アシックスがニューヨーク5番街の旗艦店を閉店

 アシックスが、米ニューヨークの旗艦店「アシックス フィフス アベニュー フラッグシップ(ASICS 5th Avenue Flagship)」を12月に閉店した。新型コロナウイルス感染症の収束が不透明な中、店舗営業の継続リスクなどを踏まえて決定した。これに伴い、2020年12月期に賃貸借契約解約損と減損損失を約23億円計上する見込み。今後、北米事業のさらなる収益改善を図る。

 同店は17年に米国初の旗艦店として、高級ショッピングエリアのニューヨーク5番街にオープン。「アシックス(ASICS)」と「アシックスタイガー(ASICS TIGER)」を扱い、ランニングからスポーツ、ライフスタイルまで幅広いカテゴリーをそろえていた。

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ラフ・シモンズと私 エディターズレター(2020年10月2日配信分)

※この記事は2020年10月2日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

ラフ・シモンズと私

 ラフ・シモンズが加入した「プラダ」は、胸元で握りしめたケープにより“未だベールに覆われている”感もありますが、「これから楽しみ!!」なカンジになりました。トライアングルのモチーフや素材使い、ミニマルなムードは「プラダ」のまま、ますます顕著になったアート志向や工業的デザインはラフ・シモンズの得意技。まさにミウッチャ・プラダとラフ・シモンズ、2人の共同クリエイティブ・ディレクターがイーブンな立場で働いたコレクションだなぁ、と痛感しました。以後、素敵なマリアージュになりそうです。

 とっても嬉しかったのは、コレクションの直後に公開した、ミウッチャ・プラダとの対話で笑顔を見せたことでした。

 10年以上前になりますが、彼には一度、まぁまぁな長さのロングインタビューをしたことがあります。ちなみに以後は、バックステージでショートインタビューを1回、日本で1回、残りの突撃は玉砕続きです(笑)。

 パリで発表した「ラフ・シモンズ」のコレクションについて、パリメンズが終わった翌日、ショールームに赴きました。「ジル サンダー」のトップも手掛けていた頃のお話です。「ジル サンダー」の香水に関する打ち合わせで遅れているとのことで、2時間くらい待った記憶があります。そして今はもうそんなコトありませんが、当時の「ラフ・シモンズ」は、ショールームでも「サンプルを着ちゃダメ」なブランドでした。撮影なんて、もってのほかです。今だったら「そんなバカな!!」と反論の1つも試みるでしょうが、当時はまだビビっていました。ただひたすらに彼を待っていた記憶があります。2時間遅れのラフは、開口一番「Tired(疲れた)」と呟き、ますますビビります(笑)。「君は、僕に会うには若すぎる」的なジャブも繰り出され、「いや、もう30過ぎてます」と返すと「そうか。驚いた」との答えでした。今思えば、ジョークだったのでしょうか?

 振り返れば、もっとも緊張したインタビューの1つです。もはや内容はほとんど覚えていませんが、「イーストパック」とのコラボレーションが始まり、多くのモデルが巨大なバックパックを担いで、ケミカル・ブラザーズの「ALL RIGHTS REVERSED」をBGMにランウエイを闊歩したシーズンでした。インタビューで最後に「あなたなら、あの巨大バッグに何を入れて、どこに行く?」と聞くと、「夢だよ。少年はいつも夢でいっぱいなのさ」と笑って返され、胸を撃ち抜かれました。

 以来、世間はミニマリストと評する、彼の人間臭さが大好きです。「ジル サンダー」のラスト・コレクションでの号泣、映画「ディオールと私」で垣間見せたプレッシャー、そして早々に破談となった「カルバン・クライン」を去った直後に見せつけた怒りに溢れるコレクション。感情をグラフ化したら乱高下していた印象の彼が、ミウッチャとの対談で見せた笑顔に、新たな時代の訪れを勝手に感じたのです。

 10歳の子どもからの「ファッションデザイナーになりたいんだけど」なんて質問にもにこやかなラフを見て、「自分もずっと、こんな風に笑える人でありたい」と思いました。それが、豊かな人生の秘訣ですよねぇ。最近、非常にバタバタしており、心の余裕をなくしかけておりました。あらためなければ!

 ということでワタクシ、本日はお休みをいただきます。ので、来週月曜日のお手紙はありません!長々、「週明け、お手紙を休みます」というお手紙をお送りしてしまいました(笑)、ゴメンなさい。次回は、水曜日。夏休みはまだ消化しきっていないので、どこかでまた会社を休み、お手紙もお休みするかもしれません。悪しからず、です。

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「エトヴォス」から初のクッションファンデーションが登場

 「エトヴォス(ETVOS)」は2月17日、スキンケア発想のベースメイク“ラシャススキン シリーズ”からブランド初のクッションファンデーション“ミネラルグロウスキンクッション”(レフィル・パフ付き4800円、ケース1000円)を発売する。UVカット(SPF32・PA+++)効果があり、全3色をラインアップする。

 同アイテムは、3種のヒト型セラミドや保湿成分を配合し、バリア機能に大切な潤いを補いながら乾燥小ジワを目立たなくする。べたつきにくい、さらっとした美容オイルを採用し、オイルベースでありながらもみずみずしく伸びの良いテクスチャーが特徴だ。肌の透明感を演出するレフ板パールが光を反射し、シワやシミ、毛穴を自然にカバーしながら立体感のある艶肌をかなえる。クレンジング不要で石けんで落とすことが可能だ。

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気温低下を受けてしまむら、無印、ユニクロの12月度は前年超え 緊急事態宣言で「客足減は必至」

 専門店チェーン、セレクトショップの2020年12月度売上高(既存店ベース)は、月後半の気温低下を受けて前年実績を超えたという企業が多かった。ただし、19年12月は暖冬によって苦戦したという声が強かったため、その反動という面もある。コロナ禍でも一定の売り上げを築ける企業の顔ぶれが定着した一方で、復調の兆しが見えない企業も固定されている。

 「ファッションセンターしまむら」のECを含む既存店売上高(11月21日~12月20日)は、前年同期比11.3%増。19年12月が同9.0%減だったという面はあるものの、これで4カ月連続の2ケタ増となった。「急激な冷え込みとなった後半にプルオーバーやボトムス、発熱素材の肌着などが売れた」。

 「無印良品」を運営する良品計画の直営既存店とECの合計売上高(12月1~31日)は前年同月比9.4%増。19年12月も同9.8%増と好調で、そこからさらに伸ばした。引き続き人気の食品をフックに客数が同13.2%増と伸び、全体を底上げ。衣服・雑貨でも靴下やパジャマ、防寒アウターなどが売れ、売り上げは同1.4%増となった。12月3日にオープンした「無印良品 東京有明」も「計画を超える売り上げ」で推移しているという。

 ユニクロの実店舗とECの合計売上高(同)は同6.2%増。19年12月は暖冬で同5.3%減だったため、これで一昨年並みに戻したことになる。客数も同0.3%増と、コロナ第三波の中ではまずまずの数字。「年末感謝祭を前年より2日間長く実施するなどにより、密を避けつつ集客ができた。売れ筋は“ヒートテック毛布”やラウンジウエア、室内での防寒を意識していると思われる“ヒートテック”のボトムスなど」といい、“巣ごもり”ホリデーシーズンのニーズをつかんだ。

 ワークマンの既存店売上高(同)は同6.1%増。「防寒アウターや発熱素材のボトムスやインナー、タイツが好調だった。また、降雪があった日本海側地域では、防寒長靴やブーツ、手袋なども売れた」。

 ユナイテッドアローズ(UA)の実店舗とECの合計売上高(同)は、ビジネスニーズの落ち込みを受けて引き続き同21.7%減と苦戦。他社が軒並み好調なEC売り上げも同0.2%減と落としているが、これは「20年春夏で『エメル リファインズ(EMMEL REFINES)』事業を終了したこと」「ECでもビジネスニーズの商品の売れ行きが弱いこと」「19年は暖冬による在庫整理にために早期から行っていたVIP顧客向けセールを20年は後ろ倒ししたこと」などが影響したと見ている。

 首都圏では再度の緊急事態宣言の発令が見込まれている。19年の4~5月ほどではないものの、消費ムードの落ち込みは今後避けられなさそうだ。「デベロッパー側が時短営業に踏み切るのなら従うが、感染予防は徹底しつつ可能な限り通常営業を続ける」「(今回の宣言は飲食業が中心対象になるのだとしても)客足の減少は避けられない」(ユニクロ、良品計画など)といった声が出ている。

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アルベール・エルバスの新ブランドがついに始動 クチュール・コレクション期間中に映像で発表

 アルベール・エルバス(Alber Elbaz)は、コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)とのジョイントベンチャーによる新ブランド「AZファクトリー(AZ FACTORY)」をローンチする。1月25〜28日にパリで開催される2021年春夏オートクチュール・ファッション・ウイークの公式カレンダーに加わり、1月26日20時からデビューコレクションのプレタポルテを披露する予定だ。エルバスはファッション業界への完全復帰の舞台として、ランウエイではなく映像を選択。「新型コロナウイルスが蔓延する前から、デジタルの世界で発表したかった」とコメントした。映像はこれから制作予定で、詳細については「サプライズ」としている。

 エルバスは15年10月まで、「ランバン(LANVIN)」のアーティスティック・ディレクターを14年間務めた。その後19年10月にリシュモンと合弁会社AZファッション(AZFASHION)を設立して、本格的に活動を再開。パリにあるカルティエ財団の最上階に本社を構え、20年12月にはローラン・マルカイズ(Laurent Malecaze)=ザ ウェブスター前最高経営責任者(CEO)をCEOに迎えた。

 新会社や新ブランドについて多くを語っていないものの、女性のための“ソリューション”ワードローブを提供することを掲げ、20年11月には「AZファクトリー」のビジュアルやアプローチ方法、ターゲットなどを公開。ブランドの公式インスタグラム(@azfactory)も設立し、エルバスの個人アカウント(alberelbaz8)と合わせてオフィスを準備する様子などを投稿している。

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「コーチ」がミッキーとコラボ Cocomiが妹のKoki,を撮影したビジュアルも公開

 「コーチ(COACH)」はこのほど、ミッキーマウスとキース・ヘリング(Keith Haring)とコラボしたコレクション“ディズニー ミッキーマウス x キースヘリング”を発売した。キャンペーンビジュアルにはモデルのカイア・ガーバー(Kaia Gerber)やKoki,、俳優のコール・スプラウス(Cole Sprouse)、モデルのシャオ・ウェン・ジュ(Xiao Wen Ju)、リアリティースターのマイルズ・オニール(Myles O'Neal)が登場する。また、コレクションを纏ったKoki,の姿を、今回特別に姉のCocomiが撮り下ろした。彼女は最近写真にも力を入れており、雑誌「エル(ELLE)」の誌面でもKoki,を撮影している。

 同コレクションは、1980 年代にヘリングが描いたミッキーマウスのイラストをフィーチャー。ミッキーの耳をモチーフにグラブタンレザーを使用したバッグやコインケース、トートバッグのほか、ヘリングのアート作品をプリントしたジャケットやスエットなどをそろえる。価格帯は1万2100〜31万円。

 また、発売に合わせ期間限定のバーチャルショップを展開中だ。店内ではバーチャルで製品を体験し、購入できるようになっている。Koki,が出演するスペシャル動画やヘリングにまつわる音楽が聴けるスポティファイのプレイリスト、ミッキーのARフィルターのダウンロードなどデジタルコンテンツも充実している。

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「僕がグラニフの社長になったわけ」 “アパレルECの実力者”から経営トップへ 村田昭彦氏に聞く

 11月、あるニュースがファッションECの関係者たちを驚かせた。ファッションECの実力者として知られる村田昭彦氏が、「デザインTシャツストア(Design Tshirts Store)」を運営するグラニフの新社長に就任したからだ。村田新社長は、オンワード樫山(現オンワードHD)に新卒で入社後、ネットプライスやカフェグローブ・ドットコムを経て、2007年にベイクルーズに入社し、ECの担当役員として5年でECの売上高を5倍に引き上げたファッションECの実力者だ。18年9月にはDX担当役員としてオンワードホールディングスに入社するもわずか1年で退社し、去就が注目されていた。村田氏に話を聞いた。

WWD:ベイクルーズのECを成功に導き、オンワードHDに電撃移籍。常務執行役員に就任するも、わずか1年で退職。その理由は?

村田昭彦:もともとは新卒で入社した会社だったし、オンワードHDでの仕事はやりがいもあった。だが、やりたいことがあって退職した。ただ、コロナ禍などいろんなことが重なって、結局は長期休暇のようになっていた。

WWD:その期間は何を?

村田:子どもに朝食を作ったり、一緒に遊んだり、オンワード時代に付き合いで始めたゴルフが楽しくなって練習場に行ったり。プログラミングの勉強なんかもしていた。最高に楽しかった。ときどきEC関連のコンサルティングの仕事も請けたりもしたが、収入だけを考えるならフリーでコンサルティングを請け負った方が断然いい。

WWD:グラニフの社長に就任した経緯は?

村田:20年1月に買収してグラニフ社のオーナーになっていた投資ファンドの丸の内キャピタルからオファーを受けた。他にも大手企業のEC関連など並行していくつかオファーをもらっていたが、グラニフの仕事の内容が一番魅力的だった。経験したことのない経営トップという仕事も魅力だったし、グラニフという企業自体のポテンシャルも非常に高い。何より丸の内キャピタル側の、短期ではなく中長期的に企業価値を高めたいという考え方に共感した。7月から顧問になり、9月25日付で代表取締役CEOに就任した。

WWD:グラニフは19年6月期の業績を官報で公表していて、売上高107億円、営業利益8億8700万円、純利益2億4200万円。ベイクルーズやオンワードと比べると企業規模は大きくはないが、経営トップというのは初めての経験だ。不安は?

村田:不安より(初めての経験に)チャレンジできることへの喜びの方が大きい。先ほども言ったようにグラニフのビジネスモデルはポテンシャルが非常に高い。消費者へのNPS調査をすると、「グラニフ」のポイントの高さは際立っていて、実はショッピングセンターで同じフロアに並ぶ「無印良品」や「ユニクロ」よりもずっと高い。

村田:多種多彩なグラフィックを軸にした「グラニフ」のビジネスモデルはなかなかユニークで、老若男女問わず幅広い層がターゲットでありながら、それぞれの商品、例えばアニメのキャラクターTシャツ一つをとっても有名なものから無名のものまでバラエティに富んでおり、かと思えばカルト的な人気を誇るクリエイターのハイセンスなグラフィックTシャツもあり、一つ一つの商品自体はニッチで成り立っている。しかも一般のアパレルと異なり、セールをほとんどしないので利益率も高い。

WWD:今後の戦略は?

村田:いまはTシャツを軸にパーカやワンピースなどのアパレルが中心だが、今後はバッグやシューズ、雑貨、インテリアなどにも商品の幅を広げ、“グラフィックを用いたプロダクトブランド”にシフトさせる。消費者調査などをしても「グラニフ」の人気を支えているのは、あくまでグラフィックであって、モノ自体はキャンバスというか媒体にすぎない。なので媒体=商品をアパレルに固定する必要はなく、もっと広げていけるはずだ。

WWD:小型店舗・高効率が「デザインTシャツストア グラニフ」の特徴だったと思うが、店舗のサイズはどうなる?

村田:アイテム構成を広げるため、店舗のサイズは大きくなる。現在ファッションビルや郊外大型モールに出店している店舗の標準サイズは20坪(約66平方メートル)、月坪効率は35〜45万円ほどだが、今後は40坪くらいに広げていく。来年のGW明けあたりから、新型店舗の出店をスタートする。店舗は年間で10店舗くらいのペースで出店していく。もちろん定番品をプロパー(定価)で売り切るというビジネスモデルは堅持する。デジタル技術を活用して1〜2週間で受注生産する仕組みを取り入れたり、ECにも力を入れていく。

WWD:村田社長の目から見てECは?

村田:これからですね(笑)。現在でもEC化率は15〜20%くらいあるが、売り上げよりデジタルマーケティングの有機的な活用やサイトのUI/UXの改善、在庫連動など、ベーシックにやらなきゃいけないことが山積みだ。もちろん店舗とのOMOなども積極的に仕掛けていきたい。その結果として売り上げも伸びるだろう。その意味では伸びしろが大きい。いまは商業施設の要請などもあってセールも一部行っているが、今後はそれもやめていきたい。

WWD:中長期的な目標は?

村田:詳細は申し上げられないが、3〜5年で売上高を2倍以上に引き上げたい。数字だけ見ると野心的にも見えるかもしれないが、グラニフにはそれだけのポテンシャルがある。大手アパレルのEC担当役員として日本のアパレル業界を見てきたが、“ユニクロ一強”状態は揺るぎないと思っていたが、グラニフを通じて脱アパレル型ビジネスモデルを進めればチャンスはあると思っている。顧客にとって嬉しい事、社会にとっていいことを追求していけば、目標達成の難易度はそこまで高くないはずだ。

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「バーバリー」がブランドのシグネチャーを凝縮した数量限定カプセルコレクションを発売

 「バーバリー(BURBERRY)」は1月5日、ブランドのシグネチャーを凝縮した数量限定のカプセルコレクション“Burberry's Future Archive”を発売した。国内では銀座店と公式オンラインストア、「マイテレサ(MYTHERESA)」で取り扱う。銀座店では同コレクションに合わせた特別ディスプレーを公開中だ。

 同コレクションはダイヤモンドキルティングコートやボマージャケット、フィールドジャケットなどのブランドを代表するアウターを中心に、バケットハットなどの小物で構成する。ウィメンズとメンズで販売するダイヤモンドキルティングコートのパーカはトレンチコートに着想を得たコットンギャバジン製のバックパネルで再解釈するなど、ブランドの歴史をモダンに反映したアイテムがそろう。全てのアイテムには特別なエディションナンバーを施した。

 キャンペーンビジュアルは、ジョーダン・ダン(Jourdan Dunn)とエイドリアン・チャバダ(Adrian Chabada)をモデルにアレッシオ・ボルゾーニ(Alessio Bolzoni)が撮り下ろした。

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誕生5年目を迎える「エヌドット」がプロ用ブランドとして飛躍! 2021年はサロンメニューの幅広い展開に注目

 プロフェッショナルメーカー、ナプラのヘアブランドで、エンドユーザーからの認知度も高い「エヌドット(N.)」。2017年4月にスタイリングシリーズを発売して以来、ヘアカラーやカラーシャンプー、メンズラインなどを次々とローンチして話題を巻き起こしてきた。一般のファッション&ビューティ誌で取り上げられる機会も多いため、ホームケアアイテムの話題が先行しがちだが、実はヘアサロンで使用する業務用ラインも徐々にアイテム数を増やしてきた。ここでは、いよいよ充実した「エヌドット」のプロユース製品の概要を紹介する。
 
 美容師がサロンで使用するプロユースラインのスタートは、2018年7月に発売したヘアカラー剤。ヘアカラー剤はファッションカラーのほか、グレイカラーやクイックカラー、ヘアマニキュアとカテゴリーを広げ、「エヌドット」を代表するアイテムとなった。カラー剤以外にもカーリング剤、ブリーチ剤などを充実させていく中、20年3月に4浴式システムトリートメント“ケラリファイン”が登場し、サロンの売りとなるメニューのほぼ全てを「エヌドット」がサポートできるようになった。

年間提案から悩み別対応まで
メニュー提案の幅を広げる
「エヌドット」

 「エヌドット」はこれまで、一般消費者の間での認知度が高い一方で、意外にも業務用ラインにスポットライトが当たるケースが少なかった。しかし、19年後半から立て続けにアイテムをローンチし、メニュー提案の幅が飛躍的に進化した。「4浴式トリートメント“ケラリファイン”の登場により、髪をケアしながら他のメニューを行う“時短施術”が可能になったことは大きい。例えば“パーマ×ケラリファイン”のメニューでは、根元パーマと毛先のトリートメントの組み合わせにより『髪がふわっと立ち上がらない』『毛先が傷んでいる』という2つの悩みを同時に解決できるようになった。“クイックカラー×ケラリファイン”では、白髪の根元リタッチを行いつつ、毛先のダメージもケアする時短提案で、お客さまの高いニーズに応えられるようになった」と武田政彦専務は話す。

 これまでプロユースラインでは、SNS上でのヘアカラーデザインの話題が先行し、都心の“トレンドセッターサロンが使うブランド”というイメージが強かったが、地域密着サロンでニーズの高いメニューも顧客に合わせて提案できるようになり、その知名度は全国的にさらに高まりそうだ。

「エヌドット」の
主な業務用アイテムを紹介

大人女性向けのケアや
時短施術など
顧客に合わせた
メニュー提案の一例を紹介

PHOTO : HIROKI WATANABE

問い合わせ先
ナプラ
0120-189-720

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冒険家から見た山本寛斎さん 北極圏を共に旅した荻田泰永さんが回想

 2020年は一時代を築いたファッションデザイナーの訃報が相次いだ年だった。長年エネルギッシュな創作活動を行ってきた山本寛斎さん(享年76)もその一人。文化・芸能からスポーツ界、ビジネス界まで幅広い交流で知られた寛斎さんは、晩年に冒険家・荻田泰永さんと知り合い、一緒に北極圏に行った。荻田さんは子供のような好奇心で行動する寛斎さんの姿が鮮烈だったと振り返る。

 北極や南極での単独歩行の冒険で知られる荻田さんが、寛斎さんと初めて会ったのは2018年2月。寛斎さんは極地冒険に強い関心を持っていた。「初対面の私に『僕も北極に行きけますかね?』とおっしゃったんです。(社交辞令で)私にそう話しかける方は多いので、受け流すように『まあ、大丈夫ですよ』と答えました。でも、数カ月後に再会した際、『北極に行くためにタクシーを使わず歩くようにしているんですよ。体力をつけなくちゃね』と言われて……。本気だったんだと驚くとともに、私も大丈夫だと言った手前、後に引けなくなりました」

 19年3月、寛斎さんはカナダの北極圏の村に9日ほど滞在した。北極徒歩遠征の前線基地となるイヌイットの村は一年中雪で覆われ、日中でも気温はマイナス20〜30℃になる。寛斎さんは荻田さんがアンバサダーを務めるアウトドアウエア「ポールワーズ(POLEWARDS)」のダウンジャケットにたくさんのワッペンをつけて現地入りした。

 寛斎さんは広大な雪原や神秘的なオーロラにはあまり興味を示さなかった。一方でイヌイットの暮らしに興味津々で、着ている民族衣装やブーツに関する質問をイヌイットに矢継ぎ早にし、繰り返しカメラに収めた。特に子供たちと話すのが何より楽しい様子だった。「モノの見方が普通の人とは違う。これが一流のクリエーターの思考なのか」と荻田さんは感じた。

 独自性は荻田さんに対する質問にも表れていた。数々の取材を受けてきたが、極地冒険に関して聞かれることはある程度決まっている。だが寛斎さんの質問は初めて聞かれることが多く、改めて自分の冒険を考えるきっかけになった。アムンゼンやスコットが好きだという寛斎さんは、「冒険家」という人種に強い好奇心を持っていたようだった。

 冒険家とデザイナー。通常なら交わる機会がない職業の二人が出会うことで互いに刺激を受けた。「寛斎さんは好奇心を原動力にして常に動き回り、あの太陽のような情熱で私を含めた周囲を魅了しました。本当に尊敬できるかっこいい人でした。もっとお話しがしたかった」

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【アワード候補21】社員にやりたい放題させる大阪の居酒屋。「NO管理主義」の社長は「楽グループ」にどこか似ている

 組織のメリットと個人店の良さを掛け合わせた「組織的個人店集団」を標榜。大阪・福島の立ち飲み店「ジャックとマチルダ」など、個人店のような個性的な店舗を大阪市内で10店舗展開する株式会社クラマ計画。物理学大学院を出て、アインシュタインに憧れる佐竹伸彦社長は、コロナ禍で足踏みの2020年を経て、21年は再び出店攻勢を目指している。
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ネオ立ちそば「よもだそば」。インドカレーやニラ天など「エモい」品揃えでジワジワ店増やす

 2020年の暮れも迫った12月11日、新宿西口に新しいタイプの立ち食いそば「よもだそば」の4号店がオープンした。場所は、ヨドバシカメラ本店の裏手、三番街通りのフレンチ・ビストロの名店「ル・クープシュー」跡地。客単価5000円ほどしたおしゃれなレストランから、立ち食いそばへとテナントが変わったのは、東日本大震災の直後と同様に、コロナ禍による経済の悪化で、デフレが進んでいるのを象徴している。
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