月別: 2022年3月
「青二才」が仕掛ける多機能型飲食店。飲食に物販、OEM工場を備えた「YAKISOBA & GROCERIES 一服」が誕生
スタバ、コーヒー類値上げ。直近、ロシア制裁で豆は値下り。
DDも、まん防解除LINEキャンペーン。でも、内容がフツーじゃない?
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「レットルース」が伊勢丹新宿メンズ館でポップアップ ニットベストなど限定品も
安田光作デザイナーの「レットルース(LET LOOSE)」は、2022年春夏コレクションを扱うポップアップストアを伊勢丹新宿メンズ館6階で3月29日まで開催中だ。
同店にはTシャツやフーディー、マグカップなどの定番アイテムのほか、ジャカードのポロシャツやニットベストなどの限定品もそろえる。さらに、花のアレンジメントなどを行う「ムードトーキョー(mood_tokyo)」とコラボした花の展示・販売も行う。
安田デザイナーは1994年生まれ。文化服装学院で服作りを学び、在学中に「レットルース」を立ち上げた。デザインのみならず、生地・資材の購入から裁断、縫製まで、ほとんどのアイテムを自分で量産するのが特徴だ。
■「レットルース」2022年春夏ポップアップ
日程:3月23〜29日
会場:伊勢丹新宿本店メンズ館6階 メンズコンテンポラリー プロモーションスペース
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
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春夏ニットはクロシェ編みに注目 抜け感のある軽やかな着こなしに【22年春夏トレンド】
クロシェ編み(かぎ針編み)の装いが盛り上がってきました。以前は秋冬が主な出番でしたが、最近はゆるく編んだニットが春夏でも人気に。クロシェ編み以外にも、やさしげな表情のニットウエアが相次いで提案されています。手仕事感やナチュラルなムードがこなれたスタイリングに導いてくれるところがニットウエアのよさ。表情豊かなので、薄着になるシーズンにも頼りになります。
たとえば「アナ スイ(ANNA SUI)」は、70年代を思わせるラブ&ピースなフラワーモチーフでニットキャミソールを華やかに仕上げました。ニット帽とバッグにも同じ柄を生かして、全身でポジティブなムードを演出。ニット特有のふんわりした風合いが装い全体にほっこりした雰囲気を添えて、平穏や安心感を望む今の気分を醸し出しています。今回は、ニットの新ルックをご紹介します。
きれいめニットワンピは手仕事技がアクセント
ストレスフリーで着られるニット仕立てのワンピースが、一段と支持を広げています。手仕事の編み地を組み入れると表情が深くなり、カラーだとアクセントも加わります。
「クロエ(CHLOE)」のワンピースは、白をベースにレインボーカラーを腰回りにあしらい、ノーブル×チアフルな装いに仕上げました。ウエストのカラーがくびれ効果も発揮。長く垂れたフリンジ風のカラー糸が、ヒッピーライクな気分も演出しています。クラッチバッグもカラフルなニットで編み上げ、視線を引きつけています。
手編みのブラトップでヘルシーな肌見せ
ニットをトップスやボトムス以外でまとう提案も増えてきました。ゆるめの編み地を生かせば、程よい肌見せにも効果的。サマールックへの活用も広がりそうです。
「エトロ(ETRO)」は、ニットのブラトップをキーピースに据えました。不ぞろいのゆったりとした編み地に、ハンドクラフトの技が光ります。ヌーディーな演出もゆるめの編み地ならヘルシーな印象に。膝周りにバンダナモチーフを配したデニムパンツと合わせて、70年代調のムードに整えました。ブラトップの上にライトアウターを羽織ったり、Tシャツの上にブラトップを重ねたりといった、夏のレイヤードファッションにも生かせそうです。
マルチカラーが朗らかに映るのは手編みならでは
手編みニット特有のやさしげな風合いは、はっきりした色もソフトに落ち着かせてくれます。カラフルな装いをチャーミングに着こなすという点でも、参考になります。
「ポール&ジョー(PAUL & JOE)」は、ミニ丈のオールインワンをマルチカラーで彩りました。ポジティブな色合いと朗らかな表情の手編みニットが、絶妙のマリアージュ。目が詰まっていない編み地が、リラクシングな雰囲気も添えています。カラフルな色を穏やかに着こなしたい場合は、このようなクロシェ編みを選ぶのが正解。足元はブーツで引き締めました。
編み目の変化でワントーン・ルックに動きをプラス
凝った編み模様は、薄着になる春夏の装いを華やかに見せてくれます。体の美しい曲線美やめりはりを引き立てる効果もあり、ワントーン・ルックでも動きを盛り込めます。
「ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)」は、白で統一したニットアップを提案しました。ショート丈のトップスにミニスカートという、どちらもコンパクトなコンビネーション。部分ごとに編み方を変えたニットがサマールックに味わいを添え、キュートでありつつ、丁寧なクラフトワークも感じさせる装いに仕上げました。
柔らかい質感にレトロテイストやほっこりしたムード、包み込まれるような安心感が加わるのは、手編みニットならでは。締め付けられない着心地は、伸びやかにおしゃれを楽しみたい春夏シーズンにぴったりです。今季の着こなしに取り入れてみてはいかがでしょう。
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「ダイリク」2022-23年秋冬コレクション
「ダイリク(DAIRIKU)」が2022-23年秋冬コレクションを東京で発表した。
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香水“ミス ディオール”から世界限定100個のクチュールエディション ミニトランク付で57万2000円!
「ディオール(DIOR)」は4月1日、香水コレクション“ミス ディオール”から世界限定100個のクチュールエディション“ミス ディオール オードゥ パルファン クチュール エディション”を発売する。ボトルには「ディオール」のアトリエの職人が刺しゅうした特別なボウ(リボン)をあしらい、同じくアトリエの職人が作ったミニトランクに収めて販売する。価格は税込57万2000円。
カラフルなボウは、“ミス ディオール”のキャンペーンで俳優のナタリー・ポートマン(Natalie Portman)がまとったクチュールドレスの花模様を再現したもの。レザーの縁取りを金具で留めたミニトランクにも、あふれんばかりの花を描いた。
日本ではディオール ビューティ 銀座、ディオール パフューム&ビューティ 表参道ブティック、ディオール ビューティ シブヤで販売する。
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ベイクルーズ1000坪超の複合大型店を公開 名古屋パルコに20ブランド集積
ベイクルーズは23日、名古屋パルコ内の複合大型店「ベイクルーズ ストア(BAYCREW’S STORE)」を24日の開店に先駆けて関係者に公開した。同社が運営する多数のブランドを集積した戦略店舗で、昨年11月に開店した仙台店に続く2号店。だが売り場面積は仙台店の2倍以上の3300平方メートルもあり、名古屋パルコ南館の4フロアを占める。同社は業界屈指のEC化率で知られているが、リアル店舗の体験価値を高めるため新業態の開発に取り組む。
名古屋パルコ南館の地下1階から地上3階までの4フロアを「ベイクルーズ ストア」として運営する。自社ECサイト「ベイクルーズ ストア」と同じ屋号になるが、ECとの連携よりも「訪れる価値のある新しいマーケットの創造」に軸足を置く。
単一業態の店舗に比べて10数倍から20倍以上の3300平方メートルの売り場を「ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)」「イエナ(IENA)」「ウィズム(WISM)」「シティショップ(CITYSHOP)」「レショップ(L’ECHOPPE)」「ジャーナル スタンダード ファニチャー(JOURNAL STANDARD FURNITURE)」など20ブランドで構成する。南1階の正面入り口の前には、新たに立ち上げたコスメセレクトブランド「ロー パー イエナ(L’EAU PAR IENA)」の売り場を設けた。スタッフ数も100人近くで、前例のない規模になる。売上高も同社最大の30億円規模を目指す。
5カ所に設けたポップアップスペースは、3週間前後の周期で旬のブランドに入れ替える。同社がセレクトしたブランドだけでなく、同社のOBやOGをキュレーターとして招へいし、一緒に売り場を作る。またベイクルーズのブランドと親和性の高い“ゲストブランド”をコーナー展開し、ブランドミックスによる相乗効果を出す。ゲストブランドとして「ウーア(UHR)」「ダイリク(DAIRIKU)」「レッドウイング(REDWING)」などのコーナーを設けた。
売り場の内装はあえて作り込まずに、柔軟に動かせる什器を用いた。客の反応を見て、ブランドを入れ替えたり、場所を移動したりできるようにする。1号店の仙台店も開店半年に満たないが、すでに入れ替えを行った。商業施設内では、このような改装はコストがかさむが、自社運営の複合大型店なら融通がきく。グループで約30ものファッション系ブランドを有するメニューの幅広さも強みになる。
ベイクルーズは売上高に占めるEC化率が約45%(21年8月期)に達し、自社ECの運用ではファッション業界の先進企業だ。しかし古峯正佳副社長は「ベイクルーズ ストア」はリアル店舗の体験価値を突き詰める場にすると話す。「ブランド価値を上げるには、ECでは限界がある。ヒト、モノ、ハコというリアル店舗があって初めてブランド価値は高まり、ECの発展にもつながる」。
複合大型店の目的は2点あると話す。「第一に自分たちが集客のフックになること。商業施設の館(やかた)の集客力に頼るだけでなく、当社の魅力でお客さまを呼べるようにならないと長い目で見て生き残れない。ベイクルーズグループの街を作るつもりで臨んでいる」「第二にスタッフの活躍の場を作ること。現状では、地方在住のスタッフは店長から先のキャリアステップが描きづらい。ベイクルーズ ストアは(本部主導ではなく)現場のスタッフが自分たちの裁量でさまざまな企画を立てて、運営を行う場にしたい」。
連結売上高1212億円(21年8月期)まで成長した同社は、ベイクルーズ ストアを新しいステージに進むための戦略店舗と位置付ける。仙台、名古屋に続き、4月末に開業するららぽーと福岡への出店が決まっている。
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ベイクルーズ1000坪超の複合大型店を公開 名古屋パルコに20ブランド集積
ベイクルーズは23日、名古屋パルコ内の複合大型店「ベイクルーズ ストア(BAYCREW’S STORE)」を24日の開店に先駆けて関係者に公開した。同社が運営する多数のブランドを集積した戦略店舗で、昨年11月に開店した仙台店に続く2号店。だが売り場面積は仙台店の2倍以上の3300平方メートルもあり、名古屋パルコ南館の4フロアを占める。同社は業界屈指のEC化率で知られているが、リアル店舗の体験価値を高めるため新業態の開発に取り組む。
名古屋パルコ南館の地下1階から地上3階までの4フロアを「ベイクルーズ ストア」として運営する。自社ECサイト「ベイクルーズ ストア」と同じ屋号になるが、ECとの連携よりも「訪れる価値のある新しいマーケットの創造」に軸足を置く。
単一業態の店舗に比べて10数倍から20倍以上の3300平方メートルの売り場を「ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)」「イエナ(IENA)」「ウィズム(WISM)」「シティショップ(CITYSHOP)」「レショップ(L’ECHOPPE)」「ジャーナル スタンダード ファニチャー(JOURNAL STANDARD FURNITURE)」など20ブランドで構成する。南1階の正面入り口の前には、新たに立ち上げたコスメセレクトブランド「ロー パー イエナ(L’EAU PAR IENA)」の売り場を設けた。スタッフ数も100人近くで、前例のない規模になる。売上高も同社最大の30億円規模を目指す。
5カ所に設けたポップアップスペースは、3週間前後の周期で旬のブランドに入れ替える。同社がセレクトしたブランドだけでなく、同社のOBやOGをキュレーターとして招へいし、一緒に売り場を作る。またベイクルーズのブランドと親和性の高い“ゲストブランド”をコーナー展開し、ブランドミックスによる相乗効果を出す。ゲストブランドとして「ウーア(UHR)」「ダイリク(DAIRIKU)」「レッドウイング(REDWING)」などのコーナーを設けた。
売り場の内装はあえて作り込まずに、柔軟に動かせる什器を用いた。客の反応を見て、ブランドを入れ替えたり、場所を移動したりできるようにする。1号店の仙台店も開店半年に満たないが、すでに入れ替えを行った。商業施設内では、このような改装はコストがかさむが、自社運営の複合大型店なら融通がきく。グループで約30ものファッション系ブランドを有するメニューの幅広さも強みになる。
ベイクルーズは売上高に占めるEC化率が約45%(21年8月期)に達し、自社ECの運用ではファッション業界の先進企業だ。しかし古峯正佳副社長は「ベイクルーズ ストア」はリアル店舗の体験価値を突き詰める場にすると話す。「ブランド価値を上げるには、ECでは限界がある。ヒト、モノ、ハコというリアル店舗があって初めてブランド価値は高まり、ECの発展にもつながる」。
複合大型店の目的は2点あると話す。「第一に自分たちが集客のフックになること。商業施設の館(やかた)の集客力に頼るだけでなく、当社の魅力でお客さまを呼べるようにならないと長い目で見て生き残れない。ベイクルーズグループの街を作るつもりで臨んでいる」「第二にスタッフの活躍の場を作ること。現状では、地方在住のスタッフは店長から先のキャリアステップが描きづらい。ベイクルーズ ストアは(本部主導ではなく)現場のスタッフが自分たちの裁量でさまざまな企画を立てて、運営を行う場にしたい」。
連結売上高1212億円(21年8月期)まで成長した同社は、ベイクルーズ ストアを新しいステージに進むための戦略店舗と位置付ける。仙台、名古屋に続き、4月末に開業するららぽーと福岡への出店が決まっている。
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「シュプリーム」と「ザ・ノース・フェイス」がコラボ 5型のアパレルやゴーグルなど
「シュプリーム(SUPREME)」は、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」とのコラボコレクションを3月26日に発売する。「シュプリーム」の公式オンラインストアと渋谷や原宿などの旗艦店で販売し、「ザ・ノース・フェイス」では取り扱わない。
両者のコラボは毎シーズンの定番で、今回が2022年では初めて。アイテムは、「ザ・ノース・フェイス」を代表するダウン“バルトロライトジャケット”や“マウンテンプロジャケット”“マウンテンパンツ”ほか、ロングスリーブトップス、Tシャツという5型のアパレルに加え、バックパックとウィンタースポーツブランド「スミス(SMITH)」とのトリプルコラボとなるゴーグルを加えた全7型を用意する。アパレルは、ロングスリーブトップス以外すべてが「ザ・ノース・フェイス」の最上級ライン“サミットシリーズ(SUMMIT SERIES)”のもので、過酷な環境下にも耐えうる本格的な機能性を備えている。また、ロングスリーブトップスとTシャツを除くアイテムに、今回のコラボコレクションのキーデザインである反射加工を施したクロスをあしらっている。
シュプリームは、20年11月に米「ザ・ノース・フェイス」を擁するVFコーポレーション(VF CORPORATION以下、VFC)に買収されている。
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「シュプリーム」と「ザ・ノース・フェイス」がコラボ 5型のアパレルやゴーグルなど
「シュプリーム(SUPREME)」は、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」とのコラボコレクションを3月26日に発売する。「シュプリーム」の公式オンラインストアと渋谷や原宿などの旗艦店で販売し、「ザ・ノース・フェイス」では取り扱わない。
両者のコラボは毎シーズンの定番で、今回が2022年では初めて。アイテムは、「ザ・ノース・フェイス」を代表するダウン“バルトロライトジャケット”や“マウンテンプロジャケット”“マウンテンパンツ”ほか、ロングスリーブトップス、Tシャツという5型のアパレルに加え、バックパックとウィンタースポーツブランド「スミス(SMITH)」とのトリプルコラボとなるゴーグルを加えた全7型を用意する。アパレルは、ロングスリーブトップス以外すべてが「ザ・ノース・フェイス」の最上級ライン“サミットシリーズ(SUMMIT SERIES)”のもので、過酷な環境下にも耐えうる本格的な機能性を備えている。また、ロングスリーブトップスとTシャツを除くアイテムに、今回のコラボコレクションのキーデザインである反射加工を施したクロスをあしらっている。
シュプリームは、20年11月に米「ザ・ノース・フェイス」を擁するVFコーポレーション(VF CORPORATION以下、VFC)に買収されている。
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世界最大のメタバースファッションショー開催、日本からはAMIAYAらが参加
NFTなどのバーチャルリアリティ(VR)プラットフォームのディセントラランド(DECENTRALAND)は3月24~27日、世界最大のメタバースファッションショー「メタバース・ファッション・ウイーク(METAVERSE FASHION WEEK)」を開催する。
同イベントには、「エトロ(ETRO)」「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」「エリー サーブ(ELIE SAAB)」「ペリー エリス(PERRY ELLIS)」「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」など、60ブランド以上が参加。バーチャルランウエイでのファッションショーやポップアップでの販売に加えて、パネルディスカッションや展示会、ライブパフォーマンスやパーティーなどを行い、デジタル空間でのさまざまな体験を提供する。
日本からは、アソビシステムが出資するメタトーキョーが参加し、アソビシステムに所属するファッションアイコンのAMIAYAとコラボレーションしたプロジェクトを行う。また「アンリアレイジ」も参加する。
ディセントラランドは、ブロックチェーンのイーサリアムを利用したVRプラットフォームで、イーサで作られたアバターなどのNFTアイテムなどを使うことができる。人気NFTブランドの「RTFKT(アーティファクト)」や「ボアード エイプ ヨット クラブ(Bored Ape Yacht Club)」などはイーサリアムベースで作られているため、数多くの所有者が人気のNFTアイテムで参加している。
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「オーラリー」と「ブレディ」が初コラボ “自立する”ショルダーバッグを発売
「オーラリー(AURALEE)」は、イギリスの老舗バッグブランド「ブレディ(BRADY)」と初めてコラボレーションしたショルダーバッグを3月26日に発売する。「オーラリー」の店舗と両ブランドの公式オンラインストア、セレクトショップのビオトープ(BIOTOP)、ロンハーマン(RON HERMAN)、エイチ ビューティ&ユース(H BEAUTY&YOUTH)などで取り扱う。
ショルダーバッグは、猟弾の弾薬を入れるバッグに着想したスモールサイズ(税込3万7400円)と、大容量で自立するビッグサイズ(同5万7200円)の2型をそろえる。いずれもボディには「ブレディ」を象徴するツイル素材のキャンバス地を使用し、縁と側面には耐久性が高いブライドルレザーをあしらった。また特別に作った同ブランドのオリジナルネームタグと、「オーラリー」のロゴを施した。カラーはホワイトとダークブラウンの2色を用意する。
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伊勢丹に阪急、岩田屋、セレクト3社が、60ブランド以上の「リーバイス」501のアップサイクルを販売 「デニム de ミライ」開幕
伊勢丹新宿本店は3月23日、ユーズドストックの「リーバイス(LEVI’S)」501を60以上のブランドがアップサイクルした200以上のアイテムを販売するイベント「デニム de ミライ」をスタートした。4月5日まで。「デニム de ミライ」には、競合他社の阪急阪神百貨店(阪急うめだ本店)のほか、岩田屋三越(岩田屋本店)、エスティーカンパニー(群馬)、ファッションコアミッドウエスト(愛知や東京、名古屋)、佐藤繊維(山形)の百貨店やセレクトショップも参画。ヤマサワプレスが集めて検品、洗い、修理した20tの「リーバイス」501のうち、約半分をアップサイクルして蘇らせた上述商品を同じ期間中に販売する(販売するアイテムは店舗によって異なる)。
伊勢丹新宿本店では、本館・メンズ館合わせて11の拠点で商品を展示・販売する。1階のザ・ステージは1週間の期間限定で、それぞれのアイテムの素材となった「リーバイス」の501を展示。壁面には、三越伊勢丹が使わなくなった制服から生まれた循環素材の「パネコ(PANECO)」を用いた。壁面の一部はサイドテーブル(3万5200円)のパーツをはめ込んだ状態で、購入者は壁面の一部を切り出し、組み立て家具のパーツとして持ち帰る仕組み。それでも残る壁面は、分解して再度「パネコ」として用いたり、ハンガーなどに変えたりすることでゴミを極力出さないよう努力する。
6つの小売店、60以上のブランド、伊勢丹新宿本店の中でも多くの担当者が動いた「デニム de ミライ」の中核を担った神谷将太リ・スタイルバイヤーは、「2020年9月に大量の『リーバイス』501を見たとき、競合を含め、『みんなでメッセージを届けたい』という衝動に突き動かされた。いろんなブランドや小売店にも、ヤマサワプレスに足を運んでいただいた。改めて百貨店の強みは、さまざまなブランド、メーカー、工場、小売店、そしてお客さまと繋がっていることだと感じた。店内でも、多くのバイヤーがさまざまな仕掛けに取り組んでいる。日本に、業界全体のメッセージを届けたい」と語った。またヤマサワプレスの山澤亮治代表は、「このアクションを通じて、多くの方、そして仕事に巡り会えた。ワークからファッションまで、全てに精通している『リーバイス』501の魅力を再認識した。今後も多くの人が501の魅力を体感できるよう頑張りたい」と話した。
本館1階のザ・ステージでは、約40ブランドの商品を取り揃えた。「セルジオ ロッシ(SRGIO ROSSI)」や「ペリーコ(PELLICO)」「ゴールデン グース デラックス(GOLDEN GOOSE DELUXE BRAND)」との橋渡し役を担った担当者は、「素晴らしい企画に各ブランドと取り組むことができた。続々とサンプルが届き、『リ・スタイル』チームと喜んだ記憶が残っている。各ブランドのクリエイションの高さに驚いた。皆さんにお披露目できて嬉しい」とコメント。「アルフレックス(ARFLEX)」と「N.ハリウッド(N. HOOLYWOOD)」とのコラボレーションクッションなどを仕掛けた担当者は、「インテリアや家具は代々使うものでありながら、サステナブルの価値観を伝えきれていなかった。今回のイベントを契機に、インテリアフロアでも意識したい」と話した。
また1階の別エリアでは、ヤマサワプレスのプライベートブランド「ワンオーファイブ・デニムトウキョウ(ONE-O-FIVE DENIM TOKYO)」のオーダーイベントを開催。ここでは、「リーバイス」によるスペシャルディスプレイも行う。「リ・スタイル」のある本館3階では、「ミナ ペルホネン(MINA PERHONEN)」のクッションやトートバッグのほか、アートなどを販売。ディズニーのサステナブル・プロジェクト「ディズニー ヘルシー・テイメント」と連携したミッキーマウスなどのTシャツやトートバッグ、チャームも販売する。同フロアでは文化服装学院の学生による「マスターイノベーション」がユーズドストックのデニムを用いた卒業制作を展示している。
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伊勢丹に阪急、岩田屋、セレクト3社が、60ブランド以上の「リーバイス」501のアップサイクルを販売 「デニム de ミライ」開幕
伊勢丹新宿本店は3月23日、ユーズドストックの「リーバイス(LEVI’S)」501を60以上のブランドがアップサイクルした200以上のアイテムを販売するイベント「デニム de ミライ」をスタートした。4月5日まで。「デニム de ミライ」には、競合他社の阪急阪神百貨店(阪急うめだ本店)のほか、岩田屋三越(岩田屋本店)、エスティーカンパニー(群馬)、ファッションコアミッドウエスト(愛知や東京、名古屋)、佐藤繊維(山形)の百貨店やセレクトショップも参画。ヤマサワプレスが集めて検品、洗い、修理した20tの「リーバイス」501のうち、約半分をアップサイクルして蘇らせた上述商品を同じ期間中に販売する(販売するアイテムは店舗によって異なる)。
伊勢丹新宿本店では、本館・メンズ館合わせて11の拠点で商品を展示・販売する。1階のザ・ステージは1週間の期間限定で、それぞれのアイテムの素材となった「リーバイス」の501を展示。壁面には、三越伊勢丹が使わなくなった制服から生まれた循環素材の「パネコ(PANECO)」を用いた。壁面の一部はサイドテーブル(3万5200円)のパーツをはめ込んだ状態で、購入者は壁面の一部を切り出し、組み立て家具のパーツとして持ち帰る仕組み。それでも残る壁面は、分解して再度「パネコ」として用いたり、ハンガーなどに変えたりすることでゴミを極力出さないよう努力する。
6つの小売店、60以上のブランド、伊勢丹新宿本店の中でも多くの担当者が動いた「デニム de ミライ」の中核を担った神谷将太リ・スタイルバイヤーは、「2020年9月に大量の『リーバイス』501を見たとき、競合を含め、『みんなでメッセージを届けたい』という衝動に突き動かされた。いろんなブランドや小売店にも、ヤマサワプレスに足を運んでいただいた。改めて百貨店の強みは、さまざまなブランド、メーカー、工場、小売店、そしてお客さまと繋がっていることだと感じた。店内でも、多くのバイヤーがさまざまな仕掛けに取り組んでいる。日本に、業界全体のメッセージを届けたい」と語った。またヤマサワプレスの山澤亮治代表は、「このアクションを通じて、多くの方、そして仕事に巡り会えた。ワークからファッションまで、全てに精通している『リーバイス』501の魅力を再認識した。今後も多くの人が501の魅力を体感できるよう頑張りたい」と話した。
本館1階のザ・ステージでは、約40ブランドの商品を取り揃えた。「セルジオ ロッシ(SRGIO ROSSI)」や「ペリーコ(PELLICO)」「ゴールデン グース デラックス(GOLDEN GOOSE DELUXE BRAND)」との橋渡し役を担った担当者は、「素晴らしい企画に各ブランドと取り組むことができた。続々とサンプルが届き、『リ・スタイル』チームと喜んだ記憶が残っている。各ブランドのクリエイションの高さに驚いた。皆さんにお披露目できて嬉しい」とコメント。「アルフレックス(ARFLEX)」と「N.ハリウッド(N. HOOLYWOOD)」とのコラボレーションクッションなどを仕掛けた担当者は、「インテリアや家具は代々使うものでありながら、サステナブルの価値観を伝えきれていなかった。今回のイベントを契機に、インテリアフロアでも意識したい」と話した。
また1階の別エリアでは、ヤマサワプレスのプライベートブランド「ワンオーファイブ・デニムトウキョウ(ONE-O-FIVE DENIM TOKYO)」のオーダーイベントを開催。ここでは、「リーバイス」によるスペシャルディスプレイも行う。「リ・スタイル」のある本館3階では、「ミナ ペルホネン(MINA PERHONEN)」のクッションやトートバッグのほか、アートなどを販売。ディズニーのサステナブル・プロジェクト「ディズニー ヘルシー・テイメント」と連携したミッキーマウスなどのTシャツやトートバッグ、チャームも販売する。同フロアでは文化服装学院の学生による「マスターイノベーション」がユーズドストックのデニムを用いた卒業制作を展示している。
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「トーガ」2022-23年秋冬コレクション
「トーガ(TOGA)」が2022-23年秋冬コレクションを東京で発表した。
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ルミネ×WWDJAPANでイベントを開催 ファッション&ビューティの未来を担うリーダーに注目!

ルミネと「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティ業界の次世代に光を当て、業界のさらなる活性化を目指すプロジェクト「MOVE ON」の一環として、3月2日に「Next Generations Forum 2022」を開催した。会場となった東京・新宿のルミネゼロに、「WWDJAPAN」2月14日号で発表した国内外のネクストリーダーや、業界の有力企業トップらで構成し、ネクストリーダーの選出を担ったアドバイザー陣などが集結。午前と午後で計9つのトークセッションを行い、来場した業界関係者らとも交流を持った。
感染拡大予防のため、来場者は延べ200人に絞り、ライブ配信も実施。ここでは、当日のトークセッション内容のダイジェストを複数回に分けて紹介する。配信内容のアーカイブは、このページから登録すれば4月24日まで無料で視聴できる。
「福祉とアートを包括、障がいのイメージを変えていきたい」
ファッション&ビューティ業界のダイバーシティー&インクルージョン(多様性と包括性)をテーマにしたセッションには、ネクストリーダーに選出された松田崇弥&文登ヘラルボニー代表&副代表と、アドバイザーの佐々木進ジュン社長、同じく辻愛沙子arca CEO・クリエイティブ・ディレクターが登壇した。
松田崇弥代表と文登副代表は、障がいを持つ人のアート作品を通じて、ダイバーシティー&インクルージョンのある社会の実現を目指している。「福祉とアートを包括してブランドとして見せていけたら、障がいへのイメージが変わる」(崇弥代表)という思いで、知的障がいのあるアーティストの作品をアイテムに生かすヘラルボニーを立ち上げたといい、「支援だけに偏ることなく、作品の素晴らしさを伝えることで、みんなの目線を変えていきたい」(文登副代表)と、アートの力を熱弁した。ファッション、ビューティを含めた表現活動には、さまざまな垣根を取り払うポテンシャルがあるという発言に他の登壇者も深く賛同した。
「職人にも光が当たる、そんな業界を作りたい」
サステナビリティについてのセッションには、ネクストリーダーのサカイカナコ「カナコ サカイ(KANAKO SAKAI)」デザイナー、奥寺昇平WOTA CTO(前田瑤介CEOの代理出席)と、アドバイザーの近藤広幸マッシュホールディングス社長、齋藤峰明ルミネ顧問が登壇した。
日本各地の産地の技術継承に向き合うサカイデザイナーは、いくつもの取引先工場が消えていくさまをその目で見てきたことから、「ブランドだけでなく、服作りのために手を動かしている職人にも光が当たる業界を作っていかなければ未来はない」と語る。「持ち運べる浄水場」をうたう循環型浄水システムの手洗いスタンド「WOSH」をルミネなど商業施設に導入するWOTAの奥寺昇平CTOは、「『WOSH』は単に手を洗うのではなく、使った水がその場で循環することで、使用時にお客さまが環境について考えることになる」と話した。
「パーパスが自由な発想をもたらし、イノベーションを生む」
ブランドや企業のパーパス経営の必要性を語るセッションに登壇したのは、ネクストリーダーの坊垣佳奈マクアケ共同創業者・取締役、石井リナBLAST CEOと、アドバイザーの山井梨沙スノーピーク社長、石川俊祐KESIKIパートナーの4人。クラウドファンディングサイト「マクアケ」で、応援購入という新しい消費文化をけん引する坊垣取締役は「パーパスは自由な発想をもたらし、イノベーションにつながる」とコメント。
そのように、市場の現状にとらわれず、広い視野でビジョンを実現する姿勢は、メディアとして始まり、吸水ショーツなどのブランド「ナギ」も手掛けるBLASTにも共通する。BLASTの石井CEOは、「女性をエンパワーメントするための活動を続けている。ミッションを掲げ、スタンスを表明する企業が次世代に選ばれる」と話した。
ルミネ代表電話
03-5334-0550
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アレキサンダー・マックイーンが新CEOを任命 2022年5月に就任
ケリング(KERING)は、傘下のブランド、アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)の最高経営責任者(CEO)にジャンフィリッポ・テスタ(Gianfilippo Testa)を任命した。現職のエマニュエル・ギンヅベルジュ(Emmanuel Gintzburger)CEOの退任に伴い、5月から後任を務める。なお、ギンヅベルジュCEOは「ヴェルサーチェ(VERSACE)」を運営するジャンニ・ヴェルサーチェ(GIANNI VERSACE)のCEOに就任する。
テスタ新CEOはイタリア国籍で、2002年にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下のスイスの時計ブランド、タグ・ホイヤー(TAG HEUER)でキャリアをスタートした。その後、同じくLVMHが擁するフェンディ(FENDI)のイタリア、日本、香港事業で要職を歴任。16年にケリングが擁するグッチ(GUCCI)のグレーターチャイナ・プレジデントに就任し、19年からは同ブランドのEMEAプレジデントおよびグローバルリテール部門のバイス・プレジデントを務めている。
ギンヅベルジュCEOは、「12年にわたって私をサポートし、信頼してくれたケリングおよびフランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)会長兼CEOと、『アレキサンダー・マックイーン』のサラ・バートン(Sarah Burton)=クリエイティブ・ディレクターに心から感謝している。この素晴らしいブランドとチームを忘れることはないだろう」と語った。
新生バーバリー(BURBERRY)を成功に導いたマルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)前CEOが21年12月末に退任し、サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)のCEO兼ジェネラル・ディレクターに就任した。これに伴い、バーバリーの新CEOに、カプリ ホールディングス(CAPRI HOLDINGS)が擁するジャンニ・ヴェルサーチェ(GIANNI VERSACE)のジョナサン・アクロイド(Jonathan Akeroyd)CEOが22年4月1日付で就任する。このため、ジャンニ・ヴェルサーチェでは新たなCEOの選定を行っていた。
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「フミエ タナカ」2022-23年秋冬東京コレクション
「フミエ タナカ(FUMIE TANAKA)」が2022-23年秋冬コレクションを東京で発表した。
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完成前の銀座ソニーパークに実験的スペース「ソニーパークミニ」がオープン
銀座ソニーパークは3月23日、ポップアップスペース「ソニーパークミニ」をオープンした。面積は約30平方メートル。場所は東京・銀座の数寄屋橋交差点のほぼ真下で、2024年に完成予定の銀座ソニーパークに隣接する西銀座駐車場の地下1階だ。
第1弾として、音楽家の江﨑文武による「Ayatake Ezaki presents None Session」を4月5日まで行う。ソニーパークミニに1台のピアノが置かれ、誰でも演奏できる。楽器を持ち込んでもいいし、手拍子やハミングでもよいという。そこに江﨑がピアノを重ね、世界に一つだけの音楽を完成させ、SNSで公開。江﨑の創作の様子は公式ユーチューブで配信する。
その後も現代美術家の玉山拓郎、画家の門田千明、映画監督の空音央と映画キュレーターの増渕愛子によるプログラムを順次実施する。担当者は「年間30以上のプログラムを行う」と話す。
ソニーパークミニ内にはテイクアウト専門の「西銀座駐車場コーヒー」もオープンし、カフェラテやレモネード、ビーガンドーナツやクッキーを販売する。
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サザビーリーグが本国と共同出資でカナダグースジャパンを設立 社長に平井洋司氏
サザビーリーグは、カナダグース ホールディングス(CANADA GOOSE HOLDINGS)との共同出資によりカナダグースジャパンを設立する。出資比率は50:50。社長には、日本における「カナダグース」ビジネスを支えた平井洋司サザビーリーグ リトルリーグカンパニー カンパニーオフィサーが就く。
サザビーリーグは2015年に、「カナダグース」の日本における独占販売契約を締結。4月以降はカナダグースジャパンが、東京にある直営店や日本国内のオンラインストアの運営および卸を行う。
ダニー・リース(Dani Reiss)=カナダグース ホールディングス社長は、「日本は長年にわたり、『カナダグース』にとって重要なマーケットだ。ジャパン社の設立によって、小売および卸のさらなる成長の準備が整った。サザビーリーグの優れたブランディング力は、今後の事業発展に大きく寄与するだろう」と述べ、平井カナダグースジャパン新社長は「カナダグースの商品力と業界をリードするサステナビリティへの取り組みは、世界で広く認知されている。これからも誠実にブランドストーリーを伝えていきたい」と話す。
「カナダグース」は、1957年にカナダ・トロントで創業。2018年に、カナダの靴メーカーのバフィン(BAFFIN)を買収。今年1月、ブランド初のシューズを発売した。
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「パレス スケートボード」がメルセデスAMGとコラボ アパレルコレクションと特別仕様車を発売
ロンドンのスケートボード&ストリートウエアブランド「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」は、メルセデスAMG(MERCEDES AMG)とコラボしたアパレルコレクションを3月26日に発売する。表参道にある「パレス スケートボード トウキョウ」と公式オンラインストアで販売する。
カバーオール、ペインターパンツ、パーカ、Tシャツ、キャップ、ニット帽など23商品からなり、価格は発売日まで非公開。「メルセデスAMGのメカニックをモチーフにしながらも、機能性のみを追求しない、日常のファッションとしての提案」だという。
両者は昨年、提携をスタート。第1弾は、ドイツのニュルブルクリンク24時間レースに際して、共同でデザインを行った。そこではモータースポーツを強く意識したが、第2弾ではサーキットを離れ、ストリートや都市のライフスタイルに合わせた。それを象徴するように、アパレルコレクションと共に4台のアートカーを発表。「パレス スケートボード」が旗艦店を持つロンドン、ロサンゼルス、ニューヨーク、東京の4都市のイメージを1台ごとに反映したものだ。
「パレス スケートボード」のスケーターらが4台のアートカーを運転する動画も公開し、日本では4月12日まで六本木の「メルセデス ミー 東京」の1階ギャラリーで東京バージョンを展示する。なお、アートカーはオークション形式で販売し、売り上げの一部をスポーツを通じて社会貢献を行う財団に寄付する。
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ZOZOが90年代ドラマ「101回目のプロポーズ」とコラボ キャンペーンに主役の武田鉄矢を起用
ファッションEC「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOは3月25日正午から、フジテレビ系ドラマ「101回目のプロポーズ」とコラボレーションしたTシャツ(税込4400円)やステッカー(2200円)など全8商品の予約を開始する。4月4日正午まで受け付け、商品の発送は5月下旬を予定する。
「101回目のプロポーズ」は不器用な男性、星野達郎(武田鉄矢)とチェリスト矢吹薫(浅野温子)との恋模様を描いた90年代を代表するトレンディードラマ。Tシャツには、流行語にもなったセリフ「僕は死にましぇん!」に通じるダンプカーの前に飛び出すシーンなどをプリントする。なおTシャツのボディーは「フルーツオブザルーム(FRUIT OF THE LOOM)」製で、90年代をイメージしたVHS風のパッケージに入れて販売する。パッケージの裏には、ドラマのあらすじを記載する。
またキャンペーンビジュアルには、ドラマで主人公を演じた武田鉄矢本人を起用した。武田は、「あまり欲張ってはいけないけれど、ぜひ若い方に着てほしい。そして、同じTシャツを着た人と街ですれ違ったとき、その2人が交わす笑みそのものが『101回目のプロポーズ』というラブコメディーの始まりになるはず。お年を召した方には、懐かしい思い出を振り返る気持ちで楽しんでほしい」と述べる。
<「101回目のプロポーズ」あらすじ>
建築会社で万年係長の達郎は、真面目が取り柄の中年サラリーマン。見合いで99回断られ続け、自信を失っている達郎に100回目の見合話が舞い込む。相手はチェロ奏者の薫。当然のようにフラれる達郎だが、どうしても諦めきれず、猛烈なアタックを開始。始めは戸惑っていた薫だが、達郎の純粋な心に触れ、次第に心を開いていく……。
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ZOZOが90年代ドラマ「101回目のプロポーズ」とコラボ キャンペーンに主役の武田鉄矢を起用
ファッションEC「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOは3月25日正午から、フジテレビ系ドラマ「101回目のプロポーズ」とコラボレーションしたTシャツ(税込4400円)やステッカー(2200円)など全8商品の予約を開始する。4月4日正午まで受け付け、商品の発送は5月下旬を予定する。
「101回目のプロポーズ」は不器用な男性、星野達郎(武田鉄矢)とチェリスト矢吹薫(浅野温子)との恋模様を描いた90年代を代表するトレンディードラマ。Tシャツには、流行語にもなったセリフ「僕は死にましぇん!」に通じるダンプカーの前に飛び出すシーンなどをプリントする。なおTシャツのボディーは「フルーツオブザルーム(FRUIT OF THE LOOM)」製で、90年代をイメージしたVHS風のパッケージに入れて販売する。パッケージの裏には、ドラマのあらすじを記載する。
またキャンペーンビジュアルには、ドラマで主人公を演じた武田鉄矢本人を起用した。武田は、「あまり欲張ってはいけないけれど、ぜひ若い方に着てほしい。そして、同じTシャツを着た人と街ですれ違ったとき、その2人が交わす笑みそのものが『101回目のプロポーズ』というラブコメディーの始まりになるはず。お年を召した方には、懐かしい思い出を振り返る気持ちで楽しんでほしい」と述べる。
<「101回目のプロポーズ」あらすじ>
建築会社で万年係長の達郎は、真面目が取り柄の中年サラリーマン。見合いで99回断られ続け、自信を失っている達郎に100回目の見合話が舞い込む。相手はチェロ奏者の薫。当然のようにフラれる達郎だが、どうしても諦めきれず、猛烈なアタックを開始。始めは戸惑っていた薫だが、達郎の純粋な心に触れ、次第に心を開いていく……。
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「カルティエ」のハイジュエリー400点以上が京都へ集結 特別一般公開も
「カルティエ(CARTIER)」は4月8〜18日、京都市京セラ美術館でハイジュエリーイベント「シジエム サンス パル カルティエ(SIXIEME SENS CARTIER以下、シジエム サンス)」を開催する。“シジエム サンス”とは“第六感”という意味で、人間の五感に訴えかけ第六感をも呼び起こすような新作ハイジュリーコレクションだ。同イベントでは、過去最高の400点以上のハイジュエリーをはじめ、ファインジュエリー&ウオッチが集結するほか、ルースのスペシャルオーダーもできる。新作および、アイコンの“パンテール”や“トゥッティ フルッティ”などの1点ものが約160点あり、日本で初めて披露されるものも多い。
3月19日、都内で行われた記者会見で、宮地純カルティエ ジャパン プレジデント兼最高経営責任者(CEO)は、「日本で約7年ぶりのハイジュエリーイベントを京都で開催できることをうれしく思う。京都は美と自然、革新と伝統技術が共存する唯一無二の場所。それは『カルティエ』が守り続ける価値と共鳴する」と語った。「カルティエ」は2004年に醍醐寺霊宝館で「エットレ・ソットサスの目がとらえた『カルティエ宝飾デザイン』」展を開催して以来、15年には京都国立博物館でハイジュエリーイベント、17年には東寺でガラディナーを行ってきており、もの作りの中心である京都と関係を育んできた。建築家の青木淳・京都市京セラ美術館長は、「この美術館は1933年に開館した。ジャンヌ・トゥーサン(Jeanne Toussaint)がカルティエのクリエイティブディレクターに就任した年でもある。京都は伝統と歴史を継承しながら、特にフランスと交流を通して美を追求してきた」と述べた。
8~16日は、日本全国から顧客を招いて受注会を行うが、17〜18日は特別一般公開日で、先着300組を招待する。宮地CEOは一般公開について、「石のエネルギーや美しいハイジュエリーに触れて心の平穏を感じてもらえれば」とコメント。18日には青木館長と総本山醍醐寺執行の仲田順英氏などによるトークショー「カルティエと京都 ― 伝統と革新、受け継がれる心」 を開催。(カルティエLINE 公式アカウントから応募要。3月末締め切り)。
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「カルティエ」のハイジュエリー400点以上が京都へ集結 特別一般公開も
「カルティエ(CARTIER)」は4月8〜18日、京都市京セラ美術館でハイジュエリーイベント「シジエム サンス パル カルティエ(SIXIEME SENS CARTIER以下、シジエム サンス)」を開催する。“シジエム サンス”とは“第六感”という意味で、人間の五感に訴えかけ第六感をも呼び起こすような新作ハイジュリーコレクションだ。同イベントでは、過去最高の400点以上のハイジュエリーをはじめ、ファインジュエリー&ウオッチが集結するほか、ルースのスペシャルオーダーもできる。新作および、アイコンの“パンテール”や“トゥッティ フルッティ”などの1点ものが約160点あり、日本で初めて披露されるものも多い。
3月19日、都内で行われた記者会見で、宮地純カルティエ ジャパン プレジデント兼最高経営責任者(CEO)は、「日本で約7年ぶりのハイジュエリーイベントを京都で開催できることをうれしく思う。京都は美と自然、革新と伝統技術が共存する唯一無二の場所。それは『カルティエ』が守り続ける価値と共鳴する」と語った。「カルティエ」は2004年に醍醐寺霊宝館で「エットレ・ソットサスの目がとらえた『カルティエ宝飾デザイン』」展を開催して以来、15年には京都国立博物館でハイジュエリーイベント、17年には東寺でガラディナーを行ってきており、もの作りの中心である京都と関係を育んできた。建築家の青木淳・京都市京セラ美術館長は、「この美術館は1933年に開館した。ジャンヌ・トゥーサン(Jeanne Toussaint)がカルティエのクリエイティブディレクターに就任した年でもある。京都は伝統と歴史を継承しながら、特にフランスと交流を通して美を追求してきた」と述べた。
8~16日は、日本全国から顧客を招いて受注会を行うが、17〜18日は特別一般公開日で、先着300組を招待する。宮地CEOは一般公開について、「石のエネルギーや美しいハイジュエリーに触れて心の平穏を感じてもらえれば」とコメント。18日には青木館長と総本山醍醐寺執行の仲田順英氏などによるトークショー「カルティエと京都 ― 伝統と革新、受け継がれる心」 を開催。(カルティエLINE 公式アカウントから応募要。3月末締め切り)。
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「ヴィーナスフォート」誕生から閉館までの波乱万丈 仕掛け人たちが見た夢
東京・お台場エリアの森ビルの商業施設「ヴィーナスフォート」は、3月27日の完全閉館に向けてカウントダウンが進んでいる。1999年8月25日に「女性のための美のテーマパーク」としてオープンし、非日常の劇場型ショッピングモールとして話題を創出。のちに、23区初のアウトレットゾーンを開設したり、インバウンドブームに沸くなどして、開業以来、延べ約2億人の来館者を迎えた。この館を総合プロデュースしたのは、「ファイナルファンタジー」の生みの親であるスクウェアの創業者の宮本雅史氏だ。当初は10年間の期間限定事業だったものの、時代に翻弄されて22年にわたって営業することになった。この間、さまざまなドラマも生まれた。あらためて「ヴィーナスフォートの誕生」を振り返り、記憶を記録にとどめたい。
ヴィーナスフォートは、「女性のためのビューティ・テーマパーク」をコンセプトに、“全天候型のテーマパーク型ショッピングモール”として、1999年に開業した東京・青海のパレットタウン内にオープンした。
開発を手掛けたのは森ビルと、大ヒットゲームで映画にもなっている「ファイナルファンタジー」の生みの親である宮本雅史氏、そしてコンサルタントとして携わったのが大前研一氏だ。
「ファイナルファンタジー」の宮本氏がプロデュース
33歳でスクウェアの社長を辞めた後、顧客の声を企画に生かしたSPA型のウィメンズブランド「ファイナルステージ」を、エスシステム社を通じて1995年春にデビューさせていた。同じころから、都心でターゲットを若い女性に絞ったテーマパーク型ショッピングモールを開発する構想を抱いていた。
相談を受けた大前氏は、96年から1年にわたり可能性やあるべきビジネスモデルを調査・研究し、勝機はあると結論を出した。しかし、時はバブル崩壊後の失われた10年の真っただ中。実際に開発・運営ができるパートナー企業が見つからず、お蔵入りしてしまった経緯があった。
そこに、森ビルの森稔社長(当時)と、臨海副都心の土地との縁が生まれたのだ。
もともと臨海副都心は、鈴木俊一都知事時代に、第二の大手町を創ろうと計画されたもの。けれども、91年にバブルが崩壊。95年都知事選で青島幸男が東京都知事に当選。公約の一つだった翌年開催予定の「世界都市博覧会」の中止を決定したこともあり、臨海副都心の開発は頓挫していた。
青海S街区と呼ばれた東京都所有の土地を森ビルと三井物産に貸与し、10年間暫定利用することが決定した。大観覧車や、トヨタ自動車の体験型エンタメパーク「メガウェブ」、ライブ会場のZEPP TOKYOなどを集積した大規模複合施設パレットタウンの開発が計画された。森ビルはそのウエストモールに、大型ショッピングモールを構えることになった。
幻に終わった「ナイキタウン」誘致
最初の計画では、幅広いターゲットに向けた商業施設とし、その核テナントに「ナイキタウン」を誘致するプランが進んでいた。森社長はナイキの社外取締役を務めていた大前氏に橋渡し役を依頼。米ポートランドのナイキ本社でフィル・ナイト会長と交渉し、前向きな答えを得たが、担当者らの反対や、集客力や売上高への不安などから、幻に終わってしまった。
その失敗が、宮本氏が森社長に温めてきた構想を提案する機会につながり、ヴィーナスフォートの誕生に寄与することになった。宮本氏は構想をプレゼンするだけでなく、50%ずつの合弁事業とすることまで提案した。森ビルと宮本氏のエスシステム社が100億円ずつ出資しあい、ヴィーナスフォート社を設立。宮本氏の構想をもとに、ハードやテナント開拓の領域をアークヒルズやラフォーレ原宿などを手がけてきた森ビル、ソフトの領域を宮本氏の企画会社のバネットが担った。総合プロデューサーは初期の「ファイナルファンタジー」と同様、宮本氏が務めた。ヴィーナスフォート開業当時、まだ43歳の若さで、マスメディアにも姿を現さないことで有名だった宮本氏の存在が、ヴィーナスフォートへの期待度や神秘性を高めることに大きく寄与した。
お台場にイタリアの街並みを再現
ヴィーナスフォートはパレットタウン・ウエストウォークの2、3階の約4万4100平方メートル、長さ295メートルの縦長の建物内に、5つの広場を中心に、全長約400メートルのメイン導線(メインプロムナードと呼んでいた)を走らせ、そこにわざと複雑に脇道のようなサブ導線を配した。これで総導線は1.5キロメートルになり、ラビリンス(迷路)のような作りで没入感を高め、時間消費を楽しめたり、いつ来ても何度来ても新鮮さや、偶然の出会いが生まれるような仕掛けとした。
内装の参考にしたのは、ラスベガスの巨大ホテル・カジノの「シーザーズ・パレス」内にあるショッピングモール「フォーラム・ショップス」だ。1平方メートル当たりの売上高が米国ナンバーワンといわれるクローズドモールで、ローマの古い街並みの内装や、天空の色が変わる空間演出などもお手本にしている。
単に手本にしているだけでなく、本物志向に徹した。内装デザインには、フォーラム・ショップスを手がけた、テリー・ドゴール氏率いるドゴール・デザイン・アソシエートを起用した。天空演出では、米国のテーマパークなどで実績があるマーキャド・デザイン社と提携。天井を青空から夕焼け、夜空、朝焼け、そしてまた青空へと1時間間隔で変化するようにコンピュータ制御で「スカイフィーチャー・プログラム」を開発した。
街を意識した構成で、いくつかの「広場」を象徴的に配置したことがユニークだった。「噴水広場」はトレビの泉のような雰囲気で、館内のほぼ中央にあることもあり、待ち合わせ場所ナンバーワンとして知られた。のちに導入した、雪が舞い降りる「スノーウィッシュ」も目玉の一つになった。また、館内の最奥に配した「教会広場」では、イベントはもちろんのこと、本物のウェディングパーティも開催した。館内随所でウェディング写真を撮るカップルも多く見受けられた。
さらに、多くのイベントや、館内を案内するアテンダントクルーを独自に採用・育成するなど、ホスピタリティーを加味した美しい異空間を作ることで街の魅力を創造。高い集客力と、劇場効果による購買意欲の刺激、時間消費に伴う消費促進力の発揮を目指した。
ラスベガスの視察ツアーで評価が急上昇
しかし、当初、テナント開拓には苦戦した。バブル崩壊後の不況が続く時期に、「ぺんぺん草が生えた場所」と揶揄(やゆ)されるほどの陸の孤島だった臨海副都心の青海地区で、無から有を生み出し、創客する(集客を新たに創り出す)。そのコンセプトに共感はすれども、集客や売り上げは不透明だとして、および腰になる企業がほとんどだった。
起死回生策として打ち出したのが、ラスベガスツアーの実施だ。小売業者やマスコミ関係者など約200人を2班に分けて、大視察団としてフォーラム・ショップスに送り込んだ。私もこの視察ツアーに取材メディアとして帯同した。森ビルグループの佐藤勝久ラフォーレ原宿館長や、サンエー・インターナショナルの三宅正彦社長、ジャヴァグループの細川数夫社長、後に「スープ・ストック・トウキョウ」1号店をヴィーナスフォートに出店することになるスマイルズの遠山正道社長(肩書はすべて当時)らと同班で、大前氏や一橋大学教授だった竹内弘高氏(弟が森ビル広報に勤めていた縁も)による、小売業の現状と将来をテーマにしたセミナーなどとともに、ヴィーナスフォートの構想を聞いた。フォーラム・ショップスの空間デザインを担当し、ヴィーナスフォートも手がけたテリー・ドゴール氏による完成予想図も披露された。この体験と、未来へのビジョンを融合した見事なストーリーテリングは、参加者を魅了した。その情報を見聞きした企業の出店意欲も急増し、大きな転機になった。
結果、総事業費200億円(1階のサンウォーク部分を含む)、初年度売上高目標300億円、年間来場客数2000万人を掲げて、1999年8月にオープンした。開業時にはアパレル、コスメ、雑貨、飲食の137店舗と、1坪ショップのKIOSK(キオスク)の計160店舗を集積していた。実験室のような雰囲気を醸し出す「シュウウエムラ」のアトリエファクトリーや、フランドルの複合業態「フランドルシティ」1号店、そして、宮本氏が手がける「ファイナルステージ」、歯のトータルビューティサロン「TEETHART」など、画期的な店も多くそろった。
アクセサリーやパワーストーン、似顔絵描きなど、通路にワゴンを並べた1坪ショップのKIOSKも開業時には23店舗が軒を並べ、館に多様性を与えた。ここでヒットして他所に店を構えたり、事業を大きくするチャンスをつかむ「チャレンジショップ」としても注目を集めた。
10年間の期間限定営業のはずが…
10年後の事業終了に向け、2008年には東京都からトヨタと森ビルが土地を購入し、13年をめどに大規模商業ビルを建設するという計画も進んでいた。しかし、08年のリーマン・ショックなどがあり、景気が低迷。施設の営業が続けられることが決まった。営業期限は17年9月末とされ、更地で東京都に返還する予定だったが、それだと後継事業が20年開催の東京五輪に向けた商機に間に合わないと判断された。東京五輪の延期なども経て、22年3月27日の閉館が決まったのだった。「メガウェブ」は先行してクローズし、大観覧車は22年8月末まで営業が続けられる。なお、ヴィーナスフォートは最初の延長時に、宮本氏との資本関係は解消され、森ビル100%の運営体制に移行している。
気になるパレットタウン跡地は、トヨタグループ子会社の東和不動産と森ビル、東京都が協議して複合商業施設の開発を進めている。すでに東和不動産が、プロバスケットボール「Bリーグ」のアルバルク東京のホームとして使用する多目的アリーナ(1万席)を25年に開業することを発表している。
森稔社長(当時)は生前、臨海副都心での統合型リゾート(IR)開発に意欲を見せていた。3月に入り、一般客だけでなく、関係者も含めて、ヴィーナスフォートやその仲間たちに別れを告げる人々が多く参集している。森ビルの次の一手も気になるが、残すところ、あと5日。記録よりも記憶に残るショッピングモールに最後に駆け込み、あの非日常空間を味わいたいものだ。
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「ヴィーナスフォート」誕生から閉館までの波乱万丈 仕掛け人たちが見た夢
東京・お台場エリアの森ビルの商業施設「ヴィーナスフォート」は、3月27日の完全閉館に向けてカウントダウンが進んでいる。1999年8月25日に「女性のための美のテーマパーク」としてオープンし、非日常の劇場型ショッピングモールとして話題を創出。のちに、23区初のアウトレットゾーンを開設したり、インバウンドブームに沸くなどして、開業以来、延べ約2億人の来館者を迎えた。この館を総合プロデュースしたのは、「ファイナルファンタジー」の生みの親であるスクウェアの創業者の宮本雅史氏だ。当初は10年間の期間限定事業だったものの、時代に翻弄されて22年にわたって営業することになった。この間、さまざまなドラマも生まれた。あらためて「ヴィーナスフォートの誕生」を振り返り、記憶を記録にとどめたい。
ヴィーナスフォートは、「女性のためのビューティ・テーマパーク」をコンセプトに、“全天候型のテーマパーク型ショッピングモール”として、1999年に開業した東京・青海のパレットタウン内にオープンした。
開発を手掛けたのは森ビルと、大ヒットゲームで映画にもなっている「ファイナルファンタジー」の生みの親である宮本雅史氏、そしてコンサルタントとして携わったのが大前研一氏だ。
「ファイナルファンタジー」の宮本氏がプロデュース
33歳でスクウェアの社長を辞めた後、顧客の声を企画に生かしたSPA型のウィメンズブランド「ファイナルステージ」を、エスシステム社を通じて1995年春にデビューさせていた。同じころから、都心でターゲットを若い女性に絞ったテーマパーク型ショッピングモールを開発する構想を抱いていた。
相談を受けた大前氏は、96年から1年にわたり可能性やあるべきビジネスモデルを調査・研究し、勝機はあると結論を出した。しかし、時はバブル崩壊後の失われた10年の真っただ中。実際に開発・運営ができるパートナー企業が見つからず、お蔵入りしてしまった経緯があった。
そこに、森ビルの森稔社長(当時)と、臨海副都心の土地との縁が生まれたのだ。
もともと臨海副都心は、鈴木俊一都知事時代に、第二の大手町を創ろうと計画されたもの。けれども、91年にバブルが崩壊。95年都知事選で青島幸男が東京都知事に当選。公約の一つだった翌年開催予定の「世界都市博覧会」の中止を決定したこともあり、臨海副都心の開発は頓挫していた。
青海S街区と呼ばれた東京都所有の土地を森ビルと三井物産に貸与し、10年間暫定利用することが決定した。大観覧車や、トヨタ自動車の体験型エンタメパーク「メガウェブ」、ライブ会場のZEPP TOKYOなどを集積した大規模複合施設パレットタウンの開発が計画された。森ビルはそのウエストモールに、大型ショッピングモールを構えることになった。
幻に終わった「ナイキタウン」誘致
最初の計画では、幅広いターゲットに向けた商業施設とし、その核テナントに「ナイキタウン」を誘致するプランが進んでいた。森社長はナイキの社外取締役を務めていた大前氏に橋渡し役を依頼。米ポートランドのナイキ本社でフィル・ナイト会長と交渉し、前向きな答えを得たが、担当者らの反対や、集客力や売上高への不安などから、幻に終わってしまった。
その失敗が、宮本氏が森社長に温めてきた構想を提案する機会につながり、ヴィーナスフォートの誕生に寄与することになった。宮本氏は構想をプレゼンするだけでなく、50%ずつの合弁事業とすることまで提案した。森ビルと宮本氏のエスシステム社が100億円ずつ出資しあい、ヴィーナスフォート社を設立。宮本氏の構想をもとに、ハードやテナント開拓の領域をアークヒルズやラフォーレ原宿などを手がけてきた森ビル、ソフトの領域を宮本氏の企画会社のバネットが担った。総合プロデューサーは初期の「ファイナルファンタジー」と同様、宮本氏が務めた。ヴィーナスフォート開業当時、まだ43歳の若さで、マスメディアにも姿を現さないことで有名だった宮本氏の存在が、ヴィーナスフォートへの期待度や神秘性を高めることに大きく寄与した。
お台場にイタリアの街並みを再現
ヴィーナスフォートはパレットタウン・ウエストウォークの2、3階の約4万4100平方メートル、長さ295メートルの縦長の建物内に、5つの広場を中心に、全長約400メートルのメイン導線(メインプロムナードと呼んでいた)を走らせ、そこにわざと複雑に脇道のようなサブ導線を配した。これで総導線は1.5キロメートルになり、ラビリンス(迷路)のような作りで没入感を高め、時間消費を楽しめたり、いつ来ても何度来ても新鮮さや、偶然の出会いが生まれるような仕掛けとした。
内装の参考にしたのは、ラスベガスの巨大ホテル・カジノの「シーザーズ・パレス」内にあるショッピングモール「フォーラム・ショップス」だ。1平方メートル当たりの売上高が米国ナンバーワンといわれるクローズドモールで、ローマの古い街並みの内装や、天空の色が変わる空間演出などもお手本にしている。
単に手本にしているだけでなく、本物志向に徹した。内装デザインには、フォーラム・ショップスを手がけた、テリー・ドゴール氏率いるドゴール・デザイン・アソシエートを起用した。天空演出では、米国のテーマパークなどで実績があるマーキャド・デザイン社と提携。天井を青空から夕焼け、夜空、朝焼け、そしてまた青空へと1時間間隔で変化するようにコンピュータ制御で「スカイフィーチャー・プログラム」を開発した。
街を意識した構成で、いくつかの「広場」を象徴的に配置したことがユニークだった。「噴水広場」はトレビの泉のような雰囲気で、館内のほぼ中央にあることもあり、待ち合わせ場所ナンバーワンとして知られた。のちに導入した、雪が舞い降りる「スノーウィッシュ」も目玉の一つになった。また、館内の最奥に配した「教会広場」では、イベントはもちろんのこと、本物のウェディングパーティも開催した。館内随所でウェディング写真を撮るカップルも多く見受けられた。
さらに、多くのイベントや、館内を案内するアテンダントクルーを独自に採用・育成するなど、ホスピタリティーを加味した美しい異空間を作ることで街の魅力を創造。高い集客力と、劇場効果による購買意欲の刺激、時間消費に伴う消費促進力の発揮を目指した。
ラスベガスの視察ツアーで評価が急上昇
しかし、当初、テナント開拓には苦戦した。バブル崩壊後の不況が続く時期に、「ぺんぺん草が生えた場所」と揶揄(やゆ)されるほどの陸の孤島だった臨海副都心の青海地区で、無から有を生み出し、創客する(集客を新たに創り出す)。そのコンセプトに共感はすれども、集客や売り上げは不透明だとして、および腰になる企業がほとんどだった。
起死回生策として打ち出したのが、ラスベガスツアーの実施だ。小売業者やマスコミ関係者など約200人を2班に分けて、大視察団としてフォーラム・ショップスに送り込んだ。私もこの視察ツアーに取材メディアとして帯同した。森ビルグループの佐藤勝久ラフォーレ原宿館長や、サンエー・インターナショナルの三宅正彦社長、ジャヴァグループの細川数夫社長、後に「スープ・ストック・トウキョウ」1号店をヴィーナスフォートに出店することになるスマイルズの遠山正道社長(肩書はすべて当時)らと同班で、大前氏や一橋大学教授だった竹内弘高氏(弟が森ビル広報に勤めていた縁も)による、小売業の現状と将来をテーマにしたセミナーなどとともに、ヴィーナスフォートの構想を聞いた。フォーラム・ショップスの空間デザインを担当し、ヴィーナスフォートも手がけたテリー・ドゴール氏による完成予想図も披露された。この体験と、未来へのビジョンを融合した見事なストーリーテリングは、参加者を魅了した。その情報を見聞きした企業の出店意欲も急増し、大きな転機になった。
結果、総事業費200億円(1階のサンウォーク部分を含む)、初年度売上高目標300億円、年間来場客数2000万人を掲げて、1999年8月にオープンした。開業時にはアパレル、コスメ、雑貨、飲食の137店舗と、1坪ショップのKIOSK(キオスク)の計160店舗を集積していた。実験室のような雰囲気を醸し出す「シュウウエムラ」のアトリエファクトリーや、フランドルの複合業態「フランドルシティ」1号店、そして、宮本氏が手がける「ファイナルステージ」、歯のトータルビューティサロン「TEETHART」など、画期的な店も多くそろった。
アクセサリーやパワーストーン、似顔絵描きなど、通路にワゴンを並べた1坪ショップのKIOSKも開業時には23店舗が軒を並べ、館に多様性を与えた。ここでヒットして他所に店を構えたり、事業を大きくするチャンスをつかむ「チャレンジショップ」としても注目を集めた。
10年間の期間限定営業のはずが…
10年後の事業終了に向け、2008年には東京都からトヨタと森ビルが土地を購入し、13年をめどに大規模商業ビルを建設するという計画も進んでいた。しかし、08年のリーマン・ショックなどがあり、景気が低迷。施設の営業が続けられることが決まった。営業期限は17年9月末とされ、更地で東京都に返還する予定だったが、それだと後継事業が20年開催の東京五輪に向けた商機に間に合わないと判断された。東京五輪の延期なども経て、22年3月27日の閉館が決まったのだった。「メガウェブ」は先行してクローズし、大観覧車は22年8月末まで営業が続けられる。なお、ヴィーナスフォートは最初の延長時に、宮本氏との資本関係は解消され、森ビル100%の運営体制に移行している。
気になるパレットタウン跡地は、トヨタグループ子会社の東和不動産と森ビル、東京都が協議して複合商業施設の開発を進めている。すでに東和不動産が、プロバスケットボール「Bリーグ」のアルバルク東京のホームとして使用する多目的アリーナ(1万席)を25年に開業することを発表している。
森稔社長(当時)は生前、臨海副都心での統合型リゾート(IR)開発に意欲を見せていた。3月に入り、一般客だけでなく、関係者も含めて、ヴィーナスフォートやその仲間たちに別れを告げる人々が多く参集している。森ビルの次の一手も気になるが、残すところ、あと5日。記録よりも記憶に残るショッピングモールに最後に駆け込み、あの非日常空間を味わいたいものだ。
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ファンが多い洋食店が手間暇かけず新メニューにトライアルしたポイントとは
「コンバース」と「プレイ・コム デ ギャルソン」が再びコラボ 赤をアクセントにした“チャック70“
スニーカーブランドの「コンバース(CONVERSE)」と「プレイ・コム デ ギャルソン(PLAY COMME DES GARCONS)」は24日、コラボスニーカーを発売する。「コム デ ギャルソン」や「ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)」の店舗などで取り扱う。価格は150ドル(約 1万7000円)。
黒と白をベースにした「コンバース」の定番モデル“チャック70(CHUCK 70)”を、「コム デ ギャルソン」のアイコンであるハートロゴでデコレーション。ソールの部分にも赤をあしらった。ローカットとハイカットの2モデルを、ホワイトとブラックで展開する。
広告キャンペーンは、ファッションフォトグラファーのクレイグ・マクディーン(Craig McDean)が撮り下ろし、ルーニー・クック・ニューハウス(Ronnie Cooke Newhouse)とカール・ボランダー(Karl Bolander)がクリエイティブ・ディレクターを務めた。
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b-exがカーボン排出量削減を掲げ「グリーンプロジェクト」を発足 25年に賛同サロン5000店舗を目指す
ヘアサロン専売品などを取り扱うヘアメーカーのb-exはこのほど、ヘアサロンから世界のゼロカーボンを目指す「グリーンプロジェクト」を発足した。
昨年資本業務提携した台湾発のカーボンニュートラルグリーンコスメメーカーのオーライト(O’right)製品のヘアサロンへの本格展開とともに、「グリーンプロジェクト」ではカーボン排出量削減に向けてサロンが取り組むべき24の項目を「グリーンスコア」として明確化し、各項目の推進に向けヘアサロンをサポートする。ヘアサロンを起点にエンドユーザーまで、“グリーン革命(よりよい未来のために世界を変えること)”の浸透を図る。
「グリーンスコア」はESGの観点から設定。「エネルギー使用に関する配慮をしているか」「水使用に関する配慮をしているか」「次世代を担う人材に職業訓練などの機会を提供しているか」「男女の労働価値が平等となるような公平な報酬体制を整備しているか」などが含まれる。
初年度の2022年はサロンでの取り組みの現状を「グリーンスコア」を用いて見える化し、少しでも多くのサロンが最初の一歩を踏み出すきっかけになるようにプロジェクトを進めていく。その後、「グリーンスコア」は毎年アップデートしながら、サロンで取り組めるグリーン活動を進化させて、ゼロカーボンからカーボンネガティブにまで進めていけるように制度構築を目指す。また、率先してプロジェクトに取り組む「グリーンパートナーサロン」を中心に、ヘアサロンだけでなくエンドユーザーを巻き込んだ「グリーンセミナー」など、さまざまな活動を行う予定だ。
22年は賛同サロン2000店舗、「グリーンスコア」の一定の項目をクリアする認定サロン150店舗を目標に掲げ、25年には賛同サロン5000店舗、認定サロン300店舗まで拡大を目指す。
早くも「グリーンプロジェクト」に賛同したヘアサロン「フィルムズ(FILMS)」の若林紀元代表は、「創業当時よりCSR、環境問題への取り組みを推進してきた。b-exの環境問題への取り組みを業界に広げていきたいという思いに共感した。昨今の厳しい情勢の中、サロン運営も厳しい状況が続いている。しかし、本プロジェクトを通じて、経済と環境の調和を重視し、両立するサロンのロールモデルを目指す」とコメント。「フィルムズ」では、若手スタイリストを中心としたCSRチームを中心に豊かな発想でサステナブルな活動に取り組む。ボランティアカットやヘアドネーション、社員へのビーガン弁当の配布、カラーチューブのリサイクル活動などを行なっているという。
オーライトは2001年設立の美容メーカーで、“グリーン革命”を企業ミッションとし、環境に優しい製品開発を推進。野菜や果物から抽出したでんぷんを原料にした生分解性がある“ツリー イン ザ ボトル”を打ち出すなど、“グリーン革命”につながる“グリーンイノベーション”を継続的かつ、徹底的に行っている。その取り組みは世界でも大きく評価され、台湾企業を代表してAPEC中小企業大臣会合に参加するなど、世界に向けて発信している。11年には国家標準化機構イギリスBSI認証のもと、世界初のゼロカーボンシャンプーを発売した。現在までに世界中で100以上もの賞を受賞。“グリーン革命”を推進しながら、美容業界内でも環境保全についてリードし独自素材を生かした製品開発力を強みとする。
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「イソップ」が「リック・オウエンス」とコラボ
「イソップ(AESOP)」はこのほど、「リック・オウエンス(RICK OWENS)」とコラボしたコレクションを発売した。ヘアケア・ボディーケアアイテム・フレグランスのセットとアロマキャンドルをそろえ、「イソップ」の公式ECストアおよび一部店舗、リック・オウエンス東京店で限定販売中だ。
「イソップ」と「リック・オウエンス」は、ほかと一線を画する互いのデザインアプローチに長らく敬意を表してきたこと、またデザイナーのリック・オウエンス(Rick Owens)が長年にわたり「イソップ」のヘアケアとボディーケア製品を愛用してきたことから、今回のコラボが誕生した。コレクションに登場する“イソップ & RO トラベルキット”(税込2万350円)はリックが愛用している“コリアンダー ボディクレンザー”“レゾルート ボディバーム”“CL シャンプー”“CL コンディショナー”に加え、今回のために作ったフレグランスをセットにした。
“ストイック オードトワレ”と名付けたフレグランスは、調香師のバーナベ・フィリオン(Barnabe Fillion)と共に開発し、両ブランドの調和を抽出した香りになっている。ブラックペッパーとコリアンダーシードのスパイシーな香りは「リック・オウエンス」の先鋭性を、フランキンセンスに代表されるウッディーな香りは「イソップ」の静穏な精神を表現。そこにピリッとしたパチュリを加え、全体をまとめた。トラベルキットには、アミュレット(お守り)をイメージして作られた10個のセラミックビーズのブレスレットも含まれ、オードトワレを染み込ませることで、直接肌につけるより長く香りを楽しむことができる。トラベルキットを包むジャージー素材の布には、リックが自身のコレクションでもよく用いる認証済みのオーガニックコットンを採用。リストバンドやバンダナとしても使うことができ、 双方のブランド名が記されている。
また3つのサイズのアロマキャンドルもラインアップ。リックの家具コレクションのデザイン理念を意識して作られ、セラミック製の容器は彫刻家のコンスタンティン・ ブランクーシ(Constantin Brancusi)とハンス・アルプ(Hans Arp)の作品から着想を得た。火を灯すと、光と影が織りなすダンスの中に“ストイック”の香りが放たれ、空間を満たす。
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一家、独立起業者の「肉のウヱキ」を子会社化。三毛作店。
EARTH HOUR「消灯」、大手8社が参加。3/26(土)午後8:30。
「ネットに情報がない?」逆張りのオオバコ居酒屋を大阪と神戸で十数店舗展開する謎の飲食企業
餃子の王将、プラ製スプーン1本5円に。有料化広がるか。
LVMHの財務諸表に見るポートフォリオ経営【齊藤孝浩のファッション業界のミカタVol.35】
企業が期ごとに発表する決算書には、その企業を知る上で重要な数字やメッセージが記されている。企業分析を続けるプロは、どこに目を付け、そこから何を読み取るのか。この連載では「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」(共に日本経済新聞出版社)の著者でもある齊藤孝浩ディマンドワークス代表が、企業の決算書やリポートなどを読む際にどこに注目し、どう解釈するかを明かしていく。今回はLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトンの財務諸表を読み解く。(この記事はWWDジャパン2022年3月14日号からの抜粋です)
初めてLVMHの財務諸表を見たのですが、なかなか面白いです。ブランド企業というよりは、投資会社なんですね。今回は僕が興味深いと思った点を紹介します。
まず2021年12月期決算でいくと、過去最高売り上げを記録しました。売上高は8兆円超。コロナ禍の影響を受けて20年はへこみましたが、もう大回復しています。
稼ぎ頭のファッション&レザーグッズは、20年こそ5%減でしたが、ほぼ20%増をキープし、けん引し続けています。ワイン&スピリッツも4%前後の成長を維持し、これまで10%弱の成長だったウオッチ&ジュエリーは、ティファニー(TIFFANY & CO.)が入った影響で、2.5倍の成長になっています。セレクティブ・リテーリングは免税店とセフォラ(SEPHORA)が主なので、まだ回復には至っていませんね。
損益計算書(PL)を見てみましょう。構造的にいうと粗利が68%を占めます。過去と比べて21年は粗利率が非常に高まりました。販管費も50%ぐらいかけていますが、19%の営業利益率を確保しています。
PLは広告宣伝費をそれなりにかけて(売上比率11%:後述)、しっかりと営業利益を残している会社という感じですが、貸借対照表(BS)が面白いと思いました。
ブランドという無形固定資産
特徴的なのは、無形固定資産とのれんの大きさです。これまでずっとお話ししてきたように、大概のファッション企業では、無形固定資産といえば、主にシステムに関する費用です。確かに彼らもシステムを計上していますが、その他扱いで、ブランドと商標が無形固定資産の7割以上を占めているんです。ここでいうブランドと商標はM&Aしたときのマーケットバリュー(金額)です。でも、いい企業を買収する際にはそれに上乗せ(プレミアム)が必要です。その上乗せした分の金額がのれん代です。例えば、7000億円で企業を買った場合、マーケットバリューが5000億円だったら、それがブランドと商標として扱われ、2000億円がのれん代になります。こののれん代は長い年月をかけて償却していきます。ですから、これらはほぼ合算で考えていいかなと思います。つまり、資産としてブランドをこれだけのウエートで持っているということなんです。額にすると8兆円弱です。
もう1つ面白いと思ったのは有形固定資産で、一般的には店舗、設備、倉庫を示すのですが、LVMHはワイン&スピリッツでワインヤードを持っているんですよね。資料を読んでいて分かったのですが、収穫によってバリューの出し方が違うみたいなんです。それから在庫には商品だけでなく仕掛品と原料も入るのですが、どうやら半分ぐらいは原材料とビンテージを出すために寝かしている酒類が占めているようです。ですから、ワイン&スピリッツだけ見ると、ものすごく商品回転が悪いです。在庫が重いということですね。でも全体に対する構成比がそれほど高くないので、全体的には影響を及ぼさない程度ですね。
ブランドや商標、のれんは、自社で開発したブランドには発生しません。つまり、それだけお金を投資して、ブランドを買ってきた。そこに売上高の11%(約9000億円)の広告宣伝費を投じ、それが付加価値を生んで、高い粗利率と成長を実現しているということです。19年末に買収したティファニーは、収益力アップにも貢献しています。
カテゴリーごとの強弱を見るために、今回はバブルチャートを作ってみました。縦軸は営業利益率(同社が開示するEBITDAから減価償却を引いたもの)で、横軸に商品回転率(売上高÷平均在庫原価)を持ってきました。僕としては、在庫回転率(売上原価÷平均在庫原価)でやりたいですが、カテゴリー別の売上原価が分からないので、今回は、仕入原価が売上高に変わるスピードを表す、売上高ベースの商品回転率を採用します。つまり、縦軸は利益率の高さ、横軸は在庫効率の良さ、そして、バブルの大きさが売り上げ規模です。
まず縦軸から見てみると会社全体は約19%の営業利益率ですが、ファッション&レザーグッズは34.5%です。横軸を見ると、会社全体の商品回転率は4.34回転で、一番回転しているのは、ファッション&レザーグッズの10回転。つまり、同カテゴリーは利益率も高くて、在庫効率も良くて、規模も大きいので、圧倒的な稼ぎ頭です。
さらにそのファッション&レザーグッズを年平均20%で伸ばし続けているというのがすごいです。ここが断トツで強いのは間違いないですが、投資会社としてポートフォリオを考えていますよね。例えば、ワイン&スピリッツは、商品回転は悪いが、売れたときの利益率は高い。パフューム&コスメティクスは、利益率も低いけれど、単価も安くて、購買頻度も高くて、在庫が回転しているため、キャッシュフローには貢献します。
そして、やはり年平均成長率。全体でも20年を除けば、ほぼ10%の安定的な成長率を継続しているのは、すごいと思います。投資家に対してしっかりと計画されている大手企業は、やはり年平均成長率というのを大事にしていると改めて感じましたし、それがしっかりと数字にも表れていると思いました。
最近気になっているのは
ウクライナ支援を表明する企業姿勢
昨年の8月にここで取り上げたウクライナがロシアに侵攻され、胸が痛みます。ロシアとの取引、営業を休止するなど、制裁的な行動をとる企業がある一方、民泊マッチングのエアビーアンドビーは10万もの宿泊施設を避難民に一時的に無償提供すると発表。日本でもドン・キホーテなどが住宅や生活支援に名乗りを上げました。侵攻は決して許されることではありません。避難民発生も望みません。しかし、国家だけでなく、企業が姿勢を示す時代なのだなと感じました。一日も早く平和な日々が戻ることをお祈りしています。
PROFILE:1988年、明治大学商学部卒業。大手総合商社アパレル部門に勤め10年目に退職。米国のベンチャー企業で1年勤務し、年商100億円規模のカジュアルチェーンへ。2004年にディマンドワークス設立。ワンブランドで年商100億円を目指すファッション専門店の店頭在庫最適化のための人材育成を支援。著書に「ユニクロ対ZARA」「アパレル・サバイバル」(共に日本経済新聞出版社)。「今回のLVMHもそうですが、グローバル成長企業は前年比や単年度計画に一喜一憂することなく、売上高も利益も中長期、つまり3年から5年の平均成長率という視点で見ていることが分かります。 それはユニクロ対ZARAで両社の取材や決算書の長期時系列分析をしていて学んだことでもありました。持続可能な経営をする上でも経営者の理念や中長期経営ポリシーは大変参考になります」
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「居酒屋アルバイトが1日1万円超も?」 チップで飲食人のモチベが変わる?
エキセントリックな装いで目立つが勝ち 又吉直樹やシトウレイも来場した東コレ2022-23年秋冬【後編】
2022-23年秋冬シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」が3月19日に閉幕した。会場には独自の感性を貫いた来場者が多数で、東京らしいミックススタイルを体現する個性派たちを前後編に分けてスナップ形式で紹介する。後編では、17〜19日の3日間から「マリオン ヴィンテージ(MALION VINTAGE)」「ブラックミーンズ(BLACKMEANS)」「ダイリク(DAIRIKU)」「トーガ(TOGA)」のショー会場でスナップを実施した。
「マリオン ヴィンテージ」の来場者は、総レースのワンピースやパフスリーブのシャツなどロマンティックな装いが目立った。一方で、「ブラックミーンズ」はスタッズ付きのジャケットやパッチワークをあしらったデニムなど、パンキッシュなスタイルが溢れた。「ダイリク」ではビンテージのTシャツやカットオフしたジーンズを取り入れたグランジスタイルが、「トーガ」ではケミカルカラーを取り入れたスタイルや、シャツやデニムなどのベーシックアイテムを現代風に再解釈したルックが際立っていた。
「ダイリク」にはお笑いコンビ、ピースの又吉直樹や井下好井の好井まさおが、「トーガ」にはフォトグラファーのシトウレイやファッションジャーナリストのマスイユウ、アーティストのとんだ林蘭ら各界の著名人が会場に駆けつけた。
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LVMHがバーチャルアンバサダーを発表 6月開催のテックカンファレンスと「イノベーションアワード」のため
LVMH モエ ヘネシー·ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、6月15~18日に開催予定のテックカンファレンス、ビバ・テクノロジー(Viva Technology)のためにバーチャルアンバサダーを発表した。
ブルーグレーの目で、前髪にハイライトを入れたブラウンのウェーブヘアが特徴の女性アバターは、バーチャルアンバサダーとして、LVMHが主催する第6回「LVMHイノベーションアワード(LVMH Innovation Award)」への応募を呼びかけるキャンペーンのビジュアルに登場している。今年は過去最高の応募数となる950以上のスタートアップ企業から応募があったという。
アバターの名前はまだ決まっていないが、ビバ・テクノロジーでLVMHとその傘下の75ブランドのイノベーション、テクノロジー、デジタル関連のトピックについてプレゼンテーションを行う予定だ。ビバ・テクノロジーはオンラインとリアルで開催し、1500以上の出展者が参加する。パリのポルト・ドゥ・ヴェルサイユ見本市(Porte de Versailles exhibition center)がリアルイベントの会場となる。
ベルナール·アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者(CEO)は2021年の決算発表会でメタバースへの進出に慎重な姿勢を見せていたが、LVMHはデジタル空間とその関連テクノロジーにまつわる取り組みは以前から行ってきた。21年にはコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)とプラダ グループ(PRADA GROUP)と共同で、ラグジュアリーアイテムのトレーサビリティーと鑑定の証明になるブロックチェーンコンソーシアム「アウラ(AURA)」を設立。傘下の「ルイ・ヴィトン」は16年春の広告キャンペーンのビジュアルにゲーム「ファイナルファンタジー(Final Fantasy)」のキャラクター、ライトニング(Lightning)を起用。さらに19年にはオンラインゲーム「リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends)」の運営企業ライアットゲームズ(RIOT GAMES)と提携し、ゲーム内のスキンを提供したほか、大会の優勝カップ専用トランクを制作するといった取り組みをしていた。
LVMHは20年にイアン・ロジャーズ(Ian Rogers)前チーフ・デジタル・オフィサーが退任して以来、デジタルとイノベーション分野を担う幹部が欠けていたが、1月に元セフォラ(SEPHORA)幹部のネリー・メンサ(Nelly Mensah)をクリプトとメタバース関連の担当としてデジタル・イノベーション・バイス・プレジデントに任命している。
「LVMHイノベーションアワード」は、オムニチャネル&リテール、メディア&ブランド認知、3D/バーチャル製品体験&メタバース、オペレーション&マニュファクチャリングの卓越性、社員体験&企業の社会的責任、持続可能性の6つの部門からなり、候補者はその技術や作品をメタバース、3Dまたはバーチャルで体験できる形で展示することが求められている。
同アワードの選考に残った企業はLVMHと傘下ブランドと協業する機会が与えられるほか、各部門賞を獲得した企業はビバ・テクノロジー期間中に開催される授賞式で表彰される。また、データ・AI関連において卓越した技術を提案したスタートアップ企業には特別賞が授与される。最優秀賞は各部門賞と特別賞を受賞した企業の中から選ばれる予定だ。
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春の換毛期が分かれ道!? フサフサな毛並みの保ち方 【ニャンだフルなコスメたち】
狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.20。猫にちなんで、毎月2(ニャー)日と22(ニャーニャー)日の2(ニャー)回更新しています。今回のテーマは、「猫と人間の換毛期」。モフモフの冬毛がごっそり抜け落ちる春は、人間にとっても抜け毛が増える要注意シーズン。猫と人間の換毛期の決定的な違いを考察しながら、猫のようなフサフサの毛並みをキープするための実力派スカルプケアをご紹介します。
コロコロが手放せない、春の抜け毛シーズン到来!
ブラッシングで収穫した毛玉がどんどん大きくなっていき、空中に浮遊している猫の毛が鼻の穴から出てくるようになったら、季節は春。やっと寒さから解放される……といううれしさ半分、冬の間に増強されたモッフモフの毛としばしお別れしなければならないさびしさ半分と、少々複雑な気持ちになる季節でもある。
猫の毛は1つの毛穴から12〜20本の毛が生えており、1本は長く太い「上毛」といい、そのほかは細く短い「下毛」という。日照時間が長くなる春には、毛の生え変わりが活発になり、暑い夏に備えるために冬の寒さから身を守っていたモフモフの下毛が大量に抜け落ち、風通しの良いさっぱりとした短い毛に生え変わる。反対に、日照時間が短くなる冬には寒さに耐えられるように短い毛が抜け落ち、保温性の高い長い毛に生え変わる。このような成長サイクルを繰り返して、猫は皮膚の健康を維持しているのだ。
外猫と違い、1年中快適な環境で過ごす室内飼いの猫には換毛期があまりないといわれるが、それでも春と秋は普段より多く毛が抜ける。今はまさに夏毛に変わる抜け毛シーズンど真ん中。猫を念入りにブラッシングし、鼻の穴からそよぐ猫の毛を引っこ抜き、服やカーペットに絡みついた毛をコロコロでとりまくる、そんな猫の毛と格闘する日々を送っている。
換毛期は人間にもある。だけど冬にフサフサに戻れるとは限らない
換毛期とは、哺乳類の毛が抜け替わる時期のこと。なので猫だけでなく人間にもあり、その時期もだいたい一緒だ。ただ1つ違うのは、人間の場合、猫のように冬になればフサフサの毛に戻るとは限らないということ。
「冬の間の体温調整」というお役目を終えて毛髪が抜け落ちるというのは、動物の本能の名残なので仕方がない。ただ、春はライフスタイルが大きく変化する時期でもあるため、身体的にもメンタル的にもストレスを受けやすく、それがホルモンバランスや頭皮の血流を悪化させヘアサイクルを乱す要因にもなりえる。また、花粉や紫外線量の増加など、抜け毛を加速するような要因がてんこ盛りなのだ。
「冬になれば戻るっしょ」と油断してなんの手も打たないと、換毛期を迎えるたびだんだん薄毛になっていく……なんてことにもなりかねない。髪の豊かさは若々しさや女性美の象徴。猫のように、どんな季節でもフサフサとした毛並みをキープするためにも、春はいつも以上にスカルプケアに集中。元気な毛髪がどんどん育つ、栄養の行き渡った豊かな土壌に整えよう。
春の抜け毛対策に!お悩み別スカルプケア3選
ということで今回は、春の換毛期対策におすすめのアイテムを、血流悪化、ホルモンバランスの乱れ、加齢、ストレスなど、抜け毛悩みの要因別に厳選!
頭皮の巡りの悪さからくる抜け毛対策には、炭酸美容の研究を25年続けてきた「ドクターメディオン(DR.MEDION)」のノウハウや知見を凝縮した頭皮ケアパックを。高濃度炭酸泡にクレイ成分を配合することで洗浄力をアップ。頭皮につけて3分パックすることで、シャンプーでは落としきれない頭皮の毛穴に詰まった汚れや皮脂を優しく吸着しながら、頭皮に潤いをチャージ。根元からふわっと立ち上がるボリューミーな仕上がりをかなえる。
「ワフィト(WAPHYTO)」の頭皮用ローションは、ホルモンバランスの乱れによる頭皮のトラブルにおすすめ。加齢や内的・外的ストレス、ホルモンバランスの乱れによって荒れやすい地肌を健やかなコンディションに整えながら、ファーストエイジング世代の髪の痩せや乾燥、パサつきや抜け毛、白髪といった悩みにもアプローチ。桑、菊、ツボクサ、ヨモギ、スギナなど地肌に潤いを与える東三河産植物成分もたっぷり。
頭皮のエイジング悩みやストレストラブルには、「JC スカルプ(JC SCALP)」の頭皮用美容液を。毛髪再生因子が含まれる国産ヒト幹細胞培養上清液や、頭皮環境を健やかに整える温泉善玉菌など、最新毛髪科学を応用した処方で、頭皮環境を徹底ケア。さらに、脱毛因子の阻害作用が期待されるアーユルヴェーダハーブ、抗酸化作用のある白金などエイジングケアや血行促進のための成分をぜいたくに加えたドクターズコスメならではのパワフルさで、全方位から頭皮環境をサポート。
ちなみに、秋の抜け毛は「夏の間に受けた紫外線ダメージの影響」が大いに関係してくるので、頭皮のUVケアもマスト。季節を問わず麗しい、猫のようなフサフサな毛並みを目指して今から準備を!
参考
「イラストでみる猫学」(講談社)
たまのおねだり「猫の抜け毛が多いときは季節の変わり目? 気になる猫の換毛期とは」
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東京地裁が「ルブタン」のレッドソールを「一般的なデザイン」と判断 エイゾーコレクションに対する約4200万円の損害賠償請求も棄却
クリスチャン ルブタン エス アー エス(CHRISTIAN LOUBOUTIN SAS以下、ルブタン)およびデザイナーのクリスチャン・ルブタン氏がシューズブランド「エイゾー(EIZO)」などを運営するエイゾーコレクションを相手取り提訴した件について、東京地裁はルブタン側の請求をすべて棄却した。ルブタン側は、エイゾーコレクションが「ルブタン」の定番といえる赤い靴底(レッドソール)のパンプスに類似した商品を製造販売したと主張し、同社に対して損害賠償などを求めて提訴していた。ルブタン側は、“レッドソール”で有名な「ルブタン」の周知著名性を使用してエイゾーコレクションが類似商品を製造販売し、「ルブタン」の商品と混同を生じさせたことが不正競争に該当すると主張。合計で約4200万円の損害賠償と、エイゾーコレクションが製造販売しているパンプス7種の製造販売および展示の禁止を求めていた。これに対してエイゾーコレクションは、「ルブタン」のレッドソールは「新規性、特異性がないため特別顕著性が認められず、また、周知性も認められない」と反論。「女性用ハイヒールは世の中にありふれたもの」「(ルブタンのレッドソールの)赤色も、パントン社が色見本として販売する赤色の一つとして市場に一般的に流通している色であって(中略)特別特殊な色というわけではない」「日本では(中略)伝統的な漆塗りの下駄底から女性用ハイヒールの靴底に至るまで、靴底部分に赤色を配色することが多数の事業者において慣習上一般的になされて」きたと主張する。
本件について裁判所は、マニキュアのような光沢がある「ルブタン」のレッドソールと、ゴム製の「エイゾー」の赤い靴底とでは、光沢や質感の点で与える印象が異なるなどと判断し、不正競争には該当しないと判断。また、赤色についても「ファッション関係においては国内外を問わず古くから採用されている色であり、(中略)原告商品が日本で販売される前から靴底の色彩として継続して使用され、(中略)一般的なデザインとなっている」と述べるなど、ルブタン側の主張を認めず、要求をすべて棄却した。
本判決を受けてエイゾーコレクションの松村康信社長は「妥当な判決と受け止めている。弊社としては“赤はみんなの色”と考えている。誰かが発明した色ではなく、特に日本においては古来よりなじみのある色であり、さらにファッション業界では、誰もが容易に発想し得る色だと認識している」とコメントした。ルブタンからは本記事掲載までにコメントを得られなかった。
エイゾーコレクションは、「エイゾー」「ビュー(VUE)」「エイゾーブラック(EIZO BLACK)」などを展開する1983年創業の婦人靴メーカー。
ルブタンのレッドソールを巡っては過去にも各国で訴訟が起きている。2012年には「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」が赤い靴底の靴を販売したことを受けて提訴した。この時は、一審で「ルブタン」が敗訴したが、二審では靴底と上部の色にコントラストがある場合にのみ「ルブタン」の商標権が認められると部分的に認定し、「イヴ・サンローラン」が販売した赤い上部に赤い靴底のシューズは商標権の侵害に当たらないと判断した。また、オランダのシューズチェーン、ヴァン・ヘイレン(VAN HAREN)との間で係争している商標権侵害訴訟では、18年に欧州司法裁判所がルブタンのレッドソール商標は有効だと判断した。
ルブタンの主張によると、レッドソールは、オーストラリアやカナダ、フランス、EU、ロシア、シンガポール、英国、米国などを含む50カ国で商標登録されているという。日本では15年に商標登録を出願したが、19年に拒絶された。現在は拒絶査定に対する不服審判の審理中だ。
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「ディオール」とBLACKPINKのJISOOがパリコレ関連のメディアインパクトバリューでトップに
データテクノロジー企業ローンチメトリックス(LAUNCHMETRICS)は、「ディオール(DIOR)」とそのショーに来場したBLACKPINKのJISOO(ジス)、JISOOが着用していたワンピースの柄であるイエロータータンが2022-23年秋冬シーズンのパリ・ファッション・ウイーク(パリコレ)関連のSNS投稿でトップのメディアインパクトバリューを生み出したことを発表した。
ローンチメトリックスによれば、「ディオール」の大きなロゴをバックにしたJISOOの投稿は174万ドル(約2億358万円)相当のメディアインパクトバリューを生んだという。イエロータータンのワンピースにシャツと黒いネクタイを合わせたJISOOの写真はパリのチュイルリー庭園で開催された同ブランドのショー会場で撮影されたもので、約520万いいねを獲得している。なお、「ディオール」とJISOOは22年春夏シーズンのパリ・ファッション・ウイーク関連のSNS投稿でもトップのメディアインパクトバリューを獲得していた。
同社の調査によれば、パリ・ファッション・ウィーク全体では2億890万ドル(約244億4130万円)相当のメディアインパクトバリューを獲得。そのうち1億3630万ドル(約159億4710万円)相当はSNSで、7520万ドル(約87億9840万円)相当はオンラインで生み出されたものだった。なお21年9月27日~10月5日に開催された22年春夏シーズンのパリ・ファッション・ウイークのメディアインパクトバリューは2億4140万ドル(約282億4380万円)相当だった。
2月28日~3月8日に開催された22-23年秋冬シーズンのパリ・ファッション・ウイークでは多くのブランドがリアルなショーを復活させたこともあり、リアーナ(Rihanna)、ゼンデイヤ(Zendaya)、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)らビッグネームなセレブリティーやインフルエンサーたちが来場した。
JISOOは自身の投稿のうちの一つが1152件のメンションを獲得し、720万ドル(約8億4240万円)相当のメディアインパクトバリューを創出。セレブリティーの中ではトップのメディアインパクトバリューだった。
インフルエンサーの間では、ベラ・ハディッド(Bela Hadid)が750万ドル(約8億7750万円)相当のメディアインパクトバリューと1828件のメンションを獲得し、トップだった。2位はキアラ・フェラーニ(Chiara Ferragni)、次いでカミラ・コエーリョ(Camila Coelho)、ブライアンボーイ(BryanBoy)、レオニー・ハンヌ(Leonie Hanne)らが続いた。
ブランドでは「ディオール」が1位を獲得。2位は「バレンシアガ(BALENCIAGA)」、3位は「シャネル(CHANEL)」、4位は「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH、以下オフ-ホワイト)」、5位が「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」だった。「オフ-ホワイト」のショーには、昨年11月28日に亡くなったヴァージル・アブローを追悼するため多くのセレブリティーやデザイナー、スーパーモデルらが参加した。
ブランドの公式SNSアカウントなど独自に保有するメディアチャネルのみを考慮したブランドランキングでは、「ディオール」「バレンシアガ」「シャネル」が順にトップ3とブランドランキングと変わらずだったが、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」が4位、「ルイ・ヴィトン」が5位だった。
ローンチメトリックスのメディアインパクトバリューは関連メディアのオンライン、SNS、出版物などすべてのチャネルにおける影響力を集計したもので、ペイドメディア、オウンドメディア、アーンドメディアが含まれる。
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「ディオール」とBLACKPINKのJISOOがパリコレ関連のメディアインパクトバリューでトップに
データテクノロジー企業ローンチメトリックス(LAUNCHMETRICS)は、「ディオール(DIOR)」とそのショーに来場したBLACKPINKのJISOO(ジス)、JISOOが着用していたワンピースの柄であるイエロータータンが2022-23年秋冬シーズンのパリ・ファッション・ウイーク(パリコレ)関連のSNS投稿でトップのメディアインパクトバリューを生み出したことを発表した。
ローンチメトリックスによれば、「ディオール」の大きなロゴをバックにしたJISOOの投稿は174万ドル(約2億358万円)相当のメディアインパクトバリューを生んだという。イエロータータンのワンピースにシャツと黒いネクタイを合わせたJISOOの写真はパリのチュイルリー庭園で開催された同ブランドのショー会場で撮影されたもので、約520万いいねを獲得している。なお、「ディオール」とJISOOは22年春夏シーズンのパリ・ファッション・ウイーク関連のSNS投稿でもトップのメディアインパクトバリューを獲得していた。
同社の調査によれば、パリ・ファッション・ウィーク全体では2億890万ドル(約244億4130万円)相当のメディアインパクトバリューを獲得。そのうち1億3630万ドル(約159億4710万円)相当はSNSで、7520万ドル(約87億9840万円)相当はオンラインで生み出されたものだった。なお21年9月27日~10月5日に開催された22年春夏シーズンのパリ・ファッション・ウイークのメディアインパクトバリューは2億4140万ドル(約282億4380万円)相当だった。
2月28日~3月8日に開催された22-23年秋冬シーズンのパリ・ファッション・ウイークでは多くのブランドがリアルなショーを復活させたこともあり、リアーナ(Rihanna)、ゼンデイヤ(Zendaya)、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)らビッグネームなセレブリティーやインフルエンサーたちが来場した。
JISOOは自身の投稿のうちの一つが1152件のメンションを獲得し、720万ドル(約8億4240万円)相当のメディアインパクトバリューを創出。セレブリティーの中ではトップのメディアインパクトバリューだった。
インフルエンサーの間では、ベラ・ハディッド(Bela Hadid)が750万ドル(約8億7750万円)相当のメディアインパクトバリューと1828件のメンションを獲得し、トップだった。2位はキアラ・フェラーニ(Chiara Ferragni)、次いでカミラ・コエーリョ(Camila Coelho)、ブライアンボーイ(BryanBoy)、レオニー・ハンヌ(Leonie Hanne)らが続いた。
ブランドでは「ディオール」が1位を獲得。2位は「バレンシアガ(BALENCIAGA)」、3位は「シャネル(CHANEL)」、4位は「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH、以下オフ-ホワイト)」、5位が「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」だった。「オフ-ホワイト」のショーには、昨年11月28日に亡くなったヴァージル・アブローを追悼するため多くのセレブリティーやデザイナー、スーパーモデルらが参加した。
ブランドの公式SNSアカウントなど独自に保有するメディアチャネルのみを考慮したブランドランキングでは、「ディオール」「バレンシアガ」「シャネル」が順にトップ3とブランドランキングと変わらずだったが、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」が4位、「ルイ・ヴィトン」が5位だった。
ローンチメトリックスのメディアインパクトバリューは関連メディアのオンライン、SNS、出版物などすべてのチャネルにおける影響力を集計したもので、ペイドメディア、オウンドメディア、アーンドメディアが含まれる。
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「タオ」2022-23年秋冬コレクション
「タオ(TAO)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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「アディダス」とジェイソン・ディルの「ファッキング オウサム」のコラボパーティーに野村訓市やANARCHYらが来場
「アディダス(ADIDAS)」は、「アディダス スケートボーディング(ADIDAS SKATEBOARDING)」に所属するジェイソン・ディル(Jason Dill)の「ファッキング オウサム(FUCKING AWESOME)」とコラボレーションし、オリジナルカモのアイテムを発売した。ウエアはトップス(税込1万9000円)とパンツ(同1万7000円)のセットアップを用意する。
「アディダス」は同アイテムの発売を記念したパーティーを、東京・原宿のアディダス オリジナルス フラッグシップ ストア トウキョウで開催。会場には、クリエイティブ・ディレクターの野村訓市やラッパーのAwichの娘トヨミ・ジャミラがコラボウエアを着用して来場した。ほかにもデザイナーの江川芳文、ラッパーのANARCHYやMonyHorse、モデルのモトーラ世理奈、バンド死生のボーカルのTxBONEらが姿を見せた。
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仮想伊勢丹新宿店で小学生によるバーチャルファッションショー 未来のコミュニケーションとしてのアバターを発表
三越伊勢丹が運営するVR活用のスマートフォン向けアプリ「レヴ ワールズ(REV WORLDS)」は22日から、東京都三鷹市立第三小学校と協業し、同校児童のファッションデザインによるランウエイショーをアプリ内で開催中だ。ショーは4月中旬まで毎日3回(12、17、21時)に行う。
5年生(106人)が18チームに分かれ、デザインを考案。2月10日の審査会で上位となった3チームの作品が3D化され、アバターが着て、バーチャル伊勢丹新宿店前の特設ランウエイを歩く。
「小学生が考える未来のファッションを実現したい。まずはロスがないバーチャルファッションで展開したいと考えた」と三越伊勢丹仲田朝彦デジタル事業運営部仮想都市プラットフォーム担当。自身が登壇したセミナーを東京都三鷹市立第三小学校の山下徹主任教諭が聴講していたことがきっかけで出会い、今回の協業につながった。
まず、仲田さんが「未来のコミュニケーションを考える」という題の講義を児童たちに行い、児童たちは感じたことをコンセプトアート化。それをファッションデザインに落とし込み、プレゼンテーション大会を行って、選ばれた9作品がアバター化された。
“コミュニケーション”がスタート地点にあったため、 “伝えたいこと”がそれぞれのアバターで表現されていて面白い。“自然の未来と、人との関わり”をテーマにした作品は水滴が体を包んでいたり、コロナ禍での医療関係者への感謝と医療が受けられない国への思いを上半身と下半身の服のコントラストで表現したりと、子どもらしい自由な発想が、アバター全身に反映されている。
参加した小学生は「服のデザインやプレゼンなど、チームみんなの意見を全て尊重しながらまとめていくことが難しかった」とコメント。山下教諭は「子ども達にとって、VRはゲームでは馴染み深いが、それ以外ではあまり触れる機会がない。今回はリアルな百貨店と百貨店が作るバーチャル空間、両方を見られるので、理解しやすいと思った。ファッションデザインをCGに落とし込み、バーチャルショーを行うことは、学校のリソースではできないことなので、素晴らしい経験になったと思う」と語った。
「ファッションショー企画は継続していきたい」と仲田さん。「アバターとなった自分の服を褒められて、そこからファッションの価値を知る人もいるだろう。そんなきっかけを作っていきたい」。
原画などをまとめたものを、バーチャル伊勢丹の屋上に展示。4月20日からは今回の9体の作品のデータも無料配布し、誰でも着せ替えを楽しめるようにする。
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「レインメーカー」2022年秋冬東京コレクション
「レインメーカー(RAINMAKER)」が2022年秋冬コレクションを発表した。
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「ルイ・ヴィトン」が新作ウオッチを発表 時計部門トップも絶賛「ジェームズ・ボンドの時計に一歩近づいた」
LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)のウオッチ部門は今年、設立20周年を迎える。そんなアニバーサリーイヤーに、新作ウオッチ“タンブール スピン タイム エア クアンタム(Tambour Spin Time Air Quantum)”を発表した。深海に潜む生き物が暗闇の中で発光する様子からインスパイアされた時計は、マットなブラックとビビッドなイエローを用いた。さらに宙に浮かぶ数字はメカニックなクリック音とともに1時間ごとに1/4回転するように設計されている。
フロスト加工したチタンケースは磨き上げられた縁とシャープなフォルムを特徴とする。フランジ(見返しリング)はマットに仕上げられ、時間を記す刻み込みはさりげないV字をかたどる。サファイアガラス製の裏面にはブランドのモノグラムを回路基板風のデザインに仕立てた。ストラップはアリゲーターレザーを用い、鮮やかなイエローで縁取った。さらに数字のキューブはシリカガラスを用い、発光エフェクトを加えた。
ジャン・アルノー(Jean Arnault) =ルイ・ヴィトン ウオッチ部門マーケティングおよびプロダクト・ディベロップメント・ディレクターはこの腕時計を開発するのに2年かかったといい、その魅力は「手に取ればすぐに分かる」と話す。
また同時に3つのタイムピース“タンブール スリム ヴィヴィエンヌ ジャンピング アワーズ”も発表した。ブランドを代表する“タンブール スリム”シリーズが、3つのジュエルトーンに染まって登場する。それぞれには、「ルイ・ヴィトン」のマスコットであるヴィヴィエンヌが占い師、カジノディーラー、サーカスパフォーマーに変身したイラストが添えられている。
米「WWD」は、ウオッチ部門を率いるアルノー=ディレクターに新作ウオッチに込めた思いやこだわりを聞いた。
WWD:「ルイ・ヴィトン」は時計を20年作ってきた。“タンブール スピン タイム エア クアンタム”はそれを象徴するタイムピースだと捉える?
ジャン・アルノー =ルイ・ヴィトン ウォッチ部門マーケティングおよびプロダクト・ディベロップメント・ディレクター(以下、アルノー):これはアニバーサリーアイテムではないが、「ルイ・ヴィトン」が他ブランドが挑戦しない領域にまで時計の世界を広げてきたことを讃えるピースだと思う。例えばメカニカルムーブメントとエレクトロニックなモジュールを組み合わせたりしているが、このような複雑な作り方は現代の時計市場でも稀に見るものだ。
WWD:ラグジュアリーウオッチと、近年人気が高まるスマートウオッチの世界の橋渡しのような存在になるのか。
アルノー:その通り。どちらにも魅力があるし、それぞれ単独としても、組み合わせても素晴らしい時計を生み出す。メカニカルとエレクトロニックを融合することのポテンシャルは大きいと感じるし、今後もっと探求していきたいと思うカテゴリーだ。ある意味ジェームズ・ボンド(James Bond)のウオッチに一歩近づいているよ。ボタンひとつ押せばデジタルなディスプレーが表示されるような時計は想像するだけでワクワクするし、すぐに実現できるかは分からないが、夢のある話だ。
WWD:新作ウオッチで最も誇りに思う点は。
アルノー:エレクトロニックなモジュールを用いながらも、ケースを薄く、大きさもコンパクトに保てたことかな。機能性がきちんとありながら、それを意識させない。“タンブール カルペ・ディエム(Tambour Carpe Diem)”と同じ作りで、時間も読める、「腕に着けるアートピース」だ。
われわれが誇る“スピン タイム エア”ムーブメントを、夜間でも読みやすいようにアップグレードしたのも特徴だ。また個人的に気に入っているのは、バッテリーレベルの表示。ボタンを押す回数が残り100プッシュに達したら、明滅して知らせてくれる。こうした細かいこだわりこそが、設計するのに一番難しくもあるのだ。
デザインだけでない、使いやすさも重視した時計づくり
WWD:「ルイ・ヴィトン」の時計作りにおいて、(デザインに加え)操作のしやすさにもこだわっている。
アルノー:市場の調査をしていると、現代の消費者はより使いやすく頑丈な時計を求めていることが分かった。巻き方や設定を一つ間違えるだけで直すのが大変な時計も多くある中で、壊れにくく誤操作があっても簡単に戻せるように作っている。また文字の読みやすさや大胆なディスプレーにもこだわっており、新作ウオッチも1/4回転といった細かく美しい動作と、読みやすさの両方を追求した。これは「ルイ・ヴィトン」にしか成し遂げられない技術力を物語る。
WWD:その技術力に引かれて時計部門のトップに就いたのか。
アルノー:メゾンの中のさまざまな部門を経験する中で、時計部門は2021年1月に入った。そこで感じたのは、まるで家族のようなチームの雰囲気。また、他メゾンに負けない高い技術力とサヴォワフェール(受け継がれる職人技術)も目の当たりにし、感銘を受けた。ここで働く一人ひとりの職人は、デザインから技術的な話まで、卓越したクラフツマンシップを誇る。
WWD:グループにはいくつかのウオッチメゾンがあるが、最新技術などをシェアしているのか。
アルノー:今はそれぞれのブランドが独立して運営している。でもメゾン同士でシナジーを生み出すことは、近い将来考えるべきことかもしれない。個人的に各メゾンが所有するノウハウを共有しないのはもったいないと感じるが、今のところ技術の共有などはない。
「ルイ・ヴィトン」の時計の顧客は「普通では満足できない」
WWD:「ルイ・ヴィトン」の時計を購入する顧客はどんな人?
アルノー:大胆なクリエイションを求める人。われわれは高度な技術に裏付けされた最高品質のタイムピースを作っている。同時にデザインにもこだわり、エングレービング(彫刻)を手掛けるディック・スティーンマン(Dick Steenman)やエナメルアーティストのアニータ・ポルシェ(Anita Porchet)など、業界トップのアーティストと協業している。「ルイ・ヴィトン」のウオッチを購入する人は、“普通”では満足しない。特にわれわれはほかのウオッチメゾンに比べて歴史が浅いだけに、新規プレイヤーとしての新しいアプローチや他とは少し違う魅力を求められている。またスペシャルなオーダーをする人も多く、ムーブメントからダイアル、ケースまでをパーソナライズするニーズが高まっている。こういったサービスには今後も注力していく。
WWD:近年は女性の間でもデザインだけでなく技術を求める人が増えているが、そういったことにも目を向けているのか。
アルノー:「ルイ・ヴィトン」の魅力の一つは、幅広い顧客層にアプローチできていること。現在ウィメンズ・メンズウオッチの位置付けを考えている中で、改めてアイコンピースの強化を図っている。
WWD:ウオッチ部門の今後の展望は。
アルノー:言うまでもないが、20周年は大きなマイルストーンだ。われわれはまだ若いが、歴史は立派なものだ。過去の作品を振り返ると、これまで歩んできた技術的な進歩が一目瞭然だ。またジュネーブ時計グランプリ(GRAND PRIX D'HORLOGERIE DE GENEVE)で受賞したオーダシティ賞も20周年に先駆けてうれしかった。この賞によって業界からオフィシャルに認められた証になったし、これまでの20年の努力が報われたような気持ちになった。今後も前進し続けて、素晴らしい成果を出し続けたい。
今後は引き続き技術力を磨きつつ、“タンブール スピン タイム エア クアンタム”や“タンブール カルペ・ディエム”のように業界を驚かせる傑作を作りたい。複雑で高度な技術を巧みに用いながら、使いやすさも妥協しないクリエイションを続ける。楽しみにしていてほしい。
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ゲス創業者に再びセクハラ疑惑 創業者側は「虚偽の訴えをでっち上げ」と対決の姿勢
ポール・マルシアーノ(Paul Marciano)=ゲス(GUESS)共同創業者兼チーフ・クリエイティブ・オフィサー(COO)からのセクシャルハラスメント被害を告発した女性モデル2人が、ゲスの取締役がマルシアーノのセクハラをほう助したと主張して、ロサンゼルス郡上級裁判所に提訴した。
提訴したのは、アマンダ・ロドリゲス(Amanda Rodriguez)と「グウェン」と名乗る2人の女性モデルだ。訴状の中では「匿名1」「匿名2」と記されている。訴状の中で「匿名1」は、マルシアーノに胸を触られ、その大きさについて複数回にわたってコメントされたと主張する。「匿名2」は、イタリア・コモ湖での撮影時にマルシアーノから両頬にキスするよう求められ、不快な気持ちでそれに応じたと主張。また、2020年7月に行われた別の撮影では、バスローブ姿の状態で写真撮影を求められ、むき出しになっていた肩を撫でられたという。
「匿名1」および「匿名2」がゲスの取締役を提訴したことは、両名の代理人弁護士が開いた記者会見で明らかとなった。この会見は、これまでにもセクハラ疑惑があったマルシアーノを会社から追放するようゲスに圧力をかけることが目的だ。これに対してマルシアーノ陣営は即座に反論。マルシアーノは、「(原告の代理人弁護士が所属する)ブルーム法律事務所は、高額の和解金を引き出すために私や他の人のレイプ疑惑に関する虚偽の訴えをでっち上げた。彼らの計画はうまくいかない。誰が真実を述べているかは裁判所が決めるだろう。そして(ブルーム法律事務所の創業者)リサ・ブルーム(Lisa Bloom)へ。もし私が正しくなければどうぞ訴えてください。私が思うに、あなたは非倫理的な弁護士だ。自分の行動の責任を取らなくていいからあなたはメディアの注目をあびることが大好きで、実際の証拠や証明が必要となる法廷に立つのは嫌いなのでしょう」と声明を発表している。
原告代理人のブルーム法律事務所は、18年にマルシアーノに対する12の性犯罪の疑惑が持ち上がった際に取締役会がマルシアーノをCOOに復帰させ、女性モデルに再び“自由に接触”することを承認したと主張。また、本件が明らかになった後に同社はマルシアーノに対して310万ドル(約3億6800万円)のボーナスを支給したと主張する。「匿名1」および「匿名2」は、マルシアーノのセクハラをほう助したとして役員を提訴している。両名の代理人は、この訴訟はモデルにセクハラをはたらいた本人だけでなく、それを助長した者の責任も問うものだと話す。
18年には女優のケイト・アプトン(Kate Upton)がマルシアーノから受けたセクハラの詳細を公表。その後、マルシアーノからセクハラを受けたと訴える5人の人物に対して、マルシアーノは計50万ドル(約5900万円)の和解金を支払った。ゲスが米国証券取引委員会に提出した報告書によると、同氏の責任や落ち度を認めたわけではないが、訴訟に進むことで生じるコストを回避するために和解を選択したとされている。この一連の騒動を受け、マルシアーノは当時、エグゼクティブ・チェアマンを辞任。19年1月末までにCOOとしての職務も引き渡し、任期満了時に契約を更新しないことを取締役会に確約していた。しかし、19年1月末には一転、COOに留任することが明らかとなった。マルシアーノが確約に反してCOOにとどまったことについて同社は、「取締役会の要請によりマルシアーノがCCOにとどまることを受け入れた」と説明していた。
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ゲス創業者に再びセクハラ疑惑 創業者側は「虚偽の訴えをでっち上げ」と対決の姿勢
ポール・マルシアーノ(Paul Marciano)=ゲス(GUESS)共同創業者兼チーフ・クリエイティブ・オフィサー(COO)からのセクシャルハラスメント被害を告発した女性モデル2人が、ゲスの取締役がマルシアーノのセクハラをほう助したと主張して、ロサンゼルス郡上級裁判所に提訴した。
提訴したのは、アマンダ・ロドリゲス(Amanda Rodriguez)と「グウェン」と名乗る2人の女性モデルだ。訴状の中では「匿名1」「匿名2」と記されている。訴状の中で「匿名1」は、マルシアーノに胸を触られ、その大きさについて複数回にわたってコメントされたと主張する。「匿名2」は、イタリア・コモ湖での撮影時にマルシアーノから両頬にキスするよう求められ、不快な気持ちでそれに応じたと主張。また、2020年7月に行われた別の撮影では、バスローブ姿の状態で写真撮影を求められ、むき出しになっていた肩を撫でられたという。
「匿名1」および「匿名2」がゲスの取締役を提訴したことは、両名の代理人弁護士が開いた記者会見で明らかとなった。この会見は、これまでにもセクハラ疑惑があったマルシアーノを会社から追放するようゲスに圧力をかけることが目的だ。これに対してマルシアーノ陣営は即座に反論。マルシアーノは、「(原告の代理人弁護士が所属する)ブルーム法律事務所は、高額の和解金を引き出すために私や他の人のレイプ疑惑に関する虚偽の訴えをでっち上げた。彼らの計画はうまくいかない。誰が真実を述べているかは裁判所が決めるだろう。そして(ブルーム法律事務所の創業者)リサ・ブルーム(Lisa Bloom)へ。もし私が正しくなければどうぞ訴えてください。私が思うに、あなたは非倫理的な弁護士だ。自分の行動の責任を取らなくていいからあなたはメディアの注目をあびることが大好きで、実際の証拠や証明が必要となる法廷に立つのは嫌いなのでしょう」と声明を発表している。
原告代理人のブルーム法律事務所は、18年にマルシアーノに対する12の性犯罪の疑惑が持ち上がった際に取締役会がマルシアーノをCOOに復帰させ、女性モデルに再び“自由に接触”することを承認したと主張。また、本件が明らかになった後に同社はマルシアーノに対して310万ドル(約3億6800万円)のボーナスを支給したと主張する。「匿名1」および「匿名2」は、マルシアーノのセクハラをほう助したとして役員を提訴している。両名の代理人は、この訴訟はモデルにセクハラをはたらいた本人だけでなく、それを助長した者の責任も問うものだと話す。
18年には女優のケイト・アプトン(Kate Upton)がマルシアーノから受けたセクハラの詳細を公表。その後、マルシアーノからセクハラを受けたと訴える5人の人物に対して、マルシアーノは計50万ドル(約5900万円)の和解金を支払った。ゲスが米国証券取引委員会に提出した報告書によると、同氏の責任や落ち度を認めたわけではないが、訴訟に進むことで生じるコストを回避するために和解を選択したとされている。この一連の騒動を受け、マルシアーノは当時、エグゼクティブ・チェアマンを辞任。19年1月末までにCOOとしての職務も引き渡し、任期満了時に契約を更新しないことを取締役会に確約していた。しかし、19年1月末には一転、COOに留任することが明らかとなった。マルシアーノが確約に反してCOOにとどまったことについて同社は、「取締役会の要請によりマルシアーノがCCOにとどまることを受け入れた」と説明していた。
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ファッション&ビューティの 未来を担うリーダーに注目!「Next Generations Forum」アーカイブ配信 2022年4月24日まで
ルミネと「WWDJAPAN」は東京・新宿のルミネゼロで、ファッション&ビューティ業界の次世代に光を当て、業界のさらなる活性化を目指すイベント「Next Generations Forum 2022」を開催しました。
「WWDJAPAN」2月14日号で発表した国内外のネクストリーダー16組や、業界の有力企業トップたち、ネクストリーダーの選出を担ったアドバイザー陣などが登壇。計9つのトークセッションのアーカイブをぜひお楽しみください。4月24日まで無料で視聴できます。
開会挨拶&NEXT LEADERS 2022 受賞者発表
開会挨拶:高橋眞ルミネ社長、国内外のアドバイザー10人との選考や、自薦・他薦から選出した16人のNEXT LEADERを発表し、集結した皆さんを称えました。
「ファッション業界の明るい未来とNEXT LEADER」
エヴァン・クラーク / 米「WWD」副編集長
ギャビー・ヒラタ / ダイアン フォン ファステンバーグ社長
米ダイアン フォン ファステンバーグのギャビー・ヒラタ社長が、エヴァン・クラーク米「WWD」副編集長とのビデオ対談で登場。ギャビー社長はコロナ禍直前の2020年1月に、31歳の若さでトップに抜擢された。次世代のリーダーとして意識するのは、「誰もが声を上げられる環境作り」という。「日々複数のチームを束ね、職位や部門が異なるメンバーを横断的にまとめている。社会や市場が目まぐるしく変化する中で、5年前の常識はもはや今の社会には当てはまらない。若い世代は、自分たちの時代を待つ必要はない。今すぐにでも発言すべきだ」とギャビー社長。
ダイバーシティ&インクルージョンの旗を振る日本のファッション
松田崇弥 / ヘラルボニー社長
松田文登 / ヘラルボニー副社長
佐々木進 / ジュン社長
辻愛沙子 / arca CEO、クリエイティブ・ディレクター
ヘラルボニーの松田崇弥代表と文登副代表は、障がいを持つ人のアート作品を通じて、ダイバーシティー&インクルージョン(多様性と包括性)のある社会の実現を目指している。「福祉とアートを包括してブランドとして見せていけたら、障がいへのイメージが変わる」(崇弥代表)、「支援だけに偏ることなく、作品の素晴らしさを伝えることで、みんなの目線を変えていきたい」(文登副代表)と、アートの力を熱弁した。ファッション、ビューティを含めた表現活動には、さまざまな垣根を取り払うポテンシャルがあるという発言に他の登壇者も賛同。
サステナビリティとファッション
奥寺昇平 / WOTA取締役CTO 共同創業者
サカイカナコ / 「カナコ サカイ」デザイナー
近藤広幸 / マッシュホールディングス社長
齋藤峰明 / ルミネ顧問
日本各地の産地の技術継承に向き合う「カナコ サカイ」のサカイカナコデザイナーは、いくつもの取引先工場が消えていくさまをその目で見てきた。「ブランドだけでなく、服作りのために手を動かしている職人にも光が当たる業界を作っていかなければ未来はない」と語る。「持ち運べる浄水場」をうたう循環型浄水システムの手洗いスタンド「WOSH」をルミネなど商業施設に導入するWOTAの奥寺昇平CTOは、「『WOSH』は単に手を洗うのではなく、使った水がその場で循環することで、使用時にお客さまが環境について考えることになる」と話した。
パーパスのあるブランド経営
奥寺昇平 / WOTA取締役CTO 共同創業者
坊垣佳奈 / マクアケ共同創業者、取締役
石井リナ / BLAST CEO
山井梨沙 / スノーピーク社長
石川俊佑 / KESIKIパートナー
坊垣佳奈マクアケ共同創業者・取締役と石井リナBLAST CEOは、企業活動の本質が問われる時代においてパーパスを持つ意義について語った。坊垣取締役は「パーパスは自由な発想をもたらし、イノベーションにつながる」とコメント。市場にとらわれず、広い視野でビジョンを実現する姿勢は、メディアとして始まり、吸水ショーツなどのブランド「ナギ」も手掛けるBLASTにも共通する。石井CEOは、「女性をエンパワーメントするための活動を続けている。ミッションを掲げ、スタンスを表明する企業が次世代に選ばれる」と話した。
私が作りたい新しいファッション 小嶋陽菜
小嶋陽菜/heart relation代表取締役CCO
WWD:「ハーリップトゥ」を立ち上げた経緯は。
小嶋陽菜(以下、小嶋):アイドルグループAKB48のメンバーとして12年間活動してきた。もともと卒業後に、「ブランドをやろう!」と思っていたわけではない。自分の好きなモノを作って、それをファンの方にシェアしてコミュニケーションが取れたらいいなという考えで最初は小さくブランドを始めた。開始当初は、「これからは個の時代になる」「自分自身がプラットフォームになる」といった世の中の変化についてはなんとなく想像していたが、ブランドがこのように大きな規模になったり、ネクストリーダーに選ばれたりといったことは考えておらず、とても驚いている(笑)。
私が作りたい新しいファッション 岡崎龍之祐
岡﨑龍之祐/「リュウノスケオカザキ」デザイナー
WWD:ファッションとアートをどう学んできたのか。
岡﨑龍之祐(以下、岡﨑):東京藝術大学のデザイン科だったので、デザインを学びながらアートに触れる機会も多い環境だった。服作りは独学だが、表現という意味ではアートもファッションも似たようなもの。両方をいろいろな角度から見て、作り続けてきた。
WWD:なぜファッションに引かれるのか?
岡﨑:ファッションの自由さ、不思議さ、人が着ることで自分を表現するのが面白いと思ったから。自分自身ではアートとファッションの垣根を超えて表現しようという意識はなく、自然体でモノを作っているだけ。アートとファッションは業界や市場は異なるけれど、いち表現者として重要なことではない。
ファッション&ビューティで自分らしく ソンミ / タイラ
ソンミ/「ミース」CEO兼美肌研究家
WWD:自身のコンプレックスからスキンケアの「ミース」を立ち上げた。
ソンミ:20代の頃に芸能活動をしていた時期がある。そのころは、モデルや女優と自分の容姿を比べてしまうことが多く、自分の欠点にばかり目が行きがちだった。そんな中で、コンプレックスを克服しようと努力するよりも自分の強みはなんだろうかと考え、褒めてもらうことが多かった肌を磨こうと思った。肌が荒れていると人前にも出たくなくなってしまう。自分に自信を持ちたくて化粧品を探したが、自分が使い続けたい化粧品は片手に収まるほどしかなかった。「だったら自分で作ってみよう!」と思ったのが、ブランドを立ち上げたきっかけだ。正しいケアをすれば、肌は必ず応えてくれる。肌が健やかになることで、私は自分が好きになった。自分に自信が持てると笑顔が増え、それによってもしかしたら世の中さえも変えていくことができるかもしれない。そんな可能性を感じている。
TAIRA/モデル
WWD:かつてはジェンダー・ノンバイナリー(性自認が男女どちらにも当てはまらないこと)という個性をコンプレックスに思うことがあったか。
TAIRA:非常にセンシティブな子どもだったため、周りの友達と自分を比べて「なんで自分はこうじゃないんだろう」といったコンプレックスがあった。その中でモデルにスカウトされたことがきっかけとなり、自分の少し変わっている部分を力に変えることができるようになったし、今では生まれ持った力だと信じることができるようになっている。ファッション業界で特にモデルは、皆さまざまなコンプレックスを抱えている。「気にすることはない」と軽くあしらうのではなく、逆に寄り添って発言をするようにするなど、自分も気をつけている。コンプレックスは皆持っているもの。そこにフォーカスするのではなく、何が自分にとって武器なのか、何が強いのか、そちらに目を向けることのほうが大切だと感じている。
アジアのカルチャーとファッション
ホン・ボーミン/「K-ボクシング」CEO
ディオーン・ソン/「ラブボニート」CEO
チェ・スンホ/「ザ・ブラック・レーベル」アーティスティック・ディレクター
マイケル・キリアン/「ゾディアック」共同創業者
「Next Generations Forum 2022」には、中韓の「WWD」編集部などの協力のもとで、中国、韓国、シンガポール、インドネシアを拠点に活躍するアジアのネクストリーダーも参加した。シンガポール、インドネシアは、ルミネが出店している国でもある。
私が作りたい新しいファッション あさぎーにょ
あさぎーにょ/ユーチューバー、「ポピー」ディレクター
WWD:多彩な分野の仕事を手掛けているが、それについて悩んでいたこともあったと聞く。
あさぎーにょ:ユーチューブをはじめ、「ポピー」というアパレルブランド、映画制作、音楽、企業CMのディレクションまで、仕事の幅がどんどん広がっている。全部やりたくて全てに全力投球しているが、「どれかに絞らなくていいのかな?」という葛藤もあった。
WWD:その葛藤はどのように乗り越えたのか。
あさぎーにょ:私自身の活動のコンセプトは“ワクワクを抱きしめよう”。新しいことを始めるたびに、仲間を探して一緒に取り組んできた。そうした仕事と活動が仲間や同志を増やし、私自身の可能性も広げている。
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「ラ・プレリー」初の旗艦店がギンザ シックス内にオープン
スイス発のラグジュアリースキンケアブランド「ラ・プレリー(LA PRAIRIE)」は4月28日、国内初のフラッグシップストア「ラ・プレリーサロン」をギンザ シックス(GINZA SIX)の地下1階にオープンする。シルバーとグレーを基調とした内装はスイスの現代建築にインスパイアされ、ゆったりとしたラグジュアリーな空間でブランドの世界観を存分に楽しむことができる。
同店のオープンを記念し、限定のキット“SC リキッドリフト キット”(税込9万4820円)を発売する。肌を引き締め、しなやかさとハリを与えるブランドの代表的な美容液“SC リキッドリフト”の現品サイズ(50mL)に加え、潤いとハリ感をもたらすアイクリーム“SC ラックス アイクリーム”のミニサイズ(3mL)、顔立ちの印象まで引き締まるようなハリ感を与えるクリーム“SC ラックス クリーム”のミニサイズ(5mL)をセットにした。
「ラ・プレリー」は1931年に外科医師のポール・ニーハンス(Paul Niehans)博士がスイス・モントルーに設立したクリニックからスタート。スイスの壮大な景観からインスパイアされながら、自然と科学、アートを融合し、78年に化粧品ブランドを立ち上げた。キャビアやプラチナ、ゴールドといった希少かつ貴重な成分を化粧品に採用し、ユニークなエイジングケアアイテムを数多く生み出してきた。
■ラ・プレリー サロン
オープン日: 2022年4月28
住所 : 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX B1F
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「ラ・プレリー」初の旗艦店がギンザ シックス内にオープン
スイス発のラグジュアリースキンケアブランド「ラ・プレリー(LA PRAIRIE)」は4月28日、国内初のフラッグシップストア「ラ・プレリーサロン」をギンザ シックス(GINZA SIX)の地下1階にオープンする。シルバーとグレーを基調とした内装はスイスの現代建築にインスパイアされ、ゆったりとしたラグジュアリーな空間でブランドの世界観を存分に楽しむことができる。
同店のオープンを記念し、限定のキット“SC リキッドリフト キット”(税込9万4820円)を発売する。肌を引き締め、しなやかさとハリを与えるブランドの代表的な美容液“SC リキッドリフト”の現品サイズ(50mL)に加え、潤いとハリ感をもたらすアイクリーム“SC ラックス アイクリーム”のミニサイズ(3mL)、顔立ちの印象まで引き締まるようなハリ感を与えるクリーム“SC ラックス クリーム”のミニサイズ(5mL)をセットにした。
「ラ・プレリー」は1931年に外科医師のポール・ニーハンス(Paul Niehans)博士がスイス・モントルーに設立したクリニックからスタート。スイスの壮大な景観からインスパイアされながら、自然と科学、アートを融合し、78年に化粧品ブランドを立ち上げた。キャビアやプラチナ、ゴールドといった希少かつ貴重な成分を化粧品に採用し、ユニークなエイジングケアアイテムを数多く生み出してきた。
■ラ・プレリー サロン
オープン日: 2022年4月28
住所 : 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX B1F
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パリコレとロシアとウクライナ 「今週の特集お届け隊」2022年3月21日号
毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2022年3月21日号からの抜粋です)
益成:パリに出張した「アデライデ」の長谷川(左希子マネジング・ディレクター)さんに買い付けリポートをお願いしたのですが、藪野さんの現地リポート同様、ロシアによるウクライナ侵攻の影響が色濃く出ていました。長谷川さんもジョージア出身のデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)率いる「バレンシアガ(BALENCIAGA)」が一番印象に残ったようです。
藪野:「ヴェトモン(VETEMENTS)」を初期から買い付けていて、東欧ブランドのディストリビューションを手掛けていたこともある長谷川さんは、東欧の人たちとつながりが深いんですよね。
益成:そうなんです。デムナの弟であるグラム・ヴァザリア(「ヴェトモン」クリエイティブ・ディレクター)とも仲が良くて、彼らが難民だったときの話を聞いてショックだったと。「グローバルなファッション業界で働く身として、常に世界情勢に目を向ける必要性を再認識した」というコメントが印象的でした。
藪野:まさにそう思います。デムナがすごいのは、時代性や社会を読み、即座にショーに反映させる決断力と行動力。侵攻が始まったのはショーの11日前でしたが、すでに完成していたコレクションと演出に彼自身の過去も盛り込みながら新しい文脈を加え、本当に力強いメッセージを発信しました。
益成:このような状況だと、ファッションどころじゃないという気持ちにもなりますよね。
藪野:クリエイション以上に、デザイナーやブランドがこうした問題にどうアクションを起こすのかに目が向いてしまいますね。僕はドイツ在住だから特に感じるのかもしれませんが、陸でつながっているし、ウクライナ人の友人もいるので、全然他人事ではなくて。
益成:モスクワの友人も心配です。国外に出られないようで 。あらゆる物価......が上昇するし、日本も平和ボケしていられません。
藪野:今シーズンは、気持ち的に原稿に集中するのも難しく、書いていても時々やるせなくなりました。ファッション・ウイークを報じることに戸惑いがあったのも事実です。でも、僕らにできるのは伝えること。きちんとデザイナーのメッセージを届けなければいけないと思いました。
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「ヨシオ クボ」2022-23年秋冬東京コレクション
「ヨシオ クボ(YOSHIO KUBO)」が2022-23年秋冬コレクションを東京で発表した。
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「ヨシオ クボ」2022-23年秋冬東京コレクション
「ヨシオ クボ(YOSHIO KUBO)」が2022-23年秋冬コレクションを東京で発表した。
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「ヨシオ クボ」2022-23年秋冬東京コレクション
「ヨシオ クボ(YOSHIO KUBO)」が2022-23年秋冬コレクションを東京で発表した。
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「ファーフェッチ」新キャンペーンに「セックス・アンド・ザ・シティ」のキム・キャトラルら
ECサイト「ファーフェッチ(FARFETCH)」はこのほど、2022年春夏シーズンのブランドキャンペーンを発表した。「ファーフェッチ」の新クリエイティブ・ディレクターであるヤニス・エロン(Yannis Jenrion)が、秋冬のブランドキャンペーンに続き、ファッションやポップカルチャーからインスピレーションを得て制作した。
キャンペーンは、日常が与えるファッションへの影響を表現するため、“Y2K”をキーワードにファッションアイコンを起用した。“Y2K”時代のファッションアイコンとして、米ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」でサマンサ役を務めた女優のキム・キャトラル(Kim Cattrall)と、ハリウッドスターのジョシュ・ハートネット(Josh Hartnett)が、Z世代を代表してスティーブ・レイシー(Steve Lacy)と、ラテン系シンガーのマリア・イザベル(María Isabel)が登場した。
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「ファーフェッチ」新キャンペーンに「セックス・アンド・ザ・シティ」のキム・キャトラルら
ECサイト「ファーフェッチ(FARFETCH)」はこのほど、2022年春夏シーズンのブランドキャンペーンを発表した。「ファーフェッチ」の新クリエイティブ・ディレクターであるヤニス・エロン(Yannis Jenrion)が、秋冬のブランドキャンペーンに続き、ファッションやポップカルチャーからインスピレーションを得て制作した。
キャンペーンは、日常が与えるファッションへの影響を表現するため、“Y2K”をキーワードにファッションアイコンを起用した。“Y2K”時代のファッションアイコンとして、米ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」でサマンサ役を務めた女優のキム・キャトラル(Kim Cattrall)と、ハリウッドスターのジョシュ・ハートネット(Josh Hartnett)が、Z世代を代表してスティーブ・レイシー(Steve Lacy)と、ラテン系シンガーのマリア・イザベル(María Isabel)が登場した。
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「ファーフェッチ」新キャンペーンに「セックス・アンド・ザ・シティ」のキム・キャトラルら
ECサイト「ファーフェッチ(FARFETCH)」はこのほど、2022年春夏シーズンのブランドキャンペーンを発表した。「ファーフェッチ」の新クリエイティブ・ディレクターであるヤニス・エロン(Yannis Jenrion)が、秋冬のブランドキャンペーンに続き、ファッションやポップカルチャーからインスピレーションを得て制作した。
キャンペーンは、日常が与えるファッションへの影響を表現するため、“Y2K”をキーワードにファッションアイコンを起用した。“Y2K”時代のファッションアイコンとして、米ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」でサマンサ役を務めた女優のキム・キャトラル(Kim Cattrall)と、ハリウッドスターのジョシュ・ハートネット(Josh Hartnett)が、Z世代を代表してスティーブ・レイシー(Steve Lacy)と、ラテン系シンガーのマリア・イザベル(María Isabel)が登場した。
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「ヴァレンティノ」のイベントにKokiや冨永愛、桜田通や吉井添らセレブが集合 最新コレクション発売のポップアップ
「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は、2022年春夏シーズンの最新コレクション発売に合わせたポップインイベントをヴァレンティノ表参道で4月3日まで開催している。イベントの開催を祝して、Kokiや冨永愛、桜田通、emma、大平修蔵、吉井添ら多くのセレブリティが来場した。
イベントでは、4×4cm角のシングルスタッズが特徴的な「ヴァレンティノ ガラヴァーニ(VALENTINO GARAVANI)」の“ワンスタッズ”バッグなど、最新コレクションを取り扱う。また、ブロッサムカラーの“ワンスタッズ”スモールダブルハンドルバッグ(税込30万8000円)を他店に先駆けて販売中だ。
■2022年春夏 ヴァレンティノ ランデヴー ポップインイベント
会期:〜4月3日
場所:ヴァレンティノ表参道
住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ本館 1階、2階
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「マリオン ヴィンテージ」2022-23年秋冬東京メンズ・コレクション
「マリオン ヴィンテージ(MALION VINTAGE)」が2022-23年秋冬メンズ・コレクションを東京で発表した。
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「”冷凍食品”売れるお店はこう使う」コロナ禍で注目高まる冷凍食品の最前線
「サンローラン」から夏らしいラフィア素材の新作ボディーバッグ
「サンローラン(SAINT LAURENT)」はこのほど、2022年春夏メンズ・コレクションで発表した新作ボディーバッグ“ル・ラフィア”を発売した。
その名の通り、素材はラフィアで、それを涼しげにクロシェ編みする。また、中央にはロゴをアイコニックに刺しゅうした。価格は税込15万2900円。
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「カルマンソロジー」2022年春夏コレクション
「カルマンソロジー(CALMANTHOLOGY)」が2022年春夏コレクションを発表した。
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「カルマンソロジー」2022年春夏コレクション
「カルマンソロジー(CALMANTHOLOGY)」が2022年春夏コレクションを発表した。
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「まん防明け直前の歌舞伎町の居酒屋は”満席続出”」。若者向け低価格業態が復活
「ヴァレンティノ」が文字だけで表現する“愛” 日本から作家の川上未映子も参加
「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は、“ヴァレンティノ ザ ナラティブ2”をスタートする。「ファッションのコミュニケーション手段を見つめ直し、文字のみを用いた先駆的なキャンペーン」だという。同キャンペーンを通じて、アートとカルチャーの育成に貢献することを目指す。
“ヴァレンティノ ザ ナラティブ2”は“愛”をテーマにしており、世界中から17人の作家を招待する。各作家が書き下ろしたさまざまな形態の愛が、同キャンペーンに登場する。なお、日本からは「乳と卵」などの著者、川上未映子が参加する。
「ヴァレンティノ」は同キャンペーンの平和的ゲリライベントを、ニューヨークのソーホーやその他の都市で実施する。
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Z世代が探したアイテムと好調コスメは? ZOZOTOWNウィメンズ編(2022年2月)
ファッションEC、ZOZOTOWNで好調なアイテムやショップは? 同サイトの最大顧客層でもあるZ世代顧客の1カ月間の動向を聞いた。デジタルネイティブな20代前半までの層の支持を集めたアイテムは? ZOZOコスメ始動で、ビューティの人気アイテムも気になるところだ。今のトレンドが一目で分かる結果になっている(掲載は全て順不同)。
【検索数急上昇/トレンドのアイテムカテゴリー10選】
※( )内は前年同期比
1 / 10
ダウン(117%増)
タートルネック(113%増)
ファーベスト(2277%増)
ハーフジップ(381%増)
マーメイド(101%増)
ボア(91%増)
ボーダー(56%増)
ストライプ(89%増)
ショルダー(32%増)
オーバーサイズ(70%増)
伸長要因:
アウターは、ダウンとボア。ダウンは雪が降るなど、気温低下により需要が高まった。ボアはカジュアルに着こなせるボアが昨年より再加熱。
引き続きレイヤードアイテムが人気でコートの上に重ねて着るファーベストのほか、タートルネックや、オシャレ感のあるハーフジップが人気。定番のボーダーは、年中欠かせないアイテムだが、レイヤードアイテムとしても必須。
ストライプは細見え効果、大人っぽさなどがプラスされるストライプのブラウスが特に人気。オーバーサイズは、トレンドに合わせて商品が増えたと考えられる。バッグは引き続きミニサイズのショルダーがトレンドとなっている。
【好調ビューティアイテム5選】
1 / 5
【好調/人気ショップ10選・順不同】
【2月の取り組み成功事例】
アイドル猫たちとのコラボ「にゃーにゃーにゃー!×ZOZOTOWN」のアイテムを猫の日 (22日)に発売。人気ゲーム「アズールレーン」4周年を記念したコラボアイテムを販売。SNSでファンを中心に広まり、人気。
【3月の取り組み】
ウクライナの人々への支援として、売上金全額が寄付につながるチャリティーTシャツを販売(14日まで)
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「どうしたジェイグループ?『大阪王将』『高速道路SA』『サウナ』参入」でも、しぶとく地味に生き残るかも
焼肉ライク、ロードサイド11号店。幸楽苑、ジーブランドを転換。
スタバ、プラ蓋なしで店内提供。4月1日からプラ新法。
まん防全面解除、22日から通常営業へ。即「まん防卒業キャンペーン」。
「ルナソル」新作は“心を解き放て”がテーマ オイル状のリクイドチーク登場
カネボウ化粧品の「ルナソル(LUNASOL)」は5月20日、2022年上期の“Emotion Shade(エモーション シェード)”コレクションから第3弾となる“Unleash Your Heart”を限定で発売する。4色のアイシャドウパレット2種、単色アイシャドウ1色、マスカラ2色、リクイドチーク1色、リクイドリップ2色、ネイル2色をそろえる。
“Unleash Your Heart”は、「心を解き放て」をコンセプトに、「TOUGHNESS(不屈)」と「BOLDNESS(大胆)」の2つのルックを提案する。
4色のアイシャドウバレット“アイカラーレーション”(限定2種、各税込6820円)からは、ブロンズゴールドとブラウンのパレットとダークネイビーとゴールドのパレットを用意。オイルベース処方のリクイドチーク“デューイベアブラッシュ”(限定1色、各税込3300円)は、肌になじむブロンズベージュで濡れたような艶感を演出する。
オイルベースの単色アイシャドウ“グラムウィンク”(限定1色、各税込3520円)は、大小のパールを配合し、黒とゴールドの輝きをミックスした。お湯オフタイプのマスカラ“フラッタリングパワーアイラッシュ”(限定2色、各税込3850円)からは、艶感のあるダークブラウンとネイビーをそろえる。
みずみずしい仕上がりのリクイドリップ“デューイマットリクイド”(限定2色、各税込4180円)からは、ゴールドが輝くピンクベージュとブラウンがかったベージュの2色が登場する。“ネイルポリッシュ”(限定2色、各税込2200円)は、偏光パールを採用した透けるブラウンと赤土色をそろえる。
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ワークマンはプロレスである:記者談話室vol.24
「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第24回は「ワークマンはプロレスである」です。作業服から派生したアウトドアウエアで人気沸騰のワークマン。この春もキャンプ用品の発売や銀座への出店で話題をさらっています。「機能的なのに安い」だけでない強さの秘密に迫ります。
【今回のキーワード】
銀座に出店/郊外でも辺鄙な場所/駐車場にハイエース/都市生活者は未だワークマンを見たことない/東は荒川、西は環八が出店限界だった/ワークマンの服を着ている人を見かけたことありますか/売上高は5年で2倍の1500億円台/ストロングスタイル/土屋哲雄専務/ベイシアグループ/マーケティングの教科書/リーバイス/ユーザーの後を追いかける/対立構造をあおるプレスリリース
出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する
横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身
五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など
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27歳の「ダイリク」が東コレ最終日に挑んだ“祭り” 服と映画とアメ村への愛を込めて
岡本大陸デザイナーによる「ダイリク(DAIRIKU)」が、「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」最終日の19日にブランド初のファッションショーに挑んだ。ファッションコンペ「東京ファッションアワード 2022(TOKYO FASHION AWARD 2022)」受賞により実現したもので、岡本デザイナーは「ブランドを始めたころから、いつかショーをやりたいと思っていた。今日、その夢が叶いました」とショー直後に語った。
高校時代にファッションに没頭
聖地は大阪・アメ村
「ダイリク」は毎シーズン、特定の映画に着想し、そのストーリーや登場人物を発展させてコレクションを製作している。例えばジム・ジャームッシュ(Jim Jarmusch)監督の「ミステリー・トレイン(Mystery Train)」や、ジョエル・シュマッカー(Joel Schumacher)監督の「セント・エルモス・ファイアー(St. Elmo's Fire)」など。ミニシアター系から王道ラブコメまで、あらゆる映画がイメージソースだ。
映画の大好きなシーンを
ショーの大舞台で再現
ショーの舞台は、渋谷ヒカリエのイベントスペース。工事現場の足場で作ったランウエイと、複数台のビデオカメラを設置し、映画スタジオのような空間を演出した。これは、岡本デザイナーが「大好き」だと語る、フェデリコ・フェリーニ(Federico Fellini)監督の作品「8 1/2(はっかにぶんのいち)」のラストシーンをイメージしたものだ。「主人公に関わった人や妄想上の人たちが全員出てきて、映画のセットを踊り回るんです。そして、『人生は祭りだ。ともに生きよう』と言うんです」。会場に爆音が鳴り響き、一夜限りの“祭り”が始まった。楽曲名は「after -school」だ。
映画、洋服、アメ村
ルーツへの愛に溢れたコレクション
ウエアは、プレザーやチェックスカートなどの学生服を軸に、映画とアメ村、韓国といった岡本デザイナーのルーツを盛り込んだ。例えば、タンカースジャケットにモヒカンヘア、サングラスのスタイルは、マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)監督の「タクシードライバー(Taxi Driver)」を直球に表現したもので、肩には“with love to the movie(映画への愛を込めて)”のバッジが付いていた。ショルダーバッグには大阪のキーホルダーを付け、足下には1990年代のアメ村のトレンドだったルーズソックスを合わせる。小学生の頃に韓国で過ごした日々に思いを馳せて、スーベニアジャケット“コリジャン”や、当時使った毛布をイメージした花柄のフリースなども製作。紫とピンクのカラーパレットは、学生のフレッシュさを表現したものだ。自転車のカギをネックレスにしたり、ラジカセをアクセサリーとして持たせたりと、自由奔放なスタイリングも、異文化がごった返すアメ村に通じるものがあった。
ショー音楽は、ロックバンドのエイジ ファクトリー(Age Factory)が担当した。同バンドのフロントマン清水英介は、岡本デザイナーの高校の同級生だ。プレスリリースには、清水による等身大なメッセージが記されていた。「放課後になると、俺はギターを持ってスタジオへ向かい、大陸はアメ村へ向かった。今、俺らはあの時の未来の中にいる気がしてる。今回、曲を作らせてくれてありがとう」。
さらに、スタイリストの渕上カンやオフィシャルフォトグラファーの小宮山駿ら、岡本デザイナーと親交の深いスタッフが多く携わっていた。「みんなとショーができて本当にうれしい」。リリースにはスタッフからモデルまで全員の名前を記し、その感謝を伝えた。
「一つの夢が叶った」と話す岡本デザイナーは、まだ27歳。現在の卸先は34アカウントで、今シーズンは海外での取り扱いが初めて決まり、6月にはパリでの展示会も控えている。このショーを弾みに、世界に大きく羽ばたいてほしい。彼のストーリーは、始まったばかりだ。The post 27歳の「ダイリク」が東コレ最終日に挑んだ“祭り” 服と映画とアメ村への愛を込めて appeared first on WWDJAPAN.
「シュガーヒル」が東コレで初のショー 大舞台でも気負わないリアルクローズ
林陸也デザイナーが手掛ける「シュガーヒル(SUGARHILL)」は19日、「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で2022-23年秋冬コレクションをショー形式で披露した。同ブランドがショーを行うのは初めてで、ファッションコンペ「東京ファッションアワード 2022(TOKYO FASHION AWARD 2022)」の受賞で実現した。
林デザイナーは1994年生まれ。文化学園大学やここのがっこう、ニューヨークファッション工科大学(FIT)を経て、武蔵野美術大学在学中の2016年に「シュガーヒル」を設立した。現在、ビームスやヌビアンなど約25アカウントで扱われている。
会場は、東コレのメイン会場である渋谷ヒカリエのイベントスペース。中央にバンドセットを置き、その周りを椅子で囲んで円型のランウエイを作った。「来場した全員が同じ目線で楽しめるショーにしたくて、ステージではなく平場にした」と林デザイナーは語る。日本のロックバンド、踊ってばかりの国が登場すると、ギター&ヴォーカルの下津光史のやさしい歌声と、繊細な演奏でショーが始まった。
気負わない、いつもの「シュガーヒル」
「ブランドをプロモートするショーに」
ファーストルックは、ブランド定番のデニムジャケットとパンツのセットアップ。リジットの生地とジャストなサイズ感、タックなどのディテールが上品な雰囲気だ。その後もMA-1やトレンチコート、ウエスタンシャツ、つなぎなど、ブランドの強みであるワークとミリタリーを軸としたリアルクローズを打ち出す。フリンジが目を引くムートンコートや、麻ひもが垂れたダッフルコートは、実は過去シーズンのキーアイテム。「半年だけで終わらず、ずっと着られる服を目指してクリエイションと向き合っている。ショーでもそのスタンスを示したかった」。英国のレザーブランド「ショット(SCHOTT)」のライダースジャケットにはフリンジを付け、コレクションピースとして披露した。
“日本発のブランド”だと発信するため、モデルはアジア人だけに絞った。「多様性がないと突っ込まれるかもしれないけど、僕らのアイデンティティを強みにしたかった。初めてのショーだからこそ、消費されるのではなく、ブランドをしっかりプロモートするものになったらうれしい」。
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【サステナ隊長!向は3月前半何した】 NFTが身近になり、冨永愛と女性デー、「アンダーカバー」で反戦
卒業シーズンですね。マスクで2年間を過ごした若者たちが、この状況下だからこそかけがえない何かを得たに違いないと信じてエールを送ります。そしてウクライナのことが頭を離れませんが、だからと言って私たちが下を向いても何も生まれないし、解決もしない。やるせないけどせめてもの抵抗として笑顔で行きましょう!
3月2日(水)
10年後の業界を牽引するリーダーたちを讃える
ルミネとともにイベント「MOVE ON」を開催し、10年後の業界を牽引しているだろうネクストリーダーたちを讃えました。この写真は、サステナビリティを切り口にしたトークイベント終了後の一枚です。ロックバンドのバックステージ風でお気に入り!私がインタビューを担当したのは「カナコ サカイ」のサカイさん。写真4・5枚目は後日開かれた同ブランドの展示会です。生地を作る職人たちの仕事について目を輝かせながら話す彼女を見て、こうやって人が人を惹きつけ物語が綴られてゆくのだと思いました。
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3月3日(木)
ウクライナを思う
ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が始まってから、心の中がずっとざわついている方が多いのではないでしょうか。私もそうです。昨年末の「WWDJAPANサステナビリティ・サミット」にLAから参加してくれたデジタルファッションの新進企業、ドレスXの創業者がウクライナ出身なこともあり、彼女のインスタグラムを通じてウクライナの今や文化を知るようになりました。美しいキエフの街や若者たちの情熱が理不尽に壊され、奪われている現状、そしてダリアのように海外へ進出し、夢を成長させようとしている若い起業家たちの足下をすくうような現状にもまた怒りとやるせなさを募らせることしかできません。
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3月4日(金)
デジタルファッションは大人にこそ
サステナビリティとデジタルファッションは表裏一体、一心同体だと思います。実際関連情報は日に日に上昇中。この日はファッションブランドとブロックチェーン、NFTを結ぶ合同展示会「サイズレス・ツイン(SIZELESS TWIN)」へ。デジタルファッションやメタバース空間は若い人だけではなく、大人とも、いや、大人ならではの相性の良さがあると思います。なぜなら私自身、できればありのままでありたいと思いながら鏡の中の自分に幻滅することはしばしば。そんなとき、インスタの中でアバターの自分が元気よく飛び跳ねているとちょっと元気になります。なんてことも考えながら見て回りました。
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3月7日(月)
「エルメス」が描く次世代パリジェンヌ
物流事情が混迷を極める中、「エルメス(HERMES)」はパリで開かれた2022-23年秋冬コレクションの翌朝に東京でも同コレクションの展示会を開催しました。あっぱれ!今季のイメージは、パリジェンヌと馬術競技を掛け合わせた”ニュー・カヴァリエ(新たな騎士)”だそう。エルメスと馬術競技の奥深さに関しては3時間くらい語りたいことがあります。が、長くなるのでよろしければこの記事の下にある関連記事をご欄ください。
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3月8日(火)
国際女性デーに冨永愛アンバサダーと語る
国際女性デーにジョイセフのアンバサダーである冨永愛さんとトーク。ジョイセフは、世界の妊産婦と女性の命と健康を守るために活動している日本生まれの国際協力NGOです。命は神秘であり、私はお母さんがその体に赤ちゃんを授かるずっと前から命は始まっていると思います。だから若い女性が自分の体を知り、大切にする。そのきっかけになる一日であってほしい!そんな願いを込めて参加しています。
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3月9日(水)
3Dボディースキャナーで自分を知る
三菱商事ファッションの「ザ ミ―(THE ME)」の展示会へ。同ブランドは「量産を前提とした作り方はしない。一人一人に合わせる」がコンセプト。そのために3つの試着室(ほぼ会議室サイズ)には3Dボディースキャナーが設置されており、購入前に採寸し、“ナビゲーター”と呼ばれる店頭スタッフから最長90分のパーソナル接客を受けます。なんて贅沢な。噂ではワコールが売り場に導入した3Dボディースキャナーには“美魔女”が列を作ったそうですが、美魔女でなくともその気持ちはわかります。自分を客観的に知ることができるのは嬉しいことです。肝心なことは “ぴったりサイズ”を最後に導くのは販売スタッフであるという点です。その一線の存在こそがファッション!
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3月9日(水)
ヤギシカルのポップアップでほっこりタオルを購入
新宿マルイ本館で開催中の繊維商社ヤギのプロジェクト 「ヤギシカル(YAGITHICAL)」のポップアップへ。同社がツバメタオルとNPO法人DEARMEと取り組む規格外品タオルのアップサイクルなどが並びます。迎えてくれた杵淵さんは昨年開催した「WWDJAPANサステナビリティ・ディレクター養成講座」の参加メンバーなので、同級生の仕事現場を訪ねる気分でちょっとくすぐったい。3⽉27⽇にはオーガニックコットンの認証団体GOTSの松本フィオナ⽒とトークイベントを開催するそうです。濃い話が聞けそう。頑張れ~。
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3月9日(水)
「アンダーカバー」が手に入れたエレガンス表現
日本からパリコレへ進出するデザイナーズブランドにとって、「セクシー」や「エレガンス」の扱いは永遠の課題と言っても過言ではありません。今どきセクシーやエレガンスなんて言葉は古い、という解釈は短絡すぎ。日本人の「奥ゆかし」がそう簡単に変わらないのと同じで欧米の文化に根付くセクシーやエレガンスは奥深く、手強いのです。原宿生まれ・ストリート育ちの「アンダーカバー(UNDERCOVER)」にとっては一層のことでしょう。だから今回、パンクイメージを重ねつつ自分なりのエレガンス表現を手に入れた様を見て「やるな」と思ったのでした。
ブルーとイエローのカラーリングからウクライナを連想しましたがそれは「関係なし」とのこと。ただし高橋さんは反戦に対する確固たる姿勢を持っている方です。ふと思い出し、家で2001-02年秋冬の「ファッションニュース」を引っ張り出しました。同シーズンのテーマは「宝飾武装義勇軍」。スワロフスキーのトップスにフューチャラ2000のグラフィティ。のドレスを強烈に覚えています。時は2001.9.11の直前。「(戦争は)常にそこにある問題。戦争と相反するものを組み合わせることで反戦のメッセージを伝えたかった」と当時のジョニオさんは語っています。
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3月10日(木)
「プラダ」のアート展で翻弄される
「プラダ(PRADA)」青山店で開催中の「ロール プレイ(ROLE PLAY)」展へ。説明には「アーティストは役割を演じることや分身の創造、自己の拡散などを切り口として、個人の本質や表向きの人格の追求とその理解に迫る」とあります。わかったような、わからないような、わかった気がする、などと思いながらアートに触れる時間は大切です。世の中は割り切れないことだらけですから。
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3月11日(金)
「チャコット」の新店はバレエのお城だった
今年初めに事故で顔をケガしてかなり落ち込んだのですが、そのときに助けてもらったのが「チャコット(CHACOTT)」のメイク用品でした。ダンサーが汗をかくことを前提としたコンシーラーなどは崩れにくくて優秀。スポーツ&アウトドアブランドのアパレルが、その機能性故信頼を得ていることと通じるものがあります。その「チャコット」が2500平方メートルの旗艦店を代官山にオープン。まさにバレエの殿堂!
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「トーガ」25年目の今 5年ぶりの東京ショーで見せた“気持ちを明るくする服”
古田泰子による「トーガ(TOGA)」は19日、2022-23年秋冬のショーを東京・表参道ヒルズで開催した。「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」の冠スポンサーである楽天が実施する支援プロジェクト「バイアール(by R)」のサポートによるもので、2月にロンドン・ファッション・ウイークで、映像形式で見せたコレクションを再編集し、東京版として披露した。東京でのショー開催は、約5年ぶりだ。
真っ白な空間と
個性的な19人のモデルたち
会場は真っ白な床と青白いカーテンに囲われた、真っ白で極めてシンプルな演出。古田デザイナーは「今という瞬間、服だけに集中できる空間にしたかった」という。
起用したモデルはジェンダーや肌の色、年齢も異なる19人。1990年代から海外コレクションでも活躍してきたSAWAをはじめ、メンズモデルの朝比奈秀樹や柳俊太郎らキャリアを積んだモデルがそろう。モデルそれぞれの個性に合わせて、ウィメンズの服でスタイリングが組んだ。メンズモデルが着こなすスカートやフリルトップスも、洗練されてモダンに映る。17年の東京でのショーも男女のモデルが登場したが、ジェンダー平等が当時よりもうたわれている今、さらに自然で垣根のない提案に感じられた。
ストレッチ素材を合わせた
気持ちを明るくする“弾む服”
コレクションは“HOOPS, BOUNCING, SWINGING”がキーワード。「トーガ」が続けてきた典型的なビジネススーツにテクニックを加える手法だ。今季はスーツにストレッチ素材を組み合わせることで、新しいシルエットを生み出している。特徴的なのは、ローウエストからふっくら広がるスカートのバランス。例えば、ジャケットとミニワンピースのセットアップは、トップスとスカートの間にストレッチ素材をはさむことで、プリーツが立体的に膨らむ。ファーやスパンコールの装飾、中綿を入れたテクニカル素材など、異素材の掛け合わせで生まれるボリュームもポイント。モデルたちが歩くたびに、ゆらゆらと揺れる服は、「弾むような足取りで、洋服から気持ちを軽く、明るくできたら」という古田デザイナーの思いが込められた。
フィナーレではモデルが会場中央をランダムに歩き回り、バックステージへと戻っていく。多様な人々が集まり、すれ違う東京を象徴するスクランブル交差点をほうふつとさせた。
文化的な発信を続けることが
今できる抵抗
「トーガ」は今年25周年を迎える。古田デザイナーは「過去を振り返るのではなく、私たちは今やるべきことに向き合うことが大事だ」という。「アートやファッションなどの文化は、心を豊かにすると信じている。(世界情勢に目を向けると)暗いニュースばかりで、ファッションショーを開くことが非常識だと思われるかもしれない。しかし、文化的な発信を止めずに自由に行動することが、私たちが今できる抵抗だと思う」。また楽天との取り組みで「楽天ファッション(Rakuten Fashion)」内にオンラインストアをオープンするなど、新たな販路も広げた。「窓口を広げることで、幅広い人たちが楽しめるファッションを届けたい」。
ジェンダーレスでエイジレス、オープンマインドな精神で、心を豊かにしてくれる「トーガ」の今。次の25年も、エッジの効いた提案とともに、新しい価値観を提示してくれるだろう。
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犬が登場した「リコール」のエンタメショーや大ベテラン「ジン カトー」のNFT挑戦など 記者3人が選ぶ“今日の東コレダイジェスト”
2022-23年秋冬シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」は、いよいよ最終日を迎えました。ここでは、記者3人がその日に発表したブランドから面白かったブランドを“今日の東コレピックアップ“と題してダイジェストでリポートしています。最終日は、キャリア47年でNFT作品に挑んだ「ジン カトー」や、ドッグウエアの提案でインパクトを放った「リコール」、ニットを多彩に使う「ジョイア パン」が登場します。
東コレ取材4シーズン目
編集部 美濃島
「ジン カトー × ユキ ミタムラ(ZIN KATO × YUKI MITAMURA)」1 / 1
見どころ:キャリア47年のオートクチュールデザイナー、ジン・カトーが、まさかのNFT作品を発表。東京藝大卒のデザイナー兼エンジニアのユキ・ミタムラと協業し、カトー=デザイナーがドレスのパターンを引いて3Dのアート作品にしました。同ブランドは過去にファッションゲームアプリとコラボしてアバターの衣装デザインを手掛けていましたし、新しい領域へチャレンジする姿勢が素晴らしい。ルックとともに公開した映像は、金と黒のドレスを着た2体のアバターが合体し、虹色のドレスを生み出すストーリー。衣装のなびき方がリアルで、アバターが男と女に見えたり、最後は死を思わせる描写があったりと、ストーリーも面白かったです。
初取材のルーキー
編集・記者 福永
「ジョイア パン(GIOIA PAN)」1 / 1
見どころ:ハン・イ・リヨウ(Yi-Liang Pan、潘怡良)デザイナーが手掛ける「ジョイア パン(GIOIA PAN)」は、ニットデザインが強みのブランド。オンラインで発表したコレクションは“Promise”をテーマに、高級石のブランド「チェンガオストーン(CHENGHAOSTONE)」と協業しました。まず目を引いたのは、大理石風の柄がシックなスタイル。アイテムはジャケットやドレス、ボリュームのあるスカートなどで、個人的には背中に大きなリボンが付いたベアワンピに釘付けでした。後半に差し掛かると、ブランドが得意とするニットのアイテムも続々と登場。ラメが混ざったニットを全面に使用したドレスの裾は、膝からダイナミックに広がっていたり、ブラックのハイネックニットは前後の裾の長さ、左右の袖の長さが違う“超絶アシンメトリー”だったり。この造形を全てニットでやり切るところに、ブランドの気骨を感じました。顔にペッタリと貼り付けた前髪や、縦に長いお団子ヘアといったヘアメイクも新鮮でした。
東コレ取材は10年目
ファッションリポーター大杉
「リコール(REQUAL≡)」1 / 1
見どころ:土居哲也が手掛ける「リコール(REQUAL≡)」は、目黒にあるヨーロッパ風の街並みを再現した屋外スタジオでショーを開催。今季は”ニューファッションマーケット”をテーマに、土居デザイナーがスペイン・バルセロナで見た、ブランドのブート品が並ぶマーケットが着想源になったそう。石畳の道の脇にブルーシートを敷いて、古着や絵を路上販売するという演出もユニークでした。ショーでは、”NF”や”THE FAKE FACE”など、スポーツメーカーやアウトドアブランドのパロディロゴをのせたトップスやアウターが登場。古着のシャツをつなぎ合わせたドレスやスカートなどは、ダメージをあえて生かして経年変化を楽しむ提案で、古いモノから新たなモノを生み出すという観点です。また「リコール」を着た犬も登場!飼い主の洋服を愛犬用にリメイクするオーダーメードサービス「フラッフィーテーラー(FLAFFY TAYLOR)」とのコラボで、ブランドのアイコニックな”着るじゅうたん”のポンチョなどがドッグウエアになっていました。ラストには、ウクライナの国旗をほうふつとさせるイエローとブルーのニットを着用した2人組のモデルが「NO WAR!!」と描かれたクッションを持ってポーズをとりました。ブランドがこれまで発信してきた多様性や固定観念からの脱却、平和への願いが伝わる、ピースフルで温かいコレクションでした。
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犬が登場した「リコール」のエンタメショーや大ベテラン「ジン カトー」のNFT挑戦など 記者3人が選ぶ“今日の東コレダイジェスト”
2022-23年秋冬シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」は、いよいよ最終日を迎えました。ここでは、記者3人がその日に発表したブランドから面白かったブランドを“今日の東コレピックアップ“と題してダイジェストでリポートしています。最終日は、キャリア47年でNFT作品に挑んだ「ジン カトー」や、ドッグウエアの提案でインパクトを放った「リコール」、ニットを多彩に使う「ジョイア パン」が登場します。
東コレ取材4シーズン目
編集部 美濃島
「ジン カトー × ユキ ミタムラ(ZIN KATO × YUKI MITAMURA)」1 / 1
見どころ:キャリア47年のオートクチュールデザイナー、ジン・カトーが、まさかのNFT作品を発表。東京藝大卒のデザイナー兼エンジニアのユキ・ミタムラと協業し、カトー=デザイナーがドレスのパターンを引いて3Dのアート作品にしました。同ブランドは過去にファッションゲームアプリとコラボしてアバターの衣装デザインを手掛けていましたし、新しい領域へチャレンジする姿勢が素晴らしい。ルックとともに公開した映像は、金と黒のドレスを着た2体のアバターが合体し、虹色のドレスを生み出すストーリー。衣装のなびき方がリアルで、アバターが男と女に見えたり、最後は死を思わせる描写があったりと、ストーリーも面白かったです。
初取材のルーキー
編集・記者 福永
「ジョイア パン(GIOIA PAN)」1 / 1
見どころ:ハン・イ・リヨウ(Yi-Liang Pan、潘怡良)デザイナーが手掛ける「ジョイア パン(GIOIA PAN)」は、ニットデザインが強みのブランド。オンラインで発表したコレクションは“Promise”をテーマに、高級石のブランド「チェンガオストーン(CHENGHAOSTONE)」と協業しました。まず目を引いたのは、大理石風の柄がシックなスタイル。アイテムはジャケットやドレス、ボリュームのあるスカートなどで、個人的には背中に大きなリボンが付いたベアワンピに釘付けでした。後半に差し掛かると、ブランドが得意とするニットのアイテムも続々と登場。ラメが混ざったニットを全面に使用したドレスの裾は、膝からダイナミックに広がっていたり、ブラックのハイネックニットは前後の裾の長さ、左右の袖の長さが違う“超絶アシンメトリー”だったり。この造形を全てニットでやり切るところに、ブランドの気骨を感じました。顔にペッタリと貼り付けた前髪や、縦に長いお団子ヘアといったヘアメイクも新鮮でした。
東コレ取材は10年目
ファッションリポーター大杉
「リコール(REQUAL≡)」1 / 1
見どころ:土居哲也が手掛ける「リコール(REQUAL≡)」は、目黒にあるヨーロッパ風の街並みを再現した屋外スタジオでショーを開催。今季は”ニューファッションマーケット”をテーマに、土居デザイナーがスペイン・バルセロナで見た、ブランドのブート品が並ぶマーケットが着想源になったそう。石畳の道の脇にブルーシートを敷いて、古着や絵を路上販売するという演出もユニークでした。ショーでは、”NF”や”THE FAKE FACE”など、スポーツメーカーやアウトドアブランドのパロディロゴをのせたトップスやアウターが登場。古着のシャツをつなぎ合わせたドレスやスカートなどは、ダメージをあえて生かして経年変化を楽しむ提案で、古いモノから新たなモノを生み出すという観点です。また「リコール」を着た犬も登場!飼い主の洋服を愛犬用にリメイクするオーダーメードサービス「フラッフィーテーラー(FLAFFY TAYLOR)」とのコラボで、ブランドのアイコニックな”着るじゅうたん”のポンチョなどがドッグウエアになっていました。ラストには、ウクライナの国旗をほうふつとさせるイエローとブルーのニットを着用した2人組のモデルが「NO WAR!!」と描かれたクッションを持ってポーズをとりました。ブランドがこれまで発信してきた多様性や固定観念からの脱却、平和への願いが伝わる、ピースフルで温かいコレクションでした。
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生まれ変わった「ルイ・ヴィトン」神戸店に広瀬すずや桜田通、Nissyらが来場
「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、兵庫県の神戸旧居留地に構える「ルイ・ヴィトン 神戸 メゾン」を中央区内で移転し、「ルイ・ヴィトン 神戸店」として3月19日にオープンした。
オープンを祝したイベントには、同ブランドのアンバサダーを務める広瀬すずをはじめ、桜田通やKoki、大平修蔵、Nissy(西島隆弘)、奈良裕也、AMIAYA、マドモアゼル・ユリアらが来場した。店内の初公開を行ったほか、メゾンのサヴォアフェール(受け継がれる職人技術)を公開する特別展覧会も開催した。
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渋谷109が「卒業写真」をプレゼント 「コロナ禍で遊びを制限された若者を応援」
ファッションビルの「渋谷109」は、今春卒業式を迎える学生を対象に、プロのファッションフォトグラファーが渋谷駅周辺で無料で撮影するイベントを実施する。「卒業生の多くがコロナ禍で様々なイベントや遊びが制限されてきた。若者たちの、かけがえのない“いま・ここ”をファッションの力で応援できることを考えた。今はスマホできれいな写真が誰でも撮れる時代だが、プロが撮影する写真はまた特別。友人たちとの特別な1ページになれれば」(同社広報)という。卒業生は中学校、高校、大学、専門学校が対象。
特設ページから申し込みを受け付ける。撮影イベントは3月28〜30日の3日間で、1日6組、合計18組を抽選で決定する。1組2〜4名を想定している。当日は「何気ない日常・放課後・友達との時間」などをテーマに、渋谷109や渋谷周辺のスポットをプロのファッションフォトグラファーと相談しながら決めて撮影。フォトグラファーは大森文暁、内川幸貴、照井康平の3人で、通常のファッションシューティングと同様にレタッチ処理を行って2〜3週間後にデータを提供するほか、当日はインスタントカメラを参加者に渡し、自分たちでも撮影できる。また買い物券1000円分を人数分プレゼントし、申し込みは21日まで。
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デサントがゴルフ4ブランドを集めた旗艦店 銀座に19日オープン
デサントは19日、東京・銀座の並木通りに旗艦店「デサントゴルフ コンプレックス銀座(DESCENTE GOLF COMPLEX GINZA)」を開いた。2018年4月から営業していた「マンシングウェア クラブハウス銀座」を全面改装し、「マンシングウェア(MUNSINGWEAR)」だけでなく、「デサント(DESCENTE)」「ルコックスポルティフ(LE COQ SPORTIF)」「ランバン スポール(LANVIN SPORT)」まで同社の4ブランドをそろえる。3フロアで売り場面積は約330平方メートル。3年後に売上高2億円を計画する。
1階にもっと勢いのある「デサント」を置き、並木通りの歩行者にアピールする。「マンシングウェア」「ルコックスポルティフ」「ランバン スポール」はメンズを2階、ウィメンズを3階に並べて、落ち着いた空間でじっくり選べるようにした。
18年に「マンシングウェア クラブハウス銀座」開店した際は、売上高に占める訪日客の割合が4割に達していた。コロナで訪日客は消失したものの、3密を避けたレジャーとしてゴルフ人気が高まっている。「並木通りは20〜30代のお客さまが多く行き来する」(同社)ことに着目し、若い女性の支持が高い「デサント」をはじめとした複数ブランドの旗艦店として再スタートを切ることになった。
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「ベースマーク」念願の大舞台、明るい未来を示す「マラミュート」 記者3人が選ぶ“今日の東コレダイジェスト”
2022-23年秋冬シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」が3月14〜19日まで開催中。ここでは、記者3人がその日に発表したブランドから面白かったブランドを“今日の東コレピックアップ“と題してダイジェストでリポートします。5日目は、初のリアルショーに挑んだ「ベースマーク」や、2年ぶりに東コレにカムバックした「マラミュート」などが登場!
東コレ取材4シーズン目
編集部 美濃島
「ベースマーク(BASE MARK)」1 / 1
見どころ:金木志穂デザイナーが手掛ける「ベースマーク」が、初のファッションショーを開催しました。テーマは“シュルレアリズム“。「洋服を脱ぎ着していて、首や肩腕だけが服に入っているときに人と目が合うのってシュールだな」との気付きから、首周りでシャツやニット、コートなどをドッキングさせたデザインを考案しました。そこに、ブランドの軸であるレイヤードを盛り込みました。虫やおばけのようにも見えるウネウネしたディテールは、「見る人の想像を掻き立てるための柄」で、特に正解はないのだとか。クラシカルなテーラードが得意なイメージでしたが、パーカやずきん風キャップなどのカジュアルアイテムの提案や、モチーフも面白くて、良い意味で裏切られました。ショー直後に金木デザイナーが語った、「想像以上に緊張しましたが、みんなで力を合わせて一つの舞台を作り上げるのが本当に楽しかった。これは中毒になりますね」というコメントにも胸が熱くなりました。
東コレ取材初参加
編集・記者 竹内
「レインメーカー(RAINMAKER)」1 / 1
見どころ:多くのブランドがリアルショーを行う中、「レインメーカー」は先シーズンに引き続きオンラインでのコレクション発表を行いました。今回、同ブランドが会場に選んだのは京都にある舞鶴赤れんがパーク。降りしきる雪の中、城壁のようにそびえ立つ倉庫群を背景に、モデルたちが力強くランウエイを闊歩します。ベルテッドのロングコートや美しいスカート、しなやかなシルエットのパンツなど、どれも端正でエレガントなテーラリング。そして、フォトグラファーの水谷太郎さんがディレクションした幻想的な映像美にも引きこまれます。メイクは数々の女性誌で活躍している巨匠UDAさんが担当。モデルたちの“芯の強さ”を引き出す同氏のクリエイションとロケーションが共鳴していました。
東コレ取材は10年目
ファッションリポーター大杉
「マラミュート(MALAMUTE)」1 / 1
見どころ:小高真理による「マラミュート」が東コレにカムバック!ニットウエアを主力にするウィメンズブランドで、今季は「東京ファッションアワード」の受賞者として2年ぶりとなるランウエイショーを開催しました。コロナ禍で行動が制限される中、この2年間はより家の中で心地よく過ごせる服作りを心掛けてきたそうです。でも今日のショーは“Out Of Action”をテーマに、いよいよ“外に出るぞ”という思いが込められました。ゴールドやシルバーのラメ糸をはじめ、ビビッドなグリーンやイエロー、ピンクの差し色を用いて、街中で目を引きそうなウエアがたくさん。裾にフリンジを加えたドレスやほつれた糸が飛び出すダメージデニム風のニットパンツなど、動くたびに揺れる服も一目で心が掴まれます。会場にはたくさんのゴールドの風船が並べられ、その中をモデルたちが通り抜けるという演出もロマンチック。外出が楽しみになりそうな素敵なウエアばかりで「この服を着ていたらいい出会いがありそう」――そんな予感にさせてくれそうです。
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「ピリングス」は“道に迷う人”たちにエールを送る セーターに愛を込めて
村上亮太による「ピリングス(PILLINGS)」は18日、2022-23年秋冬のランウェイショーを「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で開催した。ファッションコンペ「東京ファッションアワード 2022(TOKYO FASHION AWARD 2022)」受賞によるイベントで、約2年ぶりのショーだった。ニットを強みにする同ブランドは、兵庫・神戸を拠点にする岡本啓子が主宰するニットアトリエ「アトリエK'sk」との協業により一点一点手編みで作っている。ニッターたちとのコミュニケーションを交わしながら生まれる、ウィットの利いたデザインが持ち味だ。
“道に迷っている人”を
応援するニットウエアを
今季のテーマは“道に迷っている人”。村上デザイナーが講師として携わるニット教室や、ファッションスクール「ここのがっこう(coconogacco)」で学生と交流するうちに、ある思いが芽生えた。「この選択肢が多い時代に、自分の居場所を探そうともがき苦しんでいる子が多い。そういう人たちを応援するようなコレクションを作りたかった」。
キーアイテムはアランセーター。もともとはアイルランド・アラン諸島で漁師の妻たちが夫の漁の無事や成功を祈って編んだセーターだ。幸運を願うラッキーモチーフを入れた編み地があったり、事故にあったときに誰か分かるように家紋を用いたりするものである。「ピリングス」でも「道に迷っても無事に戻れますように」という願いを込めて、グレーやレッド、ブラウンなど、さまざまな色を使った。またニットの上から大胆に太いロープを編み込み込んだデザインは、縛られながらも前に進む強さを感じさせる。
生きとし生けるものの個性
多様性を表した昆虫モチーフ
セーターには、花や虫、犬、イルカなど動植物のモチーフをふんだんにのせた。立体的なマスコットで取り入れたり、インターシャ(はめ込み模様の柄編み)として編み込んだり。中でも多用した巨大なアリは、「社会性のメタファーをイメージした」という。「多様性と言われる時代で、生きやすくなった人もいるはず。でも一人一人の人間は異なるので、そもそもジャンル分けをするのは違和感がある。きっと、虫一匹一匹にも名前や個性があって、意思があるから」と説明する。ブランドの頭文字の“P”や、ピアノの形を数十匹のアリで表現したニットもあった。
また、村上デザイナーが学生の頃から好きだという太宰治のスタイルにもヒントを得ている。床を引きずるように裾が広がったパンツは、和装の二重回しのシルエットから。苦悩を抱えながらも、名作を世に送り出した文豪のスタイルを重ねる。特徴的なウェーブヘアも、太宰の髪型からだ。
会場に吊るしたピアノの意味
理想と現実の狭間
ランウエイの天井にはロープでピアノを吊るし、BGMもピアノ曲を使うことで“理想と現実”をイメージしたという。「ピアノは“一ミリのズレも許されない”という社会性のメタファー。僕は音痴で、子供の頃に音楽の授業で『口パクでいいよ』と言われたのがトラウマになった」。ランウエイは理想を意味し、上に吊るしたピアノは現実――その狭間をモデルたちが進む。
ショーでは手編みの職人技を加えたショーピースがメインだが、商品化する際は、今回のエッセンスを加えた手に取りやすいアイテムが並ぶという。「これまでは“愛おしいニット”を作りたいという気持ちが強かった。でも今は“愛おしい人”を作りたい、という意識に変わった」と村上デザイナー。その言葉通り、今季はコンセプチャルなクリエイションの強さを残しつつ、洗練された雰囲気もプラスされ、着る人への愛に溢れていた。
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「ピリングス」は“道に迷う人”たちにエールを送る セーターに愛を込めて
村上亮太による「ピリングス(PILLINGS)」は18日、2022-23年秋冬のランウェイショーを「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で開催した。ファッションコンペ「東京ファッションアワード 2022(TOKYO FASHION AWARD 2022)」受賞によるイベントで、約2年ぶりのショーだった。ニットを強みにする同ブランドは、兵庫・神戸を拠点にする岡本啓子が主宰するニットアトリエ「アトリエK'sk」との協業により一点一点手編みで作っている。ニッターたちとのコミュニケーションを交わしながら生まれる、ウィットの利いたデザインが持ち味だ。
“道に迷っている人”を
応援するニットウエアを
今季のテーマは“道に迷っている人”。村上デザイナーが講師として携わるニット教室や、ファッションスクール「ここのがっこう(coconogacco)」で学生と交流するうちに、ある思いが芽生えた。「この選択肢が多い時代に、自分の居場所を探そうともがき苦しんでいる子が多い。そういう人たちを応援するようなコレクションを作りたかった」。
キーアイテムはアランセーター。もともとはアイルランド・アラン諸島で漁師の妻たちが夫の漁の無事や成功を祈って編んだセーターだ。幸運を願うラッキーモチーフを入れた編み地があったり、事故にあったときに誰か分かるように家紋を用いたりするものである。「ピリングス」でも「道に迷っても無事に戻れますように」という願いを込めて、グレーやレッド、ブラウンなど、さまざまな色を使った。またニットの上から大胆に太いロープを編み込み込んだデザインは、縛られながらも前に進む強さを感じさせる。
生きとし生けるものの個性
多様性を表した昆虫モチーフ
セーターには、花や虫、犬、イルカなど動植物のモチーフをふんだんにのせた。立体的なマスコットで取り入れたり、インターシャ(はめ込み模様の柄編み)として編み込んだり。中でも多用した巨大なアリは、「社会性のメタファーをイメージした」という。「多様性と言われる時代で、生きやすくなった人もいるはず。でも一人一人の人間は異なるので、そもそもジャンル分けをするのは違和感がある。きっと、虫一匹一匹にも名前や個性があって、意思があるから」と説明する。ブランドの頭文字の“P”や、ピアノの形を数十匹のアリで表現したニットもあった。
また、村上デザイナーが学生の頃から好きだという太宰治のスタイルにもヒントを得ている。床を引きずるように裾が広がったパンツは、和装の二重回しのシルエットから。苦悩を抱えながらも、名作を世に送り出した文豪のスタイルを重ねる。特徴的なウェーブヘアも、太宰の髪型からだ。
会場に吊るしたピアノの意味
理想と現実の狭間
ランウエイの天井にはロープでピアノを吊るし、BGMもピアノ曲を使うことで“理想と現実”をイメージしたという。「ピアノは“一ミリのズレも許されない”という社会性のメタファー。僕は音痴で、子供の頃に音楽の授業で『口パクでいいよ』と言われたのがトラウマになった」。ランウエイは理想を意味し、上に吊るしたピアノは現実――その狭間をモデルたちが進む。
ショーでは手編みの職人技を加えたショーピースがメインだが、商品化する際は、今回のエッセンスを加えた手に取りやすいアイテムが並ぶという。「これまでは“愛おしいニット”を作りたいという気持ちが強かった。でも今は“愛おしい人”を作りたい、という意識に変わった」と村上デザイナー。その言葉通り、今季はコンセプチャルなクリエイションの強さを残しつつ、洗練された雰囲気もプラスされ、着る人への愛に溢れていた。
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阪急メンズ東京が“スニーカーの秘密基地”を公開 19日オープン
阪急メンズ東京は18日、新しいテーマゾーン「ギンザスニーカーヒルズ(GINZA SNEAKER HILLS)」をあす19日の開店に先駆けて関係者に公開した。
9階1フロアの約310平方メートルのテーマゾーンの特徴は、新品のスニーカーを販売していないこと。中古品の買い取りと販売、希少な名品の展示、顧客が持ち込んだスニーカーのリペアやカスタマイズのサービスを提供する。スニーカーのマニアックな専門知識を持つスタッフが応対し、百貨店の「売り場」とは異なるコミュニティー作りに軸足を置く。
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捨てられるレザーを一生モノのマストアイテムに マリエの「私の34年目のサステナブル」Vol.53
数回前の連載で述べた、「私のレザー企画」がついにお目見えする。今回「パスカルマリエデマレ(PASCAL MARIE DESMARAIS.以下、PMD)」がローンチするのは、初めてのローファーだ。
靴の生産過程や販売方法は、衣類とはまったく違う。使う道具や技、資材だって異なる。ハーフサイズごと、準備する数だって違う。同じなのは、モノづくりへのパッションや情熱だ。そんな初挑戦を迎えるきっかけは、「キッズラブゲイト(KIDS LOVE GAITE)」の山本真太郎デザイナーとの出会いだ。山本デザイナーのスタジオで触れた、ロンドンを感じさせるシューズの数々に「この人の靴を履いたら、かっこよくなれる」とすぐわかった。パンクばかり聞いて育った私には未知の世界の教科書のようで、すっかり魅了された。今回「PMD」とのダブルネームを制作するにあたり山本デザイナーは「使われなくなった、捨てられるはずの革を使用してみないか?」と提案してくれた。当時の私はそんな存在すら知らなかったが、どの業界でも少しでも傷がついたり規格外だったりの商品や素材の処理の方法は同じ。こうして皮革工場に赴き、上質なレザーを作る上で革を傷つけないよう保護するために用いるクレイタンピングレザーと出合い、「これを使わせて欲しい!」と決めた。役目を終えたクレイタンピングレザーは、何百回も使われたレザーだからこその風合いを持っている。レザーをずっと守ってきたのかと思うと、可愛く思えてしまうほどだ。でも、あまりの使用回数から大きな穴が空いてしまったり、柔らかくなりすぎてしまったりすると、役目を終えるのだという。そんなレザーを救出し、山本デザイナーのディレクションで美しすぎるほどのアイテムに生まれかわった。
靴のデザインは、私が「キッズラブゲイト」で最初に惚れたタッセルローファー。その革の特性から、表情は一足一足異なっている。自分に合った一足に出合えるだろう。耐久性は、何百回ものドラムからの刺激にも耐えてきた経験が物語っている。ソールには耐久性に優れたビブラムソールを使い、丁寧な縫製で国内で仕上げた。このモノづくりの美しさ、美しい素材を最後まで明日のオシャレのパーツに変えるアイテムをぜひ体感していただきたい。
ローファーは4月2日、渋谷パルコ4F「レザー作家TOMYのアトリエと親愛なるゲスト展」で発売する。3日からはオンラインでも販売を受け付ける。
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モデルや来場者の私服を映像でチェック 初めてのショーに挑んだ「ヨーク」に潜入
「ヨーク(YOKE)」は2022-23年秋冬コレクションを「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で発表した。初となるショーの会場は、“1時間限定のアートギャラリー”がコンセプト。今季はアメリカの画家クリフォード・スティルに着想し、引き裂いたり、ゆがんだりさせる作風をテキスタイルで表現した。「WWDJAPAN」映像チームはバックステージに潜入し、ランウエイモデルの私服や来場していた萬波ユカや金山大成をスナップ。寺田典夫「ヨーク」デザイナーには「初のショーを終えた感想」や「ブランドのテーマとして大事にしていること」などの質問を投げかけた。
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マリー・アントワネットも愛した香水ブランド「ウビガン」が日本再上陸
ニッチフレグランス専門店「ノーズショップ(NOSE SHOP)」は3月17日、世界最古の香水ブランド「ウビガン(HOUBIGANT)」の取り扱いを開始した。以前も日本での販売はあったが、今回満を持して再上陸となる。丸の内で開催中のポップアップストアおよびオンラインで販売する。
「ウビガン」は、1775年にジャン・フランソワ・ウビガン(Jean-Francois Houbigant)がパリ・フォーブール=サントノレ通り19番地にオープンした香水店がブランドのはじまり。高貴で美しい香りは、瞬く間に世界の王族・貴族を虜にした。マリー・アントワネット(Marie Antoinette)もその一人で、フランス革命でギロチンにかけられるまで肌身離さず「ウビガン」の3本の小瓶を胴衣に忍ばせていたとされている。1882年には世界初となる合成香料を用いた香水“フジェール ロワイヤル”を発売し、香水界に衝撃を与えると同時に現代的香水作りの幕開けを飾った。
今回「ノーズショップ」が扱うのは7つの香りで、歴史に残る名香を現代の調香師がよみがえらせた。“ケルク フルール ロリジナル”(100mL、税込3万4100円)は1912年に発表された世界初のマルチフローラルブーケ香水で、1本の香水のために1万5000種類以上の花と250の原材料を厳選した。“ケルク フルール ロワイアル”(100mL、同3万4100円)は王室のために作られた香り。ラグジュアリーなオリエンタルアコードにフローラルなノートを組み合わせた。“ケルク フルール ジャルダン セクレ”(100mL、同3万4100円)は幾千もの花々が咲き乱れる、官能的な庭園をモダンに表現したフローラルノートを特徴とする。“エッセンス レア”(100mL、同3万4100円)はソフトなフローラル調で、クラシックなフレンチスタイルを踏襲しながらも、よりクリアで馴染みやすく、繊細な香りに仕上げた。“モン ブドワール”(100mL、同3万4100円)は元々1919年に専属調香師だったロベール・ビエナーメ(Robert Bienaime)が調香した香りで、紛れもない女性らしさとエレガンスを象徴。100周年を記念し、復刻された。“ラ ベルセゾン”(100mL、同3万4100円)は春の訪れが羽毛のシャワーのように軽やかに包み込むような、優しく透明な香りだ。“フジェール ロワイヤル”(100mL、同2万6400円)は合成香料を世界ではじめて使用し、1882年に発売された伝説的な名香。エレガントさと高貴さ、洗練された脈動と心地よい牧歌的な美しさを保持しながら現代的に調香した。
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「エコバッグもビンテージになったらカッコいい」 アーバンリサーチ出身者が繰り返し使いたい「ルーパック」普及
アーバンリサーチで店長やPR、バイヤー、イベント企画、CSR担当などの経験を積んだ喜多泰之は、社会福祉士の同僚と「繰り返し使いたくなるバリューを生む」エコバッグと仕組みの「ルーパック(LOOPACH)」を立ち上げた。「流行らせることはできないか?」や「大量に売れないか?」という“ナンセンスな物質主義”からエコバッグを救う選択肢を増やすべく、自社はもちろん、他社のエコバッグにNFC内蔵のネームタグを取り付けることを提案。専用アプリや加盟店に配布するリーダー端末を開発し、ユーザーがレジ袋やショッピングバッグを断るたびに「フラワー」と称するポイントが貯まるシステムを構築した。フラワーを公益・共益に寄付できる循環の構築を目指す。

PROFILE:(きた・やすゆき)1987年、大阪府出身。アパレル業界で働く両親の元に生まれ、幼い頃からインポートの洋服や文化に囲まれて育つ。2007年、近畿大学の在学中に「アーバンリサーチ ドアーズ」のショップスタッフとしてアルバイト入社。10年、同社に新卒で入社。店長職を経て、ブランドPRやバイヤー、イベント企画、家具の企画、CSRなどを兼任し、野外のキャンプイベントなども担当した。18年、MILKBOTTLE SHAKERSの屋号でフリーランスのブランディング・ディレクターとしての活動を開始。19年に会社を設立し、代表に就任。現在は大手アパレル企業のアップサイクルプロジェクトや障がい者雇用の設計、コンサルティングやブランディング、商業施設のイベント企画やデザインのほか、一般社団法人Green Down Projectのソーシャルデザインディレクターとしても活動する
WWDJAPAN(以下、WWD):立ち上げたMILKBOTTLE SHAKERSは、社会福祉事業やSDGsに関連するコンサルティングなども手がけている。サステナブルやSDGsに興味を持った経緯は?
喜多泰之MILKBOTTLE SHAKERS代表(以下、喜多):近畿大学の在学中にアーバンリサーチ ドアーズ(以下、ドアーズ) 茶屋町店でアルバイトを始めました。そのままアーバンリサーチに入社し、「ドアーズ」というライフスタイル業態で働くうちにフェスなどに出かけたり、「パタゴニア(PATAGONIA)」や「スノーピーク(SNOW PEAK)」とも仕事をしたりするようになりました。社会課題を“自分ごと化”するようになったのは、20代の半ばくらい。その後、社会福祉士の川本健太郎(取締役)とともに、課題に思うことを事業にしています。
WWD:ファッション業界で働いていた頃から、サステナブルなアクションに取り組んでいた?
喜多:「パタゴニア」などに影響も受けたし、お客さまと湘南でゴミを拾ったこともあります。ファッション業界でも社会課題に貢献できると思ったし、「お客さまの外見をカッコよくする」だけがファッションじゃないことも体験しました。
WWD:そんな経験が「繰り返し使いたくなるバリューを生む」エコバッグと仕組みの「ルーパック」につながった?
喜多:レジ袋の有料化が施行される前、アパレル企業から「エコバッグが大量に売れる施策はないか?」や「SDGsの文脈で良い打ち出しはないか?」という相談を受けるようになったんです。物質主義に縛られたまま目先のビジネスとして簡単な方法を選ぶと、エコバッグでも「中国で数万~十万個単位で生産すれば、1つ300円で販売できる」や「ミニマムはいくつ」という話になってしまう。結局安いから大量に作らないと利益が出ず、国内の生産は増えず、結局みんな疲弊する。「もっと自然に、新しいスタイルで解決できないか?」と考えたんです。
WWD:「『ルーパック』があるから」とショッピングバッグやレジ袋を断ると「フラワー」が溜まり、集めた「フラワー」は公益・共益に寄付できる。「ポイント」を集めて商品やサービスを手に入れる形にしなかったのは、なぜ?
喜多:将来消費できる「ポイント」を提供するのは、「環境負荷のポイントをズラしているだけ」と思ったんです。集めた「ポイント」でも、結局は消費。それでは「新しいスタイル」が広がりません。
WWD:同時にアプリに登録したバッグを使い続けると、「スタンダード」から「シルバー」、そして「ゴールド」へとエコバッグがランクアップして、1回のアクションで獲得できる「フラワー」が増える。
喜多:長く使い続けると“プレミア感”が生まれる仕組みです。合計300回使って「ゴールド」にランクアップしたエコバッグを「カッコいい」と思ってほしい。「ルーパック」のシステムが普及したら、デニムのように「ビンテージのエコバッグがカッコいい」という価値観さえ広がるかもしれません。と同時に「何百回、何千回、何万回と使い続けてもらえるエコバッグを作ろう」と日本のモノづくりを刺激できたら面白いですね。
WWD:現在のユーザー、導入店舗は?
喜多:昨年8月に本格始動し、ユーザーはまもなく300になります。加盟店は70くらい。
WWD:インパクトが生まれるには、まだまだ数が足りない。
喜多:現在、コンビニエンスストアやスーパーとの話し合いも進んでいます。導入の初期費用は、1店舗当たりの年会費が2500円、リーダー端末の導入費が同じく1万1000円など。ランニングコストは、「ゴールド」のエコバッグで1アクションあたり4円ですから、レジ袋やショッピングバッグを作るより安いはずです。2025年の大阪万博までに1万くらいの店舗で使えるようになったら、来日した外国人に「日本で流行っている『ルーパック』ってなんだろう?」と思ってもらえるかな?なんて想像しています。
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「グッチ」のレストランがソウルにオープン 世界で4店舗目
「グッチ(GUCCI)」は3月28日、レストラン「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ(GUCCI OSTERIA da Massimo Bottura以下、グッチ オステリア)」をソウル・梨泰院地区の旗艦店にオープンする。これに先駆け、16日から「グッチ オステリア」公式サイトで予約を開始した。
レストランはメインダイニング28席とテラス36席を備え、ランチやディナーのほか、食前酒と軽食を楽しむアペリティーヴォを提供する。「グッチ オステリア」のシグネチャーディッシュである“エミリア バーガー(Emilia Burger)”や“トルテッリーニ パルミジャーノ・レッジャーノ クリーム”などに加えて、イタリアと韓国の食文化を盛り込んだメニューをそろえる。200種類のワインや、カクテルのドリンクメニューも用意する。ミシュラン3つ星を獲得したシェフのマッシモ・ボットゥーラ、フィレンツェ店のカリメ・ロペス(Karime Lopez)=ヘッドシェフ、そしてソウル店のチョン・ヒョンギュ(Hyungkyu Jun) =エグゼクティブシェフとダビデ・カルデリーニ(Davide Cardellini)=ヘッドシェフがアイデアを出し合い、メニューを生み出した。
マッシモ・ボットゥーラは、「『グッチ オステリア』は、イタリア料理と世界各国の素晴らしい料理文化や食材を融合し、新しい食体験を生み出すレストランだ。イタリアと同様に、料理と文化が深く結びついている韓国でレストランのオープンが実現し、多くの人を迎えられることが楽しみ」と語った。
内装はグリーンを基調に、ブランドを象徴するシンボルのひとつであるスターモチーフをメインホールの照明やフローリング、テラス席の大理石のモザイクなどにあしらった。また8人用のプライベートダイニングルーム、「ルーム オブ ミラーズ(Room of Mirrors)」には、ヨーロッパのアンティークミラーやインテリアコレクション「グッチ デコール(GUCCI DECOR)」の壁紙などを使用した。
「グッチ オステリア」はこれまで、イタリア・フィレンツェ、アメリカ・ロサンゼルス、東京・銀座に店舗を開いており、今回のソウルで4店舗目。2021年10月にオープンした銀座店では、“パルミジャーナ ラーメン”や“和牛 ミラノ風”など、日本料理にインスパイアされた同店オリジナルのメニューも登場する。
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「ミッソーニ」に新クリエイティブ・ディレクター 「マルジェラ」「エルメス」「バーバリー」などで経験を積んだイタリア出身の40歳
「ミッソーニ(MISSONI)」は3月17日、新たなクリエイティブ・ディレクターとしてフィリッポ・グラツィオーリ(Filippo Grazioli)を任命した。同氏はメンズとウィメンズ・コレクションの両方を率いるほか、ライフスタイル部門のブランド・マネジャーも務める。5月に発表する2023年プレ・スプリング・コレクションに登場するが、新クリエイティブ・ディレクターとしてのデビューショーは9月に開催予定の23年春夏コレクションとなる。なお、6月の23年春夏ミラノ・メンズ・コレクションには参加しないという。
ミッソーニは1953年にオッタヴィオ・ミッソーニ(Ottavio Missoni)とロジータ・ミッソーニ(Rosita Missoni)夫妻が創業。長らく一族経営が続いていたが、2018年に株式の41.2%をイタリアの投資会社FSIに売却した。20年には、最高経営責任者(CEO)としてリヴィオ・プローリ(Livio Proli)が就任。同氏が進める再編計画の一環として、21年5月には、夫妻の長女で24年にわたってクリエイティブ・ディレクターを務めたアンジェラ・ミッソーニ(Angela Missoni)社長が退任。その後は、アンジェラの右腕を長らく務めてきたアルベルト・カリーリ(Arberto Caliri)が暫定的にクリエイティブ・ディレクターを務めていた。今回の人事に伴い、カリーリはロジータの下でホームコレクション部門を率いるほか、“ミッソーニ スポーツ(MISSONI SPORTS)”ラインも手掛けることとなる。
グラツィオーリ新クリエイティブ・ディレクターはイタリア・マルケ州生まれで、現在40歳。「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」や「ヴィヴィアン・ウェストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」などの生産や販売を行っているスタッフ インターナショナル(STAFF INTERNATIONAL)でインターンをしていた際にマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)と出合い、13年まで同氏の下でウィメンズの経験を積んだ。その後、「エルメス(HERMES)」でウィメンズのシニア・デザイナーとなった。15年に「ジバンシィ(GIVENCHY)」のクリエイティブ・ディレクターを務めていたリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)と出合い、同ブランドのコレクション・ディレクターに就任。18年にティッシが「バーバリー(BURBERRY)」のチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任したことに伴い、同ブランドのランウエイ・コレクション・ディレクターとなった。
プローリCEOは、「フィリッポは若くしてすでに複数のラグジュアリーブランドで18年の経験を有しており、謙虚だが断固たる意思を持っている。真剣かつ情熱的にプロジェクトに取り組み、『ミッソーニ』のブランド力をさらに強化するとともにモダン化をいっそう推進してくれるものと確信している。また、(アンジェラの退任後)2シーズンにわたって当ブランドらしさを失うことなくフレッシュなデザインを披露し、コレクションを成功させてくれたアルベルトにも深く感謝している」と語った。
グラツィオーリ新クリエイティブ・ディレクターは、「イタリアのブランドとして長い歴史と確固たる地位を誇る『ミッソーニ』の一員となることができ、大変光栄に思っている。ポジティブで喜びにあふれ、色鮮やかでフレッシュな『ミッソーニ』らしさを維持しつつ、私の経験を生かしていきたいと考えている」と述べた。
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「ミッソーニ」に新クリエイティブ・ディレクター 「マルジェラ」「エルメス」「バーバリー」などで経験を積んだイタリア出身の40歳
「ミッソーニ(MISSONI)」は3月17日、新たなクリエイティブ・ディレクターとしてフィリッポ・グラツィオーリ(Filippo Grazioli)を任命した。同氏はメンズとウィメンズ・コレクションの両方を率いるほか、ライフスタイル部門のブランド・マネジャーも務める。5月に発表する2023年プレ・スプリング・コレクションに登場するが、新クリエイティブ・ディレクターとしてのデビューショーは9月に開催予定の23年春夏コレクションとなる。なお、6月の23年春夏ミラノ・メンズ・コレクションには参加しないという。
ミッソーニは1953年にオッタヴィオ・ミッソーニ(Ottavio Missoni)とロジータ・ミッソーニ(Rosita Missoni)夫妻が創業。長らく一族経営が続いていたが、2018年に株式の41.2%をイタリアの投資会社FSIに売却した。20年には、最高経営責任者(CEO)としてリヴィオ・プローリ(Livio Proli)が就任。同氏が進める再編計画の一環として、21年5月には、夫妻の長女で24年にわたってクリエイティブ・ディレクターを務めたアンジェラ・ミッソーニ(Angela Missoni)社長が退任。その後は、アンジェラの右腕を長らく務めてきたアルベルト・カリーリ(Arberto Caliri)が暫定的にクリエイティブ・ディレクターを務めていた。今回の人事に伴い、カリーリはロジータの下でホームコレクション部門を率いるほか、“ミッソーニ スポーツ(MISSONI SPORTS)”ラインも手掛けることとなる。
グラツィオーリ新クリエイティブ・ディレクターはイタリア・マルケ州生まれで、現在40歳。「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」や「ヴィヴィアン・ウェストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」などの生産や販売を行っているスタッフ インターナショナル(STAFF INTERNATIONAL)でインターンをしていた際にマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)と出合い、13年まで同氏の下でウィメンズの経験を積んだ。その後、「エルメス(HERMES)」でウィメンズのシニア・デザイナーとなった。15年に「ジバンシィ(GIVENCHY)」のクリエイティブ・ディレクターを務めていたリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)と出合い、同ブランドのコレクション・ディレクターに就任。18年にティッシが「バーバリー(BURBERRY)」のチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任したことに伴い、同ブランドのランウエイ・コレクション・ディレクターとなった。
プローリCEOは、「フィリッポは若くしてすでに複数のラグジュアリーブランドで18年の経験を有しており、謙虚だが断固たる意思を持っている。真剣かつ情熱的にプロジェクトに取り組み、『ミッソーニ』のブランド力をさらに強化するとともにモダン化をいっそう推進してくれるものと確信している。また、(アンジェラの退任後)2シーズンにわたって当ブランドらしさを失うことなくフレッシュなデザインを披露し、コレクションを成功させてくれたアルベルトにも深く感謝している」と語った。
グラツィオーリ新クリエイティブ・ディレクターは、「イタリアのブランドとして長い歴史と確固たる地位を誇る『ミッソーニ』の一員となることができ、大変光栄に思っている。ポジティブで喜びにあふれ、色鮮やかでフレッシュな『ミッソーニ』らしさを維持しつつ、私の経験を生かしていきたいと考えている」と述べた。
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テンガが障がい者福祉事業に進出 「障がい者=性に不自由でも仕方ないという考え方を変えたい」
男性向けセックストイの「テンガ(TENGA)」を手掛けるテンガ(東京、松本光一社長)は、障がい者福祉事業に進出し、就労を通して自立を後押しするプロジェクト「エイブル プロジェクト(able! project)」をスタートさせる。就労継続支援B型事業所「エイブル ファクトリー(able!FACTORY)」(埼玉県川越市)を4月下旬に開設し、障がいのある人の就労・生活支援を行う。
“性を表通りに、誰もが楽しめるものに変えていく”というビジョンの基、看板商品“テンガ オリシナル バキューム・カップ”などのセルフプレジャーアイテムを展開してきたテンガだが、性機能の悩みや妊活をサポートする製品の開発、中高生向けの性教育サイト「セイシル」での情報発信など、さまざまな取り組みも行っている。また、手が不自由でも使える“テンガ用カフ(補助具)”を作業療法士と共同で開発するなど、障がいを持つ人の性の悩みに向き合ってきた。
就労継続支援B型事業所は通所型サービスで、モノづくりの技術を学びながら働き、働き方に応じて工賃を得ることができる仕組みだ。「エイブル ファクトリー」では、衣料品の印刷、パソコンのレストア、通販サイト運営などを行う。また、同所でシュリンクフィルム包装作業を行って完成するバキュームカップ“able! TENGA”のパッケージには、障がいを持つアーティスト・山野将志の作品を採用した。事業所内にはドッグカフェと屋外ドッグランを備え、障がいの有無に関わらず大人から子ども、犬まで分け隔てなく楽しめる施設となっている。
松本社長は、「働く喜びやお客さんに喜んでもらえるうれしさを広げたいという気持ちが始まり。それを自分たちでできるやり方で提案したいと考えた結果であり、アダルトグッズを手掛けているテンガだから、という特別なものはない」と前置きした上で、「それでもテンガが関わる意義があるとしたら、性の悩みについてだと思う」と話す。「障がいのある人の“性の問題”は、これまでタブー視され、蓋をしてしまっている。性欲は人の根源的な欲求であるにも関わらず、不自由でも仕方がないと思われがちだ。しかし、自分の意思で性的なことを満たせない状態というのは、“目の前に大好きなごはんがあるのに、何日も食べられない”のと同じこと。それを障がいがあるから満たされなくても仕方がないという形にはしたくない。このプロジェクトをはじめ、障がいがある人への支援を広げていきたい」と語った。
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「シュプリーム」がアメリカ人アーティストのネイト・ロウマンとコラボ
「シュプリーム(SUPREME)」は、アメリカ人アーティストのネイト・ロウマン(Nate Lowman)とのコラボコレクションを3月19日に発売する。「シュプリーム」の公式オンラインストアと渋谷や原宿などの旗艦店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱う。
今回のコラボは、ワークベストやニットセーター、フーディー、ショートスリーブシャツ、ダブルニーのワークパンツの5型のアパレルと、ピンバッジの全6型を用意する。アパレルにはロウマンを象徴するアイコニックな銃弾痕を随所にあしらい、ピンバッジも同様のモチーフを採用している。
ロウマンは、1979年アメリカ・ネバダ州ラスベガス生まれ。97年にニューヨークに移住し、ニューヨーク大学に通いながらアートスペースでアルバイトを始めたことをきっかけに、アーティストとしての活動をスタート。早くから銃弾痕がモチーフの作品を制作し、2000年代初頭におけるニューヨークのアートシーンをけん引する若手の1人として活躍した。その後、同じくニューヨークが拠点の「シュプリーム」と親交を深め、07年に一部関係者のためだけに制作したコラボスケートデッキは、「シュプリーム」ファンの間で“最も入手困難なアイテムの1つ”と言われている。また、12年に「シュプリーム」が渋谷店をオープンした際には、銃弾痕仕様のボックスロゴTシャツを発売し、現在もリセール市場で定価の数十倍以上の価格で取り引きされる人気アイテムとなっている。
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