三陽商会が新中計 基幹ブランドの直営出店とセカンドブランドに活路

 三陽商会は、2025年2月期を最終年度とする新中期経営計画を発表した。同期末に売上高625億円(22年2月期は496億円)、営業利益43億円(同10億円の赤字)を目標値に定める。計画は大江伸治社長が就任(20年5月)以後進めてきた人員や店舗整理などの構造改革、仕入れの絞り込みによる収益力改善が前提となる。基幹ブランドに経営資源を集中し、アッパーミドル市場(世帯年収800万〜1500万円)でのシェア拡大を成長のドライブにする。

※三陽商会は2023年2月期から会計基準を変更。百貨店取引における販売手数料を販管費として計上する。記載の数値は新基準を適用し調整したもの。適用前の売上高は386億円

 重点強化するのは「マッキントッシュ フィロソフィー(MACKINTOSH PHILOSOPHY)」「ブルーレーベル/ブラックレーベル クレストブリッジ(BLUE LABEL/BLACK LABEL CRESTBRIDGE)」「エポカ(EPOCA)」といった基幹の百貨店ブランド。それぞれの個性や世界観の発信拠点となる直営店の出店を進め、25年2月期の直営店売上高は22年2月期から2.8倍に増やす。

 これらのブランドからは、価格を抑えた若者向けのセカンドブランドを派生させ、同社のポートフォリオにおいて手薄なファッションビルやSC販路の開拓を進める。すでに21年春夏にはユニセックス商品をそろえる「マッキントッシュ フィロソフィー グレーラベル(MACKINTOSH PHILOSOPHY GRAY LABEL)」をスタートし、新宿ルミネ1に店舗を構えた。今秋冬には「シービー クレストブリッジ(CB CRESTBRIDGE)」を立ち上げ、期中に5店舗を出店する。

 百貨店チャネルの売上高は22年2月期との比較で17%増を見込む。ただし、「出店は高効率な立地に絞る」(大江社長)。OMO(オンラインとオフラインの融合)推進による既存店舗の収益力向上に軸足を置く。「シービー クレストブリッジ」の1号店となるららぽーと横浜店には、NRIデジタルとプレイド(東京都、倉橋健太CEO)との協業で店頭設置カメラなどによる来店客の行動分析システムを試験導入し、他ブランドへの展開も視野に入れる。

 新型コロナの影響長期化により、同社の2022年2月期の業績予想は期初から2度の下方修正を余儀なくされた結果、営業損益は10億円の赤字。バーバリーショック以来6期連続の営業赤字に終わった。消費の二極化傾向が進む中で、特に同社が強みとするボリュームゾーンの婦人服フロアは一層厳しい状況が予想される。だが大江社長の戦略方針は揺るがない。「当社の販売状況をみると、高価格帯のテーラードスーツの売れ行きが上向いており、クオリティーやグレードの高さを求める消費者のニーズは高まっている。ミドルアッパー市場の今後には全く悲観していない」。

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「タグ・ホイヤー」がマイアミ・グランプリに合わせてポップアップ F1チームとの最新コラボモデルも披露

 
 スイスの時計ブランド「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」は5月3〜7日、F1のマイアミ・グランプリ(Miami Grand Prix)に合わせてポップアップイベントを開催する。会場は現代建築やインテリアショップ、アートギャラリーなどが集まるマイアミのデザイン・ディストリクト内にあるジャングル・プラザ(Jungle Plaza)で、最終日にはプライベートなカクテルパーティーを行う予定だ。

 「タグ・ホイヤー」は、2016年からオラクル・レッドブル・レーシング(Oracle Red Bull Racing、当時はレッドブル・レーシング)の公式パートナー兼タイムキーパーを務めており、今回のポップアップもそのパートナーシップによって実現。本物のサーキットを模して作られた会場では、「タグ・ホイヤー」がデザインしたゴーカートによるレース体験などを提供する。トラックの脇にはガソリンスタンドのようなディスプレーを設け、「タグ・ホイヤー」とオラクル・レッドブル・レーシングのコラボによる最新モデルや、ブランドのストーリーなどを展示する。

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「タグ・ホイヤー」がマイアミ・グランプリに合わせてポップアップ F1チームとの最新コラボモデルも披露

 
 スイスの時計ブランド「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」は5月3〜7日、F1のマイアミ・グランプリ(Miami Grand Prix)に合わせてポップアップイベントを開催する。会場は現代建築やインテリアショップ、アートギャラリーなどが集まるマイアミのデザイン・ディストリクト内にあるジャングル・プラザ(Jungle Plaza)で、最終日にはプライベートなカクテルパーティーを行う予定だ。

 「タグ・ホイヤー」は、2016年からオラクル・レッドブル・レーシング(Oracle Red Bull Racing、当時はレッドブル・レーシング)の公式パートナー兼タイムキーパーを務めており、今回のポップアップもそのパートナーシップによって実現。本物のサーキットを模して作られた会場では、「タグ・ホイヤー」がデザインしたゴーカートによるレース体験などを提供する。トラックの脇にはガソリンスタンドのようなディスプレーを設け、「タグ・ホイヤー」とオラクル・レッドブル・レーシングのコラボによる最新モデルや、ブランドのストーリーなどを展示する。

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「無印良品」営業利益2割減 9〜2月期、衣料品の値引き増加で

 「無印良品」を運営する良品計画の2021年9〜22年2月期連結業績は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比19.4%減の188億円だった。衣服・雑貨の販売不振に伴い、主に国内では秋冬商品の在庫が膨らんで値引き販売が増加したため、粗利益率は1.4ポイント悪化した。

 売上高に相当する営業収益は同7.1%増の2444億円だった。期末店舗数は純増38の計1040店舗。日本では食品スーパー隣接店舗を中心に20店舗を出店し、計473店舗になった。ただ、国内で売上高の3割以上を占める衣料・雑貨の既存店売上高が同8.4%減に終わった。純利益も同27.5%減の147億円だった。

 14日にオンラインで会見した堂前宣夫社長は「衣料品ファッション通好みの分かりにくいものになっていた」と振り返り、春夏以降はMDをテコ入れする。

 上期の不振を受けて22年8月期連結業績の予想を下方修正した。修正後は営業収益4800億円(修正前は4700億円)、営業利益380億円(同450億円)、純利益270億円(同320億円)。中国のロックダウンによって上海を中心に現在50店舗前後の休業を強いられており、その影響も加味した。

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噂の「オメガ」×「スウォッチ」や「エルメス」のスカーフ、変化球の“つけ襟”など 「WWDJAPAN」スタッフの偏愛溢れる春のベストバイ

 春らしい爽やかな日が続き、お買い物気分も盛り上がる今日このごろ。「WWDJAPAN」スタッフもたくさん買い物をし、春を満喫しているようです。1年ぶりに復活する「ベストバイ」企画では、スタッフたちの偏愛溢れるコメントと共にお気に入りのアイテムを紹介していきます。

話題の「スウォッチ」コラボをゲット

 イロイロ話題になった「オメガ(OMEGA)」と「スウォッチ(SWATCH)」のコラボ時計をゲットしました!同僚の記事を読み、深夜を含めてわずか12時間のエントリーを察知して、見事に当選。「メンズがピンクの時計もいいんじゃない?」と思っていたので、ヴィーナス(金星)をゲットです。とっても「オメガ」の“スピードマスター”なのに、ポップな「スウォッチ」らしい良いコラボ。限定品ではないので、少しずつ買い集めたい!次は、太陽か冥王星、もしくは地球かな?と思っています。(「WWDJAPAN」編集長 村上要)

展示会で恋した「エルメス」

 「エルメス(HERMES)」“ロザンジュ ミニ”のバンダナ柄は、展示会で同僚に「似合いそう」「着けてそう」と言われ、「本当ですか?」と返したものの、内心はおもいっきりその気になり、絶対に買おうと決めていた乗せられアイテムです。カラバリ豊富な中、迷いに迷ってイエローを選びました。柄は、フランスの画家アルフレッド・ドルー(Alfred Dedreux)が描いたデッサンが原型のピースをシャッフルした、ユーモアたっぷりのバンダナ風。写真では見えませんが、イラストのカウボーイと馬もバンダナを着けていて、とってもかわいいんです。大小サイズの“カレ”も持っていますが、“ロザンジュ ミニ”は遅刻しそうな朝でもぐるんっとラフに巻くだけで形が決まりやすく助かっています。(「WWDJAPAN」副編集長 大塚千践)

合わせるアイテムで表情が変わるドレス

 今年も暑い夏が来るのかな……と思いながら、ふらっと寄ったお店で手に取ったのは「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」のクールなドレス。光沢感のあるブルーのワンピースが重なっているので涼しげな印象はもちろん、スカート部分の生地がサラサラしていて、歩いた時にふわっと広がって軽やかなので、暑い日も快適に過ごせそう。夏はシースルーのトップスを中に着て、秋はオーバーサイズのパーカで着崩してもかわいい。その日の気分でモードにもカジュアルにも仕上がる絶妙な塩梅のデザイン。それでいて洗濯表示が手洗いOKとあったので、買わずにいられませんでした!(ビジネスプランニング部 北島由紀子)

息子もお気に入りの“ディオール スノー”シリーズ

 スキンケアは何を使ったらいいのかいつも悩んでいましたが、「ディオール(DIOR)」の “スノー(SNOW)”シリーズを使ってからは気になっていた毛穴が目立たなくなってきたような……。香りも優しい花の香りなので使いやすく、今年から使い始めてすでに3個目に突入しました!美意識の高い息子(2才)も「ぼくもー!」といって、私の手に残ったクリームをほっぺたにぬりぬりして満足そうにしています(笑)。(デジタルマーケティング部 北郷愛)

無理せず、自分らしくが今のムード

 「ミカゲシン(MIKAGE SHIN)」は、多様な美しさを尊重してくれるブランドです。そんな新しい価値観を持つブランドの服を自分の肌にのせてみたらどう見えるのかしら?という興味で購入したのがこちらのシャツワンピ。クリーンで春らしい印象で、袖を通すと、無理のない素直な自分らしさを引き出してくれる気がします。今度デザイナーさんに会う機会があったら、なぜ球根をモチーフにしたのか聞いてみたいなと思っています。(「WWDJAPAN」編集部 木村和花)

今までにない"着るつけ襟"!?

 「パピエ(PAPIER)」のホルダーブラウスを今年の春に新調。通常のつけ襟とは違い腕を通すタイプなので、私は勝手に"着るつけ襟"と呼んでいます(笑)。私自身、春夏のコーデはどうしてもシンプルになりがちなので、周りと差がつくプラスワンアイテムはないだろうかと探していたところ、こちらの商品に出合いました。360度どこから見てもワクワクする"着るつけ襟"を着て、どこにお出かけしようかと考える日々に、ちょっぴり幸せを感じます。(デジタルマーケティング部 戸松沙紀)

眉が“薄く見える”
アイブロウマスカラをストック買い

 「髪の毛が暗くなったので、眉マスカラも明るく見えるものじゃなくて"薄く見える"新作作りました」と、益若つばささんのツイートが流れてきた週末。本人がプロデュースするアイメイクブランド「ドーリーウインク(DOLLY WINK)」のアイブロウマスカラの新色“ダークグレージュ”のことなのですが、ツイートは数時間前なのに最寄りの取り扱い店ではすでに完売。3軒はしごしてやっと手に入れました。“眉メイクって濃くなりがち”、を払拭してくれるふんわりな仕上がりと“自眉の黒さをやわらげる”カラーバランスが最高で、翌日もう1つストックで購入したくらい気に入っています。毛量を減らさなくても眉を薄くみせることができるんだと実感しました。眉を「薄く」見せるという着眼点の面白さもあいまって、早くも今年のマイベスコス候補入りです。(「WWDJAPAN」編集部 新関瑠里)

“ジョージ“も一目置く!? 
黄色いおじさんになりたくて

 「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」が大きくけん引し、下北沢的古着ブームがそれを底上げするかたちで、米国のアウトドアブランドが活況を呈しています。僕が注目したのは、1938年にオレゴン州ポートランドで創業した「コロンビア(COLUMBIA)」。ブランド定番のフィッシングシャツのイエローを選択しました。日本マターでカラフル&ポップに別注したように見えますが、実はUS企画。このあたりがアメリカ物って、ほんとに奥深いです。しかも、共生地でショーツもあったのでセットアップ購入しました。年甲斐もなく「ポパイ」的ビッグシルエットに憧れて選んだXXLのシャツをショーツに突っ込めば、気分はそう「おさるのジョージ」の“黄色い帽子のおじさん”です(笑)。あ、じゃあ、ハットも買わなくちゃ!(デジタルマーケティング部 三澤和也)

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「ナイキ」がビリー・アイリッシュとコラボ サステナ素材の“エア フォース 1”とアパレル

 「ナイキ(NIKE)」は、歌手のビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)とコラボレーションしたスニーカー“エア フォース 1 ビリー(AIR FORCE 1 BILLIE)”を4月25日に発売する。価格は税込2万900円で、サイズは23〜30cmを用意する。「ナイキ」の公式オンラインストアとナイキラボ MA5(NIKE LAB MA5)、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)、スニーカー専用アプリ「スニーカーズ(SNKRS)」、そのほか一部の店舗で取り扱う。

 スニーカーは、「ナイキ」の名作スニーカー“エア アルファ フォース ロー(AIR ALPHA FORCE LOW)”と“エア トレーナー 3(AIR TRAINER 3)”を着想源にデザイン。インソールには、ビリーの曲「Billie Bossa Nova」の一節である“It's hard to stop it once it starts”の文字を施した。アッパーには80%のリサイクル原料を使用した、やわらかい合皮ヌバックを、ディテールパーツには100%の再生ポリエステルを用いるなど、サステナブルな素材使いも特徴だ。

 また、ビリーのスタイルを連想させるオーナーサイズのパーカ(同1万2100円)とTシャツ(同5170円)、パンツ(同1万3200円)も販売する。いずれもスニーカー同様にマッシュルームカラーで彩った。

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「セイコー アストロン」から新シリーズ“ネクスター” GPSソーラーウオッチ発売10周年を機に

 「セイコー アストロン(SEIKO ASTRON)」は5月13日、新シリーズ“ネクスター(NEXTER)”を発売する。第1弾として、レギュラーモデル6本と2022年限定モデル2本をラインアップする。価格はGPSソーラーモデルが税込28万6000円、ソーラー電波モデルが19万8000円。

 「セイコー アストロン」は、12年に世界で初めてGPSソーラーウオッチを発売した。10周年の今年、ブランド担当者は「未来を切り開く次世代のリーダーに向けて、“ネクスター”を発売する」と話す。

 デザインコンセプトは“SOLIDITY & HARMONIC”(強さと調和)。軽量でさびにくいチタンを用いたケースとブレスレットは一体型フォームとし、22年限定モデルは“グレーサファイア”をテーマカラーとした。

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「セイコー アストロン」から新シリーズ“ネクスター” GPSソーラーウオッチ発売10周年を機に

 「セイコー アストロン(SEIKO ASTRON)」は5月13日、新シリーズ“ネクスター(NEXTER)”を発売する。第1弾として、レギュラーモデル6本と2022年限定モデル2本をラインアップする。価格はGPSソーラーモデルが税込28万6000円、ソーラー電波モデルが19万8000円。

 「セイコー アストロン」は、12年に世界で初めてGPSソーラーウオッチを発売した。10周年の今年、ブランド担当者は「未来を切り開く次世代のリーダーに向けて、“ネクスター”を発売する」と話す。

 デザインコンセプトは“SOLIDITY & HARMONIC”(強さと調和)。軽量でさびにくいチタンを用いたケースとブレスレットは一体型フォームとし、22年限定モデルは“グレーサファイア”をテーマカラーとした。

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ファストリ9〜2月期、欧米ユニクロがけん引 グローバルで積極出店を再開

 ファーストリテイリングの2021年9月〜22年2月期連結業績(国際会計基準)は、売上高に相当する売上収益が前年同期比1.3%増の1兆2189億円、営業利益が同12.7%増の1892億円、純利益が同38.7%増の1468億円となった。国内ユニクロ事業、中国ユニクロ事業、ジーユー事業は引き続き苦戦し減収減益だが、北米や欧州のユニクロ事業は増収増益と好調。守りに徹した上期に対し、下期(3〜8月)は攻めに転じ、「コロナ禍の2年間は出店ペースが落ちていたが、積極的な出店を再開する」(柳井正会長兼社長)という。

 国内ユニクロ、中国ユニクロ、ジーユーの苦戦は、発注の抑制による売れ筋商品の欠品や、中国ではコロナ禍による規制が影響した。ただし、大黒柱である中国が不調でも、海外ユニクロ事業全体としては過去最高業績を達成。欧米事業が育ち、収益の柱が多様化している点に手応えを得ている。中でも北米のユニクロ事業は、1号店出店から17年をへて、22年8月期に初めて黒字化する見込み。「マーケティングを強化して値引き頼りの体質から脱却すると共に、不採算店の早期閉店なども進め、黒字を継続できる事業構造へと変化させてきた。今は成長を加速するステージにある。27年8月期に売上高3000億円、営業利益20%を目指す」と、塚越大介グループ上席執行役員ユニクロ米国CEOは話す。

 出店については、23年8月期にグループ全体で300店の出店(純増数ではなく出店数)を目指すが、「近い将来に400〜500店ペースとしたい」(柳井会長)と意気込む。コロナ禍前は年間で150店純増のペースを続けていたが、20年8月期は41店の純増、21年8月期は103店の純減と、かなりペースが落ちていたことが背景にある。

 下期はグループ全体で68店の純増を見込んでいる。引き続きグレーターチャイナ圏が出店の核だが、東南アジアや欧州にも積極出店。4月21日に、英ロンドンのリージェントストリートにオープンする「ユニクロ(UNIQLO)」と「セオリー(THEORY)」の欧州初の複合店はその象徴だ。2月末時点で57店がある北米は、今後年間30店を出店、5年後に200店体制を目指す。

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ゴリエに令和版ビリーズブートキャンプも登場するオンラインフィットネスを体験!【爆裂!健康美容マニア道】

  1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回は産後のメンテナンスにもおすすめのオンラインフィットネスについて。

 私事だが今年の2月22日、「スーパー猫の日」にわが子が爆誕した。親バカ炸裂、デレデレモード全開の日々。かわいくて大好きすぎてむしろつらいという(なんのこっちゃ)幸せな子育ての一方、家事に仕事にと、とにかく時間に追われている。朝起きて顔も洗えずに気付けば夕方、テッカテカの自分を鏡で見て「Who are you?」と尋ねることもしばしば。とはいえ、産後のメンテナンスも始めないとこのゆるゆるボディーが固定されてしまうという焦りが(汗)。そんなてんやわんやなときでも、サクッと家でできるトレーニングをかなえてくれるのが、オンラインフィットネス。オンラインでいつでもどこでも、自分の好きなタイミング、好きなメニューでエクササイズ。しかも一世を風靡したあのプログラムまで受けられるという、個人的にとても注目しているサービスがある。それでは早速ご紹介しよう。

プログラム700種類以上の豊富さ

 国内最大級・オンラインフィットネスの動画配信サービスのリーンボディ(LEAN BODY)。ヨガやピラティスをはじめとしたプログラムが700種類以上もあり、数分から1時間のものまで幅広くメニューがそろっているのが魅力だ。動画のクオリティーが高く、音楽ゲームのように画面に流れてくるアイコンに合わせてトレーニングできるものもあって、遊びながらレッスンを受けることも可能なのだ。何より驚くのが、ゴリエのぺこりエクササイズから、ある時期みんな入隊していたあのビリーズブートキャンプの令和版まで独占配信されていること。私の年代には特にグッとくるメニューに大興奮よ。こうしたオンラインフィットネスはほかにも前々からあったものの、こんなにユニークなメニューを豊富に体験できるのがリーンボディの特徴。ゴリエのプログラムは思わず笑ってしまうほど面白くて、エクササイズだと忘れてしまうほど。“先生”というよりも同じ目線でトレーニングできるゴリエが最高すぎて、終始爆笑。プラスアルファで腹筋も鍛えられるわ。特訓といえども、やっぱり楽しまなくちゃね!

フィットネス診断で私に最適なプログラムを

 子供が寝ている間などのちょっとした隙間時間にエクササイズ。さて、何からやろう、ん、ちょっと待てよ。700種類以上もプログラムがあると、逆に何をやっていいか迷いまくるのですが……!と、心配になったあなた。ご安心あれ。リーンボディには“フィットネス診断”なるものがあり、いくつかの質問に答えるだけで今の自分に最適なプログラムをリコメンドしてくれるのだ(なにこれ超絶便利!)。自分で選びたいときでも、初級・中級・上級、体のどこにアプローチするのか、時間など目安となる項目が表示されているので、目的がはっきりしているときにはチョイスしやすいのもありがたい。

産後ケアから本格トレーニングまで

 私のように産後ケアしたい人から、ムキムキにトレーニングしたい人まで幅広い要望に応えてくれる、リーンボディのバラエティー豊かなプログラム。何事も継続が大事とはいえ、こうしたエクササイズは三日坊主になりがちなのが正直なところ。が!新しいプログラムが随時更新されているので、ずっと飽きずに続けられそうだ。環境や状況、気分に合わせて“今の私”にフィットするトレーニングを、好きなタイミングでいつでもどこでも。さて、引き続き、ゴリエと共に頑張るぞ、ぺこり♡

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三陽商会22年2月期は10億円の営業赤字

 三陽商会2022年2月期連結業績は、営業損益が10億円の赤字(前期は89億円の赤字)だった。バーバリーショック以来6期ぶりの営業黒字を目指した(期初計画は営業黒字1億円)が、新型コロナの影響長期化で主力の百貨店販売が苦戦し、達成はならなかった。純損益は6億円の黒字(前期は49億円の赤字)。これは企業年金制度の改定に伴い、特別利益を12億円計上したことなどによるもの。

 売上高は前期比1.9%増の386億円で、期初計画440億円には届かなかった。新型コロナ新規感染のペースが緩まった9〜12月期以外は販売苦戦が響いた。値引き販売の抑制により、売上総利益率は前年から9.7ポイント改善し48.0%とした。

 販管費率は前年(61.8%)から11.1ポイント削減し50.7%。人員適正化、不採算店舗撤退などの構造改革を進め、販管費は2年間(20年2月〜22年2月)で削減目標40億円の2倍以上となる108億円を削減した。

 23年2月期連結業績は売上高560億円、営業利益12億円、純利益9億円を予想する。なお同社は当期から会計基準を変更し、百貨店取引における販売手数料を販管費として計上する。そのため売上高の前期との比較は行わない。

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「ディプティック」から“アーティストパレット”登場 彩り豊かなホームアイテム

 パリのフレグランスメゾン「ディプティック(DIPTYQUE)」は4月15日、ホームアイテムを展開するデコレーションコレクションから“アーティストパレット”を発売する。公式オンラインストア、表参道店限定で取り扱う。

 新コレクションには、プレート、グラス、フラワーベース、キャンドルホルダー、トレーなどのバリエーション豊かなインテリア雑貨をラインアップ。アイコニックなバジルやオーバル、幾何学模様、植物が絡み合うデザイン、ドミノなどのモチーフを取り入れた“ディナープレート カラーオーバル”(税込1万3530円)、“デザートプレート カラーオーバル”(税込1万1770円)、“コースター カラーオーバル”(税込5940円)、“トレイ カラーオーバル L”(税込1万6830円)などの彩り豊かなテーブルアイテムをそろえる。

 限定品のムラーノガラス製の“フラワーベース ムラーノ ブルー&グリーン&アイボリー ”(税込5万2360円) や“キャンドルホルダー ムラーノ グリーン&アンバー&アイボリー”(税込3万3660円)にはカラフルな点描のデザインを取り入れ、ガラスと色を何層にも重ねる技術を用いた。

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「RMK」2022年サマーコレクションは“スモーキー”がキーワード ネイル刷新で全20色ラインアップ

 「RMK」は4月15日、スモーキーカラーが主役の2022年サマーコレクション“ミューティドグロー(muted glow)”を発売する。リキッド仕様のアイシャドウ、アイライナー、チークと、フェイスパウダーの全4アイテムをそろえる。

 リキッドアイシャドウ“リクイドアイズ”(全5色、各税込3850円)は、スモーキーなローズやカーキ、ベージュなどのカラーバリエーションを用意。サイズの異なる微細なパールをブレンドし、濡れたような質感が特徴だ。定番のリキッドアイライナー“インジーニアス リクイドアイライナー EX”には、新2色が仲間入り(各税込3080円)。ともにダークカラーでくすんだ光の鮮やかさを演出する。リキッドチーク“ミューティドグロー リクイドチークス”(限定2色、各税込3850円※数量限定発売)は、自然なコーラルと日焼けしたような血色感を楽しめる。定番の“シルクフィット フェイスパウダー”(税込5500円※数量限定発売)からは、繊細なパールを配合し、内側から輝くようなみずみずしい夏肌に仕上がる限定色が登場する。

 同日、ネイルをリニューアル発売する。塗りやすさに配慮し、速乾性が高く、スジやムラになりくい仕上がりを実現。トリートメント成分を配合し、ネイルケア効果を期待できる。日常にある景色からインスパイアされた全20色をラインアップ。自然な血色を与えてコントロールカラー効果を発揮するクリアベースコートや仕上がりを美しくキープするクリアトップコートもそろえる。価格は各税込2200円。

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デンマーク発「フリッツ・ハンセン」が創業150周年 東京・九段ハウスで特別展を開催

 デンマーク発インテリア「フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)」は今年、創業150周年を迎えた。それを記念し4月16〜29日、東京・九段ハウスで「フリッツ・ハンセン 150 th―タイムレスデザインの証 」展を開催する。

 同展では、「フリッツ・ハンセン」の歴史を紹介するほか、デンマークデザインの父と呼ばれるアルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)が建築からインテリア、プロダクトデザインまで手掛けたコペンハーゲンの「SASロイヤルホテル」606号室のオマージュや名作家具のアニバーサリーモデル、現在の同ブランドのインテリアなどを展示し、ブランドの世界観が体感できる空間になっている。

 「フリッツ・ハンセン」は、ヤコブセンをはじめ、ポール・ケアホルム(Paul Kjaerholm)、ハンスJ.ウェグナー(Hans J. Wegner)などデンマークの巨匠たちと共に、北欧デザインの輪郭をつくり、名作家具を生み出してきた。“セブン”や“スワン” “エッグ”などの椅子やラウンジチェアは誰もが見たことがあるはずだ。

 現在では、デンマーク人デザイナーのセシリエ・マンツ(Cecilie Manz)やキャスパー・サルト(Kasper Salto)、スペイン人のアーティスト兼デザイナーのハイメ・アジョン(Jaime Hayon)たちと共に、ブランドのDNAに基づき新しい息吹を吹き込んだインテリアを提案し続けている。
九段ハウスは昭和2年に竣工した建造物で、太平洋戦争の戦火を逃れた趣のある洋館だ。歴史ある日本の建築物と北欧名作家具の共演は必見だ。入場無料。展覧会特設サイトで要予約。

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サマンサが社長交代、新社長はスギ薬局元社長の米田氏を内定 6期連続の赤字で

 バッグ大手のサマンサタバサリミテッドは新社長に、スギホールディングスとエステーの社長を務めた米田幸正氏を内定した。5月26日の株主総会後に正式に就任する。サマンサは2019年12月からアニエスベージャパンのトップなどを歴任した門田(もんでん)剛社長の下、親会社のコナカ主導で経営再建を進めてきたが、2022年2月期も純利益が6期連続の赤字に沈むなど苦戦が続いていた。複数の大手企業でトップを務めた経験豊富な米田氏の下で再建に取り組む。

 米田氏は1950年10月22日生まれ。伊藤忠商事を経て、2007年にピジョン常務取締役、09年にスギホールディングスとスギ薬局の社長、12年にエステー社長を務め、21年5月からはサマンサの非常勤取締役に就任していた。

 5月26日付で門田社長のほか、永井利博取締役管理統括本部長と小嶋裕之取締役も退任予定(小嶋氏は子会社バーンデストローズジャパンリミテッドの社長は続投)で、常勤の取締役は米田新社長と世永亜美氏の2人体制になる。

 サマンサタバサリミテッドの22年2月期決算は、売上高が前期比12.3%増の253億円と5期連続の減収に歯止めをかけたものの、営業損益が27億円の赤字(前期は35億の赤字)、経常損益が24億円の赤字(同35億円の赤字)、純損益が41億円の赤字(同100億円の赤字)だった。2月末時点の自己資本比率は10.8%に落ち込んでいる。23年2月期は売上高が307億円、営業利益3億6000万円、経常利益3億6100万円、純利益1億円と黒字化を計画している。

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サマンサが社長交代、新社長はスギ薬局元社長の米田氏を内定 6期連続の赤字で

 バッグ大手のサマンサタバサリミテッドは新社長に、スギホールディングスとエステーの社長を務めた米田幸正氏を内定した。5月26日の株主総会後に正式に就任する。サマンサは2019年12月からアニエスベージャパンのトップなどを歴任した門田(もんでん)剛社長の下、親会社のコナカ主導で経営再建を進めてきたが、2022年2月期も純利益が6期連続の赤字に沈むなど苦戦が続いていた。複数の大手企業でトップを務めた経験豊富な米田氏の下で再建に取り組む。

 米田氏は1950年10月22日生まれ。伊藤忠商事を経て、2007年にピジョン常務取締役、09年にスギホールディングスとスギ薬局の社長、12年にエステー社長を務め、21年5月からはサマンサの非常勤取締役に就任していた。

 5月26日付で門田社長のほか、永井利博取締役管理統括本部長と小嶋裕之取締役も退任予定(小嶋氏は子会社バーンデストローズジャパンリミテッドの社長は続投)で、常勤の取締役は米田新社長と世永亜美氏の2人体制になる。

 サマンサタバサリミテッドの22年2月期決算は、売上高が前期比12.3%増の253億円と5期連続の減収に歯止めをかけたものの、営業損益が27億円の赤字(前期は35億の赤字)、経常損益が24億円の赤字(同35億円の赤字)、純損益が41億円の赤字(同100億円の赤字)だった。2月末時点の自己資本比率は10.8%に落ち込んでいる。23年2月期は売上高が307億円、営業利益3億6000万円、経常利益3億6100万円、純利益1億円と黒字化を計画している。

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気候危機の対応急務 IPCCの最新報告書がサステナブルファッションに意味すること

 国連の気候変動に関する政府間パネル(INTERGOVERNMENTAL PANEL ON CLIMATE CHANGE、以下IPCC)はこのほど、気候危機に関する最新の報告書を発表した。ジム・スキー(Jim Skea)=IPCC第3作業部会共同議長は、「社会全体での迅速かつ大幅な温室効果ガス排出量の削減なしには、地球の平均気温の上昇を1.5度以内に抑えることは不可能である」と危機感を強めた。

 報告書では、各国が定めた2030年までの温室効果ガス削減目標では21世紀中に温暖化が1.5度を超える可能性が高いとし、再生可能エネルギーの普及や化石燃料依存からの脱却など対策の強化を呼びかけた。

 報告書によると、10年以来再生可能エネルギーの価格は下がっているが、化石燃料に依存している現状は変わらず、移行コストを高めている。ウォーリック・ビジネス・スクールでエネルギー分野を専門とするマイケル・ブラッドショー(Michael Bradshaw)教授は、「ロシアのウクライナ侵攻以前から、世界は新型コロナウイルスによる経済的打撃から回復するにつれ、エネルギー価格の危機に直面していた。その結果、原油や天然ガスの価格が高騰し、イギリスやヨーロッパ全域の多くの消費者の生活に支障が出ている。化石燃料からできるだけ早く脱却し脱炭素化を加速して、より持続可能で安価なエネルギーシステムを構築しなければならない。それ自体も、将来的なエネルギー安全保障の課題となるだろう」とコメントした。

 引き続き、世界全体の温室効果ガス排出量は地域ごとに大きな差があり、富裕層ほど温暖化の加速に加担している。経済的に余裕のある上位10%の世帯が世界全体の温室効果ガス排出量の36〜45%を占め、下位50%の貧困世帯の排出量は約15%にすぎないことがわかった。

 また、藻類や菌糸体の発酵技術なども進んでおり、こうした植物由来のテキスタイルへの置き換えは削減効果があると同報告書は見込む。ファッション業界では次世代素材分野への関心が高まっており、マテリアル・イノベーション・イニシアチブ(Material Innovation Initiative)によると、投資額は187の投資家と95の企業で9億8000万ドル(約1225億円)に達した。これは、20年の4億2600万ドル(約532億円)の2倍の数字。同団体は、世界の次世代素材の卸売市場は26年までにおよそ22億ドル(約2751億円)になると試算する。

 ケリング(KERING)やP&Gがすでに実践しているような炭素排出を抑え、植林などの森林保護の活動も不可欠だ。しかし、年間5〜6ギガトンのCO2を吸収するためには、2050年までに4000億ドル(約50兆円)のコストがかかると言われている(IPCCの8月の報告書では、気温上昇を1.5℃に抑えることを前提に、世界が排出できる量は年間500ギガトンとしている)。

 各国は、気候変動対策のため20年までに年間1000億ドル(約12兆円)を動員するというパリ協定の目標に達しておらず、貧困国は毎年必要とされる投資資金を調達できていない状況がこの10年続いている。ESGに注目が集まる一方で、世界は気候変動の緩和のために現在の3倍から6倍の投資が必要となる。資金の拡大やイノベーション、団体の新設など、さまざまな努力が行われているが、さらに取り組みを加速させる必要がある。

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気候危機の対応急務 IPCCの最新報告書がサステナブルファッションに意味すること

 国連の気候変動に関する政府間パネル(INTERGOVERNMENTAL PANEL ON CLIMATE CHANGE、以下IPCC)はこのほど、気候危機に関する最新の報告書を発表した。ジム・スキー(Jim Skea)=IPCC第3作業部会共同議長は、「社会全体での迅速かつ大幅な温室効果ガス排出量の削減なしには、地球の平均気温の上昇を1.5度以内に抑えることは不可能である」と危機感を強めた。

 報告書では、各国が定めた2030年までの温室効果ガス削減目標では21世紀中に温暖化が1.5度を超える可能性が高いとし、再生可能エネルギーの普及や化石燃料依存からの脱却など対策の強化を呼びかけた。

 報告書によると、10年以来再生可能エネルギーの価格は下がっているが、化石燃料に依存している現状は変わらず、移行コストを高めている。ウォーリック・ビジネス・スクールでエネルギー分野を専門とするマイケル・ブラッドショー(Michael Bradshaw)教授は、「ロシアのウクライナ侵攻以前から、世界は新型コロナウイルスによる経済的打撃から回復するにつれ、エネルギー価格の危機に直面していた。その結果、原油や天然ガスの価格が高騰し、イギリスやヨーロッパ全域の多くの消費者の生活に支障が出ている。化石燃料からできるだけ早く脱却し脱炭素化を加速して、より持続可能で安価なエネルギーシステムを構築しなければならない。それ自体も、将来的なエネルギー安全保障の課題となるだろう」とコメントした。

 引き続き、世界全体の温室効果ガス排出量は地域ごとに大きな差があり、富裕層ほど温暖化の加速に加担している。経済的に余裕のある上位10%の世帯が世界全体の温室効果ガス排出量の36〜45%を占め、下位50%の貧困世帯の排出量は約15%にすぎないことがわかった。

 また、藻類や菌糸体の発酵技術なども進んでおり、こうした植物由来のテキスタイルへの置き換えは削減効果があると同報告書は見込む。ファッション業界では次世代素材分野への関心が高まっており、マテリアル・イノベーション・イニシアチブ(Material Innovation Initiative)によると、投資額は187の投資家と95の企業で9億8000万ドル(約1225億円)に達した。これは、20年の4億2600万ドル(約532億円)の2倍の数字。同団体は、世界の次世代素材の卸売市場は26年までにおよそ22億ドル(約2751億円)になると試算する。

 ケリング(KERING)やP&Gがすでに実践しているような炭素排出を抑え、植林などの森林保護の活動も不可欠だ。しかし、年間5〜6ギガトンのCO2を吸収するためには、2050年までに4000億ドル(約50兆円)のコストがかかると言われている(IPCCの8月の報告書では、気温上昇を1.5℃に抑えることを前提に、世界が排出できる量は年間500ギガトンとしている)。

 各国は、気候変動対策のため20年までに年間1000億ドル(約12兆円)を動員するというパリ協定の目標に達しておらず、貧困国は毎年必要とされる投資資金を調達できていない状況がこの10年続いている。ESGに注目が集まる一方で、世界は気候変動の緩和のために現在の3倍から6倍の投資が必要となる。資金の拡大やイノベーション、団体の新設など、さまざまな努力が行われているが、さらに取り組みを加速させる必要がある。

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「ロクシタン」が豪クリーンビューティブランドを買収

 ロクシタン グループ(L'OCCITANE GROUP 以下、ロクシタン)はこのほど、オーストラリアのスキンケアブランド「グロウン アルケミスト(GROWN ALCHEMIST)」を買収した。買収額は非公開だが、業界筋によると5000万オーストラリアドル(約46億5000万円)を超えるという。

 オーストラリア・メルボルン発の「グロウン アルケミスト」はジェレミー(Jeremy)とケストン・ムイス(Keston Muijs)兄弟が2008年に創業。100%ナチュラルでビーガン、クルエルティーフリーな処方のスキンケアやインナーケア、ヘアケア、ボディーケアアイテムを手掛ける。ミニマルでジェンダーニュートラルなパッケージを特徴とし、ヘルスコンシャスな美容好きの間で人気が広まった。世界30カ国以上で展開し、研究施設をロンドンやパリ、スイス、スペイン、オーストラリアに構える。また、年平均成長率は30%と順調に事業規模を拡大している。ベストセラーはトリペプチド入りのリップトリートメントやオリーブの葉エキスを配合したクレンジングクリーム、シカ入りのアイクリームなど。

 ロクシタンは19年1月にイギリス発のスパブランド「エレミス(ELEMIS)」を約9億ドル(約1116億円)で、21年11月にはブラジル発のボディーケアブランド「ソル デ ジャネイロ(SOL DE JANEIRO)」を買収した。そのほか現在グループ傘下に「ロクシタン(L'OCCITANE)」、ブラジル発の「ロクシタン オー ブラジル(L'OCCITANE AU BRESIL)」、オーガニックブランド「メルヴィータ(MELVITA)」、Kビューティブランド「エルボリアン(ERBORIAN)」、米発メイクアップブランド「ライムライフ バイ アルコーン(LIMELIFE BY ALCONE)」、自社スタートアップ「デュオラボ(DUOLAB)」を抱える。

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TSI営業利益が過去最高 22年2月期、ゴルフ「パーリーゲイツ」が貢献

 TSIホールディングスの2022年2月期連結業績は、営業利益が44億円(前期は118億円の赤字)だった。11年の会社設立後の最高益を達成した。仕入れコントロールの徹底と販管費の削減によって、当初計画に比べても大幅な増益になった。「パーリーゲイツ」をはじめとしたゴルフ事業・アスレジャー事業が41億円の営業利益を稼ぎ、婦人服やセレクトショップ事業の損失をカバーした。

 売上高は前期比4.7%増の1403億円だった。不採算事業の整理の影響もあってコロナ前の20年2月期に比べると300億円近い減収だが、値引きの抑制効果もあって、粗利益率は大きく改善した。売上高・利益ともにけん引するのはゴルフ事業で、基幹ブランドでほぼセールも行わない「パーリーゲイツ」の売上高は同48.4%増の150億円に跳ね上がった。ストリート事業の「ハフ」の売上高も同61.1%増の71億円に成長している。

 販路別ではEC(ネット通販)売上高が同2.1%減の429億円だった。店舗休業によってECが急成長した前期の反動で減収になったが、値引き抑制によって増益になった。

 構造改革には一応のメドをつけたため、今期(23年2月期)は「積極的にトップライン(売り上げ)を取りにいく」(下地毅社長)とし、売上高で前期比12.1%増の1573億円、営業利益で同66.2%減の15億円、純利益で同46.7%減の15億円を予想する。22年3月期に受給していた雇用調整助成金がなくなることと、本社移転などの一過性の費用、円安による仕入れの高騰を見込まれるため、大幅な減益になる。

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「ジョージ ジェンセン」×スティーヌ・ゴヤ シルバーをエナメルで彩った“デイジー”コレクションを発売

 デンマークのシルバーブランド「ジョージ ジェンセン(GEORG JENSEN)」は5月末、同じくデンマークのファッションデザイナーであるスティーヌ・ゴヤ(STINE GOYA)と協業して、「ジョージ ジェンセン」の代表的コレクションである“デイジー”の新作を発売する。両者のコラボレーションは初めて。価格はペンダントが税込2万2000円、ブレスレットが2万2000円〜、ピアスが2万5300円〜など。

 “デイジー”コレクションは、デンマークの国花であるデイジーに着想を得たもの。1940年、デンマーク女王のマルグレーテ2世の誕生を祝してブローチを製作したことを機にスタートした。

 コラボレーションに際して両者は、「エレガントで洗練されたスタイルに仕上げるため、花びらの縁に丸みを付け、花びら同士が重ならないよう、わずかに隙間を作るなどディテールにも配慮した」と話す。主たる素材はオリジナルの“デイジー”コレクション同様にスターリングシルバーで、そこに色鮮やかなプリント使いで知られるスティーヌ・ゴヤらしく、パステルグリーン、ブルー、ピンクの優しい色彩のエナメルを手作業で施した。

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高島屋立川店の営業終了 百貨店の「生存条件」とは何か

 高島屋は、立川高島屋S.C.(東京都立川市)の百貨店区画「高島屋立川店」の営業を2023年1月末で終了する。同店は18年の大規模改装で百貨店区画を10フロア中の3フロアに縮小しており、すでに館の主役をニトリ、ユザワヤ、ジュンク堂書店といった専門店区画に明け渡していた。3割の区画を残し、かろうじて百貨店としての面目を保ってきたわけだが、消費市場の激変でそれすら難しくなった。

 11日に行われた高島屋の22年2月期決算説明会(電話会議)。同社の村田善郎社長と並んで登壇した東神開発の倉本真祐社長は、立川高島屋S.C.について「高島屋の所有物件であり、それにふさわしい稼ぎを出さなければいけない」と話した。

 立川高島屋S.C.の百貨店区画は、地下1階の食品、1階の特選ブティック・化粧品・婦人雑貨、3階の婦人服の3フロアのみだ。他の7フロアは51店舗が入居する専門店区画であり、家賃で稼ぐ不動産事業である。運営主体も高島屋本体ではなく、グループ会社でショッピングセンター運営を担う東神開発だった。約1万1000平方メートルの百貨店区画の売上高は、80億円(22年2月期)にすぎない。隣接する伊勢丹立川店の323億円(22年3月期見通し)にだいぶ差をつけられている。コロナによる販売不振が続く中、「(立川に)伊勢丹以外の百貨店が必要なのか」(倉本社長)という根本的な問いを突きつけられたという。

 大都市をのぞき「地域二番店は成立しない」というのが近年の百貨店業界の常識だ。そのエリアで最も売上高を稼ぐ「地域一番店」に人気ブランドが集中し、二番店には回ってこない。ブランド側も一番店にエース級の販売員を送り込む。かつては共存できたが、百貨店マーケット自体の縮小が進んだため、二番店が分け前にあずかれる状況ではなくなっていた。

 百貨店を核にしながら、併設する専門店で新しい客層も呼び込む――。高島屋は百貨店と専門店のハイブリッド運営で定評があった。古典的成功事例である玉川高島屋S・Cをはじめ、タカシマヤタイムズスクエア(新宿)、日本橋高島屋S.C.、柏高島屋ステーションモールなどで実績を築いてきた。だが、いずれも「強い百貨店」という核があればこそのハイブリッド運営だった。

 百貨店区画を3割だけ残して効率化するという立川高島屋S.C.の4年前の目論見は、結果を見れば失敗に終わった。確かに販管費は削減された。しかし縮小された百貨店区画は、ブランドや品ぞろえの魅力に乏しく、集客力が落ちてしまった。縮小均衡の罠である。平時ならもう少し延命できたかもしれない。コロナ下の商環境では館全体の競争力の低下を招きかねず、見直しが待ったなしになった。

百貨店の衣料品売上高は20年間で3分の1

 百貨店の収益の屋台骨は、利幅の大きいファッション部門である。ここの落ち込みの激しさも同社にとっては誤算だろう。立川高島屋S.C.は百貨店区画として3階に婦人服フロアを設けていた。同フロアの具体的な数字の推移は不明だが、衣料品がコロナ下で大打撃を受けたことは間違いない。

 日本百貨店協会によると、百貨店における衣料品の売上高は2000年で3兆5476億円だったのに対し19年には1兆6833億円に減った。さらにコロナ後の直近の21年には1兆1664億円になった。00年比で3分の1である。コロナ前から直近にかけてオンワードホールディングス、ワールド、三陽商会といった大手アパレルが数百単位で売り場を削減し、一時代を築いたレナウンは倒産した。百貨店では婦人服や紳士服の売り場を埋められず、苦肉の策としてポップアップなどの催事スペースに充てる光景が全国で見られるようになった。

富裕層の地盤がないと生き残れない

 欧州や米国を見渡しても大衆型の百貨店は淘汰されており、高所得の顧客に特化した百貨店に収斂される傾向にある。百貨店最大手の三越伊勢丹ホールディングスや、大丸松坂屋百貨店を傘下に持つJ.フロント リテイリングは、富裕層を対象にした外商サービスの強化、ラグジュアリーブランドや時計・宝飾品など高額品の品ぞろえ拡充を事業戦略の柱に据える。数として少ないとはいえ、百貨店に対して年間数百万円を使うような富裕層は増えている。ショッピングセンターやEC(ネット通販)と競合しない富裕層を呼び込むことが、百貨店の現実的な生き残り策になっている。ただし、富裕層の強固な基盤を持てるのは大都市の大型百貨店にほぼ限られる。

 立川高島屋S.C.は百貨店区画に「ルイ・ヴィトン」「グッチ」をそろえるものの、館全体としてみれば、富裕層を満足させるプレステージ性も、幅広い層にアピールする大衆性も中途半端になっていた。

 立川は商圏としては肥沃なエリアといえる。周辺の昭島市や国立市などを含めて子育て世代の若いファミリー層が多い。実際、立川駅周辺の立川ルミネ、グランデュオ立川、少し離れた再開発エリアにはららぽーと立川立飛(15年開業)、イケア立川店(14年開店)が営業し、大勢の若者や家族連れで連日にぎわっている。

 立川高島屋S.C.は、23年秋の専門店化によるリニューアルで若い世代を呼び込めるか。人気テナントを集めるのはもちろん、館としての独自性を高めることも不可欠になる。

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アダストリア新中計、26年2月期に売上高2800億円へ 自社ECを他社にも開放、M&A積極化

 アダストリアは2026年2月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。「グッドコミュニティーの共創」を掲げ、26年2月期の連結売上高2800億円(22年2月期は2015億円)、EC売上高800億円(同574億円)、営業利益率8%を目指す。引き続き、①国内市場でのマルチブランド戦略、②デジタルでの顧客接点拡大、③海外事業、④食を中心とした新規事業の4軸を成長戦略とする。

 具体的に、①では既存ブランドをステージや求められる役割に合わせてグループ分けし、ポートフォリオ全体で成長を目指す。独自戦略で500億円規模を目指す現状200億〜300億円前後の大規模ブランド群と、新セグメントや新カテゴリー開拓を狙う成長型ブランド群、ブランド力を上げて収益性を高める高収益ブランド群の3つに分類し、人口減で縮小する国内市場を深耕する。OMO型ストアの「ドットエスティストア」で積極出店を進めるほか、次なる芽として育成中の22のブランド内ブランドの中からも、独立ブランド化や出店を考える。

 ②のデジタル戦略では、中計の4年間のうち前半2年で客数アップ、後半2年で購買回数アップを目指す。現在、自社EC会員数は1360万人。引き続きテレビCMで新規客の取り込みを図るほか、自社ECを他社にも開放してオープン化することでカテゴリーを広げ、顧客接点拡大を目指す。既に1月から、サンマルクホールディングスの「サンマルクカフェ」「鎌倉パスタ」の食品がアダストリアの自社ECで買えるようになっている。他社は出店の形を取り、アダストリアは在庫を持たない。物流の仕組みなどは、各相手先と検討する。海外ECも成長が見込める分野として期待。中国本土はTモールを軸にし、台湾、香港、東南アジアでは自社ECを構築していく。

 ③では、中国市場が投資フェーズにある中でも、22年2月期に海外事業全体として黒字転換したことに手応えを得ている。中国市場は、上海で「ニコアンド」を現在5店運営している。ドミナント戦略を進めることで、ブランディングと収益の両面で成果を出しているという。中国事業は中期的に売上高200億円を目指して投資を続け、23年2月期中には成都にも出店予定。また、フィリピンやタイでも「ニコアンド」の出店準備を進める。米国は、現地ブランドのM&Aで事業拡大を目指す。26年2月期の海外事業売上高目標は最低でも400億円という。

 ④の新規事業では、2月にハワイアンカフェ「アロハテーブル(ALOHA TABLE)」などを運営するゼットンを連結子会社化し、社内で育成が遅れていた飲食事業を強化する。ゼットンは23年2月期に黒字化させ、26年2月期に売上高100億円、営業利益4億5000万円というコロナ禍前の水準まで回復させる。飲食事業以外でも、長期的な成長のために積極的なM&Aを行なっていく。その一環として、子ども服のEC専業ブランドを手掛けるオープンアンドナチュラルを子会社BUZZWITで子会社化し、22年5月から連結に加える。

 新中計や13日に発表した22年2月期決算内容が好感され、株価は大幅上昇、14日は一時東証プライム市場の値上がり率ランキング1位となった。

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ユナイテッドアローズがウクライナ人道支援のための募金を開始

 ユナイテッドアローズは4月13日、同社ECサイトのポイント募金制度を通じてウクライナの避難民に対する緊急支援を実施すると発表した。

 ポイント募金とは、ECサイトでの商品購入時に価格に応じて付与するポイントを、非営利団体などに寄付するプログラム。9月30日までの期間に集まった募金は、国連UNHCR協会を通して、ウクライナの避難民を対象に実施する緊急支援活動に寄付する。また、同社ウェブサイトでは国連UNHCR協会の「ウクライナ緊急事態」募金受付サイトのURLを掲示し、募金を呼びかける。

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ニューバランスの新プロジェクトから“2002R”と“550”が発売 米デザイナーとの共作

 ニューバランス(NEW BALANCE)は、アメリカ・シカゴを拠点に活動するデザイナーのジョー・フレッシュグッズ(Joe Freshgoods)がクリエイティブ・ディレクターを務める新プロジェクト“コンバセーションズ アモングスト アス(CONVERSATIONS AMONGST US以下、CAU)”のファーストコレクションを4月15日に発売する。ニューバランス原宿と公式オンラインストアで取り扱う。

 今回のコレクションは、2型のスニーカーと6型のアパレルをそろえる。ニューバランス本社の黒人スタッフで構成するプロダクトチーム“ザ・ブラック・ソールズ(THE BLACK SOLES)”のアソシエイト・プロダクトマネージャー兼デザイナーであるジョーダン・ジョンソン(Jordan Johnson)とケビン・トロットマン(Kevin Trotman)の2人が、フレッシュグッズと共にデザインした。スニーカーは、それぞれ“2002R”と“550”をベースモデルに採用し、プロジェクト名である“CAU(私たちの間の会話)”のテキストを“2002R”のヒールとインソールに、“550”のシュータンとインソールにあしらっている。アパレルはフーディーとスエット、パンツ、3型のTシャツをラインアップし、どれも“CAU”のテキストや2人の人物が対話するグラフィックを配している。

 “コンバセーションズ アモングスト アス”は、毎年2月に北米地域を中心にアフリカ系アメリカ人の偉人たちやルーツを回想する年間行事“黒人歴史月間(Black History Month)”に紐づき、全てのブラックストーリーの力を称えるために2022年からスタートした。年間を通してブラックコミュニティーに敬意を表しながら、あらゆる人種間での新たな対話を促進することを目指している。

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ニューバランスの新プロジェクトから“2002R”と“550”が発売 米デザイナーとの共作

 ニューバランス(NEW BALANCE)は、アメリカ・シカゴを拠点に活動するデザイナーのジョー・フレッシュグッズ(Joe Freshgoods)がクリエイティブ・ディレクターを務める新プロジェクト“コンバセーションズ アモングスト アス(CONVERSATIONS AMONGST US以下、CAU)”のファーストコレクションを4月15日に発売する。ニューバランス原宿と公式オンラインストアで取り扱う。

 今回のコレクションは、2型のスニーカーと6型のアパレルをそろえる。ニューバランス本社の黒人スタッフで構成するプロダクトチーム“ザ・ブラック・ソールズ(THE BLACK SOLES)”のアソシエイト・プロダクトマネージャー兼デザイナーであるジョーダン・ジョンソン(Jordan Johnson)とケビン・トロットマン(Kevin Trotman)の2人が、フレッシュグッズと共にデザインした。スニーカーは、それぞれ“2002R”と“550”をベースモデルに採用し、プロジェクト名である“CAU(私たちの間の会話)”のテキストを“2002R”のヒールとインソールに、“550”のシュータンとインソールにあしらっている。アパレルはフーディーとスエット、パンツ、3型のTシャツをラインアップし、どれも“CAU”のテキストや2人の人物が対話するグラフィックを配している。

 “コンバセーションズ アモングスト アス”は、毎年2月に北米地域を中心にアフリカ系アメリカ人の偉人たちやルーツを回想する年間行事“黒人歴史月間(Black History Month)”に紐づき、全てのブラックストーリーの力を称えるために2022年からスタートした。年間を通してブラックコミュニティーに敬意を表しながら、あらゆる人種間での新たな対話を促進することを目指している。

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「エチュード」からシカ成分配合の日焼け止め 韓国の人気美容系ユーチューバーとコラボ

 アモーレパシフィックジャパンが展開するコスメブランド「エチュード(ETUDE)」は4月29日、SNS登録者数90万人を誇る韓国の人気美容系ユーチューバー「ディレクターパイ(Director pi)」とコラボレートしたシカ成分配合の日焼け止めクリーム“スンジョン ディレクターズ UV”(全2種、税込各2750円)を発売する。

 紫外線を肌表面から反射・散乱し、UVカットするノンナノ処方の“スンジョン ディレクターズ ミネラルUV”と、ジェルのような軽い付け心地かつせっけんでオフできる“スンジョン ディレクターズ モイスチャーUV”の異なる2種のテクスチャーを用意する。シカ成分であるツボクサエキス配合のダブルプロテクション採用で顔・体に使え、国内最高水準SPF50+・PA++++の紫外線カット力となっている。

 どちらも無添加&低刺激処方で肌に負担をかけにくい上、動物由来成分不使用、動物実験不実施のビーガン対応UVクリーム。また、サンゴや海洋生態に有害となる特定成分を除いたリーフフレンドリー処方で、環境に配慮しながら紫外線から肌を守る。

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「まさかの全敗?」『勝ち組、負け組はどこだ?【第4弾】和風ファミレス編』

和風ファミリーレストラン11ブランド、2年間の店舗数の推移を比較、既存店月次売上前年同月比の推移を比較して見えてきた結果は。テイクアウト・デリバリー・ドライブスルーにシフトが成功し好調だったファストフード。対照的にテイクアウト・デリバリー・ドライブスルーにシフトが困難で、複数人数での利用が想定される業態としてひと組の人数制限の影響を受け、大変な苦戦を強いられたファミリーレストラン。なかでも、和風の商品を中心とする『和風ファミリーレストラン』、まさかの全敗か。勝ち組はいるのか。
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「まさかの全敗?」『勝ち組、負け組はどこだ?【第4弾】和風ファミレス編』

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「今度の蛇口はゴールドだぜぇ。」これが、令和の牡蠣酒場だよ

焼肉や居酒屋をはじめ、今や飲食店は揃いも揃って卓上サーバーだが、その一方で影に 隠れながらもジワジワと増えているのが、蛇口焼酎である。東京・高田馬場に2019年1月オープンした「キンミヤ蛇口と海鮮居酒屋 とらや 高田馬場店」が、首都圏で蛇口焼酎を最初に導入したと言われている。蛇口をひねると酒が出る夢のような体験はSNSや口コミで拡がり、翌年の6月には東京・荻窪に2号店を出店した。そんな蛇口焼酎が今年に入ってから増えはじめており、驚いたのは蛇口焼酎が進化を遂げている。
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