「ナイスネス(NICENESS)」が2022年春夏コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
「ナイスネス(NICENESS)」が2022年春夏コレクションを発表した。
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カルチュア・コンビニエンス・クラブは、ファッション誌「ヴォーグ(VOGUE)」と「GQ」の韓国版(ともに2022年1月号)を輸入し、代官山をはじめとする全国の蔦屋書店17店舗とSHIBUYA TSUTAYA、二子玉川 蔦屋家電など21店舗で販売する。二誌の表紙は、BTSがグローバルアンバサダーを務める「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の服やアクセサリーを着用したもので、「ヴォーグ」が3バリエーション、「GQ」が8バリエーション用意され、21店舗では11種類を全て取り扱う。
蔦屋書店は、「これまでも多くの問い合わせをいただきながら、日本では一般書店向けの流通が限られていた韓国の雑誌を、できるだけ国内の雑誌に近い条件で販売できないか模索してきた。二誌のスペシャルエディションの情報をつかみ、独自交渉し、直輸入による販売に至った」と話す。
BTSは13年に韓国でデビューした7人組男性グループ。「2021 アメリカン・ミュージック・アワード(2021 American Music Awards)」で、大賞にあたる「アーティスト・オブ・ザ・イヤー(Artist of the Year)」をアジア人歌手として初めて受賞するなど、世界的アイドルとして認知されている。
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パルファン・クリスチャン・ディオールは、「ディオール(DIOR)」“カプチュール トータル”シリーズの新美容液ローションにインスピレーションを得て制作したショートフィルム「Road to Creation」を1月4日、公式サイトで公開した。「ディオール ビューティー(DIOR BEAUTY)」のアンバサダーを務める俳優の吉沢亮と新木優子が研究員役を演じる。ショートフィルムの舞台は近未来を思わせる研究所で、“分断からの解放”をテーマとする。
脚本とプロデュースは、映画「キングダム」や「銀魂」シリーズなどを手掛ける制作会社クレデウスの松橋真三代表が担当。映画「悪と仮面のルール」やミュージックビデオなどを手掛ける中村哲平監督と、ドラマ「家政婦のミタ」や「相棒」シリーズ、ゲーム音楽などを手掛ける池頼広作曲家がそれぞれ監督と音楽を担当した。
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「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE-POSAY)」は3月17日、累計出荷本数380万本(2018年3月〜21年11月)を突破したブランドを代表する日焼け止めシリーズ“トーンアップUV”から、ベタ付き感を抑えた“UVイデア XL プロテクショントーンアップ クリア”(30mL、税込3740円)を発売する。世界に先駆け日本先行で展開する。
“トーンアップUV”の第1弾となる“UVイデア XL プロテクショントーンアップ”は自然なトーンアップ効果と快適な心地が支持され、美容誌や女性誌のベストコスメを多く受賞。20年3月には、肌なじみの良いピンクが素肌のような美しい肌をつくり上げるこの人気トーンアップシリーズの新色“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ”を発売した。
第3弾のクリアタイプは、「マスク生活が定着した中でベタつかない下地の需要が伸びていること、既存2品の使用感満足度が91%と高いものの、テカリが気になる、ベタつくという声があった」(ブランド担当者)ことから発売する。クリアタイプは、日本人の混合肌に向けて開発し、保湿感とサラサラ感の絶妙なバランスがとれたテクスチャーを実現した。
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ミズノはこのほど、バレーボールのアメリカ代表組織であるUSAバレーボールと、ウエアおよびシューズのサプライヤー契約を締結した。契約期間は2022年1月から28年12月までの7年間で、男女のナショナルチーム(インドアバレー、ビーチバレー、シッティングバレー、ビーチパラバレー、スノーバレー)がミズノのアイテムを着用する。ミズノは01年から16年間USAバレーボールと契約を結んでおり、5年ぶりの契約復活となる。
ミズノは、世界トップクラスのアメリカバレーボールナショナルチーム(19年の世界ランキングは男女ともに2位)とのパートナーシップにより、グローバルにブランドイメージの向上を図る。また、USAバレーボールと連携してイベント等を行うことで、アメリカ国内でのバレーボール関連商品の売上アップも見込む。
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メンズブランド「ソフ(SOPH.)」創業者の清永浩文が、6月30日をもってブランドから離れることを自身のインスタグラムで発表した。“最後の戦術”と銘打った投稿では、「もう一度、力を持たない場所で、自由に思考する場所で、ファッションを見つめ直す。トータルフットボールが生まれたようにトータルファッションとは何かを見つける」とコメントしている。後任については発表していない。
清永浩文は1967年生まれ大分出身。1998年にミニマルなデザインが軸の洗練された日常着を提案する「ソフ」を設立し、2002年にブランド名を「ソフネット(SOPHNET.)」に変更。1999年に架空のフットボールチームを想定した「エフシーレアルブリストル(F.C. REAL BRISTOL)」を、2008年に実験的なメンズウエア「ユニフォーム エクスペリメント(UNIFORM EXPERIMENT)」を藤原ヒロシと共にスタートしている。また、17年には自身の名を冠したパーソナルショップ「キヨナガアンドコー(KIYONAGA&CO.)」を福岡にオープン。同ショップは2019年に閉店したが、現在はオンラインストアとして運営している。
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「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」は、千代の富士プロジェクトとのコラボレーションシリーズ第1弾を、銀座三越で11日まで開催中のポップアップイベント「丸山敬太の縁起物市」と「ケイタ マルヤマ」のオンラインストアで受注販売している。
コラボレーションは、第五十八代横綱・千代の富士の愛称である、“ウルフ”世代と語る丸山敬太デザイナーからのアプローチで実現した。クチュールライクなカシミア混オーガニックコットンの刺しゅうニット(3色、税込14万3000円)、ベルベット刺しゅう巾着(2色、同8万8000円)、利休バッグ(同13万2000円)をラインナップする。ハンドメイドの刺しゅうは、「ワイルド ローズ ヒップス(WILD ROSE AND HIPS)」を手掛ける酒井佐和子デザイナーが監修した。
千代の富士プロジェクトの秋元剛は「敬太さんからコラボレーションの打診を受けたときに、二つ返事で 『やりたいです!』 と答えました」と明かし、「ストリート色の強いデザインではなく、 『ケイタ マルヤマ』が得意とする刺しゅうを用いたクチュールライクなデザインで、千代の富士の力強さを精細に表現していただきました」と語った。
丸山デザイナーは「昭和を代表する大スター千代の富士関。僕らの世代は、彼の美しい相撲と、姿と、チャームに熱狂し、ウルフという名を呼び、たくさんの勇気をもらいました。時を経てこんな風に自身のブランドでコラボできることがとてもうれしいです。価値のあるクチュール刺繍で素敵に仕上がったと思います」と自信を示した。
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力強さの中にも女性らしいタッチ、独特の色彩で注目を集める新進気鋭の絵描きであるイズミダ・リーさんは、「ユニクロ(UNIQLO)」や「ジャーナルスタンダードファニチャー(JOURNAL STANDARD FURNITURE)」などアパレル企業とのコラボレーションを行うなど活躍の場を広げている。3月にはミネラルメイクブランド「エトヴォス(ETVOS)」が2012年からシーズン限定で販売する“ミネラルUVシリーズ”のパッケージデザインを担当。イズミダさんに創作活動や「エトヴォス」で手掛けたデザインなどについて聞いた。
WWDJAPAN(以下、WWD):アパレル企業とのコラボレーションで話題に。子ども対象にしたワークショップなども人気を集めている。
イズミダ・リー(以下、イズミダ):普段は個展に向けて自分の作品をベースにしていますが、友人や知り合いなどがアパレル企業とのコラボレーションなど新規案件を提案してくれます。それに柔軟に対応すると楽しい取り組みになりますね。もちろん闇雲に引き受けるのではなく、自分と共通点のあるものや、好きなアイテムであることが大前提にあります。
店舗のウィンドウにデザインしたり、子どもたちが参加するワークショップの需要が高くなったりしているのは、コロナ禍で2年近くリアルなイベントが軒並みキャンセルとなっていたので、その反動があると思っています。私自身も20年はライフワークである個展を休止していましたが、21年は巡回展を再開しました。
WWD:デザインソースはどこから得ているのか。
イズミダ:とにかく絵を描くのが大好きなんです。私にとって描くことはポジティブになること。スケッチブックは常に持ち歩いているので隙間時間があれば書いています。年間で厚みのあるスケッチブックが4〜5冊一杯になります。アウトドアが好きなので山や川など自然に触れて得たものを描くことが多いですね。花ばかりや魚ばかり書いている時期もあります。10〜25歳位までは人物画も描いていましたが、今は植物や昆虫、動物などが多いですね。
あとは、自己分析する時間を大切にしています。無理をしない時期、頑張る時期などを自分でジャッジできるようになるとフラットな状態で常にいられます。
WWD:サステナブルな生活を日常的に取り入れているとか。
イズミダ:モノを大切に扱っています。アクリル絵の具を使用し描いているのですが、水入れは小学生から使っているものです。普段の生活でも過剰包装を断ったり、環境に考慮した商品を選んだりしています。
WWD:「エトヴォス」からの依頼でメイクアップ商品のパッケージデザインを初めて手掛けた。
イズミダ:声が掛かったときは、シンプルにやったーと思いました(笑)。毎日使用する化粧品パッケージを手掛けてみたかったんです。私は敏感肌なので「エトヴォス」の商品を愛用していたんですよ。芯がしっかりしているブランドという印象を生かしつつ、“ミネラルUVシリーズ”は日焼け止めアイテムであることから、山や川、鳥、蝶など自然からインスピレーションを得て1枚の絵を描きました。5アイテムのパッケージは、その1枚の絵を切り取り、使用するデザインの箇所を変えているんです。そんな使い方があるんだと面白さを感じました。
「エトヴォス」は自分が使いたいブランドです。“ミネラルUVシリーズ”は12年の発売以来、珊瑚の白化の原因になる紫外線吸収剤を使用せず、肌と環境にやさしいアイテムをそろえています。今回、初めてアイシャドウやリップなどカラーアイテムを使ったのですが、カラーメイクって気持ちが高揚しますよね。自分がデザインを手掛けたというわけではなく、好きな商品だから友人にも自信をもって勧められます。まずは姉と妹に使ってもらいます(笑)。
WWD:絵描きとして今年も活躍の場が広がる。
イズミダ:昨年は巡回展を開催しました。今年も絵の展示やワークショップの依頼が増えています。異業種とのコラボレーションもありますので楽しみにしていてください。
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大手繊維素材メーカーのクラボウは1993年、人・社会・環境に配慮した「ヒューマン・フレンドリー発想」をものづくりの基本方針として打ち出した。以来、紡績・織布を行う安城工場と染色・加工を行う徳島工場を中心に、環境への負荷を最小限に抑えながら、人々の暮らしを豊かにする素材の開発に挑んできた。「ヒューマン・フレンドリー発想」に基づく、同社の取り組みを紹介する。
クラボウは岡山・倉敷の地で紡績会社として1888年に創業した。創業当時の倉敷本社工場では、工場の壁面をツタで覆い温度調節をする省エネ対策や井戸水の循環利用など、環境に負担をかけずに働く人々の労働環境を快適にするためのさまざま工夫が行われていたという。クラボウの「ヒューマン・フレンドリー発想」は、創業以来脈々と受け継がれてきた企業DNAから誕生したものなのだ。持続可能な社会への転換が求められている今、「ヒューマン・フレンドリー発想」はさらに重要性を増している。同社は業界全体の旗振り役となるべく、2020年には伊藤忠商事と環境に配慮した商品開発やビジネスモデルの創出などを目的とした戦略的パートナーシップ契約を締結。21年8月に発足した環境省が主導する企業連携プラットフォーム「ジャパンサステナブルファッションアライアンス」加盟メンバーとしても、ものづくりの視点を生かしサステナブルなファッション産業への移行を推進していく。
裁断くずを生まれ変わらせる
「ループラス」で廃棄のない未来を共に
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クラボウは「ヒューマン・フレンドリー発想」の下、裁断くずを回収して新たな糸へ生まれ変わらせるアップサイクルシステム「ループラス」を2017年に始動した。一般的な縫製過程において、使用する生地量の約15%程度の裁断くずが発生し、その多くが廃棄処分されている。同社は「ループラス」を通して、自社だけでなく業界全体で繊維廃棄物を削減する「ゼロエミッション」の達成を目指す。まず、提携する縫製工場から出た裁断くずを回収し、安城工場で反毛機にかけて綿状に戻したのち、紡績糸にする。そこから、自社工場および協力工場と連携し、糸を編立て、織布し新たな生地・製品へと生まれ変わらせる。特に反毛の工程では、反毛綿を衣料品向けの糸に生まれ変わらせるために同社が130年以上の歴史の中で培ってきた独自の技術が生かされている。「ループラス」で生まれる生地は、アップサイクルならではの色合いや柔らかな風合いも魅力だ。今後は回収衣料からの再生も視野に入れ、さらなる企業の参加を呼びかける。
同社は「ループラス」を広く普及させるため、アパレル企業との取り組みに注力する。エドウインもクラボウの「ループラス」と連携し、自社工場で生まれる裁断くずや消費者がはかなくなったジーンズを回収して、新たなデニム生地やジーンズにリサイクルする循環型ジーンズプロジェクト「コア」を進める。クラボウの安城工場では専用ラインを設け、2022年から全ての“503”で使用するデニム生地を「ループラス」から生まれる再生デニム生地に順次切り替えていく。細川秀和エドウイン企画本部長は、「自社工場を抱えるわれわれは川上から川下までの全ての工程に責任を持つために、自社工場で年間約400トン出る裁断くずにもトレーサビリティーを担保する方法を模索していた。かねてより付き合いがあったクラボウの『ループラス』が、思い描いていた循環型のビジョンをかなえる突破口になった。われわれは循環型の商品をデフォルト化することを目指す。そのためには、これまでの商品と差が出ないような糸・生地開発が必要。クラボウはそこを一貫して責任を持ち担ってくれる心強いパートナーだ」と話す。
サステナブルな高付加価値素材を
生み出す徳島工場
徳島工場では、人・社会・地球に配慮した思いと設備で生地の染色やさまざまな機能加工を行う。クラボウのエンジニアリング部門やエレクトロニクス部門が独自開発した高度な技術を繊維の生産現場に生かすことで、“ヒューマン・フレンドリー”なものづくりを実装する。天然ガスへの燃料転換や蒸気・排熱を回収・活用する仕組みも構築し、2020年時点では二酸化炭素排出量が1998年度比で57.4%を達成した。さらに、高度な排水・汚水処理、水の再利用を徹底し排水量は同年度比44.8%を削減した。そのほかにも、焼却灰をセメント化したり、染料缶や鉄くずなどを金属原料として再資源化したりするなどして、埋め立て廃棄処分の削減にも努めている。また、敷地内には、地元の間伐材を燃料とした木質バイオマスの発電所も完備する。
徳島で生まれたサステナブル素材
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こうした環境に配慮した生産工程を持つ徳島工場では、人々の暮らしをより豊かにし持続可能な社会へとつなげることを目指した高付加価値素材を提案する。撥水加工素材「アクアマジック」は、環境や人間の健康への害が懸念されるフッ素系撥水剤を用いずに高い撥水性を担保する。白化防止加工素材「フェバー」は、生地の中までしっかり染色し、さらに特殊な仕上げによって着用後の洗濯による生地の白化を防止する。「リンクルマジック」は綿の風合いを保ちシワの発生を抑え、ついたシワも戻るイージーケア性が特徴。
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中高生のためのファッション育プロジェクト「フューチャー・ファッション・インスティテュート(FUTURE FASHION INSTITUTE、以下FFI)」は、「ファッション育」を通じて子どもたちの感性を磨き、未来の業界を担う人材やセンスを生かして働く子どもの育成を応援している。展示会への訪問や業界人のお仕事インタビューなどを体験するメンバーは、自らの体験をシェアして友人に刺激を提供。ポジティブなループを通して、子どもたちが「未来の自分」を思い描き、夢に一歩近づくことを願う。今回は「バーバリー(BURBERRY)」を訪れ、“ラグジュアリーがラグジュアリーな理由”を学んだ。
約10人の学生が訪れたのは、東京・銀座にある「バーバリー」旗艦店とバーバリー・ジャパンのオフィス。小田切賢太郎社長らスタッフが出迎えてくれた。最初に訪れたのは、プレスルーム。PR&コミュニケーションマネージャーから、最新コレクションが並ぶプレスルームには、雑誌などのメディアで紹介してもらうためエディターやスタイリストに洋服やバッグ、シューズなどをお披露目する役割があることを学んだ。目の前には未発売のサンプルも数多く、学生はなかなか手が出せない。スタッフは、「気になる商品は、ぜひ触って見てください」と微笑みながら促した。
ミーティングスペースでは、「バーバリー」の歴史やレガシー、こだわりの商品、そしてスタッフの仕事内容を通して、“ラグジュアリーがラグジュアリーな理由”を学んだ。まずは小田切社長が、「バーバリー」の歴史を紹介。創業者のトーマス・バーバリー(Thomas Burberry)がブランドを代表するトレンチコートの素材、ギャバジンを考案したのは1879年。以来ロンドンを代表するブランドとして世界に広がり、英国ではエリザベス女王とチャールズ皇太子から英国王室御用達(ロイヤルワラント)の認定を受けている。21年末時点でブランドを手がけるのは、マルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)最高経営責任者とリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)チーフ・クリエイティブ・オフィサーのタッグ。小田切社長は、「クリエイティブを担う150人ものスタッフと一緒に働くリカルドは、リーダーとしてのマネージメント能力も高く、社会や経済、ビジネスを常に勉強している。一方の日本からは、そんなデザイナーがなかなか出てこない。業界全体で育成する意識を持たないと、現状は変えられない」など、日本のファッション業界が直面している課題も教えてくれた。
日本の「バーバリー」は2015年まで三陽商会によるライセンスブランドとして広がったが、現在は世界共通のラグジュアリーブランドへと進化を遂げている。その経緯について小田切社長は、「三陽商会とライセンス契約を結んだ1970年代は、輸入品が高価で、日本人にフィットする商品が求められた。ただ2000年代以降はラグジュアリーブランドのアジアにおける売り上げが大きくなり、アジア人の体型にも配慮した洋服が普及。日本人のためだけに洋服を作る必要性が薄れた」と語った。ブランドを代表するトレンチコートは、250もの手作業を経たラグジュアリーの象徴的存在という。小田切社長からは、日本のファッション業界ではラグジュアリーと手頃なブランドが成長する一方で中価格帯のブランドが苦戦していることなども学んだ。
小田切社長の次は、マーケティング&コミュニケーション、クライアント・エンゲージメント、そしてリテールのトレーニング&エデュケーションの担当者が、それぞれの仕事を紹介した。「1人でも多くのファンを作るのが仕事」というマーケティング&コミュニケーションの担当者は、仕事は大別してPRとニュースのリリース配信、インフルエンサーとのお付き合い、イベントの企画、LINEなども使ったデジタルマーケティング、そして広告の運用などに分けられると解説。特に「バーバリー」はラグジュアリーの中で初めてLINE公式アカウントを開設したブランドで、伝統を守りながらも革新的な挑戦を続けている。
クライアント・エンゲージメントとは、顧客との関係性を深めてビジネスを広げる仕事。データを分析し、「どんな人に、どんなサービスを提供したら、何度も買っていただけるのか?」を考えているという。目指すのは「特別なモーメント(瞬間)の提供」。パンフレットやステッカー、チャームなどのギフトから、商品への名前の刻印、特別な顧客にはランチやディナー、時にはファッションショーへのご招待など「ラグジュアリーブランドらしい、ラグジュアリーなサービス」を企画・実践している。リテールのトレーニング&エデュケーションの担当者は、店頭でラグジュアリーな体験を提供するため、ショップのスタッフと理想の接客を考えトレーニングに励んでいるという。目指すのは、「特別で、その人らしい体験の提供」。商品のストーリーを学ぶのはもちろん、その人に合わせた話題の引き出しを準備することも欠かせない。
銀座店も見学した学生は、「洋服を作るには、どのくらいの時間がかかるのか?」「デザイナーは、どんなことを考えて洋服を作っているのか?」などを質問した。洋服は、デザインから半年以上を費やし、多くの人の手を経て生まれるという。そしてリカルドは、例えば21-22年秋冬ではコロナで“おうち時間”が長かったからこそ自然に触れたいと願う人に寄り添い、アウトドアの要素を盛り込んだ。大勢が携わった洋服を、また大勢が特別な体験を考えながら接客・販売している。これが“ラグジュアリーがラグジュアリーな理由”だ。
参加した学生のレポートから
「ラグジュアリー」という言葉にインスピレーションを受けました。ラグジュアリーな体験は、さまざまな接客業に大切なものだと感じました。もし将来、人にサービスを提供する仕事についた時は「ラグジュアリー」という言葉を意識して接客したいと思いました。(Eri 中学2年生)
普段からラグジュアリーブランドにはそれぞれのカラーがあると感じています。時代が変化する中、それを保ち続けるのはとても難しいことだと思います。皆さんが「バーバリー」というブランドを理解し、自分を通して表現している姿を見て、「仕事」について新たな見方を得ることができたように感じています。自己を通して仕事と関わることが、会社にも自分にも良い影響をもたらす様子が伝わってきました。(Mutsuko FFIのOBの大学2年生)
素敵な経験をありがとうございました。皆さんはどのような経緯で今の会社に入ったのか、その道を行くきっかけや動機はあったのか、それから今の役職や仕事に満足しているのか?などの疑問が生まれました。お返事をいただけたら、今後に活かしたいと思います。(Momoka 高校2年生)
池田エライザさんがアンバサダーに就任されたと仰っていましたが、アンバサダーを選ぶ基準みたいなものはあるんでしょうか?モデルさんの選び方次第で、ブランドの印象は変わるのでしょうか?(Ayane 中学2年生)
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YKKはこのほど、学生を対象としたファッションデザインコンテスト「YKKファスニングアワード」の受賞者を発表した。アパレル部門のグランプリは香蘭ファッションデザイン専門学校の行廣賢太さん、ファッショングッズ部門のグランプリは文化服装学院の鄭振甫(てい・しんふ)さんが受賞した。グランプリ受賞者には賞金100万円、優秀賞には20万円、特別賞には10万円が贈られる。
「YKKファスニングアワード」は学生向けのコンテストとしては日本最大級のコンテストで、今年で21回目。今回は全国から7879点の応募があった。YKKファスニングアワードの歴代受賞者には「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」の丸龍文人(第3回優秀賞)デザイナーらがいる。審査員はアーティストの舘鼻則孝、「ソマルタ」の廣川玉枝、デザイナー/モデリストの坂口英明、デザイナーの藤田恭一、アーバンリサーチの村手謙介「バイヤーズセレクト」ブランドディレクター、大谷裕明YKK社長が務めた。
■第21回「YKKファスニングアワード」受賞者
アパレル部門
グランプリ:行廣賢太(ゆきひろ・けんた、香蘭ファッションデザイン専門学校)
優秀賞:KIM BOBAE(きむ・ぼべ、東京モード学園)
審査員特別賞:苗田(びょう・でん、名古屋モード学園)
YKK特別賞:石川泰生(いしかわ・たいせい、文化服装学院)
ファッショングッズ部門
グランプリ:鄭振甫(てい・しんふ、文化服装学院)
優秀賞:金山大智(かねやま・だいち、文化服装学院)
審査員特別賞:中島萌(なかじま・もえ、文化服装学院)
YKK特別賞:竹井雅孝(たけい・まさたか、ヒコ・みづのジュエリーカレッジ)
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製造業には、他社から依頼を受けて商品を代理で製造するOEM(Original Equipment Manufacturing)というビジネスがある。食品から機械、金属まであらゆる業界にOEMがあり、アパレルも例外ではない。コレクションブランドから量販メーカーまで、多くのブランドがOEMを活用する。
東京・秋葉原と浅草橋の中間にひっそりとビルを構えるハイセンヰは、アパレルの中でもニットに特化した老舗OEM企業だ。「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」「アンダーカバー(UNDERCOVER)」「ビズビム(VISBIM)」など、国内の名だたるデザイナーズブランドを手掛けている。50年以上前に、靴下工場に糸を売る“糸商”として創業し、ニットのOEM企業と合併して今の業態となった。約10人の従業員が在籍し、20〜30年働くベテランもいる。「入社当初はわけがわからず、とにかく営業に付いて回って食らいつきました」と振り返る福地さん。例えば仕様書は、「そもそもサイズや資材、細かな仕様をどう伝えればいいのか分からない。しかも、データでいい工場もあれば、紙じゃないといけないところもある」。先輩が書いた仕様書や同じブランドの過去のものを大量に読み、必死に真似した。「自分で書けるようになったのは、ここ数シーズンです」。ブランドの依頼形式もさまざまだ。「ディテールまで明確にしたデザイン案をくれるブランドもあれば、『こんな感じで』とニュアンスだけで依頼されることもあります。デザイナーの意図を汲み取り、具現化するため、糸や素材、色、編み、加工のあらゆる知識が必要。毎日が勉強です」。
福地さんは、文化服装学院でファッションを学んだ。最初は布帛(織物)をメーンとする服装科だったが、「どうしてもニットがやりたい」と2年生の春にニットデザイン科に転科した。「布帛は生地のベースがあって、布を買って作ることが多いけど、ニットはどういう糸にするか、どういう編みにするか、どういう加工にするかなど無数の選択肢がある。それが面白いんです。それと、自分の手ですぐに作れることも魅力です」。
卒業後は、メンズブランドを手掛けるアパレル企業に入社。デザイナーとして、商品企画から展示会の運営、量産管理までを行った。「ブランドで働くのもすごく楽しかった。でも、取引先の工場やセレクトショップが大きく変わることがなく、『もっと広い視野でアパレルを見たい』と、ハイセンヰに転職しました」。OEMには、デザイナーという肩書きはない。それでも、物作りの喜びは変わらない。「ファーストサンプルを見て、バイヤーやプレスの人に『かわいい』といってもらえると本当にうれしい。お手伝いした商品が店頭に置いてあったり、雑誌に載っていたりすると、『次も頑張ろう』と励みになります」。
12月から1月は、複数ブランドの納期が重なる繁忙期。工場はキャパシティの限界まで稼働するため、資材一つでも納品が遅れれば生産スケジュール全体が後ろにずれ込む。現場の緊張感も高く、「こんな仕様書じゃ分からない」「資材の納期はどうなってるんだ」と注意を受けることもしばしばだ。「納期前はいつもヒリヒリします。でも、その緊張感があってこその物作りだし、それだけみんな本気でやっている。プレッシャーも感じますが、腕の見せ所でもあります」。量産した商品が無事に納品されても、ブランドのイメージと異なる場合もある。「起毛加工が足りなかったり、フリンジのねじれが甘かったり。工場にお願いする時間がないときは、自分たちでブラッシングしたり、ねじねじしたりしています。フィジカルなものづくりだから、予想外のことがたくさん起こるんです」。
OEMで働く中で、業界の課題も実感した。ブランドに納品するサンプルは、「平均はサード、うまく行けばセカンド」で完成する。しかし、納品しても展示会に出ず量産化に至らないことや、オーダーがつかないこともある。「フォースサンプルまで作ってボツになることもあります。工場は量産化も見据えてやってくれているので、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。業界を盛り上げるには、こういったシステムの課題を解決することも必要だと感じています」。
「今後は、日本生産で海外ブランドと取引したい」と夢を膨らませる福地さん。「まずは、もっと知識を増やして多様なブランドに対応し、仕事を円滑に進められるサポートをする人材になりたい。タッグを組んでいる営業はもちろん、DCブランドの全盛期を支えたニットの“生き字引”みたいな先輩もいるので、彼らからたくさん吸収していきます」。
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こんにちは。
バーニーズ ニューヨーク ウェアハウス横浜店・二子玉川店にて、1月7日(金)から1月10日(月・祝)までの4日間限定で特別なセールを開催いたします。
国内外ブランドのアイテムが、セール価格から最大70%オフでお求めいただけます。
ウィメンズ・メンズともにコート・アウターウェアやニットといったウェアから、バッグやスカーフといったアクセサリーのほかジュエリーなどがラインナップいたします。
バーニーズ ニューヨーク ウェアハウス横浜店は、バーニーズ ニューヨーク横浜店の6Fに位置し、横浜店へのお出かけの際に併せてお得なショッピングをお楽しみいただけます。
また、2021年8月5日(木)より期間限定で二子玉川ライズ・ショッピングセンターのテラスマーケット1Fにて営業しておりましたバーニーズ ニューヨーク ウェアハウス二子玉川店は、1月10日(月・祝)をもちまして閉店させていただきます。
こちら↓は二子玉川店の様子です。
これまで足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
二子玉川店閉店前最後の機会にぜひお立ち寄りください。
▼バーニーズ ニューヨーク ウェアハウス横浜店はこちらから
https://www.barneys.co.jp/stores/outlet/yokohama/
▼バーニーズ ニューヨーク ウェアハウス二子玉川店はこちらから
https://www.barneys.co.jp/stores/outlet/futako_tamagawa/
※ウェアハウス二子玉川店閉店後のお買上げ商品のお問合せにつきましては、バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンターにて承ります。
バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター
TEL: 0120-137-007(受付時間 11:00 – 20:00)
WAREHOUSE SALE
1/7 FRI. – 1/10 MON. バーニーズ ニューヨーク ウェアハウス横浜店 / 二子玉川店
※セール準備のため、バーニーズ ニューヨーク ウェアハウス横浜店は1月6日(木)は休業とさせていただきます。
バーニーズ ニューヨーク横浜店は通常通り営業いたします。
※イベント内容は都合により変更となる場合がございます。予めご了承ください。
香りを楽しむニーズの高まりとともに、フレグランスカテゴリーが盛り上がっている。そこで、ビューティに精通した“美容通”は普段からどのようなフレグランスを使っているのか「推しフレグランス」を調査した。お気に入りの付け方やフレグランス購入のポイントなども紹介する。回答者は、ビューティライターの石塚久美子氏、「beautyまとめ」エディターの右原香織氏、講談社「栗原はるみ」編集長の片岡千晶氏、フリーランスビューティPRのくるすあつこ氏、「ツィギー(Twiggy)」の松浦美穂オーナースタイリスト。
――推しフレグランスは?
片岡千晶「栗原はるみ」編集長:雑誌ミモレ、日経Aiビューティの編集を担当してきたので、いろいろな香水を使う機会がある。「フレッシュ(FRESH)」“ヘスペリデス グレープフルーツ”(※日本では並行輸入品のみの展開)は、料理家である栗原はるみさんの新雑誌「栗原はるみ」の編集長をすることになり、栗原さんが長年愛用する香水ということで知った。ピュアで混じり気がない素材の香りで、潔いのが気に入っている。グレープフルーツがすっきり爽やかでキリッとしていて、その日の気分や服装のイメージに合わせて使っている。
くるすあつこフリーランスビューティPR(以下、くるす):「シンピュルテ(SIN PURETE)」の“マインドフルフレグランス/Purification of Mind(心の浄化)”(100mL、税込3905円)は、仕事からプライベートモードになりたいときに使っている。トップノートがオレンジ&ユーカリで心をリフレッシュさせてくれる。ミドルノートのラベンダーの香りで心がゆっくりと落ち着き、リラックスモードに。気持ちのスイッチの切り替えをしたい時に最適だ。
松浦美穂「TWIGGY.」オーナースタイリスト:「ユメドリーミン(YUMEDREAMING)」“エピキュリアン グロス&パフューム 「i」”(30mL、5280円)。ジャスミン、ローズ、ネロリにベルガモットなど、オーガニック植物成分からできていて髪の毛だけでなく全身に使用することができる。他に、「セントオブヨーク(SCENT OF YORK.)」の“FETISH”(37.5mL、税込3万3000円※数量限定)と「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」の“オー・トリプル リケン・デコス”(75mL、税込1万9520円)は、植物由来の水香水。瞬間的に華やかな香りなのに爽やか感、ナチュラル感が心地良い。基本的に、どの香水を使う時もベースに“エピキュリアン グロス&パフューム 「i」”を、髪の毛から首すじ、手、足など全身につけてから、その日の気分で足している。
石塚久美子美容ライター(以下、石塚):「イソップ(AESOP)」の“ローズ オードパルファム”(50mL、税込1万9800円)を発売時から愛用。特に秋と冬に使うことが多い。ローズはフローラルの女王として知られ、甘美な芳香、時には生花のローズのような酸味などが際立ったものが多く、女性ホルモンの働きを促してくれるといった魅力を感じている。ただ、個人的には「ローズ然」としているとやや酔ってしまう感じがあり敬遠していた。この“ローズ オードパルファム”は、ローズ・シソ・グアヤクウッドが主要成分で、和ハーブの代表であるシソ、スモーキーでアーシーなグアヤクウッドなどが合わさることで、フローラルが潜んだグリーンウッディな香りに仕上がっている。一般的なローズの香水のイメージから良い意味で逸脱しているところが最高。ファッションでいえば、シャツにデニムにチェスターコートなどのスタイリングに、スカーフやアクセサリーなど遊び心のある小物使いでフェミニンかつラフにこなしているような雰囲気。私が理想とする女性像に一番近い。あからさまなフェミニンではなく、光景でいえば都会の中の樹々や緑が多い場所にひっそりとローズが咲いている印象。
「ダウンパフューム(DAWN PERFUME)」もおすすめ。ブランドを代表する“フォーミュラX”というその人自身の肌の匂いを強調する働きのある香りというフレグランスがとてもユニークだ。調香はアメリカのコロラド州で暮らすパフューマーが行っている。ブランドのディレクションを手掛ける杏喜子氏に、5年前に「SMELL&TELL」というカウンセリングを行ってもらった。カウンセリングでは人が持つ肌の匂いを9つに分類しており、私はSWEETに属するとのこと。フローラル系やグルマン系など甘めの香りに食指が動かないとずっと思っていたところ、それは香りが自分の肌の匂いとまじって時間が立つとより甘ったるくなって酔ってしまう傾向があると聞き、とても納得した。浄化がテーマの“タージ ガーデン” (30mL、税込1万1550円)と“ベジマット”(30mL、税込1万1550円)はすっきりと爽やかな香り。タージガーデンは、フレッシュな柑橘系のトップノートにさりげなくケールを合わせて青さを高め、ハートノートのフローラルにジンジャー、ベースノートにターメリックなど、少しヒネリのあるスパイス使いがいい。“ベジマット”は、日本のためにゼロからつくられた香りというだけあって、お寺や神社で清める習慣を持つ日本人の感性にとてもなじむと思う。トップノートは、ベルガモット、そして、ローズウッド、ヒノキ、黒胡椒とウッディ&スパイス。スッキリしているので香水が苦手な方も最初のひと嗅ぎで拒絶、ということがまずない香り。堅い仕事の時には“ベジマット”のみ、デイリー使いではより快活な気分になれる“ベジマット”に“タージガーデン”をレイヤリングするのが好きだ。
右原香織「beautyまとめ」エディター(以下、右原):「ヒロコ.ケイ(HIROKO.K)」のオーガニック香水はどれも嫌味のない香りで、つけているというよりも、肌からふんわりと香るイメージ。自分の体臭が変わったかのような気分になる。特に“スピリットオブウッド”(15mL、税込6600円/50mL、税込1万4300円)は、癒しの香りでおすすめ。オーナーのhiroko氏はプロの調合師で、求めている香りを即座に見つけてくれる。
――普段、香水をどのように使っている?また、マイルールがあれば。
右原:お気に入りの香水は寝る前につけている。
くるす:寝る前に1プッシュ。自然と心を整えリラックスしたい時に香りの力を用いている。
石塚:購入前に、テスターなどで試し、酸化した場合や自分の体に触れたときに匂いがどのように変化するか確かめてから購入するようにしている。ムエットではいい香りと思っても、自分の皮脂や常在菌と混ざりあい、時間が経つと何か違うということがある。買う時は焦らず、その香りをまとって1日過ごしてみるのがマイルール。
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