「アトモス ピンク」が元アンジュルムの中西香菜、元乃木坂46の川後陽菜らのガールズグループYouplusとコラボ

 女性のためのスニーカーセレクトショップ「アトモス ピンク(ATMOS PINK)」は、アイドルグループYouplusとコラボレーションしたアイテムを受注販売する。受注期間は12月1日から5日まで。アトモス ピンク フラッグシップ ハラジュク(atmos pink flagship Harajuku)では、店頭でメンバーが接客するイベントを12月4日と5日に開催する。

 コラボアイテムは、同グループのメンバーがデザインしたフーディー(税込1万450円)やTシャツ(同6050円)で、12月22日に発売する初の音源集「TO THE NIGHT OF THE COSMIC EXPRESS」のジャケットデザインを手掛けたマシュー・ランジル(Matthew Langille)のグラフィックを用いた。

 Youplusは元アンジュルムの中西香菜と元乃木坂46の川後陽菜と、元モーニング娘。の尾形春水、元フェアリーズの林田真尋が集まり結成したガールズグループ。11月24日には初のデジタル楽曲「Last Laugh」をリリースした。

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ヴァージル氏の訃報にデザイナーや業界人らも衝撃 同氏への想いを語る

 11月28日、デザイナーのヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)氏が死去した。41歳だった。ファッション業界からは、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」を手掛けるデザイナーのピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)、マーク・ジェイコブス(Marc Jocobs)、「ディオール(DIOR)」のマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)=アーティスティック・ディレクターらがインスタグラムに追悼の声を投稿した。

 2014年に自身のブランド、「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」を設立したヴァージル氏。18年3月には、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ・アーティスティック・ディレクターに抜擢され、業界の歴史に名を刻んだ。同氏の公式インスタグラムによると、2019年に心臓血管肉腫というがんを診断され、以来闘病生活を送っていたという。ここでは、SNSに寄せられたデザイナーや業界人の投稿を紹介する。

ドナテラ・ヴェルサーチェ

 「ヴァージル、なんと言ったらいいのかわからない。世界は今日、ファッションのスーパースターを失ってしまった。イノベーターであり、歴史に名を刻む人物。悲劇的なこの日に、あなたが愛した人々に思いを馳せる。愛を込めて、ドナテラ」

 「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)=クリエイティブ・ディレクター

アレッサンドロ・ミケーレ

 「あなたの優しさが天界を照らしますように。また会う日まで」

 「グッチ(GUCCI)」のアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)=クリエイティブ・ディレクター

キム・ジョーンズ

 「ヴァージルが亡くなったと聞いてとても悲しい。彼はこの世界で最も優しい人間の1人だった。一緒に世界を駆け巡り、ホテルの部屋でくつろいだり、日本の雑誌を片手にアイデアを語り明かしたりした思い出がよみがえる。シャノン夫人と子どもたち、そしてご家族の皆様にお悔やみ申し上げる」

 キム・ジョーンズ(Kim Jones)=「フェンディ(FENDI)」ウィメンズ・アーティスティック・ディレクター兼「ディオール(DIOR)」メンズ・アーティスティック・ディレクター

ピエールパオロ・ピッチョーリ

 「ヴァージル。何年か前、ジュン「アンダーカバー(UNDERCOVER)」の高橋盾)を介して出会った時、彼らはイベントでDJをしていて、今度は3人で音楽を一緒に作ろうと約束して別れた。今の感情を表そうとすると、彼との思い出がよみがえってくる。若く才能あふれる青年であり、父親であり、アーティストであり、クリエイティビティーに愛され、豊かな人生を送っていた。彼の知的好奇心と人間性はファッション業界に一石を投じた。これからも彼の残したものは長く生き続けるだろう」

 「ヴァレンティノ」を手掛けるデザイナーのピエールパオロ・ピッチョーリ

シルヴィア・ヴェントゥリーニ・フェンディ

 「ヴァージルへ、ご冥福をお祈りする。あなたと過ごした日々を胸に大切にしまっておきます。あなたのご家族に思いを捧げて」

 シルヴィア・ヴェントゥリーニ・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクター

マーク・ジェイコブス

 「親愛なるヴァージル、どうか安らかに、力と共に眠らんことを。ご家族や友人、同僚のことを思うと胸が痛む。あまりにも早く逝ってしまった。彼が私たちにもたらしてくれたすべてのものに感謝する」

 デザイナー、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)

ヴィクトリア・ベッカム

 「あらゆる分野で彼は真のインスピレーションだった。ご冥福をお祈りします。あなたの美しいご家族に愛と光を贈る。私を含め、みんなあなたに会えなくなり寂しく思っている」

 デザイナー、ヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)

マルセロ・ブロン

 「チャオ、ヴァージル!君は社会に大きな変化をもたらすために生まれてきた。道筋を示してくれてありがとう」

 デザイナー、マルセロ・ブロン(Marcelo Burlon)

アレクサンドル・アルノー

 「ヴァージル・アブローは、現代のクリエイティビティとは何かを体現したような人物だった。さまざまな機会で協業できたことを光栄に思う。彼の頭から出てくる新しいアイデアには驚かされてばっかりだった。カニエ・ウェスト(Kanye West)との協業もそうだが、ビーントリル(BEEN TRILL)、「オフホワイト」「ルイ・ヴィトン」「リモワ(RIMOWA)」など、彼が関わるとクリエイションが一気に輝き出す。プライベートでも仲良くしており、彼はいつも的確で温かなアドバイスをしてくれた。この社会に大切なものをたくさんもたらしてくれて、本当にありがとう。彼の妻や子どもたち、ご家族のみなさまに私の思いと祈りを捧げる」

 アレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)=ティファニー(TIFFANY & CO.)プロダクトおよびコミュニケーション部門のエグゼクティブ・バイス・プレジデント

ペギー・グー

 「この衝撃は言葉ではとても表せない。あまりにも早い死で、私含め多くの人は闘病していたことすら知らなかっただろう。彼が病気について公で話すことなく、最後まで仕事に費やしたことは、彼のクリエイションへの姿勢や情熱を反映している。彼は誰もが不可能だと思っていた障壁を壊し、境界線を飛び越えるべく果敢にチャレンジし続け、新たなスタンダードを築いた“革命者”だ。私のキャリアが軌道に乗る前からヴァージルが応援してくれたことに、心から感謝している。彼はいつも、誰も置いていくことなくみんなで一緒に駆け上がることを目指した。私たちの世代にとって、彼は永遠のヒーロー、そしてパイオニアとして心に残り続けるだろう。力と共にお眠りください。たくさんのインスピレーションをありがとう」

 韓国出身の音楽プロデューサーでDJのペギー・グー(Peggy Gou)=「キリン バイ ペギー グー(KIRIN BY PEGGY GOU)」プロデューサー

ダナ・キャラン

 「訃報を聞いて心が張り裂けるようだった。彼は優れたデザイナーであると同時に、よき夫、父親、息子であり、誰からも愛されるよき友人だった。ファッションや建築、音楽といった点を線で結び、新しいものを生みだした。先見性に満ちていた彼は、コミュニティーのみんなから惜しまれることだろう。彼のクリエイティビティや才能、影響力によって業界は大きく変わった。彼のご家族や友人にお悔やみを申し上げる」

 ダナ・キャラン(Donna Karan)=「ダナ キャラン ニューヨーク、DKNY)」創業者


 ほかにも多くの業界人やデザイナーらがコメントを寄せている。

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JO1・鶴房汐恩に直撃 グループ一の“破天荒キャラ”がファッションとビューティを語る

 日本国内のみならず、グローバルで活躍する新時代のボーイズグループJO1は、今年でデビュー2年目を迎えた。サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」で結成後は、エンタメ界のみならず、「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT 以下、YSL」のオフィシャルビューティパートナーを務めるなど、ファッション&ビューティアイコンとしても輝きを放っている。12月15日には5枚目のシングル「WANDERING」をリリースする。同作品にはJO1初となるダブルリードシングル「僕らの季節」「Prologue」のほか、さらなる成長をキーワードとした新曲を複数収録予定だ。今回はグループ内でも“破天荒キャラ”として個性を際立たせている鶴房汐恩に、JO1の魅力や目指す場所、そして自身のファッションやビューティへの想いについて聞いた。

WWD:昔からファッションに興味があった?

鶴房汐恩(以下、鶴房):実を言うと、もともとはファッションに無頓着なタイプでした。デビューしてからファッションに触れる機会が増えて、一気に目覚めていった感じです。仕事ではスタイリストが用意してくれた衣装を着ることがほとんどですが、仕事のときはもちろん、オフでもちゃんとオシャレにしていたいなと思うようになりました。

WWD:今日はセットアップスタイルで撮影に挑んでもらったが、普段のスタイルは?

鶴房:私服はカジュアルでシンプルなものがほとんど。銀座にお気に入りのショップがあって、スタイリッシュな品ぞろえが今の自分のスタイルに合っています。以前はフーディーなどもよく着ていたんですが、最近はもっとシンプルで、スエットにダボっとしたシルエットのワイドパンツなどを合わせることが多いです。カジュアルだけど、どこかきれい目に見えるスタイルが好きですね。

WWD:最近購入したものは?

鶴房:ハイブランドのスニーカーを購入しました。存在感がありながら、品格のあるデザインが気に入っています。普段はカチッとした靴を履くことが多くて、そもそもスニーカーってあまり持っていないなと。気に入った靴ばっかり履いてしまうクセがあるので、どうしてもボロボロになってしまって(笑)。今後はいろいろとローテーションしてみたいです。あとは、海外通販サイトで韓国ブランドのシューズやアイテムを買うことも多いです。

韓国の人気俳優ソン・ガンがスタイルアイコン

WWD:ファッションで参考にしているものや人は?

鶴房:好きなブランドのインスタグラムアカウントをフォローしていて、アップされているスタイルを参考にしています。あとは、韓国にソン・ガン(Song Kang)という人気俳優がいて、彼のファッションはシンプルでオシャレだし、体格もいいから参考になる。韓国のファッションシーンは自分のスタイルともマッチするので、特にチェックしています。

WWD:アクセサリーは好き?

鶴房:ネックレスやリングが特に好き。アクセサリーもシンプルに合わせることがほとんどなので、シルバーばかりに目がいってしまいます。逆に、ゴールドはあまりつける習慣がないかな。女性が身につけているのを見ると素敵だなって思うんですが、僕がつけると少し派手になりすぎちゃう気がして(笑)。ちなみにピアスは怖いので開けていないです!でもイヤーカフは好きですね。衣装でつけることも多いので。まだ自分では買ったことがないのですが、今度チャレンジしてみたいです。

WWD:ビューティについて意識していることは?

鶴房:「YSL」でオフィシャルビューティパートナーをやらせてもらい、仕事上でメイクをする機会もかなり増えたので、メイクをすることへの抵抗は全くなくなりました。仕事でメイクをした日は、しっかりメイクオフし、スキンケアをすることも少しずつ習慣になってきた気がします。ただどちらかというと、インナービューティを気にしているかな。例えば、毎日ストレッチをするとか……。あとは体型管理のために、食べるものにも気を遣っています。

WWD:どのように体型を管理をしている?

鶴房:野菜から食べるようにする、なるべくお米を控えるなど、食べる量が多いので、全体のカロリーを計算しながら食事するように気を付けています。お肉も脂質の少ない部分を選ぶなど、工夫できることはやってみようかなと。本当はポテトサラダが大好きなんですけど、最近は控えていますね(笑)。でも食生活を意識するようになってから、工夫次第で好きなものを食べられるということが分かったので、意外と制限が苦じゃないんです。スープなどを選ぶことも多いですね。この仕事を始めてから食事はもちろんですが、自分自身の体や、美容について意識することが増えました。

アクセサリーブランドのプロデュースに挑戦したい

WWD:今後やってみたいファッションやビューティ関係のお仕事は?

鶴房:アクセサリーブランドのプロデュースです。僕が学生なら、女性ならこれがほしい!という視点で客観的にマーケットを見ながら、ジェンダーレスなアクセサリーを作ってみたい。僕自身はシルバーやブラックが好きですが、ゴールドだったり、ピンクだったり、いろいろなカラーを使っても楽しそう。みんながどういうものを求めているのかをリサーチして、自分のエッセンスを取り入れていきたいです。

WWD:JO1の中での自分の立ち位置、そして魅力は?

鶴房:僕は11人の中でいうと破天荒キャラ。グループでは、結構お兄さんポジションなんですけど(笑)。実は周りを見ながら暴れている感じですね。JO1は僕を含めたメンバー全員、とても個性が立っているグループです。11人全員が本当に性格が違って面白い。

WWD:12月に「WANDERING」が発売されますが、今後の目標は?

鶴房:近い目標は日本制覇。誰もがJO1を知っているという国民的グループになりたい。具体的な目標でいうと、日本各地でドームツアーを開催したいです。最終的にはメンバーの一人一人が影響力を持って世界に発信していくグループになれればいいですね。12月15日に発売する「WANDERING」は、これまでの曲と違って少し落ち着いた大人な曲調です。キャッチコピーは“予期せぬ局面、直面した苦難を乗り越え僕らは成長する”。僕らの新たなコンセプト、そして成長を感じてもらえるシングルです。

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“チャンキーニット”がヒットの兆し! 押さえたい着こなしトップ3

 今年の冬のニットブームを制覇しそうな“勝ち組”アイテムは、ざっくり編みのチャンキーニットです。穏やかなムードやあたたかさをキープできるのに加え、着こなしのバリエーションも急拡大。独特のボリュームを生かした新しいスタイリングが、ニットコーディネートを一段と盛り上げ始めています。

 たとえば、「ラグ & ボーン(RAG & BONE)」はドロップショルダーのフェアアイル柄ニットにボーイフレンドジーンズを合わせる、リラックスムードなコーディネートを提案。気取らない装いを、小粋に仕上げました。ほかにも、フェミニン寄りに整えたり、シックにまとめたりと、従来のニットの枠を超えるアレンジが豊作。冬本番に向けて、頼りがいのあるチャンキーニットの着こなしをピックアップしてみました。

タイトスカートとレッグウエアで“柔×細”ミックス

 最初にチャンキーニットの意味を確認しておきましょう。英語の“chunky”は“分厚い”の意味。ニットウエアに関しては、太い毛糸でざっくり編んだニットを指します。ちなみに、“ずんぐりした”という意味もあり、こちらは太めのかかとが特徴の“チャンキーヒール”でおなじみです。

 ローゲージ編みのチャンキーニットには、のどかな雰囲気が漂います。くつろいだムードはざっくりニットの持ち味ですが、ボトムスにセンシュアルな要素を盛り込めば、ぐっと今年らしいテイストに様変わりします。

 「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」は、チャンキーニットのセーターにカットアウトが目を引くレッグウエアを合わせました。ニットのほっこりした気分との好コントラストが際立ちます。レッグウエアをのぞかせたのは、スカートに入った深いスリット。ロングブーツとのコンビネーションで、ニットルックにクールな印象を添えました。

 チャンキーニットを生かすポイントは、“タイトなボトムス”を合わせること。トップスの量感が引き立ち、着やせ効果も期待できます。2枚目の写真「スンネイ(SUNNEI)」は、ビッグポケットが愛らしいニットウエアで、肩周りや腕にもボリュームを持たせたデザイン。相棒にタイトスカートを迎え、タイツのようなストレッチロングブーツで引き締めて、上下のボリュームに落差を引き出しました。

フェミニンスカートで叶える、“厚×薄”コントラスト

 独特の風合いを生かしたニットの表現が勢いづいてきました。手仕事感を印象づける提案も相次いでいます。ちなみに、主張が強めのチャンキーニットには、薄手でフェミニンなスカートが好相性です。

 「コウタ グシケン(KOTA GUSHIKEN)」は、フードまでひとつながりのニットウエアを提案。ボディーラインを隠すように包み込んでくれ、手編みのぬくもりが伝わってくるかのような、チャンキーニットならではの優しげな装いです。素材が正反対のはかなげなスカートを合わせて、コーディネートの表情を深くしました。足元にはメンズライクなシューズを迎えて、さらにムードをずらしています。

 ニットはカジュアルなイメージがありますが、クチュールテイストに仕上げたタイプも登場しています。太い糸のインパクトを生かした、ゴージャスなたたずまいです。2枚目の写真「ミカゲシン(MIKAGE SHIN)」は、フリンジジャガードが印象的なデザイン。デコラティブなニットルックを披露しました。同じくフリンジジャガードのマキシ丈スカートで、動きと落ち感を演出。ニットルックのカジュアルなイメージを覆す、モードなスタイリングを提案しました。

裏技の“ウエストイン”で逆に細見せ

 厚手のニットはかさばって見えると心配されがちですが、コーディネート次第で十分にカバーできます。手っ取り早い方法は“ウエストイン”です。チャンキーニットの裾を、ボトムスに収めてしまえば、かえってほっそりしたイメージを引き出せます。

 黒×白でシックにまとめたのは、「マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)」。温もりを感じさせるフェアアイル柄ニットは、肩から胸にかけて存在感を発揮しています。その裾をパンツのウエストにきっちり収めて、“細見え”が完成。パンツのハイウエストがくびれアピールに一役買っています。厚手のニットをあえてウエストインすると、こんなにもコンパクトに映るというお手本です。

 ボリュームニットのウエストインという裏技は、オーバーサイズのニットにうってつけ。たっぷりの量感がウエストで急に絞られるので、見た目のアクセント効果は絶大です。2枚目の写真「シー ニューヨーク(SEA NEWYORK)」は、イチゴとチェリーの果実モチーフをあしらったほのぼのしたニットがファニーな気分を連れてきます。ゆったりしたシルエットをウエストインで引き締め、ボトムスのハイウエストが上半身のコンパクト見えをアシスト。オフネックや袖先のリブ編みも立体感を強調する効果を生んでいます。

 チャンキーニットは伸びやかな着映えに導いてくれるので、ハッピー感をまといたい今のおしゃれのモチベーションにぴったり。今回取り上げたような着こなしを生かせば、着ぶくれを避けられます。ポジティブなムードを応援するような、色や柄も登場しているので、冬のぬくぬくしたおしゃれを深掘りするスタイリングに役立ててみてください。

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資生堂が保湿ケア“エッセンシャルイネルジャ”刷新 “アルティミューン”連動クリームに

 資生堂は2022年1月1日、世界88の国と地域で展開する「シセイドウ(SHISEIDO)」の保湿ケアシリーズ“エッセンシャルイネルジャ”をリニューアルする。ブランドを象徴する美容液“アルティミューン パワライジング コンセントレート Ⅲ”に次ぎ、“ザ ライフブラッド”(一人一人の美しさが解放され、絶え間なく更新され続けることを目指す資生堂が提案するビューティコンセプト)を取り入れた第2弾アイテムとなる。全国の百貨店を中心とした約380店と資生堂の総合美容サイト、ワタシプラスで発売する。

 “エッセンシャルイネルジャ”は神経科学に着目し「肌感度」にアプローチした新スキンケアラインとして18年に誕生。アッパーミレニアル世代(25~34歳)に向けた製品群として展開する。今回、スキンケアに保湿機能を求める消費者の声が多いことから、「肌の乾燥を根本から解決する方法を探索し、肌自らが持つ“うるおい産生力”に着目した」と渡邉恵美資生堂ジャパン シセイドウグループブランドマネージャーは語る。潤いの産生力を高めるには、良好な血液循環が鍵を握るとして、血管・血流研究をベースにした“ザ ライフブラッド”の考えに基づいてリニューアルする。

 クリーム2種“ハイドレーティング クリーム”(50g、税込7150円)、“ハイドレーティング デークリーム”(50g、税込7150円)には、独自に開発したREDヒアルロン酸GLを配合。美容成分がすみずみまで行き渡り、肌を潤いで満たして長時間キープする。「乾燥に悩む全ての人に新たな保湿体験を提供する」とコメントした。

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資生堂が保湿ケア“エッセンシャルイネルジャ”刷新 “アルティミューン”連動クリームに

 資生堂は2022年1月1日、世界88の国と地域で展開する「シセイドウ(SHISEIDO)」の保湿ケアシリーズ“エッセンシャルイネルジャ”をリニューアルする。ブランドを象徴する美容液“アルティミューン パワライジング コンセントレート Ⅲ”に次ぎ、“ザ ライフブラッド”(一人一人の美しさが解放され、絶え間なく更新され続けることを目指す資生堂が提案するビューティコンセプト)を取り入れた第2弾アイテムとなる。全国の百貨店を中心とした約380店と資生堂の総合美容サイト、ワタシプラスで発売する。

 “エッセンシャルイネルジャ”は神経科学に着目し「肌感度」にアプローチした新スキンケアラインとして18年に誕生。アッパーミレニアル世代(25~34歳)に向けた製品群として展開する。今回、スキンケアに保湿機能を求める消費者の声が多いことから、「肌の乾燥を根本から解決する方法を探索し、肌自らが持つ“うるおい産生力”に着目した」と渡邉恵美資生堂ジャパン シセイドウグループブランドマネージャーは語る。潤いの産生力を高めるには、良好な血液循環が鍵を握るとして、血管・血流研究をベースにした“ザ ライフブラッド”の考えに基づいてリニューアルする。

 クリーム2種“ハイドレーティング クリーム”(50g、税込7150円)、“ハイドレーティング デークリーム”(50g、税込7150円)には、独自に開発したREDヒアルロン酸GLを配合。美容成分がすみずみまで行き渡り、肌を潤いで満たして長時間キープする。「乾燥に悩む全ての人に新たな保湿体験を提供する」とコメントした。

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元「キャンディストリッパー」デザイナーの菊地千春が一人一人に合った服を提案する真意

 ファッションが好きな人なら「キャンディストリッパー(CANDY STRIPPER)」を知らない人はいないだろう。“NO RULE, NO GENRE, NO AGE”をコンセプトに1994年に誕生したウィメンズブランドで、年齢に関係なく遊び心を忘れない自由な発想の中に、普段着として着やすいウエアを提案。立ち上げから20年経った今でも若者に愛されている。

 同ブランドの立ち上げメンバーの一人、菊池千春デザイナーは今、リメイクブランド「マザーズメイド(MOTHER’S MADE)」に注力している。“捨てないおしゃれ”をコンセプトに、デッドストックやビンテージアイテム、輸入生地や付属を使って、1点モノを生産・販売。体が不自由な人が着る服にも興味を持ち、車椅子ユーザーであり、約14万のフォロワーを持つTikTokerえまちゃんに洋服作りを自らオファーするなど、既製品ではファッションを楽しみづらい人に向けてもアプローチしている。

 そんな菊地デザイナーにインタビューを行った。トレンドを追う「キャンディストリッパー」を離れて「マザーズメイド」を始めた理由から、障がいを持つ人の服をデザインする真意まで、菊池デザイナーに迫った。

「キャンディストリッパー」から中国移住まで
アパレル全盛時代のデザイナー活動

―どんな経緯で「キャンディストリッパー」を立ち上げたのですか?

菊地:バンタンデザイン研究所(以下、バンタン)に在学中、相方(板橋よしえデザイナー)が定期的にクラブイベントでファッションショーを企画していて、一緒に動いていた私に話を持ちかけてくれたんです。ブランドをやるからにはコレクションが必要だからと、授業が終わったら洋服を制作する期間が続きました。コレクションを発表するときには、彼女が写真家のホンマタカシさんと親しかったこともあり、デビューショーの写真を撮ってくれました。それが宝島社のファッション雑誌「キューティ(CUTiE)」に載って、大きな反響をもらいました。当時はバブルの名残でファッションが元気だったから、バンタンもテレビなどのメディア露出に力を入れてました。私たちも取り上げてもらったり、現在の所属会社の社長に知り合ったりと、あれよあれよという間にブランドが本格的に始動していきました。

 ブランドが始まってからは、彼女と当時気になっているカルチャーを話しながら、年4回新作を作りました。デザインを一緒にやりつつも彼女はとてもアクティブで、広告や営業などの仕事も受けていて、ブランドの顔のような存在になっていました。

 私はデザイナーとして勤める一方で、中国の生産背景や市場に興味が湧いてきちゃって。“世界の台所”と言われるくらい巨大だし、当時(2008年)は北京オリンピックもあって中国が非常に盛り上がっていました。そこでブランドを離れて、単身で中国に移住しました。

―ブランドが好調な最中に中国へ移住したのですか。

菊地:最初は語学の勉強をしつつ、アパレルの仕事に就けたらいいなと思っていました。私のようなフリーのファッションデザイナーって現地に少なかったし、景気が良かったことも追い風になり、百貨店のブランド立ち上げに関わったり、セレクトショップを開いたり、スタイリストやVMDの仕事もしました。それと、ブランド立ち上げの話も頻繁にいただきましたよ。飲食店の社長が「アパレルをやりたい」と勢いで始めた事業とかね(笑)。でも勢いだけだから、毎週プレゼンしたのに商品化されなかったり、実際にローンチできたブランドもあったけど、すぐ撤退しちゃったり。そんな中、女の子を授かったので、17年に日本へ戻りました。

「何百人に向けたデザインを
これからは1人のために」

―その後、なぜ「マザーズメイド」を立ち上ようと思ったのでしょうか?

菊地:きっかけは、19年に通販番組「ショップチャンネル(SHOP CHANNEL)」に出演依頼が来たこと。番組スタッフさんが「キャンディストリッパー」世代で、「一緒に何かやりましょう!」と言ってもらって。当時、夫の仕事の関係で衣類メーカーのデットストックが家に山ほどあったので、「この子たちをもう一度蘇らせたい」という思いで「マザーズメイド」を始めました。でも、いざリメイクしてみると、自分の技術が全然足りないことを痛感して。専門的な知識を学ぶため、お直し屋さんで2年間修行しました。

―お直し屋さんで修行ですか。そこでの経験は今に生きていますか?

菊地:もちろんです。対面してお客さまと話をすることで、多様な方々の悩みや細かなニーズを知ることができました。長年アパレルのデザイナーをやってきて、“何百人に向けた洋服”を企画してきましたが、お直しは一人のために作るので、考え方が全く違うんです。

―「マザーズメイド」のさらなる成長のため、21年10月にクラウドファンディングを実施しましたが、反響はいかがでしたか?

菊池:クラウドファンディングを行ったのは、まずは「マザーズメイド」を知ってもらいたかったから。それと、デザイナーが企画を考えオーダーメイドでリメイクできるサービスがほかになくて、「そんなサービスがあったら自分も利用したい」と構想しました。 お直しってパンツの裾上げ以外利用したことがない人が多数だと思うんです。でも、お洋服がどんどん安くなって簡単に捨ててしまったり、逆に、捨てられないお洋服もあったり、誰にでも悩みはある。あと、新しいお洋服を買うのも良いですが、古いお洋服をリメイクするという選択肢を増やしてもらい、気軽にリメイクをみんなに楽しんでもらいたくて。そこで、「オンラインを通してお直しやリメイクの考えが広めたらいいじゃん」って考えました。

 もう一つの理由は、障がいを持っている方とつながるきっかけがほしかったこと。 実は母が末期ガンで他界し、生前は毎日お見舞いに行っていたのですが、「キャンディストリッパー」の服をいつも着てくれていました。母との関係は良好とは言えませんでしたが、洋服がそれをつないでくれた。この経験から「ファッションを楽しみづらい環境でも、オシャレをするって大事だな」と思ったんです。お直しを活かせば、障がいを持つ人のニーズにも答えられるはず。試しに、クラウドファンディングの告知ページにTiktokerえまちゃんとのコラボ企画を載せてみたら、当事者やご家族のサポーターも集まり、リターンとしてリメイク洋服をたくさん作ることができました。

―意外なリメイク依頼もあった?

菊地:私の想像を超えてさまざまな境遇の人から連絡をいただきました。中でも忘れられないのは、お子さんを4歳で亡くしたお母さまから「捨てられずにとってある子ども服をリメイクできないか」というご相談。私も4歳の娘がいますので目頭が熱くなり、「身に付けるより家で飾れるものが良いのでは」とカーテンを提案したところ、とても喜んでもらえました。一口に“お直し”といっても、いろんな想いに応えることができる。こんなにやりがいのある仕事だなんて想像できなかったです。

クラウドファンディングに参加した親子の声

 同連載で取材した落合陽一・監修の「TRUE COLOR FASHION」でモデルを務めた五十嵐ここねさんもクラウドファンディングに参加されたそう。そこで、ここねさんの母・純子さんに話を聞いた。

五十嵐純子:私もファッションが大好きなので、元「キャンディストリッパー」の菊地デザイナーにリメイクしてもらえるだけでとても嬉しかった。菊地デザイナーには「ここねは車椅子から落ちないようにベルトをつけているから、せっかくかわいい洋服を着てもベルトで隠れてしまう」と相談すると、「だったらベルト自体を隠せばいいのでは?」と、スタイ(よだれかけ)を大きく設計し、つけ襟風の大人っぽいデザインを考案してくれました。機能とおしゃれを両立した、とても素敵なデザインで、ここねも満足そうでした。カーディガンとワンピースをドッキングさせた服を自分用に作ってもらったのですが、カーディガンは肌触りが合わないと伝えると菊地デザイナーから「裏地をつけましょう」と提案してもらったことで着心地を高めてくれたおかげで、ここねもストレスなく着られる服になっていました。私が着やすいと感じる洋服が、ここねの着やすさにも通じるんだという発見につながりました。


【ライターズ・チェック】

 菊地デザイナーは洋服を着やすくするだけでなく、かわいさも含めて提案している。若者に愛される「キャンディストリッパー」をはじめ、洋服にトキメキを与えてきた菊地デザイナーだからできる提案で、リメイクやお直しの域を超えていると感じた。サステナブルな社会には、可愛さの提案と、お直しの技術を兼ね備えるクリエイターが必要かもしれない。

 クラウドファンディングに参加した五十嵐親子のリメイク相談は、全てオンラインで完結したそう。自宅からデザイナーに相談できるのは、外に出かけることが難しい人やその家族にとってより良いサービスだ。お直しのオンラインサービスが少しでも広まればうれしい。

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“架空のホテルのレストラン”がコンセプト HOTEL’Sが確立する新たなスタンダード

 コロナ禍により人々のライフスタイルが大きく変わった昨今。特に飲食業界では夜の営業時間が短くなり、多くの店舗がさまざまなアイデアを打ち出した。そのような環境下で10月1日、表参道にオープンしたミシュランひとつ星を2年連続獲得「SIO」の鳥羽周作シェフによる新形態レストラン「HOTEL’S(ホテルズ)」は、朝昼夜の全力3部営業で異なるスペシャリテが楽しめ、新たな朝食スタイルも提案。まさにホテルのような居心地の良い空間で楽しむ優雅なモーニングコースが反響を呼んでいる。その背景やこだわり、今後の展望について鳥羽シェフに聞いた。

コロナ禍で生まれた朝のフルコース

WWD:朝のフルコースを提案した背景とは?

鳥羽周作シェフ(以下、鳥羽シェフ):コロナ禍で緊急事態宣言を迎え、リモートワークが当たり前になり、僕たち飲食業界では夜の営業時間が短くなった上、朝型のライフスタイルを送る人も増えたように感じます。そこで、夜の営業時間を午前中にスライドできないかと考え、朝からディナー体験という朝専用フルコースを思いつきました。

 そもそも”ディナー”という言葉はただ単純に”夕食”を示すものではなく、語源を調べると“1日で一番大切にする食事のこと”を指すそうです。Twitterで発信してみたところ多くの反響があり、確信を得られたので、早速翌日に「SIO」での予約を開始しました。数日後から提供を始めました。今年10月にオープンした「HOTEL'S」でも朝からスペシャリテが楽しめます。ミシュランのお店の中でも朝、昼、夜の営業スタイルは珍しいという理由から、オープン時からさまざまなメディアにも取り上げていただきました。お客様からも「気持ちの良い1日のスタートが切られる」「コースだが量もちょうどよく、最後までおいしく食べられる」と好評です。

WWD:「どこの店舗でもサラダを一番大事にしている」と語る、鳥羽シェフ渾身のサラダへのこだわりが知りたい。

鳥羽シェフ:「モーニングスペシャリテ」含む全時間帯で共通して提供している“ホテルズサラダ”では、季節や仕入れ先のおすすめに応じて20種類以上の食材を使っています。野菜をはじめ、果物、ハーブ、キヌア、そしてドライフルーツやスパイスなど7種の食材を手作業でブレンドしたサラダのためのミックスナッツ“グッド ナッツ グッド サラダ(GOOD NUTS GOOD SALAD)”を使用し、一口ごとに違う味わいを楽しめるよう仕上げました。素材の味を活かすために、ホワイトバルサミコをベースとしたシンプルなドレッシングを和えています。

「架空のホテルのレストラン」で提供する期待を超えた感動体験

WWD:食事だけではなく、空間作りにも一層のこだわりが感じられるが、「架空のホテルのレストラン」というコンセプトにどのように紐づいている?

鳥羽シェフ:「レストラン体験=期待を超えた感動体験」だと考えています。そのため、 ユニフォーム、インテリア、食器など、感動体験を構成する一つ一つの要素を、それぞれの道で一流であるクリエイターに手掛けてもらうことにしました。またホテルでの食事の特徴の一つに、朝、昼、夜とそれぞれの時間帯でお客さまに合わせたお料理が提供されていることが挙げられます。それぞれの時間帯でスペシャリテを用意するように、音楽も朝、昼、夜と時間帯ごとに用意したいと考え、大沢伸一氏にプレイリストの作成を依頼しました。

 ユニフォームは、クリエイティブディレクターとして「ノンネイティブ(NONNATIVE)」デザイナーの藤井隆行氏にアドバイスをもらいセレクト。「そもそもレストランのユニフォームは、本当に日本人にフィットしているのか」と疑いながらイメージを固めました。強いていえば、テーマは90年代アメリントラッド。「HOTEL'S」のシンボルマークである鳥をモチーフに、テーマカラーのネイビーでまとめています。スタッフがはいているブーツはレッドウィングで、職人の足元を支えるというワークブーツ本来の居場所に戻しました。「レストランだけど、ゆるすぎず固すぎない」、居心地のよさを大事にしている「HOTEL'S」にぴったりと合うユニフォームになったと思います。

 食器は、陶芸家の鈴木麻起子氏が手掛ける「ラ メゾン デ ヴォン(LA MAISON DE VENT)」を特注しました。レストランで使われる食器の多くは、大きいことで料理の存在感を伝えているが、「HOTEL’S」は緊張感なくカジュアルな雰囲気を伝えたい。そして器に触れて温度を感じてもらいたいので、通常のお皿より薄く小さく、軽いサイズでオーダーしました。ブランドのシンボリックカラーかつ、「HOTEL’S」のイメージに合うターコイズブルーを中心に選んでいます。

 そして、美しい姿勢のまま胃を圧迫せずに料理を楽しめるテーブルセットなど、HOTEL'Sの家具は「マルニ木工」を採用しています。メンバー自らが工場に足を運び選んだ家具は、最高の食体験に欠かせません。

鳥羽シェフが目指す“飲食業界の新スタンダード”

WWD:“朝ディナー”を打ち出した上で、飲食業界の新たな可能性を見出したのでは。

鳥羽シェフ:緊急事態宣言下を通じて、たくさんの気づきがありました。「SIO」で始めた朝ディナーは、レストランに新しい収益の可能性をもたらしたと思っています。朝昼夜全力三部営業をかなえるレストランを作ることで、収益面で持続可能なモデルが作れるのではないでしょうか。

WWD:自身のnoteでも「愛ゆえに俺は厨房を去らねばならぬ」と語っているが、新スタンダードを確立するための課題とは。

鳥羽シェフ:このモデルでは、“シェフに依存することがない仕組み”を作らなければ継続的に営業していくことが難しいです。そのためには、感動を生むための料理やコースの作り方をスタッフに落とし込んでいく必要があり、スタッフの教育が非常に重要だと思います。もしこのモデルが可能になれば、属人的な営業から開放され、レストランを継続的に営業することができ、“おいしい!”という感動をたくさんの人々に伝えることができるはずです。新たなモデルを確立することは、最終的には新たな食文化をつくることにつながると考えています。食のプラットフォームとなれるように、今後も事業を展開していきたい。バラバラの点を線に、そして線と線とつないで面にしていくことで、より豊かで美味しい世界を作れたら、と思っています。

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“架空のホテルのレストラン”がコンセプト HOTEL’Sが確立する新たなスタンダード

 コロナ禍により人々のライフスタイルが大きく変わった昨今。特に飲食業界では夜の営業時間が短くなり、多くの店舗がさまざまなアイデアを打ち出した。そのような環境下で10月1日、表参道にオープンしたミシュランひとつ星を2年連続獲得「SIO」の鳥羽周作シェフによる新形態レストラン「HOTEL’S(ホテルズ)」は、朝昼夜の全力3部営業で異なるスペシャリテが楽しめ、新たな朝食スタイルも提案。まさにホテルのような居心地の良い空間で楽しむ優雅なモーニングコースが反響を呼んでいる。その背景やこだわり、今後の展望について鳥羽シェフに聞いた。

コロナ禍で生まれた朝のフルコース

WWD:朝のフルコースを提案した背景とは?

鳥羽周作シェフ(以下、鳥羽シェフ):コロナ禍で緊急事態宣言を迎え、リモートワークが当たり前になり、僕たち飲食業界では夜の営業時間が短くなった上、朝型のライフスタイルを送る人も増えたように感じます。そこで、夜の営業時間を午前中にスライドできないかと考え、朝からディナー体験という朝専用フルコースを思いつきました。

 そもそも”ディナー”という言葉はただ単純に”夕食”を示すものではなく、語源を調べると“1日で一番大切にする食事のこと”を指すそうです。Twitterで発信してみたところ多くの反響があり、確信を得られたので、早速翌日に「SIO」での予約を開始しました。数日後から提供を始めました。今年10月にオープンした「HOTEL'S」でも朝からスペシャリテが楽しめます。ミシュランのお店の中でも朝、昼、夜の営業スタイルは珍しいという理由から、オープン時からさまざまなメディアにも取り上げていただきました。お客様からも「気持ちの良い1日のスタートが切られる」「コースだが量もちょうどよく、最後までおいしく食べられる」と好評です。

WWD:「どこの店舗でもサラダを一番大事にしている」と語る、鳥羽シェフ渾身のサラダへのこだわりが知りたい。

鳥羽シェフ:「モーニングスペシャリテ」含む全時間帯で共通して提供している“ホテルズサラダ”では、季節や仕入れ先のおすすめに応じて20種類以上の食材を使っています。野菜をはじめ、果物、ハーブ、キヌア、そしてドライフルーツやスパイスなど7種の食材を手作業でブレンドしたサラダのためのミックスナッツ“グッド ナッツ グッド サラダ(GOOD NUTS GOOD SALAD)”を使用し、一口ごとに違う味わいを楽しめるよう仕上げました。素材の味を活かすために、ホワイトバルサミコをベースとしたシンプルなドレッシングを和えています。

「架空のホテルのレストラン」で提供する期待を超えた感動体験

WWD:食事だけではなく、空間作りにも一層のこだわりが感じられるが、「架空のホテルのレストラン」というコンセプトにどのように紐づいている?

鳥羽シェフ:「レストラン体験=期待を超えた感動体験」だと考えています。そのため、 ユニフォーム、インテリア、食器など、感動体験を構成する一つ一つの要素を、それぞれの道で一流であるクリエイターに手掛けてもらうことにしました。またホテルでの食事の特徴の一つに、朝、昼、夜とそれぞれの時間帯でお客さまに合わせたお料理が提供されていることが挙げられます。それぞれの時間帯でスペシャリテを用意するように、音楽も朝、昼、夜と時間帯ごとに用意したいと考え、大沢伸一氏にプレイリストの作成を依頼しました。

 ユニフォームは、クリエイティブディレクターとして「ノンネイティブ(NONNATIVE)」デザイナーの藤井隆行氏にアドバイスをもらいセレクト。「そもそもレストランのユニフォームは、本当に日本人にフィットしているのか」と疑いながらイメージを固めました。強いていえば、テーマは90年代アメリントラッド。「HOTEL'S」のシンボルマークである鳥をモチーフに、テーマカラーのネイビーでまとめています。スタッフがはいているブーツはレッドウィングで、職人の足元を支えるというワークブーツ本来の居場所に戻しました。「レストランだけど、ゆるすぎず固すぎない」、居心地のよさを大事にしている「HOTEL'S」にぴったりと合うユニフォームになったと思います。

 食器は、陶芸家の鈴木麻起子氏が手掛ける「ラ メゾン デ ヴォン(LA MAISON DE VENT)」を特注しました。レストランで使われる食器の多くは、大きいことで料理の存在感を伝えているが、「HOTEL’S」は緊張感なくカジュアルな雰囲気を伝えたい。そして器に触れて温度を感じてもらいたいので、通常のお皿より薄く小さく、軽いサイズでオーダーしました。ブランドのシンボリックカラーかつ、「HOTEL’S」のイメージに合うターコイズブルーを中心に選んでいます。

 そして、美しい姿勢のまま胃を圧迫せずに料理を楽しめるテーブルセットなど、HOTEL'Sの家具は「マルニ木工」を採用しています。メンバー自らが工場に足を運び選んだ家具は、最高の食体験に欠かせません。

鳥羽シェフが目指す“飲食業界の新スタンダード”

WWD:“朝ディナー”を打ち出した上で、飲食業界の新たな可能性を見出したのでは。

鳥羽シェフ:緊急事態宣言下を通じて、たくさんの気づきがありました。「SIO」で始めた朝ディナーは、レストランに新しい収益の可能性をもたらしたと思っています。朝昼夜全力三部営業をかなえるレストランを作ることで、収益面で持続可能なモデルが作れるのではないでしょうか。

WWD:自身のnoteでも「愛ゆえに俺は厨房を去らねばならぬ」と語っているが、新スタンダードを確立するための課題とは。

鳥羽シェフ:このモデルでは、“シェフに依存することがない仕組み”を作らなければ継続的に営業していくことが難しいです。そのためには、感動を生むための料理やコースの作り方をスタッフに落とし込んでいく必要があり、スタッフの教育が非常に重要だと思います。もしこのモデルが可能になれば、属人的な営業から開放され、レストランを継続的に営業することができ、“おいしい!”という感動をたくさんの人々に伝えることができるはずです。新たなモデルを確立することは、最終的には新たな食文化をつくることにつながると考えています。食のプラットフォームとなれるように、今後も事業を展開していきたい。バラバラの点を線に、そして線と線とつないで面にしていくことで、より豊かで美味しい世界を作れたら、と思っています。

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ファッションデザイナー高谷健太と巡る“ときめき、ニッポン。” 第1回「姫路レザー」

 僕は、2020年に他界したデザイナー・プロデューサーの山本寛斎のもとで、約25年にわたって仕事をともにした。ファッションのデザインはもちろん、国際博覧会をはじめとしたイベントの企画演出、地方創生事業など、国内外でさまざまなプロジェクトを手掛ける中で、大都市から秘境の地まで、色々なところへ足を運んだ。寛斎と過ごした宝のような日々は、モードの文脈におさまらない、古今東西の名品、匠の技、名も知れぬ人々の素晴らしい手仕事と、ものづくりに携わる熱い方々との出会いの日々でもあった。そして、その地ならではの歴史や風土に根付いた文化と、人々の営みに触れる中で、たくさんの“ときめき”があった。

 昨年からのパンデミックによって、大都市一極集中の社会に少しずつ変化が表れている。人々の価値観や生活様式が見直され、最近では“地方の暮らし”にスポットライトを当てた取り組みを目にするようになった。都市と地方の在り方は、今後さらに変容していくだろう。

 地方には、全国的にほとんど知られておらず、その地に暮らす人々ですら気付いていない魅力がたくさんある。僕は、寛斎と僕が魅了された日本各地の素晴らしい伝統や文化を、地元の方々にもっと誇りに思ってもらいたいし、少しでも多くの方に知ってほしい。そして、さまざまな価値観がアップデートされ、以前にまして“多様性”が模索される今だからこそ、この連載を通して、僕が地方で出会った様々な「ときめき」をお伝えできたらと切に願っている。

第1回:ときめく姫路レザー

  僕は、姫路についてお城とけんか祭りと高田賢三さんの出身地であることくらいしか知らなかった。それから姫路の革産業と深く関わり、産地にも赴くようになったきっかけは、10年ほど前に寛斎と「たばこと塩の博物館」(当時は渋谷の公園通りにあったが、現在は墨田区横川へ移転)を訪問したことだった。そこで、江戸時代の金唐革(きんからかわ)を使用した装飾性の高い“たばこ入れ”を拝見し、その後日本の皮革産業について研究を重ねる過程で、姫路と革の歴史について知ることとなった。

1000年の歴史を持つ皮革産地

 諸説あるが、姫路を中心とする播磨(はりま)地域の皮革産業は、平安時代の文献にも記述が残っており、1000年以上の歴史を持つと言われている。今では日本最高クラスの品質と生産量を誇り、90を超えるタンナー(なめし業者)をはじめ、200以上の工場が集積している。市内を流れる市川は水流も穏やかで河原も広く、また温暖で雨の少ない瀬戸内海特有の気候に恵まれていたことや、大阪や京都など、政治や経済の中心地から近かったことも、その発展に寄与した。ちなみに、酒米品種の最高峰とも名高い“山田錦”もこの地域で作られており、姫路城下には美味しい日本酒を作るたくさんの酒蔵がある。05年に山本寛斎がプロデュースした「愛・地球博」のオープニングイベントでは、姫路を代表するお祭りである“灘のけんか祭り”を演出に起用した。さまざまな縁があり、何度か姫路に足を運ぶ中で、タンナーの方々ととても親しくなった。上京の折には弊社にも立ち寄ってもらい、みなさんから夢や熱い思い、時には愚痴も(笑)聞きながら、良い関係を長年築いてきた。

 19年には、日本最大級の皮革の展示会である東京レザーフェアの50周年を祝うプロジェクトで協業した。姫路をはじめ、全国各地から集めたレザーを使用した革半纏に、浅草の小学生たちに自由に絵を描いてもらい、それを羽織って都内の高校生たちがダンスを披露した。子どもたちが絵付けした革半纏は、イタリアで開催される世界最大級の革の展示会リニアペレ(LINEA PELLE)に展示された。同年に大英博物館で開催された別のプロジェクトでも姫路産の革(以降、姫路レザー)を紹介する機会があり、それらの衣装もその後1カ月ほどJR姫路駅に展示された。

 先日、2年ぶりに姫路を訪れた。目的は「姫路で鞣した革に、金沢の金箔を施したい」という相談だった。タンナーの方々と、ああでもない、こうでもないと話を進める中で、改めて姫路レザーにかける職人の思いに触れ、この連載の初回にぴったりの“ときめき”を感じたのだった。

姫路レザーを活かした自社ブランド展開と
世界へのアプローチ

 昨今、多くの産地がOEMだけに留まらず、自社の製品づくりに力を入れている。姫路のタンナーさんに話を聞くと、「市場が縮小している中でタンナー各社が技術力を競い合い、仕事の奪い合いを続けていても全体的に疲弊していくだけだ」と強い危機感を持っていた。とはいえ決して悲観的ではなく、新たな素材開発や加工技術を磨き、それぞれが独自の活路を見出していた。

 例えば「新喜皮革」は40年以上前、先代の好奇心をきっかけに、飽くなき研究と技術の研鑽を重ね、日本で唯一コードバンを原皮の仕入れから一貫生産している。今年9月にトップに就任した新田芳希社長は、新たにファクトリーブランド「ジ・ウォームスクラフツ マニュファクチャー(THE WARMTHCRAFTS-MANUFACTURE)」を立ち上げ、製品販売を行っている。また、趣味の釣りをきっかけに、「琵琶湖のブラックバス」や「近大マグロ」の皮をなめして商品化するという、新たな挑戦も始めていた。

 若い世代のタンナーの皆さんにも話を聞くと「世界に売りに行きたい!」と、目を輝かせながら答えてくれた。コロナの影響で展示会が軒並み中止となってしまったことも影響しているが、そもそも日本でなめされた革は、縫製を海外で行うことはあっても、最終的に日本で販売されることが多いという。「日本の高い技術力はもとより、炭染、藍染、柿渋染といった日本らしい加工を施し、独自の付加価値を持ったメイド・イン・ジャパンの革を生産する――そんな思いを、姫路のタンナーで一丸となって発信したい」。若い世代だからこそ、タンナー同士の“横のつながり”を深め、今までとは異なる“世界へのアプローチ”を模索している。

 若い世代のタンナーの皆さんにも話を聞いた。「世界に売りに行きたい!」と目を輝かせながら答えてくれた。コロナの影響で展示会が軒並み中止となってしまったことも影響しているが、そもそも日本でなめされた革は、縫製といった行程を海外で行うことはあっても、最終的に日本で販売されることが多いという。「日本の高い技術力はもとより、炭染、藍染、柿渋染といった日本らしい加工を施し、独自の付加価値を持ったメイド・イン・ジャパンの革を生するーーそんな思いを、姫路のタンナーで一丸となって発信したい」。若い世代だからこそ、タンナー同士の“横の繋がり”を深め、今までとは異なる“世界へのアプローチ”を模索している。

姫路の革産業の歴史と文化を
後世に遺していく

 皮革の歴史を研究している林久良先生に話を聞くと、「姫路の革は、室町時代は武具に用いられ、安土桃山時代の織田信長や、江戸時代に日本を訪れた医師シーボルトも称賛する」と、高い評価を得てきたそうだ。そして、寛斎と僕が革に魅了されるきっかけとなった姫路の“金唐革”は、1873年のウィーン万博や1900年のパリ万博でも発表され、日本が世界に誇る工芸品だったという。姫路の革の収集や研究を始められたきっかけを聞くと、「姫路の革産業とは何なのかを改めて見直し、その歴史と文化を後世に遺していきたい」と話してくれた。姫路レザーは、まさに日本の皮革産業の原点であり、日本文化に大いに貢献してきたのだと、熱く語っていた。

 SDGsや動物愛護の観点から、昨今の皮革産業を取り巻く環境は複雑だ。しかし、姫路をはじめとした日本の皮革業者が扱う革は食肉用動物の副産物であり、循環型の資源である。日本の皮革産業は「SDGs」という言葉が生まれるずっと前から、日本人が大切にしてきた“自然への感謝や畏敬の念”といった価値観が反映されており、近年では生産工程においても環境に配慮した取り組みが始まっている。

真のインターナショナルとは、
自分たちのアイデンティティを深く知ること

 皮革産業のみならず、生産・問屋・小売りも含め、アパレル産業を取り巻く環境は非常に厳しい。そんな渦中にあっても、姫路滞在中に出会った職人さんは、老いも若きも皆きらきらと輝いていた。

 「世界中の人々に、ニッポンでも素晴らしい革がつくれることを知ってほしい」という彼らの想いに触れ、かつて寛斎が「真のインターナショナルとは、自分たちのアイデンティティを深く知ること」と言っていたことを思い出した。これは僕にとって、世界に向けてクリエーションをする上で最も大切なことだと思っている。だからこそ、この地の産業を担っていく若い世代には、長い歴史を持つ“姫路レザー”について、より一層深く掘り下げてもらい、そのアイデンティティを武器に海外で勝負してほしいと強く願う。若い世代の彼らが、姫路レザーを世界で発表することはさほど難しいことではない。しかし彼らが目指しているのは、多様な価値観を持つ姫路のタンナーが一丸となって世界で戦っていくことなのだ。

 ほかにも、長年ともに走ってきたメーカーや、問屋との関係も大切だ。僕が出会った若い世代の人たちは、近い将来のために、骨の折れるような土台づくりをしていた。この地で先人たちの鞣しの技術が今日まで発展しながら伝承され、古代と現在が「革」によって脈々と繋がっていること、これは世界にとっても貴重な技術遺産であり、日本人にとっての宝といえる。そういった文化や伝統を、ニッポン人の一人として誇りに思う。

 姫路レザーをはじめ、日本全国の革の魅力と、熟練のものづくりが感じられる日本最大規模の革の展示会「第102回 東京レザーフェア」は、12月1~2日に東京・浅草で開催される。半世紀以上にわたって開催されてきたこの展示会は、コロナの影響により今年は2年ぶりの開催だ。この機会に、ぜひ足を運んでほしい。

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“スタージュエリー★ポケモン” コンセプトは“ポケモン・ミーツ・クラフツマンシップ”

 今年、ブランド創業75周年を迎えた「スタージュエリー(STAR JEWELRY)」は、同じく誕生25周年の「ポケモン」と周年を記念するコラボレーションを行った。「スタージュエリー」の強みである職人技を生かし、“ポケモン・ミーツ・クラフツマンシップ”をコンセプトに12月1日に10型のジュエリーを発売する。創業以来、一貫して自社工房でモノ作りをしてきた「スタージュエリー」とグローバルで人気を博するポケモン。2021年の締めくくりに、ワクワク楽しい気持ちになれるニュースを届けたい、そんな思いが込められたコラボアイテムを紹介する。

ポケモンの世界観が
リュクスなジュエリーに

 コラボコレクションの“スタージュエリー★ポケモン”では、『ポケットモンスター』シリーズ最新作の発売にちなみ、ダイヤモンドとアコヤパールにフォーカスした10型のジュエリーが登場。ピカチュウの尻尾や稲妻、モンスターボールなどアイコニックなモチーフを取り入れてポケモンの世界観をユニークに表現。稲妻や尻尾のモチーフはシャープでありながらも非常に滑らかな着け心地のジュエリーに仕上がっている。イヤーカフは、どの角度から見ても美しく、細部にまで職人技のこだわりがうかがえる。

ダイヤモンドを散りばめた
躍動感あふれる限定ネックレス

 ピカチュウモチーフに、大玉のアコヤパールと贅沢にあしらわれたダイヤモンドがリュクスに輝くネックレスは限定50本。ピカチュウのプレート部分にその刻印が施されている。愛らしいピカチュウのモチーフには隙間なくダイヤモンドが敷き詰められ、上質なアコヤパールに乗ったピカチュウモチーフは胴体としっぽの部分が揺れ動く躍動感あふれる デザイン。“ポケモン・ミーツ・クラフツマンシップ”を体現した逸品だ。

75年の歴史がつむぐ
クラフツマンシップ

“スタークオリティー”と呼ばれる妥協のない「スタージュエリー」のモノ作りをユニークなムービーにのせて

 横浜・元町で1946年に創業した「スタージュエリー」は、創業当初から一貫して自社工房に職人を抱え、顧客のニーズにきめ細やかに応えている。現在、元町本店近くにある自社工房「プレミアムワークショップ」では、専属の原型師が約10人在籍しているが今回、全10型のコラボジュエリーは、デザイン・アイテムによって、それぞれ得意分野の職人が担当。優れた技術と感性を持つ熟練の職人たちの技が駆使され、“スタークオリティー”と呼ばれる妥協のないモノ作りにつながっている。

「ポケモンセンター」の販売商品は
“スピードスター”がモチーフ

左から、ウオッチ〔SS×シンセティックオパール〕各3万1900円、ネックレス〔K10YG×マザーオブパール〕4万6200円、ピアス〔K10YG〕3万1900円、イヤーカフ〔K10YG〕2万9700円。全てスペシャルパッケージ付き

コラボ企画の一環として、ポケモンのオフィシャルショップ「ポケモンセンター」のオリジナル商品も12月1日に同時発売される。ポケモンのわざ“スピードスター”を着想源に、流れ星をモチーフにしたジュエリーとウオッチは全5型。ピカチュウのシルエットに星型のポケモン“スターミー”を潜ませたり、ピカチュウの「ポケモンずかん」No.にちなんで、文字盤の25分の位置にスターモチーフをあしらうなど、コアなファン心をくすぐるデザインが特徴だ。

これらは全国のポケモンセンター15店舗とポケモンセンターオンラインで販売。

©Pokémon. ©Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
TM, ®, and character names are trademarks of Nintendo.
問い合わせ先
スタージュエリー カスタマーサービス
0120-120-722

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「RMK」の2022年春コスメはマルチユースのカラースティックが登場 1本で洗練されたワントーンメイクに

 「RMK」は2022年1月7日、春コレクション“スプリング ブレイズ(SPRING BLAZE)”を発売する。新製品の“カラースティック”のほか、アイシャドウ、リップ、マスカラ、ネイルの限定製品を展開する。

 新たに登場する“カラースティック”(全6色、各税込3300円)は、チーク、ハイライター、アイシャドウとマルチに使用できるアイテム。クリアな発色と上品な艶のある仕上がりで洗練されたワントーンメイクをかなえる。さらに、ぼかしやすいテクスチャーで肌なじみの良さと、さらりとしたベルベットのような仕上がりを両立する。カラーはどんな肌にもなじむ全6色をそろえた。

 そのほか、質感の異なる2色をセットにしたアイシャドウ“スプリングブレイズ デュオアイシャドウ”(限定2色、各税込4180円)、ひと塗りでボリュームのあるまつ毛に仕上げるマスカラ“ハイボリュームマスカラ”(限定2色、各税込3850円)、クリアな発色と滑らかな付け心地のマットリップ“リップスティック コンフォート マットフィットベルベット”(限定3色、各税込3850円)、“ネイルポリッシュ”(限定2色、各税込1650円)をラインアップする。

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スタバの皇居外苑新店は日本初のサステナビリティ実践店

 スターバックス コーヒー ジャパンは、環境省が管理する皇居外苑 和田倉噴水公園内に新店舗「スターバックス コーヒー 皇居外苑 和田倉噴水公園店」を12月1日にオープンする。同店はスターバックスが世界自然保護基金(WWF)と共同策定した、環境に配慮する店舗のための国際認証「グリーナー ストアーズ フレームワーク(Greener Stores Framework)」を取得した日本第1号店で、サステナビリティのさまざまな取り組みを試験的に導入する拠点となる。

 「グリーナー ストアーズ フレームワーク」は、CO2排出量や水使用量、埋め立て廃棄物の削減、客や従業員のヘルス&ウェルネスといった8項目に沿って、第三者認証機関が監査および認証を行う。同店ではこの基準に基づき、既存店に比べてCO2排出量を約30%、水の使用量を約20%、店舗から出る廃棄物量を約40%削減する。

 店内では使い捨てカップを削減するため、マグカップまたは樹脂製のグラスでドリンクを提供する。店外利用者には、繰り返し使用できる「リユーザブルカップ」を通常料金よりも安い110円(税込)で購入できるほか、同社が丸の内エリア限定で現在試験導入しているドリンク容器の貸し出しサービスやマイタンブラーの持参を推奨する。これにより、使い捨てカップの使用量は約75%削減できる見込みだ。

 店舗面積は401平方メートルで、座席数は84席。内装は、リサイクル素材やリサイクルのしやすさを考慮した資材を積極的に採用している。店内のアートは、キャンバスや糸、漁網を再利用して制作。家具は国産木材を100%使用し、修理を繰り返しながら長く設置する。なお、出店工事の際に出た廃棄物の約85%を鉄や紙の原材料としてマテリアルリサイクルし、約15%をバイオマス燃料などにサーマルリサイクルした。

 そのほか、フードは陳列ケースではなく、デジタルサインで商品を表示するオペレーションを初めて導入し、フードロス削減につなげる。また、自律分散型水循環システムを開発するWOTAと協業したクリーンステーションを導入し、手洗い時に使用する水の98%以上を循環利用する。

 北米では2300店舗で「グリーナー ストアーズ フレームワーク」の導入が完了しており、アジアで初めて導入した店舗が9月に中国・上海に開業した。日本では皇居外苑の新店を皮切りに、2022年10月以降は同基準を満たした“グリーナー ストア”を積極的に開業し、25年までに全世界で1万店の導入を目指す。

■スターバックス コーヒー 皇居外苑 和田倉噴水公園店
オープン日:2021年12月1日
住所:東京都千代田区皇居外苑3-1
営業時間:7:00〜21:00

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シンガポール発、“笑顔を広げる”透明マウスピース「ゼニュム」日本初上陸

 シンガポール発の透明マウスピース矯正を展開する「ゼニュム(ZENYUM)」が今月、日本上陸を果たした。3Dプリントを用いた歯科矯正で効果実感や快適さ、短期間、手軽な価格を実現。コロナ禍以降、マスク姿が恒常化する中で気になっていた歯並びを治そうとする人が増えている。こうした状況も後押しし、創業から3年で世界9地域・国に進出。歯並びを美しく整えることで笑顔を広げる“スマイル コスメティクス(SMILE COSMETICS)”という新たなビジネスカテゴリーの創出を図っている。

“テック業界の起業家”が
アジアの歯の悩みに着目

 ここ数年、快適さや目立たない、飲食や洗浄のために取り外しできることなどから、“クリアアライナー”や“透明マウスピース矯正”の人気が高まっている。しかし、費用が高く高級品という印象が強い。そこで“テック業界の起業家”としてこれまで決済やコンテンツ、eコマースの企業を立ち上げてきた創業者のジュリアン・アルトペ(Julian Artope)CEOは、優れたテクノロジーを駆使し、歯科矯正治療にかかる全体的なコストの削減を実現した「ゼニュム」を2018年に立ち上げた。「3Dプリンタの透明な歯科矯正は私にとって非常にエキサイティングなもの。カスタマーの笑顔が増え、ポジティブで前向きな気持ちになってもらえるということが本当にうれしく、会社のビジョンとしてこれ以上のものは望めない」と語る。

遠隔歯科治療で
時間とコストを削減

 「ゼニュム」はAI(人工知能)とML(機械学習)を駆使した遠隔歯科治療により、簡単でシンプル、リーズナブルな価格をかなえる。治療のプロセスも簡素化しているのが特徴だ。まず治療を受ける際はウェブで歯の診断をすることから始まる。自身のスマートフォンで歯を撮影して「ゼニュム」に送り、歯科医師が画像診断して治療が可能な人に連絡する。提携クリニックに来院(11月末時点で東京や千葉、神奈川、兵庫、鹿児島の歯科クリニックなど10社と提携)してもらい歯科医師による診察、レントゲン撮影などを通じてデータを収集、その後治療計画を作成する。その後は、専用アプリに10日間ごとに画像を送り、技術や治療のサポートが続く。通院を極力減らすことでカスタマーはもちろん歯科医師の負担を減らすことにもつながっている。

デンタルケアを
エキサイティングな体験に

 スキンケアやヘアケア、美容医療と同様に歯科矯正を身だしなみの一つとして捉えられるような“スマイル コスメティクス”の確立を目指している。それを実現するために、セコイア・キャピタルやLキャタルトンなどそうそうたるファンドから約6000万ドル(約68億円)の資金を調達。これらの資金を新製品や新市場の立ち上げにも活用する。「テクノロジーとイノベーションを駆使して、デンタルケアというカテゴリーを退屈で面倒なものからエキサイティングな体験へと変えたい」と意気込む。

ミッションは “スマイルモア”

 「ゼニュム」のミッションは“スマイルモア”。笑顔で喜びを与えるブランドとして日本でも存在価値を高めていく。現在シンガポールで販売中の天然成分のみの歯みがき粉とマウスウォッシュは、大好評のため近々日本にも導入する予定だ。今後もイノベーティブなことに挑戦し続け、アジア最大級のコンシューマーブランドとして市場に“笑顔”を広げる。

問い合わせ先
ゼニュムジャパン
smile.japan@zenyum.com

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パリで話題沸騰中!クリーンビューティコンセプトストア「オー マイ クリーム」 新旗艦店は赤外線サウナやLEDライトも完備【海外ビューティ通信】

 2013年にビジネススクールを卒業後、デパートでの研修を経て若干25歳で起業したジュリエット・レヴィー・コーヘン(Juliette Levy Cohen)のコンセプトストア&ECサイト「オー マイ クリーム(OH MY CREAM)」。サンジェルマン近くにたった15平方メートルの小さな店舗からスタートして以来、グリーンで安全な製品のみ厳選することから(オーガニックだけにこだわらず、独自に作成した“成分NGリスト”の成分を含まないブランドのみをセレクトしている)フランスで瞬く間にクリーンビューティの先駆け的な存在として人気を博し、今やパリだけでなく地方各都市合わせて18店舗にまでビジネスを拡大するに至っている。そして先月、パリ2区に待望の150平方メートルのフラッグシップショップがオープンした。

 店内はフェイス、ヘア、コスメ、インナーケア、ホリスティックなどがカテゴリーごとに製品が並べられ、フェイスにはオリジナル製品の“オー マイ クリーム”から「タタ ハーパー(TATA HARPER)」や北欧の「ヌオリ(NUORI)」、「スーザン コフマン(Susanne Kaufmann)」など、ヘアではビーガンブランドの「カット バイ フレッド(CUT BY FRED)」やカラーリングで有名な「クリストフ・ロバン(CHRISTOPHE ROBIN)」、メイクではカナダの「イリア(ILIA)」や「RMSビューティ(RMS BEAUTY)」など旬なクリーンビューティブランドが並ぶ。

 そして最近力を入れ始めているインナーケアでは、「メゾン ルノ(MAISON LUONO)」の“マジック抹茶ラテ”(32ユーロ、約円)や「アトリエ ヌビオ(ATELIER NUBIO)」の“グローサプリメント”(29.50ユーロ、約円)など話題のブランドを数多く取りそろえ、ホリスティックコーナーではアメリカから初上陸の「ソーラリ ラボラトリーズNY(SOLARIS LABORATORIES NY)」によるLEDグローマスクやLEDヘア&スカルプブラシなど、フランスでもまだ珍しいハイテク美容機器も取り扱う。店内中央には大きなテーブルがあり、その周りにはエステの資格を持つプロの販売員たちが一つ一つ的確にコンサルをしてくれるのもこの店の特徴だ。

 さらにこのフラッグシップのもう一つの魅力は、充実した施術コーナーにある。1Fにはネイルブランド「キュアバザー(KUREBAZAAR)」によるネイル&ペディキュアバーがあり、地下にはトリートメントルームと赤外線サウナを始めさまざまなメニューが楽しめる空間が広がる。「タタ ハーパー」のフェイシャルは60分100ユーロ(約円)から90分190ユーロ(約円)、そして今パリジェンヌたちに人気のLEDライトのコースは1回60ユーロ(約円、20分)で受けられ、仕事の合間に立ち寄ることもできる。抗菌作用の青ライト、エイジングケア効果の赤ライト、抗炎症の黄色とシミ予防の緑が交互に発光されるコースは定期的に訪れるリピーターも多いという。そして、最近話題の赤外線サウナも完備され、45分で45ユーロ(約円、2人使用で60分)のコースは肌だけでなく体の免疫力を高め肌の輝きと安眠効果もあるという。お風呂にあまり入らず、サウナに慣れないフランス人にも美容の一環として気軽に試せるのがうれしい。

 デパートの美容売り場とも「セフォラ(SEPHORA)」や「マリオノ(MARIANNAUD)」など美容チェーンとも異なる独自の立ち位置で、フランスを代表するグリーンビューティのコンセプトストアとして独自の成長を遂げている「オー マイ クリーム」。コロナ禍では毎週スタッフによるセルフマッサージのビデオや読み応え万歳のニュースレターでECの売り上げも大いに伸ばした。そんな「オー マイ クリーム」には連日世界中からブランドが売り込みの連絡をしているそうだが、バイヤーに取り合ってもらえるまでには最低でも3年かかると言われ、今フランスでデパートよりも入り込みにくいトップクラスのコンセプトストアとして確固たる地位を確立している。

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宮脇咲良がコスメを初プロデュース 第一弾はリップティント

 化粧品の企画・開発・販売を手掛けるmano manoは、宮脇咲良がプロデュースするコスメブランド「クランバイモラク(CRAN BY MOLAK)」を立ち上げ、「ブルームジェリーティント」(全3色、各税込1680円)を公式オンラインショップで12月8日から発売する。12月22日からは、全国のロフトとプラザで順次販売を開始する。

 「クランバイモラク」は宮脇がイメージモデルを務めるカラーコンタクトブランド「モラク(MOLAK)」のコスメラインとして誕生。第一弾製品のリップティント「ブルームジェリーティント」は、唇に溶け込むテクスチャーで、みずみずしく軽い使用感が特徴だ。パーソナルカラーにとらわれず、しっくりと肌になじむトレンドカラー3色をラインアップする。

 宮脇は「ブランド名の『クラン』はラテン語とフランス語の可愛いと美しいという意味と、私の呼び名のクラを掛け合わせて作ったブランド名です。カラーは何回もサンプルチェックし、容器の触り心地やサイズ感、ブラシ、パッケージデザイン、配送時の梱包まで、全てにこだわって作りました。とっても可愛く仕上がりました」とコメントしている。

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ユナイテッドアローズもゴルフウエアに参入 おしゃれしたいゴルファーに“グッドマナー”なウエア

 密を避けられるアクティビティーの選択肢として、キャンプ、ヨガに並び、ゴルフの人気が高まっている。セレクトショップのユナイテッドアローズ(以下、UA)もこのほど、ゴルフウエアを軸とした新レーベル「ユナイテッドアローズ ゴルフ(UNITED ARROWS GOLF)」を始動した。UA六本木ヒルズ店で先行発売および受注会を開催中で、12月中旬から丸の内店や二子玉川店などの全国11店舗で一般販売を開始する。

 同レーベルは、同社の社内ゴルフ部で部長を務める早稲田貴也UA営業統括本部販売支援部部長と、同じくゴルフが趣味の佐藤剛BY本部副本部長が2年前に企画した。元々UAの顧客層でも支持の厚いスポーツだったことやコロナ禍でのゴルフブームが追い風となり、2021年秋冬シーズンに本格始動させた。早稲田部長は、「練習場では20〜30代の若い人たちをよく見かけるようになった。ファッション性を加えた提案で、ゴルフ=おじさんのスポーツという印象を変えていきたい」と意気込む。

 早稲田部長は、「スポーツブランドが提案するウエアはストイックになりすぎる。一方で、国内ブランドのウエアはポップなアイテムが多い。自分も着たいと思えるちょうど良いウエアがなかなか見つからなかった」と言い、「UA ゴルフ」では「UAの延長線上のゴルフウエア」を意識し、“グッドマナーなスタイル”をコンセプトに掲げる。デビューシーズンは、オリジナルのニット、ポロシャツ、パンツ、スカート、アウターなどのほか、仕入れ商品と雑貨で構成する。

 オリジナルウエアは、デジタルクロージングの3Dパターンメーキングを活用し、ゴルフスイングの動きに合わせて計測した着圧データをパターンに反映した。四方に伸びるストレッチ素材との組み合わせで、スウィング時のストレスを軽減させるよう工夫している。また、「カートに乗って移動する時に、パンツのポケットに入れた小物が落ちやすい」といった早稲田部長の気付きから、UAのドレスパンツの仕様をベースにしたスラックス(税込2万4200円)のポケットは深めに設計。先行発売および受注会では、特にミッドレイヤーベスト(同2万4200円)が人気だという。「ゴルフはおしゃれができるスポーツ。ゴルフ場では、普段はおしゃれに気を使わない人もファッションを楽しんでいる印象だ。スカートはレギンスやソックスと自由に組み合わせがしやすいようにインナーを無くしたり、各アイテムにバリエーションを持たせたりして着こなしの自由度を高めたい」と早稲田部長。セレクトショップならではの強みを生かし、ファッションブランドとのコラボ商品も企画する。「すでに受注いただいたお客さまからは、『他にはないね』と良い反応をもらっている。早くも出店のオファーもあったが、まずはアイテムの改良を重ね、市場の状況を観察する」。

 「ゴルフの魅力は、やっぱりいろんな人と会えて、健康的なところ。夜の飲み会の機会が減り、新たなコミュニケーションの場としてゴルフの魅力が広まりつつある。創業の役員がUAを作ったのも、洋服が好き過ぎて洋服でビジネスしたいって思ったから。僕もゴルフが好きで、ゴルフウエアに対しての情熱から同レーベルを立ち上げた。10年、20年続くカテゴリーに育てていきたい」と早稲田部長は語る。

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カップルで楽しめる消臭・抗菌サステナ素材の下着を提供 「シュット!インティメイツ」のトップを直撃

 オンワードグループ傘下のインティメイツによる下着ブランド「シュット!インティメイツ(CHUT!INTIMATES以下、シュット)」は、2014年にルミネ新宿内に1号店をオープンし、現在全国に9店舗を構える。ファッショントレンドを反映したランジェリーを提案すると同時に、ボディーメイク機能で特許を取得したブランドを代表するブラジャーなど、下着における新しい価値観を提案してきた。多くの店舗が休業したコロナ禍でも売り上げは安定し着実に成長している。今年8月就任した鈴木淳也インティメイツ社長に話を聞いた。

――14年にオンワードグループが下着事業をスタートしたきっかけは?

鈴木淳也インティメイツ社長(以下、鈴木):オンワードグループはアパレルだけでなく生活文化企業であり、創業時から“人々の生活に潤いと彩りを提供すること”を経営理念に掲げている。それら商品の一環として、下着を展開することになった。

――「シュット」のコンセプトは?

鈴木:「ランジェリーもファッションのように楽しんでもらいたい」という願いを込めてスタートした。欧米に比べて日本の下着は機能性や実用性が重視される中で、下着もファッションのように楽しめる文化を作り、下着でもトレンドを発信したいと思った。“盛る”“痩せ見え”などの機能だけでなく、ファッションのように楽しめるランジェリーを提案したい。

――ブランド設立から8年目となるが、売り上げの推移は?

鈴木:コロナ禍でもECが店舗分の売り上げをカバーしてほぼ前年実績をキープできている。3〜4年前からECを強化してきたが、それがコロナの影響で、店舗とECの売り上げの割合が約6対4から約3対7になった。

コロナ禍2年目で売れるブラジャーに変化

――コロナで市場を取り巻く環境やニーズはどう変化したか?

鈴木:市場はもちろん厳しくなっている。下着もコトがなければ、購入が減る。それは、洋服と連動している。コロナ禍2年目でニーズに変化が見られる。昨年は、家ナカ需要により、ルームウエアやナイトブラが好調だった。特に、ナイトブラは前年の約2倍を売り上げた。“おうち時間”が増えたことによる、自分磨きへの意識の高まりからだろう。一方、“外出しないけれど下着はおしゃれをしたい”という消費者もあり、レース物を中心にデコラティブなデザインがよく動いた。今年は、Tシャツに合うようなシンプルなモールドカップブラが売れるようになった。昨年のノンワイヤーブラの売り上げは19年とほぼ同じだったのに対し、今年は前年比約20%増だ。リモートワークの定着により、外出着と部屋着にあまり差がなくなり、リラックスした外出着にもなるTシャツなどに対応したノンワイヤーブラの需要が高まっている。

――SNSを含めたプロモーション面での施策や成果は?

鈴木:ここ数年、アプリを軸としたサービスを強化している。専用アプリをリニューアルして使い勝手を良くした。19年にはショッピング用アプリとしての環境を整え、20年にはコンシェルジュサービスを導入してお客さまとスタッフが1対1でコミュニケーションできるようにした。SNSはインスタグラムが中心で、“おうち時間”に役立つサービスやマメ知識、情報などを積極的に発信している。顧客層は20代後半から40代前半が中心だが、あまり年齢は意識していない。今は、SNS発信を強化した結果、20代後半の顧客が増えている状況だ。

――コラボレーションを積極的に行っているが、その意図は?

鈴木:今年の春はクリス-ウェブ佳子さん、昨年の春と今年の夏にベイカー恵利沙さんとコラボレーションした。知名度の高い人の起用による宣伝目的というより、もともと「シュット」を使ってくれている人や下着に対するフィーリングが合う人々とコラボしている。ブランドとしてランジェリーを楽しむ文化を伝えていきたいので、年齢は関係なく、一緒にランジェリーシーンを盛り上げてくれる人々とコラボしていきたい。

女性下着初の“トリポーラス ファブリック”を採用

――9月にサステナブル素材の商品を発売したが、その開発背景は?

鈴木:サステナブルな取り組みへの意識は以前からあり、ブランド設立初期からブラジャーの回収キャンペーンなどは行っていたが、商品開発はできていなかった。その理由は、肌触りが悪かったりと、品質面や価格の面でも納得するものに出合えなかったから。価格の高いサステナブルな素材を使用すれば、当然販売価格も高くなる。消費者にメリットがある付加価値のあるモノ作りをしたかった。リサーチを進めるうちに、ソニーグループが開発した“トリポーラス ファイバー(以下、トリポーラス)”に出合った。米の籾殻由来の素材で、レーヨンベースで柔らかく肌触りが良い。また、消臭機能や抗菌機能などもある。消臭機能から、今まではメンズウエアや靴下などに使用されていた。それらの機能は、サニタリーショーツに生かせると思い、女性下着業界で初の採用となった。ノンワイヤーブラが2型、ショーツはサニタリーを含む3型、メンズトランクス1型をラインアップしている。

――“トリポーラス”の初動は?

鈴木:ウイメンズ商品を購入する3人に1人がメンズトランクスを購入し、カップルランジェリーとして支持されている。私自身これまでボクサー派だったが、このトランクスを愛用している。肌触りがよく、トランクスの内側に立体的なインナーポケットが付いていて快適だ。サステナブル素材というよりも、肌触りのよさを気に入り購入する消費者が多い。Tシャツにも合わせやすいブラジャー需要にも合う。今後は定番化を実現し、アイテムの幅を広げたい。

――今後のビジネスの展望は?

鈴木:デジタルを中心としたサービスをさらに強化する。販売員がオンラインで接客するコンセルジュサービスと来店時の接客をアプリで共有し、その次の接客へとつなげる仕組みにしている。アプリをリニューアルして使いやすくしたことで、ロイヤルカスタマーが毎年2ケタ増だ。今後は、アプリでチャットやテレビ電話ができるようにしたい。

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カップルで楽しめる消臭・抗菌サステナ素材の下着を提供 「シュット!インティメイツ」のトップを直撃

 オンワードグループ傘下のインティメイツによる下着ブランド「シュット!インティメイツ(CHUT!INTIMATES以下、シュット)」は、2014年にルミネ新宿内に1号店をオープンし、現在全国に9店舗を構える。ファッショントレンドを反映したランジェリーを提案すると同時に、ボディーメイク機能で特許を取得したブランドを代表するブラジャーなど、下着における新しい価値観を提案してきた。多くの店舗が休業したコロナ禍でも売り上げは安定し着実に成長している。今年8月就任した鈴木淳也インティメイツ社長に話を聞いた。

――14年にオンワードグループが下着事業をスタートしたきっかけは?

鈴木淳也インティメイツ社長(以下、鈴木):オンワードグループはアパレルだけでなく生活文化企業であり、創業時から“人々の生活に潤いと彩りを提供すること”を経営理念に掲げている。それら商品の一環として、下着を展開することになった。

――「シュット」のコンセプトは?

鈴木:「ランジェリーもファッションのように楽しんでもらいたい」という願いを込めてスタートした。欧米に比べて日本の下着は機能性や実用性が重視される中で、下着もファッションのように楽しめる文化を作り、下着でもトレンドを発信したいと思った。“盛る”“痩せ見え”などの機能だけでなく、ファッションのように楽しめるランジェリーを提案したい。

――ブランド設立から8年目となるが、売り上げの推移は?

鈴木:コロナ禍でもECが店舗分の売り上げをカバーしてほぼ前年実績をキープできている。3〜4年前からECを強化してきたが、それがコロナの影響で、店舗とECの売り上げの割合が約6対4から約3対7になった。

コロナ禍2年目で売れるブラジャーに変化

――コロナで市場を取り巻く環境やニーズはどう変化したか?

鈴木:市場はもちろん厳しくなっている。下着もコトがなければ、購入が減る。それは、洋服と連動している。コロナ禍2年目でニーズに変化が見られる。昨年は、家ナカ需要により、ルームウエアやナイトブラが好調だった。特に、ナイトブラは前年の約2倍を売り上げた。“おうち時間”が増えたことによる、自分磨きへの意識の高まりからだろう。一方、“外出しないけれど下着はおしゃれをしたい”という消費者もあり、レース物を中心にデコラティブなデザインがよく動いた。今年は、Tシャツに合うようなシンプルなモールドカップブラが売れるようになった。昨年のノンワイヤーブラの売り上げは19年とほぼ同じだったのに対し、今年は前年比約20%増だ。リモートワークの定着により、外出着と部屋着にあまり差がなくなり、リラックスした外出着にもなるTシャツなどに対応したノンワイヤーブラの需要が高まっている。

――SNSを含めたプロモーション面での施策や成果は?

鈴木:ここ数年、アプリを軸としたサービスを強化している。専用アプリをリニューアルして使い勝手を良くした。19年にはショッピング用アプリとしての環境を整え、20年にはコンシェルジュサービスを導入してお客さまとスタッフが1対1でコミュニケーションできるようにした。SNSはインスタグラムが中心で、“おうち時間”に役立つサービスやマメ知識、情報などを積極的に発信している。顧客層は20代後半から40代前半が中心だが、あまり年齢は意識していない。今は、SNS発信を強化した結果、20代後半の顧客が増えている状況だ。

――コラボレーションを積極的に行っているが、その意図は?

鈴木:今年の春はクリス-ウェブ佳子さん、昨年の春と今年の夏にベイカー恵利沙さんとコラボレーションした。知名度の高い人の起用による宣伝目的というより、もともと「シュット」を使ってくれている人や下着に対するフィーリングが合う人々とコラボしている。ブランドとしてランジェリーを楽しむ文化を伝えていきたいので、年齢は関係なく、一緒にランジェリーシーンを盛り上げてくれる人々とコラボしていきたい。

女性下着初の“トリポーラス ファブリック”を採用

――9月にサステナブル素材の商品を発売したが、その開発背景は?

鈴木:サステナブルな取り組みへの意識は以前からあり、ブランド設立初期からブラジャーの回収キャンペーンなどは行っていたが、商品開発はできていなかった。その理由は、肌触りが悪かったりと、品質面や価格の面でも納得するものに出合えなかったから。価格の高いサステナブルな素材を使用すれば、当然販売価格も高くなる。消費者にメリットがある付加価値のあるモノ作りをしたかった。リサーチを進めるうちに、ソニーグループが開発した“トリポーラス ファイバー(以下、トリポーラス)”に出合った。米の籾殻由来の素材で、レーヨンベースで柔らかく肌触りが良い。また、消臭機能や抗菌機能などもある。消臭機能から、今まではメンズウエアや靴下などに使用されていた。それらの機能は、サニタリーショーツに生かせると思い、女性下着業界で初の採用となった。ノンワイヤーブラが2型、ショーツはサニタリーを含む3型、メンズトランクス1型をラインアップしている。

――“トリポーラス”の初動は?

鈴木:ウイメンズ商品を購入する3人に1人がメンズトランクスを購入し、カップルランジェリーとして支持されている。私自身これまでボクサー派だったが、このトランクスを愛用している。肌触りがよく、トランクスの内側に立体的なインナーポケットが付いていて快適だ。サステナブル素材というよりも、肌触りのよさを気に入り購入する消費者が多い。Tシャツにも合わせやすいブラジャー需要にも合う。今後は定番化を実現し、アイテムの幅を広げたい。

――今後のビジネスの展望は?

鈴木:デジタルを中心としたサービスをさらに強化する。販売員がオンラインで接客するコンセルジュサービスと来店時の接客をアプリで共有し、その次の接客へとつなげる仕組みにしている。アプリをリニューアルして使いやすくしたことで、ロイヤルカスタマーが毎年2ケタ増だ。今後は、アプリでチャットやテレビ電話ができるようにしたい。

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「モンテローザ痛恨のミス」もつ鍋に大量の虫。世間を騒がせた『魚民 赤羽東口店』は今どうなっているの?

 株式会社モンテローザ(本社:東京都武蔵野市、代表取締役:大神 輝博)が運営する『魚民 赤羽東口駅前店』で、11月16日未明「もつ鍋頼んだら、1000匹くらい虫が入ってた」と利用者から画像付きの投稿がツイッターに上がり、ネットは大炎上した。虫混入事件から10日が経ち、現場となった『魚民 赤羽東口駅前店』を取材した。
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「ほていちゃん」が派手な看板を捨てた! 事業承継で、街に溶け込む「新戦略」

 急成長する立ち飲み酒場「ほていちゃん」が次の一手を次々打っている。「ほていちゃん」のスピンアウトといえるイタリアン主体の「さんたろう」を世田谷・成城学園前に開店し、今度は葛飾・亀有の老舗酒場「炭火焼鳥 金たろう」を引き継いだ。このビジネス、意外と盲点かも。
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