「リュー(RYU)」が2021-22年秋冬コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
「リュー(RYU)」が2021-22年秋冬コレクションを発表した。
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資生堂は、ヨーロッパ・中東・アフリカ地域本社でフレグランス事業を担うボーテプレステージインターナショナル(以下、BPI社)を通じ、「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE&GABBANA BEAUTY)」とのフランスを除く市場で、ライセンス契約を12月末で終了することを発表した。
フランスにおける事業活動は同国の労働法に基づき、従業員代表との協議を経た上で決定する。BPI社は2022年1月1日から最低12カ月間、ドルチェ&ガッバーナ社商品のグローバルでの生産および販売を継続する予定。
資生堂は2016年10月にイタリアのドルチェ&ガッバーナ社とフレグランス、メイクアップ、スキンケア商品の開発、生産および販売に関する独占グローバルライセンス契約を結び、日本では16年からフレグランス、19年からメイクアップコレクションを展開していた。国内で着実に店舗数を増やしていた一方、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う市場変化を踏まえ、中長期経営戦略「WIN 2023 and Beyond」の選択と集中による事業ポートフォリオの再構築を進める中で、今回のライセンス契約解消に至った。契約解消に伴う21年12月期業績への影響は、商標権の減損など特別損失として約350億円を見込む。
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オーガニックコットンの原綿を輸入して糸や生地を製造するアバンティ(AVANTI)は、同社が運営するファッションブランド「プリスティン(PRISTINE)」のオンラインショップで、無農薬野菜や卵、スイーツなどの食品セットの受注販売を5月7日からスタートする。価格は税込5500円。
同サービスは「プリスティン」が掲げる「衣食同源」プロジェクトの一環で、綿と同じ畑で育てられた大地の恵みを食するというもの。同ブランドが、オーガニックコットンを栽培している滋賀・大津市の畑「ブルーベリーフィールズ紀伊国屋」で収穫された有機野菜や果実をメインに、ジャムやスイーツ、スープなどの食品をセットで届ける。セット内容は月ごとに変わり、「ブルーベリーフィールズ紀伊国屋」とつながりのある有機農家の野菜が入る場合もあるという。
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ダイソー(DAISO)を展開する大創産業は、ネイルポリッシュ「ソンプチュー(SOMPTUEUX)」と除光液不要のピールオフネイル「フランボヤン(FLAMBOYANT)」を、全国のダイソーで4月下旬から順次販売する。
「ソンプチュー」「フランボヤン」はともにフランス製。フランス語で「豪華」「ぜいたく」を意味する「ソンプチュー」は、全86色のネイルポリッシュ(220円)とベースコート(330円)、トップコート(330円)、ネイルケア用のネイルオイル3種(330円)の豊富なラインアップ。ベーシックカラーからトレンドカラーまでそろえ、ジェルネイルのような艶感のある仕上がりとなる。
フランス語で「豪華」「華やか」を意味する「フランボヤン」は、グリッターがたっぷり入った全12色のネイルポリッシュ(220円)。除光液不要で簡単にネイルオフできるピールオフネイルで、指先を華やかに彩る。水性のピールオフネイルとは異なるため水に強く、毎日の手洗いや水仕事でも落ちにくいのが特徴だ。
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白Tシャツ専門店「#FFFFFFT(シロティ)」は、東京・歌舞伎町でホストクラブやバー、美容室などを手掛けるスマッパグループと協業し、黒Tシャツ専門店「#000T KABUKICHO(クロティ カブキチョウ)」を4月30日にオープンする。歌舞伎町歴24年で元カリスマホストの手塚マキ=スマッパグループ会長と、今年5周年を迎えた「#FFFFFFT」の夏目拓也オーナーの出会いがきっかけで協業がスタートした。
商品は、夏目オーナーが世界中から厳選した数十種類の黒無地 T シャツをラインアップする。価格は税込3000〜1万8000円。またコミュニティースペースとしても利用できるバー「一刻」と、アートスペース「デカメロン」を併設し、ファッション・食・アートを融合した空間を演出。歌舞伎町から世界に向けて新しいカルチャーを発信していくという。
手塚会長は、歌舞伎町でナンバーワンホストに上り詰めたのち独立。ホストのボランティア団体「夜鳥の界」を友人と立ち上げ、深夜の街頭清掃活動を行うほか、NPO法人グリーンバードで理事を務める。著書に「新宿・歌舞伎町」(幻冬舎新書)、「自分をあきらめるにはまだ早い」「裏・読書」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)、「ホスト万葉集」(共著、講談社)がある。
■#000T KABUKICHO(クロティ カブキチョウ)
オープン日:4月30日
営業時間:平日16:00-26:00 土日祝12:00-26:00
※閉店時間は東京都の協力要請に準じて変更。
定休日:月曜
住所:東京都新宿区歌舞伎町 1-12-4
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オークションハウス「サザビーズ(SOTHEBY'S)」で、カニエ・ウェスト(Kanye West)と「ナイキ(NIKE)」によるスニーカー“ナイキ エア イージー 1(NIKE AIR YEEZY 1)”が180万ドル(約1億9000万円)で落札された。スニーカー投資を専門とするレアーズ(RARES)が27日、コレクターのリャン・チェン(Ryan Cheng)から購入。2020年5月に56万ドル(約6000万円)で取り引きされたマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)着用の“ジョーダン 1(JORDAN 1)”を大きく上回り、スニーカーとして同オークションハウスの過去最高価格を記録した。
今回落札されたスニーカーは、カニエと自身のブランド「イージー(YEEZY)」のスティーブン・スミス(Steven Smith)=フットウエアデザイナーがともに開発。2008年のグラミー賞で、シリーズ初披露とともにカニエが着用したプロトタイプだ。その後両者は“ナイキ エア イージー 2”も手掛けている。
ジェローム・サップ(Gerome Sapp)=レアーズ 共同設立者兼最高経営責任者は、「今回のようなアイコニックでレアなスニーカーの取引を増やし、スニーカー業界の活性化と経済的支援につなげたい。『サザビーズ』と協力して、スニーカー文化の発展および維持に貢献できるようなレアな掘り出し物を引き続き探していきたい」と語った。
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「ロールス・ロイス(ROLLS-ROYCE)」と「エルメス(HERMES)」のコラボにより、ZOZO創業者の前澤友作氏のためのオーダーメイド車“ファントム(PHANTOM)”が完成した。
安土桃山時代の織部焼をモチーフに、ボディーは緑とベージュが基調。内装は“エネアグリーン”と呼ばれる「エルメス」のレザーを使用し、プライベートジェット風に装飾した。今回は特別にドアのアームレストに「エルメス」の代表的なキャンバス素材“トワルアッシュ(TOILE H)を使用し、乗馬を着想にした刺しゅうを施した。他にもウォールナットを使ったパネルには、同ブランドのシルクスカーフのデザインを手掛けるフランスのイラストレーター、ピエール・ペロン(Pierre Peron)による手描きのアートワークを施した。
制作はパリの「エルメス」と「ロールス・ロイス」の英国本社から特注のスペシャリストチームが行なった。両者は2008年に、パリのフォー シーズンズ ホテル ジョルジュ V (Four Seasons Hotel George V)のために“ファントム”を作成。以来2度目のコラボレーションとなるが、プライベートの案件のために協業するのは初めてだ。
トルステン・ミュラー・オトボス(Torsten Muller-Otvos)=ロールス・ロイス・モーター・カーズ 最高経営責任者は、「最高峰の製品を手掛けることができた。3世紀に渡るわれわれの経験やヘリテージ、2つのブランドの特色を見事に表現している。ロールス・ロイス・モーター・カーズの歴史に残るコラボレーションが完成した。挑戦的なクリエイティブと高度な技術を要するコラボレーションに参加し、前澤氏の意外性あふれるビジョンを実現できて非常に光栄だ」と語った。
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「最もサステナブルなのは、新しい服を作らないこと」――2020-21年秋冬シーズンにデビューしたばかりの「マリア マクマヌス(MARIA MCMANUS)」のデザイナー、マリア・マクマヌスは矛盾覚悟でそう言い切る。アイルランド出身でニューヨークを拠点に活動する彼女は、現在43歳。「イードゥン(EDUN)」「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」「ラグ & ボーン(RAG & BONE)」でマーチャンダイザーとして経験を積み、20年に自身の名を冠したブランドを始動させた。同ブランドはリサイクル素材やオーガニックコットン、古布、メリノウールを使い、ボタンは自然素材のコロゾナッツボタン、タグや値札もリサイクルのポリエステルとプラスチックで作っている。水や化学物質の使用量や廃棄物の排出量を最小限に抑えて生産し、パッケージも全て再生紙にするなど、環境に配慮したサステナブルなブランドとして細部まで徹底的にこだわる。
コロナ禍でのデビューとなったが、ファーストシーズンは日本でもセレクトショップのミューズ ドゥ ドゥーズィエム クラス(MUSE DE DEUXIEME CLASSE )、アパルトモン(L’APPARTEMENT)で取り扱われ、セカンドシーズンは米大手百貨店のノードストローム(NORDSTROM)でも販売している。価格帯はコート6万円〜、シャツ4万円、Tシャツ1万5000円、パンツ4万5000円〜など。昨年秋にセールスを担っていたニューヨークのショールーム、ニュース(The News)と資本業務提携を結び、さらなる成長を目指している。ファッション業界が抱える“消費とサステナブルの両立”という難題にどう立ち向かうのかや、ビジネスとクリエイションのバランス、将来の展望についてを聞いた。
ーーサステナビリティを意識するようになったきっかけは?
マリア・マクマヌス(以下、マクマヌス):アイルランドで大学生だった頃からボランティア活動に積極的に参加していた。その後、日本の大学で国際マーケティングを1年間学んだ後、世界中を1年間かけて旅して多彩な文化に触れると共に、地球に多くの問題があることを知った。2006年からニューヨークが拠点の「イードゥン」で働き始めると、ソーシャルグッドでありながらビジネスとして服を作る彼らの思想に強く影響を受けた。同ブランドは業界の中でも早い段階からオーガニックコットンを選び、発展途上国で長期的な雇用を創出する仕組みを作り出していた。
ーー自身のブランド設立までの経緯は?
マクマヌス:「イードゥン」の後は「ラルフ ローレン」「ラグ & ボーン」でマーチャンダイザーとしてビジネスとクリエイティブの両方を学んだ。その後に出産を経て独立し、20年に「マリア マクマヌス」を立ち上げた。環境や社会問題には昔から関心があったが、書物やドキュメンタリー映画などを通じて切迫した危機感を覚え始めたのは5年前からだ。また自身のブランドとは別に、NPO団体のエブリー マザー カウンツ(Every Mother Counts)共同創始者として、発展途上国とアメリカに暮らす女性の妊娠・出産の環境を改善する取り組みも行なっている。
ーーブランドを立ち上げるまでにあなたを駆り立てた、最も根深い問題とは?
マクマヌス:問題にはいくつもの側面があって異なる要素が複雑に絡み合っているため、難しい質問だ。けれど、私が最も取り組みたいのは劣悪な労働環境と過剰生産に関わる問題。多くの消費者がファストファッションの縫製工場の労働者は非衛生的な環境化で健康被害の危機にさらされ、長時間労働にも関わらず最低賃金さえ受け取っていないという事実を知らない。そこで排出されるのは有害な化学物質や合成繊維といった環境に負荷を与えるものであり、過剰生産によってますます深刻化していく。問題はすでに肥大化しているため、業界全体で改善策を見出していかなければならず、私もその一員としてサステナブルなブランドを立ち上げることにした。
ーー新しいブランドを作ることに矛盾は感じなかった?
マクマヌス:確かに、最もサステナブルな方法は新しい服を一切作らないことだ。古着だけの購入で循環させることが可能であれば、それが最善なのかもしれない。ただ、例え消費とサステナビリティの間に矛盾があると分かっていても、ほかのブランドよりも悪影響を最小限に抑える選択肢を生み出すためにブランドを立ち上げる意義を感じた。私は完璧ではないし、課題だってまだまだ山積みだ。それでも、ファッションでサステナブルと消費を両立させたいという強い意思を持っている。
ーー現在実施しているサステナブルな取り組みとは?
マクマヌス:最もこだわっているのは素材選び。グローバル・リサイクルド・スタンダード(Global Recycled Standard)の認証を受けたリサイクルのカシミアとナイロン、グローバル・オーガニック・テキスタイル基準(Global Organic Textile Standard)を満たすオーガニックコットン、メリノウール、さらに古布を厳選している。ボタンは耐久性が高く生分解性を有するコロゾナッツで、タグや包装紙、リボン、ギフトカードも全てリサイクル素材だ。ヨーロッパで原材料を製造する工場の一つは、水の50%を再利用し、ソーラーパネルによる太陽光発電で電気をまかなっている。
ーーサステナブルな取り組みは、実際のところ消費者の購買喚起につながっている?
マクマヌス:正直なところ、今はサステナビリティが消費者の購買喚起と直接的につながっているかは確かでない。数々の経験から一つ断言できるのは、サステナブルであろうとなかろうと、良質な服が求められるということ。だからこそ、高品質な素材や工場は妥協せず厳選している。自社ECの顧客はリピーターが多く、品質が評価されているという手応えがある。
ーーデザインにおいて大切にしていることは?
マクマヌス:ミニマルを軸に、長く着られるタイムレスでベーシックなアイテムを意識している。私の周りにいるファッション業界や広告、建築、芸術などのさまざまな業種の女性たちの日常着からインスピレーションを得ることが多い。小売では日本市場が全体の65%を占める高い割合で、ファーストシーズンから買い付けてくれた。バイヤーは「ニューヨークらしい、アップタウンとダウンタウンをミックスした感性がいい」と評価してくれた。
ーータイムレスでベーシックなデザインを追求する上で、“新しさ”はどう表現している?
マクマヌス:それは最も思考する部分だ。ミニマルなデザインにおいてプロポーションは重要であり、コレクションに新しいエッジをもたらしてくれる。過去のコレクションと関連性を持たせながら、長さやボリューム、シルエットをわずかにアップデートして“新しさ”を表現している。
ーークリエーションやサステナブルな取り組みについて抱えている課題は?
マクマヌス:半年から2年をかけて克服すべき二つの課題がある。一つはパッケージについて。製品が工場からニューヨークへ届く際のパッケージはほとんどがプラスチックだ。例えリサイクルであってもプラスチックの使用量を削減していきたいし、工場とコミュニケーションをとって考え方を変えてもらうことが課題である。もう一つは、サプライチェーンの透明性をもっと高めること。ヨーロッパの素材の生産工場は徐々にサステナブルへとシフトしているが、縫製工場はほとんど進歩がない。水の再利用や、工場で使用される電力、排出される化学物質など環境負荷を測定し、労働環境を把握することでサプライチェーンを透明化させていきたい。昨今、サステナビリティをうたうブランドは増えているが、その中で本質的に取り組んでいるブランドは一体どれくらいあるのだろうか。私たちは独自の方法で問題と向き合い、それを消費者に見えるかたちで提示し、透明性を高めていきたい。
ーービジネス面での展望は?
マクマヌス:ファーストシーズンを終えた後、昨年秋からセールスを担当していたショールーム、ニュースの石井ステラ代表と話し合い、資本業務を結んだ。これによりさまざまな予算面のハードルがクリアしやすくなり、私はクリエイションに注力できている。現在の課題は、自社ECをさらに強化すること。自社ECは顧客と直接コミュニケーションを取れるため重要で、ここを強化すればビジネス全体を成長させられるはずだ。
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日差しが徐々に強くなり、いつも突然にやってくる夏の気配を感じる陽気になりましたね。
本日は、先月バーニーズ ニューヨーク横浜店6Fにオープンした“バーニーズ ニューヨーク ウェアハウス”のご紹介です。
過去にバーニーズ ニューヨーク各店でご紹介していた幅広いアイテムをいつでもセール価格でお求めいただける“バーニーズ ニューヨーク ウェアハウス”。
この時期に広いスペースでゆったりとお買物を楽しんでいただける横浜店にできたこともあり、早くもご好評いただいております。
さまざまなアイテムがワンフロアでご覧いただけるのもポイントです。
これからの時期に最適なウィメンズ・メンズのカットソーやシャツ、ドレスを中心に新たな商品が多数入荷いたしました。
バーニーズ ニューヨークが得意とする異なるブランドやテイストを合わせてご提案するスタイリングでアイテムをご紹介。買い逃していたアイテムにふたたび出合うチャンスかもしれません。
また他のアウトレット店ではなかなかご案内ができないジュエリーやホームウェアなども一部ご用意しています。
引続き、新型コロナウイルス感染防止ならびにお客様・従業員の健康と安全確保に留意してまいります。横浜店ならではのお得なショッピングをお楽しみください。
東京都と日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)が共催するファッションコンペ「東京ファッションアワード 2022(TOKYO FASHION AWARD 2022)」が募集を開始した。今回から受賞枠を8ブランドに増やし、受賞者は2022年のパリ・ファッション・ウイークで2シーズンに渡って現地のショールームに出展できるほか、同年3月の「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」でイベントを行う。応募資格は、東京をビジネス拠点にセールスを3シーズン以上行っているブランド。海外市場開拓に意欲があり、その体勢が整っていることも求められる。
前回まではパリ・メンズ期間の出展だったが、今回からウィメンズ期間も可能となり、受賞者はいずれかを選択できる。百貨店やセレクトショップのバイヤーが審査員を務めることも同アワードの特徴で、今回は阪急阪神百貨店の宮本智美バイヤーや、三越伊勢丹の石田修平スーパーバイザーらが参加する。
同アワードは東京を拠点とするファッションデザイナーの海外進出をサポートするため14年に始まった。これまで計6回実施し、「ファセッタズム(FACETASM)」「ダブレット(DOUBLET)」「ターク(TAAKK)」「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス(CHILDREN OF THE DISCORDANCE)」などを選出してきた。
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「ショパール(CHOPARD)」の“ハッピースポーツ”は、ダイヤモンドが文字盤の上でくるくるとダンスする時計史上まれな名作だ。老舗ウオッチメゾンであり、ジュエラーでもある同ブランドならではのアイコンウオッチは一度見れば誰もが記憶しているはず。1993年に誕生して以来人気のコレクションから今年、最新作が登場した。コレクション誕生時の知られざるエピソードから、ショパールの共同社長兼アーティスティック・ディレクターから寄せられたメッセージ、アンバサダー、そして気になる最新作の魅力に迫る。
メゾンのアイコンウオッチ
誕生秘話
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“ハッピースポーツ”コレクションを生み出したのは、共同社長兼アーティスティック・ディレクターとして「ショパール」を率いるキャロライン・ショイフレ(Caroline Scheufele)自身だ。90年代初頭、彼女は“気まぐれな時計”という斬新なアイデアを打ち出す。品の良さとカジュアルさを併せ持つレディスウオッチ。それが“ハッピースポーツ”だった。それに先立つ76年、「ショパール」はダイヤモンドが文字盤の周囲をめぐる“ハッピーダイヤモンド”を発表していた。それは、2枚の透明なサファイアクリスタルの間で宙に浮いているかのように“ムービングダイヤモンド”がきらめくデザイン。彼女はその遊び心たっぷりの魅力を時計の文字盤でも表現しようとする。彼女のアイデアに当時のアトリエ長は、「無茶だ、こんな時計。キャロライン、もし本当に売れるっていうなら、売れた時計1本につきにバラの花を1本贈るよ」と言った。
93年に完成した“ハッピースポーツ”の文字盤の上では、“ムービングダイヤモンド”がフェッテ(バレエの回転技)のように軽やかに踊っていた。ステンレススチールを採用したコンテンポラリーなデザインは多くの女性の心を射止め、世界的な大ヒットに。アトリエ長は結局、たくさんの花が咲くバラの木をキャロラインに贈って彼女をたたえたという。
人生を謳歌する
女性のためのウオッチ
時計業界に旋風を巻き起こした“ハッピースポーツ”。1本も売れないとまで言われた時計を、女性たちがこぞって身に着けた理由は、そのスタイルにある。テニスコートにも、ビジネスランチにも、パーティにも着けていけるスポーツ・シックの極致であり、ジーンズにもドレスにも似合う優れたデザイン。世代を超えてアクティブに楽しめるこの時計は、現代女性たちのジョワ・ド・ヴィーヴル(生きる歓び)と自由なスピリットを体現しているのだ。
“ムービングダイヤモンド”は底面が丸みを帯びたパーツにセットされているため、ほんのわずかに手を動かしただけでも魔法のように自由に回転する。ほかにはないこの輝きが、女性たちのさりげない仕草を美しく見せてくれるのだ。
幸せの瞬間を表現する
“ハッピースポーツ”
その眩いばかりの微笑みで人々を魅了するジュリア・ロバーツ。彼女ほど、“生きる歓び”を表すのにふさわしい人物はいないだろう。ロバーツは「ショパール」とのコラボレーションについて、以下のように述べている。
「ショパール」は、エレガンスや輝き、そして女性らしさといったタイムレスな価値を象徴しています。見るたびにダイヤモンドがキラキラと輝きながらダンスする“ハッピースポーツ”は、まるで幸せの瞬間を表現するような、すばらしい時計。業界におけるアイコンの一つで女性を魅了する“ハッピースポーツ”とコラボレーションできて光栄です。
「ショパール」のアイコンが
“黄金比”で復活
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“ハッピースポーツ”の最新作は、ケース径が33㎜と小ぶりで、自社製の小型自動巻きムーブメントを搭載し、機能性を追求している。どのモデルも環境や人権に配慮した“18Kエシカルゴールド”や、リサイクルされたスチールを70%含む“ルーセント スチール A223”をケースに使用。ダイヤモンドも倫理的に配慮された方法で採掘された原石だけが使われている。最も美しいプロポーションを導き出すために古代から用いられた“黄金比”の理論を設計に取り入れ、完璧なバランスを生み出しているのも大きな特徴だ。
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大阪モード学園は、アダストリアから提供されたサンプル品を学生がアップサイクルして、ウィファブリックが運営するサステナブルアウトレットモール「スマセル(SMASELL)」に出品する産学連携プロジェクトを始動した。
同プロジェクトは、衣料品の大量廃棄問題の解決法を考えることで、ファッション業界に必要なサステナビリティを学ぶことが目的。
アダストリアが手掛ける30以上のブランドからサンプル品の提供を受け、学生がリメイクした1点物の商品を7月にスマセルに出品する予定だ。
アダストリアの担当者は、「当社は、“ファッションロスのない世界”をCSR活動ビジョンの1つに掲げ、循環型ファッションの実現に向けたさまざまな取り組みを行っている。今回提供したサンプル品は商品の生産過程で発生する試作品で、本来ならばお客さまの手に渡ることはないが、教材として提供することで、資源の再利用化に加え、中長期的な視点で業界全体のサステナビリティの向上や課題解決に寄与できると考えている」とコメントした。また、ウィファブリックの担当者は「このプロジェクトを通して、アパレル業界のきらびやかな面だけでなく、商品が作られ、世の中に出ていくまでの過程でどんな課題が潜んでいるか、自分たちの手でどんな価値を生み出せるかを学んでほしい」と期待する。
サステナビリティは、ファッション業界における最重要課題。環境に優しい服作りの意識を学生時代から浸透させようという学校と企業の連携が緊密化している。
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「WWDJAPAN」4月5日号の特集“新入社員の基礎知識”は、この春入社3〜5年目となる若手記者が中心となって作り上げた。巻頭では、「フーフー(FOUFOU)」の高坂マールデザイナーやyutoriの片石貴展・最高経営責任者ら、躍進するU30にインタビューを実施。記者たちは先輩たちのどんな考えに共感し、自らの生活に役立てようと思ったのか?それぞれの意見を述べ合う座談会を実施した。(この記事はWWDジャパン2021年4月5日号からの抜粋です)
【座談会参加者】
美濃島:この春入社4年目。後輩が増え、若手と言えなくなってきた状況に焦りながらも、「飛躍の年」を目標に掲げて日々の取材に邁進する。主にデザイナーズとスポーツを担当し、特集ではユーチューバー兼美容師の宮永えいとをインタビューした。
木村:入社3年目のチーム最年少。仕事には慣れてきたが、悩みの多い時期を過ごす。今号では表紙撮影やインタビュー、裏表紙「ファッションパトロール」を担当。
川井:入社5年目。取材を通して人物の「人となり」を可視化し、発信することに意義を感じる。オンライン取材には未だに慣れない。主にメンズコスメを担当し、今号ではインタビューと「お仕事スケジュール」などを担当した。
美濃島:“時代を切り開くマイルール”と題して個性あふれる6人の先輩にインタビューしましたが、心に残った言葉はありました?
木村:「フーフー(FOUFOU)」の高坂デザイナーとyutoriの片石CEOの対談で挙がった、「短期間で成功も失敗も判断しない」という話です。私たちの世代ってSNSもあるし、欲しい情報に瞬時に到達できるから、物事と向き合う時間が短くなっている。でも、仕事やビジネスって短期間の成長が全てじゃない。目前の利益や事業拡大だけじゃなく、自分の理想的な姿に近づいているか、得られたものがあるかが大事なんだなと改めて気付かされました。
川井:D2Cブランド「フェイブスビューティー(FAVES BEAUTY)」の小澤一郎社長は、学生時代に起業し、事業内容をどんどん変えながら10年近く会社を経営されています。一つの事業に固執し過ぎると、危機的状況を察知していてもやめ時が分からなくなる。継続力と判断力のバランスが重要なんだと思いました。
美濃島:僕が救われたのは、ユーチューバー宮永えいと氏の「とことん個人と向き合うこと。でも、全員と向き合う必要はない」という言葉です。会社に入って思ったのが、人によって言ってることが全然違うこと。この春入社する人も、似たようなことで悩む人は多いはずです。でも、大切にする意見ってその時々で変わっていいし、全ての意見を吸収する必要はない。最も重要なのは、自分の軸を持つことなんですよね。
木村:その考え方はタメになりますね。私は「途中経過を楽しめなかったらやめたらいい」って言葉を聞けたのがうれしかった。仕事になると、成果やアウトプットを念頭に置くあまり、仕事の過程を楽しめないことがたくさんある。今回の表紙撮影も、すてきなクリエイターやタレントと一緒に物作りができるのに、締め切りや付随作業ばかりを考えてしまって、最初は「大変さ」が勝っていた。でも途中で「あ、これって楽しいことじゃん!」と気付くことができて、大変さがストレスじゃなくなりました。
美濃島:そういう意味では、どの人も「好き」という初期衝動からビジネスにつなげているのが今っぽかったですね。
川井:今はいろんなツールがあるから、ビジネスへの落とし込み方もたくさんあります。些細なことも視点を変えれば事業に転換できるから、視野を広く持って生活していきたいです。
美濃島:僕たちも、やりたいことが明確になったら限界を決めずに、あらゆる手段を試しながら突き進んでいきましょう!
お知らせ: 「WWDジャパン」は4月5日号の「新入社員のための基礎知識AtoZ」特集の発売に合わせ、25歳以下を対象とした期間限定の購読キャンペーン「U25応援キャンペーン」を実施します。キャンペーン詳細はコチラ
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58歳の木村保行氏は今年3月で、約40年間勤めたアバハウスインターナショナルを退職した。同社は「アバハウス(ABAHOUSE)」「アルフレッドバニスター(ALFREDOBANNISTER)」「5351プール・オム(5351POUR LES HOMMES)」などで知られ、1980年代のDCブランドブームを牽引した企業の一つ。1982年に新卒で入社した木村は創業メンバーを除けば最古参の社員の1人で、取締役とレディス事業部のトップも務めた。
だが木村は、ただの老舗アパレル出身の古兵ではない。知る人ぞ知るアパレルECの実力者なのだ。2009年に社内ベンチャーのような形で独力で自社ECサイト「アットシェルタ」を立ち上げて以来、ずっとアパレルECの運営に携わってきた。木村をよく知る1人で、自らもアパレルECに精通した専門家である安住祐一BBF執行役員は「木村さんが独自に開発し、磨き上げてきたツールやデータはユニークで、かつ有効性の高い一級品で、実際に驚異的ですらある。僕らのようなアパレルEC支援の会社からすれば、まさに喉から手が出るほど欲しかったもの。独立はある種、虎を野に放つようなもの(笑)」と語る。
木村は、独立後にアパレルECの研究機関であるフィッツラボ(FITS LAB)を立ち上げ、「アットシェルタ」にも引き続き携わりながら、アパレルECのさまざまなデータ解析ツールを使ってデータ研究や、その外部提供なども行う。古兵の木村は、何を目指すのか。
WWDJAPAN:なぜ独立を?
木村保行(以下、木村):2009年にアバハウスインターナショナルの公式通販サイト「アットシェルタ」を自分で立ち上げて以来、ずっとアパレルECの運営に携わってきたが、ずっとある種の違和感を抱えてきた。この違和感を解消するため、一企業の中にとどまるのではなく外に出ようと思った。
WWDJAPAN:違和感とは?
木村:このわずか10年で「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を筆頭に、ファッションを売るためのITシステムやツールは凄まじい勢いで進化してきた。われわれのような古いタイプのアパレル企業からすると、ネット通販は有力なチャネルであるのと同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのがデータ量がケタ違いに多いこと。ネット通販モールに出店していれば、自社だけでなく他社のものも含め、売れ筋や客単価などのデータが大量に入ってくる。同じように、ツールやテクノロジーもどんどん進化していて、かつては不可能だったようなことがいとも簡単にできてしまう。
だが、確かに仕組みや技術は猛スピードで進化しているが、同じようにファッションビジネスそのものはアップデートしているだろうか?ファッションビジネスはもともと、日用品などと異なり、アイテムのバリエーション、ブランドのテイスト、ターゲット(のセグメント)、シーズン性、トレンド、競合ブランド、販路の種類の多さなど、売れ行きを左右するパラメータ(変数)がとにかく多い。だから緻密なMD(商品企画と販売計画)を立てるのが難しく、つい売れ筋に走ったり、逆に市場を読み誤って在庫過多になったりもする。
ネット通販が拡大して、さまざまなITツールが登場しても、上記は何も変わっていない。ネット通販市場が急成長していても、全体のアパレル市場が低迷しているのは元々の課題の部分が何も解決していないからだ。
WWDJAPAN:では、どうする?
木村:これまでののセンスドリブンから、膨大なデータを生かしたデータドリブンの、かつファッション・ビジネスの原点であるマーチャンダイザー、あるいはマーチャンダイジング(MD)起点に立ち返るべきだ。
WWDJAPAN:パラメータ(変数)が多すぎて、データを基にMDを組み立てづらいのでは?
木村:データを生かしきれていないのは、単にマーケティングツールがファッションにフィットしていないからだ。アパレルECの現場にいて数多くのITツールに触れてきたが、どれも変数の多さに対応できていない。1〜2年前にAI(人工知能)を駆使して需要予測を謳った魔法の杖のようなソフトウエアが登場したが、実際にAIを使ったとしても変数が多すぎるアパレル製品の需要予測は不可能だ。重要なのは、膨大なデータを抽出してMD起点に再設計することだ。
WWDJAPAN:具体的には?
木村: ITのカルチャーなのだと思うが、多くのネット通販モールは出店テナントに対し売れ筋ランキングや客単価、商品単価などの詳細なデータを提供しており、裏側はある種のオープンプラットフォームになっている。課題はこのデータをどう成形するか。「アットシェルタ」時代に開発したのは、そうしたネット通販モールのデータを収集した上で、実際の製品のビジュアルと紐づけて、客単価や売れた実数、時期、年代などで見れるダッシュボードツール。数百ブランドのどの製品がいつ、どれだけ、誰に売れたのかを、ひと目で分かるようにした。長い間、データ分析を行ってきて分かったのだが、意外に大手企業ですら、特定のカテゴリーの特定の価格帯に複数のブランドが殺到してしまう。こうした簡単なSWOT分析がなされていないからだ。
WWDJAPAN:それはなぜ?
木村:データ自体はあっても、それを見やすく再配置したダッシュボードツールがないからだろう。私が独立する意味もそこにある。会社に所属しながらシステムの開発の知見を生かしたコンサルティングやデータ提供をすることも考えたが、データ自体はフラットなものだし、それを本当に生かすためにも独立しなければ信頼は得られないとも思った。
WWDJAPAN:ツールやシステムはどう開発を?
木村:アットシェルタを立ち上げた当時は、「ゾゾタウン」などのネット通販モールがようやく軌道に乗り始めたばかり。当然、潤沢な予算などあるはずもなく、ツテを辿ってシステムエンジニアを探して個人的に仕事を請け負ってもらった。お金こそかけられなかったものの、あくまでアパレルMDの立場から使いやすいツールを追求してきた。それは今も変わっておらず、アットシェルタはコロナ禍にみまわれた2020年度を除けば、設立以来ずっと黒字だった。
WWDJAPAN:アバハウスインターナショナルではEC以外にどんな仕事を?
木村:インターネットに仕事で初めて関わったのは、1997年にパリコレのショーをライブ中継したこと。当時はまだ電話回線でネットを繋ぐような時期だったのに、よくやったなと。おそらく世界でも初めてだったんじゃないかな。その後も99年にオリジナルのフロッピディスクを作ってパリの「コレット」で売ったり、片山正通さんと組んで、アバハウスオリジナルのPCを作って売り出したこともあった。そうしたつながりが「アットシェルタ」の運営や、今のツール開発にも生きている。退社はしたものの、「アットシェルタ」への関わり方はほぼ変わらないので、会社の中にはこの記事を読んで初めて僕が辞めたことを知る人もいるかも(笑)
WWDJAPAN:目指すゴールは?
木村:まだ頭の中のイメージだが、ECだけでなくSNSなどの情報も加えて、外部の研究機関と連携し、アパレル主体のビッグデータの分析ツールが開発できそうだと感じている。いずれにしろ私が開発しているのは、これを使えば大ヒットを連発できる魔法の杖ではなく、良くも悪くもアパレルMDにとって使い勝手のいい道具にすぎない。実際にはそれを生かすためには、ブランドのオリジナリティや、ある種の経験と直感、センスも必要になる。けど、それこそがファッションビジネスに本来必要なものなわけで。ファッションに限った話ではないが、テクノロジーはどんどん進化していて、このままだと巨大なシステムの形にファッションそのものが矯正されてしまいそうだ。それも悪いことではないのかもしれないが、多種多様でクリエイティブというファッション産業をアップデートするには、今このタイミングがラストチャンスだと感じている。
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