ブランド集大成の「マリオン ヴィンテージ」、「ヨシオクボ」の“ラスボス”級コレクション 記者3人が選ぶ“今日の東コレダイジェスト”

 2022-23年秋冬シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」が3月14〜19日まで開催中。ここでは、記者3人がその日に発表したブランドから面白かったブランドを“今日の東コレピックアップ“と題してダイジェストでリポートします。4日目は、NFTをリアルで再現した「ヨシオクボ」や、初のショーでブランドの集大成を見せた「マリオン ヴィンテージ」などが登場!


東コレ取材4シーズン目
編集部 美濃島
「アポクリファ(APOCRYPHA.)」

見どころ:播本鈴二デザイナーが手掛ける「アポクリファ」のショーに酔いしれました。舞台は青山グランドホテル。ライトがうっすらと照らされたランウエイで、ハーネスなどをアクセントにした色気のあるテーラードスタイルを披露しました。シーズンテーマは“THE TWILIGHT”。これまではミリタリーや民族衣装など、テーマによって雰囲気をガラリと変えてきましたが、「(9月のショーで)他者に向けて作るクリエイションが自分の中で完結し、もっと私的な部分を出そう」と、“暗がりの中の異性との記憶“をイメージしながら製作したそうです。ショーの最初は、真っ暗な会場を真っ黒なルックが歩く不思議な演出。「洋服を見せなくていいのかな?」と思ったら、ウエアは実はアーカイブで、「じっくり見てもらう必要はなく、それよりも、夜から朝に切り替わる“薄明時“の曖昧な記憶を表現したかった」と説明しました。今シーズン随一の余韻が残るショーでした。


東コレ初取材
ソーシャルエディター 佐立
「ヨシオクボ(YOSHIOKUBO)」

見どころ:「ヨシオクボ」のショーでは、NFTウエアとNFCチップでテクノロジーの可能性を感じました!2022-23年秋冬コレクションを1月のパリ・メンズ・ファッション・ウイーク期間中に発表し、今回の東コレでは22-23年秋冬"プラス"コレクションを回遊型のプレゼンテーションで披露。"風"がテーマの8ルックはオールブラックで、さまざまな形の巨大バルーンが付いたビデオゲームの"ラスボス"のようなルックも登場します。風ぐるまが付いた木組のピースを肩にかけたルックは、歩くといっせいに風ぐるまがクルクルと回り、凧やメンコなどの日本文化をインスピレーションにした前コレクションと通じるものがありました。今回のコレクションでは、アイテムをスキャンし、デジタルデータに変換したものも、NFTとして販売。各ルックの横にある紙にはNFCチップが埋め込まれていて、スマホをかざすとNFTに関する情報が表示されるというハイテク仕様。コンセプチュアルなデザインとも相まって、近未来へ旅をしたような気分を味わいました。


東コレ取材は10年目
ファッションリポーター大杉
「マリオン ヴィンテージ(MALION VINTAGE)」

見どころ:「マリオン ヴィンテージ」が、東京ファッションアワードの受賞者として、東コレに初参加。同ブランドは、セレクトショップのシェル(CHER)で経験を積んだ清水亜樹と石田栄莉子が手掛ける古着リメイクブランドです。サステナビリティの観点ではなく、デザインとしてリメイクの手法を選んでおり、国内外で買い付けたビンテージウエアや生地を解体して、新しい日常着を提案しています。6年目となった今季は、これまでの集大成となるコレクションを目指したそう。テーマは「秘密基地(SECRET BASE)」で、幼い頃からファッションが好きだったデザイナー2人のパーソナルな思い出を制作のアイデアに広げました。例えば、キー素材のネクタイは、お父さまがタクシー運転手だという石田デザイナーの、クローゼットに掛けられたネクタイの記憶をヒントにしています。ネクタイで作ったフリンジスカートや、パッチワークしたというダウンジャケットは、ランダムな色柄や上品な光沢感が目を引きます。ハンドバッグの提案や、メンズモデルの登場も新展開。古着リメイクは一点モノと思われがちですが、量産がしっかりできるのが「マリオン ヴィンテージ」の強み。約30メートルのランウエイには、古着のネクタイをパッチワークしたカーペットが敷かれており、職人技と素材調達の基盤を持つ、ブランドの底力を見ました。

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ブランド集大成の「マリオン ヴィンテージ」、「ヨシオクボ」の“ラスボス”級コレクション 記者3人が選ぶ“今日の東コレダイジェスト”

 2022-23年秋冬シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」が3月14〜19日まで開催中。ここでは、記者3人がその日に発表したブランドから面白かったブランドを“今日の東コレピックアップ“と題してダイジェストでリポートします。4日目は、NFTをリアルで再現した「ヨシオクボ」や、初のショーでブランドの集大成を見せた「マリオン ヴィンテージ」などが登場!


東コレ取材4シーズン目
編集部 美濃島
「アポクリファ(APOCRYPHA.)」

見どころ:播本鈴二デザイナーが手掛ける「アポクリファ」のショーに酔いしれました。舞台は青山グランドホテル。ライトがうっすらと照らされたランウエイで、ハーネスなどをアクセントにした色気のあるテーラードスタイルを披露しました。シーズンテーマは“THE TWILIGHT”。これまではミリタリーや民族衣装など、テーマによって雰囲気をガラリと変えてきましたが、「(9月のショーで)他者に向けて作るクリエイションが自分の中で完結し、もっと私的な部分を出そう」と、“暗がりの中の異性との記憶“をイメージしながら製作したそうです。ショーの最初は、真っ暗な会場を真っ黒なルックが歩く不思議な演出。「洋服を見せなくていいのかな?」と思ったら、ウエアは実はアーカイブで、「じっくり見てもらう必要はなく、それよりも、夜から朝に切り替わる“薄明時“の曖昧な記憶を表現したかった」と説明しました。今シーズン随一の余韻が残るショーでした。


東コレ初取材
ソーシャルエディター 佐立
「ヨシオクボ(YOSHIOKUBO)」

見どころ:「ヨシオクボ」のショーでは、NFTウエアとNFCチップでテクノロジーの可能性を感じました!2022-23年秋冬コレクションを1月のパリ・メンズ・ファッション・ウイーク期間中に発表し、今回の東コレでは22-23年秋冬"プラス"コレクションを回遊型のプレゼンテーションで披露。"風"がテーマの8ルックはオールブラックで、さまざまな形の巨大バルーンが付いたビデオゲームの"ラスボス"のようなルックも登場します。風ぐるまが付いた木組のピースを肩にかけたルックは、歩くといっせいに風ぐるまがクルクルと回り、凧やメンコなどの日本文化をインスピレーションにした前コレクションと通じるものがありました。今回のコレクションでは、アイテムをスキャンし、デジタルデータに変換したものも、NFTとして販売。各ルックの横にある紙にはNFCチップが埋め込まれていて、スマホをかざすとNFTに関する情報が表示されるというハイテク仕様。コンセプチュアルなデザインとも相まって、近未来へ旅をしたような気分を味わいました。


東コレ取材は10年目
ファッションリポーター大杉
「マリオン ヴィンテージ(MALION VINTAGE)」

見どころ:「マリオン ヴィンテージ」が、東京ファッションアワードの受賞者として、東コレに初参加。同ブランドは、セレクトショップのシェル(CHER)で経験を積んだ清水亜樹と石田栄莉子が手掛ける古着リメイクブランドです。サステナビリティの観点ではなく、デザインとしてリメイクの手法を選んでおり、国内外で買い付けたビンテージウエアや生地を解体して、新しい日常着を提案しています。6年目となった今季は、これまでの集大成となるコレクションを目指したそう。テーマは「秘密基地(SECRET BASE)」で、幼い頃からファッションが好きだったデザイナー2人のパーソナルな思い出を制作のアイデアに広げました。例えば、キー素材のネクタイは、お父さまがタクシー運転手だという石田デザイナーの、クローゼットに掛けられたネクタイの記憶をヒントにしています。ネクタイで作ったフリンジスカートや、パッチワークしたというダウンジャケットは、ランダムな色柄や上品な光沢感が目を引きます。ハンドバッグの提案や、メンズモデルの登場も新展開。古着リメイクは一点モノと思われがちですが、量産がしっかりできるのが「マリオン ヴィンテージ」の強み。約30メートルのランウエイには、古着のネクタイをパッチワークしたカーペットが敷かれており、職人技と素材調達の基盤を持つ、ブランドの底力を見ました。

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東京は色&柄使いの名手ばかり 2022-23年秋冬東コレにアンミカやマドモアゼル・ユリアが来場【前編】

 2022-23年秋冬シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」が3月19日まで開催中だ。会場には個性的なスタイルの来場者が多数で、そんなファッション強者たちを前後編に分けてスナップ形式で紹介する。前編では、14〜16日の3日間から「「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」や「キディル(KIDILL)」「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」「フミエ タナカ(FUMIE TANAKA)」のショー会場に訪れた来場者たちをスナップした。

 来場者の装いは、全体的にゆるやかなシルエットが多く、柄と柄のアイテムを組み合わせた上級者の着こなしや、コーディネートの差し色に明るいトーンのトップスやパンツ、バッグなどを取り入れたスタイルが際立っていた。また気温差にも対応でき、華やぎも加えてくれるレザーアイテムも目立った。

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桐生の名店「エスティーカンパニー」で「ポーター」「猿田彦珈琲」がイベント開催

 群馬・桐生のセレクトショップ「エスティーカンパニー(ST COMPANY)」は3月18〜29日、「ポーター(PORTER)」のポップアップイベント「ポーター トランクショー(PORTER TRUNK SHOW)」を行う。18〜21日には、同店の2階カフェスペースにスペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲」も登場。春のショッピング気分を盛り上げるイベントとして、注目を集めそうだ。

 「ポーター」が同店でイベントを実施するのは、21年4月に続いて2回目。昨年と同様、「ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)」や山形・寒河江の「ギア(GEA)」など、各地の有力ショップを巡回するツアーになっている。今回のイベントでは、「ポーター」が22年春にローンチした「五感を刺激し、気持ちをポジティブにしてくれるバッグ」のシリーズ“ポーター センシズ(PORTER SENSES)”を先行販売する。

 「猿田彦珈琲」は、「エスティーカンパニー」オリジナルブレンドのコーヒー“陽のあたるアトリエ ブレンド”などをハンドドリップで提供。ドリップバッグも販売する。

 「エスティーカンパニー」は桐生で約40年にわたって営業しているセレクトショップ。以前からファッション業界内ではよく知られた店だったが、2018年に桐生市内で移転リニューアルオープンして以降は、SNSによる拡散の効果もあり、首都圏や北陸地方などからも同店目当ての客が訪れる“デスティネーションストア”となっている。

 客を楽しませるイベントに力を入れており、4月10〜11日の週末には、観葉植物や多肉植物を集めたイベント“プランツショー”を、桐生市内のアウトドアショップ&カフェの「パーヴェイヤーズ(PURVEYORS)」と共に実施。また、ブランドやメーカー、最近では同業であるファッション小売りから「エスティーカンパニー」への協業ラブコールも多い。その一つとして3月24日からは、伊勢丹新宿本店「リ・スタイル」が進めるリサイクルデニムのプロジェクト「デニム de ミライ」の商品も販売する(伊勢丹などでの発売日は23日だが、エスティーカンパニーは定休日のため翌24日の発売)。

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桐生の名店「エスティーカンパニー」で「ポーター」「猿田彦珈琲」がイベント開催

 群馬・桐生のセレクトショップ「エスティーカンパニー(ST COMPANY)」は3月18〜29日、「ポーター(PORTER)」のポップアップイベント「ポーター トランクショー(PORTER TRUNK SHOW)」を行う。18〜21日には、同店の2階カフェスペースにスペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲」も登場。春のショッピング気分を盛り上げるイベントとして、注目を集めそうだ。

 「ポーター」が同店でイベントを実施するのは、21年4月に続いて2回目。昨年と同様、「ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)」や山形・寒河江の「ギア(GEA)」など、各地の有力ショップを巡回するツアーになっている。今回のイベントでは、「ポーター」が22年春にローンチした「五感を刺激し、気持ちをポジティブにしてくれるバッグ」のシリーズ“ポーター センシズ(PORTER SENSES)”を先行販売する。

 「猿田彦珈琲」は、「エスティーカンパニー」オリジナルブレンドのコーヒー“陽のあたるアトリエ ブレンド”などをハンドドリップで提供。ドリップバッグも販売する。

 「エスティーカンパニー」は桐生で約40年にわたって営業しているセレクトショップ。以前からファッション業界内ではよく知られた店だったが、2018年に桐生市内で移転リニューアルオープンして以降は、SNSによる拡散の効果もあり、首都圏や北陸地方などからも同店目当ての客が訪れる“デスティネーションストア”となっている。

 客を楽しませるイベントに力を入れており、4月10〜11日の週末には、観葉植物や多肉植物を集めたイベント“プランツショー”を、桐生市内のアウトドアショップ&カフェの「パーヴェイヤーズ(PURVEYORS)」と共に実施。また、ブランドやメーカー、最近では同業であるファッション小売りから「エスティーカンパニー」への協業ラブコールも多い。その一つとして3月24日からは、伊勢丹新宿本店「リ・スタイル」が進めるリサイクルデニムのプロジェクト「デニム de ミライ」の商品も販売する(伊勢丹などでの発売日は23日だが、エスティーカンパニーは定休日のため翌24日の発売)。

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不良集団、渋谷に現る 「リトルビッグ」の“ヤンキーテーラード”

 馬渡圭太デザイナーが手掛ける「リトルビッグ(LITTLEBIG)」は16日、2022-23年秋冬コレクションのショーを行った。同ブランドは昨シーズン、ブランド設立10年の節目に初のショーを開催。馬渡デザイナーは「ずっとアングラでやってきたから、たくさんのバイヤーに見てもらうきっかけになった。今回もショーを通して、より多くの人にブランドを知ってもらえたら」と話す。

上京当時の渋谷に着想
「とにかく楽しいショーにしたい」

 会場は、渋谷スクランブル交差点を見下ろす多目的ビル「キューフロント(QFRONT)」の屋上。スクランブル交差点は、馬渡デザイナーにとって思い入れがある場所だ。「20年前に青森から上京し、“東京っぽさ”を一番感じたのがスクランブル交差点だった。今回はとにかく楽しいショーにしたくて、混沌とした当時の渋谷の空気を再現したかった」。

 ウエアも“2000年代初頭の渋谷の不良”に着想した。定番のパワーショルダーのジャケットは、胸ポケットにエンブレムを施し、レジメンタルのタイやチェックスカート、肩がけしたスクールバッグ、色落ちしたデニムパンツなどを合わせ、学生服を着崩すスクールガールとヤンキーのスタイルを表現した。ほかにも、ダボっとしたジャージーのセットアップやパーカ、胸元が大きく開いたポロシャツ、赤と紫をベースとするカラーパレットも“不良”の世界観を色濃くする。ブランドアイデンティティーのテーラードは、全てオリジナル素材で製作。中盤に連打したスクールストライプの生地は、1837年創業のイギリスの生地メーカー、ムーン(MOON)に製作を依頼した。

 ランウエイにはプロモデルのほか、馬渡デザイナー原宿と渋谷でハントした一般人も登場し、“渋谷のリアル”を表現した。

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「ディーゼル」が2022-23年秋冬コレクションをNFTとして販売 NFTプラットフォームを開設

 
 「ディーゼル(DIESEL)」はこのほど、新たなプラットフォーム「ディー・バース(D:VERSE)」をローンチした。NFTの販売に加え、ユーザー同士が交流できる場として運営する。

 まずはクリエイティブ・ディレクターに就任したグレン・マーティンス(Glenn Martins)のデビューコレクションとなった2022-23年秋冬のアイテムをNFTとして販売した。実際のアイテムとともに、数量限定でNFTバージョンのファッションピースを購入できるようにした。初回のNFTはフェイクファーのジャケットとパファージャケット、スニーカー、ブレスレットをラインアップ。スニーカーは「ディーゼル」のNFTオーナーによる投票で色が決まり、一点物のジャケットのNFTはデジタルオークションハウスのラリブル(RARIBLE)でオークションにかけられた。NFTは通常の通貨もしくは仮想通貨で購入が可能だ。

 またメンバー同士はゲーマーコミュニティで人気のメッセージプラットフォーム、ディスコード(DISCORD)を通じて交流できるようになっている。今後はNFTのセールや抽選、エアドロップ(仮想通貨の配布イベント)、メタバースのウエアラブル、ブランドの新規プロジェクトにアクセスできるようになる。

 「ディーゼル」は以前にもデジタルファッションハウス「ザ ファブリカント(THE FABRICANT)」とNFTマーケットプレイスの「NEUNO.IO」とともにスニーカー“プロトタイプ(PROTOTYPE)”のNFTを制作。ほかにも近年NFT市場に進出するブランドが増えており、たとえば「ジョン リッチモンド(JOHN RICHMOND)」は9月のミラノ・ファッション・ウイーク期間中にコレクションをNFTで披露すると発表した。また「プレイン スポーツ(PLEIN SPORT)」もメタバースネイティブブランドとしてリブランディングし、スニーカーをNFTとともに販売。NIGO®による「ケンゾー(KENZO)」のデビューコレクションでも、NFTが登場した。

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「ジョー マローン ロンドン」から地中海の夏をイメージした香りが登場

 「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」は4月8日、毎年恒例の“ブロッサムズ”コレクションを限定発売する。今年は地中海に浮かぶサルデーニャ島からインスパイアされた香りが登場。海岸に照りつける日差しとともに、黄金色の砂に打ち寄せられる穏やかな波打ち際で太陽がゆっくりと水平線に沈む、地中海の夏の夕暮れをイメージした。公式ECサイトでは15日から取り扱う。

 “シー ダフォディル コロン”(50mL、税込1万3750円/100mL、同1万9030円)はイランイランの輝きとクリーミーなサンダルウッドが絡む温かみのあるバニラが特徴の香り。太陽の日差しを感じるようなフローラルなフレグランスだ。“ビター マンダリン コロン”(50mL、同1万3750円/100mL、同1万9030円)は地中海に暮らす人々のスピリットをイメージ。柑橘類の木が並ぶイタリアの路地で、人々がオレンジスピリッツと炭酸が注がれた食前酒を飲み交わす様子を描いた。生き生きとしたマンダリンに温かみのあるアンバーとオリスを加え、ピリッとしたフレッシュが爽快な魅力を生み出す。

 また以前も同コレクションで発売された“シルク ブロッサム”の香りがコロン(50mL、同1万3750円/100mL、同1万9030円)とディフューザー(165mL、同1万4190円、4月下旬発売予定)として再登場する。魅惑的なフローラルな香りだ。そのほか定番品の“オレンジ ブロッサム”の香りはヘアミスト(30mL、同7040円、4月下旬発売予定)として、“ネクタリン ブロッサム & ハニー”の香りもディフューザー(165mL、同1万4190円、4月下旬発売予定)として限定ボトルで再登場する。

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「オニツカタイガー」がフォクシー イラストレーションズとコラボ 東京拠点のアーティスト

 「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、東京を拠点に活動するアーティストのフォクシー イラストレーションズ(foxy illustrations)とのコラボレーションアイテムを3月18日にECサイトで先行発売する。25日からは一部直営店でも取り扱う。

 コラボコレクションは、ロングスリーブTシャツ1型(税込8800円)とTシャツ2型(同6600円)、トートバッグ3型(同3300円)の全6型を用意する。アイテムにはフォクシー イラストレーションズが今回のためだけに描いた3種類のオリジナルキャラクターをプリントしており、それぞれが「オニツカタイガー」の人気スニーカーやタイガー柄のアイテムを着用している。

 同ブランドは、2022年の干支が寅年であることを記念し、1年を通してさまざまなアーティストを招へいするプロジェクト“イヤー オブ オニツカ タイガー(Year Of Onitsuka Tiger)”を実施しており、今回のコラボも同プロジェクトの一環だ。

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「クラネ」が「スピード」とコラボ 大人が楽しめるセパレート水着など

 「クラネ(CLANE)」は、ゴールドウインのスイムウエアブランド「スピード(SPEEDO)」とコラボレーションしたアイテムを「クラネ」オンラインストアで4月1日から予約販売を開始する。一般販売は6月3日から。

 アイテムは、上下で自由にコーディネートを楽しめるセパレートタイプの水着(税込2万2000円)や、水陸両用のラッシュガード(同2万2000〜2万4000円)などをそろえる。「スピード」の機能性と「クラネ」のデザイン性を掛け合わせた、大人が夏を楽しめるラインアップを用意した。

 水着は長めのトップス丈と胸元が開きすぎないカッティングで、ゆとりのあるハイウエストパンツが体型をカバーする。日常着としても着用できるデザインが特徴で、カラーはブラックとボルドーの2色。

 “ダブルフェイス ラッシュガード”はさまざまな着こなしが可能で、クロスして裾のスナップボタンを留めて着るなど、用途に合わせて4WAYの着用が可能だ。UV機能やストレッチ性、速乾性を備え、カラーはグレーとネイビーの2色。“ボリュームスリーブ ラッシュガード”は、「クラネ」定番のスモックシャツのデザインを取り入れ、コードでウエストを絞ることができる。リラックス感のあるビッグシルエットで、カラーはブラックとベージュを用意する。

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「リトルビッグ」2022-23年秋冬東京コレクション

 「リトルビッグ(LITTLEBIG)」が2022-23年秋冬コレクションを東京で発表した。

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反戦を訴える「ステラ」にパリコレ復帰の「サカイ」、青春時代を描く「ルイ・ヴィトン」 2022−23年秋冬パリコレ現地リポートvol.5

 ボンジュール!欧州通信員の藪野です。今日もパリは雲一つない快晴ですが、気温はかな〜り低め。会場前で長時間張り込むフォトグラファーたちは、きっと大変だろうなと思います。いよいよパリコレも残すところあと2日。3月7日のダイジェストをお届けします!

STELLA McCARTNEY

 「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」は音源を通して、反戦を強く訴えました。ショー開始前に流れたのは、1963年に当時アメリカ大統領だったジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)が行った演説「平和のための戦略(THE STRATEGY OF PEACE)」フィナーレには、ジョン・レノン(John Lenon)とオノ・ヨーコ (Yoko Ono)を中心に結成されたプラスティック・オノ・バンド(Plastic Ono Band)の「平和を我等に(GIVE PEACE A CHANCE)」を使用しました。

 これらに関しては、日々深刻化する状況を受けて変更したものだそう。ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)は、ウクライナで戦争が起こっている今、パリコレでショーを行うことに対して「尋常ではない気持ちを抱いている」とし、「コロナのときもそうだったが、今はもっと悲しく矛盾を感じる。だから、何らかの形で反戦の表現をしたかった」と話しました。ミラノの「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」や、昨日の「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「ヴァレンティノ(VALENTINO)」もそうですが、多くの業界人がこの状況下でファッション・ウイークに参加することに疑問やもどかしさを抱く中、ショーを通してこのようなメッセージを世界へと発信するデザイナーたちの姿勢には、一種頼もしさを感じます。

 今季の会場は、ポンピドゥー・センターの最上階。「ステラ バイ ステラ(Stella by Stella)」と題し、アメリカ人現代アーティストのフランク・ステラ(Frank Stella)の作品の世界観を同ブランドらしいスタイルに落とし込んだウエアラブルでアートのようなコレクションを発表しました。キーアイテムは、フランクの作品を想起させるV字ラインやストライプを用いたニットのセットアップやテーラードアイテム、人工ファーコート。ポップカラーもしくはモノトーンで彼の抽象画をプリントしたスーツやドレスもあります。

 デザインは、メンズのテーラリングにヒントを得たボクシーなシルエットや力強い肩のライン、白のトップステッチを加えたワークウエアのようなディテール、袖やスカートに軽やかで丸みのあるシルエットを描くギャザードレープが特徴。小さなブラトップのデザインや胸元の大胆なカット、サテンのスリップドレスが、センシュアルなムードを加えています。

 サステナビリティの追求で知られる同ブランドですが、今シーズンはコレクション全体の67 %が環境に配慮した素材で作られているそう。また、ワイン製造時に出るブドウの皮から作られたレザーの代替素材「ヴェジェア(VEGEA)」を使用したバッグやスニーカーの制作にも新たに取り組んでいます。

SACAI

 「サカイ(SACAI)」がついにパリに戻ってきました‼︎今季フォーカスしたのは、シェイプ。伝統的なメンズのワードローブを想起させるピンストライプのスーツや、トレンチコート、アビエータージャケット、フィッシャーマンニット、スポーティーなウエアといった「サカイ」らしいアイテムをベースに、ボリュームのコントラストを効かせたハイブリッドスタイルを提案します。

 ビスチエのようなデザインや、ハイウエストもしくはローウエストからふっくら広がるシルエット、バッスルを入れたように誇張されたヒップは、オートクチュールドレスを想起させます。昨年、「ジャンポール ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」でクチュール・コレクションのゲストデザイナーを務めた経験が、クリエイションに好影響を与えたのがうかがえます。シルクシフォンやレースなどの繊細で透け感のある素材、ブラトップ風のディテール、大胆なスリットによりパンツがスカートに変わるアイテムなど、エレガンスと色気を漂わせます。

 ショーでは、「カルティエ(CARTIER)」とのコラボレーションによる“トリニティ”の限定コレクションも披露しました。今回の会場は、豪奢な装飾とシャンデリアが特徴的なパリ市庁舎のホール。ショー前後のライトアップや座席、コレクションのアクセントカラーに使用された赤には、「カルティエ」への敬意を感じました。「ゴルチエ」や「カルティエ」だけでなく、「ディオール(DIOR)」のメンズから「ナイキ(NIKE)」「ポーター(PORTER)」まで、多彩なトップブランドとの協業を手掛ける阿部さん。今後も、さらなる活躍に目が離せません!

 ショー後に届いたプレスリリースの最後の言葉は、“愛は危機を救う(LOVE SAVES THE DAY)”や“愛は勝つ”といった意味合いのフレーズで、「サカイ」が16-17年秋冬にキーメッセージに掲げた“日常を救うのは愛(LOVE SAVES THE DAY)を思い起こさせました。当時、阿部さんが語っていたのは「デジタルで何でもできる世の中でも、最終的に大切なのは人と人とのつながりだと感じた」ということ。同じようなことを、コロナの影響でデジタル化を余儀なくされてきたこの2年であらためて感じたのかもしれません。そして、フィナーレに使われた楽曲も、ジョン・レノンの「Love」。みんな今必要と感じているのは愛や人間的なつながりであり、今シーズンのパリは愛をたたえるブランドが多いです。

LOUIS VUITTON

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の会場は、いつものルーブル美術館ではなくオルセー美術館。ここでファッションショーが開催されるのは史上初のことだそうです。ファッション・ウイーク中はなかなか美術館に行く時間もないので、会場で芸術に触れられるのはうれしい限り。数々の彫刻が並ぶ1階ほぼ全てを使ったショー空間は、作り込まずともアートが持つ力にあふれています。

 今季、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)が探求したのは”儚く、美しく、心が揺れ動く青春時代”。制限を設けることなく、自分の世界や個性を自由に築き上げる瞬間に着目しました。ファーストルックは、ネットフリックスの韓国ドラマ「イカゲーム」で話題を集め、同メゾンのアンバサダーにも就任した女優のチョン・ホヨン(Jung Ho-yeon)。過去に「ルイ・ヴィトン」のショーに出演したこともある彼女が、ビッグシルエットのレザージャケット、ビンテージ風の花柄のネクタイを結んだシャツ、たっぷりとしたワイドパンツをまとい、ランウエイにカムバックです!

 そんなファーストルックが象徴するように、中心となるのは、極端に大きなテーラードアイテムや、ミリタリー風アウター、スポーティーなジャケットに、タイドアップしたシャツ、ワイドパンツやスーツを組み合わせたスタイル。タートルネックのセーターにツイードやニットを用いたエプロンドレスや学生服からヒントを得たスカートを合わせたり、プリーツがヒラヒラ揺れるロマンチックなマキシドレスの上にオーバーサイズのラガーシャツやノスタルジックなフラワーモチーフセーターをレイヤードしたりと、自由な発想でスタイリングやプロポーションバランスを楽しんでいます。

 登場するアイテムは、例えるなら、お父さんやおばあちゃんのクローゼット、もしくはビンテージショップで見つけてきたよう。それを若者たちが好きなように組み合わせて、街に繰り出すといった雰囲気です。ただ、ニットやツイードの上にビーズやスパンコール刺しゅうを加えたり、パンツの柄をすべて刺しゅうで描いたり、ストライプを細く切った生地をはぎ合わせて表現していたりと、そこにはラグジュアリーメゾンならではの手の込んだディテールが見て取れます。

おまけ:今日のワンコ

 「ルイ・ヴィトン」の会場で、ぬいぐるみのように抱きかかえられたワンちゃんをキャッチ。飼い主さんは顧客でしょうか、22年クルーズ・コレクションのドレスを着ていました。そして、会場を奥に進むと、ジャン・バティスト・カルポー作の彫刻にもワンちゃん発見。少年を見上げる表情がなんとも愛らしいです。

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「ベッドフォード」2022-23年秋冬東京コレクション

 「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」が2022-23年秋冬コレクションを東京で発表した。

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リアーナの「サヴェージ×フェンティ」がIPOを検討か 米メディアが報じる

 リアーナ(Rihanna 本名:ロビン・リアーナ・フェンティ)によるランジェリーブランド「サヴェージ×フェンティ(SAVAGE X FENTY)」が、IPO(新規上場)を目指して情報収集をしていると米ブルームバーグ(BLOOMBERG)が報じた。

 情報筋によれば、同ブランドはIPOの実施を検討するため、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)系の投資会社、Lキャタルトン(L CATTERTON)のほか、米証券会社のゴールドマン・サックス(GOLDMAN SACHS)やモルガン・スタンレー(MORGAN STANLEY)などのアドバイスを受けているという。米「WWD」によれば、いずれの会社もコメントを差し控えるとしている。

 「サヴェージ×フェンティ」は2018年の設立。さまざまな人種や体型、性自認のモデルを起用して多様性を表現する姿勢が称賛され人気を博している。同ブランドによれば、顧客の65%は18~35歳。当初はオンラインストアのみで販売されていたが、22年1月に初の実店舗をラスベガスにオープン。情報筋によると、ニューヨーク・ブルックリンにも出店する予定があるという。

 同ブランドは21年2月にLキャタルトンなどから1億1500万ドル(約134億円)を、22年1月には米投資会社ニューバーガー・バーマン(NEUBERGER BERMAN)などから1億2500万ドル(約146億円)を調達している。仮に23年にIPOを実施する場合、バリュエーション(評価額)は30億ドル(約3510億円)に達する可能性があると専門家らは見る。

 Lキャタルトンは、21年1月にフランスのアウトドアブランド「ジョット(JOTT)」の過半数株式を取得。3月にはLVMH会長兼最高経営責任者のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)一族の投資会社フィナンシエール アガシュ(FINANCIERE AGACHE)と共同でビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)の過半数株式を取得したほか、7月にはエトロ(ETRO)の株式の60%を取得している。22年2月には、Lキャタルトン自身もIPOを検討していることが報じられた。

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仙台の百貨店やSCが臨時休業 16日夜の地震で

 16日23時36分ごろ発生した福島県沖を震源とする地震を受けて、東北の商業の中心である仙台では、商業施設が17日を臨時休業や時短営業にしている。

 百貨店の藤崎が食料品などを除いた大半のフロアを休業としたほか、仙台三越、仙台パルコ、三井アウトレットパーク仙台港も臨時休業を発表した。仙台駅の駅ビルであるエスパル仙台は開店時刻を13時にするとウェブサイトで告知しているが、テナントによっては開店時刻の後ろ倒しや臨時休業も見込まれるとしている。各店とも施設の安全確認を徹底すると同時に、従業員や顧客に配慮して対応を決めた。

 仙台エリアでは正午時点ではJRや地下鉄の運休や大幅な遅れが目立つ。JR東日本などは安全確認が済み次第、午後から順次、運転を再開する見通しだ。

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三井不動産と考える“SDGs時代”の「人が主役の街づくり」 日本橋編

 三井不動産は「人が主役の街づくり」「街づくりを通して、持続可能な社会の構築を実現」を理念に掲げる。全国で展開する三井ショッピングパーク・ららぽーとや三井アウトレットパークといった商業施設では、子育て世代を軸にした施設環境やサービスの充実で、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)を推進する。東京・日本橋では「残しながら、蘇らせながら、創っていく」のコンセプトの下、地域の人々と開発を進める。ミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)(東京・渋谷区)では、南北2つに分かれていた旧渋谷区立宮下公園を1つにし、公園・商業施設・ホテルが一体となった次世代型の複合施設として、環境配慮の施策を積極的に行う。“SDGs時代”にフィットする三井不動産のサステナブルな取り組みを全3回の短期連載で紹介する。第2回は、同社が開発を進める「日本橋イーストエリア」を紹介する。

「日本橋イーストエリア」を
多様な人々が集まる場に

 三井不動産は2004年のCOREDO日本橋(東京・中央区)の開業を皮切りに、「残しながら、蘇らせながら、創っていく」をコンセプトに官民地域一体となって、日本橋再生計画を推進してきた。2019年ごろからは昭和通りを境にウエストエリアとイーストエリアという個性の異なる2つのエリアを合わせた「GREATER日本橋」を舞台に、多くの仲間を巻き込むオープンな街づくりを推進。同社は、イーストエリアをより活性化させるため、個性的な路面店舗の誘致を行うなど、新たな賑わいを生み出している。

 現在、イーストエリアの開発を主導するのは、入社2年目の若手社員、ビルディング事業企画部事業企画グループの金子亮介(以下、金子担当)だ。「街を持続的に発展させるには、多様な人々が集まる場であることが大切」といい、風情ある街の風景を残しながら、コミュニティーをつなげるエンタメコンテンツがあふれる街づくりを実践する。

アーティスト支援型の
ホテルでクリエイティブな
コミュニティーを広げる

 21年4月にオープンしたアートホテル「ビーエヌエー ウォール(BnA_WALL)」(東京都中央区日本橋大伝馬町1-1)は、地域に根差したエンタメコンテンツに価値を置く金子担当の肝いり企画だ。「旅人がパトロンになるホテル」というユニークなコンセプトを導入したアーティスト支援型のホテルで、宿泊費の一部が客室の内装デザインを手掛けたアーティストに還元される仕組み。客室は全26部屋で、23組の気鋭アーティストやアートディレクターらが参加した。中にはYOSHIROTTENやカワムラユキらが手掛けた部屋もある。地下1階にはスタジオを構え、宿泊者は1階からアーティストの制作過程を見学できる。

老若男女が集うエリア唯一の
フードホールや
地元に開かれた
コーワーキングスペース

 「ビーエヌエー ウォール」の向かいに位置するのは、20年9月にオープンしたイーストエリア唯一のフードホール「カミサリー 日本橋(COMMISSARY NIHONBASHI)」(東京都中央区日本橋本町3-11-5)。細長い通路には、ピザショップの「ピザ スライス(PIZZA SLICE)」、タコスショップの「北出タコス(KITADE TAKOS)」、クラフトビール専門店「アワークラフト(OUR CRAFT)」、ベーカリーの「チガヤ ベーカリー(CHIGAYA BAKERY)」、カフェ「マインド スパ(MIND SPA)」の5テナントが並ぶ。フードを調理する工場を併設し、作り手の顔が見える直売所となっている。ニューヨークで経験を積んだ「北出タコス」の北出茂雄オーナーや「ピザ スライス」の猿丸浩基氏らが手掛けていることもあり、店内はブルックリンのような雰囲気。地域の住人やオフィスワーカーのほか、これまで同エリアに少なかった若年層も集う。金子担当は、「老若男女さまざまな人たちが行き交う街を作ることが私たちの理想だ。日本橋を若い人たちにとっても身近に感じてもらえるきっかけになった」と話す。

 また、6階建てのコーポラティブオフィス「ソイル 日本橋(SOIL Nihonbashi)」(東京都中央区⽇本橋⼩⾈町14-7)は、21年12月にオープンした。近隣に住む人々が利用する公園と隣接するビルの立地を生かして、地域内外の人々の交流が生まれるローカルコミュニティーの拠点としての役割を担う。金子担当はある絵を見ながらSOIL運営会社の代表と交わした会話が忘れられないという。その絵は、80人がそれぞれ80の遊戯をしている「子供の遊戯」(ピーテル・ブリューゲル)である。「『公園は公の園であり、この絵のような景色を創りたい』という代表の想いに共感。この堀留児童公園で代表とともに、その景色を実現したいと思った」と話す。

 1階はカフェベーカリー「パークレット(PARKLET)」で、店内から公園へ自由に出入りできる。2階は会員制コワーキングスペースとして、自由席と固定席を用意。3階以上は個室オフィス(5階は桂屋ファイングッズの染色工房)で、ローカルと繋がりが深いベンチャー企業や建築・デザイン関連会社などが多く利用する。公園に面した大きく開放感のある窓からは、仕事中も遠くから子どもの笑い声が聞こえる。今後、入居者同士がつながり、地域の子どもたちも参加できるイベントやワークショップを定期開催していくことを目標にしている。

「いろんな“障がい”で
社会参加できない人に手を
「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」

 21年6月にオープンした「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」(東京都中央区日本橋本町3-8-3)は、D&Iを実装した店舗として話題を集める。店内で接客するのは、身体障がいなどさまざまな理由で社会参加が困難な人が遠隔で操作するロボットたちだ。

 開業当初から同カフェで働く柳田幸樹さんは三重県在住。高校生のときに事故に遭い、四肢に麻痺を抱える。これまでは翻訳の仕事など自宅で一人で作業することが多かった。そんな柳田さんは同カフェと出合い、再び人との交流を楽しみながら仕事しているという。現在は週4日のペースで勤務。柳田さんは、「お客さんをはじめ、カフェで働く店員さん、パイロットの仲間との出会いもありがたかった。普段の生活では関わりが少ない子どもたちともこのカフェでは交流できる。世界が広がり、人と話すことを避けていた過去よりも今の方がはるかに楽しい」と話す。

 “パイロット”と呼ばれる操縦者には現在約70人が登録している。金子担当は、「“パイロット”の中には、身体的障がいを抱える人以外にも子育て中のママや海外赴任中の人もいる。このカフェでは、さまざまな“障がい”を持つ方々も含めて、多様な人々がつながる場が実現できていると実感している。このスポットを起点に日本橋をインクルーシブな街にしていきたい」という。

 「日本橋イーストエリア」では、これまで上記の施設を含む約10の新施設が開業した。「面白い種」としてまかれた一つ一つの施設がそれぞれの魅力を発揮し、多様な人々が集まる街へと進化している。金子担当は、「日本橋を拠点に構える三井不動産は1941年に設立したが、江戸時代から残る店も多いこの地域では、まだまだ新参者という立場。この街のさらなる進化につながるような無形資産も残していきたい。今後は日本橋エリア全体でテナント同士のつながりが生まれ、自然にクリエイティブなアクションが生まれる街にしていきたい」と話す。

PHOTOS:KAZUSHI TOYOTA
問い合わせ先
三井不動産 広報部
03-3246-3155

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青山学院大学発のファッション系サークルが展示会を開催 「学生として社会に何を発信できるか」

 青山学院大学発のファッション系サークル、AOYAMA FASHION ASSOCIATION(アオヤマ ファッション アソシエーション以下、AFA)は3月24〜25日、2021-22年コレクションの展示会を渋谷で開催する。

 展示会のタイトルは、「PARANOID SUN(パラノイド サン)」。「誇大妄想的な、病的に疑い深い」を意味する“パラノイド”と、「太陽、希望、憧れ、象徴」を意味する“サン”を組み合わせて、「自分たちが信じ、当たり前だと思い込んでいるものに対する確実性や存在そのものを問う」コレクションを制作したという。ノルウエー出身の現代美術アーティスト、マティアス・ファルドバッケン(Matias Faldbakken)や漫画「AKIRA(アキラ)」の世界観をインスピレーションに、「常識や日常を疑うという視点」で洋服作りを追求した。

 松本航之助AFA代表は、「“ファッションブランド”サークルを名乗るAFAにとって展示会は、自分たちの1年間の集大成であるコレクションを社会へ発表する場だ。ブランドとして洋服を販売する機会でもある。団体が何を目指しているのか、何をしてきたのか、学生として社会に何を発信できるのか。模索しながら進んできた21年度の現在地点を届けたい」と語る。

■AOYAMA FASHION ASSOCIATION 2021-22 COLLECTION「PARANOID SUN」展示会
日程:3月24〜25日 13:00〜19:00
場所:レオン・インターナショナルショールーム
住所:東京都渋谷区渋谷1丁目20番26 ユーエスト青山ビル1階
※要予約。予約は特設サイトおよびサークル公式インスタグラムのダイレクトメッセージから

 AFAは、2018年設立のサークル。青山・渋谷エリアを拠点に、ファッションのデザインや生産管理、販売を行う。22年現在は、100人を超えるメンバーが在籍する。制作コンセプトは「プロと共に最高品質のファッションを作る」。販売できる製品クオリティーを目指し、パターン制作から資材手配、縫製までデザイン以外の全ての工程を提携先のOEM会社に外注する形で運営している。学生だけでなく業界や社会とつながる、“ニュー アソシエーション”を作ることを目的とし、社会も学生も巻き込んだ新たなファッションの企画実現を目指す。

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「ネグレクトアダルトペイシェンツ」2022-23年秋冬東京コレクション

 「ネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATIENTS)」が2022-23年秋冬コレクションを東京で発表した。

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資生堂が創業150年を記念し、香りのイベント開催 セルジュ・ルタンスの名香30周年記念ボトルを販売

 資生堂銀座本店「シセイドウ ザ ストア(SHISEIDO THE STORE)は3月17日から6月14日、イベント「ア ビューティフル ジャーニー(A BEAUTIFUL JOURNEY)」の第二弾を開催する。「香りの芸術」をテーマに掲げた今回のイベントでは、資生堂が生み出してきた香りの芸術や、香水の過去から未来を巡る展示を行い、有識者を招いたオンライントークイベントを開催する。

 また、アーティストのセルジュ・ルタンス(Serge Lutens)が初めて資生堂のために手がけた名香“フェミニテデュボワ”の30周年を祝して、記念ボトルを発売するほか、“セルジュ・ルタンス コレクションノワール50ml”と資生堂の150周年限定スイーツがセットになった限定ビューティーパッケージ “セルジュ・ルタンス”(1万4300円)も登場する。

 「シセイドウ ザ ストア」は化粧品販売にとどまらず、エステやヘアメイクなどの美容サービス、フォトスタジオでの撮影サービス、美容セミナーの開催など、美のソリューションを総合的に提案する。

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「アディダス」から初のワイヤレスイヤホン アスリートの動きを参考に人間工学に基づいて開発

 「アディダス(ADIDAS)」は3⽉18⽇、ブランド初のワイヤレスイヤホン3型を発売する。アスリートの動きを参考に、人間工学に基づいて開発したもので、⾬や汗にも強い。価格は編集部調べで税込1万2980〜2万4980円。販路は「アディダス」の公式オンラインショップや全国の家電量販店だ。

 例えば、“FWD-02 SPORT”は1回の充電で約6時間の⾳楽再⽣が可能で、充電ケースを使えば最⼤約25時間再⽣できる。

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UAのECブランド「シテン」がポップアップイベント 藍染体験も実施

 ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS、以下UA)は、EC軸のブランド「シテン(CITEN)」のポップアップイベントを、東京・下北沢の商業施設リロード(reload)で3月19〜21日に実施する。また、「ユナイテッドアローズ」「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング(UNITED ARROWS GREEN LABEL RELAXING、以下GLR)」の全国主要都市の店舗でも4〜5月にポップアップを順次開催する。

 下北沢のポップアップイベントでは、春夏商品の販売のほか、藍染ワークショップの開催や花の販売会を実施する。春夏アイテムをほぼフルラインアップでそろえ、サンプルのみを展示する一部夏物はその場でECでの予約が可能だ。21日に行う藍染ワークショップでは、染物作家の下道千晶を招いて「シテン」のギフトバッグで藍染体験を行う。花の販売会では、イベントの空間演出を手がける東京・青山のフラワーショップ、ロジプランツアンドフラワーズ(logi plants&flowers)が参加する。

 4月8日から順次開催する「UA」「GLR」各店でのポップアップは、「シテン」の夏アイテムを用意する。定番アイテムのスエットやデニムなどに加えて、ウィメンズのバブルヘムショートブラウス(税込5990円)や、シアークロシェロングワンピース(税込7990円)などを取りそろえる。

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「ブルガリ」や「ロレアル パリ」アンバサダーの中国人俳優ダン・ルン、脱税で19億円支払う

 「ブルガリ(BVLGARI)」「ロレアル パリ(L'OREAL PARIS)」「ロジェ ヴィヴィエ(ROGER VIVIER)」など、複数のブランドのアジアや中国市場におけるアンバサダーを務める中国人俳優のダン・ルン(Deng Lun)は、脱税していたとして罰金や追徴課税などを含む1億600万人民元(約19億円)を支払った。これを受け、「ロレアル パリ」は直ちに契約を解除。同氏のSNSアカウントなどは現時点で全て削除されている。

 上海の税務当局によれば、同氏は2019年から20年にかけて架空の事業を通じて所得を虚偽申告し、4700万人民元(約8億4000万円)の個人所得税などの納税を逃れていた。

 ルンは1992年生まれ。「マイ・ディア・フレンド~恋するコンシェルジュ~」や「私だけのスーパースター~Mr. Fighting~」などの人気ドラマに出演しているほか、中国の主要ファッション誌の表紙にも数多く登場している。同氏は本件に関し、「税務当局の決定に全面的に従う。全ての責任を受け止め、これからも一生懸命働き続けていく。コロナ禍の中、公的機関を煩わせてしまい大変申し訳なく思っている」と中国版のツイッター、ウェイボー(微博、WEIBO)でコメントを発表した。

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EC「ユークス」が新サステナプロジェクトを始動 余剰生地を使ったカラフル&ポップなスカートなどを発売

 ユークス ネッタポルテ グループ(YOOX NET-A-PORTER GROUP)が運営するECサイト「ユークス(YOOX)」は3月22日(イタリア時間)、新サステナブルプロジェクト「リシンク・ウィズ・ラブ(RETHINK WITH <3)」をスタートする。第1弾として、イタリア人デザイナーのカテリーナ・ガッタ(Caterina Gatta)とコラボする。

 イタリアの工場で回収した余剰生地を使い、トップス 10点とスカート10点を生産する。価格はトップスが税込1万8500円、スカートが2万9500円を予定。「ユークス」内のみで販売する。余剰生地とはいえ、イタリアらしくカラフルでポジティブなのが特徴だ。

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横浜fカレッジが東京ファッションテクノロジーラボと提携 3Dモデリストの育成を4月に開始

 ファッション・ビューティの専門学校、横浜fカレッジは、ファッションテック専門スクールの東京ファッションテクノロジーラボと提携し、4月から3Dモデリストの育成に取り組む。初年度は、横浜fカレッジのファッションライフデザイン学科の2・3年次(約30人)を対象とし、東京ファッションテクノロジーラボのスタッフが講師を務める。

 3Dモデリストとは、作図した2Dの型紙と連動させて3DCGを製作するファッション業界の新たな職種。従来はパタンナーが作った型紙からサンプルを作成していたが、廃棄サンプルも多く、業界の課題となっていた。

 横浜fカレッジは、「3Dモデリストの普及により、廃棄削減はもちろん、量産までのスケジュール短縮も期待できる。リモートワークも可能なため、新たな働き方やファッション業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)化にもつながるだろう。さらに3Dモデリストの技術は、ゲームやメタバースのキャラクターやアバターのファッションデザインにも生かせる」と話す。

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香水“メゾン クリスチャン ディオール”がフラワーアーティスト東信とコラボ 作品がブティックを彩る

 「ディオール(DIOR)」はフラワーアーティストの東信(あずま・まこと)とコラボレーションし、フレグランスコレクション“メゾン クリスチャン ディオール”の香りから着想を得た作品を、3月18日から同コレクションを扱う店舗に飾る。

 3月から4月にかけては桜、4月下旬からはクリスチャン・ディオール(Christian Dior)が幸運のお守りとして愛したスズランをモチーフにした作品を展示する。

 東は、巨大な氷の中に花を閉じ込めたり、松の盆栽を宙吊りにしたり、大胆な作風で知られる。今回のコラボレーションに際しては、「“メゾン クリスチャン ディオール”の香りは、花の美しさと豊かさに満ちあふれている。今回は、花の一生を表現したい」と話す。

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銀だこ25周年、コラボスニーカー製作。タコヤキソール!?

「築地銀だこ」を展開する株式会社ホットランド(本社:東京都中央区、代表取締役社長:佐瀬 守男)が、25周年記念として純国産スニーカーブランド 「blueover(ブルーオーバー)」とのコラボスニーカーのプレゼントキャンペーンを3月14日(金)からスタートさせた。
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焼売の次は『肉団子』が来るか?専門店に行ってわかった「惜しさ」と「ポテンシャルの高さ」

餃子ブームが一段落したところに起きた焼売トレンド。ほかにも小籠包やワンタンなど、点心をメインに掲げた中華酒場が、ネクストヒットを狙って次々とオープンしている。その中で、ダークホース的な存在感を放っているのが肉団子業態だ。
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「SK-II」がブランドアンバサダーにTWICEのミナを起用

 「SK-II」はグローバルブランドアンバサダーにK-POPグループのTWICEのミナ、中国人女優のウェンディ・チャン・ツィフォン、中国人ミュージシャンのリア・ドゥを迎え、新キャンペーン「PITERA(TM)&Me(ピテラ(TM)と私)」を始動する。その一環として、3人を起用したセルフ撮影によるドキュメンタリー動画シリーズを公開した。

  キャンペーン「ピテラ(TM)と私」では、それぞれのアンバサダーが看板製品の“フェイシャル トリートメント エッセンス”に対する思いを語っている。TWICEのミナの動画は、新生活を前に日常から離れた空間で自分を労わるリトリート旅に出かける内容になっている。ミナが素肌でリラックスした様子を自身で撮影し、スキンケアやプライベートについて本音を告白。「新生活の目標は、やっぱり、自分を大事にしてあげることじゃないかなと思います。私はデビューしてから忙しかったので、 これから自分を見つめ直す時間とか自分について知る時間、肌の管理に取り組む時間も持ちたいです。“フェイシャル トリートメント エッセンス”で、肌のケアも頑張りたいと思います!」とコメントしている。

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「SK-II」がブランドアンバサダーにTWICEのミナを起用

 「SK-II」はグローバルブランドアンバサダーにK-POPグループのTWICEのミナ、中国人女優のウェンディ・チャン・ツィフォン、中国人ミュージシャンのリア・ドゥを迎え、新キャンペーン「PITERA(TM)&Me(ピテラ(TM)と私)」を始動する。その一環として、3人を起用したセルフ撮影によるドキュメンタリー動画シリーズを公開した。

  キャンペーン「ピテラ(TM)と私」では、それぞれのアンバサダーが看板製品の“フェイシャル トリートメント エッセンス”に対する思いを語っている。TWICEのミナの動画は、新生活を前に日常から離れた空間で自分を労わるリトリート旅に出かける内容になっている。ミナが素肌でリラックスした様子を自身で撮影し、スキンケアやプライベートについて本音を告白。「新生活の目標は、やっぱり、自分を大事にしてあげることじゃないかなと思います。私はデビューしてから忙しかったので、 これから自分を見つめ直す時間とか自分について知る時間、肌の管理に取り組む時間も持ちたいです。“フェイシャル トリートメント エッセンス”で、肌のケアも頑張りたいと思います!」とコメントしている。

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「フミエ タナカ」が初のショーで見せた涙 平和への祈りを込めたフィナーレ

 田中文江による「フミエ タナカ(FUMIE TANAKA)」は16日、2022-23年秋冬のファッションショーを行った。20年春夏にブランド名を「ザ・ダラス(THE DALLAS)」から「フミエ タナカ」に改名後、ショーは初となる。会場の恵比寿ガーデンプレイス中央広場は、故カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が20年前に「シャネル(CHANEL)」の東京でのショーの会場に選んだ特別な場所であり、もともと「フミエ タナカ」が(コロナ禍でキャンセルになった)20-21年秋冬ショーを計画していた念願の地だ。

35人のモデルたちが着こなす
無国籍でエキゾチックなスタイル

 コレクションはビンテージ、クラシック、ミリタリー、アウトドアなどさまざまな要素を融合した「フミエ タナカ」らしいミックススタイル。スリットを入れたジャケットとパンツのセットアップがあれば、エキゾチックな花柄や幾何学柄のドレス、ミリタリーやアウトドアの要素を入れたアウター、ロマンチックなレースのフリルドレスまで豊富にそろう。カラーパレットは、ブラウンやカーキ、グレーを基調に、ブルーとシルバーの差し色がポイント。枠にはまらない無国籍でエキゾチックな持ち味が全面に出ていた。そのウエアの多様な個性を表現するように、肌の色もジェンダーも異なる35人のモデルたちがコレクションを着こなした。

 東京発の「エフシーイー(F/CE.)」と初めてコラボレーションし、シルバーバックルとフリンジを施したバックパックやクラッチバッグも発表。コーディネートとして合わせた「レッド・ウィング(RED WING)」のシューズもスタイルを際立てた。

 ラスト4ルックには、ブロンドのウィッグの毛を使った、ショーピースのスカートやドレスが登場。ブロンドは田中デザイナーを象徴するヘアカラーであり、幼い頃に人形遊びが大好きだったという自身のアイデンティティーが現れている。

テーマの“エリア23”と
フィナーレに込めた平和への祈り

 今季のテーマ“エリア23(Area 23)”は、田中デザイナーのラッキーナンバーであり、“ふみ”の語呂でもある。また数字の2は“人への感謝”を、3は“周りには仲間がいるから、勇気をもって前に進める”を意味しているという。

 フィナーレでは、ランウエイに一筋の光が差し込み、モデルたちが広場に集合していく。そして大きな輪になり、静かに空を見上げた。「今、世の中で起こっていることを考えて、生きていることが当たり前ではないということを、モデルやスタッフ、来場者のみんなで再認識する時間にしたかった。ショーが開催できたこの一瞬の幸せを噛み締めて、日々の感謝を伝えたかった」。モデルが退場すると、涙を流す田中デザイナーも姿を見せた。その姿に「ブラボー」と歓声が上がり、涙ぐむ者もいた。平和への願いを込め、感情に訴えかけるコレクションと共に、「フミエ タナカ」は強く前進する。

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