箱根駅伝2022は「アシックス」が復活 社長直轄プロジェクトが奏功

 年始の風物詩である箱根駅伝が2〜3日に開催された。“歴代最強”とも言われる青山学院大学が大会新記録を打ち立て、2年ぶり6度目の総合優勝を果たした。

 選手の走りと並んで注目されるのが、足元を支えるシューズだ。前回大会では「ナイキ(NIKE)」着用者が全体の95%を占める201人だったが、今回は出場210人のうち、「ナイキ」着用者が154人、「アディダス(ADIDAS)」が28人、「アシックス(ASICS)」が24人、「ミズノ(MIZUNO)」が2人、「ニューバランス(NEW BALANCE)」「プーマ(PUMA)」が各1人と、他社も追い上げた。

 中でも、大きく巻き返したのが「アシックス」だ。前回大会での着用者ゼロから、今年は早稲田大学や帝京大学などを中心に支持を伸ばした。

浮上を誓い社長直轄のプロジェクト発足

 「アシックス」は箱根駅伝の定番シューズとして長年支持され、2017年には着用率トップを誇っていた。しかし、「ナイキ」がカーボンプレート内蔵の“厚底シューズ”を開発した18年以来、存在感が徐々に薄まり、昨年ついにレースから姿を消した。

 “再び頂点に”を誓った同社は、エリートランナー向けのシューズ開発プロジェクトを発足。廣田康人アシックス社長の直轄プロジェクトとして、迅速な意思決定のもとに商品開発を行った。

“アスリートに寄り添うシューズ”

 プロジェクトメンバーは商品開発にあたり、膨大なアスリートの走行データを検証した。そして「速く走ろうとする動作は人によって異なる。ここに、ソリューションのヒントがあるのでは」と考えたのが、同プロジェクトを率いる竹村周平部長だ。足と地面との間に距離がある厚底シューズはコントロールが難しく、シューズに合わせた走り方が求められるとも言われる。そこで、選手の走行スタイルに合わせて好みのモデルを選べる“メタスピード(METASPEED)”シリーズを考案した。「スピードとともに歩幅が広がるストライド走法と、歩数を増やすピッチ走法の2つのスタイルに大別し、それぞれかかとの厚みや傾斜を変えた。加えて、推進力を持ちながら、安定した接地感覚も備える。アスリートがシューズに合わせるのではなく、シューズがアスリートのスタイルに寄り添う。これが、箱根での支持拡大につながったのでは」と竹村部長は振り返る。

区間賞続出のニューイヤー駅伝

 箱根駅伝は、全10区のうち8区の区間賞受賞者が「ナイキ」で、残りは「ミズノ」「アディダス」だった。しかし、元旦に開催された、実業団が参加するニューイヤー駅伝では、 “エース区間”と呼ばれる4区をはじめ、5つの区間で“メタスピード”着用者が区間新記録を打ち立て、記録でも存在感も見せつけた。着用率は前回大会の1.6%から15%まで上昇した。

 「アシックスの復活を印象づけられた」と竹村部長は手応えを感じており、「現在、マラソンシューズだけでなく、長距離レーシングスパイクも開発中。発表を楽しみにしてほしい」と続けた。

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土屋鞄製造所が“食べられない”レザーチョコ バレンタイン向けの新作アイテムを発売

 土屋鞄製造所は、レザーをチョコレートに見立てた“レザーチョコレート”コレクションから、マウスパッド(税込8800円)とコインケース製作キット(同6600円)を直営店とオンラインストアで1月13日に発売する。チョコレート専門店をイメージした限定ボックスとラッピングも用意する。

 マウスパッドには、チョコレートらしさを追求してオイルレザーを使用している。コインケース製作キットには愛らしいハートモチーフを刻印しており、クラフト体験ができる革パーツなどの材料や手縫い針、紙やすりなどのツールがセットで付く。どちらも本物のチョコレートのような立体感あるデザインが特徴だ。

 土屋鞄製造所は、毎年のバレンタインデーに向けて、“大切につくられたものを、大切な人に贈る”をテーマにした“レザーチョコレート”コレクションを発表している。

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「クラランス」の人気オイルリップに春限定カラー 化粧崩れ対策ミストも春の装い

 「クラランス(CLARINS)」は2月4日、2022年のスプリングコレクションを発売する。アイテムはアジアゆかりの植物である天人花(テンニンカ)にインスパイアされた香りとパッケージのフェイスミスト“フィックス メイクアップ” (50mL、税込4400円)のほか、 “コンフォート リップオイルインテンス”(7g、同3520円)は限定カラーを用意する。

 化粧崩れ対策として人気の“フィックス メイクアップ”はボトルに天人花をデザイン。春の訪れを感じさせる軽やかな香りに仕上げた。

 2020年の発売以来、色持ちのよさとオイルベースのツヤ感が支持を集めブランドを代表するアイテムに成長した“コンフォート リップオイルインテンス”は肌なじみの良いピンクベージュの“ウォームローズ”とパール感のあるシマーなヌードピンクが特徴の“ローズペタル”の2色。

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大丸松坂屋がAI顔認証で来店客分析 ドコモと協業

 大丸松坂屋百貨店はNTTドコモと協業し、AI(人工知能)による顔認証システムを活用した来店客のデータ分析の実証実験を行う。大丸東京店4階のショールーミング型売り場「明日見世(アスミセ)」で1月12日から開始する。

 売り場に設置した複数台のカメラで、来店客の性別や年代といった属性、滞在時間などを記録する。そのデータを基に売り場のレイアウトやブランドラインアップを改善したり、売り場の取り扱いブランド側にもフィードバックし、商品開発などに生かしたりといった活用を想定する。画像認識システムは、米シアトルのテック企業RealNetworksのソフトウエアを搭載。マスク着用時などでも99%以上の精度で性別、年齢などの推定が可能という。

 「明日見世」は同社初のD2Cブランドのショールーミング型(店舗は商品を陳列するのみでECで販売する形態)ストアとして2021年10月にオープン。アンバサダーと称するスタッフが、商品の魅力をじっくりと伝えることに重きを置いた新しい売り場だ。オープンから3カ月がたち、「これまでの百貨店の売り場とは異なる、さまざまな年齢層やニーズを持ったお客さまが来店されている」と同社。「ここでの分析結果は『アスミセ』に限らずさまざまな売り場作りに生かすことができる」とみる。


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ユニクロ12月度は11%減 気温高く5カ月連続の前年割れ

 専門店チェーン、セレクトショップの2021年12月度売上高(既存店ベース)は、月前半から半ばにかけて気温が高く推移したことで、前年を割り込んだという声が目立つ。年末以降は寒波で気温も下がっている。年末年始商戦は「悪くない」という声が多い。

 国内ユニクロは前年同月比11.1%減と、21年8月以降5カ月連続の前年割れ。21年8月期決算会見で予見した通り、厳しい状況が続いている。「12月26日以降は気温も下がり、年末祭も好調だったが、それまでの期間が温かったことで、防寒商品全般の動きが鈍かった」と広報担当者。

 一方で、コロナ禍以降業績回復が目立つ「ファッションセンターしまむら」は、同1.6%増と気を吐いている。同社は11月21日〜12月20日での集計のため、気温が下がった月末が入ればさらに数字が伸びていた可能性はある。「冬用の機能素材の肌着やタイツ、ダウンジャケットなどが売れた」(発表資料より)ことに加え、「ミセス・シニア向けでフォーマル関連商品も復調傾向が強まった」。

 良品計画の「無印良品」は同1.7%減。「実店舗の既存店売り上げは前年実績、予算共に上回っている」(広報担当者)といい、前年割れはECの不調によるもの。「以前からECのUI/UXは課題と認識しており、順次改善を重ねている」。12月29日〜1月3日は「既存店売り上げ、客数ともに前年同期比2ケタ増だった」。

 ユナイテッドアローズは同16.4%増と大幅増。ただし、前年12月は一昨年に対し21.7%減と大きく落としていたため、その反動分もある。「期初の想定に対し、消費の回復は若干弱め。しかし回復の度合いは10月から徐々に強くなっている」(広報担当者)という。年明けの販売に関しては、「比較的手応えはよい」。

 アダストリアは、明日6日に12月度の月次を発表する。

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「タカシマヤ ゲートタワーモール」が5周年を機にリニューアル 「アメリ ヴィンテージ」などが東海エリア初出店

 JR名古屋駅直結の「タカシマヤ ゲートタワーモール」は4月に5周年を迎え、リニューアルを実施する。ファッションやコスメを中心に11ショップ(うち6ショップは東海エリア初進出)を新規オープンし、2~4月にかけて順次開店する。

 「アメリ ヴィンテージ(AMERI VINTAGE)」や、インフルエンサー加藤愛里が2021年に立ち上げたファッションブランド「ティーナ:ジョジュン(TINA:JOJUN)」、仏ブランド「セント ジェームス(SAINT JAMES)」。インスタグラムで30万人以上のフォロワーを持つMANAMIがプロデュースするEC発のコスメブランド「アイアム(AIAM)」、沖縄発のスキンケアブランド「スイサボン(SUISAVON)首里石鹸」、世界中からニッチな香水を集めた専門店ノーズショップ、地元・愛知県発のフェムテックブランド「ワフィト(WAPHYTO)」。ピアス・イヤリング専門ブランド「ミミサンジュウサン(MIMI33)」、ジュエリーブランド「ノワール ド プーペ(NOIR DE POUPEE)」。雑貨店ベーシック&アクセント、スーモカウンターが続々オープンする。

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箱根駅伝優勝の青学駅伝チーム公認メニューを公式ボディーケアパートナーの「りらくる」が提供開始

 全国で「りらくる」ブランド614店舗を展開するりらく(大阪、伊佐治岳生会長)は、公式ボディーケアパートナーで、「第98回箱根駅伝」で総合優勝を果たした青山学院大学の駅伝チームに提供している施術と同様のメニュー「青学/駅伝チーム公認 ランナーズ・パック」を1月2日から都内全60店舗で、10日から広島県内の全14店舗で開始する。通常価格税込4360円、アプリ・シニア会員価格3980円(ともに60分)。

 同社によると、「ランナーが酷使する太ももやふくらはぎなどを重点的にケアし、またヒップから下肢外側へアプローチすることで癒やしを感じてもらえる」もので、「特にセルフケアではカバーし切れないときに利用してほしい」という。

 青学/駅伝チームの原晋(すすむ)監督は「われわれは『りらくる』の協力を得て、組織として“故障させない体制づくり”に取り組んでいる」と述べ、りらくは「日々激しいトレーニングを行っている青学/駅伝チームの選手に対して、それぞれの疲労部位や体の特徴を考慮した施術を提供しており、好評いただいている。トレーニングの前後にボディーケアを行うことはアスリートのみならず、市民ランナーにも必要と考え、本サービスをスタートした」と話す。

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ユナイテッドアローズ22年春夏 鮮やかなカラーと柄で溢れるポジティブムード

 ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS、以下UA)ウィメンズの2022年春夏は、「エンパワーメント」をテーマに、自然に着想を得た鮮やかなカラーと柄でポジティブなムードを打ち出す。得意のトラッドスタイルはリラックス感を大切に、フリルなどフェミニンな要素を加えて提案する。

 ブレザーはリネン素材で軽快な印象に。フリルをあしらったクロップド丈のブラウスと鮮やかなブルーのストライプスカートを合わせてカラーを取り入れ、リラックスしたスタイリングを提案する。柄物は自然のパワーを感じさせる植物柄のほか、ボーダーやギンガムチェックなどのフレンチ柄のアイテムを強化した。

 今シーズンデビューする中島輝道デザイナーによる「テルマ(TELMA)」も新規導入した注目ブランドの1つ。浅子智美ウィメンズファッションディレクター兼バイヤーは「ハッと気分が上がる、繊細な柄の表現に惚れた。今までにあまりない斜めからの提案のように感じた」と話す。

 オリジナル商品は、これまで顧客層が買いやすい値段を前提にしていたが、「お客さまに付加価値のある提案」を念頭に、ブラウス、パンツ、ニットは3万円代へ、ブルゾンは5万円代と価格レンジを引き上げた。浅子ディレクターは、「コロナ禍でカジュアルアイテムが売れるかと想定したが、実際はドレスパンツが伸びた。ドレス軸のアイテムが好きなお客さまのニーズを見極め、自分たちが作りたい商品で確実に響かせていく」と話す。

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SDIがサステナブルに特化したテキスタイルブランドを発売

 SDIはサステナビリティに配慮したテキスタイルブランド「クストディオ テリウス(CUSTODIO TELLUS )」を2022年3月から販売する。「大手企業がコストや様々な問題で着手できない現状を踏まえた」取り組みになるという。

 同社は、伊藤忠商事の「レニュー(RENU)」、日本環境設計の「ブリング(BRING)」、三井物産アイ・ファッションの「ピュアスレッド(PUR THREAD)」、三山のポリ乳酸繊維PLAなどの開発についてのアドバイザーとして関わってきた。シキボウや豊島とも素材開発を取り組んでいる。「クストディオ テリウス」はそのネットワークを生かしたテキスタイルをアパレルメーカーに向けて販売する。たとえば生分解性やポリ乳酸(PLA)素材やリサイクル可能なポリエステル、オーガニックコットンを中心に混紡した高機能素材、後加工ではない抗菌、消臭、制菌素材などを採用する予定だ。

 SDIは2009年からオーガニックコットンに特化したアパレル「ヴィリダリ デセルタ(VIRI-DARI DESERTA)」をスタートし、BtoCで販売している。渡邉俊介SDI社長の家業であるOEMメーカーのイングは布帛、カットソーの縫製工場でもあり、西川の寝具に加え、アウトドアアイテムなどを製造している。同社長は「ヴィリダリ デセルタ」を通じて環境問題に関心を深め「衣料や繊維ゴミといった環境問題に踏み込むうちに、化繊へのアプローチもできないか」と模索。2020年にゴルフラインをスタートし再生ポリエステルとオーガニックコットンの混紡糸を用いたポロシャツなどを発売した。元サッカー選手である渡辺社長は「ほかのスポーツをする多くの人が楽しむのがゴルフ。だからゴルフを選んだ。スポーツをする人にこそサステナビリティを意識してほしい」と言う。

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SDIがサステナブルに特化したテキスタイルブランドを発売

 SDIはサステナビリティに配慮したテキスタイルブランド「クストディオ テリウス(CUSTODIO TELLUS )」を2022年3月から販売する。「大手企業がコストや様々な問題で着手できない現状を踏まえた」取り組みになるという。

 同社は、伊藤忠商事の「レニュー(RENU)」、日本環境設計の「ブリング(BRING)」、三井物産アイ・ファッションの「ピュアスレッド(PUR THREAD)」、三山のポリ乳酸繊維PLAなどの開発についてのアドバイザーとして関わってきた。シキボウや豊島とも素材開発を取り組んでいる。「クストディオ テリウス」はそのネットワークを生かしたテキスタイルをアパレルメーカーに向けて販売する。たとえば生分解性やポリ乳酸(PLA)素材やリサイクル可能なポリエステル、オーガニックコットンを中心に混紡した高機能素材、後加工ではない抗菌、消臭、制菌素材などを採用する予定だ。

 SDIは2009年からオーガニックコットンに特化したアパレル「ヴィリダリ デセルタ(VIRI-DARI DESERTA)」をスタートし、BtoCで販売している。渡邉俊介SDI社長の家業であるOEMメーカーのイングは布帛、カットソーの縫製工場でもあり、西川の寝具に加え、アウトドアアイテムなどを製造している。同社長は「ヴィリダリ デセルタ」を通じて環境問題に関心を深め「衣料や繊維ゴミといった環境問題に踏み込むうちに、化繊へのアプローチもできないか」と模索。2020年にゴルフラインをスタートし再生ポリエステルとオーガニックコットンの混紡糸を用いたポロシャツなどを発売した。元サッカー選手である渡辺社長は「ほかのスポーツをする多くの人が楽しむのがゴルフ。だからゴルフを選んだ。スポーツをする人にこそサステナビリティを意識してほしい」と言う。

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「ジョルジオ アルマーニ」などがミラノメンズのショーを急遽キャンセル コロナの感染再拡大で

 「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」と「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」は、ミラノで1月15日と17日に発表予定だった2022-23年秋冬コレクションのショーを中止する。欧州における新型コロナウイルスの感染再拡大を受けての決断だ。デジタルでの発表は予定していない。また、「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」は1月24〜27日に行われる22年春夏オートクチュール・ファッション・ウイークへの参加中止を見込んでいる。

 アルマーニ社は、「大変残念だが、感染状況が悪化していることを慎重に受け止め、今回の決断に至った。ファッションショーは代えがきかない大切な存在だが、従業員や市民の安全と健康を何よりも優先しなければならない」と説明した。

 2022-23年秋冬シーズンのミラノ・メンズ・コレクションは、1月14〜18日に開催する。前シーズンまでパリ・メンズのスケジュールで参加していた「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」と「1017 アリックス 9SM(1017 ALYX 9SM)」も名を連ねている。

 なお「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」は、やはり感染再拡大に伴い、1月11〜13日に開催されるメンズファッション最大の見本市、ピッティ ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMAGINE UOMO)への出展を取りやめると発表した。

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「YSL」のブランドアンバサダーにJO1が就任 男性のアンバサダー起用は初

 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT 以下、YSL)」は1月5日、期間限定でオフィシャル ビューティ パートナーとして活動していたJO1を2022年から正式にブランドアンバサダーに起用したことを発表した。男性のブランドアンバサダー起用は初となる。

 同日行った就任会見にJO1が登壇し、メンバー全員が1月14日発売の新作リップ“ルージュ ヴォリュプテ キャンディグレーズ”(全9色 4730円)を使ったメイク姿を披露した。美容担当と言われるほど美容通の大平祥生は「アイシャドウなどは控えめにして新作リップの艶感を活かしたメイクにしました」とメイクのポイントを紹介。シロップのような艶とケア効果の高い仕上がりが特徴の同商品について川西拓実は「本当に付け心地が良く、何度でも塗りたくなるリップです」、白岩瑠姫は「乾燥が気になる季節にメイクをしながらリップケアもできる素晴らしいアイテムです。透明のカラーもあるので男性にもおすすめです」とコメントした。さらに、男性初のブランドアンバサダー就任について鶴房汐恩は「男性初のアンバサダーということで、僕らが大きな花火を打ち上げたいと思います!」と意気込みを語り、会場の笑いをさそった。

 会見の後半ではメンバーが書き初めで新年の抱負を発表した。佐藤景瑚は大きなハートを描き、「愛です。今年はたくさんの人に愛を伝えたいです」と語り、木全翔也は大胆な手形、豆原一成は「踊」、河野純喜は年男で「寅」、川尻蓮は新作リップにかけた「ハイブリッド」と個性豊かな書き初めが並んだ。最後に與那城奨は「JO1は3年目を迎えます。初心を忘れずに『YSL』と色々な仕事をしていきたいと思っています。これからも世界に向けて発信していくので、よろしくお願いします」と締めくくった。

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変わる百貨店初売り セール対象外の冬物や春の新作も売れる

 百貨店の2022年初売りが始まった。感染状況が増加傾向にあった昨年と比較すると、売上高・客数ともに上向いている。各社とも混雑回避のため、クリアランスセールは21年末からすでに前倒し実施しており、福袋はEC販売の比重を大きくした。初売りの店頭では、セール商品だけでなく、今すぐ使える防寒着や春の新作などのニーズも高まっている。

 そごう・西武は売上高と客数(1月1日単日)がともに前年比6割増だった。「コートがセール品だけでなく対象外品も好調で、10万円以上のコートがよく動いた」(同社)。三越伊勢丹の都心3店舗(伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店)では1月2日単日での売上高、客数が前年から3割増。前々年(20年)との比較では3割減だった。「(セールにかからない)ラグジュアリーブランドや春の新作をお求めのお客さまも例年以上に多かった」。高島屋日本橋店では初売り初日(1月2日)の開店前に約2000人が列を作った。これは店頭での福袋販売を取りやめた昨年の4倍。今年は福袋の在庫の半分ずつをオンラインと店頭で販売した。

 また4日、百貨店主要5社が21年12月度売上高速報を発表し、全社が前年同月比プラスとなった。三越伊勢丹が前年同月比14.0%増、高島屋が同10.2%増、そごう・西武が同5.9%増、大丸松坂屋百貨店が同12.4%増、阪急阪神百貨店が同15.9%増。5社そろっての増収は3カ月連続。

 外出機会の増加と本格的な防寒着ニーズの高まりが相まって、重衣料がよく売れた。三越伊勢丹両本店(伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店)は、衣料品カテゴリーが前年同月比2割増、一昨年との比較でも微増。「一部の優良顧客だけでなく、全体的に購買率が上がってきている」と同社広報。高島屋は婦人・紳士服が前年同月比15%増だった。「消費増税のあった一昨年、外出ができなかった昨年と、しばらく買い控えていたお客さまがお出かけ着を新調されているのでは」(同社)と分析する。阪急阪神百貨店の阪急うめだ本店も、婦人服が3割増と好調だった。

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製薬会社のロートが香りのラボを立ち上げた理由 メンタルケアにも注力し「真のウェルビーイングを実現する会社」へ

 ロート製薬は3年前に香りのオープンイノベーションラボ「べレアラボ(BELAIR LAB)」を開設し、以来香りの新たな可能性の探求と研究を行っている。これまで感覚で捉えられてきた香りを感性デザインで科学的に検証し、そのメカニズムを商品開発や生産性向上に活用している。ドラッグストアの「トモズ」と香りの店舗デザインを共同開発したり、2022年シーズンから日本プロサッカーリーグ(J3)に加盟する「いわきFC」の選手と香りがもたらすパフォーマンスへの影響を研究したり、香りのコンサルティングや空間デザインを手掛けたりするなど、幅広くサービスを提供している。さらにBtoC向けには調香師のクリストフ・ロダミエル(Christophe Laudamiel)氏と共にフレグランスアイテムを展開。現在ECサイトを始め、丸井などが出資する体験型店舗「ベータ(B8TA)」でも取り扱われている。医薬品や化粧品を中心に商品開発をする製薬会社のロート製薬が、なぜ香りのビジネスに踏み切ったのかーー。その意図や狙いについて星亜香里ベレアラボ代表に聞いた。

WWD:べレアラボを立ち上げた理由は。

星亜香里ベレアラボ代表(以下、星):べレアラボは、2年前に始めた新規事業。ロート製薬の前はソニー(SONY)でカメラや解析機器などを作っていて、センシング技術に携わっていた。だがセンシングでいろいろ測っても、そのデータを何かに使う提案ができなかった。ある日調香師のクリストフのワークショップを受講し、ずっと前から興味を持っていた香りで何か新しいことができないかと思うようになった。香りの研究は未開拓な領域が多く、隠れた可能性が多くあると感じていた。ロート製薬は社会とのつながりを重視しており、香りで社会に役立つソリューションを提供できたら面白いのではないか。いわゆる自分の魅力を高めるための自己主張としての香りというよりは、コミュニケーションに使ったり、世の中が求めている癒しを与えたり、メンタルケアとして用いたりすることを考えた。

 ロート製薬も、これからは「心の充足の時代」と捉え、自分たちの会社の運営として「心の豊かさ」を重視したい思いがあった。人のQOLは五感で保たれているため、そこを重要視していきたいという指針があり、そこで新規事業として立ち上げることになった。

WWD:嗅覚の研究が遅れているのは日本だけの話?

星:いや、世界で遅れている。メカニズム自体がすごく難しくて。香りは分子の集合体で、匂いを感じることは化学反応。鼻がどのように匂いを嗅ぎ分けるかの仕組み自体が分かったのが、実は最近のこと。われわれは単品の香料や分子だけでなく、調香された香りを実際のフィールドでどう生かされるかを研究しており、それが業界でも珍しいと捉えている。たとえば弊社が開発したシトラスの香り「チアリング ベルガモット」をサッカー選手に使ってもらったら睡眠の質が上がったというフィードバックをいただいたが、こういったデータを商品やサービスに活用している。

サッカー選手と協業して
香りとパフォーマンスの関係性を研究

WWD:サッカー選手に着目したの理由は?

星:「いわきFC」という福島県いわき市のチームと協業した。「いわきFC」は日本サッカー界で最も科学的なクラブとして有名なプロチーム。遺伝子を分析し、遺伝子タイプに応じて、練習をオーダーメイドする手法を取り入れるなどフィジカルトレーニングを非常に科学的に行っている。ただ話を聞くと、メンタルケアはやれていないことが分かった。しかし若くてスキルがまだ発展途上の人ほど、メンタルケアは大事。プロ選手の日々のメンタルコンディショニングに香りを活用することができれば、一般の生活者への応用も広がる。科学的なアプローチに貪欲なチームだからこそできる研究だ。

 ほかにもeスポーツ界でも研究をしている。特にeスポーツは夜中まで試合をするので睡眠をコントロールできないという悩みをよく聞く。そこで被験者2人(男性と女性)に24時間・14日間、心拍モニターを装着してもらい、体のコンディションをモニタリングした。その結果、われわれが開発した「グリーン」という香りを提供したら、デジタル疲労の回復に有効だということが分かった。女性は寝るときの副交感神経の活性度が上がり、緊張しない状態で寝ることができた。一方の男性はゲームの勝率が上がり、パフォーマンス向上につながった。

 これらの研究により、香りはパフォーマンスやコンディションにさまざまな影響を与える可能性があることを実証できた。

WWD:ほかにもtoB向けのサービスで「トモズ」と協業した。

星:トモズは現在、店舗空間に香りを導入している。「トモズ」のブランドコンセプトをまず言語化してもらって、それを一つ一つ香りに変換した。さらにVRゴーグルを装着してもらい、店頭の映像を見ながらいくつかサンプルの香りを嗅いで、「明るい」「元気な」「清潔」というように、それぞれの印象を直感的に出してもらった。最終的に香りをマッピングをし、「トモズ」のコンセプトに合わせた香りを作った。香りで心地よい空間を作っていたが、それがお客さまや従業員に好評を得て、ハンドクリームも作ることになった。

WWD:香りがブランディングの手法としても今後活発化しそう。

星:匂いは、メッセージを届けられるもの。オレンジの匂いを嗅いだら「明るい」や「フレッシュ」など、共通してみんなが思う。だから嗅いだ人にフレッシュで明るい気持ちを与えたいなど、人の感性に働きかけることができる。感情のコミュニケーション、感情のマーケティングというのが香りでできる。目に見えないものの難しさはあるけれど、面白さもある。

WWD:「目に見えない」話をすると、表参道で行ったポップアップショップ・アートイベントで香りの言語化や視覚化に挑戦した。

星:香りは目で見えないからこそ、言語化や視覚化はとても重要。ただ多面的である上に、視覚情報などいろんなものに左右されやすいために、言語化がとても難しいものでもある。同じ香りでも「明るい」「元気」「輝き」と説明する言葉を変えるだけで感じ方が変わってしまう。でもそれはそれで面白い。われわれのフレグランスはラベルを全てグレーに統一しているが、それは色を使うと香りのイメージを決めつけてしまうから。人によっていろんな受け取り方があるという自由度が香りの魅力。解釈の余白がないと、面白くない。

WWD:効果と結びつけた香りといえば昔からアロマセラピーがある。

星:われわれが狙っているのはアロマセラピーのファンクショナル(機能的)な部分と、調香師が描く芸術的な世界を掛け合わせた新しい香りの形。今後両方をうまく掛け合わせた香りの可能性が広がるだろう。

WWD:日本の香水市場は小さいとよくいわれるが、だからこそチャンスを見出しているのか。

星:私も香りのビジネスに参入するとき、「日本は香水砂漠」といったことをたくさん言われた。業界にいる人ほど、口をそろえて言っていた。しかし、業界の外の人はそんなことを知らなくて、もっとほかの可能性があると思っている。

 日本で香りというと、いわゆる嗜好品の香水といったものか、アロマしかない。しかも香水のほとんどは海外製のものが日本に入ってきているだけ。だから市場が狭いように感じてしまう。実際、今まで香水が苦手という人ほど、べレアラボに興味を持ってくれている。だから日本人は本来、香りは嫌いではないはず。

「香りは一番、人間が人間たる感情やメンタル、
精神などに一番アプローチできるもの」

WWD:ロート製薬は目薬や胃腸薬、リップクリームなど、悩みに応えるソリューション型の商品が多い。それらはフィジカルな悩みだが、今後は香りを用いてメンタルな領域に足を踏み入れるのは面白い。

星:それをネガティブにやりたくない。メンタルというと、「暗い気持ちを解決します」といった考えをしがち。そうなると自分が暗い気持ちにあることを認めなければならないし、押し付けることになる。だからそこは、ロート製薬の製薬会社としてのスタイルとは離した。香り自体がとてもポジティブなものなので、ポジティブなアプローチにこだわった。

WWD:製薬会社が作る香りの強みは。

星:製薬会社の中でもロート製薬は薬を作っているが、本来は薬が要らないのがベスト、との考えを持っているほど。ただどうしても人間は不調になることもあるので、そこを薬で補うことは必要と考えるが、健康を支える方法はほかにもいろいろな方法があるはず。香りは一番、人間が人間たる感情やメンタル、精神などに一番アプローチできる。体だけでなく、心もイキイキとしている状態、ウエルビーイングに近づく一つであると考えている。

 香りは医薬品ではないので効果効能はいえないものの、きちんと研究に基づいて効能を実証した香りを作っているところが、製薬会社として香りを取り組むべきポイントなのではないか。われわれはコミュニケーションにも香りを使ってほしいと思っている。今後は家族や会社などより円滑な人間関係に香りを使って、優しい社会を作りたい。優しい社会があれば、おのずとみんなのメンタル面も良くなっていくと思う。香りがいろんなものを解決できるようになりたい。

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英国的レガッタストライプでいこう! 2022年はいよいよコスプレ・イヤー?

 1月11日が誕生日です。なかなか覚えやすいと思うのですが、ほぼ誰にも認識されていません(笑)。小学校時代は3学期の始業日と重なって、みな浮足立ってそれどころではなく、ハッピーマンデー導入後の2000年からは成人の日が第2月曜日となり、それに伴った3連休の発生で、これまたないがしろに……。

 ともあれ誰も祝ってくれないことにも慣れ、ずいぶん前から正式に“自分で自分を祝う日”としました。つまり買い物の正当化です!

 “今年は何にしよう?”と迷うこともなく、「アジャスタブル・コスチューム(ADJUSTABLE COSTUME)」のレガッタストライプの3ピースに決めました。なんと言っても、こちらの記事が大ヒットし、“おじさんもコスプレしていいんだ!”を再認識したことが大きいです。

 毎度、偏愛的モノ作りを見せてくれる「アジャスタブル・コスチューム」ですが、このレガッタストライプも当然のごとく生地からオリジナル。1863年創業の英国の老舗服地商ハリソンズ(HARRISONS)に、ストライプの配色やピッチから別注しています。また市場に流通するレガッタストライプ生地が、糸の入手しやすさや織布のしやすさから主にウール100%なのに対して、ウールとコットンの混率を1930~40年当時の7:3で再現しています。

 小高一樹デザイナーは「レガッタストライプの起源は、英国の大学対抗ボートレース『ロイヤル・ヘンリー・レガッタ』の際に着用したそろいのジャケット。だから出自の通り、あくまでスポーティーに着てほしいです」と話し、“ピッティくん”(イタリア・フィレンツェで開催されるメンズファッション最大の見本市、ピッティ ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMAGINE UOMO)でうろうろするコスプレチックな面々)よろしく、“ディンプル”(ネクタイの結び目の下に作るくぼみ)きっちりで撮影に臨んだ僕の襟元にそっと手を伸ばし、「ダメダメ、もっとラフにしなくちゃ」とゆるく結び直してくれました。おしゃれ超上級者のハズシですね!……というか、“裏の裏の裏”くらいまでイッてしまっていて、“こじらせ系”を自負する僕でもよく分かりません(笑)。

 ジャケット(税込10万8680円)はパターンをビンテージから起こし、バランスを今日的に調整。「後ろ身頃の背中心に縫い目がないのが、本物のレガッタストライプジャケットです」と小高デザイナー。パンツ(6万7980円)は2タックでほどよいボリュームをキープしつつ、テーパーを効かせて軽快さも出しています。ハイ、「WWDJAPAN」の書式上、価格も記載しましたが、当然、女房子どもには見せられません……。ちなみにベストは7万1280円です。

 とはいえ“馬子にも衣装”とはよく言ったもので、それなりに様になっているのではないかと思います(笑)。まだまだ予断を許さない状況ですが、ゴールデンウイークごろに“レガッタストライプ縛り”で着飾って、みなで葉山マリーナあたりで寄合ができたらいいねと言って別れたのでした。

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資生堂が創業150周年イベント「ア ビューティフル ジャーニー」開催 銀座本店4フロアで過去、現在、未来の美を巡る旅

 資生堂は1月3日から、資生堂銀座本店「シセイドウ ザ ストア(SHISEIDO THE STORE)」で創業150周年を記念したイベント「ア ビューティフル ジャーニー(A BEAUTIFUL JOURNEY)」を開催している。同イベントは1年を通じて開催され、期間ごとに異なるテーマを設定。過去、未来、現在の美を探究するさまざまなコンテンツを用意し、3月15日までは「本物を日常へ-東京・銀座 資生堂のアール・ド・ヴィーブル」をテーマにした展示を行う。

 期間中は店内1階で当時のライフスタイルシーンやアーカイブ、銀座の風景、150周年限定品の展示などを行う“ヘリテージゾーン”を展開。1872年の創業当初から同ブランドが商品やプロモーションツール、広告に込めてきた本物を日常に取り入れる生活美学「アール・ド・ヴィーブル」を巡る空間を創出した。

 また、2階はビューティーイノベーションを体験できるフロアとして、エイジングケアブランド「エフェクティム(EFFECTIM)」や「ザ・ギンザ(THE GINZA)」、「セルジュ・ルタンス(SERGE LUTENS)」のフラッグシップサロンなどを展開。3階は、エステティックサロン「エスパス クレ・ド・ポー ボーテ」やプロのヘアメイクアップアーティストとフォトグラファーによるスタジオサロン「ビューティーブーストバー」を設置し、4階ではビューティーカウンセラーによる美容レッスンやパーソナルビューティーセッションをはじめ、特別カフェメニュー、創刊85周年を迎えた資生堂の企業文化誌「花椿」のアーカイブ展示やトークイベントなどが楽しめる、食とカルチャー体験も提供する。

 会場内では、スマートフォンを利用した「ビューティーパスポート」で参加できるデジタルスタンプラリーも開催。コンテンツに隠されたアイテムを見つけ出すとギフトを贈る。

 さらに1月21日には、それぞれのライフスタイルに合わせ、顔、体、髪に好きなタイミングで使用できる新発想の150周年記念商品のオイル状美容液「万物資生 ライフデュー(LIFE DEW)」(税込4950円)を数量限定発売する。

 全てのコンテンツを利用できるパッケージ料金は15万円。そのほかの各種パッケージも数量・期間限定で用意する。

イベントの紹介動画

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POP UP STORE: NEXUSVII.

こんにちは。

 

古着やヴィンテージウェアへの造詣が深いことでも非常に有名なデザイナー 今野智弘氏が手がける<ネクサスセブンの期間限定ストアを1月8日(土)から1月10日(月・祝)までの3日間、バーニーズ ニューヨーク銀座本店B1にて開催します!

 

<ネクサスセブン>は2021年に創立20周年を迎えた日本のブランド。

優れたヴィンテージウェアなどにおける先人たちの知識、それらを受け継いだ専門的技巧を用いて現代に見合う服を作っており、数々の有名アーティストとコラボレーションした芸術性の高いアイテムもブランドの魅力のひとつです。

 

この時代だからこそ、生産背景やストーリーが語れるもの・これから先何年後も価値あるものとして提案できるアイテムをご紹介させていただきたいという私たちの想いから開催が決まった今回の期間限定ストア。

早速ラインナップするアイテムの一部をご紹介いたします。どれもブランド創立20周年を彩るスペシャルなアイテムです!

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こちらは<ネクサスセブン<デサントオルテライン>、東京を代表するアーティストHAROSHI氏とのトリプルコラボレートアイテム。

HAROSHI氏が使用済みのスケートデッキから色のレイヤー毎に削り出した挽き粉を使い特許技術を用いて染色した貴重な生地をフード裏に配したスペシャルなダウンジャケットです!

<デサントオルテライン>最高峰モデル“マウンテニア”をベースに、<ネクサスセブンならではのオーバーサイズで仕上がっています。

シリアルナンバーが入った限定80着の大変希少なモデルです!

2 POP UP STORE: NEXUSVII.

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b POP UP STORE: NEXUSVII.

c POP UP STORE: NEXUSVII.

 

 

PRICE: ¥173,800(税込)

COLOR: PINK ・ORANGE ・YELLOW ・BLUE

SIZE: FREE

 

こちらは所持品を収納するための軍用巾着型バッグを<ネクサスセブン><ポーター>へ特別に依頼をし、表地にメイドインUSAのヴィンテージバンダナを使用したスペシャルエディションのバッグです!

昨今のヴィンテージバンダナの高騰により、今回限りのご紹介となります。

ヴィンテージを愛する方にはぜひおすすめしたいアイテムです!

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PRICE: ¥52,800(税込)

COLOR: RED ・NAVY

※ヴィンテージのバンダナを使用しているため、1点ずつ柄が異なります。

 

<ネクサスセブン><コンバース>と組んで作りあげたこちらのハイカットスニーカーは、アッパーのキャンバス素材からシューレースまで、なんと大変貴重な屋久杉の廃材や加工時に出た挽き粉などから抽出した染料で染色されております!

天然染色特有の淡い染めムラも含め、現代の均一的な工業製品とは一線を画す逸品。

環境に配慮し、アッパー素材はもちろんインソールやアウトソール、箱までも徹底してエコ素材を使用し展開する“コンバース イーシーラボ”ラインで作られています。

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PRICE: ¥14,300(税込)

COLOR: BEIGE

SIZE: 27㎝・27.5㎝・28㎝

※天然染料で染めているため、1点すつ表情が異なります。

 

どちらも機能性・希少性・芸術性において、こだわりの詰まったアイテムばかりです。

ほかにも、イベント期間中は<ネクサスセブンのアイテムを豊富に取り揃えております。

コラボレートアイテムもまだまだございますよ!ぜひバーニーズ ニューヨーク銀座本店にてご覧ください。

 

POP UP STORE: NEXUSVII.

1/8 SAT. – 1/10 MON. 銀座本店B1

「ミズノ」と「グラフペーパー」が1年ぶり2度目のコラボ 名作“ワシリーチェア”に着想

 「ミズノ(MIZUNO)」は、南貴之が手掛ける「グラフペーパー(GRAPHPAPER)」とのコラボレーションスニーカーを1月8日に発売する。価格は税込3万5200円で、「グラフペーパー」青山店、日比谷店、仙台店、京都店、グラフペーパーフレームワーク、ミズノトウキョウ、ミズノオオサカ茶屋町で扱う。「ミズノ」公式ECストアのみ1月10日から販売する。

 両者のコラボは1年ぶり2度目で、今回はランニングの最上位モデル“ウエーブ プロフェシー(WAVE PROPHECY)”をベースに採用した。デザインの着想源は、バウハウスを象徴するハンガリー出身の巨匠建築家でデザイナーのマルセル・ブロイヤー(Marcel Breuer)が、1925年に生み出した名作チェア“ワシリーチェア(Wassily Chair)”。ミッドソールをシルバーにして“ワシリーチェア”のスチールパイプを表現し、ライニングは椅子の表面を想起させる皮を使用している。ほかにも、ブロイヤーが活躍した1950年代のスニーカーをイメージし、オリジナルモデルにはないトゥキャップを施したり、メッシュ部分にリップストップを使用したりと、南氏のこだわりが随所に詰まっている。

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「ミズノ」と「グラフペーパー」が1年ぶり2度目のコラボ 名作“ワシリーチェア”に着想

 「ミズノ(MIZUNO)」は、南貴之が手掛ける「グラフペーパー(GRAPHPAPER)」とのコラボレーションスニーカーを1月8日に発売する。価格は税込3万5200円で、「グラフペーパー」青山店、日比谷店、仙台店、京都店、グラフペーパーフレームワーク、ミズノトウキョウ、ミズノオオサカ茶屋町で扱う。「ミズノ」公式ECストアのみ1月10日から販売する。

 両者のコラボは1年ぶり2度目で、今回はランニングの最上位モデル“ウエーブ プロフェシー(WAVE PROPHECY)”をベースに採用した。デザインの着想源は、バウハウスを象徴するハンガリー出身の巨匠建築家でデザイナーのマルセル・ブロイヤー(Marcel Breuer)が、1925年に生み出した名作チェア“ワシリーチェア(Wassily Chair)”。ミッドソールをシルバーにして“ワシリーチェア”のスチールパイプを表現し、ライニングは椅子の表面を想起させる皮を使用している。ほかにも、ブロイヤーが活躍した1950年代のスニーカーをイメージし、オリジナルモデルにはないトゥキャップを施したり、メッシュ部分にリップストップを使用したりと、南氏のこだわりが随所に詰まっている。

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「オサジ」メイクコレクションのビジュアルが他とは違って「なんかいい」理由

 スキンケアを中心に2017年にスタートした「オサジ(OSAJI)」は現在、メイクやボディー、ヘア、フレグランスなど、幅広いジャンルを扱うライフスタイルブランドに成長している。メイクアイテムを手掛けるのは、ビューティライターのANAYA。彼女が手掛けるメイクは、製品はもちろん、ヴィジュアルも好評だ。21年秋冬のメイクアップコレクションは“GETTING READY”をテーマに、「完成形に到達する直前の、まだ何かが足りていない、だからこそ美しい」瞬間を切り取り、“不完全なものの中に宿る意外な美しさ”をイメージしたメイクを提案。ルックモデルには俳優の富田望生を起用し、SNSで話題を集めた。AYANAのビジュアル・コミュニケーションにおけるこだわりを尋ねた。

WWDJAPAN(以下、WWD):「OSAJI」の画一的な美しさとは一線を画するビジュアルが、若い世代を中心に支持を集めている。

AYANA:「オサジ」のメイク・コレクションは、19年の春に立ち上がりました。最初は西洋人モデルを起用したビジュアルを作り、今思えば“頑張った布陣”ではありましたが、私の考え方は当時とあまり変わっていません。「東洋人のモデルを起用しなくちゃ」や「マイノリティに属している人たちに光を」という意識があるわけではありません。。私自身、“ハイパー・ビューティ”も大好きです。

WWD:では、結果どうして画一的な美しさから脱却できた?

AYANA:「オサジ」というブランドは、敏感肌の方に向けたスキンケアアイテムから始まりました。敏感肌向けのブランドである以上、「おしゃれ」や「最先端」「他にはない」よりも「簡単に使える」「安心できる」「なのに楽しい」という心への作用が必要だと考えています。開発者の茂田正和さんが当初から、目が見えないけれどメイクを楽しんでいる人の存在を教えてくれるなどしてくれたのも影響しているかもしれません。また「オサジ」が日本のブランドであること、メイクコレクションよりも前から「オサジ」が好きなファンの皆さんを大事にしたいとも思っています。「オサジ」のメイクコレクションは、自分の肌に自信が持てずファンデーションが塗れなかったり、アイシャドウを使ったことがなかったりの人たちにも使って欲しい。元来の「オサジ」の世界観と、「オサジ」のことを好きでいてくれる人ありき、なんです。長年ビューティに携わり、オーガニックコスメの市場がどのように大きくなり、おしゃれになって現在に至ったかを体感しています。だから「どこにも似ていないブランド」にしないと、市場を切り開いてきた先人たちにも失礼だと思っています。とはいえ、オルタナティブ(何かの代わりとなる)なブランドになろうとも思ってはいません。パーフェクト・ビューティに対するアンチテーゼにも加担したくないと思っています。「どんなお客さまが使っているんだろう?」を時代感を意識しながら考え続けています。

WWD:21年秋冬のビジュアルについては?

AYANA:いつも世界観に基づくテーマからビジュアルを想像し、モデルを選ぶのは最後です。富田さんは、私自身が大好きでした。秋冬のテーマ、おめかしして、ドレスアップして、舞台やステージを見に行く人の完成形のちょっと前、これから上り詰める少し前を表現してくださるだろうと思いました。多くのスタッフが「絶対いい!」と言ってくれて「イケる」と思いました。「オサジ」の人が楽しんでくれることがわかったので。そもそも秋冬は、発売するアイテムがすごく少なかったんです。新商品は、アイペンシルとリップバーム、フェイスパウダーくらい。これでフルメイクは絶対に無理なので(笑)、矛盾しないようなテーマに決めました。

WWD:ビジュアル作りにおいて、これからも意識することは?

AYANA:マニフェストとして掲げるのではなく、捉える人によっていろんな風に解釈できることを大事にしたいです。「オサジ」の色の名前も同じです。もはや色の名前じゃないカラーコスメが多いんです。色自体を名前で表現することは、「スック(SUQQU)」には敵いません(笑)。だから「オサジ」は、情景や記憶を想起させる名前をつけています。それぞれの人生にはドラマがあって、それを見逃さずに考えることって大事だと思っているので。おかげさまで割と親しまれていると思います。最近だと、“推し”のアーティストやアニメキャラと結びつけてくださる方もいます。美の定義は多様化していますから、「そういうことは許さない」は続かない。“曖昧さ”みたいなものは、大事にしたいと思っています。

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「オサジ」メイクコレクションのビジュアルが他とは違って「なんかいい」理由

 スキンケアを中心に2017年にスタートした「オサジ(OSAJI)」は現在、メイクやボディー、ヘア、フレグランスなど、幅広いジャンルを扱うライフスタイルブランドに成長している。メイクアイテムを手掛けるのは、ビューティライターのANAYA。彼女が手掛けるメイクは、製品はもちろん、ヴィジュアルも好評だ。21年秋冬のメイクアップコレクションは“GETTING READY”をテーマに、「完成形に到達する直前の、まだ何かが足りていない、だからこそ美しい」瞬間を切り取り、“不完全なものの中に宿る意外な美しさ”をイメージしたメイクを提案。ルックモデルには俳優の富田望生を起用し、SNSで話題を集めた。AYANAのビジュアル・コミュニケーションにおけるこだわりを尋ねた。

WWDJAPAN(以下、WWD):「OSAJI」の画一的な美しさとは一線を画するビジュアルが、若い世代を中心に支持を集めている。

AYANA:「オサジ」のメイク・コレクションは、19年の春に立ち上がりました。最初は西洋人モデルを起用したビジュアルを作り、今思えば“頑張った布陣”ではありましたが、私の考え方は当時とあまり変わっていません。「東洋人のモデルを起用しなくちゃ」や「マイノリティに属している人たちに光を」という意識があるわけではありません。。私自身、“ハイパー・ビューティ”も大好きです。

WWD:では、結果どうして画一的な美しさから脱却できた?

AYANA:「オサジ」というブランドは、敏感肌の方に向けたスキンケアアイテムから始まりました。敏感肌向けのブランドである以上、「おしゃれ」や「最先端」「他にはない」よりも「簡単に使える」「安心できる」「なのに楽しい」という心への作用が必要だと考えています。開発者の茂田正和さんが当初から、目が見えないけれどメイクを楽しんでいる人の存在を教えてくれるなどしてくれたのも影響しているかもしれません。また「オサジ」が日本のブランドであること、メイクコレクションよりも前から「オサジ」が好きなファンの皆さんを大事にしたいとも思っています。「オサジ」のメイクコレクションは、自分の肌に自信が持てずファンデーションが塗れなかったり、アイシャドウを使ったことがなかったりの人たちにも使って欲しい。元来の「オサジ」の世界観と、「オサジ」のことを好きでいてくれる人ありき、なんです。長年ビューティに携わり、オーガニックコスメの市場がどのように大きくなり、おしゃれになって現在に至ったかを体感しています。だから「どこにも似ていないブランド」にしないと、市場を切り開いてきた先人たちにも失礼だと思っています。とはいえ、オルタナティブ(何かの代わりとなる)なブランドになろうとも思ってはいません。パーフェクト・ビューティに対するアンチテーゼにも加担したくないと思っています。「どんなお客さまが使っているんだろう?」を時代感を意識しながら考え続けています。

WWD:21年秋冬のビジュアルについては?

AYANA:いつも世界観に基づくテーマからビジュアルを想像し、モデルを選ぶのは最後です。富田さんは、私自身が大好きでした。秋冬のテーマ、おめかしして、ドレスアップして、舞台やステージを見に行く人の完成形のちょっと前、これから上り詰める少し前を表現してくださるだろうと思いました。多くのスタッフが「絶対いい!」と言ってくれて「イケる」と思いました。「オサジ」の人が楽しんでくれることがわかったので。そもそも秋冬は、発売するアイテムがすごく少なかったんです。新商品は、アイペンシルとリップバーム、フェイスパウダーくらい。これでフルメイクは絶対に無理なので(笑)、矛盾しないようなテーマに決めました。

WWD:ビジュアル作りにおいて、これからも意識することは?

AYANA:マニフェストとして掲げるのではなく、捉える人によっていろんな風に解釈できることを大事にしたいです。「オサジ」の色の名前も同じです。もはや色の名前じゃないカラーコスメが多いんです。色自体を名前で表現することは、「スック(SUQQU)」には敵いません(笑)。だから「オサジ」は、情景や記憶を想起させる名前をつけています。それぞれの人生にはドラマがあって、それを見逃さずに考えることって大事だと思っているので。おかげさまで割と親しまれていると思います。最近だと、“推し”のアーティストやアニメキャラと結びつけてくださる方もいます。美の定義は多様化していますから、「そういうことは許さない」は続かない。“曖昧さ”みたいなものは、大事にしたいと思っています。

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バレンタインのプレゼントに 「ウカ」が“チョコレートケンザン”を期間限定で発売

 トータルビューティカンパニー「ウカ(UKA)」は1月14日から期間限定で、“ウカ スカルプブラシ チョコレートケンザン”(税込2420円)を発売する。

 バレンタインギフトに最適なチョコレート色のスカルプブラシ ケンザンで、口に入れると広がる甘さはないけれど、シャンプー時は頭皮に優しくフィット。オフィスのデスクやベッドサイドでツボに押し当てると、心地よい刺激が広がりスイートな気持ちになれる。

 発売期間は1月14日~2月14日で、公式オンラインストア“ukakau”では14日10時に販売を開始する。

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