昨年設立の資生堂とヤーマンの合弁会社から第1弾ブランドが今春デビュー 美容機器と専用スキンケアで時短ケア

 昨年8月に立ち上がった資生堂とヤーマンの合弁会社エフェクティムは今春、エイジングケアブランド「エフェクティム(EFFECTIM)」をスタートする。全顔用と目元用の2種の美容機器と専用の美容液をそろえ、全顔用はわずか6分でエイジングケアがかなう。新ブランドは日本と中国で展開し、発売日や取扱店舗は今後オフィシャルサイトで発表する。

 「エフェクティム」は皮膚科学研究に基づいた美容機器と化粧品に加え、肌解析の先端テクノロジーを採用。美容機器の物理エネルギーとスキンケアの生命科学エネルギーを融合し、独自の3D肌解析機によって解析した肌状態の結果をもとにパーソナライズした効果を届ける。美容機器は独自技術“STEM Multi Force”を搭載し、7つの電極から同時に複数のエネルギーを発して肌に効率的かつ集中的なケアを行う。スキンケアは皮膚科学知見から導き出した有用成分を配合する。

 さらに、購入後も肌の状態をトラッキング(追跡・分析)するため、肌変化に合わせた使い方のアドバイスや美容機器の波形アップデートを行うなど継続的なサポートが可能。長い時間をかけてその人の美しさに寄り添う“エイジングケアソリューション”だ。

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「男性の身だしなみをアップデートする」 ユーチューバー、宮永えいとがオリジナル化粧品を開発

 メンズの身だしなみ情報を扱うユーチューバーの宮永えいとが、自身のブランド「レタッチ(RETOUCH)」を始動させた。“大人男子の身だしなみをアップデートする”をコンセプトに、男性に清潔感をもたらすアイテムを提案する。第1弾として、BBクリーム(3000円)とリップクリーム(2800円)を公式サイトで発売中だ。

 BBクリームは、色ムラが出にくく初心者でも扱いやすい柔らかな質感を採用した。顔なじみの良いベージュ系のニュアンスカラーをベースに、クマや青ヒゲをカバーするためオレンジの色素も加えている。リップクリームは、サメの肝臓から採れるスクワランオイルやアルガンの種子から抽出されるアルガンオイルを配合。艶が出すぎず自然な塗り心地で唇を保湿する。パッケージは「仕事道具やガジェットなど、男性にとっての“相棒”になってほしい」との期待を込めて、無機質なデザインに仕上げた。

 宮永は、「男性は鏡を見る機会が少なく、自分への関心を失いがち。(肌や髪など)自分の状態を知るきっかけをつくり、清潔感と自信を取り戻す手助けとなるブランドにしたい」と意気込みを語った。

 宮永は1990年生まれ、東京都出身。都内の有名ヘアサロンで店長を務めた後、2018年に独立し、フリーランス美容師としてサロンワークを始める。18年末にはユーチューブチャンネルを開設し、“大人男子ラボ”としてスキンケアやメイク、ヘアなどの情報発信を開始。開設から2年弱でチャンネル登録者数12万を誇る。昨年12月には初の書籍「大人男子の『超』清潔感ハック」を発売した。

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「アディダス」の高反発シューズ“ウルトラブースト”史上最高機能の新モデル 開発者の自信とランニングへの思い

 「アディダス(ADIDAS)」は、ランニングの人気シリーズ“ウルトラブースト(ULTRABOOST)”の最新モデル“ウルトラブースト 21”(2万2000円)のプロトホワイトを1月14日に公式アプリ会員限定で先行発売した。メインカラーのソーラーイエローなどは1月21日から順次発売する。

 クッション性に優れたミッドソール“ブーストフォーム”を前モデルよりも6%増量し、アウトソールに新技術“アディダス LEP(リニアエナジープッシュ)”が付くことで前足部の剛性が15%向上。快適さと反発性をバランスよく融合し、幅広いレベルのランナーに訴求する。アッパーの軽量ニット素材“プライムニット”には、海洋プラスチック廃棄物を再利用した“プライムブルー(PRIME BLUE)”を使用する。

「ランニングで生きる楽しさを」

 シリーズ最高の機能性を実現させたものの「最も愛され続けているシリーズの一つなので、そのよさを残しながら進化させるバランスに苦労した」と、サム・ハンディ(Sam Handy)「アディダス ランニング」デザイン部門ヴァイスプレジデント。「これまでの快適性や反発性を踏襲しながら、ヒールカウンターやアウトソール、アッパー素材などをアップデートし、足を入れた瞬間に『よくなった』と実感してもらいたかった」と振り返る。「快適性と反発性をイメージした」というメインカラーのイエローやピンクの快活な色使いは、両機能に対する自信の表れだろう。「アディダスのランニングクラブに所属するプロからの意見も取り入れて、誰でもすぐに伸びのあるストライドで走行できる。きっと素晴らしい機能を感じてもらえるはずだ」。

 現在のランシューズ市場は激戦で、スピードやテクノロジーなど何か突出した特徴がないとマーケットを勝ち抜くことは難しい状況だ。しかしハンディ=ヴァイスプレジデントをはじめ、アディダスは記録や売り上げだけに固執せず、“ウルトラブースト 21”を通じてランニングそのものの魅力を発信していきたいという思いがあった。「こういった難しい時期だからこそランニングでエモーショナルなつながりを生み出してほしい。誰かに教わらなくても始められる唯一のスポーツだし、外出自粛で鈍っている自分の感覚を取り戻すことができて、生きる楽しさが感じられる――それがランニングが多くの人を魅了する理由だから」。

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「ボビイ ブラウン」がグローバル アーティスティック ディレクターを新設、ハンナ・マレーが就任 

 メイクアップブランド「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」は、ブランド初となるグローバル アーティスティック ディレクターを設け、世界的に活躍するメイクアップアーティストのハンナ・マレー(Hannah Murray)を起用すると発表した。キャンペーンルックのディレクションのほか、今後のプロダクトイノベーションと、高機能を重視した製品開発、世界85カ国で3500人を超えるメイクアップアーティストの育成にも携わる。

 英国出身のマレー=グローバル アーティスティック ディレクターは、元バレエダンサーという異色の経歴を持つ。各国の「ヴォーグ(VOGUE)」をはじめとするファッション誌で活躍するほか、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」などとコラボ。ファッションウイークでは「ジョン・ガリアーノ(JOHN GALLIANO)」や「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」などのバックステージでリードを務めた。「ボビイ ブラウン」のブランドキャンペーンにも携わった経験があり、2010年には「トップショップ(TOPSHOP)」のコスメラインの製品開発を担当した。

 サンドラ・メイン(Sandra Main)=ボビイ ブラウン グローバル プレジデントは、「ハンナ・マレーの美に対するフィロソフィーは『ボビイ ブラウン』が常に提唱してきたものと合致している。『ボビイ ブラウン』の新しい時代の到来とともに彼女を迎えられることに大きな喜びを感じている」と語った。マレー=グローバル アーティスティック ディレクターが手掛ける最初のキャンペーンルックは7月から展開する。

 1991年創設の同ブランドは95年にエスティ ローダー(ESTEE LAUDER)グループ傘下入り。ブランドを立ち上げたメイクアップアーティストのボビイ・ブラウンは、2016年にブランドを離れている。

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米フリマアプリの「ポッシュマーク」が上場 初値は公開価格の2.5倍

 カリフォルニア州レッドウッドシティーに本拠を置くフリマアプリのポッシュマーク(POSHMARK)は14日、ニューヨークのナスダック・グローバル・セレクト・マーケット(NASDAQ Global Select Market)に新規上場した。新規株は当初予定していた35〜39ドル(約3600〜4000円)から引き揚げて、1株当たり42ドル(約4300円)で公開。公開価格を2.5倍近く上回る101.5ドル(約1万円)で初値がついた。これにより、ポッシュマークの時価総額は74億ドル(約7600億円)となった。ポッシュマークは米国株式市場におけるクラスA普通株式で660万株を売却し、2億7700万ドル(約288億円)を調達する。ティッカーシンボルは「POSH」で登録した。

 ポッシュマークは、マニッシュ・チャンドラ(Manish Chandra)最高経営責任者(CEO)が2011年に設立。ファッションに特化したフリマアプリを運営し、2020年9月の時点で3170万のアクティブユーザーを持つ。ユーザーの80%はミレニアル世代またはZ世代で構成されており、利用者は1日あたり平均で27分を同アプリに費やしているという。20年9月までの売上高は前年同期比28%増の1億9280万ドル(約200億円)で、利益は2180万ドル(約22億円)だった。

 チャンドラCEOは、「ショッピングの未来を考えるとき、多くの人は新品と中古品を別物だと想像するが、われわれは一緒だと思っている。ポッシュマークの利用は、ブランド側にとっても消費者と繋がる有効な手段だ。かつて個人商店が提供していた触れ合いや交流は、大手資本によって失われてしまった。われわれはそれをデジタルを通じて取り戻したい」と述べた。また企業としてのミッションに買い物体験をシンプルでソーシャル、サステナブルなものにすることと掲げ、ポッシュマークの成功の秘訣には買い手と売り手が直接繋がる社会的側面にあるという。「われわれが取り組んでいることは、買い物の喜びをオンライン販売で表現することだ。あらゆるタイプの売り方を支援している」と語った。

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キム・ジョーンズ加入後初の「フェンディ」やアルベール・エルバスの新ブランドも参加 クチュール2021年春夏スケジュール

 フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode)は、1月25〜28日に行う2021年春夏オートクチュール・ファッション・ウイークのスケジュールを発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、前回に続きデジタルと無観客ショー形式での開催となる。

 目玉はキム・ジョーンズ(Kim Jones)が新ウィメンズ・アーティスティック・ディレクター就任後初の「フェンディ(FENDI)」だ。ジョーンズはブランドのアーティスティック・ディレクターを務めるシルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)と、シルヴィアの娘でジュエリーを担当するデルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)とともに手掛けたコレクションを、パリ旧証券取引所からライブ配信で披露する。

 ゲストメンバーとして初参加するブランドにも注目。「ランバン(LANVIN)」のアーティスティック・ディレクターを14年間務めたアルベール・エルバス(Alber Elbaz)による新ブランド「AZファクトリー(AZ FACTORY)」のほか、23歳のフランス人デザイナーのシャルル・ドゥ・ヴィルモランによる 「シャルル ドゥ ヴィルモラン(CHARLES DE VILMORIN)」、現代美術家のスターリング・ルビー(Sterling Ruby)が手掛ける「スターリング ルビー スタジオ. LA. CA.(S.R. STUDIO. LA. CA.)」なども期間中にコレクションを披露する。また日本からは「ユイマナカザト(YUIMA NAKAZATO)」が継続して参加する予定だ。

【ショースケジュール】(日時はすべて現地時間。変更の場合あり)

1月25日(月)
10:00 「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」
11:00 「ウリヤナ・セルギエンコ(ULYANA SERGEENKO)」
12:00 「イリス ヴァン ヘルペン(IRIS VAN HERPEN)」
13:00 「ジョルジュ オベイカ(GEORGES HOBEIKA)」
14:30 「ディオール(DIOR)」
17:00  「アザロ(AZZARO)」
18:30 「ドレス・バイ・ジュリー・ドゥ・リブラン(DRESS BY JULIE DE LIBRAN)」
19:30 「ジャンバティスタ ヴァリ(GIAMBATTISTA VALLI)」

1月26日(火)
13:00 「アレクシ・マビーユ(ALEXIS MABILLE)」
13:30  「ステファン ローラン(STEPHANE ROLLAND)」
14:00 「シャネル(CHANEL)」
15:00 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」
16:00 「ジュリアン フルニエ(JULIEN FOURNIE)」
16:30 「アレクサンドル・ヴォチエ(ALEXANDRE VAUTHIER)」
18:00 「ロナルド・ファン・デル・ケンプ(RONALD VAN DER KEMP)」
19:00 「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」
20:00 「AZファクトリー(AZ FACTORY)」

1月27日(水)
10:00 「メゾン マルジェラ “アーティザナル” デザインド バイ ジョン ガリアーノ(MAISON MARGIELA 'ARTISANAL' DESIGNED BY JOHN GALLIANO)」
11:00 「フランク ソルビエ(FRANCK SORBIER)」
13:30 「エリー サーブ(ELIE SAAB)」
14:30 「フェンディ(FENDI)」
16:00 「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」
17:00 「ズハイル・ミュラド(ZUHAIR MURAD)」
18:00 「シャルル ドゥ ヴィルモラン(CHARLES DE VILMORIN)」

1月28日(木)
10:00 「アガノヴィッチ(AGANOVICH)」
11:00 「ユイマ ナカザト(YUIMA NAKAZATO)」
12:00 「クリストフ ジョセ(CHRISTOPHE JOSSE)」
13:00 「アエリス(AELIS)」
14:00 「ラウル ミシュラ(RAHUL MISHRA)」
15:00 「イマン エイシ(IMANE AYISSI)」
16:00 「S.R. スタジオ. LA. CA.(S.R. STUDIO. LA. CA.)」

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ヒットユニオン傘下の「ラベンハム」が世界NO.1市場の日本でECを本格化

 ヒットユニオン(東京都、田辺圭二社長)は、1995年に傘下に収めた英フレッドペリー(FRED PERRY)を通じて2013年に買収した英国ブランド「ラベンハム(LAVENHAM)」について、20-21年秋冬シーズンまで渡辺産業に委任していた日本向けのセールおよびPR機能を自社に移管、さらに日本市場でECを本格化する。

 「ラベンハム」は1969年に創業。今なお全ての製品を英国内の自社工場で生産しており、シグネチャーアイテムであるポリエステル製のダイヤモンド柄キルティングジャケット(3万円台後半~4万円台後半)はセレクトショップを中心に販売され、日本人ビジネスマンがスーツの上に羽織るアウターとして定着している。日本で新たなスタートを切る「ラベンハム」について、ジェイク・ウィルモア(Jake Willmore)ブランドマネジャーに話を聞いた。

WWD:国別の売り上げで日本と英国はそれぞれ何番手につける?

ジェイク・ウィルモア「ラベンハム」ブランドマネジャー(以下、ウィルモア):日本は長年にわたるナンバーワン市場だ。顧客といっそうダイレクトな関係を築くため、1月14日にウェブサイトをリニューアルしECを本格化する。日本には「ラベンハム」の直営実店舗がなく、“初めてのオンリーショップ”の位置付けとなる。日本のスタッフからは、全商品を無料発送し、メンバー登録したお客さまには丈詰めや修理などのアフターサービスも受けられるようにすると聞いている。日本向けの各種SNSチャンネルも新設し、ECとの相乗効果を狙う。そして第2の市場が英国だ。18年にロンドンにオープンした世界初の直営実店舗と、19年にリローンチしたECがけん引する形で成長している。もちろん卸先とも密にコミュニケーションし、ブランドストーリーをきちんと伝えるべくアクションしている。

WWD:新型コロナは、“日英ワンチーム”の「ラベンハム」にどんな影響を与えた?

ウィルモア:「ラベンハム」はブランドマネジャーである僕が英国に、ヘッドオブクリエイティブであるカズ(横塚和幸)さんが日本にいるユニークなチーム編成だが、コロナによる困難はわれわれの結束を強めた。ビデオ会議システムをはじめとするデジタルツールの活用や、日英が明確な目的を共有することなどにより、物理的な距離の隔たりは解消された。

WWD:キルティングジャケットに変わる新たなシグネチャーアイテムは登場する?

ウィルモア:キルティングベストに注目してほしい。日本では“「ラベンハム」=キルティングジャケット”の認知をいただいているが、「ラベンハム」の原点であるホースラグ(乗馬馬用のキルティングナイロン毛布)に続いて商品化されたキルティングベストはブランドの核とも言えるアイテムで、英国版ECでは20年に最高のパフォーマンスを発揮した。日本での販売価格は2万円台後半だ。

 ヒットユニオンは、49年に福井県で創業した田辺莫大小(メリヤス)製作所の企画・販売部門を分離・独立させる形で69年に誕生。自社ブランド「ジャックマン(JACKMAN)」などを手掛けるかたわら、「フレッドペリー」や「ラベンハム」を買収。国内では2016年に自転車ファッションの先駆け的ブランド「ナリフリ(NARIFURI)」、18年に帽子ブランド「カシラ(CA4LA)」を手掛けるウィーブトシを傘下に収めた。売上高は283億円(19年6月期/20年から決算期を12月に変更)。

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ロコンドの3〜11月期は大幅増益 期末に初の配当実施

 ロコンドはの2020年3〜11月期決算は、営業利益が11億3500万円(前年同期は1億8900万円の赤字)と大幅増益だった。「ファッションウォーカー」の買収や人気ユーチューバーのヒカルと取り組むD2Cブランドが好調で取扱高が伸びた上、テレビCMからYouTubeに広告を切り替えたことで販管費を大幅に圧縮、粗利率(対取扱高比)は2.3ポイント改善し、38.5%になった。今期から猛烈な勢いで進める“YouTube戦略”が大当たりしており、さらなる成長にアクセルを踏む。

 21年2月期通期に初の黒字化をほぼ確実にしていることを踏まえ、期末には初の配当を実施する。金額は明らかにしていないものの、12億円を見込む純利益のうち10%を配当に充てる考え。EC企業やEC化率の高いブランドへのM&Aも検討する。

 商品取扱高(GMV)は同8.1%増の149億円、売上高は同18.2%増の75億円、売上総利益は同15.3%増の57億円、経常利益は11億4000万円(同1億8900万円の赤字)、純利益は8億3600万円(同2億800万円の赤字)だった。ECモール事業のアクティブ会員数は102万人、平均出荷単価(返品前)は9967円だった。

 ヒカルとコラボしている「リザード(REZARD)」を筆頭に好調なD2Cブランド事業は、ユーチューバーの関根リサと共同開発したナースシューズブランド「コンフィ(COMFY)」、スザンヌとの「セレンセクール」など6ブランドをすたーとしているが、春までにもう2ブランドを追加する。

 21年2月期通期は、GMV200億円、売上高100億円、営業利益15億円、経常利益15億円、純利益12億円の見通し。

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プラダ、20年下期は中国がけん引して業績回復 12月はほぼ前年並み

 プラダ グループ(PRADA GROUP)は、3月に発表する2020年12月通期決算に先立ち、20年7~12月期の業績を発表した。

 コロナ禍の影響により、下期においても販売網の9%程度が休業していたが、売上高が前年同期比で52%増となった中国がけん引するアジア太平洋地域を中心に業績が急激に回復。欧州と日本は観光客の不在によって苦戦したものの、南北アメリカ、中東、ロシアが好調だったこともあり、小売り全体では同6%減(現地通貨ベース)となった。20年12月で見ると、売り上げはほぼ前年レベルにまで回復しているという。

 同社はハイエンドなブランドとしてポジショニングしていく戦略を19年に策定し、その一環として卸を大幅に絞っているため、現在は小売りが売り上げ全体の90%を占めている。

 パトリツィオ・ベルテッリ(Patrizio Bertelli)最高経営責任者は、「先行き不透明な状況が続く難局にあっても前向きな結果を残すことができ、非常に満足している。全社員の尽力によって市場の変化にも迅速に対応し、顧客に喜んでもらえたことをうれしく思う」と語った。

 同社の20年1~6月期決算は、売上高が同40.2%減の9億3765万ユーロ(約1181億円)、純損益は前年同期の1億5443万ユーロ(約194億円)の黒字から1億8351万ユーロ(約231億円)の赤字となっている。

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マッシュ近藤社長が語る「女性の24時間を幸せにする」マンション 三井不動産レジデンシャルとタッグ、両社トップに狙いを聞く

 「スナイデル」や「ジェラートピケ」「コスメキッチン」などで知られるマッシュホールディングスが、不動産業界最大手の三井不動産レジデンシャルとタッグを組み、女性向け賃貸マンションの監修に乗り出した。衣・食・美のジャンルで「女性の24時間を幸せにする」ことを目指してきたマッシュが生み出す住空間とは? 近藤広幸社長と、起用した三井不動産レジデンシャルの大澤久取締役常務執行役員にその狙いや目指すものを聞いた。

Q:今回手掛ける「パークアクシス吾妻橋」はどんな物件なのか?

大澤久・三井不動産レジデンシャル取締役常務執行役員(以下、大澤):「パークアクシス」は、分譲デベロッパーだった私たちが質の高い賃貸マンションを作りたいと2000年にスタートした賃貸マンションシリーズです。現在、東京を中心に100万都市などで約180棟、1万6000戸を供給しています。通常は全60戸ぐらいのものが多いのですが、今回は、浅草エリアの吾妻橋で、全24戸で提供します。賃料は1DKで13万円前後、40平方メートル強で21万円前後。単身者プラスアルファをターゲットとしています。土地が小さいのでプランニングがとても難しい物件でした。

Q:今回、両社がタッグを組んだ経緯は?

近藤広幸マッシュホールディングス社長(以下、近藤):もともとコンピュータを使ったグラフィックデザインが当社の原点で、創業時にお仕事をいただいていたのが三井不動産さんでした。2005年に「スナイデル」をデビューさせてファッションを始める前からのご縁になります。それから20年近く、今も都心の高級分譲マンションの広告の制作・デザインを手掛けさせていただいています。

大澤:うちには担当者から部長、そして現在常務になるまでずっとお付き合いをさせていただいている、マンション広告にこだわりが強い人間がおりまして。従来、7対3で男性の入居者が多いのですが、女性にさらに入居をいだけるようなマンションをつくりたいと話す中で、近藤社長のアイデアを賃貸マンションに生かしたらどうかということになり、2019年から具体的なプロジェクトとして協業を開始しました。

Q:家賃から考えると、ある程度キャリアのある女性がターゲットになりそう。働き方も住まいに対するニーズも変わる中で、どんな部分にこだわったのか?

大澤:これまでのコンセプトは“ホテルライク”“スタイリッシュ”というイメージで高級感を出して提供することが多かった。しかし今回はコンセプトをガラリと変えて、リラックスなど女性に対して新しい価値を提供できるようにしました。

近藤:7対3で男性のお客様が多かったのを、1対1、ないしは女性の感性にしっかりと刺さり、なおかつ人気がきちんと出るような賃貸マンションにするという命題のもとに監修させていただきました。かといって、色をピンクにするといったことではありません。デザインで一番大事にしたのは「ユニバーサルスペースデザイン」とマッシュのスローガンである「ウェルネスデザイン」で、モダニズム、クラフツマンシップ、サステナブルをキーワードにしました。

「ユニバーサルスペースデザイン」では、圧迫感を感じさせない広がりのある空間や、人に安心を与えたり穏やかな気持ちになる色味、圧迫感がないこと、人と人との快適な距離感を保つようなデザインであること。そして素材を1つ1つ考えて、ハイクオリティでシンプルな飽きの来ないデザインを目指しました。そこに「ウェルネスデザイン」の、気持ちよさやサステナブル、エコロジー素材を使用するなど、身近なことで気持ちが穏やかなるようにしました。共用の廊下も木を中心に温かいウォームカラーを採用し、緊張感をほぐすようなものにしています。室内は強い色や角張った家具を少なくして、ナチュラルカラーだけどインテリジェンスやトレンドを感じるようなものにしました。男性が見ても女性用マンションとは思わず、柔らかいイメージだと思ってもらえるような、「パークアクシス」のファンの方々や初めて住まう方々にとっては、柔らかくて居心地がいいと思ってもらうことを目指しました。

Q:一番力を入れたことや、工夫したディテールは?

近藤:空間では、エントランス周りと、エントランスを入ってからエレベーターまでのロビー部分、イメージとしては木を中心にトーン&マナーを統一することです。エントランスには大理石や御影石などは使わず、壁面にガラスを使うことで、自然光を感じられる明るい造りにしました。出かけるときにも視線が壁に遮られず、明るく前向きになれるような視覚効果も狙いました。ロビー部分は密室になりやすいメールボックスルームをなくし、壁面にボックスを配することで、安心感を高めるとともに、ゆったりした空間を生み出しました。トーン&マナーでは色の温度感を意識し、心に寄り添うこと、ナチュラルだけれどもダサくならないことなど、女性の心をキャッチアップしながら、もっと居心地よく心のゆとりや健康などが感じられるものを目指しました。モデルルーム内には、マッシュグループのベッドリネンやピローケースなどのホームファブリックやフレグランス、ルームウエア、コスメや洗剤、クローゼットには洋服も配させていただきました。家具以外の約90%は自社製品を使用しています。

大澤:これまでと全然違うものができましたね。24戸だと共用スペースも狭くなりがちなのですが、近藤社長の話を聞き、なぜこれだけ広く感じるものができたのかがよくわかりました。外で頑張って仕事をしたり着飾ったりハイヒールを履いていたものを脱ぎ、寛げたり疲れがとれたりリラックスできる、けれども、上質でコジィーな部屋ができ上がりました。

Q:近藤社長はこれまでも店舗の内装デザインを手掛けてきたが、商業空間と住宅との違いは?

近藤: 商環境は延べ1000店舗以上プロデュースしてきましたが、住宅は初めてのことで、使用する素材などにも違いがありました。三井不動産さんのさまざまな基準をクリアした適性素材の中から頭に思い描いた理想を具現化するには、バランスなど難しいところはありましたが、新しさの中にも柔らかさを出せたのではないかと思っています。

大澤:当社の安全基準や予算など、けっこう厳しいものがあったと思います。それをかいくぐりながらコンセプトを具現化していただき、ありがたいと思っています。

Q:子会社としてマッシュホームズを設立した。

近藤:「女性の24時間を幸せにする」というスローガンの下、2019年に設立しました。まずは当社の3000人以上いる女性社員のための暮らしのサポート、仲介、引っ越しのサポートからコツコツと事業を開始しました。これまで衣・美・食を扱い、最後に残っていたのが住に関する仕事でした。女性の24時間をサポートする中で、最後の砦に到達しました。

Q:今後の両社の協業のプランは?

大澤:これからも協力いただきたいと思っています。この協業でよりよい暮らし周りのサービスを提供していけるはず。(マンション設計の)デザイン以外の部分でもシナジーを探っていきたいですね。われわれは不動産業のトップランナーとして走ってきましたが、競合の参入も相次いでいます。常に変化をしていかないとトップを走れません。新しい基軸を打ち出し続けていく方針です。

近藤:ウェルネスデザイン監修などの部分でいろいろなプロジェクトに参加させていただければ幸いです。まずは「パークアクシス」で女性の賃貸マンションに対する研究やデザインでの参画など引き続き協業できたらと思っています。仲介業としてのビジネスチャンスもいただきました。1月から入居者を募集します。顧客を含めて、みなさんに自信をもってオススメできます。また、住んでいただいた女性たちに対するアフターサービス提供をマッシュグループで行っていきます。仲間を増やして他の企業とも連携して、マッシュの「MAカード」のサービス提供のメリットを増やしていきます。これからのお仕事は、そういったコツコツした努力の向こう側にあると思っています。

Q:アフターサービスの内容は?

近藤:「MAカード」はマッシュグループで年間50万円以上購入いただいた方と同等のゴールド会員ランク、ビューティカテゴリーの会員サービス「GO GREEN MEMBER’S」でもプラチナ会員ランクを入居と同時に付与します。各々5000ポイントずつプレゼントしますので、それを使ってモデルルームで気に入ったものを購入していただいたり、「コスメキッチン」や「ビープル バイ コスメキッチン」などでシャンプーや歯磨き粉、オーガニックなカップラーメン、もちろん、お洋服などもお得に買い物をしていただけるようにします。

大澤:私が一番期待しているのは、マッシュさんが単にとんがったデザインを提供するのではなく、ホームプロダクトを含めてすべてを提供し、入居後もオリジナリティのあるコンテンツを提供できるという点です。私たちの「パークアクシス」のターゲットも20~40代で、「三井のすまいLOOP」(会員制メンバーシップ・サービス)には24万人の会員がいます。クロスできる領域は広いので、暮らし周りでWIN-WINの関係を気付いてアフターサービスまで提供していただきたいですね。

Q:最後に、改めて近藤社長が目指した住まいにおけるデザインや、建築デザインをして気付いたことを聞きたい。

近藤:何年も住むものなので、流行は入れず、誰を連れてきても心地よく素敵だと感じてもらえるユニバーサルな世界を目指しました。万博のドイツ館としてバルセロナ・パビリオンを建築したミース・ファン・デル・ローエは「レス・イズ・モア」の言葉で知られていますが、ユニバサル・スペースの概念を提唱しました。勉強途中なので怖さも感じながら普遍的な価値、普遍的なデザインをさせていただきました。今回再確認したのは、ファッションやオーガニックコスメは、その女性をとにかくきれいにしたいとか、人生が変わったとか、人に褒められたとか、告白されたとか、その人のステージを高めるサポートをするためにデザインします。でも、建築の世界を見ると8割はエゴなんですね。特徴を出さないと依頼が来ないということもあるのですが、何を相手に与えたいのかを本気で思ったときに、心が喜ぶデザインを改めてしたいんだな、自分は、と感じました。

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21年の「H&M」コラボ相手はシモーネ・ロシャ 人気のパールビーズのヘアアクセなどに注目!

 「H&M」は毎年恒例となっているデザイナーコレボレーション企画で、2021年はシモーネ・ロシャ(Simone Rocha)とタッグを組む。3月11日に、国内では5店とECで計100アイテムを発売。「シモーネ・ロシャ」のアイコンであるパールビーズ装飾やレース使いのガーリーなウィメンズウエアと共に、シモーネ自身のレーベルでは企画していないメンズやキッズの商品もそろう。パールやクリアビーズのヘアアクセサリーも充実しており、注目を集めそうだ。

 シモーネが自身のブランド設立からの10年間のアーカイブからアイテムを選び、再構築している。そこに、今回のコラボのために「H&M」が製作したタータンチェック柄やフラワープリントなどを組み合わせた。ウィメンズのパフスリーブシャツが9499円、ノースリーブのドレスが2万4999円(税込)、2個セットのヘアピンが3999円と、全て1499円から2万9999円に収まる「H&M」価格。シモーネが得意とするドレッシーなアイテムだけでなく、カジュアルなTシャツやニットアイテムもそろう。

 ECのほか、実店舗では渋谷、新宿、原宿、心斎橋、梅田の計5店で販売する。うち、メンズを販売するのは渋谷、新宿、心斎橋の3店。キッズを販売するのは新宿店のみ。キャンペーンモデルには、アクティビストでモデルのアジョワ・アボア(Adowa Aboah)、女優のデイジー・エドガー・ジョーンズ(Daisy Edgar Jones)、「シモーネ・ロシャ」のランウエイショーにもよく登場するモデルのテス・マクミラン(Tess McMillan)、英「デイズド(DAZED)」誌のクリエイティブ・ディレクターでもあるスタイリストのロビー・スペンサー(Robbie Spencer)などを起用した。

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「パタゴニア」全直営店への来店がオンライン予約制に 新型コロナウイルス対策として

 「パタゴニア」は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、国内の直営店全22店舗で、来店事前予約システムを導入する。

 公式ウエブサイトから来店したい店舗を選択し、予約フォームに人数、来店予定の日時、メールアドレスと名前を記入し予約をする。予約のない来店は入店ができない可能性がある。

 神奈川・鎌倉店ではシステムのテスト運用を終え、1月15日から関東、中部、関西の店舗で導入する。中国、九州地方では21日、北海道、東北、一部の中部地方では28日から導入の予定だ。

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TSIがデジタルシフトに手応え 9〜11月期は4.4%の営業増益

 TSIホールディングスが全社を挙げたデジタル化を推し進めている。2020年9〜11月期はリアル店舗の閉鎖を伴う構造改革を進めてきたが、販売のECシフトなどが奏功して営業増益(前年同期比4.4%増の21億円)となるなど一定の成果を得た。新たな施策として、スタッフの投稿コンテンツを基軸にしたECモールの立ち上げなどを計画。それを下支えする事業部横断のデジタルチームも組織し、リアル店舗に依存しない収益体制の確立を目指す。

 同社は21年2月期で国内外計243店舗を撤退する構造改革を進めている。20年9〜11月は新型コロナと店舗数減の影響で全体の売上高は減った(前年同期比6.9%の409億円)ものの、販管費の削減(同9.5%減)とEC売上高の伸長(同14.2%増)が増益に貢献した。通期見通しについても「販売のECシフトが進んだことで、新型コロナの影響を受けたとしても利益面で大ケガはしないはず」と上田谷真一社長。

 ECの拡販には、ヒトの力を活用したデジタル施策が寄与した。20年9月〜11月において、「マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)」「パーリー・ゲイツ(PEARLY GATES)」などでは、英国発のアプリ「ヒーロー(HERO)」によるオンライン接客を経たEC販売の成約率が通常のEC販売と比較して約10倍になった。「オンラインでも接客をきちんとすれば成約率も客単価も確実に上がる」(上田谷社長)。SNSでのスタッフ投稿を経由した売り上げは自社EC売上高の約35%を占めた。今後はデジタル上での1対1のサービスをさらに強化すべく、3月には同社のECモール「ミックスドットトーキョー(MIX.TOKYO)」を、店舗スタッフのコーディネート投稿をメインコンテンツに据えてリニューアルする。

 既存店舗のオムニチャネル化による利便性向上・在庫最適化も進める。「(構造改革で)残った店舗はデジタルの拠点になり、極めて便利で“ぜいたく”な場所になる」。EC在庫を店舗に引き当てて販売する客注アプリは、全店舗の約半数(454店舗、21年11月時点)ですでに導入が済んでおり、今後も対応店舗を拡大する。

 同社は事業子会社ごとに分かれていたEC関連部署をグループで一本化(20年9月)するなど、デジタルのノウハウと運用を水平展開する組織作りも進めてきた。これをさらに強固なものとすべく、今年と来年の3月の2段階に分けて行われるグループ再編を経て、「新会社TSI」の直轄組織として「デジタルビジネス(EC・デジタルマーケティング)部」と「DX部」を新設する。

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ミウッチャ・プラダとラフ・シモンズが学生とリモート対話 ミラノメンズでの発表後に

 「プラダ(PRADA)」は1月17日14時(中央ヨーロッパ時間)からミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とラフ・シモンズ(Raf Simons)が共同で手掛ける2021-22年秋冬メンズ・コレクションを発表し、その直後に世界中の大学や教育機関の学生とリモートで対話を行う。同コレクションは、ラフ加入後初のメンズ。1月15〜18日に開催される2021-22年秋冬ミラノ・メンズ・ファッション・ウイークの目玉として、ショー映像をデジタルで配信する。

 参加する学生は文化服装学院をはじめ、アメリカのハーバード大学デザイン大学院(Harvard University’s Graduate School of Design)やニューヨーク州立ファッション工科大学(New York’s Fashion Institute of Technology)、北京の清華大学建築学院、ソウルにある弘益大学校の高等研究国際デザイン学校(International Design School for Advanced Studies)、ミラノのヴィータサルート・サン・ラファエレ大学(Vita-Salute San Raffaele University)哲学科、ロンドンのセント・マーチン美術大学(Central Saint Martins)から選ばれた。

  ラフが20年2月に「プラダ」の共同クリエイティブ・ディレクターに就任して以来、“対話”は同ブランドのコミュニケーション戦略の要となっている。今回の対話は、20年9月に21年春夏ミラノ・ファッション・ウイークでウィメンズ・コレクションを発表した後にミウッチャとラフが行った対談に続くもの。その際には、事前に公式ウェブサイトから両者への質問を募り、共に働くことや“新しさ”など幅広いテーマが語られた。今回は対談に新たな参加者を交え、新鮮な意見を取り入れることにより、2人が自分たち自身に挑戦することを目指している。また、21年春夏広告キャンペーンでも、それぞれのビジュアルに異なる疑問文を記して消費者に質問を投げかけ、その回答をブランドのウェブサイトから送信できるようにすることで、対話を促している。

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「無印良品」が今度は生活雑貨52品を値下げ 家具のサブスクも開始し廃棄削減へ

 良品計画は1月15日から、「無印良品」の収納用品や食器など生活雑貨52品の価格を、従来よりも20~30%下げる。また、昨年7店舗で試験的に行った家具レンタルの月額定額サービス(サブスクリプション)を、15日から182店に拡大し本格展開。春のフレッシャーズシーズンに向け、「買う」ではなく「借りる」という選択肢を打ち出す。

 同社は昨年10月に、靴下やインナー類など衣料品の主要72品を値下げ。それにより、コロナ禍での集客を避ける意味もあって期間限定値引きを行わなくなったことが、9~11月期の大幅増益に一定寄与したとしている。また、同社は1980年の創業当時から、素材選びや生産工程、包材の見直しなどによる値下げを定期的に続けてきた。「値下げは今回で終わるのではなく、今後も継続的に行っていく」と松岡朋子・執行役員生活雑貨部部長。

 具体的には、布帛の収納ケースを1190円(税込)から890円に、3本組アルミハンガーを290円から250円に、陶器のマグカップを1090円から890円に、手指消毒ジェルを990円から790円に値下げする。

 家具のサブスクでは、人気商品の脚付けマットレスや在宅ワーク用としてのニーズも見込める折りたたみテーブル、チェアなど、シンプルで汎用性の高い13アイテムを、1~4年の年単位のプランで借りることが可能。2万7900円の足付けマットレスのスモールサイズは、1年契約なら月額料金2140円、4年契約なら同560円で貸し出す。プランの期間満了後は、返却、契約延長、買い取りを選択できる。返却された家具はパーツ交換などメンテナンスをし、再び定額サービスで利用するか、中古品として販売する予定で廃棄削減にもつなげる。

 昨年、7店舗で3カ月間の定額サービス試験運用を実施。その際は「イデー(IDEE)」の商品も含む家具セットで打ち出していたが、客から「(セットではなく)自分に必要なものだけを必要な期間だけ借りたい」という声があがったことから、単品での貸し出しになったという。「昨年の試験運用中は想定通りの申し込み件数があった。収益化できるようしっかり事業として育てる」と湯崎知己・生活雑貨部住空間担当部長。

 サステナビリティに配慮した春の新商品も発表した。寝具などの生産工程で出る残反や残糸を再利用したスリッパやタオル、ファブリック類や、パッケージのプラスチック使用料を20%削減した化粧水、「コロナで自転車移動を好む消費者が増えている」ことに対応して復刻した自転車などを、昨年12月~1月から順次発売している。

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「アトモス ピンク」が販売スタッフを募集 女性に向けてスポーツミックススタイルを提案

 女性のためのスポーツミックススタイルを提案するセレクトショップ「アトモス ピンク(ATMOS PINK)」が、店舗拡大のため販売スタッフを募集する。マネージャー候補として、接客・販売のほかイベント運営やスタッフのマネジメント、売り上げ・在庫管理、ディスプレー変更など店舗運営の業務全般を行う。

 客層はスニーカーや原宿系ファッション、ストリートファッションが好きな10〜20代が中心。来店客の好みを伺いながらニーズを引き出し、最適なトータルコーディネートを提案する。ノルマはなく、じっくりと来店客に向き合える。

 原宿、新宿、渋谷のいずれかの店舗で勤務する。勤務地は希望を考慮し、適正を見て決定する。完全週休2日制で、プライベートと両立しやすい。

募集職種
販売スタッフ マネージャー候補

応募条件
アパレルやスニーカーショップ・セレクトショップなどでのマネジメント経験をお持ちの方
※学歴・経験年数・ポジション・雇用形態は不問

以下の方を歓迎します
スニーカーやファッションが好きな方
商品を販売するだけでなく、やりがいを感じながらワクワクした仕事がしたい方
着実にキャリアアップしていきたい方

勤務地
都内店舗のいずれかに勤務
希望勤務地を考慮し、適正を見て決定
※現状、転居を伴う転勤はないが、近隣店舗への異動や新店オープンに伴う系列店への異動の可能性あり

atmos pink フラッグシップ 原宿店
東京都渋谷区神宮前6-5-3 イベリアビル1F

FILA HARAJUKU
東京都渋谷区神宮前6-23-2

UGG@mos
東京都渋谷区神宮前4-31-5 インガレッソ1F

atmos pink 渋谷109店
東京都渋谷区道玄坂2-29-1 4F

atmos Heart
東京都渋谷区宇田川町25-6

atmos pink 新宿ルミネエスト店
東京都新宿区新宿3-38-1 LUMINE EST B2F

雇用形態
正社員
※3カ月の試用期間あり。待遇・給与に変更なし

勤務時間
シフト制(実働8時間)
※残業は月平均20時間程度

<シフト例>
10:00~19:00
12:00~21:00

休日休暇
完全週休2日制(シフト制)
慶弔休暇
特別休暇
介護休暇
有給休暇

給与
月給25万円以上+各種手当+業績賞与
※経験・スキルなどを考慮し決定
※月給額に45時間分(6万1342円以上)のみなし残業手当を含む。超過分は別途全額支給

年収例
320万円/27歳(入社2年)
360万円/30歳(入社4年)

福利厚生・待遇
昇給年1回(5月※業績による)
交通費(全額支給)
社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
残業手当(超過分を支給)
家族手当
結婚祝い金
出産祝い金
社員割引あり
私服勤務OK
職場内禁煙

応募期限
2021年2月14日まで

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「サステナビリティ サミット」の裏テーマは「モードって何?パート2」。その理由を川崎和也さんと語る  エディターズレター(2020年11月24日配信分)

※この記事は2020年11月24日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

「サステナビリティ サミット」の裏テーマは「モードって何?パート2」。
その理由を川崎和也さんと語る

 みなさん、こんにちは。今回のレターはゲストを迎えたインタビュー形式でお送りします。「WWDジャパン」は12月1日に、無料オンラインイベント「サステナビリティ サミット第1回~これからのイノベーション、クリエーション、コラボレーション~」を開催します。今日登場いただくのは、このサミットの登壇者でもある川崎和也さん。川崎さんは正確な肩書きが3つあります。スペキュラティヴ・ファッションデザイナー、デザインリサーチャー、シンフラックス主宰。謎めいていますよね。実はイベントの企画を考え始める段階から「何のためにこのイベントを開くのか?」といった思考を深め、コンセプト作りの相談に乗ってもらったのが川崎さんでした。このインタビューでは企画の経緯などを振り返ります。それではどうぞ!

向千鶴WWDジャパン編集長(以下、向):「サステナビリティ サミット」の内容を考えるとき、誰かに知恵を借りたく最初に思い浮かんだのが川崎さんでした。

川崎和也シンフラックス主宰(以下、川崎):自分に声かけるなんてチャレンジグだな、と思いましたよ(笑)。

:そうですか?私にとっては自然でした。なぜなら昨年9月に作った「WWDジャパン」の特集「モードって何?」で川崎さんに取材した際に聞いた話が印象的だったから。唐突に聞こえるかもしれませんが、今回のイベントは私にとって「モードって何?パート2」のような位置付けでもあるのです。「新しい服を世の中に送り出すことの意味」を問い直すという意味で。川崎さんはこのサミットを通じて伝えたいことはなんですか?

川崎:21世紀に突入して四半世紀がもうすぐたとうとしている今は、まさに「ファッションシステム変革の刻」であることを伝えたいと思っています。

:期待通りの壮大な答えです。

川崎:これまでも、ファッションが変革の必要にさらされる局面が何度かありました。第一には、19世紀パリにおいて、大量生産・大量消費の産業的仕組みを確立しようとしていたときに、チャールズ・ワースがオートクチュールというサービスを広めたとき。あるいは、1950〜60年代、消費者とデザイナーの感性が多様になるにしたがって、プレタポルテが華開いたとき。今はそれに次ぐ変化の時代であり、いうまでもなくその背景には、ファッション産業が抱える廃棄の問題や世界的な環境危機があるわけです。今まさに、持続可能なビジネスやサービス、製造や素材などの「システムレベルの変革」から、次のエコロジーを新たにインスピレーションとした「クリエイティビティの変革」がともに求められていると思います。

:今回のイベントの根底にあるのはまさにそういった考え方です。大きな痛みも伴う変革ですよね。

川崎:変わるためには、時に不安や苦しい思いをもたらすこともあるかもしれません。事実、環境のためにはいますぐ生産消費を完全にストップすれば良いのだという極端な意見もあります。だけど、衣服はほとんど全ての人間が着用するものであり、ファッションはこれからの人間にとってとても大切な文化として持続発展することを、僕自身は望んでいます。

:イベントのタイトルを「サミット」としたのはまさにその「議論」の場としたいから。「セミナー」だと先生が聴き手に一方的に話すイメージですが、12月1日のイベントは一方通行ではない「対話」の場、さらなる「議論」のタネが生まれる場にしたい。イベントの英語サブタイトル「Collective dreaming for future sustainable fashion」は川崎さんにもらったアイデアです。サステナビリティとビジネスってともすると「せねばならない苦しいこと」と捉えられがちだけど、そうじゃない。むしろ新しい扉を開く、一つのチャンスなんだ、そのためにテクノロジーを活かすんだ、知恵を出し合うんだ、という意味がそこには込められています。

川崎:閉鎖的な文化から開放的な文化へ、廃棄前提の製造から持続可能な生産へ、特権的な創造性から多元的な創造性へと「変化(Transition)」するためには、デザイナー、研究者、編集者、ビジネスパーソンなど、国内外問わず多様な人々と共に議論すること(Collective Dreaming)が必要です。今回のイベントがその第一歩になることを願っています。

:ところで「研究者」と「デザイナー」どちらか一つだけ選ぶとした川崎さんの肩書きはどちらですか?

川崎:デザイナーを選びます。ファッションデザイナーの、常に新しさを産むことと、モードの伝統を担うという2つの複雑なアイデンティティーを持つことを宿命づけられた姿勢に強いリスペクトを持っているからです。他方で、デザイナーが衣服という製品単体や表層的な意匠のみならず、仕組みや技術、思想を設計する役割へと変容しているとも思っています。こうしたサステナビリティの時代における新しいデザイナーとしてこれからも活動していきたいと思っています。

:川崎さんは視野が広いな、といつも思います。たくさん本を読んでそう。最近読んだ本や文章で面白かったものを教えてください。

川崎:ステラ・マッカートニーや関山和秀スパイバー取締役兼代表執行役の発言にはいつも刺激を受けています。彼女・彼の言葉は科学的であると同時に思想にあふれています。サステナブルなファッションのためには、具体的な行動や実装と、言葉や思考の両方が重要なのだといつも思い出させてくれます。あるいは、エコ志向をナイーブに妄信するのではなく、「そもそもなぜいま環境危機について思考する必要があるのか」という根本的な考えを促してくれる言説として、思想家であり京都大学総合生存学館特定准教授である篠原雅武の『「人間以後」の哲学─人新世を生きる』や『人新世の哲学─思弁的実在論以降の「人間の条件」』をとても面白く読みました。

:最後に好きなファッションブランドを教えてください。

川崎:「イッセイ ミヤケ」は、衣服を通したセンスオブワンダーを届けてくれるブランドとしてとても尊敬しています。また、ブランドと「ラボ」を一つの企業として両立させ、今よりもっとヨーロッパ一辺倒だったあの時代に、一枚の布というコンセプトを世界に投げかけた偉大な先行企業として、その活動方法についてもいつも参考にしています。

:ありがとうございました。12月1日は壇上でお会いしましょう!

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エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在9種類のテーマをお選びいただけます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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ネイルブランド「エッシー」が全製品ビーガンに刷新 8フリーも宣言

 ロレアル(L'OREAL)傘下のネイルブランド「エッシー(ESSIE)」は、2020年末で全ての製品をビーガン処方に刷新したと発表した。加えて、ネイルポリッシュによく配合され、有害の可能性もあるとされるトルエン、フタル酸ジブチル、ホルムアルデヒド、フェノール樹脂、樟脳(カンフル)、エチルトシルアミド、キシレン、トリフェニル、リン酸塩の8つの成分も使用しないという。

 処方のリニューアルは18年に着手し、人気の“ジェルクチュール ネイルポリッシュ”シリーズと“カラー&ケア ネイルポリッシュ”ラインの刷新にフォーカスした。新作の“エクスプレッシー”ラインはデビューからビーガン・8フリー処方だという。キャロライン・ホルバ(Carolyn Holba)「エッシー」ジェネラルマネジャーは「お客さまの中には、既存カラーの色味を正確に把握しているファンもいるため、(同じ色を保ちながら)処方を完璧にするのに数年かかった」と振り返る。

 ビーガン・8フリー処方は、今後のプロモーションでも積極的に打ち出す。アラーナ・マクドナルド(Alanna McDonald)「エッシー」「メイベリン(MAYBELLINE)」「ガルニエ(GARNIER)」北米プレジデントは「透明性にコミットするために、配合しない成分を明確にコミュニケーションする。今はたくさんの情報が拡散される中で消費者も混乱している。なるべく成分リストをシンプルに、分かりやすくする狙いだ」と語る。北米においては、成分やクリーンな処方への関心が高い若年層をターゲットにしている。

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カフェカンパニーのEC子会社、ドコモが第三者割当を引き受け。

「WIRED CAFE」などを運営するカフェ・カンパニー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:楠本 修二郎)が2019年10月に設立した食品ECの子会社、株式会社グッドイートカンパニーの第三者割当増資を株式会社NTTドコモが引き受けることが決まった。ドコモの普通株式保有比率は51%となる。
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クラウドファンディング「READYFOR」、決済手数料5%のみで提供。緊急事態宣言下、全国の飲食店支援。

クラウドファンディング「READYFOR」が、緊急事態宣言が発出された1都3県(東京・埼玉・千葉・神奈川)に所在する飲食店を応援するため、目標金額への到達の有無に関わらず集まった資金を受け取ることができるALL-IN形式が適用され、決済手数料5%のみでクラウドファンディングを提供する。
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