「ミスター・ジェントルマン」がブランド名を変更 「過去を見つめ、未来へ歩む」

 「ミスター・ジェントルマン(MISTERGENTLEMAN)」はこの春、設立10周年を期にリブランディングし、ブランド名を「ソフトハイフン(SOFTHYPHEN)」に変更する。春夏・秋冬といった新作発表の周期をなくし、サイズ展開を拡大してユニセックスで着用できるようにする。4月中旬に東京・青山の直営店、公式ECをリニューアルし、デビューコレクションを発売する。既存の取引先をベースに卸売りも継続する。

 昨年1月、「ミスター・ジェントルマン」で吉井雄一デザイナーとデュオを組んでいたオオスミタケシさんが逝去。2022年春夏コレクションの発表は見送った。「(オオスミさんが亡くなってから)ブランドをやめようか、何度も悩んだ。しばらく何も手がつかなかったし、ブランドをやる意味について本気で考えた」(吉井デザイナー)。

 数カ月の空白期間を経て再び前を向いた吉井氏は、自らの胸の中にある率直な思いを綴った。

 「世界は今、大きな価値観の変化を迎えています。ファッションが、この新しい時代の価値観を受け止めるには、その存在意義を一から問い直すことが必要になります」。

 「けれど、それは過去を捨て、突然、新たなステージに飛び移るということを意味するのではありません。これまで通り足元をしっかりと確かめ、ときに後ろを振り返りながら階段を一段通り登るように進む必要があります」。

 ブランド名は、つづりの長い一つの単語を途中で改行し、その単語が次の行まで続くことを示すデジタル書式の記号から。過去を見つめ、未来へと進むブランドの姿を重ねた。「ソフトハイフン」のデビューコレクションは150型。「ミスター・ジェントルマン」の近年のエッジィなデザインを封印し、スタート当初の“ポストモダンクロージング”のコンセプトに回帰した。トラッド&ベーシックを軸に、ひねりの効いたデザインを忍ばせる。「ミスター・ジェントルマン」のアーカイブから復刻したものもある。

 一部の商品に見られる異素材の大胆な組み合わせは、オオスミさんが得意としていたクリエイションを彷彿とさせるものだ。吉井デザイナーは「(オオスミさんとは)コレクションはいつもお互いのアイデアをキャッチボールしながら作っていた。今は自問自答しながらだけれど、僕の中のどこかに彼(オオスミ)がいる感じがして。『こんなデザインはどうかな?』と聞きながら作っているのかもしれない」と語った。

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気仙沼ニッティングが“直営店の雰囲気を楽しめる”バーチャルストアをオープン

 宮城・気仙沼を拠点にするハンドメイドニットのメーカー、気仙沼ニッティング(御手洗瑞子社長)は、気仙沼の直営店「メモリーズ」の“雰囲気を楽しめるバーチャルストア”として、「どこでもメモリーズ」をオープンした。以前からECサイトはあったが、「どこでもメモリーズ」では、編み手がニットを編んでいる動画や、店の窓から見える気仙沼の風景などをよりじっくり楽しむことができる。

 コロナ禍が長期化し、ファンが気仙沼へ旅行し店頭を訪れることがかなわない中で、売り上げに占めるECの割合が増えているという。「気仙沼という土地を背景として生まれた手編みニットを、気仙沼の空気感の中で見ていただく機会を作りたいと思った」というのが、同サービス立ち上げの理由。「コロナ禍が収束したら、是非多くの方にまた気仙沼に足を運んでほしい」。

 気仙沼ニッティングは、東日本大震災で大きな被害を受けた地域の人々が、誇りを持って働ける仕事を作り出すという意図でプロジェクトがスタート。13年に法人化した。地域の編み手を組織・教育し、手編みのニットや雑貨を作っている。看板商品のオーダーメードのフィッシャーマンズセーターは16万5000円(税込)。

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Love Me Doが新生活に向けて占う全体運 「腐れ縁をどう切るか」がテーマ

 これからスタートする新生活に向けて、期待と不安が入り混じるこの時期。さまざまな変化に揺れる今だからこそ、自分自身を見つめ直すのに絶好のチャンスだ。そこで、「一粒万倍日」におすすめの開運財布に続き、的中率の高さで人気上昇中の占い師“ラブちゃん”ことLove Me Doさんに、新生活に向けて幸運を引き寄せるアドバイスを聞いた。

魚座が持つキーワードで運気上昇

 「今年は魚座のパワーが高まる1年です。魚座には『人とのつながり』や『絆』を表すので、腐れ縁をどう切るかがテーマになります。まずは縁切りをしてから、新しい人とつながっていくこと。その一方で、より良い絆を深めていくことも鍵になるでしょう。コロナ禍であるからこそ、離れていても『つながっている』という安心感をどう作るか、もしくはリアルに会って接する環境をどう作るか。自分自身の状況や環境によって、どちらにエネルギーを注ぐかを客観視して決めましょう。もちろん、これらは魚座の人だけが当てはまるということではありません。天から魚座のテーマが降ってくるので、みなさんがそのパワーをどう使うかが重要なポイントです。だから全ての人に関係してくるのです」

これから訪れる試練とは?

【3月11日〜5月10日】
 「縁を切ると、必ず新しい縁が舞い込んできます。今いるステージで得るものがないと感じたら、5月10日までに潔く次のステージに移りましょう。5月11日からは、木星が魚座から牡羊座に滞在します。牡羊座は『スタート』や『チャレンジ』を表す星座なので、腐れ縁を切るのか、絆を高めるのかを決めておくことで、今年の運勢が大きく分かれます」

【5月11〜7月28日】
 「7月28日ごろからが重要なターニングポイント。5月11日からは、新しいことを始めてチャレンジするというエネルギーに変わっていきます。ですが7月29日からは牡羊座にいる木星が逆行して魚座に戻っていくため、もう一度『人とのつながり』や『絆』について見つめ直すでしょう」

【7月29日〜10月27日】
 「7月29日ごろからは、自分の判断に違和感や葛藤が生まれます。もう少し周りに甘えたり、波長を合わせた方がいいのではないかと気づき始めるでしょう。開運アクションは、感動できる映画やドラマ、漫画をたくさん観たり読んだりすること。もしくは試合に負けることも大切です。何か悔しい思いをして、人の痛みや気持ちが分かるようになりましょう。それらを意識しながら10月28日を迎えれば、来年も良いスタートが切れるはずだから」

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故スティーブ・ジョブズの娘イブが大手モデル事務所と契約

 アップル(APPLE)創業者の故スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏の娘、イブ・ジョブズ(Eve Jobs)は、アメリカのモデル事務所DNA・モデル・マネージメント(DNA MODEL MANAGEMENT)と契約したことを自身のインスタグラムで発表した。同事務所にはシンディ・クロフォード(Cindy Crawford)の娘カイア・ガーバー(Kaia Gerber)やエミリー・ラタコウスキー(Emily Ratajkowski)らが所属している。

 イブは1998年生まれの現在23歳。米国のスタンフォード大学在学中の2020年に、ビューティブランド「グロッシアー(GLOSSIER)」のキャンペーンモデルを務めた。またパリ・ファッション・ウイークでは「コペルニ(COPERNI)」の2022年春夏コレクションにも登場した。

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アウトドアからK-POP衣装まで、「テックウエア」の正体とは? ポッドキャスト連載:考えたい言葉 vol.17

 「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から“当たり前”について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第17弾は、【テックウエア】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。

ポッドキャスト配信者

佐立武士(さだち・たけし):He/Him。入社2年目、ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン

ソーンマヤ:She/Her。入社2年目の翻訳担当。日本の高校を卒業後、オランダのライデン大学に進学して考古学を主専攻に、アムステルダム大学でジェンダー学を副専攻する。今ある社会のあり方を探求すべく勉強を開始したものの、「そもそもこれまで習ってきた歴史観は、どの視点から語られているものなのだろう?」と疑問を持ち、ジェンダー考古学をテーマに研究を進めた。「WWDJAPAN」では翻訳をメインに、メディアの力を通して物事を見る視点を増やせるような記事づくりに励む

若手2人が考える【テックウエア】

 「テックウエア(Techwear)」は、“テクニカル”または“テクノロジー”と“ウエア”を掛け合わせた造語。科学や技術を応用した素材や機能的なデザインで、実用性を追求する服だ。先進的イメージから、近未来的なファッションスタイルという“見かけ”のイメージも付随することが多い。

 雨などが洋服にしみてしまう問題を解決するため、ゴアテックス(GORE-TEX)などの防水素材が登場したように、課題をテクノロジーで解決するのが「テックウエア」のオリジンだ。「テックウエア」を検索すると「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」や「ナイキ(NIKE)」などスポーツやアウトドアブランドが出てくるのは、機能性やパフォーマンス性を重視したアイテムが多いからだろう。しかし、「ユニクロ(UNIQLO)」の“ヒートテック”や“エアリズム”に代表される防寒性や透湿性を重視したインナーなど、「テックウエア」と呼べるアイテムは多岐に渡り、多くの人の日常に溶け込んでいる。ハイファッションでも、「ディオール(DIOR)」が2022-23年秋冬コレクションで、南極観測隊の防護服などを作るスタートアップ企業と協業した温度調整機能のついたスーツや防弾チョッキを彷彿とさせるアイテムを発表し、話題になった。

 インターネットを中心に、「テックウエア」はサブカルチャーの1つになり、さまざまなプラットフォームでコミュニティーが存在している。サブカルチャーとしての「テックウエア」は、モノトーンでSF的な美意識が顕著で、「Y-3」や「アクロニウム(ACRONYM®)」などのブランドが頻繁に登場する。K-POPでは、BLACKPINK(ブラックピンク)やグループ自体がSFコンセプトを持つaespa(エスパ)らが多く衣装として着用することで、機能性よりもスタイル的な定義を連想することも増えた。

“サイバーパンク”との違い、日本との関係性

 “サイバーパンク(Cyberpunk)”ファッションは、SFを体現したファッションとして、現在では「テックウエア」と同義で使用されることもある。元々、SFのサブジャンルとして小説から始まった“サイバーパンク”は映画や音楽、ファッションのジャンルにもなった。“サイバーパンク”は、小説「ニューロマンサー(Neuromancer)」や映画「ブレイドランナー(Blade Runner)」などの作品がインスピレーション源であることから、装飾やアクセサリーなど実用性よりも世界観を重視した、コスプレ的な要素がある。また、イギリスのサイバー系ファッションブランド「サイバードッグ(CYBERDOG)」は、音楽イベントなどでのコーデを想定しており、ネオンカラーを多用する。しかし、“未来”のイメージは時代と共に進化し、近年はミニマルでより洗練された印象のスタイルが増え、テックウエアとの境界線が薄れてきた。特に、インターネットトレンドやK-POPに見る近年の「テックウエア」は、SF的なテーマ性も重視しており、“サイバーパンク”から多大な影響を受けている。2つのジャンルが融合し始め、同義語として扱われる背景にある。

 “サイバーパンク”は、日本の高度経済成長期の1980年代に生まれたジャンルのため、東京を中心に香港やソウルなどアジアの都市をインスピレーションにしていることが多い。それまで未来は西洋を中心に描かれてきたが、東アジアに技術的に“抜かされてしまう”という恐怖を描く、“テクノオリエンタリズム”が垣間見れるジャンルでもある。アジア的なデザインや漢字の使用などが、未来風のファッションに使用される理由だ。実際、「テックウエア」コミュニティーに人気のブランドは、「ハムカス(HAMCUS)」「ヘインソ(HYEIN SEO)」「ポストアーカイブファッション(POST ARCHIVE FASHION)」「吉業重工」などアジア出身のデザイナーが名を連ねている。

【ポッドキャスト】

「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズはSpotifyやApple Podcastsでもお聞きいただけます。

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「リトストラクチャー」が二日間限定ポップアップ開催、循環型ファッションを体感

 テキスタイルメーカーのスタイレムが手がける「リト ストラクチャー(RITO STRUCTURE)」が、3月12日、13日の二日間限定で単独ポップアップストア「rito structure room VOL.1」をオープンする。

 同ポップアップストアでは、「リト ストラクチャー」の2022年春夏コレクションに加え、プラントベースなどを制作する「テラ(1012 TERRA)」とのコラボレーションによるグラスプランター、今治謹製とのコラボレーションによるタオルなどを販売する。購入者には残反で製作したショッパーを提供する。

 また、循環型ファッションを来場者に体感してもらえるよう、店内にはリサイクルボックスを設置。着用しなくなった服を持参した来場者には、繊維から生まれた土「トゥッティ」を先着順で配布する。

■rito structure room VOL.1
営業時間:3月12日(土)11:00-19:00/3月13日(日)11:00-17:00
会場:スワッチギャラリー 東京都渋谷区神宮前 2-34-17

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「ザ・ノース・フェイス」が真っ白の機能ウエア 無染色のアパレルコレクションを発売

 「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」は、アウトドアの機能性を生かしたライフスタイルウエア“アーバン エクスプロレーション(URBAN EXPLORATION)”から、サステナビリティを意識した“アンダイド コレクション(UNDYED COLLECTION)”を発売した。「ザ ・ノース・フェイス」直営店と公式ウェブサイトで販売中だ。

 コレクションは、多くの水を必要とする染色工程を省き、無染色のアイテムで構成する。縫い目や資材も最小限におさえている。アイテムは、ジャケット3型(税込3万6300〜3万8500円)とハット1型(同7150円)、キャップ1型(同6600円)の全5型。生地には、防水防湿素材「ゴアテックス(GORE-TEX)」の中から、軽さと耐久性に優れた3レイヤーの素材を採用し、リサイクルポリエステルをメインに使用するなど、原料も持続可能性にこだわった。

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「ダンヒル」が東西の主要ブティックをリニューアル 記念のポロシャツとバッグを発売

 「ダンヒル(DUNHILL)」は3月16日に阪急メンズ大阪店を、18日に「ギンザ シックス(GINZA SIX)」内のダンヒル ギンザ コンセプト ストアをリニューアルオープンする。

 これを記念して、ニューヨーク生まれの写真家エレン・キャリー(Ellen Carey)の作品を大胆にプリントしたポロシャツ(税込11万5500円)とバッグ(12万3200円)を発売する。ポロシャツが阪急メンズ大阪店限定で、バッグがギンザ コンセプト ストア限定だ。

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「YSL」のフレグランス“リブレ”のイベントに岩橋玄樹や鈴木えみ、よしミチらが来場

 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)は、3月8、9日にアイコンフレグランス“リブレ(LIBRE)”に焦点を当てたイベント「リブレ エクスクルーシブ サロン」を開催した。会場には岩橋玄樹、鈴木えみ、前田敦子、ミチ&よしあき、Mattらゲストが来場した。

 “リブレ”は、フランス語で「自由」を意味する、ブランドのアイコンフレグランスだ。同シリーズからは、オーデパルファム、オーデトワレ、オーデパルファム アンタンス、ヘアミストの4つのプロダクトを発表しており、ゲストは原料を学ぶワークショップなどを通して商品を体験した。

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「YSL」のフレグランス“リブレ”のイベントに岩橋玄樹や鈴木えみ、よしミチらが来場

 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)は、3月8、9日にアイコンフレグランス“リブレ(LIBRE)”に焦点を当てたイベント「リブレ エクスクルーシブ サロン」を開催した。会場には岩橋玄樹、鈴木えみ、前田敦子、ミチ&よしあき、Mattらゲストが来場した。

 “リブレ”は、フランス語で「自由」を意味する、ブランドのアイコンフレグランスだ。同シリーズからは、オーデパルファム、オーデトワレ、オーデパルファム アンタンス、ヘアミストの4つのプロダクトを発表しており、ゲストは原料を学ぶワークショップなどを通して商品を体験した。

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アングローバルの「イレーヴ」がメンズをスタート “ルーツ”や“普遍性”を進化の糧に

 TSIの「イレーヴ(YLEVE)」は、2022年春夏から新たにメンズコレクションをスタートした。

 同ブランドはセレクトショップのプライベートブランドなどを手掛けてきた田口令子をデザイナーに起用し、2018年春夏に発足。過度な装飾を削ぎ落としたベーシックなデザインで、主力アイテムはメンズのテーラードをベースとしたジャケット類だ。上質な素材と国内製造にこだわり、価格帯は5万円(税込)以上。縫製においてはメンズテーラリングを得意とする工場を選んでいるが、「メンズジャケットの作り方をそっくりそのまま持ち込んでしまうと、(雰囲気が)カッチリとしすぎてしまう」(田口デザイナー)。毛芯を抜いたりパターンを曲線的にしたりといった工夫で、女性らしいエッセンスを忍ばせる。

 販路は卸売が中心で、現在の取引先は大手セレクトショップや百貨店など約40アカウント。メンズコレクションはメンズバイヤーや男性顧客の声が起点となった。力強さの中に柔らかさや抜け感が同居するムードが好評で、「展示会で『メンズがあったら買い付けたい』『僕らも着てみたい』という声が一定数あった」。実際にウィメンズの大きめのサイズを求める男性客もいたという。すでに2020-21年秋冬からベイクルーズのセレクトショップ「レショップ(L’ECHOPPE)」と協業し、メンズの別注ジャケットやカバーオール、コートなども販売し、一定の成果を得ている。

 メンズ商品のデザインはウィメンズと共通のものもあるが、見えない部分に手を加えている。「男性の骨格にフィットするようパターンを修正したり、1から引き直したりしている」。コットンとナイロン混紡のブルゾン(4万2900円)のように、当初メンズ商品として企画し、後にウィメンズのMDにも組み込んだものもある。「メンズにチャレンジしたことで、今までになかったモノづくりの発想や視点が生まれている」。

 メンズに関しては、ウィメンズで取引のある小売店などを中心に徐々に拡げる方針。田口デザイナーは「メンズファッションのルーツや普遍性を大切するマインドも学びながら、時代とともに廃れることのない、着る人の個性が引き立つ服を作っていきたい」と前を向く。

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アングローバルの「イレーヴ」がメンズをスタート “ルーツ”や“普遍性”を進化の糧に

 TSIの「イレーヴ(YLEVE)」は、2022年春夏から新たにメンズコレクションをスタートした。

 同ブランドはセレクトショップのプライベートブランドなどを手掛けてきた田口令子をデザイナーに起用し、2018年春夏に発足。過度な装飾を削ぎ落としたベーシックなデザインで、主力アイテムはメンズのテーラードをベースとしたジャケット類だ。上質な素材と国内製造にこだわり、価格帯は5万円(税込)以上。縫製においてはメンズテーラリングを得意とする工場を選んでいるが、「メンズジャケットの作り方をそっくりそのまま持ち込んでしまうと、(雰囲気が)カッチリとしすぎてしまう」(田口デザイナー)。毛芯を抜いたりパターンを曲線的にしたりといった工夫で、女性らしいエッセンスを忍ばせる。

 販路は卸売が中心で、現在の取引先は大手セレクトショップや百貨店など約40アカウント。メンズコレクションはメンズバイヤーや男性顧客の声が起点となった。力強さの中に柔らかさや抜け感が同居するムードが好評で、「展示会で『メンズがあったら買い付けたい』『僕らも着てみたい』という声が一定数あった」。実際にウィメンズの大きめのサイズを求める男性客もいたという。すでに2020-21年秋冬からベイクルーズのセレクトショップ「レショップ(L’ECHOPPE)」と協業し、メンズの別注ジャケットやカバーオール、コートなども販売し、一定の成果を得ている。

 メンズ商品のデザインはウィメンズと共通のものもあるが、見えない部分に手を加えている。「男性の骨格にフィットするようパターンを修正したり、1から引き直したりしている」。コットンとナイロン混紡のブルゾン(4万2900円)のように、当初メンズ商品として企画し、後にウィメンズのMDにも組み込んだものもある。「メンズにチャレンジしたことで、今までになかったモノづくりの発想や視点が生まれている」。

 メンズに関しては、ウィメンズで取引のある小売店などを中心に徐々に拡げる方針。田口デザイナーは「メンズファッションのルーツや普遍性を大切するマインドも学びながら、時代とともに廃れることのない、着る人の個性が引き立つ服を作っていきたい」と前を向く。

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新生活を頑張るあの人を香りで応援! 「ロクシタン」の“フレフレ!フレグランスキャンペーン”

 入学や進級、卒業、就職など、生活環境の変化が多い春。「ロクシタン(L'OCCITANE)」は“フレフレ!フレグランスキャンペーン”と題し、新生活を頑張る人に贈りたい香りのギフトを提案する。桜やヴァーベナなど春めく香りのアイテムで、大切なあの人のステップアップを応援してみては?

入学・卒業シーンの応援に
ぴったりな“桜の香り”

 入学式や卒業式など、晴れやかな節目を迎える人を応援するなら、春の新しい一歩を後押ししてくれそうな“チェリーブロッサム”のピュアな香りを。甘酸っぱく香るボディミルク&ハンドクリームは、シアバター配合で春先の乾燥から手肌を守り、艶やかに導く。

新社会人・新たな職場で
頑張る人に、好感度抜群の
“ヴァーベナの香り”

 ヴァーベナは、性別問わず使いやすい柑橘系の香りを持つハーブ。さりげなく好印象を与え、爽やかに香る「ロクシタン」の“ヴァーベナ”シリーズは、就職、転職など新たなステージを迎える人に贈りたい。フレッシュな香りで、オフィスシーンでも使えるフレグランスギフトとして最適だ。

子どもの成長を支えるママに
“ハンドクリームセット”

 「シア ハンドクリーム ディライトフルローズ」「エルバヴェール ハンドクリーム」「オスマンサス ハンドクリーム」「シトラスヴァーベナ アイスハンドクリーム」「チェリーブロッサム ソフトハンドクリーム」というハンドクリーム5種のミニサイズがセットになったギフトボックスは、子どもの進級、卒業などファミリーイベントを支えるママやお世話になった人へ、応援と感謝の気持ちを込めて。ママ友グループでシェアして楽しむのもおすすめだ。

石田ニコルやAMIAYAが
新生活を香りのギフトで応援

問い合わせ先
ロクシタンジャポン カスタマーサービス
0570-66-6940

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「マイケル・コース」CEO、就任から7カ月で退任 後任は親会社の会長兼CEO

 「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」を擁するカプリ・ホールディングス(CAPRI HOLDINGS以下、カプリ)は、ジョシュア・シュルマン(Joshua Schulman)=マイケル・コース最高経営責任者(CEO)が退任すると発表した。

 カプリは2021年8月、シュルマン=マイケル・コースCEOを同職に任命すると同時に、22年9月には同氏がカプリのCEOに就任することを発表。これに伴い、ジョン・アイドル(John Idol)=カプリ会長兼CEOは会長職に専念する予定だったが、引き続きCEO職を兼任する。

 空席となるマイケル・コースのCEO職については、後任を探さず、アイドル会長兼CEOが兼任する。同氏はシュルマン=マイケル・コースCEOの前にも同職を兼任していた。

 アイドル会長兼CEOは、3月9日に行われた投資家向けのイベントで、「ジョシュアは当社に貢献してくれたが、残念ながら(期待したほどには)うまくいかなかった」と語った。今後の人事については、「私もいずれは退任するので、後任やその他のポジションについては取締役会と常に計画を立てている」と述べた。なお、22年2月の決算発表会の時点では、同氏はシュルマンCEOを「マイケル・コースのCEOであり、カプリの未来のCEO」と紹介していた。

 シュルマン=マイケル・コースCEOは「サンローラン(SAINT LAURENT)」や「グッチ(GUCCI)」などでキャリアを積み、12年にニーマン・マーカス・グループ(NEIMAN MARCUS GROUP)傘下の百貨店、バーグドルフ・グッドマン(BERGDORF GOODMAN)の社長に就任。その後、17年6月から20年3月までタペストリー(TAPESTRY)が擁する「コーチ(COACH)」のブランドプレジデント兼CEOを務めていた。今回の退任にあたり、同氏は別離契約に基づき、ボーナスなどを含めて少なくとも850万ドル(約9億7700万円)を受け取るという。

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「マイケル・コース」CEO、就任から7カ月で退任 後任は親会社の会長兼CEO

 「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」を擁するカプリ・ホールディングス(CAPRI HOLDINGS以下、カプリ)は、ジョシュア・シュルマン(Joshua Schulman)=マイケル・コース最高経営責任者(CEO)が退任すると発表した。

 カプリは2021年8月、シュルマン=マイケル・コースCEOを同職に任命すると同時に、22年9月には同氏がカプリのCEOに就任することを発表。これに伴い、ジョン・アイドル(John Idol)=カプリ会長兼CEOは会長職に専念する予定だったが、引き続きCEO職を兼任する。

 空席となるマイケル・コースのCEO職については、後任を探さず、アイドル会長兼CEOが兼任する。同氏はシュルマン=マイケル・コースCEOの前にも同職を兼任していた。

 アイドル会長兼CEOは、3月9日に行われた投資家向けのイベントで、「ジョシュアは当社に貢献してくれたが、残念ながら(期待したほどには)うまくいかなかった」と語った。今後の人事については、「私もいずれは退任するので、後任やその他のポジションについては取締役会と常に計画を立てている」と述べた。なお、22年2月の決算発表会の時点では、同氏はシュルマンCEOを「マイケル・コースのCEOであり、カプリの未来のCEO」と紹介していた。

 シュルマン=マイケル・コースCEOは「サンローラン(SAINT LAURENT)」や「グッチ(GUCCI)」などでキャリアを積み、12年にニーマン・マーカス・グループ(NEIMAN MARCUS GROUP)傘下の百貨店、バーグドルフ・グッドマン(BERGDORF GOODMAN)の社長に就任。その後、17年6月から20年3月までタペストリー(TAPESTRY)が擁する「コーチ(COACH)」のブランドプレジデント兼CEOを務めていた。今回の退任にあたり、同氏は別離契約に基づき、ボーナスなどを含めて少なくとも850万ドル(約9億7700万円)を受け取るという。

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「ディーゼル」の新デニムライン“ディーゼル ライブラリー”がローレン・サイら出演の広告ビジュアルを公開

 「ディーゼル(DIESEL)」は、2022年春夏シーズンにデビューするデニムライン“ディーゼル ライブラリー(DIESEL LIBRARY)”のキャンペーンビジュアルを公開した。同キャンペーンはクリエイティブ・ディレクター、グレン・マーティンス(Glenn Martens)による「ディーゼル」のお披露目ともなる。

 キャンペーンビジュアルは合成により1画面に本人が複数登場するもので、出演はモデル兼イラストレーターのローレン・サイ(Lauren Tsai)、歌手のトニー・ブラクストン(Toni Braxton)と息子のディーゼル・ブラクストン(Diezel Braxton)、デニム・ブラクストン(Denim Braxton)、俳優のアーロン・パイパー(Aron Piper)、「ディーゼル」のミューズでもあるモデルのエラ・スナイダー(Ella Snyder)、「ディーゼル」の創業者レンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)。

 “ディーゼル ライブラリー”はデザインコンセプトに“ジェンダーレス”を取り入れ、環境に配慮した素材を用いたり水や化学薬品の使用を制限したり、サステナビリティの追求にも重きを置く。

Photographer & Director : Frank Lebon
Stylist : Ursina Gysi
Art Director : Chris Simmonds
Digital Content Director : Rosie Marks
Production Designer : Jabez Bartlett

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「ナイキ」から日本特有の美意識“わび・さび”に着想した“エア マックス 1”が登場

 「ナイキ(NIKE)」は、“エア マックス 1(AIR MAX 1)”の新色“わびさび(WABI SABI)”を3月26日に発売する。価格は税込1万8700円で、「ナイキ」のスニーカー専用アプリ「スニーカーズ(SNKRS)」などで取り扱う。

 本モデルは、3月26日の“エア マックス デイ(AIR MAX DAY)”に合わせて製作したもの。その名の通り、日本特有の美意識である“わび・さび”に着想している。アッパーは、アースカラーで染めた異素材をホワイトステッチで縫い合わせたようなデザインで、ヒール部分にはスウッシュを口に見立てたスマイリーフェイス型にくり抜き、トゥ横にはすり切れたようなミニスウッシュを刺しゅうしている。さらに、ミッドソールは加水分解を思わせるひび割れをプリントしたり、ヒールサイドに“AM1”の誕生35周年を祝う“XXXV”の英数字を刺しゅうしたり、シュータンに“3.26”の数字をあしらったりと、細部まで意匠を凝らしている。

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「グッチ」のデザイナーが映画「ハウス・オブ・グッチ」を観た感想を明かす

 アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)「グッチ(GUCCI)」クリエイティブ・ディレクターは先日ミラノで開催した2022-23年秋冬コレクションの直前に、映画「ハウス・オブ・グッチ」を観た感想を明かした。

 映画はレディー・ガガ(Lady Gaga)やアダム・ドライバー(Adam Driver)といった豪華キャストに加え、メロドラマチックなストーリーや華やかな衣装で大ヒット。批判も多く集めたものの、夫のマウリツィオ・グッチ(Maurizio Gucci)を暗殺したパトリツィア・レッジアーニ(Patrizia Reggiani)役のレディー・ガガは、ゴールデングローブ賞にノミネートされた。

 ミケーレは「私は『グッチ』のチームに30歳で加わり、もうすぐ50歳を迎えようとしている。グッチ一族と共に働いた人と多く会ってきたが、全員教養のある人だ。(一族は)それぞれアーティストでもあり、コレクターでもあった」と話す。映画では俳優のジャレッド・レト(Jared Leto)が創業者の孫息子、パオロ・グッチ(Paolo Gucci)を滑稽な役として演じたが、「実のパウロは美しく、本当にクリエイティブで品のある人だった」と反論。創業者の息子、ロドルフォ・グッチ(Rodolfo Gucci)も映画ではやや戯画的に描写されたが「一族は全員英語が堪能で、とても上品だった」と続けた。

 ファッションデザイナーになる前はコスチュームデザイナーになる夢を抱いていたミケーレは、ハリウッドの世界をよく知っている。「映画ならではの視点やストーリーの作り方があるのは分かっている。そんな中でも、『グッチ』がいかにパワフルなブランドなのかがきちんと描かれていたのはよかった。一族の話を新たな切り口でストーリーを作り、業界トップの俳優陣を起用してファッション業界のみならず世界中をインスパイアした。こうしたことは、『グッチ』がファッションの枠を超えたポップカルチャーでもあることを証明している」。

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渋谷パルコがサステナブルなイベント「サイクル」を開催 未来を変える“循環”アクション

 渋谷パルコ(PARCO)は3月18〜27日、“環境に配慮した次世代型ビル”として、“サステナビリティ”をテーマにしたキャンペーンイベント「サイクル(CYCLE)」を開催する。長く持続可能な“サイクル(循環)”を作り、サステナブル(持続可能)な基盤をつくることは、現代のファッションシーンに欠かせないキーワードになっているとし、渋谷パルコではエネルギーの効率的利用促進など、サステナブルな活動を継続推奨している。「サイクル」は昨年に続く、2度目。期間中は、サステナブルポリシーに沿ったアイテムの販売やサービスなどを全館で実施する。

各ブランド、ショップから
サステナアイテムが続々登場

バッグ、タオル、シューズ……
サステナを意識すれば世界が変わる

あの人気ビンテージマーケット
「VCM」が帰ってきた!

 サステナビリティなフロアへとリニューアル中の渋谷パルコ4階に、新たにオープンした「VCM(VINTAGE COLLECTION MALL) MARKET BOOTH」。昨年10月には、3日間のポップアップイベントを10階屋上広場で開催し、3000人以上が来場したという。そんな人気イベントを今年も3月25〜27日に屋上で開催。海外のビンテージマーケットさながらのファッション、ライフスタイル、インテリアなど、さまざまなジャンルのビンテージショップ約30店が出店する。

コスメの下取りから古書、
トークショーによしもと芸人まで
全館がサステナ一色に

 キャンペーン期間中はさまざまなイベントが目白押しだ。「グリーンペイバックキャンペーン」は3月18〜27日、館内で専用タグ付きのサステナブル関連商品を含む5000円以上を購入し、ポケパル払いで支払うと購入金額の10%をペイバック(上限5万円)する。

 18日の19〜21時は、「WWDJAPAN」の向千鶴・執行役員WWDジャパン編集統括サステナビリティ・ディレクターやその他ゲストを招き、サステナビリティをテーマにしたトークショーを「ドミューン(DOMMUNE)」で配信。

 19〜21日には、4階特設会場で、コスメの下取りを実施する。不要なコスメを1人3点まで持参すると、渋谷パルコ館内のコスメ店舗で利用できる500円分の優待券(1会計3000円以上で利用可能、対象店舗あり)を1点につき1枚プレゼント(各日先着100名様)する(※一部下取り対象外アイテムあり)。

 19日の12〜18時は、10階ROOFTOP PARKでよしもと芸人による「ヨシモトオクジョウフリマ」を開催。よしもと芸人が持ち寄った私物をフリーマーケット方式で販売する。衣類や雑貨から小道具、アート作品まで、掘り出し物がそろう予定。

 渋谷パルコ1階の公園通り広場には、19、20日の11〜18時、中目黒の古書店「カウブックス(COWBOOKS)」が出店。世界中から集めた選りすぐりの書籍を扱う(※荒天中止)。

INFORMATION
「CYCLE SHIBUYA PARCO SUSTAINABILITY」

日程:3月18〜27日
場所:渋谷パルコ
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1
※各企画・詳細は特設サイトをご覧ください。

TEXT:YUKI KOIKE
問い合わせ先
パルコ
03-3464-5111

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寝具からタオルへ 3社連携で綿100%アイテムの再生・循環プロジェクト始まる

 ビーピーラボ(BPLab)は、寝具のイワタと浅野撚糸と連携し、高級寝具を回収しタオルへと再生するプロジェクトをスタートした。イワタは1830年創業の京都の高級寝具総合メーカー。同社の生産や仕立て直しで発生する綿100%の素材をビーピーラボが回収し、マテリアルリサイクルにより糸に戻す。浅野撚糸はその糸を撚糸し、タオルを生産する。タオルとなった製品はイワタが2022年秋以降に販売することで循環が完成する。

 浅野撚糸が特許を持つ「スーパーゼロ」は通常の1/2の綿の使用量で済みながら、一般的なタオルと比べて吸水力は約50%アップ、また速乾性が高く毛羽落ちの少ない優れた製品だという。浅野撚糸が運営するタオル専門直営店「エアーかおる本丸」でも2月からビオロジック ループ(BIOLOGIC LOOP)によるタオルの製品回収をスタートした。

 ビオロジック ループは、ビーピーラボが運用する繊維製品の循環プラットフォームで、繊維製品をメーカーや店頭から回収し、契約した廃棄物処理事業所で分別し新たな繊維製品に再生。廃棄しないで100%循環させることにより、「リサイクル化証明書」を発行する。さらに天然繊維(綿、麻、ウール)とポリエステルをマテリアルリサイクルし、生地や糸または製品として販売している。店頭で回収するための回収ボックスやEコマース上での回収システムも提供している。

 アパレル業界では、使用済み繊維製品や在庫の回収と廃棄、再利用が課題になっている。アパレル製品はひとつのアイテムに複数の素材と付属品が使われるため、分解・再生に手間がかかり課題を複雑化している。本プロジェクトは綿100%の単一素材のため、循環へつなげやすい点がポイントだ。ビオロジック ループは今後、複合素材の回収、再生にも力を入れるという。

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ヴァージル・アブローが手がけた「バートン」のスノーボード 奨学基金によるチャリティーオークションも

 スノーボードブランド「バートン(BURTON)」は、昨年11月に急逝した故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が生前に手掛けたコラボアイテムを発表した。両者のコラボはこれが2回目となる。

 アイテムは、スノーボードやブーツ、それらを固定する器具のビンディングを用意した。価格帯は490~1000ドル(約5万6350~11万5000円)で、「バートン」公式オンラインストアで3月22日から取り扱う。

 そのうち、限定のスノーボード10点は、ヴァージルが生前に設立したヴァージル・アブロー“ポスト・モダン”奨学金ファンド(Virgil Abloh “Post Modern” Scholarship Fund)によって3月15日にオークションにかけられる。同ファンドは、ファッション業界を目指す黒人、アフリカ系アメリカ人やアフリカにルーツを持つ学生を支援するため2020年に発足した。

 「バートン」はさらに、ヴァージルに敬意を表し、有色人種の人々のスノーボードへの参加を支援するため、自社の慈善プログラムから3年に渡って30万ドル(約3450万円)以上を寄付すると発表した。

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「イエナ」が初のコスメセレクトブランドをスタート 「ワフィト」「ウカ」など“クリーンビューティ”を重視

 ベイクルーズグループの「イエナ(IENA)」は3月24日、初のコスメセレクトブランド「ローパーイエナ(L’EAU par iena)」をスタートさせる。デビュー時は日本のオーガニックスキンケアのセレクトとオリジナル雑貨を取り扱い、同社が運営する新業態「ベイクルーズストア」の西日本1号店である名古屋パルコ店とオンラインストアで24日から販売を開始する。

 「イエナ」は上品で洗練された大人のフレンチスタイルを提案するブランド。そこに体にも環境にも優しい処方であるクリーンビューティのスキンケアを加え、内面の美しさにもアプローチする。ブランド名である“L’EAU”は仏語で“水”を意味し、「イエナ」が大切にしている透明感や自然への感謝、人にとって不可欠なもの、自分自身と向き合う鏡のような水面などの思いを込め、コスメセレクトブランドのコンセプトは「うつくしさが、みちる私へ」と設定した。

 「ローパーイエナ」で扱うブランドは、森田敦子・植物療法士が手掛けるトータルライフケアブランド「ワフィト(WAPHYTO)」、トータルビューティカンパニー「ウカ(UKA)」、yUKIメイクアップ・アーティスト兼ビューティー・イノベーターのブランド「ビズゥ(BISOU)」、香りに着目したマインドフルネスを提案する「シン ピュルテ(SINN PURETE)」、サロン中心に取り扱い店舗での販売は初となるアイブロウツールブランド「パリブロウ(PARISBROW)」、“自らと向き合い、見つめなおす”時間とマインドを大切にするクレイブランド「クラーム(KLARM)」など28ブランド。今後も取り扱いブランドを広げる予定だ。

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「リック・オウエンス」で大量のスモークといい香りに包まれる 2022−23年秋冬パリコレ現地リポートvol.2

 ボンジュール!怒涛の取材を続けていたら、あっという間にパリコレも終了してしまいましたが、まだまだ現地リポートは続きます!今回お届けするのは、4日目の3月3日、ひな祭りです。パリに来ている友人の誕生日ディナーを楽しみにしつつ、取材に励みます!

CHLOE

 「クロエ(CHLOE)」の会場は、パリ南部のアンド・シトロエン公園にあるガラス張りの大きな温室。砂が敷きつめられた空間は自然を感じさせ、キャンプなどでアウトドア用の折りたたみ椅子が並んでいます。

 今季のキー素材は、ナッパレザー。ファーストルックのバイカートレンチコートから、コルセットディテールのシャツ、ミディドレスの数々、シガレットパンツ、スカラップラッフルをあしらったコートなど、多くのアイテムに用いられています。それらに、1年前に披露したパファーパーツ付きのニットポンチョ“パフチョ”のアップデート版をはじめ、ニットのロングドレスやセット、ハンサムなテーラリング、シアリングのように仕上げたカシミア製のコートやロングベストなど、ガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)らしい提案をミックスしました。

 コレクションのタイトルは“リワイルディング(再野生化)”だったのですが、それをインターシャニットやハンドペイントのバッグで視覚的に表現。表には森林火災や溶けゆく氷河といった地球温暖化による悲劇的な風景を、裏には生命力や画期を取り戻した風景を描いています。着るか、持つかどうかは別として、活動家的な一面を持つガブリエラの強いメッセージを感じます。

 今季の招待状と共に届いたのは、天然石のペーパーウェイト。レッドジャスパーやロードライトなどの石は、スカートのウエストやクラッチバッグなどにも施されて、どこか、スピリチュアルなムードを漂わせています。

RICK OWENS

 「リック・オウエンス(RICK OWENS)」の会場に入ると、何やらいい香り。実はこれ、「イソップ(AESOP)」とコラボレーションしたフレングランスやキャンドルの香りだそう。パワフルな「リック・オウエンス」のコレクションは着こなすハードルがなかなか高いですが、「チャンピオン(CHAMPION)」や「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」「コンバース(CONVERSE)」などのコラボレーションを通して、その世界観を広げている点に感心します。それにしても、今回の「イソップ」は意外でした!

 ショーは、霧のようなスモークがランウエイを包み込みスタート。次第にスモークが濃くなり、中には、ポータブルのスモークマシンを持ったモデルもいます。ルックが煙に包まれ隠れるし、ピントを合わせづらく、何ともフォトグラファー泣かせの演出。実際、ショー中に何度かフォトグラファーからの叫び声が聞こえました。客席から撮った写真も結構ピンボケでした(笑)。

 ただ、この幻想的な演出は、結果的に今季のコレクションの魅力を高めています。提案するのは、体を包み込むウールコートやマント、肩の尖ったレザージャケット、ボリュームのあるパファーベストなどに、フィッシュテールのロングドレスやスーパープラットフォームのブーツサンダルを合わせたスタイルが中心。一目で「リック・オウエンス」と分かるスタイルでありながら、いつもよりもエレガントでしっとりとしたムードが漂います。BGMに使われたグスタフ・マーラー(Gustav Mahler)による「交響曲第5番」も、そんなムードにぴったりの選曲でした。すべてのルックがきちんと見えずとも、その美しさが存分に伝わってくるコレクションに、大満足で会場を後にしました。

おまけ:今日のワンコ

 今日はあんまりワンちゃん見かけないな〜と思っていたら、「クロエ」のショーに向かう途中でランチを食べている時に目の前にいました。ジャーナリストのマスイユウさんが着ていたフーディーにプリントされた、スヤスヤ眠る犬とその上に乗っかる猫です。今日はこれでご勘弁を!

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新生「ボッテガ・ヴェネタ」が日本でイベント 三吉彩花や佐野勇斗、渡邊圭祐らが来場

 「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)新クリエイティブ・ディレクターによるミラノ・コレクションでの初のランウエイショーに合わせて、日本でもイベントを開催した。

 ミラノのショー会場は、2023年末までにブランドの新たな本社になる予定で、現在は改装真っ最中の歴史的建造物、パラッツォ・サン・フェデーレ。会場内には廃棄される予定だった金属を再利用した椅子が並び、その上に上質なレザーで作ったバッグのようなクッションを並べた。東京・晴海で行ったイベントは、ミラノでのランウエイショーを模し、コンクリートの椅子に同じくクッションを用意し、前方の巨大スクリーンでマチューによる22 ウィンター(22-23年秋冬コレクションに相当)のランウエイショーを投影した。巨大スクリーンには、「『ボッテガ・ヴェネタ』にイタリアの要素を取り戻したかった」と語ったマチューが提案した、スーツやコートなどのテーラリングを軸にした現代的なワードローブが映る。前任ダニエル・リー(Daniel Lee)の革新性と、「ボッテガ・ヴェネタ」らしい職人技を巧みにミックスする、マチューの優れたバランス感覚を見せつけた。椅子に置いたクッションのような新作バッグも現れた。

 「ボッテガ・ヴェネタ」が発信源となり今業界に広がっている“パラキートグリーン”の空間には、俳優の三吉彩花や佐野勇斗、渡邊圭祐、モデルの松島花、ラッパーのLEXのほか、メディア関係者や顧客が訪れた。

 ブランドは、マチュー・ブレイジーが22 ウィンターコレクションで発表した、新作バッグ ”カリメロ(KALIMERO)”のプレオーダーを受け付けている。“カリメロ”は手作業による編みこみで形を作っており、縫い目が存在しない職人技の結晶。 実用性とラグジュアリーを両立し、さまざまな方法で楽しめ、身にまとう人のムードを映し出す。素材はカーフ100%で4色展開、価格は税込各87万4500円だ。

PHOTOS : BOTTEGA VENETA
問い合わせ先
ボッテガ・ヴェネタ ジャパン
0120-60-1966

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手塚治虫の「ユニコ」がアパレルに 「フラグメントデザイン」「ユニフォームエクスペリメント」とのトリプルコラボ

 「ユニフォームエクスペリメント(UNIFORM EXPERIMENT)」は、藤原ヒロシ率いる「フラグメントデザイン(FRAGMENT DESIGN)」と協業し、手塚治虫の作品「ユニコ」に焦点を当てたカプセルコレクションを3月12日に発売する。アイテムはフーディー(税込2万5300円)とカットソー(同1万5400円)、Tシャツ(同1万2100円)の4型で、公式オンラインストアで販売する。

 「ユニコ」は手塚治虫が1976年に発表した作品で、ユニコーンの子供である“ユニコ”が、人々を幸せにするために旅をするファンタジー作品だ。今回のカプセルコレクションでは、「フラグメントデザイン」のアイコンであるサークルサンダーとキュートな“ユニコ”を掛け合わせたグラフィックを主役にした。

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コシノヒロコがメタバース内でウエアラブルNFT「ヒロココシノ アナザーワン」を発売

 キャラクタービジネス研究所(東京、金田有浩社長)はノーボーダーズ(NOBORDER)と共同で、ノーボーダーズが開発するメタバースプラットフォーム「ザナ(XANA)」およびNFTマーケットプレイス「ザナリア(XANALIA)」において、ヒロココシノ(東京、小篠由佳社長)と提携した。アバター用のウエアラブルなファッションNFT「ヒロココシノ アナザーワン(HIROKO KOSHINO ANOTHER ONE)」の販売(価格未定)と、NFTマーケットプレイス上のブランドショップ出店を行う。

 コシノヒロコが3DデザインしたファッションアイテムをNFT化し、「ザナリア」で販売するもので、購入したNFTは「ザナ」内で3Dアバターが着用できる。第1弾として、2022年春夏コレクションから10ルック・約30のアイテムのビジュアルを4月に公開し、予約販売を受け付ける予定だ。5月以降は、実店舗で販売するリアル商品と連動する形で3D商品のリリースを行う。今後、年2回のコレクションに合わせて発表するほか、アーカイブコレクションをスペシャルアイテムとして販売することも計画する。

 キャラクタービジネス研究所にとって、今回のノーボーダーズ×コシノヒロコのプロデュースが、同社が“デジタルワールドでのファッションカルチャーの創造”を標ぼうして立ち上げた「イーファッション(E-FASHION)」プロジェクトの第1弾となる。

 「ザナ」は、東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げることを目的とした「kotoハートフルアート展」やミラノ・ファッション・ウイークなど、さまざまなジャンルの発表の場として注目されるメタバースプラットフォームの一つ。「ザナリア」は、2020年7月に世界取引額ランキング8位となるなど、世界的に期待されるNFTマーケットプレイスだ。

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コシノヒロコがメタバース内でウエアラブルNFT「ヒロココシノ アナザーワン」を発売

 キャラクタービジネス研究所(東京、金田有浩社長)はノーボーダーズ(NOBORDER)と共同で、ノーボーダーズが開発するメタバースプラットフォーム「ザナ(XANA)」およびNFTマーケットプレイス「ザナリア(XANALIA)」において、ヒロココシノ(東京、小篠由佳社長)と提携した。アバター用のウエアラブルなファッションNFT「ヒロココシノ アナザーワン(HIROKO KOSHINO ANOTHER ONE)」の販売(価格未定)と、NFTマーケットプレイス上のブランドショップ出店を行う。

 コシノヒロコが3DデザインしたファッションアイテムをNFT化し、「ザナリア」で販売するもので、購入したNFTは「ザナ」内で3Dアバターが着用できる。第1弾として、2022年春夏コレクションから10ルック・約30のアイテムのビジュアルを4月に公開し、予約販売を受け付ける予定だ。5月以降は、実店舗で販売するリアル商品と連動する形で3D商品のリリースを行う。今後、年2回のコレクションに合わせて発表するほか、アーカイブコレクションをスペシャルアイテムとして販売することも計画する。

 キャラクタービジネス研究所にとって、今回のノーボーダーズ×コシノヒロコのプロデュースが、同社が“デジタルワールドでのファッションカルチャーの創造”を標ぼうして立ち上げた「イーファッション(E-FASHION)」プロジェクトの第1弾となる。

 「ザナ」は、東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げることを目的とした「kotoハートフルアート展」やミラノ・ファッション・ウイークなど、さまざまなジャンルの発表の場として注目されるメタバースプラットフォームの一つ。「ザナリア」は、2020年7月に世界取引額ランキング8位となるなど、世界的に期待されるNFTマーケットプレイスだ。

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松屋が富山県の百貨店で「『銀座の男』市」 初の出張開催

 松屋は、銀座本店の名物催事「『銀座の男』市」を富山県で開く。北陸を地盤とする百貨店の大和(だいわ)の富山店で4月1日から4日まで実施する。百貨店が他の百貨店に出張して催事を行うのは異例で、企画力を生かした新しい試みとなる。

 「『銀座の男』市」の1970年に松屋銀座本店で始まった紳士服催事。値ごろな価格のビジネススーツを売り出す紳士服催事は各百貨店が行っているが、「『銀座の男』市」は欧州の一流テキスタイルメーカーや国内のテーラー職人と協業したユニークな企画によってリピーターが多いことで知られている。

 大和富山店の開催では6階ホール(660平方メートル)に約2500着のスーツをそろえるほか、パターンオーダーも受け付ける。松屋からバイヤーら4人が現地におもむき、接客にあたる。4日間で売上高1000万円を計画する。採寸データが取れたオーダー客に対しては、会期終了後もオンライン接客を通じて顧客化できるよう仕組みを整える。

 百貨店にとって催事は有力な集客手段。外部企業が企画・運営する催事であれば、百貨店を横断して全国を巡回することはある。だが百貨店が企画・運営する催事がグループ以外の店舗で開催されることは異例だ。松屋は得意とする文化催事を大和で開催したこともあるが、物販催事での連携は初めてとなる。手応えが得られれば、全国で出張催事の機会を増やす。

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松屋が富山県の百貨店で「『銀座の男』市」 初の出張開催

 松屋は、銀座本店の名物催事「『銀座の男』市」を富山県で開く。北陸を地盤とする百貨店の大和(だいわ)の富山店で4月1日から4日まで実施する。百貨店が他の百貨店に出張して催事を行うのは異例で、企画力を生かした新しい試みとなる。

 「『銀座の男』市」の1970年に松屋銀座本店で始まった紳士服催事。値ごろな価格のビジネススーツを売り出す紳士服催事は各百貨店が行っているが、「『銀座の男』市」は欧州の一流テキスタイルメーカーや国内のテーラー職人と協業したユニークな企画によってリピーターが多いことで知られている。

 大和富山店の開催では6階ホール(660平方メートル)に約2500着のスーツをそろえるほか、パターンオーダーも受け付ける。松屋からバイヤーら4人が現地におもむき、接客にあたる。4日間で売上高1000万円を計画する。採寸データが取れたオーダー客に対しては、会期終了後もオンライン接客を通じて顧客化できるよう仕組みを整える。

 百貨店にとって催事は有力な集客手段。外部企業が企画・運営する催事であれば、百貨店を横断して全国を巡回することはある。だが百貨店が企画・運営する催事がグループ以外の店舗で開催されることは異例だ。松屋は得意とする文化催事を大和で開催したこともあるが、物販催事での連携は初めてとなる。手応えが得られれば、全国で出張催事の機会を増やす。

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「ブラウン」が電動グルーマー市場に初進出 1台で顔からつま先まで全身の毛をケア

 P&Gの小型家電ブランド「ブラウン(BRAUN)」は4月8日、電動グルーマー“ボディ&フェイスグルーマーPRO X”を発売する。想定実売価格は9980円。同ブランドが電動のグルーミング製品を発売するのは初めて。ほかに、“ボディグルーマー”シリーズ2モデルを加えた全3製品で同市場に打って出る。

 P&Gは「電動グルーマー市場は、2015年から20年の5年で約4倍に拡大しており、今も成長は続いている」と話す。また、“ボディ&フェイスグルーマーPRO X”については、「1台で顔からつま先まで、素早く快適にムダ毛ケアを可能するもの」と説明する。

 “ボディ&フェイスグルーマーPRO X”は、コンパクトでヘッドが前後に最大45度傾く構造のため、体の細かな部分や凹凸にもフィットする。“4Dブレード”を搭載し、寝た毛やさまざまな方向に生えたくせ毛を4カ所でカットする。0〜5mmの6種類のアタッチメントで毛の長さを調節できるほか、VIOなどのデリケートゾーンにも対応する。また、振動する刃が直接肌に触れない設計で、「安全に使える」。完全防水のため浴室でも使用でき、丸ごと水洗いも可能だ。

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「ブラウン」が電動グルーマー市場に初進出 1台で顔からつま先まで全身の毛をケア

 P&Gの小型家電ブランド「ブラウン(BRAUN)」は4月8日、電動グルーマー“ボディ&フェイスグルーマーPRO X”を発売する。想定実売価格は9980円。同ブランドが電動のグルーミング製品を発売するのは初めて。ほかに、“ボディグルーマー”シリーズ2モデルを加えた全3製品で同市場に打って出る。

 P&Gは「電動グルーマー市場は、2015年から20年の5年で約4倍に拡大しており、今も成長は続いている」と話す。また、“ボディ&フェイスグルーマーPRO X”については、「1台で顔からつま先まで、素早く快適にムダ毛ケアを可能するもの」と説明する。

 “ボディ&フェイスグルーマーPRO X”は、コンパクトでヘッドが前後に最大45度傾く構造のため、体の細かな部分や凹凸にもフィットする。“4Dブレード”を搭載し、寝た毛やさまざまな方向に生えたくせ毛を4カ所でカットする。0〜5mmの6種類のアタッチメントで毛の長さを調節できるほか、VIOなどのデリケートゾーンにも対応する。また、振動する刃が直接肌に触れない設計で、「安全に使える」。完全防水のため浴室でも使用でき、丸ごと水洗いも可能だ。

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「ヘリーハンセン」がセーリングの知見を生かしたトレーニングウエアを発売 独自素材を開発

 ゴールドウインは、ノルウェー発のアウトドアブランド「ヘリーハンセン(HELLY HANSEN)」から、独自の機能素材“リファ(LIFA)”を使用したトレーニングウエアを3月上旬に発売する。アイテムはTシャツ2型とショーツ1型で、メンズとウィメンズ、ユニセックスのサイズをそろえる。

 “リファ”は、同ブランドがセーリングウエアの開発で培ったノウハウを生かした素材で、汗をかいてもドライな着用感を保つ。同素材を用いた“リファ S/S トレーニングTee(LIFA S/S Training Tee) ”(税込6380円)にはキシリトール加工を施し、トレーニングでヒートアップした体のクールダウンを助ける。メンズの“リファ S/S トレーニング アイコンTee(LIFA S/S Training Icon Tee) ”(同7150円)は、脇部分をシームレスにすることで衣服圧を軽減し、さまざまなトレーニングにも対応する。トレーニングショーツ(同8580円)はリサイクルナイロンを使用し、高いはっ水効果が特徴だ。

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GIVE GOOD GIFT: MARCH 14TH IS WHITE DAY

こんにちは。

最近は暖かい日が増え、春を感じるようになりましたね。

3月のイベントといえばホワイトデー!
来週月曜日と迫っておりますが、ギフトはもうお決まりですか?

本日は六本木店の様子とともに、ホワイトデーギフトにぴったりのアイテムをご紹介いたします。

 

IMG 4504 GIVE GOOD GIFT: MARCH 14TH IS WHITE DAY

IMG 4506 GIVE GOOD GIFT: MARCH 14TH IS WHITE DAY
パッケージが可愛いく、飾っておきたくなるような<カートライト アンド バトラー>のビスケット<ハーニー アンド サンズ>の紅茶

相手の方をイメージしたカラーやデザイン、お好みに合わせたフレーバーをお選びください!

 

IMG 4507 GIVE GOOD GIFT: MARCH 14TH IS WHITE DAY
オーストラリアのごく限られた地域の花から採れるという<ジャラ ハニー>の蜂蜜は、濃厚でリッチなコクがあり、なめらかな味わいです。

<ハーニー アンド サンズ>の紅茶と合わせてセットで贈るのもいいですね。

 

IMG 6625 GIVE GOOD GIFT: MARCH 14TH IS WHITE DAY

お料理好きな方には、テーブルウェアのギフトが喜ばれそう!

こちらの<マリメッコ>マグカッププレートはアイコニックな花柄がポイント。

食卓を賑やかに彩ります。

 

IMG 4500 GIVE GOOD GIFT: MARCH 14TH IS WHITE DAY
お花やインテリアがお好きな方へのギフトでおすすめなのが、<スガハラ>のフラワーベース。

立方体の角で重心を支えるようなユニークな形をしたもの生けるお花が美しく見え縦長のシルエットのもころんとしたフォルムが可愛らしい小ぶりなものなど、さまざまご用意しております。

 

IMG 4510 GIVE GOOD GIFT: MARCH 14TH IS WHITE DAY
ファッションがお好きな方に、お出かけに役立つ<アッシーナ ニューヨーク>のハット<エバゴス>のバッグをお贈りするのはいかがでしょうか。

季節感のある素材をつかったものを選んで、春日和に映えるスタイリングをお楽しみいただきたいですね。

 

IMG 4516 GIVE GOOD GIFT: MARCH 14TH IS WHITE DAY
耳元のアクセントとなるこちらのピアスは<ラスール>

シンプルなスクエア型で日常使いしやすく、様々なテイストのお洋服と合わせられるので幅広く活躍してくれます。

 

IMG 4518 GIVE GOOD GIFT: MARCH 14TH IS WHITE DAY

ピンクカラーが可愛らしい<ボーテ デュ サエ>のバスソルトは、優しい香りに気持ちが和らいでリラックスできるバスアイテムです。

ペアベリーの香りは380g、ローズブーケの香りは 630gのサイズでご用意。

日々を忙しく過ごしている方へ、癒しのひとときを贈るご提案です。

 

このほかにもホワイトデーギフトにおすすめのアイテムを店頭やオンラインストアにてたくさんご用意しております。

この週末はぜひバーニーズ ニューヨークでギフト選びをお楽しみくださいね。

 

子ども服メーカーのファミリアが兵庫県生田警察署の“地域安全アンバサダー”に就任

 子ども服メーカーのファミリア(神戸市、岡崎忠彦社長)はこのほど、兵庫県の生田警察署から“地域安全アンバサダー”に任命された。春の全国交通安全運動に合わせて、4月6日にファミリア神戸本店で子ども向けイベントを開催する。また、全国のファミリアおよびオンラインショップで関連商品を順次販売する。

 販売するのは、ファミリアのオリジナルキャラクター“ファミちゃん”と仲間が仲良く横断歩道を渡るイラストを入れたTシャツ(税込8030~9680円)と、警察の制服を着た“ファミリアベアー”のぬいぐるみ(1万9800円)。Tシャツの裏面にはパトカーに乗った警察官“ファミちゃん”がパトロールする様子が描かれ、ぬいぐるみには「街の安全を守る警察官の存在を子どもにもっと身近に感じてもらいたい」との思いを込めた。また、Tシャツと同じデザインの交通安全啓蒙ポスターを作成し、生田警察署管轄の交番や街頭に貼る。

 4月6日のイベントは、生田警察署とファミリアが共同で開催する。ファミリア神戸本店にパトカーや白バイ、レスキュー車など警察車両が集合し、制服を着て乗り物体験できるほか、警察官が信号機の守り方や自転車の運転などについてクイズ形式で楽しくレクチャーする交通安全セミナーを行う。セミナー参加者には、ファミリアオリジナルの子ども免許証を交付する。

 今回のコラボレーションは、ファミリア神戸本店が生田警察署管内にあることが縁で実現したという。

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インターナショナルギャラリー ビームスがウィメンズフロアをリニューアル

 ビームスは、東京・神宮前のインターナショナルギャラリー ビームス(INTERNATIONAL GALLERY BEAMS)のウィメンズフロアを2階から1階に移設し、3月18日にリニューアルオープンする。

 設計はデザイン・設計事務所のダイケイ・ミルズ(DAIKEI MILLS)が手掛け、従来店舗の西洋的な装飾を残しながら、木材を多用した温かみを感じる空間に仕上げた。売り場面積は約66平方メートルで、旧フロアの半分に縮小。来店客がゆっくり時間を過ごせるように、フィッティングルーム周辺にスペースを確保した。

 商品は、厳選したデザイナーズブランドを中心に取り扱う。片桐恵利佳ディレクターは、特に各ブランドの背景を大切にし、新しいスタイリングの要素として日本で浸透していないインディペンデントなブランドも価格にこだわらずセレクトするという。

 片桐ディレクターは、「リニューアルにあたり、店舗で購入するという付加価値として、コミュニケーションが発生する場所となるような設計を依頼した。原宿の表と裏の通りを行き交う人々の、多種多様で自由な雰囲気と同じように、新たな店は年齢やスタイルを限定しない。ファッションや美術、音楽、食文化を含め、生活にまつわる、さまざまな分野に興味のある人のためのセレクトショップだ。テナントビル内に集結するビームスのさまざまなレーベルが交差する1階に構えることで、ファッションへの好奇心を刺激する入口という感覚も大切にしている」とコメントした。

 オープンを記念して、「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」2022年春夏コレクションのポップアップイベントを27日まで開催する。また、フランスのジュエリーブランド「マリーエレーヌ ドゥ タイヤック(MARIE‐HELENE DE TAILLAC)」の“ボリウッドバンドリング”の同店限定カラーを発売。ノベルティとして、ダイケイ・ミルズとデザインしたオリジナルのナップサックとステッカーを数量限定で用意した。

 なお、メンズフロアの改装は21年10月に完了している。

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「日本人のおしゃれしたい気持ちは消えてない」 大丸松坂屋がファッションサブスクで得た確信

 大丸松坂屋百貨店が運営するファッションレンタルのサブスクサービス「アナザーアドレス(ANOTHER ADRESS)」が3月12日でサービス開始から1周年を迎える。2月末時点で、すでに初年度目標(会員数3000人)を大きく上回る獲得会員6700人、貸し出し着数は計2万着に到達した。

 同サービスは1カ月に3着までレンタルでき、料金は月額1万1880円。気に入った商品は買い取りも可能だ。「エアクローゼット(AIRCLOSET)」「メチャカリ(MECHAKARI)」といった国内の主要ファッションレンタルサービスの相場は月額6000〜7000円程度。競合と比較すると2倍近い料金設定だが、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「マルニ(MARNI)」など海外のデザイナーズブランドの取り扱いがある点が差別化要素になっている。サービス発足当初は会員が殺到し、21年5月には新規会員登録を一時休止。以降も貸し出し商品の在庫が不足する状態が続いている。

 事業責任者の田端竜也DX推進部マネージャーは発足からの1年を「さまざまな課題は山積するが、ファッションサブスクの可能性を大いに感じることができた」と手応えとともに振り返る。この3月には「ディースクエアード(DSQUARED2)」「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)など63ブランドを新規導入(計113ブランド)し、在庫点数を従来の2倍、年度内には3倍まで増やす。「5年後に日本一のファッションレンタルサービスに成長させる」ことを目標に、さらにアクセルを踏み込む。

WWD:立ち上げ当初の計画を大きく上回った。

田端竜也DX推進部マネージャー(以下、田端):ファッションレンタルという百貨店としては初めての挑戦だったが、お客さまから大きなレスポンスをいただけたことにほっとしている。1年前は取引を開拓するのも一苦労という状況だったが、今ではブランド側からアプローチをいただくことも増えた。

WWD:スタートから申し込みが殺到し、5月には新規受け付けの停止を余儀なくされた。

田端:当初用意していたのは会員1000人分を想定した商品在庫。だがふたを開けてみれば、サービス開始から3日間で初年度目標としていた会員数3000人を超え、完全にパンクしてしまった。「借りられる服がない」とお客さまからクレームもいただく事態となり、(新規受け付けを)停止せざるを得なかった。今は再開しているものの、登録からご利用までには少しお時間をお待ちいただくことになり、ご迷惑をおかけしている。

 1年を通じ、シーズンの変化に対応した品ぞろえの切り替えも課題だった。「シーズンレスに使える=長い期間貸し出しができる」と考え、そういった類の商品を重点的に仕入れた結果、季節感を感じられるような服がほとんどなくなってしまった。例えば薄手のノースリーブトップスやダウンジャケットなどだ。「夏(冬)に着られる服がない」というお声も多く頂戴した。

WWD:デザイナーズブランドの品ぞろえが強みだが、人気ブランドは?

田端:貸し出し点数で見ると、「アドーア(ADORE)」「セルフォード(CELFORD)」など海外ブランドに限らず、なじみのあるブランドがレンタルでも人気だ。ただ回転率(在庫に対する貸し出し回数の割合)でみると、上位から順に「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIElA)」「ヴァレンティノ(VALENTINO)」「クロエ(CHROE)」「マルニ(MARNI)」と海外ブランドが強い。これらのブランドは抱えている在庫は少ないため、常に貸し出し中の状態が続いている。「エズミ(EZUMI)」「ミントデザインズ(MINT DESIGNS)」などコアなファンを持つドメスティックブランドの人気も高い。

WWD:貸し出し率が高い商品の傾向は?

田端:シンプルで使いやすいデザインよりも、大きな花柄などデザイン性の高いものの動きがいい。百貨店の店頭では“見せ筋”と言われるような、店内のアクセントにはなるが売れ筋にはならない商品も、レンタルでは人気がある。「着てみたいけれど、(価格が)高くて手が出せない」「すぐ飽きてしまうかもしれない」と購入にちゅうちょしていた商品も、レンタルなら手軽に試せる。気に入って購入するお客さまも一定数いらっしゃり、売上構成の10%ほどは買い取りによるものだ。

WWD:利用者はファッションラバーが多い?

田端:そうとも限らない。一般的な会社勤めで、デザイナーズブランドは買ったことがないという方もいらっしゃる。そういった方々にもサービスの価値を感じてもらえているようで、有料会員の解約率は1%以下にとどまる。

 服は人を元気にしたり、新たな出会いを生み出したりするもの。このサービスは、多くの人に袖を通していただくことで、そのパワーを伝えることを本懐としてスタートした。日本人のファッションに使うお金は減っていると言われるが、「おしゃれをしたい」という気持ちがなくなったわけではない。まだ1年ではあるが、そこに確信が得られたことはとても大きかった。

WWD:百貨店との相乗効果は?

田端:貸し出し商品や顧客の情報を、リアル店舗のMDや出店エリアの選定に生かすなど、テストマーケティング的に活用している取引先さまもある。ブランドの売り場では「アナザーアドレス」の商品ページを販売員に見せて「この商品が欲しい」とおっしゃるお客さまもいる。

 「アナザーアドレス」での取り扱いブランドの半分以上は、百貨店では取り引きがなかったブランドだ。百貨店への新規出店交渉でも、「アナザーアドレス」への出店をセットで提案することで、先方が前向きになることもあると聞いている。会員の分布は首都圏が中心で、大阪や名古屋が中心の大丸松坂屋の顧客とは異なる。年齢層も40代前半が中心で百貨店顧客(50代中心)より若い。シナジーが生まれるのはこれからだが、さまざまな可能性が眠っているだろう。

WWD:スタート時に中長期目標として利用者3万人、年間売上高50億〜60億円を目標に掲げていた。今後の展望は?

田端:個人的な野望としては、「百貨店のファッションレンタルサービス」にとどまるつもりはない。J.フロントグループ内では大丸松坂屋百貨店、パルコといった主要子会社と並べるようなスケールを目指していきたいし、グループからスピンアウトすることもありえる。まずは3年で事業の損益分岐点を突破し、5年で日本国内でナンバーワンのファッションレンタルサービスに成長させる。

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年1億枚の服を供給する豊島がアパレルDX化を本格支援 スタートアップのGVOとタッグ

 豊島は、出資先であるスタートアップ企業のグッドバイブスオンリー(GOODVIBESONLY以下、GVO)と組み、アパレル生産のDXプロジェクトを本格始動する。5月から、GVOとともに3Dのバーチャルサンプルを管理するプラットフォーム「プロック(PROCK)」を、豊島が独自に開発したソフトウエア「3Dライブラリ」とともに運用を開始する。年間1億枚ものウエアを供給する豊島が本格的に3D化に乗り出したことで、日本のアパレル産業は大きく変わる可能性を秘める。キーマン3人に聞いた。

豊島がアパレルDXに取り組むワケ

WWDJAPAN(以下、WWD):なぜこのプロジェクトを?

渡辺哲祥・豊島デザイン企画室 室長(以下、渡辺):年1億枚近いアパレル製品を供給する豊島にとって、アパレル企画・生産をDXすることは非常に重要な課題だった。その一つが「CLO」や「ブラウズウエア」などのアパレル3DCADを駆使したアパレル企画のデジタル化であり、数年前からソフトウエアの導入だけでなく、CADオペレーターの育成などの準備を進めてきた。とはいえ、当社はあくまでサプライヤーであって納入先のブランドや小売り側とともに進めていくもの。それが2年前のコロナ禍を契機に一気に進んだ。対面での商談ができず、われわれも海外の縫製工場とダイレクトにやり取りすることも難しくなった。

WWD:現場の状況は?

山崎泰弘/豊島東京二十一部 部長(以下、山崎):東京二十一部は取引先に大手の小売チェーンなどを持ち、年間1000万枚以上を供給する部署であり、現時点ではすでに提案点数ベースで20〜30%の商談で3Dを使ったバーチャルサンプル化が進んでいる。もちろん、取引先によってやり方のやり方は様々。先方も3DCADソフトを持っていて、お互いに3Dデータでやり取りするケースもあれば、ただ3Dのデータを見せるだけというケースもある。

渡辺:そうした中で開発したのが、3Dデータを確認できる「3Dライブラリ」だった。ブラウザー上で確認できるため、ネットにさえ繋がっていれば専用のソフトなしでいつでもどこでも3Dデータを確認できる。

GVOの
バーチャルサンプルプラットフォーム
「プロック」が目指す先

「プロック」のデモ動画

WWD:GVOが豊島と組む狙いは?

野田貴司グッドバイブスオンリーCEO(以下、野田):日本のアパレル産業全体のDX化だ。当社は2018年に設立した当初から、アパレルDXを掲げ、自社でD2Cブランドを運営しつつ、有力なアパレルにもそうしたノウハウの提供を行ってきた。自社でD2Cブランドを運営しているのは、DX化したアパレル生産のノウハウを内製化するためだった。アパレル企画に関わる3Dサンプルの制作依頼、進捗管理、データの受け渡し、修正などをワンストップで提供できる「プロック」は、まさに設立以来掲げてきたアパレル産業のDXを実現するための、最重要プロジェクトだった。昨年夏に豊島を始めとする各投資家からの出資を受けたことで大きく前進した。

WWD:3D化をすることで得られるメリットは?

野田:サンプル費用を削減し、従来のサンプル生産方式から30日以上もリードタイムを短縮できる。その上、実物サンプルを生産することなくSNSなどでの訴求投稿、EC商品画像として活用すれば撮影販管費の削減と効率化、サスティナブルな取り組みにもつながる。また、サンプル費用を気にすることなく新しいデザイン提案やカラーバリエーション提案もできるので、新たなヒット品番を生み出すきっかけにもなる。

人気D2Cブランド「ステラヴィアナ」を
両社で共同運営も

山崎:「プロック」と「3Dライブラリー」を組み合わせることで、3Dを駆使したデジタル化へのブランドや小売側のハードルをかなり下げられる。数年内にアパレルODM(相手先ブランドの企画・生産)の大半を3Dにシフトしたいと考えている。とはいえ、取引先は多種多様でプラットフォームを準備するだけでは不十分だ。そのためにGVOの運営するD2Cブランドの「ステラヴィアナ」を、GVOの支援を受けつつ、完全なDXブランドとして当社主体での運営に取り組む。「ステラヴィアナ」で得たノウハウを、ODMビジネス全般に波及させ、業界に貢献していきたい。

アパレルDXの今後とは?

渡辺:GVO開発の「プロック」自体にも、今後さらなるアップデートを一緒に考えていこうと話している。3Dのデータをやり取りするだけではなく、AIを駆使した需要予測サービスも組み込んでいく。実際にブランドや小売側からはDXの一環として、商品企画にとどまらず、販売までをカバーしてほしいというニーズがある。当社としても製品の供給後もフォローして、商品企画の精度を上げていきたいという思いは強かった。GVOが需要予測サービスを組み込むことで、企画の精度を高め、検証もできるようになる。

WWD:DXの今後をどう見る?

渡辺:アパレルのデジタル化は、リアルな製品を作ったり売ったり着たりすることにとどまらず、ファッションブランドのデジタルレーベルのようなバーチャルファッションの誕生にもつながってくる。デザイン企画室としてはそうしたことも視野に入れて、様々なプロジェクトを進めている。その一つがポケットRDと組んだアバターに着用するバーチャルファッションの開発だ。まだまだ進化の余地は大きいが、開発を進めている。

PHOTO:MASAHI URA
問い合わせ先
豊島 営業企画室
03-4334-6042

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「トッズ」の“ノーコード”が初のウエア ビジュアルには町田啓太

 「トッズ(TOD'S)」は、韓国人デザイナーのソク・ヨンベ(Seok Yong Bae)が手掛けるライン“トッズ ノーコード(TOD'S NO CODE)”の初となるウエアのカプセルコレクションを3月16日に発売する。オンラインストアとポップアップストアで取り扱う。アイテムはロングパンツとショートパンツ、Tシャツ、スエットシャツ、フーディーなど7型で、カラーはそれぞれブラックとホワイトの2色をそろえる。発売に合わせてポップアップストアを3月16日からトッズ 銀座と阪急メンズ大阪で、5月4日〜17日に松坂屋名古屋店で開催する。

 また、“ノーコード J”の新作スニーカーも、オンラインストアと各トッズ メンズストアで同時に発売する。同シリーズは、街でもアウトドアシーンでも活躍するシューズを目指しており、今回の新作ではアッパーをさらに軽く仕上げている。また、しなやかなメッシュを採用したことで、フィット感を向上させた。キャンペーンビジュアルには、俳優の町田啓太を起用した。

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「トッズ」の“ノーコード”が初のウエア ビジュアルには町田啓太

 「トッズ(TOD'S)」は、韓国人デザイナーのソク・ヨンベ(Seok Yong Bae)が手掛けるライン“トッズ ノーコード(TOD'S NO CODE)”の初となるウエアのカプセルコレクションを3月16日に発売する。オンラインストアとポップアップストアで取り扱う。アイテムはロングパンツとショートパンツ、Tシャツ、スエットシャツ、フーディーなど7型で、カラーはそれぞれブラックとホワイトの2色をそろえる。発売に合わせてポップアップストアを3月16日からトッズ 銀座と阪急メンズ大阪で、5月4日〜17日に松坂屋名古屋店で開催する。

 また、“ノーコード J”の新作スニーカーも、オンラインストアと各トッズ メンズストアで同時に発売する。同シリーズは、街でもアウトドアシーンでも活躍するシューズを目指しており、今回の新作ではアッパーをさらに軽く仕上げている。また、しなやかなメッシュを採用したことで、フィット感を向上させた。キャンペーンビジュアルには、俳優の町田啓太を起用した。

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「日本酒業態の起爆剤になってくれ」ビル一棟丸ごと日本酒専門店の『ぽんしゅビルヂング』が門前仲町にオープン

「日本酒離れ」などと言われ、外食業界においてもホットな話題が少ない日本酒業態。そんな中、ビル一棟が丸ごと日本酒専門店の『ぽんしゅビルヂング』が東京・門前仲町にオープンしました。日本酒が低迷している今、はたして勝算はあるのか? 実際に訪問してみると、「これから日本酒業態は実は有望なのではないか」と思わせてくれる魅力的な店でした。
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