新宿の新名所、アルペンのアウトドアフロアをパトロール “映える”キャンプがしたければここへ行け!

 4月1日、東京・新宿にスポーツ専門店アルペンの旗艦店「アルペン トーキョー(ALPEN TOKYO)」がオープンします。アルペンと言えば愛知・名古屋発の企業。愛知出身の記者は若かりしころ、地元のアルペン店舗に毎冬スキー用具を見に通っており(当時のアルペンは、広瀬香美のCMソングでおなじみのスキーの店でした)、勝手に親近感を抱いています。というわけで、オープンに先駆けて同店をパトロールしてきたので、ファッションビジネス誌目線でご紹介します!

 ……と意気込んではみたものの、地上8階+地下2階の計10フロア、延べ床面積1万2000平方メートル超(甲子園のグラウンドとほぼ同じ)と広大過ぎたので、今をときめくキャンプやアウトドアレジャーのフロアに絞ってご紹介します。「アルペン トーキョー」はアルペンの主要3業態「スポーツデポ」「アルペン アウトドアーズ」「ゴルフファイブ」で構成されていますが、3階の一部〜5階を占める「アルペン アウトドアーズ」がまさにキャンプや外遊びの売り場です。

【4F 個性派キャンパーもうならす圧倒的品ぞろえ】

 それではまずは4階から。エスカレーターを降りてすぐという最重要スポットで打ち出していたのが、ソロキャンプ用品でした。レペゼンソロキャンパーなお笑い芸人、ヒロシさん監修のコーナーに小型テントなどが並んでいます。その奥の壁面は寝袋コーナー。さまざまなサイズ、厚みの寝袋が色別に陳列されているさまはなかなかに壮観。寝袋コーナーだけでなく、こちらの店舗は各フロアで“映える”(写真映えする)VMDにかなり注力しています。「EC全盛の時代にこれだけの旗艦店を作る以上、世界観の打ち出しを徹底してSNSでバズる店でなければ意味がない!」という思いをビシバシに感じさせます。

 寝袋コーナーの隣は100型近くが並ぶ焚き火台コーナー、その横が調理器具などのダイニングコーナー、ランタンなどの明かりコーナー、イスコーナー。どこもかしこも本当に映えています。そして、丁寧にシーン提案がされているので買ったあとのことをイメージしやすい。フロアを見渡して改めて感じましたが、キャンプギアって、今は本当にさまざまなデザインがあるんですね。「キャンプ人口が拡大し、人と被らない個性的なデザインを求める人が増えている」(フロア担当者)ことを反映しています。

 キャンプやアウトドアなどの市場では、“ガレージブランド”と呼ばれる小規模ブランドが続々と生まれていると最近よく耳にします。そう聞くと、原宿にマンションメーカーがポンポン生まれていた1980年代のファッション業界みたいだな〜と私はいつも感じます。「飽和の時代で新しいものなんてなかなか生まれない」とよく言われますが、盛り上がっている市場ではちゃんと新しいものが生まれているんですね。

 4階には、おしゃれアウトドアショップ「エイアンドエフ(A&F)」のコーナーもあります。「エイアンドエフ」が「アルペン アウトドアーズ」に入るのは新宿店が初めてとのこと。「サカイ(SACAI)」や「ジュンヤワタナベ(JUNYA WATANABE)」などとのコラボでファッション業界人にもおなじみな「ペンドルトン(PENDLETON)」グッズも豊富でした。

【5階 ファミリー用大型テントも試し張り可能】

 
 5階はテントを中心とした売り場です。レジの後ろにファミリー用の大型テントも試し張りできるスペースを設けているのがポイント。それぞれのテントの設営動画も店頭で流しているので(QRコードを読み込んで自分のスマホで確認することも可能)、試し張りの際も迷うことはなさそうです(もちろん販売員さんもサポートしてくれます)。テントだけで350型以上ストックしているそうで、「最近は冬のキャンプも人気なので、(3シーズン用ではなく)オールシーズン用のテントがよく売れる」とのこと。

 そして5階の“映え”スポットが、色別にグラデーション陳列されたペグ(テントを立てる際などに使う杭)のコーナー。正直、「ペグの色までここまで細かくこだわる人っているのか!?」と私はおののいたのですが、「個性を表現したいお客さまはペグも色で選ぶ。写真に写った時にきれいな方がいいという声は多い」とのこと。皆さん本当に細かいところまでこだわっているんですね〜。

 5階には「スノーピーク(SNOW PEAK)」「ロゴス(LOGOS)」「コールマン(COLEMAN)」がショップインショップ展開しており、各社の販売員さんも常駐しています。また、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」がテントなどのキャンプギアをそろえている実店舗はここが初めてなんだとか。

【3階 全国の販売員のスナップから商品を検索】

 最後に3階をご紹介。ここはフロアの半分がアウトドアウエアの売り場で、もう半分はフィットネスの売り場。アウトドアウエアのコーナーには、「ザ・ノース・フェイス」「パタゴニア(PATAGONIA)」「コロンビア(COLUMBIA)」「チャムス(CHUMS)」などが並びます。それらと共にドーンと陳列されていたのが、「トライアンタン(TRIANTAN)」というブランド。聞き慣れない方も多いでしょうが、こちらはアルペンのオリジナルブランド。機能素材、機能的デザインを比較的買いやすい価格で打ち出しています。

 3階の注目ポイントは、店内のデジタルサイネージでアルペン各店の販売員のスタイリングを表示していること。ファッション業界ではおなじみのバニッシュスタンダードの「スタッフスタート」を導入したものです。販売員の着用アイテムが気に入ればそのままECサイトに飛んで詳細を確認できる仕組み。アパレルを扱う他のフロアでも、「スタッフスタート」を導入しているそうです。

 駆け足になりましたが、以上が「アルペン トーキョー」のキャンプ・外遊びフロアの見どころになります。聞くところによれば「アルペン トーキョー」内覧会には、大手セレクトショップや大人気ウィメンズアパレルメーカーの社長らも続々と訪れて、皆さん売り場作りや品ぞろえに興味津々だったとか。スポーツやアウトドアの市場が盛り上がる中で、ファッション系企業各社もアルペンとなんとかタッグが組めないかと、いろいろ考えているんでしょうね。皆さんもぜひ一度、店頭を訪れてみてください。

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世界一に並んだ「35期連続増収増益」のニトリ会長が決算で語ったこと

 ニトリホールディングスは2022年2月期決算で、35期連続の増収増益を達成した。上場後だと32期連続となり、世界最大の小売企業であるウォルマートの記録に並んだ。売上高は8115億円(前期比13.2%増)、経常利益は1418億円(同2.5%増)、経常利益率は17.5%。期末店舗数はニトリグループ全体で79店舗増加し、801店舗になった(うち、国内708店舗、海外93店舗)。ちなみに、30年前の1992年2月期は、売上高175億円、経常利益12億円、経常利益率は6.9%、期末店舗数は21だった。

 3月31日に行った決算会見で、白井俊之・社長兼最高執行責任者(COO)は「創業期からさまざまなチャレンジを行い、『製造物流IT小売業』というビジネスモデルを生み出したことでこのような結果を得ることができた。引き続きより多くのお客さまに豊かな暮らしを提供していけるよう取り組んでいく」と語った。

 似鳥昭雄・会長兼最高経営責任者(CEO)は「正直言って、こんなに続くとは思わなかった。運が良かった。もうダメかなと思ったら為替が円高になったりみたいなことが何回かあった。世界では(米国の)ウォルマートが上場して32年連続していて世界一で、(ニトリは)第2位の(ドラッグストアチェーンの米国)ウォウグリーンと同率だった。今回の決算で上場後でも32期連続増収増益ウォルマートに並んで世界一になった。ここまでこれたのはみなさんや社員、株主のみなさんのおかげだと深く感謝している。できれば単独で1位になり、その後も続けたいという考えを社員一同持っている。そのためにはどうするかに取り組んでいる」とコメント。

 今後、増収増益を続けるために一番大事にしている事業はとの問いに対して、「(昨年買収した)島忠の件もあるし、チャンスがあればM&Aをしていきたい。単独での取り組みには限界がある。時間を短くしていく、時間を買っていくということなら大いに結構だと思う。具体的にどこにどうやってということはちょっと言えない」と、いくつか案件が進んでいるかのような含みを持たせた。

 また、目指す姿として「総合住関連の企業になりたいなと(思っている)。ヤマダ電機が建築から家具、インテリアを含めて、住関連提案企業としているが、僕はそういうやり方も正しいと思う。我が社はホームファニシングとホームセンターの方から、家電も(強化していく)」と宣言。家電はニトリだけでなく島忠も含めて、家電専門店をテナントとして導入する一方で、自社の家電製品も拡充していく考え。

 「トータルコーディネートの大人服」と謳うアパレル専門店の「N+(エヌプラス)」は、2022年2月期末で18店舗になった。「現在、20店舗になっており、今年中に40店舗になる。50店舗になると黒字になると思う。コーディネートの提案は年々良くなっていて、今年の春も良くなっている。点数でいうとようやく50点。60点まではいかないが半分ぐらいまでいった。(コロナが終息したら)早くアメリカやヨーロッパにいって勉強しして追いつきたい。日本には(カラーを軸に)コーディネートしている30~50代のファッション(ブランド・ストア)は1社もないのが現実。それをぜひ実現したい。私が今一番、というか、かなり力を入れている。今月もデザイナーを2人新しく採用した」と説明。似鳥社長が掲げていた200店舗体制に向けて態勢を強化する。

 ただし、ニトリ事業の売り上げは前々期比では5.8%増ながらも、前期比では5.3%減とマイナスに。経常利益も前々期比では26.5%増だが、前期比では0.1%増と伸び悩んだ。理由の一つは、前年の巣ごもり消費の反動減が予想以上だったこと。2つ目は、コロナ禍やコンテナ不足、物流の混乱などでASEANや中国からの商品調達が遅れ欠品が発生したこと。3つ目は、海外に出張できない分、生活者の変化に合わせた商品開発が少なくなっていることを挙げた。「今後は、商品開発部隊の主力15~20人を産地に送り込む。家電の人数も増えており、今は30人ぐらい。日本にはない商品をどんどん開発し、アイリスオーヤマみたいな商品開発を進めていきたい」と似鳥会長。

 アプリ会員数は当初目標の1300万人を達成し、1314万人となった。今期は1600万人を目指す。通販事業は、巣ごもり需要のあった前期をさらに大きく上回り、710億円に達した。リアルタイムのコミュニケーションが可能なインスタライブも開始。「継続的な関係性の構築と、買い物利便性の向上に努めていく」と白井社長。

 なお、原材料高や物流費の高騰などが続いているが、原価低減策として、原材料の自社買い付けや、カーテンやカーペットなど、自社工場での生産を本格化。前期に全社の購買部門を統合して購買コントロールを開始。共同買付け、効率化、外注から内製化への変更や、施策のゼロベースでの見直しなどを進めており、今期さらに効果を発揮するとみる。物流関連では川崎ディストリビューションセンター(DC)と五霞DCへのコンテナ輸送を開始。自社で車両を保有して、港から各物流拠点までの輸送効率を向上させコストを削減。国内物流拠点の再構築の一環として、名古屋DCや幸手DCの新設に着手した。

 2023年3月期には、5つの主要施策に取り組む。ひとつ目は「安さを追求し、客数を増やす。デスティネーションストアとして、お客さまのさらなる支持を得る」。2つ目が2032年ビジョン実現に向けて、基盤構築と成長を加速。グローバルサプライチェーンとITシステムの構築、未出店の国や地域へ出店を加速する。3つ目が島忠のホームセンター事業で「既存事業より幅広い品ぞろえを実現するとともに、シナジー効果を最大化する」。4つ目が「国・地域や事業領域の拡大を可能にする基盤構築」で、海外で、今期は41店舗を新規出店し、2025年度に280店舗とすることを目標に掲げる。そして5つ目が「ロマン実現に向けた歩みとともに、世の中の課題を解決し、より良い未来を目指す」で、「一気通貫のビジネスモデルを生かし、環境・社会・ガバナンスなどあらゆる段階で改善、改革を実行し、本質的なサステナビリティ経営を推進していく」と白井社長。

 なお、決算期を2月20日締めから、3月31日締めに変更。2023年3月期は13カ月の変則決算となるが、売上高9636億円(前期比18.6%増)、経常利益1530億円(同7.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1040億円(同7.5%)を予定する。出店は国内100店舗、海外41店舗で、期末店舗数は942店舗を予定する。前提条件として、既存店は前期比2.6%増、設備投資890億円を見込む。為替レートは9月まで114円90銭で為替予約しており、年間予想レートは115円としている。

 4月1日にはIT新会社ニトリデジタルベースを設立し、グループのDX(デジタルトランスフォーメーション)をさらに加速させ、グローバル、かつ、大規模に、革新、イノベーションを目指す。東京・目黒にオープンする新店の上層階に拠点を置き、創造的な活動に集中できる働き方や、リモートワークなどを導入する。業界の垣根を超え、IT、デジタル人材、データサイエンティストを採用する。

 別会社化し、似鳥会長が自ら会長を兼務する。「情報関係は人材の取り合いだ。従来のニトリの賃金体系ではなかなか対応できない。また、うちの人間が逆にスカウトされてしまう。賃金体系も就業規則もすべて別にしなければならない。(ニトリの)初任給は今年、大卒で25万円だが、それを上回るものを提示する。フロアの雰囲気もコンテンポラリーに現代風にして、うちだったら始末書ものだが、ジーパンもTシャツもヒゲもなんでもOKにする。場所もいいところなので人も集まりやすく、採用もしやすい。(ニトリでは難しいが)、社長、役員なども目指せるなど、夢と希望が持てる」と説明。

 さらに、「ニトリのシステムは前例がない。原料を調達し、商社機能も、物流も海運も、海外もやっている。ありとあらゆる世界の一流のシステムに(開発を)お願して、結局できずに損をして、止めた経緯がある。自分たちで作るしかない。(そのシステムやノウハウなどを外部に)販売することができる。成功したらすごいこと。価値があると思う。別会社にすることでそういう集団を作ることができる。将来、500~1000人規模になり、手狭になって別のところに移っていくようなこともあるかも」と意気込む。

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「プラスチック新法」でポーラや「ザボディショップ」が取り組むアメニティー製品は

 事業者にプラスチックごみ削減対策を義務づける「プラスチック資源循環促進法」が4月1日に施行する。その中の一つに「無料で配布されるプラスチック製品の提供方法」の見直しがある。ホテルなどでの対象製品に挙がっているブラシや歯ブラシ、シャワーキャップなどにはないものの、ビューティ業界ではシャンプーやコンディショナー、ボディーソープといったアメニティーの対応が求められそうだ。

 国内業務用アメニティーとして業界トップクラスの実績をもつポーラは、ホテルアメニティーブランドの「シャワーブレイク(SHOWER BREAK)」(シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、リンスインシャンプー)を 2月21日にリニューアルした。容器は、飲料用ペットボトルを中心にリサイクルした100%再生PET素材を採用。従来の原油由来のペット樹脂と比較してCO2の排出量を約63%削減した。外箱ダンボールやカタログには森林認証紙を使用する。「販売個数シェアも多いことから、環境配慮の取り組みとしてある程度の貢献ができるのではないか」(同社広報担当者)と語る。

 トライアルサイズをホテルなどのアメニティーとしても展開する「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」は、現状アメニティーに特化して何かを実施するということは決まっていない。ただ今後も、コミュニティーフェアトレードで調達したリサイクルプラスチックの取扱量を増やしたり、ギフトパッケージにおけるプラスチックの削減や店舗におけるリフィルステーションを拡大したりするなど、「ブランドとしてできる限りのプラスチック削減に向けた取り組みを拡大していく」(PR担当者)とコメントした。

 ビューティ業界では空き容器の回収や水平リサイクルなどを積極的に行っている。花王とコーセーは化粧品事業のサステナビリティ領域において包括的な協働を進めており、花王が推進する「化粧品プラスチックボトルの水平リサイクル」では、花王が21年6月からスキンケアブランド「トワニー(TWANY)」のボトル容器に日本環境設計のケミカルリサイクルPETを採用。2月には「エスト(EST)」「リサージ(LISSAGE)」「デュウ(DEW)」などの新製品に導入した。今後、コーセーの主力スキンケアブランドでも展開する計画だ。

 「ナチュラグラッセ(NATURAGLACE)」「ドクターブロナー(DR.BRONNER'S)」などのナチュラルコスメブランドを展開するネイチャーズウェイは、テラサイクルジャパンと協和資材、グラセルと協働し、自社回収した使用済み化粧品容器キャップの水平リサイクルを実現した。リサイクルの難易度が高い複合素材のプラスチック容器ではなく、本体容器よりもリサクルしやすいキャップに焦点を絞ることで、再資源化することをかなえた。

 その第1弾製品を「ナチュラグラッセ」から4月27日に発売する。“UV プロテクションベース M”の容器は、自社回収容器由来の原料を40%配合し、残り60%も容器の製造工程から生まれた端材を利用して製造。約300 kgのバージンプラスチック削減を達成した。

 こうした取り組みは「プラスチック資源循環促進法」を契機にさらに加速しそうだ。

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「リュウノスケオカザキ」は夢と現実の狭間を進む 感情を揺さぶるドレスの新章

 岡﨑龍之祐のファッションブランド「リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)」は、渋谷区や渋谷周辺の施設が参加するイベント“渋谷ファッションウイーク”の一環で、23体の新作を集めたコレクション“001”のランウエイショーの映像を公開した。映像は27日に渋谷で開催したショーを収録したもので、当日はメディアや一部関係者を渋谷・桜ヶ丘の再開発地区に招待した。会場は工事が着々と進む物々しい雰囲気で、招待者はマスクも含めて全身真っ黒に指定されたドレスコードに身を包み、全員が黒いヘルメットも着用するという異様な空間。一見すると、“自然との調和”を掲げる「リュウノスケオカザキ」のクリエイションとは相反するムードに、期待と不安が入り混じる。

 岡﨑デザイナーにとって、今回のショーは人生で2度目の経験だ。東京藝術大学大学院在学中からドレスを作り始め、卒業から半年後の2021年8月に文化庁の支援を受けて「楽天 ファッション ウィーク東京」で初めてのショーを開催し、学生時代からの作品も含めたコレクション“000”を披露。歩行のリズムに合わせて躍動するドレスが大きな反響を呼んだ。以降はファッションメディアに登場する機会も増え、「リュウノスケオカザキ」のドレスが「ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)」の表紙を飾り、2022年の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」のファイナリストに選出されるなど、ファッション業界でのキャリアを着実に歩んでいる。

暗闇に浮かぶドレスの輪郭

 今回は“001”と題し、昨年のショー以降に制作した23体の新作で臨んだ。漆黒の会場に強烈なライトが灯ると、暗闇の向こうからシンメトリックなドレスの輪郭が徐々に浮かび上がる。鮮やかな色彩の組み合わせや柄でテキスタイルが際立った“000”に対し、“001”は過度な装飾をそぎ落とし、ストイックに造形美に徹した印象だ。前回よりも軽やかで、肌の露出が多かったのは、リズミカルに動く巨大なドレスの内側に生じる空間にも焦点を当て、肌との余白もクリエイションの一部としてデザインしたからだろう。その分、軽量のチューブで描く曲がりくねった装飾や、ドレスの引き裾という“足し算”のデザインが一段と主張していた。フィナーレで23着のドレスが連続すると、まるで夢の中にいるような光景で、むき出しの鉄柱が並ぶ現実的な空間でさえ、多様な美しさを引き立てるセットのように調和していた。

 岡崎デザイナーは、“001”でも物作りの根幹にある“祈り”と“自然との調和”を貫き、「手を動かし続けて初めて発見できるかたちや湧き上がる昂揚感」に向き合いながら、素材やフォームのを通じて自身の造形への美学を表現したという。クリエイションの方向性はそのままに、生地についてさらに深く探求し、進化させることに挑んだ。また、物々しい工事現場も“自然との調和”なのだという。「服とこの場所は対極に見えるけど、人の生活の延長線上にできたものであれば、それも自然なのだと思う」。

 ショーと同じく、「リュウノスケオカザキ」自身もまた夢と現実の狭間にいる。“000”が与えた衝撃は、おそらく本人の予想以上に大きかったはずだ。ファッション業界から注目を浴びれば浴びるほど、ビジネスについて本気で考えるタイミングが迫ってくる。「商品化はいつ?」と繰り返し聞かれたり、記者に囲まれたり、前回と比較されたり、シーズンごとに新作が期待されたりすることは、ファッションビジネスの世界では当然の“現実”なのだから。しかし例え現実に直面しても、岡崎デザイナーのルーツからにじみ出る、人の心を動かすクリエイションはこの先も揺るがないだろう。小難しい考察よりも、「きれい」「すごい」「かっこいい」というシンプルな直感を呼び起こす“夢”のドレスは、ビジネスになりすぎたファッション界を揺さぶる力がある。光に向かって歩み始めたばかりの26歳は、これからどう進化していくのだろうか。

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「リュウノスケオカザキ」は夢と現実の狭間を進む 感情を揺さぶるドレスの新章

 岡﨑龍之祐のファッションブランド「リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)」は、渋谷区や渋谷周辺の施設が参加するイベント“渋谷ファッションウイーク”の一環で、23体の新作を集めたコレクション“001”のランウエイショーの映像を公開した。映像は27日に渋谷で開催したショーを収録したもので、当日はメディアや一部関係者を渋谷・桜ヶ丘の再開発地区に招待した。会場は工事が着々と進む物々しい雰囲気で、招待者はマスクも含めて全身真っ黒に指定されたドレスコードに身を包み、全員が黒いヘルメットも着用するという異様な空間。一見すると、“自然との調和”を掲げる「リュウノスケオカザキ」のクリエイションとは相反するムードに、期待と不安が入り混じる。

 岡﨑デザイナーにとって、今回のショーは人生で2度目の経験だ。東京藝術大学大学院在学中からドレスを作り始め、卒業から半年後の2021年8月に文化庁の支援を受けて「楽天 ファッション ウィーク東京」で初めてのショーを開催し、学生時代からの作品も含めたコレクション“000”を披露。歩行のリズムに合わせて躍動するドレスが大きな反響を呼んだ。以降はファッションメディアに登場する機会も増え、「リュウノスケオカザキ」のドレスが「ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)」の表紙を飾り、2022年の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」のファイナリストに選出されるなど、ファッション業界でのキャリアを着実に歩んでいる。

暗闇に浮かぶドレスの輪郭

 今回は“001”と題し、昨年のショー以降に制作した23体の新作で臨んだ。漆黒の会場に強烈なライトが灯ると、暗闇の向こうからシンメトリックなドレスの輪郭が徐々に浮かび上がる。鮮やかな色彩の組み合わせや柄でテキスタイルが際立った“000”に対し、“001”は過度な装飾をそぎ落とし、ストイックに造形美に徹した印象だ。前回よりも軽やかで、肌の露出が多かったのは、リズミカルに動く巨大なドレスの内側に生じる空間にも焦点を当て、肌との余白もクリエイションの一部としてデザインしたからだろう。その分、軽量のチューブで描く曲がりくねった装飾や、ドレスの引き裾という“足し算”のデザインが一段と主張していた。フィナーレで23着のドレスが連続すると、まるで夢の中にいるような光景で、むき出しの鉄柱が並ぶ現実的な空間でさえ、多様な美しさを引き立てるセットのように調和していた。

 岡崎デザイナーは、“001”でも物作りの根幹にある“祈り”と“自然との調和”を貫き、「手を動かし続けて初めて発見できるかたちや湧き上がる昂揚感」に向き合いながら、素材やフォームのを通じて自身の造形への美学を表現したという。クリエイションの方向性はそのままに、生地についてさらに深く探求し、進化させることに挑んだ。また、物々しい工事現場も“自然との調和”なのだという。「服とこの場所は対極に見えるけど、人の生活の延長線上にできたものであれば、それも自然なのだと思う」。

 ショーと同じく、「リュウノスケオカザキ」自身もまた夢と現実の狭間にいる。“000”が与えた衝撃は、おそらく本人の予想以上に大きかったはずだ。ファッション業界から注目を浴びれば浴びるほど、ビジネスについて本気で考えるタイミングが迫ってくる。「商品化はいつ?」と繰り返し聞かれたり、記者に囲まれたり、前回と比較されたり、シーズンごとに新作が期待されたりすることは、ファッションビジネスの世界では当然の“現実”なのだから。しかし例え現実に直面しても、岡崎デザイナーのルーツからにじみ出る、人の心を動かすクリエイションはこの先も揺るがないだろう。小難しい考察よりも、「きれい」「すごい」「かっこいい」というシンプルな直感を呼び起こす“夢”のドレスは、ビジネスになりすぎたファッション界を揺さぶる力がある。光に向かって歩み始めたばかりの26歳は、これからどう進化していくのだろうか。

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「オメガ」 × 「スウォッチ」のコラボ時計がリセールサイトで記録的な取引数に 最も人気のモデルは?

 リセールサイト「ストックX(STOCK X)」は、「オメガ(OMEGA)」と「スウォッチ(SWATCH)」による初のコラボレーション“ムーンスウォッチ”が、数々の記録を樹立していることを発表した。

 同サイトによると、3月26日の発売から1週間足らずで約2000件の取引数となっており、これは1週間単位で見た場合の“サイト史上最も取り引きされた腕時計”だという。平均の取引価格は、小売価格260ドル(税込3万3550円)の250%増となる900ドル(約11万円)で、この上昇率は「ナイキ(NIKE)」と「オフ-ホワイト ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」などの一部のコラボスニーカーでしか記録されたことがない驚異的な数字だ。なお全11種のうち、最も取引数が多いのは、月がモチーフの“ミッション トゥ ザ ムーン(Mission to the Moon)”で392件(3月29日時点)。最も平均取引価格の上昇率が高いのは、天王星がモチーフの“ミッション トゥ ウラヌス(Mission to Uranus)”の300%(1040ドル、約12万7000円)となっている。

 “ムーンスウォッチ”は、時計企業スウォッチ グループ(SWATCH GROUP)傘下の「オメガ」と「スウォッチ」による初のコラボということで注目を集め、日本でも26日に発売予定だった。しかし販売店舗に購入希望者が殺到して中止となり、29日に抽選販売が行った。

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ワークマンが「靴市場」に殴り込み 専門業態スタートで売上高600億円めざす

 ワークマンは31日、PBシューズ専門の新業態「ワークマン シューズ」を4月1日の開店に先駆けて関係者に公開した。「#ワークマン女子」なんばシティ店(大阪)の真向かいに立地する。ワークマンの製品カテゴリーの中で、女性向け機能ウエアに次いで成長率が高い一般向け機能性シューズに特化し、靴の販売に本腰を入れる。

 なんばシティの新店舗の売り場面積は122平方メートル。隣接する「#ワークマン女子」と合わせると518平方メートルとなり、同社最大の店舗になる。「ワークマン シューズ」単店舗として初年度売り上げ2億5000万円を見込む。

 6月には東京・池袋サンシャインシティに2号店を出店する。両店は実験店舗と位置付ける。両店で売れ行き上位の商品を既存の「ワークマンプラス」「#ワークマン女子」に大量投入していく考えだ。

 靴の新業態を出店する背景には、作業靴を除いた一般靴が売り上げを大きく伸ばしていることがある。2021年3月期の一般靴の売り上げは前期比40%増で100億円を突破。それまでも毎年倍々ゲームで成長していたという。土屋哲雄専務は「年間100億円という売り上げは、靴小売業界ではトップテンに入る。23年3月期にはさらに140億~150億円に拡大して業界6位をめざす」と意気込む。

 「ワークマン シューズ」は働く女性の作業服を意識したタウンウエアもあわせて展開し、夏物のピーク時でシューズ34アイテム、靴関連小物49アイテム、レディスウエア29アイテムで構成する。とくに注目の商品は、“ハタラクジョシ”企画として打ち出すワークマン初の女性向けPB(プライベートブランド)シューズ。既存店の女性客からの要望が多かったパンプス(税込2480円)とバレエシューズ(1680円)のほか、グルカサンダル(1680円)、レースアップシューズ(1680円)を販売する。「#ワークマン女子」の女性客を狙い、パンプスだけで売り上げの2割を占めると予想する。

 次に期待するが、フルマラソンも走れるという高機能・低価格のランニングシューズ「アスレシューズ ハイバウンス オーバードライブ」(2900円)だ。ソールに独自開発のカーボン配合プレート「ドリブンプレート」を内蔵。推進力を追求して走りに特化したモデルで、反発力はスポーツブランドの上位品と同等レベルだという。さらにミッドソールにも独自開発の高反発素材を搭載しているほか、ランニング初心者でも足を痛めないよう安定感のある設計にした。「ワークマン シューズ」で先行販売し、初年度は年間約30万足の販売を計画する。店内には、ランニングシューズの履き心地や推進力を体感できるランニングマシーンを設置した。滑らない靴の耐活性能を体験できるコーナーもあり、PBシューズの機能の高さをよりアピールしていく。

 当面は展開アイテム数を絞り込みながらショッピングモール内で単独店や、「#ワークマン女子」との複合店などで出店する。アイテム数が150アイテムまで拡大した段階で路面店を出す。路面店は330〜495平方メートルを標準とし、フランチャイズ店で運営する。路面出店から10年間で200店舗、売上高300億円をめざす。その時点で、一般靴の総売上高は既存の「ワークマン」「ワークマンプラス」で展開する300億円を合わせて600億円になる計画だ。

 靴小売市場への本格参入について、土屋専務は「将来的には業界3強のABCマート、チヨダ、ジーフィットに次ぐポジションにもっていきたい。靴市場はメーカーが強く、小売主導で展開している企業が意外と少ない。PB100%で小売主導の店舗を作り、価格に見合った価値を提供して業界に旋風を起こしたい」と話す。

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「N.ハリウッド」とインテリアショップのニック ホワイトがコラボ ミッキーがスエットとTシャツのデザインに

 「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」は、インテリアショップのニック ホワイト(NICK WHITE)とコラボレーションした“ディズニー コレクション”のTシャツとスエットを4月9日に発売する。尾花大輔「N.ハリウッド」デザイナーとニック ホワイトの楳澤茂ディレクター兼バイヤーが同じ古着屋で経験を詰んでいたことから、今回の協業が実現した。

 Tシャツは1970〜80年代のリンガーTシャツをベースに製作。スエットには、同年代の米スポーツメーカーのアパレルをほうふつとさせる、やわらかく緩いリブや透け感のあるプリントの風合いを取り入れた。価格はスエットが税込2万7500円で、Tシャツが同1万9800円。いずれも特別に描き下ろしたビンテージ風のミッキーマウスをプリントし、両ブランド名を施したタグをあしらった。

 アイテムは、「N.ハリウッド」直営店と公式オンラインストアをはじめ、ニック ホワイトやN.ハリウッド ゾゾヴィラ(N.HOOLYWOOD ZOZOVILLA)、「ミスターハリウッド(Mister Hollywood)」、ミスターハリウッド オオサカ(Mister Hollywood OSAKA)で取り扱う。

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検索数が急上昇した注目ワードとは? アカデミー賞のゼンデイヤや、「ブリジャートン家」シーズン2の衣装に熱視線

 複数のファッションECサイトからセールアイテムを一覧できるサービスを提供する「ラブ・ザ・セールス(LOVE THE SALES)」が、3月25〜27日にかけて急増したファッション関連の検索ワードを発表した。

 27日(現地時間)には第94回「アカデミー賞(Academy Awards)」の授賞式が行われたが、その24時間以内に、俳優のゼンデイヤ(Zendaya)とティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)のルックに関する検索が急上昇。ゼンデイヤは「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の白いサテンのクロップドシャツにシルバーのスカートを合わせ、ティモシーは「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」によるレースがあしらわれたウィメンズのタキシードスーツで登場した。2022年春夏コレクションからのアイテムで、黒いレザーブーツを合わせてスタイリングした。

 これらは“伝統的な”レッドカーペットルックから一線を引いたスタイルだとして注目を集め、“ユニセックス ファッション”の検索数は326%上がった。ほかにも、“ウィメンズ クロップドシャツ” “ウィメンズ ホワイト シャツ” “ウィメンズ スーツ”はそれぞれ135%、104%、43%上昇。ティモシーのルックの影響で、“メンズ スパンコール ジャケット”は257%、“ティモシー・シャラメ ファッション”は100%増加した。

 25日には、ネットフリックス(NETFLIX)の人気時代ドラマ「ブリジャートン家(Bridgerton)」のシーズン2が配信開始となり、作中の衣装に関連した検索も急増している。イギリスの摂政時代(リージェンシー時代)を舞台とした同ドラマのドラマチックで豪華な衣装は、シーズン1から話題を集めていた。

 前シーズンの主人公、ダフネ・ブリジャートン(Daphne Bridgerton)やエロイーズ・ブリジャートン(Eloise Bridgerton)が着用したパステルカラーの衣装をもとに、“フローラル プリント ドレス”の検索数は149%上昇した。ほかにも、“クロップド ジャケット”や“リージェンシー ドレス”がそれぞれ96%と84%上昇。ティアラや手袋といったファンタジックなアクセサリーにも注目が集まっており、“シルクの手袋”の検索数は63%上がった。

 メンズでは、ブリジャートン家の兄弟から、アンソニー卿(Lord Anthony)、ベネディクト・ブリジャートン(Benedict Bridgerton)、コリン・ブリジャートン(Colin Bridgerton)らが着用した衣装が注目を集め、“ミリタリー ブレザー”や“ウエストコート”がそれぞれ89%と77%上昇した。

 「ブリジャートン家」は、ジュリア・クイン(Julia Quinn)による小説シリーズを原作に、脚本家でプロデューサーのションダ・ライムズ(Shonda Rhimes)が制作したドラマシリーズ。2020年12月にシーズン1を公開。キャラクターやストーリーに加えて、時代背景に沿った作中の衣装もドラマの人気を後押しした。シーズン2ではアンソニー卿が主人公となり、愛や幸せを追求する姿を描いているという。

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検索数が急上昇した注目ワードとは? アカデミー賞のゼンデイヤや、「ブリジャートン家」シーズン2の衣装に熱視線

 複数のファッションECサイトからセールアイテムを一覧できるサービスを提供する「ラブ・ザ・セールス(LOVE THE SALES)」が、3月25〜27日にかけて急増したファッション関連の検索ワードを発表した。

 27日(現地時間)には第94回「アカデミー賞(Academy Awards)」の授賞式が行われたが、その24時間以内に、俳優のゼンデイヤ(Zendaya)とティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)のルックに関する検索が急上昇。ゼンデイヤは「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の白いサテンのクロップドシャツにシルバーのスカートを合わせ、ティモシーは「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」によるレースがあしらわれたウィメンズのタキシードスーツで登場した。2022年春夏コレクションからのアイテムで、黒いレザーブーツを合わせてスタイリングした。

 これらは“伝統的な”レッドカーペットルックから一線を引いたスタイルだとして注目を集め、“ユニセックス ファッション”の検索数は326%上がった。ほかにも、“ウィメンズ クロップドシャツ” “ウィメンズ ホワイト シャツ” “ウィメンズ スーツ”はそれぞれ135%、104%、43%上昇。ティモシーのルックの影響で、“メンズ スパンコール ジャケット”は257%、“ティモシー・シャラメ ファッション”は100%増加した。

 25日には、ネットフリックス(NETFLIX)の人気時代ドラマ「ブリジャートン家(Bridgerton)」のシーズン2が配信開始となり、作中の衣装に関連した検索も急増している。イギリスの摂政時代(リージェンシー時代)を舞台とした同ドラマのドラマチックで豪華な衣装は、シーズン1から話題を集めていた。

 前シーズンの主人公、ダフネ・ブリジャートン(Daphne Bridgerton)やエロイーズ・ブリジャートン(Eloise Bridgerton)が着用したパステルカラーの衣装をもとに、“フローラル プリント ドレス”の検索数は149%上昇した。ほかにも、“クロップド ジャケット”や“リージェンシー ドレス”がそれぞれ96%と84%上昇。ティアラや手袋といったファンタジックなアクセサリーにも注目が集まっており、“シルクの手袋”の検索数は63%上がった。

 メンズでは、ブリジャートン家の兄弟から、アンソニー卿(Lord Anthony)、ベネディクト・ブリジャートン(Benedict Bridgerton)、コリン・ブリジャートン(Colin Bridgerton)らが着用した衣装が注目を集め、“ミリタリー ブレザー”や“ウエストコート”がそれぞれ89%と77%上昇した。

 「ブリジャートン家」は、ジュリア・クイン(Julia Quinn)による小説シリーズを原作に、脚本家でプロデューサーのションダ・ライムズ(Shonda Rhimes)が制作したドラマシリーズ。2020年12月にシーズン1を公開。キャラクターやストーリーに加えて、時代背景に沿った作中の衣装もドラマの人気を後押しした。シーズン2ではアンソニー卿が主人公となり、愛や幸せを追求する姿を描いているという。

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英「アーデム」がブライダルライン“ホワイトコレクション”を始動 ドレスが88万円など

 英国ブランド「アーデム(ERDEM)」は3月31日、ブライダルライン“ホワイトコレクション”をスタートした。⽇本ではドレス2型、トップス、スカート、イヤリングを、ドレスサロン「マグノリア・ホワイト」の表参道店と⼼斎橋店で限定販売する。花をモチーフにしたオーガンジー(シルクなどを用いた平織物)やスパンコール使いが特徴で、価格はドレスが税込88万円、トップスが22万円、イヤリングが5万2800円など。

 「アーデム」はこれまで、ブライダルドレスをロンドンの直営店でのみフルビスポークサービスとして提供してきたが、日本ではプレタポルテとして展開する。

 “ホワイトコレクション”は、アーデム・モラリオグル(Erdem Moralioglu)クリエイティブ・ディレクターが、⾃⾝のアーカイブからデザインを選び、伝統的なブライダルウエアにとらわれず、モダンな感覚とオケージョンに合わせたスタイルで提案するもの。

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ちふれグループのLGBTQ+アンバサダーに櫻木彩人氏が就任 元プロサッカー選手でトランスジェンダー

 

 ちふれホールディングスはこのほど、女子プロサッカーチーム「ちふれASエルフェン埼玉」の元所属選手である櫻木彩人さんをちふれグループのLGBTQ+アンバサダーに起用した。今後はアンバサダーとして社内外に向けて講演活動などを行っていく。

 ちふれグループでは化粧品の開発や生産、販売を通じて社会貢献に努めるとともに、持続可能な社会の実現を目指している。従業員の約80%が女性であることから“ジェンダー平等の実現”を最も重要課題の一つとして選定しており、2017年には就業規則に同性婚についても明記し、異性同士の結婚と同じ扱いとしている。

 今回、LGBTQ+アンバサダーに就任した櫻木さんは性別適合手術や改名、戸籍変更をして男性となったトランスジェンダー。就任前から、多様性を認め合う社会を目指した講演活動を行っている。櫻木さんは幼い頃から性別に違和感があり、「自分は何者なんだろう」と日々葛藤していたという。「30歳のとき海外で性別適合手術をし、帰国後に戸籍と名前を変更したとき、ようやく本当の自分になれたと自分自身を受け入れることができた。自分が生まれてきた意味や使命を考え、少しでも次世代の子どもたちの力になれたら、勇気や希望を与えられるようになれたら。そうした思いを胸に、講演などを行っている。個性を磨き、自分らしくワクワクすることの大切さを伝えていきたい」とコメントした。

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ギャル雑誌「エッグ」の元編集長が高卒資格を取れる“渋谷女子インターナショナルスクール”開校

 キャスティングやプロモーション企画などを行うエムアールエーは、社会で役立つ実践スキルを身につけながら高卒資格を取得できる“渋谷女子インターナショナルスクール”を2023年4月に開校する。校長は同社の赤荻瞳・社長が務める。赤荻は、14年に休刊したギャル雑誌「エッグ(egg)」の復活に貢献し、18年から22年3月まで編集長を務めた。アンバサダーにはユーチューバーのくれいじーまぐねっとを迎えた。

 同校では、世界で活躍できる企業家やクリエイター、インフルエンサーとなる女性の輩出を目指す。“グローバルインフルエンサー”“クリエイター”“起業家”“進学”の4コースを用意し、通常の高校教育のほか、英語力やインフルエンス力、ビジネス企画力を育む授業も実施する。定員は60名。

 赤荻は同校開校の経緯について「中学生から渋谷に通い、高校生で渋谷のギャルサーに所属して、地元を超えて沢山の仲間に恵まれることができました。渋谷に来て素敵な出会いがあり、夢を叶えた私のように、今を生きる若い世代に夢や可能性を切り拓いていってほしい」とコメント。さらに「今後は校長という立場で、ギャルだけに限らず、入学する女子高生たちの夢の後押しをしていきたい」と続けた。

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ギャル雑誌「エッグ」の元編集長が高卒資格を取れる“渋谷女子インターナショナルスクール”開校

 キャスティングやプロモーション企画などを行うエムアールエーは、社会で役立つ実践スキルを身につけながら高卒資格を取得できる“渋谷女子インターナショナルスクール”を2023年4月に開校する。校長は同社の赤荻瞳・社長が務める。赤荻は、14年に休刊したギャル雑誌「エッグ(egg)」の復活に貢献し、18年から22年3月まで編集長を務めた。アンバサダーにはユーチューバーのくれいじーまぐねっとを迎えた。

 同校では、世界で活躍できる企業家やクリエイター、インフルエンサーとなる女性の輩出を目指す。“グローバルインフルエンサー”“クリエイター”“起業家”“進学”の4コースを用意し、通常の高校教育のほか、英語力やインフルエンス力、ビジネス企画力を育む授業も実施する。定員は60名。

 赤荻は同校開校の経緯について「中学生から渋谷に通い、高校生で渋谷のギャルサーに所属して、地元を超えて沢山の仲間に恵まれることができました。渋谷に来て素敵な出会いがあり、夢を叶えた私のように、今を生きる若い世代に夢や可能性を切り拓いていってほしい」とコメント。さらに「今後は校長という立場で、ギャルだけに限らず、入学する女子高生たちの夢の後押しをしていきたい」と続けた。

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最新キャップコーデでマンネリ打破!【22年春夏トレンド】

 キャップを生かした着こなしを街で見かける機会が増えてきました。ポジティブでアクティブな装いを求める2022年春夏の気分にぴったりのアイテムです。キャップならではのスポーティーな雰囲気は、着回しのバリエーションも大きく広げてくれます。

 スーツやデニムパンツといった印象の強いアイテムにも、キャップは若々しく元気なイメージを添えてくれます。視線が集まる顔周りのポジションなので、装いのムードを左右する“切り札”的存在に。色次第で華やかにもクールにも演出できます。写真のように、ジェンダーレスな装いにも役立つスグレモノ。今回は、多彩な着こなしに生かせるキャップのスタイリング術を、おしゃれスナップを通してご紹介します。

パンツスーツの崩しコーデの強い味方

 パンツスーツは隙がないキリッとした印象にまとまる点が強みですが、時にキマりすぎることも。とりわけ、ラフに普段使いしたいときに悩ましい。そんなときは、キャップをかぶるだけで絶妙の“はずし”がかないます。

 クールに仕上がる黒のパンツスーツも、キャップを加えるとムードが様変わりします。1枚目の写真は、「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」のロゴ入りキャップを合わせて、くだけた雰囲気にシフトしました。淡いピンク色のシャツでフェミニンさをプラスしつつ、メンズライクのショッパー風ビッグバッグでコントラストも引き出しています。

 パンツスーツをお手軽にカジュアルダウンする方法のひとつに、トップスをシャツからTシャツへスイッチする手があります。ベースボールキャップを添えれば、スポーティーさも加わり、さらに日常使いしやすくなります。

 2枚目の写真は、ベージュのパンツスーツでクリーンな印象にまとめながら、カラートーンが近いニューヨーク・ヤンキースのロゴ入りベースボールキャップをかぶって、アクティブな雰囲気を投入。スーツ特有の“お仕事ムード”を薄めることに成功しました。マスクとTシャツを白でそろえて、全体をツートーンにまとめたことで、きれいめに整っています。

単調になりがちなデニムパンツは色で遊ぶ

 カジュアルなイメージのデニムパンツを華やかに格上げするコーディネートで頼りになるのが、きれい色のキャップです。明るいトーンで迎えれば、ポジティブで元気な装いに仕上がります。

 ありふれデニムパンツも、色や柄の多彩なバリエーションを生かせば退屈に見えません。1枚目は、ピンクの「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のキャップがアイキャッチー。チェッカーフラッグ風のジャケットと、グリーンのポンポンバッグが装いを弾ませました。赤ブーツでマルチカラーコーデを総仕上げ。淡いブルーのトップスがブルーデニムとなじんで、全体をバランスよくまとめています。

 色数を抑えたデニムルックでは、目立つポジションのキャップが果たす役割が大きくなります。装いのムードメーカーを任せるつもりで、ビビッドカラーを選ぶのが今季のおすすめです。

 2枚目の写真は、ルックの大半を黒のコートで覆ったクールな装いです。そこに鮮やかなグリーンのキャップを差し色でプラスワン。勢いが続くトレンドカラーのグリーンは扱いが難しいところがありますが、帽子や小物だと服より取り入れやすいです。インディゴブルーとも好相性なので、デニムルックのアクセントにも使えます。

3点セットのカラーブロックでチアフルに

 スタイリングをプレイフルに彩ってくれる“カラーブロック”を楽しみたいときに、カラフルなキャップを生かせば、手間いらずです。イエローやピンクといったビタミンカラーや暖色系を選ぶと、チアフルなムードを呼び込めます。

 フレッシュさを意識したい春夏には、グリーンやイエローなどの自然界に由来する色が効果的です。1枚目の写真は、キャップにイエロー、ジャケットにグリーンを配したカラーブロックで気分も上々。デコルテにはマルチカラーのネックレスを迎え、彩り感をアップしました。

 薄着に向かうシーズンはサッパリしたスタイリングになりがちなので、カラーブロックを取り入れれば単調な印象を避けられます。“帽子・トップス・ボトムス”の3点セットを意識した配色が有効です。

 2枚目の写真は、3点セットのお手本的なカラーブロック。イエローのキャップとグリーンのパンツが爽やかなイメージを引き寄せました。白Tシャツをはさむことで全体をクリーンな雰囲気にまとめた、春夏にぴったりなカラーブロックです。

 キャップを活用したコーデはとにかく手軽なうえに、バリエーションが多彩。マンネリになりがちなスーツやデニムパンツの着回しに役立つので、試しがいがあります。ヘルシーでポジティブな着こなしが盛り上がりそうなこの春夏だからこそ、キャップを仲間に加えてトレンドをつかまえてみましょう。

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最新キャップコーデでマンネリ打破!【22年春夏トレンド】

 キャップを生かした着こなしを街で見かける機会が増えてきました。ポジティブでアクティブな装いを求める2022年春夏の気分にぴったりのアイテムです。キャップならではのスポーティーな雰囲気は、着回しのバリエーションも大きく広げてくれます。

 スーツやデニムパンツといった印象の強いアイテムにも、キャップは若々しく元気なイメージを添えてくれます。視線が集まる顔周りのポジションなので、装いのムードを左右する“切り札”的存在に。色次第で華やかにもクールにも演出できます。写真のように、ジェンダーレスな装いにも役立つスグレモノ。今回は、多彩な着こなしに生かせるキャップのスタイリング術を、おしゃれスナップを通してご紹介します。

パンツスーツの崩しコーデの強い味方

 パンツスーツは隙がないキリッとした印象にまとまる点が強みですが、時にキマりすぎることも。とりわけ、ラフに普段使いしたいときに悩ましい。そんなときは、キャップをかぶるだけで絶妙の“はずし”がかないます。

 クールに仕上がる黒のパンツスーツも、キャップを加えるとムードが様変わりします。1枚目の写真は、「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」のロゴ入りキャップを合わせて、くだけた雰囲気にシフトしました。淡いピンク色のシャツでフェミニンさをプラスしつつ、メンズライクのショッパー風ビッグバッグでコントラストも引き出しています。

 パンツスーツをお手軽にカジュアルダウンする方法のひとつに、トップスをシャツからTシャツへスイッチする手があります。ベースボールキャップを添えれば、スポーティーさも加わり、さらに日常使いしやすくなります。

 2枚目の写真は、ベージュのパンツスーツでクリーンな印象にまとめながら、カラートーンが近いニューヨーク・ヤンキースのロゴ入りベースボールキャップをかぶって、アクティブな雰囲気を投入。スーツ特有の“お仕事ムード”を薄めることに成功しました。マスクとTシャツを白でそろえて、全体をツートーンにまとめたことで、きれいめに整っています。

単調になりがちなデニムパンツは色で遊ぶ

 カジュアルなイメージのデニムパンツを華やかに格上げするコーディネートで頼りになるのが、きれい色のキャップです。明るいトーンで迎えれば、ポジティブで元気な装いに仕上がります。

 ありふれデニムパンツも、色や柄の多彩なバリエーションを生かせば退屈に見えません。1枚目は、ピンクの「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のキャップがアイキャッチー。チェッカーフラッグ風のジャケットと、グリーンのポンポンバッグが装いを弾ませました。赤ブーツでマルチカラーコーデを総仕上げ。淡いブルーのトップスがブルーデニムとなじんで、全体をバランスよくまとめています。

 色数を抑えたデニムルックでは、目立つポジションのキャップが果たす役割が大きくなります。装いのムードメーカーを任せるつもりで、ビビッドカラーを選ぶのが今季のおすすめです。

 2枚目の写真は、ルックの大半を黒のコートで覆ったクールな装いです。そこに鮮やかなグリーンのキャップを差し色でプラスワン。勢いが続くトレンドカラーのグリーンは扱いが難しいところがありますが、帽子や小物だと服より取り入れやすいです。インディゴブルーとも好相性なので、デニムルックのアクセントにも使えます。

3点セットのカラーブロックでチアフルに

 スタイリングをプレイフルに彩ってくれる“カラーブロック”を楽しみたいときに、カラフルなキャップを生かせば、手間いらずです。イエローやピンクといったビタミンカラーや暖色系を選ぶと、チアフルなムードを呼び込めます。

 フレッシュさを意識したい春夏には、グリーンやイエローなどの自然界に由来する色が効果的です。1枚目の写真は、キャップにイエロー、ジャケットにグリーンを配したカラーブロックで気分も上々。デコルテにはマルチカラーのネックレスを迎え、彩り感をアップしました。

 薄着に向かうシーズンはサッパリしたスタイリングになりがちなので、カラーブロックを取り入れれば単調な印象を避けられます。“帽子・トップス・ボトムス”の3点セットを意識した配色が有効です。

 2枚目の写真は、3点セットのお手本的なカラーブロック。イエローのキャップとグリーンのパンツが爽やかなイメージを引き寄せました。白Tシャツをはさむことで全体をクリーンな雰囲気にまとめた、春夏にぴったりなカラーブロックです。

 キャップを活用したコーデはとにかく手軽なうえに、バリエーションが多彩。マンネリになりがちなスーツやデニムパンツの着回しに役立つので、試しがいがあります。ヘルシーでポジティブな着こなしが盛り上がりそうなこの春夏だからこそ、キャップを仲間に加えてトレンドをつかまえてみましょう。

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「タトラス」がサステナブルな新バッグコレクション リサイクル素材「エコニール」を使用

 「タトラス(TATRAS)」は今春、サステナブルなバッグコレクションをローンチした。バーニーズ ニューヨーク銀座本店のポップアップストアやブランド公式オンラインストア、全国のストアで販売中だ。

 同コレクションは、ショルダーバッグやバックパック、ウエストポーチ、ボストンバッグなど、全8型をラインアップ。素材には、イタリアのアクアフィル(AQUAFIL)が開発したリサイクルナイロン「エコニール(ECONYL)」を、ファブリックメーカーのリモンタ(LIMONTA)がリップストップの格子状に織り込んだオリジナルの生地を採用した。高級感のある光沢が特徴のリサイクルナイロンは、軽量かつ耐久性にも優れている。

 さらにアイコンのダウンウエアをイメージした、メタルパーツもオリジナルで製作。ボタンやバックル、ループエンドなどのディテールに施すことで、ナイロン特有のカジュアルさを抑えて、モダンな雰囲気に仕上げた。

 「エコニール」は、漁網や使い古しのカーペットなどの廃棄物を原料とする環境配慮型素材だ。リサイクルの過程で、再びナイロンの分子“カプロラクタム”にまで戻すことができる画期的な新素材として、ラグジュアリーブランドなどから注目を集めている。一般的に、他の繊維と混紡した素材から再びナイロンだけを取り出すのは難しいとされるが、同素材は不純物を完全に除去して、バージン材と同等の品質で循環させることができる。さらにCO2の排出量は、石油由来の通常のナイロンに比べて最大90%も削減できる。

問い合わせ先
タトラスインターナショナル
03-5708-5188

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伊藤忠が国内外で繊維リサイクルに本腰 鹿児島のリサイクル企業と提携

 伊藤忠商事は繊維・アパレルのリサイクルを強化する。このほど鹿児島のアパレルリサイクルを手がけるエコミット(ecommit、川野輝之CEO)と業務提携し、日本市場における繊維製品の回収サービス「ウエア・トゥ・ファッション(WEAR TO FASHION)」をスタートする。今春から全国の事業者や自治体を対象にサービスの提供を開始する。伊藤忠は3月16日にもイタリアのリサイクルナイロン大手のアクアフィル(AQUAFIL)社への出資も発表しており、国内外で繊維製品のリサイクル事業を本格化する。

 エコミットは鹿児島を本社に置き、福岡や広島、東京、埼玉、群馬に拠点を持ち、全国規模で廃棄物の回収と物流、再利用・再資源化のネットワークを構築している。2021年9月期の売上高は11億円で、回収・再資源化を全国1300店舗、全国18の自治体と取引し、数量は年1万2000トンの実績がある。同社によると取扱の半分ほどが繊維製品という。同社の特徴は独自に開発した、排出からリユース・リサイクルまでのリアルタイムでの追跡と、二酸化炭素の排出量のデータ提供SaaS型システム。両社は伊藤忠の展開するケミカルリサイクル型ポリエステル繊維「レニュー(RENU)」などを軸に、繊維製品の回収・再利用化・再資源化などに取り組む。「ウェア・トゥ・ファッション」は、「エストネーション」での導入が決まっている。

 イタリアのアクアフィル社は、ケミカルリサイクルナイロン繊維の世界トップ企業で、伊藤忠は廃棄ナイロン製品の回収とリサイクルナイロン糸の販売などで提携してきた。アクアフィルは世界的なSDGsへの関心の高まりにより、同社のリサイクルナイロン「エコニール(ECONYL)」は「プラダ」などの有力ブランドへ採用されるなど、需要が急増している。伊藤忠は出資により、世界規模での廃棄ナイロン回収と再資源化の構築を強化する。

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「ジャックムス」が表参道でポップアップ アイコンバッグの日本限定カラーも

 東京・表参道のセレクトショップ、アディッション アデライデ(ADDITION ADELAIDE)は、「ジャックムス(JACQUEMUS)」の新作コレクションを集めたポップアップを4月14日まで開催中だ。

 シーズンテーマの“LE SPLASH(水しぶき)”に合わせて、店内を全面改装。フロアは光沢のある淡いライトブルーに塗り替え、巨大なシャワーヘッドのオブジェを配置するなどしてブランドの世界観を表現した。新作コレクションのフルラインアップに加えて、同店限定アイテムとして、エンベロープ型のアイコンバッグのピンクとホワイトを販売する。

■「ジャックムス」ポップアップストア
日程:3月25日〜4月14日
場所:ADDITION ADELAIDE
住所:東京都渋谷区神宮前4-19-8 アロープラザ1階

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人気美容室「SORA」とトレンドセッターの中田みのりが“美容室のサステナ”を考える 未来に向けてサロンだからできることとは?

 SDGsやサステナブルへの関心の高まりから、女性のライフスタイルを演出するヘアサロンにも、何らかのサステナアクションが求められている。モデルとして幅広く活躍し、ファッション&ビューティのトレンドセッターでもある中田みのりも、コロナ禍で自分と向き合い、サステナへの関心を高めた一人。ヘアサロンでのアイテム選びの際も、ブランドの“背景”が気になり始めたという。

 一方ヘアサロンでも、独自の取り組みを始める店舗が増えている。人気サロン「ソラ(SORA)」はその代表的な存在で、業界の意識改革をリードしている。中でも水野遥「ソラ 学芸大学店」店長は意識が高く、個人的にもサステナアクションを開始している。

 そこで今回、業界の“サステナレベル”の向上に向けて旗振り役を務める水野店長と、トレンドセッターの中田さんとの対談が実現。コロナ禍で変化したライフスタイルやサステナへの考え方、実際に取り組んでいるアクションなどについて語ってもらった。

コロナ禍でおうち時間が増え、
身の周りの物を
見直すようになった

 「コロナ禍でおうち時間が増え、身の周りの物を見直すようになった。以前は、流行りの物やかわいい物であれば、すぐに使えなくなりそうでも購入してしまっていた。けれども最近は“長く使える物や環境に優しい物”という基準で買い物をし、生活に取り入れるようになった。仕事の時も、スタイリストが用意してくれる服が、サステナを取り入れた素材であったり、SDGsを意識したブランドであったりと、そういった物に触れる機会が増えた」と、ライフスタイルの変化を語る中田さん。

 水野店長も「外食を控えるようになってから自宅での飲食が増え、ペットボトルやプラスチックごみの量が一気に増えたように感じた。しかし、それを減らそうという意識になり、ウォーターサーバーや炭酸メーカーを買ったり、SDGsを取り入れた家電を探したりするようになった」と話す。

 「サステナとは関係なく、体に良いと思って選んでいたものが結果的にサステナで、この時流を受けてラインアップやバリエーションが増えて選びやすくなった、というパターンもある」と中田さん。“体や心に心地良いもの=サステナ”という意味では、自然に選び取っている人も多いようだ。

サロンとしてサステナブルな
選択肢を増やす必要がある

 サロンワークにおいては、SDGsの流れもあり、ジェンダーレスという考えの台頭を実感しているという。「以前は、男性のお客さまはカットやパーマのオーダーが圧倒的に多かったけれど、最近はトリートメントやヘッドスパなど、男性の選択の幅が広がった。男性のお客さまが、女性のショートスタイルのヘアカタログを持って来るケースも多い。サロンとしても、型にはまったメニュー提案ではなく、柔軟にメニューのバリエーションを増やしている。商品に関しても、“男性にはまずワックスを提案する”といった固定概念は捨て、オイルやバームも含めて、本当にその方に合ったアイテムを紹介するように、スタッフも変わってきた」。

 ヘアケアアイテムの選択に関しては、新たな流れもあるという。「目的に合うアイテムが数種類あると、そのブランドの背景やルーツを調べたうえで、サステナやエコへの取り組みに重きをおいて選択する方が増えてきている。『同じ効果があるなら、サステナの活動に貢献できるものを選ぶ』という声をよく聞くようになった。当社でもオリジナルブランドはオーガニックを背景とした商品だし、サステナブルなヘアケアブランド『ヘアキッチン(HAIR KITCHEN)』も選択肢の1つとしてそろえている」。

 中田さんも「以前は“洗浄力の高さ”や“どれくらいサラサラに仕上がるか”だけで商品を選んでいたけれど、最近は原料を調べやすくなったこともあり、ブランドの背景も気にするようになった。『ヘアキッチン』のように、“規格外野菜や果物を使用している”といった背景を聞くと使ってみたくなるし、使っている自分を好きになれる。パッケージもかわいいし、テンションが上がる」。

 また、「ヘアキッチン」の“ヘアレシピチェッカー”を使って自身の髪・頭皮に合ったアイテムを調べた結果、“フィニッシングミスト”が1番自分に合っていることが分かったという。「“フィニッシングミスト”は愛用しているし、オイルもミルクも好き。朝と夜で使い分けて、結局『ヘアキッチン』の大半のアイテムを使っている」。

サステナブルなヘアケアブランド
「ヘアキッチン」とは

ヘアサロン「ソラ」が取り組む
社会貢献活動

 「ソラ」は目黒区学芸大学にある「ソラ」、祐天寺の「サロン アンド(salon"&")」、渋谷区原宿の「ノーベルデイズ(NOVEL DAYS)」の3店舗を展開。技術、接客、感性を軸に、各地域・客層に向けた独自性の高いブランディングで支持を集めている。

 また「ソラ」では、会社として社会貢献活動にも取り組んでいる。フィリピンのNPO団体と協力し、現地にヘアカット技術を教えるアカデミーを開講。最初は5人の美容師で参加したが、今では約200人の美容師が賛同しているという。

問い合わせ先
資生堂プロフェッショナル
0120-785-466

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ヘアサロン「オブヘアー」が目指す“バスルームから脱衣所までのトータルケア”

 ヘアサロン「オブヘアー(Of HAIR)」の代表・古里オサムが1988年から開発を始めたナチュラルコスメブランド「オブ・コスメティックス(Of cosmetics)」は看板商品の“ソープオブヘア”に始まり、バスソルトやフェイス&ボディーケアなど、髪だけではなく全身のケアアイテムを開発し続け、現在は100SKU超える製品を展開する。

 さまざまな化粧品を開発する中で、環境への配慮は欠かせない。ヘアサロン「オブヘアー」も “ナチュラルであること”を大切に人や地球に優しいサロンづくりを心がける一方、理想的な美を追求するにはたくさんの課題がある。実際に開発に携わる「オブ・コスメティックス」取締役の市川氏は「100%天然原料だけで理想通りの“かわいい“を作るのは、正直限界がある。天然原料のみで理想の効果を発揮するのは難しく、逆に刺激が強くなりすぎてしまうことも。なるべく安心・安全で親和性の高い化学原料を選び、天然原料と合わせることで、可能な範囲で肌と地球に優しく、機能性が高い製品を提案できればと思う」と語る。

 先進技術を活用し、シリコンの代わりに保湿成分リピジュアを世界でいち早くシャンプーやトリートメントに取り入れたのも「オブ・コスメティックス」の特徴の一つ。さらに“ソープオブヘア”は生分解性に優れた天然由来の洗浄成分を使用し、パッケージのプラスチック包装は順次バージンシールへの切り替えを行なうなど、サロン、ブランドともに環境問題に関する取り組みをさらに強化していく予定だ。

 ヘアサロンであるにもかかわらず、多様な製品を展開する理由について「僕たちはヘアケア=スキンケアだと考えている。土壌が豊かでないと丈夫な植物が育たないように、髪にも健やかな地肌が必要。だからこそ、シャンプーなどのヘアケア製品のみではなく、顔やボディーのケアまでサポートしていきたい。ベッドまでは行かなくとも、せめて浴室から脱衣所までのケアアイテムは網羅できるよう提案していくことがブランドとしての責任だと思っている」と市川氏。営業本部長の古里氏は「ビューティーのトレンドは常に変わっていくもの。実際に各店舗でお客様からいただいたお悩みを開発部で共有し、次の製品開発について検討している。どんな悩みにも対応すべく、かなり多くの製品数をラインアップしているため、まずは店舗でスタイリストに悩みを相談していただき、おすすめの製品を選んでほしい」とサロンでのカウンセリングを勧める。

 4月15日には日焼け止め、朝用美容液、化粧下地の3役を担う“UVモイストエッセンス・31”(45g、税込3300円)を発売予定。肌トラブルの要因になりやすい紫外線吸収剤を使用せず、敏感肌や子どもも使用できる優しい使い心地を目指した。

 「オブヘアー」は3月13日から15日まで、オンラインにてヘアコンテスト「ジャパンヘアコレクション」を開催した。メーカーが開催するコンテストが多い中、ヘアサロンが主催することで自由度が高く、美容師の目線に立ったコンテストとなった。今後は東京以外のエリアにも輪を拡大していくとともに、いずれはオンライン+リアル会場での開催も検討している。

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三井不動産と考える“SDGs時代”の「人が主役の街づくり」 ミヤシタパーク編

 三井不動産は「人が主役の街づくり」「街づくりを通して、持続可能な社会の構築を実現すること」を理念に掲げる。全国で展開する三井ショッピングパーク ららぽーとや三井アウトレットパークといった商業施設では、子育て世代を軸にした施設環境やサービスの充実で、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)を推進する。東京・日本橋では「残しながら、蘇らせながら、創っていく」のコンセプトの下、地域の人々と開発を進める。ミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)(東京・渋谷区)では、南北2つに分かれていた旧渋谷区立宮下公園を一つにし、公園・商業施設・ホテルが一体となった次世代型の複合施設として、環境配慮の施策を積極的に行う。“SDGs時代”にフィットする三井不動産のサステナブルな取り組みを全3回の短期連載で紹介する。第3回は、2020年6月に開業したミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)(東京・渋谷区)をクローズアップする。

渋谷に集う人たちの
新しい憩いの場
誰もが安心できる屋上公園

 ミヤシタパークは、訪れる人のスタイルに合った過ごし方や、街歩きの楽しさを発見できるような渋谷の新たなストリートとして、2020年6月に開業した。多様な人々が訪れ、さまざまなモノ・コトを通して、新たな価値を生み出すコミュニティーを創出している。

 商業施設本部 アーバン事業部 運営企画グループ 金澤佑香(以下、金澤担当)は、「公園を作るだけなら、さまざまな構想ができたと思う。例えば、未来感のあるコミュニティースペースも考えられたが、かつての宮下公園のように緑に溢れ、老若男女幅広い属性の人たちが安心して利用できるスペースにしたかった」と話す。そこで施設の屋上を緑化し、渋谷区民や渋谷区への来街者の憩いの場になる新たな公園として開発した。

 商業施設部分は、20代を中心に若年層が多いが、特に屋上公園は幅広い世代が訪れる。「若者はもちろんだが、朝の時間帯はご年配の方が公園を散歩し、平日の昼間は若いママがベビーカーを押している姿が見られる。ランチの時間帯は施設の利用者が、飲食店でテイクアウトしたフードを屋上で食べていることも多い。ペットを連れて散歩している人もいる。多様な人々の憩いの場になっている」と金澤担当。

施設のさまざまな場所で
SDGsを実感
ゴミ排出量の削減が一番の課題

 ミヤシタパークの屋上にはモニュメントのようなアーチを設置した。柱の間にネットを張ることで、夏には緑のカーテンが現れる。訪れた人々に心地よい日陰を提供し、屋上の温度を下げる効果も期待される。

 館内にはソーラーパネルで発電しゴミを自動圧縮するスマートゴミ箱「SmaGO」や、水循環型手洗いスタンド「WOSH」を設置。「コロナ禍以降、どの施設も入口の消毒液設置は当たり前になっているが、手洗い場は水道敷設の関係上、施設設計の段階で組み込まないと増設が難しい。ミヤシタパークも例外ではなく、コロナ禍でよりニーズが増した手洗い場の不足を感じていた。水道敷設不要の『WOSH』を導入することにより、この問題を解決できた。『WOSH』はとても便利かつ、洗いで利用した排水を98%以上再生循環するため環境にもやさしい。最近ではこの手洗い場で撮影したTikTokがバズっていると聞き、新たなカルチャーを発信する若者の力からサステナビリティの輪が広がることを期待している」と金澤担当。

 また、店舗側には施設のゴミ排出量削減のために協力を促している。現在は集積場に人を配置し、店舗から出たゴミをチェック。紙やペットボトルなどリサイクルできるゴミの分別を行っている。スタッフと共に確認することで、店舗側に再利用できるゴミが意外にも多いことを知ってもらい、環境問題への意識改革につなげている。こうした呼びかけにより、施設から排出されるゴミのうち、生ゴミを除くすべてのゴミについて100%のリサイクル率を達成している。

受付のICT化、
必要最低限のアメニティーで
日本流の“おもてなし”を見直す

 次世代ライフスタイルホテル「シークエンス(sequence)」は、“やさしいつながり”という理念の下、「スマート」「オープン」「カルチャー」をコンセプトに、三井不動産グループが2020年に立ち上げた新ブランド。ミヤシタパークの北側に公園からシームレスに繋がる形で建つ「シークエンス ミヤシタパーク(sequence MIYASHITA PARK)」は、ゲストに自由な時間と過ごし方を提供する同ブランドの第1号物件だ。

 エントランスには最新のICT技術を導入し、顔認証でのチェックイン&ルームチェックアウトに対応。宿泊客の自由な時間を拡張できるようチェックイン・チェックアウトの時間もフレキシブルに対応している。また、アメニティーも必要な分だけをピックアップできるボックスを設置。室内のゴミ袋なども含め、再利用素材や脱プラスチック備品を積極的に採用した。

 江連沙織ホテル・リゾート本部ホテル・リゾート運営一部運営企画グループ主任は「元々はサステナビリティの考えが当たり前に浸透している海外のお客さまを念頭に、インバウンド需要を見越した取り組みだったが、結果として環境に配慮した取り組みを知ってもらう施策になった。当社グループの施設も含め、従来の日本のホテルではアメニティーを多く準備することが“おもてなし”の一環でもある。これは良い点でもあるが、サステナビリティの観点からは良い点ばかりではない。国内でもアメニティーの配置など、ホテルのやり方に共感いただくお客さまも多く、日本流の“おもてなし”を見直すきっかけにもなった」と語る。
 
 ホテルのエントランスと公園を結ぶ場所にはカフェラウンジがある。ここでホテルオリジナルのタンブラーを購入すると、宿泊客は宿泊中無料でコーヒーまたは紅茶が楽しめる。タンブラーは持ち帰り、旅の思い出としてだけでなく、普段使いしてもいい。ホテルでの体験をきっかけに、マイボトルの利用を促す仕掛けだ。さらに、カフェの椅子は、旧宮下公園に生えていた木をアップサイクルしているという。

イベント開催で各店舗の
サステナブルな
打ち出しを引き出す

 ミヤシタパークでは3月に「エンジョイ!ミヤシタ サステナブルファッション!」を開催した。「サステナブルにファッションを楽しむカルチャー」をテーマに、各店舗はサステナブルなアイテムを使ったコーディネートを提案。吹き抜け広場ではWEGOが古着市を期間限定でオープンした。

 期間中は館内にロスフラワーのモニュメントを展示。フラワーリサイクル第一人者の河島春佳氏が代表を務めるRINとのタイアップで、廃棄される花「ロスフラワー」に新たな命を吹き込み、花のロスやアップサイクルの考え方を広めた。金澤担当は、「当社で企画するイベント以外にも、『ミヤシタパークでサステナビリティをテーマにしたイベントを開催したい』というお声をいただくことも増えている。公園が一体となった施設ということもあり、サステナビリティの発信拠点としての認知が高まっていると感じる」と話す。

 かつての商業施設であれば、既にある建物を活用して商業施設を作る手法で環境に配慮することもできたが、再開発を伴う大規模な施設開発ではそれが難しい。だからこそ、新しい技術を積極的に取り入れ、そこに買い物に行くことがSDGsの一環になるような、新たな商業施設の形を目指していく。

TEXT:KAORI TOMABECHI
PHOTOS:SHINE SHUHEI
問い合わせ先
三井不動産 広報部
03-3246-3155

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三井不動産と考える“SDGs時代”の「人が主役の街づくり」 ミヤシタパーク編

 三井不動産は「人が主役の街づくり」「街づくりを通して、持続可能な社会の構築を実現すること」を理念に掲げる。全国で展開する三井ショッピングパーク ららぽーとや三井アウトレットパークといった商業施設では、子育て世代を軸にした施設環境やサービスの充実で、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)を推進する。東京・日本橋では「残しながら、蘇らせながら、創っていく」のコンセプトの下、地域の人々と開発を進める。ミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)(東京・渋谷区)では、南北2つに分かれていた旧渋谷区立宮下公園を一つにし、公園・商業施設・ホテルが一体となった次世代型の複合施設として、環境配慮の施策を積極的に行う。“SDGs時代”にフィットする三井不動産のサステナブルな取り組みを全3回の短期連載で紹介する。第3回は、2020年6月に開業したミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)(東京・渋谷区)をクローズアップする。

渋谷に集う人たちの
新しい憩いの場
誰もが安心できる屋上公園

 ミヤシタパークは、訪れる人のスタイルに合った過ごし方や、街歩きの楽しさを発見できるような渋谷の新たなストリートとして、2020年6月に開業した。多様な人々が訪れ、さまざまなモノ・コトを通して、新たな価値を生み出すコミュニティーを創出している。

 商業施設本部 アーバン事業部 運営企画グループ 金澤佑香(以下、金澤担当)は、「公園を作るだけなら、さまざまな構想ができたと思う。例えば、未来感のあるコミュニティースペースも考えられたが、かつての宮下公園のように緑に溢れ、老若男女幅広い属性の人たちが安心して利用できるスペースにしたかった」と話す。そこで施設の屋上を緑化し、渋谷区民や渋谷区への来街者の憩いの場になる新たな公園として開発した。

 商業施設部分は、20代を中心に若年層が多いが、特に屋上公園は幅広い世代が訪れる。「若者はもちろんだが、朝の時間帯はご年配の方が公園を散歩し、平日の昼間は若いママがベビーカーを押している姿が見られる。ランチの時間帯は施設の利用者が、飲食店でテイクアウトしたフードを屋上で食べていることも多い。ペットを連れて散歩している人もいる。多様な人々の憩いの場になっている」と金澤担当。

施設のさまざまな場所で
SDGsを実感
ゴミ排出量の削減が一番の課題

 ミヤシタパークの屋上にはモニュメントのようなアーチを設置した。柱の間にネットを張ることで、夏には緑のカーテンが現れる。訪れた人々に心地よい日陰を提供し、屋上の温度を下げる効果も期待される。

 館内にはソーラーパネルで発電しゴミを自動圧縮するスマートゴミ箱「SmaGO」や、水循環型手洗いスタンド「WOSH」を設置。「コロナ禍以降、どの施設も入口の消毒液設置は当たり前になっているが、手洗い場は水道敷設の関係上、施設設計の段階で組み込まないと増設が難しい。ミヤシタパークも例外ではなく、コロナ禍でよりニーズが増した手洗い場の不足を感じていた。水道敷設不要の『WOSH』を導入することにより、この問題を解決できた。『WOSH』はとても便利かつ、洗いで利用した排水を98%以上再生循環するため環境にもやさしい。最近ではこの手洗い場で撮影したTikTokがバズっていると聞き、新たなカルチャーを発信する若者の力からサステナビリティの輪が広がることを期待している」と金澤担当。

 また、店舗側には施設のゴミ排出量削減のために協力を促している。現在は集積場に人を配置し、店舗から出たゴミをチェック。紙やペットボトルなどリサイクルできるゴミの分別を行っている。スタッフと共に確認することで、店舗側に再利用できるゴミが意外にも多いことを知ってもらい、環境問題への意識改革につなげている。こうした呼びかけにより、施設から排出されるゴミのうち、生ゴミを除くすべてのゴミについて100%のリサイクル率を達成している。

受付のICT化、
必要最低限のアメニティーで
日本流の“おもてなし”を見直す

 次世代ライフスタイルホテル「シークエンス(sequence)」は、“やさしいつながり”という理念の下、「スマート」「オープン」「カルチャー」をコンセプトに、三井不動産グループが2020年に立ち上げた新ブランド。ミヤシタパークの北側に公園からシームレスに繋がる形で建つ「シークエンス ミヤシタパーク(sequence MIYASHITA PARK)」は、ゲストに自由な時間と過ごし方を提供する同ブランドの第1号物件だ。

 エントランスには最新のICT技術を導入し、顔認証でのチェックイン&ルームチェックアウトに対応。宿泊客の自由な時間を拡張できるようチェックイン・チェックアウトの時間もフレキシブルに対応している。また、アメニティーも必要な分だけをピックアップできるボックスを設置。室内のゴミ袋なども含め、再利用素材や脱プラスチック備品を積極的に採用した。

 江連沙織ホテル・リゾート本部ホテル・リゾート運営一部運営企画グループ主任は「元々はサステナビリティの考えが当たり前に浸透している海外のお客さまを念頭に、インバウンド需要を見越した取り組みだったが、結果として環境に配慮した取り組みを知ってもらう施策になった。当社グループの施設も含め、従来の日本のホテルではアメニティーを多く準備することが“おもてなし”の一環でもある。これは良い点でもあるが、サステナビリティの観点からは良い点ばかりではない。国内でもアメニティーの配置など、ホテルのやり方に共感いただくお客さまも多く、日本流の“おもてなし”を見直すきっかけにもなった」と語る。
 
 ホテルのエントランスと公園を結ぶ場所にはカフェラウンジがある。ここでホテルオリジナルのタンブラーを購入すると、宿泊客は宿泊中無料でコーヒーまたは紅茶が楽しめる。タンブラーは持ち帰り、旅の思い出としてだけでなく、普段使いしてもいい。ホテルでの体験をきっかけに、マイボトルの利用を促す仕掛けだ。さらに、カフェの椅子は、旧宮下公園に生えていた木をアップサイクルしているという。

イベント開催で各店舗の
サステナブルな
打ち出しを引き出す

 ミヤシタパークでは3月に「エンジョイ!ミヤシタ サステナブルファッション!」を開催した。「サステナブルにファッションを楽しむカルチャー」をテーマに、各店舗はサステナブルなアイテムを使ったコーディネートを提案。吹き抜け広場ではWEGOが古着市を期間限定でオープンした。

 期間中は館内にロスフラワーのモニュメントを展示。フラワーリサイクル第一人者の河島春佳氏が代表を務めるRINとのタイアップで、廃棄される花「ロスフラワー」に新たな命を吹き込み、花のロスやアップサイクルの考え方を広めた。金澤担当は、「当社で企画するイベント以外にも、『ミヤシタパークでサステナビリティをテーマにしたイベントを開催したい』というお声をいただくことも増えている。公園が一体となった施設ということもあり、サステナビリティの発信拠点としての認知が高まっていると感じる」と話す。

 かつての商業施設であれば、既にある建物を活用して商業施設を作る手法で環境に配慮することもできたが、再開発を伴う大規模な施設開発ではそれが難しい。だからこそ、新しい技術を積極的に取り入れ、そこに買い物に行くことがSDGsの一環になるような、新たな商業施設の形を目指していく。

TEXT:KAORI TOMABECHI
PHOTOS:SHINE SHUHEI
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三井不動産 広報部
03-3246-3155

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サラ・ジェシカ・パーカー着用の「オスカー デ ラ レンタ」ドレスがオークションに

 「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」は29日、サラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)が着用したドレスをオークションに出品した。同ドレスはパーカーが2021年12月、自身が主演するドラマ「アンド・ジャスト・ライク・ザット(And Just Like That)」のプレミアで着用したもの。オークションは同ブランドのリセールプラットホーム「アンコール(ENCORE)」で5000ドル(約61万円)からスタートし、31日まで開催する。売り上げは全てユニセフ(UNISEF)に寄付するという。

 パーカーは、「プレミアで『オスカー デ ラ レンタ』のドレスを着られたこと、そして同ブランドとパートナーシップを組み、『アンコール』経由でオークションを開催するに至ったことをとても光栄に思う。紛争によって罪のない多くの子どもたちが危険に晒されており、ユニセフはこれまで以上に支援を必要としていると感じた。愛着あるドレスに“アデュー(さようなら)”と告げて、このドレスの第二の人生を楽しみに見守っていく」と語った。

 「アンド・ジャスト・ライク・ザット」は、人気ドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」のリブート版。第1シリーズの配信を終え、第2シーズンの制作が正式に発表されている。

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ビームス的エコの流儀 ビームスは「エコペット」をスパイスに使う

 日本のファッション産業で、ますますサステナビリティに対する意識が高まっている。1995年にリサイクルポリエステル繊維「エコペット(ECOPET)」を誕生させた帝人フロンティアはリーダー企業の一つだ。さまざまなライフスタイル提案やファッションをど真ん中に据えるビームス(BEAMS)は、エコやサステナビリティをどう進めているのか。

 「ビームス オリジナル」のディレクターを務める影山達郎氏は、「ビームス」の考え方を踏まえ、こう語る。「ビームス全社としては、服にまつわるサステナビリティを多角的に捉え、ショッパー全体の約40%にFSC認証受けた原料を使用するなど、さまざまなことに取組んでいる。ただ、『ビームス オリジナル』がサスナビリティを全面に打ち出せるかと言われれば、それは違う。『ビームス オリジナル』は、あくまでファッションのライフスタイル提案、あいはシーズンコンセプトありき。その上で、選んだ素材が結果的にエコだった、というのが理想だ」と語る。

 アメリカンビンテージにインスパイアされたボウリングシャツには、「エコペット」を使用したが、「本来のビンテージのボウリングシャツは、レーヨン素材を使ったテロンとした風合いが特徴。この『エコペット』素材はレーヨンのようなトロミも絶妙で、ポリエステルなのでイージーケア。しかもエコ。まさに理想だった」と振り返る。「僕らにとってエコはときに、現代風にアップデートするときのスパイスやギミックのようなもの」とも言う。

 帝人フロンティアの中野茂マーケティング課ディレクターは「サステナビリティで先行するスポーツやアウトドア分野と異なり、ファッション素材は千差万別の風合いや感覚に対応しなければならない。今回のトロミのある『エコペット』素材も、実は先人たちが試行錯誤を重ねながら、生まれてきたものだ」と指摘する。

 「エコペット」は製造工程で発生したポリエステルくずや、回収された使用済みポリエステル製品、ペットボトル等から、マテリアルリサイクル技術もしくはケミカルリサイクル技術により再生されたリサイクルポリエステル繊維、原綿およびそれを使用した生地、製品のブランド。1995年に誕生し、今年25周年を迎えた。エコロジーの循環型システムとして、現在まで累計約50万tを生産しており、ペットボトルに換算すると約250億本、Tシャツ約25億枚に相当する。

 中野ディレクターは「帝人フロンティアは素材メーカーであり、繊維商社というユニークな特性があり、エコやサステナビリティに配慮した素材とサプライチェーンをファッション業界にも広げる責任がある。先人たちが積み上げてきた『エコペット』を、私も次世代につなげていく」。

問い合わせ先
帝人フロンティア
06-6233-2600

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米ダイアン フォン ファステンバーグ31歳社長が米「WWD」副編集長に語ったリーダーシップ ルミネ×WWDJAPANイベントから

 ルミネと「WWDJAPAN」が、「MOVE ON」プロジェクトの一環として行った3月2日のイベント「Next Generations Forum 2022」には、「WWDJAPAN」2月14日号で発表した国内外のネクストリーダーらが登壇した。今回、海外のネクストリーダー選出にあたって米中韓の「WWD」編集部の協力を得たが、米「WWD」が推したのがダイアン フォン ファステンバーグ(DIANE VON FURSTENBERG 以下、DVF)のギャビー・ヒラタ社長兼CEOだ。「Next Generations Forum 2022」では、ヒラタ社長と米「WWD」のエヴァン・クラーク(Evan Clark)副編集長のインタビューセッションの模様を放映。ここでは、そのセッションのダイジェストを紹介する。インタビューの続きは、このページから登録すれば4月24日まで無料で視聴ができる。

 ヒラタ社長兼CEOはコロナが世界中に蔓延する直前の2020年1月にトップに就いた。DVFを率いるポジションとしてのミッションをクラーク米「WWD」副編集長が尋ねると、「行動力があり、機敏でデジタルファーストな企業にすること。同時に創業当時から掲げてきたことだが、世界中の女性に自信を与え、美しい服と強いメッセージを届けること。全てにおいて女性を軸に置いた考えを持っている。DVFでは、女性が全てだ」とヒラタ社長は話す。

 31歳という若さで抜擢された彼女だが、次世代のリーダーとして意識するのは、「誰もが声をあげられる環境作り」という。「私は日々いろいろなチームを束ね、職位や部門が異なるメンバーを横断的にまとめている。社会や市場が目まぐるしく変化する中で、5年前に幹部会で話されていたことはもはや今の社会には当てはまらない。ときにはジュニアレベルのスタッフの興味関心や直感の方が、経営層よりも時流に即していると感じることがある」と続ける。

 自身の経験から若い世代に伝えたいことをクラーク副編集長が尋ねると、「自分たちの時代が来るのを待つ必要はない。今すぐにでも発言すべきだ」という答え。「だからこそ、彼らが発言・行動しやすい環境を作る必要がある。次世代のリーダーの条件とは、寛容さ、透明性、そして誰もが平等という心からの信念を持つこと」とも語った。

TEXT : ERI KITASAKA
問い合わせ先
ルミネ代表電話
03-5334-0550

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みやちのりよし「SHACHU」代表が推しを語る ヤーマン「ヴェーダ」シリーズのアンバサダー就任を受けて

 人気のヘアカラーデザイン“ユニコーンカラー”の発祥サロン、「シャチュー(SHACHU)」のみやちのりよし代表が、「ヤーマン プロフェッショナル(YA-MAN PROFESSIONAL)」製品のアンバサダーに就任した。同ブランドは、美容機器メーカーであるヤーマンのサロン向けブランド。みやち代表が推すのは、3月1日に発売した“ヴェーダスムースアイロン BS for Salon”と、4月1日に発売する“ヴェーダブライト PLUS BS for Salon”だ。
 
 「サロンで使用する製品は、自分で使って徹底的に検証しないと気がすまない」という同代表は、そのこだわりゆえに製品のアンバサダーを引き受けるケースは少ない。そのうえヘアカラーの第一人者が、美容機器のアンバサダーを務めるのは非常に珍しく、その理由を聞いた。

ブリーチ毛にも優しく、
艶やかに仕上げる

 ハイトーンカラーを中心とした施術を行う中で、ドライヤーとヘアアイロンの重要性を日々実感している。カラー毛は傷みやすいため、可能な限りアウトバス製品に頼らずに質感を良くしたいと考えているが、“ヴェーダブライト PLUS BS for Salon”は乾かすだけで“うるツヤ”に仕上げてくれる。さらに“イオンブライトコーム”で髪をコーミングすることで、クセが取れて収まりやすくなる。僕はドライヤーを使う時に「乾かす」と言わずに、「スタイリングする」という言葉を使っているが、まさに乾かし終えたらスタイリングもできている、プロが求めるツールだと思う。髪を乾かしきれないドライヤーも多い中で、低温だけでなく熱の強いハイモードで100%ドライができる点や、音が大き過ぎない点もうれしい。

 “ヴェーダスムースアイロン BS for Salon”は、低温かつ適度なテンションで使用できるため、髪をより傷めずにスタイリングできる。軽く、プレートの長さも最適なので、トレンドになっている顔周りの毛流れも手軽に作り出せる。ハイトーンカラーは髪がパサパサになりがちだが、無理なく艶を出してくれる。お客さまが使用しているアイロンの中には、カラーやパーマの施術効果を阻害するものもあると感じます。その点“ヴェーダスムースアイロン BS for Salon”は髪をいたわる設計で、「シャチュー」のお客さまにぜひ使ってほしいツールになっている。※コメントは個人の感想です。

ドライヤーで艶めく
“ヴェール髪 ”を実現

ハイトーンカラー毛にも
適したストレートアイロン

美容師の“熱を逃がす
プロの技術”を再現


問い合わせ先
ヤーマン
0120-776-282

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【本日開業】トリドール肝入りの香港ヌードル『タムジャイ』は、「売り方をもっと欲張っていい」

3月31日、ついに日本1号店が開業したトリドール(株式会社トリドールホールディングス、東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO 粟田貴也氏)傘下の「譚仔三哥米線(タムジャイサムゴーミーシェン)」。"香港人気No.1ヌードルチェーン"、"香港・中国・シンガポールでグループ172店舗を展開"、"ミシュランガイド「ビブグルマン」に3年連続掲載"など、興味を惹かれるパワーワードが並び、ティザー(PR用)サイトも充実している。
Posted in 未分類

【本日開業】トリドール肝入りの香港ヌードル「タムジャイ」はく売り方をもっと欲張っていい!

3月31日、ついに日本1号店が開業したトリドール(株式会社トリドールホールディングス、東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO 粟田貴也氏)傘下の「譚仔三哥米線(タムジャイサムゴーミーシェン)」。"香港人気No.1ヌードルチェーン"、"香港・中国・シンガポールでグループ172店舗を展開"、"ミシュランガイド「ビブグルマン」に3年連続掲載"など、興味を惹かれるパワーワードが並び、ティザー(PR用)サイトも充実している。
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藤原ヒロシ×「ロロ・ピアーナ」の第2弾 上質なシルク混ボーダーニットなどを発売

 「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」は、藤原ヒロシとのコラボ第2弾を4月6日に発売する。

 カラーは藤原を象徴する白、黒、ネイビーを基調とし、着心地では「ロロ・ピアーナ」らしく上質さを追求する。例えば、オリジナルのボーダー柄セーターにはコットンにシルクを混紡する。ほかにも、通常はテーラードスーツに使用される高品質なウールを使ったトラックスーツや、「ロロ・ピアーナ」のロゴをマキシサイズで前面に配したパーカ、LPレコードが入るほど大きなトートバッグなどをラインアップする。

 藤原は、「コラボレーションも2回目ということで、いろいろなことが分かってきて、前回よりもやりやすかった。今回は、『ロロ・ピアーナ』らしからぬシェープなどにも挑戦してみた」と話す。

 コラボ商品は「ロロ・ピアーナ」銀座店と公式オンラインストアで販売し、伊勢丹新宿本店(メンズ館 ザ・ステージ)と阪急うめだ本店(1階 コトコトステージ11)にはポップアップストアをオープンする。また4月8日からは、「ロロ・ピアーナ」松坂屋名古屋店と福岡の岩田屋本店でも販売する。

 「ロロ・ピアーナ」はニットを主力商品とする、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY- LOUIS VUITTON)傘下のイタリアブランド。

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心斎橋パルコ、天王寺ミオなど商業施設でウケる酒場業態?「ニューツルマツ」の強みを探る

大阪の商業施設で人気の酒場業態がある。「寿司と天ぷら ニューツルマツ」は、大阪日本橋の路面に2020年3月にオープンするや即人気店入り。11月には上本町ハイハイタウンに「酒場スタンド ニューツルマツ2」、翌21年3月に心斎橋パルコに「地下酒場スタンド ニューツルマツ3」、そして3月22日、天王寺ミオに「旨い海鮮と揚げたて天ぷら ニューツルマツ4」をオープン。酒場業態がなぜ商業施設でウケているのか。最新店を訪問して秘訣を探った。
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ファッションショーとレッドカーペットルックの着こなしを比較 第94回「アカデミー賞」から10人に注目

 3月27日夜(現地時間)に開催された第94回「アカデミー賞(Academy Awards)」の授賞式では、イベントに合わせて特注したドレスや、ブランドが発表したコレクションのルックを選んだ俳優やセレブリティーらがレッドカーペットを彩った。ドレスからアクセサリーやシューズ、ヘアスタイルも自分らしく仕上げ、きらびやかでエレガントにドレスアップ。ここでは、ブランドのファッションショーと、第94回「アカデミー賞」でのレッドカーペットルックの着こなしを比較する。

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ファッションショーとレッドカーペットルックの着こなしを比較 第94回「アカデミー賞」から10人に注目

 3月27日夜(現地時間)に開催された第94回「アカデミー賞(Academy Awards)」の授賞式では、イベントに合わせて特注したドレスや、ブランドが発表したコレクションのルックを選んだ俳優やセレブリティーらがレッドカーペットを彩った。ドレスからアクセサリーやシューズ、ヘアスタイルも自分らしく仕上げ、きらびやかでエレガントにドレスアップ。ここでは、ブランドのファッションショーと、第94回「アカデミー賞」でのレッドカーペットルックの着こなしを比較する。

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「H&M」×アイリス・アプフェルが31日発売 先行イベントに仲里依紗や前田敦子、アンミカら 

「H&M」は3月31日、100歳を迎えたファッションアイコン、アイリス・アプフェル(Iris Apfel)とのコラボレーションライン“アイリス・アプフェル×H&M”を、日本では新宿店と公式ECで発売する。鮮やかな色柄や茶目っけたっぷりのモチーフを大胆に掛け合わせていくアプフェルのスタイルを表現した全37型がそろう。

 発売に先駆け、アプフェルのビンテージ調ファッションにも通じる古着の街、東京・下北沢で、29日にお披露目イベントも実施。抽選に当たったアプリ会員やインフルエンサーなどが一足先にショッピングを楽しむと共に、アプフェル自身や今回のコラボコレクションが持つスピリチュアルなムードを反映した占いコンテンツでも盛り上がった。

 31日は新宿店、公式ECで午前9時から発売予定。価格は2499〜3万4999円(税込)。

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BiSHのアユニ・Dやリンリンの私服をチェック 「ネグレクトアダルトペイシェンツ」2022-23年秋冬ショーに潜入

 「ネグレクト アダルト ペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATiENTS)」は、2022-23年秋冬コレクションを「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で発表した。会場は布団を敷いたランウエイで、スモークと甘い香りが漂い、眠気を誘う夢の中のような空間だ。モデルは寝起きのような無造作なヘアで登場した。WWDJAPAN映像チームはバックステージに潜入し、BiSHのアユニ・Dやリンリンら、来場者の私服をスナップ。渡辺淳之介デザイナーには、眠気を誘うショーを行った理由を聞いた。

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BiSHのアユニ・Dやリンリンの私服をチェック 「ネグレクトアダルトペイシェンツ」2022-23年秋冬ショーに潜入

 「ネグレクト アダルト ペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATiENTS)」は、2022-23年秋冬コレクションを「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で発表した。会場は布団を敷いたランウエイで、スモークと甘い香りが漂い、眠気を誘う夢の中のような空間だ。モデルは寝起きのような無造作なヘアで登場した。WWDJAPAN映像チームはバックステージに潜入し、BiSHのアユニ・Dやリンリンら、来場者の私服をスナップ。渡辺淳之介デザイナーには、眠気を誘うショーを行った理由を聞いた。

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POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in KOBE, FUKUOKA, ROPPONGI&YOKOHAMA!!

みなさまこんばんは。ブランドコミュニケーション部の中野です。

夜はまだ少し肌寒いですが、日中の暖かな日差しを感じながら桜を眺めると幸せな気持ちになりますね。

春の到来と共に今週末より4月・5月で計4店舗を巡るおすすめのイベントをご紹介します。

Lone K20 chain POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in KOBE, FUKUOKA, ROPPONGI&YOKOHAMA!!

美しいネバダ州産ローンマウンテンターコイズをセットした20KYGの<ヤストモ コデラ>のチェーンブレスレット。全て手作業で作られるこのチェーンは肌のあたりも柔らかく最高な着け心地です。

ターコイズ&インディアンジュエリーの世界的な名店「スカイストーン・トレーディング」の期間限定ストアが開催されます。会期は4月は4月2日(土)から4月5日(火)まで福岡店、4月7日(木)から4月10日(日)まで神戸店、5月は5月14日(土)から5月17日(火)まで六本木店、5月19日(木)から5月22日(日)まで横浜店と各地区を巡回します。期間中は「スカイストーン・トレーディング」の代表であり、自身の名を冠したシグネチャーブランドの<ヤストモ コデラ>とバーニーズ ニューヨークのためにスタートしたブランド<スカイ ブルー ホーク>のデザイナー 小寺康友氏が来店。普段は軽井沢でしか見ることができない逸品を多数ご用意して、お客様にターコイズの素晴らしさをご紹介します。

「インディアンジュエリーは出逢った時が最安値」を座右の銘としている私が、今回実物が見れるのを楽しみにしている作品を厳選してご紹介します。

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まずは「スカイストーン・トレーディング」の代名詞<ヤストモ コデラ>のネバダ州産ローンマウンテンターコイズの20KYGを贅沢に使ったアイランドリング。まるで島のように隆起した高さや凹凸が特徴のターコイズは、普通はこんな大きさでジュエリーにしません。半分にスライスしてバッキングをつけて底上げをした方が、かさが増して高く販売できるからです。しかし小寺さんはナゲット(塊状)のターコイズを贅沢に使用しています。身に着けるとずっと撫でていたくなる艶があり私を含めたコレクター垂涎のターコイズです。

Lone silver island rings POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in KOBE, FUKUOKA, ROPPONGI&YOKOHAMA!!

ゴールドが苦手な方にはシルバーの台座で楽しめるアイランドリングもございます。小寺さんの作品は石のセットの仕方が素晴らしく、身に着けている内にさらに馴染み手放せないリングとなります。

Lone rings POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in KOBE, FUKUOKA, ROPPONGI&YOKOHAMA!!

こちらも全てローンマウンテンターコイズです。やさしい色味でずっと身に着けられる強度もあり、アメリカ3大ターコイズの1つとされています。有名アーティストが自分のマスターピースを作成する際に好んで使ったこのターコイズも、今ではほとんど採掘されていません。小寺さんは1969年から1971年の黄金期に採掘されたローンマウンテンターコイズを好んで使っていますが、普通はこんな量では見ることができません。それ以外にも実はホピ族のレジェンド、故チャールズ・ロロマのローンマウンテンターコイズを使ったリング等もあるので、ぜひ気に入ったターコイズについては質問してみてください。

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この上品なリングもローンマウンテンターコイズです。私は小寺さんのローンマウンテンへのこだわりや探求心、そしてコレクションは世界一だと思います。その情熱が伝わるから素晴らしいターコイズが小寺さんの元に集まってくるのですね。

Gadber rings POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in KOBE, FUKUOKA, ROPPONGI&YOKOHAMA!!

すこしミルキーさを感じさせる青くきれいな石といえば、ネバダ州産のガドバーターコイズです。こちらもこんなきれいなマトリックス(母岩が圧縮されてできた模様)の個体はなかなか見れません。中央のヤスベゼルという小寺さん独自のベゼルはもう今後作らなく(作れなく)なってきますので、出逢ったらぜひ身に着けてみてください。
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この大きさでキャラクターがあるターコイズはなかなか出逢えません。こちらもヤスベゼル。あとであの時はこんなに見れたのに、、という時代が来ると思います。

apache blue ring POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in KOBE, FUKUOKA, ROPPONGI&YOKOHAMA!!

ネバダ州産アパッチブルーターコイズのリング。形も大きさも素晴らしく、こちらは太陽の光にあてると、黒いマトリックスの部分からキラキラと青いターコイズが姿を見せます。私の指は今4番打者のリングが揃ってしまっているのでぐっと欲を抑えていますが本当に素晴らしいリングです。

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他にも日本産の美しい赤珊瑚を使用したゴールドシリーズや

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台座もさまざまに、赤珊瑚よりも深い海中で採れる桃珊瑚のリングもございます。

GIQ rings POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in KOBE, FUKUOKA, ROPPONGI&YOKOHAMA!!

水晶の中に天然の純金が混じって美しい模様を形成している、ゴールドインクルージョンクォーツのリング。石に合わせた台座を18KYGでつくっておりクォーツの美しさを際立たせています。

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紀元前のコインを22KYGにセットしたリングは、ご自身の星座や好きな動物を見つけていただきたい趣のあるリングです。

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22KYGの<ヤストモ コデラ>のバングル。とにかく美しいです。こちらのデザインはブリタニアシルバーという純度の高いシルバーで作ったバングルも<スカイ ブルー ホーク>でご用意しています。とにかく完璧なバランスなので一度ご覧いただきたいです。

vintage bangle POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in KOBE, FUKUOKA, ROPPONGI&YOKOHAMA!!

他にも色々語りたいヴィンテージバングルの逸品や

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有名作家が手掛けたターコイズジュエリー達や

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こんなチャーミングなボロタイもございます。

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シルバーの陰影を堪能できるこんな<ヤストモ コデラ>の新作リングもご紹介します。お見逃しなく!

 

シンプルなスタイリングに1点ターコイズやインディアンジュエリーを身に着けるだけで、ぐっと洗練されたスタイリングになります。ファッションが楽しい季節、良いジュエリーとの出逢いがありますように。

 

POP UP STORE:

SKYSTONE TRADING

4/2 SAT. – 4/5 TUE. 福岡店B1
4/7 THUR. – 4/10 SUN. 神戸店B1
5/14 SAT. – 5/17 TUE. 六本木店2F
5/19 THUR. – 5/22 SUN. 横浜店5F

「ストックX」の二次流通市場から最新トレンドを展望 スニーカーからアート、スポーツまで

 スニーカーのリセールサイトとして2016年にアメリカで設立した「ストックX(STOCK X)」は、株式市場と同様の仕組みを採用することで適正な市場価値を導き出す構造が反響を呼び、今ではアパレルからトイまで取り扱う世界最大級のオンラインマーケットプレイスになった。同サイトでは、年間1000万件近い取り引きが行われており、これらをまとめた2021年のオフィシャルレポートをもとに、今後のトレンドを展望する。

“2021年に最も取引数が多かったブランド&モデル(スニーカー)”

 スニーカーシーンではやはりナイキ(NIKE)一強の流れが続いており、“最も取引数が多かったブランド”は1位が「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)、2位が「ナイキ」、3位が「アディダス(ADIDAS)」、4位が「ニューバランス(NEW BALANCE)」、5位が「コンバース(CONVERSE)」だった。このため“最も取引数が多かったモデル”もナイキ勢が大半を占めており、1位が“エア ジョーダン 1(AIR JORDAN 1)”、2位が“ナイキ ダンク(NIKE DUNK)”、3位が“エア フォース 1(AIR FORCE 1)”、4位が“イージー 350(YEEZY 350)”、5位が“エア ジョーダン 4”となっている。

 この中で注目すべきは、“ナイキ ダンク”の順位だ。20年は誕生35周年だったことからナイキがマーケティングに注力し、1年間に「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」や「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH以下、オフ-ホワイト)」、セレクトショップ「スラム ジャム(SLAM JAM)」、ラッパーのトラヴィス・スコット(Travis Scott)、アイスクリーム屋「ベン&ジェリーズ(BEN & JERRY’S)」など、多方面とのコラボを実施。この勢いが2021年も止まらず、前年6位から大きく順位を上げた。しかし、22年は“エア フォース 1”の40周年というアニバーサリーイヤーであると同時に、あまりのリリースラッシュに市場が食傷気味であることも否めず、順位を1~3位は落とすことが予想される。

 また、パンデミックにより在宅勤務が一般化したことで需要が高まった「クロックス(CROCS)」も、トップ5入りを狙えるほど調子がいい。“稀代のシューズデザイナー”と称されるサレヘ・ベンバリー(Salehe Bembury)を迎えた新作モデルを開発するだけでなく、22年は多くのコラボモデルが控えているようなので目が離せない。さらに、「ニューバランス」はブランドを象徴する“990”シリーズの最新作“990v6”を3年ぶりに発売すると噂されており、こちらも両ランキングでさらなる上位進出が期待される。なお“最も取引数が多かったモデル”は、サイト開設以来“エア ジョーダン 1”が6年連続1位という快挙を達成。この座が揺れ動くことは、今後5年はないだろう。

“2021年に最も取引数が多かったブランド(アパレル)”

 「ストックX」がストリートスタイルに偏っていることもあり、1位は不動の「シュプリーム(SUPREME)」。これにジェリー・ロレンゾ(Jerry Lorenzo)の「フィアー オブ ゴッド(FEAR OF GOD)」、エイサップ・バリ(A$AP Bari)の「ヴィーロン(VLONE)」、トラヴィス・スコットの「カクタス ジャック(CACTUS JACK)」、「ナイキ」が続いた。3位の「ヴィーロン」は、昨年の8位から大きくジャンプアップ。理由としては、数年前までは不定期に開催されるポップアップストアが主な購入先という稀少性の高いブランドだったのが、近年はファン層の拡大のために卸を積極的に行っているからだろう。この結果、リセール市場にも多くの商品が流れるようになった。一方で、昨年2位の「カクタス ジャック」は順位を2つ落として4位に後退。因果関係は定かではないが、トラヴィス主催の音楽フェスでの死亡事故が少なからず影響を及ぼしている可能性がある。そして、テルファー・クレメンス(Telfar Clemens)が手掛ける「テルファー(TELFAR)」は、なんと順位を18も上げてトップ10入り。カルト的な人気を集めるアイコンバッグとあわせて、20-21年秋冬コレクションで披露した「アグ(UGG)」とのコラボコレクションが後押しした。

 同ランキングに「バレンシアガ(BALENCIAGA)」の名前がないのは、先述の「ストックX」の特性を前提に、定価の問題と“プレ値(プレミアム価格)”の付きにくさが原因だろう。このことから「バレンシアガ」だけでなく「グッチ(GUCCI)」や「ディオール(DIOR)」といったラグジュアリーブランドは、たとえ市場でどれだけ人気が高くても同ランキングに入ることは難しい。だが、故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)の死去後、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」と「オフ-ホワイト」のアイテムは取引価格が高騰し、取引数も激増していることから、次回のランキングに食い込む可能性は高い。

“2021年に発表され、最も取引数が多かったコラボコレクション(アパレル)”

 コラボに限定しても、毎シーズン数十ブランドを越えるコラボレーターを招へいする「シュプリーム」が無類の強さを見せた。6月発売の「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」とのコレクションが2位に、11月発売の「ティファニー(TIFFANY & CO.)」とのコレクションが3位にランクインした。だがトップに輝いたのは、カニエ・ウエスト(Kanye West)改めイェ(Ye)が手掛ける「イージー(YEEZY)」と「ギャップ(GAP)」のコラボレーションライン“イージー・ギャップ”だった。同ラインは20年に立ち上げ、21年に商品販売を開始。これまでラウンドジャケットとフーディーの2型を複数カラーで発売するのみにとどまっているが、イェ本人がライブや街中で着用し、国やカラーごとに販売時期をずらすなど、巧みなマーケティングで見事トップに輝いた。2030年まで続く“イージー・ギャップ”は今後、Tシャツやキャップといった手に入りやすい価格のアイテムが多数控えているそうで、“最も取引数が多かったブランド(アパレル)”で上位の常連組になるかもしれない。

“2021年に最も取引数が多かったコレクターズアイテム”

 ニューヨークを拠点に活動するアーティストのカウズ(KAWS)が、“最も取引数が多かったコレクターズアイテム”で堂々の1位。カウズは、フィギュアをはじめとするオリジナルアイテムを多数販売しているだけでなく、2021年だけでもユニクロ(UNIQLO)のグラフィックTシャツブランド「UT」「サカイ(SACAI)」「ヒューマンメイド(HUMAN MADE)」「ポーター(PORTER)」「カクタス プラント フリー マーケット(CACTUS PLANT FLEA MARKET)」など、さまざまなブランドとのコラボを発表し、圧倒的な取引量と人気の高さから納得の順位となった。2位はメディコム・トイ(MEDICOM TOY)が販売する人気フィギュアシリーズ「ベアブリック(BE@RBRICK)」、3位はコロナ禍によるステイホームで大人の新たな趣味として人気に火が付いた「レゴ(LEGO)」、4位はアパレルと同等かそれ以上に小物やアクセサリー類のラインアップが豊富な「シュプリーム」、5位は二頭身のボブルヘッド人形“ポップ!(Pop!)”で知られるトイブランド「ファンコ(FUNKO)」となっている。

“2021年に最も取引数が多かったアーティスト(アートプリント)”

 アーティスト(アートプリント)別で見ると、ブランド「オベイ クロージング(OBEY CLOTHING)」を手掛けているストリートアーティストのオベイこと、シェパード・フェアリー(Shepard Fairey)がトップに立った。彼は、バラク・オバマ(Barack Obama)前米国大統領の選挙ポスターを製作するなど、アメリカで圧倒的な知名度があるだけに文句なしの順位だろう。これに続くのが、村上隆と奈良美智という日本のアートシーンをけん引する2人の巨匠。村上はここ数年、ストリートシーンでの人気がうなぎ登りで、来年にはトップが入れ替わってもおかしくはない。奈良はもともとドローイングの人気が欧米を中心に極めて高いが、アパレルブランドとの初めてのコラボで「ステラ マッカートニー(STELLA MCCARTNEY)」とのコレクションを成功させたことも、この順位に関係しているはずだ。

“2021年に最も取引数が多かったトレーディングカード”

 ファッションとは少し逸れるが、トレーディングカードでは「ポケットモンスター」が1番人気だった。なんと、他カードブランドと比較して約2倍の取引量を記録したという。昨今、トレーディングカードは青天井の盛り上がりを見せており、「ポケモン」では初期版リザードンが状態のいいものだと数百万〜数千万円で取り引きされることも珍しくない。また、レトロゲームや漫画、スポーツメモラビリア(使用済みアイテムや直筆サイン入りグッズなどスポーツ関連の記念品)なども日に日に資産としての価値が認められ、価格が高騰。“最も取引数が多かった選手カード”はマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)を抑え、“MJ以来の逸材”と称されるNBA3年目のザイオン・ウィリアムソン(Zion Williamson)となった。

“2022年のトレンド予想”

 コロナ禍によって生活にスポーツを取り入れる人が増えたため、22年はより幅広いスポーツのアイテムがスポットライトを浴びることになるだろう。ゴルフがその最たる例で、トレンドセッター の「ナイキ」は“エア マックス 97(AIR MAX 97)”など人気スニーカーのデザインをゴルフシューズに落とし込むだけでなく、ドレイク(Drake)とのコラボライン“ノクタ(NOCTA)”からゴルフウエアを発売。「ジョーダン ブランド」も同様の動きを見せており、結果として同ブランドのゴルフシューズの取引数は前年比270%を記録している。加えて、じわじわと人気が広がっているのがフィッシングだ。「シュプリーム」と「サウス2ウエスト8(SOUTH2 WEST8)」によるフィッシングがコンセプトのコラボコレクションは、「ストックX」で最も注目されたアパレルの一つだったという。そして、「サノバチーズ(SON OF THE CHEESE)」や「フラグスタフ(F-LAGSTUF-F)」もフィッシングアイテムを販売しているように、感度の高い早耳の人々は海や川へと出向いている。

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「ミズノ」が「エヴァンゲリオン」とコラボ 各機体をイメージしたオリジナルロゴを制作

 「ミズノ(MIZUNO)」はアニメ「エヴァンゲリオン(EVANGELION)」シリーズとのコラボアイテムの受注予約を開始した。アイテムはTシャツ(税込6490円)やレインジャケット(同1万890円)、マウスカバー(同1540円)など全9種。「ミズノ」公式オンラインショップと「エヴァンゲリオンストア」で4月12日まで予約を受け付けている。商品の発送は8月中旬を予定している。

 今回のコラボレーションでは劇中の世界観を表現し、各機体らしいカラーやデザインを落とし込んだオリジナルロゴを作成した。また、スポーツから着想した機能性の高いアイテムは、劇中で登場する“A.T.フィールド”をイメージしているという。

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「ミズノ」が「エヴァンゲリオン」とコラボ 各機体をイメージしたオリジナルロゴを制作

 「ミズノ(MIZUNO)」はアニメ「エヴァンゲリオン(EVANGELION)」シリーズとのコラボアイテムの受注予約を開始した。アイテムはTシャツ(税込6490円)やレインジャケット(同1万890円)、マウスカバー(同1540円)など全9種。「ミズノ」公式オンラインショップと「エヴァンゲリオンストア」で4月12日まで予約を受け付けている。商品の発送は8月中旬を予定している。

 今回のコラボレーションでは劇中の世界観を表現し、各機体らしいカラーやデザインを落とし込んだオリジナルロゴを作成した。また、スポーツから着想した機能性の高いアイテムは、劇中で登場する“A.T.フィールド”をイメージしているという。

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「ナイキ」×「サカイ」の“ブレーザー ロー”から黒と白の新色

 「ナイキ(NIKE)」と「サカイ(SACAI)」は、コラボレーションシューズ“ブレーザー ロー(BLAZER LOW)”の新色を3月31日に発売する。カラーはブラックとホワイトの2色展開。価格は税込1万4300円だ。「サカイ」公式オンラインストアと「ナイキ」のスニーカー専用アプリ「スニーカーズ(SNKRS)」「ナイキラボ MA5(NIKE LAB MA5)」「ドーバー ストリート マーケット 銀座(DOVER STREET MARKET GINZA)」で販売する。

 シュータンとシューレースは、これまでのモデルと同様に2重にレイヤードし、カラーをモノトーンにすることで、日常の着こなしになじみやすい一足に仕上げた。アッパーには光沢のあるパテントレザーを使用し、ミニマルなデザインのアクセントにした。

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「ティファニー」、ロシア産ダイヤモンドの調達を中止

 「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は3月21日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、ロシアで採掘されたダイヤモンドの調達を中止した。11日には、ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領がロシア産のアルコール類やキャビアなどの魚介類に加えてダイヤモンドの輸入禁止措置を取っており、これに足並みをそろえた格好だ。なお、世界のダイヤモンド原石の供給量の約3分の1をロシア産が占めており、「ティファニー」の調達先の割合もほぼこれに比例しているが、サプライチェーンの調整によって速やかに他国産に切り替えるという。

 アンソニー・ルドリュ(Anthony Ledru)=ティファニー最高経営責任者は、「ウクライナの危機的な状況を深く憂慮している。当社は20年以上にわたってエシカル(倫理的)な調達を行っており、今回の決定はわれわれだけでなく、業界全体の基準を高く保ちたいという意思の表れだ」と語った。

 同ブランドは、0.18カラット以上のダイヤモンドを個別に登録し、原石が採掘された国のほか、カットや研磨などを施した製造国を追跡できるシステムを2020年に導入している。今回の決定は、メレダイヤ(小粒サイズ)を含む全てのダイヤモンドに適用されるという。ロシア産のダイヤモンドが使用されていて、現在すでに流通・販売(在庫を含む)している商品の取り扱いは続けるが、購入の際、顧客はそれがロシア産かどうかを確認できる。

 「ティファニー」の親会社で、ほかに「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ディオール(DIOR)」「フェンディ(FENDI)」などを擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)は、6日付でロシアの店舗を一時休業としている。「ティファニー」はモスクワで2店のインショップを展開しているが、同ブランドの公式サイトによれば、いずれも一時休業となっている。

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素材のトレーサビリティを可能にする新ツール アディダスが早期導入

 企業向けのプラットフォームビジネスを手掛けるトラストレイス(TRUSTRACE)はこのほど、素材レベルの追跡をリアルタイムで可能にする新ツール“サーティファイド マテリアル コンプライアンス(CERTIFIED MATERIAL COMPLIANCE)”を発表した。アディダス(ADIDAS)が早期導入した。

 同ツールは、AIやブロックチェーン、ボット技術を活用してさまざまなソースからデータを集積。複数の部品から成る製品にも対応しているほか、認証取得済みの素材の割合の特定や異なるCoC(加工流通過程の管理・追跡)モデルのサポートなど、素材コンプライアンスに関するさまざまな要件に対応する。

 シャミーク・ゴッシュ(Shameek Ghosh)=トラストレイス最高経営責任者(CEO)は、「大量の製品を扱う大企業がトレーサビリティーを担保する最も効率的な方法は、ブランドの既存のデジタルシステムから関連するデータを直接抽出することだ。当社のプラットフォームはオープンソース化しており、PLMやERP、MDM、VMSなどの主な製品情報管理システムともシームレスに連携できる」という。同社は現在、ヒグインデックス(Higg Index)などのソースからデータを集めて統合し、発注やバッチの段階で証明を必要とする規制にも対応する。

 ゴッシュCEOは、「当社のツールは、例えばサプライヤーが提出したオーガニックコットンの証明書とブランドが提出したものが一致するかなどを確認し、その証明書が適切であるかを判断する。さまざまな規制が強化されているなかで、これまでCSR活動の一環として取り組んできたような企業レベルでの報告では不十分になってきている。特定のTシャツやシューズで使用しているコットンが新疆綿ではないと証明したり、シューズの重さのうち何割がリサイクル素材なのかを知ったりするためには、加工流通過程の正確な記録が必要だ。そうした大量のデータの収集や処理を自動化する当社のツールは、サステナビリティに関する主張を裏付けることを容易にするため、ブランドがESGに関する取り組みの進捗を追跡し、法や規制を遵守することを手助けする」と話す。

 トラストトレイスは5年前に同プラットフォームをローンチして以来、800万ドル弱(約9億円)を調達し、製品提供の強化やグローバル展開、ファッションサプライヤーとのネットワーク構築に投資している。現在までに8000社以上のサプライヤーが参加しているが、これは25万個の製品および120億ドル(約1兆4000億円)相当以上のアイテムの追跡が可能になる計算だという。

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「大村美容ファッション専門学校」2022年卒業コレクション

 「大村美容ファッション専門学校」が2022年卒業コレクションを発表した。

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「エミ」のヨガウエアでかなえる多彩な着こなし 日常に活躍する「サスティナレッチ」の魅力

 マッシュスタイルラボの「エミ(EMMI)」は、クリアモードをコンセプトに“次世代のデイリーウエア”を目指すウェルネスブランドだ。女性像を描くだけでなく、製造工程の“透明性”も重視し、ブランド設立当初からサステナブルなマインドを根幹に持つ。2022年夏シーズンでは、環境に配慮した素材をアパレル全体の50%に使用。その代表ともいえるのが、旭化成と共同開発した素材「サスティナレッチ」だ。19年の誕生以降、数シーズンにわたり採用し続けている同素材の魅力とは?豊山YAMU陽子「エミ」ディレクターと、「エミ ヨガ(EMMI YOGA)」のアンバサダー中嶌ゆりに話を聞いた。

機能性とファッション性を
かなえる「サスティナレッチ」

 「サスティナレッチ」は、工場内で発生した廃棄糸などを原料に再利用した旭化成のリサイクルストレッチファイバー「ロイカ®EF」と、リサイクルナイロンを組み合わせたサステナブルなストレッチ素材だ。高い伸縮性に加え、UVカットや吸水速乾、接触冷感、ウォッシャブルなども兼ね備えており、「エミ」のヨガウエアに採用している。

 「『エミ』は、女性のウェルネスや幸せを考えながら、“芯のある女性”に焦点を当てた、長く着てもらえる商品作りを行っている」と、豊山ディレクター。中でもボディーラインが出るヨガウエアは、体を美しく見せるフィット感はもちろん、ヨガでよく使う体の部位のパターンにもこだわり、普段使いできるデザインやカラーを意識しているという。「伸縮性が高い『サスティナレッチ』だからこそ、機能性とファッション性を一緒に楽しめるクリエイションが可能になる」。

 今シーズンはブランドとして初めて数値も開示した。「何を引き算し、何を足し算して取り組むべきか、日々向き合っている。直近の目標は、サステナブル素材の使用率を65%に引き上げること。今後は『サスティナレッチ』の機能性を生かしたアンダーウエアも作ってみたい」と意欲を見せた。「ウェルネスブランドの代表として、先陣を切って持続可能なビジネスを体現していくことが使命だから」。

ファッション性を追求した
新作ワンマイル ヨガウエア

 「サスティナレッチ」を採用した新作では、よりデイリーウエアとして取り入れやすいデザインにこだわった。「これまでブラとレギンスの組み合わせが多かったが、今シーズンはおなかを見せることに抵抗がある人でも着用できる半袖トップスと膝丈のハーフパンツに挑戦した」と豊山ディレクター。さらに「欧米では、ヨガパンツを日常のファッションとして取り入れている女性も多い。リモートワークが定着した今、ハーフパンツで仕事をし、アフターファイブはそのままヨガに行くといった活用の幅が日本でも広まっていくはず」と続けた。

 カラーは、汎用性の高いブラックとモカの2色で展開。「黒をあえて作らないシーズンもあったが、黒はシーンを選ばない万能カラー。また『エミ』らしいクリアモードを実現するカラーとして、透明感のあるモカも作った。少しアッシュを足したベージュに近い色味で、太陽の重なりを感じる新色だ」。

 「エミ」のヨガウエアを長年愛用している中嶌も、「ヨガは柔軟な動きが多いので、着心地の良さはもちろん、汗をかいた後の速乾性や、ウエスト回りなどのストレッチ性を重視している」とウエア選びにこだわる。素材については、「『サスティナレッチ』は伸縮性が高く、薄手なのにフィット感がある。吸水性も素晴らしく、汗跡がつきにくくサラサラの肌触り。着ていることを忘れてしまうほどの着心地です」と魅力を語った。

ヨガウエアで多彩な着こなしを
ジャケットやスカートとも好相性

 「エミ」は環境への配慮やサステナビリティを前提としながらも、「心が高揚するファッションも諦めない。おしゃれを楽しみたいというポジティブなエネルギーが持つ可能性は大きい」と豊山ディレクター。新作は、ジャケットやスカートと合わせるスタイルがおすすめだという。「新作はアレンジがきくデザイン。ハーフパンツに、ジャケットやオーバーサイズのトップスを合わせるレイヤードファッションを楽しんでほしい。抜け感がある素材なので、スカートとの軽やかなスタイリングや、ワンピースのインナーに取り入れてヘルシーにも見せられる」。

 中嶌は、ヨガウエアを日常に取り入れたスタイルを目にする機会が近年特に増えたと語る。「ヨガのインストラクターや生徒も、レッスンの行き帰りでヨガウエアを着替えるというより、ほかの服と合わせて着られるようなスタイリングを好む人が多い。新作はコーディネートしやすいので、いろいろな着方が楽しめそう」。

日常に寄り添う「エミ」
2人が語る「サスティナレッチ」

PHOTOS:KOJI HIRANO
MOVIE DIRECTION:NORICHIKA INOUE
MOVIE CAMERA:SHINJI YAGI
MOVIE PRODUCER:RYO MURAMATSU
問い合わせ先
旭化成 ロイカ事業部
ロイカ営業部 テキスタイル担当
06-7636-3547

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「エミ」のヨガウエアでかなえる多彩な着こなし 日常に活躍する「サスティナレッチ」の魅力

 マッシュスタイルラボの「エミ(EMMI)」は、クリアモードをコンセプトに“次世代のデイリーウエア”を目指すウェルネスブランドだ。女性像を描くだけでなく、製造工程の“透明性”も重視し、ブランド設立当初からサステナブルなマインドを根幹に持つ。2022年夏シーズンでは、環境に配慮した素材をアパレル全体の50%に使用。その代表ともいえるのが、旭化成と共同開発した素材「サスティナレッチ」だ。19年の誕生以降、数シーズンにわたり採用し続けている同素材の魅力とは?豊山YAMU陽子「エミ」ディレクターと、「エミ ヨガ(EMMI YOGA)」のアンバサダー中嶌ゆりに話を聞いた。

機能性とファッション性を
かなえる「サスティナレッチ」

 「サスティナレッチ」は、工場内で発生した廃棄糸などを原料に再利用した旭化成のリサイクルストレッチファイバー「ロイカ®EF」と、リサイクルナイロンを組み合わせたサステナブルなストレッチ素材だ。高い伸縮性に加え、UVカットや吸水速乾、接触冷感、ウォッシャブルなども兼ね備えており、「エミ」のヨガウエアに採用している。

 「『エミ』は、女性のウェルネスや幸せを考えながら、“芯のある女性”に焦点を当てた、長く着てもらえる商品作りを行っている」と、豊山ディレクター。中でもボディーラインが出るヨガウエアは、体を美しく見せるフィット感はもちろん、ヨガでよく使う体の部位のパターンにもこだわり、普段使いできるデザインやカラーを意識しているという。「伸縮性が高い『サスティナレッチ』だからこそ、機能性とファッション性を一緒に楽しめるクリエイションが可能になる」。

 今シーズンはブランドとして初めて数値も開示した。「何を引き算し、何を足し算して取り組むべきか、日々向き合っている。直近の目標は、サステナブル素材の使用率を65%に引き上げること。今後は『サスティナレッチ』の機能性を生かしたアンダーウエアも作ってみたい」と意欲を見せた。「ウェルネスブランドの代表として、先陣を切って持続可能なビジネスを体現していくことが使命だから」。

ファッション性を追求した
新作ワンマイル ヨガウエア

 「サスティナレッチ」を採用した新作では、よりデイリーウエアとして取り入れやすいデザインにこだわった。「これまでブラとレギンスの組み合わせが多かったが、今シーズンはおなかを見せることに抵抗がある人でも着用できる半袖トップスと膝丈のハーフパンツに挑戦した」と豊山ディレクター。さらに「欧米では、ヨガパンツを日常のファッションとして取り入れている女性も多い。リモートワークが定着した今、ハーフパンツで仕事をし、アフターファイブはそのままヨガに行くといった活用の幅が日本でも広まっていくはず」と続けた。

 カラーは、汎用性の高いブラックとモカの2色で展開。「黒をあえて作らないシーズンもあったが、黒はシーンを選ばない万能カラー。また『エミ』らしいクリアモードを実現するカラーとして、透明感のあるモカも作った。少しアッシュを足したベージュに近い色味で、太陽の重なりを感じる新色だ」。

 「エミ」のヨガウエアを長年愛用している中嶌も、「ヨガは柔軟な動きが多いので、着心地の良さはもちろん、汗をかいた後の速乾性や、ウエスト回りなどのストレッチ性を重視している」とウエア選びにこだわる。素材については、「『サスティナレッチ』は伸縮性が高く、薄手なのにフィット感がある。吸水性も素晴らしく、汗跡がつきにくくサラサラの肌触り。着ていることを忘れてしまうほどの着心地です」と魅力を語った。

ヨガウエアで多彩な着こなしを
ジャケットやスカートとも好相性

 「エミ」は環境への配慮やサステナビリティを前提としながらも、「心が高揚するファッションも諦めない。おしゃれを楽しみたいというポジティブなエネルギーが持つ可能性は大きい」と豊山ディレクター。新作は、ジャケットやスカートと合わせるスタイルがおすすめだという。「新作はアレンジがきくデザイン。ハーフパンツに、ジャケットやオーバーサイズのトップスを合わせるレイヤードファッションを楽しんでほしい。抜け感がある素材なので、スカートとの軽やかなスタイリングや、ワンピースのインナーに取り入れてヘルシーにも見せられる」。

 中嶌は、ヨガウエアを日常に取り入れたスタイルを目にする機会が近年特に増えたと語る。「ヨガのインストラクターや生徒も、レッスンの行き帰りでヨガウエアを着替えるというより、ほかの服と合わせて着られるようなスタイリングを好む人が多い。新作はコーディネートしやすいので、いろいろな着方が楽しめそう」。

日常に寄り添う「エミ」
2人が語る「サスティナレッチ」

PHOTOS:KOJI HIRANO
MOVIE DIRECTION:NORICHIKA INOUE
MOVIE CAMERA:SHINJI YAGI
MOVIE PRODUCER:RYO MURAMATSU
問い合わせ先
旭化成 ロイカ事業部
ロイカ営業部 テキスタイル担当
06-7636-3547

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「大阪文化服装学院」2022年卒業コレクション

 「大阪文化服装学院」が2022年卒業コレクションを発表した。

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ヤギのテキスタイルECサイト「ファブリー」が海外からの受注に対応 出展社も増え、機能も充実

 繊維商社ヤギ(YAGI)が運営する「ファブリー(Fably)」は、「生地に関するプロツール」をコンセプトにしたアパレル・衣料向け生地のEC サイト。これまで国内向け受発注サービスとして運営してきたが、2022年3月30日から海外からの受注にも対応する。対象国はアメリカ、フランス、イギリス、イタリア、ドイツ。

 主なサービス内容は、サイトの自動翻訳化(英語)や為替機能搭載(米ドル・ユーロ・英ポンド)、代金回収・発送手配等の各種輸出手続き代行など。

 また、これまで28社だったサプライヤーも5社(ヴィオレッタ、葛西、小泉ライフテックス、シャンブレー、ダイショーファッションテキスタイル、五十音順)が加わり、33社に。使いやすい無地や柄の布帛から、縦編、プリント生地、バッグ用ベルトまで、商品バリエーションも増えてさらに充実のラインアップとなっている。

 「ファブリー」は、昨年10月に開設したユーチューブチャンネルをはじめ、インスタグラム、フェイスブック、ティックトックなど各種SNSでは、テキスタイルにまつわるさまざまな情報を発信。引き続き、繊維業界における“ものづくりの基地”を目指す。

問い合わせ先
ヤギ マテリアル事業本部 第三事業部 315課
mailto:fably-support@yaginet.jp

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アルペン、新宿の巨大旗艦店を公開 10層にスポーツ用品35万点以上

 スポーツ専門店のアルペンは30日、東京・新宿に4月1日開店する同社最大の旗艦店「アルペン トーキョー(ALPEN TOKYO)」を関係者に公開した。新宿駅東口から徒歩1分のヤマダ電機跡地に、地上8階・地下2階の10フロア・延べ床面積1万2279平方メートルの規模で入る。約35万点のスポーツ用品を並べる。主要3業態「スポーツデポ」「アルペン アウトドアーズ」「ゴルフファイブ」がそれぞれ旗艦店を設けた。

 特徴は広い売り場を生かした圧倒的な品ぞろえだ。人気のキャップ用品は、小型から大型までのテントを350品番以上も取りそろえ、設営を試せる。ランニングシューズは500品番・7500点以上を用意しており、初心者から上級者まであらゆるランナーに対応。ゴルフ用品は試打クラブを2000本以上並べるともに、試打室を4種類・8カ所も設けて、最新鋭の設備でシミュレーションできる。アウトドア、ゴルフ、ランニング、テニスなど各競技の売り場には、同社の全国の店舗からエース販売員を招へいした。野球では元プロ選手がコンサルティング販売を行う。

 同社はこれまで郊外の幹線道路沿いや広域型ショッピングセンター(RSC)を主戦場にしてきた。都心の駅前立地は新しい試みになる。30日に会見した水野敦之社長は「都心は当社のシェアが低いからこそポテンシャルがある。多くの新しいお客さまと出会えるチャンスになる」と話した。売上高の目標などは非公表だが、面積から見れば日本最大級になることが予想される。

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累計販売個数100万個を突破したマツキヨココカラPB「ザ・レチノタイム」から美白シリーズ登場 

 マツキヨココカラ&カンパニーは6月1日、ナリス化粧品と共同開発したプライベートブランド「ザ・レチノタイム(THE RETINOTIME)」から、美白機能に特化した新ライン“ザ・レチノタイム ホワイト(THE RETINOTIME WHITE)”を発売する。薬用美白ふきとり化粧水やシートマスクなど全6アイテム(全て医薬部外品)をラインアップ。価格帯は税込550〜6380円。共通成分としてビタミンC誘導体とナイアシンアミドの2つの有効成分を配合し、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ。

 “ザ・レチノタイム ホワイト”のコンセプトは「透明感のその先へ、澄んだ輝きまとう」。同社の調査によると、マスク着用の影響でターンオーバーの周期が長くなったと感じる人が多いという。そこで、「若いうちから正しいケアを行うことが大切」と提唱しながら、若年層の関心の高い美白を訴求すべく、美白効能を持つラインを立ち上げた。ナリス化粧品の強みである“ふきとり”を軸に、古い角質を除去することで効果的なケアを実現するふきとり化粧水をはじめ、化粧水、美容液、乳液、UV乳液、シートマスクをそろえる。ふきとり化粧水、乳液、UV乳液の3アイテムにおいては、ビタミンC誘導体とナイアシンアミドの2種を配合した製品として国内唯一となる。

 エイジングスキンケアに特化した「ザ・レチノタイム」は、2006年に前身となる「レチノタイム」として誕生。10年、15年、20年と3回リニューアルを行い、20年にブランド名を「ザ・レチノタイム」に変更した。22年2月時点で累計販売個数100万個を突破し、同社が展開するプライベートブランドの中で代表的な存在として成長を遂げている。櫻井壱典MCCマネジメント 営業企画本部 商品開発部 商品開発課 課長は、「2O代後半〜30代半ばのお客さまはエイジングケア製品へ移行し、スキンケア意識の向上が見られる。今回スペシャルケアを拡充したことによって、より満足度の高いラインアップとなった。トータルスキンケアブランドとしての地位確立を目指す」と話す。

 オンラインで行われた発表会には、タレントのMattが白いスーツで登壇しトークセッションを行った。昔からふきとり化粧水に抵抗がないというMattは、「お風呂上がりのバスタオルの繊維が気になるので、以前からふき取り化粧水をすることを心掛けている。コットンマニアなので、ふき取りに最適なふかふかのコットン(“レチノタイム ビューティクリアコットン”)のサイズも大きくて、使い心地が良かった。スキンケアはシンプルなものを毎日使い続けることが大切。マスク生活に負けないような肌作りをがんばってほしい」とエールを送った。

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“血液力”を高めるサポート、毛穴ケアなど最新アイテムが集結 ナチュラル&オーガニックの祭典「ビープルフェスVOL.14」

 マッシュビューティーラボが運営するナチュラル&オーガニックのセレクトショップ「ビープル(BIOPLE)」は3月24〜26日、恒例の展示会「ビープルフェス(BIOPLE FES)」を開催した。14回目となる今回のテーマは、“tone of waves 1/f”。「波の音とともに、満ち足りる」を掲げ、40ブランドが参加し、うち11ブランドが新規出展した。谷口智美ビープル バイ コスメキッチンディレクターは、「今回は自然の法則に着目し、『ビープルフェス』初となる海をテーマにした。“1/fのゆらぎ”は海のゆらぎと共通しており、リラックス効果があるとされている。この法則のように、夏に向けて穏やかな時間を過ごしてほしいという願いを込めた」と話す。

 キービジュアルを手掛けたのはコンテンポラリーアーティストとして国内外で活躍する山崎美弥子氏とプロダクトデザイナーの飯田尚子氏。人間をリラックスさせる波の音の中の超音波「1/fのゆらぎ」を表現した。

 会場は4つのコーナーで構成。一つ目の“TIGHTENING PORE―毛穴ケア―”では、夏に気になりやすい毛穴トラブルにフォーカスし、9ブランドが出展。中でも青色の天然オイルを使用したスキンケアブランド「トランキス(TRANQUIS)」が来場者の関心を引いた。

 二つ目のキーワードは “BLOODY HEALTH―血液の健康と、“不調”の関係―”。「ビープルフェス」でおなじみのサプリメントブランド「MVP」や、台湾発の漢方を使用したライフスタイルブランド「デイリリー(DAYLILY)」など6社が並び、心身の健康を左右する血液の健康サポートアイテムを紹介した。

 三つ目の“THE SCENT OF NATURE―暮らしに寄り添う、自然の香り―”エリアに登場したのは、毎日の生活を彩る香りグッズを提案する6社。「フォートメント(FORETMENT)」や「スピーシーズ バイ ザ サウザンズ(SPECIES BY THE THOUSANDS)」など、ウッド系の香りを中心としたアロマやCBDアイテムが並んだ。

 四つ目は“BIOPLE PET FOR SUMMER―ペットにこそ、夏の対策を!―”と題したペットコーナー。犬や猫が熱中症になりやすいこれからの季節に向け、ペットフード&サプリメントの「バウワウ(BAUWAW)」や、夏に活躍する植物由来の虫除けグッズ「パラキート(PARAKITO)」など4社がラインアップした。

 さらに季節のおすすめ製品を紹介するシーズナルエリアには、フェムケアブランド「アイムラフロリア(I’M LA FLORIA)」や、VOL.13の開催で注目を浴びた「ミートゥデイ(ME TODAY)」など人気8ブランドが登場し、最新アイテムを披露した。

 今回の展示会で紹介されたアイテムはすべて「ビープル」の直営店および公式オンラインストアにて予約販売を行い、4月13日から順次発売を開始する。

 なお、「ビープル」初となるムック本「Biople MOOK Vol.01~自分だけの美しさってどこにある?~」(光文社)を4月5日に発売する。「ビープル」ならではのセルフケアやフェムケアなどのコンテンツをそろえ、付録としてパロサントスティックやシートマスクなどナチュラル&オーガニックアイテムが全19点がつく。価格は税込1100円。谷口ディレクターは、「『ビープル』は20代後半〜40代のお客さまが中心であるが、20代前半のお客さまの取り込みにも注力している。ムック本をきっかけに『ビープル』を知ってもらうきっかけになれば」と述べた。

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“血液力”を高めるサポート、毛穴ケアなど最新アイテムが集結 ナチュラル&オーガニックの祭典「ビープルフェスVOL.14」

 マッシュビューティーラボが運営するナチュラル&オーガニックのセレクトショップ「ビープル(BIOPLE)」は3月24〜26日、恒例の展示会「ビープルフェス(BIOPLE FES)」を開催した。14回目となる今回のテーマは、“tone of waves 1/f”。「波の音とともに、満ち足りる」を掲げ、40ブランドが参加し、うち11ブランドが新規出展した。谷口智美ビープル バイ コスメキッチンディレクターは、「今回は自然の法則に着目し、『ビープルフェス』初となる海をテーマにした。“1/fのゆらぎ”は海のゆらぎと共通しており、リラックス効果があるとされている。この法則のように、夏に向けて穏やかな時間を過ごしてほしいという願いを込めた」と話す。

 キービジュアルを手掛けたのはコンテンポラリーアーティストとして国内外で活躍する山崎美弥子氏とプロダクトデザイナーの飯田尚子氏。人間をリラックスさせる波の音の中の超音波「1/fのゆらぎ」を表現した。

 会場は4つのコーナーで構成。一つ目の“TIGHTENING PORE―毛穴ケア―”では、夏に気になりやすい毛穴トラブルにフォーカスし、9ブランドが出展。中でも青色の天然オイルを使用したスキンケアブランド「トランキス(TRANQUIS)」が来場者の関心を引いた。

 二つ目のキーワードは “BLOODY HEALTH―血液の健康と、“不調”の関係―”。「ビープルフェス」でおなじみのサプリメントブランド「MVP」や、台湾発の漢方を使用したライフスタイルブランド「デイリリー(DAYLILY)」など6社が並び、心身の健康を左右する血液の健康サポートアイテムを紹介した。

 三つ目の“THE SCENT OF NATURE―暮らしに寄り添う、自然の香り―”エリアに登場したのは、毎日の生活を彩る香りグッズを提案する6社。「フォートメント(FORETMENT)」や「スピーシーズ バイ ザ サウザンズ(SPECIES BY THE THOUSANDS)」など、ウッド系の香りを中心としたアロマやCBDアイテムが並んだ。

 四つ目は“BIOPLE PET FOR SUMMER―ペットにこそ、夏の対策を!―”と題したペットコーナー。犬や猫が熱中症になりやすいこれからの季節に向け、ペットフード&サプリメントの「バウワウ(BAUWAW)」や、夏に活躍する植物由来の虫除けグッズ「パラキート(PARAKITO)」など4社がラインアップした。

 さらに季節のおすすめ製品を紹介するシーズナルエリアには、フェムケアブランド「アイムラフロリア(I’M LA FLORIA)」や、VOL.13の開催で注目を浴びた「ミートゥデイ(ME TODAY)」など人気8ブランドが登場し、最新アイテムを披露した。

 今回の展示会で紹介されたアイテムはすべて「ビープル」の直営店および公式オンラインストアにて予約販売を行い、4月13日から順次発売を開始する。

 なお、「ビープル」初となるムック本「Biople MOOK Vol.01~自分だけの美しさってどこにある?~」(光文社)を4月5日に発売する。「ビープル」ならではのセルフケアやフェムケアなどのコンテンツをそろえ、付録としてパロサントスティックやシートマスクなどナチュラル&オーガニックアイテムが全19点がつく。価格は税込1100円。谷口ディレクターは、「『ビープル』は20代後半〜40代のお客さまが中心であるが、20代前半のお客さまの取り込みにも注力している。ムック本をきっかけに『ビープル』を知ってもらうきっかけになれば」と述べた。

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“血液力”を高めるサポート、毛穴ケアなど最新アイテムが集結 ナチュラル&オーガニックの祭典「ビープルフェスVOL.14」

 マッシュビューティーラボが運営するナチュラル&オーガニックのセレクトショップ「ビープル(BIOPLE)」は3月24〜26日、恒例の展示会「ビープルフェス(BIOPLE FES)」を開催した。14回目となる今回のテーマは、“tone of waves 1/f”。「波の音とともに、満ち足りる」を掲げ、40ブランドが参加し、うち11ブランドが新規出展した。谷口智美ビープル バイ コスメキッチンディレクターは、「今回は自然の法則に着目し、『ビープルフェス』初となる海をテーマにした。“1/fのゆらぎ”は海のゆらぎと共通しており、リラックス効果があるとされている。この法則のように、夏に向けて穏やかな時間を過ごしてほしいという願いを込めた」と話す。

 キービジュアルを手掛けたのはコンテンポラリーアーティストとして国内外で活躍する山崎美弥子氏とプロダクトデザイナーの飯田尚子氏。人間をリラックスさせる波の音の中の超音波「1/fのゆらぎ」を表現した。

 会場は4つのコーナーで構成。一つ目の“TIGHTENING PORE―毛穴ケア―”では、夏に気になりやすい毛穴トラブルにフォーカスし、9ブランドが出展。中でも青色の天然オイルを使用したスキンケアブランド「トランキス(TRANQUIS)」が来場者の関心を引いた。

 二つ目のキーワードは “BLOODY HEALTH―血液の健康と、“不調”の関係―”。「ビープルフェス」でおなじみのサプリメントブランド「MVP」や、台湾発の漢方を使用したライフスタイルブランド「デイリリー(DAYLILY)」など6社が並び、心身の健康を左右する血液の健康サポートアイテムを紹介した。

 三つ目の“THE SCENT OF NATURE―暮らしに寄り添う、自然の香り―”エリアに登場したのは、毎日の生活を彩る香りグッズを提案する6社。「フォートメント(FORETMENT)」や「スピーシーズ バイ ザ サウザンズ(SPECIES BY THE THOUSANDS)」など、ウッド系の香りを中心としたアロマやCBDアイテムが並んだ。

 四つ目は“BIOPLE PET FOR SUMMER―ペットにこそ、夏の対策を!―”と題したペットコーナー。犬や猫が熱中症になりやすいこれからの季節に向け、ペットフード&サプリメントの「バウワウ(BAUWAW)」や、夏に活躍する植物由来の虫除けグッズ「パラキート(PARAKITO)」など4社がラインアップした。

 さらに季節のおすすめ製品を紹介するシーズナルエリアには、フェムケアブランド「アイムラフロリア(I’M LA FLORIA)」や、VOL.13の開催で注目を浴びた「ミートゥデイ(ME TODAY)」など人気8ブランドが登場し、最新アイテムを披露した。

 今回の展示会で紹介されたアイテムはすべて「ビープル」の直営店および公式オンラインストアにて予約販売を行い、4月13日から順次発売を開始する。

 なお、「ビープル」初となるムック本「Biople MOOK Vol.01~自分だけの美しさってどこにある?~」(光文社)を4月5日に発売する。「ビープル」ならではのセルフケアやフェムケアなどのコンテンツをそろえ、付録としてパロサントスティックやシートマスクなどナチュラル&オーガニックアイテムが全19点がつく。価格は税込1100円。谷口ディレクターは、「『ビープル』は20代後半〜40代のお客さまが中心であるが、20代前半のお客さまの取り込みにも注力している。ムック本をきっかけに『ビープル』を知ってもらうきっかけになれば」と述べた。

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おっぱいモチーフなど満島ひかりがデザインしたジュエリーが「カスカ」から登場 伊勢丹新宿本店で先行発売

 ジュエリーブランド「カスカ(CASUCA)」は3月30日、満島ひかりがデザインしたジュエリーライン“カスカ ナ ヒカリ(CASUCA NA HICARI)”を伊勢丹新宿本店1階のポップアップストアで先行発売した。満島が「カスカ」と出合ったのは約14年前。それ以来、同ブランドのジュエリーを愛用したり家族へプレゼントしたりしてきたという。

 満島は、「『カスカ』のジュエリーとは仕事中、街中、ベッドの中でミラクルな旅をしてきた。デザインをさせてもらえたのは最高のプレゼント」とコメント。満島がデザインしたのは、出身地の沖縄をイメージさせる太陽をモチーフにしたネックレスやリング、ピアスやイルカをモチーフにしたピアス、波の音をイメージしたピアスなど。ほか、彼女自身が「愛おしく女性としてのエネルギーを感じる」という“おっぱい”をモチーフにしたネックレスのネックレスやリングも登場。オレンジサファイアやブルーサファイアを使用したダンスをイメージしたピアスもある。

 価格は、3万9600円(税込)〜25万3000円。満島は自分がデザインしたジュエリーの一部をTVドラマでも着用するという。

 「カスカ」の安野ともこデザイナーは、「満島さんとは言葉が通じ合い、この取り組みが実現した。昨年末からデザインを始めて、サンプルを何度もやり直して完成した。今後も、継続的に協業を続けていきたい」と述べている。伊勢丹新宿本店のポップアップストアの回帰は4月5日まで。カスカ表参道本店、丸の内店、オンラインストアでは4月4日から販売する。

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「フランク ミュラー」が「グローブ・トロッター」製ウオッチボックス付の“トノウ カーベックス”を発売

 スイスの時計ブランド「フランク ミュラー(FRANCK MULLER)」は今年創業30周年を迎え、記念したボルドーカラーの“トノウ カーベックス”を4月1日に発売する。目玉は、1897年創業の英国のスーツケースブランド「グローブ・トロッター(GLOBE TROTTER)」とコラボしたウオッチボックスを付属することだ。「フランクミュラー」の東京店と大阪店、「ギンザシックス(GINZA SIX)」店でのみ、30本限定で販売する。価格は税込187万円。

 “トノウ カーベックス”は「フランク ミュラー」を代表するモデルで、5時位置に配したハートがデザインアクセント。ウオッチボックスはラベンダーカラーをベースに、赤を差し色使いする。前面隅のハートの中に入れた“19580711”の数字は、創業者フランク・ミュラーの誕生日だ。

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シンガポール発の「ラブボニート」 アジア女性のニーズに応えるブランドが日本市場強化

 東南アジアで成長中のウィメンズウエアブランド「ラブ ボニート(LOVE,BONITO)」が日本市場を強化している。このほど、ヤフーやイーベイでキャリアを重ねた岡田朋子氏が日本法人の代表に就任したと発表した。

 「ラブ ボニート」は、2010年にシンガポールで誕生。ブランドを通して、「女性が自信を持って、自分の人生や夢に向かって挑戦する力を抱ける世界」を作ること目標に掲げる。女性のライフスタイルに寄り添ったアイテムや、アジアにルーツを持っていたり、アジア圏で生活をする女性のニーズに応えるデザインに特化する。18年2月にカカクコムからの出資を受けて日本に進出。その後21年10月にアダストリアも資本参加した。日本での公式サイトもオープンしている。

 すでに展開するECサイトに加えて、22年夏に開催予定のポップアップなどを通して、今後日本市場の開拓を強化する。また、グローバル事業拡大に伴い、リサ・アスクヴィト(Lisa Askwith)はチーフ・ピープル・オフィサーに、クリスティーナ・ワン(Christina Wang)は香港・台湾地域の代表にそれぞれ就任した。

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シンガポール発の「ラブボニート」 アジア女性のニーズに応えるブランドが日本市場強化

 東南アジアで成長中のウィメンズウエアブランド「ラブ ボニート(LOVE,BONITO)」が日本市場を強化している。このほど、ヤフーやイーベイでキャリアを重ねた岡田朋子氏が日本法人の代表に就任したと発表した。

 「ラブ ボニート」は、2010年にシンガポールで誕生。ブランドを通して、「女性が自信を持って、自分の人生や夢に向かって挑戦する力を抱ける世界」を作ること目標に掲げる。女性のライフスタイルに寄り添ったアイテムや、アジアにルーツを持っていたり、アジア圏で生活をする女性のニーズに応えるデザインに特化する。18年2月にカカクコムからの出資を受けて日本に進出。その後21年10月にアダストリアも資本参加した。日本での公式サイトもオープンしている。

 すでに展開するECサイトに加えて、22年夏に開催予定のポップアップなどを通して、今後日本市場の開拓を強化する。また、グローバル事業拡大に伴い、リサ・アスクヴィト(Lisa Askwith)はチーフ・ピープル・オフィサーに、クリスティーナ・ワン(Christina Wang)は香港・台湾地域の代表にそれぞれ就任した。

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TOKYO BASE、23年1月期中に海外31店体制目指す

 セレクトショップ「ステュディオス(STUDIOUS以下、ST)」などを運営するTOKYO BASEは、2023年1月期の重点取り組み事項を発表した。引き続き積極策が目立ち、中国本土に新規で8店を出店して海外店舗数31店体制を目指す。国内では自社ECや商品力の強化を打ち出した。

 期末の店舗数は、「ST」や「ユナイテッドトウキョウ(UNITED TOKYO以下、UT)」「パブリックトウキョウ(PUBLIC TOKYO以下、PT)」などの全業態で海外は中国本土を中心に23店となった。23年1月期中に31店体制を目指すことで、「これで中国の主要都市にはほぼ全業態が出店している状態になる」と谷正人TOKYO BASE最高経営責任者(CEO)。

 一方でTモールなど現地ECは2月に全て退店済み。「(知名度不足で現地ECは)全く売れなかった。実店舗で顧客を作り、2年後をめどに再チャレンジしたい」という。今後は中国事業で地域別のMD構築や人材育成に力を入れる。欧米出店も視野に入れ、23年中には「ST」でニューヨーク出店も視野に入れる。

 国内では23年1月期に新規で3店を出店し、実店舗56店体制を目指す。「ファッション感度が高い層や富裕層のエリアに注力する方針」といい、首都圏と京阪神、名古屋エリアに今後の出店戦略を集中する。以前は福岡地域にも出店していたが、今年3月をもって全て閉店した。「海外の一級都市の富裕層に照準を合わせていくために、日本でも準郊外や地方都市への出店は今後行わない」方針だ。

 21年秋には、大人向け新業態「ザ トウキョウ(THE TOKYO、以下TT)」とアスレジャー業態「エープラス トウキョウ(A+ TOKYO、以下AT)」も立ち上げた。「TT」は1号店を丸の内仲通りに、2号店を東京ミッドタウンに、3号店を表参道ヒルズに出した。「AT」は新宿ルミネ1にウィメンズ店舗、新宿ルミネ2にメンズ店舗、ルクア大阪と池袋パルコに男女複合店を出店した。

 谷CEOは、「『TT』と『AT』ともに立ち上げから半年が経ち課題も見えた。『TT』に関しては、『ST』の既存顧客に響く商品と、六本木や丸の内の商圏の客に響く商品とでは、非常にギャップがあることが見えた。現在、新しい店舗で獲得したお客さまに向けて商品開発やセレクト商品の修正に取り組んでいる。『AT』は“アスレジャー”という言葉に翻弄されて、デザインや内装などを含めてスポーツに寄りすぎてしまったことが反省点だった。TOKYO BASE経済圏を広げていくことを目指して、ファッション感度の高い層にアプローチする微修正を行ったことで改めて手応えを感じている」と話した。

 22年1月期連結業績(決算期変更のため11カ月の変則決算)は、売上高176億円(決算期変更のため、参考値で前年同期比20.1%増)、営業利益9億円(同356.5%増)、純損益7億円の黒字(前年同期は1億円の赤字)だった。

 23年1月期の連結業績予想は、売上高210億円、営業利益12億円、純利益8億円を見込む。「新型コロナウイルス感染拡大の影響でロックダウンが行われている中国では特に上期に大きく影響を受ける。下期は日本と中国ともに段階的に回復に向かうと見込んでいる」(谷CEO)。

 商品力の強化においては、「UT」「PT」「AT」でデザイナーの採用や待遇を強化してプロダクトアウト型の商品開発に取り組む。「ST」「TT」では、新たな有力ブランドの獲得に力を入れる。自社ECではマーケティングを課題点にあげ、顧客視点のMD強化および業務の効率化を図る。谷CEOは、「ECでの先行予約は点で見ると売り上げにつながるが、複合的に考えると機会ロスを生むため廃止した。その分現場でお客さまを知るスタッフと在庫管理の精度を上げていく。また、表面的にカッコつけることよりも早くて便利でわかりやすいシステムを早急に構築していく」と話した。

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TOKYO BASE、23年1月期中に海外31店体制目指す

 セレクトショップ「ステュディオス(STUDIOUS以下、ST)」などを運営するTOKYO BASEは、2023年1月期の重点取り組み事項を発表した。引き続き積極策が目立ち、中国本土に新規で8店を出店して海外店舗数31店体制を目指す。国内では自社ECや商品力の強化を打ち出した。

 期末の店舗数は、「ST」や「ユナイテッドトウキョウ(UNITED TOKYO以下、UT)」「パブリックトウキョウ(PUBLIC TOKYO以下、PT)」などの全業態で海外は中国本土を中心に23店となった。23年1月期中に31店体制を目指すことで、「これで中国の主要都市にはほぼ全業態が出店している状態になる」と谷正人TOKYO BASE最高経営責任者(CEO)。

 一方でTモールなど現地ECは2月に全て退店済み。「(知名度不足で現地ECは)全く売れなかった。実店舗で顧客を作り、2年後をめどに再チャレンジしたい」という。今後は中国事業で地域別のMD構築や人材育成に力を入れる。欧米出店も視野に入れ、23年中には「ST」でニューヨーク出店も視野に入れる。

 国内では23年1月期に新規で3店を出店し、実店舗56店体制を目指す。「ファッション感度が高い層や富裕層のエリアに注力する方針」といい、首都圏と京阪神、名古屋エリアに今後の出店戦略を集中する。以前は福岡地域にも出店していたが、今年3月をもって全て閉店した。「海外の一級都市の富裕層に照準を合わせていくために、日本でも準郊外や地方都市への出店は今後行わない」方針だ。

 21年秋には、大人向け新業態「ザ トウキョウ(THE TOKYO、以下TT)」とアスレジャー業態「エープラス トウキョウ(A+ TOKYO、以下AT)」も立ち上げた。「TT」は1号店を丸の内仲通りに、2号店を東京ミッドタウンに、3号店を表参道ヒルズに出した。「AT」は新宿ルミネ1にウィメンズ店舗、新宿ルミネ2にメンズ店舗、ルクア大阪と池袋パルコに男女複合店を出店した。

 谷CEOは、「『TT』と『AT』ともに立ち上げから半年が経ち課題も見えた。『TT』に関しては、『ST』の既存顧客に響く商品と、六本木や丸の内の商圏の客に響く商品とでは、非常にギャップがあることが見えた。現在、新しい店舗で獲得したお客さまに向けて商品開発やセレクト商品の修正に取り組んでいる。『AT』は“アスレジャー”という言葉に翻弄されて、デザインや内装などを含めてスポーツに寄りすぎてしまったことが反省点だった。TOKYO BASE経済圏を広げていくことを目指して、ファッション感度の高い層にアプローチする微修正を行ったことで改めて手応えを感じている」と話した。

 22年1月期連結業績(決算期変更のため11カ月の変則決算)は、売上高176億円(決算期変更のため、参考値で前年同期比20.1%増)、営業利益9億円(同356.5%増)、純損益7億円の黒字(前年同期は1億円の赤字)だった。

 23年1月期の連結業績予想は、売上高210億円、営業利益12億円、純利益8億円を見込む。「新型コロナウイルス感染拡大の影響でロックダウンが行われている中国では特に上期に大きく影響を受ける。下期は日本と中国ともに段階的に回復に向かうと見込んでいる」(谷CEO)。

 商品力の強化においては、「UT」「PT」「AT」でデザイナーの採用や待遇を強化してプロダクトアウト型の商品開発に取り組む。「ST」「TT」では、新たな有力ブランドの獲得に力を入れる。自社ECではマーケティングを課題点にあげ、顧客視点のMD強化および業務の効率化を図る。谷CEOは、「ECでの先行予約は点で見ると売り上げにつながるが、複合的に考えると機会ロスを生むため廃止した。その分現場でお客さまを知るスタッフと在庫管理の精度を上げていく。また、表面的にカッコつけることよりも早くて便利でわかりやすいシステムを早急に構築していく」と話した。

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「ニューバランス」 × 「アリーズ」のランニングコレクション シューズとアパレルを販売

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、「アリーズ(ARIES)」とコラボレーションしたシューズとアパレルのカプセルコレクション“アンバランスド(UNBALANCED)”を3月31日に発売する。「ニューバランス」の六本木店と公式オンラインストアで取り扱う。

 シューズは、「ニューバランス」のクッション性に特化したランニングシューズ“フレッシュ フォーム 1080(FRESH FOAM 1080)”の新作だ。カラーはブラックとレッドのグラデーションで彩り、ネオンイエローとグリーンをアクセントに加えた。また両ブランドの頭文字を組み合わせたロゴをサイドにあしらっている。価格は税込2万8600円で、サイズは26.0〜29.0cm。

 アパレルもブラックとレッドが基調のデザインで、アノラック(同1万4300円)とコミューターベスト(同8250 円)、7/8丈のランニングタイツ(同1万450 円)の3型をそろえる。

 発売に合わせて、フォトグラファーのデイビッド・シムズ(David Sims)が撮影したキャンペーンフィルムを公開する。

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「居酒屋革命」天野雅博氏が仕掛ける、190円弁当革命。FC1号店に天野Pがまさかの激烈ダメ出し

かつて焼酎無料の店「居酒屋革命」で、長蛇の行列を各地でつくり出し一世を風靡。現在は、新宿区曙町で「定食酒場食堂」を経営する、天野雅博プロデューサーは怒っていた。天野氏がプロデュースし、21年10月13日、東京都八王子市内にオープンした「夢アラジン弁当」が、味も営業の仕方も、構想とは違ってしまったからだ。190円の弁当や50円の煮物で人気の同店。天野氏は末期ガンを宣告され、余命が長くないと覚悟を決めている。迷走からの復活はなるだろうか。
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ヘアカラーとファッションとサロンでの時間 「今週の特集お届け隊」2022年3月28日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2022年3月28日号からの抜粋です)

中村:「WWD BEAUTY」時代から毎年恒例にしていたヘアカラー特集ですが、まさにハイトーンカラーブームの今、サロンはヘアカラーを中心に回っていると言っても過言ではないです。そして今回は初めてファッションと絡めて特集を作りました。

ソーン:今のヘアカラーのトレンドは何ですか?

中村:今季のキーワードは“肌映え”ですね。トレンドのハイトーンカラーでも、寒色系だと顔がくすんで見えるんです。だから今春夏はオレンジやピンクなどの暖色系だと美容師は皆言っていますね。あと、顔の周りだけを染めるフェイスフレーミングカラーが増えています。フルカラーリングには抵抗がある人って結構多いですし、ヘアアレンジするたびに内側の色が見えてかわいいので、やる人がもっと出てくると思います。

ソーン:私は大学生の座談会を担当しましたが、派手髪ってフルにカラーリングするわけではないんだなと思いました。上下半々とか、一部の色を変えるだけでインパクトが強まりますね。

中村:そうなんです。特にハイトーンになると、似合う服の色も変わってしまうんですよね。サロンでもお客さんから「この髪の色にしたらどんな服が合いますか?」と聞かれることが増えたそうですし、逆にお客さんがその日に着ている服がカラーリングすることで似合わなくなりそうだと思ったら、そう声をかけてから施術するそうです。数年前まで派手髪って「奇抜」とか「コスプレ」とか特殊な人たちがやっているイメージでしたが、ハイトーンが一般に広がった今、眉の色やファッションも一緒に気にするようになってきています。

ソーン:Z世代ってイヤホンしたまま店に入るとか、干渉されたくないイメージがありましたが、すごくアドバイスを欲しがっているんですよね。そしてサロンでの時間を大事にしています。自己肯定感を育んだり、自分を大切にしたり、セルフケアの観点からも彼・彼女らにとってかけがえがないようです。

中村:サロンにとってすごくうれしいコメントですね。今号で特集しているヘアデザイナーズコンテストの結果発表も時代を反映しているので注目です!

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ヘアカラーとファッションとサロンでの時間 「今週の特集お届け隊」2022年3月28日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2022年3月28日号からの抜粋です)

中村:「WWD BEAUTY」時代から毎年恒例にしていたヘアカラー特集ですが、まさにハイトーンカラーブームの今、サロンはヘアカラーを中心に回っていると言っても過言ではないです。そして今回は初めてファッションと絡めて特集を作りました。

ソーン:今のヘアカラーのトレンドは何ですか?

中村:今季のキーワードは“肌映え”ですね。トレンドのハイトーンカラーでも、寒色系だと顔がくすんで見えるんです。だから今春夏はオレンジやピンクなどの暖色系だと美容師は皆言っていますね。あと、顔の周りだけを染めるフェイスフレーミングカラーが増えています。フルカラーリングには抵抗がある人って結構多いですし、ヘアアレンジするたびに内側の色が見えてかわいいので、やる人がもっと出てくると思います。

ソーン:私は大学生の座談会を担当しましたが、派手髪ってフルにカラーリングするわけではないんだなと思いました。上下半々とか、一部の色を変えるだけでインパクトが強まりますね。

中村:そうなんです。特にハイトーンになると、似合う服の色も変わってしまうんですよね。サロンでもお客さんから「この髪の色にしたらどんな服が合いますか?」と聞かれることが増えたそうですし、逆にお客さんがその日に着ている服がカラーリングすることで似合わなくなりそうだと思ったら、そう声をかけてから施術するそうです。数年前まで派手髪って「奇抜」とか「コスプレ」とか特殊な人たちがやっているイメージでしたが、ハイトーンが一般に広がった今、眉の色やファッションも一緒に気にするようになってきています。

ソーン:Z世代ってイヤホンしたまま店に入るとか、干渉されたくないイメージがありましたが、すごくアドバイスを欲しがっているんですよね。そしてサロンでの時間を大事にしています。自己肯定感を育んだり、自分を大切にしたり、セルフケアの観点からも彼・彼女らにとってかけがえがないようです。

中村:サロンにとってすごくうれしいコメントですね。今号で特集しているヘアデザイナーズコンテストの結果発表も時代を反映しているので注目です!

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1分10円飲み放題で話題の高円寺「でんでん串」はその後・・・。「まん防明けに行って驚いた」

2019年5月にオープンし、「1分10円飲み放題」(税込11円)で注目を集めた「でんでん串 高円寺駅前階段急店」。当サイトのほかTVなどでも紹介され話題となったが、開業1年を経たずとしてコロナ禍になり、その後どうなったのか。最近の客足や盛況ぶりなどを聞いてみた。
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「スウォッチ」が「オメガ」とのコラボ時計の販売方法をあらためて発表 12時間以内にエントリーが必要!

 スウォッチ グループ ジャパンは3月29日21時に、「オメガ(OMEGA)」と「スウォッチ(SWATCH)」のコラボ時計の発売方法を公式SNSなどで発表した。

 特設の“購入権抽選エントリーフォーム”に住所、氏名、メールアドレスなどと、購入希望モデル、購入希望店舗、来店日を入力する。ただし、エントリー期間は3月29日の21時から3月30日の9時までの12時間だ。当選者にのみ、4月1日18時までに通知するという。

 同コラボ時計は、3月26日に「スウォッチ」原宿店、渋谷店、大阪店で販売予定だったが、購入希望者が長蛇の列をなしたため、警察からの指導を受けて中止した。

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「上田安子服飾専門学校」2022年卒業コレクション

 「上田安子服飾専門学校」が2022年卒業コレクションを発表した。

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神にも通ずる“伊勢和紙”の魅力 ファッションデザイナー高谷健太と巡る“ときめき、ニッポン。”第4回

 山本寛斎事務所は、三重・伊勢市と深いつながりがある。寛斎は鈴木健一伊勢市長との出会いをきっかけに、現地での視察や講義などを何度も行っていた。われわれは寛斎亡き後も交流を続けており、昨年末には三重県立明野高校や伊勢理容美容専門学校の学生に向けて講演を開いた。

 寛斎と鈴木市長との出会いは、駐日英国大使館で開かれた日英交流年“UK in JAPAN 2019-20”のレセプションパーティーだった。寛斎は、1971年に日本人として初めてロンドンでファッションショーを開催し、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)のツアー衣装を手掛けるなど、ファッションを通じて生涯日本と英国の文化交流に貢献。一方の伊勢市は、“UK in JAPAN 2019-20”の一環で、英国からアーティストを招へいし、伊勢神宮をはじめとする地域の文化体験を行う“伊勢市アーティスト・イン・レジデンス”を行っていた。伊勢神宮の祭り“神嘗祭”に合わせた文化体験のプログラムで、寛斎と僕も招いてもらい、英国アーティストらと刺激的な時間を過ごした。

 同市が英国における観光誘客に力を入れるのには、イギリス国教会の中心であるカンタベリー大聖堂が巡礼地であるという共通点(よくわからないので確認中です)や、伊勢市にある皇學館大学とカンタベリーのケント大学(University of Kent)との学生交流において、イギリス人の伊勢神宮への興味の高さを知ったからだそうだ。同市は現在もクリエイターの支援を続けており、20年には滞在費を負担して創作活動を支援する“クリエイターズ・ワーケーション促進事業”を実施。130人の募集枠に1200人以上の応募が集まった。

 連載第4〜5回は、そんな伊勢市についてだ。この地で脈々と受け継がれる和紙の伝統と、職人の方々の思いを通じて、僕が感じた“ときめき”をお伝えする。今回は、伊勢市の伝統工芸のひとつ“伊勢和紙”を読み解いていく。

紙は神に通じる

 日本人は古来、日々の暮らしから神仏に祈りを捧げる神聖な場面まで、あらゆるシーンで和紙を用いてきた。“紙は神に通じる”といわれるのは、清らかな水ですき上げた白い紙が、神聖なものと現実との境界線のようにも感じられるからかもしれない。

 和紙は神社の紙垂(しで)、日本家屋の障子紙、のし紙や祝儀袋など、日本人の暮らしの中に根付いていた。また和紙を“紙衣(かみこ)”と呼び、衣服として使ってきた歴史もある。時代とともに、IT化やSDGsの流れからペーパーレスが進み、その出番は少なくなったが、現在ではインテリアや建築資材、和紙を取り入れた新素材の衣服など、幅広い分野に応用され、その価値が再発見されている。

 では、和紙に携わる職人は、現在における和紙の価値をどう捉え、どんなことにチャレンジしているのか。100年以上にわたり伊勢神宮の御用紙を奉製している中北喜亮・大豐和紙工業取締役に話を聞いた。

和紙づくりに見るものづくりの本質

高谷健太(以下、高谷):伊勢和紙にはどのような歴史があるのでしょうか?

中北喜亮・大豐和紙工業取締役(以下、中北):伊勢和紙は“龍大夫邸(りゅうだゆうてい)”という歴史ある建築の跡地で生産されています。龍大夫は、特定の寺社に所属し、参詣者に対して参拝や宿泊先の案内などを行う“御師(おんし)”として知られる人物で、当時300軒ほどあった御師の家の中でも最大級の立派なお屋敷を持っていました。明治天皇の行幸の際の宿所にもなったそうです。明治4年に御師制度が廃止され、伊勢神宮が独自にお神札やお守りを配るようになり、和紙が必要となったため、この場所で和紙づくりを行うようになりました。

高谷:お神札(おふだ)やお守りなどとして和紙づくりが始まったのですね。

中北:はい。そのほか、和紙づくりに欠かせない自然にも恵まれていたのも背景にあります。伊勢和紙づくりには宮川の伏流水を使っていて、宮川は国土交通省の調査で水質が最も良好な河川のひとつに選ばれているんです。

高谷:なるほど。僕は常々、ものづくりの本質には、自然に対する畏敬の念や、自然がもたらす恵みへの感謝があると思っていて、和紙づくりにも通じるものを感じます。

中北:和紙は自然の恵みを受けて、1000年前から作られている。極論、電気がなくても作れます。奈良の正倉院には700年代の資料が読み取れる状態で残っていて、和紙の高い保存性も示しています。またコウゾやミツマタなど、原料となる植物の成長が早いことも特徴です。さまざまな分野でSDGsが叫ばれ、最新の素材開発が進んでいる今でも、和紙は最強の媒介物だと思います。

高谷:和紙づくりにおいて挑戦していることは?

中北:和紙には、工場や人材、技術など欠かせないものがたくさんあります。中でも、高齢化の影響もあり、和紙原料の産地を管理し、守っていくことが年々難しくなっています。その中で、近年は三重県亀山市において和紙原料となる植物、ミツマタを育てる運動に参加しています。安定した供給を継続するために、和紙づくりのサイクルを構築していくことも、われわれにとって大きな挑戦です。


 中北取締役は、「和紙が1000年以上作り続けられ、今日まで存続しているのは、明確な理由と需要があるから」と言っていた。その話を聞き、1300年以上も前から伊勢神宮で行われているお祭り“式年遷宮”が続いていることを思い起こした。式年遷宮は20年に一度、社殿や御装束神宝などを古例に基づいて更新するもので、“常若(とこわか)”という精神を表すものとされる。ほかにも伊勢市では、自然や神々に対する畏怖畏敬の念、そして先人たちが脈々と繋いできた伝統や文化に対する敬意など、古来日本人が大切にしていた精神性に触れることができる。それが、僕がこの地に引かれる最大の理由であり、クリエイターやアーティストの感性を刺激する魅力だと思う。僕自身、2021年3月に「渋谷ファッションウイーク」で発表した「カンサイヤマモト(KANSAI YAMAMOTO)」のコレクションでは、二見興玉神社(伊勢市)の夫婦岩に昇る夏至の太陽から色を抽出した作品も披露した。

 取材した大豐和紙工業の工場敷地には、伊勢和紙館が併設されており、伊勢和紙の歴史や道具を紹介している。僕が感じた“ときめき”を、ぜひ皆さんにも感じてほしい。

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神にも通ずる“伊勢和紙”の魅力 ファッションデザイナー高谷健太と巡る“ときめき、ニッポン。”第4回

 山本寛斎事務所は、三重・伊勢市と深いつながりがある。寛斎は鈴木健一伊勢市長との出会いをきっかけに、現地での視察や講義などを何度も行っていた。われわれは寛斎亡き後も交流を続けており、昨年末には三重県立明野高校や伊勢理容美容専門学校の学生に向けて講演を開いた。

 寛斎と鈴木市長との出会いは、駐日英国大使館で開かれた日英交流年“UK in JAPAN 2019-20”のレセプションパーティーだった。寛斎は、1971年に日本人として初めてロンドンでファッションショーを開催し、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)のツアー衣装を手掛けるなど、ファッションを通じて生涯日本と英国の文化交流に貢献。一方の伊勢市は、“UK in JAPAN 2019-20”の一環で、英国からアーティストを招へいし、伊勢神宮をはじめとする地域の文化体験を行う“伊勢市アーティスト・イン・レジデンス”を行っていた。伊勢神宮の祭り“神嘗祭”に合わせた文化体験のプログラムで、寛斎と僕も招いてもらい、英国アーティストらと刺激的な時間を過ごした。

 同市が英国における観光誘客に力を入れるのには、イギリス国教会の中心であるカンタベリー大聖堂が巡礼地であるという共通点(よくわからないので確認中です)や、伊勢市にある皇學館大学とカンタベリーのケント大学(University of Kent)との学生交流において、イギリス人の伊勢神宮への興味の高さを知ったからだそうだ。同市は現在もクリエイターの支援を続けており、20年には滞在費を負担して創作活動を支援する“クリエイターズ・ワーケーション促進事業”を実施。130人の募集枠に1200人以上の応募が集まった。

 連載第4〜5回は、そんな伊勢市についてだ。この地で脈々と受け継がれる和紙の伝統と、職人の方々の思いを通じて、僕が感じた“ときめき”をお伝えする。今回は、伊勢市の伝統工芸のひとつ“伊勢和紙”を読み解いていく。

紙は神に通じる

 日本人は古来、日々の暮らしから神仏に祈りを捧げる神聖な場面まで、あらゆるシーンで和紙を用いてきた。“紙は神に通じる”といわれるのは、清らかな水ですき上げた白い紙が、神聖なものと現実との境界線のようにも感じられるからかもしれない。

 和紙は神社の紙垂(しで)、日本家屋の障子紙、のし紙や祝儀袋など、日本人の暮らしの中に根付いていた。また和紙を“紙衣(かみこ)”と呼び、衣服として使ってきた歴史もある。時代とともに、IT化やSDGsの流れからペーパーレスが進み、その出番は少なくなったが、現在ではインテリアや建築資材、和紙を取り入れた新素材の衣服など、幅広い分野に応用され、その価値が再発見されている。

 では、和紙に携わる職人は、現在における和紙の価値をどう捉え、どんなことにチャレンジしているのか。100年以上にわたり伊勢神宮の御用紙を奉製している中北喜亮・大豐和紙工業取締役に話を聞いた。

和紙づくりに見るものづくりの本質

高谷健太(以下、高谷):伊勢和紙にはどのような歴史があるのでしょうか?

中北喜亮・大豐和紙工業取締役(以下、中北):伊勢和紙は“龍大夫邸(りゅうだゆうてい)”という歴史ある建築の跡地で生産されています。龍大夫は、特定の寺社に所属し、参詣者に対して参拝や宿泊先の案内などを行う“御師(おんし)”として知られる人物で、当時300軒ほどあった御師の家の中でも最大級の立派なお屋敷を持っていました。明治天皇の行幸の際の宿所にもなったそうです。明治4年に御師制度が廃止され、伊勢神宮が独自にお神札やお守りを配るようになり、和紙が必要となったため、この場所で和紙づくりを行うようになりました。

高谷:お神札(おふだ)やお守りなどとして和紙づくりが始まったのですね。

中北:はい。そのほか、和紙づくりに欠かせない自然にも恵まれていたのも背景にあります。伊勢和紙づくりには宮川の伏流水を使っていて、宮川は国土交通省の調査で水質が最も良好な河川のひとつに選ばれているんです。

高谷:なるほど。僕は常々、ものづくりの本質には、自然に対する畏敬の念や、自然がもたらす恵みへの感謝があると思っていて、和紙づくりにも通じるものを感じます。

中北:和紙は自然の恵みを受けて、1000年前から作られている。極論、電気がなくても作れます。奈良の正倉院には700年代の資料が読み取れる状態で残っていて、和紙の高い保存性も示しています。またコウゾやミツマタなど、原料となる植物の成長が早いことも特徴です。さまざまな分野でSDGsが叫ばれ、最新の素材開発が進んでいる今でも、和紙は最強の媒介物だと思います。

高谷:和紙づくりにおいて挑戦していることは?

中北:和紙には、工場や人材、技術など欠かせないものがたくさんあります。中でも、高齢化の影響もあり、和紙原料の産地を管理し、守っていくことが年々難しくなっています。その中で、近年は三重県亀山市において和紙原料となる植物、ミツマタを育てる運動に参加しています。安定した供給を継続するために、和紙づくりのサイクルを構築していくことも、われわれにとって大きな挑戦です。


 中北取締役は、「和紙が1000年以上作り続けられ、今日まで存続しているのは、明確な理由と需要があるから」と言っていた。その話を聞き、1300年以上も前から伊勢神宮で行われているお祭り“式年遷宮”が続いていることを思い起こした。式年遷宮は20年に一度、社殿や御装束神宝などを古例に基づいて更新するもので、“常若(とこわか)”という精神を表すものとされる。ほかにも伊勢市では、自然や神々に対する畏怖畏敬の念、そして先人たちが脈々と繋いできた伝統や文化に対する敬意など、古来日本人が大切にしていた精神性に触れることができる。それが、僕がこの地に引かれる最大の理由であり、クリエイターやアーティストの感性を刺激する魅力だと思う。僕自身、2021年3月に「渋谷ファッションウイーク」で発表した「カンサイヤマモト(KANSAI YAMAMOTO)」のコレクションでは、二見興玉神社(伊勢市)の夫婦岩に昇る夏至の太陽から色を抽出した作品も披露した。

 取材した大豐和紙工業の工場敷地には、伊勢和紙館が併設されており、伊勢和紙の歴史や道具を紹介している。僕が感じた“ときめき”を、ぜひ皆さんにも感じてほしい。

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神にも通ずる“伊勢和紙”の魅力 ファッションデザイナー高谷健太と巡る“ときめき、ニッポン。”第4回

 山本寛斎事務所は、三重・伊勢市と深いつながりがある。寛斎は鈴木健一伊勢市長との出会いをきっかけに、現地での視察や講義などを何度も行っていた。われわれは寛斎亡き後も交流を続けており、昨年末には三重県立明野高校や伊勢理容美容専門学校の学生に向けて講演を開いた。

 寛斎と鈴木市長との出会いは、駐日英国大使館で開かれた日英交流年“UK in JAPAN 2019-20”のレセプションパーティーだった。寛斎は、1971年に日本人として初めてロンドンでファッションショーを開催し、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)のツアー衣装を手掛けるなど、ファッションを通じて生涯日本と英国の文化交流に貢献。一方の伊勢市は、“UK in JAPAN 2019-20”の一環で、英国からアーティストを招へいし、伊勢神宮をはじめとする地域の文化体験を行う“伊勢市アーティスト・イン・レジデンス”を行っていた。伊勢神宮の祭り“神嘗祭”に合わせた文化体験のプログラムで、寛斎と僕も招いてもらい、英国アーティストらと刺激的な時間を過ごした。

 同市が英国における観光誘客に力を入れるのには、イギリス国教会の中心であるカンタベリー大聖堂が巡礼地であるという共通点(よくわからないので確認中です)や、伊勢市にある皇學館大学とカンタベリーのケント大学(University of Kent)との学生交流において、イギリス人の伊勢神宮への興味の高さを知ったからだそうだ。同市は現在もクリエイターの支援を続けており、20年には滞在費を負担して創作活動を支援する“クリエイターズ・ワーケーション促進事業”を実施。130人の募集枠に1200人以上の応募が集まった。

 連載第4〜5回は、そんな伊勢市についてだ。この地で脈々と受け継がれる和紙の伝統と、職人の方々の思いを通じて、僕が感じた“ときめき”をお伝えする。今回は、伊勢市の伝統工芸のひとつ“伊勢和紙”を読み解いていく。

紙は神に通じる

 日本人は古来、日々の暮らしから神仏に祈りを捧げる神聖な場面まで、あらゆるシーンで和紙を用いてきた。“紙は神に通じる”といわれるのは、清らかな水ですき上げた白い紙が、神聖なものと現実との境界線のようにも感じられるからかもしれない。

 和紙は神社の紙垂(しで)、日本家屋の障子紙、のし紙や祝儀袋など、日本人の暮らしの中に根付いていた。また和紙を“紙衣(かみこ)”と呼び、衣服として使ってきた歴史もある。時代とともに、IT化やSDGsの流れからペーパーレスが進み、その出番は少なくなったが、現在ではインテリアや建築資材、和紙を取り入れた新素材の衣服など、幅広い分野に応用され、その価値が再発見されている。

 では、和紙に携わる職人は、現在における和紙の価値をどう捉え、どんなことにチャレンジしているのか。100年以上にわたり伊勢神宮の御用紙を奉製している中北喜亮・大豐和紙工業取締役に話を聞いた。

和紙づくりに見るものづくりの本質

高谷健太(以下、高谷):伊勢和紙にはどのような歴史があるのでしょうか?

中北喜亮・大豐和紙工業取締役(以下、中北):伊勢和紙は“龍大夫邸(りゅうだゆうてい)”という歴史ある建築の跡地で生産されています。龍大夫は、特定の寺社に所属し、参詣者に対して参拝や宿泊先の案内などを行う“御師(おんし)”として知られる人物で、当時300軒ほどあった御師の家の中でも最大級の立派なお屋敷を持っていました。明治天皇の行幸の際の宿所にもなったそうです。明治4年に御師制度が廃止され、伊勢神宮が独自にお神札やお守りを配るようになり、和紙が必要となったため、この場所で和紙づくりを行うようになりました。

高谷:お神札(おふだ)やお守りなどとして和紙づくりが始まったのですね。

中北:はい。そのほか、和紙づくりに欠かせない自然にも恵まれていたのも背景にあります。伊勢和紙づくりには宮川の伏流水を使っていて、宮川は国土交通省の調査で水質が最も良好な河川のひとつに選ばれているんです。

高谷:なるほど。僕は常々、ものづくりの本質には、自然に対する畏敬の念や、自然がもたらす恵みへの感謝があると思っていて、和紙づくりにも通じるものを感じます。

中北:和紙は自然の恵みを受けて、1000年前から作られている。極論、電気がなくても作れます。奈良の正倉院には700年代の資料が読み取れる状態で残っていて、和紙の高い保存性も示しています。またコウゾやミツマタなど、原料となる植物の成長が早いことも特徴です。さまざまな分野でSDGsが叫ばれ、最新の素材開発が進んでいる今でも、和紙は最強の媒介物だと思います。

高谷:和紙づくりにおいて挑戦していることは?

中北:和紙には、工場や人材、技術など欠かせないものがたくさんあります。中でも、高齢化の影響もあり、和紙原料の産地を管理し、守っていくことが年々難しくなっています。その中で、近年は三重県亀山市において和紙原料となる植物、ミツマタを育てる運動に参加しています。安定した供給を継続するために、和紙づくりのサイクルを構築していくことも、われわれにとって大きな挑戦です。


 中北取締役は、「和紙が1000年以上作り続けられ、今日まで存続しているのは、明確な理由と需要があるから」と言っていた。その話を聞き、1300年以上も前から伊勢神宮で行われているお祭り“式年遷宮”が続いていることを思い起こした。式年遷宮は20年に一度、社殿や御装束神宝などを古例に基づいて更新するもので、“常若(とこわか)”という精神を表すものとされる。ほかにも伊勢市では、自然や神々に対する畏怖畏敬の念、そして先人たちが脈々と繋いできた伝統や文化に対する敬意など、古来日本人が大切にしていた精神性に触れることができる。それが、僕がこの地に引かれる最大の理由であり、クリエイターやアーティストの感性を刺激する魅力だと思う。僕自身、2021年3月に「渋谷ファッションウイーク」で発表した「カンサイヤマモト(KANSAI YAMAMOTO)」のコレクションでは、二見興玉神社(伊勢市)の夫婦岩に昇る夏至の太陽から色を抽出した作品も披露した。

 取材した大豐和紙工業の工場敷地には、伊勢和紙館が併設されており、伊勢和紙の歴史や道具を紹介している。僕が感じた“ときめき”を、ぜひ皆さんにも感じてほしい。

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神にも通ずる“伊勢和紙”の魅力 ファッションデザイナー高谷健太と巡る“ときめき、ニッポン。”第4回

 山本寛斎事務所は、三重・伊勢市と深いつながりがある。寛斎は鈴木健一伊勢市長との出会いをきっかけに、現地での視察や講義などを何度も行っていた。われわれは寛斎亡き後も交流を続けており、昨年末には三重県立明野高校や伊勢理容美容専門学校の学生に向けて講演を開いた。

 寛斎と鈴木市長との出会いは、駐日英国大使館で開かれた日英交流年“UK in JAPAN 2019-20”のレセプションパーティーだった。寛斎は、1971年に日本人として初めてロンドンでファッションショーを開催し、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)のツアー衣装を手掛けるなど、ファッションを通じて生涯日本と英国の文化交流に貢献。一方の伊勢市は、“UK in JAPAN 2019-20”の一環で、英国からアーティストを招へいし、伊勢神宮をはじめとする地域の文化体験を行う“伊勢市アーティスト・イン・レジデンス”を行っていた。伊勢神宮の祭り“神嘗祭”に合わせた文化体験のプログラムで、寛斎と僕も招いてもらい、英国アーティストらと刺激的な時間を過ごした。

 同市が英国における観光誘客に力を入れるのには、イギリス国教会の中心であるカンタベリー大聖堂が巡礼地であるという共通点(よくわからないので確認中です)や、伊勢市にある皇學館大学とカンタベリーのケント大学(University of Kent)との学生交流において、イギリス人の伊勢神宮への興味の高さを知ったからだそうだ。同市は現在もクリエイターの支援を続けており、20年には滞在費を負担して創作活動を支援する“クリエイターズ・ワーケーション促進事業”を実施。130人の募集枠に1200人以上の応募が集まった。

 連載第4〜5回は、そんな伊勢市についてだ。この地で脈々と受け継がれる和紙の伝統と、職人の方々の思いを通じて、僕が感じた“ときめき”をお伝えする。今回は、伊勢市の伝統工芸のひとつ“伊勢和紙”を読み解いていく。

紙は神に通じる

 日本人は古来、日々の暮らしから神仏に祈りを捧げる神聖な場面まで、あらゆるシーンで和紙を用いてきた。“紙は神に通じる”といわれるのは、清らかな水ですき上げた白い紙が、神聖なものと現実との境界線のようにも感じられるからかもしれない。

 和紙は神社の紙垂(しで)、日本家屋の障子紙、のし紙や祝儀袋など、日本人の暮らしの中に根付いていた。また和紙を“紙衣(かみこ)”と呼び、衣服として使ってきた歴史もある。時代とともに、IT化やSDGsの流れからペーパーレスが進み、その出番は少なくなったが、現在ではインテリアや建築資材、和紙を取り入れた新素材の衣服など、幅広い分野に応用され、その価値が再発見されている。

 では、和紙に携わる職人は、現在における和紙の価値をどう捉え、どんなことにチャレンジしているのか。100年以上にわたり伊勢神宮の御用紙を奉製している中北喜亮・大豐和紙工業取締役に話を聞いた。

和紙づくりに見るものづくりの本質

高谷健太(以下、高谷):伊勢和紙にはどのような歴史があるのでしょうか?

中北喜亮・大豐和紙工業取締役(以下、中北):伊勢和紙は“龍大夫邸(りゅうだゆうてい)”という歴史ある建築の跡地で生産されています。龍大夫は、特定の寺社に所属し、参詣者に対して参拝や宿泊先の案内などを行う“御師(おんし)”として知られる人物で、当時300軒ほどあった御師の家の中でも最大級の立派なお屋敷を持っていました。明治天皇の行幸の際の宿所にもなったそうです。明治4年に御師制度が廃止され、伊勢神宮が独自にお神札やお守りを配るようになり、和紙が必要となったため、この場所で和紙づくりを行うようになりました。

高谷:お神札(おふだ)やお守りなどとして和紙づくりが始まったのですね。

中北:はい。そのほか、和紙づくりに欠かせない自然にも恵まれていたのも背景にあります。伊勢和紙づくりには宮川の伏流水を使っていて、宮川は国土交通省の調査で水質が最も良好な河川のひとつに選ばれているんです。

高谷:なるほど。僕は常々、ものづくりの本質には、自然に対する畏敬の念や、自然がもたらす恵みへの感謝があると思っていて、和紙づくりにも通じるものを感じます。

中北:和紙は自然の恵みを受けて、1000年前から作られている。極論、電気がなくても作れます。奈良の正倉院には700年代の資料が読み取れる状態で残っていて、和紙の高い保存性も示しています。またコウゾやミツマタなど、原料となる植物の成長が早いことも特徴です。さまざまな分野でSDGsが叫ばれ、最新の素材開発が進んでいる今でも、和紙は最強の媒介物だと思います。

高谷:和紙づくりにおいて挑戦していることは?

中北:和紙には、工場や人材、技術など欠かせないものがたくさんあります。中でも、高齢化の影響もあり、和紙原料の産地を管理し、守っていくことが年々難しくなっています。その中で、近年は三重県亀山市において和紙原料となる植物、ミツマタを育てる運動に参加しています。安定した供給を継続するために、和紙づくりのサイクルを構築していくことも、われわれにとって大きな挑戦です。


 中北取締役は、「和紙が1000年以上作り続けられ、今日まで存続しているのは、明確な理由と需要があるから」と言っていた。その話を聞き、1300年以上も前から伊勢神宮で行われているお祭り“式年遷宮”が続いていることを思い起こした。式年遷宮は20年に一度、社殿や御装束神宝などを古例に基づいて更新するもので、“常若(とこわか)”という精神を表すものとされる。ほかにも伊勢市では、自然や神々に対する畏怖畏敬の念、そして先人たちが脈々と繋いできた伝統や文化に対する敬意など、古来日本人が大切にしていた精神性に触れることができる。それが、僕がこの地に引かれる最大の理由であり、クリエイターやアーティストの感性を刺激する魅力だと思う。僕自身、2021年3月に「渋谷ファッションウイーク」で発表した「カンサイヤマモト(KANSAI YAMAMOTO)」のコレクションでは、二見興玉神社(伊勢市)の夫婦岩に昇る夏至の太陽から色を抽出した作品も披露した。

 取材した大豐和紙工業の工場敷地には、伊勢和紙館が併設されており、伊勢和紙の歴史や道具を紹介している。僕が感じた“ときめき”を、ぜひ皆さんにも感じてほしい。

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「ナイキ」がポラロイドとコラボ レトロな雰囲気をまとった“ダンク”モデルが誕生

 スポーツウエアブランドの「ナイキ(NIKE)」は4月5日、ポラロイド(POLAROID)とコラボした“ナイキSB ダンク ロー プロ ポラロイド(Nike SB Dunk Low Pro Polaroid)”スニーカーを発売する。スケートボーダーから人気を集める“ダンク”モデルのブラックとホワイトをベースに、ポラロイドのシグネチャーである虹色でサイドのスウッシュを描いた。「ナイキ」のスニーカー専用アプリ「スニーカーズ(SNKRS)」で販売するほか、一部のスケートボード専門店でも取り扱うという。価格は144ドル(約1万7500円)。

 イグナシオ・ヘルマーデ(Ignacio Germade)=ポラロイド チーフ・デザイン・オフィサーは、「『ナイキ』とのコラボが実現して、夢がかなった。両ブランドの経験とクリエイティビティーを元に、それぞれの伝統を結び付けるアイコニックなスニーカーが誕生した。デザインの根底にあるのは、“光の相互作用”。赤、青、黄色の三原色が生み出すレインボーが、光と影を表現するブラックとホワイトと交差するイメージだ」と語った。

 コラボの広告キャンペーンには、スケートボーダーのブライアン・アンダーソン(Brian Anderson)とサラ・ミューアー(Sarah Muerle)を起用。ポラロイドの広報担当は、「2人とも勇敢で誠実、かつ思いやりがあり、スケートコミュニティーでも大切にされる価値観を体現している。女性の写真家兼スケートボーダーであるサラと、ゲイであることを公表しているブライアンは、当社が大切にするバリューを豊かに表現してくれるだろう」と語った。同コラボを通して、1人1人の自己表現の可能性を広げ、世界中の女性やノンバイナリー、LGBTQ+のスケーターたちに光を当てていくという。

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2022年「LVMHプライズ」の最終選考に「リュウノスケオカザキ」 8組のファイナリストを紹介

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、2022年の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE以下、LVMHプライズ)」のファイナリスト8組を発表した。日本からは「リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)」の岡﨑龍之祐デザイナーが選出された。そのほかアメリカから「アシュリン(ASHLYN)」を手掛けるアシュリン・パーク(Ashlynn Park)、「ERL」のイーライ・ルッセル・リネッツ(Eli Russell Linnetz)、「ウィニー ニューヨーク(WINNIE NEW YORK)」のイドリス・バロガン(Idris Balogun)、ロンドンからは「KNWLS」を手掛けるシャーロット・ノウルズ(Charlotte Knowles)とアレクサンドル・アルスノー(Alexandre Arsenault)、「エス・エス・デイリー(S.S.DALEY)」のスティーブン・ストーキー・デイリー(Steven Stokey-Daley)、アイルランドから「ロイジン ピアス(ROISON PIERCE)」のロイジン・ピアス(Roisin Pierce)、ナイジェリアから「トウキョウ ジェームズ(TOKYO JAMES)」のイニエ・トウキョウ・ジェームズ(Iniye Tokyo James)が選らばれた。
 
 グランプリの勝者は30万ユーロ(約4020万円)とLVMHグループのエキスパートによる1年にわたる指導を獲得する。また「カール・ラガーフェルド賞」は賞金15万ユーロ(約2010万円)と1年間の指導を提供する。22年にファッション学校を卒業する学生からも3人を選出し、賞金1万ユーロ(約134万円)とLVMH傘下メゾンで1年学ぶ機会を与える。

 ここでは、8組のファイナリストを紹介する。

「リュウノスケオカザキ」

 昨年9月に開催された東京コレクションで華々しいデビューを果たした岡﨑龍之祐は、人と自然、平和をテーマにしたコレクションを制作。昨年東京藝術大学を卒業し、アートの視点で立体的な洋服を手掛ける。リアルクローズとは一線を画す芸術的なクリエイションで、デビューシーズンから注目を集めてきた。

「アシュリン」

 韓国生まれのアシュリン・パーク(Ashlynn Park)は「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」や「アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)」、ラフ・シモンズ(Raf Simons)時代の「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」などでパターンとデザインを学び、19年に自身のブランドをスタート。コンセプチュアルでありながら実用的なデザインを特徴とする。ボタンダウンのシャツからレッドカーペット用のガウンまで、廃棄物ゼロを目指しながら、繊細で彫刻的なピースを手掛ける。

「ERL」

 デザイナーのイーライ・ルッセル・リネッツはファッションデザインだけでなく、ミュージックビデオの監督やコンサートステージの演出、エディトリアルや広告の撮影なども手掛け、その才能は多岐に渡る。米カリフォルニア・ベニスビーチを拠点にする「ERL」はビンテージアメリカンファッションを再解釈し、メンズ・ウィメンズ・キッズを展開。エイサップ・ロッキー(A$AP ROCKY)の昨年のメットガラの衣装を手掛けたり、グライムス(Grimes)やカニエ・ウエスト(Kanye West)との親交も深かったり、音楽界のアーティストからも支持されている。

「KNWLS」

 シャーロット・ノウルズとアレクサンドル・アルスノーは17年にセント・マーチン美術大学を卒業後、ブランド「シャーロット ノウルズ」をスタート。ランジェリーと90年代にインスパイアされたアイテムはハディッド(Hadid)姉妹やカーダシアン(Kardashian)一家といったイットガールらから気に入られ、SNSで話題を集めた。昨年にブランドを「KNWLS」としてリブランディング。シグネチャーのコルセットトップスやボディコンシャスなレギンスに加え、最近はジュエリーやアイウエアもローンチした。

「ロイジン ピアス」

 アイルランド出身のロイジン・ピアスは19年のイエール国際フェスティバル(Hyeres International Festival)で「シャネル(CHANEL)」が協賛するメティエダール賞(Metiers d’Arts Prize)を受賞しただけでなく、一般人による投票でも人気を博した。ダブリンのアート&デザイン国立大学でテキスタイルデザインを学び、現地の職人からインスパイアされながら廃棄物ゼロのアイテムを手掛ける。作品の色は全てホワイトで、アイルランドの女性の歴史にオマージュを捧げる。

「エス・エス・デイリー」

 労働階級と自称するスティーブン・ストーキー・デイリーは、イギリスの階級社会をクィアな視点で解釈。ワイドパンツやアーガイルニットのウールベストといったシグネチャーアイテムは、文学界の名作とその映画からインスパイアされている。

「トウキョウ ジェームズ」

 元々スタイリスト兼エディターのイニエ・トウキョウ・ジェームズは自身のブランドを15年にローンチ。ナイジェリア系イギリス人のイニエはアフリカンファッションのステレオタイプを覆すべく、エッジィーなテーラリングやロンドンらしい反骨心をデザインに落とし込む。

「ウィニー ニューヨーク」

 ナイジェリア生まれ、ロンドン育ちのイドリス・バロガンはロンドンのサヴィルロウでキャリアをスタート。ファッション工科大学を卒業後、「バーバリー(BURBERRY)や「トム フォード(TOM FORD)」で経験を積み、18年にニューヨークで自身のブランドを立ち上げた。デッドストックやアップサイクルした生地を用いサヴィルロウのテーラリングをカジュアルに仕上げたスタイルを特徴とする。

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「ステラ マッカートニー」がディズニー映画「ファンタジア」とのコラボコレクションを発売 日本限定バッグも

 「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」は、ディズニーアニメーションの映画「ファンタジア(FANTASIA)」とコラボレーションしたカプセルコレクションを発売する。伊勢丹新宿店ではアイテムの先行販売と日本限定バッグを扱うポップアップストアを4月6日から12日まで開催し、全国の店舗では4月13日に発売予定だ。

 コレクションはユニセックスのアパレルやシューズ、バッグなど32型。再生シルクやリサイクルナイロンなど同ブランドらしいサステナブルな素材のアイテムに、「ファンタジア」に登場するモチーフやキャラクターを盛り込んでいる。ブランドのアイコンバッグである“ファラベラ(FALABELLA)”ミニトートやショルダーバッグ、“ロゴ(LOGO)”トートには、ミッキーをあしらった。

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「香蘭ファッションデザイン専門学校」2022年卒業コレクション

 「香蘭ファッションデザイン専門学校」が2022年卒業コレクションを発表した。

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和食店でフェアや新メニューづくりに役立つ”適格な調味料”の活用方法とは

和食の調味料は塩・醤油・味噌がベースとなる。これに、酒、みりん、砂糖などを加えて目的別の"適格な調味料"を整える。店の魅力を磨くためにフェアとか新メニューを検討する場合、最初のハードルはこの"適格な調味料"を整えることではなかったか。しかしながら最初から"適格な調味料"が存在すれば、難なく新メニューにトライアルできる。それを実践した和食店の事例を3つ紹介しよう。
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確かな「結果」を揺るがぬ「評判」に スキンケアの新勢力「レカルカ」

 新興スキンケアブランド「レカルカ(LEKARKA)」の勢いが止まらない。2017年の立ち上げ以降、1万5000円前後の美容液を主力製品にネット通販(公式ECと「楽天市場」)を主軸としてビジネスを成長させ、年商は12億円に達している(22年3月期)。

 運営するレカルカは、現会長の梅田英姫氏が東京・南青山で営む美容サロンから始まった、社員数20人余りの小さな会社だ。同社の化粧品事業の急成長の立役者となったのは、英姫氏の息子で、18年に当時25歳の若さで社長に就任した梅田延稔社長。「10年後に売上高100億円」を掲げ、同年代の若き経営陣とともにベンチャーマインドで突き進んでいる。

 20年9月に松屋銀座本店で実施したブランド初となるポップアップストアでは、長蛇の列ができ約2時間待ちもあった。「(リーシング担当者から)次のポップアップストアをいつにするか、会期中に商談を持ち掛けられた(笑)」ほどの盛況だった。翌年8月には同店に初となる常設店をオープン。中国を中心としたアジア展開も視野に入れる。

 ブランドの強みは、南青山のサロンで多くの女性の肌に触れてきた英姫会長の知見と、最先端の皮膚科学研究を融合させた製品開発力だ。「当社の製品を使い、結果に納得したファンが広告塔になってくださる」(延稔社長)との考えの下、広告宣伝費をほとんどかけず、その分も独自成分・処方の研究開発に投資。利用者のポジティブな口コミが製品の評判を高める好循環を作り、サロン顧客を起点に、美容意識の高い40代以上の女性を中心に支持を広げている。

 「レカルカ」は、英姫会長の「南青山のサロンまで足を運べないお客さまの肌悩みを解決してあげたい」という思いが立ち上げのきっかけだった。相談を受けた延稔氏は、直営サロンの地方出店やフランチャイズビジネスなどさまざまな選択肢を考慮したが、最終的には化粧品ブランドの立ち上げを決めた。「(「レカルカ」のサロンは)他のサロンや美容皮膚科をハシゴして、それでも肌悩みが解決しないときの駆け込み寺として利用される人も多い。会長はそういったお客さまの生の声に触れ、解決法を考える中で、数多くの化粧品のメリットやデメリット、相性などを独自のレシピ本として蓄積してきた。こういった知見を武器にすれば、市場にない化粧品を作れると考えた」。

 延稔社長は前職でIT企業の経営企画を経験。ただ「レカルカ」のビジネスの裏側には、緻密で複雑なマーケティング戦略が張り巡らされているわけではない。ブランド運営の考え方はむしろ、いたってシンプル。「お客さまの評判が命だからこそ、いい製品を作り続けることが成長への一番の近道だと考えている」。

 「レカルカ」は宣伝広告をほとんど打たない。製品でユーザーを魅了し、ユーザーを広告塔にする。良質な口コミを次の顧客の呼び水に、ブランドの認知を広げてきた。ECの購入客のリピート率は50%を超えており、「われわれの化粧品の結果に納得していただいていることの証左だ」と胸を張る。「薬機法の改正で、メーカーが製品の効果・効能を明確にうたうことが難しくなっている。そのような中では、当社の製品を使ったお客さまの、『こんなに肌がきれいになった』『みんなも使ってみて』と感動しシェアいただく口コミこそ最も説得力がある」。今年1月の三越銀座店でのポップアップでは、モニタースクリーンにSNSの口コミ投稿をサイネージに流した。

「人生を美しく変える」
必ず結果を出す化粧品

 顧客のポジティブなリアクションが生命線だからこそ、製品を実際に肌に乗せた後の「結果」が大事になる。アンチエイジング美容液“シムセラムEX”(30mL、1万5400円)に配合した「ヒト歯髄細胞順化培養液」をはじめ、独自に開発した成分も多い。妥協のない製品作りのため、「最初に予算を決めない」のも同社の企画・開発における特徴だ。「一般的な製品開発の行程では、確保したい利益を念頭に、そこから逆算して原価率を決め、成分や処方を当てはめていく。だが、われわれは結果を最優先に、それをかなえる成分を詰め込み、出来上がってから価格設定する」。

 南青山のエステに来院したある50代の女性は、元々体質的に太りにくく、頬がこけて見える悩みがあった。容姿も一因と考え「就職面接で採用が決まらない」と悩んでいたが、エステでの施術とともに「レカルカ」の化粧品を一定期間使用したのち、企業の受付職への就職がかなった。また、太陽光のアレルギーで肌がボロボロになり、「肌が汚くて死にたい」と悩んでいた女性もいたが、「レカルカ」の化粧品を使ったホームケアで笑顔を取り戻した。「僕たちが世に送り出しているのは、単に肌をきれいにするだけでなく、その先にある人生を美しく変える化粧品だ」。

クリニック向けの卸売りと
アジア進出を成長のドライブに

 4月以降は「売上高100億円」に向けた成長戦略を加速する。

 EC販売はこれまで「楽天市場」を主販路としてきたが、今後は自社ECシフトを進める。実店舗は「必要とされている場所で、必要な製品を届けられる環境」を精査し、百貨店をはじめとした都市部の商業施設への出店を視野に入れる。

 美容外科や美容皮膚科などクリニック向けの卸売りの拡販と、専用商材の開発にも力を入れる。現在取り引きのあるクリニックは60ほどだが、4月に卸売事業部を立ち上げ、24年2月期末までに1000アカウントまで増やす計画だ。スキンケア以外のジャンルでは、美容ライターの川上桃子氏と組んだヘアケアライン“ヴィヴォルカ(VIVORKA)”を昨年スタートした。松屋銀座本店で実施したポップアップストアではシャンプーやコンディショナーが即完売するなど、一定の手応えを得ている。

 海外ではアジア進出を進める。中国では越境ECでの販売のほか、すでに現地にショールーミング型の実店舗2店を構える。23年3月期中には南京、台湾、マカオへの出店を計画する。新型コロナウイルスの感染状況が好転次第、シンガポールやフィリピンへも進出の足掛かりをつける。

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「ガブリエラ ハースト」がフランス靴「クレジュリー」とコラボ 伊勢丹新宿などでポップアップ

 「ガブリエラ ハースト(GABRIELA HEARST)」は、フランスのシューズブランド「クレジュリー(CLERGERIE)」とコラボした商品を3月30日に発売する。価格は税込17万500円〜で、販路は「クレジュリー」の各店舗。

 素材のウッドとラフィアは、第2次世界大戦中のレザーの代替品が、のちに「クレジュリー」のシグネチャーとなったもの。特にラフィアはモロッコで職人が手編みし、フランスの工場で仕上げる。さらに担当者は、「ソールは樹皮を原料とし、木を伐採せずコルクを採用する。環境負荷を考えてのこと」と説明する。

 「クレジュリー」は、4月6日から13日まで伊勢丹新宿本店本館2階 婦人靴/プロモーションスペースに、4月20日から26日まで阪急うめだ本店4階コトコトステージ42にポップアップショップをオープンする。「ガブリエラ ハースト」とのコラボシューズはもちろん、“スペインの島々でのリゾート”をテーマにした2022年春夏コレクションをラインアップする。

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「グッチ」が10KTFと協業しメタバースでカスタマイズサービス実施 「ボアード・エイプ」などの所有者を対象に

 「グッチ(GUCCI)」はバーチャルショップ10KTFと協業し、同ブランドのオンラインコンセプトストア「ヴォールト(VAULT)」でNFTプロジェクト「10KTF グッチ グレイル(10KTF Gucci Grail)」を開始した。

 同プロジェクトは、すでにNFTのPFP(SNSなどでプロフィール画像に設定するためのNFTやプロフィール画像そのもののこと)を所有している人に向けたカスタマイズサービスだ。SNSでプロフィール画像として設定することでそのNFTを所持していることを周知させたり、NFTのコミュニティーに入りやすくなったりするため、PFPにできるNFTはNFTの中でも特に人気を集めるカテゴリーだ。「ボアード・エイプ(Bored Ape)」「ワールド・オブ・ウィメン(World of Women)」「クール・キャッツ(Cool Cats)」などを含む11のNFTコレクションが今回「グッチ」がカスタマイズする対象になる。

 プロジェクトは、アレッサンドロ・ミケーレ「グッチ」クリエイティブ・ディレクターのアバターが“ニュートウキョウ”というメタバース上の都市を訪れ、10KFTのストアで人気アイテムを制作するデジタル職人のワグミさん(Wagmi-san、WagmiとはWe're all gonna make itの略で、仮想通貨市場などが強気のときなどに使われるネットスラング)のバーチャルショップに招待されるというストーリーで始まる。ミケーレはそこで「グッチ」のアリア・コレクションとラブパレード・コレクションからインスピレーションを得た2つのルックを制作したという設定だ。

 ミケーレはワグミさんに水晶のアイコンを贈ったが、これはすでにPFPを所有している人々、ディスコード(Discord)で「グッチ」の「ヴォールト」コミュニティーにいる人々、ワグミさんが拠点にする“ニュートウキョウ”に“住んでいる”人々のみがアクセスできた。さらにそれを水晶と引き換えた人のみが、水晶を通してアイテムを見てカスタマイズでき、ワグミさんのアトリエで制作された「グッチ」を着たPFPを受け取った。

 「グッチ」は、PFPを入手するまでに多くの段階を踏まなければいけないことについて「リアルの世界でデザイナーの作品を手に入れるのに数回のフィッティングが必要なように、カスタムされたバーチャルの服を手に入れるのにも段階が必要」とコメントしている。

 同プロジェクトによって作られたPFPの配布日は3月24日だったが、VRプラットフォームのディセントラランド(DECENTRALAND)で24~27日に開催された世界最大のメタバースファッションショー「メタバース・ファッション・ウイーク(METAVERSE FASHION WEEK)」とちょうどタイミングが重なった。同イベントには、「エトロ(ETRO)」「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」「エリー サーブ(ELIE SAAB)」「ペリー エリス(PERRY ELLIS)」「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」など、60ブランド以上が参加した。

 「グッチ」は以前からメタバースやNFTが関わる領域に取り組んでいる。2月には「スーパープラスチック(SUPERPLASTIC)」とコラボレーションして“クリプトジャンキー”など「スーパープラスチック」のキャラクターのNFTとフィギュアを販売。「ヴォールト」を盛り上げるためにディスコードのアカウントもスタートした。2021年5月にはクリスティーズ(Christie's)主催のNFTアートオークションでNFT作品を出品した。

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「グッチ」が10KTFと協業しメタバースでカスタマイズサービス実施 「ボアード・エイプ」などの所有者を対象に

 「グッチ(GUCCI)」はバーチャルショップ10KTFと協業し、同ブランドのオンラインコンセプトストア「ヴォールト(VAULT)」でNFTプロジェクト「10KTF グッチ グレイル(10KTF Gucci Grail)」を開始した。

 同プロジェクトは、すでにNFTのPFP(SNSなどでプロフィール画像に設定するためのNFTやプロフィール画像そのもののこと)を所有している人に向けたカスタマイズサービスだ。SNSでプロフィール画像として設定することでそのNFTを所持していることを周知させたり、NFTのコミュニティーに入りやすくなったりするため、PFPにできるNFTはNFTの中でも特に人気を集めるカテゴリーだ。「ボアード・エイプ(Bored Ape)」「ワールド・オブ・ウィメン(World of Women)」「クール・キャッツ(Cool Cats)」などを含む11のNFTコレクションが今回「グッチ」がカスタマイズする対象になる。

 プロジェクトは、アレッサンドロ・ミケーレ「グッチ」クリエイティブ・ディレクターのアバターが“ニュートウキョウ”というメタバース上の都市を訪れ、10KFTのストアで人気アイテムを制作するデジタル職人のワグミさん(Wagmi-san、WagmiとはWe're all gonna make itの略で、仮想通貨市場などが強気のときなどに使われるネットスラング)のバーチャルショップに招待されるというストーリーで始まる。ミケーレはそこで「グッチ」のアリア・コレクションとラブパレード・コレクションからインスピレーションを得た2つのルックを制作したという設定だ。

 ミケーレはワグミさんに水晶のアイコンを贈ったが、これはすでにPFPを所有している人々、ディスコード(Discord)で「グッチ」の「ヴォールト」コミュニティーにいる人々、ワグミさんが拠点にする“ニュートウキョウ”に“住んでいる”人々のみがアクセスできた。さらにそれを水晶と引き換えた人のみが、水晶を通してアイテムを見てカスタマイズでき、ワグミさんのアトリエで制作された「グッチ」を着たPFPを受け取った。

 「グッチ」は、PFPを入手するまでに多くの段階を踏まなければいけないことについて「リアルの世界でデザイナーの作品を手に入れるのに数回のフィッティングが必要なように、カスタムされたバーチャルの服を手に入れるのにも段階が必要」とコメントしている。

 同プロジェクトによって作られたPFPの配布日は3月24日だったが、VRプラットフォームのディセントラランド(DECENTRALAND)で24~27日に開催された世界最大のメタバースファッションショー「メタバース・ファッション・ウイーク(METAVERSE FASHION WEEK)」とちょうどタイミングが重なった。同イベントには、「エトロ(ETRO)」「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」「エリー サーブ(ELIE SAAB)」「ペリー エリス(PERRY ELLIS)」「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」など、60ブランド以上が参加した。

 「グッチ」は以前からメタバースやNFTが関わる領域に取り組んでいる。2月には「スーパープラスチック(SUPERPLASTIC)」とコラボレーションして“クリプトジャンキー”など「スーパープラスチック」のキャラクターのNFTとフィギュアを販売。「ヴォールト」を盛り上げるためにディスコードのアカウントもスタートした。2021年5月にはクリスティーズ(Christie's)主催のNFTアートオークションでNFT作品を出品した。

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「ア ベイシング エイプ®」が雑誌「ヴォーグ」とコラボ キャンペーンモデルにKokiを起用

 「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」は、ファッション誌「ヴォーグ(VOGUE)」とのコラボコレクションを4月2日に発売する。Tシャツやパーカ、ハットからなり、大人用(ユニセックス)と同じデザインの子ども用も用意する。また、キャンペーンモデルにはKoki(コウキ)を起用する。

 同コレクションのために、あらためてデザインした迷彩柄“ベイプカモ”には「ヴォーグ」を象徴する赤を加え、ピンク、白、黒で構成した。“ベイビーマイロ®”が「ヴォーグ」を読んでいたり、「ヴォーグ」のロゴの上に寝ていたり、コラボレーションならではのグラフィックも見どころだ。なお同コレクションのパッケージには、環境にやさしい素材とされる和紙を使用する。

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「ア ベイシング エイプ®」が雑誌「ヴォーグ」とコラボ キャンペーンモデルにKokiを起用

 「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」は、ファッション誌「ヴォーグ(VOGUE)」とのコラボコレクションを4月2日に発売する。Tシャツやパーカ、ハットからなり、大人用(ユニセックス)と同じデザインの子ども用も用意する。また、キャンペーンモデルにはKoki(コウキ)を起用する。

 同コレクションのために、あらためてデザインした迷彩柄“ベイプカモ”には「ヴォーグ」を象徴する赤を加え、ピンク、白、黒で構成した。“ベイビーマイロ®”が「ヴォーグ」を読んでいたり、「ヴォーグ」のロゴの上に寝ていたり、コラボレーションならではのグラフィックも見どころだ。なお同コレクションのパッケージには、環境にやさしい素材とされる和紙を使用する。

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鎌倉シャツが環境負荷の軽いオーストラリア綿を採用 ユニチカと共同開発

 「鎌倉シャツ」の愛称で知られるメーカーズシャツ鎌倉(神奈川県鎌倉市、貞末奈名子)は、環境負荷を軽減したオーストラリア綿を100%使用した日本製の「プレミアム・ピュアホワイトシャツ」の販売を28日に開始した。日本国内の店舗とオンラインストア、海外向けのグローバルオンラインストアで販売する。年間約4万8000枚の生産・販売を見込む。

 オーストラリア綿は、世界トップクラスの白さを誇るとされ、生地を染める際に漂白剤などの使用を削減できる。綿花栽培過程のトレーサビリティー(生産履歴の管理)にも優れているのが大きな特長だ。数十年にわたる研究開発と栽培技術の改良により、1ベールのオーストラリア綿を栽培するために必要な水は、20年前と比較して半分に削減した。殺虫剤の利用は同95%、土地の面積は同33%削減されているという。

 オーストラリアの9社の綿花農家と綿繰り工場からなる主要機関「コットンオーストラリア」のアダム・ケイCEOは、「オーストラリア綿は世界の競合と比べても高品質で、かつ環境汚染が少ないことで高く評価されている。綿にとってトレーサビリティーはとても重要。鎌倉シャツのブランドにとっても、原材料のトレーサビリティは重要な要素になる」と話す。

 オーストラリア綿を紡績した細番手糸は、ユニチカトレーデングとユニチカテキスタイルとで約3年をかけて共同開発した。通常、鎌倉シャツが生産するドレスシャツには超長綿が採用されるが、オーストラリア綿は長綿のため、主要素材として採用されることはなかった。そこで、ユニチカがオーストラリア綿の特長を最大限に生かしつつ、高級ドレスシャツに適した紡績技術を開発。鎌倉シャツの基準を満たす80番手相当の繊細で光沢のある細番手糸の開発に成功した。

 「もうひとつの特長がケミカルの削減。オーストラリア綿の持って生まれた白度を生かし、協力工場で糸を染色する際、蛍光染料などの薬剤等を40%削減し、排水時の環境負荷を軽減できた」と、ユニチカトレーディングの細田雅弘社長は説明する。

 鎌倉シャツとユニチカとの取り組みは2015年にスタート。19年に特殊複重層糸「パルパー」を採用したイージーケアシャツは、人気商品に育っている。このパルパーの一部にオーストラリア綿を採用し、品質に定評があったことから、100%使用した糸の開発へとつながった。

 鎌倉シャツの貞末社長は「アメリカ綿やエジプト綿など世界各地の綿を採用してきた。しかし綿は環境負荷や人権問題などさまざまな問題をはらんでいる。その中でとてもクリーンなオーストラリア綿は鎌倉シャツが理想とする原綿で魅力を感じた。限りある天然資源を大切に使ってほしいというメッセージも同時に発信し続けていきたい」と話す。

 同プロジェクトを最初の段階からサポートしてきた在大阪オーストラリア総領事館のトレバー・ホロウェイ総領事も「このコラボレーションは数十年前から続くオーストラリアと日本両国のパートナーシップとビジネス関係の強さを示すすばらしい事例のひとつ。日豪経済連携協定を活用してオーストラリア綿が日本市場にスムーズに入り、プレミアムシャツに生まれ変わって世界中で販売されることは大変すばらしい」と期待を寄せる。

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「冷凍食品こそが飲食店の救世主だ! 冷凍食品は”とれたて、つくりたて”を急速凍結したものです。だから美味しいのです。」

メニューを作る上で、冷凍食品を便利な引出しの1つとして考えてみては。 「冷凍食品はお客様に分かってしまう」、「料理人としてのこだわりがある」など、あなたはまだそんなことを言っているのですか。では、あなたは手作りで仕込んだ料理を冷凍保存していませんか。衛生面、安全面は大丈夫ですか。業務用冷凍食品は商品アイテムもさることながら、冷凍技術も各段に進化しており、お店で凍結するよりも高品質で衛生的です。今一度、冷凍食品に目を向けてみませんか。
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<タイトル> 「冷凍食品こそが飲食店の救世主だ! 冷凍食品は”とれたて、つくりたて”を急速凍結したものです。だから美味しいのです。」

メニューを作る上で、冷凍食品を便利な引出しの1つとして考えてみては。 「冷凍食品はお客様に分かってしまう」、「料理人としてのこだわりがある」など、あなたはまだそんなことを言っているのですか。では、あなたは手作りで仕込んだ料理を冷凍保存していませんか。衛生面、安全面は大丈夫ですか。業務用冷凍食品は商品アイテムもさることながら、冷凍技術も各段に進化しており、お店で凍結するよりも高品質で衛生的です。今一度、冷凍食品に目を向けてみませんか。
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D2C眼鏡企業のワービーパーカーがデモレンズのリサイクルを開始

 D2C眼鏡企業のワービーパーカー(WARBY PARKER)は、化学メーカーのイーストマン・ケミカル(EASTMAN CHEMICAL以下、イーストマン)と協業し、デモレンズ(試着用眼鏡のレンズ)のリサイクルプログラムを開始した。

 ニール・ブルーメンソール(Neil Blumenthal)=ワービーパーカー共同創業者兼共同最高経営責任者(CEO)は、通常のレンズと比較して寿命が短いデモレンズの代替素材を長年検討するなど、この課題に10年におよび取り組んできたという。

  昨年夏から、ニューヨーク州とラスベガスにあるワービーパーカーのラボで回収したデモレンズをイーストマンの施設に送り、リサイクルプログラムの準備を進めてきた。そこでは、イーストマンのリサイクル技術でデモレンズを分子レベルにまで分解。綿や木材パルプを原料とするセルロースを60%ブレンドし、同社のバイオプラスチック、アセテート リニュー(Acetate Renew)として再利用する。アセテート リニューは、セルロースアセテートと同等の機能性を持ち、新たなフレームの生産などに使用する。

 アイウエア業界全体では、年間5000トン のデモレンズが廃棄されている。ブルーメンソール共同CEOは、「専門知識を持つ科学者たちを抱えるイーストマンは、解決策を導くために熱心に取り組んでくれるパートナーだ。私たちは、今回の取り組みが当社だけで留まらないことを願っている」とコメントした。

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