「グッチ」と「ザ・ノース・フェイス」がコラボ ビジュアルはアルプスで撮影

 「グッチ(GUCCI)」は「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」とのコラボコレクションを2021年1月6日に発売する。

 日本では東京・渋谷のミヤシタパークと大阪の大丸心斎橋店の2カ所で開催するポップアップ“グッチ ピン(Gucci Pin)”で取り扱う。オープンは1月31日までで、最初の1週間は完全予約制だ。公式オンラインストアでは事前に抽選を行い1月8日から先行販売する。

 ウエアはグースフェザーとダウンを使用したコート、ボンバージャケット、ベスト、スカート、ジャンプスーツ、キルティングジャケット、ナイロンのシャツやウインドブレーカーなどを発売する。アウターのシルエットなどは「ザ・ノース・フェイス」が1970年代に販売していたアイテムのデザインをベースにした。ほかにもキャミソールドレス、スエットシャツ、Tシャツ、フリースジャケットを用意した。

 鮮やかなカラーのラゲージは8つの違うグラフィックを発表した。バックパックはドーム型が特徴的なミディアムサイズとハイキングスタイルのラージサイズが登場し、2種類のベルトバッグも用意した。また、ジェンダーレスなハイキングブーツはブラウン、ブラック、クリームの3色展開で、大きく「グッチ」と「ザ・ノース・フェイス」のロゴをデザインした。

 同コレクションのキャンペーンには写真家のダニエル・シェア(Daniel Shea)を起用し、アルプス山脈で撮影した。休日のスナップ写真のように、ハイキングを楽しむモデルたちの姿を捉えた。70年代に「ザ・ノース・フェイス」の当時の本社がロックバンド、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(Creedence Clearwater Revival)の練習スタジオの隣だったことから代表曲「Bad Moon Rising (バッド・ムーン・ライジング)」を使用したという。

 70年代の「ザ・ノース・フェイス」の素材ライブラリーのカラーパレットを参考にし、アーカイブに眠っていた生地も一部のアイテムで復刻しながらも、端材や廃棄物を原材料とする再生ナイロン糸「エコニール(ECONYL)」を使用するなど環境保全のための取り組みに基づいて生産している。

広告キャンペーンのクレジット
Creative Director: Alessandro Michele
Art Director: Christopher Simmonds
Photographer & Director: Daniel Shea
Make Up: Thomas De Kluyver
Hair stylist: Alex Brownsell

楽曲クレジット
“Bad Moon Rising”
Written by John Fogerty
Performed by Creedence Clearwater Revival
Published by Concord Music Group, Inc.
Recording courtesy of Craft Recordings, a division of Concord

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「アディダス」が「フィアー オブ ゴッド」と長期契約を締結 バスケットボール部門を刷新

 ジェリー・ロレンゾ(Jerry Lorenzo)が手掛けるストリートウエアブランド「フィアー オブ ゴッド(FEAR OF GOD)」は、「アディダス(ADIDAS)」と長期契約を結んだ。パートナーシップの中でロレンゾは「アディダス」のバスケットボール部門のビジネスやクリエイティブを担当する。また、両者は共に「フィアー オブ ゴッド」の第3ラインとなる「フィアー オブ ゴッド アスレチックス(FEAR OF GOD ATHLETICS)」を開発する。

 「フィアー オブ ゴッド」は、デザイナーのロレンゾが2013年に創業。ファッション業界のシステムや常識にはまらないスタイルで支持を獲得していき、ラグジュアリー・ストリートウエアを代表するブランドの一つとなった。これまでカニエ・ウェスト(Kanye West)やジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)と共にツアーグッズを手掛け、「ヴァンズ(VANS)」「レディメイド(READYMADE)」「ナイキ(NIKE)」とのコラボレーションも行なった。

 ロレンゾは「アディダス」との契約に際して、「立ち位置などにおいて前例のない、従来の型にはまらない役割をいただいた。スポーツとカルチャーを牽引する2つのブランドの核にあるビジョンや信念が原動力となった大胆な取り組みだ。私たちの強みを活かしてバスケットボール業界に革命を起こしたい。『アディダス』と『フィアー オブ ゴッド』はコート内外でバスケットボールの未来に対して夢を共有している。今後数年間で私たちの提案するモデルを通じて、業界を変えていくことが楽しみだ」とコメントした。

 「アディダス」のブライアン・グレイビー(Brian Grevy)=グローバルブランド担当取締役員は、「ロレンゾと彼のブランドはストリートカルチャーや業界に世界的な影響を与えた。ロレンゾはクリエイティビティにおいて先見の明があり、活躍する起業家精神を体現している。彼と協力して次世代のバスケットボール界のクリエイティブ、アスリート、コミュニティーに刺激を与えることを楽しみにしている」と語った。

 アディダスの第3四半期(7〜9月期)の売上高は前年同期比7%減の59億6000万ユーロ(約7500億円)だった。かねてより噂になっていた傘下ブランド「リーボック(REEBOK)」の売却検討を正式に認めた。

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香水の祭典「イセタン サロン ド パルファン」、 コロナ禍でも売り上げ目標クリア ECは4倍以上のセールス

 三越伊勢丹が伊勢丹新宿本店で開催する恒例イベント、フレグランスの祭典「イセタン サロン ド パルファン」が今年、初めて全国を巡回している。11月4日からの伊勢丹新宿本店を皮切りに、三越日本橋本店や丸井今井札幌本店、伊勢丹新潟店、岩田屋本店、ジェイアール京都伊勢丹などを経て、最後は静岡伊勢丹で12月25日まで行う。また、これまでは催事場で行ってきたが、今回は化粧品フロアを中心に開催し、幅広い消費者にアプローチしている。

 伊勢丹新宿本店は、コロナ禍にもかかわらず売り上げが前年比10%増、目標比20%増を記録した。昨年は会期が4日間だったのに対し今年は7日間行ったことが大きく影響した。また、コロナ禍での積極的な来店促進ができなかったことから来店者数の目標設定はしなかったものの、結果的には「想定以上の来場者数」だったと入月雅子・三越伊勢丹 化粧品グループ マーチャンダイジング部 計画担当 スタッフマネージャーは振り返る。今年はコロナの影響もあり、イベントを化粧品の自社ECサイト「ミーコ」と例年以上に連動させた。その結果、ECの売り上げは同350%増と4倍以上の売り上げを達成したという。

 中でも人気だったのは、「ゲラン(GUERLAIN)」の“ドロップ”シリーズだ。「『ゲラン』のフレグランスをエントリー価格で購入でき、かつボトルのかわいらしさやカスタマイズが出来ることから自家需要に加え、プレゼントニーズもあり今回の『サロン ド パルファン』でナンバーワンの売り上げ数を記録した」と入月マネージャー。また、今年はサロン ド パルファンの来場者層の間口を広げるべく、1階のイベントスペース、ザ ・ステージではタブレットを用いたデジタルカウンセリングをはじめ、香水を手軽に体験できるコンテンツを用意した。予約制のスタイリストによるカウンセリングは全ての枠が埋まり、キャンセル待ちが出るほど反響があったという。「ブランド数が多く、種類も多数であることから、フレグランス初心者にとって香りは非常に購入しづらい商品であることを再認識した。そんな中、カウンセリングはお客さま自身に本当に合ったフレグランスを選定してもらえるという安心感が得られ、好評だった」。

 当初の目的通り、フレグランス初心者でも楽しめるようにと企画したコンテンツは奏功したようだ。「『サロン ド パルファン』が掲げた『香りの文化の発信』を目標に、今年は化粧品フロアがある1階を中心に実施。性別・年齢を問わずさまざまな方に楽しんで頂ける結果となったことから、目標を達成したと考えている」と前向きだ。一方で「フレグランス上級者には物足りなかったのではと感じる」という懸念も。例年だと本国から調香師を招いて直接来場者と交流したり、香りに込めた思いなどを話す場を提供していたが、今年はコロナにより断念。一部のブランドのみ、限られた枠でデジタル上でのチャットを用いて調香師と来場者をつないだが、直接調香師に会えることが毎年目玉の一つであったことは否めなず、コロナの収束が見えない中で、今後の施策の課題となりそうだ。

 「(巡回する店舗を含めた)全国的な傾向としてコロナ禍となりメイクアップ全般が苦戦するもフレグランスは好調に推移している。今までお客さまはリップを使って口元で個性を表していたが、自身を表現するのにフレグランスを使用したり、自宅での時間が増えたことからルームフレグランスを求めるお客さまが多い」と分析する。

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ハンガリー発の人気上昇中ブランドが初のサステナビリティリポート公開 「透明性を保つことは私たちの義務」

 ハンガリー・ブダペスト発のコンテンポラリーブランド「ナヌーシュカ(NANUSHKA)」は、2019年の取り組みをまとめた初のサステナビリティリポートを公開した。05年に“モダン・ボヘミアン”をコンセプトにスタートした同ブランドは、環境や社会に配慮したモノづくりに取り組んでいる。その一環として、19年には専属のサステナビリティチームを立ち上げ、より包括的なサステナビリティ戦略とそのための予算を策定。サプライチェーン全体における環境および社会への影響を測定するためにデロイトと提携し、社内だけではなくハンガリーの現地メーカーからもデータを収集した。そして、25年までにサプライチェーンの全ての段階において透明性とトレーサビリティー(追跡可能性)を実現した100%サステナブルな素材のコレクションへとシフトすることと、段階的に温室効果ガスの排出量削減に取り組み50年までにネット・ゼロ(実質ゼロ)を達成することを目標に掲げる。

 リポート作成の背景について、ピーター・バルダスティ(Peter Baldaszti)最高経営責任者とサンドラ・サンダー(Sandra Sandor)創業者兼クリエイティブ・ディレクターは「顧客に対して、ブランドの運営や使用する素材、プロセスについての透明性を保つことは私たちの義務だと考えている」とコメント。「このリポートにより、サステナビリティに対する私たちの信念や努力、全体的なアプローチを皆と共有し、説明責任を果たすことができるようになる。2020年はビジネスにおいて厳しい年になったが、私たちのサステナビリティへの取り組みは途切れることなく続いており、より一層の活力と決意を持って進んでいる」という。

 今回のリポートでは、“コミュニティー”“地球”“アニマル ウェルフェア(動物福祉)”“循環性”という4つの大きなカテゴリーに分け、19年の実績や方針、今後の目標などが報告された。例えば、使用する素材についてはサステナビリティの認証を受けたものを増やしており、ウィメンズの20年プレ・フォール・コレクションでは前年同シーズン比6%増の34%のアイテムに採用。コットンやアクリルなど主要素材に関しては、サプライチェーンの各段階における温室効果ガス排出量や環境負荷を示す複合指標“エコ・インパクト”を数値化している。また、19年に出張のために利用したフライトで排出された温室効果ガスを相殺するために約4800本の植樹を実施。倫理的な生産と透明性に対する同ブランドの基準に沿った行動規範の遵守をサプライヤーに求め、19年の時点で83%が基準を満たしていることを確認した。

 さらに循環性強化のため、「ナヌーシュカ」は18年から英エレン・マッカーサー財団(Ellen MacArthur Foundation)のメンバーに加わり、ファッション業界における循環型事業実現のためのワークショップに参加。ショップでのリペアサービスや、「レント ザ ランウエイ(RENT THE RUNWAY)」などとの提携によるレンタルサービス、リセールのサポート、デッドストック生地の活用や寄付などに取り組んでいる。パッケージについても、20年から堆肥化可能なポリ袋とリサイクルハンガーを導入したり、返却・再利用可能な梱包材「リパック(REPACK)」を配送オプションとして選べるようにしたりすることで、ゴミ削減と使い捨てプラスチックの廃止を進めている。

 同ブランドは今後もサステナビリティに対する取り組みの進捗状況を年次報告することで、他のブランドのビジネスや顧客の生活に刺激を与えることを目指す。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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テキサス発ナチュラルフレグランス「カルタス アーテム」が日本上陸 ロンハーマンで独占販売

 ロンハーマン(RON HERMAN)は、アメリカ・テキサス州発のフレグランスブランド「カルタス アーテム(CULTUS ARTEM)」を独占販売する。同ブランドが日本上陸するのは初めて。調香師のホリー・タッパー(Holly Tupper)が2015年に立ち上げ、天然原料と透明性、クラフツマンシップを大切にしているブランドだ。千駄ヶ谷店、二子玉川店、六本木店で取り扱っている。

 香りは全部で8種類そろえ、さまざまな国に旅行した際の経験やリアルなストーリーを着想源にしている。オリエンタルなマグノリアに優しい柑橘類、甘い蜜蝋に黄水仙が加わった華やかな香りの“アルバ”、マテの葉と野生的な印象を持つジャスミン・サンバックのアコードを合わせたスモーキーな“イレクス”、柔らかでクリーミーココナツに、ウッディーなベチバーをブレンドした“ベチベリア”など、表情豊かな香りをラインアップする。価格帯は8.5mLで2万9500〜3万1000円、50mLで6万7000〜7万1000円。なお、全種類が試せる“ディスカバリーセット”(3万7000円)も販売する。

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タカシマヤ ウオッチメゾンが名古屋に2021年GW開店 イセタンハウス跡地に

 ジェイアール東海髙島屋は、ジェイアール名古屋タカシマヤの時計売り場を近接する「大名古屋ビルヂング」(運営・三菱地所)の商業ゾーン(1、2 階)に移転・増床し、「ジェイアール名古屋タカシマヤ ウオッチメゾン」として2021年ゴールデンウイークにオープンする。

 「ジェイアール名古屋タカシマヤ ウオッチメゾン」が入るのは、20年8月末まで「イセタンハウス」が営業していた場所の一部で、タカシマヤ ウオッチメゾンとしては東京・日本橋、大阪・難波に続く3拠点目。「売り場面積は1200平方メートルで日本最大級の売り場となる」(広報担当者)という。

 「大名古屋ビルヂング」は16 年に開業。今回のリニューアルは同施設の5周年に合わせたもので、地下1階にはスーパーマーケットの成城石井やスターバックス コーヒーを集積する新たな食のゾーンなども作る。

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佐田真由美らデザインの抗菌マスク発売 トレーサブルオーガニックコットンのチャリティプロジェクト第2弾で

 繊維商社の豊島が手掛ける“生産農場と紡績工場まで遡ることができる” トレーサブルオーガニックコットン糸“トゥルーコットン(TRUECOTTON)”から始動した環境保全チャリティプロジェクト「セーブ・ネイチャー&アニマル・プロジェクト(Save nature and the animals project)」の第2弾がスタートする。

 今回は、前回に引き続きモデルの佐田真由美に加え、モデルのラブリ以外にさまざまな表現活動を行っている白濱イズミ、スタイリストの亘つぐみと百々千晴が賛同し、4人とコラボレートして制作したホールガーメントの“トゥルーコットン”に抗菌加工を施したマスク、マスクの収納ケース、マスクの着脱に便利なマスクストラップをセットで販売する。

 “トゥルーコットン”は、トルコの紡績グループのウチャクテクスティル(UCAK TEKSTIL)が手掛けた“生産者の顔がわかる” オーガニックコットンを使用した糸で、遺伝子組み換え種子が混入する危険性が低い方法で栽培され、機械摘みによる収穫でゴミの混入が少ないことも特徴だ。豊島は、ウチャクテクスティルと日系企業向けの独占販売契約を締結している。

 マスクは“トゥルーコットン”糸に洗濯可能な抗菌加工を施し、シームレスに編み上げたことで長時間の着用によるごわつきなどの負担を軽減しており、“トゥルーコットン”のキルティングのマスクケースはマルチポケットの2つ折りタイプで機能面も優れている。

 “トゥルーコットン”の抗菌マスクセットは各3800円で、12月24日にECサイト「STYLEVOICE.COM」で予約販売を開始する。売り上げの一部は、豊島と昨年パートナーシップを結んだ環境保全団体のWWFジャパン(世界自然保護基金ジャパン)に寄付され、希少な野生生物と森や海を守る活動や、自然資源の持続可能な利用と地球温暖化の防止を目指した活動の支援に使用される。

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「WWDビューティ ベストコスメ2020」の結果をインスタライブで生配信!

 「WWDジャパン」は12月24・25日、全国の百貨店やドラッグストアなどで今年売れたコスメをたたえる「WWD ビューティ ベストコスメ2020」を公式インスタグラムアカウント(@wwd_jp)でライブ配信で発表します!全国の百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストアのバイヤーにアンケートをとり、今年発売になった新製品部門と、既存品も合わせた総合部門の両軸で売れた製品を発表。メイクアップ、スキンケア、ヘアケア、ビューティツールなど幅広いジャンルの売れた製品をランキング形式でお届けします。また、ゲストにモテクリエイター・ユーチューバーのゆうこすとメイクアップアーティスト・ユーチューバーのかじえりを迎え、編集部とともにベストコスメ製品から今年のビューティトレンドを探ります!

【開催概要】
日時:12月24日(木)20:00〜
モデレーター:村上要/「WWDJAPAN.com」編集長、編集部
ゲスト:ゆうこす/モテクリエイター・ユーチューバー

日時:12月25日(金)20:00〜
モデレーター:村上要「WWDJAPAN.com」編集長、編集部
ゲスト:かじえり/メイクアップアーティスト・ユーチューバー

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LINEでピルの飲み忘れを防止 ハヤカワ五味の「イルミネート」が新サービス始動

 ハヤカワ五味が運営するウィメンズヘルスケアブランド「イルミネート(ILLUMINATE)」はこのほど、LINEを通じて低用量ピルの飲み忘れを防止する「服薬支援サービス(β)」を開始した。またピルの宅配サービス「エニーピル」と連携して低用量ピルとアフターピルを最短当日で23区内に配送するサービスを1月10日までの期間限定で提供する。

 「イルミネート」の公式ラインに登録する1万人以上の女性のうち、低用量ピル服用経験者の約70%が飲み忘れや処方のための通院への負担を感じていることから、同サービスを立ち上げた。LINEに、処方された薬と服薬時間を設定するとプッシュ通知で知らされる仕組みだ。実薬日や休薬日といった服用履歴と合わせて、体調の変化や基礎体温などの情報も記録することができる。

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NiziU出演の「カールキープマジック」新CMがオンエア メンバー全員からコメント

 コーセーは、まつげ化粧料「カールキープマジック」の新ミューズに就任したガールズグループ「NiziU(ニジュー)」が出演する新CMを2021年1月23日から全国でオンエア開始する。また、全国公開に先立ち12月26日にフジテレビ系列(一部地域を除く)で放送される「全日本フィギュアスケート選手権2020 男子フリー」内の20〜21時前後(競技状況などにより変動の可能性あり)で60秒の特別バージョンを放送する。

 NiziUは先月にブランドミューズに就任した。“まつ毛もテンションも上げてこう!”をコンセプトに、まつげが上向きにカールキープされることを表現した“まつ毛ダンス”を、タイアップ曲「Joyful」にのせてCMで披露する。メンバーは、「撮影セットが可愛く、キラキラした素敵な場所で撮影ができてとてもうれしい。みんなが輝けるメイクアイテムのCMに出演できて光栄です」とコメント。

 動画投稿アプリ「ティックトック(TikTok)」の「カールキープマジック」公式アカウントでは、1月22日からメンバーの”まつ毛ダンス“動画を公開。ティックトックハッシュタグチャレンジ「#まつ毛ダンスチャレンジ」も同時にスタートし、CMの世界観を再現しながら動画作りを楽しめるティックトックスタンプも提供する。

 「カールキープマジック」はカールアップ&キープに優れ、1品でマスカラ下地、トップコート、マスカラの3役で使用可能なまつげ化粧料。まつげを自然にカールして約 10時間持続させるほか、まつげ保護成分を配合し、汗や水、涙に強いウオータープルーフを採用する。

以下、撮影を終えたNiziUへのインタビュー

Q:今回のCM 撮影を終えての感想を教えてください。

RIO:メイクアイテムは誰もが輝けるものだと思うので、私たちが出演できたことがとても光栄です。本当に楽しく撮影をさせていただきました。

Q:「カールキープマジック」の新ミューズに選ばれて、どんな印象を持ちましたか。

MAYA:憧れの化粧品のCMに出演させていただけるということで、本当にうれしかったですし、初めて聞いた時にはみんなで驚きました!

Q:プライベートでのメイクのこだわりやポイントを教えてください。

RIMA:私は個人的にメイクがすごく好きなんですけれど、目元をはっきりさせるメイクをする時には、口元のリップを弱めにしたりしています。顔のバランスを考えながらメイクをするのがポイントだと思っています。

Q:クリスマスメイクのポイントを教えてください。

NINA: 私は個人的にすごく赤リップが好きなので、この「カールキープマジック」を使ってまつげをポイントにし、唇には赤リップをしてもいいんじゃないかなと思います!

Q:2021 年はどんな年にしていきたいですか。

MAKO:2021年はやっぱりメンバーみんなが元気で楽しい日々を送りたいなと思っていて。またアーティストとして、いろんな経験をしていい結果を残せていけたらいいなと思っています!

Q:今回のCMでWithU(ファン)のみなさんにぜひ注目していただきたいポイントを教えてください。

MAYUKA:今回私が注目してほしいのは、”まつ毛ダンス”。誰でもマネしやすいダンスになっているので、ぜひみなさんもマネしてみてください!

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環境省がアパレル産業の環境負荷、初の調査へ タスクフォースも結成 小泉大臣が旗振り役

 環境省はサステナブルなファッション産業実現に向けて本格的に動き出した。まずは、日本国内のファッションに着目したデータがほとんどないことから、ファッション産業が環境に与える影響をサプライチェーンの各段階で調査する。衣服の供給量や消費量、古繊維の回収量、サプライチェーンにおける各段階の環境負荷(CO2排出量、水資源管理、汚染防止・管理、廃棄物管理、自然資源管理など)を全国の企業や関係機関など約20カ所に聞き取りし、推定する。加えて、国内外の好事例の情報収集も行い、環境への負荷を軽減するために、消費者、国内企業、自治体、国などがどのような対応策を取り得るのかの報告書を今年度中に作成する。

 小泉進次郎環境大臣はかねてから、ファッション産業は国際的にも環境への負荷が大きいと指摘されていることから「ファッション抜きに日本のカーボンニュートラルを2050年までに実現することはできない」といい、「ファッションに無関心な人はいても無関係な人はいない。ファッションの問題に取り組むことで日本全体のライフスタイルをより脱炭素型、カーボンニュートラルに向けていくことが大事だ」と語っていた。環境省は9月、27人から成る「ファッションと環境」タスクフォースを立ち上げている。

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環境省がアパレル産業の環境負荷、初の調査へ タスクフォースも結成 小泉大臣が旗振り役

 環境省はサステナブルなファッション産業実現に向けて本格的に動き出した。まずは、日本国内のファッションに着目したデータがほとんどないことから、ファッション産業が環境に与える影響をサプライチェーンの各段階で調査する。衣服の供給量や消費量、古繊維の回収量、サプライチェーンにおける各段階の環境負荷(CO2排出量、水資源管理、汚染防止・管理、廃棄物管理、自然資源管理など)を全国の企業や関係機関など約20カ所に聞き取りし、推定する。加えて、国内外の好事例の情報収集も行い、環境への負荷を軽減するために、消費者、国内企業、自治体、国などがどのような対応策を取り得るのかの報告書を今年度中に作成する。

 小泉進次郎環境大臣はかねてから、ファッション産業は国際的にも環境への負荷が大きいと指摘されていることから「ファッション抜きに日本のカーボンニュートラルを2050年までに実現することはできない」といい、「ファッションに無関心な人はいても無関係な人はいない。ファッションの問題に取り組むことで日本全体のライフスタイルをより脱炭素型、カーボンニュートラルに向けていくことが大事だ」と語っていた。環境省は9月、27人から成る「ファッションと環境」タスクフォースを立ち上げている。

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「マルニ」とフランチェスコ・リッソが契約更新

 イタリア・ミラノ発のファッションブランド「マルニ(MARNI)」は、クリエイティブ・ディレクターのフランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)と契約を更新したことを12月22日に明らかにした。契約詳細は非公表だが、数年間は続投する見通しだ。

 リッソは「アレッサンドロ・デラクア(ALESSANDRO DELL'ACQUA)」「マーロ(MALO)」「プラダ(PRADA)」などで経験を積み、「マルニ」創業デザイナーのコンスエロ・カスティリオーニ(Consuelo Castiglioni)の後任として2016年にクリエイティブ・ディレクターに就任。4年間でアートを融合した独創的な世界観を表現しながら、多様性、サステナビリティなどの価値観を加えて、ブランドの新たなビジョンを打ち出してきた。

 親会社OTBのレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)会長は「フランチェスコは入社以来、クリエイティブ・ディレクターとしての役割を受け入れながら、『マルニ』のDNAをあらゆる部分で引き継いでいる。彼のユニークなリーダーシップは、スタイルからインテリアデザイン、マーケティング、そしてデジタルの世界全体に至るまで、彼の仕事のあらゆる側面をカバーしており、ビジョンを表現するために必要不可欠な素晴らしいグローバルネットワークを持ち合わせている。ブランドの新しい方向性を築き上げながら『マルニ』を自分のものにすると同時に、ブランドのさらなる活性化に貢献している。 これからも何年にも渡って協力していきたい」とコメントしている。

 リッソは「この機会を4 年前に与えてもらい、謙虚に取り組んできた。そして今新たに更新された契約に一層感謝したい。レンツォ・ロッソはじめ、OTB グループからの信頼と、チームからの献身がなければ、この数年間築き上げてきたことを成し遂げることはできなかった。さらなる創造性、誠実さ、そしてコミットメントとともに、ブランドをさらなる未来に導くことをとても楽しみにしている」と述べている。

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「あまりのおいしさに衝撃」 ユナイテッドアローズが老舗酒蔵とコラボ酒発売でワクワクを提案

 ユナイテッドアローズ(UA)と栃木の酒蔵「仙禽」がコラボレーションした日本酒「仙禽 × UNITED ARROWS」に注目だ。仙禽は、江戸時代後期・文化3年(1806年)創業の、栃木県さくら市にある蔵元で、11代目蔵元の薄井一樹氏は、元ソムリエというユニークな経歴を持ち、日本酒のドメーヌ化や、いにしえの技法により実現した完全無添加の「ナチュール・シリーズ」など、新しい日本酒のスタイルを発信し国内外で高い評価を受ける。そんな酒蔵とのコラボ日本酒を10月に青山ウィメンズストア1階の「UA BAR AOYAMA」と、原宿本店1階「UA BAR」で販売し完売。12月24日に再販(グラス900円、ボトル2500円、税込)が決定した。ファッションのセレクトショップを軸とするUAが、なぜ日本酒を作ったのかーー。

WWD:「仙禽」に出合ったきっかけは?

鈴木貴至・第一事業本部運営支援部開発推進課所属(以下、鈴木):数年前に「仙禽」の日本酒を飲み、あまりのおいしさに衝撃を受け、私がファンになったのがきっかけです。1年前にオープンした「UA BAR AOYAMA」でも「仙禽」を提供し好評でした。それでオリジナルでも作ってみたいと思ったんです。

WWD:1年に渡って3度、酒蔵を訪ねたとのことですが。

鈴木:「仙禽」のおいしさに衝撃を受けた後、当社からお願いして仙禽さんとつながることができました。伝統的な技術をベースにしながらも、200年という歴史に安住せず、革新的な酒造りに挑戦し続ける姿勢にまたも感銘を受けました。

WWD:200年も続く酒蔵と聞くと、昔ながらの“がんこ者”で話を聞いてもらえないのではないか、というイメージもあります……

鈴木:いえ、最初から歓迎していただきました。仙禽の薄井さんは非常に柔軟な考えをお持ちで面白がってくださいました。酒蔵へは、1年の間に3度訪問し、うち一回は酒造りに参加させていただきました。(コロナ外出自粛中はもちろん行っておりません)。薄井さんとは同世代ということもあり、東京でもお会いするなど親交を深めています。

WWD:酒造りに参加してどうでしたか?

鈴木:一番は酒蔵の皆さんが自分たちの酒に誇りを持っていて、楽しそうに酒造りをされているのが印象的でした。特別に麴カビを蒸米に振る作業も体験させていただきましたが、緊張感もあり気持ちが凛として清々しかったです。

WWD:コラボ日本酒「仙禽 × UNITED ARROWS」の最大のこだわりは?

鈴木:だんだん寒くなってくる季節に飲んで美味しい、ということを心掛けました。また、アッサンブラージュに使用した仙禽の日本酒それぞれの良さが表現できるように注意を払いました。

WWD:味について教えてください。

鈴木:酒蔵の皆さんからは、大変ありがたいことに傑作とおっしゃっていただきました(笑)。甘味と酸味が絶妙なバランスで調和していると思います。温度を変えて飲んでも表情が変わってくるので面白いです。

WWD:酒造りから学んだことは?本業のファッションに影響がありますか?

鈴木:歴史・伝統をベースした本物だからこそ、革新的なことができるのだと学びました。それはファッションも同様だと思います。

WWD:UAがカフェやバーを経営していることは知っていますがなぜ今、日本酒、しかもコラボだったのですか?

鈴木:私自身、日本酒が大好きで昔からさまざまな日本酒を飲んできましたが、若い人を中心に飲まず嫌いな人が多いなと感じていました。単純にこのワクワクする世界をもっと紹介したいというのが動機です。そういったこともあり、「UA BAR AOYAMA」では日本酒をラインアップに入れています。ファッション同様に日本酒含めお酒などは、コロナ禍にあって不要不急のものであるかもしれません。しかし、し好品こそが生活に彩りを添え、困難を乗り越える活力になると信じています。

WWD:今後は何を作る?

鈴木:これまでもクラフトビールで4度コラボレーションをリリースしたことがあり、UAの運営する飲食店がある以上は、ファッション同様にワクワクすることを提案していきたいです。

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元「メルシーボークー、」の宇津木えりが天然素材にこだわった新ブランド

 「メルシーボークー、(MERCIBEAUCOUP,)」元デザイナーの宇津木えりが、新ブランド「エリウツギ(ERIUTSUGI)」をスタートしたことを自身のインスタグラムで発表した。

 ブランドは「メルシーボークー、」のデザイナー退任後の8月に立ち上げ、「だれでも、いつでも、いつまでも着れられる服」をコンセプトにシーズンレスのベーシックアイテムを提供するという。素材は天然素材にこだわり、日本の工場や機屋、染色の職人とともにモノ作りを行っていく。2021年1月31日に受注で販売を開始し、同日にサンプルを試着することができるショールームを東京・神宮前に開く予定だ。

 宇津木デザイナーは「『eriutsugi』ブランドをスタートさせていただく事となりました。おかげさまでこのようにまた、服づくりができることに、感謝の気持ちでいっぱいです。みなさんに、喜んでいただけるような服づくりをしていくよう、頑張ります。これからもどうぞ、よろしくお願い致します」とコメントしている。

 宇津木えりは00年、ビギでファッションブランド「フラボア(FRAPBOIS)」を立ち上げたのち、05年にエイ・ネットに入社。06年3月に 東京コレクションで「メルシーボークー、」をデビューさせた。同ブランドが20-21年秋冬シーズンで終了が決まり、20年7月末でエイ・ネットを退社していた。

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全国のショッピングモール総数、2年連続で減少 コロナ禍も直撃 2020年速報値

 日本ショッピングセンター協会(以下、SC協会)は2020年の全国のSC総数が、閉鎖数(42)が開業数(40)を上回り3207(速報値)になったと発表した。SC総数は2019年に2003年以来16年ぶりに減少に転じており、2年連続の減少になる。かきいれどきである年末年始に政府から外出自粛の呼びかけが行われるなど新型コロナの感染が収束しない中、これまで消費の中心だったショッピングモールは転換期を迎えている。

 現在SC協会の清野智・会長は、「SCに限らずではあるが、コロナに始まり、コロナに終わった1年だった。外出自粛が呼びかけられる中、特に都心部のSCが大きな影響を受けた」と語った。1〜11月の販売統計では、緊急事態宣言が解除された後の6月以降は大都市以外が最大でも前年比17.2%減(9月)にとどまっているのに対し、大都市は10月をのぞき26.9%減(9月)〜17.1%減(11月)で推移している。大都市以外が2.3%増とプラスに転じた10月も、大都市8.3%減にとどまった。「スーパーなどの生活必需品を核としたモールが比較的堅調だったのに比べ、大都市のターミナルに位置する大型ショッピングビルなどは概ね苦戦した」(同)という。

 今年開業した40SCに関して衣料品比率(2019年18.0%→2020年17.1%)などの物販比率が減少する一方、飲食比率(19.0%→24.0%)が上昇する、というこの数年のトレンドが続いているものの、SC協会によると「飲食はコロナの影響を物販以上に強く受けている。物販が2〜3割減だとしたら、飲食は4〜6割減。大変厳しい状況が続いている」と指摘している。

 2021年にオープン予定のSCは35カ所。主要なものは「アミュプラザくまもと」(4月、店舗面積4万9000平方メートル)、「イオンモール川口」(春、同5万9000平方メートル)、「ビバモール蕨」(春、同2万3000平方メートル)、「ビバモール美原南インター(大阪府堺市)」(7月、同2万2000平方メートル)、「イオンモール白山(石川県白山市)」(夏、同7万3000平方メートル)、「西神中央駅ショッピングセンター(兵庫県神戸市)」(11月、同2万6500平方メートル)、「春日井商業プロジェクト(愛知県春日井市)」(秋、同4万平方メートル)、「ノリタケの森プロジェクト(愛知県名古屋市)」(秋、同3万7000平方メートル)などとなる。

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セットアップの次は “スリーピース”に注目! おしゃれ心くすぐる新発想コーデ

 “スリーピース”といえば、一昔前まではフォーマルな装いの代表的な組み合わせでした。でも近頃は、“脱スーツ”の新発想コーディネートが相次いでいます。たとえば、ベストやジャケットをはずして、代わりにブラウスやプルオーバーを組み込むセットアップなど、オーソドックスな“三つぞろい”の枠を越える、遊び心のある新顔スリーピースが続々とお目見え。一足早くファッショニスタは着こなし始めています。

 2021年秋冬の「グッチ(GUCCI)」のショー会場では、女優のアルバ・ロルヴァケル(Alba Rohrwacher)が3ピースをまとって参加。紳士風のテイストを生かしたジェンダーニュートラルな着こなしを披露しました。今回はオリジナル度が高いスリーピース・セットアップの新コーデをピックアップしてみました。

シャツ、ジャケット、パンツで凜々しくジェンダーレスに

 紳士服のスリーピースは“ベスト、ジャケット、パンツ”がお約束ですが、そこにベスト以外のピースが加わると意外感がアップします。軽快なワントーンコーデに仕上げたい場合は、シャツがおすすめです。

 写真の女性は、胸ポケットが付いたワークウエア風のグレーシャツが統一感を一段と高めています。すべての色味がそろったオールインワン風のコーディネートは凜々しさの極み。ダブルブレストのジャケットでさらにダンディーに味付けしています。足元はあえて正統派の革靴を避けて、黒スニーカーで軽快にハズしたテクニックにも注目です。

甘い色でフェミニンに寄せたコート入り三つぞろい

 ベストの代わりにコートを羽織ったダイナミックなスリーピースも登場。ロングコートを選べば、縦長効果のある“三つぞろい”にまとまります。

 ジャケット、コート、パンツのスリーピースをロマンティックなピンクで統一。アイテム自体は紳士風のセットアップですが、色の効果でフェミニン度がアップ。バッグやシューズも赤を選び、同系色でまとめました。バッグに重ねたビッグボウ(リボン)やピンクのサングラスが気分を盛り上げています。

キャップを生かした、ネオ英国調スリーピース

 新発想のスリーピースは“ウエア”だけにとどまりません。帽子やバッグ、靴などの小物類を取り入れた“3点セット”も試されています。

 英国風の正統派チェック柄でまとめたスカートとジャケットのコーディネート。キーアイテムはキャップです。ストリートコーデでおなじみのキャップですが、共生地で仕立てられた“3点セット”でスタイリングすれば、ブリティッシュトラッドの薫りが濃厚に。フリルのブラウスを合わせて、たおやかさも投入。趣深いミックスコーデに仕上がりました。

マスクが決め手のニューノーマル流セットアップ

 マスクが必需品となったニューノーマル下、セットアップの構成ピースにもマスクが名乗りを上げました。顔まわりのアイテムなので、印象の強さはベスト以上です。

 ビビッドなイエローの半袖シャツとパンツが作業着風のセットアップ。色と柄がお揃いのフェイスマスクがパンク感を添えています。ウィットを帯びたニューノーマル仕様のスリーピースは、長袖のカットソーとソックスを赤系でそろえて差し色に生かすことで、ハイストリートカジュアルなコーディネートが完成しました。

ドッキング風のモード感が高い複雑系3点セット

 一見ミニマルなジャケット、ベスト、パンツのオーソドックスな3点セットに見えますが、実際はドッキングやレイヤードを組み合わせた複雑なこしらえのこちら。セパレートに見えてオールインワン風の仕立てになっていたりと、入り組んだデザインが近頃は盛り上がっています。

 一輪挿しのようなフラワーモチーフがあちこちに施された個性派ディテールも、パンツスーツならキリッとしたムードを演出できます。パンツの裾をロングブーツに収めて履き口でたるませているのも、脚を細く見せる上級者テクニックです。

 スリーピースならではの“きちんと感”を保ちながらも、イレギュラーな“ベスト代わり”で遊び心を盛り込めるので、新発想の三つぞろいはおしゃれマインドをくすぐる着こなし。単品で着る選択肢もあり、その日の気分で楽しめる点でも使い勝手に優れ、今後さまざまなブランドから登場してきそうです。

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い

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「YSL」とJO1がパートナーシップ契約 「サポートを受けながら一緒にいいものを作っていきたい」

 コスメブランド「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT以下、YSL)」は、グローバルボーイズグループのJO1とパートナーシップ契約を結んだ。オフィシャル ビューティ パートナーとして2021年から一年間、同グループのステージやプライベートで使用するビューティ製品をサポートする。また、新製品のプロモーションモデルとしての起用やイベントの登壇などさまざまな取り組みを予定している。

 YSLは、12月23日に東京・表参道でオフィシャルパートナー就任会見と2021年1月1日発売の“ピュアショット エッセンス ローション”(150mL、8400円)の新製品発表会を開催し、「YSL」のブランドイメージに合わせたブラックのスーツを纏ったJO1のメンバーが登壇した。

 オフィシャル ビューティ パートナー就任についてメンバーの川尻蓮は「本当に光栄ですし、うれしく思います。そしてダンスや歌と同様に衣装やヘアメイクも合わせて僕達JO1のパフォーマンスだと思うので、サポートを受けながら一緒にいいものを作っていきたい」と意気込みを語った。豆原一成は「YSLのスキンケアは普段から使っていたので、このお話を聞いた時はすごくうれしかったです」とコメント。以前から“ピュアショット”シリーズを愛用していたという與那城奨は「“ピュアショット”シリーズは何度もリピートしていたので、こうしたすばらしい機会をいただき本当にうれしく思います」と笑顔を見せた。新製品“ピュアショット エッセンス ローション”について鶴房汐恩は「イベント前、メイクさんが顔につけてくれたときに『めっちゃいい匂いする』と思ったらこの製品でした(笑)。ぜひ男性にも使ってほしいです」とコメントし、会場の笑いをさそった。

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LGBTQ+フレンドリーなヘアサロンを全国に 「パンテーン」がサロン業界の意見を大募集

 P&Gのヘアケアブランド「パンテーン(PANTENE)」は、就職活動を経験したLGBTQ+の人たちと「自分を偽らず、自分らしさを表現できる就活」を考える“#PrideHair”プロジェクトに取り組んでいる。同ブランドはムーブメントをさらに広げるため、“#PrideHair・サロン”プロジェクトをスタート。

渡される雑誌、「週末は誰と?」
の質問がちょっと気まずくて
戸惑った

 ワークショップには10人の性的マイノリティの有識者と、4人のLGBTQ+フレンドリーなサロンスタイリストが参加した。ワークショップはまず、「LGBTQ+フレンドリーなヘアサロンとは?」の質問からスタート。すると参加者はまず、過去のちょっと気まずかったり、戸惑ったりした体験を語り出した。ゲイの男性は、「長年、美容室を転々とし、普段はおしゃべりなのに“コミュニケーションしたくないオーラ”を出していた」と語る。その理由は、サロンスタイリストから「今度の休日は何を?」と聞かれると、その次は「誰と?」の質問が続くから。スタイリストに悪気がなくても、「軽い偏見は、当事者には積もり積もってしまう。結果、『コミュニケーションしたくない』と思ってしまったのは、とても残念。でも、簡単に防げるハズ」と話した。トランスジェンダーの女性は、「当初はまだ『ロン毛のお兄さん』と思われ、席に着くと男性誌が配られた。しばらくは友達がヘアカット。女性誌が出てくるまで、大変だった」と語る。スタイリストにもカミングアウトしていたレズビアンの女性からは、「ショートにした時、『短くして男の子っぽくなったら、(隣のパートナーとの)バランスも良いね』と言われ、一気に信用できなくなった」という本音も飛び出した。

 一方美容師からは、今のサロン業界は「『メンズ専用クーポンを発行します!』などのプロモーションも多く、予約の段階から居心地が悪い」との指摘があった。

性別に縛られず
人間として受け入れ、
理想の髪型にしてくれると嬉しい

 FTMのトランスジェンダーの参加者は、現在はそれぞれ、お気に入りのヘアサロンを見つけているようだ。FTMのトランスジェンダーは、「長くてフワフワのパーマから、赤と黒の2ブロックに変えようと思ったとき、スタイリストが『めっちゃカッコいいですね。やりましょう!』と言って、理想通りに仕上げてくれた。過剰な対応ではなく、『そうなんだね』と受け入れ、理想の髪型してくれるのが嬉しい」。「お気に入りが見つかるまで、サロンではずっとウソをつき続け、『ごめん』って思っていた。お互いにハッピーじゃなかった」と言うレズビアンの女性も、「『できる女にしてください』と言うと、キャラも含めて、私と言う人間を掴んでくれる。美容師は、その能力に長けている。隠さず、楽にコミュニケーションできるのが心地よい」と続ける。男性や女性、LGBTQ+やストレートなどの「ラベル」は不要で、一人の人間として接する重要性を説いた。

 FTMのトランスジェンダーからの「どんなに『短く』とお願いしても、ボーイッシュな女の子のショートカットだった」という声を踏まえ、ゲイの男性は「『短い』というイメージは人それぞれだから、LGBTQ+の写真やイラストを集めてカタログ化するなど、写真やビジュアルでイメージを共有できるようにしたら?」とのアイデアを提案。さらには、隣の利用客の偏見に満ちたコメントにスタイリストが“乗っかって”しまい「今、ここでは絶対カミングアウトなんてできないな」と思った経験があるゲイの男性は、「LGBTQ+フレンドリーなサロンのスタンスを、お客さんにも表明できるようになれば」と願う。

宣誓・共感してくれるサロンを
増やしてLGBTQ+に情報提供

 ワークショップ2つ目のテーマは、プロジェクトをヘアサロン、そして当事者に知ってもらうための手段について。LGBTQ+フレンドリーなヘアサロンを増やす術について、先駆的なサロンスタイリストは「他の美容師の体験談を知ることができたら、接客は変わる。策定するガイドラインを解説するセミナーがあれば」とリクエスト。インクルーシブ(包摂・包括性。個々の違いを受け入れつつ、それを踏まえて仲間だと捉える考え方)なプロジェクトゆえ、チェックリストを設けて遵守できれば合格などとするのではなく、「ガイドラインを手に取り、読んで、深く理解したければ機会を設け、共感してくれたら賛同サロンと認定して良いのでは?」や「『これからLGBTQ+フレンドリーなサロンを目指すんだ』と宣誓してくれれば十分ではないか?」などの考えが多かった。
 
 賛同サロンが簡単に探せる情報提供は、LGBTQ+の当事者とヘアサロンの双方にとってメリットがあるという。情報の可視化についてのアイデアも飛び交った。

 またサロンに広げるには「LGBTQ+が人口の何パーセントに及ぶかを説明し、『ビジネスのためフレンドリーにならなくちゃ』と思わせる現実路線も必要」という意見、当事者に伝えるには「ドラァグクイーンがユーモアを交えてサロンに『ダメ出し』を連発して、改善し、LGBTQ+フレンドリーなサロンになるまでの動画をアップしたら?」などのユニークなアイデアも飛び出した。

トランスジェンダーが実体験語る
動画には当事者もアライも賛同

 「パンテーン」は、“#PrideHair”というハッシュタグのもと、実体験を伝えながら皆でより良い就活のあり方を考える活動をスタート。トランスジェンダーが就職活動の実体験を語る動画の再生回数は2000万回を超え、当事者のみならず、LGBTQ+をサポートしたいと願うアライの賛同も多かった。一方でジェンダーに対する誤解や思い込みは少なからず存在し、「知らなかった」「気づきを与えてくれてよかった」などの反響も届いたという。これを受け「パンテーン」は、ヘアサロンが「誰もが、自分らしい髪になれる場所」になることを目指し、ガイドラインの策定をスタート。今後は活動を広めて賛同サロンを増やし、ユーザーがLGBTQ+フレンドリーなヘアサロンを簡単に見つけられるような情報提供も考える。ガイドラインは、2021年の1月下旬に発表したい考えだ。同ブランドは「#PrideHair」と言うハッシュタグで、プロジェクトに賛同するヘアサロンや個人の声を募集している。

 P&Gでは、役員や人事部門、面接官に対してLGBTQ+をはじめ、多様性への理解を深める研修を実施している。面接を行う社員の先入観を少しでも排除するため、14年からはエントリーシートの写真欄を削除、19年には性別欄に“その他”という選択肢を設定した。21年には生年月日情報も削除することで、年齢による先入観も排除する。

問い合わせ先
パンテーン

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売らない百貨店「ノードストローム・ローカル」の狙い 鈴木敏仁のUSリポート

 アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。百貨店が淘汰の波に洗われる中、大手のノードストロームが新しい店舗の実験を行っている。EC(ネット通販)時代を象徴する新しい百貨店とは?

 百貨店のノードストローム(NORDSTROM)がロサンゼルスで実験している小型フォーマットを2店舗追加すると発表した。店舗の名称は「ノードストローム・ローカル」(以下、ローカル)。ロサンゼルスに2店舗とNYマンハッタンに2店舗と現在4店舗営業中で、これに2つ新たに加わることになるので計6店舗となる。

 この超小型店舗、1号店と2号店をロサンゼルスにオープンして実験を開始したのは2017年のことだった。NYマンハッタンへの出店は昨年で、本体のマンハッタン初進出に合わせて近隣にオープンさせている。物販を目的としておらず、非常にユニークなコンセプトで注目しているのだが、今回の2つ追加によって小型フォーマットは彼らの計画の中で今も動いていることを確認できた。

わずかな商品と豊富な機能・サービス

 どういう店なのか、NYマンハッタンの店舗を参考にして紹介しよう。

 2店舗出店しているが、1つはセントラルパークの東側(アッパーイースト)、もう1つはグリニッチビレッジで、双方ともに高所得層エリアだ。特にセントラルパーク周辺は高級マンションが立ち並ぶ「超」がつく富裕層が多い地域である。私が訪問したのは前者だ。店舗面積は167平方メートルで、ブティックや中小商店が利用する規模である。

 店内には販売用の商品はごくわずかしかない。やっていることをざっと並べると、ネット販売のピックアップと返品、洋服のお直し、スタイリストによるスタイリングのアドバイス、ラッピング、靴の修理、ベビーカーの掃除、洋服の寄付受付といったところである。

 入り口を入るとすぐ左側にネット販売ピックアップ用のラックが置かれ、オープンしてすぐに訪問したときはすでに商品が並んでいて、ニーズの高さを実感した。その真向かいにはサービスカウンターがあって、ピックアップや返品の作業を店員がこなしている。昨年のオープン時にはメーシーズ(MACY'S)やコールズ(KOHL’S)といった競合百貨店の返品も受け付けると発表して驚かされた。ノードストロームの無条件返品は昔から有名だが、さすがに他社の返品を受け付けると公言する企業は聞いたことがない。

 また入り口を入ってすぐ右側には寄付用のスペースが割かれている。アメリカは税控除になることもあって衣服を中心として不必要になったものを捨てずに寄付する人が多く、その受け皿としてサルベーションアーミー(救世軍)という大きな組織からローカルベースの小さなNPOなどたくさん全米で活動している。この店は近隣のNPOにスペースを提供していて、お客が持ち込んだ専用の大袋が詰まれていた。

 店の半ばあたりにはミシンが2台置かれてプロが常駐、お直しを請け負っている。奥にはドレッシングルームがあるので、例えばネットで買ったものをストアピックアップとして、試着してその場で直すということも可能である。私が訪問したときは数人が店員とやりとりしていた。

 ドレッシングルーム周辺はスタイリングエリアで、常駐しているスタイリストがお客にアドバイスする。訪問時にはお客が熱心にスタイリストと話をしていた。ネットで予約を取ることも可能である。

お客の選択肢を増やす面戦略

 紹介したのはNYマンハッタンのアッパーイーストサイドの店舗で、他の店舗もほぼ同じ構成のようだが、地域のニーズによって提供するサービスを変えると言っているのでまったく同じというわけではない。

 既述したように店内に販売用の商品はごくわずかで、一見して物販を目的としていないことが分かる。ノードストロームはこの新しいフォーマットに売り上げを求めていないのだ。コミュニティの中にある小さなサービスハブとしてお客との新たな接点を作ろうとしているのだろう。

 同社はこれをマーケット戦略と呼んでいる。ノードストロームやノードストローム・メンズといった旗艦店舗とオフプライスストアのノードストローム・ラックを主軸として、その周辺にローカルを配して補助的な存在として機能させる、日本語で言うところの「面戦略」である。

 ちなみにネット通販のストアピックアップでフォーマットの壁を壊し、例えばラックのネット通販で買ったものをノードストロームでピックアップしたり、ノードストロームで買ったものをローカルでピックアップしたりと、お客は自由に選べるようになった。機動性の高いローカルをピックアップハブとしても機能させようとしているのだろう。

 リモートや非対面ばかりに焦点が当てられる昨今だが、対面サービスはこれからも変わらず重要だと私は考えている。ローカルタッチはファン作りにも寄与することだろう。ノードストロームの新たな挑戦は注目に値すると思っている。

鈴木敏仁(すずき・としひと):東京都北区生まれ、早大法学部卒、西武百貨店を経て渡米、在米年数は30年以上。業界メディアへの執筆、流通企業やメーカーによる米国視察の企画、セミナー講演が主要業務。年間のべ店舗訪問数は600店舗超、製配販にわたる幅広い業界知識と現場の事実に基づいた分析による情報提供がモットー

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YKKファスニングアワード、グランプリは名古屋モード学園の太田三稜さんと上田安子服飾専門学校の佐竹剛さん

 YKKはこのほど、学生を対象としたファッションデザインコンテスト「YKKファスニングアワード」の受賞者を発表した。アパレル部門のグランプリは名古屋モード学園の太田三稜(みくり)さん、ファッショングッズ部門のグランプリは上田安子服飾専門学校の佐竹剛さんが受賞した。グランプリ受賞者には賞金100万円と副賞のYKKファスニング製品5万円相当、20回目の記念賞としてJUKI製の職業用ミシンとアーバンリサーチ店舗での作品展示が授与される。

 アパレル部門グランプリの太田さんは、「パーツごとに樹脂バックルを用いて留める箇所と留めない箇所の間で生まれる“遊び”で、バックルの新しい価値を提案した」という。審査員からは「間から生まれる遊びを生かした作者の感性の高さと完成度の高さを評価した。日本文化の間から生まれる美しさにも重なった」とコメントしている。

 ファッショングッズ部門グランプリの佐竹さんは、「アウトドアのテクニカルな機能と命を守る機能を日常でも使えるよう、ファッション性を含めたデザインにした」という。審査員からは「今の時代にフィットしており、コロナ禍でも才能に溢れ、前向きなクリエイティビティーにとても将来性を感じた」とコメントしている。

 「YKKファスニングアワード」は学生向けのコンテストとしては日本最大級のコンテストで、今年で20回目。全国から5865点の応募があった。YKKファスニングアワードの歴代受賞者には「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」の丸龍文人(第3回優秀賞)デザイナーらがいる。審査員はアーティストの舘鼻則孝、「ソマルタ」の廣川玉枝、デザイナー/モデリストの坂口英明、デザイナーの藤田恭一、アーバンリサーチの村手謙介「バイヤーズセレクト」ブランドディレクター、大谷裕明YKK社長が務めた。

■第20回「YKKファスニングアワード」受賞者
アパレル部門
グランプリ:太田三稜(おおた・みくり、名古屋モード学園)
優秀賞:佐々木千枝(ささき・ちえ、ドレスメーカー学院)
審査員特別賞:川部竜雅(かわべ・りゅうが、文化服装学院)
YKK特別賞:金田名央(かねだ・なお、ドレスメーカー学院)

ファッショングッズ部門
グランプリ:佐竹剛(さたけ・ごう、上田安子服飾専門学校)
優秀賞:KIM HYUN SOO(きむ・ひょんす、文化服装学院)
審査員特別賞:蒲田将(かまた・しょう、ファッション文化専門学校DOREME)
YKK特別賞:根岸渓介(ねぎし・けいすけ、文化ファッション大学院大学)

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ロレアルが日本のドクターズブランド「タカミ」を買収 スキンピールが人気

 ロレアル(L'OREAL)は、日本発ドクターズブランド「タカミ」を製造販売するタカミを買収する。取引額は明かされていないが、今後数週間以内に取引が完了する予定だ。タカミは東京・表参道にある2つの皮膚科クリニック「タカミクリニック」の創始者である高見洋医師が所有するスキンケアブランド「タカミ」をライセンスで製品を開発・販売。ロレアルは今回、タカミの買収に伴い、高見医師とのブランドライセンス契約を長期間更新した。

 「タカミ」は1999年に設立されたプレミアムスキンケアブランドで、角質ケアに特化。中でも主力製品の角質美容水“タカミスキンピール”は、今年誕生15周年を迎えたベストセラーだ。中国でも人気の製品で、「リトルブルーボトル(小藍瓶)」として知られている。製品は銀座にある路面店のほか、百貨店やバラエティーストア、サブスクリプション型のECで展開している。なお、ブランドの売上高は2019年に約68億円だった。一方、タカミクリニックは高見医師が99年に表参道に開院し、毛穴やニキビケアで知られている。

 シリル・シャピュイ(Cyril Chapuy)=ロレアル リュクス プレジデントは「『タカミ』ブランドを当社のポートフォリオに迎えることができ、大変うれしく思う。アジアにおける『タカミ』の高い定評は、その品質の高さに匹敵する。同社のプレステージビューティトリートメントの専門知識とオムニチャネルの販売網は、ロレアルリュクスのブランドポートフォリオにおいて極めて補完的だ」と話す。一方岡村雄嗣タカミ社長兼オーナーは「美容皮膚科タカミクリニックのノウハウから生まれた私たちの製品は、日本の消費者の高い要求水準を満たす品質と効能を提供している。日本での21年間の成長を経て、世界をリードするビューティカンパニーであるロレアルグループの一員となり、その科学的・国際的な専門知識を得てブランドをさらに発展させていく」とコメント。

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ロレアルが日本のドクターズブランド「タカミ」を買収 スキンピールが人気

 ロレアル(L'OREAL)は、日本発ドクターズブランド「タカミ」を製造販売するタカミを買収する。取引額は明かされていないが、今後数週間以内に取引が完了する予定だ。タカミは東京・表参道にある2つの皮膚科クリニック「タカミクリニック」の創始者である高見洋医師が所有するスキンケアブランド「タカミ」をライセンスで製品を開発・販売。ロレアルは今回、タカミの買収に伴い、高見医師とのブランドライセンス契約を長期間更新した。

 「タカミ」は1999年に設立されたプレミアムスキンケアブランドで、角質ケアに特化。中でも主力製品の角質美容水“タカミスキンピール”は、今年誕生15周年を迎えたベストセラーだ。中国でも人気の製品で、「リトルブルーボトル(小藍瓶)」として知られている。製品は銀座にある路面店のほか、百貨店やバラエティーストア、サブスクリプション型のECで展開している。なお、ブランドの売上高は2019年に約68億円だった。一方、タカミクリニックは高見医師が99年に表参道に開院し、毛穴やニキビケアで知られている。

 シリル・シャピュイ(Cyril Chapuy)=ロレアル リュクス プレジデントは「『タカミ』ブランドを当社のポートフォリオに迎えることができ、大変うれしく思う。アジアにおける『タカミ』の高い定評は、その品質の高さに匹敵する。同社のプレステージビューティトリートメントの専門知識とオムニチャネルの販売網は、ロレアルリュクスのブランドポートフォリオにおいて極めて補完的だ」と話す。一方岡村雄嗣タカミ社長兼オーナーは「美容皮膚科タカミクリニックのノウハウから生まれた私たちの製品は、日本の消費者の高い要求水準を満たす品質と効能を提供している。日本での21年間の成長を経て、世界をリードするビューティカンパニーであるロレアルグループの一員となり、その科学的・国際的な専門知識を得てブランドをさらに発展させていく」とコメント。

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鳥貴族、営業赤字なのに「受取清算金」約2億円で経常黒字に。これってリベート? 教えて、大倉社長!

 鳥貴族が、2021年7月期の第1四半期決算(8〜10月)で、「奇妙」な数字を発表した。東京都、大阪府、愛知県で時短営業要請があった影響で、営業赤字になったが、営業外収入で「受取清算金」2億円弱を計上する事で、経常黒字になった。なんか釈然としない決算。取引先から搾り取ったのか? 大倉忠司社長に聞くと・・・。
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2021年はアパレル復興の年となるのか 「13のレス」と「5つの施策」 小島健輔リポート

 ファッション業界の御意見番であるコンサルタントの小島健輔氏が、日々のニュースの裏側を詳しく解説する。新型コロナウイルスによる大打撃に襲われた2020年の小売業界。あぶり出された課題と、21年にすべきことは何かを整理する。

 オリンピックとインバウンド期待から一転してコロナが世界を襲って鎖国状態となり、経済も生計も生活もシュリンクしてアパレル業界は壊滅的な打撃を受けた2020年だったが、ようやくワクチン接種も始まる2021年はアパレル復興の年となるのだろうか。

2020年は清算と破局の年だった

 コロナ禍に直撃された2020年は旅行・宿泊、エンタメ・イベント、飲食から百貨店やアパレルまで売り上げが激減し、閉店や人員整理、廃業や破綻が広がったが、その多くはコロナ前から問題を抱え、あるいは崖っぷちまで追い詰められていた業界や企業だった。コロナ禍でその清算を迫られ、廃業や破綻に至ったケースもあれば、事業や資産を切り売り店舗や従業員を整理して生き延びたケースもあったが、「それで清算は終わったのか」「復興への道筋は立ったのか」が問われざるを得ない。

 過去のツケを清算し切ったのなら21年は復興あるいは新創業に注力できるが、ツケを清算できず過去のしがらみを引きずったままでは悪戦苦闘の泥沼を抜けられない。資本蓄積の厚さゆえ事業が行き詰っても何年も生き延びるのはレナウンの例を見るまでもないが、それゆえ抜本的な転換に踏み切れず場当たり対応を続ければ阿鼻叫喚の終末を迎えることになる。21年も前半まではツケの清算を引き延ばした企業のリストラや破綻が続くのではなかろうか。

 ワクチン接種が順調に進んだとしても全国民に行き渡って日常が戻るのは夏近くになるだろうし、コロナ禍で加速したアパレル離れとカジュアル化・低価格化が早々に終わるとも思えない。緊急事態宣言下で販売機会がなく持ち越された大量の春物・初夏物在庫も新作の販売を圧迫するから、春物・初夏物に期待はかけられない。本格的な回復は夏物あるいは秋冬物からになるだろうが、そこに商機を仕掛けるなら後述する5項目を着々と推し進めておくべきだ。

2021年の13の「レス」

 2020年はコロナ禍で従来の販売方法や事業体制が行き詰まり、OMO(オンラインとオフラインの融合)とDX(デジタルトランスフォーメーション)が急進してさまざまな「レス」が広がったが、21年はその流れに拍車がかかり成否・優劣が明らかになる。

 日本フードサービス学会理事の白鳥和生氏(日本経済新聞社)は「7つの『レス』が加速する」と提じているが、その多くはアパレル業界にも通じるものだ。

(1)タッチレス(非接触経済、スキャン&ゴー)
(2)キャッシュレス(現金は触らない、ポイント経済)
(3)ストアレス(EC、レジレス、売らない店舗)
(4)ストレスレス(少ストレス購買チャネルへシフト)
(5)ペーパーレス(チラシ販促からアプリへ、EDLP※1
(6)ボーダーレス(業種・業態を超えた競争と融合)
(7)コードレス(規則や常識が変わる、なくなる)

※カッコ内の説明も白鳥和生氏による

 これをアパレル業界に置き換え、ストアレスはボーダレスに吸収し、新たに7つの「レス」を加えたい。20年はサックレス(レジ袋廃止)もあったし、これらにジェンダーレスを加えたい向きもあるだろう。

(1)タッチレス(非接触販売/フィッティング、非接触精算・決済※2
(2)キャッシュレス(ID・生体認証、二次元コード・近接通信決済)
(3)ペーパーレス(オンライン発注・検品・請求)
(4)ストレスレス(C&C顧客利便、接触回避)
(5)ボーダレス(ネットと店舗の融合、業種・業態を超えた競争と融合と協業)
(6)コードレス(規則や常識、TPOが変わる)
(7)オフィスレス(リモートワーク、痛勤レス)
(8)ワークレス(無駄な作業や手続きを無くす、自動化・オンライン化する)
(9)タイムレス(リードタイムや待ち時間を短縮する、なくす)
(10)ロスレス(値引きや残品のロスを減す、なくす)
(11)在庫レス(不要な在庫を持たない、C2M受注生産とVMI)
(12)コストレス(高コストな販路や物流から低コスト販路や物流へ)
(13)マウンティングレス(無意味な優越競争や序列意識と縁を切る)

※1.EDLP(Every Day Low Price)…セールに頼らずお値打ち品を常時低価格で販売する価格政策。セール依存のH&L(High & Low)価格政策と対比して使われる
※2.決済と精算…「決済」はID認証あるいは生体認証して登録決済口座と紐づければ済むが、「精算」はどの商品を何点購入したか確認する必要があり、ICタグセンサーや画像解析AIで照合する

アパレル再生の2021年にやるべきこと

 前を向いて具体的な手を打つ前に、まずは過去の「清算」を終わらせておくべきだ。壁に当たった販路や事業を無理やり引きずっては傷口が広がるばかりか、ヒトモノカネの企業資産が非効率事業に寝て前へ進めなくなる。思い切り清算したうえで、ヒト・モノ・カネを集中させるべきは以下の5項目ではないか。

(1)デジタル連携で分断無きサプライ流を創る
DX投資を契機に、力任せロット勝負の水平分業で在庫も利益もリスクも抱え込み企画〜生産〜販売の商流を分断する一括調達型SPAの愚行を一掃し、在庫を抱えずオンライン連携で分断無きサプライ流を創る。スマートファクトリー※3を軸としたパターンオーダーのC2M※4、定番的継続商品のVMI※5がその回答であることは言うまでもない。

(2)短サイクル小ロット高回転のバイイングSPAに徹する
ファストなトレンド商品はC2MやVMIには向かないから、短サイクル小ロット調達で高回転させるバイイングSPAに徹するべきだ。好立地の2〜3ダースまでの店舗展開なら調達リードタイムも販売消化も4週以内で回せるから値引きや残品のロスも限られ、一括大量調達より利幅は薄くても高交叉比率で高収益が期待できる。

(3)低コスト適正規模に徹して効率と「勝てる価格」を実現する
VMIはともかくC2MやバイイングSPAには市場規模と生産・調達効率が見合った適正規模があり、それを超えると効率が落ちて収益が圧迫されることが多い。勢いに乗って拡大するとロスとコストが肥大して「お値打ち価格」が維持できなくなり、競争力が落ちて守勢を余儀なくされる。拡大を望むなら、同じ仕組みで異なるカテゴリーか異なるマーケットを切り開くべきだ。

(4)ローカルOMOとテザリング※6でサプライの最適化と顧客利便の最大化を図る
OMOによる顧客利便の最大化は店舗在庫引き当てによるクリック&コレクト(C&C)※7(受け取りが速く物流費も格段に安い)であり、ローカルマーケティングとテザリング、ローカル宅配の仕組みが不可欠だ。それは同時にサプライの最適化と在庫効率の最大化を両立させるから、顧客利便の最大化(=売り上げの最大化)と合わせて“三方良し”が実現する。その構築にはECと店舗の在庫を受注に一元引き当てするデータプロセシングが必須だが、テザリングと店舗渡しや店舗出荷のアナログな仕組みと手順が実際の運営効率を大きく左右する。一元引き当てが一時間ごとのトランザクションなどバッチ段階でもテザリングはサプライと在庫効率を大きく改善するから、先行して体制を確立しておくのが正解だ。

(5)店舗運営の省人化と販売職のOMO多能職化で人時生産性を飛躍的に向上させる
アパレル販売のがんは店舗販売の人時生産性の低さであり、ECとは10倍も格差がある(ECの1人当たり年間売上額は億単位)。その解消には店舗の大型化やレイアウト改善に加え、決済・精算のセルフ化や在庫管理・マテハン作業の効率化が不可欠だが、RFIDタグを欠いては進めようがない。テザリングや店出荷のピッキングでも、RFIDタグがあれば手早くレーダー探索できる。タグ(正確にはインレイ)の単価も急速に下がっているから、何を置いても最速最優先で全面導入するべきだ。

 コロナ禍のECシフトで業務のOMO化(デジタル化・リモート化)が急進する販売職だが、デバイス(端末機器)やアプリが揃わないとスキルの習得も遅れる。もはや実験段階でなく全員OMO戦力段階だから、投資と熟練を急ぐべきだろう。

※3.スマートファクトリー…企画段階とデジタルに連携して短時間生産するCAD/CAM装備の工場で、消費地に近い場所に立地する
※4.C2M(Customer to Manufactory)…ネットやショールームで受注してからデジタル生産や3Dプリンタで素早く生産して“個客”に届けるパーソナル対応の無在庫販売手法
※5.VMI(Vendor Managed Inventory)…あらかじめ定めた陳列棚割と販売計画に基づいてベンダーに在庫管理と補給(補充生産も含む)を委任する取引形態
※6.テザリング…店舗間で在庫を融通して在庫効率を高めるローカル・ディストリビューション手法で、修理加工の集約やC&Cの店出荷と連携される
※7.クリック&コレクト(C&C、Click&Collect)…ECから店舗に取り寄せて試したり受け取ったりできること。一括配送の店舗物流を使うから送料無料で、店在庫を引き当てれば倉庫から出荷するより受け取りも早くなる。コロナ禍では食品スーパーなどのカーブサイド・ピックアップ(駐車場受け取り)も広がった。売り手にとっては顧客利便と在庫効率を高め物流費を抑制するOMO(ネットと店舗の融合)戦略

小島健輔(こじま・けんすけ):慶應義塾大学卒。大手婦人服専門店チェーンに勤務した後、小島ファッションマーケティングを設立。マーケティング&マーチャンダイジングからサプライチェーン&ロジスティクスまで店舗とネットを一体にC&Cやウェブルーミングストアを提唱。著書に店舗販売とECの明日を検証した「店は生き残れるか」(商業界)、12月11日に出版した「アパレルの終焉と再生」(朝日新書)

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スシローの居酒屋「杉玉」、九州初上陸。170席の大箱だが、サラリーマンまみれ。閉店居酒屋の後継で店舗増やしそう

 12月10日、スシローの居酒屋業態「鮨・酒・肴 杉玉 博多駅」がオープンした。関東・関西では12月10日時点で27店舗を展開し、九州は初出店。閉店した大型居酒屋を改装したビルの地下1階で、フランチャイズ店だ。さらに170席と超大型の店舗ながら、博多駅から徒歩3分の大通り沿いという絶好の立地。開店景気もあるが、お客は入っている。
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