エキセントリックな装いで目立つが勝ち 又吉直樹やシトウレイも来場した東コレ2022-23年秋冬【後編】

 2022-23年秋冬シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」が3月19日に閉幕した。会場には独自の感性を貫いた来場者が多数で、東京らしいミックススタイルを体現する個性派たちを前後編に分けてスナップ形式で紹介する。後編では、17〜19日の3日間から「マリオン ヴィンテージ(MALION VINTAGE)」「ブラックミーンズ(BLACKMEANS)」「ダイリク(DAIRIKU)」「トーガ(TOGA)」のショー会場でスナップを実施した。

 「マリオン ヴィンテージ」の来場者は、総レースのワンピースやパフスリーブのシャツなどロマンティックな装いが目立った。一方で、「ブラックミーンズ」はスタッズ付きのジャケットやパッチワークをあしらったデニムなど、パンキッシュなスタイルが溢れた。「ダイリク」ではビンテージのTシャツやカットオフしたジーンズを取り入れたグランジスタイルが、「トーガ」ではケミカルカラーを取り入れたスタイルや、シャツやデニムなどのベーシックアイテムを現代風に再解釈したルックが際立っていた。

 「ダイリク」にはお笑いコンビ、ピースの又吉直樹や井下好井の好井まさおが、「トーガ」にはフォトグラファーのシトウレイやファッションジャーナリストのマスイユウ、アーティストのとんだ林蘭ら各界の著名人が会場に駆けつけた。

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LVMHがバーチャルアンバサダーを発表 6月開催のテックカンファレンスと「イノベーションアワード」のため

 LVMH モエ ヘネシー·ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、6月15~18日に開催予定のテックカンファレンス、ビバ・テクノロジー(Viva Technology)のためにバーチャルアンバサダーを発表した。

 ブルーグレーの目で、前髪にハイライトを入れたブラウンのウェーブヘアが特徴の女性アバターは、バーチャルアンバサダーとして、LVMHが主催する第6回「LVMHイノベーションアワード(LVMH Innovation Award)」への応募を呼びかけるキャンペーンのビジュアルに登場している。今年は過去最高の応募数となる950以上のスタートアップ企業から応募があったという。

 アバターの名前はまだ決まっていないが、ビバ・テクノロジーでLVMHとその傘下の75ブランドのイノベーション、テクノロジー、デジタル関連のトピックについてプレゼンテーションを行う予定だ。ビバ・テクノロジーはオンラインとリアルで開催し、1500以上の出展者が参加する。パリのポルト・ドゥ・ヴェルサイユ見本市(Porte de Versailles exhibition center)がリアルイベントの会場となる。

 ベルナール·アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者(CEO)は2021年の決算発表会でメタバースへの進出に慎重な姿勢を見せていたが、LVMHはデジタル空間とその関連テクノロジーにまつわる取り組みは以前から行ってきた。21年にはコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)とプラダ グループ(PRADA GROUP)と共同で、ラグジュアリーアイテムのトレーサビリティーと鑑定の証明になるブロックチェーンコンソーシアム「アウラ(AURA)」を設立。傘下の「ルイ・ヴィトン」は16年春の広告キャンペーンのビジュアルにゲーム「ファイナルファンタジー(Final Fantasy)」のキャラクター、ライトニング(Lightning)を起用。さらに19年にはオンラインゲーム「リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)」の運営企業ライアットゲームズ(RIOT GAMES)と提携し、ゲーム内のスキンを提供したほか、大会の優勝カップ専用トランクを制作するといった取り組みをしていた。

 LVMHは20年にイアン・ロジャーズ(Ian Rogers)前チーフ・デジタル・オフィサーが退任して以来、デジタルとイノベーション分野を担う幹部が欠けていたが、1月に元セフォラ(SEPHORA)幹部のネリー・メンサ(Nelly Mensah)をクリプトとメタバース関連の担当としてデジタル・イノベーション・バイス・プレジデントに任命している。

 「LVMHイノベーションアワード」は、オムニチャネル&リテール、メディア&ブランド認知、3D/バーチャル製品体験&メタバース、オペレーション&マニュファクチャリングの卓越性、社員体験&企業の社会的責任、持続可能性の6つの部門からなり、候補者はその技術や作品をメタバース、3Dまたはバーチャルで体験できる形で展示することが求められている。

 同アワードの選考に残った企業はLVMHと傘下ブランドと協業する機会が与えられるほか、各部門賞を獲得した企業はビバ・テクノロジー期間中に開催される授賞式で表彰される。また、データ・AI関連において卓越した技術を提案したスタートアップ企業には特別賞が授与される。最優秀賞は各部門賞と特別賞を受賞した企業の中から選ばれる予定だ。

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春の換毛期が分かれ道!? フサフサな毛並みの保ち方 【ニャンだフルなコスメたち】

 狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.20。猫にちなんで、毎月2(ニャー)日と22(ニャーニャー)日の2(ニャー)回更新しています。今回のテーマは、「猫と人間の換毛期」。モフモフの冬毛がごっそり抜け落ちる春は、人間にとっても抜け毛が増える要注意シーズン。猫と人間の換毛期の決定的な違いを考察しながら、猫のようなフサフサの毛並みをキープするための実力派スカルプケアをご紹介します。

コロコロが手放せない、春の抜け毛シーズン到来!

 ブラッシングで収穫した毛玉がどんどん大きくなっていき、空中に浮遊している猫の毛が鼻の穴から出てくるようになったら、季節は春。やっと寒さから解放される……といううれしさ半分、冬の間に増強されたモッフモフの毛としばしお別れしなければならないさびしさ半分と、少々複雑な気持ちになる季節でもある。

 猫の毛は1つの毛穴から12〜20本の毛が生えており、1本は長く太い「上毛」といい、そのほかは細く短い「下毛」という。日照時間が長くなる春には、毛の生え変わりが活発になり、暑い夏に備えるために冬の寒さから身を守っていたモフモフの下毛が大量に抜け落ち、風通しの良いさっぱりとした短い毛に生え変わる。反対に、日照時間が短くなる冬には寒さに耐えられるように短い毛が抜け落ち、保温性の高い長い毛に生え変わる。このような成長サイクルを繰り返して、猫は皮膚の健康を維持しているのだ。

 外猫と違い、1年中快適な環境で過ごす室内飼いの猫には換毛期があまりないといわれるが、それでも春と秋は普段より多く毛が抜ける。今はまさに夏毛に変わる抜け毛シーズンど真ん中。猫を念入りにブラッシングし、鼻の穴からそよぐ猫の毛を引っこ抜き、服やカーペットに絡みついた毛をコロコロでとりまくる、そんな猫の毛と格闘する日々を送っている。

換毛期は人間にもある。だけど冬にフサフサに戻れるとは限らない

 換毛期とは、哺乳類の毛が抜け替わる時期のこと。なので猫だけでなく人間にもあり、その時期もだいたい一緒だ。ただ1つ違うのは、人間の場合、猫のように冬になればフサフサの毛に戻るとは限らないということ。

 「冬の間の体温調整」というお役目を終えて毛髪が抜け落ちるというのは、動物の本能の名残なので仕方がない。ただ、春はライフスタイルが大きく変化する時期でもあるため、身体的にもメンタル的にもストレスを受けやすく、それがホルモンバランスや頭皮の血流を悪化させヘアサイクルを乱す要因にもなりえる。また、花粉や紫外線量の増加など、抜け毛を加速するような要因がてんこ盛りなのだ。

 「冬になれば戻るっしょ」と油断してなんの手も打たないと、換毛期を迎えるたびだんだん薄毛になっていく……なんてことにもなりかねない。髪の豊かさは若々しさや女性美の象徴。猫のように、どんな季節でもフサフサとした毛並みをキープするためにも、春はいつも以上にスカルプケアに集中。元気な毛髪がどんどん育つ、栄養の行き渡った豊かな土壌に整えよう。

春の抜け毛対策に!お悩み別スカルプケア3選

 ということで今回は、春の換毛期対策におすすめのアイテムを、血流悪化、ホルモンバランスの乱れ、加齢、ストレスなど、抜け毛悩みの要因別に厳選!

 頭皮の巡りの悪さからくる抜け毛対策には、炭酸美容の研究を25年続けてきた「ドクターメディオン(DR.MEDION)」のノウハウや知見を凝縮した頭皮ケアパックを。高濃度炭酸泡にクレイ成分を配合することで洗浄力をアップ。頭皮につけて3分パックすることで、シャンプーでは落としきれない頭皮の毛穴に詰まった汚れや皮脂を優しく吸着しながら、頭皮に潤いをチャージ。根元からふわっと立ち上がるボリューミーな仕上がりをかなえる。


 「ワフィト(WAPHYTO)」の頭皮用ローションは、ホルモンバランスの乱れによる頭皮のトラブルにおすすめ。加齢や内的・外的ストレス、ホルモンバランスの乱れによって荒れやすい地肌を健やかなコンディションに整えながら、ファーストエイジング世代の髪の痩せや乾燥、パサつきや抜け毛、白髪といった悩みにもアプローチ。桑、菊、ツボクサ、ヨモギ、スギナなど地肌に潤いを与える東三河産植物成分もたっぷり。


 頭皮のエイジング悩みやストレストラブルには、「JC スカルプ(JC SCALP)」の頭皮用美容液を。毛髪再生因子が含まれる国産ヒト幹細胞培養上清液や、頭皮環境を健やかに整える温泉善玉菌など、最新毛髪科学を応用した処方で、頭皮環境を徹底ケア。さらに、脱毛因子の阻害作用が期待されるアーユルヴェーダハーブ、抗酸化作用のある白金などエイジングケアや血行促進のための成分をぜいたくに加えたドクターズコスメならではのパワフルさで、全方位から頭皮環境をサポート。

 ちなみに、秋の抜け毛は「夏の間に受けた紫外線ダメージの影響」が大いに関係してくるので、頭皮のUVケアもマスト。季節を問わず麗しい、猫のようなフサフサな毛並みを目指して今から準備を!

参考
「イラストでみる猫学」(講談社)
たまのおねだり「猫の抜け毛が多いときは季節の変わり目? 気になる猫の換毛期とは」

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東京地裁が「ルブタン」のレッドソールを「一般的なデザイン」と判断 エイゾーコレクションに対する約4200万円の損害賠償請求も棄却

 クリスチャン ルブタン エス アー エス(CHRISTIAN LOUBOUTIN SAS以下、ルブタン)およびデザイナーのクリスチャン・ルブタン氏がシューズブランド「エイゾー(EIZO)」などを運営するエイゾーコレクションを相手取り提訴した件について、東京地裁はルブタン側の請求をすべて棄却した。ルブタン側は、エイゾーコレクションが「ルブタン」の定番といえる赤い靴底(レッドソール)のパンプスに類似した商品を製造販売したと主張し、同社に対して損害賠償などを求めて提訴していた。ルブタン側は、“レッドソール”で有名な「ルブタン」の周知著名性を使用してエイゾーコレクションが類似商品を製造販売し、「ルブタン」の商品と混同を生じさせたことが不正競争に該当すると主張。合計で約4200万円の損害賠償と、エイゾーコレクションが製造販売しているパンプス7種の製造販売および展示の禁止を求めていた。これに対してエイゾーコレクションは、「ルブタン」のレッドソールは「新規性、特異性がないため特別顕著性が認められず、また、周知性も認められない」と反論。「女性用ハイヒールは世の中にありふれたもの」「(ルブタンのレッドソールの)赤色も、パントン社が色見本として販売する赤色の一つとして市場に一般的に流通している色であって(中略)特別特殊な色というわけではない」「日本では(中略)伝統的な漆塗りの下駄底から女性用ハイヒールの靴底に至るまで、靴底部分に赤色を配色することが多数の事業者において慣習上一般的になされて」きたと主張する。

 本件について裁判所は、マニキュアのような光沢がある「ルブタン」のレッドソールと、ゴム製の「エイゾー」の赤い靴底とでは、光沢や質感の点で与える印象が異なるなどと判断し、不正競争には該当しないと判断。また、赤色についても「ファッション関係においては国内外を問わず古くから採用されている色であり、(中略)原告商品が日本で販売される前から靴底の色彩として継続して使用され、(中略)一般的なデザインとなっている」と述べるなど、ルブタン側の主張を認めず、要求をすべて棄却した。

 本判決を受けてエイゾーコレクションの松村康信社長は「妥当な判決と受け止めている。弊社としては“赤はみんなの色”と考えている。誰かが発明した色ではなく、特に日本においては古来よりなじみのある色であり、さらにファッション業界では、誰もが容易に発想し得る色だと認識している」とコメントした。ルブタンからは本記事掲載までにコメントを得られなかった。

 エイゾーコレクションは、「エイゾー」「ビュー(VUE)」「エイゾーブラック(EIZO BLACK)」などを展開する1983年創業の婦人靴メーカー。

 ルブタンのレッドソールを巡っては過去にも各国で訴訟が起きている。2012年には「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」が赤い靴底の靴を販売したことを受けて提訴した。この時は、一審で「ルブタン」が敗訴したが、二審では靴底と上部の色にコントラストがある場合にのみ「ルブタン」の商標権が認められると部分的に認定し、「イヴ・サンローラン」が販売した赤い上部に赤い靴底のシューズは商標権の侵害に当たらないと判断した。また、オランダのシューズチェーン、ヴァン・ヘイレン(VAN HAREN)との間で係争している商標権侵害訴訟では、18年に欧州司法裁判所がルブタンのレッドソール商標は有効だと判断した。

 ルブタンの主張によると、レッドソールは、オーストラリアやカナダ、フランス、EU、ロシア、シンガポール、英国、米国などを含む50カ国で商標登録されているという。日本では15年に商標登録を出願したが、19年に拒絶された。現在は拒絶査定に対する不服審判の審理中だ。

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「ディオール」とBLACKPINKのJISOOがパリコレ関連のメディアインパクトバリューでトップに

 データテクノロジー企業ローンチメトリックス(LAUNCHMETRICS)は、「ディオール(DIOR)」とそのショーに来場したBLACKPINKのJISOO(ジス)、JISOOが着用していたワンピースの柄であるイエロータータンが2022-23年秋冬シーズンのパリ・ファッション・ウイーク(パリコレ)関連のSNS投稿でトップのメディアインパクトバリューを生み出したことを発表した。

 ローンチメトリックスによれば、「ディオール」の大きなロゴをバックにしたJISOOの投稿は174万ドル(約2億358万円)相当のメディアインパクトバリューを生んだという。イエロータータンのワンピースにシャツと黒いネクタイを合わせたJISOOの写真はパリのチュイルリー庭園で開催された同ブランドのショー会場で撮影されたもので、約520万いいねを獲得している。なお、「ディオール」とJISOOは22年春夏シーズンのパリ・ファッション・ウイーク関連のSNS投稿でもトップのメディアインパクトバリューを獲得していた。

 同社の調査によれば、パリ・ファッション・ウィーク全体では2億890万ドル(約244億4130万円)相当のメディアインパクトバリューを獲得。そのうち1億3630万ドル(約159億4710万円)相当はSNSで、7520万ドル(約87億9840万円)相当はオンラインで生み出されたものだった。なお21年9月27日~10月5日に開催された22年春夏シーズンのパリ・ファッション・ウイークのメディアインパクトバリューは2億4140万ドル(約282億4380万円)相当だった。

 2月28日~3月8日に開催された22-23年秋冬シーズンのパリ・ファッション・ウイークでは多くのブランドがリアルなショーを復活させたこともあり、リアーナ(Rihanna)、ゼンデイヤ(Zendaya)、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)らビッグネームなセレブリティーやインフルエンサーたちが来場した。

 JISOOは自身の投稿のうちの一つが1152件のメンションを獲得し、720万ドル(約8億4240万円)相当のメディアインパクトバリューを創出。セレブリティーの中ではトップのメディアインパクトバリューだった。

 インフルエンサーの間では、ベラ・ハディッド(Bela Hadid)が750万ドル(約8億7750万円)相当のメディアインパクトバリューと1828件のメンションを獲得し、トップだった。2位はキアラ・フェラーニ(Chiara Ferragni)、次いでカミラ・コエーリョ(Camila Coelho)、ブライアンボーイ(BryanBoy)、レオニー・ハンヌ(Leonie Hanne)らが続いた。

 ブランドでは「ディオール」が1位を獲得。2位は「バレンシアガ(BALENCIAGA)」、3位は「シャネル(CHANEL)」、4位は「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH、以下オフ-ホワイト)」、5位が「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」だった。「オフ-ホワイト」のショーには、昨年11月28日に亡くなったヴァージル・アブローを追悼するため多くのセレブリティーやデザイナー、スーパーモデルらが参加した。

 ブランドの公式SNSアカウントなど独自に保有するメディアチャネルのみを考慮したブランドランキングでは、「ディオール」「バレンシアガ」「シャネル」が順にトップ3とブランドランキングと変わらずだったが、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」が4位、「ルイ・ヴィトン」が5位だった。

 ローンチメトリックスのメディアインパクトバリューは関連メディアのオンライン、SNS、出版物などすべてのチャネルにおける影響力を集計したもので、ペイドメディア、オウンドメディア、アーンドメディアが含まれる。

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「ディオール」とBLACKPINKのJISOOがパリコレ関連のメディアインパクトバリューでトップに

 データテクノロジー企業ローンチメトリックス(LAUNCHMETRICS)は、「ディオール(DIOR)」とそのショーに来場したBLACKPINKのJISOO(ジス)、JISOOが着用していたワンピースの柄であるイエロータータンが2022-23年秋冬シーズンのパリ・ファッション・ウイーク(パリコレ)関連のSNS投稿でトップのメディアインパクトバリューを生み出したことを発表した。

 ローンチメトリックスによれば、「ディオール」の大きなロゴをバックにしたJISOOの投稿は174万ドル(約2億358万円)相当のメディアインパクトバリューを生んだという。イエロータータンのワンピースにシャツと黒いネクタイを合わせたJISOOの写真はパリのチュイルリー庭園で開催された同ブランドのショー会場で撮影されたもので、約520万いいねを獲得している。なお、「ディオール」とJISOOは22年春夏シーズンのパリ・ファッション・ウイーク関連のSNS投稿でもトップのメディアインパクトバリューを獲得していた。

 同社の調査によれば、パリ・ファッション・ウィーク全体では2億890万ドル(約244億4130万円)相当のメディアインパクトバリューを獲得。そのうち1億3630万ドル(約159億4710万円)相当はSNSで、7520万ドル(約87億9840万円)相当はオンラインで生み出されたものだった。なお21年9月27日~10月5日に開催された22年春夏シーズンのパリ・ファッション・ウイークのメディアインパクトバリューは2億4140万ドル(約282億4380万円)相当だった。

 2月28日~3月8日に開催された22-23年秋冬シーズンのパリ・ファッション・ウイークでは多くのブランドがリアルなショーを復活させたこともあり、リアーナ(Rihanna)、ゼンデイヤ(Zendaya)、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)らビッグネームなセレブリティーやインフルエンサーたちが来場した。

 JISOOは自身の投稿のうちの一つが1152件のメンションを獲得し、720万ドル(約8億4240万円)相当のメディアインパクトバリューを創出。セレブリティーの中ではトップのメディアインパクトバリューだった。

 インフルエンサーの間では、ベラ・ハディッド(Bela Hadid)が750万ドル(約8億7750万円)相当のメディアインパクトバリューと1828件のメンションを獲得し、トップだった。2位はキアラ・フェラーニ(Chiara Ferragni)、次いでカミラ・コエーリョ(Camila Coelho)、ブライアンボーイ(BryanBoy)、レオニー・ハンヌ(Leonie Hanne)らが続いた。

 ブランドでは「ディオール」が1位を獲得。2位は「バレンシアガ(BALENCIAGA)」、3位は「シャネル(CHANEL)」、4位は「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH、以下オフ-ホワイト)」、5位が「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」だった。「オフ-ホワイト」のショーには、昨年11月28日に亡くなったヴァージル・アブローを追悼するため多くのセレブリティーやデザイナー、スーパーモデルらが参加した。

 ブランドの公式SNSアカウントなど独自に保有するメディアチャネルのみを考慮したブランドランキングでは、「ディオール」「バレンシアガ」「シャネル」が順にトップ3とブランドランキングと変わらずだったが、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」が4位、「ルイ・ヴィトン」が5位だった。

 ローンチメトリックスのメディアインパクトバリューは関連メディアのオンライン、SNS、出版物などすべてのチャネルにおける影響力を集計したもので、ペイドメディア、オウンドメディア、アーンドメディアが含まれる。

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「アディダス」とジェイソン・ディルの「ファッキング オウサム」のコラボパーティーに野村訓市やANARCHYらが来場

 「アディダス(ADIDAS)」は、「アディダス スケートボーディング(ADIDAS SKATEBOARDING)」に所属するジェイソン・ディル(Jason Dill)の「ファッキング オウサム(FUCKING AWESOME)」とコラボレーションし、オリジナルカモのアイテムを発売した。ウエアはトップス(税込1万9000円)とパンツ(同1万7000円)のセットアップを用意する。

 「アディダス」は同アイテムの発売を記念したパーティーを、東京・原宿のアディダス オリジナルス フラッグシップ ストア トウキョウで開催。会場には、クリエイティブ・ディレクターの野村訓市やラッパーのAwichの娘トヨミ・ジャミラがコラボウエアを着用して来場した。ほかにもデザイナーの江川芳文、ラッパーのANARCHYやMonyHorse、モデルのモトーラ世理奈、バンド死生のボーカルのTxBONEらが姿を見せた。

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仮想伊勢丹新宿店で小学生によるバーチャルファッションショー 未来のコミュニケーションとしてのアバターを発表

 三越伊勢丹が運営するVR活用のスマートフォン向けアプリ「レヴ ワールズ(REV WORLDS)」は22日から、東京都三鷹市立第三小学校と協業し、同校児童のファッションデザインによるランウエイショーをアプリ内で開催中だ。ショーは4月中旬まで毎日3回(12、17、21時)に行う。

 5年生(106人)が18チームに分かれ、デザインを考案。2月10日の審査会で上位となった3チームの作品が3D化され、アバターが着て、バーチャル伊勢丹新宿店前の特設ランウエイを歩く。

 「小学生が考える未来のファッションを実現したい。まずはロスがないバーチャルファッションで展開したいと考えた」と三越伊勢丹仲田朝彦デジタル事業運営部仮想都市プラットフォーム担当。自身が登壇したセミナーを東京都三鷹市立第三小学校の山下徹主任教諭が聴講していたことがきっかけで出会い、今回の協業につながった。

 まず、仲田さんが「未来のコミュニケーションを考える」という題の講義を児童たちに行い、児童たちは感じたことをコンセプトアート化。それをファッションデザインに落とし込み、プレゼンテーション大会を行って、選ばれた9作品がアバター化された。

 “コミュニケーション”がスタート地点にあったため、 “伝えたいこと”がそれぞれのアバターで表現されていて面白い。“自然の未来と、人との関わり”をテーマにした作品は水滴が体を包んでいたり、コロナ禍での医療関係者への感謝と医療が受けられない国への思いを上半身と下半身の服のコントラストで表現したりと、子どもらしい自由な発想が、アバター全身に反映されている。

 参加した小学生は「服のデザインやプレゼンなど、チームみんなの意見を全て尊重しながらまとめていくことが難しかった」とコメント。山下教諭は「子ども達にとって、VRはゲームでは馴染み深いが、それ以外ではあまり触れる機会がない。今回はリアルな百貨店と百貨店が作るバーチャル空間、両方を見られるので、理解しやすいと思った。ファッションデザインをCGに落とし込み、バーチャルショーを行うことは、学校のリソースではできないことなので、素晴らしい経験になったと思う」と語った。

 「ファッションショー企画は継続していきたい」と仲田さん。「アバターとなった自分の服を褒められて、そこからファッションの価値を知る人もいるだろう。そんなきっかけを作っていきたい」。

 原画などをまとめたものを、バーチャル伊勢丹の屋上に展示。4月20日からは今回の9体の作品のデータも無料配布し、誰でも着せ替えを楽しめるようにする。

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「ルイ・ヴィトン」が新作ウオッチを発表 時計部門トップも絶賛「ジェームズ・ボンドの時計に一歩近づいた」

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)のウオッチ部門は今年、設立20周年を迎える。そんなアニバーサリーイヤーに、新作ウオッチ“タンブール スピン タイム エア クアンタム(Tambour Spin Time Air Quantum)”を発表した。深海に潜む生き物が暗闇の中で発光する様子からインスパイアされた時計は、マットなブラックとビビッドなイエローを用いた。さらに宙に浮かぶ数字はメカニックなクリック音とともに1時間ごとに1/4回転するように設計されている。

 フロスト加工したチタンケースは磨き上げられた縁とシャープなフォルムを特徴とする。フランジ(見返しリング)はマットに仕上げられ、時間を記す刻み込みはさりげないV字をかたどる。サファイアガラス製の裏面にはブランドのモノグラムを回路基板風のデザインに仕立てた。ストラップはアリゲーターレザーを用い、鮮やかなイエローで縁取った。さらに数字のキューブはシリカガラスを用い、発光エフェクトを加えた。

 ジャン・アルノー(Jean Arnault) =ルイ・ヴィトン ウオッチ部門マーケティングおよびプロダクト・ディベロップメント・ディレクターはこの腕時計を開発するのに2年かかったといい、その魅力は「手に取ればすぐに分かる」と話す。

 また同時に3つのタイムピース“タンブール スリム ヴィヴィエンヌ ジャンピング アワーズ”も発表した。ブランドを代表する“タンブール スリム”シリーズが、3つのジュエルトーンに染まって登場する。それぞれには、「ルイ・ヴィトン」のマスコットであるヴィヴィエンヌが占い師、カジノディーラー、サーカスパフォーマーに変身したイラストが添えられている。

 米「WWD」は、ウオッチ部門を率いるアルノー=ディレクターに新作ウオッチに込めた思いやこだわりを聞いた。

WWD:「ルイ・ヴィトン」は時計を20年作ってきた。“タンブール スピン タイム エア クアンタム”はそれを象徴するタイムピースだと捉える?

ジャン・アルノー =ルイ・ヴィトン ウォッチ部門マーケティングおよびプロダクト・ディベロップメント・ディレクター(以下、アルノー):これはアニバーサリーアイテムではないが、「ルイ・ヴィトン」が他ブランドが挑戦しない領域にまで時計の世界を広げてきたことを讃えるピースだと思う。例えばメカニカルムーブメントとエレクトロニックなモジュールを組み合わせたりしているが、このような複雑な作り方は現代の時計市場でも稀に見るものだ。

WWD:ラグジュアリーウオッチと、近年人気が高まるスマートウオッチの世界の橋渡しのような存在になるのか。

アルノー:その通り。どちらにも魅力があるし、それぞれ単独としても、組み合わせても素晴らしい時計を生み出す。メカニカルとエレクトロニックを融合することのポテンシャルは大きいと感じるし、今後もっと探求していきたいと思うカテゴリーだ。ある意味ジェームズ・ボンド(James Bond)のウオッチに一歩近づいているよ。ボタンひとつ押せばデジタルなディスプレーが表示されるような時計は想像するだけでワクワクするし、すぐに実現できるかは分からないが、夢のある話だ。

WWD:新作ウオッチで最も誇りに思う点は。

アルノー:エレクトロニックなモジュールを用いながらも、ケースを薄く、大きさもコンパクトに保てたことかな。機能性がきちんとありながら、それを意識させない。“タンブール カルペ・ディエム(Tambour Carpe Diem)”と同じ作りで、時間も読める、「腕に着けるアートピース」だ。

 われわれが誇る“スピン タイム エア”ムーブメントを、夜間でも読みやすいようにアップグレードしたのも特徴だ。また個人的に気に入っているのは、バッテリーレベルの表示。ボタンを押す回数が残り100プッシュに達したら、明滅して知らせてくれる。こうした細かいこだわりこそが、設計するのに一番難しくもあるのだ。

デザインだけでない、使いやすさも重視した時計づくり

WWD:「ルイ・ヴィトン」の時計作りにおいて、(デザインに加え)操作のしやすさにもこだわっている。

アルノー:市場の調査をしていると、現代の消費者はより使いやすく頑丈な時計を求めていることが分かった。巻き方や設定を一つ間違えるだけで直すのが大変な時計も多くある中で、壊れにくく誤操作があっても簡単に戻せるように作っている。また文字の読みやすさや大胆なディスプレーにもこだわっており、新作ウオッチも1/4回転といった細かく美しい動作と、読みやすさの両方を追求した。これは「ルイ・ヴィトン」にしか成し遂げられない技術力を物語る。

WWD:その技術力に引かれて時計部門のトップに就いたのか。

アルノー:メゾンの中のさまざまな部門を経験する中で、時計部門は2021年1月に入った。そこで感じたのは、まるで家族のようなチームの雰囲気。また、他メゾンに負けない高い技術力とサヴォワフェール(受け継がれる職人技術)も目の当たりにし、感銘を受けた。ここで働く一人ひとりの職人は、デザインから技術的な話まで、卓越したクラフツマンシップを誇る。

WWD:グループにはいくつかのウオッチメゾンがあるが、最新技術などをシェアしているのか。

アルノー:今はそれぞれのブランドが独立して運営している。でもメゾン同士でシナジーを生み出すことは、近い将来考えるべきことかもしれない。個人的に各メゾンが所有するノウハウを共有しないのはもったいないと感じるが、今のところ技術の共有などはない。

「ルイ・ヴィトン」の時計の顧客は「普通では満足できない」

WWD:「ルイ・ヴィトン」の時計を購入する顧客はどんな人?

アルノー:大胆なクリエイションを求める人。われわれは高度な技術に裏付けされた最高品質のタイムピースを作っている。同時にデザインにもこだわり、エングレービング(彫刻)を手掛けるディック・スティーンマン(Dick Steenman)やエナメルアーティストのアニータ・ポルシェ(Anita Porchet)など、業界トップのアーティストと協業している。「ルイ・ヴィトン」のウオッチを購入する人は、“普通”では満足しない。特にわれわれはほかのウオッチメゾンに比べて歴史が浅いだけに、新規プレイヤーとしての新しいアプローチや他とは少し違う魅力を求められている。またスペシャルなオーダーをする人も多く、ムーブメントからダイアル、ケースまでをパーソナライズするニーズが高まっている。こういったサービスには今後も注力していく。

WWD:近年は女性の間でもデザインだけでなく技術を求める人が増えているが、そういったことにも目を向けているのか。

アルノー:「ルイ・ヴィトン」の魅力の一つは、幅広い顧客層にアプローチできていること。現在ウィメンズ・メンズウオッチの位置付けを考えている中で、改めてアイコンピースの強化を図っている。

WWD:ウオッチ部門の今後の展望は。

アルノー:言うまでもないが、20周年は大きなマイルストーンだ。われわれはまだ若いが、歴史は立派なものだ。過去の作品を振り返ると、これまで歩んできた技術的な進歩が一目瞭然だ。またジュネーブ時計グランプリ(GRAND PRIX D'HORLOGERIE DE GENEVE)で受賞したオーダシティ賞も20周年に先駆けてうれしかった。この賞によって業界からオフィシャルに認められた証になったし、これまでの20年の努力が報われたような気持ちになった。今後も前進し続けて、素晴らしい成果を出し続けたい。

 今後は引き続き技術力を磨きつつ、“タンブール スピン タイム エア クアンタム”や“タンブール カルペ・ディエム”のように業界を驚かせる傑作を作りたい。複雑で高度な技術を巧みに用いながら、使いやすさも妥協しないクリエイションを続ける。楽しみにしていてほしい。

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ゲス創業者に再びセクハラ疑惑 創業者側は「虚偽の訴えをでっち上げ」と対決の姿勢

 ポール・マルシアーノ(Paul Marciano)=ゲス(GUESS)共同創業者兼チーフ・クリエイティブ・オフィサー(COO)からのセクシャルハラスメント被害を告発した女性モデル2人が、ゲスの取締役がマルシアーノのセクハラをほう助したと主張して、ロサンゼルス郡上級裁判所に提訴した。

 提訴したのは、アマンダ・ロドリゲス(Amanda Rodriguez)と「グウェン」と名乗る2人の女性モデルだ。訴状の中では「匿名1」「匿名2」と記されている。訴状の中で「匿名1」は、マルシアーノに胸を触られ、その大きさについて複数回にわたってコメントされたと主張する。「匿名2」は、イタリア・コモ湖での撮影時にマルシアーノから両頬にキスするよう求められ、不快な気持ちでそれに応じたと主張。また、2020年7月に行われた別の撮影では、バスローブ姿の状態で写真撮影を求められ、むき出しになっていた肩を撫でられたという。

 「匿名1」および「匿名2」がゲスの取締役を提訴したことは、両名の代理人弁護士が開いた記者会見で明らかとなった。この会見は、これまでにもセクハラ疑惑があったマルシアーノを会社から追放するようゲスに圧力をかけることが目的だ。これに対してマルシアーノ陣営は即座に反論。マルシアーノは、「(原告の代理人弁護士が所属する)ブルーム法律事務所は、高額の和解金を引き出すために私や他の人のレイプ疑惑に関する虚偽の訴えをでっち上げた。彼らの計画はうまくいかない。誰が真実を述べているかは裁判所が決めるだろう。そして(ブルーム法律事務所の創業者)リサ・ブルーム(Lisa Bloom)へ。もし私が正しくなければどうぞ訴えてください。私が思うに、あなたは非倫理的な弁護士だ。自分の行動の責任を取らなくていいからあなたはメディアの注目をあびることが大好きで、実際の証拠や証明が必要となる法廷に立つのは嫌いなのでしょう」と声明を発表している。

 原告代理人のブルーム法律事務所は、18年にマルシアーノに対する12の性犯罪の疑惑が持ち上がった際に取締役会がマルシアーノをCOOに復帰させ、女性モデルに再び“自由に接触”することを承認したと主張。また、本件が明らかになった後に同社はマルシアーノに対して310万ドル(約3億6800万円)のボーナスを支給したと主張する。「匿名1」および「匿名2」は、マルシアーノのセクハラをほう助したとして役員を提訴している。両名の代理人は、この訴訟はモデルにセクハラをはたらいた本人だけでなく、それを助長した者の責任も問うものだと話す。

 18年には女優のケイト・アプトン(Kate Upton)がマルシアーノから受けたセクハラの詳細を公表。その後、マルシアーノからセクハラを受けたと訴える5人の人物に対して、マルシアーノは計50万ドル(約5900万円)の和解金を支払った。ゲスが米国証券取引委員会に提出した報告書によると、同氏の責任や落ち度を認めたわけではないが、訴訟に進むことで生じるコストを回避するために和解を選択したとされている。この一連の騒動を受け、マルシアーノは当時、エグゼクティブ・チェアマンを辞任。19年1月末までにCOOとしての職務も引き渡し、任期満了時に契約を更新しないことを取締役会に確約していた。しかし、19年1月末には一転、COOに留任することが明らかとなった。マルシアーノが確約に反してCOOにとどまったことについて同社は、「取締役会の要請によりマルシアーノがCCOにとどまることを受け入れた」と説明していた。

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ゲス創業者に再びセクハラ疑惑 創業者側は「虚偽の訴えをでっち上げ」と対決の姿勢

 ポール・マルシアーノ(Paul Marciano)=ゲス(GUESS)共同創業者兼チーフ・クリエイティブ・オフィサー(COO)からのセクシャルハラスメント被害を告発した女性モデル2人が、ゲスの取締役がマルシアーノのセクハラをほう助したと主張して、ロサンゼルス郡上級裁判所に提訴した。

 提訴したのは、アマンダ・ロドリゲス(Amanda Rodriguez)と「グウェン」と名乗る2人の女性モデルだ。訴状の中では「匿名1」「匿名2」と記されている。訴状の中で「匿名1」は、マルシアーノに胸を触られ、その大きさについて複数回にわたってコメントされたと主張する。「匿名2」は、イタリア・コモ湖での撮影時にマルシアーノから両頬にキスするよう求められ、不快な気持ちでそれに応じたと主張。また、2020年7月に行われた別の撮影では、バスローブ姿の状態で写真撮影を求められ、むき出しになっていた肩を撫でられたという。

 「匿名1」および「匿名2」がゲスの取締役を提訴したことは、両名の代理人弁護士が開いた記者会見で明らかとなった。この会見は、これまでにもセクハラ疑惑があったマルシアーノを会社から追放するようゲスに圧力をかけることが目的だ。これに対してマルシアーノ陣営は即座に反論。マルシアーノは、「(原告の代理人弁護士が所属する)ブルーム法律事務所は、高額の和解金を引き出すために私や他の人のレイプ疑惑に関する虚偽の訴えをでっち上げた。彼らの計画はうまくいかない。誰が真実を述べているかは裁判所が決めるだろう。そして(ブルーム法律事務所の創業者)リサ・ブルーム(Lisa Bloom)へ。もし私が正しくなければどうぞ訴えてください。私が思うに、あなたは非倫理的な弁護士だ。自分の行動の責任を取らなくていいからあなたはメディアの注目をあびることが大好きで、実際の証拠や証明が必要となる法廷に立つのは嫌いなのでしょう」と声明を発表している。

 原告代理人のブルーム法律事務所は、18年にマルシアーノに対する12の性犯罪の疑惑が持ち上がった際に取締役会がマルシアーノをCOOに復帰させ、女性モデルに再び“自由に接触”することを承認したと主張。また、本件が明らかになった後に同社はマルシアーノに対して310万ドル(約3億6800万円)のボーナスを支給したと主張する。「匿名1」および「匿名2」は、マルシアーノのセクハラをほう助したとして役員を提訴している。両名の代理人は、この訴訟はモデルにセクハラをはたらいた本人だけでなく、それを助長した者の責任も問うものだと話す。

 18年には女優のケイト・アプトン(Kate Upton)がマルシアーノから受けたセクハラの詳細を公表。その後、マルシアーノからセクハラを受けたと訴える5人の人物に対して、マルシアーノは計50万ドル(約5900万円)の和解金を支払った。ゲスが米国証券取引委員会に提出した報告書によると、同氏の責任や落ち度を認めたわけではないが、訴訟に進むことで生じるコストを回避するために和解を選択したとされている。この一連の騒動を受け、マルシアーノは当時、エグゼクティブ・チェアマンを辞任。19年1月末までにCOOとしての職務も引き渡し、任期満了時に契約を更新しないことを取締役会に確約していた。しかし、19年1月末には一転、COOに留任することが明らかとなった。マルシアーノが確約に反してCOOにとどまったことについて同社は、「取締役会の要請によりマルシアーノがCCOにとどまることを受け入れた」と説明していた。

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ファッション&ビューティの 未来を担うリーダーに注目!「Next Generations Forum」アーカイブ配信 2022年4月24日まで

 ルミネと「WWDJAPAN」は東京・新宿のルミネゼロで、ファッション&ビューティ業界の次世代に光を当て、業界のさらなる活性化を目指すイベント「Next Generations Forum 2022」を開催しました。

 「WWDJAPAN」2月14日号で発表した国内外のネクストリーダー16組や、業界の有力企業トップたち、ネクストリーダーの選出を担ったアドバイザー陣などが登壇。計9つのトークセッションのアーカイブをぜひお楽しみください。4月24日まで無料で視聴できます。

開会挨拶&NEXT LEADERS 2022 受賞者発表

 開会挨拶:高橋眞ルミネ社長、国内外のアドバイザー10人との選考や、自薦・他薦から選出した16人のNEXT LEADERを発表し、集結した皆さんを称えました。

「ファッション業界の明るい未来とNEXT LEADER」


エヴァン・クラーク / 米「WWD」副編集長
ギャビー・ヒラタ / ダイアン フォン ファステンバーグ社長

 米ダイアン フォン ファステンバーグのギャビー・ヒラタ社長が、エヴァン・クラーク米「WWD」副編集長とのビデオ対談で登場。ギャビー社長はコロナ禍直前の2020年1月に、31歳の若さでトップに抜擢された。次世代のリーダーとして意識するのは、「誰もが声を上げられる環境作り」という。「日々複数のチームを束ね、職位や部門が異なるメンバーを横断的にまとめている。社会や市場が目まぐるしく変化する中で、5年前の常識はもはや今の社会には当てはまらない。若い世代は、自分たちの時代を待つ必要はない。今すぐにでも発言すべきだ」とギャビー社長。

ダイバーシティ&インクルージョンの旗を振る日本のファッション


松田崇弥 / ヘラルボニー社長
松田文登 / ヘラルボニー副社長
佐々木進 / ジュン社長
辻愛沙子 / arca CEO、クリエイティブ・ディレクター

 ヘラルボニーの松田崇弥代表と文登副代表は、障がいを持つ人のアート作品を通じて、ダイバーシティー&インクルージョン(多様性と包括性)のある社会の実現を目指している。「福祉とアートを包括してブランドとして見せていけたら、障がいへのイメージが変わる」(崇弥代表)、「支援だけに偏ることなく、作品の素晴らしさを伝えることで、みんなの目線を変えていきたい」(文登副代表)と、アートの力を熱弁した。ファッション、ビューティを含めた表現活動には、さまざまな垣根を取り払うポテンシャルがあるという発言に他の登壇者も賛同。

サステナビリティとファッション


奥寺昇平 / WOTA取締役CTO 共同創業者
サカイカナコ / 「カナコ サカイ」デザイナー
近藤広幸 / マッシュホールディングス社長
齋藤峰明 / ルミネ顧問

 日本各地の産地の技術継承に向き合う「カナコ サカイ」のサカイカナコデザイナーは、いくつもの取引先工場が消えていくさまをその目で見てきた。「ブランドだけでなく、服作りのために手を動かしている職人にも光が当たる業界を作っていかなければ未来はない」と語る。「持ち運べる浄水場」をうたう循環型浄水システムの手洗いスタンド「WOSH」をルミネなど商業施設に導入するWOTAの奥寺昇平CTOは、「『WOSH』は単に手を洗うのではなく、使った水がその場で循環することで、使用時にお客さまが環境について考えることになる」と話した。

パーパスのあるブランド経営


奥寺昇平 / WOTA取締役CTO 共同創業者
坊垣佳奈 / マクアケ共同創業者、取締役
石井リナ / BLAST CEO
山井梨沙 / スノーピーク社長
石川俊佑 / KESIKIパートナー

 坊垣佳奈マクアケ共同創業者・取締役と石井リナBLAST CEOは、企業活動の本質が問われる時代においてパーパスを持つ意義について語った。坊垣取締役は「パーパスは自由な発想をもたらし、イノベーションにつながる」とコメント。市場にとらわれず、広い視野でビジョンを実現する姿勢は、メディアとして始まり、吸水ショーツなどのブランド「ナギ」も手掛けるBLASTにも共通する。石井CEOは、「女性をエンパワーメントするための活動を続けている。ミッションを掲げ、スタンスを表明する企業が次世代に選ばれる」と話した。

私が作りたい新しいファッション 小嶋陽菜


小嶋陽菜/heart relation代表取締役CCO

WWD:「ハーリップトゥ」を立ち上げた経緯は。

小嶋陽菜(以下、小嶋):アイドルグループAKB48のメンバーとして12年間活動してきた。もともと卒業後に、「ブランドをやろう!」と思っていたわけではない。自分の好きなモノを作って、それをファンの方にシェアしてコミュニケーションが取れたらいいなという考えで最初は小さくブランドを始めた。開始当初は、「これからは個の時代になる」「自分自身がプラットフォームになる」といった世の中の変化についてはなんとなく想像していたが、ブランドがこのように大きな規模になったり、ネクストリーダーに選ばれたりといったことは考えておらず、とても驚いている(笑)。

私が作りたい新しいファッション 岡崎龍之祐


岡﨑龍之祐/「リュウノスケオカザキ」デザイナー

WWD:ファッションとアートをどう学んできたのか。

岡﨑龍之祐(以下、岡﨑):東京藝術大学のデザイン科だったので、デザインを学びながらアートに触れる機会も多い環境だった。服作りは独学だが、表現という意味ではアートもファッションも似たようなもの。両方をいろいろな角度から見て、作り続けてきた。

WWD:なぜファッションに引かれるのか?

岡﨑:ファッションの自由さ、不思議さ、人が着ることで自分を表現するのが面白いと思ったから。自分自身ではアートとファッションの垣根を超えて表現しようという意識はなく、自然体でモノを作っているだけ。アートとファッションは業界や市場は異なるけれど、いち表現者として重要なことではない。

ファッション&ビューティで自分らしく ソンミ / タイラ


ソンミ/「ミース」CEO兼美肌研究家

WWD:自身のコンプレックスからスキンケアの「ミース」を立ち上げた。

ソンミ:20代の頃に芸能活動をしていた時期がある。そのころは、モデルや女優と自分の容姿を比べてしまうことが多く、自分の欠点にばかり目が行きがちだった。そんな中で、コンプレックスを克服しようと努力するよりも自分の強みはなんだろうかと考え、褒めてもらうことが多かった肌を磨こうと思った。肌が荒れていると人前にも出たくなくなってしまう。自分に自信を持ちたくて化粧品を探したが、自分が使い続けたい化粧品は片手に収まるほどしかなかった。「だったら自分で作ってみよう!」と思ったのが、ブランドを立ち上げたきっかけだ。正しいケアをすれば、肌は必ず応えてくれる。肌が健やかになることで、私は自分が好きになった。自分に自信が持てると笑顔が増え、それによってもしかしたら世の中さえも変えていくことができるかもしれない。そんな可能性を感じている。

TAIRA/モデル

WWD:かつてはジェンダー・ノンバイナリー(性自認が男女どちらにも当てはまらないこと)という個性をコンプレックスに思うことがあったか。

TAIRA:非常にセンシティブな子どもだったため、周りの友達と自分を比べて「なんで自分はこうじゃないんだろう」といったコンプレックスがあった。その中でモデルにスカウトされたことがきっかけとなり、自分の少し変わっている部分を力に変えることができるようになったし、今では生まれ持った力だと信じることができるようになっている。ファッション業界で特にモデルは、皆さまざまなコンプレックスを抱えている。「気にすることはない」と軽くあしらうのではなく、逆に寄り添って発言をするようにするなど、自分も気をつけている。コンプレックスは皆持っているもの。そこにフォーカスするのではなく、何が自分にとって武器なのか、何が強いのか、そちらに目を向けることのほうが大切だと感じている。

アジアのカルチャーとファッション


ホン・ボーミン/「K-ボクシング」CEO
ディオーン・ソン/「ラブボニート」CEO
チェ・スンホ/「ザ・ブラック・レーベル」アーティスティック・ディレクター
マイケル・キリアン/「ゾディアック」共同創業者

 「Next Generations Forum 2022」には、中韓の「WWD」編集部などの協力のもとで、中国、韓国、シンガポール、インドネシアを拠点に活躍するアジアのネクストリーダーも参加した。シンガポール、インドネシアは、ルミネが出店している国でもある。

私が作りたい新しいファッション あさぎーにょ


あさぎーにょ/ユーチューバー、「ポピー」ディレクター

WWD:多彩な分野の仕事を手掛けているが、それについて悩んでいたこともあったと聞く。

あさぎーにょ:ユーチューブをはじめ、「ポピー」というアパレルブランド、映画制作、音楽、企業CMのディレクションまで、仕事の幅がどんどん広がっている。全部やりたくて全てに全力投球しているが、「どれかに絞らなくていいのかな?」という葛藤もあった。

WWD:その葛藤はどのように乗り越えたのか。

あさぎーにょ:私自身の活動のコンセプトは“ワクワクを抱きしめよう”。新しいことを始めるたびに、仲間を探して一緒に取り組んできた。そうした仕事と活動が仲間や同志を増やし、私自身の可能性も広げている。

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「ラ・プレリー」初の旗艦店がギンザ シックス内にオープン

 スイス発のラグジュアリースキンケアブランド「ラ・プレリー(LA PRAIRIE)」は4月28日、国内初のフラッグシップストア「ラ・プレリーサロン」をギンザ シックス(GINZA SIX)の地下1階にオープンする。シルバーとグレーを基調とした内装はスイスの現代建築にインスパイアされ、ゆったりとしたラグジュアリーな空間でブランドの世界観を存分に楽しむことができる。

 同店のオープンを記念し、限定のキット“SC リキッドリフト キット”(税込9万4820円)を発売する。肌を引き締め、しなやかさとハリを与えるブランドの代表的な美容液“SC リキッドリフト”の現品サイズ(50mL)に加え、潤いとハリ感をもたらすアイクリーム“SC ラックス アイクリーム”のミニサイズ(3mL)、顔立ちの印象まで引き締まるようなハリ感を与えるクリーム“SC ラックス クリーム”のミニサイズ(5mL)をセットにした。

 「ラ・プレリー」は1931年に外科医師のポール・ニーハンス(Paul Niehans)博士がスイス・モントルーに設立したクリニックからスタート。スイスの壮大な景観からインスパイアされながら、自然と科学、アートを融合し、78年に化粧品ブランドを立ち上げた。キャビアやプラチナ、ゴールドといった希少かつ貴重な成分を化粧品に採用し、ユニークなエイジングケアアイテムを数多く生み出してきた。

■ラ・プレリー サロン
オープン日: 2022年4月28
住所 : 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX B1F

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「ラ・プレリー」初の旗艦店がギンザ シックス内にオープン

 スイス発のラグジュアリースキンケアブランド「ラ・プレリー(LA PRAIRIE)」は4月28日、国内初のフラッグシップストア「ラ・プレリーサロン」をギンザ シックス(GINZA SIX)の地下1階にオープンする。シルバーとグレーを基調とした内装はスイスの現代建築にインスパイアされ、ゆったりとしたラグジュアリーな空間でブランドの世界観を存分に楽しむことができる。

 同店のオープンを記念し、限定のキット“SC リキッドリフト キット”(税込9万4820円)を発売する。肌を引き締め、しなやかさとハリを与えるブランドの代表的な美容液“SC リキッドリフト”の現品サイズ(50mL)に加え、潤いとハリ感をもたらすアイクリーム“SC ラックス アイクリーム”のミニサイズ(3mL)、顔立ちの印象まで引き締まるようなハリ感を与えるクリーム“SC ラックス クリーム”のミニサイズ(5mL)をセットにした。

 「ラ・プレリー」は1931年に外科医師のポール・ニーハンス(Paul Niehans)博士がスイス・モントルーに設立したクリニックからスタート。スイスの壮大な景観からインスパイアされながら、自然と科学、アートを融合し、78年に化粧品ブランドを立ち上げた。キャビアやプラチナ、ゴールドといった希少かつ貴重な成分を化粧品に採用し、ユニークなエイジングケアアイテムを数多く生み出してきた。

■ラ・プレリー サロン
オープン日: 2022年4月28
住所 : 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX B1F

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パリコレとロシアとウクライナ 「今週の特集お届け隊」2022年3月21日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2022年3月21日号からの抜粋です)

益成:パリに出張した「アデライデ」の長谷川(左希子マネジング・ディレクター)さんに買い付けリポートをお願いしたのですが、藪野さんの現地リポート同様、ロシアによるウクライナ侵攻の影響が色濃く出ていました。長谷川さんもジョージア出身のデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)率いる「バレンシアガ(BALENCIAGA)」が一番印象に残ったようです。

藪野:「ヴェトモン(VETEMENTS)」を初期から買い付けていて、東欧ブランドのディストリビューションを手掛けていたこともある長谷川さんは、東欧の人たちとつながりが深いんですよね。

益成:そうなんです。デムナの弟であるグラム・ヴァザリア(「ヴェトモン」クリエイティブ・ディレクター)とも仲が良くて、彼らが難民だったときの話を聞いてショックだったと。「グローバルなファッション業界で働く身として、常に世界情勢に目を向ける必要性を再認識した」というコメントが印象的でした。

藪野:まさにそう思います。デムナがすごいのは、時代性や社会を読み、即座にショーに反映させる決断力と行動力。侵攻が始まったのはショーの11日前でしたが、すでに完成していたコレクションと演出に彼自身の過去も盛り込みながら新しい文脈を加え、本当に力強いメッセージを発信しました。

益成:このような状況だと、ファッションどころじゃないという気持ちにもなりますよね。

藪野:クリエイション以上に、デザイナーやブランドがこうした問題にどうアクションを起こすのかに目が向いてしまいますね。僕はドイツ在住だから特に感じるのかもしれませんが、陸でつながっているし、ウクライナ人の友人もいるので、全然他人事ではなくて。

益成:モスクワの友人も心配です。国外に出られないようで 。あらゆる物価......が上昇するし、日本も平和ボケしていられません。

藪野:今シーズンは、気持ち的に原稿に集中するのも難しく、書いていても時々やるせなくなりました。ファッション・ウイークを報じることに戸惑いがあったのも事実です。でも、僕らにできるのは伝えること。きちんとデザイナーのメッセージを届けなければいけないと思いました。

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「ファーフェッチ」新キャンペーンに「セックス・アンド・ザ・シティ」のキム・キャトラルら

 ECサイト「ファーフェッチ(FARFETCH)」はこのほど、2022年春夏シーズンのブランドキャンペーンを発表した。「ファーフェッチ」の新クリエイティブ・ディレクターであるヤニス・エロン(Yannis Jenrion)が、秋冬のブランドキャンペーンに続き、ファッションやポップカルチャーからインスピレーションを得て制作した。

 キャンペーンは、日常が与えるファッションへの影響を表現するため、“Y2K”をキーワードにファッションアイコンを起用した。“Y2K”時代のファッションアイコンとして、米ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」でサマンサ役を務めた女優のキム・キャトラル(Kim Cattrall)と、ハリウッドスターのジョシュ・ハートネット(Josh Hartnett)が、Z世代を代表してスティーブ・レイシー(Steve Lacy)と、ラテン系シンガーのマリア・イザベル(María Isabel)が登場した。

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「ファーフェッチ」新キャンペーンに「セックス・アンド・ザ・シティ」のキム・キャトラルら

 ECサイト「ファーフェッチ(FARFETCH)」はこのほど、2022年春夏シーズンのブランドキャンペーンを発表した。「ファーフェッチ」の新クリエイティブ・ディレクターであるヤニス・エロン(Yannis Jenrion)が、秋冬のブランドキャンペーンに続き、ファッションやポップカルチャーからインスピレーションを得て制作した。

 キャンペーンは、日常が与えるファッションへの影響を表現するため、“Y2K”をキーワードにファッションアイコンを起用した。“Y2K”時代のファッションアイコンとして、米ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」でサマンサ役を務めた女優のキム・キャトラル(Kim Cattrall)と、ハリウッドスターのジョシュ・ハートネット(Josh Hartnett)が、Z世代を代表してスティーブ・レイシー(Steve Lacy)と、ラテン系シンガーのマリア・イザベル(María Isabel)が登場した。

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「ファーフェッチ」新キャンペーンに「セックス・アンド・ザ・シティ」のキム・キャトラルら

 ECサイト「ファーフェッチ(FARFETCH)」はこのほど、2022年春夏シーズンのブランドキャンペーンを発表した。「ファーフェッチ」の新クリエイティブ・ディレクターであるヤニス・エロン(Yannis Jenrion)が、秋冬のブランドキャンペーンに続き、ファッションやポップカルチャーからインスピレーションを得て制作した。

 キャンペーンは、日常が与えるファッションへの影響を表現するため、“Y2K”をキーワードにファッションアイコンを起用した。“Y2K”時代のファッションアイコンとして、米ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」でサマンサ役を務めた女優のキム・キャトラル(Kim Cattrall)と、ハリウッドスターのジョシュ・ハートネット(Josh Hartnett)が、Z世代を代表してスティーブ・レイシー(Steve Lacy)と、ラテン系シンガーのマリア・イザベル(María Isabel)が登場した。

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「ヴァレンティノ」のイベントにKokiや冨永愛、桜田通や吉井添らセレブが集合 最新コレクション発売のポップアップ

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は、2022年春夏シーズンの最新コレクション発売に合わせたポップインイベントをヴァレンティノ表参道で4月3日まで開催している。イベントの開催を祝して、Kokiや冨永愛、桜田通、emma、大平修蔵、吉井添ら多くのセレブリティが来場した。

 イベントでは、4×4cm角のシングルスタッズが特徴的な「ヴァレンティノ ガラヴァーニ(VALENTINO GARAVANI)」の“ワンスタッズ”バッグなど、最新コレクションを取り扱う。また、ブロッサムカラーの“ワンスタッズ”スモールダブルハンドルバッグ(税込30万8000円)を他店に先駆けて販売中だ。

■2022年春夏 ヴァレンティノ ランデヴー ポップインイベント
会期:〜4月3日
場所:ヴァレンティノ表参道
住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ本館 1階、2階

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「マリオン ヴィンテージ」2022-23年秋冬東京メンズ・コレクション

 「マリオン ヴィンテージ(MALION VINTAGE)」が2022-23年秋冬メンズ・コレクションを東京で発表した。

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「”冷凍食品”売れるお店はこう使う」コロナ禍で注目高まる冷凍食品の最前線

コロナ禍における時短営業、人手不足、食材ロス、SDGsなどの観点から、冷凍食品への注目度は高まっている。飲食店のメニューでは、冷凍食品にひと手間二手間とアレンジを加え、お店の看板メニューとしても人気を誇っている。飲食店の課題をスマートに解決する冷凍食品をうまく使いこなしている繁盛店に取材を敢行。メリットや反応など、現場の声を聞いてみた。
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「サンローラン」から夏らしいラフィア素材の新作ボディーバッグ

 「サンローラン(SAINT LAURENT)」はこのほど、2022年春夏メンズ・コレクションで発表した新作ボディーバッグ“ル・ラフィア”を発売した。

 その名の通り、素材はラフィアで、それを涼しげにクロシェ編みする。また、中央にはロゴをアイコニックに刺しゅうした。価格は税込15万2900円。

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「まん防明け直前の歌舞伎町の居酒屋は”満席続出”」。若者向け低価格業態が復活

歌舞伎町の居酒屋が復活してきている。 3月21日(月)までで、まん防(まん延防止等重点措置)は解除となったが、3月になってから明らかに客足が戻ってきた。解除直前の休日に、歌舞伎町を訪れると「鳥貴族」、「磯丸水産」、「やきとりセンター」といった大箱の居酒屋で、夜7時前には満席、或いはそれに近いほどの賑わいを見せている。2~4人ほどの少人数のグループ客に関しては、コロナ前の盛況を取り戻してきた。
Posted in 未分類

「ヴァレンティノ」が文字だけで表現する“愛” 日本から作家の川上未映子も参加

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は、“ヴァレンティノ ザ ナラティブ2”をスタートする。「ファッションのコミュニケーション手段を見つめ直し、文字のみを用いた先駆的なキャンペーン」だという。同キャンペーンを通じて、アートとカルチャーの育成に貢献することを目指す。

 “ヴァレンティノ ザ ナラティブ2”は“愛”をテーマにしており、世界中から17人の作家を招待する。各作家が書き下ろしたさまざまな形態の愛が、同キャンペーンに登場する。なお、日本からは「乳と卵」などの著者、川上未映子が参加する。

 「ヴァレンティノ」は同キャンペーンの平和的ゲリライベントを、ニューヨークのソーホーやその他の都市で実施する。

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Z世代が探したアイテムと好調コスメは? ZOZOTOWNウィメンズ編(2022年2月)

 ファッションEC、ZOZOTOWNで好調なアイテムやショップは? 同サイトの最大顧客層でもあるZ世代顧客の1カ月間の動向を聞いた。デジタルネイティブな20代前半までの層の支持を集めたアイテムは? ZOZOコスメ始動で、ビューティの人気アイテムも気になるところだ。今のトレンドが一目で分かる結果になっている(掲載は全て順不同)。

【検索数急上昇/トレンドのアイテムカテゴリー10選】

  
※( )内は前年同期比

伸長要因:
 アウターは、ダウンとボア。ダウンは雪が降るなど、気温低下により需要が高まった。ボアはカジュアルに着こなせるボアが昨年より再加熱。

 引き続きレイヤードアイテムが人気でコートの上に重ねて着るファーベストのほか、タートルネックや、オシャレ感のあるハーフジップが人気。定番のボーダーは、年中欠かせないアイテムだが、レイヤードアイテムとしても必須。

 ストライプは細見え効果、大人っぽさなどがプラスされるストライプのブラウスが特に人気。オーバーサイズは、トレンドに合わせて商品が増えたと考えられる。バッグは引き続きミニサイズのショルダーがトレンドとなっている。

【好調ビューティアイテム5選】

【好調/人気ショップ10選・順不同】

【2月の取り組み成功事例】
 アイドル猫たちとのコラボ「にゃーにゃーにゃー!×ZOZOTOWN」のアイテムを猫の日 (22日)に発売。人気ゲーム「アズールレーン」4周年を記念したコラボアイテムを販売。SNSでファンを中心に広まり、人気。

【3月の取り組み】
 ウクライナの人々への支援として、売上金全額が寄付につながるチャリティーTシャツを販売(14日まで)

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「どうしたジェイグループ?『大阪王将』『高速道路SA』『サウナ』参入」でも、しぶとく地味に生き残るかも

近年、「大阪王将」や「昔の矢場とん」フランチャイジー出店、高速道路サービスエリアの運営、個室サウナ参入など、模索が続く、名古屋発のジェイグループホールディングス(HD)。一方で、オリジナルの新業態もポツポツと小ヒットし始めてはいる。店舗訪問した上で、再浮上の可能性を探ってみた。
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焼肉ライク、ロードサイド11号店。幸楽苑、ジーブランドを転換。

ダイニングイノベーショングループの株式会社焼肉ライク(所在地:東京都渋谷区、代表者 有村 壮央)と株式会社幸楽苑ホールディングス(本社:福島県郡山市、代表取締役社長:新井田 昇)が、郊外モデル11号店「焼肉ライク 郡山栄町店」を3月24日(木)にオープンさせる。
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