俳優・松山ケンイチが命と向き合う理由 獣皮のアップサイクルに見いだした可能性

 松山ケンイチと小雪が、廃棄される獣皮のアップサイクルを目的としたライフスタイルブランド「モミジ(MOMIJI)」を設立した。松山が東京と地方の二拠点生活を始めて約3年。地方では野菜作りなど自給自足に近い生活を送りながら、ハンターとして畑を荒らす鹿や猪などの害獣駆除にも携わっている。自然と共生し、命と向き合いながら過ごす中で、なぜブランドを始めようと思ったのか?ブランド初披露となったブルー マーブル(Blue Marble)主催の新たな合同展「ニュー エナジー ゼロ(NEW ENERGY ZERO)」で、その真意を聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):地方に移住したきっかけは?

松山ケンイチ(以下、松山):僕は青森の田舎で生まれ育ち、16歳から東京で俳優の仕事を始めました。田舎で育った自分と、俳優・松山ケンイチとして過ごした時間が同じくらいになったころ、祖父母と畑で過ごしていた昔の自分に戻りたくなったんです。田舎で生活することで、東京では感じにくい自然との共生に目を向け、その感覚を家族と共有しながら過ごしたくて、3年ほど前に移住しました。

WWD:その生活からなぜブランド立ち上げに至ったのでしょうか?

松山:田舎に住んでいても、東京で得たお金で生活するのでは、結局は東京に依存しているといえます。畑で作物を作り、田舎でも収入源がある暮らしをしてこそ住む意味があると考え、自分に何ができるか探っていたところ、獣皮のアップサイクルを思いつきました。移住してからはハンターとして有害駆除をしており、捕獲した動物の肉は全て使い切っていましたが、骨と内臓、そして皮は自分には活用できないと思い込んでいたんです。ですが、皮をレザーの原料にすればいいのではと思いつき、獣皮の利活用が始まりました。

WWD:ブランド名を鹿の別称である“モミジ”にした思いは?

松山:日本には、鹿革を武具などに使用してきた歴史があります。僕が初めてレザーにしたのも鹿の皮でした。鹿は人間にとって身近な存在ですし、日本らしい名前でもあるので「モミジ」と名付けました。

WWD:ロゴがブランドの頭文字“M”にも、動物にも見えてユニークです。

松山:妻が、複数の意味を重ね合わせるアイデアを提案してくれました。それでずっと描き続けていたら、だんだん四つ足動物のようになったんです(笑)。ロゴは架空の聖獣をイメージしていますが、鹿や猪、熊など、僕が捕獲している動物も皆四つ足動物です。彼らは神聖な生き物として崇拝される一方で、畑の作物を食べ荒らし、人に害を与える害獣としての側面もある。そんな動物と僕たちはどう向き合って生きていくべきか——そんな思いを込めました。

WWD:小雪さんと共同名義にした理由と、2人の役割は?

松山:僕は有害駆除に従事しているハンターで、獣皮の調達人。それを形にするのが妻です。僕はものをほとんど持たないし、1人では右も左も分からなかったけれど、ファッション業界とつながりのある彼女が加わることで大きな輪に広がりました。また有害駆除は、自分たちが田舎で暮らす以上、この先も向き合わなければならない問題です。1人でやるより夫婦のライフワークとして取り組み、それを子どもたちが見ている環境が、家族にとって学びがあると考えました。

ハンターとして鹿の捕獲を続ける理由

WWD:皮はどのように仕入れていますか?またどの動物が多いですか?

松山:僕や仲間の猟師が有害駆除で捕獲したものと、解体所に連絡して引き取ったものがあります。皮の種類は鹿、その次に熊、猪、羊の順ですね。羊は害獣ではありませんが、ジンギスカンとして食される羊の皮が廃棄されているので、それを引き取り、利活用しています。

WWD:環境保全や動物愛護などの視点から、革を使わない方向にシフトするブランドも増えています。「モミジ」は有害駆除した動物の皮の利活用ではありますが、革製品を扱う事業について賛否両論が起こることも想定していますか?

松山:毛皮や革を使わない意思も自然との共生の中では大事なことで、僕も自然の中でのヒトの立ち位置を意識したいと思っています。ただ、世の中全体がエコに向かうには解決しなければいけない複雑な社会のシステムがあります。その道のりは遠く、まだまだ時間がかかり、その間も農林業被害軽減のために動物は捕獲され、廃棄され続けます。それなら僕は、肉も皮も利活用したい。当たり前ですが、全ての生物には個体の大きさに関係なく命があり、その命をいただいて僕たちの命は持続しています。宇宙から見れば、僕の命とそれ以外の命に差なんてない。その循環の中にいたいと思っています。

WWD:鹿による農作物への被害も拡大していると聞きます。

松山:鹿の増加による農作物や自然への被害は、無視できないほど大きいです。鹿が増えた原因は温暖化という説もあります。昔は厳しい冬を越せず自然と数が減少していたのですが、冬でも生息しやすい環境になり、数が爆発的に増えた分被害が大きくなっています。鹿の数を減らすなら、鉄砲で打つより温暖化を止めるほうがよっぽど効果的です。ほかにも、革をなめす技術の継承や、それに携わる人々の雇用についても考えないといけません。

WWD:日本では、駆除対象として捕獲された動物の約10%のみが食肉に活用され、皮として使われるのはそのうちの数%といわれています。この現状に「モミジ」が貢献できることは?

松山:日本ではようやくジビエが学校の給食でも出るようになり、ジビエのレストランが盛り上がってきた段階です。これから獣皮への意識も上がっていくだろうし、実際に獣皮の利活用に向けて動いているレストラン関係者もいます。彼らや猟師など、みんなの思いが集まれば大きな力になるので、そういった方々の力になりたい。僕の役目は、獣皮の背景を伝え、レザーになった革の素材の面白さを広めていくことだと思っています。

「モミジ」の革を使ってほしい

WWD:デザインのインスピレーション源やこだわり、現在のラインアップは?

松山:現在はライダースジャケットのみ。俳優の仕事を通じて得た、“足し算より引き算の方がいい”という経験から、できるだけ無駄は省いています。ライダースジャケットは、シルエットが長年変わらない完成されたアイテム。それを「モミジ」が作るなら、何を引き算できるかを考えながら作りました。ただ、どちらかといえば、自分たちは少量生産を維持し、企業やほかのブランドに「モミジ」の革を使ってもらいたい。将来的には、「モミジ」として発表する革製品に関しては、購入者が使い終えたら回収し、その革でインテリアやほかのアイテムを作るような循環型の仕組みも考えていきたいです。

WWD:染色など環境配慮へのこだわりは?

松山:世間ではクロムなめしが一般的ですが、僕たちは環境負荷が少ない植物タンニンなめしを行っています。ただ環境負荷は少ないけれど、植物タンニンなめしは植物の命を消費しているので、今はそれに代わる技術もタンナーと試し始めています。ほかにも、兵庫県・姫路市発祥の日本独自のなめし技術“白なめし”や火の煙でなめす“燻煙なめし”などは、今後ぜひ試していきたいです。

WWD:今後も国産にこだわっていく予定ですか?

松山:南部裂織や藍染め、泥染めなど、日本の伝統技術にも興味があるので、一緒に何かを作れたらうれしいです。ただ、獣皮の利活用は世界規模の問題。海外に面白い技術があれば、彼らとの協業もあるかもしれないですね。

WWD:「モミジ」を通じて実現したいことは?

松山:インテリアやアートの分野、障がいを持つ方も使える用具など、ファッション以外での革の活用法も広げたいです。教育面でも、子どもたちと革小物を作りながら、皮がどこから来たのかを学ぶワークショップも実施したい。可能性を秘めた素材なので、変にこだわったりせず、柔軟な考え方を持ち、同じ方向を向いて進んでくれる人々と共に考え、楽しみながら挑戦していきたいです。

さまざまな命をいただいて
今の自分がある

WWD:地方ではどんな生活を送っていますか?

松山:野菜作りや草刈り、害獣駆除など、現地の人が当たり前にしていることを僕も同じようにやっています。遊びながら学んでいる感覚に近いですね。

WWD:東京と地方の二拠点生活で得た学びとは?

松山:移住して感じたのは、さまざまな命をいただいて今の自分があるということ。「雑草1本にも命がある」と農家の人は教えてくれました。そしてハンターをやっていると、その肉を食べるのにどれほどの労力を要したかが分かるので、暴飲暴食なんてできなくなります。「いただきます」という言葉が、作ってくれた人と自然の恵みに対してだと実感します。現代の子どもたちの中には、刺身や肉がパック詰めされた状態で生きていると思っている子もいるかもしれません。それに近いことが大人の頭の中でも起こっている。都会での生活は、そんな背景を考える想像力を薄れさせているように感じます。

WWD:地方での生活を通じて、自身の子どもたちに教えていることは?

松山:虫や生き物を愛でたり、殺したりすることで、命についての学びを大事にしています。この世界にはさまざまな命があり、そこには上も下もないということ。そして、人は簡単に命を奪う力があることを学び、本当に奪う必要があるのか、その奪った命に何を思うのか。僕も子どもたちと共に学び続けています。これからも一緒に考え、向き合っていきたいです。

The post 俳優・松山ケンイチが命と向き合う理由 獣皮のアップサイクルに見いだした可能性 appeared first on WWDJAPAN.

12歳の“小学生ギャル”じゅなが語るY2K 「かわいいんだけど……」

 ギャル雑誌「エッグ(egg)」の公式ユーチューブチャンネルに出演するギャルの中で、ひと回り小柄な女の子が“小学生ギャル”こと、じゅなだ。きれいな金髪につけまつげ、ヘソ出しルックなど、12歳とは思えないほどギャルスタイルの完成度は高い。彼女は現在インスタグラムのフォロワー数4万以上を、ユーチューブの「じゅなチャンネル」登録者数は3万以上を抱えるなど、注目を集めている。4月からは“小学生ギャル”を卒業し、中学生になる。そんな未来のファッションアイコン候補に、トレンドのY2Kファッションはどう映るのか。ギャルになるまでの道のりや、ファッション観についても聞いた。

WWD:ギャルに憧れるようになったきっかけは?

じゅな:化粧を始めたのは小2の頃です。そのときは、ただ化粧の練習をしてただけでした。ギャルに憧れ始めたのは小4くらいのとき。SNSを見ていたらギャルさんたちの写真がたくさん流れてきて、自分もこういうふうになりたいなーって。憧れの人は「エッグ」モデルのみんなだけど、“茨城組”のきぃりぷちゃんとまぁみちゃんが特に好きです!

WWD:ギャルに近づくためにやっていたことは?

じゅな:ギャルといえばやっぱり化粧で、特にタレ目に見せることが大事。だから頑張ってタレ目メイクを研究して、最初はカラコンを目に入れるも怖かったけど、最近になってやっと慣れてきた感じです。髪を染めて、つけま(つげ)を着けて、目がドンってなったときは「ギャルに近づけたー!」って。たくさん練習して、今のメイクにたどり着きました。

WWD:化粧品はどうやってそろえた?

じゅな:月のお小遣いが3000円〜5000円だから、自分で買ったり、家族で一緒に出掛けたときに買ってもらったり。お母さんも昔ちょこっとだけギャルだったから「ギャルを目指す!」って宣言したときから、「いいじゃん!」って応援してくれてるんです。

WWD:今は“小学生ギャル”としてどんな活動をしている?

じゅな:今は「エッグ」や個人のユーチューブチャンネルと、インスタグラム、ティックトック(TikTok)で活動してます。じゅなは「エッグ」モデルが多くいる事務所に所属してるんですけど、まだ正式な「エッグ」モデルじゃなくて。事務所に入れただけでもうれしいんだけど、モデルになるために頑張ってるところです!

ショーパンに腹出し
「寒さに耐えてこそギャル」

WWD:服を選ぶときのこだわりは?

じゅな:特になくって、自分が着たいものを着ること。ただキッズサイズだと自分好みのギャルっぽい服がないから、大人用で一番小さいサイズを買って、ブカブカなサイズ感で着てます。でもギャルっぽさは意識していて、ショーパンとか、腹出し系の服は寒くても着る。普通はショーパンとか腹出しって寒いんだけど、その寒さに耐えるのがギャルだと思ってるんで!(笑)

WWD:買い物に行くのはどんな場所?

じゅな:最近はコロナがすごくてあまり行けてないけど、地元のイオンが多いです。好きなのは、元「小悪魔ageha」モデルの武藤静香さんがプロデュースしてる「レディ(RADY)」ってブランド。お母さんもお父さんも好きだから、家のカーテンも「レディ」なんです。あとは「シーイン(SHEIN)」でも買ってるかな。安くてかわいい服がたくさん売ってるから。

WWD:小学校にはどんなファッションで通っていた?

じゅな:学校にはラフなファッションで行ってました。パーカにショーパンで、メイクも日焼け止めを塗って、眉毛描いてまつげをあげて、リップ塗るくらい。撮影のときと違って、めっちゃナチュラルです。本当はもっと派手にしたいんだけど、朝にギャルメイクをしていたら学校に間に合わないんじゃないかって問題があって……。

WWD:SNSには4歳の妹さんも多く登場している。

じゅな:弟とは喧嘩ばかりだけど、妹とは仲良し。妹は自分が遊んでほしいときだけ寄ってくるんですけど、それがかわいくて。妹はじゅなが髪を染めてくると「ねえね、かわいいね。いいな〜」って言ってくるんです。いずれ、ギャルの道に進んでほしいな。

WWD:小学校の卒業式では個性的な服だったが?

じゅな:ほかの子と違うことがしたくて、おばあちゃんのお下がりのブレザーにオーダーメードで刺しゅうを入れて着て行きました。刺しゅうも、お母さんや友だちと意見を出し合って決めて、袖に“小学生ギャル”って入っているのもお気に入りです!

WWD:春から中学生だが、制服はどう着こなしたい?

じゅな:実はそんなに気に入ってないけど、校則が厳しいので我慢して着ます(笑)。

WWD:今年トレンドの、2000年前後に流行したY2Kって知ってる?

じゅな:なんとなく知ってます。特に、ルーズソックスにミニ丈のスタイルはじゅなが目指してるファッションに近いから、普通にかわいい。自分が好きで履いてるルーズソックスが昔流行っていたのかと思うと、なんかすごいですね。

12歳が正直に語る“最新のY2Kどう思う?”

The post 12歳の“小学生ギャル”じゅなが語るY2K 「かわいいんだけど……」 appeared first on WWDJAPAN.

「アンダーカバー」が英「ラロッカ」とのコラボブーツ “薔薇のトゲ”スタッズ付き

 「アンダーカバー(UNDERCOVER)」は、2022-23年秋冬ウィメンズコレクションでイギリスのアパレルブランド「ラロッカ(LA ROCKA)」と初めてコラボレーションしたブーツを発売する。取り扱い店舗と価格は未定。「ジョージコックス(GEORGE COX)」のエンジニアブーツをモデルに、薔薇のトゲがモチーフのスタッズを施した。カラーはゴールドとブラック、ボルドーの3色で、サイズは3、4、5、6を用意する。

 インラインでは、同じく薔薇のトゲがモチーフのスタッズが付くレースアップシューズを7月に発売する。シューズにはゴールドのスタッズを全面にあしらい、パンキッシュで“毒”の効いたデザインに仕上げた。カラーはゴールドとブラック、クリームの3色で、価格はそれぞれ税込13万2000円。サイズはXXSとXS、Sで、同ブランドの店舗と公式オンラインストアで取り扱う。

The post 「アンダーカバー」が英「ラロッカ」とのコラボブーツ “薔薇のトゲ”スタッズ付き appeared first on WWDJAPAN.

2022年「メットガラ」のホストが決定 21年に続いてアメリカのファッションがテーマ

 2022年度「メットガラ(MET GALA)」のホストに、俳優のブレイク・ライヴリー(Blake Lively)、ライアン・レイノルズ(Ryan Reynolds)、レジーナ・キング(Regina King)、作曲家や俳優としてマルチに活躍するリン・マニュエル・ミランダ(Lin-Manuel Miranda)が選ばれた。今年は、“イン アメリカ:アン アンソロジー オブ ファッション(In America: An Anthology of Fashion)”をテーマに、5月2日に開催する。

 ライヴリーは18年、“ヘブンリー ボディーズ:ファッション アンド ザ カトリック イマジネーション(Heavenly Bodies: Fashion and the Catholic Imagination)”のテーマに沿って、「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のカスタムドレスで参加。ファッションの祭典として知られる「メットガラ」でのルックに注目が集まる常連の1人だ。レイノルズやキングも過去に参加しているが、ミランダにとっては初めての「メットガラ」となる。

 「メットガラ」を主催する「ヴォーグ(VOGUE)」のアナ・ウィンター(Anna Wintour)編集長や、アメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA)の会長を務めるトム・フォード(Tom Ford)、メタ(META、旧フェイスブック)のアダム・モッセーリ(Adam Mosseri)=インスタグラム責任者が「メットガラ」の名誉会長を共同で務める。

 「メットガラ」と同テーマで開催する展覧会は、5月7日からメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)でスタートする。21年のテーマである“イン・アメリカ:ア・レキシコン・オブ・ファッション(In America: A Lexicon of Fashion)”に続き、アメリカのファッションを探求する。

The post 2022年「メットガラ」のホストが決定 21年に続いてアメリカのファッションがテーマ appeared first on WWDJAPAN.

2022年「メットガラ」のホストが決定 21年に続いてアメリカのファッションがテーマ

 2022年度「メットガラ(MET GALA)」のホストに、俳優のブレイク・ライヴリー(Blake Lively)、ライアン・レイノルズ(Ryan Reynolds)、レジーナ・キング(Regina King)、作曲家や俳優としてマルチに活躍するリン・マニュエル・ミランダ(Lin-Manuel Miranda)が選ばれた。今年は、“イン アメリカ:アン アンソロジー オブ ファッション(In America: An Anthology of Fashion)”をテーマに、5月2日に開催する。

 ライヴリーは18年、“ヘブンリー ボディーズ:ファッション アンド ザ カトリック イマジネーション(Heavenly Bodies: Fashion and the Catholic Imagination)”のテーマに沿って、「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のカスタムドレスで参加。ファッションの祭典として知られる「メットガラ」でのルックに注目が集まる常連の1人だ。レイノルズやキングも過去に参加しているが、ミランダにとっては初めての「メットガラ」となる。

 「メットガラ」を主催する「ヴォーグ(VOGUE)」のアナ・ウィンター(Anna Wintour)編集長や、アメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA)の会長を務めるトム・フォード(Tom Ford)、メタ(META、旧フェイスブック)のアダム・モッセーリ(Adam Mosseri)=インスタグラム責任者が「メットガラ」の名誉会長を共同で務める。

 「メットガラ」と同テーマで開催する展覧会は、5月7日からメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)でスタートする。21年のテーマである“イン・アメリカ:ア・レキシコン・オブ・ファッション(In America: A Lexicon of Fashion)”に続き、アメリカのファッションを探求する。

The post 2022年「メットガラ」のホストが決定 21年に続いてアメリカのファッションがテーマ appeared first on WWDJAPAN.

“リアル”と“メタ”の同時展開 「メタトーキョー」がAMIAYAとストリート誌「STREET」をフィーチャーしイベントを開催

 AMIAYAとストリート誌「ストリート(STREET)」、メタバース上のグローバル文化都市「メタトーキョー」は3月30日まで、原宿「ブックマーク(BOOKMARC)」でコラボレーション写真展「AMIAYA × STREET × METATOKYO」を開催している。写真展と並行し、NFTを活用したメタバース・プラットフォーム「ディセントラランド(DECENTRALAND)」内ではポップアップミュージアム「SPACE BY METATOKYO」を「AMIAYA × STREET」仕様にアップデートした写真展示を開催。27日まで開催中の世界最大級のデジタルファッションウィーク「メタバース ファッション ウイーク(METAVERSE FASHION WEEK)」の公式プログラムだ。

 今回のコラボレーションではAMIAYAと「ストリート」のコラボレーションによる写真集「AMIAYA x STREET TOKYO FASHION 2021SS」をフィーチャー。原宿を中心としたストリートを舞台に東京ファッションをまとったAMIAYAを青木正一「ストリート」 編集長兼フォトグラファーが撮り下ろし、メタバースとデジタルファッション、NFTを組み合わせた“Web3.0時代”のファッション&カルチャーをグローバルに発信する。NFTマーケットプレイス「オープンシー(OPENSEA)」では、NFT化した「AMIAYA × STREET」の写真を販売する。本企画の背景やメタバースの未来の可能性について、AMIAYA、青木編集長、鈴木雄大「メタトーキョー」最高戦略責任者に話を聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):企画にはどんな想いを込めた?

AMIAYA:コロナ禍で私達が出来ることを考え、日本が誇るファッションブランドをフィーチャーし、海外からの支持が熱い「STREET」と、日本のファッションシーンを盛り上げてたいと考えました。世界へ繋がる日本のファッションの可能性を信じ、ファッションが持つポジティブなエネルギーを届けられるよう考えました。

青木正一「ストリート」編集長(以下、青木):AMIAYAが東京に出てきた当時にストリート誌「フルーツ(FRUiTS)」でスナップ撮影して以来、世界へと飛躍する彼女たちを長く見てきました。コロナ渦で東京ファッションを発信する機会が少なくなった時に、日本を代表するAMIAYAが東京ファッションをまとえば、魅力を世界に発信できると考えたのが始まりです。メタバースやNFTは、未来の可能性への挑戦です。

WWD:「ディセントラランド」内マーケットプレイスでは、AMIAYAのファッションスタイルをモチーフにしたウェアラブルを販売、配布する。どんなこだわりを持って製作を進めた?

AMIAYA:「AMIAYAといえば!」と思える、分かりやすいピンクボブのヘアスタイルを作りました。これまでウェアラブルにピンクのヘアがなかったようで、とてもアイコニックなアイテムになったと思います。

鈴木雄大「メタトーキョー」最高戦略責任者(以下、鈴木):「ディセントラランド」の中では、アバターは全てウェアラブルという形で、それぞれNFT形式でアイテムを作成できます。今回はAMIAYAさんが希望する繊細なイメージから、今まで意識をしたことがなかったメタバース空間でのサイジングの重要性に気付きました。ぜひ絶妙なサイジングをメタバースアバター、ウェアラブルで感じて下さい。

WWD:それぞれが感じているメタバースの可能性について聞かせて欲しい。

鈴木:メタバースの拡大により、今後はよりデジタルファッションブランドが立ち上がる機運があります。昨年は「ナイキ(NIKE)」がデジタル領域で活躍するクリエイター組織「アーティファクト(RTKFT)」を買収するなど、今後はより多くのブランドやアーティストを巻き込む可能性が高いでしょう。「メタバース ファッション ウイーク」を境に、デジタルファッションが一層広まることを期待しています。

青木:メタバースは、今後ファッションの領域でかなり重要になり、さまざまな仕組みができていくと思います。表現だけではなく、マネタイズ、ブランド化、ファンとのコミュニケーションなど、多角的に大きく広がるはずです。

AMIAYA:今後、メタバース上で自分たちのブランドを作ってクリエイティブの幅を広げたいです。リアルでは不可能なファッションの楽しみ方を、メタバースで提案できたら嬉しいです。

The post “リアル”と“メタ”の同時展開 「メタトーキョー」がAMIAYAとストリート誌「STREET」をフィーチャーしイベントを開催 appeared first on WWDJAPAN.

エイサップ・ロッキーがベンツとコラボ 90年代をテーマにしたアパレルを手掛ける

 ラッパーのエイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)とメルセデス・ベンツ(MERCEDES BENZ)は17日、90年代をテーマにしたコラボアパレルコレクションを発売した。ストリートウエアスタイルを中心に、メルセデス・ベンツのロゴをあしらったスエットやフーディー、パンツ、ジャケット、キャップ、バッグなどを展開。価格は60〜175ドル(約7000〜2万円)で、同氏が率いるクリエイティブチーム「アウグ(AWGE)」の公式サイトやアメリカの西海岸にあるセレクトショップ「パクサン(PacSun)」で取り扱う。

 メルセデス・ベンツのベッティーナ・フェッツァー(Bettina Fetzer)=マーケティング担当バイス・プレジデントは、「先進的な精神を持つ当社は、カルチャー分野でもさまざまな協業を行ってきた。今回のエイサップ・ロッキーとのコラボでは、90年代の音楽やファッションのカルチャーシーンを捉えた。エイサップ・ロッキーをはじめとする、現在活躍するクリエイティブたちを形作った時代をうまく表現している」と語った。

 エイサップ・ロッキーは2017年に、メルセデス・ベンツのキャンペーンに初めて登場。“グロー アップ(Grow Up)”と題した2分間のキャンペーン動画に出演し、ラッパーとしての人生を語った。今回、二度目の協業となった。

The post エイサップ・ロッキーがベンツとコラボ 90年代をテーマにしたアパレルを手掛ける appeared first on WWDJAPAN.

フォトグラファー新田桂一が“爬虫類人”になって写真展!?

 フォトグラファーの新田桂一は4月14日から30日まで、東京・原宿の「ギャラリーターゲット」で個展「cosmiCCentury」を行う。

 “レプティリアン(爬虫類人)がフォトグラファーになったらどんな写真を撮る?”をテーマに新作を展示する。新田がこれまでに発表してきた、自らが世界的著名人に変装して撮影するセルフポートレートプロジェクト「100K」と、東京を代表するスタイルフリーな人々を撮った「PORTRAIT」シリーズの進化版の位置付けだという。

 新田は1975年生まれ、東京都出身。文化服装学院を卒業後、97年に渡米。テリー・リチャードソン(Terry Richardson)に6年間師事し、2006年に帰国・独立。ファッションや広告撮影を行うほか、21年の東京パラリンピックではIPC(国際パラリンピック委員会)×WOWOWのドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」のキービジュアルを担当した。

■「cosmiCCentury」
日程:4月14〜30日
時間:12:00〜19:00
定休日:日曜・祝日
場所:ギャラリーターゲット
住所:東京都渋谷区神宮前2-32-10

The post フォトグラファー新田桂一が“爬虫類人”になって写真展!? appeared first on WWDJAPAN.

フリークス ストアが名古屋パルコ店をOMO型店舗にリニューアル AIカメラ活用し商品提案

 デイトナ・インターナショナルが運営するセレクトショップのフリークス ストアはこのほど、名古屋パルコ⻄館2階の店舗をブランド初のOMO(オフラインとオンラインの融合)型店舗としてリニューアルした。

 注目は、テック企業4社と協業したオリジナルのインタラクティブミラー「+プラス ミラー(+PLUS MIRROR)」。高性能の画像認識AIカメラを搭載し、客の着用アイテムから好みを分析して、おすすめ商品を提案する。そのほか、パーソナルカラーや顔タイプ、12星座と組み合わせたファッションタイプ診断なども可能。診断結果は、紙のカルテやウェブページで閲覧できる。また商品タグを読み込むと、関連するスタッフスナップや在庫状況を確認できる。

 店内には複数のタブレット端末を設置し、全てのポップをデジタルに一新した。さらに複数台設置したカメラで人の動きを集計・分析。これまで感覚値で行っていた商品陳列などのオペレーションの改善につなげる。

The post フリークス ストアが名古屋パルコ店をOMO型店舗にリニューアル AIカメラ活用し商品提案 appeared first on WWDJAPAN.

伊「セラピアン」から日本製セルビッジデニムを使ったバッグが初登場

 イタリアのバッグブランド「セラピアン(SERAPIAN)」は、ブランドとして初めて日本製セルビッジデニムを使ったバッグを発売した。裏地にも幾何学模様をプリントした日本製のコットン生地を採用する。価格はバックパックが税込24万4200円など。

 2本のショルダーベルトを付属し、バックパックに変形する“ツーインワントートバッグ”(16万1700円)も初登場した。

 「セラピアン」は1928年にミラノで創業。

The post 伊「セラピアン」から日本製セルビッジデニムを使ったバッグが初登場 appeared first on WWDJAPAN.

ビームスが2023年度入学用のランドセル発売 香川照之の「インセクトコレクション」とのコラボも

 ビームスは、自社ブランド「こどもビームス」と「ビーミング by ビームス(B:MING BY BEAMS)」から2023年度入学用のランドセルを発売する。

 「こどもビームス」のランドセルは、昭和10年創業の革製品メーカーである大峽製鞄(おおばせいほう)との協業だ。台形型本体“トラピーズ(C)”やフィットする肩ベルト“マミーズタッチ(R)”、荷重分散させる背面“ソフトリー(R)”など、大峽製鞄による独自機能に加え、コラボレーション限定として“スライド背かん”が付く。

 ランドセルは、使うほどに色ツヤが増していくレザーモデル(10色、ハンドルなし税込7万1500円、ハンドル付き同7万5900円)、軽量で発色のよいクラリーノモデル(6色、ハンドルなし同6万500円、ハンドル付き同6万4900円)、香川照之による昆虫モチーフのブランド「インセクトコレクション(INSECT COLLECTION)」とのコラボモデル(4色、ハンドル付き同7万4800円)の3モデルを用意した。ビームス公式オンラインショップで4月4日から受注を開始する。東京・代官山のこどもビームスとビームス 神戸ではサンプルを展示しているほか、5月15日まで店頭試着が可能だ。

 「ビーミング by ビームス」のランドセルは、軽量で水濡れに強い素材や、大容量でベーシックなデザインが特徴。鍵のかけ忘れを防ぐ“ワンタッチロック”も付く。店頭での注文に限り、名入れオーダー(同2750円)も可能だ。

 カラーはブラック、ネイビー、キャメル、レッド、ベージュの5色で、価格はハンドル付きで同5万5000円。ビーミング ライフストア by ビームス店舗、公式オンラインショップ、ゾゾタウン、楽天ファッションで受注を行っているほか、全国のビーミングライフストア by ビームス店舗でサンプルを展示している。

The post ビームスが2023年度入学用のランドセル発売 香川照之の「インセクトコレクション」とのコラボも appeared first on WWDJAPAN.

ユナイテッドアローズ栗野上級顧問に聞く、受難の時代のスーツ販売 ギャルソンと組んでイベント開催

 コラボ飽和により、めったなコラボでは驚かなくなっている昨今。しかし、ユナイテッドアローズ(以下、UA)とコム デ ギャルソン(以下、CdG)、ニューバランスの3社がタッグを組み、リモートワークなどで近年ますます存在感が薄くなっているスーツのポップアップストアを渋谷パルコで行う、しかもファサードデザインはCdGの川久保玲社長自身が手掛けると聞いたら、「これは何かありそうだ!」と感じるというもの。実際、初日の3月23日に店頭を訪れると、非常に盛況だった。4月12日まで開催しているポップアップストア“自由な背広”について、プロデュースする栗野宏文UA上級顧問に聞いた。

WWD:このポップアップストアを企画した意図は?

栗野宏文UA上級顧問(以下、栗野):今、スーツが置かれている立場がすごくかわいそうなものになってしまっています。スーツ=サラリーマンのユニフォーム、というイメージで、それすらもリモートワークが広がったことで失われつつある。「スーツはおしゃれな服ですよ」「もっと自由に着ていいんですよ」と改めて言いたい。スーツとスニーカーを合わせたスタイルが僕自身はすごく好きで、トレードマークのようになっています。皆さんもどんどん自由に組み合わせればいい。でも「スーツとスニーカーはどう合わせればいいの?」と非常によく聞かれるので、それならば “見える化”しようと思いました。もちろん、UAはもともとスーツ販売を得意としていますから、スーツは推していきたい。しかし、(1社での企画とするのではなく)よりエキサイティングな企画にするにはどうしたらいいかと考え、強いもの同士を組み合わせようと思いました。それがこの座組みに至った理由です。ただし、アイテム自体で「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」×「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」といったコラボはしていません。今って、(コラボで)仕掛けて売ることばかり。今回のイベントもそのような仕掛けの一つと受け取られるかもしれませんが、コラボしたのは商品ではなく会社です。それぞれの会社に対するリスペクトがあって、実現できました。

WWD:“自由な背広”というネーミングやフォントも非常に強く、パッと目に飛び込んできます。

栗野:ネーミングもフォントも川久保さんです。今回、CdGは「コム デ ギャルソン オムドゥ(COMME DES GARCONS HOMME DEUX以下、オムドゥ)」の商品をそろえていますが、「オムドゥ」は1987年にブランドを立ち上げた際、“日本の背広”と打ち出していました。当時はバブル全盛で、メンズスーツと言えば肩パッドのないソフトスーツ。そんな中で、ちゃらちゃらしたバブルへのアンチとして、「日本人が背筋を伸ばし、矜恃を持って着るスーツとはこういうものでしょう?」という川久保さんのメッセージなんだと当時僕は受け取りました。その3年後に、UAもクラシコイタリアとして、肩パッドの入ったスーツを打ち出しています。そうした経緯が頭にあって、「今回は“自由な背広”でどうですか?」と川久保さんに提案しました。「オムドゥ」は09-10年秋冬と10年春夏、僕がディレクションをお手伝いしていたというご縁もあります。

「店頭重視、それがギャルソンとの共通点」

WWD:強いもの同士(企業)を組み合わせたということですが、UAとCdGの組み合わせにはやはり驚きがあります。

栗野:そうですか?CdGとUAは取り引きをして30年になります。「コム デ ギャルソン シャツ(COMME DES GARCONS SHIRT)」を初めてCdG社外で売った店がUAだったと思う。両社は基本のスピリットの部分ではお互いにリスペクトしているんじゃないかと思っています。基本のスピリットとは、小売りを大事にしているという点。近年のファッションビジネスは、SNSでインフルエンサーに拡散してもらっていかに売るか、という部分も大きく、UAももちろんそういうこともやっています。でも、それが最大の推進ドライバーではない。お店でお客さまに接して買っていただくということをCdGは50年、UAは31年やってきた。それは共通する部分です。OMO(オンラインとオフラインの融合)は僕たちも進めています。でも、店頭接客の信頼がなければECでも商品を買っていただくことはできない。そういう面で、CdGとは課題意識が共通していると思います。恐らくそうした意図から、昨年、CdGの販売員向けの社内勉強会に呼んでいただいたこともありました。

WWD:ポップアップストアを告知するリリースには、「さまざまな面で小売の既成概念を超えた提案を試みる」とありました。具体的にどういうことでしょうか。

栗野:例えばアイテムの面で言えば、スーツのポップアップでも、UAはネクタイは1つも置きません。スタイリングでは「スーツはこう着るもの」というルールを超えて提案をしていきますし、服だけでなくレコードや本も売る。販売や接客の面では、UAの販売員がCdGも売りますし、その逆も然り。UAからは毎日3人、日替わりで販売員が立ちます。首都圏から公募で募ったメンバーで、3週間の延べ人数は60人。3人のうち2人はベテラン、1人は若手にしていて、「ユナイテッドアローズ」業態だけでなく、「グリーンレーベル リラクシング(GREEN LABEL RELAXING)」業態の販売員もいますし、女性もいます。本当のスゴ腕販売員は、どこのブランドの商品でも売れる人のこと。普段、他社の販売員と一緒に自社以外の商品を売るというケースはまずありません。スタッフが今回のイベントでの販売経験を普段の職場に持ち帰れば、とても大きな力になると思います。

「やっぱり服は人が着てこそかっこいい」

WWD:市場全体として見ると、スーツは今、堅苦しくないものにどうトランスフォームさせるか、それによっていかに多くの人に振り向いてもらうかが焦点になっているように感じます。スーツ量販店の“パジャマスーツ”なども話題です。

栗野:そういうスーツも求められているのだからいいと思う。でも、(手をかけて作った)食事とカップラーメンは別ものです。カップラーメンがいかに進化しても、食事を駆逐して凌駕するというものではありません。(スーツ量販店などでは)「洗えるスーツ」「○○できるスーツ」といったように、利便性を考えたさまざまな提案がある。そのような与えられたフレキシビリティー(自由)もいいですが、自分でスーツをフレキシブルに着てしまう、自分でフレキシビリティーを作っていくというのもいいと思うんです。UAとして、「スーツってかっこいいよね」と言い続けてきましたが、改めて言いたい。落語はオチが分かっていても何度も聞きたくなるものです。何百年間と同じ話がされていても、そこにそのときそのときの時代性や落語家のクリエイティビティーを感じるから聞きたくなる。スーツも、そういった古典落語や古典芸能と近しいのかもしれません。

WWD:スーツに限らず、ファッション自体もかつてとは楽しみ方がかなり違ってきています。

栗野:キャリアの中でバイイングやディレクションも担当してきましたが、僕が一番興味がある分野は自分の原点でもある販売です。お客さまとコミュニケーションして、時には家族にも話していない内容を聞いたりと、その方の人生に深くコミットすることもできる。そうした瞬間に、洋服屋って面白いなとつくづく思います。今はEC専業で店頭を持たないブランドも出てきていますし、洋服屋のあり方がかつてとは変わってきているとももちろん感じます。それを批判する気持ちはありません。今回のイベントでは、スーツを通してファッションというカルチャーを再認識してほしいという気持ちもある。単にモノを買って終わりではないんです。(背景にさまざまなストーリーやカルチャーがあって、それを感じ)人が着るからこそ服はかっこいい。接客も含め、そういう人とのつながりにフォーカスしたいと思って今回のポップアップを考えました。今、メタバースやNFTの文脈でファッションが盛り上がっていますが、それはそれとして、僕はやっぱり服は着てこそだと思っています。

The post ユナイテッドアローズ栗野上級顧問に聞く、受難の時代のスーツ販売 ギャルソンと組んでイベント開催 appeared first on WWDJAPAN.

ハローキティが国連と共同デザインしたSDGsシリーズ 学校でも使える7アイテム

 サンリオ(東京、辻朋邦社長)は3月24日、国連と共同デザインした“ハローキティ SDGs”シリーズを発売した。トートバッグ(税込2750円)やハンドタオル(1320円)など7商品からなり、素材にはオーガニックコットンや再生紙、再生PETなどを用いる。全国のサンリオショップおよび公式オンラインショップ、百貨店のサンリオコーナーで扱う。

 担当者は「より多くの人にSDGsについて知ってもらいたい。そのため環境に配慮した素材を使い、同じく環境に配慮した工程で製作した。学校や職場、自宅でハローキティと一緒にSDGsや地球について考えてほしい」と話す。

 サンリオは2018年、ユーチューブに「ハローキティチャンネル」を開設。19年には、キティちゃんがニューヨークの国連本部を訪問する動画を配信している。

The post ハローキティが国連と共同デザインしたSDGsシリーズ 学校でも使える7アイテム appeared first on WWDJAPAN.

ハローキティが国連と共同デザインしたSDGsシリーズ 学校でも使える7アイテム

 サンリオ(東京、辻朋邦社長)は3月24日、国連と共同デザインした“ハローキティ SDGs”シリーズを発売した。トートバッグ(税込2750円)やハンドタオル(1320円)など7商品からなり、素材にはオーガニックコットンや再生紙、再生PETなどを用いる。全国のサンリオショップおよび公式オンラインショップ、百貨店のサンリオコーナーで扱う。

 担当者は「より多くの人にSDGsについて知ってもらいたい。そのため環境に配慮した素材を使い、同じく環境に配慮した工程で製作した。学校や職場、自宅でハローキティと一緒にSDGsや地球について考えてほしい」と話す。

 サンリオは2018年、ユーチューブに「ハローキティチャンネル」を開設。19年には、キティちゃんがニューヨークの国連本部を訪問する動画を配信している。

The post ハローキティが国連と共同デザインしたSDGsシリーズ 学校でも使える7アイテム appeared first on WWDJAPAN.

アシックスが“転がるように前に進む”ウオーキング靴 高機能ランシューズに着想

 アシックス ジャパンは、ウオーキングシューズの“ペダラ(PEDALA)”シリーズから、新作シューズ“ペダラ ライドウォーク(PEDALA RIDEWALK)”3型(各税込2万9700円)をアシックスオンラインストアで先行発売した。アシックスウォーキング各店と全国百貨店でも4月1日から順次発売する。

 新作シューズは、靴底前部にカーブを設けることで歩行に必要なエネルギーをセーブし、“ころんと転がるような動き”で歩行効率を追求。長時間歩行にも対応する新コンセプトを採用した。メンズはレースアップタイプ(ホワイト、ブラック)の1型、ウィメンズはレースアップタイプ(ホワイト、ブラック、ベージュ)とベルトタイプ(ブラック、ベージュ)の2型をそろえる。

 デザインは街歩き用途を想定し、ランニングシューズ“メタライド(METARIDE)”に採用している“ガイドソール(GUIDESOLE)”テクノロジーに着想を得た。ミッドソールは軽量クッションフォーム材“エフエフブラストプラス(FF BLAST PLUS)”を、かかと部分は衝撃緩衝機能“ゲル(GEL)”テクノロジーを使用した。天然皮革のアッパーは、つやのある革とマットな革を組み合わせることで上品さを引き立たせた。

The post アシックスが“転がるように前に進む”ウオーキング靴 高機能ランシューズに着想 appeared first on WWDJAPAN.

事業承継の3パターン。「レシピだけ」、「レシピ+屋号」、「お店まるごと」。それぞれの承継メリット

高齢、病気、売上不振。さまざまな理由で、長らく続けてきたお店を後継者もないまま、閉めなくてはならない時がある。コロナ禍が長引き、心折れる人も多い。しかし、長らく通った常連たちにとって、お店は町の顔。せめて名物料理を残してほしいと思うものだ。
Posted in 未分類

「ヴェルサーチェ」の最新キャンペーンに市川染五郎とIVEのユジン 撮影風景を収録したムービーも公開

 「ヴェルサーチェ(VERSACE)」は、8代目市川染五郎と韓国のグループ、アイヴ(IVE)のアン・ユジン(AN YU JIN)を起用した2022年春夏の日韓共同キャンペーンを発表し、ビジュアルと映像を公開した。市川は、ニットやフーディー、ビンテージジャケットなど、ルーズなシルエットのアイテムを着用。「撮影は本当に楽しかったです。ボルドーやオールブラックのルック、対象的にカラフルなルックなど、大人っぽいスタイルのものを含めて、いろいろなアイテムを着ることができました。僕はあまり物を持ち歩くタイプではないので、“メドゥーサ ビギー”のような小ぶりなバッグはまさに僕のスタイルにぴったりです」とコメントした。

 ユジンは、ブランドを象徴する大胆な柄を採用したミニドレスを着用し、女性らしい力強さを表現したという。「撮影で着用したホルターネックのドレスがお気に入りです。色の組み合わせがとてもきれいで、デザインも気に入りました。」と語った。

The post 「ヴェルサーチェ」の最新キャンペーンに市川染五郎とIVEのユジン 撮影風景を収録したムービーも公開 appeared first on WWDJAPAN.

「青二才」が仕掛ける多機能型飲食店。飲食に物販、OEM工場を備えた「YAKISOBA & GROCERIES 一服」が誕生

ECサイト「ARCADE TOKYO(以下、アーケードトーキョー)」をご存知だろうか。"シャッターの閉まらない商店街"をコンセプトに、東京に集まる面白いモノやコトを集め「コミュニティ型ショッピング体験」を提供するという、コロナ禍で生まれたサービスだ。このECサイトが初のリアル店舗となる「YAKISOBA & GROCERIES 一服(以下、一服)」を2022年4月1日に、東京・中野でオープン。店舗出店の背景から、外食のオムニチャネル化へのチャレンジを聞く。
Posted in 未分類

スタバ、コーヒー類値上げ。直近、ロシア制裁で豆は値下り。

スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社(本社所在地:東京都品川区、代表取締役最高経営責任者(CEO):水口 貴文)が、コーヒー豆やその他の原材料の価格高騰により4月13日(水)より、定番のコーヒー豆、およびコーヒー、ラテ、フラペチーノなど値上げすると発表した。
Posted in 未分類