ヨウジが新ジュエリーライン「ヨウジヤマモト バイ リーフェ」立ち上げ

 ヨウジヤマモトは、新ジュエリーライン「ヨウジヤマモト バイ リーフェ(YOHJI YAMAMOTO BY RIEFE)」を7月14日に発売する。店頭での販売に先駆け、公式オンラインストア「ザ ショップ ヨウジヤマモト(THE SHOP YOHJI YAMAMOTO)」で先行予約を開始した。

 同ラインを手掛けるのは、春井理絵「リーフェ ジュエリー(RIEFE JEWELLERY)」クリエイティブ・ディレクター。これまでドイツ本国のアディダス社と契約し、「Y-3」のアクセサリー類の制作に携わってきたほか、「ヨウジヤマモト」にもコレクション用のアクセサリーを提供するなど、ブランドとの関係を構築してきた。

 ファーストコレクションでは、映画「ベルリン・天使の詩」の主人公ダミエルの目に映る世界をインスピレーション源に、リングやブレスレット、ネックレス、イヤーカフなどをそろえた。ユニセックスで着用できるアイテムが多く、価格帯は2万円台〜24万円台。全てのアイテムをヨウジらしいブラックで統一し、強さとエレガンスさを兼ね備えたミニマルなジュエリーを目指した。

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「マックス マーラ」が創業70周年記念のTシャツコレクション 7人のアーティストが参加

 「マックス マーラ(MAX MARA)」は、創業70周年を記念したTシャツコレクション“7 for 70”(税込各4万2900円)を7月5日に発売する。7人のアーティストが手掛けた7型11色をそろえる。

 コレクションでは、ブランドを代表する“101801”キャメルコートを着用したワイマラナー犬の写真や、イラストレーターのフランソワ・ベルトゥ(Francois Berthoud)が手掛けたブロックプリント、2016年春夏ランウエイショーのノーティカル(航海)をテーマにしたグラフィック、ボリショイ・バレエ団のプリンシパルを撮影した写真、21-22年秋冬コレクションにも登場したエルベルト・カルボーニ(Erberto Carboni)の作品からインスパイアされたグラフィックなどをデザインに取り入れた。Tシャツはコットンジャージー素材で、デザイン部分のアップリケのパネルが特徴だ。

 「マックス マーラ」が“7 for 70”にTシャツを選んだのは、「着用する人のアイデンティティーを表現してくれる“ステートメントアイテム”であることから」だという。

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“1日南貴之”になって知る、らしさの秘密 売れっ子クリエイティブディレクターに密着

 南貴之を形容する言葉を見つけるのは、なかなか難しい。「職業は?」と問うと、本人も答えに窮するほどだ。ブランドのディレクションやPRを主たるビジネスとするアルファの社長であるが、公式ホームページにはほかに“クリエイティブディレクター”“ブランディングデザイナー”“バイヤー”とある。

 セレクトショップ、カンナビスのバイヤーや、同じくセレクトショップのワンエルディーケー(1LDK)のクリエイティブディレクター、米国のセレクトショップ、ニードサプライの日本におけるディレクターを経験し、現在はモバイル型(移動式)コンセプトストア、フレッシュサービス、ギャラリー機能を持つキュレーション型セレクトショップ、グラフペーパー、1909年創業の書店、有隣堂とパートナーシップを結び東京ミッドタウン日比谷の3階にオープンしたヒビヤ セントラル マーケットのクリエイティブディレクターや、京都のコーヒー専門店、小川珈琲の総合ブランディングディレクターなどを務める。直近では7月3日から「ニート(NEAT)」デザイナーでPR会社にしのや社長の⻄野⼤⼠と組んで、“タンスの肥やしを一軍に押し上げる”新ブランド「タップウォーター(TAP WATER)」を販売している。

 そんなジェネラリストの南社長とは、実は20年来の付き合いがある。しかし、時にひょうひょうと時に苛烈に多様な仕事をこなす彼の実像は捉えてられていなかったかもしれない。そこで“1日南貴之”になって、そのスゴさのわけに(少しだけ)迫ってみたいと思う。

らしさの秘密01 「グラフペーパー」編
時に100%を出し切り、時に影に徹する

 “1日南貴之”体験のはじまりは、グラフペーパー青山でのディスプレー指導だった。忙しく全国を飛び回る日々だが、「時間が許す限り店には顔を出したい」と南社長。多岐にわたるアルファの事業の中で、「グラフペーパー(GRAPHPAPER)」は売り上げシェア6割ほどを持つ基幹ビジネスだ。「特に、卸が好調」だという。客層は25~35歳がコアだが、20代から50〜60代と幅広く、男女比は8:2ほど。東京・青山以外に日比谷、またフランチャイズ契約で仙台と京都で店舗を運営する。

 「グラフペーパー」は当初、同店の販売員のユニフォームとして誕生した。セレクトしたアイテムを侵食しない「無味無臭なもの」を数型だけ作ったが、“南貴之的定番服”が次第にバイヤーの間で話題となり、その声に応える形で2017年に卸をスタート。「産地にこだわり、工場を回りまくって」具現化されたアイテムの人気は、ご承知の通りだ。

 今後の出店計画については、「人・物件、共に縁ありきだが、福岡などを考えている」と答えた。また8月末から9月上旬にかけて、青山店の3階にギャラリー「白紙(仮)」をオープン予定だという。

<“1日南貴之”体験後感>
 撮影のセッティングの合間に、直感的にディスプレーを変えたり、スタッフに指示を出したりする一方で、セール初日でたくさんの客が訪れるのを適宜誘導。“全体が見えているな”と感じた。ただし店舗ではあくまでバッカーとして存在し、接客は販売員に任せる。仙台店と京都店にもお邪魔したことがあるのだが、スタッフに聞くと「シンプルながら、こだわりを詰め込んだアイテムが『良質なものが好き』という地元っ子に受けている」とのことだった。和歌山の吊り編みTシャツや、画期的なワンサイズ提案のシェフパンツなどは南社長もふだんから着用しており、ここにも“自分が着て心地良いものしか売らない”信念が表れている。

らしさの秘密02 「喫茶 談話室」編
一見無駄と思えることにも妥協はしない

 “好きが高じて”の極みとも言えるのが、「喫茶 談話室」だ。現在35ブランドをPRするアルファのプレスルームの一角に、18年12月にオープンした。南社長は、「サンプルの貸し出しは梱包などに時間がかかることがあるので、その間に休憩してもらおうと作った」と話す。リースで訪れたスタイリストのほか、打ち合わせ時の編集者やクライアントにコーヒーなどを無料提供している。かつてはプリンアラモードやコーラフロート、クリームソーダがメニューに載ったこともある。

 内装にもこだわりは満載で、1980年代の日本製の照明や大理石の灰皿、レトロな食器、絵画は「骨董市などで、こつこつ買い集めたもの」。閉店した喫茶店から机やソファー、イスなども譲り受けた。かくして完成したのが、昭和レトロな空間だ。

 南社長は、「家で仕事をすることはなく、もっぱら喫茶店派。打ち合わせ相手も、無機質なオフィスなどよりはリラックスでき、クリエイティブな会話ができる気がする。僕はかなりのヘビースモーカーなのだが、昨今はたばこを吸える場所が激減……。それなら作ってしまえ!と。無駄なことにお金をかけることも時には大事」と笑う。

<“1日南貴之”体験後感>
 事前ミーティングや撮影時、南社長は「定位置」だというソファー席に腰を据えながら、たばこを吸いながらコーヒーを飲み、またたばこに火を付ける。その間も次々とスタッフに指示を与え、確認事項は徹底させる。瞬時に考え、瞬時にアクションする。「あくまで洒落」と謙遜するが、「喫茶 談話室」はアルファのクリエイティビティーを理解してもらうのに十分な装置であると思うし、談話室をハブとして“客”同士の新たな関係が生まれたこともあるという。用意されたコップをよりフォトジェニックなものに変えようとしたところ、「これにもこんなこだわりがある」と熱っぽく説明してくれた。「喫茶 談話室」の備品には代替可能なものはなく、全てに必然性がある。

らしさの秘密03 「小川珈琲」編
飲食にファッションのノウハウを

 アルファは18年から京都のコーヒー専門店、小川珈琲をプロデュースしている。ここでの南社長の肩書は、総合ブランディングディレクターだ。“コーヒーカルチャーを未来に届けるための新業態”と位置付ける「オガワコーヒー ラボラトリー」では、建築デザイナー、関祐介らのマッチングやスタッフのユニフォームを担当し、東京・桜新町の1号店を20年にオープン。7月30日には、小田急電鉄が下北沢に開業した商業施設リロード内に2号店を開店する。“1日南貴之”体験の締めくくりは、同店の施工現場の視察に同行した。

 下北沢店のコンセプトは“体験型ビーンズストア”で、「おいしいコーヒーを淹れるためのメソッドを学べる実験室のような場所」だという。例えば、バリスタが選んだ40種類の器具を自由に組み合わせ、客自身が焙煎や抽出に挑戦できる。コーヒー豆も買って帰るだけでなく、店でキープが可能。プロ推奨のベストな方法で保存でき、「自分で淹れてもいいし、バリスタにお願いしてもいい」。

 コーヒー好きを自認する南社長と小川珈琲の出合いは14年までさかのぼる。「フレッシュサービスのポップアップイベントでコーヒー豆を作りたいとなり依頼先を探していたところ、かつての部下から小川珈琲を紹介された。味も香りも強いのが特徴で、すぐにファンになった」。南社長がクリエイティブディレクターを務めるヒビヤ セントラル マーケットには定食屋兼居酒屋の「一角」などがあるが、純粋な飲食事業を扱うのは初。それについて聞くと、「本来、門外漢であるわれわれが依頼を受けた理由は明白。ファッションのノウハウを用いて、1+1を3以上にしたい」と答えた。

■オガワコーヒー ラボラトリー シモキタザワ
オープン日:7月30日
時間:8:00~20:00(L.O.19:30)
定休日:不定休
住所:東京都世田谷区北沢3-19-20 リロード1-1

<“1日南貴之”体験後感>
 実は、「喫茶 談話室」が提供するコーヒーにも小川珈琲の豆が使われている。さまざまな業務を同時進行し、ジャンルもファッションにとどまらないが、南社長には一気通貫したこだわりがある。施工中の作業員に気さくに声を掛け、労をねぎらう。愛おしそうに完成に近づく店舗を見つめるまなざしには、責任感と少年のようなキラキラが共存していた。

<全てを終えて>
 とにかく忙しい――南社長を1日体験させてもらった率直な感想だ。それでいてSNSなどを見ると、遊びも真剣。“よく働き、よく遊ぶ”を地で行く南社長。最後に休みはあるのか?と問うと「ない」と即答し、暫時あって「なんでもやる会社を作ってしまったから仕方ない(笑)」と続けた。その横顔は忙しさすら楽しんでいるように見えた。

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「アディダス」“爆速ランシュー”の第2世代 トレーニングからレースまで対応の5型

 「アディダス(ADIDAS)」は、“日本人を早くする”がコンセプトのランニングシューズ“アディゼロ”シリーズの最新コレクションを発売した。シーンごとに異なる機能性を追求した全5モデルをラインアップする。

 “アディゼロ アディオス プロ ツー(ADIZERO ADIOS PRO 2)”(税込2万6000円)は、昨年“爆速シューズ”として発売した“アディゼロ アディオス プロ”の第2世代。自然な重心移動と前方への推進力をもたらす5本指のカーボンバーはそのままに、シリーズ最軽量のリサイクルメッシュアッパーを採用(靴に搭載は使わないって言わなかったっけ)。低密度高反発のミッドソール“ライトストライク プロ“は2層構造に変更し、反発力を向上させた。つま先にラバーアウトソールを用いたことで、悪天候でもグリップ力を発揮する。

 新登場の“アディゼロ ボストン テン(ADIZERO BOSTON 10)”(同1万5400円)は日々のトレーニングを想定したモデル。5本指カーボンと軽量アッパーは同様だが、耐久性のあるミッドソール素材を加えている。そのほか、安定性と快適性を求めた“アディゼロ ジャパン シックス(ADIZERO JAPAN 6)”(同1万4300円)やトラック用スパイク“アディゼロ アヴァンチ トラック スパイク(ADIZERO AVANTI TRACK SPIKE)”(同1万9800円)、50ミリの超厚底が特徴のコンセプトモデル“アディゼロ プライム エックス(ADIZERO PRIME X)”(同3万6300円) をラインアップする。

 ニック・ロシェ(Nick Roche)アディダスランニング グローバルプロダクトマネージャーは、「“アディゼロ”シリーズでこれまでに成し遂げてきたことを振り返り、改善の余地があるか検証しながら今回のコレクションを制作した。トレーニングやレース当日など、さまざまな用途で使い分けることができる、トップアスリート向けのパフォーマンスフットウエアになった。今後も継続して開発を進め、アスリートの“より速く”をサポートしていく」と語った。

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「無印良品」9〜5月期、売上高、営業利益ともに過去最高

 「無印良品」を運営する良品計画の2020年9月〜21年5月期連結業績は、売上高に相当する営業収益が前年同期比14.6%増(決算期変更のため参考値。以下同様)の3450億円、営業利益が同173.2%増の351億円だった。第3四半期までの実績として、営業収益、営業利益ともに過去最高となった。

 コロナ禍が後押しする形で、同社の強みである“身の回り品”消費が国内を中心に好調で全体をけん引した。20年10月に衣料品の主力72品を値下げし、それ以降も生活雑貨、日用品などで値下げを実施。その分期間限定の値引きプロモーションを抑制したことが利益面に大きく貢献した。「16年以降、定期的に価格改定を進めてきた成果が出た。世の中の消費の傾向が“身の回り品”中心になっている。6月は前年のリベンジ消費の反動で国内売り上げもやや苦戦傾向にあるが、こうした流れは長くは続かないだろう」と、松崎暁社長。

 好調だった国内事業の営業収益は同20.7%増の2266億円、営業利益は同268.2%増の237億円。9カ月間の国内既存店売上高は同10.0%増で、中でも強化している食品カテゴリーは同49.7%増と引き続き大きな伸び。食品が呼び水となって、客数も同18.3%増だった。

 欧米は引き続きコロナ禍で苦戦したものの、中国を中心とした東アジア事業は営業収益が同17.2%増の955億円、営業利益が同41.7%増の178億円だった。

 食品が増収増益のキーワードとなる中で、5月には横浜に関東初のスーパーマーケット併設型店舗をオープン。地方では、長野や栃木などで地元スーパーマーケットの隣接地への出店を進めている。毎日のように買い物に訪れるスーパーマーケットと組むことで、より消費者の日常に入り込む。5月末時点の店舗数は国内453、海外541の計994。7月中に1000店を突破予定という。

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「トム フォード」がフレグランスの顔に韓国人俳優ヒョンビンを起用

 「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」は7月1日、フレグランスの顔に韓国人俳優のヒョンビンを起用したことを発表した。彼は最新作の“ソレイユ ブルロン”のキャンペーンに登場。みずみずしいマンダリンやベルガモットを組み合わせた、夏にぴったりの香りだ。

 ヒョンビンは「長年にわたり『トム フォード』のファンだった私にとって、今回のアジア・パシフィックで初めてのフレグランス アタッシェに就任することを大変光栄に思っています。今後の『トム フォード ビューティ』との活動を楽しみにしています」とコメント。
 
 世界的に人気を誇るヒョンビンは、映画「百万長者の初恋」で百想芸術大賞映画部門男性人気賞を、テレビドラマ シリーズ「雪の女王」で 演技大賞人気賞を獲得。2011年には、テレビドラマシリーズ「シークレット ガーデン」で最高の栄誉である百想芸術大賞部門大賞を受賞した。以来、数々の映画やドラマで主演を務め、最近は主演ドラマ「愛の不時着」で韓国のケーブルテレビ史上2番目に高い視聴率を達成した。

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立地の悪いショップに人を呼ぶLOVEの仕掛け人、クラスカ の大熊健郎に迫る 音声配信「LOVE=好きの先の幸せ」 Vol.1

 「蓉子の部屋」改め「LOVE=好きの先の幸せ」は、伊藤忠ファッションシステムを辞めて心機一転の川島蓉子ジャーナリストが、毎回ゲストを招き、「LOVE=好き」がある人との対談を通して幸せを伝える音声番組です。引き続き、近所のスーパーに行く時や、通勤・通学時に気軽に聞いてください(笑)。

 今回は、大熊健郎クラスカ取締役 クラスカ ギャラリー&ショップ ドー ディレクターに迫りました。正直、立地は最悪だった(!?)「ホテル クラスカ」内のショップに人を招くために行った戦略を皮切りに、同じ生活者として消費者のニーズを捉えているからこそ売れるモノを発掘&プロデュースできるという「LOVE」の結果、ANAの機内誌「翼の王国」を経てなお続けるショップの編集というLOVEなお仕事について聞いています。

川島蓉子:1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。伊藤忠ファッションシステム株式会社取締役。ifs未来研究所所長。ジャーナリスト。日経ビジネスオンラインや読売新聞で連載を持つ。著書に『TSUTAYAの謎』『社長、そのデザインでは売れません!』(日経BP社)、『ビームス戦略』(PHP研究所)、『伊勢丹な人々』(日本経済新聞社)、『すいません、ほぼ日の経営。』などがある。1年365日、毎朝、午前3時起床で原稿を書く暮らしを20年来続けている

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