2021年春のビューティカラーは「赤」 生命力と感情を揺さぶり、心を潤す色

 春はピンク。毎年、化粧品メーカーから発表される春のコレクションはピンクに染まる。ペールトーンなど柔らかい色調も多く、今シーズンはラベンダーカラーが多数見られるのが特徴だ。そんな潮流の中、ひときわ目を引く色がある。「赤」だ。広辞苑第7版(岩波書店)を引くと、赤は七色の一つ。血のような色。また、緋色・紅色・朱色・茶色などの総称とある。血、生命の色だ。美容の視点から赤という色を考えてみると、多くの人がまず連想するのは口紅だろう。口紅は「尻を赤くして異性を誘惑する猿」が起源という説があるそうだ。感情を大きく揺さぶり、心をも潤す色だ。

 赤という色をキーカラーの一つとする「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」と「ジバンシイ(GIVENCHY)」は限定品の新作を発表した。菅原里子シュウ ウエムラ PRマネージャーは「ブランド創設時より受け継がれてきたキーカラーの一つであり、メイクアップアーティストブランドとしてアーティストリーの象徴であり、不動の強さを備えるものとして捉えてきた」と話す。一方、2020年12月15日にどうからデビューしたウエルネスブランド「どう(dō)」は、美しい赤のパッケージが印象的だ。「赤はコンセプトである東洋を象徴する色。そして原料に使用している漢方生薬や、ブランドを展開する上で大切にしている古より続く伝統を彷彿させる色でもある」と、どうの松尾美里ファウンダーは述べた。新しい生活に入り、一年が過ぎようとしている今、強いエネルギーを孕む命の色「赤」に注目したい。

パッケージを印象付ける“赤”の力強さ

「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」

 意外性のある香りを提案。希少で貴重な香料を世界中から集めることに始まるコロン インテンス コレクション シリーズに新作が登場した。その香りに用いられたのは、アジアの大草原地帯に生い茂る、エキゾチックで大きなスカーレット ポピー。しなやかに葉を広げ、たまゆらに咲く小さな赤い花が気品のあるフローラル ノートを支える。ブランド史上初めて、鮮やかな深紅をパッケージに纏わせた。「ポピーの花のまるで鮮やかな彫刻のような様子からヒントを得た。彩光を放つ贅沢な宝石のようなこのボトルは、どんな環境でも輝きを放ち、誰もが目を奪われることだろう」(ワンジーナ・クリエイティブディレクター)。香りに深みを与えるアイリスに溶け出すバーリーとトンカビーン。甘やかでみずみずしく広がる、センシュアルなシャワー。“スカーレット ポピー コロン インテンス”(50ml、1万5600円 100mL、2万2600円)

「どう(dō)」

 養生文化に着目し、健やかな美しさを目指して誕生したウエルネスケアブランド、「どう」。ネイリストとして活動した中で生まれた“健康な爪に重要なのは、心身のバランス”との考えを形にした。オブジェのように美しいパッケージを赤が彩る。「赤には真実の心といった意味を持つ。またエネルギーを与え、しっかりと地に足をつける手助けをする性質がある色でもある。めまぐるしい時代の流れになびかざるをえない現代人に、根を張るような軸の強さを持たせてくれるのではないか」(松尾美里ファウンダー)。ビタミンやミネラルの豊富なコメヌカ油や椿油の、長く親しまれてきた2種のオイルを配合。2種ある香りは、ドイツはベルリンで活動する日本人調香師のRYOKOが手がけた。古より伝わる叡智が生きる有機的なアコードだ。“ネイル&キューティクルオイル・瀉 sha”、“同 補 ho”(各30mL、各5280円)

「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」

 燃え盛る炎を見るような、躍動的なオキシファイア。情熱にも似たパワフルさを感じさせるコレクションが登場した。「大胆なパッケージは、メタルが熔ける流動的なモーメントにインスパイアされたデザインであり、まるで秘めた強さを解き放つかのよう。リップメイクがもたらす楽しさとパワーを改めて感じて欲しい」(菅原里子PRマネージャー)。レッドにオレンジ、ラスティブラウンなどのカラーをラインアップする。「アイコンカラーの一つで、誰もが似合う赤“RD 163”を発表して以来、トレンドを加味した多様な赤を発信してきた。新しいコレクションは、めまぐるしい変化が起こる生活の中で、誰もが内側に潜めている強さを信じ、自分らしくいるためのメッセージを込めた」“ルージュ アンリミテッド アイアン レッド コレクション”(全12色・限定9色、既存3色、各3300円)※数量限定発売

唇、頬、目もとの“赤”が表情を鮮やかに描き出す

「ジバンシイ(GIVENCHY)」

 新しい一年の始まりを祝い「ジバンシイ」が毎年発売するルナ ニュー イヤー エディション。ゴールドのパールが煌めくマーブル・シェードのルージュは、唇に乗せることで2色が混ざり合いながらオレンジレッドに変化。唇のフォルムをも計算してクリエイトされたルージュを華やかな赤いパッケージで包み込んだ。「メゾンにとってアイコニックなカラーのひとつが赤。“ルージュ・ジバンシイNo.888”のマーブルのテクスチュアに使用した赤の色は、ブランドの代名詞のような存在のリップスティックのアイコニックシェード“ルージュ・ジバンシイ No.333ランテルディ”」(佐藤香恵PRマネージャー)。発売前から多くの注目を集め、SNSなどでも反響があったという。“ルージュ·ジバンシイ ルナ ニュー イヤー エディション No.888”(5100円)※数量限定発売

「アディクション(ADDICTION)」

 春先の、まだ少しキンと冷える朝にガーデンを歩き、深呼吸するような情景を思い描いて作られたコレクション。チークは「冷たい空気に自然と頬が染まる。そんな“ナチュラルさ”を再現。まるで生まれつきのような血色感を与えるクリアな発色にこだわって生まれた赤になっている」(内山奈穂ADDICTION PR)。今シーズンのコレクションには、リップカラーの“リップ オイル プランパー”の006、007の2色もレッドを名に付したアイテムもあり、まるでキャンディードロップのように、クリアでみずみずしく仕上げる。「一人一人異なる唇本来の色を生かしながら、ニュアンスチェンジを楽しんでもらえるクリアな赤。より自然体の自分を好きになって欲しいという思いのもとに誕生した」。“アディクション チーク ティント 003”(2800円)

「トーン(TO/ONE)」

 赤にある情熱のようなものとは異なる色を新作のマスカラに付与。「やわらかな灯のように心の緊張を和らげる、女性らしいレッドを目指した。例えば、どんな色にも白を混ぜるとほんのり強さを打ち消し柔らかくなるように、少しだけ白を差し入れ柔らかく溶け込むようなまろやかなレッド」(津覇雅実TO/ONE PR)。既存のマスカラのブラシとは異なる形状を採用することで、細部の短いまつげを残さずキャッチして美しいセパレートロングを実現した。マスクをつけるのが日常となった今「お客さまから『03のメロウレッドは、肌とけこむような色が派手になりすぎず使いやすい』との声が多い」という。“トーン ロング ラッシュ マスカラ(SL) 03”(7g、2800円)

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「居心地の良い場所」を与えてくれた皆さんにカムアウト エディターズレター(2020年10月23日配信分)

※この記事は2020年10月23日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

「居心地の良い場所」を与えてくれた皆さんにカムアウト

 下のリンク1本目の記事に格納した動画にあるほど「自分を偽る」ことはありませんでしたが、同じくセクシャル・マイノリティーの自分にとって、最初の勤め先はフィットしていませんでした。

 地元の新聞社の20年以上も昔の話です。言う側に悪気があるワケでもありません。むしろ当時から、善意ゆえの言葉であることも理解していました。でも会社で上司から「お前も早く結婚しないと、田舎の支局に赴任した時に寂しいぞ」と諭され、署周りで警察官から「総務の婦警さんと合コンしたら?セッティングするよ」と言われるたび、「あぁ、またこのカンジか……」と思い、バリアやシールド、エヴァで言えば「A.T.フィールド」を展開。そのたびに薄ら笑いを浮かべて、事が収まるのを“やり過ごす”時間は、まぁまぁ“変な汗をかく”タイミングでした(笑)。

 そこからファッション業界に籍を置き、友人が増え、“変な汗をかく”機会はだいぶ減り、「そろそろ打ち明けてもいいかな~。別に、打ち明けなくてもいいんだけど」くらいの感覚のまま打ち明けたのが、このお手紙です(笑)。皆さま、これからもよろしくお願いします(照)。今、私が思うのは、「ファッション&ビューティ業界に巡り会えてよかった」「私の結婚と、孫の誕生を楽しみにしていた両親にはごめんなさい(2年前、打ち明けています)」、そして「自分が人口増に貢献できない分(現段階では!?)、産休・育休を取得する人には心から万歳三唱」くらいでしょうか(笑)。

 「ファッション&ビューティ業界に巡り会えて良かった」は、本当に、心の底から、そう思っています。前職では、地元の婦警さんと結婚して故郷に骨を埋める先輩も多く、「仲間」とか「同志」と呼べる人がいなかった私は、ただ漠然と不安でした。一方のファッション&ビューティ業界には、「仲間」や「同志」がたくさんいます。トム・フォードのようなロールモデルは、本当に心強い存在です。

 願わくば、このP&Gの取り組みなどを通して、ファッション&ビューティ業界が、昔の私のように漠然と不安だったセクシャル・マイノリティーに対して「『仲間』がいるよ!」「『同志』はきっと見つかるよ!!」「あなたも『仲間』で『同志』だよ!!」とのメッセージを発する事ができたら、とっても素敵ですね。

 皆さんは、私に「居心地の良い場所」を教えてくれた業界なんです。だから、もっと大勢に「居心地の良さ」を提供できるはず。そうなれたら、私たちの社会的存在意義は、ますます大きくなりますね。オフィシャルに発表した今日から、私も、もう一段ギアを入れ、皆さんと一緒に業界のダイバーシティー&インクルージョンに取り組みたいと思います。

 余談ですが、P&Gの記事内に登場する大倉ディレクターは、私と同じ静岡出身。母校も同じ、静岡高校です。とっても誇りに思います。

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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ファッション通信簿Vol.63 トレンドの単色コーデからネット騒然の新生スターまで バイデン大統領就任式のファッションを米「WWD」が辛口ジャッジ!

 米「WWD」の人気企画「ファッション通信簿」では、ストリートからパーティー、レッドカーペットに至るまで、海外セレブたちのファッションを厳しくチェック。評価を絵文字でお伝えするとともに、それぞれのファッションポイントを勝手に辛口ジャッジ!

 第63回は、1月20日(現地時間)にワシントンで行われた第46代米大統領就任式から、ジル・バイデン(Jill Biden)夫人、カマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領の夫のダグ・エムホフ(Doug Emhoff)、歌手で作曲家のガース・ブルックス(Garth Brooks)、レディー・ガガ(Lady Gaga)、ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)、ハリス副大統領の継娘のエラ・エムホフ(Ella Emhoff)、詩人のアマンダ・ゴーマン(Amanda Gorman)、ミシェル・オバマ(Michelle Obama)夫人、バーニー・サンダース(Bernie Sanders)バーモント州上院議員が登場。

 ジョー・バイデン(Joe Biden)新大統領の就任が正式に決定した歴史的なシーンでも、米「WWD」の辛口コメントはとどまるところを知らない。サンダース上院議員の毛糸の手袋からガガのドレスやジェニファーのオールホワイトコーデまで、注目のファッションが目白押しだ。

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元「メルシーボークー、」デザイナー、宇津木えりの新ブランド 東京・表参道に試着ができるショールームをオープン

 元「メルシーボークー、(MERCIBEAUCOUP,)」デザイナーの宇津木えりによる新会社の大我は1月31日、新ファッションブランド「エリウツギ(ERIUTSUGI)」のショールームを東京・表参道にオープンする。2階にアトリエが入居する建物の1階をショールームとして開き、一般客が自由に来店して商品を試着できる場所となる。購入は受注生産制を採用し、オンラインストアでオーダーを受け付ける。

 オープン直後は、シーズンレスでジェンダーレスなウエア14型をそろえる。着物のシルエットからヒントを得たウールジャケット(7万円)をはじめ、袴のようなワイドパンツ(4万8000円)、デニムパンツ(3万〜3万6000円)やスカート(2万8000円)、Tシャツ(1万5000〜2万5000円)、ストール(2万4000円)など。日本国内の縫製工場で生産し、素材はコットンやウール、シルク、バンブーなど、天然素材を使用しているほか、できるだけ残布を出さないパターンにこだわり裁断を行っている。一部、店頭ですぐ購入できる商品として、フランス語で“熟考する”を意味する“Je reflechis”のロゴを入れたトートバッグ(2200円)とポーチ(3200円)も取り扱う。

 宇津木はブランド立ち上げの経緯について「この5〜6年、洋服が大量に作られて捨てられていくことを考えたときに、“洋服がよろこぶことをしてあげたい”と思った。それは長く着てもらえる服を作ること。納得して作った、デザイン性のある『エリウツギ』の定番をここでは見せていきたい」と説明。また「(これまでのファンには)『もっと商品はないの?』『柄や色はないの?』とガッカリされる方もいるかもしれない。テーマ性を持ったモノ作りも魅力的だけれど、それは今、私が心からやりたいことではない。今後の未来のことを熟考したモノ作りの重要性を感じている」と明かした。

 ショールームの立地は、表参道ヒルズの裏通りの小道を入った建物の1階。宇津木の30年来の友人であり、スピリチュアリストとして知られる江原啓之が2010年頃から「スピリチュアルワールドショップ」として運営し、所有していた物件を借りる形でオープンした。江原は「えりちゃんとは長年、家族ぐるみで長く親しくしている仲。前の会社を退職したときに『次は心からやりたいことをしたい!』と聞いて、このスペースを使ってほしいと提案した。大家として、楽しいことを思う存分やって欲しいし、今後も見守っていきたい」と語る。敷地内には新たなカフェも近日オープンする予定だ。

 宇津木えりはフランスでファッションを学び、複数のアパレルメーカーに勤務。00年にビギでファッションブランド「フラボア(FRAPBOIS)」を立ち上げ、05年にはエイ・ネットに入社し、翌年「メルシーボークー、」をスタート。同ブランドが20-21年秋冬シーズンで終了に伴い、エイ・ネットを退社。20年8月に新会社の大我を、国内デザイナーズブランドや海外ブランドで経験を積んだメンバーとともに設立した。

■「エリウツギ」ショールーム
オープン日:1月31日
定休日:土曜、日曜、祝日
住所:東京都渋谷区神宮前4-22-12 1階

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ワコールHDの10〜12月期は売上高2%減 国内ECが56%増

 

 ワコールホールディングス(HD)の2020年10〜12月期連結業績(米国会計基準)は、売上高が前年同期比2%減の417億円、営業利益が約8倍の27億円だった。EC(ネット通販)の伸びもあって秋以降は売上高の落ち込み幅が改善された。19年10月の消費増税による粗利益率悪化の反動と経費削減によって、営業利益は大幅に増えた。

 国内ワコールの売上高は前年同期比3%増の259億円、営業利益は同2.5倍の20億円。11月以降、コロナ感染拡大による来店者数の減少により厳しい状況ではあったが、自社ECの売上高が前年同期比56%増と実店舗の売り上げ減をカバーし、増収増益だった。海外ワコールは売上高が同7%減の101億円、営業損益が2億円の黒字(前年同期は3億円の赤字)だった。米ワコールは自社ECが同46%増、また19年に傘下に納めたインティメイツ・オンラインが同62%増と高成長した。だが、ロックダウンが続く欧州をカバーできなかった。ピーチ・ジョン事業は売上高が同19%増の28億円、営業利益は同8倍の5億円だった。市場のニーズにあった商品企画や反則が奏功した。自社ECの売上高は43%増と伸長した。

 各社ECの伸びが顕著で回復基調にあるが、コロナによる国内の緊急事態宣言の再発令や欧州のロックダウンのため先行きが見えないため21年3月期の計画は、昨年10月末発表から変わらず、売上高が前期比16.5%減の1560億円、営業損益は10億円の赤字(前期は66億円の黒字)を見込む。

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パンテーンが“ヘアサロン向けLGBTQ+フレンドリーマニュアル”を公開 賛同サロンの本格募集を開始

 P&Gが展開するヘアケアブランド「パンテーン(PANTENE)」は、“あなたらしい髪の美しさを通じて、すべての人の前向きな一歩をサポートする”というブランド理念のもと、“ヘアサロン向けLGBTQ+フレンドリーマニュアル”を特設サイトで公開した。

 「パンテーン」は、これまでブランドメッセージ“#HairWeGo さあ、この髪でいこう。”のもと、ひとりひとりの個性について考えるきっかけ作りを、キャンペーンを通して展開してきた。昨年10月からは、就職活動において自分を偽らずに、自分らしさを表現できることを願うプロジェクト“#PrideHair”を始動。さらに12月から新たに、ひとりひとりの個性に寄り添うヘアサロンを日本全国へと広めていく“#PrideHair サロン”プロジェクトを立ち上げた。

 “#PrideHair サロン”プロジェクトの一環として、同ブランドが行ったLGBTQ+当事者と美容師との共創ワークショップや、SNSで届いた声をもとに完成させたのが“LGBTQ+フレンドリーマニュアル”だ。LGBTQ+に関する基礎知識から、店舗の設備や接客の心得などをLGBTQ+当事者の体験談とともに紹介している。

 マニュアルには“完全版”と“スマートフォン用簡易版”がある。スマートフォン用簡易版は完全版の一部抜粋で、全国のヘアサロンのスタッフが、スマートフォンで手軽に閲覧できる仕様になっている。

 また“ヘアサロン向けLGBTQ+フレンドリーマニュアル”の公開と併せて、“#PrideHair サロン”プロジェクトへの賛同サロンの募集も本格的に開始した。賛同サロンになった場合は、“ヘアサロン向けLGBTQ+フレンドリーマニュアル”の送付、およびプレスリリースやサイトで“賛同サロン”としてサロン名を掲示する。なお先着1000店舗のヘアサロンには、冊子化したマニュアルに加え、“LGBTQ+フレンドリー”を表明するオリジナルアイテムを送付する。

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「シスレー」のヘアケアラインがバーニーズで初のポップアップ

 「シスレー(SISLEY)は2月5日〜3月14日、ヘアケアライン「ヘア リチュアル」のポップアップショップをバーニーズ ニューヨーク銀座本店と六本木店に開く。これまで日本では百貨店のみでの扱いで、高級専門店に出店するのは初めてだ。

 「シスレー」は植物美容学(フィトコスメトロジー)と先端テクノロジーを融合し、最高品質の植物成分を使用したスキンケアを展開。スキンケア分野において40年以上にわたり培ってきた独自の研究成果を生かしたヘアケアは健やかな頭皮、美しい髪へと導く植物ベースの有効成分を高濃度に配合している。ポップアップでは五感に訴えかけながら美しい髪へと導くシャンプーやコンディショナー、頭皮用美容液などをラインアップする。

■POP UP STORE: HAIR RITUEL BY SISLEY
日程:2月5日〜3月14日
場所:バーニーズ ニューヨーク銀座本店 1F/六本木店1F
住所:東京都中央区銀座6-8- 7交詢ビル/東京都港区六本木7-7-7

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