GACKTとROLANDの「G&R」運営会社が盗作問題で謝罪 ROLANDは契約解除を発表

 GACKTとROLANDによる“女性を一流にするため”のブランド「G&R」を運営するデイジー(DAZZY)は、12月19日にSNS上で起こった商品の盗作疑惑を認め、商品の販売を中止した。それを受けて20日、ROLANDがツイッターを更新し、デイジーとの契約を解除したことを発表。16日に発表会見を行ったばかりだった。

 「G&R」では、元キャバクラ嬢の門りょうをディレクターに迎え、ドレスとランジェリーをプロデュースしていた。そのドレスの一部が海外ブランドのデザインと酷似しているとSNS上で話題になり、社内調査を行ったところ「ドレスを担当したデザインチームのひとりが既存商品とほぼ同一と思われるデザインを提案してしまった」ことが判明した。

 ROLANDはツイッターで「この度G&Rとの契約を解除したことを発表致します。不快な思いをさせてしまった全ての皆様に謝罪させて頂きます。仕事を引き受け問題の商品をPRをした以上多大なる責任があると感じており深く反省しております 応援していただいている方々、なにより購入された方々 この度は大変申し訳ございませんでした」(原文ママ)と謝罪した。

 デイジーは該当商品を回収、返金対応する。

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ひょうひょうとしたモヒカンデザイナーが作る、 「ノワール ケイ ニノミヤ」の強さ エディターズレター(2020年11月10日配信分)

※この記事は2020年11月10日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

ひょうひょうとしたモヒカンデザイナーが作る、 「ノワール ケイ ニノミヤ」の強さ

 先月東京で開かれた「コム デ ギャルソン」の2021年春夏コレクションは、NHKでの放映もあり話題になりましたね。あの日、午後にはもうひとつ、「ノワール ケイ ニノミヤ」のショーが同じく南青山の本社内で開かれました。私、このブランドを率いる二宮啓さんを尊敬しています。彼はこれからのコム デ ギャルソン社を、そしてファッション業界をリードする存在だと思っています。ギャルソン社のデザイナーというと少々近寄りがたいイメージあるかと思いますが、会って話すと彼は誰に対してもフランクで物腰柔らか。自身のモヒカンをギャクにしてみせるなど、サービス精神もあります。

 物腰は柔らかいのですけどね……でも、すっごく強いのです。スピリットが。それは作っている服に表れています。コレクションの内容については丁寧に取材をしている大杉記者のリポート(下のリンク1本目)をぜひお読みください。

 その強さがどこから来るのか?「ノワール ケイ ニノミヤ」のショーを見るたびに考えます。「コム デ ギャルソン」とは共通項が多いです。“一ルック一ルックにアートのようなメッセージ性があり、だけどあくまで人が着て歩く“服”である。”共通項はあるが、両ブランドは明らかに違う。その違いは何なのでしょうか?

 川久保さんの「コム デ ギャルソン」から私がいつも受け取るのは、既存の価値や固定観念を一度壊して新しい価値を見せて前へ進もうとするエネルギーです。「美しいとは?強いとは?それでいいの?これでいいの?」と見る者に投げかけてきます。パリコレデビュー時のヨーロッパの服飾の歴史を覆すような黒の提案はまさにその象徴ですよね。馴れ合いや固定観念は一度壊さないと前へは進めない。そんな覚悟をそこに見ます。「ノワール ケイ ニノミヤ」のDNAはそんな「コム デ ギャルソン」にありつつ、どこか違う。彼の服を見ていると、“壊す”のではなく“つなげる”というメッセージを受け取るのです。

 そんな話をショーの後に二宮さんにぶつけたら「特別、壊すことは意識したことないです」と返ってきました。続けて「自分がやりたいこと、きれいだと思うことをただただ作る。ファッションの流れがどう変わったとしても自分のやりたい仕事は決まっているので、そういったモノづくりを続ける、人々に伝えてゆくことをやってゆきたい」とも。川久保さんの仕事を絶対つないでいくんだ、そんな覚悟もそこに見ます。

 はっきりとした大きな“体制”がない今の時代は、戦う相手も不明瞭。そんな時世には途切れずつなげるところに強さが生まれるのかもしれません。「きれいだと思うことをただただ作る」デザイナーを応援したいと思います。

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2021年も引き続きヒットの予感! 編集部オススメの紅茶コスメ

 今年は紅茶の香りのフレグランスやボディーケアのほか、“ミルクティーカラー”のメイクアップも話題となった。来年も紅茶関連アイテムが発売予定で、トレンドはしばらく続く予感。ここでは、編集部が選ぶ紅茶コスメを紹介する。

「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」
“アールグレー & キューカンバー コロン”

 英国の伝統的なアフタヌーンティーをイメージし、フレッシュでフルーティなベルガモットとみずみずしいキューカンバーを組み合わせた。バニラやムスクが温かみを加え、洗練とした香り。

シロ(SHIRO)
“アールグレイ オードパルファン”

 2018年から限定で販売していた香りだが、好評のため今年11月からECで定番製品に。ベルガモットが香る甘く華やかなトップノートから、紅茶を思わせる落ち着いたミドルノート、 かろやかな甘さで結ぶラストノートへと、時間とともにおだやかに変化。

ロジェ・ガレ(ROGER GALLET)
“エクストレド コロン テ ファンタジー”

 ブランドで人気ナンバーワンの香り。スモーキーな紅茶と神秘的なサンダルウッドが心を落ち着かせる、シトラスウッディの香りが特徴。

ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)
“ブラッシュ カラー インフュージョン(06 CHAI)”

 アットコスメの2020ベストコスメアワードでチーク部門1位を受賞している人気のチーク。中でもチャイティーをほうふつとさせるベージュローズカラーが人気。

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」
“ミルクティーショップ”

 5月に発売してから即完売した人気リップのミルクティーをイメージしたコレクション。あまりもの人気で、21年2月19日には限定で“ルージュ ヴォリュプテ シャイン”から2色が復刻する。

「ロクシタン(L’OCCITANE)」
“テ・アールグレイ シア”シリーズ

 2020年のホリデーはアールグレイの香りがテーマ。シャワーフォーム、ボディクリーム、ハンドクリーム、リップバーム、ソープをそろえる。

「ジルスチュアート(JILL STUART)」

 21年2月5日に発売する紅茶の香りをイメージしたボディーミルクとハンドクリームシリーズ。アールグレーを思わせる“爽やかなベルガモットとホワイトフローラルの香りのボディーミルクが登場。さらにアールグレーに加え、紅茶にはちみつとオレンジの香りが溶け合った香り、濃厚なミルクティーにラベンダーが香るアッサムティーの香りのハンドクリームもラインアップする。

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「洋服に体を合わせなきゃいけないと思っていた」 小柄で胸の大きい人に光を当てた新ブランド

 アメリカを拠点にする新ブランド「パーフェクトDD(PERFECT DD)」の創業者であるアリス・キム(Alice Kim)は、華奢で胸の大きい人の持つ悩みに焦点を当てた商品開発に取り組む。一般的に市場に出回っている洋服を着る際、胸の大きな人はサイズ直しや形の調整をしないときれいに着られないということが日常的に起きる。しかし「パーフェクトDD」はトップスを中心に、そのまま着られる洋服を扱うブランドだ。

 キム創業者は、アメリカで“小柄なアジア人女性”として育つ中で自分の容姿に自信が持てず、体型を隠すように過ごしていたという。身をもってファッションと体型の悩みを理解しており、「私が高校生や大学生だった頃は、自分に合ったサイズのブラジャーがなかった。私のサイズは30F〜32DD(日本のF65〜E70相当)だが、当時の最も小さいアンダーは34(日本の75相当)だった。ずっと洋服に体を合わせなきゃいけないと思っていた。肩幅が合うものは胸周りがきつく、しっくりくる洋服に出会えなかった」と語る。

 「ダイアン フォン ファステンバーグ(DIANE VON FURSTENBERG)」やECサイト「ショップボップ(SHOPBOP)」などでキャリアを積んだキム創業者は、自身のリサーチを通して1800万人近くが同じ悩みを抱えていることを知り、約1年前に「パーフェクトDD」を設立。35人の女性からなるフォーカスグループの協力を得てコレクションを開発し、今年11月、アメリカで大規模なセールが開催されたブラックフライデー直前にウェブサイトを立ち上げた。

 「毎日の着こなしは、もっと楽なものであるべき」と考える彼女は、胸の大きな人のためにデザインされたボタンダウンシャツやTシャツ、タンクトップ、スエットシャツを提案しながら、女性がボディー・シェイミング(Body Shaming:体の形や大きさに対して批判、嘲笑、意見すること)を恐れず自身の経験を共有できる場所の提供を目指している。実際に「同じ体型を持つ人なら、何も言わなくても理解し合える。たくさんの愛と感想をいただいており、いろんな人の話を伺うようになった」という。

 またさまざまな感想が寄せられる中、乳房切除術を受けた人からブランドの手掛けるアイテムの着心地や仕立てを評価する声も多いといい、「胸のサイズを念頭においてデザインをするのは新しいコンセプト。たくさんの女性が、自身の悩みや似合う洋服について共有してくれている」と述べた。

 ウェブサイトには、キム創業者の友人がモデルとして登場している。また、オーダーに迅速に対応するため、アイテムは全てアメリカ国内で生産している。新型コロナ禍でのローンチに対して少し不安を感じていた彼女だが、「自粛期間によって、私のコンセプトを確認することができた。消費者はもう理由なしに新しいものを買わず、本当に必要なものだけを買っている。私は今の市場にはない解決策を提示している」と語った。今後スポーツウエアやニットウエア、オフィス向けアイテムの販売を開始する予定だという。

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