メンズコレ最終日は「ジル サンダー」「Y/プロ」「アリックス」に一言 編集長&若手記者2人のパリメンズ5選

大澤錬「WWDJAPAN.com」記者(以下、大澤):連日の登場、失礼します(笑)。本日はパリメンズ最終日の厳選5ブランドを振り返ります。最終日まで僕らも一気に駆け抜けてきました!今シーズンもデジタルならではの試みや、限られた人数の中でのショーなど、発表の仕方はさまざま。前シーズンよりもアップデートが進みました。本日もよろしくお願いします。

村上要「WWDJAPAN.com」編集長(以下、村上):デジタルでも「あぁ、もう最終日なのか……。寂しいな」という気持ちは変わりませんね(笑)。そう思うのは、良いコレクションが多かった証拠です。

最終日トップバッターは「ジル サンダー」

村上:「ジル サンダー(JIL SANDER)」は、「ステキなコレクションなんだろうな」って思うけれど、「見せ方は、コレが正解?」とも考えました。暗がりや切り替え、クローズアップが多い“雰囲気系”のムービーだと、絶妙なプロポーションバランスや素材感、控えめなディテールは分かりづらいですね。起毛感の高いネルシャツ素材のブルゾンや、ハニカム構造が独特なニット、0.5サイズオーバーくらいのシャツドレスなど、「ちゃんと見たい!!」と言う欲求に駆られるアイテムが多いから尚更。感度が高く、自分を持っているから自由に解釈できるファンが多そうなブランドであることを考えると、シンプルに全容を見せて、「あとはご自由に判断してください」って任せちゃうくらいの見せ方で良かった気がします。そんなにデジタルが得意なブランドじゃないから、その辺りは少しずつ学んでいくのかな?

大澤:全体的に映像が暗く見づらいので、僕は食い入るように見てしまいました。個人的にはダブルフェイスのトレンチコート、パステルカラーのロングブーツがお気に入り。コートやニットに施されたポートレートは、1920年代にフローレンス・アンリ(Florence Henri)が撮影したバウハウスの女性アーティストやデザイナーたちだそうです。大胆に“MOTHER”と記したシルバーネックレスは、家族の重要性・大切さを表現しています。メニューの構成はさすがの一言ですね。

初のキッズウエアを発表

村上:さぁ、今シーズン一番難解なムービーですよ。「トム ブラウン(THOM BROWNE)」です。アイコニックなスーツを着たキッズたちが、仕事して、遊んで、ゴミを投げ捨てたり、牛乳を吹き出したりで終了という、全編モノクロ2分チョイのムービーでした。コレは一体、どう解釈したら良いのでしょうか(笑)?単純にキッズウエアのローンチをお知らせするものなのか?それとも、郷愁を誘うことも狙っていたのか?相変わらず、多くを語らないまま一石を投じるカンジ。キライじゃありません(笑)。

大澤:今回は初のキッズウエア(2〜10歳向け)を発表するためのムービーだそうです。クリエイションは大人向けのコレクションと変わらないようですね(笑)。「トム ブラウン」は直営店も含めて独自の世界観があり、面白いブランドと思っていますが、クリエイションの変化が少なく寂しさも感じます。ムービー自体は「キッザニア」で働くキッズたちを見ているようで、朗らかな気持ちになりました。日本でも「トム ブラウン」を身にまとった子どもたちを見られるといいですね。

「Y/プロ」が少しリアルクローズに

村上:「ディーゼル(DIESEL)」のクリエイションも手がけることになったグレン・マーティンス(Glenn Martens)の「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」は、もっとアバンギャルドになると思っていたけれど、むしろちょっぴりリアルになりました。極端なプロポーションは控えめ。もちろん、随所で生地をひねったり、穴を開けたりで“たわんだ洋服”が多いけれど、少なくとも「どう着たらいいのか?」はちゃんとわかる。小難しいのは疲れちゃう今のムードを感じたのかな?折り返すとウエスタンブーツ風のディテールが現れて、あたかも履いているように見えるデニムとか、面白かった。大胆でありながら、消費者を置いてきぼりにもしない。「ディーゼル」でも、上手いことやってくれそうな気がします。

大澤:今回は少しだけ落ち着いた「Y/プロ」でしたね。「着るのに一苦労」というのは少なそう。トータルで着こなすのはハードルが高いけど、一点一点のアイテムを入れ込むだけで、コーディネートはかなり変わりそうです。コロナ明けに、ストリートスナップを撮られたい人には「もってこい」(笑)。今シーズンは古着の要素が強かったように思います。作業着のようなナイロンのセットアップ、キルティングジャケット、ウオッシュ加工のストレートジーンズ、スタジャンなど。また「カナダグース(CANADA GOOSE)」とのコラボアイテムも引き続き発表していました。

「ユニクロ U」との差別化はいかに⁉︎

村上:「ルメール(LEMAIRE)」は、やっぱり秋冬の方がいいですね。ルックを構成するアイテムが増えてコーディネイトで見せられると、どうしても比較されてしまう「ユニクロ U(UNIQLO U)」との違いが際立ちます。ちょっとだけ肩パッドを入れたジャケットや、少しだけ贅沢に生地を使ったシャツドレス、部分的なファー使い、それにグラデーションなどの積み重ねが「ユニクロ U」との明確な差別化につながっていて、「あぁ、2つのブランドを続ける意味があるんだな」って実感できます。

大澤:僕には大人っぽすぎるので、普段あまり拝見することがないブランドでした。冒頭は「ユニクロ U」のイメージが強すぎるあまり、変化を感じなかったのが正直なところです。終盤に差し掛かると、グラデーションのコートやシャツ、マキシコート、ファーブルゾン、赤のセットアップなど、よりファッショナブルな印象へと変わりました。個人的には「ユニクロ U」との両立の難しさを感じました。カジュアルダウンしすぎても難しいし、大人の雰囲気を醸し出すと若い世代には刺さらない。ターゲット層が狭いのかなと感じてしまいました。

パリメンズ最後の砦は「1017 アリックス 9SM」

大澤:フィナーレを務めるのは「1017 アリックス 9SM(1017 ALYX 9SM)」。期待が大きいからこそ、写真だけなのは残念に思いました。「ジバンシィ(GIVENCHY)」のトップに就任して以降、クリエイションの質がさらに上がったように思います。上質な日常着に、メタルバックルやカラーリングで少し遊び心を加え、良い意味で大人っぽさが滲み出ている。バッグやアクセサリーを強く打ち出している点も、「デザイナーが継続的に強く推していきたいアイテム」というのが伺えますね。ダンベルのような形をしたハンドバッグ、オールレッドのムートンも気になりました。

村上:パリメンズのフィナーレが写真だけなのはちょっぴり残念ですが、クリエイション自体は随分変えてきましたね。最初はメタルバックル付きのストリートから始まって、直近はブラックのフォーマル路線でしたが、今シーズンはその中間を突いてきたカンジ。シャープなカッティングながら、ベビーピンクやスカイブルーなどの可愛らしい色合いで、モードやストリート一辺倒でもありません。「ジバンシィ」とも明確に差別化できていて、素直に「良き新機軸に挑戦しているな」って思えます。

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日本を代表するスキーブランド「フェニックス」をニコラ・フォルミケッティがよみがえらせる

 日本を代表するスキーブランドとして知られる「フェニックス(PHENIX)」のクリエイティブ・ディレクターに、ニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)が就任する。新たにアウトドアライン「プラスフェニックス」(+PHENIX)」もデビューさせるとともに、企画、MD、PRなどすべてにおいてディレクションを行っていく。本格的にニコラが手がけるウエアが登場するのは、2022年春夏からになるが、撮影やスタイリングなどにはすでに参画している。

 ニコラは現在、ロサンゼルスを拠点にレディー・ガガ(Lady Gaga)のクリエイティブ・ディレクターを務め、彼女の公の場でのスタイリングやMVのディレクションを担当。これまでも「ディーゼル(DIESEL)」や「ミュグレー(MUGLER)」「ユニクロ(UNIQLO)」や自身の「ニコパンダ(NICOPANDA)」などを手がけてきた。
 
 ニコラは26日、電話インタビューで、「歴史あるブランドのクリエティブに参画できて、とても光栄だ。スポーツは自分のパッションの源でもあるので、自分が創り上げるクリエティビティーと、『フェニックス』がこれまで築いてきたDNAを融合することで、ブランドの歴史をモダンに反映した新しいアイテムが生まれることを確信している。スキーだけでなく、街で着られる、家の中でも快適で、散歩もできて、軽いスポーツができるようなものが欲しかったので、『+フェニックス』を新たにデビューさせる。すごくかわいくて、ストリート系で、着やすくて、スキーからインスピレーションを受けた、カジュアルでカラフルで遊び心があるラインになる。日本だけでなく世界でも大きく打ち出していく。僕は半分日本人だから、日本発のブランドを世界で飛躍させるためのサポートをしたいとずっと思ってきたし、それができるのがうれしい」と語った。

 また、「スポーツとファッションが今後さらに身近になれるような広げ方をしていきたい。僕も今やっているけれど、メディテーションをしたり、自然の中を歩いたり、走ったり、ヨガをしたり、ジムに行くなど、日常の中で体を動かすことがもっともっと大事になってくると思う。モノをデザインする際、変にトレンドを追った最先端のファッションではなく、モダンだけれども、何年も長く着られるようなものが求められている。ストリートやスポーツのトレンドはサイクルが長いし、コレクションごとに新しいものを提案するというよりも、少しずつアップデートするようなところも気に入っている」と話す。

 「もちろん『フェニックス』でも、デザイン、広告、マーケティング、デジタル活用などを通じてブランドをカッコよく面白くしていく。今はバーチャルとリアルで両方生きているようにしていかなければならない時代。僕はもともとバーチャルとかAI(人工知能)とかアバターなどが大好きで、ガガともいろいろ仕掛けてきたし、映画みたいなシューティングも得意だから、そういった手法も取り入れたい。たとえば、オキュラスみたいなVRで体を動かすこともできるし、プレステや任天堂wiiなどのゲームの服をカッコよくすることもできる。もちろん、テクノロジーを道具として使っていくことはいいと思うし、バーチャルでスキーをするのも楽しいだろうけれど、やっぱり、家にばかり閉じこもらないで、実際に体を動かすことが重要だ。僕も新しくスキーに挑戦するつもりだよ」とバーチャルとリアルを融合しつつも、自身の体験やスポーツの重要性を訴える。

 旧フェニックス社の営業終了に伴い、ブランドを取得した志風音の西村健太社長はニコラを起用した理由や「フェニックス」の可能性について、「以前から知り合いだったニコラ氏から偶然連絡をもらい、話しているうちに、お互いのタイミングと方向性が合致した。『フェニックス』は日本人にとって圧倒的な認知がある。ブランドの歴史、シェア率こそが『フェニックス』が持っているポテンシャルだと思う。phenixテクノロジーの心臓部であるTECHをはじめ、これまで培ってきたことを事業承継することは非常に大きな価値がある。衣食住の『衣』の中でも、業界は細かくセグメントされており、その商流・慣習は各ジャンルによって異なっている。長い歴史を持つ『フェニックス』に、われわれが幅広い事業から得たマーケティングのノウハウをクロスさせることで、従来のルールに捉われず、セグメントされた業界の壁を越え、スキー・アウトドア業界に新しい価値を生み出せると確信している」と意気込む。

 新生・フェニックスの売上高は、初年度(21年秋冬~22年春夏)にスキーウエアで10億円、「+フェニックス」で5億円、営業利益は1億5000万円を予定する。5年後までにブランド全体で30億円規模にまで拡大させたい意向。2021年3月期の志風音の業績は、売上高37億円、経常利益4億2000万円で着地する見込み。5年後には、売上高100億円を目指しており、「フェニックス」はそのけん引役として期待する。

 「+フェニックス」のコンセプトは、「DNAであるスキーのテイストを派生しながら、テクニカルな素材や機能を使い、雪山、登山、キャンプ、都会、ビジネスなど、組み合わせによって、どんなシチュエーションにも対応できる、多様性を持ったアイテムを提案するアーバンアウトドアブランド」。

 街着で着られるアウトドアラインとして、スタイリッシュなデザイン性・機能素材・安価なプライスを実現し、パフォーマンス度が高いミドルラインとサステナブル&機能性を用いた素材を軸とし、スキーウエア「フェニックス」のデザインをハイブリットさせ、様々なシチュエーションに適応するハイラインの2ラインでメンズ、ウィメンズを展開する。

 ファーストシーズンでは、多機能素材を用いたテックジャケット・パンツのほか、軽量素材と撥水機能を持ち合わせたダウンジャケット、マウンテンパーカ―、小物類など、多種多様なアイテム約60型を展開予定。ハイラインとミドルラインで構成し、ハイラインはダウンジャケットで2万1890~2万7940円、機能素材ジャケットで1万9800~2万9920円、機能素材パンツ1万9800円、ポンチパーカー1万5950~1万7930円、パンツ1万4960~1万5950円。ミドルラインはTシャツ5,940円~、パーカ1万1990円、スウェット1万2980円、パンツ1万1990~1万4960円、雑貨類2970~4950円など(すべて税込み)。1月27日から志風音のショールーム(日本橋馬喰町)で行う展示会でお披露目する予定だ。

松下久美:ファッション週刊紙「WWDジャパン」のデスク、シニアエディター、「日本繊維新聞」の小売り・流通記者として、20年以上にわたり、ファッション企業の経営や戦略などを取材・執筆。著書に「ユニクロ進化論」(ビジネス社)

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英ECエイソスが「トップショップ」買収に意欲 ブーフーは百貨店デベナムズを獲得

 英アパレルECを運営するエイソス(ASOS)は、2020年11月に経営破綻した英アルカディア・グループ(ARCADIA GROUP以下、アルカディア)傘下の「トップショップ(TOPSHOP)」や「トップマン(TOPMAN)」など4ブランドの買収に向けて交渉中であることを明らかにした。

 同社は、「当社の顧客ベースと親和性の高い、強力なブランドを獲得する魅力的な機会だと考えている」とコメント。しかし他社も関心を示しているため、買収が成立するかどうかは未知数だとの見方を示した。

 ほかの買い手候補としては、20年に「バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)」や「フォーエバー21(FOREVER 21)」、米「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」を傘下に収めた米ブランドマネジメント会社のオーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)、英スーパーマーケットチェーンのアズダ(ASDA)を買収した実業家のモーシン・イッサ(Mohsin Issa)とズーバー・イッサ(Zuber Issa)兄弟、中国のアパレルEC企業シェイン(SHEIN)、そして破綻した英百貨店デベナムズ(DEBENHAMS)を買収したばかりの英ECアパレル企業ブーフー(BOOHOO)などが有力視されている。

 英調査会社グローバルデータ(GLOBALDATA)のクロエ・コリンズ(Chloe Collins)=リテール部門シニア・リテール・アナリストは、「エイソスは『トップショップ』と客層が似ている上に、グローバルな事業展開をしている点が有利だ。中国企業のシェインは英国市場に慣れておらず、イッサ兄弟はアズダなどファミリー層がメインのブランドを得意としている。ブーフーはデベナムズを買収したばかりであることを考えると、エイソスとABGの一騎打ちになるのではないか」と分析した。

 エイソスは今回の買収が実現した場合には手元資金でまかなうとしており、業績が安定していることがうかがえる。実際、同社の20年9~12月期の売上高は前年同期比23.3%増の13億2580ポンド(約1882億円)と好調だった。コロナ禍でオケージョン用のドレスなどの売り上げは減少したものの、アクティブユーザー数が110万増の2450万となったことによって全体としては増収となっている。

 アルカディアは英国内で400以上、海外で20以上の売り場を展開。従業員は全体で1万3000人ほど抱えている。同社は以前から経営破綻の危機に陥っており、19年6月には同社を所有する大富豪のフィリップ・グリーン(Philip Green)卿の妻が私財を投じて救済した。しかし年金も赤字となっており、およそ3億5000万ポンド(約497億円)の不足があると見られている。

 海外メディアの報道によれば、EC事業のみを展開しているエイソスは「トップショップ」などの実店舗には関心がなく、買収が成立した際には従業員の多くが失職する可能性が高いという。アルカディアが所有する不動産は別途売却されることになっており、今回の買収には含まれていない。

 ブーフーは1月25日、デベナムズを5500万ポンド(約78億円)で買収した。しかしこれはデベナムズのブランド、デベナムズが運営するブランド、ウェブサイトなどの事業資産が対象であり、やはり実店舗は含まれていない。従って在庫処理のために行われている閉店セールが終わり次第、全店が閉じられ、従業員のほとんどが解雇される。

 デベナムズはECへの参入が遅れたことなどが影響して業績が悪化し、19年4月に事実上の経営破綻に陥った。その後も店舗の営業を続け、債権者所有の新会社の下で再建を図っていたものの、20年4月に2回目の破綻となった。なおアルカディアは、デベナムズに「トップショップ」をはじめとする傘下ブランドを多数出店していた、最大のテナント会社だった。

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「キス」が「シンプソンズ」とコラボ おなじみのバートやリサのニットやTシャツを発売 

 「キス(KITH)」はアメリカのアニメシリーズ「ザ・シンプソンズ(THE SIMPSONS)」とのコラボアイテムを1月25日に発売した。東京のキス トウキョウ(KITH TOKYO)で販売している。

 「ザ・シンプソンズ」の印象的なシーンをあしらったアイテムで、同作のファンならば覚えているだろう場面を使用したという。アニメに登場するシンプソン家のバート、リサ、ホーマー、マージ、マギーらが登場するほか、彼らが通う小学校の意地悪な生徒、ジムボ、ドルフ、ネルソン、カーニーらのアイテムも用意した。また、アニメで多用されている雲が特徴的な空をモチーフにしたアイテムも販売している。

 Tシャツ、クルーネックのニット、タートルネックのニットなどを用意した。キャップは「ニューエラ(NEW ERA)」とのパートナーシップで制作したものだ。

 アメリカ・ニューヨークのソーホー店では26日までシンプソン家を再現したインスタレーションを展示している。

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「ルメール」2021-22年秋冬パリ・メンズ・コレクション

 「ルメール(LEMAIRE)」が2021-22年秋冬コレクションをパリで発表した。

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ハリス米副大統領の継娘がオシャレと話題に 就任式ファッションのスタイリング裏話

 1月20日(現地時間)、第46代米大統領就任式がワシントンで行われ、ジョー・バイデン(Joe Biden)新大統領が正式に就任した。今後のアメリカを牽引する政治家や登壇者のファッションに関心が向けられる中、エラ・エムホフ(Ella Emhoff)の装いに注目が集まっている。

 エラはカマラ・ハリス(Kamala Harris)米副大統領の継娘であり、同氏を“ママラ”と呼んでいるという。パーソンズ美術大学(Parsons School of Design)で服飾を学ぶ22歳の学生で、ニットウエアのデザインを手掛ける。インスタグラムではたびたび自身のデザインを披露している。

 就任式では「ミュウミュウ(MIU MIU)」のロングコートを着用。襟元に装飾が施されたウエストマークが特徴のチェックコートと「バットシェヴァ(BATSHEVA)」のドレスに、黒いマスクと手袋を合わせた。就任式前日には「トム ブラウン(THOM BROWNE)」に身を包んだルックを披露。

 就任式に向けてエラは実母のカースティン・エムホフ(Kerstin Emhoff)と共に、スタイリストコンビのジル・リンカーン(Jill Lincoln)とジョーダン・ジョンソン(Jordan Johnson)と衣装を決めた。米「WWD」は、リンカーンとジョンソンに、エラのスタイリングについて聞いた。

WWD:カースティンとエラ母娘とはどのように知り合った?
リンカーン&ジョンソン:カースティンの共通の通人を通して知り合った。テキストメッセージを通して“出会い”、一週間後にはズームをする仲に。

WWD:就任式に向けてどのようにスタイリングに取り組んだ?当日のファッションについてエラとどのようなことを話したか?
リンカーン&ジョンソン:エラはドレスを希望し、就任式は外で行われるのでコートが重要な役割を持つと考えた。どのような雰囲気やルックにするかかなり共通の認識を持っていた。エラは彼女らしさを残しつつ、敬意を表したいと語っていた。

WWD:就任式前日の「トム ブラウン」のコーディネートと、当日の「ミュウミュウ」のコートに「バットシェヴァ」のドレスを合わせたスタイリングはどのように決まった?
リンカーン&ジョンソン:複数のデザイナーにアプローチをかけたが、この三ブランドは最初に声をかけて、すぐに返答をもらった。フィッティングも一番先に行ったブランドだ。“ファッションの神様”がいたようだった!出来立てほやほやの「ミュウミュウ」のコートを手に入れることができた。

 「トム ブラウン」は彼女のテイストにぴったりだった。想像した通りに完璧なスタイリングで同ブランドを着こなすクライアントを見ると、自分ごとのようにうれしい。赤や白、青を使用したこのルックはワシントン入りの際に絶対着用すると決めていた。

 「バットシェヴァ」のドレスは、「ミュウミュウ」のコートと間違いなく似合う組み合わせだった。またデザイナーのバットシェヴァ・ヘイ(Batsheva Hay)とエラも、いいペアだと感じた。うまく説明できないけれど、女の子とデザイナーの間に、不思議と最高に相性の良い関係が生まれることがある。

WWD:エラはファッションデザインに関する知識もあるし、関心も高い。スタイリングに何か影響は与えたか?
リンカーン&ジョンソン:彼女は自分のことをよく知っている。自己表現や芸術の一つとしてファッションを愛する人と仕事をするのはすごくたのしい。エラは彼女の雰囲気を伝えるために自身のインスタグラムを紹介してくれた。それを見て私たちはすぐ彼女のテイストを感じ取った。彼女が方向性を示してくれたので、どんな洋服で、誰が手掛けたものがマッチするかを考えてその詳細を詰めるだけだった。

WWD:今回の経験を通して、最も印象に残っていることは?
リンカーン&ジョンソン:希望に満ちた歴史的な日に、ほんの少しでも携わることができた。そして、その過程で2人の素晴らしい女性に出会うことができた。

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ハリス米副大統領の継娘がオシャレと話題に 就任式ファッションのスタイリング裏話

 1月20日(現地時間)、第46代米大統領就任式がワシントンで行われ、ジョー・バイデン(Joe Biden)新大統領が正式に就任した。今後のアメリカを牽引する政治家や登壇者のファッションに関心が向けられる中、エラ・エムホフ(Ella Emhoff)の装いに注目が集まっている。

 エラはカマラ・ハリス(Kamala Harris)米副大統領の継娘であり、同氏を“ママラ”と呼んでいるという。パーソンズ美術大学(Parsons School of Design)で服飾を学ぶ22歳の学生で、ニットウエアのデザインを手掛ける。インスタグラムではたびたび自身のデザインを披露している。

 就任式では「ミュウミュウ(MIU MIU)」のロングコートを着用。襟元に装飾が施されたウエストマークが特徴のチェックコートと「バットシェヴァ(BATSHEVA)」のドレスに、黒いマスクと手袋を合わせた。就任式前日には「トム ブラウン(THOM BROWNE)」に身を包んだルックを披露。

 就任式に向けてエラは実母のカースティン・エムホフ(Kerstin Emhoff)と共に、スタイリストコンビのジル・リンカーン(Jill Lincoln)とジョーダン・ジョンソン(Jordan Johnson)と衣装を決めた。米「WWD」は、リンカーンとジョンソンに、エラのスタイリングについて聞いた。

WWD:カースティンとエラ母娘とはどのように知り合った?
リンカーン&ジョンソン:カースティンの共通の通人を通して知り合った。テキストメッセージを通して“出会い”、一週間後にはズームをする仲に。

WWD:就任式に向けてどのようにスタイリングに取り組んだ?当日のファッションについてエラとどのようなことを話したか?
リンカーン&ジョンソン:エラはドレスを希望し、就任式は外で行われるのでコートが重要な役割を持つと考えた。どのような雰囲気やルックにするかかなり共通の認識を持っていた。エラは彼女らしさを残しつつ、敬意を表したいと語っていた。

WWD:就任式前日の「トム ブラウン」のコーディネートと、当日の「ミュウミュウ」のコートに「バットシェヴァ」のドレスを合わせたスタイリングはどのように決まった?
リンカーン&ジョンソン:複数のデザイナーにアプローチをかけたが、この三ブランドは最初に声をかけて、すぐに返答をもらった。フィッティングも一番先に行ったブランドだ。“ファッションの神様”がいたようだった!出来立てほやほやの「ミュウミュウ」のコートを手に入れることができた。

 「トム ブラウン」は彼女のテイストにぴったりだった。想像した通りに完璧なスタイリングで同ブランドを着こなすクライアントを見ると、自分ごとのようにうれしい。赤や白、青を使用したこのルックはワシントン入りの際に絶対着用すると決めていた。

 「バットシェヴァ」のドレスは、「ミュウミュウ」のコートと間違いなく似合う組み合わせだった。またデザイナーのバットシェヴァ・ヘイ(Batsheva Hay)とエラも、いいペアだと感じた。うまく説明できないけれど、女の子とデザイナーの間に、不思議と最高に相性の良い関係が生まれることがある。

WWD:エラはファッションデザインに関する知識もあるし、関心も高い。スタイリングに何か影響は与えたか?
リンカーン&ジョンソン:彼女は自分のことをよく知っている。自己表現や芸術の一つとしてファッションを愛する人と仕事をするのはすごくたのしい。エラは彼女の雰囲気を伝えるために自身のインスタグラムを紹介してくれた。それを見て私たちはすぐ彼女のテイストを感じ取った。彼女が方向性を示してくれたので、どんな洋服で、誰が手掛けたものがマッチするかを考えてその詳細を詰めるだけだった。

WWD:今回の経験を通して、最も印象に残っていることは?
リンカーン&ジョンソン:希望に満ちた歴史的な日に、ほんの少しでも携わることができた。そして、その過程で2人の素晴らしい女性に出会うことができた。

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“金継ぎ”を生かしたサステナブルなジュエリー イタリア発「ポメラート」から

 イタリア発ジュエラー「ポメラート(POMELLATO)」から、日本の職人技である“金継ぎ”を施したジュエリーコレクションが登場した。割れてしまったジェットやカショロンなどの宝石に日本古来の職人技の“金継ぎ”を施して1点もののジュエリーとして紹介。「ポメラート」のクリエイティブ・ディレクターであるヴィンツェンツォ・カスタルド(Vincenzo Castaldo)が2019年に来日した際に、“金継ぎ”に触れて共感したのがきっかけでこのコレクションが生まれた。

 彼は大の親日化で日本の文化や慣習に対して敬意を持っている。「壊れたものが“金継ぎ”という工程を経て、より尊くなるという考えに惹かれた。傷付き癒えることを強さの証とするのは、とても現代的な哲学だと思う」とカスタルド。壊れたものを捨てるのではなく再利用するのは、まさにサステナブルな取り組みだ。ジュエリー業界では、リサイクルされた貴金属やエシカルゴールドなどを使用する動きが徐々に広まってはいるものの、壊れた宝石をアップサイクルするというのは聞いたことがない。カスタルドは、「イタリアと日本は遠く離れているが、完璧なものに勝る多様性や不完全さから生まれる美を受け入れるという詩的なビジョンを共有している。だから、“金継ぎ”を『ポメラート』のジュエリーに取り入れ用と思った」と語る。「ポメラート」が使用する大ぶりの宝石は“金継ぎ”に適している。壊れた宝石は日本の職人により“金継ぎ”が施され、リングやペンダント、イヤリングとして生まれ変わる。

 “金継ぎ”とは、15世紀に生まれた職人技で“金”と“つなぎ合わせる”という意味だ。言い伝えによると、将軍の足利義政が愛用していいた茶碗が割れ、それを直すために中国へ送ったが、修理部分の見栄えの悪さに失望して日本の職人により良い方法を模索させたのが始まりのようだ。そして、職人は漆と金粉を使って茶碗を修復し、それが世界初の“金継ぎ”になった。“金継ぎ”は壊れたものに新しい生命と価値を与える修復で回復力や思いやりなど、日本の考え方を表現していると言われる。昨年9月の国際平和デーの演説では、アントニオ・グテレス(Antonio Guterres)国連事務総長がスピーチで“金継ぎ”について言及している。

 “金継ぎ”には非常に高度な技術が必要とされる。漆は接着剤の代わりに使用され、数週間かけて固まる。さらに、表面と同じ高さになるように研磨され、最後に職人が熟練の技を用いてつながれた部分に金粉を蒔く。カスタルドは、「何世紀にもわたって受け継がれてきた工芸品の知恵だ。完璧を目指すのではなく個性的で自然であるジュエリー、それが真の一点もので私にとってプレシャスの真髄だ」と言う。
 
 “金継ぎ”のコレクションは1月中旬から東京のポメラート銀座で先行発売され、ニューヨークやパリ、ロンドン、ミラノなどのブティックを巡回する。価格は、ペンダントトップが110万円、イヤリングが200万円、リングが170万円。

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「コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン」2021-22年秋冬メンズ・コレクション

 「コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン(COMME DES GARCONS JUNYA WATANABE MAN)」が2021-22年秋冬メンズ・コレクションを発表した。

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「コム デ ギャルソン・オム プリュス」2021-22年秋冬メンズ・コレクション

 「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」が2021-22年秋冬メンズ・コレクションを発表した。

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「ヒルドイド」のマルホが「ヒルマイルド」に販売差し止め 建栄は申し立てに徹底抗戦

 医療用医薬品「ヒルドイド」を販売するマルホは、健栄製薬が製造販売する「ヒルマイルド」の販売差し止めを求め、1月21日付で大阪地方裁判所に仮処分申請を行なった。これを受け健栄製薬は「遺憾であり当社の信用と信頼を著しく傷つけ、損なう行為」と徹底抗戦の構えだ。

 マルホの処方薬(医療用医薬品)である血行促進・皮膚保湿剤「ヒルドイド(成分名:ヘパリン類似物質)」は1954年の発売以降、乾燥性皮膚疾患などに悩む患者に提供してきた。一方、健栄製薬の「ヒルマイルド」は、「ヒルドイド」と同成分である、保湿や血行促進などに優れた効果がある“ヘパリン類似物質”を配合した商品として昨年6月から、処方箋がなくてもドラッグストアなどで購入できる市販薬(一般用医薬品、OTC医薬品)として販売している。King & Princeの永瀬廉さんを起用した広告展開も話題だ。

 マルホは「『ヒルマイルド』の販売が『ヒルドイド』に係る当社の商標権の侵害及び不正競争防止法2条1項1号に定める不正競争行為に該当する」と主張。健栄製薬は「『ヒルマイルド』は特許庁に商標出願を行い、正式な手続きを経て商標登録されている。マルホから他の商標に対しても異議申し立てがあったが、『ヒルマイルド』の商標は登録維持され、現在に至っている。不当な申立てには法律に則って闘い、当社の信用と信頼を傷つけた行為に対して毅然とした態度で臨む」と25日に声明を出した。

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「ヒルドイド」のマルホが「ヒルマイルド」に販売差し止め 建栄は申し立てに徹底抗戦

 医療用医薬品「ヒルドイド」を販売するマルホは、健栄製薬が製造販売する「ヒルマイルド」の販売差し止めを求め、1月21日付で大阪地方裁判所に仮処分申請を行なった。これを受け健栄製薬は「遺憾であり当社の信用と信頼を著しく傷つけ、損なう行為」と徹底抗戦の構えだ。

 マルホの処方薬(医療用医薬品)である血行促進・皮膚保湿剤「ヒルドイド(成分名:ヘパリン類似物質)」は1954年の発売以降、乾燥性皮膚疾患などに悩む患者に提供してきた。一方、健栄製薬の「ヒルマイルド」は、「ヒルドイド」と同成分である、保湿や血行促進などに優れた効果がある“ヘパリン類似物質”を配合した商品として昨年6月から、処方箋がなくてもドラッグストアなどで購入できる市販薬(一般用医薬品、OTC医薬品)として販売している。King & Princeの永瀬廉さんを起用した広告展開も話題だ。

 マルホは「『ヒルマイルド』の販売が『ヒルドイド』に係る当社の商標権の侵害及び不正競争防止法2条1項1号に定める不正競争行為に該当する」と主張。健栄製薬は「『ヒルマイルド』は特許庁に商標出願を行い、正式な手続きを経て商標登録されている。マルホから他の商標に対しても異議申し立てがあったが、『ヒルマイルド』の商標は登録維持され、現在に至っている。不当な申立てには法律に則って闘い、当社の信用と信頼を傷つけた行為に対して毅然とした態度で臨む」と25日に声明を出した。

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「ジャンバティスタ ヴァリ」2021年春夏オートクチュール・コレクション

 「ジャンバティスタ ヴァリ(GIAMBATTISTA VALLI)」が2021年春夏オートクチュール・コレクションを発表した。

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東京ガールズコレクションに「#ワークマン女子」が初登場

 ワークマンはこのほど、同社の女性客を対象にしたコンセプトストア「#ワークマン女子」が2月28日にオンラインで開催される「第32回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2021 SPRING/SUMMER(以下、TGC)」に初参加することを発表した。

 「#ワークマン女子」は昨年10月に横浜桜木町駅前の商業施設「コレットマーレ」にオープンし、開店初日には3時間待ちの行列ができるほどの話題となった。同社はTGCの参加をきっかけに、20代のトレンドに敏感な女性客の取り込みを目指す。「#ワークマン女子」の売り場演出に携わった女性社員を中心に企画し、「女性が着てもカッコいいワークウエアの提案」や「ワークマンの製品を着るとバレたときに少し恥ずかしいという気持ちを払拭したい」という。

 「#ワークマン女子」は今後2040年を目処に、都心駅立地や路面店を中心に全国900店舗出店する方針だ。

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「ドレス・バイ・ジュリー・ドゥ・リブラン」2021年春夏オートクチュール・コレクション

 「ドレス・バイ・ジュリー・ドゥ・リブラン(DRESS BY JULIE DE LIBRAN)」が2021年春夏オートクチュール・コレクションを発表した。

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「ギンザ シックス」が大規模改装 40以上の新規店

 J.フロント リテイリングなどが運営する東京・銀座の商業施設「ギンザ シックス(GINZA SIX)」が今春、リニューアルオープンする。ファッションやビューティ、雑貨やグルメなど、ライフスタイル全般にわたり40以上のショップが新規出店。「ハイクオリティー」「高感度」といった施設の特長をさらに強化する。大規模改装は2017年4月の開業以来初めて。
 
 ファッションでは、2階に「グッチ ウォッチ & ジュエリー」や「ダンヒル(DUNHILL)」のメンズショップ、3階に「ザ・ロウ(THE ROW)」「リック・オウエンス(RICK OWENS)」などが新たに加わる。シューズの「クレジュリー(CLERGERIE)」(2階)は日本初出店となる。
 
 ビューティ・ライフスタイルでは、「ゲラン(GUERLAIN)」や「アクアージア(AXXZIA)が日本初となる店舗を地下1階に構える。パリのオーディオブランドの「デビアレ(DEVIALET)」の世界最大級となる新店(5階)も目玉の一つだ。
 
 食の分野では、グルメ店に加えて手土産品なども充実させる。自由が丘のフカヒレ料理店「自由が丘蔭山樓」、パンやワインのセレクトショップ「シニフィアン シニフィエ +プラス(SIGNIFIANT SIGNIFIE+PLUS)」などが地下2階レストランフロアに加わる。パリ発のスーパーマーケット「ビオセボン(BIO CE BON)」や多種多様なウイスキーを取りそろえる「ジョールズ ウイスキー コレクション(JU LE’S WHISKY COLLECTION)も店を出す。
 
 休業日は設けず、1月末から4月末にかけて新店を五月雨式にオープンする。なお、今回の改装に伴い20テナントが退店する。1月26日現在、同施設では「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」「モスキーノ(MOSCHINO)」「ビームスハウス ウィメン 銀座」などがすでに店を閉めている。
 
新規出店するテナントは以下の通り。

【地下2階】

パティスリーギンノモリ
ビオセボン
ココロキッチン キョウト(COCOLO KITCHEN KYOTO)
恵那栗工房 良平堂
GINZA 芭蕉堂
シニフィアン シニフィエ + プラス(SIGNIFIANT S IGNIFIE + PLUS)
自由が丘蔭山樓
ジュールズ ウイスキー コレクション(JULE‘S WHISKY COLLECTION)
ホテルショコラ
アルノー・ラエール パリ
トウキョウ マカプレッソ(TOKYO MACAPRESSO)
覚王山フルーツ大福 弁才天

【地下1階】

アクア ディ パルマ(ACQUA DI PARMA)
ジルスチュアート ビューティー アンド パーティ(JILL STUART BEAUTY & PARTY)
ラ ブティック ゲラン(LA BOUTIQUE GUERLAIN)
リファ(REFA)
アットライフ(@LIFE)
マリコール(MARY COHR)
アクシージア(AXXZIA)
アーティスティックアンドシーオー(ARTISTIC&Co.)
ヴィタェ(VITAE)

【2階】

グッチ ウォッチ & ジュエリー
ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)
クレジュリー(CLERGERIE)
ダンヒル ギンザ コンセプト ストア

【3階】

ザ・ロウ(THE ROW)
リック・オウエンス(RICK OWENS)
オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブローTM(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH TM)
セラピアン
ホーセンブース(HOORSENBUHS)
フエギア イチハチサンサン ギンザ(FUEGUIA 1833 GINZA)
フランク アンド アイリーン(FRANK&EILEEN)
パトゥ(PATOU)

【4階】

ジェンテ ディ マーレ(GENTE DI MARE)
ヴィンス(VINCE)
ユナイテッドヌード(UNITED NUDE)
パサンド バイ ヌキテパ(PASAND BY NE QUITTEZ PAS)
ローベリイテ アンド シーオー(ROBELITE & CO.)

【5階】

デビアレ (DEVIALET)

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地元の産業を支え、新たな市場を開拓する若き経営者たちの挑戦 奈良・靴下編【上】

 奈良県にある広陵町、大和高田市はもともと繊維関連企業が多く、靴下やニット製品、履き物(サンダル)の製造が盛んな地域だ。そのほとんどはOEM(他社ブランドの製品を製造すること)で下請け仕事がメインだが、中にはオリジナルブランドの開発を積極的に行い、ブランディングを進めている企業がある。そしてそこには製品にこだわり、これまで市場になかったコンセプトや考え方で挑もうとしている若い経営者たちがいる。

 その奈良県に中小企業向けコンサルティングとして昨年12月に赴任したのが、これまで海外ラグジュアリービジネスに携わり、要職を務めてきた小杉一人・広陵・高田ビジネスサポートセンターKoCo-Bizセンター長だ。小杉センター長が所属する同組織は、自治体と連携して中小企業支援をしており、全国23カ所にオフィスがある。上述のような若き経営者のコンサルティングを担っており、運営費は各自治体と国から拠出されているため、事業者はコンサル費を支払う必要はない。自治体の地域サポートのようなものだ。

 なぜ、小杉センター長はラグジュアリーの世界から単身で奈良に赴任し、若き経営者たちのブランディングを担っているのか?さらに小杉センター長が注目する、伝統を受け継ぎながらも自分たちの世代で新たなマーケットを切り開こうとしている経営者たちを2回にわたって紹介する。今回は、100年続く靴下製造会社、ヤマヤの4代目であり、現在27歳の野村泰嵩・取締役事業部長にこれからの展望を聞いた。

WWD:これまで「セリーヌ(CELINE)」や「フレッド(FRED」での要職から、さらにはソニア リキエル ジャポン社長までラグジュアリービジネスに長らく携わってきた小杉氏が、なぜ国内の地場産業の経営者たちをサポートすることになったのか?

小杉一人・広陵・高田ビジネスサポートセンターKoCo-Bizセンター長(以下、小杉):私が従事してきたラグジュアリービジネスは、政治や経済が不安定な中でも生き延びることができる体力を持った企業も多く、実際に昨年のロックダウン後でも数字は悪くありません。

一方で対極にある国産アパレルの現状は周知のとおり厳しい状況で、特に靴下などの日常消費財に見られるレッグウエア関連は安価な海外製品に押されて苦戦を強いられています。生存競争と言ってしまえばそれまでですが、長きにわたって日本経済を支えてきたアパレル製造業者を何とか救いたいと考えたからです。

プラダジャパンに入社する前は、OEMの仕事に携わっていたことがありました。これまで外資ファッション企業で働いてきた私は、日本の製造業の20年前の当時と比べ、今のショックな状況を目の当たりにするまで、このような考えには至りませんでした。自身のキャリアの集大成としても、少々大げさですが国産アパレル再生の手助けができればと思い、縁あって奈良県にある広陵町、大和高田市が合同開設した地域中小企業向けビジネスコンサルティングの職に就くことになりました。

WWD:普段、センター長としてどんな仕事をしている?

小杉:KoCo-BizではPR戦略や今後の販路選定、ビジネスプランニングのサポートをしています。ブランディングを手伝う立場として、彼らのチャレンジはファッション業界の未来に少なからず影響を与えると感じています。

WWD:小杉氏が注目している企業の一つ、ヤマヤについて聞きたい。

野村泰嵩ヤマヤ取締役事業部長(以下、野村):奈良県広陵町は靴下の町といわれており、農業の副業として栄えました。ヤマヤは1820年に木綿業として創業し、1921年に靴下を作り始め、私はそれから数えて4代目になります。2000年代までは、海外ブランドのライセンスで百貨店での販売が隆盛期でしたが、それ以降、市場は小さくなり、昨年のコロナ禍で、それまで20年以上付き合いのあった大手国内アパレルからの受注もストップしました。

1994年に社長である父親がスタートした自社ブランドもあり、インポートソックスのような表情をしている「ホフマン(HOFFMANN)」と、奈良でモノ作りを行う5社(肌着メーカー、ベビーアイテムメーカー、タオルメーカー等)で共同設立したブランド「オーガニックガーデン(ORGANIC GARDEN)」があります。当社が旗振り役になり設立した協同組合です。当時はまだ「オーガニック」「環境配慮」「エコ」という概念がまだ一般的でなく、「変わったことをしている」と同業者から冷たい目で見られていたというような話も聞いたことがあります。そんな中でも、オーガニックコットンの価値は着実に浸透し、社会的意義や環境負荷という観点からも注目が集まり、今でもたくさんのファンの方に愛されるブランドになっています。

WWD:自身で新たなブランド「ヤハエ(YAHAE)」をスタートさせた理由は?

野村:100年を迎え、また次の100年を向けて新しいことをして、モノ作りの魅力、価値を伝えていかないといけない。私たちのもモノ作りの集大成となるような本当の意味での自社ブランドを立ち上げたいと考え、昨年末に新ブランド「ヤハエ」を立ち上げました。安くて高品質な海外の商品が入ってくる中で、どういう靴下を作ったらよいのか――。すでにある2つのブランドを回していく方が手っ取り早いですが、2ブランドでカバーできないマーケットがあるので、そこを担うブランドを作ろうと思いました。

WWD:小杉センター長から見た「ヤハエ」の魅力は?

小杉:コンセプト、製品品質は高く、海外展開も視野に入れられると感じます。このブランドはオーガニックにこだわり、染色をせずに綿の地色をそのまま生かした製品も多数あります。ビーガン向けの製品開発もあり、社会性にも敏感なモノ作りをしています。

WWD:「ヤハエ」の強みは?

野村:天然繊維を軸とし、染色表現も100%自然由来の糸で編み上げています。ヤクという牛科の動物の糸を使用したシリーズは、色味を表現するために、より原種に近いオーガニック原色綿(茶綿、緑綿)を比率変更して混紡しています。大阪の老舗紡績工場に別注生産を依頼しており、世界中で「ヤハエ」にしか使用されていないオリジナルの糸です。暖かでありながらウールのようにチクチクしない心地よい肌触りと、全て自然の深みのあるカラーが特徴です。

「ガラボウルームソックス」も思い入れのある商品です。「ガラ紡」という紡績方法で作った糸は、手紡ぎのような温かみのある表情が特徴の糸ですが、編み立ては困難です。既存の自社ブランドでも展開はしているのですが、編み立てて商品化し、安定的に生産するのに10年以上の歳月がかかりました。東京・清澄白河にオープンした直営店でテスト販売したところ非常に反響が良く、すぐに完売しました。今までの当社としての取り組みがお客さまに届いたということが嬉しくて、とても勇気をもらいました。「オーガニックガーデン」ではできなかった、肌にやさしい、ナチュラルでないだけではない、デザインやモノとしての完成度としてかっこいいから選んでもらえるブランドに育てたいと思っています。

WWD:「ヤハエ」初の直営店を清澄白河に選んだ理由は?

野村:自分が上京して住んだのが清澄白河で緑が多く、居心地が良かったのがありますが、コーヒーの店も多く「コーヒーが好きな人は靴下が好き」と思っています(笑)。コーヒーは自販機でも買えますし、靴下も量販店で安く購入できますが、コーヒーにこだわる人は、靴下を選ぶときもこだわりがある。不動産屋に飛び込みで入って、たまたま空いていた物件が気に入り、20年11月にオープンしました。

WWD:オリジナルブランドをどのように販売、PR、ブランディングしていこうと考えているのか?

野村:国内のみならず、世界に売っていきたい。国内ECは3月にスタート予定で、海外はしばらく越境ECでカバーし、環境意識の高いオーストラリアや、「ヤハエ」のような靴下がないファッションの本場、フランスでもマーケットを切り開いてみたい。以前からある奈良の直営店「糸季(しき)」では海外の客も増えていたので、その知見も生かしていきます。インスタグラムにはすでにオランダ、スイス、ニュージーランドなどの海外のセレクトショップから問い合わせなども来ており、卸も考えています。

WWD:OEMとオリジナルブランドの理想的な比率は?

野村:これまでやってきたOEMをないがしろにするつもりはなく、知見をOEMに生かしていきながら、自信のあるものにしていき、経営を存続させていく。現在は、楽天、アマゾンに頼らずで、2割以上が直販。「ホフマン」と「糸季」の店舗のオンラインストアも好調でコロナ禍でもむしろプラスでした。

WWD:コンサルティング側として見えている、奈良に限らず地場産業の活性化に必要なことは?

小杉:ラグジュアリーから離れ、日本の地域産業に接して驚いたことは、モノ作りの力はあるが、ブランディング全般(業種にかかわらず、製品にはブランディングが不可欠です)が欠けていることです。どのような製品にも、どこで、誰に、いつ、売るかを計画するものですが、下請け仕事が多い地域産業は構造自体が受け身であり、自社でモノ作りをしても販路を想像することができません。また営業機能が欠けている点も少なからず問題だと感じます。家族経営や小規模経営だと潤沢な資金もなく、営業やマーケティングに投資することができません。地域産業を維持拡大させていくためには人材の確保や融通が必要だと感じます。また、海外進出においては、行政がハードルをもっと下げてくれれば、小さい会社にとっては進出しやすくなると思っています。

WWD:若い経営者たちをコンサルティングして思うことは?

小杉:Z世代は「実行世代」でもある。若い世代は前向きに国、世代を考えています。自分がもうかることではなく、地域やそこに住む人たちに優先順位がある。われわれが若いときよりも刺激になります。アパレル業界は今疲弊しているが、彼らは諦めていないので頼もしい。日本のファションも可能性はある。ボーダーレスでジェンダーレス。未来がファッションを引っ張っていくと期待しています。

WWD:地場産業を今後どのように守り、発展させていきたいか?

野村:働き方、働きがい、そして賃金など、全てが働き手にとって魅力的な状態を作り、県外からも働きたいというオファーが届くような企業になりたいです。地場産業全体としても、成功体験を共有しながら、皆で生き残りたい。当社も含めて、それぞれの企業が事業を行う意義を深く考えて、強みを伸ばしてブランド化していけば、きっとそれぞれに“尖り”が生まれて、競合せずに商売をできるはずだと思っています。

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目指せ、家族で免疫力アップ!冬を乗り越える食べ物とは? 働くママのざっくばらん“本音”トークVol.10 ビューティ編

 家族の健康管理はママたちの大事な仕事。温活、腸活、美活、など〇〇活を取り入れながら自分たち流のやり方で体を守るしかない!すっかり小6の長男に身長を越されてしまった三児の母と春から小学生になる男子一児の母がこの冬、コロナやインフルエンザといったウイルスにも負けない過ごし方を語ります。

家族でも、それぞれに体を温める方法が違った

野島一美(以下ひとみ):2カ月ぶりに会ったら、顎周りがずいぶんすっきりしたように見えるけど新たにダイエットを始めた?

髙田翔子(以下しょうこ):本当?前回聞いた14時間何も食べないで胃を休める、っていうひとみさんのお母さまの方法が取り入れやすくて続けたら、便秘解消!自然に腸活してた!少〜しずつ体重が落ちてきていて、たまに食べ過ぎたときも元に戻りやすいみたい。

ひとみ:いいな!外出自粛を強いられる中で手っ取り早くできそうな健康法は起き抜けの一杯の白湯というけど、これが苦手で。

しょうこ:そっか、私はむしろ欠かせない。代謝をよくしたいのと体を温めるために夫婦で就寝前に「養命酒」や広島の鞆の浦名産の「保命酒」をお湯割やミルク割にして飲んでる。体がポカポカになってよく眠れるの。

ひとみ:あら、仲良し!「養命酒」は飲んでないけど、子どもたちも舐められる養命酒製造の「のど飴黒蜜×ハーブ風味」と救心製薬の「のどにやさしい金銀花のど飴」は常備してる。

しょうこ:そういう手もあるね。

小学生がビネガーで健康意識?!

ひとみ:風邪予防には生活の木「ハーブコーディアルマヌカハニー」のお湯割りがわが家の定番。それに加えてお酢好き次男のお気に入りはビネガー系。森川健康堂の「ライプ100 グレープ」をヨーグルトにかけたり、お水と氷に混ぜて飲んでる。娘は「カゴメ野菜生活100グリーンスムージーMix」。こだわり派の長男には宅配専用の「明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ」。夫はJAふらの「北海道まるごとにんじん100」が手放せなくて、うちのキッチンは常に大渋滞!

しょうこ:小学生男子がビネガー系っておしゃれ!

ひとみ:お酢の味が好きなだけで、本人の健康意識はゼロ!

しょうこ:冷え対策に首、手首、足首の三つの首を温めるといいから、家の中でも首巻きしたり、この時期は夏野菜を取らないっていうママ友がいる。

流行りのバターコーヒーにも挑戦

ひとみ:昨日公園で、朝ご飯をやめてグラスフェッドバターとMCTオイルを撹拌して混ぜたバターコーヒーを飲んで腸活してるママ友の話を聞いたばかり。コーヒーで目覚めるし、お昼までお腹が空かないんだって。でも一向に痩せないとも言ってた(笑)。

しょうこ:遊牧民をイメージしたモンゴルバターだ!

ひとみ:ファミマでなら忙しくても手軽に買えるから、早速飲んだらまろやかでくせになりそうな予感。バター紅茶もあったよ。

漢方指導で体質が改善!妊娠にも結びつく

しょうこ:群ようこさんが漢方を始めたら痩せて体調も良くなったとエッセイで書いているのを読んで、気になってた漢方内科に初めて行ったの。冷え性改善とダイエット、便秘改善も期待してね。漢方の指導で甘いものと乳製品をやめたら、1、2週間で甘いおやつがなくてもいられるし、市販のスイーツがすごく甘く感じられて食べられなくなったの。苦手なソイラテが今は普通のカフェラテより美味しく感じられるまでに変化。味覚や体質って変わるんだなあとびっくり。

ひとみ:私も20代の時は漢方薬を飲んでたな。他にも実践してることはある?

しょうこ:ペットの犬と息子がしょっちゅう汚す床の雑巾がけは、お金かからなくて家がきれいになって下半身も鍛えられるから、外出できない時におススメ。漢方は何を飲んでたの?

ひとみ:「婦宝当帰膠」。平熱が35度台で、妊活と温活のため。当時はそんな言葉なかったけどね。20代で2回流産をして、体温が低めなのが直接の原因ではないけど、まずは体を温めないと始まらないなって。あの頃は必死に基礎体温をつけてたけど、今や毎朝の検温が日常、3人も子どもを産んだし、世の中何が起こるかわからないね……。

しょうこ:そんなことがあったんだね。

ひとみ:なぜかね、今の平熱は36.2度。

しょうこ:いち早く温活を取り入れた成果?体質改善した?

ひとみ:そうなのかな?次男を妊娠中からお肉が食べられなくなって、7年ぶりの出産後にひょんなことで牛肉を食べたら体が元気になって以来、疲れたら迷わずステーキ!

しょうこ:豪勢!自分の体に合ったものが見つかるって嬉しいね。

マスク生活にはオーラルケアも忘れない

しょうこ:マスク生活で、口輪筋を動かさないから顔のコリが気になるの。資生堂の「エリクシール(ELIXIR)」“アドバンスドエステティックエッセンス”を頬や首筋に使ってるよ。アプリケーターにマッサージローラーがついているから、美容液を浸透させながら顔の筋肉も優しくほぐせる優れもの。「リンパ流れろ~」と念じながらコロコロしてる。

ひとみ:わかる。マスクの中って口が開いている状態が長いから口呼吸になって乾燥しやすい。

しょうこ:それそれ。もうひとつ、「メイド オブ オーガニクス(MADE OF ORGANICS)」の“マヌカハニー+カモミールスプレーオレンジ味”も愛用中。口内のタンパク質汚れが見えるマウスウォッシュ。プチプラ(1500円)だから5歳の息子と遊び感覚で使ってるよ。

ひとみ:口臭予防用のマウスウォッシュしか知らないよ(笑)。感染予防には唾液の抗生物質が重要っていうよね。よだれを大量に出す赤ちゃんは健康って聞くけど、うちの長男は明らかに周りと比べても、兄弟の中でもダントツに大量のよだれを出してた子で、いまだに一年中ほとんど風邪を引かないの。

しょうこ:関係ありそう!唾液量が増えることでウイルスに対抗できるなら、レモンや梅干しを食べたり、ガムを噛むのも効果ありそう。

ひとみ:サッカー活動がまた中止になったりして息子たちの運動量がぐっと減ったから、タンパク質を確保できる食事作りやヘンプシードで筋活にも励んでるよ。

しょうこ:スーパーフード!どうやって食べるの?

ひとみ:あんまり味にクセがないから、直接フルーツにかけたり、ヨーグルトやオートミールにも。お味噌汁におからパウダーをかける感覚に近いかな。

しょうこ:さすがアメリカ育ち!オートミールは正直今まで苦手だったんだ。

ひとみ:牛乳とお塩だけで作れちゃうから簡単。多めに食べても白米より罪悪感なし!

しょうこ:私は白米のほうが好きだけど(笑)試してみたい!

ひとみ:そうそう、麻炭パウダーも買ってみたの。歯磨き粉にちょっと混ぜてオーラルケアしたり、真っ黒になるから家族が入った後の寝る前のひとり風呂に入れると、お肌ツルツル、身体がホカホカ!しかもね、残り水を植物にかけたり、掃除用にも使えるからかなりお得感ある。

しょうこ:免疫力アップだけじゃなくて腸活もできるし、勉強になります!

髙田翔子(たかだしょうこ):1982年東京都東村山市生まれ。大学卒業後、ビジネス・実用書出版社勤務を経てフリーライターに。主に女性誌、書籍、WEBでインタビュー、読み物記事などを執筆。肌年齢だけは20代の診断。旅と読書とお酒が好き。電車好き1男の母

野島一美(のじまひとみ):1976年東京都杉並区生まれ。幼少期を香港、NYで過ごす。大学卒業後はテレビ制作会社で報道映像資料編集等に携わった後、東京大学生産技術研究所で教授秘書に。結婚後はフリーのライターとして雑誌VERY(光文社)で育児・早期教育について等執筆。和太鼓にはまる2男1女の母

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暗闇を照らす「コム デ ギャルソン・オム プリュス」のクリエイション 2021-22年秋冬を東京で発表

 「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS以下、オム プリュス)」は、2021-22年秋冬コレクションを東京・南青山の本社で発表した。前シーズンに続いてパリ・メンズ・コレクションには参加せず、招待客を限定してのフロアショーとなった。

真っ暗なショー会場

 今シーズンのテーマ“DARKROOM”に合わせて、会場には暗闇が広がる。視界がほぼゼロの状態で、地面を指すスポットライトに立ち止まってようやくコレクションの全貌が明らかになる演出だ。モデルはほぼ全てミニマルなモノトーンカラーに徹し、クラシックなムードのジャケットやコートをまとう。しかしアウターの素材はラメツイードやネップ、甘撚りの糸を用いてやわらかく織られたツイードなど実に多彩。さらにハウンドトゥースやグレンチェック、ストライプ、葉っぱやバナナ柄などの誇張されたパターンが、インサイドアウトのメリハリによってより強調される。またジャストショルダーのジャケットやチェスターのセンターは斜めにゆがみ、胸部には部分的に綿が詰めらて独自のシルエットを形成。重厚なアウターから覗くライナーにはフリンジがダラダラと垂れ下がったり、ポンポンが付いたり、ショーツやタイツ、ハイソックスなどのアクティブなボトムスで既存のクラシックを破壊していく。「クリエーションは、視覚のみならず、六つの感覚全てが重要な働きをする暗闇の中にこそ立ち上がる」というコンセプトの通り、暗闇だからこそ豊かなクリエーションはじわじわと存在感を強めていった。

ハイヒールのヘッドピースや
「ナイキ」コラボも登場

 今シーズンはアメリカのコンテンポラリーアーティスト、ウィリー・コール(Willie Cole)とのコラボレーションで、ハイヒール製のヘッドピースやハイヒール柄のシャツなどが登場。また「ナイキ(NIKE)」と協業したシューズも継続し、ボリュームのある“エア フォームポジット(AIR FOAMPOSITE)”などが披露された。

 フィナーレではモデルが全身黒で統一され、再び暗闇へと消えていった。「私たちは今、闇に包まれたこの世界で、新しいものを見つけ出さなければならない」――コレクションノートに記されたこの言葉には、先行き不透明な時代だからこそ新たな創造や発展が生まれ、人類は進歩するはずだという思いが込められている。モノトーンが軸のコレクションにどこか温かみを感じたのは、そのせいかもしれない。「オム プリュス」は、ファッションの力で暗闇を照らすことができると信じている。

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「ウリヤナ・セルギエンコ」2021年春夏オートクチュール・コレクション

 「ウリヤナ・セルギエンコ(ULYANA SERGEENKO)」が2021年春夏オートクチュール・コレクションを発表した。

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高品質のウール製品を象徴するウールマーク 期間限定でライセンス料を50%減額

 ファッション業界でサステナビリティへの関心が高まる昨今、商品のクオリティーや生産背景に注目が集まっている。ウールマーク(WOOLMARK)は世界でも最も認知されているロゴの一つであり、有名なテキスタイルブランド。高品質のウール製品を象徴する印として、1964年のロゴ誕生以来、50億以上の製品に適用されてきた。

 ウールマークの認証プログラムには厳しい品質検査があり、(1)ウールの含有量、(2)耐光性、(3)耐久性、(4)洗濯検査、(5)液体に対する耐色性の全てがウールマークの品質基準を満たしている製品のみに印が付与される。スチュアート・マカラック(Stuart Mccullough)=ザ・ウールマーク・カンパニー マネジング・ディレクターは認証プログラムについて「私たちの品質基準は消費者の満足度を最大化するため、厳しい検査によって高いレベルに設定されている。これは、独自かつ世界的な繊維品質認証であり、このような仕組みを提供している繊維はほかにない」と説明する。対象品は洋服のみならず、毛糸・生地、インテリアテキスタイル、ウールケア製品、寝具製品、シープスキン、羊毛加工技術など、幅広いウール関連製品で認証を受けることができる。「繊維メーカーからファッション・アパレルブランド、洗濯機メーカーからカーペットメーカーまで、幅広い企業が加盟でき、市場で差別化を図りたいと考えるウールに関わる企業なら誰でもライセンシーになることが可能だ」とマカラック=マネジング・ディレクターは補足した。

 長年ライセンスを保有する日本毛織の松元孝宣・衣料繊維事業本部 販売統括部 戦略企画部長は、ウールマークに加盟するメリットを「合成繊維と差別化を図り、衣料繊維におけるウールの優位性を発信できること。同業他社や顧客であるアパレル・小売店などのライセンシーと連携し、ウールの真のサステナビリティを提唱していきたい」と話す。

 ザ・ウールマーク・カンパニー(THE WOOLMARK COMPANY)は現在、困難な状況下に業界を支援するために、ライセンシーに向けた年間ライセンス料の減額を行っている。既存のライセンシーには6月30日まで有効な年間ライセンス料50%減額を適用し、新規ライセンシーは認定検査機関を使用して製品検査を行う場合に申請料を免除する。またザ・ウールマーク・カンパニーはライセンシーに向けて、製品やプロセスの開発、サプライチェーンの最適化、ザ・ウールマーク・カンパニーのグローバルネットワークへのアクセスなどの技術サポートを提供している。

問い合わせ先
ザ・ウールマーク・カンパニー
woolmark.japan@wool.com

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「イリス ヴァン ヘルペン」2021年春夏オートクチュール・コレクション

 「イリス ヴァン ヘルペン(IRIS VAN HERPEN)」が2021年春夏オートクチュール・コレクションを発表した。

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「カルティエ」親会社会長、コロナワクチンを不当に早期接種か 海外メディアが報道

 スイスの全国紙「ターゲス・アンツァイガー(TAGES-ANZEIGER)」は、「カルティエ(CARTIER)」などを擁するコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)のヨハン・ルパート(Johann Rupert)会長が、新型コロナウイルスに対するワクチンを不当に早く接種したと報じた。

 同紙によれば、ルパート会長はスイス・トゥールガウ州で1回目のワクチンを接種したが、これは同州でワクチン接種プログラムが正式にスタートする1月12日より前のことだったという。なお同州では75歳以上の高齢者や基礎疾患を持つ人は優先的に接種を受けられるが、ルパート会長は70歳だ。

 同州におけるワクチン接種はスイスの私立病院グループ、ヒルシュランデン(HIRSLANDEN)が請け負っているが、その親会社であるメディクリニック・インターナショナル(MEDICLINIC INTERNATIONAL)の大株主の一社が、ルパート会長が率いる南アフリカの投資持株会社レムグロ(REMGRO)となっている。

 リシュモンは一連の報道に対し、「ルパートは30年以上にわたってスイスに在住および納税しており、同国でワクチンを受ける資格がある」とコメントした。ルパート会長は健康上のリスクを抱えているため、優先的に接種を受けられたのではないかと見られている。

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三陽商会、新常態の働き方に合わせ婦人服刷新 「キャストコロン」でオン・オフ問わない着まわしMD

 三陽商会のウィメンズブランド「キャストコロン(CAST:)」は、2021年春夏からブランドコンセプトを刷新する。19年秋冬の立ち上げから、個性もライフスタイルも違う女性3人をミューズに立てた3つのラインを展開してきたが、これを集約。通勤・プライベートを問わない着回し力に特化した、30代以上の働く女性のための服を提案する。

 新しいコンセプトは“今を生きる女性のユニフォーム”。これまでは配色の切り替えを大胆に取り入れたり、ストリート色を強くしたりとミューズの個性を立たせた商品を展開してきたが、より「日常への取り入れやすさ」「普遍性のあるデザイン」を重視する。背景としてコロナ禍で出勤や外出の機会が減ったことにより、「女性の服選びの基準が、クローゼットにある服のバリエーションを増やすことよりも『1着を長く使えること』『着まわせること』が大事になっている」と同社広報担当。

 21年春夏は一枚で着映えするワンピース(2万〜3万円)やセットアップ(ブラウス1万4000円〜1万8000円、ボトムス1万4000円〜1万8000円)、ストレスフリーなニット(1万8000円)などを強化アイテムに据える。中でもプッシュするのはカラーバリエーションが豊富な“5カラーパンツ”(1万9800円)。トリアセテートとポリエステル混紡生地の高いストレッチ性とともに、上質な質感と美しいシルエットを両立した。

 三陽商会は近年の経営不振からの脱却を目指し、20年4月から「再生プラン」と題した店舗整理などの構造改革を進めている。「キャスト」もファーストシーズンには、全国の百貨店を中心に29店舗(直営含む)まで広げたが、21年1月時点で13店舗(同)まで集約した。なお同ブランドは20-21年秋冬シーズンに、「キャスト」から現名称にブランド名を変更している。

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「ディオール」2021年春夏オートクチュール・コレクション

 「ディオール(DIOR)」が2021年春夏オートクチュール・コレクションを発表した。

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「セール廃止」「諦めない」 ロンハーマン流サステナビリティのすごみ

 ロンハーマン(RON HERMAN)がサステナビリティに本腰を入れる。商品、売り方、備品、エネルギー、廃棄ゼロを目指したモノ作りなど、現在さまざまなプロジェクトが進行中で、2021年春夏の店頭には、オーガニックコットンや草木染めのアイテム、“アップサイクル”をデザインコンセプトにしたデニムなどが並ぶ。小売業最大の課題である余剰在庫に関してもすでに動き出している。コロナ禍の2020年11月末時点のプロバー消化率は(20年2月~)73%をマークするなど、買い付け量とオリジナル品の生産量の最適化に注力。売上高も前年をキープしている。今後、さらに精度を上げてプロパー消化率80%を目指し、23年までに店舗でのセールを廃止する。 

「スピード感を持って進めるために」経営陣自らセミナーに参加

 根岸由香里・事業部長兼ウィメンズ・ディレクターが会社として本格的にサステナビリティに取り組む際まず行ったのは、ロンハーマンの運営会社リトルリーグカンパニーのトップの三根弘毅プレジデントと平井洋司カンパニーオフィサーへの働きかけだった。「1年半前に話した時点でも、三根も平井も本を読むなどしてSDGsなどの知識は得ていた」と根岸ディレクターは振り返る。その後、新型コロナウイルスの感染が拡大し、昨年4月には1度目の緊急事態宣言が発出された。緊急事態宣言発出後、「2人とのコミュニケーションは格段に増えた。お店を再開するとき、アフターコロナを見据えた未来の話をする中で、『サステナビリティに本気で取り組まない限りファッションに未来はない』という話をじっくりする機会を持てた」。

 根岸ディレクターがサステナビリティを加速するために取った行動のひとつが「より深い知識を付けること」。「経営側の私たちに知識がないと伝わらないし、スピード感を持って進められない。日本エシカル協会が主催するセミナーに参加しようと三根と平井に持ちかけ、もともと関心もあった二人は二つ返事で快諾。20年秋から3人でセミナーに参加している」。セミナー後には3人のグループラインでセミナーのテーマに対してロンハーマンとして取り組めそうなことなどを考えて意見交換しているという。

 20年3月からは、リトルリーグカンパニーの全セクションで資材や備品などの見直しを行った。「目標は廃棄ゼロ。その前段階としてゴミになるものを減らすために、資材やショッパーなどを見直した。廃止できるものは廃止して、必要なものは、価格が高くても最も環境負荷が低い素材に変更した。ショッパーは、それ自体を少なくするためにお客さまとのコミュニケーションも始めた」。再生可能エネルギーへのシフトにも注力している。「RE100(企業の自然エネルギー100%を推進する国際イニシアチブ)の加入を目指し、テナントが使用する電気を調べていろいろな方に働きかけている。再エネへの切り替えは、マンションは簡単だが、ファッションビルの店舗や路面店だと複雑でハードルが高い。いまは丁寧に対話を続けている段階」という。

 オリジナル商品の開発でも廃棄ゼロを目指す。「色見本や(サンプルセールにも出せないような)ファーストサンプル、これまでの生地の切れ端やパーツを分類して、再利用することに取り組んでいる。再利用が難しい素材もあるが、ウールとコットンに関しては、新しい糸にして生地にしたオリジナル商品も開発中」で、理想は「適正な量を仕入れて、私たちが考える適正な期間で販売し、プロパー消化率を高めること。その後、アウトレットでもどうしても売れなかったものは新しい糸や素材にして循環させること」だが、“売り切る”ことを目指す。「23年までにセールを無くす。シミュレーションの結果、プロパー消化率80%をクリアすれば、アウトレットを活用しながら売り切ることができることがわかった。商品値下げのタイミングは私たちの軸で決める。アウトレット店舗の役割自体も見直しているところ」だという。また、可能な限り、オリジナル品で使用する素材や買い付けるアイテムに関しても環境や人権に配慮したことを証明する認証を得た素材に切り替えていく。

 取引ブランドとの対話も始めた。サステナビリティに関してどのような取り組みをしているかを聞き、ロンハーマンのサステナビリティの考え方を伝えている。「以前に比べて聞いてもらえるところも増えた。ガラっとサステナビリティシフトしたブランドもある。メッセージをうまく受け取ってもらえないところもあるが、買い付けをすぐにやめてしまうのではなく、そのブランドらしいものをサステナブルな方法で作りませんか?と投げかけている」。ロンハーマンでは、ブランドとの別注品の人気が高く、毎シーズン即完売する商品が多い。

「知ることが結果的に全ての幸せにつながると思うから」

 サステナビリティは伝え方が難しく、消費者とのコミュニケーション設計がとても大切だ。ロンハーマンはどのようにサステナビリティを描くのか。「私自身、『このままでは未来真っ暗』ではなく『幸せは作れるし諦めなくていい』というポジティブな気持ちで捉えている。私たちロンハーマンはすてきな空間と商品を通じて、幸せ、楽しいという感情を提供したいと考えていて、それが一番であることは変わらない。例えば、これを買うと〇〇に貢献できるということが見えながら、その裏側にはこういう産業の問題点があるということをきちんと伝えられるようにしたいと考えている。“Today is beautiful”“Happiness is the goal”というメッセージを発信しているように、一貫して私たちのゴールは“幸せ”。知ることが結果的に全ての幸せにつながると思うから」。

 ロンハーマンは11年前に日本に上陸して、ライフスタイル型のスペシャリティストアという新しい価値観を創出し、業界に一石を投じた。「一度、価値観を変えることができたのであれば、今回も絶対にできると思っている。時代が加速したことによって、(悲観的ではなく)むしろ面白いと思えるようになった。やらなければいけないではなく、もっとこうした方がいいよね、とポジティブな気持ちで取り組めている。完璧を求めなくていい、真剣に取り組んでいるのであれば、小さくても恥ずかしがらなくてもいいと思うようになり、進められるようになった」。

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「ノエラ」が販売スタッフを募集 未経験でもスキルアップできる環境

 ヒロタが運営するファッションブランド「ノエラ(NOELA)」が、販売スタッフを募集する。店頭での接客・販売や在庫管理、備品発注だけでなく、マネキンへの着せつけやVMDなど入社直後から店舗作りに携わる。

 同ブランドはシーズンテーマに合わせたメイク・ヘアアレンジの研修を実施しており、トータルコーディネートで提案するスキルが身につく。スタッフ同士での意見交換も多く、ファッションセンスを磨ける。2〜3年ほどで店長に挑戦可能なほか、商品企画にも関わる「店長会」への参加や、エリアマネージャーなどへのキャリアパスもある

 「ノエラ」は旅とおしゃれをコンセプトにガーリーなアイテムを提案するブランド。質の高い生地や縫製できちんと感も演出でき、オンオフ問わず着回せることから、20代後半〜30代の女性を中心に支持を得る。

募集職種
販売スタッフ

応募条件
経験・学齢不問
職種・業種未経験、第二新卒者歓迎
アパレル業界での接客経験・マネジメント経験がある方歓迎

勤務地
東京・大阪・愛知・神奈川・埼玉の店舗
希望外の転居を伴う転勤無し
勤務地は希望考慮。U・Iターン歓迎
大阪・東京で積極採用中

東京都
LUMINEエスト新宿店
LUMINE池袋店
LUMINE有楽町店

大阪府
大丸梅田店
梅田EST店
天王寺MIO店

愛知県
名古屋パルコ店

神奈川県
LUMINE横浜店

埼玉県
LUMINE大宮店

雇用形態
正社員
※3カ月の試用期間あり。期間中の給与・待遇に変動なし

勤務時間
9:30~22:30の間でシフト制(実働7時間30分)
※残業は月5〜10時間程度。本部スタッフが勤怠や日報をチェックし、残業が増えている店舗には声掛けするなど無理なく働ける環境

シフト例
10:30~19:30
12:30~21:30
13:00~22:00

休日休暇
<年間休日115日>
月8日~9日休み(シフト制)
夏季休暇(5日間)
冬季休暇(5日間)
有給休暇
特別休暇
産休・育休(取得実績多数)

給与
月給18万円~30万円
時間外手当100%支給、賞与年2回
経験・年齢・能力などを考慮し決定

福利厚生・待遇
昇給年1回
賞与年2回(8月・12月)
各種社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
交通費支給(月5万円まで)
時間外手当(100%支給)
社員割引制度(60%オフで購入可能)
時短勤務制度

応募期限
2021年2月10日まで

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月額1万1000円でカット通い放題 理容室では珍しいサブスクサービスがスタート

 ビアバーを併設した理容室「フランクス バーバー(FRANK'S BARBER)」の日比谷店と人形町店では、業界内では珍しい理容室のサブスクリプションサービスを開始した。月額1万1000円でカット通い放題、そしてカット時にはクラフトビールが無料で飲めるという特典付きだ。

 サブスクサービスを始めた理由について、「日々の接客の中で、お客さまから『もっと小まめに髪を切りたい』『料金が気になるのでカットの頻度をセーブせざるを得ない』『月1回のカットでは美しいフェード(最短で0㎜のベリーショートの刈り上げ)を維持できない』という声を多数耳にした。そこで“バーバーショップをもっと自由に”をコンセプトに、“月に何度も通いたい理容室”を目指してサブスクサービスを開始した。特にフェードカットのような美しいスタイルを保つために、小まめなメンテナンスが必要な方におすすめのサービスとなっている」と担当者は話す。

 「フランクス バーバー」は“明日からかっこよく生きよう。”をコンセプトに掲げる理容室。スタイリストの柿坂宗一郎氏を中心に、メンズカット一本に手技を磨いてきた理容師が、男性のあらゆるヘアスタイルのニーズや悩みに対応する。

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【決算まとめ】串カツ田中、助成金で経常黒字拾う。大幅赤字でも自己資本比率8割越えの日高屋、ドトール

 2月期決算や8月期決算の企業を中心に、決算がでてきた。多くは大きな赤字を計上しているが、12社中、3社が黒字。そして串カツ田中は営業赤字だったものの、経常利益はかろうじて黒字となった。財務が痛み、自己資本比率を軒並み下げる中、ハイデイ日高やドトール・日レスホールディングス(HD)はいまだに高い数字を誇っている。
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日比谷の行列店「天ぷらとワイン 大塩」の本家「小島」が「大塩」の本拠・大阪に攻め込んだ! 本家と分家がガチ対決か?

 名古屋で7店舗を展開する創作天ぷら店「天ぷらとワイン 小島」が2020年12月に大阪に進出を果たした。大阪には姉妹店「天ぷらとワイン 大塩」が4店舗(他に東京にも2店舗)出店している。弟子筋の店が先行して店舗展開している中、本家は大阪でも受け入れられるのかだろうか。
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「エッセンシャルシフト」を急げ 小島健輔リポート

 ファッション業界の御意見番であるコンサルタントの小島健輔氏が、日々のニュースの裏側を解説する。先行きの見えないコロナ禍において、変革を怠れば多大なリスクになりかねない。小売業は新常態にどのように備えればよいのか。

 コロナ禍の出口が見えなくって緊急事態宣言が再発令され、よみがえりかけていた商業活動にも急ブレーキがかかり、東京オリンピックの開催も絶望的になる中、もはや「新常態」の深刻化と長期化を覚悟せざるを得ない。そんな現実の中でアパレル業や小売業に求められているのが「エッセンシャルシフト(生活必需品への入れ替え)」だ。

底割れ」長期化で見切り退店ラッシュ

 コロナ禍が深刻化する中、2020年12月の全国百貨店売り上げは前年同月比13.7%減と15カ月連続して減少し、外国人観光客が途絶えた免税売り上げは88.6%も減少した。20年通年では百貨店売り上げは25.7%、衣料品売り上げは31.1%、中でも婦人服売り上げは32.2%、化粧品売上は39.1%、免税売り上げは80.2%も激減した。1月の初売りは前年の半分にも届かず、緊急事態宣言が再発令された7日以降は一段と客足が遠のいているから、コロナ禍が長引けば都心百貨店さえ存続が危うくなる。

 それは都心の商業施設とて同様で、緊急事態宣言の再発令で見切りをつけたテナントの大量退店が始まっている。ギンザ シックスでは臨時休業中の3テナント(飲食)に加え、昨年12月27日から今年1月20日にかけてコスメブランドやアパレルショップ、カフェやレストランなど22店が閉店した。1月26日には40店の後継テナントが公表されるというが、膨大な損失覚悟で次々と退店するテナントの跡を埋めきれるのだろうか。インバウンド狙いに偏っていた銀座の商業施設はどこも似たような状況で、東急プラザ銀座でも12月から1月にかけてアパレルや装身具、コスメから名産品や茶房まで少なからぬテナントが閉店している。

 閉店ラッシュは銀座に限らず、六本木ヒルズではけやき坂の路面店に空き区画が目立ち、東京ミッドタウン(六本木)でも12月から1月にかけてアパレル店や服飾店の閉店が続き、表参道ヒルズでも空き区画が目立ち始めている。館側は入れ替え予定と説明するが、2月から3月にかけて退店はさらに増えると見る関係者が多い。

高家賃インフレ経営の終焉

 これら都心の商業施設は(1)インバウンドやラグジュアリーへの偏り、(2)テナント採算度外視の高家賃経営、が以前より指摘されており、コロナ禍の長期化でとうとう行き詰まってきた。

 インバウンドやラグジュアリーを狙って非日常の高額商品や外国人観光客好みの華美な商品に偏っていたことに加え、ブランド化粧品を拡大していたこともコロナ禍のマスク日常化とスキンケア接客の回避に直撃された。加えてギンザ シックスでは水商売関係者好みのブランドが少なくなかったことも指摘したい。

 15年以降、インバウンドが盛り上がる中で都心では商業施設に限らず路面店の家賃も高騰が続き、「旗艦店やイメージストアなのだから家賃は売り上げの半分までに収まればよい」という無茶な論理が横行していた。実際、銀座や表参道の路面旗艦店、メディアハウス路線(館全体をメディアと見て付加価値を増幅する)を採る高級商業施設のテナント店では半分を超えていた店もあった。

 家賃負担率が3割、4割という店舗は珍しくなかったから、コロナ禍の売り上げ急減で売り上げより家賃の方が高くなる店もあり、テナント店では館の売上預かり金では家賃が賄えなくなり、資金繰りに窮するテナントも出てきた。それでもコロナが収束して東京オリンピックが開催されるまで何とか持ち堪えようと出血に耐えてきたが、コロナ感染の再拡大で緊急事態宣言が再発令され、東京オリンピックの開催も絶望的になるに及び、見切りをつけた閉店が堰を切ったように広がり始めたのではないか。

 それは東京に限らずインバウンドに潤ってきた大阪や京都なども同様で、意思決定の遅れていた店も加わって雪崩打つように退店が広がると危惧される。館もテナントも、東京オリンピックという幻影に踊ったインバウンド頼みのインフレ経営は終焉したのだ。

商業施設もオフィスビルも流動化する

 大量閉店は都心の商業施設だけではない。郊外でも商圏を広げるべく過剰なアップスケール化を追った大型施設ほど、緊急事態宣言の再発令以降、大量閉店が広がっている。

 本来、足元商圏ニーズにきめ細かく対応するのが郊外立地商業施設のあり方だが、アベノミクスの無理押しインフレ政策下で広域商圏獲得を狙って背伸びしたテナントを増やした大型施設は足元ニーズと乖離し、コロナ禍の長期化による「エッセンシャルシフト」の直撃を受けていた。それでも家賃の減免などで現状を維持してきたが、長引くコロナ禍と緊急事態宣言再発令で見切りをつけたテナントの退店ラッシュに直面し、テナント構成の「エッセンシャルシフト」を迫られている。

 それは都心の商業施設とて同様だが、テナント構成の「エッセンシャルシフト」が進めば無理に乗せていた付加価値がはげ落ち、家賃収入は激減してしまう。投資利回りも急落するから、物件が流動化する。それはリモートワークで空室率が急上昇するオフィスビルとて同様だから、不動産の流動化が急進することになる。

エッセンシャルシフト」が不可避

 百貨店も20年は衣料品の売り上げ急落(シェアも27.0%に低下)でエッセンシャルカテゴリーたる食品が31.3%を占める最大売り上げ部門となったが、家庭用品も4.0%から4.2%とわずかながらシェアを伸ばした。衣料品も下着やナイティ、ホームウエア、アパレルも機能性カジュアルやライフスタイルウエアなどエッセンシャルアイテムにシフトせざるを得ない。その分、無理に乗せていた付加価値がはげ落ちるから、価格も流通コストも切り下げざるを得なくなる。高コストな販路や組織は切り捨て、低コストの販路と組織に乗り換える「エッセンシャルシフト」が急進して行く。

 「夢を売るビジネス」の頂点に君臨するのは芸能界だが、それさえ、ついにタレントの人員整理や本社の売却、事務所の都落ちに追い込まれ、あの電通さえ巨額赤字で本社売却に追い込まれ、CM激減に苦しむ民放も国民的批判にさらされるNHKもリストラを迫られている。零落したタレントやアーチストの窮状が伝えられる中、アパレル業界も「夢を売るビジネス」にしがみついてはいられない。

 最低限の食住衣が足りて、ようやくお洒落の出番があるのが現実で、ここまでコロナ禍が長引いて出口が見えなくなり、若年勤労者とりわけ非正規の女性勤労者が追い詰められ、生活に窮する人々が半端なく広がるに及んでは、過酷な現実を受け入れるしかない。「エッセンシャルシフト」はアパレルや小売業、飲食・サービス業、果ては商業不動産業まで、広範な業界に求められる今年最大の経営テーマとなるだろう。

小島健輔(こじま・けんすけ):慶應義塾大学卒。大手婦人服専門店チェーンに勤務した後、小島ファッションマーケティングを設立。マーケティング&マーチャンダイジングからサプライチェーン&ロジスティクスまで店舗とネットを一体にC&Cやウェブルーミングストアを提唱。著書に店舗販売とECの明日を検証した「店は生き残れるか」(商業界)、12月11日に出版した「アパレルの終焉と再生」(朝日新書)

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