ドン・キホーテのカテゴリー特化専門店「コスメドンキ・お菓子ドンキ」が所沢トコトコスクエアにオープン

 ドン・キホーテは1月28日、コスメとお菓子に特化した専門ショップ「コスメドンキ・お菓子ドンキ 所沢トコトコスクエア」をオープンする。21年9月にリニューアルした埼玉県所沢市の「トコトコスクエア(TOCOTOCO SQUARE)」1階に出店し、売り場面積は527平方メートル。

 「コスメドンキ」では、トレンドのコスメをはじめ、カラコンや香水、美容家電のほか、“レディーストレンド”をキーワードにしたアイテムをラインアップする。「お菓子ドンキ」では定番品は扱わず、“珍しいお菓子”を意識したラインアップで、世界各国の輸入菓子や駄菓子などをそろえる。

 同社はこれまで、“お菓子”“お酒”“コスメ”“驚辛(きょうから)”のカテゴリーに特化した専門ショップをオープン。東京駅直結の八重洲地下街にオープンした「お菓子ドンキ・お酒ドンキ」を皮切りに、11月には千葉県柏市の商業施設「モラージュ柏」に「コスメドンキ・お菓子ドンキ・驚辛ドンキ」、千葉県市原市の商業施設「ユニモちはら台」に「コスメドンキ」を出店している。

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「ジル サンダー」が寅年を祝した新コレクションを発売

 「ジル サンダー(JIL SANDER)」は、今年の干支である寅に焦点を当てた“タイガーコレクション”を1月19日に発売する。一部直営店と公式オンラインストアで取り扱う。

 デザインは、挑戦する勇気と自信の象徴であるトラモチーフを取り入れ、水彩画でメゾンらしい穏やかな表情に仕上げた。

 アイテムはコート(税込32万7800円)やブルゾン(同26万9500円)、ニット(同15万9500円)、スカーフ(同3万1900円)など、ウィメンズとメンズを合わせた6種類をラインアップ。いずれもクリームとブラックの2色を基調にし、メリノやコットン、シルクなどの素材を使用したシンプルなシルエットが特徴だ。

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重厚な「コム デ ギャルソン・オム プリュス」が手に入れた“脱力感” 22-23年秋冬コレクションを東京で発表

 「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS以下、オム プリュス)」は、2022-23年秋冬コレクションを東京・南青山の本社で発表した。今シーズンもパリ・メンズ・ファッション・ウイークには参加せず、約50人を招待してミニショーを行った。

 シーズンテーマは、遊牧民を意味する“nomad(ノマド)”。ノマドが朝起きて、手元にあった洋服を深く考えずコーディネートしたような、脱力感のあるテーラードスタイルだ。ジャケットとコートに合わせるのは、首元が大きくドレープしたトップスや光沢あるワンピース、ブランケットをまとったようなトップス、温かみのあるフェルトのインナー、ワイドショーツなど。コーデュロイを使ったストライプや、目の荒いツイードの上にステッチで描いたチェック、ヒョウと花のモチーフを融合したような総柄など、パターンも豊富で、赤やオレンジ、ピンク、イエロー、水色とカラーパレットも快活だ。一方で、乱暴なカットアウトなどのディテールも多く、脱力感と脱構築のアイデンティティが共存する。前立てのふぞろいなカッティングやあえて作ったシワ、裾からはみ出した長い裏地、腰回りを強調する生地の切り替え、身頃に施した水滴のように鈍くきらめく装飾などは、「オム プリュス」そのものだ。

 複数のコラボシューズも披露した。レザーのダブルストラップサンダルとオックスフォードシューズは、イギリス人シューズデザイナー、ジョン・ムーア(John Moore)のデザインを受け継ぎ、「ジョージコックス(GEORGE COX)」が手掛けているモデルだ。今回はコラボ仕様として、厚底にアレンジした。定番になりつつある「ナイキ(NIKE)」とのコラボでは、“エア マックス 97(AIR MAX 97)”をベースに採用。バフ加工で起毛させた二層構造のディストレスレザーを使い、ワントーンながら奥行きのあるルックスに仕上げた。

 ショー後、川久保玲デザイナーは「何にも属さず、自由に生きるノマドが羨ましい」と語った。たしかに、物理的な制約はまだまだ多い。それでも、コロナを機にパリコレを離脱し、国内でリアルショーを行う川久保デザイナーには、既存のファッションシステムに固執しない軽やかな精神性を感じる。クリエイションの最前線に立ちながら、ノマドのようなマインドを持ち合わせることこそ、同ブランドの強みではないだろうか。

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ニノ・チェルッティ氏が91歳で死去 46枚のアーカイブ写真で振り返る

 ニノ・チェルッティ(Nino Cerruti)氏が15日、外科合併症により91歳で亡くなった。イタリア・ビエラ生まれの「ラニフィーチョ・フラテッリ・チェルッティ(Lanificio Fratelli Cerruti)」を率いた、イタリアを代表するデザイナーの1人だった。チェルッティ社は声明の中で、「ニノ氏の家族や、これまでコラボを一緒にした関係者、友人、経営陣ら、そしてイタリアのファッションにお悔やみ申し上げる。世界は才能あふれ、時代を作った偉大なデザイナーを失った」とコメントした。

 ニノ氏は1930年生まれ。祖父が1881年にイタリア・ビエラに設立した繊維工場を、3代目社長に就任した同氏がファッションブランドとして成長させた。その後1957年に初めてのメンズコレクションを発表し、翌年ウィメンズデビューを果たした。ここで初めてエレガントで着心地も追求したリラックス型のジャケットを世に生んだ。スーツとして仕立て上げるのが主流だった当時、“デコンストラクテッド ジャケット”を手掛けたことで革命的とされた。65年には、ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)の才能を見出してブランドのデザイナーとしてスカウト。初めてのブティックは1967年、パリのマドレーヌ広場に開いた。

 長年にわたってチェルッティはディフュージョンブランドの「チェルッティ 1881」やラグジュアリーラインの「チェルッティ アルテ」、ジーンズラインの「チェルッティ ジーンズ」、メンズコレクションを扱う「ザ チェルッティ ブラザーズ」に加えて、フレグランスやアクセラリーラインも展開した。2000年10月には、グローバルでの事業拡大に伴う資金調達をめぐってイタリアのフィン・パート(FIN.PART)に株式の51%を売却し、追って残りの株式も全て売却した。その後05年に同社は破産しており、チェルッティ社はアメリカのプライベート投資ファンド、マトリン・パターソン(MATLIN PATTERSON)に移った。同様に同社も破産し、10年に香港の高級紳士服チェーン、トリニティ(TRINITY)が買収したが、今月初めに清算が報じられている。

 ここではニノ氏が手掛けたコレクションなどを46枚の写真で振り返る。

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「コム デ ギャルソン・オム プリュス」2022-23年秋冬コレクション

 「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。

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大丸心斎橋で現代アート展 コロナで高まる「美術需要」

 大丸心斎橋店は、現代アート作品約300点を展示即売するイベント「ART SHINSAIBASHI」を15日に開幕した。昨年、試験的に実施したところ好評だったことから、今回は規模を拡大した。隣接する心斎橋パルコ14階の「スペース14」をメイン会場に、大丸心斎橋本館1階・御堂筋側イベントスペース、本館8階・アールグロリューの3会場で展示する。期間は22日まで。

コシノヒロコも画家として出品

 出品作品は「ディオール」「ユニクロ」とのコラボでも有名なKAWSをはじめ、バンクシー、ジャン=ミシェル・バスキア、草間彌生、村上隆といった現代アート界の巨匠や人気アーティストの作品から美大を卒業したばかりの気鋭の若手作家の作品まで。さらに、手塚治虫やスタジオジブリなどアニメの希少なオリジナルセル画もお目見えする。

 2021年に兵庫県立美術館で「コシノヒロコ展」を開催し、画家の顔も持つファッションデザイナー、コシノヒロコ氏の作品も見どころの一つ。自身のブランドのテキスタイルデザインを思わせるカラフルな作品と、対照的な水墨調の作品を約25点出品した。14日には外商顧客を対象としたトークショーを開催。祖父の影響で3歳から絵を描き始めて85歳になる今日までアートワークを続けてきたいきさつと、アートの価値と向き合い方などについて話した。

 「絵は私にとってインテリアの一部なので額縁まで含めてデザインしている。アートは生活を豊かにするし、自分で環境を作り出すおもしろさがある。ファッションデザインの原点もアートにある」。さらに作品を購入する際のアドバイスとして「アートは生きるうえで力になるもので、精神の根底にあるものを引き出してくれる。特にアフターコロナの時代にはアートが必要になってくるので、ますます要求が強まると思う。資産価値を見て購入する人を否定しないが、アートのコレクションは所有者の生き方や人間性などを映し出す鑑。自分を表現する手立ての一つとして購入するのもおすすめ。ただし、責任をもって選ぶ感性を持たないと購入する資格はないと思う。固定観念にとらわれず、アートと向かい合うことが大事で、アートと共に成長していく関係であるべき」と力説した。

作品は10万円から8800万円まで

 現代アート市場で“完売作家”の異名をとり、作品が入手困難なアーティスト、杉田陽平氏は、会期中、ライブペインティングを行った。完成作品を含めて6点を抽選販売する。杉田氏は、恋愛リアリティ番組「バチェラージャパン」への出演を機に知名度が高まり、SNSやブログでも発信。絵の具の皮をコラージュしたり、歯科技工士の使う溶剤で立体成型したり、画材の特徴を生かした意表をつく作品を制作している。

 今後の活躍が期待される若手作家では、日本画の技術を活かし、色鮮やかなカメレオンを点描画で描く樋口新氏や、日常の身近なものからヒントを得た温かみのある色彩で描かれた作品が人気の多田知史氏らの作品が並ぶ。

 作品の価格帯は10万円~8800万円。近年増えている20代後半~40代の若年富裕層を中心ターゲットに、従来からのシニア層やファミリー層の集客も狙う。

 現代アート市場の現状について、同店美術担当バイヤーの阪東広文氏はこう語る。

 「コロナ禍の中でアートマーケットが非常に活況を呈しており、12月の美術売り場の売り上げは前年の2倍になった。現代アートが伸びており、これまではついで買いの商材だったが、今は売り上げの半分を超える。外商客だけでなく一般客にとってもアートが身近になりつつあることを実感している」

 アートは従来、ステイタスシンボルや資産性を期待して購入されることが多かった。しかし、近年はコロナ禍の影響もあり、インテリアやファッションの一環として楽しみ、対話と共感から購入につながる傾向にある。SNSで発信する作家も多く、双方向でコミュニケーションがとれて特別な体験を提供してくれる存在になりつつあるという。

 「今回、心斎橋店で開催する催事として独自性を出すために、心斎橋とのかかわりが強い大阪出身のコシノヒロコさんに打診して快く受けていただいた。百貨店としては、連結しているパルコとの相乗効果で次世代顧客の育成にもつなげていきたい」と阪東氏。

 顧客の利便性を高めるため、デジタルを駆使した取り組みも強化。専用のECサイトを開設したほか、インスタグラムの公式アカウントで杉田氏のライブペインティングを配信した。

 次回は今年6月の開催を予定している。

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「フェデリコ チーナ」2022-23年秋冬ミラノ・メンズ・コレクション

 「フェデリコ チーナ(FEDERICO CINA)」が2022-23年秋冬メンズ・コレクションをミラノで発表した。

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「フェデリコ チーナ」2022-23年秋冬ミラノ・メンズ・コレクション

 「フェデリコ チーナ(FEDERICO CINA)」が2022-23年秋冬メンズ・コレクションをミラノで発表した。

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「プラダ」のモデルに「セックス・エデュケーション」主役ら豪華俳優陣が出演 22-23年秋冬メンズコレ現地突撃リポートVol.3

 チャオ!ミラノ3日目は最高気温11度の超快晴。本日の3つのショー会場は徒歩15分圏内で、スケジュールもスムーズに進みそう。本日の目玉は、本番直前にチケットを獲得した「プラダ(PRADA)」のリアルショーです。ゲスト数は昨日の「フェンディ」よりも倍以上となる約300名でした。収容人数は、室内の面積ではなく体積で規定があるらしく、「プラダ」の会場は巨大倉庫のように天井がとても高いため、多くの座席を用意できたようです。政府が定めた規定で一つ謎なのは、屋外でのイベントが許されていないこと。まあ考えても変わらないことは深く追及せず、今日も元気に取材へと行ってきます!

10:00「マリアーノ」

 ミラノ3日目のスタートは、1995年生まれのイタリア人デザイナー、ルカ・マリアーノ(Luca Magliano)が手掛ける「マリアーノ」です。2018年に「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」で新人デザイナー賞「Who’s on next !」を受賞した、イタリア若手の注目株です。奇抜なモチーフ使いでミステリアスな雰囲気の一方で、テーラリング技術を生かして洋服を丁寧に作っているというイメージがあり、今季のミラノで楽しみにしていたショーの一つでした。

 会場はバーで、招待状は紙ナプキンでした。ダンスフロアにはベッドが置かれ、私の座席があったのは奥の部屋のバースペースでした。キャンドルの灯りだけの中、コレクションのクオリティが高くて心を撃ち抜かれました!ブランドの武器であるテーラードはセットアップで制作し、ばらしてスタイリングされています。例えば、スーツ生地のビッグシルエットのジャケットはゆるいストレートジーンズに合わせ、ボトムスはミリタリージャケットとコーディネートしています。ほかにもコーデュロイやピンク色のツイードのセットアップなどが、スエットやニットウエア、バイカージャケットと自由に合わせてバラバラで登場し、コレクション全体を上手にまとめていました。全体的にゆったりとしたシルエットで、だぼつかせたボトムスの裾、まくりあげたジャケットの袖口、2つ巻いたベルトの片方を閉めずに垂らすといった、細部の粋なスタイリングも見事です。クラシックなスタイルを現代的に崩す絶妙さは、26歳の彼だからこそなせる技で、今の若い世代のリアルな日常着を投影していました。それでいて崩しすぎていないので、上の世代が敬遠するような、いきすぎた奇抜さでもありません。

 暗くてルックが見えにくかったとはいえ、ムーディーな音楽と演出でブランドの世界観は十分伝わってきました。バーテンダーの2人が約10分のショーの間ずっとディープキスし続けていて、朝イチから艶っぽい演出にドキドキさせられました!

12:00「エトロ」

 「エトロ(ETRO)」の招待状はいつも凝っているので、受け取るのが楽しみなんです。今季は、ドイツの哲学者アルトゥル・ショーペンハウアー(Arthur Schopenhauer)の著書「女について」でした。私は昨年末に彼の主著「意志と表象としての世界」を読了したばかりだったので、この偶然には驚きました!イタリア語版が届いたので読めませんでしたが、着想源は「女ついて」の作品自体ではなく、知識と感情を求めて文学を探求する、旅路に似たその過程にあるようです。ショー会場には、学びの場であるボッコーニ大学の校内を選びました。

 「エトロ」のシグネチャーであるペイズリー柄は、ベルベットの艶やかなガウン以外ではほとんど見られませんでした。代わりにグラフィカルなオオカミとバラ、雪の結晶のモチーフをニットウエアやシャツにあしらい、コレクションが華やぎます。コーデュロイやフリース、サテン生地のソフトな質感のボトムスは、ワイドシルエットでリラックスムードを引き立てました。終盤には同じようなルックの3人のモデルが一気に登場し、ニットウエアに記された文字をつないで読むと“Raison d’Etro”となります。フランス語で“生き甲斐”を意味する”raison d'etre”をブランド名とかけているのだと想像できました。その後、イタリア語で“喜び”を意味する”GIOIA”の文字も続きました。

 「エトロ」は昨年、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)系の投資会社、Lキャタルトン(L CATTERTON)に株式の60%を売却し、新たな最高経営責任者(CEO)を迎え入れました。新章へとページをめくった今、新たなモチーフとシェイプを取り入れて、ブランドにとっての大きな変化を楽しんでいるように見受けられます。喜びとポジティブなエネルギーに満ちたブランドの原点はそのままに、「エトロ」の物語りは時代と共にこれからも続いていきそうです。

14:00「プラダ」

 「プラダ」はラフ・シモンズ(Raf Simons)加入後初となる、メンズのショーを開催しました。招待状として届いたのは、コットン100%のパジャマセットアップ。メンズのLサイズで152cmの私には大きいですが、シャツはデイリーにも着られそうデザインだし、記念に残るので嬉しい!そして今回ミラノにパジャマを持ってくるの忘れたので、実際にパジャマとして早速愛用しております。「プラダ」のパジャマを着て寝られる日が来るなんてと、感慨深いです。

 ショー会場のプラダ財団の中は、オリーブグリーンの絨毯と壁、ベルベットの椅子が並べられており、映画館を模した会場装飾。ランウエイの扉が開くと、宇宙船へと続きそうなトンネルの出口から俳優のカイル・マクラクラン(Kyle MacLachlan)がファーストルックとして登場しました。BGMはテクノポップ、ヒューマン・リーグ(The Human League)の“Morale… You’ve Lost That Loving Feeling”で始まり、“The Black Hit of Space”“Being Boiled”の3曲です。

 角ばったショルダーラインのコートやジャケット、フォーファーを肘や裾にあしらったビッグサイズのコートといったアウターは、権力を誇示するような力強いアティチュードをまとっています。ラフ加入後のコレクションに登場したMA-1はボリュームが増し、ウエストを締め付けるデザインを加えてアップグレードさせ、ハイテク素材のオーバーオール、セカンドスキンのニットウエアが登場すると、過去数シーズン含めて長編映画を観ているようでした。直線的なラインとワイドなボトムスといったシルエットの変化により、今季は着る人に“力”を与えています。ユニホームやワークウエアといった男性服の象徴を、さらに男性らしく表現したのでしょう。ダイバーシティの流れでファッションにおける性差や社会的格差が崩れつつある今、男性に威厳を取り戻させ、異なる職業を称えているようにも見えました。ウィメンズの2021年春夏コレクションは“官能性”がテーマだったので、メンズでは現代における“男性性”を探求した背景があるようです。

 ショー当日の朝、「プラダ」のインスタグラムに投稿されたティザーに登場した、ジェフ・ゴールドブラム(Jeff Goldblum)が最後のルックを飾ってショーは閉幕。ほかにもネットフリックス(NETFLIX)「」エイサ・バターフィールド(Asa Butterfield)やトーマス・ブロディ=サングスター(Thomas Brodie-Sangster)、ルイ・パートリッジ(Louis Partridge)、ダムソン・イドリス(Damson Idris)など若手俳優もランウエイを歩きました。ショー後にSNS上では、ウィレム・デフォー(Willem Dafoe)やエイドリアン・ブロディ(Adrien Brody)といった俳優が登場した「プラダ」2012-13年秋冬メンズ・コレクションと重ね合わせて大きな話題になりました。このコレクションのテーマは“権力と威厳”で、今季は10年越しの続編だったようです。過去のルックを確認すると、蝶ネクタイやシャツ、そして体を寄せ合って座るゲストたち。当然マスクは着用しておらず、その光景を懐かしく感じました。

20:00「ジェイ ダブリュー アンダーソン」

 前季までパリ・メンズのスケジュールに参加していた「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」は、今季がミラノデビューです。残念ながら、直前にデジタルの発表に変更したため、彼を実際にミラノで見られる機会は6月に延期となりました。たった数日前にロンドンで撮影したであろう映像は、ナイトクラブの階段を下りて、地下のダンスフロアへと入っていくシンプルな演出。総スパンコールのポロシャツとショーツのコンボ、メタリックの全身タイツ、奇妙に波打つヘムライン、蛍光カラーで明るいエネルギーに満ちています。ナイトクラブの参加証として利用されるリストバンドを結集させたようなトップスと、カラフルな輪をつなぎ合わせたニットウエアは、同ブランドらしいコンテンポラリーアートの表現で、“団結”というワードが浮かび上がってきました。このコレクションをリアルなショーで見られない現実こそ、何より“奇妙”なのですが。きっともう少しの我慢だと信じて……。

「本日のジェラート」

 「プラダ」のショー後、15時のおやつとしてジェラートにありつけました!ミラノ在住の友人にオススメしてもらったテラ(Terra)に初来店です。ティラミスとリコッタチーズという、なんともイタリアらしいフレーバーを頂きました。すっごく濃厚な味と、なめらかな舌触りが気に入ったのでテラはリポート決定です。リコッタチーズの方にはチョコチップが入っていて、チーズとチョコの出会いは嬉しい発見で、昨日食べられなかった分喜びもひとしおでした〜。

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「プラダ」2022-23年秋冬ミラノ・メンズ・コレクション

 「プラダ(PRADA)」が2022-23年秋冬メンズ・コレクションをミラノで発表した。

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「マルジェラ」と「リーボック」のコラボにローカットモデルが登場

 「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は、「リーボック(REEBOK)」と協業したスニーカーの新作“クラシックレザー・タビ・デコルティケ・ロー(Classic Leather Tabi Decortique Low)”を1月28日に発売する。

 デザインは、「リーボック」の定番シューズ“クラシックレザー”のローカットタイプを基に、「メゾン マルジェラ」のアイコンシューズ“タビ”を融合。服の構造をあらわにするカットテクニック“デコルティケ”を用いて、グラディエーターサンダルのようなシルエットに仕上げた。

 カラーはブラックとホワイト、レッドの3色に加えて、ペイントが剥がれていく経年変化を楽しめるビアンケットの4種類を用意する。価格は単色レザーが税込8万300円、ビアンケットが同8万6900円。「メゾン マルジェラ」の直営店と公式オンラインストア、一部セレクトショップで取り扱う。

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フランス植物療法士が裏原宿に“植物の個性が集まる”ドラッグストアをオープン

 薬剤師でフランス植物療法士でもある梅屋香織が代表を務めるフィトプラニングは1月26日、“植物の個性が集まる”をコンセプトに掲げる「ドラッグストア フィトリート」を裏原宿にオープンする。梅屋代表は、「フランスでは“病院に行くまでもないけれど、何か体に良いことがしたい”と思ったとき、気軽に相談できる薬局がある。日本向けにアレンジして開店する」と話す。

 同店では一般用医薬品、漢方薬、サプリメント、生薬、オリジナルブランド「トフィー(TOPHY)」のハーブティー(100g、税込5940円〜)などを販売する。「トフィー」は“フィトリート”(ギリシャ語で植物を表すフィトとリトリートを組み合わせた言葉)を哲学とし、「体本来の働きを助け、元通りにすることを目指す」という。ハーブティーにはデトックス効果や呼吸器、睡眠の改善が期待できるものがある。

 またドラッグストア フィトリートでは、一人ひとりの体質に合わせた日常的対処法をアドバイスするマンツーマンカウンセリング(60分、8800円)や、ハーブや薬草、精油の効果、使用法を教えるワークショップも開催する。

■ドラッグストア フィトリート
オープン日:1月26日
住所:東京都渋谷区神宮前4-26-27 ルシード神宮前1階

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「ジェイ ダブリュー アンダーソン」2022-23年秋冬ミラノ・メンズ・コレクション

 「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」が2022-23年秋冬メンズ・コレクションをミラノで発表した。

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資生堂がクリエイティブ部門を分社化

 資生堂はこのほど広告宣伝、化粧品パッケージデザインなどを手がけるクリエイティブ部門を 100%子会社化し、資生堂クリエイティブを設立した。社長には資生堂のエグゼクティブオフィサー チーフクリエイティブオフィサーの山本尚美氏が就任する。社員数は93人(1月1日時点)。

 資生堂クリエイティブは資生堂が1916 年に創設した意匠部(初代社長福原信三が設立した、ポスター、パッケージ等のデザイン及び宣伝広告の企画担当部門)時代から培ってきた感性に基づくクリエイティブ、新たな未来の美をデザインすることを主業務とする。「美の力、クリエイティビティの力を信じ、世界に感動をもたらす。」をパーパスに掲げ、ブランドと人を結び付け、美を楽しむ体験を創造し、人々の心を豊かにする会社を目指す。

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「セヤ.」が残布の発生を極力抑えた新プロジェクトを始動 ロンハーマン限定でオーダー会開催

 パリ在住のクリエイティブディレクター瀬谷慶子が手掛ける「セヤ.(SEYA.)」は、残布の発生を極力抑えたパターンを実践する新プロジェクト“ゼロ ウエイスト(ZERO WASTE)”を始動した。ロンハーマン(RON HERMAN)限定で、オーダー会を開催中だ。

 同プロジェクトは、パリで生地の廃棄をゼロに近付けるためのパターンを研究する団体エクササイズ0と協業した。通常の服の生産工程では、型紙の隙間に当たる生地や裁断くずと呼ばれる製品には使われない生地が30〜40%発生すると言われるが、アイテムのシャツ(税込5万3900円)とパンツ(同4万7300円)の2型は、どちらも発生する残布を2%未満に抑えた。さらにごく少量の残布をタグに再利用し、生地の廃棄を実質ゼロにしている。

 瀬谷クリエイティブディレクターは、「ファッション産業が自然環境にどれだけの負荷を与えているかということを知るたびに、服を作っている側として心が痛む。サステナブルという言葉が安易なマーケティング用語で終わらないように、ちょっとずつできることを始めていこうと思ったことの一つが、このプロジェクトだ。『セヤ.』のデザインをゼロウエイストのパターンに当てはまるような型にするのは、今までとは違う取り組みであり、新たな挑戦だった」とコメントした。

■ZERO WASTE by seya. special ordering
日程:1月15〜23日
場所:ロンハーマン神戸
住所:兵庫県神戸市中央区三宮町3-6-1 神戸BAL ANNEX

日程:1月22〜30日
場所:ロンハーマン公式オンライン

日程:1月29日〜2月6日
場所:ロンハーマン有楽町
住所:東京都千代田区有楽町2-5-1 ルミネ有楽町店 ルミネ1 1階

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アーティストの加藤泉がファッションと初の協業を決めた理由 「ディーベック」「オールモストブラック」との異色コラボ

 釣り用品の「ダイワ(DAIWA)」を運営するグローブライドのアパレルブランド「ディーベック(D-VEC)」は、中嶋峻太が手掛けるメンズブランド「オールモストブラック(ALMOSTBLACK)」と協業したカプセルコレクションを1月27日に発売する。2月2〜8日には阪急メンズ東京と大阪でポップアップストアを開催する。アイテムはユニセックスの全8型で、防水透湿性素材「ゴアテックス(GORE-TEX)」を使った機能的なジャケット(税込4万6200〜8万5800円)やベスト(同4万1800円)、パンツ(同3万800〜3万5200円)、Tシャツ(同1万3200〜1万6500円)、ハット(同1万1000円)をそろえる。グローブライドが釣り用品の開発で培った技術を生かしながら、「オールモストブラック」が得意とするミリタリーを大胆に解釈したデザインを融合。黒でミニマルなムードに統一したコレクションで、激戦の機能服市場に新風を吹き込む。そして、両者のコラボレーションを象徴するアイコンを製作したのが芸術家の加藤泉だ。世界で活躍する同氏がファッション分野で協業するのは今回が初めて。異色のトリプルコラボレーションに至った背景や意外な製作過程、アートとファッションの関係性についてを、駒込にある加藤のアトリエで聞いた。

依頼されて「なんで俺?」

WWD:まず「ディーベック」と「オールモストブラック」のコラボレーションの経緯は?

中嶋峻太「オールモストブラック」デザイナー(以下、中嶋):知人に新しいコラボレーションをしたいと相談をしていたら、グローブライドを紹介してもらった。自分が釣りをするわけではなかったが、日本を代表するメーカーの技術にとても興味があったのですぐに協業が決まった。「ディーベック」と「オールモストブラック」はブランドを立ち上げた時期が近いのでこれまでのコレクションは見ていたし、その高い技術を自分なりの表現でデザインしてみたかったので。

WWD:そのコラボレーションに加藤泉さんが加わった理由は?

中嶋:単純なコラボレーションでは物足りないと思ったから。「オールモストブラック」らしく、アートからインスピレーションを得たクリエイションを今回の協業でもチャレンジしたかった。それをうちの顧問弁護士の小松隼也さんに相談した後、東京都庭園美術館で開催していた展覧会に参加していた加藤さんを紹介してもらい、会場で作品やバンドで演奏をする姿を見て、純粋にかっこよかった。それに釣りが好きだというのも大きな理由の一つ。依頼を受けてくれるかどうか分からなかったが、絶対にお願いしたかった。

WWD:協業の依頼が届いたときはどう思った?

加藤泉(以下、加藤):え?なんで俺?という感じ。ファッションだとコム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)と展覧会を一緒に開いたぐらいで、作品で協業したことはなかった。僕はマニアックな作家なので、アートが好きな人は知っているけれど、普通の人にはあまり知られていない。だからそもそも依頼自体がほとんどこないし、僕でいいの?と。

WWD:了承した決め手は?

加藤:釣りが好きので、「ダイワ」と聞いてまず入れ食い。でもファッションはチャラいイメージがあるから、調子がいい奴や、お金儲け優先で目がドルになっている奴だったらやめようと思っていた。アート界にも怪しい人はたくさんいるから、そういうのはすぐに分かるから。でも中嶋さんに会って話すと誠実さが伝わってきた。理由がないと協業はしないけれど、釣りと人、それで十分だった。

WWD:入れ食いするほど釣りは昔から好きだった?

加藤:もう4、5歳からやっているはず。島根の港町で育ち、祖父が漁師だったので英才教育だった。今でも出張先に道具を持って行き、朝と夕方の2時間釣りをしている。だから道具も服も、出張基準で選ぶことが多い。例えば洗濯してすぐ乾く、天候の変化に対応できる、帽子に紐が付いているとか。今日着ているセーターも釣具屋で買ったもの。

たった10分で完成したアイコン

WWD:アイコンが仕上がるまではどういったやりとりがあった?

中嶋:協業が正式に決まってから加藤さんの作品をいろいろ見るうちに、雑誌の企画で針付きのルアーを実際に作ったことがあると知った。アーティストがルアーを自作して釣りをする大会で、加藤さんはダントツで釣ったんですよね?

加藤:もちろん。そのルアーをもとに、アイコンでは針を3つにするアイデアを提案した。

WWD:アイコンでルアーの針を3つにすることで、釣りの背景や、三者のコラボレーションであることが表現されていた。最終的にそのアイデアを絵として完成させるまでに、どのぐらいの期間を要した?

加藤:ぶっちゃけ10分ぐらい(笑)。

中嶋:本当に早かった。2、3日で納品されたので。「ゴアテックス」のロゴをプリントしているので、それとは違う表現として刺しゅうを選び、加藤さんにも確認してもらいながら何度も試作を重ねた。

WWD:加藤さんの作風は独特だが、制作するときは感覚で進めていく?それとも完成形を想像して仕上げる?

加藤:絵でも彫刻でも、その両方がないとだめ。ただ、分からないまま進めていく。制作中に、この作品をなぜ自分が作っていて、これはどうなっていくのかという答えが出た時点でその枝葉は終わり。だから分からない方にどんどん進んでいく。でも、一つ終わるとまた別のところが開く現象が起こるので、その繰り返し。

WWD:念願のコラボなのに、アイコンは服と同じ黒で大きさも控えめにしたのは?

中嶋:加藤さんの作品を前面に打ち出しすぎても違うし、シンボルは大きくない方がかっこいい。だから服の色に合わせた刺しゅうにし、大きさも全て統一させている。完成するまではほぼ全て任せてもらってはいたものの、それはそれでまあまあなプレッシャーだった。

加藤:完成するまでは特に心配はしていなかったけれど、もし全面に使われていたらヤバいなという思いも正直あった。だから完成品を見て、よく見るとシンボルがあるというちょうどいい具合に仕上げてくれた。

WWD:自分が作った作品が服になって販売されるのはどういう感覚?

加藤:そういう仕事ではないから、ちょっと恥ずかしいかも。作品を展示するのとは全然違う感覚。ただ絵は提供したけど控えめだし、刺しゅうや加工は中嶋さんやほかの人がやってくれたので、自分の手に負えないものという感じ。

アート×ファッションの良し悪し

WWD:アートとファッションの協業が増え、アートの間口が広がった一方で商業的になったという見方もあることについてはどう思う?

加藤:まあ、流行っているのかなという感覚。僕は専門職でやっていることもマニアックだから、見る人が勉強しないと作品について理解できないと思う。それは間口が広がっても同じこと。例えば、釣り人口が増えて安い1000円のリールがたくさん売れても、10万円の高価なリールを買う層は変わらない。僕はアート界ではその変わらない方にいるので、特にそういう商業的な流れは気にしていないかな。アーティストが何のためにアートをやっているかの話で、多くの人に自分を知ってほしいなら手段としてやればいいし、興味ないならやらない。それだけ。

WWD:ファッションと初めてコラボレーションしてみて、自身ではどう考えた?

加藤:都合がよければやろうかなと(笑)。でも一つだけ明確なのは、人によるということ。お金や知名度には興味ないから。

中嶋:アートとファッションの協業は、人と人が対話して生み出すからこそ価値があると信じたい。「オールモストブラック」としていつも目指していることだし、今回のコラボレーションでもそこにこだわった。たくさん売りたいだけなら、ただ作品をプリントしただけのような手法が正解なのかもしれないけれど。

加藤:それだったら俺に頼む必要ないもんね。もっと分かりやすい作家に頼んだ方が売れるから。

WWD:協業の手応えと今後の予定は?

中嶋:今回発売する春夏シーズンに続き、秋冬シーズンも同じアイコンを使ってアイテムを作る。春夏はいろいろなバイヤーに評価してもらったし、加藤さんとの協業がきっかけで、東京やパリ、ニューヨーク、香港、上海、ソウルに構えるギャラリー ペロタンでも2月9日に販売することになった。本当に光栄なことだし、「ディーベック」の知名度を多方面に広げるチャンスでもある。

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ナプラから“高発色”をかなえる「N. ルフレカラー」が誕生 今年のハイトーンカラー市場をけん引するか

 プロフェッショナルヘアメーカー・ナプラのヘアブランド「N.(エヌドット)」から2022年2月、高発色をかなえるヘアカラー「N. ルフレカラー」が誕生する。「N.」「ナシード」などの人気ヘアカラー剤でトップクラスのシェアを誇る同社が、昨今のハイトーンカラーブームを受け、満を持してローンチする新ラインとなる。
 
 特徴は、透明感あふれる高彩度・高発色カラーで、特に中~高明度でより狙った色みを表現できる。光の乱反射を防ぐ“クロスポリマー”が髪表面を均一にコートし、発色の強さと艶やかな仕上がりを実現する。みずみずしい色艶を表現することで、新しいヘアカラーライフを提案する。

単色でも赤を飛ばしてくれて、
透明感を出しやすい

 仕上がりの色みがパキッとし過ぎず、上品で少しグレーがかっているため、日本人の肌になじみが良く、洋服に合わせやすい。ちょうどいい攻め感で、“攻めナチュラル”という印象を受けた。「ブリーチオンカラーは初めて」という人もトライしやすいし、ブリーチをしていない人に対しても、赤みを抑えるカラーとして使える。単色でも簡単に赤みを飛ばして色が入りやすく、透け感を出しやすい。特に今回のモデルに使用した“コバルト”は、単品でも使いやすい。(堀江昌樹/「ジェノ(JENO)」)

使いやすい色がそろい、
しっかり発色する

 実際に使ってみて、「すごく発色がしっかりしている」という印象を受けた。色みも原色過ぎず、ちょうどいいくすみ感があって、高彩度だけど“下品”にならないので使いやすい。今回はメンズモデルを高明度なブリーチオンカラーで仕上げたが、中明度でもきれいに発色すると思う。あとラインアップに関して、ちょうど需要の高い色をピンポイントでピックアップしていて、無駄な色がないと思う。特に“メタル”などの寒色ラインは、サロンワークで利用が多くなりそうだ。(内田聡一郎/「レコ(LECO)」代表)

コンサバな顧客も
高発色を楽しめる

 上記のモデルビジュアルは、「N. ルフレカラー」のパンフレットのもの。このビジュアルを手掛けた前坂美来乃「シア(SHEA)青山」 ディレクターが、「N. ルフレカラー」に関して以下のコメントを寄せてくれた。

 まず発色の良さを感じた。例えば“ターコイズ”のような沈みやすい色もクリアに発色するし、色持ちも良い。また、ブリーチしていない髪に施しても、透明感のあるきれいな髪に仕上がることも大きな特徴。一般的なサロンでは、ブリーチオンカラーで鮮やかなハイトーンカラーを楽しむお客さまは比較的少数で、ただ「カラーリングで髪をきれいに見せたい」と望んでいる人の方が多い。そうしたコンサバ寄りのお客さまにも、喜んでもらえる高発色ヘアカラー剤だと思う。(前坂美来乃/「シア(SHEA)青山」 ディレクター)

高発色で魅せる
「N. ルフレカラー」。
ニーズに応える8色相展開

 人気の色を厳選してラインアップしたことも、「N. ルフレカラー」の特徴の1つ。8色相+6種類のコントロールラインで全42色の展開。アンモニアをメインにした新処方を採用し、スムーズな浸透とクリアな発色を実現。

 艶を出しやすいニュートラルなベージュブラウン“チェスナット”、ほんのりグレーをまとうオレンジを抑えたベージュ“サンド”、赤みを抑えたシアーな質感が出しやすいモノトーンカラー“フォグ”、難しいアンダーでも色ブレしにくい紫を帯びたシルバー“メタル”、純粋な青にこだわった補色を含まない高彩度ブルー“コバルト”、透明感のある柔らかでヘルシーなブルーグリーン“ターコイズ”、わずかに含む赤紫がはっと目を引く高彩度なピンク“ペオニー”、程よく青みが効いた透明感のあるブルーバイオレット“モーヴ”の8色相。それぞれ3~13レベル(“メタル”“ターコイズ”“ペオニー”“モーヴ”は5~13レベル)をそろえる。

HAIR&MAKE:(女性モデル)MASAKI HORIE(JENO),(男性モデル)SOICHIRO UCHIDA(LECO),PHOTO:ANNA MIYOSHI(TRON),STYLING:YOKO IRIE(SIGNO)
(女性モデル):ビスチェ6万6000円/HAENGNAE(HAENGNAEカスタマーサポート customer@haengnae.com)、レオタード2万1400円、シアートップス1万7600円/ともにSIMONE WILD(Filg Showroom 03-5357-8771)、タンクトップ1万6500円/DIESEL(DIESEL JAPAN 0120-55-1978)、ピアス1万6500円/BIIS(WANDERLUST DISTRIBUTION INC. 03-3797-0997)
(男性モデル):シャツ3万5200円、カットソー3万800円、肩に巻いたトップス2万3100円 / 全 てDIESEL、メッシュトップス/スタイリスト私物
問い合わせ先
ナプラ
0120-189-720

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ベイクルーズ杉村CEOに聞く 「私がNEXT LEADER世代だったころ」vol.2

 「WWDJAPAN」はルミネと共に、ファッション&ビューティ業界の次世代を応援するプロジェクト「MOVE ON」を開始した。「WWDJAPAN」が2017年に立ち上げ、業界の未来を担う人材をたたえてきた企画「NEXT LEADER」も、今年は「MOVE ON」の中で実施する。受賞者は「WWDJAPAN」2月14日号で発表すると共に、3月2日に開催する「Next Generations Forum」にも登壇いただく予定だ。「MOVE ON」企画の一環として、業界の有力企業の経営者に、自身がNEXT LEADER世代(20〜30代)だったころを連載形式で振り返ってもらった。第2回は、「ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)」や「イエナ(IENA)」、「スピック&スパン(SPICK & SPAN)」などのアパレル業態のほか、家具や飲食、フィットネス事業も手掛ける杉村茂ベイクルーズCEOに話を聞いた。

WWD:自身がネクストリーダー世代だったころ、どんなふうに仕事をしていた?

杉村茂ベイクルーズCEO(以下、杉村CEO):その頃の僕は、ネクストリーダーというよりも、下働きだった。高校卒業後、どうしても服屋になりたくてジュンに入社した。最初は希望したブランドとは別のブランドに配属されたが、突っ張って自分が着たい服ばかり着ていた。すると、異例にも半年後には当初希望したブランドに再配属された。しかし、そのブランドも2年ほど続けると飽きて、「もっとこういうものを作った方がいい」とビビりながらも本社の会議に出席させてもらったこともあった。生意気な若手だったと思う。

WWD:その後、22歳でベイクルーズへ転職した。どんなことを学んだ?

杉村CEO:当時のベイクルーズは、8人ぐらいの小規模なメーカーで卸売事業をしていた。私は営業で、お得意さんと話して単価の高い別注をどれだけもらえるか、どうやったら売り上げを出せるかを四六時中考えていた。インラインの商品をいかに売るかも当然大事なことだが、そればかりでは大きな売り上げを作ることはできない。ゼロからモノを作り出し、売り上げを取る方法を学んだことは、大きな財産だ。ウィメンズ商品が売れた時の爆発力を学び、ウィメンズでビシネスする感覚もその当時に身についた。小さな会社だったので、生地屋に行って自分で生地を探したり、工場とやりとりしたりすることも多かった。今は、モノ作りから販売まで全ての工程に関わることはなかなかできない。大変だったが、恵まれた環境だったと思う。徐々に会社が直営店経営へシフトし、「イエナ」のディレクターを任された時も、その経験があったからどこで何が滞っているかがよく分かった。今の新卒社員にもジョブローテーションのような制度を設けて、経験させてあげなければとも思っている。

WWD:当時から自分が望んでいない業務にも夢中になれた?

杉村CEO:夢中になるというよりも、とにかく売り上げを取らなければ怒られるからと苦し紛れだった。業務が多すぎて家にも帰れず、土曜日の夜中まで仕事して、日曜日は寝るだけのような生活。それでいて「何かネタはないのか」と突然聞かれることもあるので、それに備えるなど常に緊張感のある毎日だった。

WWD:そんな過酷な環境でも続けられた理由は?

杉村CEO:お金がなかったから(笑)。少ない給料で、4万、5万円するパンツを買って遊びに行っていては常にお金がない。でも、昔はそれが当たり前で先輩たちもみんなそんな生活だった。もちろんつらいだけでなく、ゼロからモノを生み出したり、売り上げを取れたりした時の達成感は随所にあった。

壁は越えてナンボ。どれだけ踏ん張れるかが大事。

WWD:当時どんなキャリアパスを描いていた?

杉村CEO:20〜30代の頃は給料をもらったら、好きな服を買って、焼肉を腹いっぱい食べに行こうくらいしか考えていなかったと思う(笑)。ただ、時代が右肩上がりだったから、入社以来給料が下がったこともなかった。自分の成長とともに会社も大きくなっていく時代だったから、そういう意味では、今の若い人たちと比べると幸せだったと思う。

WWD:特に苦労した思い出は?

杉村CEO:当時の営業は、取引先から代金を回収しなければならず、まるで取り立て屋だった(笑)。つぶれてしまって払えないとか、地方まで行って回収できないこともあった。それから、人見知りで、人と話すことが苦手だった。よく営業職ができていたなと思う。窪田(祐前社長)も私が社長就任した際に、「杉村はお世辞の一つも言えない」と言っていた。昔2人で車に乗っていた時も何を話していいか分からず、気まずい思いをしていた。「イエナ」のディレクターに就任して4、5年たったころ、チームと意思疎通がうまくできず、それがこじれて人間関係が悪くなった時もある。あの時は一番つらかった。

WWD:どのように克服した?

杉村CEO:その時は長く時間をかけて少しずつ修復した。今でも話す内容があれば話すが、あまりべらべら話せる方ではない。

WWD:今の20〜30代に対し、仕事への向き合い方として伝えたいことは?

杉村CEO:当時は何かしくじれば「ばかやろう」とぶたれる時代だったから、今よりも失敗に対するあたりは強かったはず。私は何か失敗したら逃げようと思っていたくらいだ(笑)。失敗することへのハードルが下がっているにもかかわらず、挑戦しないのは本当にもったいない。壁は越えてナンボ。壁を越えていかないと、到達するところはろくなところではない。どれだけ踏ん張れるかがとても大事だ。

問い合わせ先
ルミネ代表電話
03-5334-0550

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NEW ARRIVALS: CFCL

こんにちは。

 

1月に入って雪が降る日があったりと、冬の寒さが厳しくなってきましたね。

寒い日が続くと気分が落ち込みがちですが、今日はそんな暗い気分を払拭してくれるような、春夏シーズンの新作アイテムをご紹介いたします。

4106 NEW ARRIVALS: CFCL

昨年よりお取扱いをスタートしご好評をいただいている<シーエフシーエル>より、バーニーズ ニューヨーク限定カラーの長袖カットソーとスカートが登場。

シンプルながらも構築的なシルエットがモードからカジュアルまでさまざまなシーンにマッチします。

一目見ただけで思わず「可愛い!」「素敵!」と声に出てしまうようなアイテムです。

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丸みのある立体的なフォルムが特徴の人気モデル“ポッタリー”シリーズ。

今回は特別に、春らしいグリーンとホワイトをリクエストしました。

 

IMG 3557 NEW ARRIVALS: CFCL

こちらはエレガントな印象の深みのあるグリーン。

落ち着いた色味は寒い時期から春先まで、長くご愛用いただける一枚です。

お手持ちのアイテムとも合わせやすいので、日々のコーディネートに活躍してくれますよ。

 

IMG 3519 NEW ARRIVALS: CFCL

こちらは明るく華やかな印象のホワイト。

絶妙な違いのある数種類のホワイトの中から、気分がぱっと明るくなり、春先にわくわくするような一着にしたいという思いからオーダーしたカラーです。

スニーカーと合わせればちょっとしたお出かけにもぴったりな元気で明るい印象に、

ヒールのあるパンプスを合わせれば上品で華やかな印象に、というように幅広いスタイリングでご活用いただけるカラーです。

 

デザインだけでなく、ご自宅で洗濯できるというイージーケアや、環境に配慮した素材を使用しサスティナブルな服づくりを手がけている点でも魅力的なブランド<シーエフシーエル>

銀座本店六本木店横浜店神戸店福岡店オンラインストアにてご紹介しております。

この機会にぜひご覧くださいね。

 

<シーエフシーエル>のブランドコンセプトについてはこちらの記事でも詳しくご紹介しております。>>>

 

感染拡大防止へのお願いと安全・安心への取組みについて>>>

「ボビイ ブラウン」から初の桜アイテムが登場 

 「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」は2月18日、ブランド史上初となる桜モチーフの限定コレクション“グロウ & ブロッサム コレクション”を発売する。桜のピンクの花びらと質感にインスパイアされたアイシャドウパレット(税込6600円)、リップティント(限定2色、各税込4620円)、桜のモチーフをボトルに施したクレンジングオイル(200mL、税込5390円)をそろえる。11日には公式オンラインショップおよびアットコスメショッピングで先行発売する。

 5色入りの“ペタル ウォッシュ アイシャドウ パレット”は、“ペール ピーチー ピンク”“ライト ピンク”“ロージー”“ダスティ ローズ”と過去の限定品として人気の高かったピンクを集めた。マット、スパークル、メタリックと異なる質感を組み合わせ、軽やかな春らしい目元を演出する。“エクストラ リップ ティント”は満開の桜の花びらのような“ベアブルーム”と、深みのある“ベアローズ”の2色が登場。オリーブやホホバ、アボカドをはじめ6つのボタニカル由来成分を配合し唇に潤いを届ける。限定パッケージの“スージング クレンジング オイル”は肌に必要な潤いを守りながら、すっきりメイクや肌汚れを落とす。

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「ボビイ ブラウン」から初の桜アイテムが登場 

 「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」は2月18日、ブランド史上初となる桜モチーフの限定コレクション“グロウ & ブロッサム コレクション”を発売する。桜のピンクの花びらと質感にインスパイアされたアイシャドウパレット(税込6600円)、リップティント(限定2色、各税込4620円)、桜のモチーフをボトルに施したクレンジングオイル(200mL、税込5390円)をそろえる。11日には公式オンラインショップおよびアットコスメショッピングで先行発売する。

 5色入りの“ペタル ウォッシュ アイシャドウ パレット”は、“ペール ピーチー ピンク”“ライト ピンク”“ロージー”“ダスティ ローズ”と過去の限定品として人気の高かったピンクを集めた。マット、スパークル、メタリックと異なる質感を組み合わせ、軽やかな春らしい目元を演出する。“エクストラ リップ ティント”は満開の桜の花びらのような“ベアブルーム”と、深みのある“ベアローズ”の2色が登場。オリーブやホホバ、アボカドをはじめ6つのボタニカル由来成分を配合し唇に潤いを届ける。限定パッケージの“スージング クレンジング オイル”は肌に必要な潤いを守りながら、すっきりメイクや肌汚れを落とす。

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2022年、朝食はおかゆで”チルしよう”。『癒される』おかゆは朝食マーケットで拡大するのか?

コロナ禍で朝食マーケットへの取り組みが拡大している。朝ラーメン、朝焼肉、朝ステーキなどが賑わいを見せているが、数年前からじわじわと人気が出ており、朝食メニューとしても増えているのが「おかゆ」である。王道の中華粥からバリエーション豊富なアレンジ粥まで、2022年朝食マーケットの主役は「おかゆ」なの?
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ZOZOと楽天がリアル店舗を支援する理由:記者談話室vol.15

 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

 第15回は「ZOZOと楽天がリアル店舗を支持する理由」です。ファッションにおけるネット通販最大手ZOZOと、金融を含めた巨大経済圏を作る楽天が新しい戦略を進めています。サイトで商品を売るだけにとどまらない次の一手とは?

【今回のキーワード】
楽天ファッション オムニチャネルプラットフォーム/ゾゾモ/在庫一元化できる/本気のロジスティックス/ゾゾタウンでユナイテッドアローズ原宿店の在庫がわかる/ZOZOの澤田社長/店舗の生産性を上げために仕組みを提供/ECサイトからポータルサイトへ/通勤中にスマホで何を見るか/ソリューション型/ロコンドのオープンプラットフォーム/ゾゾタウンが阪急うめだ本店でイベント

出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する

横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身

五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など

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