリエイティブ・ディレクターにZoomでインタビューをしたのですが、「今回はリアルもデジタルも大事で、優先順位はない。それにパリに美しいオマージュを捧げたかった」と教えてくれました。そして、そこからはリアリティーも感じられて良かったですよね。そう伝えると、「『クロエ』にとって、アティチュードはとても重要な要素。リアルなストリートで女性たちがどう動くか、どのような仕草を見せるかということが大切」とナターシャ。デジタルでの配信も考慮してリアルショーに趣向を凝らした演出を用意しているブランドが今季はとても多いですが、「クロエ」のショーはリアルで見てもデジタルで見てもそんなメッセージが伝わるショーだったのではないでしょうか。

 コレクションについては「女性たちは今、そこまで新しいものを求めていないから、突飛なことをやる必要はない。だから斬新さを探求するのではなく、知っているものをいかに違うように見せるかに取り組んだ」とコメント。これまでに提案してきたデザインやシルエット、柄、そしてブランドらしさを生かして、今シーズンのクリエイションに臨んだといいます。その結果は、安らぎを求めている今にぴったりで好印象!優しいカラーパレットと軽やかな素材使いが印象的な心地よいコレクションに仕上がっていました。そこに加えたアーティストのコリータ・ケント(Corita Kent)による鮮やかな色のアートワークもアクセントが効いていましたよね。

 

16:00 映像でも店舗でもファンタジーを作り上げた「ロジェ ヴィヴィエ」

 いつも“ホテル ヴィヴィエ”と題した夢の世界のようなプレゼンテーションで楽しませてくれる「ロジェ ヴィヴィエ(ROGER VIVIER)」も、今回はデジタルでの発表となりました。それを補完する展示会がパリに店舗であるということでお邪魔したのですが、いやぁ〜スゴかった!なんとショップの2階の一部を“プチ・ホテル・ヴィヴィエ”仕様に変えて、ゲストを迎えてくれました。地面には本物の土が敷かれ、植物が生い茂る中に新作が展示されていて、クリエイティブ・ディレクターであるゲラルド・フェローニ(Gherardo Felloni)の世界観が炸裂!発表されたシミュレーションゲームのような映像作品も妖しげな案内人のいる小さな試写室で拝見しました。

 今季の一押しは、ハンドペイントでフラワーモチーフが描かれたバッグやシューズ。イタリアの田舎で自然に囲まれてロックダウン中を過ごしたというゲラルドは、ブランドにとっても重要な要素である花に改めてフォーカスすることにしたそう。また、現在のライフスタイルを反映して“快適さ”を重視したフラットなサンダルを豊富に提案。手入れのしやすいパテントレザーのアイテムも増えています。ぜひ、写真でたっぷりとお楽しみください!
 

20:00 密なダンスにヒヤリ。超エネルギッシュな「イザベル マラン」

 「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」は一言で言うと、とってもエネルギッシュ!パフォーマー集団「(LA)HORDE」の躍動的なダンスに圧倒されました。コレクションは、肩や袖にポイントを持ってきたデザインやウエスタン調のディテールをはじめ、同ブランドらしいアイテムがズラリ。今季は、パープルやピンク、赤、青などの鮮やかな色とそれらを薄めたようなパステルカラー、そしてメタリックなシルバーが中心になっています。

 ただ席がサイドだったのでモデルがパフォーマーの群れと同じトーンの服を着て一緒に歩いてくると、見落としそうになることも(汗)。正面の席だとモデルが中心にくる感じでよく見えたのだな〜と、オンラインで映像を見直して納得しました。終盤のペアが抱き合うダンスは、この時期にこの演出をやるのかとちょっとヒヤヒヤとしましたね……。

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「アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド」2021年春夏パリ・コレクション

 「アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(ANDREAS KRONTHALER FOR VIVIENNE WESTWOOD)」が2021年春夏コレクションをパリで発表した。

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「アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド」2021年春夏パリ・コレクション

 「アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(ANDREAS KRONTHALER FOR VIVIENNE WESTWOOD)」が2021年春夏コレクションをパリで発表した。

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「マンハッタンポーテージ」の高級ライン“ブラックレーベル”が表参道に初の旗艦店 新商業施設内にオープン

 ニューヨーク発のバッグブランド 「マンハッタンポーテージ(MANHATTAN PORTAGE)」は、高級ライン“ブラックレーベル(BLACK LABEL)”の旗艦店を東京・南青山に開業したジェムズ 青山 クロス(GEMS AOYAMA CROSS)に開いた。

 約56平方メートルの店内には、9面のデジタルサイネージを配置して”ニューヨークのアーバンスタイル”を表現する。大人の都市生活に向けて、機能性と耐久性を考慮したバッグ(1万4000〜4万2000円)や小物(3000円〜)をラインアップする。

 オープン直後には「ソフネット(SOPHNET.)」とコラボしたメッセンジャーバッグ(2万2000〜3万円)を扱うほか、オープンを記念してたノベルティーとして、オリジナルポーチを商品購入者にプレゼントする。

 ジェムズ青山クロスは東京都渋谷区神宮前に開かれた野村不動産による新しい商業施設で、表参道駅B2出口から徒歩4分の場所に位置する。地下1階から3階に、グルメ、ファッション、生活雑貨が並び、フィンランド発のリビングウエアブランド「イッタラ(IITTALA)」のストア&カフェが出店している。

■MANHATTAN PORTAGE BLACK LABEL AOYAMA
オープン日:9月30日
営業時間:12:00〜20:00
住所:東京都渋谷区神宮前5-46-7 ジェムズ 青山 クロス 1階

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ビーガンファーと人工ファーって何が違うの?

 動物や地球環境に対する消費者の意識の変化から、多くのブランドは毛皮の使用を廃止する“ファーフリー”を宣言し、アメリカでは2018年に毛皮製品の販売を禁止した州もある。毛皮製品をめぐってはこれまでサステナビリティの観点から「毛皮か人工ファーどちらを選ぶべきか?」という議論が活発に行われてきた。

 しかし近年は人工ファーから、ビーガンファーに注目が集まっている。一般的にビーガンとは、肉や魚だけでなく卵や牛乳などを含む動物由来のものを一切口にしないことをいう。しかしこれを食だけに限定するのではなく、身の回りの製品から動物由来のものをできるだけ避ける考えもある。ビーガンファーはそんな考えのもとに動物由来の成分や素材を一切使用せずに作られたファーだというが、これまでの人工ファーとどう違うのだろうか。またこういった人工ファーは毛皮と比べて“サステナブルでクリーン”という印象を押し出すが、エコラベルの乱用や“グリーン・ウオッシュ”(見せかけの環境配慮)の企業も存在する。ここでは人工ファーとビーガンファーの2つの定義の違いや、環境負荷を考えてみる。

人工ファーとビーガンファーはそれぞれどういう意味?

 専門家によると、この2つの間に材料による大きさ差異はないという。しかしビーガンファーの方が、サステナビリティへの関心の高まり比例して消費者の共感を呼んでいる風潮があるという。高級人工ファーで知られる香港のエコペル(ECOPEL)のアルノー・ブリュノワーズ(Arnaud Brunois)=コミュニケーション・マネジャーは、「ビーガンファーと人工ファーの間に物質的な違いはない。どちらも動物から得た材料を含まないもの。“ビーガン”という名称は最近になってファッションブランドが取り入れたように感じる。開発当初のビーガンアイテムは、ビーガンを名乗る人のみに認められたミステリアスなものという印象が強かった。ビーガンファーという単語はZ世代にうまく浸透したと思う」とコメントする。

 一方で人工ファーとビーガンファーの違いはブランディングによることも多いが、ニュアンスの違いはある。非営利団体テキスタイル・エクスチェンジ(Textile Exchange)のリーズル・トラスコット(Liesl Truscott)は、「簡単に言うと“ビーガン”は動物に由来する材料を排除して動物実験を行わず開発された製品のことで、“人工”は自然に対しての人造や代替品を指す」と説明している。これらの定義を用いることで、同じ製品でも人工ファーまたは、ビーガンフレンドリーなものとして販売することができるという。

人工ファーは本当にサステナブルな素材なの?

 定義の違いで揺れる部分はあるもののビーガンファッションは関心を集め続けており、ファッションブランドも動物を原料とする毛皮の使用を避ける傾向にある。19年にイギリスの調査会社であるテクナビオ(TECHNAVIO)が行った調査によると、人工ファー市場は19年から23年の間に19%以上の年平均成長率が見込まれている。そして人工ファーをよりサステナブルな材料から生産できれば、さらに市場は成長していく可能性を持っているという。開発者やブランドは毛皮に“人工”と“ビーガン”のどちらのラベルを付けるかだけでなく、その環境負荷や影響の大きさも考えなければいけない。

 多くの人工ファーは石油に由来する合成繊維から作られており、生分解(微生物の働きによって無機物まで分解されること)もできないので、海洋環境で大きな問題となっているマイクロプラスチックが排出されるケースも多い。またトラスコットは「トウモロコシやサトウキビといった農産物から作られるバイオ系素材の繊維も、肥料や水、土地利用など作物を生産する過程で環境負荷を伴う可能性もある。この意味でバイオ系素材を使用する人工ファーは、生産者とサプライチェーンに大きく依存している。動物の権利問題に直接的な影響は持たないものの、化石燃料やバイオ系素材を使用する人工ファーはどちらもマイクロファイバーの排出や化学物質の使用を通じて生態系に悪影響を与える可能性がある」と指摘する。

完璧な素材は存在しない 人工ファーとビーガンファーの今後

 サステナビリティを中心に考えたとき、人工ファー生産にとって完璧な素材は確かに存在しないのかもしれない。しかしエコペルのような企業は少しでも改善できるよう新たな開発に取り組んでいる。例えば同社は、37%がトウモロコシの副産物に由来するバイオ素材を使用した人工ファー“KOBA”を開発した。これによりエネルギーは30%減、温室効果ガスの排出量は63%減での開発が可能になった。

 また「アパリス(APPARIS)」は女性が主導で運営するビーガンファッションブランドで、16年に発売したカラフルな人工ファーでカルト的人気を獲得した。この8月には300万ドル(約3億円)の資金調達をして、ブランドの発展とより環境に優しい人工ファーの使用拡大を狙う。またリサイクルされたポリエステル素材の生産にも取り組んでおり、今年発売するビーガンカシミアに加えて、21年の秋にはトウモロコシがベースの植物繊維を使用した人工ファーを販売する予定だという。

 「アパリス」は、動物由来の素材を含まない毛皮を“ビーガン”ではなく“人工”と名付けている。ブランドとしてその二つに大きな違いを持たせてはいないものの、共同創立者のローレン・ヌチ(Lauren Nouchi)は「ビーガンメッセージを使い過ぎない」ようにしているという。さらに「私たちの目標は、人工ファーとともに背景のメッセージを発信すること。人工ファーは最初の一歩だった。ビーガンファーや人工ファーなど言葉の選択によって印象も変わってくるが、私たちはリアルな毛皮の使用と闘っている。それこそが本当の問題だ」と語った。

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「ホルツワイラー」2021年春夏メンズ・コレクション

 「ホルツワイラー(HOLZWEILER)」が2021年春夏メンズ・コレクションを発表した。

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