「ステューシー(STUSSY)」が2020-21年秋冬コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
「ステューシー(STUSSY)」が2020-21年秋冬コレクションを発表した。
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同社は前期・今期合わせて国内外1400店舗を閉鎖する構造改革を行った。下期は「反転攻勢に移るフェーズ」(保元社長)と捉えており、オムニチャネル型店舗の「オンワードクローゼット」はその旗印となる。
20年3〜8月期においては、売上高805億円のうちECの割合は35%となり、百貨店販路(30%)を初めて上回るなど、同社におけるECの存在感は高まっている。オムニチャネル型店舗の出店は、ECで蓄積した会員情報や情報などをリアル店舗とも結びつけることで、シナジーを生み出す狙いがある。保元社長は「『オンワード・クローゼット』では、日々さまざまな情報発信をしている。リアル店舗ではそのタッチポイントとなるショールーミングストアを作っていきたい」と話す。
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オンワードホールディングス(HD)の2020年3〜8月期連結業績は、売上高が前年同期比32.0%減の805億円、営業損益が114億円の赤字(前年同期は8億円の赤字)、純損益が151億円の赤字(同244億円の赤字)だった。期中の売上高のうちECの割合が35%に到達し、初めて百貨店販路(同30%)を上回った。そのうち自社EC「オンワード・クローゼット(ONWARD CROSSET)」の販売比率は9割。通期でのEC売上高目標は前期比1.5倍増の500億円を掲げる。
決算会見で保元道宣オンワードHD社長は「約2カ月の間、(休業による)店舗販売の機会を失ったとはいえ、これまで百貨店販路が約7割を占めていた当社にとってはエポックメイキングだ。コロナを契機にデジタルファーストな状況が生まれている」と話した。
中核子会社オンワード樫山の売上高は前年同期比41.0%減の366億円。主販路の百貨店の休業で4〜6月は同52.9%減と割り込むも、6〜8月は同26.1%減まで持ち直した。上期の在庫消化は3割にとどまり、大幅減収と在庫評価損に伴う営業損失64億円を計上した。「ジル・サンダー(JIL SANDER)」「ジョゼフ(JOSEPH)」など海外事業の売上高は前年比36.6%減の171億円、営業損益は28億円の赤字だった。
グループ全体の下期(9月〜21年2月)は、売上高が前年同期比17.6%減の1069億円、営業利益が25億円(前年同期は22億円の赤字)の黒字転換を見込む。「(上期は)業界全体がセールに傾く中、現金化を急がず、過度な値引き販売を控えた。余った在庫は下期に持ち越し、丁寧に定価販売することで粗利を出していく」。
期中に国内外約700店舗を閉める構造改革については「予定通り進める」とし、下期には販管費率1.4ポイント減少が成果として表れる見込み。不振の海外事業は「生産、店舗などあらゆる選択肢を念頭に、スピード感を持って不採算部門の根絶に取り組む」。
21年2月期通期連結業績は、売上高が前期比24.5%減の1875億円、営業損益が89億円の赤字(前期は30億円の赤字)、純損益が85億円の赤字(同521億円の赤字)を予想する。
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老舗球技用ボールメーカーのミカサ(広島県、佐伯祐二社長)は、このほど同社初となるアパレルブランド「ミカサスター(MIKASA STAR)」を発売した。対象は10代女子で、第一弾としてトラックジャケットやパーカーなど8アイテムをそろえた。アンバサダーにTikTok(ティックトック)のフォロワー数が女性で日本一の景井ひなを起用し、景井が全アイテムをプロデュースした。価格は2900~4900円。ジーンズメイトや公式ECで販売している。
プレス担当者は、「100周年事業の一環であり、当社が長年培ってきたスポーツメーカーとしての機能性と、中高生から圧倒的な支持を得る景井さんのファッション性をミックスした」と話す。
ミカサは1917年に創業。バレーボールなどの球技用ボールを中心とするスポーツ用品のほか、船舶などに使われる工業用ゴム製品を製造・販売する。
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ワールドは、8月5日に発表した約200人の希望退職者募集について294人の応募があったと発表した。11月20日付で退職する。特別加算金などの費用約15億円を2020年3〜8月期に計上する。
希望退職者募集は新型コロナウイルスの感染拡大を受けての構造改革の一環として実施した。対象は40歳以上の社員で、店舗従事者は含まない。同時に事業整理も発表しており、「ハッシュアッシュ・サンカンシオン(HUSHUSH 3CAN4ON)」「アクアガール(AQUAGIRL)」「オゾック(OZOC)」「アナトリエ(ANATELIER)」を廃止し、計358店舗を2020年3月期中に閉める。
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「ディオール(DIOR)」はパリ・ファッション・ウイーク期間中の9月29日、パリのチュイルリー公園で2021年春夏のショーを開催した。昨今の状況を省みて普段なら1000人程度招待するところを数百人の招待にとどめ、ショーの様子をライブ配信した。
会場インスタレーションは、イタリア人アーティストのルチア・マルクッチ(Lociana Marcucci)が手掛けた。雑誌から抽出した画像で構成したライトボックスは大聖堂のステンドグラスを彷彿とさせる。会場には、HBOドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ(Game Of Thrones)」に出演した女優のメイジー・ウィリアムズ(Maisie Williams)やフランス人ユーチューバーのレナ・マウフーフ(Lena Mahfouf)、ナタリア・ヴォディアノヴァ(Natalia Vodianova)、ジャンヌ・ダマス(Jeanne Damas)らが来場。
さらにBLACKPINKのJISOOやロロ・ズーアイ(Lolo Zouai)ら、現地で参加できなかったセレブリティーもそれぞれの場所から鑑賞。日本からはアンバサダーの新木優子とCocomiもリラックスしたスタイルでリモート鑑賞した。
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10月11日まで開催されている現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」(以下、ヨコトリ)で、大谷将弘と今福華凜による気鋭のファッションレーベル「パグメント(PUGMENT)」がインスタグラム上の参加型アートプロジェクトを展開している。
《ワードローブ・ディスカッシヴ(討議する衣装)》と題されたこのプロジェクトでは、「パグメント」が思考を促す「レシピ」を提示。参加者はそれを元に自分のワードローブから服を選び、アレンジして着用、撮影して指定のハッシュタグ(#uotd #wdywt #wardrobe_discussive #official_yokotori)を付けて投稿することで、“討議”に参加できる。
まずヨコトリでは今回、「エピソード」として会期外を含む時間をアーティストと観客が共に旅するプログラムを企画。アーティストたちが、パフォーマンス、アクション、レクチャーやキュレーションなど思い思いの表現を行うことで、観客の知覚を刺激したり感覚を開いたりすることを目的としている。
「パグメント」の《ワードローブ・ディスカッシヴ》は「討議的正義をめぐる議論」をテーマにしたエピソード03「気配を感じて」のひとつ。そのキュレーターの一人で、今回ヨコトリでウェアラブルロボットの作品《私が動くと、あなたも動く》を発表しているアーティスト、ランティアン・シィエ(Lantian Xie)が、「パグメント」が衣装スタイリングを手掛けたエピソード00(田村友一郎によるパフォーマンス作品《畏怖/If》)を見て、PUGMENTにユニフォームに関するプロジェクトをもちかけたのがはじまりだったという。
人の営みを通して服の価値や意味が変容していくプロセスを観察し、服の制作工程に組み込んできたPUGMENTはこれまでにも、参加者にテーマを提示し、最終的に参加者が自身のためのユニフォームを構想するワークショップ(2019、展覧会「We People Work」にて)を行うなど、ユニフォームについて考えてきた。
「『討議的正義をめぐる議論』というテーマを、決まったことを正義とするのではなく、議論しながらその議論自体を正義とするようなことなのではないかと解釈して、どうしたら討議的な状況を作れるかを考えました」と「パグメント」は言う。「ヨコトリの監視員さんたちが、支給されたユニフォームでなく、黒いジャケットにパンツといったドレスコードを元に私服を着ていることを知りました。そこで、こちらが作ったユニフォームを着てもらうことや、ドレスコードを新たに設けてそれに従ってもらうということではなく、お客さんも含めて、服を選ぶことやクローゼットの中から発想するということ自体を考えるきっかけを作れればと」。
「パグメント」が本プロジェクトのアカウント(@wardrobe_discussive)で提示しているレシピは、私は誰かを考える「Who I Truly Am?」、思い出の服を考える「Mountain Wardrobe」、明日着る服を考える「Casual Wardrobe」、会いたい人に会う時の服を考える「Connected Wardrobe」の4つ。
例えば「Casual Wardrobe」では、「A 明日のことを想像する。あなたはどこで何をしていますか?」に続き、「B その時に着ている服を想像し、クローゼットから一式取り出して着用する」、次には「C 急にその服装のまま月に行くことになりました。しばらく帰ってこれないかもしれません」とあり、「D 一着だけ好きな服を足してもいいとしたら何を足しますか?」、「E 服は着替えずに、どうにかアレンジして想像する月に馴染むようにする」と続いていく。
オノ・ヨーコが表現手法としてよく用いたインストラクション・アート(観客や作家の代行者に特定の行為を指示する作品)に通じるが、ポイントは思考の飛躍にある。「服を選んでいながら、服以外のことに意識が及ぶような。この状況になったらこの服、こういう気持ちになったらこの服、と後から服がくる思考ができるようなレシピにしたいと思いました」と「パグメント」。
投稿された衣装を見ると、普段意識しにくい、人が服を選んでいる状況やその思考が見えてくる。それはユニフォームによって固定されたヒエラルキーを解かすことにつながるかもしれない。あなたもこの“討議”に参加してみてはいかがだろうか。
小林沙友里/ライター・編集者:1980年生まれ。「ギンザ(GINZA)」「アエラ(AERA)」「美術手帖」などで執筆。編集者としては「村上隆のスーパーフラット・コレクション」の共同編集など。アートやファッションなどさまざまな事象を通して時代や社会の理を探求
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ポーラは2021年1月1日、シワを改善する薬用化粧品“リンクルショット メディカル セラム N”(1万3500円)を発売する。同製品は17年に登場した、化粧品業界で初めて“シワを改善する”医薬部外品の認可を得た“リンクルショット メディカル セラム”を進化させたもの。新成分を追加し、現行品と比べてシワ改善率は約1カ月で2倍アップする。
同社独自のシワに対する医薬部外品有効成分「ニールワン」を配合した“リンクルショット メディカル セラム”は17年の発売以来、体験人数約110万人、累計売り上げは国内外合計で328億円規模となり、シワ改善のパイオニアとして市場をけん引。今回、「シワの改善には個人差があるものの、極端にシワが改善しやすい人もいる。シワの改善力と傷を治す力の関係性に着目した」とブランド担当者。傷が治る際に欠かせない、多糖類の一種であるコンドロイチン硫酸がシワの溝の部分で減少することに注目し、溝にコンドロイチン硫酸が増加することで「ニールワン」の働きを高めて肌を立体的に再生することがわかった。
新“リンクルショット メディカル セラム N”は、「ニールワン」に加え、肌のハリと潤いをサポートするポーラオリジナル複合保湿成分「ICユニット1」と複合成分「エイドリキッド」、しなやかに動く各層をサポートするオリジナル複合保湿成分「NEREリキッド」を配合。製品は、「ポーラ ザ ビューティー」約670店を含む約4000店のポーラショップ、百貨店の「ポーラ」コーナー、公式オンラインショップなどで販売するほか、中国(越境EC)、台湾、香港、タイ、マカオ、シンガポール、韓国の免税店でも順次発売予定。
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こんにちは、ヨーロッパ通信員の藪野です。10月6日でパリコレが終了しました。開幕時点では最終日までできるのかと心配でしたが、無事終わりホッとしています。紙面の入稿などでちょっとタイムラグが出てしまいましたが、あと2回現地からのリポートをお届けしますので、お付き合いくださいませ。それでは、今季の目玉である新生「ジバンシィ(GIVENCHY)」のデビューや、「エルメス(HERMES)」「アミ アレクサンドル マテュッシ(AMI ALEXANDRE MATTIUSSI)」「パコ ラバンヌ(PACO RABANNE)」のリアルショーなどを取材した6日目と7日目のダイジェストをどうぞ!
“自由の再発見”をテーマにしたコレクションは、クリーンなカットが印象的。そこにレザーのステッチやタブ、 “クルー ド セル”のボタンなどシルバーの金具を加えたスタイルが中心になっています。新鮮だったのは、背中から腰までが露わになったニットのボディースーツやブランケットから着想を得たというロールした襟。ベージュやダークブラウン、白黒をベースにしたワントーンスタイルに淡いブルー、赤、オレンジのアクセントが効いていて、爽やかでした。足元のクロッグスタイルのシューズも上品かつリラックス感があり◎。
船を降りた後、アレクサンドルに話を聞くために待っていたら、若いセレブやインフルエンサーが続々と下りてきました。「アミ」はショーのルック自体も結構ウエアラブルですが、モデル体型ではないセレブやインフルエンサーが着るリアルなスタイルは、エフォートレスだけど品があって好印象です。そして、個人的にうれしかったのは、人気急上昇中のイタリア人シンガー・ソングライターのマムード(Mahmood)を生で見られたこと。すでに「バーバリー(BURBERRY)」の広告キャンペーンなどにも起用されている彼ですが、次のファッションアイコンとして、これからさらに注目を集めること間違いなしです。
そして、翌日の展示会でバッグ、シューズ、アクセサリーの写真をたっぷり撮ってきました。バッグは“アンティゴナ”のアレンジが豊富で、個人的にはチェーン付きのミニバッグとボディーバッグが気になりました。ゴツいチェーンや南京錠がついたバッグは現状結構重かったのですが、商品化までに改良されることに期待です。
レザーバッグの新作はフワフワした触感の“ブリオッシュ”。その名の通り、菓子パンのブリオッシュから着想を得たクロスボディバッグです。お土産を「フィルト」とのコラボバッグにパリジェンヌが買い物をするかのようにいろいろ詰めてくれたのですが、その中には本物のブリオッシュも!もちろん翌日の朝食に美味しくいただきました。こういう時にキッチン付きのホテルだといいですよね。
今季のコレクションは、「パコ ラバンヌ」流のリアル。胸を強調したランジェリーのようなトップスやドレス、アイコンのメタルメッシュを使ったウエアといったクセの強いアイテムに、蚤の市で見つけたようなファーライニングのコートやテーラードジャケット、ウオッシュドジーンズなどをミックスしました。その背景にあるジュリアン・ドッセーナ(Julien Dossena)の考えは、“パリのストリート”。マレに住むジュリアンはロックダウン中、近所の通りで個性豊かな女性たちが行き交う姿を眺めることが恋しくなり、彼女たちの自由な着こなしに着目したそう。近くで見るとかなり手の凝ったアイテムも多く、万人受けはしないけれど、エッジの効いたものが好きな層にはがっちりハマる服だと感じます。
この日は早めに終わったので、アジアスーパーで買い出しをしてホテルに。ちょっと休憩しようと思っていたら、高田賢三さんの訃報が飛び込んできました。正直「ケンゾー」を手掛けられていた頃のことは写真でしか見たことないのですが、4年前にはそごう・西武との協業でコレクションを作られた際にはパリのアトリエでインタビューをしましたし、先シーズンの「ケンゾー」のショーでお会いした時も元気そうだったので、衝撃でした。パリ、そして海外で活躍する日本人デザイナーの先駆けであった賢三さんは、数え切れないほどの勇気や希望を与えてきた存在であり、その功績は計り知れません。ご冥福をお祈りします。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
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米PVHコープ(PVH CORP)の子会社カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)社は9日、日本で「カルバン・クライン」のアパレル部門を2021年に立ち上げると発表した。日本で同ブランドを四半世紀以上にわたってライセンス展開してきたオンワード樫山との契約が終了するのに伴う決定。
オンワード樫山は百貨店などで運営する51店舗の「CK カルバン・クライン(CK CALVIN KLEIN))」の営業を20-21年秋冬で終了させる。21年秋からカルバン・クライン社が店頭とオンラインでの販売を始める。
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米PVHコープ(PVH CORP)の子会社カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)社は9日、日本で「カルバン・クライン」のアパレル部門を2021年に立ち上げると発表した。日本で同ブランドを四半世紀以上にわたってライセンス展開してきたオンワード樫山との契約が終了するのに伴う決定。
オンワード樫山は百貨店などで運営する51店舗の「CK カルバン・クライン(CK CALVIN KLEIN))」の営業を20-21年秋冬で終了させる。21年秋からカルバン・クライン社が店頭とオンラインでの販売を始める。
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「オルビス」が行なっているオンラインカウンセリングを体験してみた。最大30分間のオンライン接客は、1対1の空間で最初は緊張したものの、時間が過ぎるにつれ誰にも邪魔されないことからもリラックスしていろいろ気になることを質問できた。ちょっと意地悪?とも取れる質問にも笑顔で答えてくれ、30分はあっという間に終わった。今回は30代のオンラインカウンセリング専任の敏腕BAさんが対応してくれた。
オルビスビューティアドバイザー(以下、BA):この時間はお客さまのお肌のお悩みというだけではなく、今気になっていることとか、普段疑問に思っていることを解消できるお時間になればと思っております。何かございましたらお聞かせいただけますでしょうか?
福崎明子「WWDJAPAN.com」デジタルデスク(以下、福崎):肌で気になっているのは、ちょっと乾燥しがちで、毛穴が気になったり、たるみも……。全体的に年齢に伴うものが気になっています。
BA:お見受けする限り、フェイスラインがシュッとされているので、そういったお悩みがあるようには全く思わなかったですよ。
福崎:そうですか?とはいえ何にもしてなくて。基礎というか、洗顔して、導入美容液、化粧水、美容液、乳液、そして下地でしょうか。普通ですよね?
BA:いや、普通だとは思うんですが、手順と工程がしっかりされていますよね。バッチリです。シンプルなお手入れが毎日できているというのが一番大事だと思います。
福崎:と言いながら、やらないときもあるんですけどね。疲れて化粧落とさず寝てしまったり、オールインワンですませたりとか(笑)。
BA:そうなんですね。実際にご愛用されている基礎化粧品は、お悩みに対してアプローチができる美容成分でしたり、お手入れ効果があるようなスキンケアをご利用ですか?
福崎:そう言われたら、お悩みに対して使うというより、その時々で新しい製品を使っていますね。
BA:一つのモノを長く使うというのは難しかったりするのですか?
福崎:あ、それで聞きたいことがあったんです。長く使うと肌が慣れてしまうからたまに変えた方がいいという話もあると思うんですけど、実際はどうなんだろう?と思って。でも多くのブランドさんが出している調査結果などでは、長く使い続けている人の肌は美しいですよね。
BA:そうですねえ。ブランドさんによって違ったりするとは思いますが、「オルビス」では、お悩みに合わせてのシリーズ展開になっているので、できればそのときのお肌状態や目指したいお肌に向けて同じものを継続してご使用いただくのがベストだと思います。
福崎:時々で悩みが変わったりとか、こういう肌になりたいも気分で変わったりするじゃないですか?そういうときはどうなんですか?
BA:毎日のスキンケアって目的に合わせて使うのが肌にとってはベストだとは思うんです。でも毎日のお手入れなので、気持ちが大事です。お好みのテクスチャーでしたり、違う美容成分をご使用いただくというのも可能で、それによって今までのお手入れがなしになるわけでもないですし、半減するわけでも全くございません。
福崎:でもやっぱり継続の方がいいですか?
BA:継続の方が、本来の目的に沿っての結果は出ると思います。お肌が慣れてしまって、そのタイミングで変えた方がいいのではないか、というのも一理あると思うんですけども、毎日肌と向き合って慣れ親しんだものを使っていく中で、お肌の変化を感じるとか、お悩みが増えていないという段階ですでに結果が出始めていると思っていいと思います。
福崎:なるほど。分かりました。
BA:お悩みに対してなんですが、スキンケアを足したり、変えたりすると思うのですが。お悩みに対して、根本からしっかりと潤いを生み出しやすくしてあげたり、内側からふっくらと湧き上がらせてあげることが大事です。そうできるシンプルな基礎化粧があるので少しご紹介させていただいてもよろしいでしょうか?
福崎:はい。お願いします。
BA:ステップはもっとシンプルになります。この「オルビス ユードット」ですが、洗顔料と化粧水と、あとは「オルビス」で初めてのバームクリームがあります。朝晩、このスリーステップのお手入れになります。
ただ必要なものを与えてあげるのではなくて、お客さまの元々持っている本来の肌の力を高めます。肌には本来、潤いを生み出す力があり栄養を入れてあげることで環境を整えてあげます。こうすることで、気になる乾燥や、毛穴周りも改善に導きます。お悩みも軽減できて艶感が出てくる。全体的にクッと上向きの印象になります。特に大事なのが洗顔で、マイルドピーリング効果があり、1回洗顔で本来の明るさが戻ってくることが期待でき、洗顔の時間が楽しくなってきます。このバームリームですが手に出してお見せしてもいいですか?
福崎:もちろんです。
BA:「オルビス」は今まで全てオイルカットのスキンケアで、化粧水の後は保湿液といったジェル状だったのですが、初めてこっくりしたバームを用意していて、伸ばしていくと肌にじわっとなじんでいく。朝使ってもお肌にピタッと密着するのでファンデーションも寄れないですし、メイクも崩れにくいです。
福崎:それはその上からファンデーションを塗ってもいいんですか?
BA:もちろん大丈夫ですし、よりもちをよくしたいのであれば、こちらはUVカット効果は入っていないので、日焼け止めが入った下地などをご使用いただくのがベストだと思います。つけるときにこのバームでフェイスラインから頬にかけて、くっと持ち上げるようにつけていただくとハリをすぐに感じられると思います。仕様は朝晩なんですが、先ほどおっしゃっていた、夜疲れて帰ると丹念にお手入れできないと思うんです。このスキンケアは機能面だけではなくて、洗顔料のもちもちの泡と、化粧水、バームクリーム、それぞれテクスチャーが気持ちを満たされるような心地よさがあるんです。このスキンケアをするために、早くメイクを落として、スキンケアタイムをしたい。やらなきゃいけないというよりも、スキンケアしたくなるテクスチャーにこだわっているので、楽しくご自分の肌に向き合える時間が作れるかなあと思います。
福崎:今、現代社会ではストレスが増えていますよね。
BA:そうですね。加えて今は外出するときにマスクをしますよね。その中で、みなさまのお悩みの中で増えているのは、マスクで顔の多くが隠れていて表情を作らなくなり、全体的に前よりイキイキした表情がなくなったような気がする。ということなんです。
福崎:それもちょっと聞きたいんですけど、マスクをするようになってお手入れも手抜きだし表情を作らないので、たるみが気になるとお友達からも聞くんです。でも一方で、ほうれい線は表情が豊かだからできやすいような気がしていて、あんまり表情を作らないのは逆に効果的なのかなと思ったりしたんですが。
BA:ほうれい線というピンポイントで考えていくと、場合によっては気にならなくなるという可能性もありますが。根本的に考えると、表情を作らなくなると表情筋が衰えていく可能性があります。フェイスラインがくっきりしないとか、口角が下がってきた、とか全体的なボリュームの低下を感じて、お悩みは深くなってくると思います。
福崎:なるほど。ほかにも食生活とかも肌には影響があるんですよね?
BA:そうですね。ターンオーバーを正常にすることでお悩みの改善はしやすくなりますよね。食べ物ではビタミンB群は必須です。緑葉色野菜、卵、豚肉もいいと思います。あとはタンパク質ですね。タンパク質が不足すると、疲労回復ができにくく、免疫が低下する可能性もあります。
福崎:がんばって取りたいと思います。あ、肌の悩みに戻りますが、首のシワが気になっているんです。シワ改善美容液とかありますが、ほか何かした方がいいことなどありますか?
BA:アイテムとしては、「オルビス」としては“リンクルホワイトエッセンス”というのがあるんですけど。製品を使う時は、首までも顔だと思っていただいてデコルテ、肩までお手入れをしていくことが大事です。
福崎:なるほど、首までが顔ですね。分かりました!いろいろと教えていただきありがとうございました。がんばります!
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イタリア発ランジェリーブランド「インティミッシミ(INTIMISSIMI)」の渋谷文化通り店のアートスペースで第2弾の展覧会がスタートした。今回展示するアーティストはポーランド出身で東京やアジアをベースに活躍するプシェメク・ソブツキ(Przemek Sobocki)。イラストレーションを中心にウインドーディスプレーや壁画、短編アニメーションなどを手掛け、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ゲラン(GUERLAIN)」「エル・ジャポン(ELLE JAPON)」誌、「パークハイアット東京」など幅広いクライアントに作品を提供しており、バンタンデザイン研究所の講師も務めている。
今回のタイトルは、“フー・イズ・フー(WHO IS WHO)”で、ソブツキが描いたさまざまな女性のポートレートを展示。誰もが異なるバックグラウンドを持ち、それぞれのストーリーがあり、全ての人々の違いがわれわれをつなげているというメッセージが込められている。展示されている作品は、過去に描かれたものや古いスケッチをベースにしたものなどで、それぞれの作品の裏側にはパーソナルな言葉やストーリーが書かれている。
今回のキュレーションも第一回目にフィーチャーした小原流専門教授で華道家の都留ヨウコ同様、新進気鋭のアートギャラリーとして注目のシータグ(CTAG)が担当している。
作品は全て購入可能なので、ソブツキが描くインティミッシミの世界観を是非自宅でも楽しんでみてはいかがだろうか。
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アッシュ・ペー・フランスが主催するクリエイティブの祭典「ルームス41(rooms 41)」が東京の新宿住友ビル三角広場で10月15~17日、開催される。ファッション、ビューティ、サステナブル、インテリア、カルチャーなどの約200ブランドが集結し、商品を見たりやデザイナーから直接商品を購入することが可能。またアート展示を見られるほか、トークショーに参加することもできる。15、16日をビジネス関係者のみの入場、17日を一般開放する。
人気のエシカルエリアでは、海洋ゴミのアップサイクルブランド「ブイ(BUOY)」やナチュラルコスメ「みんなでみらいを(MINNADE MIRAIO)」などが出展。漢方や健康などにフォーカスしたボディ&ソウルエリアには、摘みたての一番茶をまるごと使った粉末茶ブランド「アンノン(ANNON)」や、経血吸収型のサニタリーショーツ「ガールズリープ(GIRLS LEAP)」なども参加する。
トークショーやワークショップを開催する「ルームス アカデミー」では、15日に“現代ホスト界の帝王”ことローランド(ROLAND)の新ブランド「クリスチャン ローランド(CHRISTIAN ROLAND)」について、デザイナーのムネカタ・ヨコヤマと、「WWDJAPAN.com」編集長の村上要によるトークショーを行うほか、「学ぶ "SDGs。世界を変える、はじめかた。2020」と題して、「フラウ(FRaU)」プロデューサーの関龍彦と、タレントのマリエ、「ルームス」のエシカルエリアディレクターの坂口真生によるトークショーを開催する。そのほかにもSDGs、オーガニックライフなどをテーマにしたトークイベントが予定されている。
「WWD JAPAN.com」は、抽選で「ルームス40」に読者を招待する。当選者には招待状をメールで発送。応募の締め切りは10月12日15時。
■ルームス エクスペリエンス41
日程:10月15~17日(17日は一般入場可能)
時間:10:00~18:00
会場:新宿住友ビル三角広場
住所:東京都新宿区西新宿2-6-1
業界関係者入場料:招待券持参者は無料(招待券がない場合は1500円)
一般入場者 前売券:1000円、当日券:1500円
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シャネル(CHANEL)は9月24日、およそ6億ユーロ(約738億円)相当の環境目標連動債を発行した。これは環境に関連した目標の達成度合いによって支払い利息が変動する債券で、サステナビリティに取り組む企業の新たな資金調達の手段として注目されている。
同社は最高経営責任者であるアラン・ヴェルタイマー(Alain Wertheimer)とその一族が所有する非上場企業で、公開市場での資金調達はこれが初となる。そのためか今回の社債は非常に人気で、募集を大きく上回る応募があったという。同社債の主幹事は大手金融機関のHSBCとBNPパリバ(BNP PARIBAS)が共同で務め、ルクセンブルク証券取引所で取引される。資金はサステナブルな素材を開発しているスタートアップへの投資や、サプライヤーに再生可能エネルギーへの転換を促すためのインセンティブ、新たな再生可能エネルギー開発プロジェクトの支援などに充てられる。なお、公開市場で環境関連債を発行した非上場のラグジュアリー企業はシャネルが初めてだ。
同社は気候変動に関する取り組みとして、「シャネル ミッション 1.5(Chanel Mission 1.5以下、ミッション)」を2020年3月に立ち上げた。これは15年に採択された気候変動の抑制に対する国際的な枠組みであるパリ協定の目標値に則ったもので、名称の“1.5”は同協定が定めた「世界の平均気温の上昇を1.5度未満に抑える努力をする」という条項に基づいている。
このミッションは、30年までに同社の二酸化炭素排出量を50%削減すること、25年までに再生可能エネルギーに100%切り替えること、排出した二酸化炭素の相殺、気候変動に関する取り組みへの投資や支援という4つの柱で構成されている。シャネルが今回発行した環境目標連動債は、こうした目標値を達成できなかった場合に、利息に加えてキャッシュプレミアムを償還日に払うという仕組みだ。同社は目標値の達成度合いを毎年発表し、第三者機関による監査も適宜行う。
フィリップ・ブロンディオ(Philippe Blondiaux)=シャネル最高財務責任者は、「環境目標連動債を発行することでサステナビリティに関連した発行市場の発展を支援すると同時に、調達した資金でより多くの社会的および環境的な問題の解決をサポートしたいと考えた。最近は、こうした種類の債券に投資することで気候問題への取り組みを支援できるという認識が投資家の間に広まっているので、彼らと協働することを楽しみにしている」とインタビューで語った。なお、これを機に新規上場を検討することはあるかという質問に対しては、「その予定はない。現在の資金状況に十分満足している」と答えた。
最近は資金調達面でも環境保護を意識している企業が増えており、バーバリー(BURBERRY)も、使途をサステナビリティに特化した3億ポンド(約408億円)相当の社債を9月9日に発行した。これは上場しているラグジュアリー企業として初めてで、同社債はロンドン証券取引所で取引される。「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ティンバーランド(TIMBERLAND)」「ヴァンズ(VANS)」などのブランドを擁するVFコープ(VF CORP)も、5億ユーロ(約615億円)相当のグリーンボンドを2月に発行した。
またプラダ(PRADA)、サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)、モンクレール(MONCLER)は、サステナビリティ・リンク・ローンと呼ばれる、金利などの貸付条件にサステナビリティに関する目標値の達成度合いを連動させた銀行融資を受けている。
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「ロク(ROKH)」が2021年春夏コレクションをパリで発表した。
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編集部員さえ驚く(!?)ファッション・ヴィクティムで、ここ数年は、これまた呆(あき)れられるくらい(!!)ジムホリック(ジム中毒)な「WWDJAPAN.com」編集長ムラカミが、オシャレに変貌するエクササイズ業界に潜入!カラダを張って最新エクササイズを体験レポートし、長年の経験からオシャレ度をジャッジします。
新型コロナウイルスにより、ジムやエクササイズ業界も様変わりしましたね。私は、感染予防のためにスタジオレッスンを削減したフィットネスクラブの1つを退会し、現在通っているジムは2つ(笑)。代わりに通勤を自転車に切り替えました。約1時間を費やして片道16kmをチャリで通うと、何を食べても太らないですね〜。オススメです!!ということでこの日も、EMSスーツを着用してのパーソナルトレーニングを体験すべく、東京・新橋の「Atem personal GYM」に横浜から自転車で馳せ参じました。
EMSスーツを着用してのパーソナルトレーニングは、今回が2回目です。前回は、あの「シックスパッド」の新業態に潜入。地味な運動も、電気刺激が流れるとめちゃくちゃキツかったのを覚えています。なのに「なぜ、再挑戦するのか?」と聞かれれば、今回はEMSスーツの開発に繊維商社の豊島が関わっているから。「豊島によるEMSスーツは何かが違って、エクササイズも快適になって、効果実感も高まっているのでは?」と思い、体感してみたくなったのです。
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というワケで早速説明を伺いながら、EMSスーツに腕を通してみましょう。予防医療を開発、提供する企業のZenomaと共同開発したEMSスーツは、2年前に着用したEMSスーツとは全然違います。振り返れば2年前のEMSスーツは、ダイビングの時に着用するウエットスーツのような厚みと質感。その上に着用する電気刺激を発する機器は、プロテクターのようでした。一方、今回のスーツの着用感はコンプレッションウエアと大差なく、しかも合わせて24の電気刺激を発するパッドは、すでに内臓されています。小さなバッテリーをお尻の脇に取り付けるだけ。2年前のEMSスーツと比べると、なんて軽くて、動きやすいんでしょう!豊島の担当者は、「体にフィットしつつ、伸縮性に優れた素材」を選んだと言います。
「動きやすさ」は、本当に重要です。フィットした素材をまとうと、いろんな部位が動かしやすい。ゆえに従来は使いづらかった筋肉も動かせるようになるそうです。もちろん、着脱も簡単。このEMSスーツは、たった1人で簡単に脱ぎ着できます。さらにEMSスーツは薄手ゆえ家庭用の洗濯機で丸洗いOK!!衛生面もバッチリです。これだと筋トレはもちろん、ヨガやピラティスにも使えそうだし、屋内のみならず屋外でも使えそうですね。EMSトレーニングの可能性が広がります。
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肝心のエクササイズは、2年前のEMSトレーニング同様にハードでした(笑)。2年前と同じカメラマンに撮影してもらいましたが、彼曰く、「EMSトレーニングは、何が大変なのか全然わからない」そうです(笑)。そうなんです。EMSトレーニングって、電気刺激を流すからベーシックな運動でも大変なのですが、当然、その刺激はスーツを着ている本人にしかわかりません。ので今回も、僕一人が「うわぁ」とか「くぅ」と悶絶。現場の皆さんは「何が大変なのか?」よくわからないまま、20分のトレーニングはあっという間に終了です。いやぁ、EMSスーツが薄手で、体が動かしやすいと言っても、トレーニングは変わらず過酷。毎日40kmの自転車通勤で下半身には自信があったのですが、翌日お尻は筋肉痛になりました。
EMSパーソナルトレーニングは、20分で3300円。シャワーを浴びても、チェックインからチェックアウトまで1時間で終わりそうです。忙しい人にはピッタリですね。業界の皆様、EMSスーツを着用して、繊維商社の実力を体感してみるのはいかがでしょうか?
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仕事にプライベートにいろんな選択肢があるからこそ、幸せのカタチだって人それぞれ。では本当の意味での“自分らしさ”ってなんだろう。今の自分に自信を持つためには、心身ともに毎日美しくいることが大前提。乾燥しがちな肌の保湿はもちろん、脱毛だって忘れてはいけない重要な課題の一つだ。ここでは自分らしく生きるための素敵なヒントを探るべく、毎日を豊かに輝く女性たちをフィーチャー。第1回は、モデルとして活躍するかたわら、独学で身につけた植物学や薬草学に加え、フィトテラピーやアロマテラピーに没頭するNOMAをゲストに迎え、彼女の美と輝きの秘けつについて聞いた。手軽に美肌へ導いてくれる家庭用光美容脱毛器“スムーズスキン ピュア”を使用した感想も必読。
“豊かな自然は私の
DNAの一部”
WWD:モデルとして活躍する一方で植物学や薬草学に没頭するなど、多彩な顔をお持ちですが、いそがしい毎日のなかで自分らしくいられる瞬間はどんなときですか?
NOMA:大自然を感じられる瞬間ですね。ニュートラルな状態に戻してくれるというのかな。佐賀県の自然豊かな場所で育ったので、その風景は今でも私のDNAの一部になっているのかも。いそがしすぎてちょっと休憩したいなというときは、自然の中に身を置くことを常に心掛けています。日々の植物とのたわむれやフィトテラピー(植物療法)の学びを通して香りの大切さに気づき、アロマブレンドデザインと言う香りに特化した資格も取得しました。
WWD:植物療法や香りがもたらすパワーは心身にどのような影響を与えますか?
NOMA:大事なのは、その人にとって心地よい香りかどうか。私の場合は、オリジナルで植物の精油を調合したものをオードトワレ感覚でつけています。自宅には100種類以上の精油をそろえているので、その日のコンディションによって使い分けることも。いそがしくて疲れがたまった日はリラックス効果が期待できるラベンダーだったり、日常に香りを取り入れることで心身の調律がよくなるのを感じます。浄化みたいな感じですね。
“一日の終わりに空を見上げる、
それは自分と向き合う大切な時間”
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WWD:ライフワークとしてのヨガや植物療法に加え、執筆などさまざまな分野で活躍されていますが、オンオフの切り替えはどうされていますか?
NOMA:すべて好きでやっている仕事なので、あえて切り離す必要はないかなと思っています。だけどいそがしすぎて頭のなかがクルクルしちゃっているときは、公園でジョギングをしたり、そのまま芝生の上に寝転がったり(笑)。やはり自然に触れてリフレッシュすることが多いですね。
WWD:癒やされたいときに訪れるお気に入りのスポットはありますか?
NOMA:以前は旅に出ることが多かったのですが、今は緑豊かな公園でリラックスする日が増えました。木の上で自然を満喫すると心がリセットされていくのを感じます。都会の中でも、自然と触れ合うことができるって素敵なことですよね。東京・奥多摩周辺もお気に入りのスポットです。あきる野市にある「黒茶屋」の敷地沿いを流れる秋川渓谷を眺めながら、マイナスイオンを感じることができます。あと、1日の終わりに夕日や星空を眺めると心が落ち着きますね。空を見上げているときって、何も考えずにいられるんです。純粋にキレイだなって。思いきり旅に出るのもいいけれど、日常の中でふと空を見上げる瞬間こそが、自分と向き合っているときなんだなと思います。
WWD:今は気軽に旅行できない状況ではありますが、旅のエッセイ本を出すほど旅好きなNOMAさん。海外での癒やしスポットがあれば教えてください。
NOMA:ニューヨークの南東部に位置するロングアイランドです。沈む夕日を眺めながらカヌーをした光景は今でも忘れられません。プランティングフィールズ州立森林歴史公園もお気に入りの場所です。ここでヨガをしたり、ワークショップを開催したり、地元の方と情報をシェアできるのが何よりうれしい。ロングアイランドは文明社会と自然との調和が理想的だなと思いますね。国内なら沖縄の海も外せません。素潜りでけっこう深い場所まで行けるくらい、泳ぐのが大好きなんです。野生児なのかもしれないですね(笑)。
“ヘルシーな肌だからこそ自信を
持って輝き続けられる”
WWD:いそがしい毎日を送るなかで、美しく輝き続けるために欠かせないルーティンや、モチベーションを高めるために続けていることはありますか?
NOMA:自分のケアに充てる時間を大事にしています。半身浴のあとのボディーケアと精油を使ったマッサージ、そしてヨガは欠かせません。心身が健康だと美しくなれるし、なによりポジティブになれて、何をやっていても自信が持てますよね。ムダ毛のないヘルシーな肌も、自分が輝き続けられる秘けつだと思います。
WWD:“スムーズスキン ピュア”を使われてどうでしたか?
NOMA:使い始めて、ちょうど1カ月がたちました。1週間に1回の頻度なので、時間をかけずにケアできるのが楽でした。脱毛って痛いというイメージがあったのですが、ケアする部位や用途に合わせて3つのモードから選ぶことができるので安心して使用できましたし、サロンに行かず自宅で簡単にケアできるのもうれしいですね。
WWD:アクティブなNOMAさんだからこそ、海で水着になるシーンになることも多いと思いますが、重点的にケアした部位に変化は見られましたか?
NOMA:主に膝からふくらはぎにかけて使用しました。膝小僧ってカミソリだと摩擦が起きて切れやすいんです。そういった細かい部分まで安心して使用できましたね。なんといってもシンプルで軽くて使いやすい!メカに弱い私には、まさに運命の出合いです。特に旅先ではムダ毛の処理が難しいし、そもそも処理することすら考えたくない。ムダ毛のない肌でいる方が仕事もプライベートも集中できるはず。今のうちに処理を済ませて、思いっきり旅ができる日を楽しみにしています!
よりヘルシーな美肌を手に入れるなら、イギリス発の家庭用光美容脱毛器「スムーズスキン」の新モデル、“スムーズスキン ピュア”をぜひ試してみて。最先端テクノロジーを用いた同製品は、10段階のスキントーンセンサーを搭載しており、使う人の肌に合った最適なパワーで高い脱毛効果を実現してくれる。軽量で持ちやすいコンパクトな形状なので、凹凸のある部位も含めて高速照射で全身のケアがスムーズに行えるのもうれしい。ムダ毛のないキレイな素肌を保つことで、今までのコンプレックスを解消し、指の先まで自信に満ち溢れた新しい自分に出会えるはず。
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サステナビリティ先進企業のティンバーランド(TIMBERLAND)は、2030年までに全ての製品作りにおいて自然から消費したもの以上に自然に還元する“ネット・ポジティブ”な製品作りを目指す。そのために鍵となるのが“循環型”のデザインだ。具体的にどのように推進していくのか。同社で環境に配慮した素材調達や製品作りの改革に取り組むザック・アンジェリーニ(Zack Angelini)環境スチュワードシップ マネジャーに聞く。
WWD:2030年までに全ての商品で“ネット・ポジティブ”になるという目標はとても意欲的だ。すでに取り組んでいる循環型デザインについて教えてほしい。
ザック・アンジェリーニ環境スチュワードシップ マネジャー(以下、アンジェリーニ):当社は長きにわたって再生材料を使ってきた歴史があり、循環型デザインに関するビジョンもそれに基づいている。今日に至るまで、「ティンバーランド」は3億8000万本相当のペットボトルをリサイクルし、アパレルやフットウエアとして生まれ変わらせた。今秋には初めてリサイクルレザーのブーツを発売するほか、再生コットンや再生ウールの使用もさらに拡大していく。完全な循環性を目指して、再生材料の使用を引き続き増やしていく予定だ。将来的には、当社の商品について完全な循環性を実現したいと考えており、そのために革新的な実験をしたり試作品作りを行ったりしている。
WWD:再生素材を用いることが循環型のデザインの一歩とすると、その先にあるのは?完全な循環性とは?
アンジェリーニ:再生材料を使うだけではなく、それらの循環性が維持されるように、商品にうまく組み込まれるようにデザインすることが重要だ。つまり再生材料+リサイクル可能=循環性、ということだ。そのためには、商品が長く愛用されてその役割を終えた後、分解できるように作られていなければならない。これは“分解可能なデザイン(Design for Disassembly以下、DFD)”と呼ばれている。
WWD:機能性を求められるアウトドア商品では難易度が高そうだ。
アンジェリーニ:荒天に耐えられるフットウエアという複雑な構造をした物を、強度や耐用性、機能性を維持しつつ、分解可能であるように作るのは難しい面もあったが実現できている。10年には「ティンバーランド」初となるDFDブーツ、“アースキーパーズ 2.0(Earthkeepers 2.0)”を発表した。当時は時代にやや先んじていた商品だったが、次世代の循環型商品を開発するに当たり、このブーツからは多くのことを学んでいる。
WWD:循環性を実現するときのデザインのポイントは?
アンジェリーニ:商品として長く使われた後にその材料を再びリサイクルできるように、容易に分解できるシンプルな素材を使うこと。そうすれば、ライフサイクルを終えた商品を分解し、それぞれリサイクルして再利用するべくサプライヤーに送り返すことができる。
今秋、「ティンバーランド」は初めてリサイクルレザーを使用した商品を発売するが、これは当ブランドと業界の両方にとって記念すべきマイルストーンだ。一般に、天然素材よりも合成素材のほうがリサイクルしやすい。しかし主に天然素材(レザー、コットン、天然ゴムなど)を使用するブランドとして、それらを大規模かつ効率的にリサイクルできるようにするのは非常に重要なことだった。
WWD:天然素材のリサイクルは耐久性が落ちるなどの問題点も多いと聞く。
アンジェリーニ:当社が手掛けたこの新たなリサイクルレザーは、当社が定める機能性や耐用性の高い基準を満たす、初めてのリサイクルレザー素材だ。「ティンバーランド」は多くの皮革製品を販売しているので、将来に向けて循環性のある商品をデザインするに当たってレザーがリサイクル可能であることは不可欠であり、この革新的な新リサイクルレザーのおかげでそれが可能となった。
「ティンバーランド」のアパレルで最も多く使用している素材はコットンなので、コットンをリサイクルする技術もさらに向上させたい。来春には、レンチング・グループ(LENZING GROUP)が提案する“リフィブラ(Refibra)”という持続可能なように管理された森林から供給された木材パルプと再生コットンを混ぜ合わせた素材を使用した、初めての商品を発表する。
また混紡素材(コットンとポリエステルの混紡など)はリサイクルが難しいのだが、それを可能にする開発初期段階の技術についても調査を進めている。
WWD:アウトドアのための機能素材は石油由来の合成繊維が多く、撥水などの加工も化学物質の使用は避けられない。環境負荷は高いといえるのではないか。ネット・ポジティブのために、現在開発している素材や加工は?
アンジェリーニ:「ティンバーランド」の全商品カテゴリーにおいて、最も多く使用されているのは天然素材(レザー、コットン、天然ゴムなど)だ。これらを環境再生型農業を通じて調達することで、環境にポジティブな影響を与えたいと考えている。
環境再生型農業には、輪換放牧、被覆栽培、間作、不耕起栽培などが含まれる。こうした手法は、CO2を大気中(CO2がないほうがよい場所)から吸収し、土壌(CO2があるべき場所)に蓄積するように設計されている。CO2が増加した土壌はより健康的なものとなるので、生物の多様性や水の循環性が向上し、結果として作物の収穫量も増加する。
「ティンバーランド」でも多少の合成素材を使っているが、できる限りリサイクルされたものを使用することで、石油への依存度を下げている。今日にいたるまで、「ティンバーランド」は3億8000万本相当のペットボトルをリサイクルしており、石油ベースのバージンプラスチック(再生されたものではない未使用のプラスチック)の代替として使っている。
耐久性のある撥水剤(Durable water repellants以下、DWR)について、当社は数年前からポリフッ素化合物(PFC)ベースのものを段階的に廃止している。19年には、アパレル製品の99%およびアクセサリー製品の100%がPFCベースではないDWRの使用に切り替わった。フットウエアも、17年(当社にある最新の資料)の段階ですでに91%が最終仕上げにPFSベースのDWRを使用していない。
まだPFCベースのDWRを使用している製品もあるが、それは特定の機能性(ワークウエア素材における撥油性など)が必要なもので、現在のところPFCベースの薬品でしかその効果を得られないからだ。同様の効果があり、そうした製品の機能性を損なわないPFCベースではない薬品を見つけるため、化学薬品のサプライヤーと提携して積極的に調査を行っている。
WWD:ネット・ポジティブを実現に向けて注目している素材やテクノロジーは?
アンジェリーニ:当社では循環性に関するイノベーションを通じて環境に対するマイナスの影響を削減し、最終的には影響ゼロ・廃棄物ゼロを目指している。この目標を達成することをサポートしてくれる素材や技術には、再生された天然素材(レザー、コットン、天然ゴム)、再生された合成素材(ポリエステルやナイロン)、混紡素材(コットンとポリエステルの混紡など)のリサイクルを可能にする画期的な技術、「ティンバーランド」の製品として役割を終えた後に素材としてリサイクルできるように分解が容易なデザインなどがある。
また、天然素材を環境再生型農業を通じて調達することも、ゼロ影響のさらに先、つまり環境に対してプラスの効果を生む“ネット・ポジティブ”につながるのではないか。
現在、地球環境は非常に悪化しているので、今日のまま維持するのではなく、改善する必要がある。当社は、環境再生型農業や循環性にはマイナスの影響を削減するだけでなく、実際に自然を癒やして回復させていく大きな機会があると確信している。自然とファッションが手を取り合い、ともに前進している感じだ。
WWD:生分解性素材が改めて注目を集めているが、素材の未来を見据えたときに、どうなっていくと思うか?
アンジェリーニ:現在、生分解性に関する技術については、研究不足だったり、その効果を測定する試験やその手順の基準が設けられていなかったりという問題がある。基本的に、当社としては廃棄すること(生分解性があるものを含む)より、製品や素材をできる限り長く使用することを優先すべきだと考えている。全ての製品や素材にはエネルギーがあるが、再利用やリサイクルされないとそれが失われてしまうからだ。
生分解性については今後も技術の進化を注視して、再利用、修理、リサイクルが可能ではない部分にのみ採用することを検討したい。もちろん、生分解性のない素材が埋め立て地に送られるよりはいいが、リサイクルすることでそもそも埋め立て地やごみ処理場に送られるものを減らすことが最良の選択肢だと思う。
WWD:環境再生型農業の推進を掲げているが、実現のために足かせになっていることは?
アンジェリーニ:当社が最も多く使用する天然素材のサプライチェーン内で、新たな環境再生型農業のサプライチェーンを実験的に行っている。小規模なものではあるが、いろいろと試して学ぶ機会にするという戦略だ。こうすることで、どうやってスケール化するかのカギを見つけ、将来的には主要な商品ラインに組み込んでいくことができる。
現在のところ、環境再生型農業によるサプライチェーンは、レザーについてはアメリカとオーストラリアで、天然ゴムはタイで、コットンはインドとハイチで、そしてサトウキビはブラジルで行っている。
新しく革新的なものが全てそうであるように、この新たなサプライチェーンにも多くの課題がある。そもそも、こうした環境再生型農業によるサプライチェーンはこれまでファッション業界にはなかったものなので、一から構築していかなければならない。例えば、アメリカでの環境再生型農業によるレザーについては、パートナー企業と共にこの手法をいち早く導入した牧場を探し集め、当社と提携している大規模なタナリーに紹介している。再生可能な農業を行っているサプライヤーの多くは小規模なので、彼らをまとめる方法を見つけ、スケール化することで効率性を高めることがカギとなる。
WWD:ネット・ポジティブを目指すと、さらなる投資が必要になるのではないか。商品の価格は高くなる可能性はあるか?
アンジェリーニ:新しく革新的なものや技術に伴うコストについては、当社が負担することが多い。そうした新たな素材や技術で作られた商品は製造コストがかかるので利益率に影響するが、環境保護を意識した商品の需要が高まるにつれて、より多くの商品にそうした素材や技術を使うなどスケール化できるようになり、コストは下がっていく。再生PETがそうだったように、いずれは従来の素材と同レベルのコストとなったり、再生ゴムのように従来よりもコストが低くなったりする。
環境再生型農業によって、農家はより利益を上げられるようになって逆境に強くなるが、それだけでなく素材の価格を下げられるようになる可能性がある。当初はコストがかかるかもしれないけれども、イノベーションのため、そして目標を達成するため、「ティンバーランド」はリーダーとしての役割を喜んで引き受ける。当社は、何かを始めるときにかかるコストを埋没費用(回収できないコスト)ではなく、未来への投資だと考えているからだ。
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サステナビリティ先進企業のティンバーランド(TIMBERLAND)は、2030年までに全ての製品作りにおいて自然から消費したもの以上に自然に還元する“ネット・ポジティブ”な製品作りを目指す。そのために鍵となるのが“循環型”のデザインだ。具体的にどのように推進していくのか。同社で環境に配慮した素材調達や製品作りの改革に取り組むザック・アンジェリーニ(Zack Angelini)環境スチュワードシップ マネジャーに聞く。
WWD:2030年までに全ての商品で“ネット・ポジティブ”になるという目標はとても意欲的だ。すでに取り組んでいる循環型デザインについて教えてほしい。
ザック・アンジェリーニ環境スチュワードシップ マネジャー(以下、アンジェリーニ):当社は長きにわたって再生材料を使ってきた歴史があり、循環型デザインに関するビジョンもそれに基づいている。今日に至るまで、「ティンバーランド」は3億8000万本相当のペットボトルをリサイクルし、アパレルやフットウエアとして生まれ変わらせた。今秋には初めてリサイクルレザーのブーツを発売するほか、再生コットンや再生ウールの使用もさらに拡大していく。完全な循環性を目指して、再生材料の使用を引き続き増やしていく予定だ。将来的には、当社の商品について完全な循環性を実現したいと考えており、そのために革新的な実験をしたり試作品作りを行ったりしている。
WWD:再生素材を用いることが循環型のデザインの一歩とすると、その先にあるのは?完全な循環性とは?
アンジェリーニ:再生材料を使うだけではなく、それらの循環性が維持されるように、商品にうまく組み込まれるようにデザインすることが重要だ。つまり再生材料+リサイクル可能=循環性、ということだ。そのためには、商品が長く愛用されてその役割を終えた後、分解できるように作られていなければならない。これは“分解可能なデザイン(Design for Disassembly以下、DFD)”と呼ばれている。
WWD:機能性を求められるアウトドア商品では難易度が高そうだ。
アンジェリーニ:荒天に耐えられるフットウエアという複雑な構造をした物を、強度や耐用性、機能性を維持しつつ、分解可能であるように作るのは難しい面もあったが実現できている。10年には「ティンバーランド」初となるDFDブーツ、“アースキーパーズ 2.0(Earthkeepers 2.0)”を発表した。当時は時代にやや先んじていた商品だったが、次世代の循環型商品を開発するに当たり、このブーツからは多くのことを学んでいる。
WWD:循環性を実現するときのデザインのポイントは?
アンジェリーニ:商品として長く使われた後にその材料を再びリサイクルできるように、容易に分解できるシンプルな素材を使うこと。そうすれば、ライフサイクルを終えた商品を分解し、それぞれリサイクルして再利用するべくサプライヤーに送り返すことができる。
今秋、「ティンバーランド」は初めてリサイクルレザーを使用した商品を発売するが、これは当ブランドと業界の両方にとって記念すべきマイルストーンだ。一般に、天然素材よりも合成素材のほうがリサイクルしやすい。しかし主に天然素材(レザー、コットン、天然ゴムなど)を使用するブランドとして、それらを大規模かつ効率的にリサイクルできるようにするのは非常に重要なことだった。
WWD:天然素材のリサイクルは耐久性が落ちるなどの問題点も多いと聞く。
アンジェリーニ:当社が手掛けたこの新たなリサイクルレザーは、当社が定める機能性や耐用性の高い基準を満たす、初めてのリサイクルレザー素材だ。「ティンバーランド」は多くの皮革製品を販売しているので、将来に向けて循環性のある商品をデザインするに当たってレザーがリサイクル可能であることは不可欠であり、この革新的な新リサイクルレザーのおかげでそれが可能となった。
「ティンバーランド」のアパレルで最も多く使用している素材はコットンなので、コットンをリサイクルする技術もさらに向上させたい。来春には、レンチング・グループ(LENZING GROUP)が提案する“リフィブラ(Refibra)”という持続可能なように管理された森林から供給された木材パルプと再生コットンを混ぜ合わせた素材を使用した、初めての商品を発表する。
また混紡素材(コットンとポリエステルの混紡など)はリサイクルが難しいのだが、それを可能にする開発初期段階の技術についても調査を進めている。
WWD:アウトドアのための機能素材は石油由来の合成繊維が多く、撥水などの加工も化学物質の使用は避けられない。環境負荷は高いといえるのではないか。ネット・ポジティブのために、現在開発している素材や加工は?
アンジェリーニ:「ティンバーランド」の全商品カテゴリーにおいて、最も多く使用されているのは天然素材(レザー、コットン、天然ゴムなど)だ。これらを環境再生型農業を通じて調達することで、環境にポジティブな影響を与えたいと考えている。
環境再生型農業には、輪換放牧、被覆栽培、間作、不耕起栽培などが含まれる。こうした手法は、CO2を大気中(CO2がないほうがよい場所)から吸収し、土壌(CO2があるべき場所)に蓄積するように設計されている。CO2が増加した土壌はより健康的なものとなるので、生物の多様性や水の循環性が向上し、結果として作物の収穫量も増加する。
「ティンバーランド」でも多少の合成素材を使っているが、できる限りリサイクルされたものを使用することで、石油への依存度を下げている。今日にいたるまで、「ティンバーランド」は3億8000万本相当のペットボトルをリサイクルしており、石油ベースのバージンプラスチック(再生されたものではない未使用のプラスチック)の代替として使っている。
耐久性のある撥水剤(Durable water repellants以下、DWR)について、当社は数年前からポリフッ素化合物(PFC)ベースのものを段階的に廃止している。19年には、アパレル製品の99%およびアクセサリー製品の100%がPFCベースではないDWRの使用に切り替わった。フットウエアも、17年(当社にある最新の資料)の段階ですでに91%が最終仕上げにPFSベースのDWRを使用していない。
まだPFCベースのDWRを使用している製品もあるが、それは特定の機能性(ワークウエア素材における撥油性など)が必要なもので、現在のところPFCベースの薬品でしかその効果を得られないからだ。同様の効果があり、そうした製品の機能性を損なわないPFCベースではない薬品を見つけるため、化学薬品のサプライヤーと提携して積極的に調査を行っている。
WWD:ネット・ポジティブを実現に向けて注目している素材やテクノロジーは?
アンジェリーニ:当社では循環性に関するイノベーションを通じて環境に対するマイナスの影響を削減し、最終的には影響ゼロ・廃棄物ゼロを目指している。この目標を達成することをサポートしてくれる素材や技術には、再生された天然素材(レザー、コットン、天然ゴム)、再生された合成素材(ポリエステルやナイロン)、混紡素材(コットンとポリエステルの混紡など)のリサイクルを可能にする画期的な技術、「ティンバーランド」の製品として役割を終えた後に素材としてリサイクルできるように分解が容易なデザインなどがある。
また、天然素材を環境再生型農業を通じて調達することも、ゼロ影響のさらに先、つまり環境に対してプラスの効果を生む“ネット・ポジティブ”につながるのではないか。
現在、地球環境は非常に悪化しているので、今日のまま維持するのではなく、改善する必要がある。当社は、環境再生型農業や循環性にはマイナスの影響を削減するだけでなく、実際に自然を癒やして回復させていく大きな機会があると確信している。自然とファッションが手を取り合い、ともに前進している感じだ。
WWD:生分解性素材が改めて注目を集めているが、素材の未来を見据えたときに、どうなっていくと思うか?
アンジェリーニ:現在、生分解性に関する技術については、研究不足だったり、その効果を測定する試験やその手順の基準が設けられていなかったりという問題がある。基本的に、当社としては廃棄すること(生分解性があるものを含む)より、製品や素材をできる限り長く使用することを優先すべきだと考えている。全ての製品や素材にはエネルギーがあるが、再利用やリサイクルされないとそれが失われてしまうからだ。
生分解性については今後も技術の進化を注視して、再利用、修理、リサイクルが可能ではない部分にのみ採用することを検討したい。もちろん、生分解性のない素材が埋め立て地に送られるよりはいいが、リサイクルすることでそもそも埋め立て地やごみ処理場に送られるものを減らすことが最良の選択肢だと思う。
WWD:環境再生型農業の推進を掲げているが、実現のために足かせになっていることは?
アンジェリーニ:当社が最も多く使用する天然素材のサプライチェーン内で、新たな環境再生型農業のサプライチェーンを実験的に行っている。小規模なものではあるが、いろいろと試して学ぶ機会にするという戦略だ。こうすることで、どうやってスケール化するかのカギを見つけ、将来的には主要な商品ラインに組み込んでいくことができる。
現在のところ、環境再生型農業によるサプライチェーンは、レザーについてはアメリカとオーストラリアで、天然ゴムはタイで、コットンはインドとハイチで、そしてサトウキビはブラジルで行っている。
新しく革新的なものが全てそうであるように、この新たなサプライチェーンにも多くの課題がある。そもそも、こうした環境再生型農業によるサプライチェーンはこれまでファッション業界にはなかったものなので、一から構築していかなければならない。例えば、アメリカでの環境再生型農業によるレザーについては、パートナー企業と共にこの手法をいち早く導入した牧場を探し集め、当社と提携している大規模なタナリーに紹介している。再生可能な農業を行っているサプライヤーの多くは小規模なので、彼らをまとめる方法を見つけ、スケール化することで効率性を高めることがカギとなる。
WWD:ネット・ポジティブを目指すと、さらなる投資が必要になるのではないか。商品の価格は高くなる可能性はあるか?
アンジェリーニ:新しく革新的なものや技術に伴うコストについては、当社が負担することが多い。そうした新たな素材や技術で作られた商品は製造コストがかかるので利益率に影響するが、環境保護を意識した商品の需要が高まるにつれて、より多くの商品にそうした素材や技術を使うなどスケール化できるようになり、コストは下がっていく。再生PETがそうだったように、いずれは従来の素材と同レベルのコストとなったり、再生ゴムのように従来よりもコストが低くなったりする。
環境再生型農業によって、農家はより利益を上げられるようになって逆境に強くなるが、それだけでなく素材の価格を下げられるようになる可能性がある。当初はコストがかかるかもしれないけれども、イノベーションのため、そして目標を達成するため、「ティンバーランド」はリーダーとしての役割を喜んで引き受ける。当社は、何かを始めるときにかかるコストを埋没費用(回収できないコスト)ではなく、未来への投資だと考えているからだ。
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イタリアブランドの「ラルディーニ(LARDINI)」は、デザイナーの相澤陽介と協業したカプセルコレクション“ラルディーニ バイ ヨウスケ アイザワ(LARDINI BY YOSUKE AIZAWA)”を10月3日から販売している。同コレクションは今年1月にイタリア・フィレンツェで開催された「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMAGINE UOMO)」で発表されたもので、協業に際してキーワードに掲げたのは“スポーツ・アウトドアウエアから着想したパターンメーキング”“快適であるためのテキスタイルの追求”“メンズウエアの現代的解釈”“あくまで「ラルディーニ」であること”の4つ。ナイロン、ポリエステル、ストレッチウールなどの生地を使用したチェスターフィールドコートやモッズコートなど8型のアウターと3型のスニーカーからなり、超音波ミシンを使ったシームテープ加工によって防水機能を持たせるなど細部にまでこだわった仕様が特徴だ。「ラルディーニ」は、今回の協業のために超音波ミシンを新調したという。
「ラルディーニ」は1978年、イタリア中部の街アンコーナで創業。良質なファブリック使いと職人による仕立てに定評がある。一方の相澤は、モードとアウトドアを融合する自身のブランド「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」をはじめ、「モンクレール(MONCLER)」や「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」などさまざまなブランドとコラボレーションしている。
相澤は、「これまで何度か『ラルディーニ』からオファーを受けながら実現できなかったこのコラボレーションをいよいよ実現でき、非常に興奮している。次の時代へ向かう『ラルディーニ』に僕の持つデザイン性や技術を融合して、新たな世界観が生まれることを楽しみにしている」と述べた。
10月14~20日の会期で阪急メンズ東京1階のメインベースにおいて、フルコレクションをラインアップするポップアップショップもオープンする。
■LARDINI BY YOSUKE AIZAWA POP-UP SHOP
日程:10月14~20日
場所:阪急メンズ東京1階 メインベース
住所:東京都千代田区有楽町2-5-1
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インスタグラムを筆頭とするSNSの普及で、「憧れの人」「なりたい人」が細分化している。今は、誰もが、それぞれの「なりたい人」を持っている時代。ならば、そんな身の回りの人を改めて知るべきではないか?そこで「WWD JAPAN.com」は、インフルエンサーをはじめとするソーシャルリレーション マーケティング事業を手がけるリデルの協力を得て、身近な新世代インフルエンサー名鑑を作成する。
今回は、インスタグラムのストーリーズ機能だけで驚くべき動画を作成してカフェやフード&ドリンクなどを紹介するストーリーズクリエイター、せとりょうこと瀬戸口諒。フォロワーからは、ストーリーズ投稿のきっかけやデザインのインスピレーション源など作品への興味・関心が高かった。本人のパーソナルな背景も含めた質問と回答を一挙に公開する(2020年10月12日号の「WWDジャパン」には、彼が現在に至るまでの経緯などを聞いたインタビュー記事を掲載します)。
Q.1:何故、ここまでのクオリティのストーリーズを作ろうと思ったのですか?
A.1:大学4年の進級前、ニュージーランドに1年間留学しました。当時はカフェ巡りが好きで、現地のカフェ情報をなんらかの形で発信しようと考えていた時、ストーリーズでもクリエイティブができることに気づきました。作品をツイッターで発信すると大きな反響があり、見てくれる方も増えたので、「もっと高度なクリエイティブを見せたい!」とクオリティがだんだん上がっていきました。
Q.2:ストーリーズを作る時のアイデアはどのように思いつくの?
A.2:雑誌の構図や電車の広告などを見る機会を増やして、デザインの引き出しを増やしている部分が大きいと思います。それをアウトプットする練習を続けていると、自然に構図がひらめく瞬間があります。
Q.3:デザインで参考にしている本や雑誌はありますか?
A.3:本はありませんが、雑誌のレイアウトはよく見ます。後は電車に乗っている時に広告を見ながら「なんでこういう構図なんだろう?」と考えています。それらがデザインの引き出しとして作品に反映される部分は大きいです。
Q.4:デザインする時のラフはどうしていますか?
A.4:ラフはありません。実際にストーリーズを触りながら構図を考えています。自分の納得する構図ができたら、そのまま投稿します。ストーリーズ画面を開いたままだと、たまに強制終了することがあるので、そのときはまた作り直しです(笑)。
Q.5:ストーリーズを生かすコツや、作るのにかかる時間が知りたいです。
A.5:生かすコツは「●(丸)」や「■(四角)」、「▲(三角)」といった記号を使用したり、GIFを活用したりすることです。例えばカフェの作品でいうと「●」の記号にテキスト入力で出てくるコーヒーの記号を重ねてコンテンツのタイトルを作っています。作るのにかかる時間は作品にもよりますが、構図を考える時間と作成する時間を合わせると30分〜1時間ほど。たまにそれ以上かかる時もあります。
Q.6:ストーリーズの編集は専用のペン等を使っていますか?それとも指でやっていますか?
A.6:専用のペンは持っておらず、全て指でやっています。ペン機能を使う時はなかなか思うように書けないので、消しては書いてを繰り返しています。使用している機種はiPhone7です。
Q.7:自信作はありますか?
A.7:自信作は富士山のストーリーズです。山の表面に影をつけることでより立体的に見せているのがポイントです。作品のハウツー動画も反響があり、リールス投稿で150万回再生されました!
Q.8:一番苦労した作品は?
A.8:苦労した作品はclaquepot(クラックポット)さんの「pointless」という曲のリリックビデオです。曲とストーリーズ動画の歌詞を合わせるのにかなり時間がかかりました(笑)。
Q.9:ストーリーズ作品を始める前は他の会社で働いていたんですか?
A.9:いえ、始める前は普通の大学生でした。工学部でデザインの学校などには行ってませんでした。
Q.10:デザインや色彩系の資格は持っていますか?
A.10:何も持っていません。全くの素人からデザインを始めました。
Q.11:好きな色はありますか?
A.11:モノトーンです!
Q.12:お仕事はなにをされていますか?
A.12:クリエイティブに携わる仕事をしています。
Q.13:当初からデザインやコンセプトは変化していますか?
A.13:作り始めた当初はテキストだけの作品でしたが、今ではペン機能やGIF機能を活用した作品など、シンプルなものから徐々に動きのあるクリエイティブに変化していると思います。
Q.14:将来の夢は何ですか?
A.14:将来の夢はまだありませんが、上記で紹介したリリックビデオのような新しいストーリーズの活用をもっと開拓して、発信したいと思っています。
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インスタグラムを筆頭とするSNSの普及で、「憧れの人」「なりたい人」が細分化している。今は、誰もが、それぞれの「なりたい人」を持っている時代。ならば、そんな身の回りの人を改めて知るべきではないか?そこで「WWD JAPAN.com」は、インフルエンサーをはじめとするソーシャルリレーション マーケティング事業を手がけるリデルの協力を得て、身近な新世代インフルエンサー名鑑を作成する。
今回は、インスタグラムのストーリーズ機能だけで驚くべき動画を作成してカフェやフード&ドリンクなどを紹介するストーリーズクリエイター、せとりょうこと瀬戸口諒。フォロワーからは、ストーリーズ投稿のきっかけやデザインのインスピレーション源など作品への興味・関心が高かった。本人のパーソナルな背景も含めた質問と回答を一挙に公開する(2020年10月12日号の「WWDジャパン」には、彼が現在に至るまでの経緯などを聞いたインタビュー記事を掲載します)。
Q.1:何故、ここまでのクオリティのストーリーズを作ろうと思ったのですか?
A.1:大学4年の進級前、ニュージーランドに1年間留学しました。当時はカフェ巡りが好きで、現地のカフェ情報をなんらかの形で発信しようと考えていた時、ストーリーズでもクリエイティブができることに気づきました。作品をツイッターで発信すると大きな反響があり、見てくれる方も増えたので、「もっと高度なクリエイティブを見せたい!」とクオリティがだんだん上がっていきました。
Q.2:ストーリーズを作る時のアイデアはどのように思いつくの?
A.2:雑誌の構図や電車の広告などを見る機会を増やして、デザインの引き出しを増やしている部分が大きいと思います。それをアウトプットする練習を続けていると、自然に構図がひらめく瞬間があります。
Q.3:デザインで参考にしている本や雑誌はありますか?
A.3:本はありませんが、雑誌のレイアウトはよく見ます。後は電車に乗っている時に広告を見ながら「なんでこういう構図なんだろう?」と考えています。それらがデザインの引き出しとして作品に反映される部分は大きいです。
Q.4:デザインする時のラフはどうしていますか?
A.4:ラフはありません。実際にストーリーズを触りながら構図を考えています。自分の納得する構図ができたら、そのまま投稿します。ストーリーズ画面を開いたままだと、たまに強制終了することがあるので、そのときはまた作り直しです(笑)。
Q.5:ストーリーズを生かすコツや、作るのにかかる時間が知りたいです。
A.5:生かすコツは「●(丸)」や「■(四角)」、「▲(三角)」といった記号を使用したり、GIFを活用したりすることです。例えばカフェの作品でいうと「●」の記号にテキスト入力で出てくるコーヒーの記号を重ねてコンテンツのタイトルを作っています。作るのにかかる時間は作品にもよりますが、構図を考える時間と作成する時間を合わせると30分〜1時間ほど。たまにそれ以上かかる時もあります。
Q.6:ストーリーズの編集は専用のペン等を使っていますか?それとも指でやっていますか?
A.6:専用のペンは持っておらず、全て指でやっています。ペン機能を使う時はなかなか思うように書けないので、消しては書いてを繰り返しています。使用している機種はiPhone7です。
Q.7:自信作はありますか?
A.7:自信作は富士山のストーリーズです。山の表面に影をつけることでより立体的に見せているのがポイントです。作品のハウツー動画も反響があり、リールス投稿で150万回再生されました!
Q.8:一番苦労した作品は?
A.8:苦労した作品はclaquepot(クラックポット)さんの「pointless」という曲のリリックビデオです。曲とストーリーズ動画の歌詞を合わせるのにかなり時間がかかりました(笑)。
Q.9:ストーリーズ作品を始める前は他の会社で働いていたんですか?
A.9:いえ、始める前は普通の大学生でした。工学部でデザインの学校などには行ってませんでした。
Q.10:デザインや色彩系の資格は持っていますか?
A.10:何も持っていません。全くの素人からデザインを始めました。
Q.11:好きな色はありますか?
A.11:モノトーンです!
Q.12:お仕事はなにをされていますか?
A.12:クリエイティブに携わる仕事をしています。
Q.13:当初からデザインやコンセプトは変化していますか?
A.13:作り始めた当初はテキストだけの作品でしたが、今ではペン機能やGIF機能を活用した作品など、シンプルなものから徐々に動きのあるクリエイティブに変化していると思います。
Q.14:将来の夢は何ですか?
A.14:将来の夢はまだありませんが、上記で紹介したリリックビデオのような新しいストーリーズの活用をもっと開拓して、発信したいと思っています。
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