「ジェイシーエム(J.C.M)」が2021年春夏コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
「ジェイシーエム(J.C.M)」が2021年春夏コレクションを発表した。
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この冬、本格的に着用率が高まってきたロングブーツ。防寒とおしゃれをダブルでかなえてくれる重宝アイテムです。以前「大本命ロングブーツの迎え方!」で紹介したように、フェミニンなスカートと合わせるスタイリングが広く支持されていますが、さらに一歩踏み込んだ着こなしと言えるのが、スーツをばらしたようなスラックスや、ゆったりした量感のパンツを使ったブーツインです。これまで一般的だった細身パンツに代わる新しいコーディネートです。
メンズルックで見かけるようなスタイリングが、ウィメンズでもスリリングなアレンジを好むファッショニスタの間でじわじわと広がってきました。目新しいところでは、ゴツめのコンバットブーツやエンジニア風ブーツとの相性を試す動きが出ています。メンズ風パンツとロングブーツの組み合わせには、意外なケミストリーがありました。
1枚目は、シャツ×パンツのワーク系セットアップで、パンツの裾をロングブーツにインしたスタイル。オーバーサイズのスリーブレスジャケットを重ねて、タフに見えすぎないようなさじ加減にしています。爪先のとがったポインテッドトーと細いヒールでたおやかさとシャープな印象も引き出しました。パンツのゆとりとブーツのタイト具合の“落差”が着やせ効果を発揮しています。
2枚目の写真は、ベージュのスラックス風パンツを、クリーム色のロングブーツに収めました。“きちんと感”が漂うセンタープレスのパンツに軽やかなライトアウターを重ね、羽織り物のゆるっとしたシルエットが程よい抜け感をまとわせています。ロングアウターを重ねることで、レッグラインをぼかしてくれる相乗効果も期待できます。
冬の装いはダークカラーが多くなりがちなだけに、白パンツを投入すれば、さわやかさが引き立ちます。きれいめに見えるので、大人世代にも人気です。白パンツとロングブーツを合わせれば、白の清らかさが一段と引き立ちます。
これまでの細身パンツのブーツインでは、足全体に細さを印象づけるテクニックが基本でした。でも、たっぷりしたシルエットのパンツでは、膝上あたりを少したるませて、履き口にボリュームをこしらえるのがポイント。ムートンアウターでリラックスした雰囲気を帯びながらも、全体がクールに決まりました。
2枚目の写真のボトムスは、ルームウエア風の楽ちんニットパンツ。ところが、パイソン柄のロングブーツを合わせると、このようにスパイシーでキリッと引き締まります。部屋着のまま外に出るときに使える着こなし術です。ハイネックとアウターも白でそろえて、コージーな雰囲気に。アクセントの赤バッグとパイソン柄のブーツの存在感を強調しています。
パンツスーツは2020-21年秋冬シーズンのトレンドアイテムでしたが、パンツの裾をロングブーツにインすると、まとまりすぎのイメージを崩す効果が生まれます。おしゃれ上級者が好んで用いる“はずし”技です。目の覚めるようなブルースーツの正統派スタイリングにコンバットブーツを合わせることで、あえて違和感を持ち込みました。トップスも黒でタイトに見せつつ、ブーツと色を合わせました。同系色のブルーのバッグでさらに統一感を出して、スーツのカッチリとしたイメージを崩す巧みなアレンジです。
2枚目の写真左側のパンツスーツがかしこまって見えないのは、パンツをインした白ロングブーツのおかげ。トップスもそろったスリーピースの装いは、全身をワントーンで整えたいときに便利なトレンドアイテムです。目を引く白ブーツとのコンビネーションは、スリーピースの“かっちり感”を薄めて、代わりにエレガントさを添えてくれます。
これまでのブーツインは、細身のパンツが主流でしたが、ゆるめのパンツやスラックスとロングブーツを合わせれば、ブーツ主体で“ジェンダーぼかし”コーデを組み立てることができます。色や柄のバリエーションが一段と広がっているだけに、ブーツが主役のコーデを生かして、手持ちの服から別の表情を引き出しやすくなってきました。着やせ効果やムードずらしなどのメリットもあり、ブーツルックのバリエーションをさらに広げられそうです。
ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い
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※この記事は2020年11月27日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから。
最近、ビューティブランドのアウトレット出店が目立ちます。コスメキッチンが御殿場アウトレットに出店を発表したほか、ロート製薬やロレアルはアスクルのロハコと提携し、小売店からの返品製品をアウトレット価格で販売しています。また以前からエスティ ローダーやロレアル、ボタニストもアウトレット業態をかかえ、プラザもアウトレット店でコスメを売っています。
ようやく、ビューティブランドもアウトレットに前向きになった印象です。ご存知の通り化粧品は基本的にセールをしないスタンスを貫き通してきました。スキンケアなどの定番品が多い化粧品はシーズンごとに製品が全て入れ替わるわけではないため、“売り切り”という概念があまりなく、さらに値引きしてしまうと定価で売れないという懸念があるのは十分理解できます。ただ、ファッションと違って化粧品には消費期限があります。化粧品のほとんどは、未開封で3年の品質が確保されて設計されており(それを満たさない場合は消費期限を明記する必要がある)、店頭には消費期限まで1年を切った製品は返品・廃棄されることが多いそうです。
先日ロート製薬の方を取材した際、「箱も中身も綺麗に保管されている完璧な製品が返品され、大量に処分されていく姿を見るのが、汗水流しながら作ったメーカーとして胸が痛む思いだった」とおっしゃっていたのが印象的でした。だから少しでも廃棄ロスをなくすために、返品された製品でも品質の安全が確保できるものは、ロハコのアウトレットに卸すことを決めたそうです。それを聞いた時、「素晴らしい!」と、心の底から思いました。
ファッションは、某ラグジュアリーブランドが製品を大量に償却処分して炎上したり、一部のファストファッションブランドも問題になったりしますが、化粧品も大量に廃棄されていることにはなかなか注目が集まらないような気がします。なぜでしょう?また、食品の廃棄ロスがメディアでも何度も取り上げられ、大きな社会問題になっていますよね。食品まで消費期限は短くなくとも、“生モノ”であることには違いがありません。となると、化粧品も廃棄ロスは大きな問題だと思いませんか?
アウトレットに出すとブランドイメージが下がる、定価で買ってくれなくなる、そんな心配もあるのは分かりますが、今の消費者はむしろ肯定的に捉えるのではないでしょうか?海外ではエスティ ローダーがノードストロムのオフプライス業態「ノーダストロム ラック」に製品を卸したり、多くのビューティブランドがオフプライスストアやアウトレットに出店しています。だからといって消費者はセフォラや百貨店で買わなくなっているわけではありません。定価で買う人は定価で買いますし、アウトレットに出したからイメージが崩れるとも思いません。これまで頑なに値引きをしない、アウトレットに出さないスタンスが多かった化粧品ブランドですが、少しでも廃棄ロスを減らせるならアウトレットへの進出はとてもポジティブなニュースなのではないでしょうか?
#MILLENIALMIND:ミレニアル世代の記者が、普段の取材や、日頃から気になっているファッション&ビューティのニュースやトピックスをピックアップします。
エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在9種類のテーマをお選びいただけます。届いたメールには直接返信をすることもできます。
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長年にわたり「キャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)」のクリエイティブ・ディレクターを務めた後、メラニア・トランプ(Melania Trump)前米大統領夫人のスタイリストを担ったエルヴェ・ピエール(Herve Pierre)にインタビューを実施した。ピエールはヒートアップした米大統領選をはじめとする政治的な話題には一切言及せず、純粋なスタイリストとしての経験を熱心に語った。
初仕事はトランプ前大統領の就任式で着用するドレスのデザインだった。「夫人と初めて会った4日後にドレスのデザインを依頼された。納品まで12日ほどしかなく、細かい要望は教えてもらえなかったために完全に手探りの状態で制作した」。
4年間を振り返り、「ファーストレディーのスタイリストは予想外だったが、とても光栄だった。大統領夫人のスタイリストはジェームズ・ボンド(James Bond)のようにとてもミステリアスで秘密主義的な役割だ。スタイリストはメディアがまだ知らない州訪問の予定なども把握しているから、情報を漏らさないことが重要だ。常に訪問先の文化や国に適した衣装を選ぶことを心がけていたし、それが難しい場合にはTPOに見合う服装や見栄えのよさに気を遣っていた」と語った。
スタイリストの経験がデザイナーの仕事にどのような影響を与えたかを問うと、「トランプ政権でのスタイリスト経験とデザイナーの仕事は分けて考えてきた。18年にパンタナーのニコラ・カイト(Nicolas Caito)と『アトリエ カイト フォー エルヴェ ピエール(Atelier Caito for Herve Pierre)』も立ち上げたこともあり、なおさらだ」と、明確なコメントは避けるにとどまった。
またピエールは、政治的な思想とファッションを別個に考える姿勢を絶賛してもいる。「前ファースト・レディーのミシェル・オバマ(Michelle Obama)は14年に、当時のフランソワ・オランド(Francois Hollande)仏大統領との夕食会で私がデザインした『キャロリーナ へレラ』のドレスを着用した。政治的なメッセージをドレスで表現することもあるとは思うが、コレクションやブランドの場合はどうだろうか?例えばマイケル・コースは、カマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領が米『ヴォーグ(VOGUE)』2月号のデジタル版の表紙で着用したパウダーブルーのスーツをデザインしているが、メラニア夫人も『マイケル・コース(MICHAEL KORS)』が好きで何度も着用している。米『WWD』の読者にも民主党支持者と共和党支持者の両方がいるだろう。結局のところ、読者が求めているのは情報やリポートであって、“特定のブランドを買わないように”などと言うことはできないだろう?それは私たちも同じだ」と語った。
後任のスタイリストには“有意義な”情報を提供したいと話すピエールは、「大統領夫人とはいえ、華やかな日もあれば通院の日もある。単にセミフォーマルやカクテルパーティー向けの衣装を探せばいいというわけではない。ファースト・レディーのワードローブは多岐に渡る。とてもクリエイティブな仕事だ。デザイナーの私にとってスタイリングは未知の領域であったため、その都度学びが必要だった。メラニア夫人に『私はスタイリストではない』と伝えると彼女は、『私もファーストレディーじゃないわ。これから一緒に学んでいきましょう』と言ったんだ」と回想した。
また、大統領夫人のスタイリストは時に間違いを犯すこともあるという。「ジル・バイデン(Jill Biden)米大統領夫人のスタイリストは、彼女がスピーチをする際に『背景は何色ですか?』と聞かなければならないだろう。ドレスが綺麗なだけでは不十分で、カメラ越しの美しさも考慮する必要がある。公人の写真は永遠に残るため、写真映りをよくすることが重要だ。この件に関して、私は毎回上出来だったとは言えない」とコメントした。
衣装選びはメラニア夫人と一緒に行っていたといい、「夫人のセンスはとても素晴らしい。日頃からさまざまな服装のカメラ映りについて話し合っていた。写真はインスタグラムなどで一人歩きするため、とても大事なことだ」と語った。
メラニア夫人は普段は「マイケル・コース」や「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」、重要なシーンでは「ディオール(DIOR)」「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」といったブランドを着用していた。
メラニア夫人といえば、2018年にテキサス州の移民児童収容施設を訪問した際に、「私は全然気にしないけど、あなたは?(I really don’t care, do u?)」の文字がプリントされた「ザラ(ZARA)」の39.99ドル(約4100円)のジャケットを着用して公の場に姿を現したことで大きな波紋を呼んだ。不法移民に対するトランプ政権の強硬策で親と引き離された子どもたちがいたこともあり、こうした夫人の行動は大々的な批判を浴びたが、スタイリストのピエールはこの件に関しては無関係であったという。「最初に見た時はフォトショップで加工されたものかと思った」。
インスタグラム(INSTAGRAM)上での政治への関心は、オバマ政権下で勢いを増した。トランプ政権下でもその勢いが衰えることはなく、こうした状況はジル夫人と彼女のスタイリストに引き継がれることになる。ピエールはこの4年間で議論されてきた問題についてのコメントは拒否しながらも、「新しいスタイリストは民族性や象徴性、人びとが特定のスタイルをどのように受け取るか、などについて慎重に検討する必要があることを知っておくべきだ」とコメントした。
またピエールは、19年にバッキンガム宮殿で行われたエリザベス女王(Queen Elizabeth II)主催の晩餐会でメラニア夫人が着用した「ディオール」の白いノースリーブのドレスなど、公式の場で着用された衣装を適切に整理して保管するための手伝いも行った。保存にあたってのボックスやガイドラインはスミソニアン博物館が提供したという。
メラニア夫人のライフスタイルはこれから大きく変わることになるが、ピエールは今後も夫人と仕事をしつつ、「アトリエ カイト フォー エルヴェ ピエール」でもフルタイムで働く予定だという。
ピエールは政治的な話題にこそ触れなかったが、お気に入りのルックをたずねると、「ネイビーのアクセントが印象的な『ドルチェ&ガッバーナ』の白いドレスに、私がデザインした白い大きなつば付きハットを着用した夫人はとても美しかった」とコメントした。
また、17年の就任式で着用した「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」のパウダーブルーのカスタムスーツや、11月の大統領選で着用した「グッチ(GUCCI)」のプリントドレスに小さなケリーバッグを合わせたスタイルも非常にシックであったし、最後の演説で着用した「ドルチェ&ガッバーナ」のスーツは、暴力を糾弾し、自身の考えを述べる場に相応しいものであったと述懐する。
ソーシャルメディアで反発が起きた際の対処法については、「私はもう50歳を超えているから、ツイッター(TWITTER)もフェイズブック(FACEBOOK)もやっていない。SNSにとらわれて心配したり、時間を無駄にすることもないから大いに助かっている。私が利用しているのはインスタグラムだけで、9月以降は投稿していない。正直なところ、SNSがあまり得意ではないんだ。誰かから『ツイッターがあなたの話題で持ちきりだ』と言われても、『そうか(笑)』と返して終わりさ」と語った。
スタイリスト就任当初にケネディ政権下でホワイトハウス報道官を務めたピエール・サリンジャー(Pierre Salinger)の回顧録を読んだという。自身の体験について出版の予定があるかを尋ねると、「今のところ予定はない。もしかしたらいつか、80歳になった頃に書くかもしれないがね」と笑いながら答えた。
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「ブリジャートン家」の衣装は238人の職人によって特注で製作されており、21年春夏シーズンのトレンドが衣装にも反映されている。同シーズンでは多くのブランドがチュールや花柄、重厚な装飾を施すなどしたロマンチックで華やかなコレクションを発表しており、1813年が舞台の「ブリジャートン家」のお洒落な登場人物たちにもぴったりな雰囲気がある。
そこで今回は「ブリジャートン家」の人びとが21年春夏プレタポルテ・コレクションを着るとしたら?と、勝手にベストルックを選んでみた。着用すれば、現代の「ブリジャートン家」になれるかも?
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主人公ダフネの衣装は非常にエレガントで洗練されており、宝石やパールの装飾を施したパウダーブルーのドレスに、透け感のあるグローブを合わせたトラディショナルでニュートラルなスタイルに仕上がっている。
衣装デザイナーのエレン・ミロジェニック(Ellen Mirojnick)は、「ダフネは圧倒的に清純でエレガントだ。尚且つとてもシンプルな輝きを放っている」とコメントしている。
「マルカリアン(MARKARIAN)」のロマンチックな白いドレスと、ダフネが着用しているオフショルダーのストラップとAラインが印象的なパステルブルーのドレスには、共通のエッセンスが感じられる。一方でカジュアルな要素は「ミュウミュウ(MIU MIU)」のパウダーブルーのドレスにも似ている。
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ヘイスティングス公爵(Duke of Hasting’s)の鬱々とした性格は彼のファッションにも表れており、劇中ではダークな色のジャケットをしばしば着用している。彼のスタイルは、「ブリオーニ(BRIONI)」「ダンヒル(DUNHILL)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」のメンズ・コレクションのブラックスーツと重なる部分がある。
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ブリジャートン家が洗練された上品なスタイルを好む一方で、フェザリントン家はより大胆で華やかな色使いが印象的だ。ミロジェニックは、「彼らのスタイルは少しばかり騒がしく、ちょっと飾りすぎで、やりすぎな一面もある」とコメントしている。
21年春夏コレクションには、奇抜な花のヘッドピースを発表した「ロダルテ(RODARTE)」や、「バッジェリー・ミシュカ(BADGLEY MISCHKA)」「アントニオ マラス(ANTONIO MARRAS)」といったフェザリントン家の女性たちにぴったりな花柄のドレスもある。
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威圧的な様子で描かれているシャーロット王妃は、宝石とフリルをふんだんにあしらったパニエスカートのドレスを着用しており、1813年の統治者らしい豪華で威厳のあるスタイルに仕上がっている。
王妃の派手なスタイルは「モスキーノ(MOSCHINO)」のチュールボールガウンや「ハルパーン(HALPERN)」のボリュームドレス、そして「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」のビーズをあしらったドレスなどと類似している。
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ブリジャートン姉妹の1人であるエロイーズは、姉のダフネとは対照的にジェンダーのあり方やイギリス社会における立ち位置の問題に立ち向う様子が描かれている。彼女の反抗的な性格はファッションにも表れており、エロイーズは社交界デビューする女性にふさわしいとされる装いを渋々身につけている。
エロイーズのスタイルからは、「エルメス(HERMES)」のパウダーブルーのジャンプスーツや「バッジェリー・ミシュカ(BADGLEY MISCHKA)」のジャケットとゆったりしたボトムス、「フェンディ(FENDI)」の白い襟付きドレスといったスポーティーな要素が感じ取れる。
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マリーナはフェザリントン家の派手な親戚たちとは違って、装飾が控えめでソフトな雰囲気のイエローのドレスを着用している。彼女のスタイルと共通しているのは、フェミニンなAラインのドレスを発表した「アーデム(ERDEM)」や「ジェニー・パッカム(JENNY PACKHAM)」のコレクションだろう。
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ダンベリー夫人はシルクのような生地とハイセンスなジュエリーで仕上げた宝石のような衣装を身に付けている。「アレクシ・マビーユ(ALEXIS MABILLE)」「リーム アクラ(REEM ACRA)」「ビブー モハパトラ(BIBHU MOHAPATRA)」のコレクションには彼女好みのスタイルが多いと言えるだろう。
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2021年のキーワードは「共感」「共存」「共栄」になると思っている。所有する代わりに一定額を払って最新モデルをリースできる服やバッグのサブスクリプションサービスはすでにあったが、このコロナ禍で無制限に利用できる動画配信や雑誌購読、自由に受講できるオンラインレッスンのヨガなどのサブスクは急増した。在宅時間が増えたことで需要が高まったのだろう。
月額1000円で毎日1個、好きな味のマカロンを選べるという「ダロワイヨ(DALLOYAU)」のサブスク「マイ マカ(MY MACA)」にもはっとした。お得という以上に日々の小さな幸せと、その都度の支払いが不要という気軽さがうれしい。体重を気にしなければ、すぐにでも申し込みたいくらいだ。ドリンクが飲み放題になるサブスクを導入した飲食店も増えている。客はなじみの店を応援する気分になれ、店にとっては一定の顧客をキープできるメリットがある。
そんな中、ランニング業界初のシューズのサブスクも登場した。しかもそのシューズは機能に優れているだけでなく、100%リサイクル可能だというのだ。スイスのスポーツブランド「オン(ON)」が開発した持続可能なモデル“サイクロン(CYCLON)”が1カ月3380円で継続的に送られるサービスで、履きつぶしたシューズは焼却されず、常に循環していく。新しいシューズが届いたその箱で今まで履いたものを返却すると、その素材を使った新たな1足が製造され、誰かへと発送される。このモデルは常に自分の傍らにあるけれど、永遠に所有することはできないシューズなのだ。
ランニングシューズ“サイクロン”は種子が食用油として活用されているトウゴマから得たバイオベース素材で、ソールは軽量かつ耐久性に優れている。幾何学模様の編み目のあるアッパー素材はオーガニックな無染色。かつ一枚の生地で作られているため縫製にも無駄がない。柔軟性や通気性など、ランニングシューズとしての機能性はもちろん、シンプルを極めた無駄のないデザインもまた、コーディネート自在でタウンユースしやすい。
さらには「オン」は既存の流通が抱える問題にも挑んでいる。製造技術だけでなく流通でもサステナブルな循環を目指し、このサブスクでは基準を満たすまでは配送されないこともあると明記している。シューズの製造過程で発生する二酸化炭素(CO2)総排出量の2~5%が配送過程にあることから、最小需要量を満たす地域のみに発送し、コンテナの中にシューズが数足のみという事態を避ける。つまり、一定の需要がないと発送しないという選択に踏み切った。自分たちが住むエリアに賛同者が集まらないとスムーズな配送は見込めないのだ。
かつ、21年秋のサブスクサービスのスタートに向けて、賛同者には進捗がシェアされる。このサービスを利用する人は消費者ではなく、このプロジェクトを共に推進させる協働者となる。サイトを見るとその迫力あるメッセージに、「共に改革を起こそうぞ!」という気概のようなものを感じる。
2010年に「ランニングの世界を変える」という大きな目標を掲げ、スイス・チューリヒの一角でスタートしたスポーツブランド「オン」は、その成長も革新的だった。トップアスリートやエンジニア、それぞれの視点をもつ3人の共同創業者により開発されたシューズはトライアスリートやトレイルランナーなど、ハードな競技に挑むアスリートに支持され、16年のリオ五輪ではトライアスロン女子銀メダリストが着用。10年後の今では55カ国を超えるエリアで、700万人以上のランナーに愛されている。20年にはテニス選手、ロジャー・フェデラー(Roger Federer)も新製品の開発に参画した。
15年にオン・ジャパンが設立され、ランナー仲間の間で浸透し始めたとき、私自身は、すぐにでも走り出せ、街でも浮かないモデル“クラウド(CLOUD)”をヘビロテするようになった。ブランドマークが目立つシューズしかなかった当時、全てブラックで統一し、小さな「オン」のロゴマークと5ミリ角くらいの小さなスイスの国旗だけが入ったミニマルなデザインは画期的だったのだ。
裸足のような感覚で足の裏を自在に動かせる「オン」の“クラウド”は、なぜか空手や総合格闘技など格闘系アスリートにも支持されている。体と向き合う機会の多い層に響くのだろう。ちなみに駒田博紀オン・ジャパン代表もアイアンマンレースを完走するトライアスリートであり空手家だ。
「共感」し、つながっていないけれど、緩やかにつながる誰かと「共存」し、共に「共栄」を目指す。リサイクル可能な循環を築く“サイクロン”のサブスクはそんなコミュニティーとなるのだろう。履くとスイッチが入るようなシューズ、というブランド名のごとく、共に一歩踏み出すことで、新しい世界へのスイッチが「オン」になることを願ってやまない。
間庭典子(まにわ・のりこ)/フリーライター:婦人画報社(現ハースト婦人画報社)を退社後、ニューヨークへ渡る。現在は東京を拠点に各メディアに旅、グルメ、インテリア、ウエルネスなど幅広いテーマで執筆。著書に「ホントに美味しいNY10ドルグルメ」「走れば人生見えてくる」(共に講談社)など
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「トゥー フェイスド(TOO FACED)」は2月1日、ミニアイシャドウパレット2種を発売する。レトロなゲーム機デザインのパレット“レッツ プレイ ミニ アイシャドウ パレット”(3800円)はオレンジを効かせたブラウン系のカラーやピンクトーンをそろえる。 マット・シマー・メタリックの3種の異なる質感で日常使いからイベントまで幅広いシーンのメイクが可能だ。ジャムサンドをイメージしたパレットは“ザッツ マイ ジャム!ミニ アイシャドウパレット”(3800円)は“THATʼS MY JAM(私のお気に入りソング)”にかけて、聴くとハッピーになるお気に入りの曲のようにプレイフルなカラーをラインアップ。パープルやピンク、ブラウンなどの8つのカラーがセットになっており、さらにブルーベリージャムのような甘い香りが特徴だ。
同日にはバレンタイン限定のミニアイシャドウパレット“ビー マイ ラヴァー ミニ アイシャドウ パレット”(3800円)も発売する。ピンクやパープルをベースにしたグラマラスなカラーとベーシックにつかえるマットカラーが8色入ったパレットで、キュートからラブリー、セクシーまでさまざまな目元を演出する。香りはバレンタインにもぴったりなローズになっている。
さらに3月5日には、人気のベースメイクシリーズ“ボーン ディス ウェイ”から、さらに色移りしにくく高密着なマットファンデーション“ボーン ディス ウェイ アンディテクタブル 24H マット ファンデーション”(全12色、各5000円)が登場する(1月22日に公式ECで先行発売)。高いカバー力を誇りながら素肌のような自然な仕上がりを兼ね備えた処方で、まるでフィルター加工したかのような滑らかな肌に仕上げる。色移りや崩れもしにくく、美しい仕上がりが24時間持続する。ウオータープルーフでマスクにも移りにくい処方だ。
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